はてなキーワード: レトリバーとは
インスタで、はちゃめちゃに甘やかされてる超大型犬の動画を見てるとこの上なく癒される
飼い主よりでかいくらいの大型犬が、飼い主にでろんでろんに甘えてるのがはちゃめちゃに最高
小型犬とか猫は歩いてても見かけることあるけど、大型犬はせいぜいレトリバー、超大型犬になると子供の頃に地元の小学校の通学路を散歩してる通称・貴族の犬(多分ボルゾイという種類だと思う)しか生で見たことない
圧倒的な重量感で飛び跳ねたり、頭突きしたり、上目遣いに目キラキラさせてるのも、全部とっっっっっても可愛い
大型犬、口ものと皮あまりがちなのか知らんけど、口元がゆるくてたるんたるんしてるのもすっっっっっっごい良い
アンニュイに寝そべって飼い主にちょっかいかけられたときにチラッと見て元の姿勢に戻るのもかわいいし、しょうがねぇなぁって顔で面倒臭そうにちょっとだけ遊んでくれるのもたまらん
死んだ飼い犬が闘病中だとうそをつき、治療費名目で支援金をだまし取ろうとしたとして2022年4月、奈良地裁葛城支部で26歳の女が有罪判決を受けた。女はインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」を悪用。診断書などを偽造し、心配する愛犬家ら370人以上からお金を集めた。善意を踏みにじる行為の背景には、急成長するCF側のチェック体制の限界も見え隠れする。
女が死んだ飼い犬を闘病中と偽り、治療費を集めていたCFのページ
プロジェクト開始前に死んでいた
「時間がありません。たすけてください!」。21年10月、奈良県大和高田市に住んでいた女は、重篤な心臓病などを患うフラットコーテッド・レトリバーの愛犬「斗偉(トイ)」の写真とともに支援を募るプロジェクトをCFサイトでスタートした。
女が利用したのは購入型CFと呼ばれる種類でCFサイトを通じて支援者から資金を募り、お礼に商品やサービスを返す仕組みだ。
血液検査の結果や、診療費の明細書、エックス線写真……。女はCFサイトに“証拠”となる書類の画像を多数アップし、トイの闘病記録を克明につづった。
だが、プロジェクトを始める2カ月以上前にすでに死んでいた。にもかかわらず、女は診断書の日付を改ざんするなど小細工し、「病と闘う愛犬とその飼い主」を演出。手術代や検査費用に充てるとして最終的に計180万円の治療費の支援を呼びかけた。
反響は大きかった。「わが家も愛犬がいます。応援します」――。ペット愛好家らの応援コメントは400を超え、同12月には374人の支援者から計約184万円が集まった。
うそが発覚したのは、トイが死んだことを知る関係者からの通報だ。女は支援金を手にすることなく22年1月、詐欺未遂容疑で奈良県警に逮捕され、同罪で起訴。奈良地裁葛城支部は4月、「金目当てに支援者の犬を思う心情を逆手に取った悪質な犯行」として懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/19/news086.html
https://anond.hatelabo.jp/20200324160510
保護犬の成犬を引き取った話の続きです。
このご時世なのでリモートワーク暮らしとなって以来、今年初めて飼い始めた犬と接する時間が増え、様々な経験、発見があったのでここに記す。なお俺も嫁も子供の頃から犬も猫も大好きで子供の頃は住宅事情、大人になってからは仕事の事情も加わり一度も飼う機会のないまま歳月が過ぎ、今年念願の初めての犬を飼い始めたのだ。なので「そんなことも知らなかったのか」とか「そんなの当たり前だろ」とか思うことも書くかも知れないがそこはご容赦頂きたい。なお「保護犬と過ごした」と過去形で書いたのは単にリモートワークが終わって今は出社しているからで、犬が死んだわけではない。元気いっぱいである。
嫁は最初から「〇〇〇〇」と名づけて日常ではそれをもじって「〇〇ちゃん」と呼ぶつもりだった。要するに例えば「八兵衛(仮)」と名づけて「はっちゃん(仮)」と呼ぶようなものである。俺は保護施設で呼ばれていた名前の方が本犬が混乱しないんじゃないかと思ったが、実際には杞憂であった。
犬は自分の名前を何となくではあるがすぐ認識した。いやこの犬が並外れて賢いだけなのかもしれないが、響きとアクセントで認識したのだ。窓際のカーテンの下に寝そべる犬を「こうすけ(仮)!」と呼んでもキョトンとした顔でこっちを見ている。だが自分の名前である「八兵衛(仮)!」と呼ぶと尻尾をびたんびたんと床に叩きつけ始める。「はっちゃん(仮)」と呼んでもだ。ただ「こうちゃん(仮)!」と呼ぶと同じようにびたんびたん始めるので、そこまで精密な理解ではなさそうである。そして俺が「呼んだだけだよ」と言うとやがて「用もないのに呼ぶなよ」と言いたげに前足に顎を乗せそっぽを向くか「まあそう言うなって、ほらボールだ」とボールを咥えて寄って来る。
大好きである。ただしこの犬、体重が27キロある。それでもお構いなしに乗ってきて抱っこをせがむ。向かい合うように縦にする抱っこでもいいのだが、人間で言うお姫様抱っこが好きだ。ただし俺たち(特に嫁が)が立った状態では瞬間的な抱っこしかできないことを学んだか、ソファや椅子に座っているときに膝の上に無理やり乗って抱っこさせる。この習慣があるから後述のSkype中での乱入もし始めたのかもしれない。
動物は相当リラックスした状態でもない限り仰向けにならないと思うのだが、この犬はいつまでもお姫様だっこ仰向けになって反り返る。それをこちらがしばらく放置していると顔をこっちに向けて「おい、なでなではどうした」と催促してくるのだ。ちなみにひとしきり撫でてもらうと体を反転して「今度はこっちね」となる。
リモートワークになって以来、家のPCでSkypeを使うようになった。基本的にはチャットを開きっぱなしで通話はあまりしないのだが、たまに通話していると犬が不思議そうに寄ってくるようになった。何か四角い画面に向かって俺がペラペラ喋っているのをずっと観ていたからだとは思うが、やがてあの着信の「ぽんぴんぽんんぴんぽんぴんん(わかる?)」アラームが鳴るといそいそと隣の部屋から来るようになった。始めは遠慮がちに机の下にもぐり込み、俺の膝の間から俺の顔を見上げてるだけだったのだが。やがて俺の膝の上に飛び乗り無理やり座るようになった。
ちなみにこの犬、レトリバーとポインターの雑種と思われ結構大きい。そして俺もやや大柄ではあるものの大型犬を膝で愛でるほどの巨人ではない。と言うことは犬にとって俺の膝の上でこの姿勢は窮屈だしおさまりが悪いはずなのだ。しかし無理やり俺の膝の間に無理やり座ると画面に向かって「こんにちは犬です」とやるようになった。画面の向こうの相手は高確率で「おお!可愛い」と笑顔になっているはずだ。なぜ「はず」なのかと言うと俺の視界は犬の後頭部で阻まれているからよく見えない。
定時連絡も含め一日4~5回のアラームが鳴るたびに犬は家のどこにいても駆け寄って来て、そのうち2~3回はこのように割り込んで来るようになった。
犬は散歩が好きである。もちろん運動が嫌いな犬もいるだろうが概ね犬は散歩が好きであり、うちの犬も好きだ。しかし毎日朝晩の散歩をしているうちに気づいたことがある。それは散歩で大事なのは「距離よりルーティン」であることだ。うちの犬の散歩は道路に出て左に曲がり、家のある区画を一周するショートバージョンと、同じく右に曲がって河原まで行くロングバージョンがあるのだが、いずれのコースのときも上機嫌である。まるでパトロールをするかのように「うむ、この電柱は今日もいい匂いだ。この草むらもいい匂いだ。よしここでうんちすることするからちょっと待ってくれ」と言った具合にだ。蛇足だがうんちしてる所をこちらが凝視していると「何見てんだよぉお前はうんちしないのかよぉ」と、上目遣いのとても情けない表情になって面白いからつい凝視してしまう。ちなみにおしっこのときはそうでもない。
そんな日々のルーティンのコースから、たまに飼い主の都合でちょっと寄り道するため違う道に行くと、犬がこっちを見上げる回数が増える。さすがに踏ん張って抵抗まではしないものの「ん?こっちか?どうした?」と何度も見上げてくる。その寄り道が犬とは関係のない飼い主のランダムなルーティンで、やがてその道を覚えたとしてもそれでも犬にとってはそれは「散歩」から「ご主人のお供」に切り替わるのだ。実際寄り道をすると犬はトイレをしない。
いずれの散歩からの帰宅でも犬は家が近づくと引っ張り気味に前に出て、道路から正確に俺の家に入り玄関でばっちゃばっちゃと水を飲む。そうだよな、わかってるんだよな、ここはお前の家だから当たり前だよな。
好きでも嫌いでもないが、他の犬が吠えても「ん?犬が吠えてるぞ?」と言った様子で相手にせず、おとなしくおすわりしている。だが俺のそばにぴったり体を寄せて座ってる所を見ると緊張はしているようだ。ちなみに俺も嫁も緊張している。獣医に来たのは、昨日の夜の散歩で何かを踏んだらしく後ろ足の猫で言う肉球と呼ばれるゴワゴワプニプニした所から血を流していたからだ。帰宅してからすぐにお湯で洗ったし血も止まったが大事を取って獣医に来たわけだ。リモートワークで良かった。
ちなみにここの獣医は患者を呼ぶとき「増田さん」とは呼ばず「増田さん、犬くん」と呼ぶ。そうして呼ばれて診察室に入ると、いかにも動物大好きって顔に書いてある初老の先生と、奥さんだろうか険しい表情の看護師さんがいる。とりあえずライス国務長官をイメージして欲しい。俺が抱きあげて犬を診察台に載せ、ライスが犬の頭の横から肩にかけてなだめるように撫でると犬も落ち着いたようで軽く尻尾を振った。すごいぞライス。
昨日起きたことを説明して、そしてこの犬の出自や、俺たち夫婦が犬をずっと飼いたくて遂に飼い始めたんだけど飼い方がおっかなびっくりになりがちなことまで話すと、先生はまず犬の傷口を診て「傷もふさがってるし綺麗ですね。問題ないと思いますがしばらく無理させないように」と言ってくれた。そして「僕は犬猫にはどんな症状でも必ずやるんで」と触診を始めた。するとライスが青いピッタリした手袋の包みを取り出して先生に渡すと、犬の向きを変えて正面から軽く犬の上半身を抱く押さえる感じで抱きしめた。「はい犬くんお尻を失礼」と手袋をはめた先生がも尻に指を突っ込んだ。ライスの肩越しから見える犬の表情は絶望的になり「おい!ご主人助けて!こいつ俺のお尻を!俺のお尻が!!」と言わんばかりに、暴れたり唸ったりはしなかった分、目だけが鬼気迫る圧力で必死に訴えていた。
最後に犬にあげてはいけない食べ物リストという小さな紙を渡して診察は終わった。やはり初めて飼うことを伝えておいて良かった。このリストを見ると「まあそうだろうな」という品目が並んでいたので、俺が「これに書いてませんが魚の骨とかはいいんですか?鶏の骨はなんかガラスみたいに胃の粘膜を傷つけるとか聞きますが」と言うと「一番怖いのは中毒です。そのリストにあるものを与えると高確率で中毒症状が出ます。あとはあげ過ぎです。それと鶏の骨の成分で内蔵を傷つけるなんてありません」と言う意味の答えを頂いた。嫁が真顔で「ケンタッキーの骨と〇〇の手羽先はあげていいんですね」と俺の家の食生活をつまびらかにするような質問をするとライスが「あそこの手羽先おいしいですよね!」と笑った。ライスもあそこの手羽先を食べるのか。
実は俺たちはそろそろ子供を作ろうと思ってる。いわゆる妊活って奴だ。しかし、すぐにできると思ってたのだが少し時間がかかっている。まだ医者に相談するほど深刻なそれではないものの、嫁がほんの少し不安に思っているようだ。なので俺は嫁を安心させる意味と本心の両方からこう言っている。
夫婦そろって犬が好きだ。
去年の暮、ペットを飼える家を借りて、ようやく犬を飼えるようになった。
猫のほうが多いイベントだったが、ポメラニアンやダックスなど子犬も数頭おり、人々の注目を集めていた。
そんな子犬たちのケージから少し離れたところに、成犬が一頭、寝そべっていた。
俺たち夫婦が近づくと、成犬はごろんと仰向けになった。腹を撫でてやった。
子犬たちは確かに可愛かったが、ポメラニアンもダックスもいわゆる座敷犬というやつで、そこまで好きな犬ではなかった。
妻に意見を求めると、「どの子も可愛いけど、あなたはどう思う?」という返事。どうやら妻も似た考えらしい。
もう一度、成犬を見に行った。
さっきと違って成犬はひどく興奮し、立ち上がって何度も尻尾を振った。
俺たちはこの成犬を貰うことにした。
年齢は三歳ぐらいで、山深くに捨てられていたそうだ。
造形的には。
犬の方がよっぽどかわいい。
かわいい子供は、それは大人の「イケメン」とか「美人」と同じで、たまたま「可愛い子」なだけ。
子供でも、恋人でも、何でも、一緒に暮らすものとして、犬に勝るものはなし。
犬が最強。
まずかわいい。生き物の中で人間にとって「かわいい」と感じるものはやはり自身に近いもの。哺乳類>>爬虫類>>(超えられない壁)>>昆虫
でも、あまりに近すぎると、逆に嫌がる。猿とかチンパンジーは結構アウト。あまりに近すぎるロボットもキモい。
となると犬。これしかない。
子犬の可愛さは、このために地球が生まれたと思わせるほどの異常さ。
ヤバい。別にスカトロマニアでもないのに、うんこしてる姿すら可愛いというのだから異常。うんこすらかわいい。異常。
あいつら、異常。
多分、人類をその可愛さで丸めこんで、人間界に根を下ろし、ゆくゆくは内側から地球をヒトに代わって征服し、生態ピラミッドの頂点にたつつもり。あいつら。
でもここまで奴らの陰謀が分かってても、かわいいから、生きることに手を貸してしまう自分は既に丸め込まれていて何も出来ない。
理屈は可愛さに負ける。完敗する。
何がどうと言われようが、柴の子犬がこくびをかしげて座り込んだら何も出来ない。無言でエサを提供するしか出来ない。
おそらく奴らはなにかしら超音波的なものを操ってる。コウモリ的な。それで、人間の脳神経を直接ゆさぶってる。だから何もできない。
これは人類が進化の中育ててきた脳を、真っ向から否定する挑戦。お前らわかってても何もできねえだろ?俺らの可愛さで、っていう犬の挑戦。そしてちゃくちゃくと負けている。ヤバい。
だいたい犬は、賢い。クジラ?はぁ?ってほど賢い。盲導犬の賢さはヤバい。それに空気を読む。あいつらは。下手な非モテよりよっぽど読む。人間を超えた。
あいつらが言葉を使えたら、人間なんて失笑もののレベル。足し算と微分積分くらいの差。四足歩行と二足歩行というハンデがあるのにここまでおいついたあいつらはパない。
ときどき飼い主のために命をはったとかやらかす。困る。泣く。逆に氏ね!でも氏ぬな。絶対氏ぬな。
大体情が豊か。落ち込むと励ます。足とかなめてくる。そんで見上げてくる。大丈夫?みたいな素振りする。ほんとパない。あいつらほんとゆるぎない。
大体強い。犬は強い。地上最強の生き物。ってマスターキートンに書いてあった。だから強い。犬はヤバい。知力と体力を総合したらほんとう地上最強だからヤバい。人間とか所詮二足歩行。全然ダメ。使い物にならない。ペラい。足の速さもパねえ。逆算すると100m6秒台とかの犬余裕でいる。パない。人間とか世界最強でも所詮9秒台。まあボルトだけは人間じゃないからまだ早いほうだけどそれでも9秒台。自宅警備員とか余裕で倒せる強さ。パない。多分、プーチンと引き分けるくらいの強さ。パない。
しかも、忠実。しつけると忠実。そこら辺の人間に、「ちょっとお前、座って」とか言っても、ガン無視。ヒトはバカだから座らない。「は?」って顔して去っていく。これが現実。でも犬は違う。「Sit down!」座る。英語ですら、座る。ほんとパない。そこらへんの人間に「Sit down!」とかいっても「え?何?外人?」「でも顔日本人じゃない?」みたいな世迷言言われるだけ。本当ヒトは情けない。犬なんか四の五の言わずに空気読んで座る。
人間に「ちょっとお前、あれとってこいよ」とか言っても、またガン無視。本当愚か。でも犬は違う。「Fetch!」また英語。まあ流石にそこまでは……って思ったら、とってくる。走ってとってくる。パない。
新聞もとってくる。唾液という愛嬌までつける。ちょっとした隙すら見せる。そこが更に完璧。
大体犬は家を守る。不審者がきたら吼えるしエサにも惑わされない。敵は排除する。本当プーチン並に強い。お前ら、仮にドロボウだとして、家に忍び込もうとしたら、プーチンが銃を片手に見張ってたらどうするよ?
去るだろ。もうそれは、去るだろ。一刻も早く。もう盗めるか、否か、じゃなくて、問題は、尿をもらさずにいられるか、否か、って方にシフトしてく。そのくらいのヤバさ。犬は。
しかも家を守ったあと、ご褒美とかやろうものなら、当然のことなのに、ちゃんと喜んでくれる。しっぽとかふって喜びを如実に表すのも忘れない。こんな完璧すぎる生物が、地球を乗っ取れないわけがない。というより、今人間が支配してるのが、何かの間違い。本当は犬が支配すべきだった。人間の歴史の曲がり角にはいつも犬がいた。そうやっていつも支配者交代を狙ってた。いや、狙ってる。
福田首相が突然やめたのも、おそらくそれが原因。次は犬が総理になるという伏線。
勿論突然犬の外観をした者がいきなり総理になったら、愚かなヒトどもは「意味が分からない」などと意味が分からないことを言いまくり反対するであろうから、まずは人間の擬体を使うのは必然。
というか、もう使用してた。安倍のときに。ブルドッグが作ったから、ブルドッグ似になったのは仕方ない。けど誤魔化せる範囲だった。犬の技術はそこまで進歩してる。なのにお前らときたら、暢気に「ブルドッグに似てるよなw」で終わり。バカか。あれこそが伏線だったのに。ブルドッグに似てるのは何故か?そこまで思考を働かせなきゃいけなかったのに、お前らときたら、「似てるよな」で終わり。あくまでヒトであるという姿勢だった。終わった。あそこで気付けなきゃならなかった。最後のチャンス、ラストチャンスだった。
あれはまだ犬の未熟さが出ている方、あれで見抜けなければ、更に精度のあがった、次のヒト擬体を見抜ける奴などいないだろう。そして俺らは、ヒトの擬体に入った犬の首相会見を見ることにより、そこから発せられる超音波的なもの(まだ何なのかは解明されてない。何しろ気付いているヒトが少なすぎる)で、徐々に脳神経を操られ、いつのまにか、犬そのものがそこに立っていても不思議に思わなくなる。上司が犬でも不思議に思わなくなる。いつのまにか俺らは死に、そして、子孫を残していないことに気付かされる。今の少子化はそれ。着実に犬がそうしてる。犬の可愛さによって、冒頭で言ったように、若い男女が「子もいらない。結婚もしなくていい。なぜなら犬がかわいいから。犬で十分だよ。子とか妻/夫なんて、犬より下だよ」と思うことによって、子孫を作らなくなる。いや。なっている。
犬はそれを狙ってる。最近の犬の可愛さの上昇ぶりはそれ。
俺も勿論それに操られてる。だから冒頭で言った。操られている。そう分かってるけど、何もできない。いや、何もするべきじゃない。もう、人間の時代は終わったのだ。
犬。
犬は最強。
5000年後の地球の頂点には、犬とプーチンとボルトしかいないだろう。
そこにもう、人間はいないのだ。