今日の10時半頃に京アニのスタジオに男が立ち入り、ガソリンを撒いて放火した。
ガソリンに引火し急激に燃え広がった炎は3階建ての建物を全焼させた。
22時現在の消防の発表で33人の死亡が確認され、重軽傷者は36名とのこと。
酷い事件だと思う。考えさせられる。心が痛む。
犯人に対して叱責を浴びせる反応もある。
こういった事件を目の当たりにして思うのは、
人っていうのは、大抵は明日も生きているのが当たり前だと思って生きている。
こういう事件が起こると、それは実は幻想なのだと思い知らされる。
人為的にしろそうでないにしろ、決して明日この身が生を有しているとは限らないんだ。
亡くなった人は、死なないために何ができた?
おそらくは、何もできなかっただろう。
そういう生を生きているんだ。
私達全員が。
人っていうのは、生きているうちは何か失敗しても取り戻せるような気がしてしまうものだけど
本来、今のこの時間は決して取り戻すことができない。そういう時間を生きている。
人は死んでしまうと、もう戻ってこない。
そういう真理を、改めてただただ受け止めて、自分に照らし合わせること。
一個人としてこういった事件に際して、唯一できることだと思う。
そして悲しもうが寄付しようが何をしようが、亡くなった方々にはもう何の力も及ばない。
別に悲しむ事が悪いとかではない。
悲しむことが今必要なら、悲しめば良いと思う。
でも、奇跡的に今、生きようなんて思わなくても実際生きていて、
ある場所では生きたくても生きられなかった命があって。
肥溜めで説教始めるのは精進してる人のやることなの?