はてなキーワード: アラサーとは
子どもはかわいいらしい。かわいいからFacebookに写真を投稿するのだろう。
子どもをかわいいと思えることが少ない。皆無ではないが、少ない。ショッピングセンターなんかで騒いでいたり泣き叫んでいたりする子どもを見ると、不快になる。
いい大人だから、泣き叫んでいる他人の子どもを見ても、怒りを表明したりはしない。電車にベビーカーが乗ってきたら、大変ですねと思うし、自分にできる協力はもちろんする。友人の子どもをあやすこともできた。かわいいとはあまり思わなかったけど。
いい大人だから、社会的に正しいとされる態度をとれる。敵対的な行動をとるのではなく、黙ってその場を離れるというような対応ができる。表面上は、愛情を持って微笑んだりもできる。子どもが好きじゃなくても、そんなに困ることはない。
関係ないかもしれないけど、ネコやイヌなんかも好きじゃない。かわいいんだろうなとは思う。かわいいなとはあまり思わない。
ネコやイヌについては、好きじゃないと表明することが難しくないので気楽だ。控えめに「そんなに好きじゃないんだよね」とか「ちょっと苦手なんだ」とか言える。子どもについては、そういうわけにもいかない。
自分だって、誰かに「子ども嫌いなんだよなー」とか言われたら返答できないし、そいつには社会不適合者のレッテルを貼って距離を取ることになるだろう。
これからどうなるのかなと思う。
もっと歳をとって、判断力の衰えた老人になったときに、子ども嫌いがひどくならないかなという不安もある。いまのところは自分の子どもはいないし、できる予定もあまりない。
どうなるのかなあと思う。
オーネットを交際中につき休会している俺が上からアドバイスしよう。
スペックは、活動月数以外は元増田とほぼ同程度。休止までに15人程度と会った。
首都圏と地方で人数格差がありすぎるので、地方では今よりちょっと絞り込むだけで当月の新規会員が一桁とかになる。
というわけで、オーネット側としてもこれ以上検索条件を増やすつもりはないだろう。
俺は趣味を重視してたので、そこから申込み時の話の糸口がつかめた。
逆にイベントはいらない。一回出たが、紹介書とイントロGで出会えない人の吹き溜まりに見えた。
よほど無理だと思った相手以外には申しこんでおいた方がいい。
できれば、一回は会っておくといい練習になる。
相手には悪いが、練習しておかないといいと思った人が出てきた時に喋れなくなる。
非モテならなおさら。俺も最初はキモい言動をして掲示板閉じられたことがある。
いろいろ意見はあるだろうが、初回は全額こっちが出してた。無難だから。
夜や、居酒屋で会うんなら少しもらってもいいとは思う。俺はもらわなかったが。
これは別にアドバイスではないが、俺は価値観はほとんど見なかった。
「クレカで分割払いをしない」とか「待ち合わせの時間には遅刻しない」とか当たり前すぎるから。
あと、微妙なところは話をしてみないとわからないような気はする。
何にせよ、アラサーでそこそこ年収と身長があれば3ヶ月目に申し込まれバブルが来ると思うから、そこで色んな人にあってみるといいんじゃないかね。
オーネットってのはこれね。要は結婚相手を探す出会い系ですよ。入会金11万、月々2万 (※) だからまあ、かなりお高いサービスといえる。
※ トラバからのフィードバックによれば、正確には「入会金106000円(+消費税)、月会費13900円(+消費税)とのこと
これを始めてみて、実際何人かと話してたり会ったりしてみて、その上での感想と思ってくれ。個人的な価値観に基いているのでかなり偏ってはいるし、オレが重要じゃないと思っていることは言及していない。例えばオーネットのプロフィールには「趣味」の覧があるんだが、自由入力欄じゃないのでほとんど参考にはならないと思って言及していない。
オレのスペックはどれほど重要かわからないがとりあえず書いておこう。オーネットを利用するくらいだから非コミュ・非モテなのは当然として、周りからは「性格に難あり」とよく言れるからそうなんだろう。
(ブコメでスペックもっと詳しく書けやと言われたのでアップデートした / 2014/10/13 10:00)
一つは「紹介書」といって、年収や年齢・学歴・地域などの条件を定時したうえで、男女「お互い」の条件が一致した人が毎月オーネット側のアドバイザーから数名紹介される。また、紹介書が届いた時点で対象者の価値観などの質問項目をみることができる。成婚したカップルの1/3が紹介書によるものらしい。
二つ目は「イントロG」といって、自分で探すパターン。これ自ら条件を絞って検索できるが、実質的に「年齢」「地域」「オーネット入会時期」でしか絞れない。検索したあとは「職業」や「年収」もみることができるが、写真や価値観などの質問項目は「話し合い」が開始されないかぎり見ることはできない。検索時に写真を見ることもできないからもうこれは「地域」「年齢」「年収」くらいしか情報がないわけだ。ただ、成婚したカップルの1/3がイントロGによるものらしい。
三つ目は「オーネットパス」で、「イントロG」に似ているが写真付きという点が違う。一年に3回までという制限つきだし、オーネットのオフィスにいかなければならず、1回の時間も50分まで。これは利用したことがないので実際どんなものかは分からない。成婚したカップルの1/6がオーネットパスによるものらしい。
四つ目は「女性からの指名」つまり女性が上の三つのどれかによってこちらを発見して申し込みをするパターン。これは平均すると1~2週間に1件くらいある。成婚したカップルの出会い方の比率には数えられていない。まあ一方が申し込めば一方が申し込まれるわけだけど、「男性が申し込まれて成婚したカップルの比率」を知りたい気もする。
残り1/6はその他オーネットが開催するイベントなどの有料オプションなので、入会金+月会費の範囲内だと上の四つだけということになるかな。
さて、入会してなんどか紹介書が発行されたわけだけど、絞り込める条件が少なすぎる気がしている。具体的には、「価値観」で絞り込むことができないのが不満だ。価値観はたとえば「たとえ家族の反対があっても、自分の選んだ相手と結婚したい。」とか「買い物はクレジットカードで分割払いをよく利用する。」とか「初めてお相手と会う時の支払いは、割り勘のほうがいい。」といったものだ。
自分もそうだが人によっては「これは譲れない」っていう価値観はあると思うわけだよ。たとえばオレだったら「初めてお相手と会う時の支払いは、割り勘のほうがいい。」が「そう思う」じゃない人は遠慮ねがいたい。精神的・経済的に自立した人をパートナーにしたいからね。ところが「紹介書」で紹介される人の実に9割が「始めてお相手と会うときの支払いは、割り勘の方がいい」とは思わない人なんだよな。結果、紹介書のほとんどはスルーすることになる。
オーネットは高額なサービスだが、正直この条件では結婚相手を探すのは難しいと感じる。それともオレがわがままなんだろうか。
とりあえず20万円までは使ってみようと思う。100万つかって成果なしだとワロエナイんだが、20万だったら成果なしでもギリギリ笑い話にできるから。ただこのまま紹介書の9割をスルーするようだとちょっとサービスの価値を感じられないなあ。
さてここまで読んでくれてありがとう。何か質問があれば答える。ただ、オーネットの営業妨害をするつもりはないし、オレであれ他の会員であれ個人情報に関わることや個人の名誉を毀損するような質問はスルーするよ。
思いの他反響があるな。ところでこのエントリはもともとこの婚活をカミングアウトしている友人たちに見せる前提で書いたので、敢えて書いてないこともあるよ。ただまあ、意味のない建前とかは書いてないつもり。
で、その友人からのフィードバックは「君が実際どう考えたか・どう思ったかよく分からなくて面白くない」とのことだったのでちょっと捕捉しておくと、正直いって精神的負荷がとても高いと感じてる。それはたぶん、他人を短時間のうちに評価して、そしてほとんどの場合相手にはっきり分かる形で「不採用」を伝えないと行けないからだと思う。たとえ婚活サービスを使って出会った人であったとしても、人を拒否するのは苦しい。
さてそれではトラバ・ブコメに適当に答えるけど面倒なので適当に類型化した。
おまえらこういう話が好きだなあw
割り勘に言及してるコメント全部よんだけど、これでフィルタリングするのは正解だと思ったw たとえば
frostyroses 経済的に自立してますが、最初のデートくらいは男性に払ってもらいたいなあ。二度目のデートや二軒目は「じゃあここは私が」ってするし。ちまちま割り勘する男はイヤだわ
こういう人とはどのみち気は合わなそうだ。この人はきっと魅力的なんだろうし、デートでおごってくれる人は沢山いるんだろうが、オレとは合わないだろう。価値観は人それぞれ、それでいいじゃないか。ただオレの不満は、オーネットというシステムがそういうフィルタリング機能を持ってないってことなんだ。
ちなみにオレのこの価値観はフェミニズムと言われているようだ。この場合のフェミニズムはエマ・ワトソンが挑戦する“新しいフェミニズム”の取り組み via: UN Women 2014 で取り上げられているような「男性と女性は等しい権利と機会を有するべきであるという主張。性別に関する政治的・経済的・社会的な平等を目指す立場」という意味ね。繰り返しになるけど、パートナーはこの価値観を共有できる人がいい。
「価値観なんて会わないとわからん」って意見は完全に同意。いくらネットでやりとりしたってたいしてお互いの理解は進まないだろうよ。基本的には簡単な質問をしたりデートの約束したりするくらいしかできないし、それ以外のことは無駄だと思ってる。ただ「男性が食事代を出すのが当然」という人とは合わないだろうなって思ってるだけ。
オレも不満は沢山あるよ。検索が弱いのもそうだし、あとはウェブの画面のひどいこと!2014年にいながら90年代の気分が味わえます、って感じ。たとえばbackで戻ると不正セッション扱いとかね。
オーネットの広告は全然気づかなかったなあ。最近は検索したり使ってたりしてるからよくネットワーク広告に出てくるけど、知人の紹介でこれを始めるまで名前すら知らなかったわw
と思うじゃん?毎月発行される会誌があって女性会員のリストを見れるんだが、年収0円の家事手伝いもけっこういるし、「あ、この年収だと東京で一人暮らしできてないな」ってのもゴロゴロいる。親が金だしてるんだろうな。
まあ返事はこんなところか。進捗あったらまたなんか書くわ。あと価値観についても気が向いたら話に付き合うかもw
caq 月々料金のかかる結婚紹介サービスって言うのは、「できるだけ成約の可能性が低く、しかし出会いは提供するのでたまに成功する」ぐらいの方が、お金が稼げる。つまり、即決させる事へのインセンティブが低いよ。
それな。実際、会誌に載るのが3ヶ月目からってシステムを聞いた時はその小賢しい仕組みに笑いそうになったわ。あと退会を紙でしか受け付けないとかね。FAQから引用するけど退会のハードルをこれでもかっていうくらい上げててすごいw
A. 退会の申請には、「退会届」の提出が必要です。
メンバーサポートセンターへ電話にて「退会届」(用紙)をご請求ください。ご退会の理由に沿った「正会員退会の届」を郵送いたします。
無駄に金払ってる会員もいるんだろうなあ。
長文につき失礼します。
お互いに照れくさい気分になりながらも雑談した。
当時は子供だったと思っていたけど、今見ると女子高生だろうか、
そうだ、あの頃はそんな仕事していいたな
昔話になるが、新卒で入った糞みたいなブラック企業を辞めて完全にモンスターを狩猟する仕事をしていた。
両親は怒り狂っていたが、俺は頑なに精神病だの言って回避していた
したら、丁度良いって話になった。細かい話は後述するけど、俺は実は器用貧乏だ。水道の出が悪いとかPCが壊れたとか、トラブルシューティングを主にやっていた頃もあったからってのがよかったらしい。
どうも自治体で人を雇って便利屋さんみたいなのに活躍してもらうって話だったらしい。
実際の仕事は、なんだろう。ワンボックス乗って町内を適当に走る。そうすると、町民が良いところに~~!って声かけてきて乗り込んで送ってあげる。無料でね。
後は事前に連絡貰えれば車の送迎とか、家電の調子が悪いとか、PCの使い方がわからないとか、スマフォに切り替えたんだけど意味不明だよ!とか
色々あったけど、それなりに対応していた。ぶっちゃけ給料は糞安いんだが、食べ物貰ったり、ここは日本の糞田舎なのにチップみたいな感じで、「これとっといて」とかでお金貰ったりしてたなぁ
で、一日中そんな事をしているわけじゃなくて、ベース基地は交番。
田舎の交番なんて場所も悪いし、外出してる時にある程度色々できて、車も出せる自分がいてくれたら助かる~って事で
何故よく交番に来ていたのかは本人曰く「学校にいれば同年代の人はいるけど、地元じゃ一番若いの警備員さんだから」って感じで話し相手になって欲しかったらしい。
まぁ自分も女子中学生に何も感じない、ちょっとした妹ぐらいだ。場所も交番だし、警備員としてそこそこ顔も広かったから両親も何も言わなかったようだ。
(br)
再会しても、どうしたもんかな。私も彼女も上京してきて、出会ったわけだけど、私は自分をもっと奮い立たせる為だったけど
彼女は本格的に水泳部を続けたくて両親に反対を振りきって上京して、今は生活費の為に部活も忙しいけどバイトもしなくっちゃ!って満面の笑みでいった。
心苦しかった。彼女は笑っていたけど、私も奨学金あったりするので、そういうのがどれだけ辛いかはわかるつもりだ。
何か、私が役に立つことはないか?と言ってみたけど、なんもないです~って言われてしまう。
手前味噌だが上京してから色々あって、一部上場企業のコンサルタントなんかしていて、年収は決して低くはない。
でも、この子は固いというか両親の教育がいいのか、意味もなく人に施しを受けるのが嫌いなのだ。
だから何も言えないから、彼女が大好物は寿司だと言うから回らない寿司に行った。
案の定彼女は「こんなお店はちょっと・・・」って言ってたけど、もう気にしない。高いネタばんばん頼めばいいの。
あの頃は確かにお金なかったけど、今はもうこれぐらいは余裕で傲れるんだから、遠慮されるとこっちが心苦しいよ。だから奢らせて。
一応納得したようだ。
そろそろ帰らないと不味いなって時間になったので、送ってくよって言ったんだけど
今まで以上に断られてしまった。それは無理にストーキングするのもちょっとな・・・って思ったから
やっぱり何かに悩んでいたようだ。
私はアラサーなので女子高生に好意を寄せるのはいけない事だと思っているけど
Gカップが巨乳の範疇に入るかどうか、自分の肉体を見るにつけ疑わしい。
(グラビアの子たちとは比べてもあんなきつそうな谷間ではないからだ。)
もう既にアラサーと言われる年代に突入して幾許かの時は流れているのだが
未だにその体積は伸び悩むこと知らず、ぐんぐんと存在感を増している。
思春期時代、小さく収まって遺伝が発揮されず、胸を撫で下ろし、そのままのサイズたれ、と祈ったのだが
まっすぐ立てば足元は見えない。
しゃがんで座れば上から目線に気を使う。
弓矢を構えれば弦がぶつかる。(マジ痛い泣く)
ブラウスを買えば、裁縫道具を引っ張り出して第二第三ボタンの間に補強のスナップボタンを付けるのは最早購入後最初にやる作業になっている。
つけないと第三ボタンか第二ボタンが任意のタイミングで外れる。
外れるならいい、罷り間違えばボタンが飛ぶ。
一回社外の人と打ち合わせしている最中に危うい状態だったボタンを支えている糸の部分がご臨終し、机の上に勢いよく飛び出したボタンが転がっていった。
素知らぬ顔してボタンを捕まえ、気にせず商談を続けた。
他の同席者の心中など、思いやれる余裕などあるはずもないし、結局その話もうまくまとまらなかった。
あの時、もう肩のサイズに合わせてブラウスは買うまい、と心に誓った。
あと、外れそうなボタンもそのまま放置してはなるまい、と心に誓った。
Tシャツだとて日本で売られているような形のものは、胸のサイズに合わせれば腹回りは寒く肩幅は合わず
体型に合わせればただただ胸元がきつく、表に書かれた絵柄が変わる。
ネコならライオン、クマならグリスリー、エロスのウサギなら食べ過ぎて病気のように顔が伸びたウサギになる。
初めて旅行先の欧州で胸元を緩やかに腹回りも少ししめぎみの裁断がされているTシャツを見つけ着用した時は本当に感動。感動の嵐。
私この国住みたいって思った。
私このTシャツにジーンズの人しかいないようなこの国に住みたいって思った。
大体日本で売っているあれはなんだ。男性用や子供用と何の差があるの。着心地が良くなくて何が服なのだ。
ウエストが65センチであろうと(現在値)56センチだろうと(自己記録)、
丸顔が災いし、ほとんどの服は着てみれば一見したところ、ただのデブだ。
BMI18を声に出して訴えてもきっと誰にも信じてもらえぬ。
現在流行りの森ガールからの派生した体型カバー型の、チュニック?ロングキャミ?あの手の服?
あれを着たら最後、凹凸の凸部分のでっぱりが最終的な体型を決定づけるので、どんなに努力してもパッと見ただのデブだ。
マツコとまではいかないが、あの人の後ろに並ぶ引き立て役みたいな感じにはなれると思う。デラックス。
そんなデラックス衣装を身に纏うと男も女も酔っぱらってハグしてきたとき、
ウエストがあるべき場所になくて、うわっ細とか叫ぶ。褒めているつもりなんだろうけど、
多分全く以て細くない。
普段からデラックスぽっちゃり体型に見えているっていう、その色眼鏡にも気づいて酔いもさめる。
胸じゃなくて顔じゃなくて、、えっと足首とか。手首とか。
乳首を中心とした半径5センチ程度の円を底面としたような乳なら、うまく寄せられるだろうし
鎖骨下4センチ位から隆起が始まり脇の肉なのか乳肉なのかよくわからない有様である。
半径5センチ?10センチはあるんではなかろうか。半球体というよりも、なだらかで険しい山がそこにあることは確かである。
底面積が広いため、パッと見下着売り場のお姉さんもサイズを見間違える。
まずある程度大きくなれば垂れるところが広域底面積の為垂れていない。
実るほど垂れるはずの(乳)頭が上もむかず下にも向かずただ真直ぐ正面を見据えている。
お姉さんしっかり見据えている。どう見たって立体ではなく平面にしか見えない。
自分でもそう思うのだから他人から見たら尚の事そうなのであろう。
彼女らはお客様の胸を計測し(ここで彼女は見積もりを間違えていることに気付く)、
触り形状にあったブラジャーを用意したところで初めて言うのである。
すいません、お客様がご要望のデザインのブラジャーはございませんでした!ございませんでした!
私はただ疲弊し、言葉もなく軽く頷きおすすめの数枚(の一番安いもの)から適度なものを選びレジに向かう
そんな苦労を重ねてブラジャーを購入しても、服でくるんでしまえばただのデブにしか見えない。
知っている、このような体型になる事は。
母方で時折執り行われる法要のあとの大人の着替える姿で
父方での親族旅行先の温泉で煙り立つ湯気の合間から見える親族の体
この血族において胸が大きくならないはずがない、と。
大人たちは脇よりも何よりも胸の下に有り得ない量の汗をかき、脂肪の塊のそれらは垂れ下がり、
(ただ、不思議と昔の漫画に出てくるような使い果たしたコンドームみたいな萎んだ乳の老体はいなかった)
そして皆一様に胸が引っ掛かる着衣に文句をいい、胸の重さに文句を言い、汗腺の多い胸の皮膚に対し嘆き悲しんでいた。
私は恐れていた。ここに仲間入りするのかと。
10代の私はごくごく一般的なサイズと思われるCカップで収まっていた。ここで終わっていてほしかった。
ううん、出来ることなら服を選ばずに済むような、ちょっと鎖骨が浮き出ているのが強調されるような胸元でいてほしかった。
あの子華奢だね、って言われるような針金のような体のままでいたかった。
生理前になったら持っているブラジャーが更にきつくなり、胸が張り、
仕事中に胸の張りの痛さで七転八倒しそうなのを隠しつつ、痛み止めのEVEを飲むようなそんな大人にはなりたくなかった。
そしてこれ以上のサイズがデフォルトになったら、私、これから先、どこでブラジャーを買えばいいのか分からないじゃない。
自分の胸と付き合っていける自信がない。
我、求む、胸の収まりのつけ方を。
かなり長くなる、長文失礼
日曜の夕方、自宅近くのタバコ屋で女性店長と他愛ない話をしていた。
暇な時はだいたいタバコ屋にいるのだ。
お茶とか出してくれるんだよね。
まぁ昨今タバコ屋も暇なんだろう。
大変そうな仕事だな、と思った。
可愛らしい、女子高生だろうか。
化粧もまだ知らないんだろうけど、スッピンでも十分美しいんだ。
そう、私はこの女の子を知っている。
ほぼ同時に「「あっ!!」」と叫んだ(携帯小説的な演出すまぬ)
JK「警備員さんじゃないですか!」
少し昔の私の話をしよう。これもまた長くて申し訳ない。
20代前半の頃
ひたすらモンスターを狩猟するのが主なライフワークだった。完全に社会のゴミである。
そんな私に、仕事の依頼があった。
で、JKが言っていた「警備員さん」という仕事をしていたのだ。
とは言えインドアで貧弱な私が「警備員」などという物々しい仕事をしていたわけではない。
要するに田舎すぎてバスもないような地域で、しかも高齢者が多いと
不便過ぎるこの地域をなんとかしたいって事で「便利屋」みたいな器用な人を
別にどこをという事ではなく、ワンボックスで町を走って何かトラブルないかとか
車出して欲しいって言われたら出したり、あとはPCのトラブルなんかも多かったな。
そんな感じで不便な所を無くすっていう仕事だ。よくわからないだろう。俺も今思い返してもよくわからないんだ。
で、事務所なんてオシャレなものはなくて基本的にやる事がない場合は交番にいたんだ。
田舎の交番なんで、駐在さんが一人いるだけで、駐在さんが外出してる時に
なんかあった時に誰か対応してくれる人がいると助かるって事で
それが今回の件の女の子
曰く、「学校に行けば同い年の人はいっぱいいるけど、地元に若い人がいなくて寂しい」という事だった。
町の警備員さんとしてそこそこ顔も広くて、場所が交番という事で
別に私としてもいかに若い女性がいない地域だからって女子中学生をどうこうしようなんて思わない。
その仕事は結局、採算が取れないという事で(まぁ基本的に全部無料でやって私に安いけど給料払っているのだから当然だ)
一年もたたずに無くなってしまったが、その時は町内の皆さんに随分と惜しまれたものだった。
正直悪くない経験だった。
その後、上京してベンチャーでWEB周りの仕事を色々とこなしているうちに
気づけばインターネット系の一部上場企業でWEBを主体としたコンサルタントをやっている。
まぁ当時のニートあがりの貧弱ボーイが
数年ぶりの再会という事である。
今は寮みたいな所に住んでいるらしい。
正直、典型的な「田舎の女の子」がこんなに垢抜けるとは、女ってのはわからんもんだ。
JK「お仕事中ですか?」
突然お客さんから呼び出される事もあるというのと
私「いや、普段着がこんなもんだよ。服のセンスないからね(笑)今日はお休み」
ここまでで、数年ぶりの再会で色々と話していたわけで
JK「あ、ここの配達したらそのまま直帰なんです」
やはり都会というのはすごい。
話は延々と弾む
私「長々と話に付き合ってくれてありがとう」
連絡先とか聞いてもよいものか、アラサーのおっさんが女子高生に連絡先を聞くというのは、客観的に見てどうなんだ。
と、思考していたら、ふと気づいた
足に包帯を巻いている
私「その足はどうしたの?」
JK「練習中にやっちゃって・・・部活出れないからバイトしているんです」
おいおい・・・。怪我しているなら療養してないとダメじゃないかと思いつつ、そこはあくまで紳士的に
私「じゃぁその寮とやらまで送るよ、都会とは言えこんな時間に女の子一人じゃあれだし荷物持つよ」
JK「いえ、そんな悪いです!」
本当に悪いと思っているのか、嫌なのか・・・。悩む
店「送ってって貰いなよ。やっぱり女の子一人は不安だし、この人ちょっと変だけど不埒な事はしないから、ねっ?」
Jk「警備員さんは不埒な事なんてしません!ただ本当に申し訳なくて・・・」
私「申し訳ないと思うなら是非送らせて欲しいな。ここで君をそのまま放り出す方が私には負担になってしまうよ」
いや、下心がないかと問われれば、ないとは言い切れない。
礼儀正しい娘である。まぁ言っても彼女の両親の事も、なんなら両親のなれそめまで知っているわけで
幸い嫌悪感は本当にないようだった。
JK「こっちですよ?」
私「あぁ、いやタクシー探しているんだ」
JK「私タクシー代なんて払えませんよ!」
JK「ダメです!警備員さんにタクシー代払ってもらうわけにはいかないです!」
ううむ、まぁ言わんとしている事はわかるのだが、タクシー代なんて気になる額じゃないのだが・・・。
私「じゃぁ寮までお姫様抱っこする?」
JK「無理無理無理!なんですかそれ!」
私「いや冗談だけど、じゃあ荷物持つのと、私の肩を杖代わりにするぐらいで妥協して貰えないか?」
JK「そ、それなら・・・わかりました。」
という事で歩き始める
寮とやらは歩いて20分ぐらいだと言う
帰り道も色々な事を話した。
私は相槌を打ちながら、雑談を噛み締めていた。
ずっとこうしていたいな、と心底思ってしまうゲスな自分がいた。
金銭的に厳しいようだ。
そりゃ親元離れた学生なんて生活に余裕がないだろうなぁと思いつつ
なんとか自分が力になってあげれないかと提案を考える。
提案は仕事のうちだ。得意分野だ。
しかし、どんな提案しても援助交際みたいなトークになってしまうのは
どうしようもない。
そこは諦めよう・・・。
ついに寮に到着した。
意外な事に、そこそこ立派な一軒家だった。
この一軒家に部活仲間と暮らしているそうだ。ルームシェアみたいな事なのか、一応学校公認という話だが、どんな学校なんだ?
JK「よかったら上がってください」
私「え、いや、普通に考えて学校公認となると男子禁制だったりしないのかい?」
JK「基本はそうです。でも警備員さんならいいんです」
入ってみると、きちんと手入れがされている、普通の一軒家だ。
そんなに悪くないのかと思案した。
JK「ここが私の生活スペースです」
絶句した。
『ここが』と言われた、そこは
そこにベッドと狭い机がかなり無理な感じで並んでいるだけだ。
GTOかな?
バカな事を考える。
私の思っている事がモロに顔に出ていたらしく
JK「確かにちょっとあれですけど・・・こんなに高そうな物件で家賃2万なんです。住めば都ってもんですよ」
確かにこのあたりで一人暮らしをしようと思ったら
どんなに安いアパートでも6万はかかって、さらに光熱費がかかるから
2万を私に払って2DKとかに一緒に暮らさないか?と提案したくなる。
それはいくらなんでもNGな事ぐらいわかっているから思っただけ。
色々と思案していると男の声がした
「なんだこの怪しいおっさんは?おいJK、部外者は立ち入り禁止だろ」
JK「この人は私の恩人なの!あんたこそここは男子禁制なんだからね!」
DK「つってもMTGとかここでやるのに男子禁制も糞もないだろう」
運用上そうもいかないというのが実情といったところか
私「はじめまして、DKさん。私は○○○という会社でコンサルタントをやっている警備員と申します。名前だけでも覚えていただければ幸いです」
DKは明らかに動揺している。それはそうだ。ビジネスライクな物言いされたのなんて初めてだろう。
別に怪しいおっさんと言われた事に腹を立ててわざとやっているわけではない。恐らく。
彼はどうやら聞いた事のある会社名と、コンサルタントというよくわからないけど、普通のサラリーマン以上の何かである事は察したようだ
罰が悪そうに言う。
こいつ殴っていい?
って言うわけにはいかないので、JKにアイコンタクトしてみる。
JKは申し訳なさそうな顔をしながら胸の前で小さく指でバッテンをしている。
どうやら奇跡的にアイコンタクトが通じたようだ。あるもんだな、こういう事って。
JK「もう、いいから!私の個人的なお客さんに失礼な事言わないで!あんたこそMTG終わったんだから自分の寮に帰ってよ!」
DK「ちっ、わかったよ。」
と言って、私を睨む。可愛いもんだなぁ。嫉妬しているんだろう。
睨みながら階段を降りていく。器用だな。あ、こけた。
バーカ
JK「すいません。あいついつもあんな感じで・・・失礼しました」
私「まぁ彼の気持ちもわかるよ。意中の娘に変な虫がついたんじゃないかって危惧しているんだろう」
JK「いちゅうのこ?どういう意味です?」
気づいてないようだ。
好きな女の子に冷たい態度とっちゃう思春期特有のアレである事は一目瞭然だが・・・。
落ち着くわけがない。
私「晩ご飯とか、どうしているの?」
JK「誰かが作る事もありますけど・・・誰も作らないならパスタとか茹でで食べますよ」
出た!パスタ!
だいたい水泳なんて体が資本じゃないか、そんな食生活でいいのか。
それは知っているが・・・。
奢るというとまた、あんな感じになるのは明らかである。
私「私は、君にとって親戚のおじさんのようなものなのかと思っているのだけど、親戚のおじさんにご飯奢られるのは嫌?」
JK「いえ、そんな事はないですけど、警備員さんは親戚のおじさんじゃないし・・・・」
私「例えばの話だよ。でも私がおじさんだろうが、おばさんであろうが、例え私でなくても大人の人とご飯行ったら素直に奢ってもらうのも子供の仕事じゃないかな?」
JK「もう子供じゃないですよ!!」
超カワイイ
私「これは失礼しました。ではレディーの嗜みとして私にご飯を奢らせていただけないでしょうか」
私「まま、久しぶりに会った、他人というほどお互いの事知らないわけじゃなしに、気軽な感じで行こうよ」
JK「わかりました・・・」
さて、どこでご飯食べようかな。
JK「あそこのサイゼリアとかどうです?」
私「ごめん、サイゼリアは親の敵だから行けないんだ。」
JK「は、はぁ?そうなんですか・・・。」
もちろん嘘だ。
サイゼリアとか勘弁してくれ。
不味いとは言わないが、男の品格を下げる。
JK「好きですー!時々贅沢して友達とくら寿司とか行きますよ~」
JK「でもお高いんでしょう・・・?」
意味をわかって使っているわけじゃないんだろうけど、クスリときた。
私「銀座の寿司とかだとさすがに二の足踏むけど、これぐらいは大丈夫だよ」
JK「そうなんですか・・・?」
やはりというか、値段を見て引いている。
私「何か食べれないネタとかある?」
JK「ありませんけど・・・・・?」
私「じゃ、大将~お任せで二人分握って貰えます?」
大将「あいよー」
JK「ちょちょちょ!お任せなんてしたら平気でいちまんえん超えちゃいますよ!」
いちまんえん・・・
私「あ、好きなものあったら別で頼んでもいいよ」
ここは無視してみる
私「今日は気分がいいから、大吟醸貰おうかな、辛めのやつあります?」
「ありますよー」
JK「聞いてください警備員さん!」
私「この大吟醸一杯で2000円するからいちまんえんなんて普通だよ」
JK「私、帰ってもいいですか?」
私「もう頼んじゃったし、私は小食だから二人分も食べれないよ?」
JK「でも・・・」
私「ここで帰っても支払う額は変わらないよ。お土産に包んでもらう事はできるだろうけど」
JK「本当にいいんですか・・・?」
ようやく納得したようだ。
気にしない事にした後は、さすがに回らない寿司のクオリティーに満足しているようだった。
JK「そういえばDKに渡していた名刺、私にも貰えませんか?」
JK「有名な会社ですよねー?コンサルタントってどんな事をするんですか?」
私「頑なに色々な事を断る女子高生を無理矢理に寿司屋に連れて行ったりするお仕事」
って言ったら『ぷくー』ってしてた。カワイイ。
私「でもね、本当にそういう事なんだよ。臭い言い回しだけど、お客さんに喜んで貰える為ならなんでもするって事なんだよ」
そう言って、彼女は何かに納得したようだ。
JK「あの、LINEとかでもいいので連絡先教えて貰えますか?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
会話しながら、お寿司を食べる。
彼女は大変満足したらしく、もう10時を回ろうかって時間になったのでお会計をした。
お会計の値段は伏せようと思ってたけどピッタリ張り付いて伏せさせないぞと目が語っている。
本当は失礼なんだよ、それは・・・。
まぁ彼女がそれで納得するならそれでいいかと思ってたが
予想以上の値段だったらしく、また平謝りした。
私「あのね、食べた量は半々かもだけど、私が飲んだ分があるからこれぐらいの値段なの、気にしないの、もうやめようよそういうの」
JK「ううう・・・・。頭ではわかっているのですけど、なんとも言えない気持ちが・・・」
まぁこれも社会勉強だとかなんとか言って、とりあえず納得させた。
店を出るともうすっかり夜もふけてほとんどの人は帰宅すべく歩を進めている。
私「寮まで送っていくよ」
JK「それは申し訳ないです」
何回このやり取りをさせる気だろう。
私「じゃぁ帰宅する君の後ろを寮までピッタリついていく」
JK「それはストーカーですよ!」
渋々と納得したらしい。
知られている事自体を嫌がられたわけじゃなくてよかった。
寮の前に着いた。
彼女は照れくさそうにこちらを見返した。
JK「今日は本当にありがとうございました。警備員さんとお話できて嬉しかったです。またご飯に行きましょう」
私「うん、また行こう」
私「そうか、サイゼリアは親の敵だけど、私はミラノ風ドリアが大好きなんだ」
二人とも、別れを惜しむかのように子供みたいなやり取りが続く
私「もう遅いから、私は帰るよ」
JK「あ、そうですよね・・・」
彼女は何かを考えているようだった。
私「答えられる事であれば、なんでもどうぞ」
ドキっとした。
まぁいないんだけど。
なんて答えたもんだろう。そしてこの質問の意図はなんだろうと考えると
JK「あ、そうなんですね」
私「私からもお願い聞いて貰えるかな」
JK「は、はい」
私「そう、だから、お願いしているの」
彼女はしばし思案した後に、私が遠回しに伝えた事を理解したらしく
赤面していた。
JK「私じゃ・・・」
私「そう、私にしてみれば君はまだ子供なんだよ。それは事実だから」
JK「???」
不思議そうな顔をしている。
私「君が、自分が子供じゃないと言っていたけど、そう言うのはまだ子供な事を自覚しているんだと思う」
JK「そうなんですか?よくわかりません・・・。」
私「そういう事にしておこう、で、もしも君が自分はもう子供じゃないって自覚したら、その時に私がさっき言った事を思い出して欲しいんだ」
JK「よくわかりません・・・」
私「そうだよね・・・。うん、はっきり言うと、今の君と私が付き合うのは私が犯罪者になっちゃうからそれまでは待とうと思うんだ、そして君が高校を卒業した時に改めて私は自分を売込みに行くよ。コンサルタントとして」
JK「わ、わかりました!」
サイゼリア好きなんだな。
私「じゃぁまた・・・。あ、そうだ」
JK「はい?」
私「私はもう警備員じゃないけど、あの頃のように君が困っていたらすぐ駆けつけるよ。困った事があったら相談してください」
JK「わかりました!警備員さんはいつまでも警備員さんなんですね!」
私「そういう事だね。じゃぁ名残惜しいけど、今日はこれで」
そして私は道路の前でしばし何かを探す。
それを見つけたので手を上げる。
彼女は複雑な顔をしている。
私「また怪我している君にあったらもう文句を言わせないよ」
そう言って、私はタクシーに載って帰路につく
JK「やっぱり警備員さんは意地悪だ」
彼女は満面の笑みでそういった
バックミラーを除くと
(良いオタサーの姫もいると思うけど、悪い姫がいる前提で書きます。)
学生の頃の話。
囲いこそなかったものの、深く関わっていた男性達を沢山傷付けていた。
社会人になってから反省し、そんな事はやめて、心の中で「悪い事したなぁ。ホントにごめん。」と思うようになった。
それから長い時間が経ち、アラサーになって精神的にだいぶ丸く穏やかになった。
嬉しいことに、最近になってこんなダメダメな自分に付き合ってほしいと言ってきた人が現れた。
年の離れた大学生。
できる限り彼を支えたい、きちんと愛したいと思った。
年上の余裕が出せないくらい、彼の事ばかり考えている。
そんなある日、彼がある話を打ち明けてくれた。
過去にオタサーの姫に手酷くやられたと。
私は薄々感じていた。
彼は今でもそういう人種への負の感情はよく剥き出しにしている。
とてもモヤモヤした。
居心地が悪い。
彼に悪い事をしてしまっている気分。
いや、私が気付いていないだけで、その気がまだ残っているかもしれない。
後ろめたさが拭えない。
彼の事はとても好きだけれども、どうしたらいいかわからない。
終わらせた方がいいのか、重い感情を抱えたまま側にい続けるのか。
彼にとって最適な選択をしたい。
直接契約になって3ヶ月目です。
以前の勤め先(昔からある中小企業とか)で女性とトラブルになったことがあり、
面接時に「うちは人間関係で病むようなことはぜんぜんないから」と言われたので入社しました。
実際そのとおりで他の会社のように気難しい性格の人もいないし、
研修中から直契約になってしばらくは、快適に過ごしていました。
それでも「いままで派遣で何人も来て、何人もやめていったよ~」
「派遣から直雇になったすぐとかでも辞める人いるよ」みたいな話は聞いていて、なんでかなっと思ってました。
で、気づいてしまいました。
ある一部の先輩が特定の新人の悪口を四六時中言っていることに。
新人は本当になんにも社会経験のない人だったのでしょうがない面もありつつ、
やられるかなあ?くらいは思いもあったり、でも「まあ、そのときはそのときで」と流していたら、
やってきました、私の番。
会社で仕事は出来るけれど、ほとんど毎日誰かのあら捜し・根回しをしている
先輩のターゲットになった模様。
なんというか、態度など細かいところを率先して注意したり、
自分が悪人になってまでも部署をよくしたいのだなあっという気持ちは伝わります。
まじめで責任感が強く、いい人なんでしょう、きっと。
でも、悪口・文句が多すぎてうんざりです。
さらに長く勤めている人にミーティングでつめよって泣かせた挙句、
休憩のときに「からかってやった、おもしろいね~」と言ったり、
わざわざ席をはずして「今のメンバー嫌だ、もう辞めたい」「◎さん、辞めないかな」
「妊娠したい(で、辞めたい)」「子ども産みたい(で、辞めたい)」
「疲れた」「誰かいい新人来ないかな」などとずっと言ってます。
先日は他の先輩に「◎さんはこういうところがあってダメだと思います、そうですよね?」
「Xについて、◎さんに注意したけど当然ですよね?」と同意を得ようとしていました・・・。
(◎さんというのは私のことです。)
相手の先輩は「みんなそういうところあるよ・いまさらなにいってるの?」と言って流してくれていました。
私も至らないところがあるのは自覚しているので、
最初は余裕で「あー、、言ってるな~」と流してたけど、
最近は、挨拶も返ってこない~無視される~注意のときの声が半ギレ~
行動を目で追われたり(業務で離席したらこっち見てる・・・)もして、
辞めてもいいかなあ。
学生時代のサークル仲間の結婚パーティで、昔の恋人・ヨシノに会った。
ヨシノと私は当時「夫婦」と揶揄されるような公認カップルで、趣味も気も合う同士だった。彼は今、後輩のシマちゃんと付き合っている。
大学を出て数年、私と別れて数か月で始まった彼らの交際は、もう七年ほどになる。
私はそれが嫌だったけれど、ヨシノは理屈のつかない「嫌だ」に配慮するタイプではなく、シマちゃんのことは当時、私たちの地雷みたいなものだった。
だから一時期、私は自分が彼らの地雷になればいいと思ってよくヨシノと遊んだ。
趣味のイベントに誘って食事して、相談に乗ったり乗られたり。もともと気が合う同士だから、ヨシノと遊ぶのは楽しかった。結局私が地雷になったのかはわからない。
それもかなり前の話で、私には今一緒に暮らす婚約者がいる。ヨシノとも友達の結婚パーティくらいでしか顔を合わせることはない。
結婚パーティはそのまま飲み屋に流れ、そこでは結婚がらみの話に花が咲いた。
「まあ考えなくはないけどね、彼女の部屋の更新が来年だからさ」とヨシノが笑う。
ああ、と皆が曖昧に納得する。シマちゃんはちょっと離れた席で別の友達と飲んでいる。
私は日本酒を自分のお猪口に注ぐ。増田、手酌はやめなさいって。ヨシノが私の手から徳利を奪い酌をする。
あの頃、ヨシノはいつもすすけたアキバ系ファッションでデートに現れた。私は自分のおしゃれを台無しにされた気がして少しがっかりした。
がっかりしながら、ヨシノの美徳はそこにはない、そういう俗っぽさに囚われないから素敵なんだと自分に言い聞かせていた。
私たちが別れる直前、ヨシノは仕事で使うかもしれないからと車の免許を取ろうとしていた。親からお金も借りていた。
でもヨシノは自動車学校に通わなくなった。私とのデートの最中に「時間がなくて通えない」とこぼした。じゃあデートじゃなくて講習行けよと私は苛立った。
ヨシノにがっかりして苛立つたびに、自分の俗物さが透けて見えるようで嫌だった。
ヨシノは話が面白くて頭の回転が速く、人望もあって皆に頼りにされて、サークルでの活動のセンスもあった。
彼がサークルでの活動を生業にしたから余計に、自分のほうが俗世側みたいに思えた。だからシマちゃんに負けた気がした。
ヨシノの身勝手に、シマちゃんも苛立ってがっかりすればいいのにと思ってた。
ヨシノは今も実家暮らしで、車の免許は結局取らず、すすけたアキバ系ファッションを着ている。仕事はそこそこ順調らしい。
好きなことには全力で取り組み、人当りもよくてマメで努力家。でもそれ以外にはまったく無頓着。それを私は美徳だと思っていたし、今でもそう思っている。
ヨシノは自分の価値観が強い。そして世間体を内面化しない。頭はいいから世間体に合わせた言動はできるけれど、最終的に自分の価値観に合わないことはしない。
三十前に実家を出ようとか、二十代の大半を一緒に過ごしたシマちゃんへの責任とか、今までも口にこそすれ行動は伴わなかった。
シマちゃんのお母さんが亡くなったときも、お父さんが引退して東京から田舎に移住したときも、ヨシノは同棲や結婚に向けて動かなかった。
そんな人が部屋の更新くらいで本気で動くだろうか。
十一時半を過ぎて私が帰ると言うと、ヨシノは「じゃあ俺も」と席を立った。シマちゃんには何の言葉もかけなかった。
深夜に昔の彼女と同じタイミングで勝手に帰るなんて、私だったら傷付くし嫌だな。
でも世の中にはそういう配慮を必要としない人もたぶん、いる。シマちゃんはそういう人なんだと、今の私は信じることにしている。
話題は次から次へと湧き出して楽しかったけれど、早く家に帰って婚約者の顔を見たいなあと考えていた。
私のおしゃれに合わせて服を選んでくれて、結婚式や結婚生活にほどよく夢を持っていて、世間体を年相応に内面化している、私と一緒に俗世を生きてくれる人に。
役者とかミュージシャンとか芸人とかで売れることを夢見ていつまでもバイトで貧しい人いるじゃないですか。彼らにつまらないけどまあまあの待遇の定職とか紹介しても「今は夢を追いかけてるから貧しくても拘束される仕事はダメなんだ」ってなっちゃうから、貧しいから公的に助けようってならなくて、あえてそうしてるからほっとこうって扱いになるじゃないですか。
自分の周囲のアラサー高収入キモオタ童貞(的な人)が貧しい女性と接触する機会が稀にあるけど、ほぼ確実に「キモオタマジキメーwwwお前とだけは死んでもないわwww」的な扱いなんだよね。もちろんこんな失礼な感じじゃなくてもっと丁寧な言い方や態度だし、裕福な女性からもまったく同じ扱いなんだけどさ。
なので、メディアに出てくる「女性の貧困」の人たちって高収入キモオタから見ると「貧しくても高収入キモオタ童貞で妥協せずフツメン以上を目指す」って態度なわけで、それは「貧しくてもつまらない職に落ち着かず役者を目指す」と何が違うんだろうと思うんだよね。夢を追いかけてあえてそうしてるんだからほっとけばいいじゃん。
最近、昔読んでいた小説を読みなおすのが自分の中で流行っている。
「新しい話」を読んでいるようであって、以前の自分との対比ができて面白い、からである。
以前読んでいた時には引っかからなかった表現に、「ああこの時この人はこう思っていたのか」と新しい発見を感じることが多いのだ。
よく考えりゃそりゃそうだよな、と納得したり、当時の思い違いを修正するのも楽しい。
また、過去との違いを自覚し、成長を感じられるから楽しいという側面もある。
これは、小さいころわからなかった歌詞の意味が、大人になってふと耳にした時には理解できた、というような経験に近いようにも思う。
ただ、それとは違いがいくつかある。
まずは「空白」の長さだ。
僕が今読んでいる本は5年前当時読んでいたものだ。
他のものも、読み返していてなんだかんだ最後に読んだのは3~5年前のものが多い。
先に出した歌詞の例は10年は余裕で経っていると考えると、なかなか短い。
おそらく、わかるようになった(あるいは、わからなかった)要因も異なるのではないかと考えている。
5歳の時の「わからない」を10歳の時にわかること、というのは、
20歳の時にわからないことが25歳になってわかるようになる、というのとは違うように思うのだ。
幼いころの「わからない」は多分、単語や比喩表現の意味・また比喩に使われる「モノ」を知らなかったからだろう。
「知らずに口ずさんでいたけど「ろっぽーぜんしょー」って「六法全書」のことだったのか」、といったような(まあ当時驚いたのはそんな歌じゃなかったはずだけど)。
これは学生時代に勉強を重ねていくことでそれなりに身につくから、それで解釈できるようになったのだろう。
つまり知識の増加に伴い、知ることのできる事象が増えているといったもの。
けれど今、昔よりも本の中の世界を拡大できているのは、それが重要な要因ではない、と思う。
まず、「大学入ったばっかりの国語もろくに勉強する機会のない自分」と「アラサーの新聞も見出ししか読まないような自分」を比較したところで、
同じ本を読み返して人物の機微をより多く掴めるようには思えない。
ろくに訓練もしていないし、しようとも思ってなかったし、
大学では文学作品に触れる時間が増えたりすることも、それらを読解する専門家の話を聞くこともなかった。
つまり単純に知識が増えたから、理解の範囲が増えたとは言いにくい。
少し話がそれるが、自分は中高生ぐらいの頃から「自分で経験しないと学習しない」性質だと自覚している。
頭で想像の翼を広げたところで地面へ落ち損なうことなど到底できず、数秒間地面を離れる程度の想像力しかないのだ。
貧相な想像力だな、と思うことはあるが、いろんな経験を積む理由になるからと今のところこの素養で悩んだことはない。
想像力がないので落ち込むパターンも時間も多くできないためだろうとふんでいる。
・・・・つまり、今回の件で思ったのは「この5年間は今までで一番人間関係において多様な経験をしてきたから、読書をして分かる範囲が広がったのではないか?」ということである。
『気心知れた心地良い友人関係』以外の世界に足を踏み入れたり関わらざるを得なかったりして、様々な立場についた。
それまでは1パターンの自分しかなかったのだから(我が強すぎていつでも同じスタンスだった)、
それに比べたら何倍も経験を積んだことになる。n種類の立場についたらそのままn倍の経験をしたことになるのだ。
様々な環境に図らずも身をおくことができ、様々な立場の心境をちょこっとでも体験することができたから、
本を読んで「他人の機微」が理解できるようになったのだろうと思う。
今回こんなものを認めたのは、感謝の念を人知れず発信したいと思ったからである。
その経験をさせてくれた皆様と、その蓄積をすべて意味のあるものだと気づかせてくれたある人には本当に感謝してもしきれない。
なぜなら今の段階で僕がこのことに気づくということは、この年齢まで付き合ってくれた友人諸君は、「人の機微もわからない僕」と仲良くし続けてくれていたということにほかならないからだ。
今、本を読んで、知らなかったキャラの機微に気づいて、楽しめている。
それがすごく楽しいことだけでも感謝なのに、今までのことを考えると土に埋まっても感謝の念は表しきれない。
申し訳無さがこの身を覆い尽くさんばかりに襲ってきている、が、そんな醜態を見せても友人は喜ばないのである。
ーーこれからは実生活の方でも、人の機微にもう少し聡くなりたいと考えています。
本を読み返して反芻するのは、その練習になっているといいな、と下心もあるのです。
というわけで、ぜひ、新しくなっていく僕に乞うご期待してくれたら嬉しいななんて。
以上です。