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はてなキーワード: 挑発とは

2019-02-05

anond:20190205070330

(5)

2007年7月には宇野さんの本領が発揮されたと言っていい「老害化が進むオタク論壇の憂鬱」という記事サイゾーにて執筆します。あらゆるオタク系評論家批評家ライターをブッタ斬るという挑発的な内容が業界人の間で話題に。

藤津亮太の、毒にも薬にもならないちょうちん記事で、満足できる人っている?」

ロック中年慰撫アニメエウレカセブン』。売れてないけど、大塚ギチや宮昌太郎に無理やり褒められています。」

「筆者に対して、元長柾木などのセカイ系エロゲー作家たちはブログで怒り狂っている。みっともない連中だ。」

批判された人たちはあまり図星だったのか、mixiでこそこそと慰めあいます

230 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2007/07/22(日) 10:36:43 ID:WbZ+FBXA

mixi宇野氏に批判された人の反応

中年ロックオヤジ(笑)おもわず大塚○チにメールしちゃった、

「俺達は中年ロックオヤジだってさwwwww」。いいね中年ロックオヤジ(笑)

今度なにかのネタに使わせてもおっと!!(笑)

・コン○ニューと○トナアニメの仲が悪いってさあ~、俺オトナアニメ

編集長から「ぼく、○編集長のこと尊敬してます」て言づてもらったんだけど(笑)

そういうプロレス的な関係はこの人読みとれなかったのかね(笑)

ラノベ評論家タニグチリウイチさんにも「もはや営業妨害に近い」と言われます。ついに宇野さんの芸風が認められました。良かったですね、宇野さん。

その後、宇野さんは順調に「ゼロ年代の想像力」の連載で2ちゃんねるはてなダイアリーにおいて賛否両論を巻き起こし続けます批判対象の東浩紀とも急接近し、一緒にお酒を飲んだりラジオをやったりします。東さんは「下の世代からこういう人が出てきて嬉しい」「ポジション的に応援したい」と好意的宇野さんも「どちらかと言ったら僕は東派なんですよね」と転向宣言とも取れる発言ギャラリーから「なに仲良くなってんの?」と呆れられます

しかし、2008年4月。つまり今ですね。宇野さんの「“ナンパ師”でも“ギャルゲーマー”でもない、第三の道を!――『小さな成熟』をめぐって」を発表します。それに対して東さんはブログでこういう風に反応します。

批評現代思想の読者の中心が性愛コンプレックスで動員されている連中だ、という状況認識おかしい。

・こういう文章を読むと、「それはあなた批評性的承認の道具としてしか理解できなかったからなのでは?」と言いたくなる。

・あまりに幼稚な文章

宇野さんと同世代でも期待できるひとがたくさんいるのは別に知っているし、そっちはがしがし応援しています

ここにきてまた東VS宇野対立が強くなってきました! 今後、この構造はどうなっていくんでしょうか? 非常に楽しみです。個人的には宇野さんと同年代でまったく正反対の「生きる『動物化するポストモダン』」とまで言われる佐藤心さん(現在行方不明)と対決すると面白いんじゃないかなぁ、と思うのですが……。佐藤さんのカムバックはないんですかね。

anond:20190205065906

(2)

当時の惑星開発委員会オタク界隈ではけっこう話題になっており、それを象徴するのが岡田斗司夫の来訪です。

4月12日(金)

 逃避でネットを覗いていたら「惑星開発委員会」というサイトを見つけた。

http://members.tripod.co.jp/toumyoujisourin/rvtop.htm

 惑星開発大辞典コーナーに僕の名前もあったので掲示板挨拶したら、さっそく管理者の方からメールをいただく。

 返事で「なぜ岡田斗司夫作家自称しているのか、については次の日記で答えましょう」と約束してしまうけど、なんでオレは仕事でもないところで働こうとするのか。とほほ。

その後、岡田さんはこのサイトを気に入り、定期的に掲示板書き込みをしたり、知り合いに紹介したりしていたみたいです。

8月13日(火)

 「ロスノフスキ家の娘」、あっという間に読了

 しょっちゅう覗いてるサイト惑星開発委員会」にこんなテキストがあった。僕も今、格闘技オタクたちが嫌いで嫌いでしかたないので、思わずここに紹介してしまう。

(中略)

 あああ、俺の言いたいことを俺より上手く書いている~!もう俺、物書き引退しようかなぁ。

相当宇野さんのことを買っています。当時の日記にはこんな記述もあり「これは善良な市民のことでは?」と言われてました。

 知り合いから「就職活動に失敗した」というメールを受け取る。彼に「就職なんかせずにライターになれ」と忠告したばっかりなので、これはなんとか編集者に売り込んであげなければいけない。

 まぁ僕よりは才能もある人だし、なによりまだ20代前半という若さなので、ライターとして喰っていくことぐらいはできるだろう。しかし彼を「こういう人生」に引き込んだ責任というのは、あるのかな?

 僕は「自分への責任は、他者には移譲し得ない」という考えなので、あんまり悩んだりしないけど、これが唐沢俊一さんのように責任感の強い人なら、あとあとまで面倒見たりするんだろうなぁ。

この日記宇野さんのことですね。実際に会って話したようです。

10日(水)

 朝、マクドナルドハンバーガーを食べる。ついに一個まるまるを完食できるようになった。まだ喉の痛みは残っているけど、まぁ一安心

 おもしろ会の武さんと5年ぶりぐらいに会う。なにかと思えば「物書きになりたい」という相談彼女同人誌を預からせてもらって、編集さんを紹介する約束をする。

 続いて京都から宇野くん。彼とは初対面だけど、昔に彼が浅羽通明氏に説教された話を教えてもらう。浅羽氏の書き下ろし本『教養とはなにか』を院生たち取り巻きと話してるときの浅羽さん「これで革命を起こす」と叫んでいたらしい。当時10代だった宇野君がこれに疑問を呈したら喫茶店で閉店まで説教されたらしい。やはり浅羽さんは熱くて面白い人だ。

そして、岡田さんは惑星開発委員会オフ会にまで顔を出すまでに。その時のことを日記でこう書いています

27日(火)

 木曜のオフ会に向けてリビングをかたづけ、そのあと覚悟を決めてついに北歯科へ。

もうずっと前に神経を抜いた歯なので、おそらく歯茎が炎症を起こしているのだろう、

ということで今回は様子見。

 ブックスルーエで宮脇檀の『男の生活の愉しみ』(PHP文庫)を買う

 20年近く前、仕事で一山当てたら宮脇氏に自宅を設計してもらおう、と思っていた。

不幸なことに宮脇氏は98年に他界し、僕はいまだに一山当てれずにいる。

でまぁ、書店で氏の本を見かけたら自分の果たせなかった夢への供養だと思って

買うことにしている。

 夕方から惑星開発委員会」のオフ会

参加希望美少女大学生といっしょに高田馬場へいく。

感想は…う~ん、まぁあんもんじゃないですか?

あ、でも某出版社社長と某オタク評論家蜜月関係が聞けたのは

面白かった。そうか、版権引き上げ騒動の裏にはそんなことが…。

……その後、岡田さんが惑星開発委員会言及することはなくなりました。「あんなもん」だったので飽きてしまったんでしょうか?

惑星開発委員会更新をやめ、善良な市民キャラを捨てて2003年8月頃にはてなダイアリーで新たに始めたのがヘルシー女子大生id:kurosawa31)と言われています挑発的な言動サブカルへの豊富知識、そして女子大生であることが話題になり「はてな界の斎藤美奈子」と称されたりします。

ヘルシー女子大生はてなキーワードにも登録されており、

はてなダイアリー住民の質を見分ける試金石となった騙り手。

と書かれているのである程度の騒動を起こしたことがわかります

しかし、今となっては日記プライベートモードに設定されており、internet archivesに残っている断片的なものしか読むことができません。

それによるとヘルシー女子大生京都在住ということになっており、宇野さんは立命館大学卒業後、京都就職したのではと推測できます

2ちゃんねる過去ログを追うと初期から善良な市民との類似性が指摘されているのが面白いです。その時は「言っていることが似ている」と言われる程度ですが、しばらくして2004年3月に「オトコノコ」「キャラ売り」「同じ穴のムジナ」「ブンガク」などのワードの相似性、話してることが一緒などの指摘がされヘルシー女子大生善良な市民なのが濃厚となります。この指摘に伴って日記更新頻度は落ち、プライベートモードとなったわけです。

この頃の宇野さんは旧・惑星開発委員会のような「有名サイトになろう」とか今のような「ライターとして成りあがろう」という気概はなく、ネカマして周りを翻弄させて楽しみつつ、趣味としてドラマなどの評論を書いていこう、という印象を私は持ちます

2019-01-30

挑発してくる生徒にキレて殴ったら免職

仕事をしない部下にキレて叱咤したら炎上

怒りはSNS時代リスクです

タバコを吸って落ち着きましょう

anond:20190130001136

ごく当たり前に朝鮮日報日本語版を含む新聞雑誌ネットニュースを読んでるだけ。

日常的に挑発を繰り返し、国を挙げて反日教育をし、存在すら怪しい過去の罪を何十年も言ってくる国を好きになれる理由は?

そして民主主義国家では、国民が国の方向を決める。みんなが責任者だ。

国を挙げて反日ということは大多数の国民反日を選んでるということ。ちがうならとっくに反日政権は終わってる。現実では終わってない。そういうことだ。

そういう敵国に迎合し、おべっかを使うことこそ国家破局

2019-01-28

ブギーポップ視聴者が笑えない糞ラノベアニメ

さらセカイ系(笑)の出来損ないみたいな90年代ラノベ引っ張りだしたところで、ガキが食いつくわけもないと分かりきってるのがクソ。どうせ昔のファンも大半はとっくに趣味変わってるだろ。

無意味時間が行ったり来たりするのがクソ。カッコイイとでも思ってんのか?分かりにくいだけだわアホ。

キャラデザ全員モブ過ぎて誰が誰だか分からないのがクソ。ブギーポップは分からない(爆笑

ラノベ業界もそろそろ弾切れで苦しいのは分かるけどさあ、さすがにこんなもん引っ張り出してくるぐらいなら、他にもっといい原作あるだろ。たとえば……お留守バンシーとか!





 そこまで打ち込んだところで〝増田〟は確認画面に進み、実際に表示される際の見え方をチェックする。特に問題のないことを確認して「この内容を登録する」ボタンクリックした。

 大きく息を吐き、しばし目を閉じて時間が過ぎるのを待つ。ヘッドホンからは、路地裏の秘密クラブについて女性ボーカルが歌うハスキーな声が流れているが、別に増田〟の趣味ではない。無音よりは多少の「雑音」があった方が集中しやすいという程度の理由で、適当にまとめて違法ダウンロードしたファイルランダム再生しているだけだ。

 曲が終わったのを合図に目を開き、さきほど投稿した「記事」のページをリロードした。夜の10時過ぎというお誂え向きの時間だけあり、セルクマなどという姑息な真似をせずともブックマークが既に30ほど集まり始めている。トラックバックも、上から目線傲慢評価への反発が7割、同意が2割、元記事ほとんど無関係独りよがりのつまらないネタが少々という予想通りの傾向で、活発に反応してくれている。

 当然だ。〝増田〟の書く記事が狙いを外すことは有り得ない。

 たった今書き込んだ記事で扱ったアニメにも、その原作ライトノベルにも、〝増田〟は特に興味がなかった。ただ、SNSなどでの他人発言を眺めていて、こういうことを書けば「バズる」だろうなというイメージが、なんとなく頭に浮かんだのだ。あとは、このアニメを叩きたい人間の「設定」に自分を重ねるだけで、溢れるように文章が湧き出してくるのだった。

「……」

 自分がそれを書いたという証が何一つない文章が、回線の向こうで人々の注目を集めるさまを、〝増田〟は静かに見つめた。

増田〟は昔から、「自分」というものを持たない人間だった。

 自己主張が少なく控えめな性格、という程度の話ではない。何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのか、人に聞かれるたびに例外なく言葉に詰まった。単にそれを表現するのが下手というだけではなく、自分がどんな人間なのか〝増田自身どうしてもよく分からないのだった。

 そのため、自己紹介はいつもひどく苦労させられた。胸の内を語ることのない秘密主義人間と見なされ、親しい友人を作ることも難しく、いつも孤独に過ごすこととなったが、それが嫌なのかどうかすら〝増田〟には判断ができなかった。

 その感覚は、対面での音声によるコミュニケーションだけではなく、ネットでの文字を介したやり取りでも特に変わりがなかった。たとえ単なる記号の羅列に過ぎないとしても、自分を表すIDが表示された状態で、何か意味のあることを言おうという気にはどうしてもなれなかった。

 そんな〝増田〟がある時、一つの匿名ブログサービス出会った。

名前を隠して楽しく日記。』

 良識のある人間ならば眉をひそめるであろう、その醜悪な売り文句に、増田はなぜか強く引きつけられた。

 そこに書き込まれる、誰とも知れぬ人間の手による、真偽のさだかならぬ無責任言葉たち。数日の間、寝食を忘れてむさぼるように大量の匿名日記を読みふけった後、それらのやり方を真似ることで、〝増田〟は生まれて初めて自発的文章を書き出したのだった。

 特に書きたい内容があったわけではない。ただ、睡眠不足と空腹でからっぽになった頭を満たす、得体の知れない衝動に従いキーボードを叩いた。

 出来上がったその文章は、保育園の子供の入園申し込みをしていたが落選してしまった母親、という「設定」で、政治批判もまじえつつ全体としてはどうにもならない怒りを乱暴な口調で八つ当たり気味にぶつける、といった感じの記事になった。

 実際には、保育園への申し込みどころか、当時から現在に至るまで〝増田〟は結婚すらしてはいないのだが。

 これを軽い気持ち匿名ブログ投稿したところ、予想外の爆発的な大反響を呼んだ。ブクマは2000以上付き、「記事への反応」は100を超え、ニュースサイトどころか国会で取り上げられる事態にさえ発展した。

 遂には記事タイトルがその年の流行語大賞トップテンにまで入ってしまたこの一連の動きに、もちろん驚きはあった。だがそれ以上に、自分の指を通して生まれ落ちた自分のものではない言葉、という捩れた存在自体に、〝増田〟は震えるような感動を覚えたのだった。

 ここでなら、自由に「言葉」を操ることができる。

 その確信を得てからは、坂を転がり落ちるように、この匿名ブログへとのめり込んでいった。

 様々な立場人間になったつもりで書いた記事投稿し続けるうちに、〝増田〟は奇妙な現象に気がつく。ひとたび題材を決めて書き始めてしまえば、それまで全く知識も関心も無かったどんな分野についても、どういうわけか淀みなく言葉が湧き出すのだ。

 ある時は、フリーランス13年目のWebデザイナーだったり。

 ある時は、新人賞を受賞してデビューしたもの限界を悟って引退を決意した兼業作家だったり。

 ある時は、セクシーキャバクラの元女性接客係だったり。

増田〟は、記事を書くたびにありとあらゆる種類の人間に「なった」。そしてそれらの「設定」の元に、このwebサービスの読者たちに、感動や、怒りや、笑いを提供してきた。〝増田〟にとって、読者から引き出す感情の種類はなんでもかまわない。自分の書いた言葉が、多くの人間に読まれることだけが重要なのだ

 実際、〝増田〟の書いた記事には、著名人ブロガーですら不可能なほどの高確率100を超えるブクマが次々と付いた。SNSでも拡散され、ネット上の話題を取り上げる(といえば聞こえは良いが他人の褌で相撲を取るしか能がない)ニュースサイト元ネタにもなり、つまり――「バズって」いた。

 本格的に活動を始めてから、〝増田〟は毎日多数の記事投稿し続けている。〝増田〟以外の利用者は誰一人気づいていないが、今ではこの匿名ブログサービスにおける人気記事の、実に九割以上が〝増田〟一人の手によるものなのだった。もはやここは〝増田のしろしめす王国なのである

 そして、〝増田〟の支配電脳空間にとどまらずより大きく広がろうとしている。〝増田〟の記事が読者から引き出す強感情。これを利用し、流されやすい一部の読者の行動を誘導することで、〝増田〟は既に現実でも大小さまざまな事件を引き起こす「実験」を成功させていた。だが、それぞれの事件自体に関連性は全くなく、膨大な投稿量を多数のID分散しているため、運営会社ですら事件の背後にいる〝増田〟の存在には手が届いていなかった。

 この影響力の、深く静かな拡大。これが順調に進めば、いずれはサービス運営会社の中枢に食い込むことすら時間問題だった。

 匿名ブログ支配過程で〝増田〟の掴んだ情報によれば、この運営会社はただのIT企業ではない。その実態は、途方もなく巨大なシステム下部組織なのだ。そこを足がかりに、「世界」にまで手が届くほどの――

「……っ……っ」

 果てのない野望の行く先に思いを馳せ、〝増田〟は声もなく笑った。

 そこに、

――♪

「……?」

 ランダム再生にしていたメディアプレイヤーから、奇妙な曲が流れ始めた。

 口笛である

 音楽に興味のない〝増田〟でさえ聴き覚えがあるほど有名なクラシック曲を、どういうわけかわざわざ口笛で演奏しているのだった。それは、アップテンポで明るく力強い原曲を巧みに再現してはいものの、しかしやはり口笛としての限界で、どこか寂寥感のある調べとなっていた。

「……」

 これのタイトルはなんだっただろうかと〝増田〟にしては珍しく気にかかり、プレイヤーの最小化を解除して現在再生中の曲名を表示した。そこにはこうあった。

 John Cage『4'33"』

「!!」

 違う。この口笛は、ヘッドホンから流れている音ではない。

 その事実に気づいた〝増田〟はヘッドホンを頭からむしり取り、音の出どころを探った。

「――♪」

 耳を澄ますまでもなかった。口笛は、明らかに増田〟の背後から聴こえてきている。それも、ごく至近距離で。

「……!」

 背筋を貫く寒気を振り払うように、〝増田〟は回転式のデスクチェアごと素早く振り返った。

 片付いているというより極端に物の少ない部屋の中央。そこに、それは立っていた。

 金属製の丸い飾りがいくつか付いた、筒のような黒い帽子。全身を覆う黒いマント。男とも女ともつかない白い顔に浮かぶ唇までが、黒いルージュで塗られている。

 まったく見覚えのない顔であり、衣装だった。

 普通に考えれば、異常な格好をした不法侵入者ということになる。今すぐに警察通報するべきだ。だが〝増田〟は、そんな常識的思考をこの黒帽子適用することが、なぜかできなかった。

 部屋のドアには鍵を掛けておいたはずだが、こじ開けられた様子もなくきれいに閉じている。いくらヘッドホンから音楽が流れていたとはいえ人間がドアを開け閉めして部屋に侵入した物音に全く気づかないということがあるだろうか?

 カーテンを閉め切り照明の消えた部屋の中、ディスプレイの微かな灯りに照らし出された黒帽子の姿は、床から突然黒い柱が生えてきたようにも見えた。

匿名アノニマス)、か――」

増田〟の当惑をよそに、黒帽子は口笛を止めて言葉を発した。黒い唇からこぼれる声は澄んだボーイソプラノで、やはり性別特定することはできなかった。

「人には、自分にとって切実な何かを伝えるために、敢えて何者でもない立場をいっとき必要とすることもある。だが、『匿名』こそが本質であり立ち返るべき『自分』を持たない存在――それは『自分』という限界に縛られないが故に、無目的にただ領土だけを広げ続け、遠から世界を埋め尽くすことだろう。その新世界では、根拠となる体験を欠いた空虚感情けがやり取りされ、真の意味での交流永遠に失われる……間違いなく、世界の敵だな」

 人と世界について語りながらその声はどこまでも他人事のようだったが、最後の断定には一点の迷いも無かった。

 世界の敵、という言葉が指す意味の本当のところは分からない。だがこいつは、〝増田〟こそが「それ」だと言っているのだった。

 なぜ初対面の異常者にそんな決めつけをされるのか。そもそもこいつは一体何者なのか。

 そんな疑問を込めて、〝増田〟は目の前の怪人物を睨み付けた。黒帽子にはそれだけで意図が伝わったらしい。

「人に名前を訊ねる時は、まず自分から名乗ったらどうだい?」

増田〟の耳にその言葉は、それができるものなら、という挑発を含んで聞こえた。

 できないわけがない。変質者に名前を教えるのは危険だが、自宅に押し込まれている時点で大差ないだろう。

増田〟は椅子から立ち上がって息を吸い込み、自分名前を告げようとした。

 しかし、

「…………!」

 声が出なかった。いくら喉に力を込めても、最初の一音すら形にならずに、ただかすれた吐息漏れるばかりだ。

「それこそが、君が世界の敵である証なんだよ」

 そう言った黒帽子が肩ほどの高さに上げた右手を、ついっと振った。その指先から細い光の線が伸びてきて、空気を切るような鋭い音がしたかと思うと、〝増田〟の首の周りに熱い感触が走った。

「?」

 次の瞬間には、〝増田〟の視界はゆっくりと下降――いや、落下し始めていた。

 途中で回転した視界の中で〝増田〟が目にしたのは、頭部を失ったまま直立する、肥満した成人男性身体だった。

「……っ!?

 直前までまとっていた「自称アマチュアアニメ批評家」の「設定」が霧散したことで、〝増田〟は意識を取り戻した。思わず首の周りに手をやるが、傷一つ付いてはいない。

「なるほど。君の能力にはそういう働きもあるわけだ」

 感心したように言って、黒帽子は宙空をかき混ぜるように右手の指を動かした。そこにまとわりつくように、光の線が見え隠れする。目を凝らして見れば、それは極細のワイヤーだった。

増田〟の首に巻き付けたあれを素早く引くことで、瞬時に切断を行なったのだと、遅れて事態を把握する。

「……」

 いま首を斬られたのは、あくまで〝増田〟の「設定」に過ぎない。だが、味わった「死」の感覚は本物だった。それを実行した黒帽子は、今も平然とした顔をしている。

 目の前の怪人が何者であろうと、もはやこれだけは間違いがない。こいつは〝増田〟を殺しに来たのだ。無慈悲に、容赦なく

「……!」

 黒帽子と向き合ったまま〝増田〟は、後ろ手に恐るべき速度でキーボードを叩いた。わずか数秒で4000字超の記事を書き上げると、そのまま確認もせず匿名ブログ投稿する。

『現役警察官ですが、容疑者を射殺したことがあります

 記事はすぐさま炎上気味に100オーバーブクマが付き、新たな「設定」が〝増田〟の全身を覆った。そこに立っている姿は既に、制服を着た男性警察官そのものだった。

 実のところ〝増田〟にとっても、匿名ブログのこのような使い方は初めてのことだった。だがその事実意識することすらなく、〝増田〟はこの応用をごく自然に行っていた。まるでこれが本来用法だったかのように。

 警察官の〝増田〟は、いかにも手慣れた動きで腰のホルスターから素早く拳銃を引き抜いて安全装置を外すと、黒帽子の頭に狙いをつける。この距離なら外すことはないだろうし、さすがに銃弾を正面から受けても平気ということはあるまい。

 しか弾丸が発射されるより早く、引き金にかけた〝増田〟の指をめがけて光が走った。

「そんな危ないものは下ろした方がいい」

 切断された指がぽろぽろと床に転がり、〝増田〟は拳銃を取り落とした。重い金属が床に叩きつけられる、ごとん、という音が響く。

「!」

 失った指の痛みにのたうち回る間もなく、再び飛び来たワイヤーが〝増田〟の首に絡みついた。鋼糸はそのまま、いともたやすく肉に食い込み――

「……!」

 一瞬のブラックアウトの後、警察官の「設定」もあえなく消え去ったことを〝増田〟は悟る。

増田〟は、次の「設定」を求めて、慌ててキーボードを叩き始めた。殺されないためにはそうするしかない。

 黒帽子がワイヤーを一振りするたびに、現在の〝増田〟の「設定」が消滅する。〝増田〟は超スピード匿名ダイアリー記事書き込み、新たな「設定」を得る。その繰り返しが続いた。

 格闘家ヤクザ猟師力士刃渡り50センチ牛刀で前足を切り落として熊を倒した撮り鉄、1200万ドル機械義手を身につけ「捕らわれざる邪悪」の二つ名を持つ元アメリカ特殊部隊員……

 考えうる限りの、個人戦能力の高い人間立場で書かれた記事投稿し、その「設定」を使って制圧を試みる。だが、いずれの力をもってしても、〝増田〟は黒帽子の体に触れることさえできなかった。

「……」

 異常なまでの適性ゆえに普段意識せずに済んでいたが、この匿名ブログサービス本来、少しでも油断すると「あれ?増田さん、この話前にもしませんでしたっけ?」と指摘を受ける、投稿者に厳しい場だ。いかに〝増田〟の記事とはいえ、短時間に似たようなネタを続けて投稿したのでは、ブクマPVを稼ぐことなどできない。「設定」を定着させるためには、読者からのそういった「承認」を得なくてはならないのだ。

 少なくとも同じ職業ネタにすることは避ける必要があった。とすれば、「設定」を潰されるたびに書ける記事選択肢は少しずつ限られていく。

増田〟は、徐々に追い詰められつつあった。

 その焦りが引き金となったのか。

「!!」

――字数制限

anond:20190128020421

2019-01-25

テクニシャンコリアン国士yas-malさんの着地点

yas-mal ホント。「根幹」とは言わんが、今回、一番、「ヤバさ」を感じた点。

リンク 2019/01/24 Add Star

はあ。

「決め付けだ!」

一方的だ!」

ですか。



1.この韓国をどうやって信じる?

・初動から言い分が二転三転する

・言い分が否定されるたびに新しい言い分に変える

自分の言い分同士でも矛盾が生じる

・前に言ったことを説明付きの訂正で撤回するのではなく単になかったことにする

・度重なる論点そらし

・頑なに協議拒否する

情報相互見せ合いの答え合わせを拒否する

日本側が小出しの証拠を公開しようとするたびに大騒ぎしてやめさせようとする

・「対抗資料」として出してきたのが日本映像流用してBGMまぶしただけのゴミ

・そのゴミサムネコラージュであることを民間人に突き止められる

・逃げ回っておいて日本協議を切り上げた途端「やましいことがあってやめたんだ!」「もっと協議を!」

・直後に「日本がまた脅威飛行をした!」

・出してきたのが映像どころか5枚全部水平線写さず高度測られないようにしてるゴミ

・そのゴミを疑わず「こんなに近い!」「チョッパリ撃墜しろ!」と韓国国民

日本哨戒機に対する武力行使予告


これがここまでの経過&現状ですぜ。

この韓国さんをどうやったら信じられんの?

自分は正直最初30%ぐらい「日本側に何かチョンボあったらどうしよう」ってハラハラ心配して見てたよ。(yas-malさんとは逆だろうね)

けど韓国の行状を見ていくうちに「少なくとも韓国が物凄い嘘ばっかり重ねているのは確かだ」と判断するようになったよ。


2.大人のscopedogと子供のyas-mal

ここまでの状況を見て「日本事実を言っており、韓国無責任な嘘と話そらしに徹している」と判断するのはしょうがないだろ。

その判断が不当だって言うなら具体的な反論を述べろよ。

少なくともscopedog兄貴はそこにトライしてるだろ。

支離滅裂になって毎回袋叩きの笑いものでも不屈の闘志は折れてないよ。

まあブックマークする時は同じニュースでも人が一番多いところは避けて、10ブクマぐらいの過疎な記事ブコメ欄で悪態勝利宣言をして、それでも捕まって凹られてるけど。

(あれは心が折れてるみたいだし、態度の強気と裏腹に形勢不利と判断してるのばればれになってだせえから、どうせやられるなら人が一番多いところに突撃して散る方がいいと思う)


それに比べてキムとyas-malが言ってるのは結局、

日韓の態度と資料の落差、韓国の不誠実さや居直り挑発の態度、バレバレの嘘と子供じみた捏造コラージュBGMの数々という山のように積みあがった自分たちにとって都合の悪い状況を

もっとイージーに全部蹴飛ばしたいという子供っぽい気持ちでしょ。


「うるさいそんなこと問題じゃない」

日本ばかり信じて韓国が嘘をついてると決め付けた!」

「決め付けた決め付けた決め付けた!」

「決め付けは差別!」

っていう

そういう幼児の地平線に逃走して不利を全部リセットできないか現実無視できないか、という精神的発作でしょ。


3.偽装したつもりで結局捕まるのは堂々とやってばれるのの100倍ダサい

男らしいscopedog오빠と違ってyas-malはコソコソコソコソ、中立ぶるそぶりしながら一心韓国傾倒コメントを繰り返して

コソってるから余計にみんなの目に付いて結局バレてて

協議打ち切りになった途端にはしゃぎすぎて

yas-mal みんな、えらくものわかり良いな。圧倒的に有利なはずの状況から手打ち日比谷公園焼き討ちでもしないと収まらない状況かと思うが。

リンク 2019/01/21

こんな下劣コメントを書いちゃって

zions id:yas-mal 散々韓国に寄り添った邪推を繰り返してきたのに「(日本が)圧倒的に有利なはずの状況」とか、手のひら返してよく言えますね。今度は、協議打ち切り批判の為に「日本が圧倒的有利だった」に鞍替えですか?

2019/01/21

とか突っ込まれボコられて

その時のリアクションがまたダサい

yas-mal わーい大人気。自分としちゃ、結構愛国者のつもりなんですけどね。からこそ、今回の防衛省のヘボ将棋に腹が立つわけで

リンク 2019/01/21 Add Starcoper

君が何がなんでも韓国の味方したいだけのコリアンネトウヨなのなんかもう衆目にばればれだっての。

何が「ヘボ将棋」だよ。

君よりもっと上手いラインをついてる人はまだ沢山おるぞ。

君は下手糞なコソり方のせいでかえって大勢の目に付いてんの。


4.yas-mal「(^^)v」「僕は単純に天邪鬼なだけだから

この件でyas-malさんの立ち位置が分かったのは面白かった。

yas-mal (^^)v  単純に天邪鬼なだけだから、「立ち位置」なんてものがあると思ったらダメよん。

リンク 2019/01/21 Add Star

これとかもね。

ほんとウワアーって共感性羞恥で目を覆っちゃうぐらい下手。

こんなの「僕はあせってます」「立ち位置を考えられちゃうとまずいんです」って言ってるようなもんだ。

バカなんじゃないのか。

天邪鬼人間ならこんなこと絶対言わないだろバカ

こんなヘタッピなレスつけるぐらいならスルーした方がまし。

(まあこんな名指しが殺到してる時点で自分がどれぐらい目立ってるか客観しろって話だが)

ついでに教えておくと、twitterとかでもやましいこと追求されたバカが良くやるのが突然普段使わない顔文字的なものを使う、変てこなフランク口調になる、もしくはその使用頻度が急増するっていうのな。

当人的には余裕を示したくてやるんだけど、それは見てる方には「余裕のジェスチャーをしたいぐらい焦ってる」ってダイレクトに伝わる。

もっと頑張ろうな。

いやそれより前にまず自覚しよう。

お前偽装下手だよ。たぶん自分では普通の人より上手く立ち回れてるとか思ってるだろ。



5.ある意味男らしいscopedogさんと違ってひたすら目障りなだけ

テクニシャン型とか書いちゃったけど全然テクニシャンじゃないな。

単にスコ兄のようなパワーや覚悟を持ち合わせないだけのキョロキョロコソコソ型の雑魚機体だ。

コソってるのに目立ってるし理屈全然立たなくなってるしもうどうしょうもない


目の端に入ると目障りなんだよ。

すんげー下手でバレバレなのに当人は上手くやれてるつもりでいじましくウロチョロしてるのってさあ。






6.「自国妄信する国民」という鏡見ながら罵倒するスタイル

ついでに言えば、

例えば上でも書いた「韓国海軍の言い分が最初から二転三転してること」「対抗証拠映像BGM文字で主張していくスタイル」みたいな比較的容易に疑問もてることすら

韓国国内メディアではその不審点を取り上げることが一切ないし、韓国国民もそこに疑問をもたない。

冒頭のキムさんが言ってる

韓国軍事実を語っているかもしれない」という可能性を考慮せず、事件発生のほとんど直後から自衛隊日本政府日本マスメディアが「韓国側故意に嘘をついている」と決めつけた

というのは日本じゃなくて韓国国内状況の指摘なら完全に合ってるんだよね。

自衛隊事実を語っているかもしれない」という可能性を考慮せず、事件発生のほとんど直後から韓国軍韓国政府、韓国マスメディアが「日本側が故意に嘘をついている」と決めつけた

と。

韓国民は日本在住コリアン国士と違い、本気で韓国当局は正しくて日本人が嘘ついてる、問題最初から威嚇飛行だ、って思っている。メディアがそうだから


こういう韓国国内メディア状況についても、yas-malさんはどうだかしらんが、

キムさん(やscopedogさんや)は間違いなく韓国語読めて韓国国内メディアチェックしてるんだから、知ってるはずなんだよ。

なのにこうやって丸々摩り替えて「日本がこうだ」とか「これが問題の根幹だ」とまで強弁するわけだ。


自分側がやったことを相手に擦り付ける

執拗論点すり替えを図る

・嘘をつくことに躊躇がなく、恥や呵責の概念が極度に薄い

ゴネ方の流派というか文化韓国政府によく似てるよな。


7.追記

というかこの人韓国人でしょ? そりゃ擁護するよねって話で 何で偉そうにいろいろ言ってるのか分からん 韓国人だから韓国擁護しますってだけじゃん

別にそこを決め付ける気はないし正直そんなのどうでもいい。

国籍や生まれ関係ないと思うよ。

常に個々人の知性とか廉恥とか人格問題でしょう。

彼等について言えるのは韓国に傾倒・妄信しててその代わりに日本を強烈に蔑視してる韓国国士様だと言うこと。

2019-01-24

anond:20190124102036

単純に北朝鮮韓国とで共通仮想敵として日本がうってつけだからでしょ。挑発した所でジャップ絶対に殴り返してこないアメポチ奴隷だし。

2019-01-21

anond:20190121161605

挑発されたから殴っていいってよりも

耐えきれなくなって殴ってしまったんだろ

お前がブラック職場外人労働者にいびられまくってもただ我慢するの?

耐えられなくなることもあるでしょ

anond:20190121163754

自分に対する批判を許さないって役人様らはキングかなんかか

挑発だの侮辱だのってのも実は自分らに対する批判をそう屈折してとらえてるだけじゃないのか

anond:20190121163109

そりゃ君の言う「普通サラリーマン」が弱すぎるだけや

実際は「普通サラリーマン」に罵詈雑言挑発繰り返す輩には相応の報いがある

anond:20190121162026

「弱い」って何をもって「弱い」って言ってるの?

「どれだけ罵詈雑言挑発されても反撃を許されない」って立場的にはすごく「弱い」と思うんだけど。

挑発されたら殴っていいって宮本武蔵かよ

それを言ったらオウム真理教だって世間から侮辱に耐えかねて日本化学戦を仕掛けたんだし

低能先生だって頭にきたから刺したんだろ

ヴィンランドサガの世界タイムマシンで送り返してやるから整理券をもらって来いよ

anond:20190121155338

低能先生みたいなのが増えるだけ

不毛から暴力犯罪教師逮捕して

挑発皮肉を連発する奴は学校規則を使って退学にしたほうがいい

anond:20190121155036

挑発してきた客でも殴ってはならない」ってのも批判されんじゃね、今となっては。

そういうお客様絶対主義は終わりつつあるのだ

海外マクドで客を殴った動画とか結構評価されたと思うぞ

教師暴力をふるうのをどうやって仕組むんだ

テレビで仕組まれたとか言うけど

挑発されようが殴るのは教師能動

つうか挑発したら殴っていいという考えの人が挑発があったと言ってるん

番組ビビット加藤「生徒が挑発したら手も出るよ」

それって大人同士でもそう言えるの?

手を出したら負けは誰でも同じなのに

大人子供に手を出すのは教育から良しみたいなのおかしくない?

2019-01-20

anond:20190120092614

いや、学校というシステムを維持するための行動と、初めから挑発してなめての行動に対してだからな。

初めから学校というシステム破壊することを目的としていた学生とは天と地の差がある。

2019-01-19

日本韓国大使館の前に像を設置しよう

あちらが慰安婦像徴用工像を設置するなら、日本韓国大使館の前に像を設置しよう。

ただし、相手挑発するようなものではない。

日韓友好像ということで日本人と韓国人の2人が握手している像なんてどうだろう。

反対意見ばかりかもしれないが、よく考えればこれが国際社会日本人の民度の高さを示す最善の方法ではないだろうか。

世界平和を求める

日本9条改憲をやめよ

韓国反日教育国内向けのパフォーマンスのための日本挑発をやめよ

中国中華思想に基づく一帯一路戦略やめ南シナ海東シナ海に緊張を与えず少数民族への弾圧をやめよ

北朝鮮は核開発をやめ軍部コントロールせよ

アメリカ中東問題はきちんとけりをつけよ沖縄から撤兵しつつ中国から日本を守るべし

ロシアクリミア半島から撤兵せよ、EUとの良好な関係をつくれ、北方領土問題解決せよ

ドイツ中国との結びつきをやめよ、通貨安を生かした輸出をやめよ、東欧から労働者を安く使うのをやめよ

anond:20190119164819

あんなの外交でもなんでもないだろ。

もともと何も起こっていなかった話を、国はわざと軍事挑発としてでっちあげたわけだから

煽り運転と同じレベルだよ。

これ以上日本外国から憐れまれるのは勘弁してほしい。

2019-01-14

浮気を問い詰められた際の親父のイカ発言ランキングTOP10

齢30前にして真面目だと思っていた親父の浮気が発覚した。

最初疑惑段階であった時は否定し、2度目に発覚した際は素直に謝罪したのだが、その後も浮気相手を上手に言いくるめて関係継続していた。

さすがにこれはマズいと家族総出で決定的な証拠を抑え、親父を問い詰めることに。

……が、その際の親父の発言があまりにもアレだったので、怒りを込めてランキング形式で発表したい。

10位「実はな……俺のスマホは盗聴されてるんだ」

浮気相手用に用意していたガラケーについて問われ、神妙な顔で言い放った一言10位にランクイン。

女とのやりとりを全残ししてのこの言い様に、「穏便に話しあおう」と言っていた母親を初手からキレさせた切れ味の鋭さを評価

第9位「貧しい家に生まれ地方から働きに出たものの頼る人もない。そんな人を放っておけると思うか?」

散々エロい会話履歴を母に見られているというのに、まさかの情に訴える作戦に出てきたこ発言が第9位。

もちろん「そんな相手と週3でホテルに通う必要はどこにあるのか」という母の質問の前に撃沈した。

第8位「(100万円は)道端で知り合った不幸な身の上の名も知らぬ女の子にあげた」

預金通帳から消えた100万の使い道を問われた際、浮気相手の懐を守ろうとして放った男気溢れる嘘が堂々の第8位。

仮にそれが事実だとしても、親父が外でそんなことをしていたら普通に気持ち悪いと思うのだが……

第7位「俺を煮るなり焼くなり好きにしろ! どう扱われてもいい。それがお前たちへの贖罪だ」

埒が明かず「浮気相手を呼び出して話し合おう」と言うなり、床に大の字になった父なりの誠意を表したこ発言が7位に登場。

当然「じゃあ、浮気相手を呼び出すからそこで見ていてくれ」と返された。

ってか、親父はなぜ無理矢理いい話に持っていこうとするのだろう。

第6位「そういうのは無しだ!!!

渾身のパフォーマンスに「浮気相手を呼び出すからそこで見ていろ」と返された際の魂の叫びまさかの6位に。

60前のオッサンが床の上で駄々をこねる姿なんてそうやすやすと見られるものじゃなく「ほう、これが……」と少し感動した。

第5位「わかった。こうなったら殺し合いだ。オラ、来いよ」

だんまりを決め込む親父に「辞めるのか辞めないのかどっちなんだ」と弟から問われて……の5位。

出がらしのブルース・リーの様なポーズを決めて挑発された弟の「どういうこと?」顔を引き出した手腕の見事さを評価

第4位「俺を殺してくれないか? 俺の保険金でお前たちには幸せ暮らしてほしい。それが俺のいまの望みだ」

相変わらずの『無茶な理屈でいい話にしてなあなあ作戦』に打って出た往生際の悪さを評価しての第4位。

かねた弟が「頭イカれてんじゃねえのか」とビンタするなり「親に手を出すとは何事だ!!」とブチギレた。

第3位「さて、もう遅いからそろそろ寝るとするか」

まさかタイミングで放った絵に描いたような悪手を取ってきたインパクト評価し第3位。

当然寝かせてくれるわけもなく、落ち着きかけてきた母の怒りを余計に焚きつける結果となった。

第2位「大好きだったお父さんと俺の鞄のかけ方が同じらしいんだよ」

開き直り続けてきた親父が落ち着いてきた所で「何故そこまで入れ込むのか」と尋ねた所、返ってきた言葉が涙の第2位。

頼んでもないのに彼女からもらったという父親写真を見せてきたが、鞄を肩から斜めにかけてるおっさんが写っていた。

いや、普通おじさんの肩掛けカバンって大体こうじゃね……? タテかナナメしかなくね……?

っていうか、そんなこと言われて嬉しいもんなの?俺女からにそんなこと言われたらどんな美人でも「は?(笑)」って言っちゃうんだけど。

もし親父を褒めるポイントがそこしかなかったのだとしたら、あまりにも悲しすぎる。

第1位「俺は今から大仏になる」

「俺は黙秘権を貫くぞ!証拠は何もないんだからな!俺が黙ってればどうにもできない!」と決定的な証拠の数々を前に言い出した親父。

埒が明かないので、親父が恐れる北海道叔父さんに電話をかけることになった瞬間の意味不明発言が悲願の第1位。

全員「???状態の中、目を閉じて座禅を組んだまま動かなくなってしまう親父。

叔父さんに叱られても無言を貫き、引き倒してもそのポーズを崩さず、横転した大仏姿のまま1時間以上も粘り続けた。

「俺にはこいつの血が流れてるのか……」と、ドン引きした弟の顔がいまだに忘れられない。

以上。

親父は会社地域でそこそこ頼られるタイプ人間で昔から割としっかりしてるイメージだったため、ここまでのめちゃくちゃな態度には驚いたし、正直引いた。

この年になって親からクソみたいな人間性のカミングアウトをされると、かなりキツい。本当にこれが同一人物なのか?と思った。

弟も相当ショックを受けたのかなんなのか、しきり「なんかコジコジ読みてえな……」と呟いていた。コジコジ面白いけど。

なお、親父は今もバレバレ偽装工作をしながら、今度こそバレてないと思いこんだ浮気を続行中なので、

母は「別れるつもりはないが、妻としてさすがに限界。両者絞りカスになるまで潰す!」と、興信所弁護士らのお世話になることに。

離婚しちゃえば?と言ってはみたが「それだけで終わっちゃうでしょ?」と微笑むばかり。怖いのでこれ以上聞かないことにした。

「母さん、俺のことめちゃくちゃ愛してるからな~w」と事あるごとに言っている親父よ。

もうすぐ慰謝料に加え、母親に出してもらった金で買った車も趣味コレクションも全て取り上げられるだろう。

そして、今まで母親に甘え続けて何でも己の思うがままになっていたあの日々はもう帰ってこない。

絶対離婚したくないけど、これから先は浮気相手同棲しつつ実家を行き来したい」なんて生ぬるい考えは、浮気相手とのLINEの中だけにしてもらおうじゃないか

そうして大仏になっても絶対逃げられなくなった時、親父はようやく気づくことになるだろう。

「仏の顔も三度まで」と。

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