■日系企業(SIer)の子会社を退職にあたって

ここが嫌だった / ここがおかしいと思う

• プログラムを書くのは新人か外注さんのお仕事という風潮。
  • バグへの風当たりが強い。もとよりコーダーへの圧が強い人が多い。
  • お金を払って未経験者が来ることがしばしば。毎年単価を下げてるから当然の報いだと思っている。
• プロジェクトマネージャー、マーケティング、営業、プランナー、エンジニアが同じジョブロール。
  • スキルマッチを無視して頭数だけ揃えたパターンになると地獄。エンジニア以外は「わからないのでやってください」が許される。
• 昇格はあるが降格はない。職責がない取締役/部長/課長がいる。年功序列。
• 親会社（発注者）＞子会社（受注者）という絶対的な力関係。アジャイルとはどこ吹く風。
• 親会社の考えた「GAFAのような〇〇」という絵に描いた餅のような企画
  • 建設的に企画に意見するって難しい。うまくできなかった。案件始まってから招集された場合はもう手遅れ。本心をどこかにしまって作業していた。
  • 差別化とか後発ならどうするかのビジョンがない。「それを考えるのは御社です。開発担当が詳しいですよね。」という風潮。
• 1~2年おきに上司が変わる。プロダクトオーナーが変わる。
• 新入社員が配属されないので入社から10年経っても電話番だった。多いときは1日20回。
  • 在宅勤務をすると電話を取らなくていい、出勤している人間が電話番になる。電話受ける → メールで連絡。
• 毎年1人以上は退職するか異動するので年々減少傾向にあるが、案件は減らない。
• 空気のような品質管理部門。
  • OSに付属する某ゲームをやってる。通路脇の座席で23インチのモニターにデカデカと映し出しながらできるメンタルに逆に感心する。見習いたい。
• 古臭い品質管理手法
  • ドキュメントのページ数の予測、コードの行数予測、バグ数予測
    • 改行で調整可能。
    • バグは検証環境の不備か報告用のExcelから消し去る。前の工程にバグなんてなかった。
• 古臭い＆複数フォーマットの進捗報告
  • 上司用、その上司、発注元への報告用、そして品質管理部門用(常に問題なしと書く)
  • 多いときは word/excel/ppt/txt の4種類。
  • ファイルの数だけ会議に参加。
  • 「完了ました（現在実施中）」。
• インターネットがホワイトリスト方式。ワイルドカード不可。
  • URLにバージョンつくパターンはバージョンが変わるたびに許可申請。
  • このたび経費精算システムをリニューアルしました。→アクセスできない
  • 別の手段で入手を試みるべくシャドーITが横行する。
• IEしか動作しない社内システム。
• 年に数日停止する社内インフラ。停止は平日の昼間。

書いた人は今は何をしているか

• 10月から自社サービスを展開している外資系企業でサーバーサイドエンジニアとして勤務。

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