「百鬼夜行」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 百鬼夜行とは

2024-08-13

京都新聞に、百鬼夜行情報が載っているとな?

……刀剣乱舞広告だった。

流石、歴史のある街は違うなあ。今日ワンコみたいなコーナーがあるのかと思ったのに。

2024-06-13

放生会

椎名林檎の新アルバム放生会、良いよね。

無罪勝訴は中高生の頃、初めからじゃなくちょっとしてからまりカルキはびっくりしたけどスルメだし何より双六(変換面倒)が良い。事変が始まりおのれの成長とともに作る詩曲もかわるけどずっと好き(百鬼夜行ちょっと前に離れかけたけど百鬼夜行でやっぱ好きとなる)。

とにかく気楽にって感じで作ったみたいだけど、ちりぬるを聞いてあぁまだこんなメロディー作れるのねと感動した。いとをかしも良い。

めんどくせーこと考えないでめちゃくちゃ売れる曲書いてみてほしいな。本人歌わなくても良いし。

2023-08-01

百鬼夜行シリーズ作出る!

けどさ、正直あんまり期待してないんだよね。

だってさ、陰摩羅鬼の瑕邪魅の雫あんまり面白くなかったじゃん。みんなあれ面白かったの?

姑獲鳥から塗仏まであんなに面白かったのにさ。

こんな諦観をぶち壊してくれれば最高なんだけど。

2022-12-28

火の用心の声が聞こえたが姿が見えない

火の用心の風習が途絶え火に対する警戒心がゆるんだ現代人を戒めるために妖怪百鬼夜行が火の用心を呼びかけて回ってるのかな?

伝統が消えても妖怪が引き継いでくれるなら安心して人類は滅びることができるな

2022-12-07

anond:20221206102936

Twitterでまともなエンジニアに声をかけて」

百鬼夜行Twitterでこれやるの未経験者には難易度SSSで草

不安に答えてくれる親切な「エンジニア」に数万〜何十万も課金してポエム上達するだろうな…

キータかゼンで技術記事書いてる人に相談凸する方がずっと確実

といってもメンターいなきゃ進めませんって時点でスクール同様マイナスにも思うけど

2022-11-02

またイノベーションがあれば日本は救われるか

歩みだしたやつを内心バカにして引っ掻き回して潰して代わりの餌を探すだけの妖怪百鬼夜行界隈のくせに。

2022-07-25

チェーンソーマンよりも艦これよりも、大妖怪コラボが一番人気あった

バイト先で大妖怪コラボグッズのキャンペーンがあってさ

即完売したんだよね

妖怪とは、2021年5月に行われた「第5回 Crazy Raccoon Cup Apex LegendsCRカップ)」に出場し、優勝を果たしたチーム「卍百鬼夜行卍」のこと。メンバーは、だるまいずごっどさん、なるせさん、ありさかさんの3人。それぞれが「大妖怪ワビナシ(だるまいずごっど)」「大妖怪ワミダシ(なるせ)」「大妖怪ハミダシ(ありさか)」を名乗ったことで、ファンから“大妖怪トリオ”と呼ばれるようになりました。

妖怪って正直何か知らないけど

(というか動画見てるだけで酔った)

トレンドはこれです!!

2022-07-24

ウマsageブルアカageオタクおじさんがきっかけで脳破壊された話

私はtwitter上でよくオタクのおじさんの呟きを眺めている。

いわゆる動物園の檻的なtwitterの楽しみ方である


オタクおじさんを眺めててイイと思うところは、おじさんたちが四六時中2次元のことしかしゃべらないことだ。

おじさんたちは常にエッチイラスト、男くさいゲーム、突発的なネットミームなどの話をしている。

私が気が落ちようと社会が荒れようと、年単位で変わらず2次元の話をしてくれたのだ。

そしてその内容もマニアックで、私の身の回り話題に上がらないようなものも多い。

例えば女児アニメや負無オトナ氏の替え歌動画象徴的なメスガキ文化10年以上前ネット文化など。

常に頭が2次元なおじさんを眺めることは私にとって、そこでしか楽しめない要素がある息抜きなのだ


そんな眺め方を続けること、もうかれこれ5,6年になる。

ここまでくるとおじさん達のパーソナルな部分もよく分かってくる。

きっかけでネットに来たのか、どのおじさん同士の関わりが深いのか

地元はどこなのか、業種は何か、HNの由来、アイコン遍歴 など…。

おじさん経由で知った面白いものもたくさんある。

そしておじさんが大病を患えば心配になるし、おじさん同士で不和が発生するとドギマギする。

オフで楽しく遊んでいる様子が伺えればなんだか楽しくなる。

そう、私は気づけばオタクおじさんのオタクになっていたのだ。

から私はオタクおじさんを簡単ブロックしたくないし、おじさんにはずっと変わらずにいてほしい、そんな思いがある。


しかしながら今年に入って、一部のオタクおじさんの雰囲気が変わってきた。

ウマ娘ゲームへの愚痴が多いのだ。

具体的には毎月チャンピンズミーティングがあるたびに愚痴が吐かれる。

しかも何ツイートにも渡って。



別に自分ウマ娘へ不満がないかというとそうではない。

から最初のうちはおじさんの愚痴にもうなずいていた。

しかしおじさんはチャンミ及び新育成シナリオへの似たような愚痴を毎月吐くのだ。

もう分かったよ、キャラ格差脚質格差ひどくて、新シナリオの1周に要する時間長くて目覚まし消費多くて距離Sもつきにくくて、そのくせ大逃げとか温泉見れなくて、マスクデータしっかり見ないと戦いの土俵立てなくて、チャンミの決勝は一発勝負で運要素でかくてクソなのは

この3か月半で何回同じ話する???

なまじ遊んでいるゲームの内容なのでNGワードでも対応しにくい。

大して変わらないネガティブ意見を見続けるのは心に来てしまう。

せめてこの記事のようにブログに一度まとめて終わりにしてくれないだろうか。

最近SNSの反応も運営は見てる!」という名のもとに声を上げ続けている側面もあるようだが、つぶやき見る側は辛いんだわ。


一方でおじさんが持ち上げることが多いゲームというのも同時期に出てきた。

それがブルーアーカイブである

おじさん好みのエッチな女が多数いるほか、最近実装されるシナリオが軒並み好評なのが強い。


これらに対しておじさんは、愚痴と褒めの割合がウマ9:1、ブルアカ1:9ぐらいの勢いでつぶやくのだ。もちろん私の色眼鏡はかかってる。

私もブルアカはおじさんに触発されプレイしたが、中々続かず辞めてしまった。

一方ウマ娘は、最近は配布SSRある時だけ周回して、良いのができたらチャンミを楽しむぐらいのペースで緩く今まで続けている。

まり最近のおじさんの呟きは私にとって、緩く遊んでいるゲームに関しては愚痴が多く、続かず辞めてしまったゲームに関しては持ち上げが多いというひどく苦しいものなのだ

そしてこの傾向にあるおじさんが複数いるというのが私の頭を抱えさせる。

ずっとROM勢な私はこの不満をおじさんにぶつけられるわけもなく、一人抱えることになる。



そしてそんなモヤモヤを抱え続けたある日、私はある考えに至った。

ブルアカも本当にそんな持ち上げ続けるほどのゲームか?と

おじさんのブルアカageツイート否定してやりたいと

ウマを散々sageといてブルアカage続ける論理おかしいと自分の中で結論付けたくなったのだ。

そう、完全に熱心なアンチ思考である


こうして私は故郷の村を燃やされた勢いでブルアカと向き合うことになった。

どんなに任務を進めるのが面倒でも義務的にやるし、前回自然消滅したとき反省を生かして攻略Youtuberや有志のwikiも漁るようにした。

その結果、現在先生レベル58、任務ステージ14、シナリオはエデン条約3章読み切るところまで進めた。

以下ではこのプレイを通して感じたブルアカの良い点・悪い点を挙げて結局ブルアカへの考え方がどうなったかを書きたい。


まずは悪い点から



戦闘のオートがポンコツ

ブルアカシナリオ解放のためにたくさんの戦闘を行わなければならない。

しかし今作はソシャゲ重要になるオート戦闘がかなりポンコツなのだ

この理由戦闘システムにあると思っている。

キャラが動く範囲が2次元でただでさえスキル発動先が広いのに、奥義的なスキルは全キャラ共通のゲージを使うため発動の順番待ち状態になっているのだ。

から強力なスキルがほぼ不発になると損失が大きい。

このせいで戦闘中はほぼブルアカに専念しなければならない。

戦闘は何回かやっているとスキル効率よく打つよう工夫するから楽しくなってくる。

見た目もスキルゲージしか見てないから基本気にならない。

しかしそんな工程も何十回と繰り返せばただの作業で厳しい。




シナリオ解放のための任務が辛い

上で私はステージ14まで進めたと書いた。

この1ステージを終えるのに1時間ほどかかる。しかもオート無しでだ。

もちろん今後の育成のため最高評価を狙う際、最後ボス評価を落としてしまったらやり直しとなる。

序盤のステージは同じパーティをずっと使い続けるため特に退屈感が強い。

シナリオ目的プレイしているのに似た戦闘を繰り返されるのは面白くない。

ウマも時間がかかるのは問題だが、まだ自分は育成の上振れに若干味を感じることと、ウマならアニメを垂れ流して見れるくらいの感覚になっているからマシに感じる部分がある。




ハード任務仕様がクソ

上で書いた任務ノーマル任務のことで、プリコネよろしくキャラの星上げに必要な石が掘れるハードクエストがブルアカにはある。

これの基本構造ノーマルと同じだが、こちらは視界が制限されている。

この視界制限と最高評価を目指す仕様の相性が最悪なのだ

最高評価を目指すにはクリアターン数が一定以下でなければならない。

そのため一部のステージでは、無駄な移動が一切許されない。

しかボス位置はどこだろう?ボスに行くまでに踏む必要のあるスイッチはどこだろう?このステージは敵の属性複数あるがどっちに進むとどっちの属性に会うのだろう?

……不親切が過ぎる。一部のおじさんはノーマルミニマップ知育パズル的でつまらないと言うが、あちらはマップを一目見たら概要が分かるからまだマシだ。

マインドシーカーでもやらせたいのか運営???




UIわずらわしさ

特に問題だと思うのが編成画面だ。

ブルアカ属性の他に地形適正というのもあり、クエストごとに適したパーティコロコロ変わる。

しかし保存部隊数は地形と属性の組み合わせに比べ少ない。プリセットもない。

またキャラの重複も許されない。(ミニマップ複数部隊出るため)

そして編成途中で育成画面に飛ぶとそれまでの変更が反映されない。

あとクエストの地形情報アイコンだけなのにソート文字情報だけで選ぶのはかみ合ってない。

アイコンは色も似通ってて覚える気になれない。



その他ログインボーナスの受け取り場所はこれまでやってきたソシャゲで一番主張が弱い。

そしてシナリオ画面もひどい。今読んだものから2話先までしか確認できず、“すでに満たした解放条件は記述されない”。

これのせいでブルアカプレーヤーほとんどは各シナリオを読み切れるのが任務をどこまで進めたタイミングなのか把握していない。

検索してもほとんど出ない。

シナリオが売りのゲームなのに環境の整備が整っていないと感じる。

一応補足しておくとVol.1の1章全開放が7-4あたり、Vol.2の1章が8-3あたり。これ以降の条件は自分も見逃した。




シナリオが並行して解放

この構成もよく分からない。例えばシナリオVol.1の途中でVol.2が解放される。

Vol.1の1章と2章の間にVol.2の出来事が起こったとは到底読み取れない。

この作りもシナリオの没入感を削いでいる。

現在のメインシナリオでは主に4つの学園が出てくる。

この中に低レアでお世話になりがちなキャラがいる百鬼夜行が入っていないのだ。

私の戦闘を古くから支えてくれたツバキというおっぱいも盾もデカい女がいる。

彼女のいる学園がどういう立ち位置で、所属する部が学園内でどういう立ち位置なのかを私は知らないのだ。

おそらくイベントスポットが当たったがそれは今読めない。

リリース1年半のゲームにしては分からない女が多すぎる。




レベルキャップレベル補正の厳しさ

ブルアカレベルプレイヤーレベルまで上げられる形式だ。

プレイヤーLv上げるための経験値は消費スタミナと1:1のレートで得られる。

からどんなにゲームうまい人でも得られる経験値はスタミナ全消費する他の人と変わらない。

これが理由でブルアカでは石を割ってスタミナにすることが推奨されている。

キャラレベル重要で、クエストの推奨レベルから1低い毎に与ダメージが2%減衰する。被ダメも増える。

から他のゲームより強キャラごり押しするのが厳しい。

「装備」で強化できる側面もあるが、それでも自分は詰まった。

詰まってしまうと、プレイヤーレベルが上がるまで適当毎日スタミナ全消費するゲームになってしまって厳しい。




大体悪い点はこのくらい。

総じて「シナリオだけ読めればいいや…」という人への壁になる要素が多い。


次は良い点

シナリオ面白い

前評判通りメインシナリオはどれも面白い。というか世界観がやや奇妙なのでその謎をひっぱってもらうだけで続きが気になる。

ブルアカは学園に属す少女らの物語だが、その学園の規模は国家に近いものとなっている。だから内部抗争も起きるし政治的対立侵略も起きる。

好評なエデン条約編もそこらへんを軸としていると思う。各々の理念とか策略とかが交差して、各々が大切なものを守るために戦う。

その一方で本来の学園的機能もある。委員会部活動があり、同一学園内ではそれらの距離が近い。だから本来国家間の争いの話より濃い密度で各組織が絡み合う。

そして学生能力本来のそれとは大きく異なる。全員銃の扱いには長けているし、よく分からんレアスキルを持つ者もいる。そして何より3年生が強すぎる。1,2年生との差は数年分の差ではない。BLEACHで言えば班目一角隊長クラスくらい違う。十分強そうな1,2年生の後ろに控えてる部長委員長団長存在が仄めかされるだけでワクワクするし、実際出てきて話が動き出すところもいい。

またキャラクターの日常シリアスギャップもいい味出している。

よくある緩い美少女学園モノという見た目と重めのシナリオがいい感じに作用していると思う。

ただ全てが面白いかと言われると一応そうでもない。Vol.3の1章序盤における毒にも薬にもならない美少女日常話は後半への布石とはいえ退屈だった。

それと伝統の「話の途中だがワイバーンの群れだ!」論法戦闘挟むのも辞めてほしい。一部はちゃんシナリオ的に重要戦闘だけど。


②羽振りがいい

石や素材を配るペースはかなり良心的だと思う。悪い点で書いた通り石を割る前提のゲームなのでそこを補っている節はあるかもしれない。

また恒常ガチャ星3キャライベント入手のハードルもかなり低い。

また期間限定ミッション報酬も、一部は初心者クリアできる内容ながら報酬が高レベルプレイヤー基準で設定されているので大分おいしい。


イベント目標ラインが軽い

まだイベントは少数しか経験してないが、どれもノルマラインが緩い。もうゼニーとかカス素材しかもらえなくなる段階に入るまでが凄い早い。

おそらくイベント期間の半分も待たずに終わる。この軽さは類を見ない。




さて以上が個人的なブルアカの良い点悪い点だ。

結論としてはやはりブルアカ面白い部分はあるが完全無欠なゲームではなかった。

シナリオはやはり面白いし、今は1.5周年で羽振りも一段といいので興味持った方は触ってみてもいいかもしれない。

ただトゲはあるので気を付けてほしい。

ともかく私は当初の狙い通り、オタクおじさんの論調自分の中で否定できたのだ。

「やった!!!おじさんが褒め続けるのは偏向報道だったのだ!!!

「俺の勝ちだ!!!

Foo~~↑↑↑




…と思ってから我に返る。

…実に空虚じゃありゃせんか?

残されたのはわずかに持続する満足感と、手放しでブルアカを勧める言説への嫌悪感

おかげさまで名取さなのブルアカ案件放送直視できない。

もっと謙虚に勧めろ!『ちょっと遊びづらい部分も多いし序盤は特に厳しいんですけど美少女祭りだしシナリオ面白いのでどうですか…?』くらいのテンションしろ!!!

と心が曇ってやまない。




そんな歪んだ私の心に先日追い打ちが来た。

1.5周年記念にミニマップボス以外の戦闘スキップできるようになったのだ。

これを聞いたとき非常に動揺した。

これが有用なら、上で挙げたブルアカ悪いところの重要な柱「シナリオ解放のための任務が辛い」が崩れてしまうのだ。

本当は自分がやっているゲームの面倒な部分が改善されて喜ぶところを、私の脳は「それはあってはならない」と拒否し始めたのだ。

私は公式仕様改善アンビバレント感情を持つ歪んだ存在へとなり果ててしまった。

熱心なアンチみたいな取り組みをした結果得たのは、歪んだ頭だったのだ。

ちなみにこの戦闘スキップ戦闘評価はオート戦闘の結果に準拠する。

からレベル差が厳しく手動でないと最高評価を取れないor勝てない場合は使えない。

よって今回の場合はぎりぎり耐えた。耐えたってなんだ?



以上がここ1,2か月の私の戦いの結果となる。


最後に今回伝えたかたことを書く。

ブルアカは良い点もあれば悪い点もある。

ただ手放しで勧められるゲームでないことは確かなのだ

あるゲームについてずっとネガティブ愚痴をこぼす一方で、このブルアカを是非是非!!という論調で進めるのは歪んでいる。


※一応おじさんを擁護することはできる。というのもウマとブルアカは苦しいポイント性質正反対なのだ

ウマは育成のプロセスが整うまでの試行錯誤の期間は楽しい

しか煮詰まった後の運ゲーとの戦いはガチ勢ほど厳しい影響を受ける。「勝てて当然!」という思いで運負けするのが一番苦しいし、勝つためにやっちゃいけないことがウマ娘に求めた期待を踏みにじってくる。

一方のブルアカは、シナリオを十分開放するまでが苦しい。戦闘は似たようなことの繰り返しだし時間もかかる。オートも使いにくい。情熱があっても進行ペースは一定のまま。

しかし十分進めた後はほぼスキップしながら新規コンテンツに舌鼓打つだけ。イベント負担も少ない。

まとめると、ウマは最初のうちは楽しいガチ勢に厳しく、ブルアカ最初が苦しいが古参ガチ勢には優しいゲームなのだ。だからこそ今回みたいなことになる。



私のおじさんへの願いを書くとしたら、以下の通りになる。

できればネガティブ愚痴を一か所にまとめるとか、同じ愚痴は表にださないようにするとかしてほしい。これは傍観者の私以外におじさんの相互フォロワーの方々にとってもプラスだと思うから

それができないならブルアカについても苦しいところを認知してつぶやいてほしい。えこひいきのような立ち回りは私のような異常者を生み出しかねないから。

あとは体に気を付けてずっと楽しそうに2次元の話しててもらえると助かります


ここまで読んでくださったオタクおじさんでない方々も自分発言の各ジャンルへのネガポジ比率に気を付けていただければこれ幸い。

2022-06-29

https://anond.hatelabo.jp/20220629082354

増田はかなり読む人っぽいので既読可能性も高いが

 

入江亜季 『北北西に曇と往け』

古舘春一詭弁学派 四ッ谷先輩の怪談

瀬野反人ヘテロゲニアリンギティコ : 異種族言語学入門』

外薗昌也ラグナ通信

大前田りん 『ガケップチ・カッフェー』 『十六桜』

D・キッサン 『矢継ぎ早のリリー』 『ゆり子には内緒

 

テリー・ギリアムバロン』 (映画、ほら吹き男爵冒険ビジュアルがよい)

チャン・ジェヒョン 『サバハ』 (Netflix映画諸星大二郎好きなら)

西東三鬼神戸・続神戸』 (エッセイだが幻想がかった筆致)

梨木香歩 『家守綺譚』 『村田エフェンディ滞土録』 (自然風土と人と少しの怪異、といった小説)

中華SFアンソロジー 『折りたたみ北京』収録の、夏笳 「百鬼夜行街」、「童童の夏」、「龍馬夜行」 (SFと銘打ってるがファンタジー色が強い)

 

テリー・ギリアムテリー・ギリアムドン・キホーテ(ドン・キホーテを殺した男)』 (映画)

イ・ビョンホン(俳優ではない) 『エクストリームジョブ』 (映画)

竹本健治匣の中の失楽』 (小説)

勝田文マリマリマリー』 『風太郎不戦日記』 (漫画)

サライネス誰も寝てはならぬ』 (漫画)

本田 『ほしとんで』 (漫画)

2022-06-15

anond:20220614072831

どこに行ったって完全に自分の思いどおりのなる場所なんかない。起業起業はで客畜、投資家文化だぞ。自分自身が顧客技術立ち位置が持っていれば抗えるってだけで。

瞑想でもして気分を落ち着けろ。そしてどこを逃げて、どこを強く主張するかの取捨選択しろ。どこかで折り合いをつけて、自分時間を確保できるようにして、「自分楽しいと思えること」をやってた方がいい。

外資あくまでただの企業からともかく、ベンチャーだのの蠱毒妖怪百鬼夜行世界で生きるより、休み帰宅後の時間をしっかり取って、休みの日に自分の好きなことをやってる方がよっぽど人生有意義だ。

anond:20220614201340

東大に金を突っ込んで、東大研究者下地を作って学生起業はそれに乗っかってるだけだからな。学生はうまく乗れただけのこと。

最も近視眼的に儲かるものしか出さん!となってるし短期雇用当たり前で競争激しいか研究者も相当茨の道だ。

殆ど起業は非常に弱いゴミクズみたいな立場。だから買い叩かれる。

IT系のように儲かる分野に近い研究者となれたのなら英語もできるから海外転職は当然視野にいれるべきだろう。自分選択肢を増やしてこそ強い立場になれる。

起業を増やせ増やせって言ってるやつは、起業が増えれば日本が復活だって呪術で数がほしいだけだからまともに相手にしたらあかん。本格的に儲けが見えるまで助けなんかくれないよ。

エンジェル投資詐欺師と、弱いやつを食い物にしたい魑魅魍魎共の妖怪百鬼夜行パーティ

日本起業するより海外研究者のほうが儲かるならそれも良しだろう。儲かるか?安泰に暮らせるかが第一だ。

起業だの研究者ダノの道選ばずに手堅く生きていくべきだとは思うが。

2022-01-06

緒方恵美の乙骨憂太よかったよなって話

呪術廻戦のファンだ。ジャンプ本誌で一話からずっと読んでたけど最初普通ぐらいだった。伏黒と加茂の会話とかで笑えて、自分にぴったりハマっている気がして毎話欠かさずに読みアンケートでも投票していたが本格的に好きだと自覚して本屋に全巻買いに走ったのが虎杖と小沢の話。バトルシーンよりもここで「あ、ハマったな」って自覚した。んで東京都呪術高等専門学校もこの時に買った。

一話から見守ってたとしても買ったのが後々なので古参とも言えないがそれから芥見下々のインタビューとか結構読んだ。面白いと思ったし、臭い笑えないでしゃばり過ぎという意見理解出来るが齢三十の自分にはあのテンションが丁度良いエンタメって感じで展示イベントに赴いて芥見下々のコメントも読んだりしていた。すごく好きだった。

それで呪術廻戦映画化、好きなキャラは虎杖と乙骨なので大層楽しみにしていた。特に0巻はお気に入りの話だし、尺の長さも映画向きと感じていたので楽しみにしていた。

同い年の友人と聖地である百鬼夜行の場で見ようと約束して予定を立てたりした。相手自分と同じく本誌一話から読んでいたが自分よりも先にがっつりハマっていた人なので二人で「人気になったな」「よかったよかった」とか老害っぽいこと語り合いながら見に行った。

で、緒方恵美だ。PVが出た時世間はまぁ荒れていたように見えた。特に若い女の子たちから拒否反応が凄かった。正直言うと昨今の呪術廻戦はTwitterとかオタクかにまら世間一般の読者層にも広まっていたし、元々一般向けだったのでオタク女の子たちがギャーギャー騒いだところで……とは思ったが自分PVを見た時は違和感が凄かった。

前述したとおり芥見下々のファンなので彼のエヴァへの想いはインタビューでも読んだ。かくいう自分エヴァオタクで、碇シンジお気に入りキャラだ。尚更違和感が凄い。凄いというか酷い。本当にこれは乙骨憂太なのか?と疑問が浮かんだ。

呪術廻戦は若いキャラクターには意図的に若手声優を起用しているように見えたし、年齢相応な声がアニメの魅力の一つだと感じていた。

若い女の子キャラベテラン女性声優がついていると明らかに声質が年齢不相応でアニメに入り込めないことが多々あった。いくら永遠の17歳とか言っても無理あるだろってことは最近良くある。深夜アニメが爆発的に増えたハルヒからもう15年くらい経つのか?当たり前にあの頃演技派として台頭していた声優の声はお姉さんが限界になってる訳だ。ベテランなら尚更そうだ。

特に自分逢坂良太とか松岡禎丞とかがで始めた頃に個性薄めの声優の出現に「声質に気が取られずアニメに集中出来る!」と喜んだ層なのでベテラン声優ありがちな個性の強すぎる声優が苦手だ。緒方恵美に関してはかなりの数のアニメで見てきて好きな声優だけれど高校生はもう流石に………と芥見下々の猛プッシュに引いたりしていた。

それで公開日初日不安気持ちで見に行った。

素晴らしかった。高校生の声がした。婆さんの声がしたらどうしようか?なんて不安は開始数分で消えた。音響が良かったのかもしれない、終わる頃には「乙骨憂太から乙骨憂太の声がした」と思った。声優ってすげえわ。緒方恵美のこと好きだからこそ嫌いになったら悲しいななんて悲観的な考えが飛んだ。勿論若い世代には違和感は残ってるかもしれないが自分は満足した。周囲に文句を言ってる人間はいないので案外評判は良かったのだろうか。

2021-12-24

コミケに負けた女の話

今日クリスマス・イヴだ。

恋人家族と過ごす人も、友達と過ごす人もいるだろう。

はたまた新宿呪術廻戦0を見に行き、百鬼夜行の一部と化しているかもしれない。

一般企業OLである私は、クリスマスとはいえ平日の金曜日なので普通に仕事である

毎年、クリスマスになると思い出す出来事がある。 

 

表題の通り、コミケに負けた話だ。

だが私は今まで1度もコミックマーケット通称コミケに行ったことはない。

負けたというのはコミケ戦場で打ち破れたのではなく、【当時の彼氏彼女よりもコミケを優先させた】という話である

 

毎年クリスマスが近づくたびに思い出す忌々しいにもほどがある記憶なので、いい加減呪縛から逃れるためにも吐き出そうと思う。

 

 

数年前、私には彼氏がいた。学部は違うが大学同級生で、卒業後に付き合い始めた。

(とうの昔に破局しているので、今後は【元カレ】と表記する)

私と元カレは、大学文芸サークルで知り合った。

お互いにオタクで、私は拙いながらも小説を書き、相手小説と時々漫画を描いていた。

もともと元カレ同人をやっており、サークル参加しているとは聞いていた。

だが私は二次創作は読む専門で、本を作る工程が大変であるのは知っていても、具体的にどれだけ大変なのかは知らなかった。

ただお互いオタクなので、イベントがどれだけ重要なのかは理解しており、うまく付き合っていけるだろうと思っていた。

 

きっかけは付き合って数ヶ月後、初めてデートドタキャンされた時だ。

「体調が悪くなってしまった」

最初理由はこうだった。勿論仕方がないとデートを中止した。

ちなみに遠距離で、私が元カレの家に行くには電車で2時間、更に路線バスで30分ほどかかる。

そのためお互いに比較アクセスやす都内で、大体月に2~3回程度会スタイルだった。夕方も大体早めに解散し、元カレ帰宅が遅くならないように気を遣っていた。

体調が悪い中長距離移動するのも大変だろうと心配したし、手伝いが必要なら家に行こうか? とも申し出たものの、寝ていれば大丈夫と断られた。

早く元気になるといいな、と当時は真面目に心配していたのだが、のちにこれは半分嘘だと発覚する。

 

初めてドタキャンされてから、3回の内に1回はデートドタキャンされるようになった。

理由体調不良純粋だった私は真面目に、頻繁に体調を崩すなら病院に行ったらどうか、それとも仕事が大変なのかと聞いたが、

本人は大丈夫大丈夫と言うし、会う時には普通に元気だった。何なら私よりハイテンションだったくらいである。

 

ドタキャンが3回目を超えた。

 

おかしくね?

 

馬鹿な私はようやく気が付いた。

 

そこで普通にデートできた場所と、ドタキャンされた場所の違いを考えてみた。

共通点は1つ。

ドタキャンされたデートの行き先は全部、【私が行きたいと言った場所】だった。

(誤解なきようにあらかじめ補足するが、私が希望した場所ドタキャンせずに一緒に行った時もある)

まり元カレが行きたいと言った場所】は、絶対ドタキャンしていなかったのである

 

元カレは当時某動物アニメにはまっており、よく動物園に行きたがった。私も動物は好きだったので特に行き先に不満はなかった。

ただ一つ嫌だったのは、元カレが行きたがった時期が初夏から真夏だったことだ。

動物園という場所は、基本的に開けていて日を遮る場所がない。

初夏とはいえ晴天だとかなり暑いし、真夏は薄っすら地面に陽炎さえ見える。

ぶっちゃけまりの暑さに人間動物もぐったりしてて覇気がない。

汗っかきの私は化粧をドロドロにして汗だくになりながらも、元カレが楽しそうにしているので不満なく付き合った。

豪雨上野動物園にも付き合った。当時の私はものすごく健気だった。疑うことを知らない馬鹿とも言える。

 

私の行きたい場所ばかりドタキャンされるのに気が付いてから元カレに対して不信感が芽生えた。

本当に体調が悪いのか? 疑いたくないが、偶然にしてはあまりに出来すぎている。

そもそも体調が悪いなら当日の朝ではなく、3回あるうちの1回くらいは前日の夜に気づかないものか? 薬を飲めば翌朝治るのではとワンチャン祈っていたのか?

元カレが住んでいる場所はかなりの僻地で、職場男性ばかりだったので浮気そもそも疑っていなかった)

 

私が行きたい場所は、某擬人化ゲーム趣味なこともあり美術館博物館が多かった。

もしくはオタク趣味関係ない、新宿浅草散策デートデートプランを聞いた時は快諾してくれたが、

しかしたら本当は嫌だと言えなくてドタキャンしてしまったのだろうか。

 

回りくどい言葉質問するのは性に合わず火の玉ストレート、本人に直接ラインで訊いた。

「体調が悪いのは本当なのか?」

「何か別の理由があるのではないか?」と。

理由があるならきちんと話してほしい、スケジュールを合わせているので当日朝のドタキャンは困るとも。

しばらくして、元カレの返事がきた。

 

「本当に体調が悪い日もあったが、全部ではない」

「実は、イベントの締め切りがあって原稿が終わっていない」

「締め切りがヤバくてドタキャンをしてしまった」と。

 

流石に怒った。前述したとおりお互いにオタクだ。イベント理解はあるつもりだった。

正直に締め切りがヤバいと言えば納得したのに何故しょうもない嘘をつくのか。病院に行った方がいいと真面目に心配していた私が馬鹿じゃないかと。

黙っていてごめんと謝られたため、

 

 

原稿の締め切りを抱えているならあらかじめ言うこと

デートキャンセルするならせめて前日か数日前の夜に言うこと

 

 

この2つを約束して、仲直りをした。

 

だが、ドタキャン癖は治らなかった。

デート当日の朝6時頃に「今日行けなくなった」とラインが来る。私はそのラインの通知音で目を覚まし、メッセージ確認してがっかりする。

1ヶ月に1回はそんなことが続いた。

そんなに頻繁にイベントに参加しているのかと聞くと、元カレは1人で参加しているのではなく、友人同士複数人で組んだサークル活動しているのだという。

今はサークルが波に乗っているので、可能な限り多くのイベント新刊で参加したい。詳細は忘れたがこんなニュアンスのことを言われた。

サークル参加に詳しくない私は、そういうものなのか? と引き下がった。

締め切りが大変なら手伝えることは手伝うからドタキャンはどうか止めて欲しいと訴えたものの、結局治らなかった。

嫌われたくなくて強く言えなかったのもあるし、元カレは後から謝れば許してくれるだろうと思っていたのかもしれない。正直舐められていたと思う。

 

そしてやってきたクリスマス。もう何度もドタキャンされて精神的に消耗していたが、さすがにここでドタキャンはしないだろうと思っていた。

ただオタクなら知っている。

冬のコミックマーケット年末に開催されるということを。

サークル参加するのは知っていた。正直、ものすごく嫌な予感がした。

 

クリスマス当日は土曜日だったけれどコミケがあるならキツイだろうと考えた私は、12月上旬都内クリスマスマーケットに行きたいと言った。

元カレは気を遣ってくれてありがとうと言ってくれた。

だが11月末。「デートは無理かもしれない」と元カレからメッセージが来た。

会えないのは残念でも、ドタキャンじゃないだけ全然いい(そう考えている時点でだいぶ末期だった)。

すると珍しく元カレから代替案を出された。「クリスマス当日は元カレ家でゆっくり過ごしたい」と。

そりゃあもう喜んだ。クリスマス当日を一緒に過ごせるなんて! と舞い上がった。会えるなら2時間半の距離なんて横断歩道スキップ渡るくらいに感じられた。

私はハイテンション元カレの家で作る料理を考え始めた。

おしゃれなレストランデートじゃなくても、スーパーチキンや総菜とケーキで充分だった。あとは軽いおつまみをいくつか用意して、アニメや何か映画でも見て過ごせたらいい。

色々プランを立てるのが楽しかった。

お家デートならおしゃれしすぎず、かといってカジュアル過ぎない格好にしよう、かわいいと言ってもらえるような服にしようと考えた。

得意じゃないメイクだって頑張った。

料理だってわざわざレシピを調べてピックアップした。

ただやはり不安は消しきれなくて、もしも都合が悪くなったら前の日までに言って欲しいと何度も伝えた。

そして23日の夜も明日大丈夫かと確認した。大丈夫だよ、と返事が来て本当に嬉しくて、遠足の前の日の小学生みたいに眠れなかった。

 

そして24日。

私は朝5時に起きて、頑張ってメイクをして、慣れない手つきで髪を巻いた。

何度も鏡の前で服がおかしくないかチェックをした。

相手の家に10時に到着するためには、6時半には家を出なくてはいけない。そろそろ家を出ようとバッグの中身を確認していた時だ。

スマホが震えて、ラインの通知が表示された。

メッセージの内容はこうだ。

 

「ごめん今日は無理。家にも来ないでほしい」

 

呆然とした。

わくわくしていた気持ちが、落としたガラス細工の如く粉々に破壊された。

ここから時間記憶はあまり覚えていない。

泣きながらキレて彼氏電話をしたと思うが、確か向こうはひたすら「ごめん」しか言ってこなかった。

というよりそれ以外に何か言われても全て言い訳しか聞こえなかっただろう。

電話を切ってしばらく泣いて、気が付いたら化粧も落とさず着替えもしないままベッドで寝ていた。

 

時刻は正午を過ぎていた。

泣きすぎて目の奥と頭が痛いまま、しばらくぼんやり時計を眺めていたのは覚えている。

14時を過ぎたあたりで、おざなりに化粧と服を直して外に出た。

外は風が強かったから、髪は勝手にぐしゃぐしゃになった。

電車に乗って、数駅先の大きな駅へ向かった。

行きたかった場所よりも規模は小さかったけれど、クリスマスマーケットが開催されているのを最寄り駅に貼られたポスターで知っていたからだ。

 

色々出店を回っているうちに16時を過ぎて、あっという間に薄暗くなっていった。青で統一されたイルミネーションが、駅のコンコースを眩しく彩る。

意味もなくイルミネーション写真に撮っていると、少し遠くから音楽が聞こえてきた。

よく見ると、駅と繋がっている広場特設の野外ステージと出入り自由の客席が設けられ、何組かのアーティストが歌を歌っている。

クリスマスチャリティーコンサートだ。看板に書かれたタイムテーブルを見ると、とある女性シンガーソングライター名前が目に留まった。

知っている名前だ。とあるアニメ映画主題歌を歌っていて、大好きな曲だった。

彼女が歌うのは17時過ぎ。もう少し後だ。

 

必ずその曲を歌うとは限らない。

それでも私は居ても立っても居られなくなって、偶然にもぽっかり空いた最前列パイプ椅子に座って彼女の出番を待った。

そこから更に何組かのアーティストが歌い楽器を入れ替えて、やがて彼女が現れた。

彼女は【失恋ソング女王】と呼ばれることもあり、優しい歌声と切ない歌詞が持ち味だ。

クリスマスきじゃないかもしれないと自分で触れながら、彼女は歌ってくれた。

 

 

誕生日じゃなく 記念日じゃなく 何でもない毎日

あなたがいてくれる それだけで本当は幸せだったのに

 

 

歌詞がこんなに心に響いたのは初めてだった。

初めて聞いた曲だったのにその歌詞が忘れらなくて、今でもはっきり思い出せる。

気が付いたら私は泣いていた。

歌がとても素敵で感動して、でもどうしようもなく辛くて悲しくて惨めで、心の中がぐちゃぐちゃになって涙が止まらなかった。

凍えそうな風が吹きすさぶ中、広場の巨大なクリスマスツリーのイルミネーションに照らされて静かに号泣する女は端から見たらさぞホラーだったことだろう。

そして女性シンガーソングライターは、あのアニメ主題歌を歌ってくれた。

大好きな曲をこんなに近い距離の生音声で、しか無料で聞けるなんてなんて贅沢な時間なんだろう。

しかった。今日この場所に、この時間に訪れていなければ絶対に聞けなかった。

 

けれど本当なら、本当は私はここにいないはずだったのだ。

 

これが私の、史上最悪のクリスマス記憶である

その後ほどなくして、元カレとは破局した。

ドタキャン理由想像通り、冬コミの準備が終わっていなかったからだ。

私はコミケに負けた。

 

何度も言うが、元カレも私もオタクだ。

同人誌を作るのが大変なのも理解をしていたし、複数人サークル活動メンバー迷惑をかけられないというのもわかる。

ただドタキャンはしてほしくなかった。

できない約束をしないでほしかったのだ。

正直、私は美人ではない。どんなに着飾っても【おしゃれなカラス】にしかなれなくて、心の底でイケメン元カレに引け目を感じて強く言えない馬鹿な女だった。

本当は暑い動物園にばかり行くのも嫌だったし、豪雨の中歩かされたのも嫌だった。でも我慢してしまった。

元カレはきっとそんな私を舐めていたのだろう。

結局、私は冬コミの締め切りとサークルメンバーには勝てなかった。

 

この出来事から、私はコミケに行きたいと思えなくなった。

元カレが好きだったアニメも、コンテンツに罪はないのに見れなくなった。

そして何より、何度もドタキャン遅刻を繰り返す人間が許せなくなった。

 

恋人家族ができても、趣味を続けたいという気持ち大事だし尊重したいと思う。

ただ、人のキャパティには限度がある。

今まで10できていたものを、10のまま継続するのは難しい。

最低でも10を9、8に減らす覚悟をして、恋人家族キャパティを割いて欲しい。

少なくとも一度した約束ドタキャンするのは最低の行為だし、そもそもできない約束をするべきではない。

 

約束を守れない人間は、一度箪笥の角に小指をぶつけて骨折してほしい。

ドタキャンする奴は首にチップを埋め込まれて爆発四散してほしい。

クルーシオ苦しめ! バルス!!!

あと原稿計画的にこなせ! 早期入稿は割引がきくぞ!!

 

それでは皆さん良いクリスマスをお過ごしください。

 

メリークリスマス

2021-12-10

浦島は異世界に戻ったけどやっぱり現代で暮らすことになった件

浜辺を練り歩く男がいた。その名は浦島太郎

はいつもこの浜辺をパトロールしていた。

しか今日の浜辺は様子がおかしい。浜辺の一部から客が逃げているようだった。

浦島は一人の客を捕まえて理由を尋ねる。

「早く逃げろ怪物だ!」

怪物?何を言ってるんだ。そう思った浦島は遊泳客の進言を無視して、彼らが逃げてきた方向に進んでいった。

浦島が進むとそこには、対抗2メートとるはあろうかと言う巨大な亀の怪物がいた。

その異様な光景に我を忘れていた浦島だったが、ハッとすると、遊泳客たちを避難させ始めた。

「こっちに逃げてください!」

人々は言うことを聞かず、見物人のように棒立ちになっているだけだった。

浦島が困っていると、今度は空に大きな火の玉が現れた。そしてそれはだんだんこちらに向かってくるではないか! 浦島は大声で叫ぶ。

「こっちです!」

すると皆慌てて逃げ始めてくれた。

なんとか危機を脱した浦島と怪物の戦いが始まった。

大きな体を持つ怪物に対し、浦島の攻撃は全く効いていないように思える。だがそんな時、浦島にはある作戦があったのだ。

今の浦島の状態海パン一丁である。つまり上半身なのだ。そのため浦島の必殺技を使うことが出来るかもしれないと思ったのだ。

「くらえ必殺!竜宮城破り!!」

その言葉と共に浦島は砂浜で飛び上がり、両手を振り上げ、手刀を作りながら空中へ舞った。

そのまま勢いよく落ちてくる。

生身の人間から繰り出されたとは思えない強烈な衝撃を放つと、怪物の首元に手刀を打ち込んだ。

見事首を切り落とすことに成功したようだ。

怪物断末魔の声すらあげることなく、倒れ込んでしまった。

しばらくすると体が消えていき、後には美しい女性が横たわっていた。彼女は息をしているようだ。

大丈夫ですか?」

はい……」

浦島は彼女を抱き抱え、友人が経営している海の家に運ぶことにした。

数分後彼女が目を覚ました。

「ここはどこなのでしょうか」

「ここは海の家ですよ。海岸で倒れていたので連れてきちゃいました」

ありがとうございます。私は乙姫と言いますあなた様のお名前はなんとおっしゃるんですか?」

「俺は浦島太郎って言います。それでさっきのことなんだけど……」

浦島は先程の出来事について話し始めた。

すると乙姫と名乗る女性は驚きの声をあげる。

「まぁ!私を助けてくださり本当にありがとうございました!お礼と言っては何なのですが、なんでも一つだけ願い事を叶えましょう!」

願えることならこのままずっとここに居たい……。でもきっとみんな心配してるだろうしな。そうだ……

「それじゃあ俺を元の世界に戻してくれませんか?」

何を隠そうこの男、浦島太郎は実は異世界人であったのだ。その能力は装備が貧弱であればあるほど強くなるという強烈な特殊能力である

そのため浦島は洋服を着ると一般人ほどの力になってしまう。

その力を生かすために普段から裸に近い状態生活することにある、ライフセーバーの職に就くことは、運命づけられていたのかもしれなかった。

浦島はこの世界に来て馴染むように頑張ってはいたが、やはり望郷の念は拭えないのであった。

一方乙姫も驚いたような顔をする。

「そうだったんですね。分かりました。ではあなたを元いた場所に送り届けることにしましょう。私の鱗をお持ちください。それが通行証になります

「いいのか?こんな貴重なもの貰っちゃっても」

乙姫は懐からギターピックのようなキラキラと光る破片を取り出すと、浦島に渡した。

はい、この鱗を使えばあなた故郷に帰ることができますよ。また会えたらその時はゆっくりと話しをしましょう。いつでも歓迎しますよ」

浦島は乙姫に別れを告げると、元の場所に戻っていった。

浜辺に戻ると遊泳客たちは既におらず、友人の幸太郎が出迎えてくれた。

「遅いぞ浦島、何やってたんや!」

「悪いなちょっとトラブルがあって遅れたわ」

浦島は自分の正体を明かし、元の世界に戻れることを伝えた。

「そうなんか!まさかお前が異世界人やったとはなー!」

浦島が元の世界でのことを少し話すと、幸太郎は納得してくれたようだ。

「ああ、だから俺はもう帰らなくちゃならない、今まで世話になったな!」

「おう!こっちこそ助かったわ!元気でな!」

こうして浦島は元の世界に戻ることになった。

竜の鱗を握りしめ念じるとそこから大量の光が溢れ出し、視界が見えなくなった。

そして数秒後再び目を開けると、そこは見慣れぬ地獄であった。

空は暗雲に遮られ、地面は赤黒く染まっている。

目の前には化け物どもが跋扈していた。

突然のことに呆然としている浦島であったが、ハッとすると、すぐに浜辺へ向かって走り出した。

だが途中で足を止めてしまった。

うそだろ……」

浦島がたどり着いた時には、浜辺は血に染まりきっていたのだ。

「おい!誰かいいか!」

浦島が呼びかけても返事はない。

くそ!俺は元の世界に戻ってきたんじゃなかったのか!」

浦島は自分が騙されたことを悟った。

だが、まだ希望はある。

浦島は急いで竜の鱗を取り出し、自分の体に押し付けた。

すると鱗は輝きだし、浦島の体を包み込む。そして彼の体は変化していった。

先程以上にどんどん筋肉が発達していく、人間限界を越えた圧倒的な肉体美を誇るものとなった。

しかし、彼はそれを気に留めることなく、海パン一丁で化け物共に立ち向かっていく。

その勢いのまま、あっという間に辺りの敵をなぎ倒してしまった。

その後も浦島は敵を倒しながら進んで行った。途中何度も窮地に陥ったが、その度に海パンの防御力が上昇し、乗り越えてきた。

しばらく進むと、大きな城が見えた。どうやらそこが敵の本丸らしい。

浦島が門の前に立つと、声が聞こえてくる。

「我が名は玉手箱也。貴様は何者なりや?」

「俺は浦島太郎海の底から来たものだ!」

「そうか、我に喧嘩を売りに来たということか。ならば相手をしてやろう。出てこい!百鬼夜行!!」

すると、城の上空から数え切れないほどの妖怪たちが降ってきた。

「これなら勝てるはずだ!くらえ必殺!竜宮城破り!」

浦島は全力の手刀を放った。

すると、妖怪たちの首が次々と落ちていき、瞬く間に全滅させることができたようだ。

「ばかな!この俺が負けるだと!?ありえない!ありえん!許さんぞぉおお!!!

最後のあがきだろうか、玉手箱と名乗る男が飛びかかってきた。

「これで終わりだぁあああ!」

浦島は渾身の力を込めて、男に拳を叩き込んだ。

男はグシャリという音とともに地面に叩きつけられ動かなくなる。

決着がついた。

「俺の勝ちみたいだな」

浦島はそういうと、玉手箱の持っていた宝を手に取った。

その瞬間眩い光に包まれ、視界は真っ白になっていった。

次に浦島が目を覚ました時、そこは病室であった。

「ここはどこなんだ?」

病院よ、あんたが浜辺で倒れてたのを友達の人が見つけてくれたの」

「そうだったのか……」

「でも良かったわ!目が覚めて」

「ああ、心配かけたな」

浦島の目の前にいるのは、この世界での最愛の人。そしてこの世界でも唯一の家族である母、沙羅であった。

こうして浦島太郎は元の世界に戻った。

だが、彼はこの世界に来て得たものも大きいと感じていた。

そしてこの日、浦島は決意した。

もう二度とこの大切な人達を悲しませまいと……。

2021-11-08

anond:20211108081320

百鬼夜行は平安〜鎌倉から雪女はまだロリでそこまでの力なかったんじゃないかな。

[]一条通

北野白梅町あたりにある東西の道。妖怪パレード百鬼夜行が行われていた。これより北側魑魅魍魎の住む地とされる。大将軍八神社が近くにある。大将軍八神社は牛頭天王の八人の王子である八王子を祀っておりそれぞれが方位の神様である

2021-10-31

anond:20211031020551

オリエンタルスピリチュアルでゼン・マインドを感じさせる映像音楽欧米人にウケがいいんだよ。魑魅魍魎百鬼夜行感が彼らのセンスオブワンダーを刺激するんだろうな。

もののけ姫はその点で地味だよな。「大自然」を担当するのがタタラ神とシシ神様でどちらも人格がない「現象」のようなものとして描かれていて、そこにスピリットを感じ取るには日本的文化コンテキストに対するそれなりの理解必要で大多数の欧米人にはそこが難しかったと思う。ポニョとかもそう。

まあ全部1度しか観てないうろ覚えなんだけど。

2021-09-26

anond:20210926024419

儲かるのが見えてくれば、議決権を持つ主導権交渉もも強気で挑めるし、何よりも儲かった社長は強いからな。

儲かるのが見えるギリギリまでアカデミック研究する以外ないと思うな。アカデミックなら科学としての成果が許されるから

まあ、それでもアカデミックでも金を減らそうというのと、一刻も早く起業フェーズに移らせようという圧力がある。そして、早く起業フェーズに映るということは、社長立場が弱い段階でベンチャーキャピタルが金を出せるから議決権の上では社長を弱くできる。

妖怪妖怪との戦争妖怪百鬼夜行絵巻やで。

こんなものより普通に働いて、何か自分一人か少数で作って楽しす、少しだけでも売れて交流できて楽しすなもの作ってたほうが絶対人生幸せやわ。

2021-09-07

anond:20210905213747

池袋、男みたいなオタク女もいるし女装おっさんもいるし百鬼夜行だな

たまにフリフリの服なのにどすっぴん髪ボサボサな女もいるけどもしかしたら女装も混じってたのかも

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