はてなキーワード: 筋違いとは
合計特殊出生率は晩産化進行中は数値が減るんだよ。今増えているように見えるのは長く続いていた晩産化が限界に達して止まったからだ。
うーん、俺の書いてることとなんら矛盾しないので特に反論する必要が感じられないよ。
前のエントリ書いたのはブクマしてくれた人がひょっとして「合計特殊出生率」を「出生率」と混同してるのかな?って思ったから、その説明を書いたの。あなたがその違いわかってるなら特にあなたにいうことはないよ。
ちなみに晩産化って止まったの?俺はまだ進行してると思ってた。だったら合計特殊出生率が減る理由がひとつ減って喜ばしいことだね。
あと俺はもう少し長期の結果をみないと合計特殊出生率が回復傾向にあるかどうかはわからないと思う。
数年程度しかも0.15程度なら「たまたま」上がったり下がったりもありえるしね。
同様に「回復は止まる」「(回復してるというのは)違う」と断言してしまうのもどうかと思うよ。
その他の点について。
1. 「全部義務教育」はご指摘の通りです。
2. 教育費800万について
「教育費 平均」でググった結果、文科省の調査をベースにまとめているサイトがいくつかあったのでそれを参考にした。
http://www.nomu.com/loan/lifeplan/k_education_01.html
ここはH18年文科省「子どもの学習費調査」等を元にしてるので少々古い。
http://educationalcost.com/list.php
ここはH20年文科省「子どもの学習費調査」等を元にしてる。金額に大きな違いはない。
「子どもの学習費調査」に興味があるなら元ネタをあたって欲しい。2年に一度実施してるようだ。最新はH22年版がH24年に発表されている。
俺は見てないが、おそらく高校授業料無償化の結果なども反映されてるんじゃないかな。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/1268105.htm
習い事込みの根拠はこちら。上の「子どもの学習費調査」の付属資料で、こいつの最終ページをみると、塾や習い事、さらには教材費なども含まれていることがわかる。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1266851.htm
この800万に含まれないのは、食費、被服費、おもちゃやレジャーなど遊びに使うお金、ひとり暮らしする場合はその仕送りなどで、確かにあなたの言うように、800万ですべてがまかなえるわけではないよ。
俺がいいたかったのは「教育費」だ。そこのところで「全部義務教育」と書き間違えるし、批判されても仕方ないな。
3. 後段の「そんなんじゃ全然たりねーよ」について
補助だけで子育て全部まかなおうなんて誰も書いてないから誤解のないように。
病気云々については各種保険(健康保険、生命保険、不就業保険)がいろいろあるので各自の判断で使えばよい。
仕送りも同様。地方ならば住居費を安く抑えられるのだから、その分節約しておくこともできるだろう。もちろん最終的には個別の家計の事情で大学進学を断念することだってあるだろう。
地方で都心なみに住居費をかけておきながら、そんな住環境で「仕送りできないから大学進学できない」というのは筋違いな主張という気がする。
あといざとなれば奨学金もある。まああれは低利の借金だからご利用は計画的にだけど、本当に大学で勉強したいやつなら多いに利用すればいいだろう。
俺がいいたいのは、育児支援、教育支援、雇用対策を今よりもっと充実させないと少子化は防げない。
できてないなら、そこにたいして反論してくるのは構わない。ぜひ「少子化でも別にいいじゃん」理論を聞かせて欲しい。
「少子化対策待ったなし」を共有でkてないのに、その他の部分を議論するのは不毛だと俺は思うので、レスつけるのは勘弁してくれ。
コミックLOが愛読書で話題になったクジラックスのロリともだちでも興奮してお世話になりまくったけど、近所の夏祭りでそう確信した。
かわいい浴衣やおめかしした女の子を見て性的にどうこうというのはリアルではやってはいけないのだ。
夏祭りでなくてもデニムのショートパンツに薄い上着一枚の小学生女児をよく見かけるようになってのこの数ヶ月。
つい目がいくことはあるし、それに目がくらむ人間の気持ちもわかる。
この女の子にはこの先自分よりずっと長い人生が待っていて、関わっている人間もずっと多い。
オッサンのきまぐれで、たかが性欲ごときで、刹那的に台無しにしてはいけないしできるものでもないのだ。
この子にも親がいて可愛がられていつくしまれてここまで闊達溌剌に輝いているのだ。
#それを一息に汚すことも魅力的ではあるが。
身体がまだ成熟していないから下手するといや下手しなくても命に関わるのだ。
小さなお尻を包んだデニムのショートパンツからのびた棒きれのような日焼けした足。
無防備にのぞかせる胸元。そこだけは日に焼けていないまっ平らな胸。
夏は誘惑が多すぎるが俺は分別のあるロリコンだ。
大学生のときに家庭教師のバイトをしていて遊ぼうよと押し倒されて股間の上で擬似騎乗位をされて興奮したけどおしとどめて勉強を教えていたくらいだ。
手は出さない。
出してはいけないのだ。
俺は大丈夫だ。
「ラストワンマイル」というのは、社会資本の整備などで、最後のネックとなる部分。
「主要道路までは光ファイバー引いたが、最後の各戸引き込み部分が、どうしても整備できない」と嘆いてた、アレである。
しかし、社会啓蒙は、いわゆる「情報弱者」に届けなきゃならない。
情報弱者は、情報を受け取る資力に乏しい(例:新聞を取るカネがない)し、
情報を理解する能力に乏しい(例:新聞に書いてあることがわからない)し、
情報を取得しようと言う意欲もない(例:新聞を読もうとも思わない、新聞嫌い)。
ひどい場合には、情報を否定しようとする(例」「新聞に書いてあることは陰謀だ」)
ということで、情報弱者を啓蒙する活動は、まさに「ラストワンマイル」である。
先日、「消えた年金対策費、3,000億円が余った」というニュースがあった。
一見、喜ばしいニュースだが、よくよく見たら、実はとんでもないニュースである。
つまり、本来年金を受け取れる受給権者が、総額3,000億円分受け取れなくて、国の元に宙ぶらりんになっている、ということ。
しかし、国としても、必死になって、年金受給権者に「年金記録を確認して下さい」と啓蒙活動を行ってる。
国の啓蒙活動で「気付く」人は、あらかた気付き終わっている。
この段階で、「受給権あるのに、まだ気付かない人」というのは、国が啓蒙活動を10倍行ったところで、
恐らく気付きもしないだろう。
あるいは、石油ストーブの欠陥品のリコール・回収活動も、これに似ている。
ラストワンマイルの難しさを知らずに、女性手帳批判するのは筋違い。
高齢者の介護需要急増が問題になっていて、自治体は高齢者に対し
「要介護にならないように、筋トレしましょう」と介護予防事業を行っている。
介護予備軍、介護にならないように介護予防事業を受けなきゃならないのは、「運動嫌いの高齢者」
運動嫌いだから、自治体主催の筋トレ大会なんて、死んでも行きたがらない。
なので、各自治体の介護予防事業予算は大幅に余りまくり、民主党政権下では「仕分け対象」に指定される始末。
これなんかはラストワンマイルの典型で、消えた年金対策費3,000億円に近似。
わかっちゃいるが、暴飲暴食、タバコはやめられない。
最近はやりの「脱法ハウス問題」も、実は啓蒙のラストワンマイルの罠なんじゃないか?と思うようになった。
住宅難民、ネカフェ難民に対し、行政やNPOも無策なのではない。
様々な救済措置を用意してるし、或いは「地方だと、住むところも確保されます」てのもある。
仮にネットカフェ内に「住まいの相談窓口」の冊子を用意してあげても、彼らは手に取らないのでは?
「臭い注意」の立て札のある壺に近づいて、自ら蓋を開けて臭いを嗅いで「くっせぇ、こいつは迷惑だ」って言ってるようなものだよね。
心配しなくても、あんたらが議員さんに送りつけたり話題に挙げたりしてるような漫画の殆どは、あんたらの子供が目にすることはないよ、躾が行き届いてるならね。
それらは性器に消しを入れて、検閲を通して、18禁マークを入れて、成人向けコーナーで有料で販売しているものだ。
それを身分を偽って購入したり、ましてや違法ダウンロードをして目にしたのであれば、それは子供の素行や親の躾が悪いのであって、漫画自体やそれを提供する側を責めるのは筋違いってものだ。
エロ漫画に限らず、不適切だと思うものは取り上げて、小遣いやPCの利用を止めるなり何なりしなさいよ。
ただ、10代の無尽蔵な性欲のガス抜きの手段であるポルノを一切取り上げて、そのはけ口を他所の娘さんや幼い妹に求める結果になったとしても、知ったことではないがね。
勝手に産むのは親のエゴかもしれんけど、生まれた子供が生きるか死ぬかは子供の勝手。生まれてきたのが嫌なら勝手に死ねばいい。
子供は嫌なら勝手に死ぬことができるけど、親は嫌でも子供を殺すことはできん。死ねないのは子供の問題。
そういう意味では子供にとっては本来ほとんど勝ちしかないゲームで、どっちかっていうとギャンブルなのはむしろ選べない親のみ。
死にたい人は死ねばいいけど、生まれてきたい人がいるならその機会を与えられるのは親しかできん。
そういう意味では産むのはある意味義務のようなもの。子供が選択する機会を与えられたことに文句をいうのは筋違いのような気がする。
なので親が計画して子供を産むってのはエゴとか鬼畜からくるものではなくて親のみリスクを背負う方務契約みたいなものだから
本来途方も無い愛情からくるものになるだと思う。まあ初めから嫌なら生まないだろうけど。
というか死に恋焦がれているのになんで寿命による死を悪いことと捉えるんだ?
そもそも生きていない(生まれていない)状態は死だろ。生きてなけりゃ死んでんだよ。希望が叶うならば自分は苦楽ともに生きることに十分満足して寿命とともに死にたい。もしくは勝手に死にたい。寿命がなかったら元増田が恐れている自殺をしなきゃならんのだから寿命という機能が付いていることは人によっては制限だろうけど、考えようによっては人生に潤いと安心を与えるプレゼントみたいなもんじゃないかな。
ちなみにあえて増田の論法に沿うと、人によっては子孫はある意味では自分の一部になるので、人によっちゃ子供を産まないのは親殺しの親不孝や自殺と同意義。増田の通り生きるも死ぬも自由だよね。けど生きたい奴を無視して産むなと言って、死にたくない奴に死ねというのはこれも不条理。産むなは子供の都合。そもそも死ぬ思い切りも持ってないからどんなに勝ち目が有る賭博でもなんでも出来ねえと思うんだよ。
結論としてエゴといや親のエゴだろうけど、子供に取っては機会が与えられるだけで本来win-winの関係になってエゴの押し付けには成り得ないだろうと思った。まあ反論が書きたいだけで少しはわからんこともないのは確ちゃ確か。
ごめん、あんたの文章読んで虫唾走ったわ。
他人様の物差しを、否定するだけ否定して、
マジ死にそうなくらいウザいわ。
「自分の体は大事にした方が良い。とても大事なものだからね。」って、
「俺、お前の身体が大事だ。お前の身体を護るためなら、
結婚でも生活費の寄付でも何でもする。だから死なないで(無為なセックスはしないで)くれ」
「俺、お前の身体が大事だ。明日から俺の会社でぜひ働いてくれ。
うちの会社にはお前の力がどうしても必要なんだ。だから死なないで(身体を大事にして)くれ」
これくらいの真剣さがないと、
心底絶望してるひとの心に
あんたの言葉なんか届かねえよ。
江戸時代の武士は主君ひいては幕府から食い扶持を得て公務にあたっていたわけで、
それで、「高楊枝」の気構えを現代の公務員に求めているという話なら、
ここではその「高楊枝」を現代の生活保護受給者に求めているんだから、
「べき」と言うときは論拠を添えてください。
もう平和になったんだから、戦国気分は捨て、大人しく主君に忠勤しろよ、ってなもんで。
いわゆる「武士道」とは、平和な時代に生きる武士の心得なので、「武士道」を戦時の心得として適用しようとする連中は基本的に似非。
レストランは店の種類を考えるべき。
・ きちんとしたサービスをして、サービス料を取る店。(ホテル内など)
・ 味にこだわるが、サービスを削って、値段を下げる店。(零細店)
今回(乙武事件)は、後者だった。ごく小さな店で、車イスのスペースもないし、車イス用のトイレもないし、エレベーターも止まらない。人員も最小限。サービスを削ることで料金を下げようとしている。
料金はかなり高額だが、それは料理のための料金。払う金が高いからといって、高級なサービスを要求するのが間違っている。高級なサービスを求めるならば、そういう店(ホテル内など)に行くべきだ。レストランについてのリテラシーがないことが問題。
比喩で言うと。「この車はオートエアコンでなくマニュアルエアコンですが、価格はお安くなります」と言われて安く買ったあとで、「エアコンがオートじゃないぞ」と文句を付けるようなものだ。最初の選択をミスったのは自分なのだから、店に文句を言うのは筋違い。次はきちんと金を払って、望む品質の車を買うべきだ。
身障者差別の問題にしてしまっているが、そうじゃない。サービス料を払わないことを前提としながら、サービスを寄越せ、と難癖を付けているのが問題。タダでサービスを買おうとしているケチ根性が問題。「身障者だから特別サービスを無料で受ける権利がある」と考えている殿様精神が問題。
次回からはサービス料を払って、サービスを売りにしている店に入ってください。「エレベーターはない」と明示している店に行って、「人間エレベーターを寄越せ」と要求するなんて、どれだけ王様なんだか。
http://anond.hatelabo.jp/20130514083636
慰安婦問題について個人的な印象を書いたら、それなりに読んでいただけたようだ。読んでくださった方には心から感謝したい。
私の増田に対する反応を見ながら、ついでに橋下の発言に対する Twitter 上の反応を見ていると、「橋下を批判する『左翼』」への反感から、ちょっといかがなものかと思われる議論が散見された。
つまり現実には、危惧したように、「右翼と左翼の党派の議論」にしっかりと落とし込まれてしまっているわけだ。
そこで、慰安婦問題から離れるが、いかがなものかと思われた点をいくつか書き留めておきたい。
本編に入る前に一言だけ、私の増田に対するコメントで気になったものについて反応しておくと、案の定「自称中立」「他人事」等といったご批判を賜った。
もちろん、私にはそういうつもりはなく、むしろその逆で、普段から水商売の女性たちに対する日本の男の視線があまりにもひどいことに憤りを覚えているような人間なので、その延長線であの増田を書いた。したがって、私は喜んで慰安婦の方々や現在の売春婦たちに頭を下げたいと思うものの一人である。(追記 「日本の男の視線」と書いたがこれは誤りで、男女問わず水商売の女性に対する視線がひどいと書くべきであった)
さて、橋下市長の米軍司令官に対する発言と司令官の反応について、米国と日本の文化の差、性倫理の違いやキリスト教の影響を使って理解しようとする向きが少なからずあるように見受けられた。
米軍と売春の関係については、ロイターによる次のような興味深い記事があった。昨年、クリントン国務長官がコロンビアを訪れた際に、シークレットサービスたちが売春婦と遊んだ一件が表沙汰になった話に関する記事だ。事件を覚えておられる方もいるだろう。
U.S. military faces scrutiny over its prostitution policies | Reuters
全部翻訳するわけにはいかないので適当にまとめると、この一件では、シークレットサービスは即刻帰国させられたり処分を受けたりしたそうだが、関与したらしい軍の隊員たちは「門限破り」のためにコロンビアに止め置かれ軍によって調査されたようだ。しかし、どうなっているか情報がなかなか出てこない。 上院軍事委員会筆頭理事であるマケイン上院議員が国防総省に「提供された情報が少なすぎる」と言って突っつかなければならなかった。
実は米軍が売春に対して以前よりもきわめて厳格になったのは、2005年、ブッシュ大統領がある大統領令にサインしてからだ。それ以降、売春がたとえ合法の土地であっても売春婦と接触することは許されないものになった。この大統領令によれば、もし違反すれば牢屋送りにもなりかねない。このように厳しい規則になっている理由は、売春は人身売買と深く関係し、あるいは他の犯罪にも絡みかねないという要素が大きいからだ。
(この辺の解説は次のリンクが詳しいか。 Prostitution now punishable under UCMJ)
ところが、ロイターの記事に元将校 Lawrence Korb のコメントがあるが、こんな厳しい大統領令なのに、
牢屋に入った者を見たことがない。共和党上院議員でマケイン議員と同じく上院軍事委員会 の Lindsey Graham も、
he doubts that the military is enforcing its strict prostitution rules.
"The honest truth is probably no," said Graham, a former Air Force lawyer.
軍が厳しい規則を順守している点を疑っていると言い、「本当のところはおそらく "no" だろう」と。
つまり、軍としては厳しい規則のもとで売春婦と接触することを禁止しているし教育もしているが、現実の運用に際してはなかなか難しいところで「抜け道」や「黙認」を全否定もできない、というところだろうか。
さて、ここで話を戻すと、橋下市長が沖縄の米軍司令官に「風俗」の活用を提案したところ、司令官が「米軍では禁止の通達を出している。これ以上、この話はやめよう」と言ったのは、こうして見てみるとごく当たり前の話であって、別に文化や倫理観の差によるものでも何でもないことは明白だろう。単純に規則がそうなっているからであり、その規則もとり立ててアメリカ文化やキリスト教の倫理観に依存したものとは思われない。むしろ、世界中で展開している米軍が倫理的に厳格であろうとすることは、非常に理解しやすいところであって、橋下からこんな話をされた司令官は「俺の出世の邪魔をする気か」「こう答える以外に答えようがないじゃねぇか、バカ野郎」くらいのことは思ったのではなかろうか。
また、「現実の話をして何が悪い」と開き直った意見も全くの筋違いであることが理解できるはずだ。そういう問題ではないのである。
米軍の司令官相手に、こんな提案をした橋下が単純に愚劣だとしか言いようがない。
さて第二点として、「売春と日本の『風俗』は違う」という橋下の言い訳を是認する人を何人も見かけた。しかし、少し考えてもらえば、法律上、あるいは表向きはどうあれ、その差にことさらに意味を求めるのはナンセンスであり、現実にはその境目は非常にあいまいだ、ということはすぐ分かると思う。
ピンサロのようなものならまだしも、裸の男女が密着し、「性交以外何でもアリ」で口淫はもちろんのこと、アナルセックスが可能な店まであるうえ、場合によっては性交になる、あるいは女性に直接いくばくか支払えば性交できてしまうことすらある。ソープランドは言うまでもない。
それになにより、軍隊生活を営んでいる屈強な米兵がもしも風俗嬢に性交を強要した場合、どうなるか。橋下や彼に理解を示す人たちには想像力が決定的に欠如していると言わざるを得ない。
さらに、ここでも日本と「欧米」の違いの問題に持ち込もうとする人がいるようだが、もちろんそういう問題では全然ない。
日本の「風俗」は売春と違うという議論は、現実を反映していない単なる詭弁であり、「だからどうした」と言うよりほかない。
第三点に、「まあでも、政治家などが公にこのような『風俗』のことを議論するのはふさわしくないよね」という意見も見かけた。しかしこれは時と場合、あるいは国による。
例えばドイツの例を見てみると、2002年にSPDと緑の党による左派系連立政権が、地位・待遇改善のために、売春婦が労働契約を結べるようにしたそうだ(ただ、結果は以前とあまり変わりはなかったらしい)。また、売春にかかる税があり、行政が徴収しているようでもある。
Prostitution in Germany - Wikipedia, the free encyclopedia
ドイツの売春宿は、総じて衛生的で、病気に対する警戒心が、日本とは比べ物にならないように思う。日本のヘルスなどの場合、狭い間仕切りに、シャワーなどがあり、常に湿度が高い環境のなかに女の子たちが押し込められていたりすることが少なくない。また、病気への警戒心は個人の意識に大きく依存していて非常に甘いのが現実だと言っていいのではないか。
公衆衛生上の観点から言っても、このような問題は決して「風俗」に行く男や風俗嬢に限った問題ではなく、広く一般の問題でもある。性感染症の拡大はむしろ「風俗」と縁のない男女のほうが深刻な一面もあるやに聞く。
であるならば、現在の風俗営業法を全面的に見直したうえで売春を広く公に認め、衛生管理を充実・徹底させることが急務である。
・・・という意見もあっていいわけであり、もし橋下市長があれだけぶっちゃけるならここまでぶっちゃけるべきであるし、彼に理解を示す人たちも徹底してぶっちゃけるべきだ。
なぜなら、「最古の商売」売春は社会の必要悪であって消失するわけがなく、であるならばちゃんと管理しようという議論にももっともな側面があり、「売春はいけない」と言っていれば済む問題では決してないからだ。
にもかかわらず、なぜか「売春はいけない」という空疎なお題目だけは橋下にしろ彼の理解者たちにしろ揃いも揃って維持されているように、私には見える。
まして、売春だかなんだか分からぬ「風俗」を、合法であるからと言って現状のまま是認し、米軍にお勧めするとは何事か。
まとめると、
1、米軍司令官がああいう反応になったのは、おそらく文化や倫理観の差の問題ではなく、現在の米軍の極めて厳格な規則ゆえであること
2、売春と「風俗」は違うという意見には意味がないだけではなく、その危険性を全く省みていないこと
3、いつものようにぶっちゃける橋下に理解を示すなら、もっと徹底してぶっちゃけて論を展開するべきであること
以上、「橋下に反対する『左翼』」への単なる反感から、橋下に理解を示す人たちについて、気になった点をいくつか書いてみた(念のために繰り返すが、私は自分では中道右派のつもりである)。
お節介ながらこういうことを書いてみたくなったのも、私だって「文化の違い」は大事にしたいものだが、安易に「文化の違い」を持ち出す議論もこれまたいかがなものかと思われたからであり、またあるいは「風俗嬢に対する愛情がないなぁ」とも感じたからだ。
そういうくだらない印象から、「そりゃあ、慰安婦問題だって世論がこれではな」という諦めに似た気持ちにつながりもするのである。
(追記)
これを書いたあとで次の記事をざっと眺めたが、米軍と売春一般や日本の「風俗」との関係について、私の理解はそう大きくずれてないようだと思ったが、いかがだろうか。
http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.nicovideo.jp/niconews/ni039279.html
これは自民党だけでなく共産党や民主党も参加する一大イベントなのだが
自民党だけしか参加しないと勘違いしたはてサアンテナに引っかかり面白いコメントが大量に投下される
id:Cunliffe バカ取り込むのはちょろいなあ。
id:kowyoshi また選挙の時の秋葉原みたく日の丸ぱたぱたさせるんだろうね…(ため息)
id:Yoshitada 米国からきりきり締め上げられた分、ホームで癒されるといいよ。/まぁ、それで調子に乗って、また失言しなきゃいいが。
id:mekurayanagi 美しい下痢ビジネス そりゃニコ動は自民党の豚小屋みたいなものだからな。
id:sandayuu 肉屋を歓迎する豚の祭典に肉屋の頭領が登場ってか。
id:miruna 中立とはなんだったのか
id:mkskills 自民党はもちろん、民主党の細野、菅、共産党の志位委員長も来るし、いいじゃんこういう政党を身近に感じられる催しで。
id:kingate はてサが発狂の理由を理解。自分たちが「バカ」とラベリングした奴が主流として承認されるのが嫌なんだ。ほんと他者下位承認による相対的自己上位承認ぐらいうんこは無い。承認そのものがうんこと気付こう!
id:parkona ほかのブコメにもあるけど、超会議出展政党は自民党だけじゃないんだよね。ほかに民主党・日本維新の会・共産党が出展 http://blog.nicovideo.jp/niconews/ni039244.html
id:vhthlh 普通に他政党の大物も来るじゃん。ブコメで批判してる奴らは何なの?俺も安倍総理のことは経済政策を除いて受け入れ難いけど、本件でごちゃごちゃ言うのは筋違いだろ。
「自分に不都合なものを”強者”に叩いてもらい、自分の手を汚したくない」
そういうひとは「自分は多数派であり、目の前の”自分にとって不都合な強者”は少数派だ」
と踏んだ上で、風をみながら、確信犯でやってることもあるっぽいし。
直接叩かなくても、リンク先記事にあるように、
この記事について。ブコメで嫌煙家が上記記事を叩く→記事を叩いている嫌煙家を叩く人が出てくる。なんかタバコ関係の話題が出るといつもこう。ブコメを見ていてもやもやしていたので思った事を書いて行く。
前提として私はタバコ吸いませんが、上記記事が釣りでないのであれば半分くらいは同情しています。マナーさえ守れば喫煙は問題ないと思っていて、マナーというのは時と場合を考える事。例えば歩きタバコはNGだが喫煙所で吸うのはOK。その結果臭いがするのは仕方ない。食事の場はちと面倒になるのですが、飲み会なら仕方ないけどランチ中は近くで吸ってほしく無い。ってな感じ。基本タバコは嫌いだけど吸う事に対してとやかく言うつもりは無い。
ブコメで嫌煙厨が過激な意見を出していますが、正直仕方ないと思うのですよ。逆に嫌煙厨を叩くのはどうかなと思っています。気になったブコメに対する意見を書いて行く。
id:hiragumo おやおや。コメントだけ読んでると、どこぞのレイシストや反原発活動家と似たようなご意見ばかりで。「共存」なんてハナから眼中にない方々ばかりなんですね…
そりゃそうでしょうよ。タバコって明確に体に悪い物だし、吸わなければ死ぬ訳でもないでしょう。なぜ共存する必要がある? 吸わない人が煙を吸わされるのって結構辛くて、喉が痛いときなんかは特に嫌。放射脳と一緒にするのは筋違いではないでしょうか。
id:Mattyan タバコ吸わないんで別にいくら禁煙が進んでも一切困らないのだが、これとかつての禁酒法との違いはいったい何だろうと考えるとよくわからなくなってくる。
これは耳が痛い意見。でも酒で他人に迷惑かける確率と、タバコで迷惑かける確率で言えば、タバコが圧倒的じゃないかなぁ。
id:Talgo 人のニオイにまで文句つけるようじゃ人間おしまいだな。タバコだけが特別ってことはない。「あなたの○○のニオイが我慢ならない」とか言い出したら世の中メチャクチャだぜ。
全部の臭いを一緒には出来ないでしょう。他のブコメにもあったけど、おならを許容できるのですか?
id:k71360274 濃いコーヒー飲んだ人の匂いの方がきつい
気をつけます。いやほんとに。
臭い・健康への被害等、明確に害のあるタバコと、害がないと言われているのに騒ぐ放射脳と一緒にしないでほしい。
個人的にはタバコの方が数倍臭いし、仮に線香と変わらなかったとしても、日常生活で線香炊いてる人に出会う事ないから。
id:zeromoon0 デブも汗臭いから入店禁止。コスプレはイベント会場でやっても目に入ってキモいから自分の部屋だけでしろ。ヲタクはバカだからアニメをとりあげろ。
全面的に同意。
そこまでは言ってないでしょ。
これって凄く難しい話で、嫌煙家の権利もあるわけ。自分は冒頭でも行った通り、臭いくらいは我慢している。喫煙家に対して分煙を強いているかわりに臭いくらいは強いられても我慢しようかなと。ただこれに健康被害が出てくるのがタバコだから、ここまで叩かれるんだろうね。
自分は不安症である。物心ついた頃から、不安症である。理由は特にない、多分。器質的なものである。
で、昔からお金を使うのが怖い。お金が足りなくなるのが怖いのだ。今ここで使ったらいつかの時に足りなくなるかもしれない、とお金の概念を理解したくらいから思ってる。それでちょくちょく使えないことがある。
なお今は加齢のせいか、あるいは貯金がそれなりの額に達して調子こいてるせいか、時々ポンと使う。普段はケチだと思う。他人に対しては常識的な額より少し多めくらいに使うが、自分に対してはドケチである。人に迷惑をかけないドケチと呼んでいただきたい。いや呼ばなくていいです。
前置きが長くなったが、まだ前置きである。
姉と妹は金遣いが荒い。といっても、姉はしたたかなところがありきっちり自分の欲しいものは手に入れた上で、絶妙に足りなくなる(子供の頃は10円20円、おとなになったら100~2000円くらい)ので、大人からうまいこと援助を引き出す、という術に長けている。あれも器質的なものである。たぶん。
逆に妹はバカで、欲しいものから順にてにいれていき、どうしても欲しい物を見つけた時には全く金がない。で、大人に泣きつくがあしらわれる。そういうバカである。甘い大人がいると泣きつくたびにほしいものを買ってもらえるタイプである。
自分はひたすらなにも手に入れない。ケチだと怒られる始末である。
上記のような性質により、姉はこれまた絶妙に人に喜ばれて自分が損だと感じない土産をチョイスする。出して良いと判定しているらしい金額で、見栄えと量が最大化する組み合わせを選ぶのがうまいのである。
妹はバカであるため、出して良いと判定する金額が設定されていない。あとは見栄と自分が食いたいものorほしいものである。そしてその時に持っている金額しだいで土産が決まる。したがってしばしば買いすぎるか、少なすぎる(たぶん有り金がつきたと思われる)。最近は年食ったせいか身内に対しては見栄をはろうという気概が無くなったのか、質<量でやたら安いものをたくさん買ってくる。そしてまずい。
さて、そして自分だが、昔は土産を買うのが非常に苦手だった。頭のなかに最悪のケースが浮かぶのである。たとえば修学旅行の観光バスが何らかの事情で使えなくなるか置き去りにされ、自力で家に帰らねばならなくなるかもしれないというどう考えてもありえないケースを最悪ケースとして考えてしまう。そうすると自力で帰るために手元にまとまった金を残しておかねばならないので、土産にも自分に対してもほとんどなにも使えない。食事も即決一番安いものである。水もできるかぎり飲まない。どれだけケチかというと、筋金入りのケチである。というか不安神経症である。それも病的な。
で、まぁどうしても土産は買っていかねばならないという意識はあり、あまりにもしょぼいと母親が切れて家を叩き出される可能性がある(家を叩きだされたあとにどうやって生活するかと考えると息が苦しくなるタイプである)ため、保険をかけて少なくとも母親が怒らない最低ラインの土産を買ってかえる。要するにしょぼい。まぁでも母親がしょうがないわねぇという人だとたぶん未だに土産を買うという習慣がなかったので、母やありがたしであるが、しかししょぼいことにはかわりないのだった。で、帰ってくるとたいてい説教をされる。
とはいえ、この得体のしれない不安感は加齢とともに軽減している(図々しくなったともいう)ため、大学に入る頃にはだいたい普通くらいの土産をチョイスできるようになった。
で、ある時バイトでためた金で友達とディズニーランドへ行った。大学にいったら小遣いはなくなる方針の家のため、決して軍資金は多くなかったが、出来る範囲で飲み食いをし、大いに楽しんだ。
高校生の時もやはりバイトでためた金で友達とディズニーランドに行って、金がないなりに大いに楽しんだことはある。この時はマジで金がなかったので土産はしょぼかった。カネがないことは両親も承知していたので、母はぶつくさとやはり文句はいったが、小中学生の頃ほどは怒らなかった。まぁ自分で稼いだ金であそびに行ったわけだし、文句言われるのは筋違いだと思うが。
で、大学生になってバイトで稼げる金が格段に増えた(とはいえ社会人ほどではない)し、友だちときゃっきゃしながら土産を買って、あぁ土産買うのって楽しいんだなぁ!と思いながら家路についた。これははじめての経験だった。友人たちに比べればやはり金遣いは控えめであるが、帰れなくなるかもしれない、路頭に迷うかもなどと考えながら半泣きで買う土産とは次元を異にしていた。普通の人はこうやって買ってるんだと本当に目からうろこだった。そりゃ、土産屋が繁盛するわけである。ディズニーのゲートの外にも販売店があるわけだ。
で、実家の最寄りの駅につく。母は迎えに来てくれていた。どうだった? 楽しかった? と当たり障りのないことを聞かれて、テンションの上がっていた自分は楽しかったよ! おみやげもいっぱい買った! などと答えた。車中は和やかな雰囲気だった。母が眉間にしわを寄せずに私を迎え入れたのはあの時がはじめてだったかもしれないと思うくらい和やかだった。
が。
やはり母は母である。というかうちの家族はやっぱ世間一般からは少しずれていると思う。母は言った。妹が、もししょぼい土産しかかってこなかったら家の中入れないとか息巻いていた、と。良かったねぇ、家に入れてもらえて、と。
それから十年たった今、思い出してブチギレている。当時はむっとしただけで、あぁ、そう、で流したが、時が経つにつれ腹が立つ。
十年間色々とあったが、妹とはほぼ絶縁状態である。母はたしかに変わり者であり、私とも相性が悪かった(自分は非常に扱いにくい子どもであったので仕方ないが)のでよくきつく私にあたったが、妹はその母の尻馬に乗って私をよくバカにしていた。土産の話もその一つだ。そして母は妹を咎めなかった。
確かに自分はドケチである。だが、そういう性格なのはしかたがないのだ。不安症には長く苦しめられているし、鍵を閉め忘れたと言っては何度も家に戻りそれだけで疲れて出かけられなかったり、ストーブを消し忘れた気がするといって家に戻り約束の時間に遅れたり、新しい服がすぐにダメになってしまうのを恐れてなかなか買えなかったり、首になることを恐れてバイトのシフトに入りまくったり、単位落として留年すること恐れて(授業料が恐ろしい)試験前になると眠れなかったり、私だって苦しんでいる。なにも他人の土産をもらうことは期待するくせに、自分は出し惜しみするというようなケチではない。どちらかといえばもらった土産さえも非常時のための食料として取っておきかねない、そういう人間なのである。
その恐怖を超えて、ようやく楽しいと思えるようになった気持ちを踏みにじられたような気がした。バカが。なにも考えずに頭から使うだけのバカが。不安も感じたことがない上に家主でもないくせに、家の中に入れないだなんて偉そうに、バカが。
たぶん今、もし今の気持ちをもったまま十年前に帰ったら、きっとそう罵ってるだろう。
あの時買ったプーさんのお菓子の空き箱は、今もペン立てになっている。今はもう古い絵柄をなぞりながら、私はまた腹を立てている。だけどこの腹立ちを無神経な誰かに向けずにいられたらいいと思う。同じように不安で仕方ないだれかに、そうだよね、こわいね、でも本当は怖くないし、自分の足で立てるという確信が持てればきっと楽しくなるよ、大丈夫といって寄り添いたい。
はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。
野郎同士のおはなしです。
付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。
それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて
そしてやる事やらない、枯れた関係になる。
みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。
毎日仕事行って帰って、海外ドラマのDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。
そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。
昔ミスチルの歌にあった
「つじつま合わせるように、抱き合って眠る」
自分としてはまさにそんな感じだった。
かと言って別れたいか?
というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての
情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、
そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。
この辺、普通のカップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか
親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて
二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。
そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。
相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても
咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方は自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。
そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。
Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。
というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。
Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。
そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。
恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。
見てるだけで惚れ惚れした。
肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、
ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。
自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して
根元まで入りきった時の充実感、
そして繋がったまま、Aの細い腰を
太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、
ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。
正直慣れるまで相当痛かったが、
そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。
それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。
でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ
と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。
誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。
でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。
絶対心が動く事はないと思っていたのに、
毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。
朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ
気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。
まさに「寝耳に水」だっただろう。
「他に好きな人ができたの?」
とっさに
「違う、ただ今の生活が窮屈になった」
と誤魔化した。
この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。
そして、
「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」
と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。
一人で部屋にいると、
ほんとにこれでよかったのか?
Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで
すぐに駄目になるんじゃないか?
好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに
若干の不信と嫉妬もあった。
わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?
二人用に揃えてた食器や家具を眺めて
相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、
その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。
結局、後日話し合って、家庭内別居になった。
30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。
別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。
Aは
「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」
「自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」
そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。
今思うと口だけ感ありありだけど、
その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。
Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。
早くきっちり別れてAと一緒になりたい。
そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、
いわゆる「オカマの勘」という奴で、
Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、
いまだに他所でも遊んでる感があった。
本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。
Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、
Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。
結果今の生活を失うのが怖かった。
家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで
薬を飲まないと眠れなくなった。
そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。
と出ていた。
頭が真っ白になった。
Aが寝た後、
よくない結果があるのは120%わかっていて
「オッケー、楽しみ」
「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」
こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく
乱パ参加してやがる……!?
ほんとになんというか、
悔しいというか悲しいというか、
アタシの事好きって言ったじゃない!とか、
そもそもちゃんと付き合ってないから
とか、
色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを
妬ましく思う男としての自分と、
誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね!
Aに対する怒りや失望と自分自身のエゴの自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。
Aに言えば携帯見た事がバレる、
かといって言わずにいるのも到底無理。
そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず
耐え切れずに、
Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、
今夜妙な集まりに参加するつもりなら
やめてほしいと訴えた。
Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを
見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。
そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。
携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、
このまま関係を続けるのなら、
ほんとに心中せめぎ合いだった。
でも、
「ずっと一緒にいようね」
「何十年たってもこうしてたいね」
本心であってほしいと思っていた俺は、
Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。
結果、Aはだんまりを決め込んだ。
このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。
正式に付き合ってる訳でもないし、
俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、
その使用先を不審に思った俺が問いただした。
その時は、
「もとからあった物だよ」
と言っていた。
今思えば
「アンタバカ?」
級の言い訳だが、
「別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」
「だったら相方とは早く別れてよ」
Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。
そして乱パ疑惑の後日…
Aが家の近くまでやってきた。
Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると
計算なのか天然なのか
火に油を注ぐタイプだった。
でもその日はゆっくり、
A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。
Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。
そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。
(普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)
でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。
一瞬?
と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので
携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。
と謝った。
その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。
ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。
Aとの蜜月に心身ともにやられていたので
関係を続行することになった。
Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。
俺とAとお互いに信用回復したら、
ちゃんとしようね、と。
ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。
バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。
旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、
正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。
気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので
「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」
「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」
ほんとにチンコついてるのあんたら?
つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。
兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。
年が明けて、しばらく経った頃
カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。
いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく
あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという
久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。
と友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど
色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから。
と話していた。
そんな中、帰りの新幹線。
アプリをDLしてみた。
まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。
そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。
二人で行った海で俺が撮った写真で。
「こら、何してんの?」
次の日
「俺ちゃん?」
めまいがした。
次の日、お土産を渡すべく
Aと飯を食べながら詰問した。
出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。
実際会ったりとかはしてないから!信じて!
ただの息抜きに見てるだけ!
との事だった。
その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!
と。
もう腰がくだけ落ちそうだった。
そして
「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」
とボールを打ち返してきた。
やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。
結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから
載せるのやめるかせめて画像とか変えて。
じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…
ほんとにブロックしやがった。笑
今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。
いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。
正直、自分の立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。
俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。
Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。
俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても
Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。
セックスレスになろうがアツアツだろうが
正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし
解らないようにしてくれれば全然良かった。
しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。
隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。
Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。
お互い見てみぬふりをしていた。
絶対どっちかが折れるだろうと。
Aに閲覧をブロックされた時、
「ワレなんぼのもんじゃ!」
絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に
俺ばっかりせめやがって!
アンタ生意気なのよ!小娘が!
完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は
この時まだ甘い期待があった。
言い合った手前ブロックされたけど、
そしてやるなら別人になりきったれと
Aのページを踏んだ。
画像も何もかもそんままだった…
そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。
Aからは、
「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないから安心してよ!」
ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。
「ヤリたいす!」
まさに高低差キーン。
今まで、こんなに脈をうった事があるか?
というぐらい心臓が爆走した。
胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら
なぜか返信していた。
「いきなり積極的ですね」
A「すっげえタイプど真ん中なんで!」
「あはは、そっかー」
A「よければ会いたいす!」
「いつ頃が都合いいん?」
A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」
「さすがに今夜は急だなぁ」
A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」
なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?
え!?
さっき俺しか見てないよ!
って書いてた人だよね????
「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」
頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。
Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分…
でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。
目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。
かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。
いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても
これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。
世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。
人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。
頭では解っているつもりだった
Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。
それでもAは俺がはっきりしないから
ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!
ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。
ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。
コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、
ふと
と頭によぎった。
見つけたくないのに、見つけたかった。
前回の隠し場所にはもちろん無い。
あー、やっぱり出会い系も見てる分なら
もういいじゃん、と思いつつ
普段触ることの無い棚に目をやると
封の空いたゴムの箱があった。
数を数える。6個
12個入りなので少なくとも
6回はなにかしらで使い、
合鍵をもたしてる
部屋に連れ込んでヤッってる。。。
なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん
なーにがいつまでも一緒だ!
自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。
残りのゴムを引きちぎりながら
トイレに隠れた。
Aが帰ってきた。
ゴミ箱には気づいてない様子。
テレビを見て笑っているAに
「またゴムみつけちゃったんだけど」
とかます。
「!なんで部屋さぐるの?」
「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」
「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」
「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって」
「じゃあ捨ててよ」
「なんで捨てなきゃいけないの?」
(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)
そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…
Aは寝やがった。
なんか、もう言葉がなかった。
そりゃ、たしかに、
せめる立場じゃござんせんけど?
寝るってなにさ?
いいくるめる気もないわけ?
普通なら横っ面ぶん殴って
起してでも続けるんだろうけど
なんかそこまでの労力を使う気になれず
テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。
A「そっか、わかった…」
俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。
Aには
「もうAはやりたいようにやればいいよ」
と送った。
「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて
A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」
相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし
いてもいなくてもやるんじゃんか…
もうこれで終わりかな…
しんみりしていたら
「今夜遅く、会えませんか?」
もう笑った、声を出して。
とにかく食らわしたかった。
俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」
俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」
俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」
「信じられなくてごめんね」
と送信した。
しばらくAからはなにもなく
2時間ぐらいして…
A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」
俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」
A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。
ほんっといい性格してるね、君。」
俺「カギは置いてきたから。」
後日、
なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに
こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と
最後に会いにいった。
そして帰り道メールした。
「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」
「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」
A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」
A「しばらく時間が欲しい。」
結局Aは遊びちぎってた事も
単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?
チンポの根っこから腐り落ちればいいのに
本気で思った。
これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿、自殺モンの馬鹿。
なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。
もちろん自分が一番最低最悪糞野郎だけど。
Aの真意は結局なんだったんだろう。
ほんとに俺とずっと付き合っていく気があったんだろうか。
たしかにAの俺への気持ちは本物だったと思う。
はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。
野郎同士のおはなしです。
付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。
それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて
そしてやる事やらない、枯れた関係になる。
みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。
毎日仕事行って帰って、海外ドラマのDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。
そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。
昔ミスチルの歌にあった
「つじつま合わせるように、抱き合って眠る」
自分としてはまさにそんな感じだった。
かと言って別れたいか?
というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての
情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、
そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。
この辺、普通のカップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか
親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて
二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。
そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。
相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても
咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方は自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。
そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。
Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。
というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。
Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。
そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。
恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。
見てるだけで惚れ惚れした。
肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、
ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。
自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して
根元まで入りきった時の充実感、
そして繋がったまま、Aの細い腰を
太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、
ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。
正直慣れるまで相当痛かったが、
そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。
それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。
でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ
と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。
誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。
でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。
絶対心が動く事はないと思っていたのに、
毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。
朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ
気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。
まさに「寝耳に水」だっただろう。
「他に好きな人ができたの?」
とっさに
「違う、ただ今の生活が窮屈になった」
と誤魔化した。
この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。
そして、
「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」
と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。
一人で部屋にいると、
ほんとにこれでよかったのか?
Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで
すぐに駄目になるんじゃないか?
好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに
若干の不信と嫉妬もあった。
わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?
二人用に揃えてた食器や家具を眺めて
相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、
その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。
結局、後日話し合って、家庭内別居になった。
30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。
別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。
Aは
「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」
「自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」
そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。
今思うと口だけ感ありありだけど、
その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。
Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。
早くきっちり別れてAと一緒になりたい。
そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、
いわゆる「オカマの勘」という奴で、
Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、
いまだに他所でも遊んでる感があった。
本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。
Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、
Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。
結果今の生活を失うのが怖かった。
家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで
薬を飲まないと眠れなくなった。
そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。
と出ていた。
頭が真っ白になった。
Aが寝た後、
よくない結果があるのは120%わかっていて
「オッケー、楽しみ」
「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」
こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく
乱パ参加してやがる……!?
ほんとになんというか、
悔しいというか悲しいというか、
アタシの事好きって言ったじゃない!とか、
そもそもちゃんと付き合ってないから
とか、
色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを
妬ましく思う男としての自分と、
誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね!
Aに対する怒りや失望と自分自身のエゴの自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。
Aに言えば携帯見た事がバレる、
かといって言わずにいるのも到底無理。
そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず
耐え切れずに、
Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、
今夜妙な集まりに参加するつもりなら
やめてほしいと訴えた。
Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを
見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。
そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。
携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、
このまま関係を続けるのなら、
ほんとに心中せめぎ合いだった。
でも、
「ずっと一緒にいようね」
「何十年たってもこうしてたいね」
本心であってほしいと思っていた俺は、
Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。
結果、Aはだんまりを決め込んだ。
このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。
正式に付き合ってる訳でもないし、
俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、
その使用先を不審に思った俺が問いただした。
その時は、
「もとからあった物だよ」
と言っていた。
今思えば
「アンタバカ?」
級の言い訳だが、
「別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」
「だったら相方とは早く別れてよ」
Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。
そして乱パ疑惑の後日…
Aが家の近くまでやってきた。
Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると
計算なのか天然なのか
火に油を注ぐタイプだった。
でもその日はゆっくり、
A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。
Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。
そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。
(普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)
でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。
一瞬?
と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので
携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。
と謝った。
その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。
ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。
Aとの蜜月に心身ともにやられていたので
関係を続行することになった。
Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。
俺とAとお互いに信用回復したら、
ちゃんとしようね、と。
ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。
バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。
旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、
正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。
気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので
「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」
「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」
ほんとにチンコついてるのあんたら?
つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。
兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。
年が明けて、しばらく経った頃
カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。
いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく
あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという
久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。
と友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど
色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから。
と話していた。
そんな中、帰りの新幹線。
アプリをDLしてみた。
まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。
そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。
二人で行った海で俺が撮った写真で。
「こら、何してんの?」
次の日
「俺ちゃん?」
めまいがした。
次の日、お土産を渡すべく
Aと飯を食べながら詰問した。
出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。
実際会ったりとかはしてないから!信じて!
ただの息抜きに見てるだけ!
との事だった。
その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!
と。
もう腰がくだけ落ちそうだった。
そして
「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」
とボールを打ち返してきた。
やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。
結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから
載せるのやめるかせめて画像とか変えて。
じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…
ほんとにブロックしやがった。笑
今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。
いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。
正直、自分の立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。
俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。
Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。
俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても
Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。
セックスレスになろうがアツアツだろうが
正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし
解らないようにしてくれれば全然良かった。
しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。
隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。
Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。
お互い見てみぬふりをしていた。
絶対どっちかが折れるだろうと。
Aに閲覧をブロックされた時、
「ワレなんぼのもんじゃ!」
絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に
俺ばっかりせめやがって!
アンタ生意気なのよ!小娘が!
完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は
この時まだ甘い期待があった。
言い合った手前ブロックされたけど、
そしてやるなら別人になりきったれと
Aのページを踏んだ。
画像も何もかもそんままだった…
そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。
Aからは、
「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないから安心してよ!」
ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。
「ヤリたいす!」
まさに高低差キーン。
今まで、こんなに脈をうった事があるか?
というぐらい心臓が爆走した。
胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら
なぜか返信していた。
「いきなり積極的ですね」
A「すっげえタイプど真ん中なんで!」
「あはは、そっかー」
A「よければ会いたいす!」
「いつ頃が都合いいん?」
A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」
「さすがに今夜は急だなぁ」
A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」
なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?
え!?
さっき俺しか見てないよ!
って書いてた人だよね????
「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」
頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。
Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分…
でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。
目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。
かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。
いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても
これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。
世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。
人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。
頭では解っているつもりだった
Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。
それでもAは俺がはっきりしないから
ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!
ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。
ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。
コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、
ふと
と頭によぎった。
見つけたくないのに、見つけたかった。
前回の隠し場所にはもちろん無い。
あー、やっぱり出会い系も見てる分なら
もういいじゃん、と思いつつ
普段触ることの無い棚に目をやると
封の空いたゴムの箱があった。
数を数える。6個
12個入りなので少なくとも
6回はなにかしらで使い、
合鍵をもたしてる
部屋に連れ込んでヤッってる。。。
なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん
なーにがいつまでも一緒だ!
自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。
残りのゴムを引きちぎりながら
トイレに隠れた。
Aが帰ってきた。
ゴミ箱には気づいてない様子。
テレビを見て笑っているAに
「またゴムみつけちゃったんだけど」
とかます。
「!なんで部屋さぐるの?」
「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」
「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」
「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって」
「じゃあ捨ててよ」
「なんで捨てなきゃいけないの?」
(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)
そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…
Aは寝やがった。
なんか、もう言葉がなかった。
そりゃ、たしかに、
せめる立場じゃござんせんけど?
寝るってなにさ?
いいくるめる気もないわけ?
普通なら横っ面ぶん殴って
起してでも続けるんだろうけど
なんかそこまでの労力を使う気になれず
テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。
A「そっか、わかった…」
俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。
Aには
「もうAはやりたいようにやればいいよ」
と送った。
「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて
A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」
相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし
いてもいなくてもやるんじゃんか…
もうこれで終わりかな…
しんみりしていたら
「今夜遅く、会えませんか?」
もう笑った、声を出して。
とにかく食らわしたかった。
俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」
俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」
俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」
「信じられなくてごめんね」
と送信した。
しばらくAからはなにもなく
2時間ぐらいして…
A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」
俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」
A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。
ほんっといい性格してるね、君。」
俺「カギは置いてきたから。」
後日、
なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに
こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と
最後に会いにいった。
そして帰り道メールした。
「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」
「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」
A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」
A「しばらく時間が欲しい。」
結局Aは遊びちぎってた事も
単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?
チンポの根っこから腐り落ちればいいのに
本気で思った。
これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿、自殺モンの馬鹿。
なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。