「奇跡」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 奇跡とは

2019-08-10

水道料金けっこうかかるけど、

考えてみるとどこの家でも蛇口ひねれば水が出るってちょっとした奇跡みたいなもんだな

日本ダメになったのはお前がダメからだよ

俺もダメだ。不甲斐ねえ。

そもそも先進国やれてたのが最早奇跡なんだよ。賢いやつらがいてさ、こんな石油もない国を工業国家としてのし上がらせてくれたけどさ、もうエンジニアが稼げる国でもないし。

だって日本は何もないよ?農地もない、石油もない、鉄も金もももうない、せいぜい海があるぐらいだが水産庁ガイジムーブ。

あったのは、勤勉な日本人が作り上げた日本製品だけ。でも、俺たち勤勉か?

勤勉だったら今頃みんな英語喋ってプログラミングしてたわ。

考えてみれば、その辺の人1人とったって半分は高卒で、偏差値40向けに作られた電通様のCMターゲットで、ゴールデンタイムバラエティ披露される中学レベル知識に関心してるのような馬鹿ばっかなんだ。

受験が終われば誰も教科書を開かないし、卒業すれば勉強なんか1ミリだってしないし、仕事だってダラダラ働いて残業代稼ぐか、無理な量押し付けられながらブラック片棒担ぐか。生涯学習なんかしないし、向上心のかけらもない。英語だって6年学んで話せるのは「あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ」。

すんごい政治家がなんとかしてくれないかなー。って俺もお前も思うのはそれだけ。

ネットで僕の考えた最強の政治、を披露する奴はいても、実際に自分で実現させようとはしない。だれかちゃんとした人間が俺の意見を聞いてなんとかしてくれるだろ、ってそれだけ。デモに参加はしても、自分議員になろうとはしない。まったくもって優秀な奴がいないかと言われるとそんなことはない。天才あいつも、賢いあの子もいたはずだ。でも、彼らの能力が国のために活かされるような構造ではない。俺たちにできるのは、彼らに愛国心があって日本をなんとかしてくれる可能性にかけるだけ。しかし、やつらは海外活躍しにいくんだ。もうダメだよ。

まあ泥舟でも楽しく沈んで行こうや。

2019-08-09

ある程度の格差は仕方ない

KING OF PRISMプリズムスタァ候補生改めセプテントリオンさんのシングルが発売されました。しかしながら2番のパート分けでまあ諸々あり、発売元エイ〇ックスに問い合わせた方々もいて、公式見解も出されているんだけどさ。正直この件で文句言ってる人は「歌って踊るグループ所属している2次元推し」を応援することそのものが向いてないと思うよ。自分はもともと3次元男子アイドルオタクもかねてるんだけど、グループ推してたら歌割りのパートの差なんかあるのが当たり前だよ。ファンの中で名曲扱いされてる曲に私の3次元推しソロパートハモリの部分だけってこともあったし。それでも公式に問い合わせる人なんかいなかったよ、ファン同士で文句は言ったけどね。だからパートけがどうこうで発売元に問い合わせるってこと自体ドン引きしたわ。そしてちゃんとした見解がかえってきてることは奇跡に近いんだよ。それだけでも充分ありがたいと思ったほうがいいし普通はかえってこないからね。あと問い合わせがあることを運営側にも予測されてたってことなのかもしれないよ。とにかくこの件で文句言ってる人たちは一度3次元グループを組んで歌ったりしている人たちの円盤を見てみるといいよ。おすすめHey!Say!JUMP関ジャニ∞(できれば7人いるときのもの)かな。歌割りの差、歓声の差があるのが当たり前ってのよくわかりますよ。

2019-08-08

天文学的確率をくぐり抜けて奇跡的に彼女出来たとするじゃん

彼女と街歩いてたら

「プあの女あんな男と付き合ってんのかよw キモw」

って思われて相手女の子にも申し訳じゃん。

2019-08-07

あらゆる選択肢に「死ぬ」が介入してくる

朝いつものように目覚める。

 

・起きる

二度寝する

死ぬ

 

このようにあらゆる選択に「死ぬ」が割り込んでくる。朝起きるとか、ランチに何を食べるとかの選択に介入してくるくらいだったらまだいい。

 

失業しました。就職先がなかなか見つかりません。失業手当もなくなりそうです。

 

・頑張る

死ぬ

 

こうなると「死ぬ」の比重が濃くなってくるのがおわかり頂けるだろうか。

 

もちろん、在職中でも選択連続だ。

 

明日行きたくない仕事に行く

死ぬ

 

究極の二択だ。だけど、選択肢があるだけまだいい。たまに、下記のようになる。

 

死ぬ

死ぬ

 

事実、行動に移したわけだが、運良く今は生きている。みじめな人生だ。

 

聞くところによると、普通の人(何を持って普通とみなすはいろいろあると思うけれど)は、通常、選択肢に「死ぬ」は介入してこないと聞いた。そんなばかな。

私が初めて選択肢としての「死ぬ」を意識したのは小学校卒業したときだ。

これから中学校かいうところに進学するらしい。だが、中学校何だか恐ろしいところみたいだ。そんなところに行くくらいなら。

 

中学校に行く

死ぬ

 

もちろん、結局中学校には行ったけどさ。それ以来、あらゆる選択の中に「死ぬ」がありながらも今生きている奇跡享受しながらも、いやー、選択肢に「死ぬ」がない人生の方が良かったなーとも思うのだった。

当然ながら、これを書く段に置いても、

 

増田を書く

・書かずに寝る

死ぬ

 

という選択肢を経て、ここに至っている。ああ、生きづらい。一体どうなってんの?

ルパン三世ユアストーリーストーリー予想

実はルパンなんて凄腕の怪盗は存在していない。

保険金詐欺のために作られた架空の怪盗がルパン一世

の子孫を名乗る身代金詐欺グループルパン二世

彼らの実態に対して向けられた疑いの目を欺くために作られた大怪盗がルパン三世。

本当は銭形も盗まれる側も皆グルルパンが行う奇跡的な盗みを演出していた。

気づいていないのはルパン本人だけ。

2019-08-06

例の映画が完全に「俺ストーリー」だった

ゲームクリア直前で世界崩壊することを皆は口々に批判していたけど、俺にとってのDQはいだってこうだった。

https://www.youtube.com/watch?v=gQf_QTsvXCU *例のBGM

今までクリア直前まで行ったのは3作品

そのどれもでラストダンジョンの半ば、ラスボスを倒すためにレベルを上げている最中データが吹き飛んだせいでクリア出来ていない。

それでもと、繰り返し遊ぶが何度やってもラスボスよりも前でデータは消えていく。

段々とプレイ効率化され、繰り返されるリセットにより感情移入は失われ、世界は断片的で無味乾燥としたものへと姿を変える。

やがてそれらはただの義務的作業となり、キャラクターはただのデータに過ぎなくなる。

俺にとってのDQはいだってそうだった。

アレは確かに俺のストーリーだ。

俺にとってのドラクエだ。

ただ一つの違いは、俺には奇跡が起こらず、世界は壊れたままで閉じていった事だ。

俺の中で、3つの世界は今も救われないまま胸のしこりとして残り続けている。

それらを救いに行こうと旅立つ気力はもうどこにもない。

俺にとってあの世界はもう、フラグ管理された0と1の羅列でしかなくなっている。

胸のうちから没入感を湧き上がらせる度に裏切られる旅路は、いつしか俺にドラクエに対する無気力学習させていった。

今ではあれらの世界は俺に苦痛だけを残した忌むべき場所となっている。

俺はドラクエが大嫌いだ。

ドラクエが大嫌いなアイツこそが俺だったんだ。

俺は世界を壊す側にいつしかシンクロしていた。

だが、あの映画主人公世界を救う側。

ならば壊す側の俺にとってはアイツこそが二人称で呼ぶべき何者か、「ユー」だ。

あの映画が「ユー」の物語であるのならば、俺にとってはたしかにアレは「ユア・ストーリー」だった。

俺の物語でもあったし、俺と対立する誰かの物語であり、その中で結局主人公だったのはあの映画において正義として描かれたのもその何者かの方だ。

俺は……主人公ではない、勇者ではない。

その虚しさは、俺が何度も消えゆくデータの中で、世界を救えないことに対して感じた申し訳無さを確かに思い出させてくれた。

俺が主人公じゃないからこそ、あの映画は俺の物語だった。

正しく「ユア・ストーリー」だった。

映画タイトル批判する意見に対して声を大にして言いたい。

しかにアレは「ユア・ストーリー」だった、と。

2019-08-05

とにかく"かわいい"彼女がほしい

かわいい彼女とデートしたい

いちゃいちゃしたい

セッ◯スしたい

たくさんの楽しい思い出作りたい

だけどそんなかわいい彼女に私からは何をしてあげられるだろう

何も思い付かない

かわいくてもそうでなくても、誰かが私と付き合って幸せを感じている絵を想像できない

私には男としての価値がないんだなぁ

世の中にたくさん存在するカップル夫婦奇跡に思えてしかたない

ユアストーリー

内容はどうでもいいけど例のラスボスの主張はこの作品でやるべきではなかった。

なぜなら『大人になれてない大人』はこの作品を見に来ないから。

やるならまどかマギカかFGO辺りでやるべきだな。

魔法少女の正体は傀儡人形だったとして、大写しになったQBが「キミたちには奇跡魔法もないんだよ?現実に帰りなよ」と言って終わり。

2019-08-04

村雀A「連年、失敗続きにもかかわらず、そのつど階級が上昇する奇跡ジャーナリストTさんがついに大舞台謝罪したそうだ」

村雀B「ピーターの法則だね」

2019-08-03

観客宣言

お前を推しに据える前に言っておきたいことがある

かなり寂しい話もするが

俺の本音を聞いておけ


俺より先に引退してはいけない。

俺の見れない配信してはいけない。

キャラは上手く作れ。いつも綺麗でいろ。

予算範囲で 構わないか




運営アイドル迷惑をかけるような厄介オタクにならないように、

お行儀のよいオタクであり続けることは、

アイドルのない生活よりは幾分かマシだ。

と思う


異性の誰かと1対1になることは永遠にないと覚悟し諦めよ。

高望みをしてはいけない。

推せるアイドル創造して頂き巡り合えたこ自体奇跡

感謝

それが今生の至上の至福。


節度距離感・寂しさ抱えながら

今日も一人でプリントTシャツ着て眠る

RainbowGirlをヘビロテして眠る


炊きたてごはん納豆と卵をかけたやつでもわりと幸せ


いいね

いいよね。

いい人生だったね。


どうか最後

幸せ記憶




2019-08-02

今日のお祈り

世界の隅々にまで 光がいきわたりますように

全ての心に 灯りますように

あなたの痛みに気づきますように

全ての痛みがほどけますように

過去のすべてが清められますように

一滴の光が入り込みますように

深呼吸する人に時間が与えられますように

恩寵のすべては 自分が与えているのだと

その奇跡が ささやかに 今 降り立ちますように

2019-08-01

木星が木目模様なのって結構奇跡じゃね?

韓国日本さん、服も知らない野蛮なあなた文化をあげましょう」

逆に韓国目線からの同じようなまとめも読んでみたい。

簡単に言うと、元増田の内容から経緯のところがすっ飛んだ感じ。

その空欄には代わりに歴史が挿入される。

これが何の話でもいつも採用される処理。



韓国目線の輸出管理騒動まとめ

韓国日本さん、服も知らない野蛮な原始人のあなた文化と知恵をあげましょう」

日本「アウアウアー」

韓国日本さん、あなた達は百済の家臣だったのですが、その後滅びた百済末裔日本という国を作りました

日本「アウアウアー」


~数百年後~

日本韓国の豊かな文化と財宝を奪いに行くぞ(ワコー)」

韓国「何と恩知らずな!だが韓国民族の優秀な武術で常に撃退したぞ!」


~千年後~

日本韓国の豊かな土地文化を我々のものにするために本格的に攻め込むぞ」

韓国「何という恩知らずな!だが李舜臣将軍と勇猛な義兵によってコテンパンに倒してやった!大勝利!」

日本「グガガー」

~数百年後~

日本韓国の豊かな土地文化を我々のものにするために攻め込むぞ。韓国人はユダヤ人のように絶滅させるんだ。」

韓国「また来たのか恩知らずども!優秀な我々だが近代化が僅かに遅れた隙をつかれた!

   一方猿どもは棚ぼたで得た西洋技術で強化されている!これはまずいぞ!」

  「抗日軍が勇敢にたたかったのだが李完用売国親日派どもに背中を刺されて惜敗してしまった!」

~35年後~ 

韓国世界一過酷植民地支配を乗り越え、独立闘士が日本を負かして追い出したぞ!」

日本絶滅を目指したはずなのに優秀な韓国人がそれをさせなかった。それどころか統治中に2倍に急増されてしまった!」

  「だが!韓国には親日派種子を埋め込んだ。だから優秀なお前たちは永遠に団結できないであろう。

   そして我々は親日派を足掛かりに必ずまたこの豊かな韓国征服しに来るのだーー(ちなみにこの捨て台詞の主はあの安倍晋三祖先である軍人阿部某)」

~数十年後~ 


韓国「我々の優秀さが漢江奇跡を成し遂げたぞ。我が民族はやはり世界一優秀だ。」

日本「ウガガガ!」

  「まずい、韓国戦争の漁夫の利でなり上がった我々だがそのアドバンテージも既に尽きた」

  「このままでは地の優秀性の差で韓国に逆転されてしまう」

  「せや!今の有利な立場韓国を完全に潰そう!」

  「サムスンを、ぶっ壊す!」


韓国「一度も我が国の役に立ったことのない猿たちがまた仕掛けてきた!」

  「歴史について一度も心から謝罪したことがなく謀略ばかり仕掛ける地球にいる資格のない民族!」

  「このような堂々とした攻撃が出来るのは未だに我々を植民地として見下しているからだ!」

  「また、安倍が自信満々なのは奴の祖先が仕掛けた韓国国内親日派呼応するのを知っているからだ!」

   

韓国「我々はこの猿たちの経済侵略に団結して立ち向かわなければならない!」

  「これに負ければ韓国はまた支配され、猿たちは韓国領土移住してくるであろう!」

  「何故なら列島は遠くない将来地震で沈む上に、放射能が国じゅうに蔓延していることを猿ども自身が知っているからだ!」

  

  

  「今回が二度目の独立戦争となるであろう!」

  「国内親日派、土着倭寇どもを清算し、日本を撃ち倒そう!」

  「我々は日本に負けない!必ず勝てるぞ」

  「世界日本の暴虐を見過ごさず、きっと韓国正義を支持するようになる!」

  「闘争と同時に、日本が国じゅうの放射能数値を隠して世界を騙していることを世界中に知らせなければならない!」

  「焦った日本は自ら破滅の引き金を引いた!」



まとめ

大体こんな感じです。

韓国の人の歴史認識や日本への見解は全て実際に流布されている比較メジャーものを使っており、

私の創作要素はありません。

anond:20190801140836

2019-07-31

ディープインパクトの何が凄かったのか?

anond:20190731025655

競馬ってヨーロッパが本場なんだけど、1990年代くらいまでは、

「やっぱりヨーロッパには勝てないよね」というムードがあったんだよね。

で、90年代末にその空気が変わった理由が二つあって、

ひとつは何頭かの日本馬が欧州遠征して好成績を収めたこと。

もうひとつが「サンデーサイレンス」という種牡馬を輸入したことだった。

このサンデーサイレンスの子供が死ぬほど勝ちまくったんだよ。

明らかに日本競馬レベルが数段上がった。

そのサンデーサイレンス最高傑作として登場したのがディープインパクトだったの。

ディープって父親牧場も厩舎も騎手も当時のトップが携わった超エリートなんだよね。

そしてデビューからずっと他馬を圧倒して勝ってきた。

明らかに次元の違う能力だった。

ハイセイコーオグリキャップみたいな「雑草エリートを倒す」っていうのとは違う。

テンポイントミスターシービーのような「格上のライバルに立ち向かう」っていうのとも違う。

愛情とか好意というより「こいつ凄すぎるだろ」「いったいどこまでいくんだよ」という果てしない期待だったんだと思う。

あるアナウンサーはこんな実況をした。

世界ホースマンよ見てくれ! これが日本近代競馬結晶だ!

あるCMではこんなふうに表現された。

こんな馬が存在していいのか?

敗北など考えられない戦いに、人はどこまでも夢を見た。

奇跡に最も近い馬、ディープインパクト

まさに夢を見たんだよ。

日本はついに世界最強馬を作り上げた」という夢を。

まあ、その夢は破れてしまったんだけど…

いまだに夢を見続けている人も多いんだよね。

ちなみにディープって引退してからも物凄くて、

サンデーサイレンスに勝るとも劣らない破格の種牡馬成績を叩き出してるんだよね。

それで欧州に輸出したディープ産駒が大レースを勝ったりもしている。

欧州ではガリレオという馬の血統が主流なんだけど、

ディープにはガリレオの血が入ってないから、

ガリレオの子供や孫の交配相手としてはうってつけなんだ。

から種牡馬としてのディープ海外から評価がめちゃくちゃ高かった。

そういう意味でも、もしかしたらディープの血が本当に世界を制覇するかもしれないね、という話はある。

2019-07-30

anond:20190730162554

寧ろ循環器系を守れたのは奇跡だと思うけどな。

2019-07-28

いまいち増田記事バズる基準わからん

増田のみなさんも、勢いとノリかあ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

私もまた勢いとノリだけど。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

もっと反応して差し上げるべき記事ってあるとおもうんだけどなあ。。。。。。。。。。。

まあ、タイミング的に需給がぴたっと一致したとき

奇跡的にバズる、と捉えた方がいいのかも知れない、つまり

こんなとこに悩みを吐露する方が、いや吐露してもいいんだけど

いい感じの返答を求める方が、悪いのかも知れない。。。。。。

やーでも、悩みをここに吐露するっていうのは、

いろいろ悩んだ結果ここってことになったわけで

その辺の事情を汲むと、サラっとスルーするというのはちょっとどうなんだろうな。。。。

これが各々の増田限界か。。。。。。。

うーん、がんばっていろいろ吐露してみた増田の方々がマジ報われん。。。。。。。。。。

ブクマしてもらえてる記事なんてほんとに一部。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

まあでも悩み相談所じゃないからなあ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

でも悩み相談所として捉えるのもアリだろう。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

必ずしもそれに限らないというわけであって。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

まり一言で言うと

ほんとにほんとに、かわいそうやなあああああああああああああああああああああああああ

私にはそれしか胃炎。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

私は私で悩んどるのに、それを軽く大きく上回る悩みと吐露の数々。。。。。。。。。。。

だのになのに

| 記事への反応(0) |

いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

かわいそ過ぎ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

がんばって吐露して無反応て。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

そりゃないぜ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

これが増田の、いや人の限界やな。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

2019-07-27

記録

彼の帰りを待ち続けて、幾度目かの夏が来た。

もう二度と、会えないことは知っている。

当時高校生だったわたしの前に颯爽と現れた彼は、いとも簡単わたしの心を奪っていった。

年上の彼は、まだ未成年世間知らずで若さ・可愛さ・勢いだけが売りの女子高生からアプローチには目もくれず、

仕事のためにあっちこっちを飛び回っていた。

「何の仕事をしているの?」

と聞いたことがある。

「街の雑務だ」

と言われた。

その時は「お役所の人なのかな」と思って特に追求しなかったけど、多分違う。

未だに彼が何の仕事をしていたのかは分からない。

ただ彼は、いつか小説を書きたいと言っていた。

わたしも、本を読むことは好きだったので、

「書いたら一番に読ませてね」

約束こじつけた。

衝撃を受けた出会いから一転、わたしと彼は穏やかな日々を送っていた。

彼に見合う大人の女性になろうとちょっと背伸びをしてみたり、

一方で純粋無垢を装って彼にひっついてみたり、

客観的に見たら可愛らしい、主観的に見たら両手で顔を覆いたくなるようなアプローチを続けていた。

彼はそんなわたしに動じることなく、否定肯定もせず、いつだってかに見守り、そばにいさせてくれた。

彼の、そういうところが好きだった。

彼は少し変わっていて、不思議な人だった。

彼の仕事もそうだけど、例えばものすごく辛いカレーが好物で、行きつけのお店には彼専用のメニューがあったりだとか、

真顔で冗談を言ったりだとか。

わたしカレーは甘口しか食べられない。

母もそうで、父と結婚当初、いつものように甘口のカレーを作って食べさせたら、

普段辛口カレーばかりだった父は口に合わず戻してしまった、という話を聞いた。

「もしもわたしカレーを作って御馳走したら、戻しちゃう?」

笑いながら聞いたら、

「飲み込むよう善処する」

と、ちょっと困ったような顔で言っていた。

「ひとくち食べてダメだったときのために、後入れスパイスを用意しておくね!」

「助かる」

いつかの約束が増えるのが、嬉しかった。

3年生の夏、進路の相談をした。

正直わたしは、この恋を取るかやりたいことを取るか、悩んでいた。

好きな歴史勉強をしたくて、その中でも学びたいことを学ぶためには関西とある大学に行くのがベスト

だけど関西となると、新幹線飛行機で一本とは言え、地元にはそう頻繁に帰れない。

彼に会いたいと思えば、連絡せずとも街をぶらつけば会えてしまうこの現状を棄てるのはもったいなくて、

だけど妥協して別の勉強をするだとか、そういうことはしたくなかった。

自分の思うように、後悔しないようにすればいい。俺はここにいる」

彼はそう言った。

最後のはわたしを宥めるために言わせてしまったのかもしれないけれど、

言外に「待っている」と言われたようで、舞い上がってしまったのを覚えている。

彼の、そういうところが本当に好きだった。

あの日、珍しく彼から電話がきた。

連絡するとしたらわたしからばかり、それも電話ではなくメールだったので、ケータイの画面を5度見位はしたと思う。

あわてて通話ボタンを押すと同時に彼がわたしの無事を確かめてきた。

「今どこにいる」

「家にいる」

「一人か?」

「うん」

「今から行くから、俺が着くまで戸締りをして動くな、いいな」

「わかった」

初めて聞いた、彼の切羽詰まった声。

正直、何が何だかからなかったけど、彼が来てくれる、それだけで安心できた。

彼はわたしの家に着くと、再度わたしの身に何も起こっていないか確認し、誰かへ電話を掛けた。

多分仕事先の人だろう。

まり聞かないように、かつ気が散らないように、わたしは静かに大人しく彼のためにお茶を淹れた。

電話が終わると、彼はわたしに何かを言いかけて、やめた。

わたしも、無理に聞かない方がいい気がして、黙ってお茶差し出した。

彼は何かを考えているようだった。

多分、わたしへ何かを、何と伝えようか、考えていたんだと思う。

「ありがとう」

そう言って受け取ったお茶を数分かけて飲み干した彼は、窓から外を確認し、静かに話し出した。

「俺は、やらなくてはならないことがある」

わたしは黙って聞いていた。

「ずっと、小説を書きたいと思っていた。そのために、今の生き方を選んだ」

当時のわたしには分からなかったけれど、今になって思うとあれは、覚悟を決めた目だった。

「だが、……それはもう、出来そうにない」

わたしには、彼の話を聞くことしかできなかった。

直接的な表現ではなかったけど、彼にはこの未曾有の事態の中、夢を、約束を棄ててでも、やらなくちゃいけないことがあるらしく、

それをわたしには止められないことだけは、確かだった。

「ここは大丈夫だ。後悔の無いように生きろ」

頷くことしかできないわたしの頭をひと撫でし、彼は立ち上がった。

「……待ってる」

何か言わなくちゃと、伝えたいことはたくさんあったのに、絞り出せた言葉はこの一言だけだった。

彼は少しだけ目を見開いて、それから、「行ってくる」とだけ言って、出て行った。

それから世間では今何が起きていることはわかったけれど、

彼がどこへ、何をしに行ったのか、結局分からずじまいだった。

彼がどこかへ行って10日後、彼の友人を名乗る青年が、わたしを訪ねて来た。

その人は、彼より幾分か年下で、わたしより幾分か年上だった。

「君に、渡さなくてはならないものがある」

そう言ってその人は、彼がよく吸っていたタバコと、愛用していたジッポライターわたしの手のひらに乗せた。

「『約束を守れなくてすまない。君が作った甘口カレーを、食べてみたかった。どうか幸せになってくれ』と、言っていた」

無表情に見えるその人もまた、彼がいない事実を辛く思っていることは明白だった。

努めて表情を消していることも。

わたしとその人は、しばらく黙ったまま空を見上げていた。

何も言われなくても分かっていた。

何も言わなくても、きっと通じていた。

わたしたちの気持ちは同じだった。

わたしも、彼の友人も、誰も「彼が死んだ」とは明言していない。

馬鹿なのは分かっている。

明言していないだけで、それが事実だということも、分かってはいる。

だけど、それを口にしたら、それが確定してしまうような気がして。

言葉にしなければ、きっとどこかで……なんて、絶対に無い奇跡を、今もまだ願わずはいられないでいる。

だって彼は、「行ってくる」と言ったから。

それは、「帰ってくる」という意味を持つ言葉から

近々、わたし婚約者結婚する。

つの区切りとして、数人しか知らないこのことを、この匿名日記に記してみた。

婚約者は全てを知っている。

知ったうえで、わたしを好きだと言ってくれて、彼のことを忘れられないまま好きになってしまったわたしを愛してくれた。

「忘れる必要はない」

わたし懺悔を聞いた婚約者は、そう言ってくれた。

「その人を好いていた気持ちも含めて、君の全てを愛している」

こんなに良い男がわたし婚約者だなんて、わたし自身も驚いてはいるけれど、

この人と生きていきたいと思った。

後悔の無いように生きる。

それは思っていたより難しく、実際にわたしはあの時にわたし気持ちを伝えられなかったことを一番に悔いている。

それでも、彼の願ったことだから、出来る限り精一杯、堂々と、自信をもって今に至っているつもりだ。

わたしは今も、帰ってこない彼を待ち続けている。

いつか、婚約者との間に子供ができたとしても。

いつか、子育て日常に追われるおばさんになったとしても。

いつか、白髪や皺と格闘するおばあちゃんになったとしても。

婚約者の隣で、彼のことを待っている。

そして伝えたい。

貴方がいなくなってから出来事

哀しくて、苦しくて、辛かったけど、婚約者幸せに生きたのよ、と。

きっと貴方は、「それは良かった」と微笑んでくれるでしょう。

彼と、婚約者

わたしの大好きで大切な人が2人揃ったら、それはきっと素敵な世界だ。

この嘘のような話は、ところどころフェイクを交えている。

匿名で、そもそもこのことを知っている人が限られているとはいえ、全てを赤裸々に全世界へ発信するほど愚かではないつもりだ。

でも、彼がいたことは事実で、彼と過ごした日々があったのも事実だ。

本当の事は全て、わたし死ぬまで抱えて持っていく。

2019-07-25

お尻のできもの×新品のシーツカバー奇跡コラボ

おできが潰れて真っ赤じゃんじゃんじゃん

2019-07-22

anond:20190722192651

あの男が病院で目を覚ますと、火傷の治療が功を奏したのか、奇跡的に統合失調症が完治して善人になってしまった。

そして・・・自分妄想で34人も殺してしまたことを自覚する・・・

自分の身に起きたことを全て話し、真摯反省する姿が改悛の情を示してるのは誰の目にも明らかだった。

裁判では病気による心神喪失状態での犯罪行為無罪とするのか、死刑とするのか大いに荒れたが、

自身もこの罪を生きて償うことは不可能と考え、本人が死刑を望んだ結果、裁判でも死刑が確定した。

善人となった彼は、自分の死を少しでも誰かの役に立ててほしいと、

生きながらにして臓器移植を行って体の一部を病気で困っている人に新鮮な臓器を提供した。

そして死刑執行後の肉体も検体に回され、解剖されたのち焼却された。


(ここでエンドロール


凄惨事件から15年後、彼から臓器移植を受けた一人の人間統合失調症発症する。

「オレの小説がパクられた・・・」(完)

お父さんの仕事って何?て聞かれると困る

誰にも言えないが、いわゆる窓際族だ。ひとまずPC画面眺めてるからIT系だと言ってある。

 

人間関係に疲れ、仕事を断り続けたら手元の仕事殆ど無くなった。

 

実は会社内に同じような窓際族が何人もいる。

直接聞かないが、PCの前でYahoo天気予報ばかり見ている人がいる。驚くことにその人は経営陣の1人だ。更に社長精神的に不安定引きこもり、もう何年も会社に来ていない。

 

しかし、不思議なことに会社は回っているようだ。この理由は2つあると思ってる。

 

1つ目は、責任感の強いアルバイトが頑張っている

2つ目は、収益性の高い事業勝手に回っている

 

これはかなり奇跡かもしれない。

 

後ろめたさはあるが、こんな状況でも人並みに生活できる給料を貰っている。ただし、いつまで会社が存続するは分からない。倒産したときはこれまでの行いが清算される日だと覚悟している。

 

そんな折、残業代労働時間問題になっている記事を目にした。

 

中学教員残業100時間超は当たり前。“残業代”は1~2万円」 現役教師が語る「ブラック職場としての学校

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1907/02/news103.html

 

農業残業代ゼロおかしい 養鶏社員が勤務先提訴

https://www.asahi.com/articles/ASM7M5724M7MTIPE01W.html

 

こういうのを目にすると、

献身的正義感の強い人が、真っ先に苦労する構造だと思った。現に今勤めている会社もその構造だ。

 

ほんとにそれで良いのか…?

暇なので矛盾を感じながらPC画面でつらつら書いてみた。

2019-07-20

『天気の子』を批判している人たちへの反論(1)

ネタバレあるので、まだ観ていない人は右上の×を押してください。

そもそも新海誠薄っぺらいじゃないか

 新海誠監督の最新作『天気の子』を観てきました。「ヤフー映画」の感想とかを見ていると、新海監督が公開前に言ってたように「賛否両論」の様子。……しかし、否定的評価をしている人たちの感想を見てみると、「賛否両論以前の問題」で、人物描写薄っぺらさを指摘している意見の多いのが印象的だった。

 だが、待って欲しい。「人物造形が甘い」とか「人物描写薄っぺらい」という批判新海誠にするのはいかがなものか。そもそも、新海作品にこれまで重厚人物描写などあっただろうか? 薄っぺらくない人物なんて一人としていただろうか?

 まず、大ヒット作『君の名は。』で考えてみよう。瀧君も三葉も奥寺先輩も、ラノベ並みの、いや、そういう言い方はラノベに失礼なくらい、ペラペラの薄さだったと思いますよ。三葉の悪口を言ってた同級生たちなんか、当社調べでは0.01mmの薄さで、わが日本が誇るコンドーム会社オカモトが対抗意識を覚えるくらいの薄さじゃないですか。

秒速5センチメートル』も同じ。主人公遠野君)は半年前に転校したメンヘラ気味の女の子に会うために、東京から栃木電車で向かう。しかし、大雪のために途中で電車は大幅に遅延する。その時の主人公遠野君)のモノローグを皆さん覚えていますか?

「たった一分がものすごく長く感じられ、時間ははっきりとした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった。」

 ごめん。最初『秒速5メンチメートル』を見た時、私はここで腹痛くなるほど笑い転げて、逆に何度もここを再生しましたよ。もうね、ほんとリアル中学二年生でもこんなポエムを呟かないですよ。時間は君に悪意を持つほど暇じゃないと思うんだよね。たんに大雪のために電車が遅延してるだけやん……

 未見の方いたら、すみません。この電車の遅延、単なる一つのエピソードじゃなくて、『秒速』のなかでは、物語の要となるようなエピソードなんです。

 意味不明自己満SF雲の向こう、約束の場所』、ジブリを真似た結果盛大にコケた『星を追うこども』。これらも、人物描写書道半紙なみの薄さです。

言の葉の庭』も、ストーリー人物描写の甘さについては微笑せずにはいられません。ユキノ先生いじめられてる理由とか、いじめてる生徒の描写とか、これ薄っぺらくないと思う人いるの……?

まあ、いるんだと思う。それはそれでいい。私が言いたかったのは、『天気の子』が「薄っぺらい」という理由批判されるのは不合理だということである。初めっから薄っぺらいし、中二病だし、セカイ系だし、自意識過剰のウィスパーヴォイスがうざいし。そんなこと、分かり切ったことじゃない。それを今更批判したってどうしようもなくない?

 というわけで、『天気の子』もただひたすらに薄っぺらいわけです。ストーリー人物描写説得力かには期待したらダメリアル中学生でも、もう少し人間に対する洞察力をもった人は五万といる。そのレベルです。主人公はどうやら「神津島から家出をして「東京」フェリーでくるわけですが、家出理由、とくになし。至って普通の家庭で、酷いイジメにあっていたとかでもない。なんとなく嫌だったから、くらいのノリ。いわゆる反抗期? なんとなく盗んだバイクで走りだしたい気分? サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)』を持っていたけど、まさかサリンジャーに感化されて?(笑) いや、笑いごとじゃなくて、マジで新海はそのレベルでなんとなく家出をさせてOKだと思っている人なんですよ。

じゃあ、なんでそんな薄っぺら新海作品はこれまで評価されてきたのか? とくに『君の名は。』の歴史的ヒットはなんだったのか? 問題はそこにいたる。

美しい背景描写

 第一に挙げなくてはならないのは、美しい背景描写だろう。カメラレンズを強く意識して、超広角レンズや逆光、望遠などが多用される。しかし、実際のカメラではあんなに綺麗に映ることはない。細かいファンタジック「嘘」がそこかしこに散りばめられている。ありえそうだけどありえない風景。新海が描き続け、そして観客を魅了しているのは、そうした風景にあるんじゃないのか。もっとも、この美しい風景も、セカイ系の、センチメンタル自意識過剰の、中二病ポエムではないのか、と反問されるだろうが、それについて私は次のように答えるしかない。「いかにも、その通り」

 で、そこから新海誠童貞」のような公式がでてくるわけだ。「たぶん新海さんは楽しい恋愛高校時代したことがないんじゃないですか」(石田衣良)という言葉が出て来る所以であろうが、これについては一言。たしか新海誠自意識過剰中二病ポエマーであるかもしれないが、全ての童貞自意識過剰中二病ポエマーであるわけではないし、またその逆もしかである童貞に対して失礼である石田衣良には猛省を促したい。

君の名は。』のカタルシス

 さて、『君の名は。』ヒットの理由について語るのは当然のことながら難しい。だが、これを見た人の多くが「東日本大震災」を想起したこと無視できるものではないだろう。『君の名は。』は、良くも悪くも「震災芸術」であり、『君の名は。』の賛否両論根底にあるのも、「震災をなかったことにしてもいいのか」というこの作品についての疑問から生じているだろう。

 『君の名は。』には、カタルシス浄化作用)がある。瀧君と三葉の恋物語以上に、この映画で「主役」となっているのは「彗星」であり「隕石である。突拍子もないことのように思われるかもしれないが、これは演出上も疑いを得ないことである。このことについては伊藤弘了という人が「恋する彗星──映画君の名は。』を「線の主題」で読み解く」という卓抜な評論を書いているので一読を勧めたい(http://ecrito.fever.jp/20170123213636)。

 少しだけ説明する。「糸守湖」が出来たのは劇中でも語られるように、1200年前にここに隕石が墜落したことにするものだ。瀧君と三葉は三年の時間差を越えて出会いを果たすわけだが、その奥には1200年という長大時間を経て、同じ彗星が墜落するわけで、あの惨劇を生み出した隕石は、それ自体隕石恋物語でもあったというわけだ。瀧君と三葉の悲恋は、その運命を受けいれて、むしろその「運命のもの」に同化するような形で、自己を超越した恍惚体験へと昇華する。これが、『君の名は。』のインパクトである伊藤は言う。

観客は人智はるかに超えたティアマ彗星の壮大な恋物語のうちに自らの似姿を見出し、同時に自己自身を超越する感覚を疑似体験する。これが本作の記録的大ヒットを支えた一因である

この伊藤の読みは、それ自身、私も正しいと思う。ちょうど隕石地球を目がけて猛烈ないきおいで突進してくる際に流れるRADWIMPSの「スパークル」の歌詞をここで引用しておこう。

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする

 いわゆる「サビ」の部分がはじめて出て来るのは、隕石墜落のシーンなのである彗星隕石と化して「いまだかつてないスピードで君のもとへダイブを」するわけである。観客はかくして、瀧君でも三葉でもなく「隕石」に感情移入をすることになる。それによって、運命を超越した運命とでもいうべきものに同一化し、「自己自身を超越した感覚を疑似感覚」させるのが『君の名は。である。ちなみに言っておくと、これは何も新しい話ではなく、ギリシア悲劇古典的パターンであり、「悲劇」の快楽のものである。この点についてはニーチェの『悲劇の誕生』を参照して欲しい。

悲劇忘却

 要点のみを記す。1200年前に糸守町に落ちた彗星は偶然の産物である。劇中で墜落する彗星の《片割れ》もまた偶然の産物である。その偶然をしかしながら運命的なものにするのが『君の名は。』のドラマである隕石は、人間視点からはどうしようもない《偶然的=運命的》なものであり、それが世界に災厄をもたらす。それは《悲劇であるニーチェが述べるように、悲劇とは一方では自身運命翻弄され自身の非力さを痛切に認識した上で、他方ではそうした小さな自己を超越し運命のものに一体化する感覚のあるところに《悲劇》の快楽があるのだとすれば、『君の名は。』における悲劇とは、次のようなものである。(A)それは自己意志の無力と運命の強調という形で行われるのではなく、(B)確かに一方では自己意志の無力さを痛感させられるが、星の動きはたんに災厄をもたらす運命だけではなく、同時に強烈な人間的な意志でもあるのであって、運命から逃れていく偶然の力として描かれるのである。ここにおいて、まことに《運命=偶然》という奇跡的な場所での物語が描かれるのであって、その強烈さに私たちは感動をするのである

 震災を《運命=偶然=意志=恋》と化すことにより、現実震災美的昇華してしまうのが『君の名は。である。『君の名は。』は過去タイムトラベルすることで「震災をなかったこと」にするだけではなく、上に書いたように、情動レベル震災というトラウマを「昇華」させて、フロイト流にいうならば「喪の作業」を遂行することを促進するのである。「昇華」とは、「忘却」の別名である

 こうしたところが、『君の名は。』の慧眼な人々に批判される所以であるだろう。

 だが、どうだろう。《忘れない》ことが一つの倫理であることは疑わないが、《忘れる》ことも一つの生き方として否定されるものではないのではないか。また、《忘れさせる》ことを描いたものが《覚えられる》ということ自体が、完全な忘却からは救うはずだと私は考えるが、いかがだろうか。

──ライトな語り口で始めたのに、全然そうではなくなった。そして、肝心の『天気の子』にまだまだ辿りつけていない。次回、『天気の子』の内容に踏み込んでいきます

2019-07-19

努力できるのも才能」というあるあるコメント

最近自己効力感についての本を読んでいる。

沢山のケースの言及があるのだが、大体、背骨みたいな通底する論説があって、

「高い自己効力感は、チャレンジングな姿勢に結びつき、良くない状況にも強く、結果に反映する」

「低い自己効力感は、チャレンジを避け、逆境に弱く、その結果同じ状況に甘んじる」

という感じだ。

これ、実験して統計取った結果、こんな感じでした、だから研究者思い込みでは多分無い。


で、「ん?」と思ったのが、

「高い自己効力感をもつものは、失敗した時に、原因を『努力不足』『外的環境の方が悪い』と捉える」

「低い自己効力感をもつものは、失敗した時に、原因を『能力不足』と捉える」

という一節だ。

これ、けっこう繰り返しでてくる。

まり低い自己効力感は失敗の原因は「そもそも自分成功資格はなかった」と考える、

自分のやった事の結果は、変わらない、または急には変わらないもの支配されてる」

と思ってるって事だ。


ここで出てくるのが、「努力できるのも才能」というコメントだ。

まあ「環境」が有利に働くってのはあると思うよ、たとえば、子供の頃から努力する、そのうえ自分努力や失敗をバカにしないメッチャ良い友達が側にいるとか、親がいい感じに努力を褒めてくれるとか、奇跡的に学校先生が当たりだったとか。

あるっていうか、結構だな。

でも、問題はそれに恵まれなかったときに、「努力できるのも才能」、つまりそもそも自分成功に向けた努力を出来ない人間から成功への資格が与えられてなかった」って捉えちゃう事だと思う。


成功への扉を開く特性には頭の良さと性格の側面があって、それぞれ遺伝するのは確からしい。

しかし、頭の良さはIQに含まれ空間認知能力法則性を見つける力こそ結構高い影響力で遺伝する(70%ほど)らしいが、言語能力はそんなに遺伝しない(遺伝しても18%)らしい。

空間認知能力なんて、特別職業につかなきゃ、なんに使うよ。

もっと大事なのは性格

性格まあみんなでちゃん研究した特性として「外向性」「協調性」「誠実性」「神経症傾向」「開放性」があって、どれも高いもので50%そこそこしか遺伝しないそうだ。

で、「努力」にかかわるのは、「誠実性」←物事をコツコツやるの性格特性で、こいつは頭の良さをぶっちぎるくらい成功に関わっているらしい。


これ、俺の実感にも一致してて、後輩何人か教えてて、「コイツ才能ねーなー」って奴がいたんだけど、こっちが言った事とにかく頑張るの。

そのうち、仕事で結果出し始めて、数年を経てよりデカ仕事会社ステップアップしてったよ。

5年くらいかかったけど。

で、そいつ教えて俺は「才能・頭の良さ原理主義から開放されたね。


で、「努力できるのも才能」論なんだけどさ、さっきも言った通り、資質では50%なのよ、いきなり0%で産まれるなんてほぼほぼいから、環境自分の行動で上手くやりゃ無い目のやつでも60〜80は行けるのよ。

からとりあえず「努力できるのも才能」みたいなの、簡単に言っちゃうのやめてさ、諦め悪く「努力スゲーじゃん、超リスペクト!」って言ってくれる環境を探したりさ、なんか、何でも良いや、お菓子食べるの我慢して3ヶ月で体重500グラム減らしてみるとかさ、自分が誰かの努力を見たら、「努力スゲーじゃん、超リスペクト!」って言ってみるとかさ、そういう所から始めた方が良いとおもうよ、ホント

anond:20190719183329

エヴァ奇跡価値はあたりのみんなでぽわぽわ使徒倒してるあたりが好きだから

カッコイロボットを描いてくれるだけでいいんだけどな

2019-07-18

京アニ放火について思うこと

今日10時半頃に京アニスタジオに男が立ち入り、ガソリンを撒いて放火した。

ガソリンに引火し急激に燃え広がった炎は3階建ての建物を全焼させた。

22時現在消防の発表で33人の死亡が確認され、重軽傷者は36名とのこと。

酷い事件だと思う。考えさせられる。心が痛む。

ネット上でも各方面から様々な反応が起こっている。

公式的な機関人物から無事を祈る声明が発表されたり、

個人からは悲しいだとか、つらいだとか、感情的な反応や

犯人に対して叱責を浴びせる反応もある。

こういった事件を目の当たりにして思うのは、

人間の愚かさと、無力さと、無常さ。

人っていうのは、大抵は明日も生きているのが当たり前だと思って生きている。

こういう事件が起こると、それは実は幻想なのだと思い知らされる。

人為的しろそうでないにしろ、決して明日この身が生を有しているとは限らないんだ。

亡くなった人は、死なないために何ができた?

おそらくは、何もできなかっただろう。

私達は死ぬときは本当に無力だ。

運命がそうさせた、と思うしかないぐらい、何もできない。

何の脈絡もないまま死ぬ

私達が生まれた事自体合理的理由がないように

死にも合理的理由がない。

まれたか死ぬ

そういう生を生きているんだ。

私達全員が。

人っていうのは、生きているうちは何か失敗しても取り戻せるような気がしてしまものだけど

本来、今のこの時間は決して取り戻すことができない。そういう時間を生きている。

人は簡単死ぬ

人は死んでしまうと、もう戻ってこない。

どんなに生きたくても死んでしま生命がある。

そういう真理を、改めてただただ受け止めて、自分に照らし合わせること。

自分が生きていることを、もう一度改めて認識し直すこと。

本当に自分がやるべき事をやっているか、考え直すこと。

個人としてこういった事件に際して、唯一できることだと思う。

犯人を裁くのは法廷の役目であり、私個人の役目ではないし、

そして悲しもうが寄付しようが何をしようが、亡くなった方々にはもう何の力も及ばない。

別に悲しむ事が悪いとかではない。

悲しむことが今必要なら、悲しめば良いと思う。

だって、いつ死ぬかわからない。

でも、奇跡的に今、生きようなんて思わなくても実際生きていて、

ある場所では生きたくても生きられなかった命があって。

から、今を怠らずに、精進して生きなければいけないと思う。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん