はてなキーワード: 気候とは
なんか高齢者は自粛せずに若者ばかりに自粛を呼びかけている!という言動が散見される。
医師であっても、高齢者医療の実態を知らない小児科医などが、自粛すべきは高齢者だろう、子供の権利を守れ、とか言ってしまう。
だけど、高齢者など高リスクな人々は、すでにに若者よりも自粛して対策してないか?
もちろんネットでつるし上げ食らうような外れ値の馬鹿は一定数いるものの、絶対数では少ないのではないか。
これは高齢者の情報がネットに載りにくいためだと思っているのでちょっと書いておく。
介護施設・病院やサークルなどの規制で、すでに強力な規制がかかっている状態だ。
高齢者やリスクの高い人たちはずっと強いレベルで対策をしている状態になっている。
一方で、一般の人たちは違う。
一般の人たちは、一律に強い自粛をする必要はなくて、行動を変容させるだけでよいので、やめてほしい事を細かく伝えられている。また絶対数では一般の人の方が多い。そのために一般の人たちに向けたメッセージばかりが出ているように錯覚するのではないか。
学校も、修学旅行が中止、運動会が保護者MAX2名で飲食不可、文化祭外部公開は中止、といった影響はあるものの、まぁ今のところその程度だ。もちろん公園閉鎖などもない。
市井感染が広がってしまっているところは、一般の人たちへの要請はさらに強いと思われるが、それはこの程度の自粛ですむようにコントロールができなかった事が原因だと思う。
ところが、高齢者や高リスクの人々向けの施設では全く様相が異なる。多分これは都市部で感染が広がっているところでも似たようなものではないか。
以下の条件が一つでも当てはまる場合には隔離されて特別処理となる。
入り口で問診コーナーがあって一通りチェックされることに。持病の定期検診とかだと、該当した場合、薬だけ渡して診察なしという場合もある模様。
これが何を意味するかというと、高リスクの人がいる家では、帰省されたら介護サービスが利用できなくなるし、病院にもうけられなくなる。
高リスク者は何か体に不調があったりするから高リスクなのであって、これらの社会サービスが受けられなければ生きていけないと言っても過言ではない。
なので、かなり強い強制力を持ってすでに自粛になっているということ。で、リスクが高い人はそれが自分を守るためだと知っているから、素直に従う。
故に、行政が頑張って広報したりしなくてもよいので目立たないだけなのだと思われる。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASN8971TYN7VUHBI00T.html
環境学者で、科学に対する懐疑主義の研究をするダナ・ヌッチテリさんによると、科学への懐疑論は次のような5段階を経て進行する。まずは、「地球温暖化はない」などと、否定から始まる。次に「中国の方が温室効果ガスの排出が多い」などの責任転嫁が始まる。しかし、これでは問題が解決せず、「気候はいつか戻る」という矮小(わいしょう)化につながる。危機が認識されても「温暖化対策には巨額の増税が必要だ」などと、代償が大きすぎるという批判が起き、最終的には「すでに対策は手遅れだ」という悲観論に行き着く。
「否定」→「責任転嫁」→「矮小化」→「対策の代償の批判」→「手遅れの悲観論」という進行は、新型コロナをめぐっても起きているが、地球温暖化などと比べるとスピードがはるかに速い。
高齢者や高リスクの人々が悪い、彼らだけ自粛すればよい、というのはまさにこのパターンに陥っている。
自分がかかったら死ぬという人は当然対策をしているわけで、その結果が、第二派の若年層を中心とした感染状況だ。
この状況で数を少なく抑えられれば、よかったのだけれど、都市部では爆発的に増えてしまった。だから高リスクの人だけが対策するだけでは問題は解決しなくなってしまったのが現在の状況なので、安易に悪者を作って溜飲を下げるのではなく、現実を直視して向き合ってほしいと思う。
忘却城 鬼帝女の涙を読んだ。とっても面白いファンタジー小説でした。
前作、忘却城に続けて読んだわけだけど、今作はちょっぴり読みやすくなったのかな。視点とか、描写がすっきりとしていてより明確になっていた気がする。応募作じゃないからかな?
そんなことよりも、中華風ファンタジーですよ、中華風ファンタジー。中世ヨーロッパ風じゃなくて、中華風のハイファンタジー。巨大な虫やら死霊術やらが登場して、たまりませんでした。
ハイファンタジーって序盤が鬼門だと個人的に思う。国の歴史やら、舞台となる地域の統治制度の在り方、気候や動植物の生態など、いろいろと説明しなければならないことが多いから。
忘却城はその点が白眉で、一作目の冒頭部分でどばーっと謎だけをぶちまけちゃうの。真っ暗な空間で、声だけしか判断できない人々が、お互いの素性もわからないまま無理やりはかりごとに巻き込まれてしまう。具体的な描写は後回しにして、なにこれ、どういうことって、物語に興味を抱かせるのがすごいと思った。
その後いろいろと世界観が提示されていくわけだけど、ちょっと読みにくかったり、理解するのが難しいところがまあ出てくるのよね。でも、冒頭でまき散らした強烈な謎があるから、読書の推進力は落ちないの。それどころか次から次へと謎が謎を呼ぶもんだからページを捲る手が止まりませんでした。
一作目はミステリー小説としての側面があるのが面白かった。謎と陰謀と怪物と復讐。要素が多くて、ところどころ取っ散らかっているところもあったけど、全体的に見ればとってもファンタジーしてるのがよかった。
その点二作目にあたる鬼帝女の涙は、謎の要素が少し薄れた分よりすっきりとまとまった作品になっていた気がする。
一作目の予備知識があるからそれほど世界観の説明に比重を置かなくても済むし、読むほうも慣れてるから随分と楽な気持ちで楽しめた。
ただ依然として叙述トリックのような構成は取り入れてあって、途中で思わずうなってしまった。今作の謎は推進力こそなかったものの、絡み合った伏線として重要な働きをしていたと思う。
一作目、二作目を通して、政治がらみの権力闘争が事件の引き金になっていることが多いのだけれど、タイトルにもなっている忘却城について、まだあんまり言及されてないのが気になる。
現王国が過去に行った凄惨な統治が今なお尾を引いていることも確実で、明かされていない秘密もたくさんあるのが確実だからたまらない。物語の先に何が待っているのかまだわからないのも、過去から未来へと繋がる意思みたいなのを重点的に描こうとしているっぽいのもまた好み。
最近、家買ったんだよ、家。
一軒家な。新築。ぴかぴか。
転勤がデフォルトの業界に就職したんで長いこと、全国を家族連れで転々として。
製薬様とか金融様とかえぬちけー様みたいに金のない業界だから社宅もなし。
住宅補助もいまいちだから今まで住んでたのって築30年~のボロ屋しかなかったんだ。
バランス釜物件もあったし、上にちょっと頭おかしい老人が入ってて子どもが騒ぐとポストに「静かにしろ うるさい」とかの手紙をすぐに投函されたりとかさ。
音に関しては上下左右、常に気を使ってきたんだけど、同時に上下左右からの騒音被害もあったりして。
カビがひどいとかエレベータなし物件しか選べなかったとか集合住宅での子育て大変すぎるとかいろいろあったんだけど。
とある地方都市でもう転勤しなくてよさそうなポジションがあったからそこに収まることにして。
今まで縁もゆかりもなかった場所だけど、まず1年ほど借り家で住んでみて、よさそうな場所だってわかったので、そこからちょっと離れたところに戸建を買うことにしたんよ。
それでネットで、まるっと新築戸建で売ってるよさそうな物件を探して。うちに出せるだけの資金に見合った、あんまり評判がよくないハウスメーカーが建てた小さくてよくあるような外見の戸建を見つけて。
それからあらゆることをめちゃくちゃリサーチ。現場も歩きに歩いて。
家は本当に簡単な内装で、おしゃれでもなんでもない。よくあるような家。でも過不足なくほしいものは全部あって。
というか今までが質素すぎたからうちには豪華すぎるぐらいだった。玄関広い!食洗器!浴室乾燥機!屋外に水道ある!そもそも壁が新しくて白い!みたいな。
家自体はハウスメーカーがあれだったから心配だったけど、長期優良住宅とか地震補償付き住宅とかなんかいろいろついてたのと、それでも心配なところは保険でカバーみたいな感じで。
なにこれ。めちゃくちゃいい。よすぎる。
上下左右からの音の心配皆無。両隣駐車場だし。楽器弾けちゃうんじゃね?
あと居心地よすぎる。
一軒家ってこんなに心地いいもんだったの?知らなかったわ。
これが家を持つって幸せか。
追記:
こんな独り言みたいな自己満足の文章を読んでくれて、コメントやお祝いの言葉ももらえてうれしい。ありがとう!
そうなんだよ、今までは買えなかったよさげな家具とか楽器とかコンパニオンアニマルとか、買っても(飼っても)いいんじゃね?!?って思いながら少しずつそろえてる。
金もかかるから少しずつな。ただ、何かを買うときすっげー考えて見定めるようになった。
知らない場所に来て家を買うのは正直賭けで運任せだったところもある。ただ、転勤であちこち回ってたから自分たちがどういう土地がいいかっていうのはなんとなくわかってた。
海と山がある自然が多めの地方都市でそこまで不便ではなく、気候がいいところ、人が排他的でないところっていうのが条件。
たまたまそういうポジションがあってそこに来れたのはラッキーだったな。
あと、今回の家は小さな不動産事務所が1戸だけ建売してるっていう物件で、売り主だったので仲介手数料もかからなかった。
頭金は600万、15年ローンでそれまで毎月払ってた家賃よりは多めの額を払ってる。
今までぼろ屋が多かったのは、家を買うために頭金を頑張って貯めてたのもある。
借り家のときは家の居心地があんまりよくなかったから、休みのたびに海とか公園とか日帰り温泉とかに出かけてたんだけど、あんまり出かけなくなった。
それぐらい居心地いいよ。なんだろうなこのゆったり感。
身近にあったことがないからあんまり親しみはないんだけど、大きくて青くていい感じの音がして…と良い要素が揃っていて好きだ。堤防から覗くとときどきクラゲとか小さい魚が見えるのも素敵。
サンドイッチとかハンバーガーとかパニーニみたいな、挟む系のパンが好きだ。具の彩りが側面から見えてテンションが上がるし、モノによって味の傾向が全然違うのも良い。サブウェイのサンドイッチもマクドナルドの安いバーガーもアンティコカフェ(増田で知った!)の高くてデカいパニーニも、それぞれに良さがある。
イモリの絶妙な希少性が好きだ。たぶん飼おうと思えばかなり簡単に手に入るんだけど、そうじゃなく野生で探す場合の。
実家の裏にちょっとした谷があって、そこには舗装された小川みたいなものがあった。そこにイモリがいてめちゃくちゃ興奮したんだよな。
トカゲのフォルムが好きなんだけど、やつらは速すぎてドン臭い俺では捕まえられなかった。シッポ切られるとすげえ申し訳ないし……
イモリはその点、フォルムは似てるのにかなりノンビリした感じで捕まえやすいし、顔もトカゲに比べてなんとなくノホホンとしていてかわいい。
腹が赤いのもかわいい。普段全然動かないのにエサをやるとノソノソ動いて、口をあけると中がピンク色なのもかわいい。
いい生き物!
中3〜高1くらいにみて、こんな面白い映画があるのか…と衝撃を受けた。修学旅行で行ったUSJ、ユニバーサルの作品を全然知らなくてアウェイ感があったんだけどBTTFザライドだけは乗るぞと意気込んで乗ったし、でけえポスターも買って帰った(かさばって大変だった)。
バックトゥザフューチャーの何がいいって、やっぱ終わり方ですよね。1なんかさ、いろいろあった末にすげえハッピーなところに着地するじゃないですか。現代に戻れて、ドクも死なないし、家庭環境もステキな感じになり、憧れの車もゲット、もう完璧な大団円じゃない。そこにわざわざさあ、未来から来て大騒ぎのドク、バックトゥザフューチャーのタイトル回収2、気がかりな新情報、謎の核融合炉なんかをブチこんできてさ、まったくもうこの映画は…と思ったところで空飛ぶデロリアンですよ!俺は笑いながら涙目になってしまった。最後の最後に広げなくていい大風呂敷を広げるやつ本当に大好きなんですよ。で、カッコいい台詞と共にとびあがったデロリアンがさあ、こっちに飛び込んできてエンドロール!もう完璧すぎる。「良さ」だけを理由に泣ける数少ない映画のひとつだと思う。
2もいいよねえ。全編について語ると長くなるから終わり方についてだけ触れると、あの1での印象深い雷のシーン、ドクが感じてるであろうタイムトラベル成功の嬉しさと未来からの友人がいなくなった寂しさがこっちにも伝わってくる絶妙な感情のシーンがさあ、一気にドタバタコメディに化けちゃうわけじゃないですか。アレも最高だよお!ドクがぶっ倒れるのもわかる!!!
3のエンドも最高の形で1をセルフオマージュしてますよね。問題は全部解決してさ、シリーズ最終作らしく一抹の寂しさも残るけど、ハッピーで素敵な終わり方だぜ…とシンミリしたところでまたあのバカみたいな情報量ぶちこみ展開をかましてくるの!未来は白紙だ!とか言っちゃってさあ……もう………そしてあの締め方、誰がどうみてもわかる1の終わり方のオマージュ!突っ込んでくる飛行機関車!泣くわあんなん!!!
秋、気候の良さに加えて謎の寂しさもあって最高、秋の朝の、肌寒さと朝露の湿り気と空気のきれいさが合わさったあの雰囲気、あれ最高なんだよな。
金木犀の香りもいい。あれ嗅いで胸騒ぎがするのはなんでなんですかね、フジファブリックの影響な気もするし、それは関係なく夏の終わりに切なさを感じてるような気もする。一回バイアスなしに嗅いでみたい。でもそれは無理だな……
Steamにある惑星開発サバイバルシミュレーションで、すげえ面白い。俺はかなり飽きっぽく同じゲームを100時間もやればかなりハマったほうで、200時間いけばライフタイムベストって感じなんだけどRimworldは800時間とかやった。
人のあまりいない不毛の(という割には資源潤沢だけど)惑星に不時着してコロニーを作り生きていく、っていうシチュがいい。捗る。
とにかくmodが充実していて、いろんなコンセプトで楽しめるのが良い。
衛生とか排泄の概念を足していよいよリアルな生活を送るもよし。全員分の浴場を作り上げたときはすごく嬉しい。ファンタジー系のを入れれば「不死身の身体を活かしてシカを泥仕合の肉弾戦のすえ倒し、その肉を食べ皮を服にして食いつないでいく」みたいなこともできる。スターウォーズmodで最強のフォース使いを作り上げるのも良かったな。
定期的にハマりなおして、そのたびに違うプレイングをしている。そろそろ次の波がくる気がする。
大きい無人の空間、良いんだよなあ…沢山の人が使うことを前提に大量にある備品なんかが全部自分のために開かれてるって状況がたまらない。
大学時代、キャンパスで一番デカい大講義室がわりと空き教室になってることが多いのに気づいてよく入り込んで空きコマを潰してた。無駄に歩き回ったり教壇に立ったり、席を3つ使って寝たりしてたな。いい思い出…
電車乗って乗客が自分だけだったりするとテンションあがるのもこれ!電車って意外と広いんだよなあ… 車掌さん来たら気まずいなとか思って歩き回ったり寝転がったりはできないけど、人がいないってだけでテンションが上がる。
空港とかショッピングモールが好きなのもちょっとこの趣味に関係してそう。どっちも人めっちゃいるけど、でかい分人口密度は大したことなかったりして、自分ひとりだったら…って妄想をしやすいのかもしれない。
音楽、いろいろ聴こうと思ってるんだけど好きになったバンドのWikipediaみたら絶対「ジャンル:オルタナティブ・ロック」って書いてあるんだよな。
ここ最近、長期化する在宅勤務の影響や気候の不安定さもあってか、体調を崩して休んだり遅刻・早退する人が非常に多い
会社としては働き方もまったくブラックとは程遠く快適で(もともと自分がブラックから転職してきたせいで基準が若干甘いのかもしれないが…)
自分自身は転職後体調不良で休んだことは1度もないくらいに元気に働いているのだが
同じ部署の人達(年齢も近い)もやはり次から次へ体調不良、おそらくメンタルがやられている人もいる…で休んでいたりする
そこでふと思ったのだが特段仕事ができるわけでも出世しているわけでもない平々凡々な会社員であるが
前職でも今の職場でも毎日決まった時間に出勤し、仕事をこなし、そこそこの評価を得ながら元気に働けているというのは結構誉められてもいいことなのだろうか?
独身を極めすぎてテレビ会議以外まともに人と話すこともなく社会的には孤立している気がするがメンタルも健康、体もすこぶる元気、というのはもっと誇ってもいいのかもしれない
大野晋 日本語は、もともと関西で発達したんですね。〔……〕関東はね、元来、別の言葉をしゃべっていた。そこへ日本語が入ってくるわけです。だから発音の習慣だけは以前の言語の習慣が残り、関東は母音を落とす。関西は母音が多い。母音を落としちゃ、日本語はいけないんです。〔……上方漫才は……〕日本語の正統な流れなんですよ。
司馬遼太郎 『日本書紀』の天智〔……〕五年〔665〕に「百済人二千余を東国に置く」、天平十八(七四六)年に「新羅人を武蔵に置く」。この聖武の時代あたりが関東のあけぼの〔……〕。それが大きな集団なものですから、坂東武士の先祖は、やはり入植渡来者と非常に関係があると思うんです。
〔……〕日本人は、とくに上方の人間は、子音が詰まった形では発音出来ない。ところが東京の人は、それを平気で発音出来る。「なんちゃって」と言うでしょう。そしてトゥングースの言葉も子音を子供のときからどんどん言うんですよ。
永井路子 やはり気候の差があると思います。関東のからっ風というのは、特殊な作用をしている。はっきり言えば、口を開いていられないんですよ。〔……〕口をまともに開けてはしゃべられない。話をするにも、優雅に母音を発音しているひまがないくらいに、タッと早く喋るわけですね。ですからだんだん詰まっていく。
「口をまともに開けてられんなら、まともに笑うこともできん。まともにしゃべれん、笑えんとなると、思考も感情も育ちにくい気がするけど……いわゆる標準語は、旗本の言葉に切り貼りした人工日本語。戦争演説に適した『ジークジオン弁』。大阪の児童の学力が低いて言われるけど、『欠陥語』教育に本能的に反発した結果ちゃうの?」
「『普段正統な本物の日本語話しとるのに、何でデチューンした偽物の日本語教わらなあかんねん』て、感覚的にわかるんやろなあ。どちらを標準語に採用すべきやったかというと……」
「小籔さんを起用した例の厚労省『人生会議ポスター』が中止された時、こんな意見が報じられました」
死や死にゆく人を茶化すような表現は、関西弁を使ったり、お笑いの人が登場したりしていることを考えてもおかしいですし、関西の人だって死や病気になって生きることに真剣に向き合っているはずです〔BuzzFeed News〕
『孤島部長』っていう漫画が好きすぎて、いろいろと廃人状態になっているっていうものです。
八海つむ先生という漫画家さんが描いていて、pixivやtwitterで最初の1話が読めるのでよかったらどうぞ。
ざっとしたあらすじは、ゆるい天然系の新卒・小松ちゃんと、小松ちゃんの会社(そこそこの商社らしい)の第一営業部の古藤部長(若くして部長にのぼりつめた昇り竜と呼ばれている男)が2人で遭難して無人島に流されるというところからはじまる、お仕事&サバイバル要素こみこみのラブコメです。今のところ、コミックは3巻まで出ていて、最近マンガワンというアプリで連載が完結し、8月くらいに最終の4巻が出る予定です。
もう…ほんと…好きすぎてしんどい…。
主人公が小松ちゃんという名前なのですが、最近はスーパーで小松菜を見ても目頭が熱くって、なんかすかさずかごに放り込んじゃうし、ストーリーの流れ(伏線回収?)上とても重要なある気候条件(?)があるのですが、そんな空を見るたびに(なかなかはっきり観測はできませんが)、あああああああーーーーーーー尊い!!あの作品の尊さに比べたら私とかまじゴミだけど、それでもこの空を見て少しでも前を向いて生きていくのよっていう気持ちになるし、なんていうか、病気を通り越して、もはや私ったら解脱してるな~って面持ちの澄み切ったまなざしで即身成仏を果たしています。
どのくらいになるんだろう、コミックを狂ったように読み返す日々をそれなりの長さすごしているんだけど、毎日の生活の中で、ある意味コミックが不要になってきたっていうか、皿を洗いながらでも脳内再生余裕みたいな状態になってきて、最近、きづいたら家事が終わっていて、「ん?タイムリープでもしたかな?」ていうことが多いです。いやー、家事ならまだいいんだけど、仕事とか何かとんでもない見落としとかしてないかな?ミスして部長に詰められたいっていう願望はありますが。しかしまあ、好きすぎて脳内に漫画がインストール完了みたいな便利な状態になってしまって、たぶん、私が今世での命を終えるとき、フランダースの犬のネロにおけるルーベンスの絵的な立ち位置で、小松ちゃんと部長が私の枕もとに現れて、私を天の御国へといざなってくれる気がする。
私はもうコミックもマンガワンのほうも、合計5000兆回くらい読み返しているのですが、その5000兆回のうち、1,2回くらいは「はー、結局男は、かわいくて、スキンケアしなくてもお肌ぷりぷりで、ムダ毛がはえなくて、パイオツカイデーで、びっくりするくらい華奢で、ゆるい天然だけど一生懸命な顔がかわいい、若い処女が好きだよな~」って思って、スン…って顔になったこともありますが(当方、人生に疲れた既婚経産婦)、いや、男だけじゃない!私も好き!!私もそういう子好き!!!っていうか小松ちゃん好き!!!!!大好き!!!!!!!!!!!って感じです。
私の解釈だと、部長はもう就活の面接の時点で小松ちゃんのことが好きで、できる男かつ悪い男だから「社会人として使い物になるよう、私のところで研修させてもらいます」(めがねスチャッ)みたいな流れで第一営業部にひっぱってきたと確信しているんですわ。コミック4冊分のストーリーの中で、部長がきびしめの顔やら、変顔してたりするのは、全部、小松ちゃんかわいさからくるニヤけをおさえているという目線で読んでしまっているので、全てのコマが愛おしいんですわ…。「(ネクタイ)キュッキュしすぎだったもんね!」(←本田山社長談)って、部長、どんだけリビドー自制してるんですか…がんばったね!!
そうそう、島の住人は、2人の他は、古藤部長の上客のパラレル不動産・本田山社長と社長秘書のセイコさん、そして、以前、古藤部長の部下だった染谷くん、という、なんで全員知り合いだよ、確率えぐいな、みたいなメンバーで、これもまた全員に対して私の愛が爆発してるわけなんだけど、特に本田山社長が好きすぎて、私もパラレル不動産に入社したい。初登場の時「ビジュアルきっつ…」と思ったこと、社長、ごめんなさい。社長はね、ほんと、大人物よ。社長の絶妙なアシストとひょうひょうとした感じで放つ核心を突いたセリフがもう最高です。社長の「人を動かすのにたけてらっしゃる」そのお力のおかげです、尊さの成就の相当な部分は社長のお力添えによるものと、私は思っております。
私、今まで、二次創作とか同人誌みたいな文化には一切触れてこなくて、そういう、ある作品への愛が募ったが故の創作物みたいなものが存在する意味が分からなかったんです(失礼な言い方にお気を悪くされる方がいらしたらごめんなさい)。でも、私、今ならわかるわ。ほんとに、ほんとに、続きが読みたい。これからの2人の生活のどんな断片でもいいから見せてほしい…。つむ先生にも描いてほしいと切に願ってるし、つむ先生が次回作に集中されるなら、誰か描いて!!!って感じ。とりあえず、なんらかの後日談がリリースされるのを心待ちにしつつ、日々、自分の脳内でこの珠玉の物語を反芻していこうかな。エブリデイ走馬灯。
建築士です。ブコメにも書きましたが、「再熱除湿」と書かれた機能のあるエアコンを買いましょう。日立、三菱、コロナ、富士通ゼネラルから出ています。
その他のドライとか、なんとか除湿(ダイキンのプレミアム除湿、パナソニックの快適除湿など)はただの弱冷房であり、詐欺商品です。
まず、再熱除湿とは?ですが、これは名前の通り一度冷やした空気を再度温める除湿方式です。動作原理としてはコンプレッサー式の除湿機と同じです。除湿機と違うのは、
1.騒音の原因であるコンプレッサーが屋外に設置されていますので、圧倒的に静かにできること。
2.除湿機の場合、機 機械の駆動エネルギー分だけ室内温度が上昇してしまいますが、エアコンの場合は室外機を通して排熱が可能。
これにより再熱除湿方式のエアコンでは温度と湿度を別々に管理することが可能です。
「室温は十分低いのになんかムシムシする」という状態は、一定以下の室温になると、非再熱式のエアコンでは冷房に頼った除湿ができなくなる一方、人間は常に湿気を放出しているために湿度が再び上昇することで起こる現象です。
(余談ですがこのあたりの空気の挙動はAmazonに2000円程度で売ってるデジタル温湿度計で可視化できます。)
欠点は、一度冷やした空気を再度温めますので、電気代が余計にかかってしまうことです。
さて、なぜこんな基本的な機序作用が分かっているのに、ダイキンなどエアコンメーカーは再熱除湿のエアコンを売らないのでしょうか。これは日本政府の政策や、エアコンの売り方が影響しています。これが本ダイアリーのメインです。
パナソニックもダイキンも2012年ごろまでは再熱除湿方式のエアコンを販売していたのです。ただ、省エネ法による省エネ性能の統一表示制度が浸透していく過程で、再熱除湿機能がエコ基準達成率を引き上げる上で足かせになっていったのです。(先ほど再熱除湿は電気代がかかると申し上げましたね?)消費者はヨドバシの店頭POPについた省エネの星の数「★★★☆☆」しか見てませんから、この星を一つ増やすためにダイキンやパナソニックは再熱除湿機能を外したわけです。
ここまではまあよいでしょう。しかしその後の売り方について私はダイキン・パナソニックに怒っておりまして、彼らは代わりに「プレミアム除湿」とか「快適除湿モード」と銘打って、あたかも節電しながら除湿ができる機能を発明したかのような文言を並べています。
現時点では再熱に代わる除湿方式は発明されておらず、実態はただの弱冷房です。このため景表法に引っかからないようカタログの端っこに小さく 「※再熱除湿ではありません」と書かれています。
実はダイキンは昨シーズンから最上位機種のうるさら7に関しては再熱除湿を再搭載しましたが、カタログ上はかなり微妙な言い回しをしています。このあたり「再熱除湿でなければ快適な空気を提供できない」とわかっている技術部隊と「造語で消費者をずっと騙してきた」営業部隊の駆け引きが垣間見えます。
最後に、もし増田のお住まいが賃貸でしたら必ず大家さんや管理会社の承諾(できれば書面で)を取ってからエアコンを交換しましょう。無断での交換は現状回復義務を怠ったと難癖をつけられて敷金の没収や賠償金を取られたりします。(このあたりの不動産取引の闇を書くと長くなるのでまた別の機会に)
エアコン交換するほどのコストがかけられないのであれば、コンプレッサー式の除湿機を置き、温度上昇分を冷房で下げましょう。効率は最悪ですが目的は達成できます。アイリスオーヤマの除湿機がコンプレッサー式の中では比較的静かです。デシカント式はゴミなので買ってはいけません。1日でタンクが目一杯になるのを見ると、無から水が発生したかのような不思議さが味わえます。
増田の夏に幸あれ。
これを若い頃にやり過ぎてしまうと、いわゆる中二病だとか高二病だとかになりやすい。
かくいう俺も、これに片足を突っ込んでいる状態だった。
周りの人間がどうでもいいことに時間を費やしていて、それがとても愚かしく思えたんだ。
何の気なしにオススメの作品を聞いてきたり、作品一つの解釈で繰言を交わしたり。
意味のない議題に花を咲かせ、前提を共有しないまま漠然とした話を延々と続けたり。
問題にならない問題をあげつらい、ピュロスの勝利を追い求めて駄弁を繰り返したりしている。
皆が全く違う方向を向いたまま、形だけのコミニケーションを成立させているようだった。
その様相を冷めた目で見るなってのは、斜に構えたティーンエイジャーには無理な相談だろう。
勿論それはネットに限った話じゃあない。
むしろ現実の方が、その“エグ味”は尚さら際立っているかもしれない。
あれは確か、衣替えの時期だった気がする。
上着は絶対に必要ないけれど、長袖か短袖かというと悩む、そんな中途半端な気候だった。
そして俺はというと、その日の衣選びを失敗していた。
「……寒いな」
原因は、毎朝みていた情報番組だ。
そこで流れる天気予報は非常に信頼性の高いものだったが、問題はそれを伝える予報士にある。
いつもは中肉中背の男性がやっていたんだが、その日だけなぜか肥満体型の生物が予報士だった。
その時点で勘付くべきだったが、寝起きの頭では難しかった。
当然、この恨み言は八つ当たりだ。
デブの「短袖が丁度いい気温でしょう」を信じた俺に落ち度がある。
あの予報士と同じ体型の人間にとっては、少なくとも嘘じゃないんだから。
大野晋 日本語は、もともと関西で発達したんですね。〔……〕関東はね、元来、別の言葉をしゃべっていた。そこへ日本語が入ってくるわけです。だから発音の習慣だけは以前の言語の習慣が残り、関東は母音を落とす。関西は母音が多い。母音を落としちゃ、日本語はいけないんです。〔……上方漫才は……〕日本語の正統な流れなんですよ。
司馬遼太郎 『日本書紀』の天智〔……〕五年〔665〕に「百済人二千余を東国に置く」、天平十八(七四六)年に「新羅人を武蔵に置く」。この聖武の時代あたりが関東のあけぼの〔……〕。それが大きな集団なものですから、坂東武士の先祖は、やはり入植渡来者と非常に関係があると思うんです。
〔……〕日本人は、とくに上方の人間は、子音が詰まった形では発音出来ない。ところが東京の人は、それを平気で発音出来る。「なんちゃって」と言うでしょう。そしてトゥングースの言葉も子音を子供のときからどんどん言うんですよ。
永井路子 やはり気候の差があると思います。関東のからっ風というのは、特殊な作用をしている。はっきり言えば、口を開いていられないんですよ。〔……〕口をまともに開けてはしゃべられない。話をするにも、優雅に母音を発音しているひまがないくらいに、タッと早く喋るわけですね。ですからだんだん詰まっていく。
「口をまともに開けてられんなら、まともに笑うこともできん。まともにしゃべれん、笑えんとなると、思考も感情も育ちにくい気がするけど……いわゆる標準語は、旗本の言葉に切り貼りした人工日本語。戦争演説に適した『ジークジオン弁』。大阪の児童の学力が低いて言われるけど、『欠陥語』教育に本能的に反発した結果ちゃうの?」
「『普段正統な本物の日本語話しとるのに、何でデチューンした偽物の日本語教わらなあかんねん』て、感覚的にわかるんやろなあ。どちらを標準語に採用すべきやったかというと……」
「小籔さんを起用した例の厚労省『人生会議ポスター』が中止された時、こんな意見が報じられました」
死や死にゆく人を茶化すような表現は、関西弁を使ったり、お笑いの人が登場したりしていることを考えてもおかしいですし、関西の人だって死や病気になって生きることに真剣に向き合っているはずです〔BuzzFeed News〕