はてなキーワード: 保護犬とは
犬を正しく飼えてない奴多すぎ問題は深刻。
元増田の言い方が気に食わないというポジショントークは一旦辞めて欲しくて、これは本当に犬の飼い主になっていない私でも思うこと。
買った(飼った)からには責任をもつということに重点を置きおなかつ徹底して欲しいわけよ。
自我が芽生えていない子供と一緒で目を離したらなにするかわからない。
その子自身もその子が何かをもたらしたのならば、受けた人もいるわけで、それは子供でも犬のせいでもなくて
素人目でもわかるが、
・どっちが散歩されているかわからないぐらい引っ張られている飼い主
・全くの赤の他人に擦り寄ってくる犬、またそれを静止しない飼い主
・他の散歩犬に2本足で立つまで威嚇する
・蛇行する、歩道のど真ん中を歩くお犬様
オイオイ。いつから江戸時代にタイムスリップしたんだよ。ってぐらいの躾のなってない穴がわんさかいるんだが、躾の仕方も知らないし知ろうともしないただの愛玩目当ての生半可な気持ちで動物を飼うな。
それは動物にも為にはならんっていうことは
飼うということを選択した以上は
動物としての本能を理解したうえで言い方は悪いが服従させないと
その動物自体怪我するかもしれないし怪我を合わせるかもしれないってこと、
赤ちゃんを見ればみんなが顔が綻ぶみたいなドアホ思考がいるように
あいつらどうにかならんの?
悪びれることもないじゃん?
最近、本当にそういう飼い主が多くてモヤってたところに
ペットショップとかで買う時、元増田の文書全部音読させてから受け取って欲しいぐらいだわ。
命を動物を軽んじるな。
そんでもってできれば飼うな。
犬が好きだ。
動物は全般好きだが、特に好きなのは犬だ。ロングコートチワワも好きだしスムースチワワも好きで、子供の頃はロングコートチワワのはなちゃんと一緒に生活させていただいていた。俺は犬より立場が低かったのではなちゃんには見下されていたが、気まぐれに俺を踏んでくれるはなちゃんの冷んやりとした小さな肉球がただただ愛しかった。
今は仕事と金の関係で犬と生活させていただくことは諦めているが、たまに無性に犬が恋しくなる。ので、そういう時は保護犬カフェで犬欲を満たしている。おやつの課金をすると犬にまみれることが出来るので、メンタルが死にそうになったときは保護犬カフェでおやつ課金することをオススメする。
そんな俺の楽しみの一つに、散歩中の犬とのエンカウントがある。勿論散歩中の犬と犬に連れられる人間に自ら声をかけたりなんてしない。散歩を楽しむ犬の邪魔をしたくないし、犬に連れられている人間に俺の相手をさせるのは迷惑だと思っているからだ。偶然エンカウントできた散歩中の犬を生暖かく見守る、それだけでいい。チャッチャッと小さな足音を立てて歩く犬の姿は何とも尊く、揺れる尻尾はこの上なく愛おしい。楽しそうに人間を連れて歩く犬、渋々と人間に付き合い歩く犬、俺という個を認識して吠えてくれる犬、同じ犬は一匹といないので出会いは正に一期一会。
低賃金労働を終えてヘロヘロになりながら家に帰る途中、気が付くと俺の前を神々しいほどに真っ白なポメラニアンが歩いていた。ふわふわとした綿毛のような愛くるしいフォルムに、貴族のような気高さすら感じる堂々とした存在がそこにあった。完成された美とはこのことを言うのだろうか。
その美しいポメラニアンが、俺という卑しい存在を認識してくれた。時折俺に視線をくれながら前に進む。俺はその後を付いていく(家の方向が同じだった)。「そこの人間よ、犬が好きなんだろう?」「犬好きだろう?撫でたいだろう?構いたいだろう?」とでも言わんばかりに振り返ってくれるポメラニアンに俺はもうメロメロだった。何て愛らしさだ。これはもう──ファンサだ。
俺という存在を認識し、目線をくれた名も知らぬポメラニアンよ。あなたという存在に俺の疲れ切った精神がどれだけ救われたか、あなたは知らないだろう。きっとあなたに出会うために、あなたの姿を見るために、俺は今日仕事に行って帰ってきたのだ。
ポメラニアンは俺の家の前を通り過ぎていった。俺はそのまま声もかけずに家に帰ったが、そのポメラニアンのことが今でも忘れられない。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 93 | 16683 | 179.4 | 60 |
01 | 64 | 8858 | 138.4 | 47.5 |
02 | 52 | 6104 | 117.4 | 64 |
03 | 19 | 1919 | 101.0 | 70 |
04 | 26 | 3636 | 139.8 | 59 |
05 | 13 | 1886 | 145.1 | 111 |
06 | 43 | 2978 | 69.3 | 31 |
07 | 59 | 4103 | 69.5 | 34 |
08 | 103 | 20335 | 197.4 | 35 |
09 | 106 | 11526 | 108.7 | 48 |
10 | 134 | 12594 | 94.0 | 56 |
11 | 115 | 11904 | 103.5 | 57 |
12 | 167 | 18249 | 109.3 | 48 |
13 | 115 | 6716 | 58.4 | 35 |
14 | 164 | 10607 | 64.7 | 33 |
15 | 114 | 16431 | 144.1 | 31 |
16 | 143 | 8926 | 62.4 | 30 |
17 | 101 | 11853 | 117.4 | 69 |
18 | 107 | 13387 | 125.1 | 51 |
19 | 145 | 16116 | 111.1 | 46 |
20 | 109 | 10130 | 92.9 | 40 |
21 | 121 | 18219 | 150.6 | 38 |
22 | 133 | 15955 | 120.0 | 44 |
23 | 135 | 7601 | 56.3 | 31 |
1日 | 2381 | 256716 | 107.8 | 43 |
env(3), 内閣広報官(3), リベサ(3), 飼養(4), ポケゴー(3), 保護犬(3), みずほ(14), 低学歴の世界(3), 粉瘤(4), 組体操(6), 山笠(6), ヴィーガン(30), 沈黙(14), 戸籍(8), 家畜(8), 猫(74), 糖質(17), 競馬(8), プリキュア(11), 保護(31), ATM(8), 保健所(11), 虐待(27), 団体(20), エロゲ(10), 銀行(21), ガイ(11), 肉(27), 動物(19), 進む(11), 深い(10), 垢(13), 並ん(10)
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保健所に連れて行かれてしまう可哀想な犬猫を増やしている一因は間違いなく餌付けだけで去勢もせず野良を増やす迷惑者
餌付けだけで去勢をしない迷惑者自身は虐待への加担を否定するだろうが、犬猫へ餌付けし増やし保健所へ連れて行かれるという構造から虐待への加担は明らかだ
保護犬猫団体は統一意志として餌付けだけで去勢をしない迷惑者の加入を防ぎ、そして現在加入している迷惑者へ愛玩動物虐待者と認定して破門しろ
最近の増田で保護猫引き取れなかった、何だあいつらという釣りが目立つ。
やめろ。やめてくれ。
彼女たちはフェミニストや環境保護活動家のようなオモチャにしていい人たちじゃない。ペット販売ビジネスの闇によって生まれる不幸な猫、犬に清潔で温かい寝床と穏やかな老後を与えて幸せになってほしいと思ってるだけの人たちなんや。
そりゃ完全にボランティアだからすこし偏屈な人も中にはいるかもしれんが、身寄りのない孤児に居場所を与えるお坊さんみたいな存在なのや。頼むから保護猫犬団体叩き収まってくれーーーーーフェミや環境活動家のカテゴリーに入れて叩くんじゃねーーーーーーーーーーーーーー!
https://anond.hatelabo.jp/20200324160510
保護犬の成犬を引き取った話の続きです。
このご時世なのでリモートワーク暮らしとなって以来、今年初めて飼い始めた犬と接する時間が増え、様々な経験、発見があったのでここに記す。なお俺も嫁も子供の頃から犬も猫も大好きで子供の頃は住宅事情、大人になってからは仕事の事情も加わり一度も飼う機会のないまま歳月が過ぎ、今年念願の初めての犬を飼い始めたのだ。なので「そんなことも知らなかったのか」とか「そんなの当たり前だろ」とか思うことも書くかも知れないがそこはご容赦頂きたい。なお「保護犬と過ごした」と過去形で書いたのは単にリモートワークが終わって今は出社しているからで、犬が死んだわけではない。元気いっぱいである。
嫁は最初から「〇〇〇〇」と名づけて日常ではそれをもじって「〇〇ちゃん」と呼ぶつもりだった。要するに例えば「八兵衛(仮)」と名づけて「はっちゃん(仮)」と呼ぶようなものである。俺は保護施設で呼ばれていた名前の方が本犬が混乱しないんじゃないかと思ったが、実際には杞憂であった。
犬は自分の名前を何となくではあるがすぐ認識した。いやこの犬が並外れて賢いだけなのかもしれないが、響きとアクセントで認識したのだ。窓際のカーテンの下に寝そべる犬を「こうすけ(仮)!」と呼んでもキョトンとした顔でこっちを見ている。だが自分の名前である「八兵衛(仮)!」と呼ぶと尻尾をびたんびたんと床に叩きつけ始める。「はっちゃん(仮)」と呼んでもだ。ただ「こうちゃん(仮)!」と呼ぶと同じようにびたんびたん始めるので、そこまで精密な理解ではなさそうである。そして俺が「呼んだだけだよ」と言うとやがて「用もないのに呼ぶなよ」と言いたげに前足に顎を乗せそっぽを向くか「まあそう言うなって、ほらボールだ」とボールを咥えて寄って来る。
大好きである。ただしこの犬、体重が27キロある。それでもお構いなしに乗ってきて抱っこをせがむ。向かい合うように縦にする抱っこでもいいのだが、人間で言うお姫様抱っこが好きだ。ただし俺たち(特に嫁が)が立った状態では瞬間的な抱っこしかできないことを学んだか、ソファや椅子に座っているときに膝の上に無理やり乗って抱っこさせる。この習慣があるから後述のSkype中での乱入もし始めたのかもしれない。
動物は相当リラックスした状態でもない限り仰向けにならないと思うのだが、この犬はいつまでもお姫様だっこ仰向けになって反り返る。それをこちらがしばらく放置していると顔をこっちに向けて「おい、なでなではどうした」と催促してくるのだ。ちなみにひとしきり撫でてもらうと体を反転して「今度はこっちね」となる。
リモートワークになって以来、家のPCでSkypeを使うようになった。基本的にはチャットを開きっぱなしで通話はあまりしないのだが、たまに通話していると犬が不思議そうに寄ってくるようになった。何か四角い画面に向かって俺がペラペラ喋っているのをずっと観ていたからだとは思うが、やがてあの着信の「ぽんぴんぽんんぴんぽんぴんん(わかる?)」アラームが鳴るといそいそと隣の部屋から来るようになった。始めは遠慮がちに机の下にもぐり込み、俺の膝の間から俺の顔を見上げてるだけだったのだが。やがて俺の膝の上に飛び乗り無理やり座るようになった。
ちなみにこの犬、レトリバーとポインターの雑種と思われ結構大きい。そして俺もやや大柄ではあるものの大型犬を膝で愛でるほどの巨人ではない。と言うことは犬にとって俺の膝の上でこの姿勢は窮屈だしおさまりが悪いはずなのだ。しかし無理やり俺の膝の間に無理やり座ると画面に向かって「こんにちは犬です」とやるようになった。画面の向こうの相手は高確率で「おお!可愛い」と笑顔になっているはずだ。なぜ「はず」なのかと言うと俺の視界は犬の後頭部で阻まれているからよく見えない。
定時連絡も含め一日4~5回のアラームが鳴るたびに犬は家のどこにいても駆け寄って来て、そのうち2~3回はこのように割り込んで来るようになった。
犬は散歩が好きである。もちろん運動が嫌いな犬もいるだろうが概ね犬は散歩が好きであり、うちの犬も好きだ。しかし毎日朝晩の散歩をしているうちに気づいたことがある。それは散歩で大事なのは「距離よりルーティン」であることだ。うちの犬の散歩は道路に出て左に曲がり、家のある区画を一周するショートバージョンと、同じく右に曲がって河原まで行くロングバージョンがあるのだが、いずれのコースのときも上機嫌である。まるでパトロールをするかのように「うむ、この電柱は今日もいい匂いだ。この草むらもいい匂いだ。よしここでうんちすることするからちょっと待ってくれ」と言った具合にだ。蛇足だがうんちしてる所をこちらが凝視していると「何見てんだよぉお前はうんちしないのかよぉ」と、上目遣いのとても情けない表情になって面白いからつい凝視してしまう。ちなみにおしっこのときはそうでもない。
そんな日々のルーティンのコースから、たまに飼い主の都合でちょっと寄り道するため違う道に行くと、犬がこっちを見上げる回数が増える。さすがに踏ん張って抵抗まではしないものの「ん?こっちか?どうした?」と何度も見上げてくる。その寄り道が犬とは関係のない飼い主のランダムなルーティンで、やがてその道を覚えたとしてもそれでも犬にとってはそれは「散歩」から「ご主人のお供」に切り替わるのだ。実際寄り道をすると犬はトイレをしない。
いずれの散歩からの帰宅でも犬は家が近づくと引っ張り気味に前に出て、道路から正確に俺の家に入り玄関でばっちゃばっちゃと水を飲む。そうだよな、わかってるんだよな、ここはお前の家だから当たり前だよな。
好きでも嫌いでもないが、他の犬が吠えても「ん?犬が吠えてるぞ?」と言った様子で相手にせず、おとなしくおすわりしている。だが俺のそばにぴったり体を寄せて座ってる所を見ると緊張はしているようだ。ちなみに俺も嫁も緊張している。獣医に来たのは、昨日の夜の散歩で何かを踏んだらしく後ろ足の猫で言う肉球と呼ばれるゴワゴワプニプニした所から血を流していたからだ。帰宅してからすぐにお湯で洗ったし血も止まったが大事を取って獣医に来たわけだ。リモートワークで良かった。
ちなみにここの獣医は患者を呼ぶとき「増田さん」とは呼ばず「増田さん、犬くん」と呼ぶ。そうして呼ばれて診察室に入ると、いかにも動物大好きって顔に書いてある初老の先生と、奥さんだろうか険しい表情の看護師さんがいる。とりあえずライス国務長官をイメージして欲しい。俺が抱きあげて犬を診察台に載せ、ライスが犬の頭の横から肩にかけてなだめるように撫でると犬も落ち着いたようで軽く尻尾を振った。すごいぞライス。
昨日起きたことを説明して、そしてこの犬の出自や、俺たち夫婦が犬をずっと飼いたくて遂に飼い始めたんだけど飼い方がおっかなびっくりになりがちなことまで話すと、先生はまず犬の傷口を診て「傷もふさがってるし綺麗ですね。問題ないと思いますがしばらく無理させないように」と言ってくれた。そして「僕は犬猫にはどんな症状でも必ずやるんで」と触診を始めた。するとライスが青いピッタリした手袋の包みを取り出して先生に渡すと、犬の向きを変えて正面から軽く犬の上半身を抱く押さえる感じで抱きしめた。「はい犬くんお尻を失礼」と手袋をはめた先生がも尻に指を突っ込んだ。ライスの肩越しから見える犬の表情は絶望的になり「おい!ご主人助けて!こいつ俺のお尻を!俺のお尻が!!」と言わんばかりに、暴れたり唸ったりはしなかった分、目だけが鬼気迫る圧力で必死に訴えていた。
最後に犬にあげてはいけない食べ物リストという小さな紙を渡して診察は終わった。やはり初めて飼うことを伝えておいて良かった。このリストを見ると「まあそうだろうな」という品目が並んでいたので、俺が「これに書いてませんが魚の骨とかはいいんですか?鶏の骨はなんかガラスみたいに胃の粘膜を傷つけるとか聞きますが」と言うと「一番怖いのは中毒です。そのリストにあるものを与えると高確率で中毒症状が出ます。あとはあげ過ぎです。それと鶏の骨の成分で内蔵を傷つけるなんてありません」と言う意味の答えを頂いた。嫁が真顔で「ケンタッキーの骨と〇〇の手羽先はあげていいんですね」と俺の家の食生活をつまびらかにするような質問をするとライスが「あそこの手羽先おいしいですよね!」と笑った。ライスもあそこの手羽先を食べるのか。
実は俺たちはそろそろ子供を作ろうと思ってる。いわゆる妊活って奴だ。しかし、すぐにできると思ってたのだが少し時間がかかっている。まだ医者に相談するほど深刻なそれではないものの、嫁がほんの少し不安に思っているようだ。なので俺は嫁を安心させる意味と本心の両方からこう言っている。
「保護猫を引き取ろうとした話」https://anond.hatelabo.jp/20200823143701
あ、分かるなと思った。私の場合は猫ではなくて犬だったけど。
提示される条件の数々に「飼うのに向かないのではないか」と思ったところまで一緒だった。
何年も検討を重ねてようやく犬を飼う環境が整ったので保護犬を迎えると決めた。
子犬も勿論可愛いけど、ある程度の性格や体格が分かっている成犬なら自分のライフスタイルとも合っているし、それならば家族がいない保護犬から迎えようと思ったのだ。
そう思ってかれこれ一年近く、里親サイトを巡ったり譲渡会に顔を出したりと保護団体とやり取りをしているんだけど、今や心がぽっきり折れてしまった。
問い合わせの段階で住所氏名電話番号は勿論、年収や家族構成や家の間取り、果ては結婚だの子作りの予定までありとあらゆる個人情報を書かせるくせに、
「賃貸からの応募は不可」とか「留守時間が多いから不可」だとか、事前の譲渡条件には書いてないものを後出しにして、個人情報だけを抜かれて一方的に切られること多数。自分らは苗字のひとつすら明かさないくせに。
たまに条件がゆるい一般譲渡主を見つけて連絡を取ってみても、大抵団体に所属しているボランティアだったりして、だましうち的に高圧的な面接が始まってしまいうんざりする。
団体に所属している自分と仲間と犬以外の全てが敵で、里親希望者は全員人格が破綻した虐待者予備軍みたいな極端な認識をしている変な人たちに一方的に審査されて、無礼な言動の数々に耐えなくてはいけないのが本当に苦痛。
里親募集犬のページに医療費の請求があるものの、健康状態に「元気です♪」としか書いていないから、詳しい健康状態を知りたくて検査内容を聞いただけなのに「疑うんですか!?心外です!あなたみたいな心無い人は犬を飼う資格がない!」などと罵られるし。
「お譲りするのは犬の飼育権だけで、我々がふさわしくないと判断したらいつでも団体に返してもらいます!」というケースに当たった時はさすがに笑った。
そうやって引き取った犬を、ある日突然奪われることを恐れずにうちの子として可愛がれるっていう人がどれだけいるんだろう。
少なくとも私は、だったらあなた達がその条件で保護犬を生涯幸せにしてやってくださいよとしか思えなかった。犬は本当に可愛かったけどこの時は丁重に辞退した。
人質ならぬ犬質を取られておかしな人たちが自分と犬との生活に干渉してくるなんて目に見えてる地雷をわざわざ踏みたくなかった
それらをクリアしたとしても、フードやリードは団体指定のメーカー以外不可だとか、指定した方法以外での飼い方をするなだとか、家庭訪問を断るなだとか。
犬の体質や性格上指定せざるを得ないというのなら分かるけれど、当然そんなこともなく全犬に同じ指定がされているから不思議。
犬を引き渡す時も、必ず家の中まで送り届けた挙句部屋の検分が必須条件だったりして、いやもうそんなの怖すぎだろうとしか思えない。
飼育環境の確認って言うけど、賃貸の場合はペット可物件であることを証明する書類を事前に提出させられるんだから、玄関前での引き渡しと撮影日時・簡単な本人証明を添えた飼育環境の写真なり動画なりを提示するだけで充分事足りると思うけど。
何が悲しくて素性の分からない過激な人間に個人情報を握られた挙句、家の中にまで上げなくちゃならんのだと思う。
いい加減懲りたので信頼できる団体を探すべく、いくつもの団体や預かりボランティアのブログやSNSを覗いてみるとこれがまた酷いのなんの。
やむを得ない事情で手放したであろう元の飼い主や生態販売に携わるペットショップを驚くほど汚い言葉で罵ったり、条件が合わずに里親を辞退した人を、本人が見たらそうと分かるだろうなって形で晒したり。
そういうケースをいくつも見てしまって、こんな過激な人たちと関わって個人情報を晒すのはやっぱりどう考えても危険だよなと確信した。
もちろん全ての団体がおかしいとは言わない。過去に虐待をしたりだとか、適切な飼い方をしない飼い主がいたからこれほどまでに厳しい条件になったのだろうと理解もできる。
でも、だからと言って善意の里親に対して一方的な要求したり無礼で過激な態度が許されるわけではないよなと思う。
犬の命に関わることだから過激にならざるを得ない、という意見を以前どこかで目にしたことがあるけど、命に関わるからこそ犬の為にも互いに礼をもって信頼関係築かなくちゃいけないんじゃないのって思う。
長いこと見てる大型犬のアカウントがあるんだけど、飼い主のおっさんがゴリゴリのネトウヨなのに犬をめちゃくちゃ大事にかわいがって飼ってるんだよ。
たまに平気で韓国人ヘイトをかましたり、コロナのことを未だに武漢ウイルスっつってるくらいガチのやつ。
ど田舎のウッドデッキつきの一軒家に住んでて、夜は中飼いで昼は外飼いなんだけど、昼でも犬が入りたがったら都度入れてやる。犬は運動大嫌いなんだけど知らない場所ならよく歩くらしく、しょっちゅう車に乗せて海か山に連れて行っている。おやつは気使っていいのを選んでるし、かかりつけ獣医師のアドバイスもちゃんと聞く。そもそも犬は元保護犬で、おっさんはこれまでも保護犬ばっかり飼ってきたらしい。
あくまで一般人の普通のインスタで、ただのんべんだらりとした日々が綴られてるだけなんだけど、自分がSNSで見た中では一番理想的な環境で暮らしている犬だと思う。写真は映え要素ゼロ、別に暮らしぶりのアピールもしないおっさんだから行動で愛が伝わってくるというか。ネトウヨなのに。
たまにとはいえヘイトが目に入ると気が滅入るのでフォローはしてない。でも毎日のように検索画面から見に行ってしまう。だってかわいいし…
多分「ネトウヨなのに」っていう前提を敷くこと自体が間違いなんだよな。ネトウヨでも誠実な側面を持った人間はいっぱいいてそれが普通なんだろう。
いや正直理解に苦しむんだけどさ。見る限り、犬はおそらく外見的な理由で捨てられている。別にヘンとかじゃなく普通にかわいいんだけど、規格に満たない子犬を平気で捨てる悪習が残ってる犬種だから。飼い主コミュニティかなんかでマメに情報交換してるっぽいおっさんがそういう背景を知らないとは思えない。生まれ持った属性で差別された犬を大事にしている人が、なぜ生まれ持った属性で人を差別できるのか、まったくわからん。でも指摘されないだけで、みんな多かれ少なかれそういう矛盾を抱えてるもんなのかもしれんと考えたりもする。
明らかに左に寄ってる自分のSNSにはよう書けんけど、犬写真見るのに言い訳する義理もないだろと自分に言い聞かせつつ見ている。
周りの人間が「あっこいつは雑に扱っていい人間なんやな」ってなって別にいじめ受けてる(に近い疎外を受けてる)人をなんとも思ってない人たちも雑に扱っていくこと。
ギリそのいじめられてるやつをいじめてる、又、嫌ってる人のグループにいる人間ならわかるけど(そこの中の人間関係もあるだろうしね)、同コミュニティのほぼほぼ関係ない人まで挨拶しなかったり悪意あるイジリみたいなのし出すのほんとキッツイ。
帰り際とかに誰にアピールするわけでなく、ナチュラルに挨拶無視したりわざと配ってるお菓子あげなかったりするあれよ。
ほんまキッツイ。別の職場でされたこともあるし、今はまた見てる。
いやほんとさ、そんな一貫してツンケンできるやつ本当体力とか気力とかあんなぁ…と思うわけですわ。
事務的に全体的に「お疲れさまでーす」には「お疲れさまでーす」ってやまびこみたいに返してる方が楽じゃん。
そういうやつが保護犬やら保護猫やら子供の権利やら弱者に寄り添う、的な話してる時「そういうのもいいけど、挨拶くらい返してやれよ」って言いたいんだけどね。
でも言ったら次私でしょ。それは避けたい。
何度も言うけど体力気力ないからさ。
私にできんのはこの胸くそ悪い感覚を感じつつにやまびこ挨拶続けるくらいだよ。
何なの?あのアンタッチャブルな存在にあえてしていくいじめの燃料的な人。
いじめ自体が低レベルで唾棄すべき行為なのは当たり前の話だけど、ほんとに理解不能なのはこういうタイプの人間よ。
別にさ~仲良く飯食えとまで言わないけど挨拶くらいしようや。もうそんなの努力とすら言えないじゃんよ。お菓子もグループ内だけで回すか箱でおいといて取ってくださいって書いとけ。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 103 | 11063 | 107.4 | 56 |
01 | 132 | 8395 | 63.6 | 43 |
02 | 80 | 4721 | 59.0 | 48.5 |
03 | 68 | 3682 | 54.1 | 36.5 |
04 | 10 | 384 | 38.4 | 37 |
05 | 10 | 833 | 83.3 | 52.5 |
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09 | 99 | 7263 | 73.4 | 35 |
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18 | 140 | 9052 | 64.7 | 32 |
19 | 125 | 7817 | 62.5 | 39 |
20 | 130 | 11040 | 84.9 | 29 |
21 | 161 | 12091 | 75.1 | 30 |
22 | 214 | 131311 | 613.6 | 261.5 |
23 | 158 | 15068 | 95.4 | 33 |
1日 | 2914 | 345744 | 118.6 | 38 |
不要不急の外出(5), ロックダウン(10), 75万人(3), 和牛(34), 志村けん(13), 商品券(34), とんかつソース(3), 現金給付(7), ジャリジャリ(3), 大器晩成(3), ドスケベ(8), コンテンツホルダー(3), 二次創作物(3), 封鎖(20), ワニ(47), コミケ(44), 自粛(41), 電通(17), 100日(13), 延期(20), 買い占め(18), ガイドライン(18), イタリア(21), 現金(25), コロナ(154), 要請(15), マスク(63), 開催(27), 二次創作(28), オリンピック(34), 新型(21), 公式(29), 販売(22), 同人(19), 感染(54)
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保護犬の子犬を引き取る予定だったが、縁あって成犬を引き取ることにした話のつづき
俺たちはこの借家の新居に越してくるにあたり、犬か猫を飼おうと決めていたのに付随して決めていたのが、「ベッドを買おう」だった。ペットとベッドである。それは俺と嫁の憧れだった「犬と一緒に寝る」という行為を実現するためのものだった。残念ながらさほど広い部屋ではなかったのでセミダブルのベッドを一つ買うことにして、俺たちはまだ見ぬ犬(猫)がベッドにもぐり込んで来る様を想像してはIKEAのレジの列で鼻の下を伸ばしていた。嫁に至っては子犬がベッドの上り下りがしやすいようにと小さな台まで買おうとしていた。
やがて当初の予定を変更して子犬でなく成犬を引き取ることとなり、トライアル期間はケージを使用する約束だったので夜はケージから出さなかったのだが、「大きめの犬だからケージ飛び越えて来ちゃったら仕方ないよなあ」「仕方ないよねえ」と期待しながらベッドから犬を観ていたのだが、暗闇のベッドから自分を見つめる人間二人の目を無視して犬はケージの中で丸くなり、トライアル期間中に仕方ないことは起きなかった。当たり前だ。この犬は賢い良い犬だからだ。
。
そして遂に正式譲渡がなされた日、俺は昼間のうちに思いっきり散歩した。そして帰宅すると、ばっちゃばっちゃと水を飲んだばかりの犬を嫁が抱きかかえるように風呂場へ連れて行き今度はシャンプーとドライヤーだ。犬はドライヤーとか掃除機とか嫌がるときいていたが、顔に温風を浴びながら、なんかうっとりした顔で目を閉じて座っている。その後はエサを与える。これだけすればこの犬は今日もうクタクタのはずである。俺たちもそそくさと食事と風呂を済ませると「そろそろ寝るかぁ」と犬と一緒に寝室へ行く。ケージはあけっぱなしで俺たちはベッドに入り犬の名前を呼ぶ。
ところがこの犬、俺たちがベッドの上でポンポンすると一応はお愛想で乗って来るのだが、やがて「そろそろいいかい?」とベッドの下に降りてその場で寝そべる。もしかして前の飼い主に躾けられた習慣なのか、そもそも床に広々と寝そべりたいのかはわからない。とりあえずベッドの上で寛ごうとはしないのである。ただ、ケージの中ではなくベッドの下と言うあたり俺たちの傍にいたいと言う意志は感じられたので、なるほどこの犬は定位置をここに決めたのだと納得することとした。
俺の嫁は朝から昼までの間パートに出てる。だからその朝も6時前くらいに目覚ましが鳴るわけだが、俺がぼんやりと目を開けると、犬が昨晩は居心地悪そうにしてたベッドに飛び乗ってきた。そして俺と嫁の顔に交互に鼻をつんつんしながらせわしなくモゾモゾしている。ぺろぺろではない。鼻でつんつんである。嫁が寝ぼけながらも「おふとんはいりたいの?ん?」と布団をめくると「そうじゃない!俺は朝だから起こしにきたんだ!」と言いたげにモゾモゾしている。なんとこの犬は俺たちを起こそうとしたのだ。トライアルのときも目覚ましは当然毎朝鳴っていたがそのときに犬はケージの中で尻尾を振ってるだけだった。しかし昨日からうちの子になったこの犬は、この家の一員としておそらくは重要であろう仕事を見つけ、初仕事をしようとしていたのだ。「起きろ!朝だよ!」と。そうだ。起こしてくれてありがとう。
嫁が仕事に出て数時間後俺も出勤し、さらに数時間後に嫁が帰宅する。そうすると毎日およそ3時間程度この家は犬が留守番することになる。一応引っ張り出されたり壊されたりされて困るものはしまってあるが、とりあえず嫁が帰宅するといつも玄関で座って尻尾振っていて、部屋の中も特に変化がないのだが留守番中の犬がいったい何をして過ごしているのか興味は尽きず、協議の結果「防犯のために必要だからな」「居間と玄関と台所用に3台ね」と言う話になり、事前に中村玉緒似の大家さんから「ワンちゃん何してるか気になるわよねえ!どぼぼぼぼぼ」と笑顔で許可を頂き3台の防犯カメラを購入することにした。VPN接続の工賃も含めて結構な金額となったが防犯のためには致し方ない。
俺が出かけると犬はしばらく玄関に座っている。やがて居間に来ると窓辺に座っている。予想したほど家の中を動き回らない。そしてソファに飛び乗ると長々と寝そべっている。ときおり思い出したように台所に来て、ごみ入れ(フタはしてある)の匂いをくんくん嗅いでまたソファに戻って長々と寝そべる。思ったより面白くない。ようするにちゃんと留守番している良い子なのだうちの犬は。一番面白かったのは昼に帰宅した嫁がやきそばにマヨネーズかけていた所だった。
嫁の実家に行く日、当然のことながら犬も連れて行くことを決めていた。考えてみたらこの犬を車に乗せたのは、トライアルで連れてきたとき以来かもしれない。そのときはトランクにケージごと入れていたのだが、今回は後部座席に座らせた。車が動き始めるとシートの間から首を出して何やら興味深そうに前を見ている。すると嫁がどっこいしょと犬を助手席の自分の膝に乗せた。俺の嫁は小柄なので膝に乗せたと言うよりは自分が犬の下敷きになってるっぽい体勢だ。嫁は右腕にリードをぐるぐる巻きにすると助手席の窓を少しだけ開けた。外から入る風を感じると犬は注意深くではあるがひょいっと窓から顔を出す。
「あぶないからリード離すなよ!ウィンドーのスイッチ気をつけろよ!」「わぁかってるから黙って運転しなさい!」と言い合う飼い主たちを意に介さず犬は顔を進行方向に向ける。どれほど自分が早く走っても決して感じない初めてのスピード、そして風圧。「うぉ!なんだなんだ!早いぞ!俺走ってないのに!うぉぉぉぉ!」と言いたげに犬は嫁の膝の上に立ち上がり尻尾をぶんぶん振りながら上機嫌で前を見てる。やがて信号待ちで止まると不思議そうな顔をして車内に首を引っ込める。隣の車のカップルがうちの犬をニコニコしながら見ている。可愛いだろ?可愛いだけじゃなくて賢いんだぞ?と俺は心の中で鼻高々である。嫁もである。
再び車が動き出すと、今度はためらうことなくまた首を出す。風圧で開けっ放しの口の中が乾いたのか、思い出したように口を閉じて舌なめずりをする。なお途中で運転代わってくれと嫁に頼んだが却下された。高速に乗るときにさすがに窓を閉めて犬を引っ込めると「鼻が冷たくなってる!!」と嫁が笑う。俺は運転しているのでその感触を味わうことができなかった。嫁の実家に着いた頃には俺の車の左側ガラスにファイヤーパターンのように犬のよだれが付いていた。
帰宅するとき助手席のドアを開けてシートを前に倒して犬を促すと、一瞬入ろうとして止まっては「え?後ろ?どうしても?さっきのはなし?なんで?」とこっちを見上げて「こっちかぁ。どうしても?ダメ?」という顔をするのを繰り返している。なんて賢い犬なのだろう、たった一回車に乗っただけで窓の外を眺めることを覚えたのだ。いやしかし毎回そんなことを当たり前にさせるわけにもいかないので後部座席に入れた。まず後部座席に座るのを当たり前にして、車が動き始めたら初めてシートの隙間から首を出すというプロセスを覚えさせるのが良い。そう判断してのことだ。
夫婦そろって犬が好きだ。
去年の暮、ペットを飼える家を借りて、ようやく犬を飼えるようになった。
猫のほうが多いイベントだったが、ポメラニアンやダックスなど子犬も数頭おり、人々の注目を集めていた。
そんな子犬たちのケージから少し離れたところに、成犬が一頭、寝そべっていた。
俺たち夫婦が近づくと、成犬はごろんと仰向けになった。腹を撫でてやった。
子犬たちは確かに可愛かったが、ポメラニアンもダックスもいわゆる座敷犬というやつで、そこまで好きな犬ではなかった。
妻に意見を求めると、「どの子も可愛いけど、あなたはどう思う?」という返事。どうやら妻も似た考えらしい。
もう一度、成犬を見に行った。
さっきと違って成犬はひどく興奮し、立ち上がって何度も尻尾を振った。
俺たちはこの成犬を貰うことにした。
年齢は三歳ぐらいで、山深くに捨てられていたそうだ。
俺は犬と猫が好きだ。嫁も猫と犬が好きだ。だからずっと犬を飼いたかったのだが住宅事情と仕事の関係でずっと飼えなくて、去年の暮に満を持してペット可能の借家を借りることにした。
家は多少ボロいのだがペットOKの条件で探したのでそこは文句なく、中村珠緒似の大家さんに犬を飼っていいか尋ねると「もちろんいいですよぉどぼぼぼぼ」と中村珠緒みたいに笑って許可してくれた。
果たして犬を(願わくば猫も)飼うべく俺たちがまず認識を共有したのは「保護犬(猫)にしよう」ということだった。ここでは生体販売がどうのとか言うつもりはない。ただ、可哀想な子を可愛がろうと思ったのだ。
いくつかの里親募集イベントをネットで調べて二人で出かけてみたが、なんか色々と条件を付けられ「それ必要なのか?」って思うようなものまであって、いくつかのイベントを見送ってはめげずに別の里親イベントの予定を作っていた。
その犬に俺たちが出会ったのは、やや騒々しくある比較的都市部で行われたイベントであった。その日は猫がやや多めだったが、それでも何頭かいた子犬たちがせわしなく動き回り訪れた里親希望者や冷やかしに愛想を振りまいていた。成犬であるその犬、おそらくポインターとかゴールデンレトリバーとかの雑種とおぼしきその犬は子犬たちのケージから少し離れた位置で、子犬目当てで来た人たちに社交辞令的に撫でられては子犬ケージに向かう彼らを見送りながら静かに寝そべっていた。
俺たちも子犬が目当てであったが、とりあえずこいつを一応ひと撫でしようとしたら、俺たちを見るなりその犬は何故か突然ゴロンと仰向けになり腹を撫でるよう促してきた。俺も嫁もそうかそうかと撫でまわしてから子犬ケージに行ったのだが、どうにもその犬が気になる。吠えもしないし立ち上がりもしないでこちらをずっと見つめている雑種の成犬が。
子犬はどの子も可愛かったが、一つだけひっかかった(気に入らないとまでは言わないが)点は、どの子もポメラニアンとかダックスとかいわゆる座敷犬系の犬で、どうも俺の中での犬好きメーターがレッドまでは行くが振り切りはしなかったのだ。嫁に意見を求めると「どの子も可愛いけど、あなたはどう思う?」と返してきた。こいつがそう言う言い方をするときは「私はピンと来ないんだけどあなたがいいならいいよ私はピンと来ないけどね」と言うときなので、何となくだけどあの成犬が気になると伝えたらありがたいことに「あれね!あれも可愛いよね。それに成犬だからもしかして子犬より手かからないかな?」と好感触だった。
俺たちが再度あの成犬の所へ近寄ると、さっきの腹見せゴロンのときとは違い「え?え?また俺の所へ来た?もしかして俺のこと好き?!」と興奮気味に立ち上がり激しく尻尾を振りながら前脚を足踏みし、俺たちの歩みがもう待ちきれないとばかりに何度も上半身を上げ下げし始めた。(この上半身の上げ下げと言う表現で伝わるだろうか)
俺はもちろんだが、予想外に嫁が気に入ったので、この推定年齢3歳という犬を引き取ることにした。
引き取ると言ってもその場で決定ではなく、トライアルと言って数日預かって様子を見てから(予防注射などの経費を負担した上で)正式に引き取るというプロセスがあり、後日その犬が俺の家にトライアルに来た。とりあえずどこでトイレをしてもいいようにとペットシートと雑巾を手に持って家の中に犬を入れると、多少遠慮がちではあるがそれでも「お?お?ここはどこだ?これはなんだ?」と2DKの小さな家の中を好奇心旺盛に歩き回る。3周くらいしただろうか、手に持っていたそれとは別にバスルームの前に「ここにしてくれるといいな」と嫁が敷いておいたペットシートの上に犬がおしっこをした。トイレのトレーニングは済んでいるとは聞いていたが俺と嫁が「えらい!えらい!」と誉めると「だろ?だろ?」と嬉しそうに寄ってきた。ちなみにこの犬がトイレで失敗したことは今日に至るまでない。
一緒に暮らし始めて気づいたが、この犬は常に俺か嫁を見ている。必ず目が合う。窓辺に寝そべっていてもこっちと目が合うとずっと見ている。そして次第にカーテンに隠れた尻尾がぱんぱんぱんぱんと床を叩き始めてやがて「そうかボールか!ボールを投げたいんだな?」とボールを咥えてこっちに来る。俺がいないときも犬は洗濯機の前に座って、洗濯をしている嫁を笑顔で見上げて「手伝おうか?」と言いたげに尻尾を振る。散歩に出ると(嫁のときもだそうだ)、俺の一歩か二歩前を歩きながら俺を見上げる。あまり激しく引っ張ろうとはしない。やや大きめの犬だから運動量が必要だろうと自転車で散歩すると今度は別人のように走る走る!「もっとだ!もっと早くこげ!何なら俺引っ張るぞ!」と言わんばかりに飛ぶように走る。そして飛ぶように走りながらもやはりチラッチラッとこちらを見上げる。
俺と嫁が食事していると(食卓の構造上俺たちは並んで食事をしている)テーブルの向こう側から鼻だけが出てきて鼻の孔がひくひくしている。ソファに座っていると俺たちの間に飛び乗って来て俺に頭、嫁に腹を向ける。言っておくがこの時点ではトライアルである。とにかく「賢くていい子」なのだ。職員の人は「トイレはちゃんと訓練済みです」とだけ言っていたが、ここまでいい子なのは訓練によるものじゃなかったのか?持って生まれた性質なのだろうか?
そして俺たちはもうとっくに気づいていた。この犬は愛されたいのだ。愛されても愛されても愛され足りないのだ。事前に遠まわしに事情を聞いたがこの犬は山奥につながれて捨てられていたそうだ。つながれた理由はおそらくはついて来ようとするからだろうと。保護されたあとも、子犬たちと比べれば確実に成犬の自分を里親が敬遠する経験も沢山したのだろう。だから最初に接触したときにお腹ゴロンをしたのがこの犬にとっては毎回最初で最後のチャンスで、一番可愛い所を見せなくてはいけない勝負のときだったろう。そして何度もその勝負に敗れた末に、遂に俺たちが現れたのだ。
俺は嫁にこの犬を引き取りたいと言ったら「というか私はじめからそのつもりだから」と返ってきた。嫁がこの犬を俺と同じように気に入ってくれて良かった。はじめから決定権が俺になかったのはこの際どうでもいい。
そんな日々の様子を適当に写真に撮って(この作業は約束だった)送るトライアルの期間が終わり、引き取りの意思最終確認のとき、俺たちが当然のように正式譲渡を希望すると、職員の人は「まあそうだと思ってました!」と笑った。俺たちの送り続けた写真がやたら多かったのと、写真にうつる犬が一枚残らずカメラ目線だったのでこの犬は(もちろん飼い主としての俺たちも)大丈夫と早い段階で判断してもらっていたようだ。
一通りの手続き(書類や経費の支払い)を済ませて正式にうちの子になったこの犬に名前をつけよう(トライアル期間中は施設で呼ばれてる名前で呼んでた)としたら、嫁がすでに決めていた。いい名前だ。俺の意見など無用だったみたいだがいい名前だ。
先住犬がいるので、もちろん相性が良さそうであれば、トライアルをしたかった。
その犬は今年の春に亡くなった犬と雰囲気が似ていて、ペットロスであり続けている妹の一目惚れだった。
会ってみたら、おっとりしたところが本当に亡くなった犬のようだった。
犬が飼い主のことを好きすぎて転生し続ける映画・ワンダフルライフシリーズを観ているからか、
保護犬は亡くなった犬と年齢が一緒だからそんなはずないんだけど(というか生まれ変わり自体ないけど)、
姿や雰囲気が似てる犬はだれでも生まれ変わりのように思えてた。
もともとは殺処分リストにいた犬で、その犬を里親会から引き取れば、別の犬が里親会によって保護され殺処分リストから救い出してもらえるというシステムも響いていた。
そういう経緯があり、さきに妹と一緒に犬に会ってきて、話を聞いて、動画をとって家族に送った。
了承をえるのは動画を見せて聞いた話を伝えてからと思って。じゃないと説得しにくいだろうなと思って。
でも先住犬がかわいそうだから無理だと言われた。
相性も確かめずに、先住犬も保護犬も不幸になるだけだって決めつけられた。
なんなんだろこの人達、ってなっている。
残ったもう1匹をそのぶん愛そうとは思ってるし、実際そうしているけど、亡くなった犬のかわりにはなれなくて、喪失感は薄れないんだよね。
犬を飼えば結婚できなくなると言われているようだが、それでいい。結婚と子育ての穴埋めになってくれるなら、むしろ素晴らしいじゃないか。
ネットの見過ぎだろうか、結婚には恐怖しか感じない。どんなにまともに見える人でも、家庭というブラックボックスに入ってしまえば鬼にも悪魔にも幼児以下にもなる可能性があると思っている。もちろん、私自身も迷走する可能性があるのだろう。どちらのケースも、目の当たりにしたくない。
子どもが欲しい、小さいものを守り育てたい、という願望は確かにある。だが、自分のそんな欲望のために子どもを"作る"なんてとてもできない。物じゃないんだから。
保護犬なら、すでに生まれてしまった命だ。その命を救える。(そもそも生まれさせないなら良いと思うが、一旦生まれたものを殺すのは良くないと考えている。)
猫と違って犬は野良で生き延びるのは難しい。なんの後ろめたさもなく、いい気分で、側にいてもらうことができる。
子どもと違って犬なら、私よりも先に死ぬことがはじめから見えている。だから失う心構えもできる。不慮に子どもを失うことほどつらいことはない。ペットなら、見送るまでが飼うということ。
保健所ですぐに殺されるかもしれなかった犬を、5年10年余計に、楽しい思いをして生きてもらう。その5年10年、私も楽しい思いをさせてもらう。
35歳で婚活もしていない人間に「40過ぎで結婚して子どもを作る人もいるし諦めなくていいんじゃないの」と頓珍漢な励ましをしてくる人がいる。5年10年経てば流石にそんなことも言われずに済むようになるだろう。