はてなキーワード: マーケティングとは
アツギのタイツ炎上の件、そろそろどういう理屈で批判してるのか整理してほしい。
批判するならTwitterやはてブ、さらにはインターネット全体で主張を整理しろ/絞れと言い出す輩、世界をどう捉えているのか心配になる。
統合失調症のように、集団ストーカー的な統一された意思を持った闇の組織が批判者全体を操っていて、ならばこそその主張は組織全体で統一されていなければおかしい、とでも考えているのだろうか。完全にイカれている。
単純に、モラルが問題だと思った人もいれば、問題ないと思った人もいるし、マーケティングの問題だと思った人もいれば、問題ないと思った人もいるし、それ以外の思想の人も当然いますよ。それが社会なので。で、別にそれらを統一する必要もない。こういう批判の軸があったね、と後から現象として分析することは可能かもしれないが。
倫理やモラルで殴るのとマーケティングで殴るのは両立しえないから、どっちで殴るのかはよく考えようね!
あと倫理やモラルは自明のものではないからもっと理論武装が必要だし、マーケティングの失敗だとしたらあそこまで殴るのはやりすぎだよね!
でもあの広告を不愉快に思った個々人が買わないのも自由だと思うよ!
(複数の論点があっていいだろってブコメが多いから、書き方が悪かったのだと反省して要旨を追記しました。わかりづらい書き方してごめんな)
アツギのタイツ炎上の件、そろそろどういう理屈で批判してるのか整理してほしい。
モラルの話とマーケティングの話、根本的に噛み合ってないと思うんだけど。
モラルの話ならもっと理論武装してほしい。担当者も絵師の大半も女性で、さらに「私はあの広告が好きな女性なんだけど」という書き込みもちらほら見られ、ああいう絵を好む女性もそこそこいるというのが可視化された。「たとえ作り手が女性でありそれで喜ぶ女性消費者がいたとしても女性を消費するような広告はモラルに反する」という主張はかなり強い主張で、ほかのアパレル広告や化粧品広告とかにも影響を及ぼし得る。女性が企画して女性が作った女性用商品の広告であっても女性が消費されている(ように見える)とアウト、という筋で攻めるのだとすれば、今後思いも寄らないところで炎上が発生する可能性がある。今後のためにもしっかり理屈を詰めてほしい。
さらに、「女性を消費する」のが駄目なのか、そもそも「性を消費する」のがアウトなのかも詰めてほしい。男性の性的魅力を強調するような広告も駄目なの? それとも男性は消費してもいいの? どっち?
「男性の性的魅力を強調するような広告も駄目」なのだとしたらちょっと持ち帰って検討させてくれ。女性向けか男性向けかを問わず駄目になる、あるいは文句を言われ得る広告いっぱいあるよね。具体的にはこないだの『an・an』とか、https://twitter.com/m_kuroba/status/1192993090442629121←こういうスーツの広告とか。「いやいやそれスーツじゃなくてスーツの下のボディラインに密着したYシャツ姿見せてますよね?」って思わん? 思わんか、そうか。
「男性は消費しても構わないけど女性は駄目」なのだとしたら、それは男女平等の理念から考えてどうなのかという話になるので、この点についても理論武装をしっかりしてほしい。それに納得しない男性は大勢いると思うし、なんなら女性にも納得しない人はそれなりにいるだろう。
マーケティングの話なら倫理的に激ヤバな主張に片足を突っ込んでいることに気付いてほしい。上で書いたように、「私はあの広告が好き」という女性もいたわけで、彼女たちのような購買層はマイノリティだから考慮する必要はなく、マジョリティの不愉快に基づいて叩いてよい、とするのなら、端的に多様性の尊重とかそういう理念からはかけ離れているよね。
「男どうしがキスしてるマックの広告はマジョリティである異性愛者を不愉快にさせている」とか、「台湾を『国』と表現した漫画はマジョリティである中国の読者を不愉快にさせている」とかも、マーケティングの失敗だから叩かれて当然って思う? 思うのなら一貫性はある。一貫性はあるけど、それは倫理的な態度といえるの?
ていうか、本当にマーケティングの失敗の話なの? マーケティングの失敗って、ここまでボコボコにされないといけない案件だったっけ? マーケティングの失敗に一般客への「謝罪」が求められるような事態って普通だっけ?
たとえば、こんな主張をする人もいた。
この「場違い」ってのは、相当な悪ですよ。
あるところでは人気者でも、全然違う文脈にいけば不快感の塊になってしまうものなんだから。
仮にこれで謝罪が必要だと考えてるなら倫理観ぶっ壊れすぎててドン引きするんだけど……
もちろん、ジャニーズ俳優が人気マンガの実写化に起用されたら「ありえない!」って騒ぐオタクは大勢いるだろうし、芸人(ryやAKB(ryでも同じ反応になるだろう。でも、普通、それで担当者や公式twitterが謝罪を求められたりするか? むしろ謝罪にまで追い込んだら逆にオタク側が批判されない? 「たかが実写化にジャニーズが出た程度のことで炎上させて謝罪にまで追い込むオタクのモラルはおかしい」って言われるのが普通じゃない?
いや、私も未だに許してない実写化作品っていっぱいあるけどさ、それらの作品の監督が「あんな不適切な作品を作ってすみません」と謝るべきだとは思わないよ。ていうか、ここまで社会現象になって謝った例って聞いたことある? 『デビルマン』の関係者は謝罪すべきだったの? 全国紙で「不適切な作品」として紹介されるべきだったの?
(監督が「今の自分から見れば原作の魅力を殺してしまった下手な実写化だった」と振り返るのはありえるだろうけど、それは巧拙の問題であって善悪の問題じゃないよな……)
何度も言うけど、あれが不愉快という個人の感性は尊重されるべきだし、個々の消費者が「もうアツギのタイツは買わない」って言うのも自由でしょう。別にそこは問題視してないです。好きに不買すればいい。個人の好みに理屈はいらない。そこは理不尽に振る舞うことを許されている領域であって、難しい理屈を考えずに「不愉快だから私は買わない」と言うのは何も責められるべきことじゃない。私も好きな作品の実写化に出た俳優は不愉快だから彼ら彼女らがCMで宣伝してる商品は買わないけど、そこに理屈や正当性を求められたら困る。不愉快だから買わないことに理由が要るのか? そんなわけはない。
でも、「私は不愉快だから買わない」を超えて「社会的問題」にしようとするなら、せめて相応の理論武装はしてほしいし、今のアツギ叩きにそれが足りているとは到底思えない。
増田が求めてるのは「フェミ叩きするのに相手方の主張が一本筋じゃないと叩きにくいから統一して簡略化してくれ」ってこと?モラルを批判してる人とマーケティングに嫌悪感を示してる人が別々に存在するだけだよ
マーケティングの論理で殴ろうとすると倫理的に危うい主張になりかねないんだけど、それは自覚しているのか、マーケティングの話と倫理の話は矛盾していて同時には成り立たないのではないか、という話をしてるんだけど、なぜそれだけの話がこんなに通じないのだろうか……
倫理なんて知らねー、購買者のマジョリティである我々を不愉快にさせたので叩く! というなら別にいいよ。台湾や香港をめぐって中国の購買者層からイチャモンつけられたときも同じこと言うんだよね? 少年漫画のメインの購買者層である男性を不愉快にさせたから男キャラ同士が仲良くしているような「腐媚び」描写は叩かれても仕方ないんだよね? そう信じてるならマーケティングを叩けばいいんじゃないの。同じ口で二度と倫理とかアップデートとか言うなよと思うけど。
「あなたはその意見を他の案件にも適用しうる普遍的な基準に基づいて主張していますか?」というの、そこまで難しくない話だと思うのだけれど……
男性目線だの何だのと叩かれてめっちゃ憔悴した女性イラストレーターさんとか、こんなのを好む女はいないとクソデカ主語で殴られて怒り心頭のオタク女性とかを見てるので、ちょっとここであっさり引き下がるのは私の倫理観に照らして無理だなぁ。別に殴るなとは言ってないんだよ。個人の不快感も別に否定してないし。ん? その理屈で殴って本当にいいの? 他の案件と整合性取れる? って言ってるだけ。
某スーパーのtwitterの中の人を2年ほどやっていたことがある。
当時は企業アカウントがブームになってきていて、東急ハンズ、タニタ、ローソンなどなどSNSマーケティングが脚光を浴びていた。
そんな中、どこかでその話を聞きつけてきた社長から「SNSでのつながりを使って新規顧客を開拓してほしい」といういかにもなオーダーをもらい、twitterを立ち上げることになった。
最初はタイムセール情報や新商品情報などtwitterと小売りは相性も良いから余裕かなと思っていたが、
そこで、SNS運用担当者向けの講座などいくつも通い勉強をした。
・しっかりとリプライを返信する
・読んだ人が少しクスッとするような、拡散しやすいツイートをつくる
・リツイートされやすい時間を統計を取って、その時間に投稿する
などなど、当時の最前線のツイッター担当者から貪るように学んで実際の運用に活用した。
すると、数百フォロワーだったアカウントがスルスルと1000フォロワーを超え、
1年もしないうちに1万フォロワーを超えた。
フォロワーが反応する様子を思いながら、毎日投稿の文面を考えるのは楽しくて仕方なかった。
SNS限定の割引チケットなどを配布すれば、反応が起きてリアル店舗の売り上げにも影響が出始めた。
各部門の販売担当から、うちの部門の商品も紹介して欲しいなど連絡が頻繁に来るようになった。
有名企業アカウントとも少し絡んでもらったりと、どんどん勢いに乗っていた。
冬の売り上げ厳しいので、なんとかSNSで応援して欲しいという依頼で投稿したものだった。
というような内容だった。多くのフォロワーからは好意的な反応だったが、
一部のフォロワーが「こたつに入ってアイスというエネルギーの無駄遣いはいかがなものか?」
「暖房も入らない部屋で、貧しく暮らしてる人がいるのに、そういう人への想像はできないのですか」
という類のリプがついた。
この時は「こんなこという人もいるんだねー」と社内では笑っていた。
2つ目はコロッケの投稿。台風コロッケがネットミームとして盛り上がっているのを見て、思いついた投稿。
「今日の台風は大きいみたいです。こんな日はお家でコロッケに限りますよね!いっぱい揚げたのでどうぞ!→クーポン」
みたいなことを書いたところ
「台風という甚大な被害が出る可能性のあるものを利用してキャンペーンするとはどういう了見だ」
というリプがついた。どうも粘着してるのはアイスの時と同じ投稿者のようだった。
このくらいから、だんだんとtwitterの投稿が恐ろしくなってきた。
お客さんに楽しんでもらおうと思う発言も、
ことごとく誰かを不快にし、その度にきついリプライが飛んできた。
他の関係ないユーザーから部分的な切り取りRTなどをされたり、
そして最後はうなぎの投稿だった。夏のウナギ商戦はスーパーの鮮魚売り場担当にとっては大事な時期。
SNSでも盛り上げて欲しいということで、うなぎの投稿依頼がきた。
うなぎの漁獲高減少、絶滅危惧種指定などネットを騒がしていることを解っていたからだ。
ヤバい旨を社長まで直談判したが、受け入れてもらうことはできなかった。
最後の方は毎日胃は荒れ、あれだけ楽しみだったtwitterの文面を考えるのが辛くなった。
100人の好意的なリプライをもらっても、1~2人の批判的なリプライがきつい。
当時はSNSでフォロワーを増やすことが自分のKPIになっていて、当たり障りのない投稿を続けてフォロワーが横這い/減ると経営会議で詰められた。
炎上を避けながら高感度を上げつつ認知度を上げるという難問に疲れ切っていた。
その後、後任の担当者が何回か引き継いでいった。
配信担当をやめた後、フォロワー数やSNS上のコミュニケーション数を担当者のKPIに設定するのを廃止してもらった。
今では属人性を完全に捨て、ただのセール情報と新商品情報を流すだけのbotとして運用している。
最近、いろんなSNS担当者がtwitterで炎上しているのを見ていると、当時のことを思い出して心がとても痛い。
きっと彼らは自分が経験したレベルではないほどの罵倒を受けているんだろう。
良かれと思ってとったコミュニケーションで袋叩きにされる辛さは尋常ではない。
経営者には企業アカウントのSNSは属人性を廃止した運用に切り替えるよう伝わって欲しい。
数年前の牧歌的な企業と顧客のコミュニケーションツールとしての役割は終わっている。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/beginner1104/n/nd3907ebdcfea
絵師の自由に任せて何も指示せず絵ができてからも何も修正要求しなかったらしい
***
ふと思ったんだけど、こういうのって
女性ファッション誌や衣服の通販カタログ誌の切り抜きを何枚か渡して
俺の経験した範囲内じゃ(零細広告屋&下請けライター歴15年)
***
WEB広告、マーケティング担当者って「雑誌」見てないんじゃないの?
今のご時世、紙の出版物が滅びゆく運命なのは認めざるを得ないけど
雑誌文化って「この客層にはこういう誌面(画面)ビジュアル、文体、色づかい」
それなりによくできてたと思うんだよ
ネットじゃ「本来の客層」を気にせずRTやいいねの数だけ追ってるから
そういう話じゃねえの
↑
似たような流れにPERACON炎上の時もなったので貼っておく
単なる感想の粋を超えていると思ったら弁護士にご相談ください。
PERACONの主催者が許されないならゲームのレビューで批判的なの書くのも良くないと思う
「お客様は神様です」って思ってるのか?
顧客体験(Customer experience)の取り扱いを
「お客様は神様です」は、ゲームに限らず、フツーにマーケティングの話だし、大きくなればなるほど現実はサボってる
現場は給料が貰えれば怒られなければそれでよく、CX以前に顧客満足度(CS)がどうでもいい
批判的なレビューに関しても、明らかに営業妨害なら法務の仕事だし、
営業妨害以外なら、カスタマーサポート・営業・広報・製品担当の対応すべき仕事で
小規模事業者は、情熱や趣味の延長で仕事してるので、お客様は神様ですには絶対にならない
メンヘラアーティストも同様で活動を放り投げて引き籠るとか起こりがち
レビューアーは営業妨害以外なら自由にレビューする権利があるが、ファン的にはハラハラする
発注者がアホな発注をしてアホな態度を見せたら、顧客でもなんでも無いので、アホなのって言われる
フツーにコンプライアンスというかCSR(企業の社会的責任)については国際規格で定められているのやで
罰則を伴わない努力義務から法的責任を伴うものまでいろいろだよ
https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso:26000:ed-1:v1:en:term:2.18
→ 特定の状況において、認められている権利または善行の原則に準拠し、国際的な行動規範と一致する行動
または普遍的またはほぼ普遍的に認められている政府間協定に由来する社会的責任のある組織行動への期待
→ 人種はもちろん男女の公平も含む
課題 1:デューディリジェンス
課題 1:公正なマーケティング,事実に即した偏りのない情報,及び公正な契約慣行
課題 4:消費者に対するサービス,支援,並びに苦情及び紛争の解決
解説ISO26000 ~社会的責任に関する国際規格~ > 企業行動憲章 実行の手引き(第6版)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/cgcb/tebiki6.pdf
うーん、そんな感じなんだ😶
炎上リスクあるのにそれで売上伸びた!ってんじゃなく展開できた〜ぐらいってなると、萌えマーケティング自体なかなかハイリスクローリターンな感じになっちゃってるんだね…そりゃみんな安パイの鬼滅コラボするわけだ…
ガルパン町おこしとか既に人気あるキャラクターとのコラボだと結構成功してるイメージあるけど、単体の萌え絵とのコラボって、萌え食品以外で前例があんまりなさそう🐧知らんだけかもだけど
まず自分はそもそも所謂「萌え絵」と言われる絵柄があまり好きでは無いし、
過去に広告やらキャンペーンやらが「そういう絵」を使ったことを批判されて
炎上した例もいくつか見てきたので、今回の件に関しては
担当者が「炎上の可能性」をどの程度予期していたか疑問を持つ程度に
アツギが「失敗した」とは認識しているし批判もあって当然だとは思う
はてなではいろいろな角度から議論されているように見えるけど、
なんか一部の議論で
「タイツの扱われ方」
で怒っているのか
「女の子の描かれ方」
で怒っているのか、その辺が噛み合わないで罵り合っているように見える
前者なら大きく言えばマーケティングの部分の失敗って話だと思うんだけど、
別にどっちの視点が正しいとか正しくないかという話じゃ無くて、
違う話だからかみ合わなくて当然だよねってだけの話なんだけど
でもそこから主語がどんどん大きくなっていったりよくわからない対立構造を
わざわざ作っていったり、そうかと思うと細かい自分語りがぶつけられてたり、
見ていて一体何の話をしているのかよくわからなくなる
お互い何に怒っているのかずれてるように見える時もあるし
香港だっけ、「セクシーな格好をした女性」の看板に抗議が来て、
「(全く同じ)セクシーな格好をした不細工なキャラ」の看板に差し替えたら
あれも結局「セクシーな格好」云々じゃ無くて「描かれてる女性」の問題じゃないかって
絵を差し替えたらどうなったんだろうなという単純な興味はある
企業としてはこれ以上傷口広げるのは得策じゃ無いからやらないだろうけど
結局のところ、「あの手」の絵柄ってのは所詮「日陰」の世界で盛り上がるべきもので、
無理に「日なた」に引っ張り出したり直射日光を当てたりしたらそりゃ色々問題起こるだろうと
善し悪しの話じゃ無くて、お互いに不快にならずに暮らすための線引きってあるんじゃないかって思う
ATSUGIの件、完全にしっくりくる説明が見当たらなかったので(あんまり探してないけど)、自分で書くことにした。
あれって客体化の話なんじゃないの?
「タイツ」自体の魅力ではなく、「タイツを履いた女性」の魅力を描いたから反発を招いた。ATSUGIは「タイツを履いた女性」を売ってるわけではないし、ATSUGIの顧客は「タイツを履いた女性」を買っているわけではない。「タイツを選ぶ女性」が顧客なのだ。買う主体であるはずなのに、買われる存在として描かれちゃったらそりゃ反発はするだろう。
というところまではたぶんこれまでも言われてることだと思うんだけど。
私が違和感を覚えてるのは以下の2つです。
1.ATSUGIのタイツ萌え絵が批判されていることは、私のタイツ萌えも否定されている/他人のタイツ萌えを否定していい。
2.これはマーケティングの失敗であって、フェミニズムは関係ない。
1.ATSUGIのタイツ萌え絵が批判されていることは、私のタイツ萌えも否定されている/他人のタイツ萌えを否定していい。
そんなわけないじゃん。
ということもそれなりに言われていると思いますが、ここは強く否定したいところなので改めて言っておきます。
問題なのは、ATSUGというの企業が公の立場で顧客というタイツを履く現実の人々に面と向かって、タイツを履いている女性に性的な魅力を感じていますって言ったことですよね。まあ「性的な魅力」と感じるかは人それぞれだとは思うんですけど、私は性的に魅力的な絵が含まれていると思ったよ。特に公式ツイッターの推しの絵師さん?の絵のあのタイツの透け感、めちゃくちゃ魅力的だなと思った。
まあでも公の場で人が人に性的な魅力を感じていますと言うのは良くないんですよ。公の場で女性におっぱい大きいねとは言わないし、男性の乳首がTシャツに浮いててエロいなと思ってもエロいですねとは言わないでしょう。私は言うよ!っていう人がいたらちょっと考え直した方がいいと思うな。ピンポンダッシュで度胸試しするイキリキッズと同じようなもんだと思うよ。
ただ、私的な場で同好の士と楽しむ分には何の問題もないと思います。TPOを弁えようってことよ。欲望の主体には男性も女性もなったっていいし、そこには性的に見られる客体が存在する。その客体が、互いに同意の上で欲望をやりとりする相手なら何の問題もないけど、望まれていないのに一方的にぶつけるのは暴力ですよ。異性間でも同性間でもね。でも、直接ぶつけるわけじゃなくて、こっそり楽しむ分には責められることは何もないじゃないですか。そんなの自由だし抑えられることでもないじゃん。
ただ、インターネットって公私の区別がつけづらいところだし、オタクって身内ノリで暴走しがちだから、気をつけないと人を傷つけることにつながってしまう。これは自戒をこめて。私は今はTPOを弁えて発言には気をつけようと思ってるけど、若いころはイキリキッズだったなという反省もあるし、ときどきこの表現鍵なしのアカウントで言って大丈夫だったかなって反省することもあるので……。とにかく気をつけよう。日々反省ですよ。
あと、人の欲望を全否定してくるやつのことは相手にしなくていい。あなたの欲望はあなた自身のもので、扱いにさえ気をつければ、否定する必要も否定される謂れもないよ。
2.これはマーケティングの失敗であって、フェミニズムは関係ない。
私はフェミニズム詳しくなくて、最近ちょっと別件で気になってたことを調べたときの付け焼き刃でしかないので、以下で述べることについては間違ってたら教えてくださるとありがたいし、この論を自分の意見としてどこかで言いたい方がいらしたら、鵜呑みにしないで各自調べてください。
最初に「客体化」の話だ、と言ったけど、私は、フェミニズムって客体化に抗ってきたんだと思ってます。だから、これはフェミニズムとは関係ないって言ってしまうのも、なんだか違うんじゃないかと思う。
一部に人格否定したり暴言吐いたりするようなのがいるから、「フェミニズムではない」って言いたくなる気持ちはわかるんだけど、それはフェミニズムの問題というよりは、日本人が「議論」が苦手って話なんじゃないかなぁ。なんか、誰かの言動を否定すると人格まで否定されたと思ってヒートアップしちゃったり、人格否定の応酬になっちゃうことってよくあるよね。いやいや事象を批判してるんだって。別に人間として嫌いって話じゃないってば。人格否定し始めちゃったらそれは批判として成り立たないよ。ただ、そこはフェミニズムの根本的な考え方とは関係ないと思うので、フェミニズムそれ自体を否定するのは違うんじゃないかなと私は思っています。
私は今、誰かに「結婚すべき」とも「子どもを産むべき」とも言われず、職場でも特に性別によって差別されているとも感じず、比較的自由に独り身を謳歌しています。この自由は、たぶん誰かが戦ってくれたから得られたものだと思っていて。だって75年前には女性は選挙権すら持っていなかったんですよ。それが、おそらくかなり恵まれた状況だとはいえ、私が比較的自由に生きられているのって、「女性の役割」を押し付けられることと戦ってきた人がいるからだと思う。それを全部否定してしまうのは、フリーライドしてるみたいであんまり好きじゃない。
もちろん普段の生活の場に論争が持ち込まれるのがしんどい人もいると思うので、そういう人はあったかくしておいしいもの食べてゆっくりしててほしいと思うんだ。ただ、自由でいることを目指すことを、否定はしないでくれたらいいなと思う。
ほら、ある論点について話していて分が悪ければ「私はこっちのほうがおかしいと思ってる」と別の論点に逃げる。
増田が批判してる雑な属性認定の極北が、実は「女性」カテゴリだよね。
今回のタイツ案件なんか、「女性」カテゴリが完全に崩壊してる典型的なケースだった。
それでもまだこれは「性的消費/性的搾取」だと言い続ける人たちのタフネスは見習いたい。
たった一つ、揺るがない事実があるとすれば、それは「あの表現を見て不快に感じた人がいた」という一点だ。
それだけは無視してはならないし、何かしらの配慮を必要とするものだ。
ただし、いくら性的な絵がSNSで目に入ったからといって、その表現が「女性」というカテゴリから何かを奪ったかのような悪質性の高い行為=「性的搾取」であることを意味しない。
タイツを用いて性的アピールをしたい女性もいる、そうした女性にアプローチしたい女性担当者もいる。
そのように「女性」というカテゴリが成立しない案件である上に、絵を目にしただけで何か(尊厳?)が奪われたかのようなレトリックは、もはや自分の感じた不快感に錦の御旗を付けたいだけの、不誠実極まる行為だ。
例えば面と向かって、或いはSNSなどによるリプライなどの直接的な応答で、本人の性的特徴をあげつらったりする行為、これは性的消費の枠組みで批判されていい行為だ。
しかしたまたま「本人にとって」性的な絵を見せられたことをもって、「性的消費/性的搾取=差別を助長する行為」と認定するのは、以上の理由からあまりに粗暴な行為という他ない。
私は自分が好むもの以外、この世にあるもの全てに須くそんなに興味を抱けないが、どんなものでもそれを好んでいる人がいる以上絶対に否定はしないようにしている。それは私自身が否定されるのをとても嫌っているから。なのになんで世の中の普通の人は自分の感情のままに気持ち悪いとか直接堂々と面と向かって言えるんだ??分からない。自分の好みじゃないからキモい?みんなキモいと思うはずだから排除されるべき??そんなこと言ってる人の方が私にとっては理解出来なくて、心底キモい。私は優しい人間でいたいからそういう輩も、そいつが好きなものだって否定はせずに肯定するが、本当はお前の事なんか大嫌いだ。
今回のタイツの件、企業側が唯一悪いと思えるのは、イラストレーターの本件とは関係ないイラストの宣伝をRTしたところだけだ。確かに、成人向けの作品を書いてるイラストレーターの作品を一般に流すのはTPOに反してしまうかもしれない。それは私にだってわかる。それ以外に悪いところはどこだ????女性向けの商品なのにマーケティング対象を間違えた???そのイラストを好きだと思った私はマーケティング対象じゃないのか??女性のタイツを視姦する気持ち悪い男向けのマーケティングになっている?私は???三次元の表像より二次元の方を素敵だと感じてしまう、そんな私は確かに存在しているのになぜ無視され、挙句の果てには罵倒されないといけないのか。自分がマーケティング対象じゃ無いと感じたからと言って、それを頭ごなしに否定するな。本当に理解が出来ない。自分がマジョリティだから正しい意見だと、いるかもしれないマイノリティの人間もその目線も無視して潰して大声で叫ぶな。その顔で私達は正義ですというツラをしないでくれ。自分達は社会に抑圧されているから何をしても良いんだという顔で、存在しているはずの私を潰さないで。
この件はこれで終わり。この世の女性の代表かの如く振る舞って、自分達の気に食わないものを全ての女性が気に入らないものかのように思い込み、鬼の首を取ったように正義の御旗を立てて潰しにかかる視野の狭い人達が社会に向けて発信している一連の主張は、もちろん私個人に向けられたものでは決して無い。本件に置いて口汚い言葉で企業を、仮想敵を罵る人達の気持ちは本当に理解出来ないが、勿論彼女彼らにだって守りたいものがあり、それに関連した主張があるのだろう。今回の私にはそれを尊重したいと思う心の余裕が無いだけだ。今はその声によって実際に企画が潰されたことで、自分の存在を本当に社会から完全に否定された気分になり、気分が相当むしゃくしゃしているだけなのだ。明日になったらもうこの気持ちは忘れるべきである。自他の境界線はちゃんと引かないと、感情は悪い方に悪い方にとどんどん引きずられて行くものなので、これ以上はもう踏み込まないでおいた方が賢明だと言うことも頭では分かっている。しかし、今の自分が抱いた感情と考えだけは無視しないでおいておきたかった。明日には忘れるものでも、今日の私くらいは肯定してあげないと可哀想だと思ったので。
少し冷静になったので追記
あのイラストが女性に対する性的な視線を高めるという意見も分からなくは無い。私が魅力的と感じた一端には、女性の性的魅力を記号的に表した部分も確かにあっただろう。だが、だからと言って責め立てて消し去って良いという大義がどこにあるのかが本当に分からない。一般的とされる感性や性的指向、そういう物を持ったマジョリティの人間が不快に思う表現を好むらしい私のようなマイノリティは一体全体、どこに生きていれば良いのだろうか。私はあのイラスト達が取り立てて公序良俗に反するエログロだとはとても思えないし、人権を侵害するようなものにも見えない。マジョリティの女性達が掲げる正義の錦の御旗は、彼女達の事は確かに救うだろうが私の事は救ってくれないのだろう。
21歳〜と言う題にしたのは、自分の中の矛盾には気付いてるけどそれをまだ全く整理出来ていない、取り敢えず感情のままに書いたような奴の文章だよと言う事と、21歳 女と言う属性を持ってる人間が書いた日記だという事を記したかったから。
色々と反応が来て驚いたけれど、今読むのは気持ち的に難しいからいつか読ませて貰います。
須く警察へ。なるほど、完全に誤用していた。覚えたての小難しい単語を使いたいお年頃が抜けていないので、変な文には目を瞑って欲しい。でも、指摘はとてもありがたい。調べて使い方を直していきますね。
そうなんだよな、こんだけ炎上しても救えないことに、他の炎上は炎上したけど訴求層と広告(おっぱいちゃんの献血×400ml以上の献血ができる男の人)がマッチしてたからまぁ広告としては成功なのかもと思ってたけど、Atsugiの件は女の人はほぼ喜ばないだろう誰得企画なんだよな…
最初は男性による性的搾取という内容で吹き上がり、成立までの過程に男が不在と分かると今度はタイツがエロいとは何事だと方針転換をし、いや女だけどこういうの好きという女性が出てくるとマーケティングとして失敗していると何故か企業側の視点に立って経済的な批判に切り替えているのが現在。
興味深いのは当初は女性の身体・ファッションは女性のもの(性的搾取を許さない)というフェミニズム的主張から最終的には性否定と謎のマス観点からの否定という保守的思想に反復横跳びしている点だ。もちろん当初の主張に固執している現地ゲリラも散見され、女性絵師を「教育」しなければならないとか愉快なことを言っているのだが、はてなブックマークで多数スターが付けられる主張はおおむね上記のような感じで変遷している。
この話に参加している発言者は当たり前だが単一ではなく、個人レベルでは主張が一貫しているものも多数あるだろうが、群体としてはこうして「勝てる」論調に推移していくのは面白い。