正月、帰省中なので発泡酒ではなく、ビールと好物の豆腐を買ってきた。この豆腐、いつもの豆腐を同じ値段分買ったら2kg買えるくらい高いやつだ。それを見た父親が「せっかく正月なんだから贅沢しなよ」と言ってきた。個人的には贅沢なもの食って飲んでるつもりだったので、どういうのが父親の思う贅沢なのかを聞いた。曰く「普段食わない刺身とか高いウィスキーとか買えばよかったのに」だそうだ。刺身とウィスキーは合わんだろ、というのはこの際置いておく。
「贅沢」の種類に関して、二種類あるんじゃないかと気づいた。日常の延長にある贅沢、発泡酒じゃなくてビールを買う、などの節制を開放する場合と、日常とは別の贅沢、ウィスキーと刺身など普段は買おうと思わないものを買う景気付けだ。定食の味噌汁を豚汁に変えるのが前者、普段行かない寿司屋に行くのが後者。
考えれば、自分がなにかを成し遂げて良いことがあったときは、私も後者の贅沢をしている。最近だとボーナスで趣味の高い靴を買った。正月を含むハレの日や長期連休、単に疲れやストレスが溜まった場合はだいたい前者の贅沢をしている気がする。
皆様の贅沢の使い分け、あるいは使い分けてないなどがあったら教えてほしい。
親父さんにとってはビールも高い豆腐と日常的な食い物なだけだったりして