はてなキーワード: ウィスキーとは
そもそも酒のうまさが分からん。よつばと!でもヤンダが言ってたけど、バナナジュースのがうまいよね?
ここで一つ問題があります。酒の飲めない男は婚活市場でニーズが少ないことです。リラックスした雰囲気でちょっと深い話をするには舌の根が回りやすくなった方がよいのでしょうが、そのような雰囲気の演出手段を他の何かで代替せねばなりません。
そして矛盾が一つあります。アル中の男は好かれないことと、稼ぎが酒代に消えることは家庭にとって好ましくないということです。女というものはどうしてこうも我儘で矛盾した存在なのでしょうか…。
話を元に戻します。先に述べた問題を孕みながらも、私がこの増田を描いたのには理由があります。それは「酒を知ってる男はカッコいい」ということです。婚活市場で少しでも競争順位を上げたいのであれば、賢さ、誠実さなどにも増して、セクシーさが重要であるのは議論の余地を挟みません。従って、私は酒のうまさを理解したいのですが、どうしたらいい?
なんか仕事の事を考えているとどんよりするので気を紛らわすのに書いてみる。
とりあえず自分の事。
昨今のキャンプブームは90年代キャンプブームで親とキャンプした世代が同じ事を子供とやっているという説があるけど、まさにその世代。
なので、キャンプに行くのは精々年に数回だけど、歴だけみたら二十年選手のペーパーGOLD免許的なベテランキャンパー。
ひょんなことから冬キャンプを始めてみたら、これまでの景色とは全然違う世界におじさん超びっくり。
今日はその辺について書いてみようと思う。おじさんなので話がギアに偏りがちだけどそこはご了承願いたい。
1. キャンプ場がかなり混んでいる
平日は流石にそうでもないけど休日はめちゃ混み。唯一平日に行った茨城の某高規格だけは超寂しかったけど、それ以外11月〜2月の週末数回は区画系キャンプ場もフリーサイト系キャンプ場もキャンパーでいっぱい。ナチュログとかを読むと2018年はそうでもなかったみたいだから今年は凄いのかなと思う。一瞬ゆる△キャンかと思ったけど、来ているキャンパーは家族だったり大人だけのグループだったりなので、あんまり関係なさそう。暖冬ってのと、もしかしたら夏の台風で河川系フィールドが軒並み閉鎖なのが効いてるのかも。
2. もしかして、薪不足?
キャンプと言えば焚き火。世のキャンパーの半分くらいは火を扱うためにフィールドに来ていると思う。自分もそんな感じ。ただ、急激に増えすぎた冬キャンパーに薪の供給があまり追いついていない。薪の製造はウィスキーのようなもので、針葉樹で最低半年。広葉樹なら少なくとも1年とか2年の乾燥期間がいるのだけれど、今年はちょっと見切り発車で出してしまっている所もあるんじゃないかと思う。場所によっては現地調達ができない旨をWebサイトに掲載しているフィールドもある。自分はAmazonで買える乾燥したブルジョワ薪10kgをお守りに、現地調達とか薪ストーブ向けの業者に出向いて購入したりで対応してるけど、何度かシュワシュワする薪に当たった。今年は雨も多いので単純に乾燥期間だけの話では無いのかもしれないけど。
3. コットン幕は人権
これは焚き火と薪ストーブに大きく関係するので冬特有なのかもしれないけど、とにかく多いコットン系幕。数だけ見るとサーカスTCが圧倒的だけど、どこに行ってもそこそこな数のノルディスク、テンティピなんかの欧州系舶来幕。フリーサイトだと、ノルとテンマク、DODあたりで半分くらいとか言ってもそんなに大袈裟ではないかも。みんなお金持ちだね(舶来幕は上下で20万を超えるのが多い)。
ゴメン、ちょっと言い過ぎかも。でも、一時期に比べるとチェアワン系が減っているのは間違いない感じ。代わりに台頭してきたのがカーミットとそのコピー品。組み立てちょっと面倒そうだけどカッコいいもんね。仕舞寸法はチェアワンとそこまで変わらなさそうだし。でもコットに関してはまだヘリノックスが多いかな?な印象。
コットン系幕が隆盛なのに対して、ポリ幕が主力のスノーピークはなかなかに苦戦している印象。スノピにしてはバーゲンセールなアメドはボチボチ見かけるけど、ランドロック全盛期にあったような右を見ても左を見てもスノピと言った様相では無くなった。これは難燃幕が重宝される冬キャンプ特有の話なんじゃ?と思いつつ、薪スト勢も昔はランドロックやラナあたりのシェルターを使っていたと記憶しているので、単純にそれだけでは無いんじゃなかろうか。落ち着いた配色と統一感で一時期はオシャキャン勢のマストバイ的な位置付けだったスノピだけど、イマドキのステレオタイプなオシャキャン勢は欧州系舶来幕が当たり前で、それらを選ばないキャンパーもNemoやMSRなんかの米国系やサバティカル、ゼインアーツあたりのプライベートブランドやガレージブランドでカッコよくきめてる。なんならホームセンター系PBの筈のテンマクですらPEPOやサーカスあたりはなかなかにカッコいいときているので、そろそろなんらかの手を打たないと厳しそう。特に統一感込みでのブランドデザインかなと思うので、ギアの主体であるテント幕を他社に押さえられてしまうと周辺ギアをスノピで揃える事にインセンティブが働かなくなり、バタバタといく可能性がある。
6. 案外強い小川と何故か増えているコールマン。全く見なくなったロゴス(昨今テント考その2)
そのまんま。小川はツインピルツをよく見た。ロッジ型にも注力しているようで、質実剛健なイメージとは裏腹に時代を掴んでいる印象。なんで2回も3回も潰れるのかわからん。ティピー系が流行り出した(リバイバルした?)当初からピルツ売ってたし。結構謎。コールマンは主にファミリーが2ルームを使っているのをボチボチ見かけた。今まではホームセンターで入手しやすいテントのイメージだったけど、昨今の2ルームは10万には届かないものの、なかなかのお値段。見た目はお世辞にもオシャレとは言い難く価格的にも決して安くないにも関わらず選ばれていると言うことは、多分使い勝手が良いのだろうなと思う。そして、前述のスノピと共に…と言うかスノピ以上に存在感の無くなったロゴス。恐らく今冬はまだ見ていないと思う。10年程前の前室付きドーム型時代からシェルター時代への移行期あたりは「お金持ちはスノピ、普通の人はロゴスかコールマン」な感じで、スノピと同数かな?くらいには目にしたロゴスだけれど、少なくとも今冬は見る影なし。ファミキャン向けと言うことを考えると冬キャンには幾分不利なブランドだとは思うものの、価格帯的にはDODや大陸系ブランドに負けてしまうにも関わらずアッパークラスに訴求できる商品力もないと言う非常に苦しい立ち位置になってしまってはいないかな?その点では鹿番長ことキャプテンスタッグの方が元々エントリー層狙いなので影響は少なさそう。
…そのほかにも焚き火台はみんなバラバラで個性的?とか、ガソリンランタン減ってません?とか、みんなひとつくらいは鉄モノを置いているとか、ナンガナンガナンガとか色々あるけど、飽きてきたのでこの辺で。
しっかし、冬キャンプ人口の多さには本当にびっくりした。BEPAL?だったかのアンケートでは半数が秋派で3割が春派。残りの2割を夏と冬で分け合う構図なものの、夏か冬か?なら圧倒的に冬が人気らしい。秋を晩秋(秋雨前線がいなくなってから)、春を早春(梅雨の前まで)と考えたらもういつだって冬キャンみたいなもんなので、各メーカーは冬装備を基本に商品展開していかないとダメそう。絶対数は相変わらず夏のファミキャン勢かもしれないけど、お金落としてくれるのとは別かなと。
なんかさー
社内雰囲気悪くて、
上の人は下の人にあーだこーだあれこれ文句言いやすいけど下の人はたまったもんじゃないわよね、
上とか下とかないけど
立場の弱い人に強く言うってのはなんだかなーって思うわ。
私の所はほぼ私一人なので、
たまに寄ってくる人が
私の机の引き出しを勝手に開けてお菓子を持って行ってることは知らないふりしてるけど、
いいのよもっていってお菓子。
濃い味だけの方が減りが早いから、
私の机のお菓子の引き出し開けて持って行くのはいいけど均等に持って行ってよって思うわ。
でもハッピーターンだけに皆ハッピーになれば!って我ながら天使みたいなことを思っちゃうし。
たまに誰か気の効いた人が
引き出しのお菓子を補充してくれてて笑うけど、
これじゃないんだなぁー私ブルボンがよかったのに!なんて絶対言わないわ。
そもそもとして私用のお菓子だから私の食べたいものしか入ってないんだけど。
もし、まんべんなくグリコのお菓子が食べたかったらオフィスグリコやんなさいよ!って言いたいぐらいよ。
たまにオフィスグリコの人を外で見かけたりするんだけど、
あれって余所のオフィスとかにお菓子を絶え間なく補給してる人なのかしら?
そもそもとしてオフィスグリコの人から直接買えるのかな?って疑問もあるわ。
いいヤクルトはヤクルトレディーのルートでしか流通してないいいヤクルト、
そうマーケットで売ってないやつよ。
あれもいちいち宅配で持ってきてもらっても留守だったらいけないので、
あと家の近所を
そんでもって器はどうしたらいいの?
その場で食べるスタイルだったら
なんか食べ終わるまで大将に見守られててなんだかプレッシャーになるし、
例えばラーメン650円で1000円出した時おつり出させるの面倒くさそうかなって気も遣っちゃうし
私のお財布の中にちょっきし支払えそうな小銭のラインナップがあったらそこは強く行けるんだけど、
なかなかそう都合良く小銭のスタメンが揃ってる機械ってないじゃない、
だから軽トラの屋台ラーメンを止めてラーメン食べるのも至難の業だわ!
でも寒い今だからこそ雪舞う最中でこしらえてもらうラーメンって一入に美味しいんだろうなぁって
でもさすがにそれはないわ。
おおよその私の予想では
色々な味の楽しめるラーメン屋さんより
味これ一つで勝負してるラーメン屋さんの方が美味しそうな先入観もあるし、
イカさんって美味しいディナーのために昼食は控えめにするって言うぐらい賢いらしく、
それって研究所の飼い慣らされている、
じゃ謎解きはディナーの後なの?ってへりくつも言っちゃいそうで
トリスウィスキーのポップで瓶に付いてた吉高由里子ちゃんの髪の短い頃の写真でそれ見て思いだしたわ。
さすがにイカと言えども謎解きはディナーの後とはいかがなものかね!って重ねて言っちゃってるけど
あの人も眠らされた小五郎さんばりにそう言いそうで。
新しいのを買いに行ったら、
ポップの吉高由里子ちゃんの写真の髪の毛が伸びてたからホラーだわ!って後から思ったけどそれってただ単に写真が違うって新しくなったってだけの話しよね
笑っちゃったわ!
そんでさー
大きな美味しそうに焼けた肉片を、
大きなまま口に咥えて、
そのままナイフでダイレクトに口元で切って食べてるときに飲んでる
ステンレスとかの小さな小瓶から直接飲むウイスキーもワイルドで憧れるけど、
幸い私には焚き火がなくって、
それだけがネックよ。
いつかあの肉のワイルド食いと吉高ちゃんがシーエムやってるトリスウイスキーを小瓶に入れてのワイルド飲みを
ってそこ焚き火ないやないかーいってツッコミは無用よ!ってことは
ディナーの前だから分かりきってることだしね!
うふふ。
これがまたトラップで
完全にラッピン具されたその外観からは海苔があるかないか分からなかったのよ。
風邪引かないのは緑茶うがいのおかげだ!って嘘かホントか分からないことどっかでよんで、
それこそソースは知らないけど、
違う違うソースでうがいするんじゃなくって、
違う違うソースを薄めた今日のデトックスウォーラーはソースウォーラーってことじゃなくって、
それはさすがに私には分からないわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
みたいな話を若い頃漫画だか本だかでみて、へぇそうなんだって思ってた。
一般的な話をすると人それぞれという所に落ち着いて、それなりのアンケート等でもしない限り正確なところは言えないんだろうが、少なくとも自分の場合これとは逆だった。
20になって酒を飲み始めたころは40度や43度とかある蒸留酒はそのまま飲むのは辛すぎて、何かで割ったり氷を入れてロックにし、冷たくすることで飲みやすくしないと飲めなかった。蒸留酒は熟成させることによりアルコールのあたりが柔らかくなり、12年・18年熟成のウィスキーなどはチビチビやる分にはとても旨く思えた。
今アラフォーになってみるとアルコールのあたりに鈍感になったのか、これはこれで無いと寂しいなと思うレベルにまでなってしまった。金もないのに酒量も増えたので高い酒より安い酒に行きがち。たまにはスタンダード物じゃなくて12年18年に手を出すかって飲んでみるが、勿論それなりに旨い。旨いがコスパ的には全然ダメ。12年に至ってはスタンダード物のが逆に旨いとすら思える有様だった。たぶんこれ若いときの自分に言ったら頭おかしいと思うはず。
一通り書いたあと読み返したら、口が悪すぎた。
どれもこれも世界が悪い。私が悪循環に陥ってしまった、この世界に非があると思う。
(本当に口が悪い)
・嫌という言葉
・ヒトなのに人間と呼んで誇らしげに生きること
・上司の嫌なとこだけ見て良いとこを挙げない自分を含めた小数名
・その陰口を聞いて呼び出しパワハラモラハラの末に同僚を退職させた上司
・一人〇〇ができな〜〜〜い!!と阿鼻叫喚する田舎生まれヒップホップ育ちの元ヤン・シングルマザーの先輩
・お昼の世間話の内容がずっとコロナ・ウィスキー・オーストラリアだった一週間
・情報共有が下手すぎて、同じ内容のプロジェクトが3つ同時進行していた事
・ひとりで案件を抱え込み、挙句一大プロジェクトに失敗したのに何食わぬ顔で経費でクソ高い社服を購入する部長ジジー
・会社のジジーどものために人間ドックの費用を負担しようとか提案したやつ
・ジジーどもに頼ってばかりで中身からっぽの出張しかしない胡座ウンコ営業
・一丁前にマッチョな事言ってる癖に普段エクセルしか触ってない上、頭頂部の後退が進行し始めた部長
・そして、わざわざ席までやってきて"アルパカの進化”などの訳のわからない知識をひけらかすなやめろ業務ハックしたろか?
・会議中に耳元でモナリザの正体について熱い考察を語り始める後輩のジジー
・終わった後「モナリザの正体は誰だったんですか?」と聞くと「仕事中に関係ない事言うな」とクソデカ声で急にキレるヒステリックジジー
・マッチングアプリで3回もデートしたのに友達でいようとか言い捨てた常識ナシ童貞風アラサー教員
・で振った後にも関わらずおめおめと連絡を寄越しやがる。ふざけるな。鬼畜か?あなたのようなうつけが道徳を教えるな愚か者
・元カノの未練をつらつらとポエミーに語り挙げた末、初デートにスシローを提案してきた男
・物が整理出来なくて部屋を脱出ゲーム風にアレンジした1ヶ月前の自分
・芸能人なのに一般ピーと同じ内容のyoutube配信を始めた癖におもんないやつ
・古戦場
・マグナ2
・東出
・セフレ欲しいと言ったら急に個別でチャットしてくる大量の脳みそ直結チンポたち
・飽きた
正月、帰省中なので発泡酒ではなく、ビールと好物の豆腐を買ってきた。この豆腐、いつもの豆腐を同じ値段分買ったら2kg買えるくらい高いやつだ。それを見た父親が「せっかく正月なんだから贅沢しなよ」と言ってきた。個人的には贅沢なもの食って飲んでるつもりだったので、どういうのが父親の思う贅沢なのかを聞いた。曰く「普段食わない刺身とか高いウィスキーとか買えばよかったのに」だそうだ。刺身とウィスキーは合わんだろ、というのはこの際置いておく。
「贅沢」の種類に関して、二種類あるんじゃないかと気づいた。日常の延長にある贅沢、発泡酒じゃなくてビールを買う、などの節制を開放する場合と、日常とは別の贅沢、ウィスキーと刺身など普段は買おうと思わないものを買う景気付けだ。定食の味噌汁を豚汁に変えるのが前者、普段行かない寿司屋に行くのが後者。
考えれば、自分がなにかを成し遂げて良いことがあったときは、私も後者の贅沢をしている。最近だとボーナスで趣味の高い靴を買った。正月を含むハレの日や長期連休、単に疲れやストレスが溜まった場合はだいたい前者の贅沢をしている気がする。
皆様の贅沢の使い分け、あるいは使い分けてないなどがあったら教えてほしい。
酔う事よりも、酔い方が大切
安い梅酒とか、ジンロとかストロング系には気を付けろ。安価だがアルコールに不純物が多くてうまく濾過できず
すぐに頭が痛くなる。ウィスキーやテキーラ系も頭が痛くなりやすい酒の種類だ。
お茶とかコーヒーとかみたいに、静かな場所で、気の合った友達とから揚げとかを食べつつビールで口をなおす。
ゆっくり飲んでリラックスしてれば気持ちよく酔えるし悪酔いしにくい。
緊張していつ酔うか?みたいにドキドキしてると副交感神経が優位になって脳みそは覚醒したままだ。
お酒と同じ量の水を飲むことは忘れず、無理して飲まない。
酒は人類の友! しかしついつい仲良くしすぎて(飲み過ぎて)しまい、 翌日、どんより後悔!してしまいガチで悩んでいます。Lさんは酒の達人と伺っています。上手な付き合い方、秘訣を教えてください。
こいつは酒呑み連中にとってはいつだって切実な問題だな、と思ったね。そしてオレが長いこと追求してきたテーマでもある。それで、頑張って回答をぱたぱた書いてたらよ、いつのまにかぎょうさん長くなっちまったんで、マシュマロでこの場をかりてお答えさせてもらおうってわけだ。
くだんのお悩みについてはよ、自他ともに認める酒好きであるオレもそりゃあ長えこと悩んできたしな、対策も練ったし、言ってみりゃトライ&エラーを繰り返してきた。それで世の多くの呑み助諸氏――ここは可愛くそう呼んでおきましょうぜ――も多かれ少なかれ、長え歴史の中でこの手の悩みと向き合い、敗れてきたにちがいねえ。
それで酔い、もとい良い機会だからな、オレなりの「酒との付き合い方」ちゅうもんを一気呵成に記してやろうと思ってな。何せおよそ20年近く「呑み助」として歩んで来たオレの長年のノウハウを一挙に列挙するからよ、いささか長回答になっちまうかもしれねえが、最後まで付き合ってくれ。損はさせねえからニャオ。じゃあ行くぜ。
あんたが普段、どの程度お酒をきこしめしていらっしゃるのかオレニャアさっぱり判らねえけどな、まずオレに関して言えば、ほぼ毎日呑んでる。わかるか? 毎日よ。だからな、「翌日にどんより後悔するほど」呑んじまうと、「翌日は呑めず」ちゅう由々しき事態を招いちまうわけだ。厳格な酒徒たるオレにとって、こいつはちょっとぞっとしねえ。まずあんたと酒子ちゃんの「目的」をしっかと見定めることが大切だとオレは言いたい。もし酒子ちゃんと週末だけの深い付き合いをしてえなら、恥も外聞も気にせずべったり一緒にいて、周りの連中が引くくらい仲良くしてりゃあいい。翌日ベッドから起き上がれなくなるくらいイチャイチャすりゃあいい。
かく言うオレにもそんなような時代があった。ただ、それは酒子ちゃんとウィークエンド・ラバーだった頃の話な。酒子ちゃんと毎日上手に付きあうんだったら、「どんだけ愛しあっても、最後の一線はけっして崩さねえ」。そんなジェントルなスタンスが求められるわけよ。似合わねえ? だよな。でも、これも酒子ちゃんをこよなく愛してやまねえからこそってもんよ。
だからな、あんたにゃ、翌日も新鮮な気持ちで愛しあえるギリギリの交わりっつーか、アッチッチ!の限界で自分らにストップ!かける客観性ちゅうの? 節度ちゅうの? そういうのが必要よ。あんたもご存知の通り、酒子ちゃんはいつだって付き合い始めの恋人なみにアッツアツで依存性の高えやつだからな、そりゃあ、それなりの意思の力が必要だろうよ。けどな、とにかく酒子ちゃんといちゃついてる時、常にあんたが念頭に置くべきことは「明日もこいつと新鮮な気持ちで愛し合えるか?」だぜ。忘れんな。
てめえの酒量リミットをおおまかにでも見定めておくことはめっちゃ大事だ。オレだってそれほど酒に強いわけじゃねえが――とりま、「3杯」がひとつの目安になっちょん。
こいつぁつまり、ビールなら小瓶1本(350ml)。日本酒なら徳利1本(180ml)。ワインならグラス1杯(180m)。おっと、ワインバーなんかでは1杯120mlが標準的らしいがな。まったくケチケチしてやがる。焼酎なら90ml、ウィスキーやウォッカならワンショット(45ml)を「1杯」ってことにしてな、「3杯」を1日に呑むリミットにしてるってことよ。や、あくまで「おおまか」だからな、実際にゃあこれより下回ることも上回ることも時々あるけどよ(や、たいてい上回っているか……)。
もちろん、「適切な酒量」ちゅうのはその日のあんたの健康状態によっても変わってくるからな――オレは専門医じゃねえんだからそこまで言わせんなよ――そのあたりはてめえの身体と相談しながらきこしめしてくれ。1週間程度、てめえの呑んだ酒の量と翌朝の体調のメモなんかつけてみると判りやすいかもしれん。オレはマメじゃねえから、そんなチンケなこたぁしねえが。
ただなあ、「おいおい、呑む時にいちいち酒の量を量ったり、自分を見張ってたらせっかくの酒がまずくならあ!」あんただって思うよな。実はオレもそう思ってる。だから酒の量にそこまで厳密になんなくても翌日に酔いを持ち越さずに済むテクニックをさらに5つばかり教えてやるから、両耳の穴かっぽじってよく聞け。
酒の合間合間で水を摂ることを心がける。よく聞く話? だよな。でもな、わかっていながらなかなかできねえ。だろ? でもな、日本酒だの蒸留酒だのをたっぷり呑む際はチェイサー(日本酒専門店では「和らぎ水」とか言うらしい)必須だぜ。ためしに今日から1杯(1合)につき、コップ1杯(約120ml)の水を飲んでみい。
とはいえ、こいつもかっちり決める必要はねえよ。酒席で、傍らにコップ1杯、あるいはペットボトル1本の水を置いておくことを意識するだけでも翌朝の目覚めがだいぶん変わってくるって話よ。べつに水道水でもいいっちゃあいいけど、ミネラルウォーターやら浄水器通した系の水だとなお効果が高いとオレは思うが、まあ錯覚かもしれねえ。まあ、とにかく酒を呑むならちょっとでいいから水飲め。忘れんな。
「あて」を取りながら呑め。これも昔から推奨されてきた呑み方だ。だがなあ……。
かねてより、酒呑みは呑む時は召し上がらないものと相場が決まってんだ。たしかにオレも究極的には「酒のみ」で頂くのがやっぱ本来的に感じる。それがもっとも美味しく呑めるっちゅう酒呑みはけっして少なくねえだろう。
だがな、ポン酒なら冷奴か焼き味噌(旨い焼き味噌とポン酒の組み合わせはカクベツなんだよ)、ワインならオリーブかチーズ(旨いチーズとワインの組み合わせはカクベツなんだよ)ウィスキーにナッツかドライフルーツ(焼酎なら梅干し所望!)くらいは率先して摂ってもらいてえ。もし家で呑んでて冷蔵庫空っぽなら、呑む前に茶碗1杯のコメ食っとくだけでも、身体に良いって聞くぜ。故・杉浦日向子女史もエッセイで「呑む前の赤だしとおむすび」を薦めてたから間違いねえ。
さて、こいつぁ余談だが――かつてのオレがすっげえ衝撃を受けたのは、早朝、まだ何も食ってねえ状態で果物を「あて」にして飲むワイン。これな。無論、オレら庶民にはそうそう簡単にできることじゃねえ。が、何といってもこの呑み方はワインと果物の味を30倍くらい引き立ててくれんだよ。たぶん起き抜けの舌が1日でもっとも敏感っちゅうこともあるんだろう。ワイン通の洒落たダチに教えてもらってよ、初めて試した時――たしかニュージーランド産のピノなんとかと林檎と白葡萄だったな――、あまりの美味しさに全身の肌が粟立った。あれは忘れらんねえ。
これがオレが個人的にもっとも強調してえ方策かもしれん。ここでいう「ながら」ってのは、飲み食い以外の行為よ。つまり、テレビやらDVDやら見たり、本を開いたり、スマホいじったり、誰かとくっちゃべることも無論含むからな。
あんたのお家、それか居酒屋のカウンターかバーで黙って、酒(とあて)のみと対峙して呑め。そやって呑んでりゃあ、どんくらいの量の酒がどんなふうにてめえに働きかけてんのか、また、どこで許容量を超えちまったのか、バッチリ掴めっから。
オレは時おり、自室で目え瞑って耳栓してな、座禅組むんよ。そんで傍らに酒を置いて呑む――そういう時ぁたいていポン酒だな。一番サマになるからよ――そういうことをやる。酒とてめえ以外のイッサイガッサイを遮断した状態で呑んでると(たいてい3合で眠くなって横になっちまうけどな)、次の日に二日酔いになることはだいぶん少なくなる。まちがいねえ。
ただ誤解すんなよ、オレだって酒を飲みながらダチと話したりよ、音楽聴くのも嫌いじゃねえっちゅうか大好きだからな、いつだってそうやってストイックに酒呑んでるわけじゃねえ。オレの場合、心を許した相手との酒で二日酔いになるのは全然かまわねえ。だがな、気の合わない相手とどうにかこうにかやりすごすために無理に酒食らった翌日はな、きまってそりゃもう粘り気あるイヤーな二日酔いになるね。こんなことだったら、1人で座禅組んで呑んでりゃよかった……って心底思うわ。酒の量とは無関係に「居心地良い状態で呑む」ってのは呑み助にとってもっとも大切なんよ。こいつはしっかり胸に刻み込んでおけ。
「チャンポン(判ると思うが、違う種類の酒をいちどきに呑むことな。ワイン飲んだ後、テキーラ食らって、チェイサーにコロナ飲んでジントニック飲んで……みたいなやつ)すると二日酔いになりやすい」っつう俗説がまかり通ってるが、信憑性あると思うか?
オレの長年の経験から言うと、めっちゃあるある思うね。科学的コンキョは寡聞にしてよく知らねえが、チャンポン呑み、これは全くお薦めできねえ。たしかに酷い二日酔いを招いてきたし、酔いが良い心地じゃねえのよ。なんでかって?
以下、オレの仮説っちゅうか思いこみなんで適当に流してくれ。
「酒」っちゅうのは「酒」っちゅう名称でひと括りにされてるが、同じ「酒」でも原材料によって、造り方によって、産地によって、「酒精の質」なるもんが異なるんよ。たとえばな、アルコール14℃のシャルドネの白ワインと、同じくアルコール14℃の山田錦で造った純米酒じゃあ、同じ「アルコール」で同じ度数でも、体感じゃまったく別もんに感じる。もちろんテキーラとウィスキーも違えし、ラムとビールも然り。それぞれの原料が、産地が、造り方(造り手)が、それぞれ全く別の酒精を生み出す。これって考えてみりゃ当たり前だよな。イヌだって同じ形してるけど、イヌそれぞれ全然まったく違うだろ。
でな、異なった酒精は体内で喧嘩する。たとえば、ビールの酒精とテキーラの酒精と日本酒の酒精とジンの酒精が戦ったらどうなる? そりゃあもぉ、てんやわんやの大戦場、翌日は「二日酔い」っちゅう名の凄惨たる祭りの後ですわ。
それを知ってるからか? アイルランドの生粋の呑み助たちわな、週末にパブで過ごす時、最初から最後まで同じ酒を飲む方が多いんだってよ。1杯目にギネスを飲んだららその晩はひたすらギネス。アイリッシュ・ウィスキーで始めたら、水で割ったり、氷を加えることはあっても、ラムやテキーラに切り替えることは決してしねえ。たぶん酒精に喧嘩されたくないからだろうよ。
まあ、そこまでは極端としてもな、全然別種の酒を混ぜ合わせて作る「カクテル」ちゅう飲みもの……あれはぜってえ良くねえわ。うら若き男女が速やかに効率良く酔っぱらうためには最適かもしれんが、翌朝の安全は全く保証しねえからくれぐれも用心せい。ちなみにオレは自慢じゃねえが、バーでもジントニックとかハイボールみたいな単一酒で作ったカクテル以外は呑まねえようにしてる。だいいち、あれこれ混ぜたもんはそれほど旨くねえし、これまでさんざん痛い目に合ってきたからよ。
繰り返しになるが、お前さんが長く、二日酔いにならないようにして呑み続けたいなら、同じ種の酒をじっくり呑め。せいぜい冷たいビールを1杯飲んだら、後はポン酒ならポン酒、葡萄酒なら葡萄酒、芋焼酎なら芋焼酎だけを浮気せずに呑め。飽きたらその日は杯を置け。わかったか。わかったな。
オレぁ葡萄酒とポン酒が大好きなんだが、スペインのテンプラリーニョだったかニーリョだったか、あとカヴェルネ・ソーヴィニヨンちゅう品種がどしても身体に合わなくてな、2杯もかっ食らうとヘロヘロになっちまう(カクテル同様、手っ取り早く酔うには良いだろうが)。他方(って言葉をいっぺん使ってみたかったんよ)、ボジョレーヌーボーに使われるガメイやピノなんちゃらだとな、てめえ1人でボトル1本開けてもまだ呑める感じするんよ。ポン酒だと、兵庫の「山田錦」ちゅう米で造った純米酒が身体に滲み入る感じがすんだな。
酒にはだな、飲み手との「相性」なるもんが確実に存在する。もちろん、その相性は人それぞれ違う。じゃあどうやって相性を見極めれば良いのか?
教えてやる。
「人」と同じよ。呑んでて、あんたの身体にすぅっと滲み渡るような、どっしり落ち着くような、きゃっきゃ喜んでいるような感じのする酒、それがあんたに合う酒だ。逆に相性が良くなきゃ、口に入れると違和感っちゅうの? ヘンな感じの後、しばらくして身体が拒否反応(とまではいかなくても不快感)を示すだろうよ。相性の良い酒でありゃあ、いつまでだって呑んでいることができる、いや、実際にはできねえだろうが、できるような感じすんだよ。
まとめるとだな、この世にそりゃもぉたくさんさんさん在る酒ん中から手前の心と身体にぴたりと合う酒を見つけることができりゃあ、そいつを自宅で呑む、またはそいつを出してくれる、ありがてえ店を見つけることができりゃあ、結果、二日酔いの頻度を減らすことができるだろう。
そのためにも数多くのポン酒を、色んな品種の葡萄酒を試してみようぜ。高価な酒を買う必要はまったくねえ。たしかにワインの場合、値段と品質はかなり比例するらしいが、高えからと言って、あんたとの相性が良いとは限らねえからな。オレだって高級ワインでひでえ二日酔いになって、旨安ワインで翌朝すっきりちゅうことはぎょうさんある。
あと、どっかの店で飲む場合、めんこい店員ちゃんだのソムリエさんだのに薦められたからって、合わねえ酒を無理に飲む必要はないからな。これも勉強と思ってだな、「すみません、ちょっと口に合いませんでした」とか何とか言って思いきり残しちまえばいい。店の人だってその方が勉強になるんよ。あんたに合う酒はだな、まるで一目ぼれのように(一目惚れ、したことあるよな?)「これだ!」って判んだろう。あんたの人生は、あんたの酒子と巡り合うための旅だと思って飲食店を巡って、酒屋で買って、自宅でも店でも、呑んだ酒とてめえの相性を毎回つぶさに観察してみろ。自分を大五郎、じゃねえ、伸二郎、じゃねえ、信じろ。
ありゃりゃ、やったら長くなっちまったな。。こりゃ誰も最後まで読まんだろうな。まあ、酒呑みのオレにとっては普遍的かつ切実なテーマだったから、しゃあねえ。
そんで、こんだけ偉そうなことをたっぷり記しときながら、オレとしたことが、今夜はいささか呑みすぎちまったらしい……明日は久しぶりの二日酔いだろうよ。これもまあ、しゃあねえ。酒呑みの定めちゅうもんよ。
さて、これからはあんたが翌日の二日酔いとはなるべく無縁の快い酒徒人生を送れますように! 心からそう祈ってるぜ。じゃあオレぁ酔っ払いついでに台所でもう1杯きこしめしてくるからな。あばよっと
俺は曾祖父母8人が全部下戸でその後も血統上の突然変異一切なく全員下戸なスーパー下戸サラブレットでアルコールパッチテストにおいては常に最上位を争い続け、50人程度の母集団あらば1位率50% 2位+3位率40% 程度のアルコール超苦手生命体だ。
そんな俺でもウィスキーボンボンの3個ぐらいなら普通に食べられるし、むしろ好物の部類だ(10個とか食べると頭痛くなるから食べても5個までにするけど)
ある休日、何気なくアルコール入りのチョコレート菓子を食べているとき、ふと気づいてしまった。
『アルコールを口に含んだ直後の、この感覚……炭酸飲料に似ているな……』と。
そこで何かが分かった。
世の中に無数にいるアルコール中毒患者達がなぜあんなにも平然と精神異常をきたす量の毒物を摂取できるのかを。
コーラを飲んでスカっとするけど、一気飲みするとゲップが止まらなくなったり口や喉がヒリヒリするのと同じなんだ。
そして、『他の人間も同じ感覚で酒を飲んでいる』と思い込んでいる。だから平然と、私にとっては致死量に等しいだけの毒物を差し出しておきながら『感謝しろ』と表情で伝えてくる。
悍ましい。
まあ、小麦アレルギーや卵アレルギーの人間と比べれば、私のような特定の薬物に対する分解能力が低いだけの人種は幸福な方だろうな。
日常的な食品に対してアレルギーを持とうものなら、無自覚に、無慈悲に、無理解を罪として自覚することもなくそっと猛毒を手渡してくる輩の数は想像もつかない。
悍ましい。
経験からしか何も学べない人種が多すぎる現代社会において、他人に経験させることが出来ない苦痛を抱えている人間はあまりにも不利だ。
知識によって物を学ぶことをよしとしない者たち、経験こそが全てだといいはる人種の視野の狭さ、そのことへの無自覚さが本当にコワイ。
全員死ね。