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はてなキーワード: ファンタジーとは

2018-08-13

昔は幽霊が見えた

20歳までは。

しかし、今思い返すと少々恥ずかしい。

見えたというのは、多分自己暗示だった気がするし、トランス状態といっても過言ではなかったと思う。

多感な時期というのは、本当に多感なのさ。

それが終われば、ファンタジーは無くなる。

2018-08-12

anond:20180812165125

そんな夢のような立場があるんですね!さすがは増田です。

🧙‍♂️ファンタジーにいきてるんですね

2018-08-11

ハウルって戦争描写こんなにガッツリ描いてたっけか

昔見たときイケメン魔法でウフフな世界ファンタジーだなと思ってたんだけど、

今日見たら空襲とか爆撃とか敵軍のビラまくとことか焼ける街並みとか街から逃げる人々とかガッツリ戦争の話だった

魔法使いの徴収命令手紙って赤紙とかの暗喩なのかな…

子供の時はわかんなかったけどズシッときたよ

でもオチ大泉洋で笑っちゃうよね笑

2018-08-09

男向けのエロ雑誌を読んだ。

感想は、ド直球だな、だった。

女性がいる。

こっちに向いて笑っている。

それっぽい仕事についてる。

あとの写真は、キス、π揉み、挿入。

驚くほど、それだけ。

なるほど、これが平均値か。

そう思った。

概して男の性的感度は、

女性のそれに比べて、

ひどく鈍いと言われる。

雑誌の表紙に、

特にフェチ指向文言はない。

まり雑誌は、売れるために、

男の興奮における、

最小公約数で攻めているはずである

するとこの雑誌は、

キス、胸、挿入が男の興奮要素である

そう論じている。

ついでに言えば、それによって

女性が喜んでいる」と書かれていた。

なんというか、ねえ。

ファンタジーすぎでしょ。

ことエロについては、男って本当、

ファンタジーから抜け出せないよねえ。

シマン、巨根、そう言ったのって、

大体の子が嫌がってるよ?

雑誌の指マンも、ゾッとするよね。

あんな深くにぶっ刺されたら、痛いって。

から見ての「キモチ良さ」に、

雑誌女の子達は、笑顔で答えてる。

せめて、思うよね。

たくさんのお金、貰っててほしいって。

ひとまず抜きました。

2018-08-08

anond:20180808075938

ぐだぐだ言わずにやってみればいいのに。一ファンとして言わせてもらうと、

このゲームの核になるのは、「ノイズ」という魔法生物によって掘り返された思春期女子が抱える葛藤や悩みを、

精神世界に入って「調律」していくノベル作品としての価値で、シナリオと演技の出来がすこぶる良いことに強みがある作品だ。

きちんと読み進めていけば、きっとそんな難癖思考は消えているはずだ。

しろ思いの外フィクション範囲で上手にまとめていると感心できるはずだ。

章を進めるたびに、その章の主役(調律対象)となった子を好きにならずにいられない、老若男女に勧められる作品だと思う。

楽器編成がぐちゃぐちゃなことも、部長性格と絡めてたいへんボジティブに解釈できるようにきちんと描かれている。

だいたい、エレキギター和太鼓のようなも入っているのだ。

そしてファンブックを読めば分かるが、担当楽器は固定ではなく、演目に合わせて別楽器を扱うこともあるようだ。

の子オケ編成にあわせづらくて、今回はコントラバスで…と思案するような展開もある。

呪い」のせいで散り散りになる前の器楽部の奏でる音は常識はずれで荒削りだけど、

それが人の心を奪う「魔法の音」だったのだという。そう、これは魔法少女ものでもある。

チュートリアルでいきなり終末感漂う異世界で戦っていて、北欧神話登場人物出来事も入り混じっている。

そういうファンタジーな作品でありつつ、青春部活ものでありつつ、楽器音楽モチーフに上手く物語に取り込んでいる、奇跡的なバランス作品だ。

から一面的で野暮な茶々を入れられているのをみるのは悲しい。

2018-08-07

未来ミライ見たけど思ってたのと違った

事前のネットの反応見てると、もっと兄になることを嫌がるくんちゃんに対して、

周囲が毒親ぶりを発揮してよき兄へと更生される物語を予見していたけど

実際はくんちゃん本人が家系図の人々との出会いの中で自発的に「兄」という役割を受け入れる物語だった。

建築物の奇妙な構造は確かに奇妙だったが、それは父親建築家からということであり、

また母型の祖母から奇妙であると劇中でも指摘されているので気にならなかった。

この作品だけを見て細田守家族観に憤っている人は小町的な言説に毒されすぎだと思う。

それとは別に同じパターンを反復し、かつプライベートに寄りすぎている物語はいささか退屈であったし、

くんちゃんの挙動に対して子共の持つ可愛さや愉快さよりも、気持ち悪さや不快感が先に立ってしまうのは問題だった。

また時間移動が実際に行われているたしいファンタジーの設定も後付感があり、

監督としては本来は全てくんちゃんの妄想という方向にしたかったのではとも感じられ、制作側の不協和を疑ってしまった。

東京駅での演出は師・幾原邦彦と盟友・橋本カツヨの息吹を感じられ、◎

2018-08-04

少女漫画ヒーローポジションの男が突然死んだ

今、作者買いしている少女漫画があるのだけど、先日それの5巻が発売されたので買って読んだ(連載はまだ続いてる)。

ファッションデザイナーを目指すおしゃれ大好きな中学生女の子が、ダサい服装女子ファッション指南をしてオシャレにしていくという、とくにこれといって変わった設定でもない普通少女漫画

最近少女漫画はいじめ系や重い病気をもっているといった暗かったり切なかったりする話が多い気がするのだけど、この漫画は明るくて元気な女の子主人公のいたって平和サクセスストーリーだ(過去いじめられてたそうだけど)。

そこに、ヒーローポジションとして幼馴染の男の子がでてくる。ヒロインの支えとなっているイケメンだ。

4巻ではお互い両想いということが分かり、付き合うようになったのだけれども、5巻ではパリ留学にいくことになった。

「衝撃の展開」と宣伝されてたけど、留学することか。なんて思って読み進めていったら、パリに向かう飛行機が落ちて死んだ。

内容からして実は生きているというオチにはできそうにないし、SFファンタジーものではないので生き返らせるということもできない。

「なんじゃこりゃ」と思った。主人公の次に主要な人物死ぬなんて話は今まで見たことがなかったので本当に驚いた。

自分は読んだことないけど、タッチリアルタイムで見ていた人は和也が死んだときこんな感じだったんだろうか。

増田文学2018年度前期 結果発表

賞の詳細については 総合案内 をご参照下さい。

生活

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社会批評

演出

ユーモア

コメント

大賞

  • 受賞作:該当作なし

2018-08-02

anond:20180802114738

ティーン未満向けが児童文学ティーンけがヤングアダルト、というのが基本線。

ただ、日本出版業界では絵本児童文学ヤングアダルトをそんなに区別していないんだと思う。

ぜんぶひっくるめて「児童書」みたいな。

児童書」と「児童文学」はほぼ同じ意味のはずだけど、

文学」っていうと、字面のためか、ちょっと対象年齢が上のように感じる。

ゾロリ」「はれときどきぶた」「エルマー」「ズッコケ」(←この順に対象年齢が高くなっていくイメージ

あとは「世界童話集」みたいなやつとか、「偉人の伝記」みたいなやつとかが児童文学

ヤングアダルトっていうと、青い鳥文庫角川つばさ文庫代表格で、

さらに上の年齢ではYA!ENTERTAINMENTポプラ文庫ピュアフルなど。

海外ファンタジーの「不思議の国のアリス」「オズの魔法使い」「ハリーポッター」あたりは、

わりと上の年齢まで読んでるイメージだけど、児童文学コーナーに置かれてるような扱いだよな。

海外だと「トワイライト」や「ハンガーゲーム」あたりも若者向けのヤングアダルトと呼ばれている。

anond:20180802000305

ゼロ魔三人称

神様家族三人称

GOSICK三人称

とらドラ!三人称

Fate/ZERO三人称

別にエロゲ出身ラノベ作家一人称で書くと決まったわけではない。

そもそもエロゲ自体一人称と決まっているわけではなし。

さらに、いまラノベいちばん一人称が用いられているジャンルはなろう系ファンタジーだ。

その他のラノベ別に一人称が多いわけでもなければ、もちろん一人称三人称の混在が多いわけでもない。

逆に言えば、一人称も、一人称三人称の混在も、別にラノベ専売特許というわけではなく、一般文芸にもよくよく見られるものだろう。

そもそも一人称三人称かは作品内容によるものであって、作者がエロゲ出身かどうかで決まるのではない。

同じ作家でも、キャラの多いストーリーだと三人称になりがちだし、主人公視点や心情を重視するのであれば一人称になりがちというだけだ。

それで言えば、純文学のうちの私小説なんかは、一人称が適したジャンル代表格だろう(別に三人称私小説も多いが)。

あらゆる面で増田の言っていることは的外れの嘘まみれ。

小説を読んでいないという元増田に吹き込むような話ではない。

2018-08-01

anond:20180801145023

SFファンタジーの違いがわからない

ミステリーも人が死なないミステリーとかあってよくわからない

純文学に至っては雰囲気すらつかめない

2018-07-31

anond:20180731135658

歴史ファンタジーが両立するようにSFファンタジーも両立するんだぞ。

というか、SFファンにとってはファンタジーSFサブジャンルだし、

ファンタジーファンにとってはSFファンタジーサブジャンルなんだぞ。

2018-07-30

弱者無謬というのは結構ファンタジー

実際のところは第三者から見てもかわいそうってレベルの人たちほどその状態から脱するために結構悪事に手を染めたりするんですよねー。だから助けなくていいとかそういうのとは別問題なんだけど。

キドキしなくなってきた

前までファンタジー風景画とか、巨大建造物にドキドキして妄想して更にドキドキしていたのに、今年に入ってからその感覚がどこかへいってしまった34歳。

もう思い出せない程に。

漫画も読んでも前よりドキドキしなくなってきた。

悲しい。

仮想の敵

初デートサイゼリヤってほぼファンタジーだよね。

仮想の敵?批判したい相手を作って自分はこうだって言いたいだけでしょ。

Twitterに限らず最近こういうの多くない?

そりゃ初デートサイゼリヤ連れていく1人もいるだろうけどさ。

きっと稀なケースじゃない。

2018-07-25

「警戒する単語」のなかでなろう作品タイトルに最も多く含まれているのは?

anond:20180725152410

https://yomou.syosetu.com/search/cross/

小説家になろう投稿されている「58万3176作品」のなかから

詳細検索で「キーワード検索範囲指定」を「作品名」にして検索していきたいと思います

それでは、さっそく最下位から見ていきましょう。

36位 カンスト…75作品

35位 な件…153作品

34位 レベル…460作品

33賢者…563作品

32位 おっさん…614作品

31エルフ…695作品

30位 パーティ…713作品

最下位ラノベタイトルでもブービーだった「カンスト」でした。

もはや元増田が「カンスト」にいったいどんな警戒をしていたのかが問われるところです。

「な件」は少ないですが、「た件」で検索すれば1481作品なので、実質的にはかなり多いようですね。

パーティ」に関連して、先日話題になった「追放」も検索してみましたが、こちらは321作品に留まりました。

29位 奴隷…773作品

28クラス…806作品

27位 最弱…814作品

26位 ようです…1175作品

25位 スキル1235作品

24ハーレム…1305作品

23位 生きる…1313作品

22位 しました…1337作品

21位 冒険者…1355作品

20無双…1383作品

クラス」は、クラスメイトたちと集団召喚されるタイプ作品と、RPG的なジョブクラスという意味作品があって面白いですね。

「生きる」については、「生きて」でも検索してみましたが1064作品でした。

19位 嫁…1449作品

18位 します…1718作品

17位 魔術…1884作品

16位 ライフ…1898作品

15位 学園…2515作品

14位 妹…2737作品

13位 英雄…2502作品

12召喚…2906作品

11チート…3241作品

「学園」や「妹」がタイトルにつく作品現代物が多い印象で、

この健闘は「なろうはファンタジーだけじゃないんだぞ」と主張しているかのようですね。

召喚」は惜しくもトップ10入りを逃しましたが、「転生」とはずいぶんと差がつきました。

ではトップ10を見ていきましょう。

10位 剣…3860作品

9位 最強…4307作品

8位 姫…5299作品

7位 魔王…7591作品

6位 魔法…8219作品

ラノベとは違って「剣」よりも「魔法」がかなり多いですね。

かに、転生して赤ん坊の頃から魔力を鍛えたり、オリジナル魔法を作ったりする主人公が多い印象があります

ラノベのほうでは1位だった「姫」がこの位置お姫様よりも庶民志向なんでしょうか。

5位 勇者…9826作品

勇者」は第5位でした。

主人公自身勇者として召喚されるパターンはもちろん、元・勇者親友勇者勇者より強い庶民悪堕ちした勇者など、

メタパロディによって生み出されるバリエーションに富んだ「勇者」像はなろう作品の特徴ですね。

4位 少女10180作品

1万作品の大台を越えて「少女」が第4位でした。

なろうで「少女」というとどういう作品かピンと来ませんでしたが、

単純に主人公少女だったり、あとはTS物で「美少女になりました」というのも意外に多いでしょうか。

3位 転生…11158作品

「転生」が第三位でした。

ちなみに「転移」が2212作品、前述の「召喚」が2906作品「ゲーム」が4182作品ですから

この手のジャンルのなかではやはり「転生」が図抜けているようです。

2位 俺…14393作品

「俺」が第2位でした。

「私」が12150作品、「僕」が12208作品なので、それぞれ実力伯仲ですね。

ちなみに、Web小説地の文における一人称率は、ラノベ一人称率よりも高いらしいですよ。

1位 異世界…26665作品

栄えある第1位は、やはりというべきか「異世界」でした。

はいえ、全体で58万作品あるうちの2万作品というと少なく感じてしまますね。

意外に警戒しなくてもいいのでは?

というわけでクイズ「警戒する単語」もそろそろお別れの時間です。

またどこかでお会いしましょう!

「警戒する単語」のなかでラノベタイトルに最も多く含まれているのは?

anond:20180724215640

http://ranobe-mori.net/db/

ラノベの杜DB登録されている「3万8038冊」のラノベから検索していきたいと思います

それでは、さっそく最下位から見ていきましょう。

36位 な件…11

35位 カンスト…13件

34位 生きる…32冊

31おっさん…45冊

31位 最弱…45冊

31位 ようです…45冊

30位 クラス…57冊

最下位は「な件」でした。

ちなみに「た件」を足すと59冊になるんですが、半分近くが「庶民サンプル」と「転生スライム」で占められています

おっさん」なども一時はちょっとしたブームでしたが、さすがに上位進出するほどではありませんでしたね。

29位 パーティ…63冊

28奴隷…65冊

27位 レベル…69冊

26位 ハーレム…77冊

25位 冒険者…89冊

24無双…93冊

23スキル100冊

22位 賢者103冊

20しました…115冊

20エルフ115冊

無双」は「最強」に差をつけられてしまいましたが、汎用性に欠けるところが敗因か。

エルフ」はさすがに90年代からタイトルに登場しているということで意地を見せました。

19位 します…120冊

18位 ライフ…157冊

17位 妹…229冊

16位 チート244冊

15位 召喚…294冊

14位 最強…327冊

13位 英雄…369冊

12位 魔術…387冊

11位 学園…449冊

このあたりからは冊数が跳ね上がり、歴戦の猛者たちといった貫禄があります

時代を築いた「妹」もここに入っていますが、近年の伸びが鈍ったこともありトップ10入りは無理だったか

最近人気の「チート」も2010年代の作品だけでは流石に勝負にならない。最古の作品が「ナナヲチートイツ」だったのはご愛嬌

ではトップ10を見ていきましょう。

10位 転生…480冊

近年の大活躍はもちろん、90年代から女神転生』のノベライズなどで数を積み増してきた「転生」がランクイン。

最古の作品1988年発売『機械獣ヴァイブ4 獣転生篇』でした。

9位 嫁…482冊

「転生」ブームも「花嫁」には敵わなかった。少女向け作品での活躍を受けてのトップ10入り。

最古の作品1989年『南子探偵クラブ8 花嫁初心者マーク』でした。

8位 魔王551

7位 勇者…585冊

ファンタジーといえばこの二人。「魔王」と「勇者」が仲良くランクイン。

「魔王」の最古は1983年クラッシャージョウ7 美しき魔王』、「勇者」の最古は1978年『二年二組の勇者たち』でした。

6位 少女…689冊

美少女魔法少女も取り込んで「少女」がトップ10入り。

最古の作品1976年ミラクル少女』でした。

5位 俺…694冊

一人称「俺」がさすがの第5位。ちなみに「僕」は449冊、「私」は234冊です。

最古の作品1987年『俺とおまえのグランプリ』。

4位 魔法…780冊

3位 剣…861冊

やはりSword&Sorceryは強かった。「剣」と「魔法」が並んでランクイン。

魔法」で最古は1981年12星座別 恋のおまじない集 愛の魔法 LOVE MAGIC』(これ小説か?)。

「剣」で最古は1979年アポロン剣闘士』でした。

2位 異世界1231

現在進行形で一大ブームを巻き起こしている「異世界」が桁違いの第2位。

最古の作品1991年聖女召喚 プラパ・ゼータ 時空界の聖戦士異世界編1』でした。

1位 姫…1293冊

そして「異世界」をわずかに抑えて第一位に輝いたのは、男の子女の子も大好きな「お姫さま」でした。

90年代00年代10年代でまんべんなく、男女の区別なく多かったのが勝因でしょうか。

最古の作品1979年伝説鬼姫伝説」』でした。

というわけで今回のクイズ「警戒する単語はいかがだったでしょうか。

次回は「小説家になろう」の投稿作品タイトル検索していきたいと思います

お楽しみに!

2018-07-24

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その3

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2 からの続き )

 

中間管理録トネガワ

 中間管理職お仕事アニメ制作マッドハウスキャラデザ高田晴仁なので、実質カイジ特に会長がしゃべるシーンだけ観ると完全にカイジ悪魔のような上司と萎縮する部下の間に挟まれ中間管理職の苦労をコミカルに描いていて、テーマ凡庸さに比べてすごく斬新で面白い

 1話では冒頭9分くらい使ってトネガワさんの紹介があるけど、ぶっちゃけ観なくていい。大抵の人はカイジを何らかの形で観たことがあるか、もしくはマンガアニメ実写映画も観たことがないけど、ストーリーだけは全部知ってると思うので。

 ☓ナレーション◯実況:川平慈英の「他人事だと思って楽しそうに実況しやがってこの野郎」感がとても好き。部下のボケ→トネガワさんのツッコミ→実況の「くぅ~ww」(ボケ)という流れなので、みんな画面に向かってツッコミを入れよう。

 

Phantom in the Twilight

 ロンドン日常アニメ。国際色豊かなおじいちゃん自警団の日々を描く。世界設定が

矢野俊策TRPGの人)から分かる通り、日本におけるお化けみたいな連中がテーマ作品タイトル黄昏時のなんちゃらっていう意味なのだろう。似たモチーフを扱った作品でいうと「ゲゲゲの鬼太郎」(特にいま放送してる作品)は社会の闇、「化物語」は闇の心、「魔法使いの嫁」は良き隣人としての人外を描いているけど、本作は魔法使いの嫁に近い。さすがロンドン日常。そして意外とアクションシーンの熱量が高い。さすがライデンフィルム

 

アンゴルモア 元寇合戦記

AmazonPrimeVideoのみ見放題

 アニメで観る元寇、下っ端視点対馬。6度目の使節団が日本に来たけど、結局日本が元に服従しなかったので元の皇帝侵略することを決定、900艘の軍船を準備し終わった頃から始まるお話(1274年)。基本的基本的史実ベースで進んでいく感じみたい(Wikiみながら)。

 アクションシーン(特に剣戟)が多く、めっちゃ動く。SEも良い(音響効果今野康之)し、出血表現も好き。

 

百錬覇王と聖約の戦乙女

 アニメで観る「軍師になろう」。紀元前青銅器時代舞台?戦記モノ+スマホチート。「天は赤い河のほとり」みたいな感じ?あっちは主人公軍師じゃないけど。実際にあった(ググると出てくる)戦術心理戦術が解説付きで登場する。これで君も明日から軍師だ!

 1話にして1話の内容ではない。異世界転生プロセスでグダるのを回避していくスタイルあくまで「スマホチートを使った古代戦争」を描くのがメインなのかな。

 スマホチートの描き方が面白い。忠実にggrksを実行していくスタイルで、ググっても出てこないことは出来ない。また現世と何らかの方法(で使えるスマホ)でつながっていて、元の世界に帰るという目標設定がある。現世と異世界を行き来できるわけではないけれど、「犬夜叉」みたいに「主人公にとってどっちが現実なのか問題」がそのうちテーマになるのかも。

 リアルのこの時代は子作りし放題だったのだろうけれど、どうなんだろう(一応そういう描写あり)。

 

邪神ちゃんドロップキック

AmazonPrimeVideo独占

 スプラッターギャグアニメ調子に乗りすぎたイカ娘ちゃんが裁かれる(物理)みたいなノリのアニメかわいい

 ノリとかキャラデザとか演出かいろいろ懐かしさを感じる不思議

 

すのはら荘の管理人さん

 おねショタ男性向け?ショタリードするのではなくお姉さんがリードする方。

 主人公可愛いツッコミ役だけど子供っぽさがあって、お姉さんをリードしたいという願望があるけど現実乖離しているギャップかわいい。そろそろ男扱いされたい、でもまだ子供、そして性の目覚め等忙しいお年頃である。なお私はおねショタを観たことがないので、おすすめを教えてほしい。

 ところで寮母さん=ママ化身みたいなモチーフっていつ頃からあるテンプレなのだろう。最近でも「スロウスタート」「こみっくがーるず」でおっとり寮母さんが出てきたので、すごく一般的なのかな。

 

千銃士

 銃と戦争アニメ。20xx年、世界は核の炎に包まれた→ブラザーフッド・オブ・スティール世界の秩序を支配レジスタンスが古銃で対抗 みたいな感じの話。

 銃の擬人化ソシャゲ原作なので、めちゃくちゃニッチな古銃がたくさん出てくる。現代銃を装備したブラザーフッド・オブ・スティールvs古銃というアツい戦い。戦闘シーンではちゃんと古銃特有射撃儀式も描いていて好き。あと射撃音にびっくりする。火薬多めかつ薬室の気密性が低い古銃の特性表現してるのかな。

 戦いがテーマはいえ、ファンタジー要素が多い。戦争を描く作品はたいてい不条理テーマなので、どんどんgdgdになっていくあの陰鬱とした雰囲気が強くなる仕様だけど、本作は「高貴になったら勝ち」という特殊ルールのおかげでいい感じのエンタメになってる。生き様で敵をやっつけるとかかっこよすぎない?

 

ゆらぎ荘の幽奈さん

 レーティングによって、漫画ほど表現ギリギリを攻める必要がなくなった幽奈さん。無修正版がどんだけ攻めてるのか気になる。幽奈さんかわいいシリアス要素のあるラブコメなのだけれど、ToLOVEるシリアスなんだっけ。

 幽奈さんはコガラシくんと同年代っていう雰囲気を出してるけど、あの子幽霊からもしかして(生きていれば)100歳くらいだったりして。その場合コガラシくんとの関係おねショタになるのだろうか。「夏のあらし!」っておねショタ

 

ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王

 今週の悲劇スクエニのアケゲー原作バトルアニメ。同じくスクエニのアケゲー原作アニメに「ガンスリンガーストラトス」があるけれど、あっちはチーム対戦シューティング、こっちはリアルタイム対戦トレカアニメカードは出てこない)。アニメとしては両方共スクエニ感のある厨ニっぽさ全開のキャラデザになっていて好き。内容も共に殺し合いがメインのバトルアニメ。ちなみにガンストの監督江崎慎平は今期はねバド監督を務めている。

 シェイクスピア引用世界異変というシナリオは「絶園のテンペスト」を思い出す。あっちの作品は妹の謎を解き明かす話なので、こっちのほうが血なまぐさい。絶園のテンペスト監督安藤真裕は今期の天狼で監督を務めている。

 

スペースバ

 スペースノイドアースノイド宇宙遭難する話。シナリオ地球を目指して宇宙を漂うSF王道なので、マジで先が見えない。

 ピクサーみたいな3DCGアニメを30分枠で1クールやるの?マジで?な作品。めちゃくちゃ動くので観るほどに「マジで1クールやるの?」ってなる。すごい。ディズニーチャンネルを観ているようなノリかつBGMも良い作品

 

深夜!天才バカボン

 コント天才バカボン2010年代らしくリメイクしたら」。壮大に何も始まらないので、1話は実質0話。

 0話は旧作オマージュ(というかそのまんま)を非常に高い再現度で作っていて、本作への愛を強く感じる。絶妙に荒い4:3のあの感じが観れてよかった。内容としてはかつての「おそ松さん1話のように、旧作リメイクに係るあらゆる懸念ネタ昇華していくスタイル現代っぽさがあるかどうかはさておき、バカボンパパのヤバさが際立っていて逆に新鮮に感じる。バカボンパパのヤバさは普遍的だった。旧作知らんけど。

 

ゾイドワイルド

 タカラトミーの新しいおもちゃアニメ。今回は野生解放機能付き。男の子ゾイド出会って旅に出る話。

 本作のゾイドめっちゃ小さい。でもゾイドゾイド。動きもゾイドだし、モチーフ動物昆虫恐竜等なんでもあり。おもちゃコンテンツとして無敵じゃん!

 ストーリーの中でもゾイドは畏怖の対象であったり、ゾイドを利用した軍隊帝国があったり野性味あふれる生き物だったりは旧作のまま。登場するキャラクターは全体的に、子供向けのわかりやすデザインになっている。

 旧作のゾイドは「ビビったら負け」というシステムだったけれど、本作は「動かなくなったら勝ち」になってる。わかりやすいね戦闘シーンはあのゾイドの動きがまた見れるのでやっぱり面白い

 

夢王国と眠れる100人の王子様

 異世界転生から始まるRPGファンタジー系の王道ストーリー。とはい異世界転生要素は薄味、かつ「こんな感じの魅力的な世界ですよ」的な演出も控えめ。原作ソシャゲなので、王子様集めが縦軸。かつ王子様同士の会話や戦いがメイン。

 

悪偶 -天才人形-

 中国ゴーストバスターズゲゲゲの鬼太郎みたいな社会派。でも日本お化けと比べてずっと生々しいモチーフ。「伊藤潤二コレクション」みたいな。でも1話完結でもなければSSでもないのでのんびり観るやつ。

 まさか天才はみんな体に悪偶を宿していたなんて。絶対に許せない。ついにアニメ真実に気づいてしまった。気になるのは「悪偶を宿した天才を加工した悪偶を宿した天才」みたいな入れ子構造というか天才ロンダリングがあるのかどうなのか。

 

音楽少女

 キングレコード謹製の、アイドルお仕事アニメ(実質星色ガールドロップ続編)。1話はほぼキャラ紹介だけ。おそらく「アイドル活動の中で一番楽しいであろう時期」を舞台にしてる感じがある。業界大手事務所主人公スカウトされるわけでもなく、金の問題事務所社長夜逃げするわけでもなく、長年の活動が実を結ばず、雰囲気が最悪の状態から始まるわけでもなく。みんななんだかんだ楽しそう。

 観ていて思うのは、「ファンってすげーな」という点。アウトプットに対するあらゆるリアクションが得られるのはファンのおかげで、協力して良いものを作っていこうという上昇志向を共有している姿はまるで運命共同体みたい。すごいね

 冒頭こそ3DCGアニメーションによるライブシーンがあるけど本編のライブ作画アニメーション。今後どっちを使うのかな。

 

兄に付ける薬はない!

 中国発信のショートアニメ。駆け抜けるテンポ感。化物語の阿良々木家みたいな、しょーもない兄貴と手癖の悪い妹の掛け合い好き。

 

働くお兄さん!の2!

 社畜度マシマシ。そして安定の杉田

 

総評

 AmazonPrimeVideoとNetflixの囲い込みが11作品とかなり多い。加えてAmazonは「dアニメストア for Prime Video」というd'アニメストアニコニコ支店みたいなサービスを開始、さらスカパー版やキッズステーション版なども展開している(それぞれのチャンネルで見れる作品はまだ少ないらしい)ので、そのうちAmazonNetflixだけでほとんどのアニメ網羅できるようになるかも。一方独占配信で言うと、スカパー、FOD独占配信に加えて今期からあにてれテレビ東京サービス)独占配信アニメもある(けもフレ新作もこれ)ので、アニメ視聴のVOD縛りに限界を感じる。これからは「今期は何のアニメ見てる?」じゃなくて「普段何使ってアニメ見てるの? TOKYOMX? BS? FOD? それともアマプラ?」から会話を始めたほうが良いのかもしれない。

 

最後

 新作1話全部視聴はおすすめできない。とか言いながらこれを書くのも3回目だけれど、なんでまた書いたのかといえば、単純に「アニメを観るため」だったりする。最初は「もっと最新アニメ面白さを知ってほしい一心レビューを書くため」という大義名分があったおかげで沢山のアニメを観ることができたし、今は「たくさんアニメを観るほどもしゃもしゃするから、これを増田にでも投げて気分転換しよう」という良いガス抜き手段になっているのだ。おかげで多くの面白い作品を知ることが出来たし、同時に多くの時間を失った。そう考えると、やはり新作1話全部視聴はおすすめできない。

 こんな覚え書きでも、誰かのモチベにつながれば嬉しいな。

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その1

 アニメ感想の言い合いっこを夢見つつ感想を書き溜めていたら、夢は醒めないまま8月を迎えそうなので、増田に書いてみた。まだ観ていない作品もあるけれど、このままだと一つも完走できなさそうなので切り上げる。風呂敷の広げ過ぎはやっぱり良くない。それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3

配信情報について

 ~独占…対象サービスしか配信してない

 ~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

 ~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

 言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

 なお、囲い込みをしているサイトの中ではAmazonPrimeVideoがゆるいみたい。他サイトでは有料配信しているか放送後しばらくしたら見放題になったりする事がある。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

はねバド!

 特殊アクション作画スポ根アニメOPだけ既に10回以上見てるかも。ストーリー高校バド部を舞台にした群像劇で、「灼熱の卓球娘」や「響け!ユーフォニアム」に似てるけど、本作のバド個人競技として描かれてる側面が強く、先の2作品とは違うキツさがある(灼熱の卓球娘は部内でランクマッチしてたけど)。また、主人公がとても卑屈な性格なのも輪をかけて強烈なストーリーに仕上がっている。そんな彼女らを含むバドの子達がバドミントンを通じて変わっていく姿を描く作品。3話のエレナすごい良かった。バド部と関係ないメガネちゃんは、その「変わらなさ」が対比関係になってるのかな。

 本作のアクションシーン(バドミントン)のクオリティが異常。バド独特のスナップを効かせた打ち方、ジャンプをする時の太もも筋肉隆起、まるで実写のような(バストアップではなく)全身の動き、バレットタイムと3DCGを駆使して描かれるバドシャトル等。インタビューによると、本作の作画工程

1.大まかな試合の流れを絵コンテに起こす

2.リアルバド選手同士の試合を録画

3.それを参考にしながら作画ロトスコープみたいな感じ)

とのこと(バドミントンは独特の動きが多く、想像だけでアクション作画をするのは限界があったため、実写を取り入れたらしい)。結果、まるで実写のような生々しい動きでありつつ、作画特有の柔らかさがある特殊映像になっている。特に2話Bパート試合コマ数も非常に多く、「なにこれヤバイ」という感想しか出てこない。OPアクションアニメーターが3人クレジットされていることからも、相当ガチの模様。

 また先のアニメ宝石の国」では、作画アニメが得意な演出と3DGCアニメが得意な演出の違いがちょっと話題になっていたけれど、本作ではそんな3DCGアニメが得意としていた「カメラが回り込むような演出」を作画でちょくちょくやってて、これがめちゃくちゃすごい。宝石の国が「作画アニメの良さをうまく取り入れた3DCGアニメ」とすると、本作は「VFXロトスコープ)の良さをうまく取り入れた作画アニメ」という感じかも。

 あと、全体的に映画のような仕上がりになってるのが好き。強めの陰影や風景描写を使って心情を表現したり、オケ主体BGM効果的に使ってたり。加えてキャラデザがすごく好き。上記アクションを綺麗に表現するための体格だし、加えて群像劇シリアスさをうまく強調してる。

 

はたらく細胞

 - 私が、聖地だ - でお馴染み日常系お仕事アニメ。体の中で起こっていることをエンタメ風に紹介していく内容。人の体は概ね、平和かつ物騒だった。

 とにかくキャラデザが良い。メインの舞台は血管なので、白血球赤血球血小板血液の45%くらいがこの3種)が主要な登場人物なのだけれど、赤血球静脈にいるとき動脈にいるときで服の赤味が違うという謎のこだわり。白血球マンガアニメ過程で着色されない(何故か肌の色も白)というデザイン返り血で彩るというすげえ発想、そして血小板ちゃんかわいい血小板1話で何をするわけでもないのに非常に作画熱量が高く、すごく惹き込まれた。自傷行為血小板にいたずらしたい。それぞれの大きさは概ね、赤血球は7-8μm、白血球10-15μm、血小板は2-4μmなので、その大きさも反映したデザインだとすると非常に3キャラとも完成度が高い。

 そして、思った以上に専門用語オンパレード特に1話冒頭の「血管内皮細胞がぁあああああ」が好き。ただし作中で文字付き解説に加えて能登さんのナレーション容赦なく入ってくるので、たとえ白血球が雑菌と殺し合いをしていてもあの声でナレーションがすべてを持っていく。エンタメとしてとても面白い高校生物を習っていればもうちょっとしかったのかな。

 また、体というのは誰でもある程度関心のある分野なので、私も「あれをアニメでやってくれないかなぁ」がたくさんある。ガンとかアルコールとかインフルエンザワクチン)とか骨折とか。

 

ヤマノススメ サードシーズン

 これまでの集大成スタッフは2期のチーム。夏は終わっても山を登るお話

 これまでのストーリー踏襲しながら進んでいく物語にグッと来た。教室での編み物とか、富士山の話とか、ロープウェーを普通に乗るとことか。筑波山頂のシーンなんかBGMが「スタッカート・デイズ」のアレンジったりしてすごく良かった。山の風景も引き続きムクオスタジオの綺麗な絵が見れるので、この先も非常に楽しみ。

 

少女歌劇 レヴュースタァライト

 「メイドインアビス」でおなじみキネマシトラスによる、闇のアイカツミュージカル科に通う女の子たちの物語2017年から同名のミュージカルライブ?)が行われている、アイドルアニメ

 アイドルアニメ殆どたことがないのだけれど、こういう登場人物が多い作品は、なるべく早い段階で各キャラの印象を視聴者に与えるため「ほぼ全キャラ自己紹介パートを設ける」とか「各キャラ同士の関係性を描くため、楽屋みたいなところでやいのやいのする」という描き方が多いのだけれど、その辺りの演出がとても控えめ。名前を言う流れも、表示する白文字フォントもすごく良い。また「メインのストーリーをメインキャラ同士の会話で進めながら、音声なしの映像でその他のキャラ同士のやり取りを描く」等、声だけではなく身体表現によるキャラ紹介がすごくうまくて、各キャラを覚えるのが楽だった。

 同様に、心象風景や陰影表現を使ってキャラクターの心の機微を描くというか、行間を読ませるような演出がすごく決まってて、まるで映画みたい。キャラ紹介に尺を取られるとこういう演出が難しいので、ほんとすごい。特に東京タワーから落ちるシーンとかほぼ静止画だし、演出の引き算がめちゃくちゃ優れた作品になっている。

 演出の緩急が優れているといえば、特に1話ラストミュージカルシーン。あそこまで劇的な転調は殆どたことがないかも。「輪るピングドラム」とか「天元突破グレンラガン」くらい?このパートでは、リアルミュージカルを観ているときに感じる「五感が全て奪われるような不思議な魔力のようなもの」を、非常に高い作画熱量によって見事に映像化している。起きている事自体ファンタジーだけど、実際ミュージカルって超現実的体験なので、もし映像化するなら本作のような感じが一番近いのかもしれない。マジですごい。

 本作の音楽担当するのは、「宝石の国」「宇宙よりも遠い場所」でお馴染み藤澤慶昌。題材が歌劇なので、劇的なオケがメインなのだろうか。もう劇伴だけでご飯3杯はいける。

 

天狼 Sirius the Jaeger

Netflix独占

 100年くらい前の日本舞台にした、殺し屋家業日常アニメヨルムンガンドみたいな?ゴリゴリP.A.Works作品

 まず戦闘シーンの熱量ヤバイ京アニ作品境界の彼方」の戦闘シーンくらいすごい。純粋アクションがぬるぬるというのもあるけど、加えて出血表現がめちゃくちゃ美しい(境界の彼方出血表現れいだよね)し、SEが圧倒的にヤバイ。一撃を防いだ三節棍の音とか、マシンガン弾丸石畳に刺さる音とか、横転した車が鉄橋のフレームにぶつかる音とか(やっぱり音響効果小山恭正だった)。挙げるとキリがない。ヨルムンガンドやGGOみたいに純粋な銃撃戦ではない(強いて言えば異能バトル系)ので、色々な戦闘音が発生する。これはこれで耳が幸せ横山克音楽も最高にかっこいいし、とても戦闘シーンの中毒性が高い作品

 また、舞台となる大正昭和の町並みがめちゃくちゃ丁寧に描かれている。東京駅からまり看板建築の町並み(ということは震災後。新聞を見る限り1930年頃っぽいけど)、和洋入り混じった街ゆく人々、自動車路面電車主人公たちの向かった邸宅も和洋の融合した、時代を感じる日本邸宅ちゃん道場和室洋室洋風庭園など網羅していて強いこだわりを感じる。その後出てくる、街灯に照らされた夜の町並みも非常に美しい。背景美術担当しているのはスタジオなや(有限会社GREEN解散後、事業継承した会社)。モブで言えば、特に日本警官の描き方がすごい活き活きしててめちゃくちゃ好き。あと邸宅の主人も、葉巻に火をつける仕草がすごく良いのでぜひ見てほしい。

 

ハッピーシュガーライフ

AmazonPrimeVideo独占

 いろんな愛の形を描く、狂人の手記。ガンガンJOKERという雑誌は魔境かなにかなのだろうか。子煩悩主人公が愛のためにあらゆる受難と戦う話なので、概ねハートウォーミングなストーリー久野美咲(先のアニメひそねとまそたん」では甘粕ひそねを好演)のグロい演技もあってしおちゃんマジ天使

 1話ではヤバイ主人公バイト先のヤバイ店長を打ち負かす話なので、ともすれば勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪、ダークヒーローみたいな話っぽい?のだけれど、ちゃん1話のなかで「その限りではないからこその狂人であることが描かれているのが好き。

 狂人の話でいえば「殺戮天使」も狂人の話だけど、あっちは狂人であることに対して自覚的登場人物の話で、ディケンズ短編狂人の手記」も『実は私、狂人だったんです!』みたいな話。対して本作は無自覚狂気を描く作品なので、めちゃくちゃ怖い。また彼女は非常に器用な女の子なので、あらゆる困難を自力で乗り越えてしまいそうな悪寒があって非常に良い。主演の花澤香菜といえば、物語シリーズではヤンデレちゃんこと千石撫子を演じていて、あっちも後者無自覚)の話だけど、物語シリーズが「恋に恋する女の子の話」に対して、本作は「愛に目覚めた女の子が、愛の力で頑張る話」みたいな、ステージの違うヤンデレ物語になっている。どっちも好き。

 主人公の心にフォーカスを当てた、とても静かな演出が印象的。彼女の感じた穏やかさ、満たされた感じ、燃えるような敵意が、とてもかわいいキャラデザ演出によって描かれているのでなおさら強烈に仕上がっている。

 制作のEzo'laは初元請けっぽいので、ぜひうまく行ってほしい。

 

殺戮天使

AmazonPrimeVideoのみ見放題

 アニメで観るOUTLAST。原作脱出ゲームシナリオ踏襲したストーリー。とはいパニックホラーでもなく(1話結構その気があるけど)、主人公の心情を丁寧に描いている。また「主人公けがマトモ」ではなく全員やばい人なので割とツッコミ不在のブラックユーモアボケ合戦みたいになってる。

 ストーリーの縦軸はフロア移動→その階のやべーやつに気をつけながら謎解き→フロア移動なのでやや単調になりがちだけど(ずっと室内だし)、全体的に凝った演出が多いのでずっと緊張感があるし観ていて飽きない。OUTLASTみたい。ゲーム雰囲気をそのままに「主人公視線」をうまく映像化していて好き。音作りが岩浪美和小山恭正なので、バトルシーンもとても良い。大鎌がシンク金属板に刺さる音とか。

彼女らはなんでこんなにセンシティブなんだろう

仮にプリキュアあたりで製作者が

「こんなに男性ファンがつくとは思わなかった」

「可愛らしい女性向けファンタジーを作ったのに」

とか言ってても

「そらそうやろな」くらいにしか思わんだろうし、

「うへへ、じゃあこっそり楽しみますね」ってなるだけだよな。

気持ち萎えたとしても作品をぜんぶ捨てるとかありえないよ。

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