はてなキーワード: ファンタジーとは
何故話題に乗り遅れてしまったかというと実際に漫画を読んでいたにもかかわらず「幸色のワンルーム」というタイトルを覚えていなかったからだ。
というのも、ピクシブの無料漫画で読んでいた程度だったからだ。週に1回ぐらいのペースで少しずつ更新されていくのを細切れに読んでた。
確か、たまたまトップページで「大人気!○○万人突破!」とかそういう宣伝がされていて定期購読のボタンをポチッた。人気作品なら多分面白いんだろうなと思って。
で、実際に読んでみてすげーつまんねぇなこの漫画と思った。
つまんないというより、セカチューとかああいうのを読んだ時の感想に近い。稚拙というか。なんちゃって創作みたいだな、と。
「ここは私の本当の居場所なんかじゃない」「もっとふさわしい場所がある」「素敵な王子様に私を見つけ出して欲しい」
自分を始めそういった甘えたな感情を持ち合わせている人間は多いと思うけど、そんな心をくすぐる作品だった。ストレートに言うと作品から幼稚なオナニー臭がぷんぷんしてくっせぇと思った。
サクッと見切りをつけてもよかったが、くっせぇと思いつつも惰性的に読み続けて今に至る。
ピクシブの無料漫画はいつのまにか更新が途切れていくものが多いが(無料だから仕方なし)、「幸色のワンルーム」はちゃんと更新されていくのでちょっとした暇つぶしにはよかった。
漫画は読んでいたが、実際にあった誘拐事件をモデルにしてるのでは?という疑惑は初めて知った。
「幸色のワンルーム」という漫画は自分にとって徹頭徹尾若い女性読者の心をくすぐるくっせぇ作品という認識だったので、
「お前も本当は望んでたんだろう、ぐへへ…」という被害者叩きの感情を肯定した問題作だという文脈での批判のされ方は大分乖離があった。
そういう批判をしてる人たちって実際に漫画を読んでいるのだろうか。あれって多分そういう作品じゃないと思うよ。
着想自体は例の誘拐事件かもしれないが、漫画を読んでみると実際は「プチストーカーするぐらい私のことが大好きで、顔の悪くない(←ここ重要)男性が私をまるごと面倒見てくれたらな♡」っていうくっせぇ作品でしかないから。少女漫画の王道っすよ。
セカチュー読んで「実際に苦しんでいる白血病患者がいるのに、オナニー作品に使うんじゃない」っていう批判の妥当性ぐらいしかないと思うね。
追記
正直に言って、大人が読むに堪えないレベルのティーン向けファンタジー作品なんだよ。実際に起こった事件を想起させるような現実感は皆無と言っていい。悪役の教師を罠にハメて論破してボコるお兄さんのスパダリっぷりとか笑うぞ。
被害者叩きのベースになってる「実は被害者も喜んでた」っていうセクシストの願望思い込みを美化強化追認しちゃ駄目だろ。自分らの娯楽の為に被害者の尊厳を積極的に踏みつけるお前らこそ感情的だと自覚しろ。
別のエントリーでスターがいっぱいついてたブコメだけど、こういうのって本当に読んでるのかな?と思う。
セクシストの妄想とは別に、「素敵なお兄さんが私を攫ってくれないかなー」っていう女子のわがままな願望が存在するのよ。そんな女の子の妄想から始まった作品なんだって。
そこらへんを認識せずに、セカンドレイプする男どもを許さないって怒ってる人ってちょっとズレてるというか、ブコメ見て違和感ありまくりだった。
誰かに話すこともSNSで呟くことも憚られる内容のため、『ブログ 匿名』で検索してここに書き落とすことにした。
規約違反で消されても致し方ない。
私はごく一般的な社会人2年目の女であり、現在付き合って5年になる彼氏がいる。
多少女友達とスキンシップの多い中高生時代を過ごしつつも恋愛対象は一貫して男性だった。
中学高校の6年間に渡る長い片思いの末に、情熱的な告白をして理不尽に冷めた後、大学で出会った好みの男性(今の彼氏)に猛アタックした、というのが私の人生における二大恋愛遍歴である。
ただ女体に触るのは大好きだった。
カラオケで親友(巨乳)の胸を揉ませてもらったり、寮のお風呂で友人(爆乳)の乳を揉んだり、サークルの飲み会で女同士濃厚なキスをしたりなどしていた。
このキスの相手がまたエロい体とぽってり唇の持ち主であり、どさくさに紛れてちゅーできて嬉しかったのを覚えている。予想通りふわふわの感触だった。
まあでもこの程度は学生ならよくある体験だろう。オトメの帝国でも散々描かれている通り、女同士はスキンシップが激しい。
もちろん嫌がりそうな相手には触らなかったし、踏み込んだことをする前には必ず許可を取っていた。嫌われたくないしね。
しかし楽しい学生時代が終わり、社会人になると流石に女友達とベタベタするわけにもいかなくなった。就職により友人とは離れ離れ。毎日会う同僚は友達ではないし、年代も違うし、同期は同期だし。
同期には私ともう1人しか女が居なかったため、必然的に4人で仲良くなった。
中でもAとは一人暮らしの家が近くて、かつ趣味も同じだということが判明し、急激に親しくなった。知り合ってひと月もしないうちから家に泊まり合っていたと思う。
昨日も久しぶりに泊まりに行った。
ご飯を食べて、お菓子を食べながら趣味に興じて、夜が更けると当然猥談が始まる。
男のエロ話はファンタジーで女のエロ話はドキュメンタリーと聞いたことがあるが、実際はバラエティ番組のトークのようなものだ。
今までの経験から面白エピソードを次々繰り出して爆笑したり、赤裸々アンケートをとったり、たまには真面目にコメントしたりといった感じで展開する。
○○に抱かれたぁい♡ とかカレピのdickが大きすぎて気持ちいいの♡ いいな〜♡ なんて話はしない。
そもそも大きいdickは女性陣には本気で不評なのである。私は「内臓が掻き回されてるようで気持ち悪い」以外の感想を聞いたことがない。
Aとの猥談もひどかった。
Aは特定の相手を持たず行きずりの男と関係を持ちまくっているので、愉快な話には事欠かない。
最中に体位を3回転させられた男、2時間コースでホテルに入ったのに10分で終わった男、車内でしかしたことがない幼馴染、ペニバンで彼氏を掘ってる元同僚などの話を緑茶片手に聞いていた。
その中で喘ぎ声の話になった。
Aは気持ち良さを感じたことがなく、全て演技で相手してきた。そのため変なタイミングで声を出したり演技過剰になってしまったりするのだという。
「本当に気持ち良くなるの? ていうかイったことある?」と聞かれたので、「なるよ! あるよ!!」と私がイけるようになった過程を懇切丁寧に説明した。
結論は「誠実な男性と回数を重ねましょう」ということになった。行きずりの相手はこちらの快楽まで気にしてくれないよね。
会話の最中何度か興味本位で「どんな演技か見せてほしい」と頼んだのだが、恥ずかしいと断られてしまった。
この時点で夜中の2時。そろそろ寝ようとシャワーを浴びる流れになった。この時「一緒に入ろう」と誘われたため、この子はセクシャルなスキンシップもOKだと判断した私は胸を揉んでいいか尋ねた。
彼女は快く揉ませてくれた。
シャワーを出た後もTシャツ越しにずっと胸を揉んでいた。もうここまでくると完全に性的な手つきになっていた。
さっきの猥談でも「女友達に胸を揉んでもらった時はめちゃくちゃ濡れた」という話をしていたから、行けるんちゃうかなと私も調子に乗ってマッサージを続けた。
胸の突起を掠めたり挟んだりしているうちにAの息が大きくなってきた。
「待って、あつい」と繰り返す声にこちらの息も荒くなる。
「やばいめっちゃ濡れてきた」と宣言されたので「本当?」と寝間着の上から触ってみると、座っていた彼女がガクッと仰け反った。
正直もうここで指が止まらなくなった。
親指でひたすらそこをぐりぐりと押すと、Aは肩で息をしながら倒れ込んだ。
両手で口を押さえて静かに喘いでいた。
演技かな、とは一瞬思った。
私は親指に全神経を集中させて気持ちいいところを探っていた。
自分と同じ体を持つ相手なので、どうすれば良くなるのかは何となくわかる。Aが大きな反応を見せた角度で擦りながら、徐々に下に下げていく。穴に近づくと反応はさらに大きくなった。
しかし少しでもポイントを外すと回復されてしまう。声が止まって呼吸音だけになったら分かりやすいところからやり直した。
これ以上ない、という箇所をしつこく擦っていると突然Aの腰が跳ねた。脚がぐっと閉まる。私の腕を掴んでいる指が爪を立てる。
いったかな、いや分からんな。としばらくそのまま擦っていた。Aはひたすらびくびくしていた。
口を押さえる手が外れ、喘ぎ声がかなり大きく響いていたので、あれは絶対隣に聞こえていたと思う。
反応が落ち着いたので指を離すと、Aは汗だくだった。
「大丈夫?」と聞いたら「のどかわいた」と返ってきた。痛くなかった? 大丈夫? と何回も聞いていた気がする。
お茶を飲ませて、頭を撫でているときもAはずっと肩で息をしていた。
「足に力が入らない」と布団に倒れ込んだ彼女の体を撫でていると、また良い反応が返ってきたので今度は下着の端から指を入れた。
直に触ったそこは本当にぐしょぐしょに濡れていて興奮した。
直接触るとどこに何があるかわかりやすいなあ、とか考えながら再び擦った。流石に穴には入れられなかったけど、さっき以上に声を出して身悶えてくれる姿をみて私は非常に満足していた。
それが終わったらまたお茶のコップを渡して、大丈夫か尋ねて、仰向けになったAを撫でた。
Aはしゅごい、やばい、と呟いていた。
「手が痺れてる」「どこに何があるか分かんない」という感想を聞きながら、穴使わずにこの状態ってめちゃくちゃ感度高いんじゃないの? と思ったけど言わなかった。
演技かもしれないという可能性を捨てきれていなかったのだ。
ハーフパンツから出た太もものあたりをソフトタッチしていると、「そこやばいくらい気持ちいい」と教えてもらった。位置を変えながら爪の先でゆっくり撫でると、Aは本当に気持ち良さそうに身をよじらせていた。
左の膝から上をただ撫でるだけで面白いくらい反応するので、私はまたしつこくそこばかり触っていた。
そのうちに内ももを撫で上げて、また服越しに局部を弄り始めた。
徐々にまた興奮してきた私は脚を固定して閉じないようにし、彼女の上半身に背を向けて下半身に向き合い、両手を使ってひたすら刺激する。
背中に爪を立てられながら「いったかな?」というところまで弄り続けた。
もうAは喘ぎっぱなしだった。口を塞いだほうがいいのかとも思ったけれど、手で塞ぐのも乱暴だしキスするのも変だし、何より声を気にしてほしくなかったからそのままにした。隣の人には本当に申し訳なかった。
最後の痙攣を感じて、ようやく私は指を離した。Aは息も絶え絶えといった様子だった。
汗だくのAは「すごい、足の感覚が本当にない」「もっかいシャワー浴びる」と言ってその場で服を脱ぎ、ふらふらとバスルームに入った。
朝の4時半になっていた。
電気を消したらカーテンの隙間から光が見えたので「朝じゃん」と二人でつっこみながらすぐ寝た。
翌朝(昼)に何食わぬ顔で解散してきたけど、衝撃的な体験すぎて一日中思い返していた。
私は手マンの才能があるのかもしれない! と自信満々にこれを書き始めたのだが、書いてるうちにやっぱり演技だったんじゃないかという疑念が拭えなくなってきた。
演技にしては汗をかきすぎていた気もするし、でも過剰といえば過剰な喘ぎ声だったようにも思う。
次があれば指を入れてみたい気持ちと、行きずりの男にも全力でホスピタリティを与える優しい彼女を私の自己満足のために長時間付き合わせてしまったことへの後悔が交互にやってくる。
足腰立たないのはリアルだった。
やはり彼女は演技を見せてくれたのかもしれない。
終わり。
最近のweb小説の追放ブームは何の反映なんですか?教えて日経さん
パーティ追放・クビもの、のランキングに占める割合。(6/19午後時点)
アルファポリス (16/100)
多くついてるタグは「ざまぁ」。転生してるものもしてないものもあり。
日間ハイファンタジー〔ファンタジー〕ランキングBEST100
https://yomou.syosetu.com/rank/genrelist/type/daily_201/
1位 勇者パーティを追放されたLv99道化師、【大賢者】になる~遊び人は賢者に転職できるって知ってました?~
2位 召喚術師ですが、勇者パーティを追い出されました。〜実は最強モンスターも召喚できます〜
自ら逃亡(4位 数百年尽くした王国から虐げられたので逃げてやった竜装騎士 ~呪われた伝説装備が脱げないけど田舎で普通に暮らしたい~)
6位 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
8位 Sランクパーティから追放された俺、勇者の力に目覚めて最強になる。
11位 エンチャかけてたら最強になっていた魔導師、無能としてパーティーから追放されたので、ダンジョンを経営します。
12位 効果が弱過ぎてパーティーから追放された付加術士→仲間の素質が無さ過ぎただけで実は能力がSSSランク級だった件
15位 追放された勇者、最弱冒険者パーティでリーダーやってる件 ~ 【一緒にいるだけで仲間を強くする】能力で元・奴隷少女たちを最強にする
17位 不遇スキルの支援魔導士 〜パーティーを追放されたけど、直後のスキルアップデートで真の力に目覚めて最強になった〜
18位 冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る。
20位 支援術師、勇者パーティを追放される。ー仲間を最強へと導く伝説の後衛職ー
24位 魔法使い、パーティーから追放される。~でも、ホントは最強の前衛だった~
26位 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
36位 (´・ω・`)最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン
裏切られた(44位 漆黒使いの最強勇者 〜仲間全員に裏切られたので最強の魔物と組みます〜)
58位 最強悪魔の騒乱記~その男、天使か悪魔か~(旧題:最弱を装う最強の男、ついにクビになる)
94位 「お前ごときが魔王に勝てると思うな」とガチ勢に勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい
日間ローファンタジー〔ファンタジー〕ランキングBEST100
https://yomou.syosetu.com/rank/genrelist/type/daily_202/
21位 パーティーをクビになったおっさん戦士、外宇宙の最強AIを拾う。
未遂?(67位 俺以外のメンバーがチートなスキルを持っていてアウェー感があるから、いっそのこと冒険者パーティーを追放されて田舎でスローライフを送りたいと常々考えていたのだが、美少女エルフに出会って状況が一変しました。)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/ranking/hot
1 召喚術師ですが、勇者パーティを追い出されました。〜実は最強モンスターも召喚できます〜
2 七光り扱いされパーティから追放されたので、学院でのんびり過ごしたい
15 冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る。
19 勇者パーティから追い出された!と、思ったら、土下座で泣きながら謝って来た……何がなんだかわからねぇ
22 追い出されたら、何かと上手くいきまして
23 勇者パーティから追放された俺、どうやら最高に運が良かったらしい
39 勇者パーティを追放されたSSSランク冒険者は、魔王様に溺愛される
47 追放された元勇者パーティーの最強魔術師、魔族の少女を拾って無双する
51 最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーからの即時追放でした
61 魔王討伐パーティを追放された吟遊詩人♀は、協奏曲の音色を紡ぐ
99 最強悪魔の騒乱記~その男、天使か悪魔か~(旧題:最弱を装う最強の男、ついにクビになる)
https://kakuyomu.jp/rankings/fantasy/weekly
6 妹が勇者だったのでパーティに強制参加させられた挙げ句追放されました。
69 「お前ごときが魔王に勝てると思うな」とガチ勢に勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい
https://kakuyomu.jp/rankings/action/weekly
なし
増田文学100選( anond:20180617025544 )を読んでいて、そろそろ本当に増田文学賞とか創設されてもいいんじゃないだろうかと思い、ついつい草案を作ってしまったので晒してみる。
いま思いついたことを書いただけなので、「俺ならこうする」という対案を寄せてもらえると嬉しい。この草案通りじゃなくていいので本格的な、増田らしい「増田文学賞」を誰か実現してくれないかなあ。
はてな匿名ダイアリーの匿名性と日記というフォーマットによって生まれた「名乗るほどではない、あるいは名乗ることはできないが誰かに話したい感情や体験、発想をウェブ上で共有し、称え合う文化」を守り、増田のますますの発展に寄与する。
今日みたらいつの間にかブコメがついていてびっくりした。自分ですら忘れていた。とりあえず言い出しっぺの法則ということで、実験的に今年前期の文学賞を主催してみました。
あくまで私の所属する界隈でのハナシ。私は腐女子で、日頃の主な活動場所はtwitterで、そこでは政治的な話題というのはタブーである。公文書改ざん問題のようなものはともかく、アナ雪はこれこれこういう意味で新しい、みたいな話も敬遠される。そういうお硬い話題はここにはふさわしくない、アンタッチャブルという暗黙のルールがあり、うっかり誰かが怒りや熱量のあまり口にすると、慌てて火消しが始まる。そういう話題はふさわしくないよね、という同調圧力がガンガンかかってくる。なんでそんなグループにいるねん、と思われた人も多いだろうが、普段はいい人たちなのでつい忘れてしまう。
で、プリキュアである。今回、プリキュアで男の子もお姫様になっていいというセリフがあったらしい。ジェンダーだとかステレオタイプだとかの時事問題を、時事ネタに引っ掛けて持論を展開するのは、普通なら空気の読めないやつと思われるし、誰かがおっぱじめてすぐに火消しが始まる。しかし今回はどうだろう。みんな気軽にアンタッチャブルな話題を口にしている。思えば前回、子育てというプリキュアのテーマだったり、宝塚歌劇団の人が声優をやるイケメン女性キャラだったり、プリキュアをきっかけにヲタ垢で社会的な議論が許された空気が発生したことがあった。そういえば、セーラームーンとかもプリキュアと同じく、政治的なことを語ってもいいコンテンツだ。ディズニーはだめだけど女児向けアニメなら許される空気というのは、謂えば不思議だ。完全にファンタジーであり自分たちと切り離せるからって感じなのかな。なんか変なのと思ってここに書いた
10月から放送予定だったアニメ「二度目の人生を異世界で」が作者の過去のヘイトスピーチの影響で炎上、放送と製作が中止になりましたね。
個人的に持ってた仮説で「小説家になろう」ユーザーとネトウヨってかなりオーバーラップしてるんじゃないかというのがあったんだけど、なんだか
『ウヨ的なアニメとか漫画ってあんの?』 という記事を読んだとき、そもそもネトウヨが好きなのは軍国主義じゃなくて権力の大義名分を掲げて他
をけなすことじゃない? そこを鑑みるとネトウヨってなろう系が好きそうだなぁと思ったんだよね。なろう系ってネトウヨ思考と似てるから。
なろう系小説の特徴
・JRPG的中世ファンタジーの異世界に転生する。生前は冴えない中年の場合が多い
・転生する際に誰かしらにチート能力をもらう。大抵はこのチート能力で異世界で主人公一強レベルの活躍をする
・ハーレム要素。主人公がどんなことをしても必ず全肯定してくれるヒロインが何人もいる
ネトウヨの特徴
・3・40代の団塊ジュニア世代に主なボリュームゾーンがあるとされる
・権威主義。基本的に安倍新派で、与党の行いを絶対正義として他の価値観を糾弾する
・嫌韓思想持ち。掲示板でヘイトスピーチまがいの描きこみをしてなれ合う特徴がある
として話すけど、こうリストアップすればなんとなくわかると思う。
ネトウヨの本質はマウントと(非生産的な)自己肯定。転生してチートもらって無双とか権威主義志向とマウントの極地に見えるし、掲示板でヘイト
スピーチまがいのことを書きこんで「俺たちは正しい!あいつらは間違ってる! 俺たちsugeeeeeeeeeeeeeeeee!」となれ合ってるネトウヨを女体化す
れば全肯定してくれるなろう系ハーレムヒロインの出来上がりって寸法よ。
ネトウヨの主なボリュームゾーンが「団塊ジュニア」と言われる三十代後半から40代、現在のライトノベルのメイン層は38歳と言われてる。
「なろう系」では転生前がほぼ必ず冴えない中年だし、「アラフォーおっさん」がジャンル化してる辺り「小説家になろう」でもそのあたりがメイン
ユーザーと考えてもいいと思える。
ファンタジーのお約束として、現実と異なる点においては説明しろよってのはあるんじゃないの
バリバリ血族政治の王家のお姫様が流れ者の主人公と「ウチは恋愛結婚OKなの!」っていきなりくっついたら、おいおいどうやってお前ら血統維持してきたんだよって説明が欲しくなるじゃん
面白かったなーっていう人は読まないでね。
べつにアンチでもないです。
周囲に熱心にすすめられて続けてたけど自分には合わなかったなーっていうのを書き捨てたいだけ。
自分に合わなかったことをずーっと続けてたのを愚痴ってスッキリしたいだけ。
再度言うけど面白かったって人は読まない方がいいです。
好きなものけなされていい気はしないだろうし
わざわざ嫌な思いすることもないので。
本題。
面白くなかった。
なんかぜんぶ「そういうやつね」みたいな言動のキャラばっかりで
マシュなんかいかにもお涙頂戴用の生い立ちって感じだし後々で設定持ち出されても「やっぱりな」って感想しかなかった。
ラスボスが出てきても悪そうに悪いことするのは楽しい!って言われてまあそうやろなって思った。
そんで自分は強いからザコは見逃してやるって言われて反省会、はいパターン入ったわみたいな。
人間は弱いけどがんばってるから美しいわ守らなきゃ的なやつとか。
敵に作られて敵のボスが好きだけど思ってたのと違って…主人公の味方するわ…みたいなのとか。
それが顔のいいキャラに乗せてだらーって流れてくるだけ。
好きとか嫌いとかじゃなくて単にひきこまれなくて、そんで「面白いな!」って思わなかった。
安いオードブルみたいだった。一見豪華だけど唐揚げくらいしかおいしくないアレ。
正直後半は掛け合い入ったなーって思ったらスキップしてた。
スキップしてたらちゃんと読んでないから面白さ分かるわけないって言われそうだけど
面白いところに入るまでが面白くないし、単純に文章に惹かれなかったのでスキップした。
くどい言い回しはするけど本題に入るまでが長くて「結局なんなの?」っていうとこ多いし
それが100回くらい繰り返す。
つまんない。
歴史はけっこうかじってる方で、だから歴史好きならおすすめだよって何度も何度も言われてやったけど。
偉人がいかにもな二次元キャラじみた物言いでゴチャゴチャゴチャゴチャやってるのも面白くなかった。
有名人がティーンの主人公をちやほやするか主人公を特別に敵視したり叱ったりする。
いかにもファンタジーで、これが歴史ものにカウントされるのはなんか違うなーと思った。
というか、不思議な力で歴史相手にマウンティングをするような方向に近いので、これについては面白くないというより好きではない。
終わったあとから「おれの考えた魔法の力のほうがつよい」なんてのは誰でも言える。偉人たちは言うだけじゃなくて実行したんだよ。命をかけた。魔法なんて使わなかった。このへんは明確に「嫌だな」という感情があるので今回の主旨とは違うし割愛。
女がみんな乳とパンツ出してるのも嫌だな。
バカそう。
こいつパンツ丸出しでなにかっこつけてんだろって思う。
選択肢も別にどっち選んでもなんの影響もないし、そもそも主人公が言わなくてもっていうか主人公に問いかけなくても話進むからいらない気がした。
画面連打でさっさと読ませてほしい。
何回周回したらいいんだろう。
バトルも面白くない。
なんで続けてたんだろうな。
なんで金出したんだろ。
すすめてくれた人には申し訳ないけど、やっぱつまんなかったです。
『二度目の人生を異世界で』については、なんというか話が錯綜しているので、自分の中であれの何が問題なのかを整理しておきたいと思う。
これについては『二度目の人生を異世界で』がファンタジーであることを考慮する必要がある。
「主人公が5000人斬りをしたのは異世界ではなく、現実世界だ」という反論があるかもしれない。だが、そもそも現実世界ならそこから転生して異世界に行くことなどできないのであって、「異世界転生もの」における「非異世界」は現実世界ではない。『聖戦士ダンバイン』の「地上」は異世界であるバイストンウェルに比べて現実世界により近い世界として描かれているけれども、そもそもオーラロードによってバイストンウェルとつながっている時点でそこは現実世界ではないのだ。でなければ、「地上」でオーラバトラーが普通に稼働して大戦争を繰り広げるようなことは起こり得ない。そういう世界観に対する好き嫌いはあっていいが。
「異世界転生もの」のようなファンタジーでないのならば、作品によっては荒唐無稽さが非難されることは当然あり得る。例えば歴史小説においてストーリーのために史実を曲げるような描写があれば、それは作者の不誠実として責められることがあるかもしれない。NHK大河ドラマが主人公を「正しい人」として描きすぎることなどはもっと非難されていいと思う。『新選組!』で近藤を持ち上げるために伊東甲子太郎が侮辱されたことなどは許しがたいと感じる。
また、ファンタジーであっても、その作品によって許容しうる荒唐無稽さのレベルというものはある。リアリティラインというやつ。ある部分はリアルなのにある部分は荒唐無稽であるようなリアリティのチグハグさもまた、作品論として批判の対象にはなり得る。「異世界なのにジャガイモ」「異世界なのにシャワー」みたいな批判である。ただ、「異世界転生もの」というのは大抵「テキトーに転生させてくれる恣意的な神」の存在を前提としており、その神がそうあれと創った世界なんだから、シャワーヘッドがあっても別にいいじゃんとも感じる。特に、『二度目の人生を異世界で』はそもそも要求されるリアリティのレベルが相当低いと言うべきである。
一番の問題はやはりこれだろう。確かに、「戦時中に数千人斬りました」なんて設定、どう考えても「百人斬り」を彷彿とさせずにはいられないわけである。「斬ったのは日中戦争下と限定されていない」という論もあるけれども、思い浮かべることまではどうやっても否定しようがない。まして大陸で黒社会にいたなんて設定も付随しているので、これを見たら不快にはなるだろう。
個人的には、「政治的に正しくない」ことを以て作品自体が抹殺されるべきではないと思うが、「政治的に正しくない」作品を無邪気にそのまま出版しアニメ化しようとした出版社その他の無能は非難したい。どうしても世に広めたいなら、ヴァーホーヴェンあたりを監督に据えてアニメ化するべきであった。
男女カプ(NLと言う言葉は嫌いだ)でそういうのはどうなのかと思ってしまう。差別と言うなら言えばいい。
「幸色のワンルーム」が批判されている理由って、自分が「魔法使いの嫁」を好きになれない理由とおおむね一致する。
あの漫画、魔法使いの男が奴隷をお金で買って嫁にするなんて話だもん。しかもそれで、買われた女の子が居場所を得て満たされる。とても似たような話だよね。
金銭で奴隷を買って嫁にするっていうのは、比喩でも何でもないそのまんまの意味で、海外では現在進行形で行われてることだからな。
そして、「魔法使いの嫁」を取り立てて批判する気にはならないのと同じような理由で、「幸色のワンルーム」を取り立てて批判する気にはならない。
同じような理由で好きになれない作品というのはいろいろあるが、それらはかなり高い割合で女性向け。「魔法使いの嫁」だってグッズ展開とか見る限り女性受けが強く意識されているし、件の「幸色のワンルーム」も女性受けがいい作品だし。
これは、女性が奴隷になりたいとか誘拐されたいと思っているという意味では全くないと思うんだけど、その論理を理解することができない人はたくさんいるんだよね。真面目に話を進めたところで、人間は相互理解不能なのだ、という結論しか得られない。
そうなると、事件を揶揄する人たちが悪い! 被害者を守れ! という、それはその通りなのでは? という話しかできないし、それ以上に突っ込んだ話は絶対にできない。突っ込んだ話をするには、女性の欲望をいかに理解するのか、という話が不可欠だから。これは、少なくとも公に議論することは無理だろう(特にネット上では不可能だ)。
当たり障りない範囲で書くなら、例えば「魔法使いの嫁」について、男が女奴隷を金で買って嫁にしようという(しかもそれで女の子が居場所を得て救われる!)漫画なんて読むもんじゃありません、という説教を子どもは果たして聞くのであろうか? ということだね。あるいは、現代における奴隷の売買がリビアあたりで現実にどういう感じで行われているのかを子どもへ詳細に話してあげたとして、そういうのが子どもにとって良いことなのかどうか、とか。
そんな説教を素直に聞いて読むのを止めてしまう子どもは、別の意味で大変な問題を抱えていそうだなー、と思うわ。
その居心地の悪さにどう対処すればいいのか、という問題への現実解が、被害者を守れ、なわけだ。それはそれで大変いいことで、被害者を守れという呼びかけには、反対する要素も、議論すべき要素もなにもない。まったくもってその通り。被害者を責めるのはダメに決まっている。
この考え方を採用すると、文字通りの意味で「男が金で奴隷を買って嫁にする」ということは日本でほぼ起きていない(比喩であればいくらでも言えるだろうが)ので、日本で「魔法使いの嫁」を読むことは許される。よかったね! ……あー、やっぱ嫌いだわ、あの漫画。
ちなみに、奴隷やら誘拐やらの男バージョンがいわゆる異世界転生だと思う。男の場合は死んで世界を変えてしまうところまで行かないとならないあたり、真面目に考えるとけっこう深い闇なのだとは思うが、だからといって批判する気にはならない。気晴らしの空想すら許さないようでは息が詰まってかえって良くないし、実際に異世界転生するために死んだりしたらダメだぞ、って話をする気にもならん。カルト宗教での洗脳環境ならともかく、小説を読んだだけで「俺は死んでファンタジー世界に行くのだ!」とか、「アイツは死ぬことでハーレム世界へ飛び込むことに成功したんだ!」と本気で考える精神状態なら、必要なのは説教ではなく病院での診察だし、環境も変えずに本を読むのを止めるだけで良くなるという発想は大変危険である。
そうそう、こないだの先行上映で見た「万引き家族」は、話の作りが上記の作品群よりだいぶ良くないと思うんだよね。こっちは批判する気になる。
あの映画も幼児誘拐の話で、ストレートにそれを肯定するわけではなく、どう評価すればいいのかわからない、という体を取ってしまっているのね。
いや、それダメだと思うんだよ。どう受け取ればよいのか分からないという体を取れば、加害者への同情を誘うような見せ方をしても許してもらえるだろうというスケベ心が見え隠れしてる。妄想丸出しの「幸色のワンルーム」などよりも遥かに巧妙な描き方をしているだけに、結果的によりたちが悪くなっている。
もし仮に誘拐することによる「救い」が実際にあったとしても、そんなもんは社会には不必要なものだし、そういうのは政府機関とか、法的に許可を取った団体とか、個人がやるにしても分をわきまえた形でやることだ、ってのが現代社会の結論だよね。
仮に捨てられた人が捨てられたまま死んだとしても、それは政府とかが悪いのであって、見かねて法を破って救うとかありえないから。法を破らないことで死んでしまった人が居るんだとしたら、安らかに死んでくれという祈りを捧げるくらいしかやれることはない。誘拐が人を救うなんて9割9分9厘9毛はウソだし、もし1毛あったとしても、それは少数例外なんだから忘れた方がいい。そんな人たちは存在しないと思っておいた方が「健全」だ。
だからあんな中途半端な描き方をしているのは大変によくない。最初から「幸色のワンルーム」みたいな甘い空想の世界にしてしまうか、でなければ観客を寄せ付けないほどの厳しさが必要な物語だった。どっちつかずが一番困る。
もう少しきちんというと、そういう1毛未満の例外者を描いているにしては、描写が観客寄りすぎるんだよね。ボロボロ涙流して感情を吐露し始めるところとか、言ってることの内容は観客の期待するまんまな上に、演技が上手すぎる。あれはもう少しどうにかならなかったのか。観客が加害者を理解するための筋道の提示が巧妙すぎて、映画に没入しながら見る分には加害者の複雑な心情を見ている気分になるんだけど、客観的に考えれば安易で危ういものになっている。
もし「幸色のワンルーム」が被害者の居場所をなくしているというのであれば、「万引き家族」もその批判から逃れられるようなものではないだろう。
とはいえ、映画としての評価は別。映画は話の内容ですべてが決まるわけではないからね。
「万引き家族」は役者の演技も撮り方も凄まじく上手くて、(幼児誘拐をダシにはしているが)家族の絆のあり方を問うという目論見はうまく実現されており、全体として主題の表現の仕方が優れている。だからパルムドールも納得だし、自分も好きではないが大変良い映画だと思っている(一応書いておくが、嫌味ではなく本当にそう思っている)。
「幸色のワンルーム」は、そういう評価軸では特に思うことが何もない。ドラマでも何でも好きにやればいいと思う。批判するのもされるのも自由だし、そっちの方がいい。