はてなキーワード: 嫌煙家とは
今までずっと家に帰るたびに明日の仕事が憂鬱で頭が一杯で休んだ気がしなかったんだけど、友人にアイコス貰ってから試しに吸い出したらニコチンパワーでβエンドルフィン分泌されて頭がリラックスモードに切り替えられるようになった。
ニコチン耐性ついてないから、一本吸っただけでヤニクラの酩酊感で頭がいい感じに落ち着くし、酒と違ってすぐに勉強モードに切り替えられるからツールとしてマジ便利だわタバコ。即時的にリラックスモードに入れる。
煙草吸ってリラックスできるのはニコチン依存症のデバフがニコチンを接種することで一時的に解除されるだけ、ってずっと思ってたけど、あれはタバコ吸わない奴の空論だわ。(吸わないとイライラするタイプに関しては一理あると思うが)
調べてみたら、脳のニコチン受容体がニコチンと結合することによってセロトニンとかエンドルフィンが分泌されるらしい。
ジョギング、筋トレ、瞑想、自律神経訓練法、日記をつける、ヤクルト1000、色々試したけど(ジョギング、筋トレ、瞑想、日記をつけるは未だに続けてる)タバコが一番時間かからなくて即時的な効果を得られた。
それと喫煙所で他所会社の人とタバコ挟んでコミュニケーション取れるようになって交友関係が広がったし、それのお陰で今までより仕事のお願いとかすごい通りやすくなった。
俺自身嫌煙家だったんだけど、しっかりと分煙が出来て、依存症にならない程度に摂取するなら悪く無いって考えになってきた。
今のところ3か月吸ってるけど、休みの日は一本、仕事の日は3本(休憩中に1本か2本、家に帰って1本)しか吸わないから1箱一週間持ってる。喫煙者、非喫煙者問わず友人といるときは一切吸ってない。
精神科で社交不安障害の応急措置としてワイパックス処方してもらってたんだけど、あれは個人的に眠気が強くでるし仕事のパフォーマンスがとても低下してたし、何よりも精神役を飲むのはメンタルが削がれた。
ワイパックスなんかよりも全然効果あるし、最近落ち着いてきたねって職場の人に言われるようになった。
煙草が体に悪いのも自覚あるし、他人に勧める気もないけど、吸い続けてる人の中には俺みたいな奴が多そう。
俺みたいな理由でタバコ吸ってたけどタバコ以外の〇〇の方が効果あったよって経験談あったらマジで教えてくれ。健康を害さないものならそっちにシフトしたい。
5月31日は世界禁煙デーではあるが、国家による禁煙はナチスが世界で初めて行ったことであり、また最も成功した禁煙キャンペーンである。
具体的には、
公共の場や大学、交通機関、病院、レストラン等での禁煙、たばこ税の増税、広告や販売に対する規制、たばこの害に関する啓蒙活動等々行ってきたのです
国民の健康を害するのは男は軍人として女性は母体として悪影響があるため国防や出生率の低下などの悪影響があるため行ったのです
ナチスの軍服が恰好良いからと真似て、結果ナチスドイツに傾倒してしまう恐れがあるのと同様
ナチスの政策が良いからと、同じ様な政策を行い、結果ナチスドイツに傾倒してしまう恐れがあるです
悪いことばかりでは無いけど、少なくとも日本人は幼稚さを許容するようになったと思う
アニメや漫画をみるのは子供の遊びの範疇だったが、いまはスポーツや文化の範疇
服装も年齢層に合わせていた物が徐々に境目がなくなり、大人が子供っぽい服を着るようになったしその逆もある
また、ゲームを不正利用することがもはや前提だったり、攻略本やサイトを最初から見ることが普通になった
昔はそういうのをゲームの理念に反することと受け止められていたけど、もうそんな人は絶滅したよね
この授業での様子は市内の新聞でも取り上げられた。
俺はそのことを、行きつけの喫茶店で知った。
あの時の会話を弟が聞いていたのかと気づいたのも、この時になってからだった。
「ハッ、時代だなあ」
「時代、ですか? むしろ、こういうのを厳しく指導しないのが現代だと思うんですが」
喫茶店のマスターと、常連客のタケモトさんも丁度その話題で盛り上がっていた。
「いやいや、オレから言わせりゃな、しっかり指導してこなかった時の“ツケ”を払わされてるのが今の若い世代なんだよ」
「と、言いますと?」
「箸の持ち方はな、現代社会の最前線にいる大人たち9割が従っていれば“環境が矯正”してくれるんだよ」
「箸の持ち方に限ったことじゃなく、常識とかマナー全般にいえることだがな。それを守ってる奴らが多くいれば、大抵の奴らは自分も守らなければって意識する」
「なるほど、行動の規範を形作る。それが“環境の矯正”ですか。逆に言えば、ルールを守らない人間が多くいれば、守ろうとする人間も減ると」
「なのに、箸の持ち方を気にするなだの指摘するべきではないだの。そうやって表面的に意識だけ変えようとしても、ふさわしい持ち方自体は変わらんわけよ」
「まあ、そうですね。その、“ふさわしさ”を求められる場面ってのも依然ありますし」
「だから箸は正しく持てるに越したことはないんだよ。なのに、やらなくてもいいって環境を蔓延させて、結局は必要だから授業でみっちり教えるハメになってる」
「ちゃんと持てた方がいいって思わせる環境が出来ていれば、わざわざ授業で教えなくてもよかった、と。だから今の若い世代は“ツケ”を払わされてるってわけですね」
「しかも、しっかり指導されてこなかった世代が、今は指導する立場になってるわけだから、その“ツケ”は利子つきだぜ」
話の発端になった俺がいうのもなんだが、箸一つでよくここまで話を広げられるなと感心する。
「つまり、アレだ。オレがタバコを喫煙所でしか吸わない、というか吸えないというべきかもしれんが、それも“環境の矯正”があるからだよな」
「健康被害っていう大義名分があるだけで、マナーって枠組みで見たら同じだって。それを嫌に思う奴がいるから、矯正するための環境ができんだろ」
「私も煙は吸いますが、さすがにそれは強弁が過ぎませんか」
「分煙を徹底して、周りに迷惑をかけていない喫煙者だって周りには忌避されるだろ。箸をちゃんと持ててないやつだって周りには迷惑をかけてないが、同じくらい忌避されて然るべきじゃないか」
まあ、タケモトさんの場合、箸の持ち方がどうというより、嫌煙家が憎いだけなんだろうけど。
でも、この“ツケ”という視点は、割かし的を射ているような気もした。
http://blog.livedoor.jp/kudan9-culture/archives/27926645.html
読めて無さすぎて笑った。
料理を極めようとして殺人、納得の言う歌か歌えないから殺人、財産の取り合いで殺人、他人の夢を否定したから殺人、髪が傷んでいるから殺人…色々いるけどまあまあおかしい。
どんな些細な願望でも突き詰めていけば犯罪たり得るってのがひとつのテーマとして存在するわけで。
その前にも電子ドラッグなんかもあったし。
放火魔の葛西善二郎は大犯罪者だけど作中で犯罪者らしい描写が少ないどころかむしろ人間くさい、パチンコ打って玉足りなくなって隣のおじさんに分けてもらったり、いい女とホテルで食事していい雰囲気になっても帰られたり、無能な部下の尻拭いに奔走したり……。
で、嫌煙家のおばさんが出てきて最初は普通に対応しようとするんだよね。だから読者はまた葛西が苦労してるなあと思うんだけど、そこで民間人に直接手を下している。
あ、ちゃんと葛西も犯罪者だ、新しい血族にんだなって読者は思うわけ。
あそこで常識人のおばさん出てきたら葛西は何もせずに退散するだけなの。
これまでのネウロを読んでいたら態々説明しなくても分かる流れなの。
ネットで新連載始まって話題になってるから便乗して数字稼ぎたくて、同じくネットで話題になってるページ拾ってきて書いたんだろうけどあまりにゴミすぎて笑うね。
そもそもこんな取り上げ方するなら何故デイビッドライスを取り上げない?
日本人女性に振られた腹いせに繰り返し嫌がらせを行って精神的においつめて殺害した白人男性なんてテーマとして書きやすいんじゃないの?
http://blog.livedoor.jp/kudan9-culture/archives/27926645.html
ネウロも暗殺教室も読んだことはないが、逃げ上手の若君を見る限り松井優征は書き割り(類型)タイプの漫画家だなあという気はする。
書き割りを極端にすると例示されている嫌煙家のようなキャラクタが誕生する。こう書くと書き割りが悪いことのように聞こえるかもしれないが、それはひとつの表現手法であり上下も巧拙もない、と思う。
書き割りは類型であるがゆえに読者に「つかませやすい」し、その上にキャラ固有の内面や奥行きを見せることで魅力を上乗せさせることもできる。これだけ創作物が溢れかえっている世の中で新しい作品を読者に読ませることは容易ではない。キャラに限らず世界観や設定も書き割りにすることで「摩擦係数」を減らして脱落する読者を減らそうとするのはひとつの戦略と言っていい(松井優征作品の世界観や設定が書き割りだと言っているわけではない。むしろその点がユニークな作家だと思う)。
主人公の許嫁が明らかに周囲の人物に劣った外見に描かれることで悪し様に表現されていました。権力者と結婚して金持ちになってやるという明け透けな逞しさに私はむしろ好感を持ちましたが、作者は違ったようです。しかし、どうせ第1話で死ぬならいい人として描いておいて、主人公が見舞われた悲劇を強調してもよさそうなものですが。
これは明確な読み誤りであると思う。
1話で描かれたのは敵によって主人公の日常が壊され旅立ちを余儀なくされるという貴種流離譚の第1幕だ。この日常において主人公の周りにいたのはどんな人達だろうか。普通に読んだ人なら父、兄、許嫁がぱっと浮かんだであろう(諏訪頼重はキャラクタ類型でいう助言者。ゆえに日常の外から来る)。なぜか。それぞれ違うキャラクタだからである。
父…ボケてるのかな? というぐらいに愚将
兄…将としては平凡だが弟の才能を素直に評価できる優しさの持ち主
許嫁…容姿はよろしくないがそのぶん見る目がある。奇貨居くべしなタイプで商家の娘だったら大成した
それぞれ数ページから数コマしか出番がないが、これらのキャラクタがすとんと入ってくる。そしてそんな「主人公の周囲にいる色々な人が高氏の反乱によって根こそぎ殺された」とつなげることによって主人公の絶体絶命感(と諏訪頼重という一筋の光明)が強調されている。これが父、兄、許嫁が全員「いい人」程度の描かれ方だったらのぺっとして印象に残らず絶体絶命感も出なかったであろう。
鬼滅も逃げ上手の若君同様、物語類型としては貴種流離譚であり「行って帰ってくる物語」である。炭治郎にとっての日常とは家族との慎ましくも温かな暮らしに他ならず、それを失ったことで寒い雪山を往くハメになる。この場合の家族は平凡で優しいことが求められる。極めて愚かな人物が混ざっていたり、逞しいタイプがいたりすると印象がそっちに引っ張られて悲惨さや悲しみが強調されない。慎ましやかな生活感もでない。
逆に北条時行が失ったのは鎌倉幕府である。その巨大さを腑落ちさせるためには色んな層の人間が必要で、そのためにピックアップされたのがあの3人(父=幕府のトップ、兄=家族、許嫁=重臣(の娘だが層としては重臣))ということなのだ。
ちなみに許嫁の容姿がよろしくないのは他の二者との差別化もあるだろうが、明け透けに言ってしまえば生き汚さを出すためだろう。あんなに生命力が強そうなタイプがあっさりと死ぬことによって絶体絶命感が強調されている(こう書けば伝わると思って書いているが、もし分からないなら薄幸の美人という言葉を補助線にしてくれ)。
作品のあらゆる要素は作家の胸三寸なのであり、そのようにしているのには相応の理由がある。好き嫌いを語る分には構わないだろうが正しい正しくないの観点から論じるのであれば作者に寄り添ってそれによって何を描こうとしているのかつぶさに観ることは最低限必要な態度であろう。
あーあ。仕事しんどくて辞めたい。
でもお金はたくさん欲しい。
本当ならフリーターやりたい。いや、youtuberになりたい。サラリーマンなんてやりたくない。
でも都心のタワーマンション買っていい暮らしがしたい。毎食Uber EATSしてもいいくらいお金に余裕が欲しい。
それって一体月収いくらなら叶えられるのよ。
フリーターじゃ無理だろうな。youtuberならワンチャンかな。でも顔がいいわけじゃないし、特技もないからダメだろうな。
起業したいな。フリーランスでもいいけど、とにかく独立していっぱい稼ぎたい。
でも独立準備するだけの資金がないから、まだ会社は辞められない。
本気で億万長者になりたくて、毎週宝くじ買ってる。
普段は酒もたばこも嗜まないけど、いっぱいいっぱいになった時はなにかに頼りたくなる。
同棲している彼氏が嫌煙家だからか、煙草に対するある種の憧れみたいな物がある。
1年に一回くらい、彼氏がいない隙にコンビニでメビウスとライターを買って、こっそり吸ってる。
明日はなるべく早めに仕事を終わらせて、彼氏が帰ってくる前にこっそり煙草を吸いたい。そしてお風呂に入って証拠隠滅して、ゆっくり寝たい。
とある場末の喫茶店。分煙化の潮流が激しくなる中、そこは地元の喫煙家にとって未だ憩いの場であり続けた。
しかし、にわか雨に嫌われた市長が、その店に緊急避難したことで事態は急変する。コーヒーよりもケムリが優先された空間に市長は眉をひそめた。嫌煙家ほどタバコに暗い情念を抱いてはいない。それでも健全であろうとする身の上が、「何か言っておかなければ」という衝動へ駆り立てた。
そんな市長に対し、店内の空気は冷ややかであった。その店を利用している客たちは普段“わきまえている”者が多く、それぞれ喫煙について一家言ありつつも享受している集まりだ。対して、市長の意見はあまりにも周回遅れだった。ウンザリした客たちは、この場において自分たちの喫煙が正当な権利であると主張することにした。それに加えて、市長の展開する議論が如何に古くさく、偏狭に満ちているかも指摘したのである。
論理武装を整えている数名と、杓子定規な竹輪しか持っていない市長。どちらが煙に巻かれるかは火を見るよりも明らかだった。タバコ一本が吸殻になる間もなく、市長は逃げるように店から出て行った。こうして店内は以前の雰囲気を取り戻したが、所詮これがピュロスの勝利でしかないことを彼らは分かっていた。
それからしばらくして、この町に「禁煙法」が制定された。つまりタバコの全面禁止である。何とも極端な政策だと思うかもしれないが、市長のやることとしては日常茶飯事の範疇である。市長は善良で行動力のある為政者で有名だが、同時に無能で単純な政治屋としても有名だ。
地元の風土も考えず風力発電所を作ったり、「足が不自由な人を抑圧する」として公共での二足歩行を禁じたこともある。そんな市長を椅子に座らせ続けているのは自分たちなのだから、この程度で驚くようでは市民は務まらない(言い訳させてもらうなら、候補の中でこの人が一番マシだったんだよ)。
それに今回の場合、一般人たちの反応は概ね好意的といえた。なにせ自分たちの世代はタバコの有害性について耳たこレベルで教え込まれている。公共での分煙化も推し進められている真っ只中だったので、喫煙というものに社会的な有意性も、政治的な優位性もないと考えるのは自然の摂理といえた。市長のやることを訝しげに思いつつも、ほとんどの人はとりあえず賛成派だった。
一部、ヘビースモーカー達による署名活動やデモ等が小規模に行われることはあったが、せいぜいその程度。かの喫茶店の客たちも、この状況を心静かに受け入れていた。
禁煙法ができてから数週間ほど経つと、なんとも不思議なことが起きていた。タバコを禁止しているにも関らず、なぜか喫煙者は以前よりも増えてしまったのである。理由は色々とあるが、ひとつはタバコの定義について詰めが甘かったのが大きい。
そもそもタバコは植物であり、それを原材料にしたもの全般がタバコといえるのだが、市長はこの辺りの知識が乏しく、一般的に普及している紙巻きだけを禁止したのである。実際は多種多様であり。蚊取り線香のように炊くものや、ガムのように口の中に含む物などがあった。中には舐めたり、吹いたりするものもあるのだが、市長はそのことを知らなかった。
厄介なのは、そのほとんどが普及していた紙巻きタイプより“重い”という点だった。紙巻きタバコの代替として使用し始めた喫煙者たちが、より深刻な依存症を患ってしまったのである。
それから何とか定義し直しても、今度は企業とのイタチごっこが待っていた。再定義されても、その度に企業はわずかな隙間を抜けて新たな“タバコのようなもの”を作り出す。特に煙屋が発明した「臭そうで臭くない少し臭い草」は革新的だった。どうすればこれを禁止に出来るかは、今なお思考実験として人気である。
そして取り締まりの問題もあった。何度も再定義するせいで現場の役員は対応しきれず、時に無用なトラブルに発展することもあった。結局、後手に回り続けるしかなかった市長は痺れを切らし、企業そのものに圧力をかけることで流れを止めたのである。
しかし、この選択は逆効果だった。既に喫煙行為は有名無実化している状態であり、市場に出回らないのなら個々人で賄おうとする動きが活性化したのだ。“タバコっぽいもの”を密かに楽しむ人が増え、時にはそれを売り叩こうとする者までいた。栽培そのものは禁じられていなかったため、取締りが後手に回りやすかったのも大きい。
「第一次タバコ自作ブーム」の到来である。このブームを最も苦々しく思う者たちがいた。政府に圧力をかけられたタバコ企業と、それに属する元組合たちだ。タバコの販売ルートは組合で決まりが存在していたのだが、禁煙法でそれが丸ごとなくなってしまった。それをいいことに私腹を肥やす人間が跋扈しているのだから、元組合の者たちは不満を募らせる。
そこで彼らは一念発起し、対抗すべく新たな組合を結成した。「サクリムケ組合」はこうして誕生したのである。組合は市場に出回る粗悪品を排除し、よく出来たタバコを作っていた者はスカウトして組織を大きくしていった。
当然、サクリムケ組合の統制を快く思わない者も多かった。そういった者達で立ち上げられたのが、悪名高き「シューリンガン互助会」である。こちらは烏合の衆の過激派であり黒い噂が絶えない。サクリムケ組合とはしばしば小競り合いが発生しており、そこに役員が介入した日には収拾がつかないことも珍しくなかった。
この頃になると、非喫煙者の間でも「禁煙法は失敗だったのでは?」という意見が蔓延し始めていた。撤廃されるのは時間の問題といえた。いま思うと、あの喫茶店の客たちが妙に冷静だったのは、いずれこうなることを予期していたからなのだろう。
そして某日、いよいよその時はやってきた。サクリムケ組合とシューリンガン互助会による大規模な抗争である。嫌煙家に「副流煙と中年ヘビースモーカーの方がマシ」とまで言わしめた激しい争いだった。禁煙法によって生まれた組織を解体させるには、禁煙法を失くすしかなかった。
これが禁煙法による大まかな歴史だ。喫煙問題が取り沙汰される度に、この出来事を挙げる人間は多い。その対象が如何に有害であっても、権利そのものを奪えば支障が発生する。その典型的な事例である、と。
だが、この出来事には裏事情がある。禁煙法を撤廃する代わりに、タバコの税率が大幅に上げられたのだ。そして、これは政府にとって予定調和だった。というより、タバコの税率を上げることこそ本命だったらしい。市長は人々の健康を願って「禁煙法」を提案していたが、政府の思惑はもっと別のところにあった。
税金を何とか工面したい、市民にもっと納めて欲しい状況。だが、税金には大義名分が必要だ。喜んで負担するとまではいかずとも、「仕方ない」と思える程度の理由がいる。かといって、あまり踏み込んだ話をすると国民は警戒してしまう。注意を逸らしつつ、実際に論じるべき問題から遠ざける必要があった。その条件を満たすのに、タバコは丁度よかったのである。
だからといって皆にスパスパ吸われても、それはそれで困る。不健康になって医療費が嵩んでしまっては本末転倒だからだ。タバコによって不健康な人間を増やさず、その上でタバコで儲ける。このパラドックスを成立させるには、タバコに対する問題意識を国民にしっかりと持ってもらう必要があった。義務教育でしつこく教わるのも、分煙化の潮流もその一環だろう。
それらを踏まえると、「禁煙法」なんていう突拍子もない政策が通ったのも納得がいく。本当の目的は、喫煙に関する問題意識の植え付けと、税金徴収の大義名分を手に入れるための物語作りにあったのである。喫茶店の客は、後にそう語っていた。
1時間勉強したらタバコを1本吸うといった具合に、集中モードとリラックスの切り替えがスムーズになった気がする。
タバコを始める前は銘柄の区別がつかなかった。先輩に〇〇買ってきてとか言われても、何ミリとかハードケースorソフトケースとかロングorショートとか、下手するとキャスターとかマイルドセブン(現ウィンストンとメビウス)とか存在しない銘柄を指示されることがあって、そんなもん分かるか!と思っていた。それが自分が吸うようになり、人の銘柄を観察するようになったらたちまち違いがわかるようになった。また、銘柄によって味や香り、(大袈裟に言えば)哲学の違いがわかるようになり、自分の好みも把握できた。
4ヶ月間だけバイトをしていたのだが、上司や得意先の人間と喫煙所で仲良くなれた。好みの銘柄とその遍歴を探るだけで、その人の趣向や、生き方(※セックスまでも!)など少なくないことが把握できる。人の銘柄を覚えていて何かの際にプレゼントすると、それだけで契約が取れたりする。非喫煙者にとっては、そんなバカな話があってたまるかという感じだろうが、喫煙所ならではのコミュニケーションは確かに存在する。
※この一連のツイートは秀逸。アメスピ吸ってる男は絶対ねちっこいクンニすると思う。
偏見だけどアメスピ吸ってる男みんな性欲強い。— いつまちゃん👾来世ちゃん5巻8月発売予定💫😘 (@1256hima) June 28, 2017
ホープを吸ってる男のセックスは淡白だけど2回戦余裕で出来る。
わかば吸ってる男は余ったラブホのゴムを持ち帰る。
赤マルすってる奴はフェラをさせるがクンニはしない。
ケントは普段冷たいのにキスが情熱的
ウィンストン(キャスター)はロマンチストだけどバックでフィニッシュする#偏見— いつまちゃん👾来世ちゃん5巻8月発売予定💫😘 (@1256hima) June 28, 2017
セッターはヤってる時はオラオラなのに賢者モードがエグい
アークロイヤルは研修熱心でいちいち感想を聞きたがる
ラークは謎のこだわりがあって頑固。道具使うのが好き
メビウスはだいたい平均的で女の演技を見破れない
ピースは会社のストレス溜め込んでるが終わったあとの気遣いが優しい#偏見— いつまちゃん👾来世ちゃん5巻8月発売予定💫😘 (@1256hima) June 28, 2017
タバコを吸いたくなるシチュエーションは確かに存在する。食後、運転中、勉強時、会議の後、やや重ためのアウトプットの前後、飲み会の終盤、普段話しづらいことを話す時など。それらに共通するのは、脳内あるいは身体的なリソースと食われる前後。気合を入れる時、あるいは任務を終えてリラックスしたい時、タバコは静かに寄り添ってくれる。
お菓子、特にチョコレートの消費量が減った。もともと甘党でデスクワークをしている時には欠かさず甘味を摘んでいたが、代わりにそれがタバコになった。砂糖とタバコ、身体に対する悪影響はどっちもどっちという気がする。ちょっと苦しいタバコ擁護だけど。
焚き火囲んでビール飲んで夜風を浴びながら吸うタバコは最高。今ではタバコなしのバーベキューなんて考えられない!
一年で10万円くらいはタバコ代に費やしている。嗜好品だと思えばそんなに悪い使い方ではない気はする。一日300円とすれば、自分にとってはおやつの代わり。仮にその10万円で両親に旅行をプレゼントするなりもっと有効な使い方あるだろうと言われればそれまでだけど、タバコより遥かに無意味な浪費をしている気がするので(ネトゲとかギャンブルとか)、そっちの方が節約の優先順位は高め。
もともと偏頭痛もちだったのが、朝起きて、頭痛を感じる頻度は以前より多く、わずかに痛みが強くなったきがしないでもない。起床後の空きっ腹が一番キマるのだが、強いの吸ったらその日は一日頭痛が酷かった。痛みをまぎらわせようとタバコを吸い、それがさらなら頭痛を引き起こす悪循環にハマることがあるので、体調が悪い時にはなるべく吸わないようにしている。
少し鈍くなった…かな?喫煙後は繊細な味が感じ取れなくなる。和食や薄味の料理の前には吸わない。というか食前に吸うと空腹感が紛れるので飯が美味くない。吸うのは食後にしている。食後のデザートがコーヒーとタバコになった。以前よりも甘いものを受けつけなくなった気がする。辛い料理の食後メンソールは気持ちいい。
これが最も良くなかったことだと思う。明らかに歯が汚くなった。歯が黄色いし、前歯の裏側がヤニで汚え。親や恋人には絶対に見せられない。歯医者行くなりオーラルケアで対策できるのなら、個人的にタバコによるネガティブな点はほとんど解消できるといっていい。あるいは加熱式タバコなどタールのないものなら良いのかもしれない。ちなみに家の中では吸わないので壁紙が黄色くなるとかはわからん。
以前より鼻毛の伸びが早くなった気がする。しょっちゅう抜いてる。こまめに鼻毛を切るようにすれば良いと思う。
夜に吸いすぎると寝つきが悪くなり、睡眠の質も低下する気がする。あと翌朝の頭痛が強くなる(気がする)。
運転中にタバコを吸うのが好きなのだが、明らかに車内が臭い。あと人に会う時に自分がどの程度タバコ臭いか全然わからん。もともと万年鼻炎持ちだが、以前より明らかにタバコの匂いを知覚する神経が麻痺してる。
その時は売り言葉に買い言葉でやめると言ったが、一年経っても結局やめてない。先日会ってまた同じこと言われてしまった。うん、確かにダセエと思う。何も言えないわ。
軽い依存傾向がある。体調が優れなかったので先日思い立って1日禁煙してみたが、特にイライラすることもなく穏やかに一日を過ごすことができた。健康体でないとタバコはまずい。
今のところ明らかな身体的障害は知覚できない。山に登る趣味があるのだが、特段以前より息が上がるようになったという感じもない。肺がん、脳血管障害のリスクなど将来的にはわからん。
もともとガチガチの嫌煙家。歩きタバコ野郎とすれ違う時はもれなく死ねと思っていたし、こんなに臭いものを吸う奴はガチで頭おかしいと思っていた。小学生のころ教師に、図書館で資料を集めてタバコをやめるよう進言したらしい(母に聞くまですっかり忘れていた)。嫌な小学生だ。
それが二十歳を過ぎるころ、たまたま喫煙者の多いコミュニティに属し、その後職場にも喫煙者が多かった。自分は吸わないくせに、毎回デカビタ買ってもらって、先輩らと喫煙所で駄弁っているのが好きだった。いつしかタバコ嫌いは解消し、好感すら覚えるようになっていた。勧められてタバコを咥えたこともあったが、その時は体が受けつけず、しばらくは喫煙者と飲んでいる時に、ごくたまにもらいタバコをする所謂パーティースモーカーというやつを長らく続けていた。
きっかけは30歳の夏にとある離島へひとり旅をした際、自転車で島を一周してビール飲んでタバコ吸ったらうまいかなと思い立ち、初めて自分のお金で一箱買ってみた。バニラみたいな香りのする、ウィンストンの1ミリだった。オオミズナギドリが営巣しているようなとんでもない絶壁で、水平線を見ながら缶ビール片手に吸ったタバコがちょっと笑ってしまうくらいに美味かった。それ以来、景色の良い場所を訪れるたびにちょくちょく吸っていたら、いつの間にか日常的にタバコを吸うようになっていた。
学生の頃に、モテない同性を集めて三浦半島を旅行した。そのときは良い景色に出会うたびにタバコをふかす友人たちを心底軽蔑していたが、今では彼女らの気持ちはよくわかる。あの時は悪態ついてごめんよ。
タバコは瞑想に似ている。あるいはマインドフルネス。潜水(フリーダイビング、スピアフィッシング)とも。脳内の毛細血管がきゅーっとなって、一瞬体温が下がって、それからうっすら意識が体を離れ浮遊する感覚が訪れる。気持ちいい。ダウナーな音楽でも聴きながら半目で酩酊するのが至福。
10年以上前になるだろうか、『タバコは穏やかな自殺』というコピーをどこかで見た。無論啓発のためのコピーだったと思うが、今みると、素敵な言葉だと思う。死にたいけど死ねない。自傷行為は、自意識が希薄な時に、自分の体が自分のものであるという認識を確かにしてくれるものだと思う。
先日「ハーモニー(伊藤計劃)」という近未来SF小説(ネットフリックスでアニメ版が観られる!)を読んだ。要約すると、めっちゃ強い新型コロナウィルスみたいなのが世界中で猛威を奮った結果、国家は国民の人体を『リソース』として扱い徹底的に管理する決定を下した。体に埋め込まれたデバイスが健康状態を常に把握し、自動で投薬がなされる。不健康であることが犯罪となった世界で、主人公たちは、飲酒や自殺未遂といったテロ行為を繰り返すという話だ。
自己管理のできない者が、あたかも犯罪者のように晒し上げられ、下手すると直接攻撃を受けるようになってしまった昨今において、「ハーモニー」の世界は決してフィクションだと切り捨てることはできない。ミアハの「このからだも、このおっぱいも、このおしりも、この子宮も、わたしのもの。そうじゃない?」という台詞は、いっそう印象を濃くしている。日増しに喫煙者の肩身が狭くなっている本国において、あえていま、タバコを吸う理由づけをするならば、そんな世界に対するささやかな抵抗だと言えなくもない。
先日、近所のホラ吹きオジサンにそんな話をしたら、「なぜコロンブスがアメリカ大陸からタバコを持ち帰ったのか。君はその意味を考えたことがあるのか?」と言われ、なに言ってんだこのジジイと思った。曰く、それは産業革命と貨幣経済が浸透したことの反作用なのだと。人が個人として選択的に生きることを強制され、生活の実感が貨幣によって奪われることで『生きている実感』が希薄になったがゆえに、タバコが必要とされたのではなかったかと。それは戦時中に薬物が乱用されたのと同じ理屈だとも。なるほど、一理あるなと思った。
ネイティブアメリカンが霊的なものと交信するために必要だったものが、本来とは全く違った用途に用いられ、スポイルされ、経済活動の一部に組み込まれていった。その意味では、今日における瞑想やマインドフルネスも同じ道を辿っていると捉えることもできる。
なにかと生きづらい世の中で、現代人には瞑想運動野菜睡眠と、少しのタバコが必要なのかもしれない。(どうみても生きづらそうな某氏には、ぜひともタバコを吸っていただきたい。某氏にタバコを吸わせて感想を聞いた!的な記事が書けたらたいそうバズるだろうに!)
一年経って、いまの私はタバコに少からぬ好感を抱いている。ネガティブな側面ばかりが強調され、積極的にタバコを吸う理由が語られていないことに対して少し残念な思いがある(コーヒーや日本酒に比べてタバコの不遇っぷりはどうだ!)。タバコには効能もあるのだし、もっとインテリがタバコを吸って、おおいに語って欲しいと思う。ほんの数十年前まではたくさん語られていたではないか。畑正憲とか伊集院静とか。健さんだって美味そうにふかしていたじゃない。もちろん嫌煙者と環境には十分配慮した上でね。だって素敵な景色見ながらタバコ吸えないなんて、そんな息苦しいことありますか。屋外で、誰にも迷惑のかからない時くらい大っぴらに吸わせて欲しい。
むかし池袋で好きになった人がいて、当時私はタバコを吸っていなかったのだけど、彼の指先がセクシーで(長髪で大きい瞳と長い睫毛が好きだった。確かキャスターの1ミリロングじゃなかったか)、軽く日本酒を飲んで要町の彼の家までの帰り道、深夜の公園で一緒にもらいタバコで一服した。その時の思い出は、昨日のことのように思い出すことができる。タバコを吸う人はセクシーだと思う。タバコを吸わない綺麗な人より吸っている綺麗な人の方が断然好きだ。
その時、彼がタバコを携帯用灰皿に捨てていて、えらいねと言ったら、自分が気持ちよくタバコを吸うためにマナーには気を使っているよ。それは自分の権利を守るためなんだよ。だからマナーの悪い喫煙者は最低なんだ、と教えてくれた。その言葉を忘れずに、これからも、この愛すべきちょっぴり退廃的な香りのする嗜好品を楽しみたいと思う。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 80 | 10524 | 131.6 | 42.5 |
01 | 53 | 15783 | 297.8 | 51 |
02 | 40 | 3026 | 75.7 | 26.5 |
03 | 41 | 4970 | 121.2 | 45 |
04 | 9 | 2253 | 250.3 | 83 |
05 | 24 | 1138 | 47.4 | 32 |
06 | 24 | 1503 | 62.6 | 29.5 |
07 | 30 | 2724 | 90.8 | 38 |
08 | 59 | 4367 | 74.0 | 54 |
09 | 79 | 5409 | 68.5 | 41 |
10 | 99 | 7429 | 75.0 | 33 |
11 | 185 | 18953 | 102.4 | 39 |
12 | 158 | 13320 | 84.3 | 48 |
13 | 145 | 11332 | 78.2 | 45 |
14 | 127 | 8367 | 65.9 | 28 |
15 | 149 | 8361 | 56.1 | 31 |
16 | 202 | 18664 | 92.4 | 38.5 |
17 | 88 | 11630 | 132.2 | 40 |
18 | 111 | 11756 | 105.9 | 41 |
19 | 176 | 14825 | 84.2 | 36 |
20 | 142 | 9991 | 70.4 | 37 |
21 | 180 | 17906 | 99.5 | 36 |
22 | 121 | 14569 | 120.4 | 46 |
23 | 133 | 12027 | 90.4 | 41 |
1日 | 2455 | 230827 | 94.0 | 39 |
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喫煙者だった奴がタバコを辞めた途端に極端な嫌煙家になる現象に名前を付けたい。