はてなキーワード: 都道府県とは
こんにちは、生まれも育ちも新潟県民です。上越市出身で、ここ数年は新潟市に住んでいます。
新潟県に観光に来てくださった方々や、移住してきた方々は、口を揃えて「こんなに良いものがたくさんあるなんて知らなかった。もっと上手に全国へPRした方がいい」と言ってくださいます。ありがたいことであるとともに、住んでいる人間としても課題意識は持っていたいところです。
という綺麗事は口では言えるのですが、実際に住んでいると、自分たちはその「良いもの」を美味しく楽しく最大限に享受しておりまして、ぶっちゃけほとんど課題意識というものが湧き上がってきません。外から来た人たちと中にいる人たちにギャップがあるのです。
これは一体どういうことだろう、と考えてみたところ、現状を成立させうる力学についての仮説が自分の中に生まれたので、ちょっとメモしてみます。
解決策の提案ではなく、なんとなく見えている世の中の姿(もしかしたら妄想も含む)を元に現状の追認をするだけの記事なので、あんまり生産的ではなさそうです。
県外の方々が仰るとおり、新潟には良いものがたくさんあります。
パッと思いつくだけでもこれだけありました(新潟市に寄ってるので、他の地域を見れば)。私はラーメンも枝豆もビールも大好きなので、天国です。ありがとう新潟。愛してる新潟。
県民が県内で美味しさや楽しさを地産地消できています。おそらく、ここに問題の切り口があります。
文化や産業が、良くも悪くも県内の人々の間で完結してしまっているように感じられるのです。どうしてこうなったのでしょうか。
私は、「人の動き」と「地理的条件」の2点に原因があるのではないかという仮説を立てました。
今でこそ首都圏への人材流出が問題になっていますが、明治期の新潟県は国内でも有数の人口が多い都道府県でした。次の記事が詳しいです。
「稲作を中心とした第一次産業」という分野において、越後平野、柏崎平野、高田平野の3つの広大な平野を擁する新潟県は、地理的な強みを持っています。上記の記事にもあるとおり、この強みと海運の拠点になったことから、新潟県は賑わいました。
人がたくさんいるということは、多様な文化が生まれます。この頃の賑わいによって、新潟県には豊かな文化を育む土壌が生まれたのではないかと思われます。
さて、単に豊かな文化を持つだけであれば、それを元に隣県と交流していくうちに評判が広がっていったのでしょう。
しかし、残念なことに、新潟県は全方位を海と山に囲まれており、あまりカジュアルに隣県と交流することができません。
海運が盛んだったうちは問題なかったのかもしれませんが、時代の移り変わりで陸運が中心になっていく中で、新潟県が外部と交流する機会は少なくなっていったのでしょう。そりゃあ田中角栄先生も山をぶち抜いて県外への道を切り開こうとするわけです。
そんなわけで、
という、現在まで繋がる新潟県の姿が形成されていったのではないかと思われます。
その結果、文化を地産地消する力学が、とても強く働いたのではないでしょうか。
旨い食べ物が作れたら、他所に持っていくのも大変なので自分たちで食べればいいのです。幸い、喜びを分かち合う隣人はたくさんいます。
良い道具が作れたら、他所に売るのは商人に任せて、自分たちは隣人たちと切磋琢磨すればよいのです。わざわざ山を越えてくる職人も少ないので、狭い街の中でひたすらお互いを高め合うことになったのでしょう。
隣県や都会まで行ってイベントに参加するのは遠すぎて大変なので、自分たちでやろうとしたのでしょう。
こうして、県民が県内で美味しさや楽しさを地産地消する新潟県が、生まれたのではないでしょうか。
わからん……もう俺たちの魂には文化の地産地消が刻み込まれてしまって、PRするというのがどういうことなのかわからなくなってしまった……
地理条件的にふらっと通り道に寄ってもらうことも難しいので、「新潟に行きたい」というモチベを持ってくれた人しか来ないんだろうなと思うと、やっぱり先にPRするしかないんだろうなというのはわかるんじゃが……
なんかもう、俺たち新潟県民が新潟を楽しんでいる姿をガンガン発信していったほうが、いっそ上手く回るんじゃないか。
ちょっと締まらないけど、これだけは言える。新潟県を一番楽しんでいるのは、新潟県民だ。だからみんなも、気が向いたら、楽しみに来てくれ。旅行でも移住でもいい。楽しみに来てくれ。頼むぞ!
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000074-mai-sctch
このニュースがバズった後、ニュースにも出ていない問題が議会で追及されていたので、滋賀県議会のページ(令和元年9月定例会議(第9号~第15号)-09月30日-04号)をもとに、一部読みやすく編集してみた。
MLはなんかダサいよね。マクドナルドで使い始めた時ならともかくもう手垢が付きまくってる。
あとSなしでmediumっておかしいよね。だからこそのregular。まあ大半の日本人はそんなこと考えないんだけど。あくまで中間という意味だからね。佐藤可士和の美学的に許せなかったのか、セブンイレブンのガイドラインでアウトだったのかは分からないけど。
なんならスタバのヴェンティとかでもよかったんだと思う。ただ流石にわかりにくすぎる、真似が露骨すぎるという判断なんだろう。
元増田の言いたいことはわからんでもないよ。でもちょっと買いかぶりすぎでしょ。
スタバが市場を作ったところに圧倒的シェアを持つコンビニ大手が全店舗に導入したという点を無視しすぎ。
ただ確かにあの機械の分かりにくさはある程度はわざとなんだろうなと思うよ。おそらくは意図的に店員とのコミュニケーションが発生するようにしている(それをより強固に採用しているのがローソン。あと吉野家も)。店員とコミュニケーション取りたいという年寄りが多いんだ。おっさんとかも。家で会話がないからかな。そういう人らにちょうどいいんだよあの機械は。コミュニケーションを求めてない人は自力で解決するしね。
コミュニケーションを取りたい人にその口実を与えると言えば最近JALが実にキモいアプリをリリースした。全国都道府県のスタンプラリーみたいなアプリなんだけど、搭乗実績でやるんじゃなくてCAの出身地で集めるの。飛行機に乗った時にCAに声をかけて実績解除してもらうの。こんなあからさまにCAにキャバ嬢みたいなことをやらせるとか、考えたやつほんとキモい。
https://www.jal.co.jp/k-tai/appli/flight_fun/
わかるよ。もらえるとなったら集めたくなるからね。JALでもANAでもいいってときに、JALを選ぶ理由になる。行き先じゃなくて出身地にしてるところもポイントで、これなら同じ路線を何回も乗っても違う都道府県を集められるしね。でもほんとキモい。
萩生田光一文科相は11月28日までに、世界水準のアスリートが引退後に体育などの教員として、学校現場で活躍できる環境を整備する考えを明らかにした。アスリート向けの教員特別免許を導入し、教員資格を取得しやすくする構想
これについてのはてブでの反応。
「アスリートだけに特別な免許を与えるなんて!」って論調が目立つけど、ちょっと違う。教員の特別免許というのは今もある制度なので、そこに誤解があるように思える。
教員の免許というのは3種類。教職課程に通って取得する普通免許。中学校の免許しか持っていない人が小学校で教える、なんてときに教育委員会が発行する臨時免許。そして、第三の免許が特別免許。
特別免許というのは、学識経験があるけれど教員免許は持っていない、という人に対して免許を発行して、それで最先端の知識を子どもたちに教えてもらおう、という制度のこと。
例えば、博士号を持っているエンジニアが理科や工業の教員として採用される、などと言うことを想定している。現在でも、この制度の活用を前提に「教員免許を持っていなくても博士なら教員として採用します!」というような都道府県もある。
https://resemom.jp/article/2018/05/15/44538.html
ということで、文章のリード文だけを見ると「アスリートのために特別免許という新制度を作る」というように見えるが、そうではない。
デザ科ではないけど現役の芸大生です。
絵だけ書いているのは分が悪いと思うためです。
「高校」という日本のエンターテインメント界で「異世界」と並んで多用される空間に行かないだなんてもったいないです(最近のFEも学園モノでしたよね)。
行った先でクラスメイトが自分の知らない世界を教えてくれれば儲けものだし、毎日沢山の色々な人と会える場なので、人付き合いの経験値が稼ぎやすいです。
進学先が決まらないなら、偏差値の高いところへ行くことを勧めます。
他の大学生が哲学とかやっている間に、課題をこなさなければいけないため知識が不足、偏りがちです。(47都道府県全部言えない人もちらほらいるレベル。)
知識量は引き出しです。ファインアート系じゃなくてデザインなら人と共有できる知識や感覚を持っておくことは重要だと思います。
受験の段階でも他の受験生よりもモノを知っている方が強いと思っています。
数学のグラフを知って、流行りのデザインを知って、世界中の国の文化を知って、過去の合格者の傾向を分析して、色彩学を学んで、世界中の話題のポスターの構図を勉強してと頭を使いましょう。
他の人が絵を書き続けるところで勝負するんだから、がむしゃらに絵を書くよりも自分だけの強みを磨いて賢く戦う方を勧めます。
予備校に行って画力を伸ばして、デザインを目指す人たちの世界を知ることも大事だけれども、そこばっかりで狭い世界に閉じこもって絵を書き続けても良いことはあんまりないと思います。
僕は図書館とかによく行ってました。作家の文章からイメージされることとか蓄えて問題に対する武器にしてました。
そもそもデザ科の入試サイズなら家でも十分かけます。(色彩構成モチーフなら割と日用品ばかりだし)
予備校で3時間描いて家につくのが10時だとしても、家に帰ってから3時間くらい書いて2時前に寝るみたいな感じで1日6時間できるでしょう。
3年間予備校に通うにしても一日7時間しか描かないのは想定が甘い気がします。
後、スプツニ子さんが教員として入ったりとデザイン科も変わろうとしてます。
デザ科の入試に面接はないですが、ゆくゆくは自分の描いたものがどういう理由でこういう形になったのか喋れないとマズイかもしれません。
そういう意味でも高校で美術とかアートとかデザインに全く興味のない人との接点を増やして、どう考えてこう描いたのか話す機会を持っておくと良いかもしれません。
個人的には、デザイナーだからデザイン科というのは少し違う気がします。
日本画みたいな繊細な世界や、油のような抽象の世界の描き方を学ぶのもありだと思うし、立体がやりたいなら彫刻へ行ってもいいと思うし、ゲーム内の建物が好きで建築へ行ったって良いと思います。どこへいったら分からなくなったら先端でもいいんじゃないでしょうか。
藝大も最近はスクエニの人が来て授業したり、任天堂の人が来てセミナーやってポートフォリオを見たりとゲーム系の業界とのつながりを強くしています。
入った後はどうとでもなると思います。
何もない土地から建設するのばかりで、そろそろ現実の街データを使ったシムシティがやりたい。
都道府県とか市町村が出してる統計データなどをスクレイピングで集めてきてフォーマット変換して食わせれば、ワールド生成。
交通渋滞解消ゲーとして遊ぶもよし、ジャンクションジャンキーとして高速建てまくるもよし、災害シミュレーションしてもよし、ジオラマ作ってもよし。
一人称視点で街中歩いたり、他の人の作った街を散策できるといい。
現実でドローン飛ばせるところ限られてきてるので、住宅密集地でも空撮できるといい。できれば商店街のど真ん中を高速でカメラ回して映画っぽい動きを撮影できたりするといい。
方向音痴というか空間認識?的なやつの障害ではないかと思ってる
電話で救助を求めることもあって、恥ずかしいやら申し訳ないやらで本当に困ってる
さっきも会社の近所のスーパーにいったんだけど、帰りに迷子になってしまい絶望した
派遣先とかじゃないよ、勤続数年の会社ですよ?もう考えられないよ
なぜ迷ったのか思い出してみたんだけど、どうも自分は入った方向とは逆の方向に出るクセがあるらしいんだ
さっきの店の場合だと、左に曲がって入り口に入ったんだけど、そこから出るときに右に行くべきところを左に曲がってしまったらしいんだな
こんなんだからグーグルマップは手放せなくて、特に新しい場所は歩きスマホといわれてもこそこそマップを見ながらじゃないと歩くこともできない
以前にも日本の都道府県の位置を覚えられないという話を書いた気がするけど、これと関連しているのだろうか
なんか怖いので治したいんだけど、どうかなあ・・・
もうクスリでもなんでもいいんですけど
擁護派は
と思いたいでしょうが、そもそも日赤自体が問題があったことを認めた時点で願望、あるいは妄想の類ですね♪
異例です。
なお冴えカノに関しては現在
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/kanagawa/2019/10/1026-fine.html
と確認でき
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/tokyo/2019/03/2-3.html
わた天も
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/kanagawa/2019/02/post-98.html
残ってます。
オタク本当は献血興味ねーだろう、と思いたくなりますが、まったく話題になっていなかった
栃木の献血ルームとまろに☆え〜るとの献血コラボのページも消えてます
https://twitter.com/ituki_sayaka/status/1192417173517389824?s=20
https://twitter.com/marronni_off/status/1192232625181618177?s=20
https://www.bs.jrc.or.jp/ktks/tochigi/2019/10/post-117.html
ただ、これは既に配布品が終了しているらしく、献血コラボウォッチャーとしても栃木献血ルームではこういうキャンペーンが終わったら掲示をとりやめてるのかもしれないので異例かはちょっと判断しかねます。
で、批判側からも、「担当者が何がいいか、何が悪いかわからない無能」という意見もありますが、そういう問題ではないかと思います。
1に関しては、ここ数年、一都四県あるいは一都六県というのもありますが、各都道府県毎という原則からは外れています。
2は以前神奈川県単独、あるいははたらく細胞の時もアニメイトが応援キャンペーンをしてましたが、少なくとも例は多くないです
3に関しても、この二作品はそろそろアニメ化も視野に入ってるくらいの人気作ではありますが、現状知る人ぞ知る作品と言わざるを得ません。
と色々、通常の日赤の献血広報活動として見ると、異例な点があるので、もしかしたら担当者が今後気をつけるとかそういうレベルの話ではなく、意思決定のあり方などが検証されているのかもしれません。
まあ、問題があった場合、まっとうな組織としてはなんら不思議ではないですが。
なお、日赤が広報に関するガイドラインを作成しているのかもしれませんが、仮に第三者からも意見を聞くとしたらちゃんと問題だと気がつけた批判側の人間になるでしょうね。擁護側からしたら業腹でしょうが。
住んでいる都道府県で上映していないことが分かり嘆いたら映画の公式アカウントにRTされてナンデ!?ってなってる
観に行きたいファンの声としてあまり何も考えずRTしたのかもしれないけど
見に行きたいけど行けませーんなんて公式アカウントがRTする必要ないだろう
まじめな話遠征して観に行くとしたら
まず無人駅じゃない大きな駅まで自転車で45分かけて行く(雨ならバス、400円くらい)
そこから上映館の最寄り駅まで片道3時間で電車代4000円、飯食って時間潰して1時間くらいしたら上映始まって帰りも同じくらいの時間と金がかかる
確かに監督のことは好きだしお金もそれなりに落としてるけど一番好きです!大大大大大ファンで円盤は観賞用保存用布教用3本買ってます!なんて言うほどの熱心なファンってわけじゃなくて
映画1本のために悪いけどそこまでできないんだよ
ファンならそこまでやれ!!甘えるな!とかいうリプが今にも来るんじゃないかとヒヤヒヤしている
ファンネルからのクソリプ来たら面倒だし元ツイート消そうかな……というかこれを書いたことにより特定されかねないし消すかな……あーあ……一応ファンだけど何でこんな……
https://anond.hatelabo.jp/20191029132449 の補記
このまとめが私の言いたかったことに非常に近い。私自身が4ページ目で「線引き」という言葉を安易に使ったのは失敗であった。後述するが、線引きは必ずしも必要ない。
- id:Yagokoro バッカじゃねえのか。それこそ赤十字社が判断すればいい話。
まさしくそのとおりである。これは1ページ目に書いたとおり、赤十字には表現の自由があり、何を表現するかは赤十字が判断をすればいい。最終的には、赤十字にとってのコストパフォーマンスにより決定されるであろうと考えている。
- id:racebyrace 線引なんて出来ません。最終的には、違法かどうかしか無いのです。
- id:tomoya_edw 規制しようとしている側が規制の根拠を示せ。何かをやめさせようとするのに、無限に出てくる性嫌悪者のために配慮してとりやめるのかって話だよ。やるなら法のラインで全然いい。規制と反規制の落としどころなどない
- id:jun_cham その線引きはすでに終わっていて、法律で猥褻物という定義がすでにある。猥褻物にあたらないのであれば、公共の場で目にすることはあるものとして、正しく対処できるよう生きていくべき
- id:arrack 猥褻の基準はある(局部露出の有無等)けど、それを超えて過度に性的だの言ってるから、(どういう基準でそう言っているのかと)叩いているわけで。ゼロベースではないのに、増田含めて勝手にゼロベースに戻すな。
- id:ite 日本において猥褻の基準はしっかりとあって、裁判でも判例が積み重ねられている。それらを無視して思いつきで一方的に規制したがるやつらが馬鹿。
- id:meganeya3 「ポリティカルコレクトネス」ならきちんと法律にしろ。自主規制ってのはムラの掟なんだよ。そんなものを押し付けるな。説明は真摯でも結論がそんなところに着地されては困る
私は、表現の自主規制を行う上で、法律上の「わいせつ性」を基準とすることは不適切であると考えている。
世の中にはいわゆる「成人指定」あるいは「R-18指定」という仕組みがあるが、これらの規制は自主的に行われている。法的な「わいせつ物」はそもそも流通が不可能であり、一般に流通している「成人向け」コンテンツはすべて法的に「わいせつ物」ではない。では、どのようにして成人向けコンテンツのレーティングが行われているかというと、業界団体による自主規制ルールによる。もちろん、各都道府県系には青少年健全育成条例のようなものがあり、レーティングとゾーニングの実施を要求している。しかし、レーティングの主体は、あくまでも表現者である業界団体側に委ねられている。言い換えると、現在の日本においては、法的にわいせつ物であるかどうかを基準とした運用は、成人向けコンテンツに対してすら行われていない。
以上の理由より、私は、法律をベースラインと置く言説には説得力が乏しいと考えている。もちろん、「法律で認められているものはOK」と強弁すること自体は可能であるが、周囲の同意が得られるかどうかは別である。私自身はむしろ、件のポスターを擁護する上では、このような極端な言説を用いるのは悪手であると考えている。
- id:hanyan0401 R18以外で実際に運用されている基準なら、CEROのレイティングがあります。CERO-A(全年齢)の一つ上がCERO-B(12歳以上)で、ソフトの一例はこちらです。http://bit.ly/2JyAgbx 件のポスターってこのレベルで「性的」なんですか?
- id:yas-mal 過去の議論を無視してゼロから議論するのもアホらしいので、「男女共同参画の視点からの公的広報の手引」あたりを前提にすれば良いんじゃ無いでしょうか。日本赤十字社はどの程度公的広報に準ずるべきかも含めて。
- id:kumaponta 新しい価値観を提示したいなら何らかの基準を示さなければならないのは変化を求める側。具体的にはホワイトリストとブラックリストを併用したR12に近いレーティングを批判側が用意し検討の要望を出すのが筋だろうね。
これらのコメントは、現実的な自主規制ルールについての言及である。
「男女共同参画の視点からの公的広報の手引」は、多くの機関にとって最低限満たすべき基準となるであろうが、一方で、非常に概念的な内容にとどまっており、個別の表現に対する評価には使いづらいように思われる。そういう意味では、CEROのレイティングは、個別の表現を評価する上では、より有用かもしれない。ここで重要となるのが、CERO(や映論やビデ論など)のレーティング基準は、これまでの議論や社会的な情勢を踏まえて策定されており、ある程度の社会通念上の合意が得られたものとして運用されているということである。コメントには「落とし所など無い」という意見が散見されたが、多くのコンテンツは、すでに「落とし所」すなわちレーティングに基づいて運用されている。そして、想像ではあるが、このようなレーティング基準の背後では、規制強化派と規制緩和派の綱引きが常に行われているのではないだろうか。
赤十字がどのようなレーティング基準を採用するかは、赤十字の自由である。しかし、「法的にわいせつ物でなければOK」といった基準を採用しないであろうことは、かなりの確度をもって確実だと言えるであろう。
後半の指摘に注目されたい。いわゆる「レーティング基準」というほど明確なものではなくても、赤十字が内部的に表現基準を作ることは十分に有り得る(むしろ、すでにあるのではないかと思う)。このような内部基準は、過去の事例へのフィードバックを基に更新されていくであろうし、性的要素以外にも、ブランディングや多様性への配慮なども含めて運用されていくだろう。そして、内部の表現基準は曖昧に定義されることも予想できる。「各要素を勘案して、不要に性的に映らないようにすること」といった基準は、組織内部では問題なく運用される。担当部署で感覚が共有されていればよいだけなので、肌の露出割合といった、客観的な基準は必要とされない。言ってしまえば、まさに「ムラの掟」ならぬ「日赤広報部の掟」があれば十分である。
繰り返しになるが、このような内部基準は、表現の自由の問題とは直接的に関係がない。赤十字には、当然ながら表現の自由が存在する。しかし、赤十字が実際にどのような表現基準をつくり、どのような表現を外部に対して行うかは、赤十字の裁量に委ねられている。表現の自由を前提として、それをどのように行使するかの話である。
前述のような前提に立つ場合、この問題は「ポスター批判派 v.s.ポスター擁護派」の構図ではない。この問題は、「ポスター批判派 v.s. 赤十字」と「ポスター擁護派 v.s. 赤十字」という、個別の2つの問題である。両陣営とも、赤十字が自分の好みに合う表現基準を設定するように、赤十字にロビイングをするだけである。ここで赤十字に対して「あなたには表現の自由がある」と言ったところで、赤十字からすればそのようなことは既に自明であろう。赤十字にとっては、自由を前提として、どのような配慮を行うべきかこそが課題であり、「表現の自由」や「法的なわいせつ物」の話を引き合いに出されたとしても、あまり参考にはなりそうもない。また、ポスター批判派の言論を「お気持ち」と揶揄したとしても、赤十字が「我々はなるべく多くの人の気持に寄り添いたい」と方針付ければそこまでである(そして、赤十字の役割を考えれば、そうなる可能性はかなり高い)。「批判派は明確な基準を示せ」という意見も、赤十字には届かないであろう。赤十字の立場は、「皆さんの意見を参考にして、基準は自分たちで作ります」でしかないと予想されるからだ。
私自身は、ポスター擁護派である。しかし、一方で、ポスター擁護派の言論が非常に脆弱であるという危機感を持っている。わいせつ性の有無や表現の自由を銀の弾丸扱いしたり、「お気持ち」を軽んじる方向性は、現実世界において他者に響くであろうか。私にはあまりそう思えない。むしろ、そのような極端とも取られかねない言動は、単に無視されるか、悪印象とすらならないだろうか。もしも、わいせつ性の有無や表現の自由が議論において有効な武器であり、「お気持ち」を簡単に潰せるほどの威力があるのならば、ビールのポスターから水着の女性が消えたり、レーティングによる自主規制が行われているのは何故だろうか。私が、敬意をもって落とし所を(なるべく自分の好みになるように)模索するべきだと考えているのは、そういう理由である。銀の弾丸を持たない以上、100%自分の思い通りにはならないだろうが、「お気持ち案件」などと言って対話を打ち切ってしまえば、最終的にこちらが譲歩する度合いはさらに大きくなるであろう。
繰り返すが、件のポスターの是非において、表現の自由はあまり関係がない。もし仮に、ポスター批判派の要求が、政府による規制を求めることを主体としているのであれば、話は別である。しかし、今回の議論に置いて、そのような意見はポスター批判派からもほとんど出ていないように観測される。
この視点はとても参考になった。確かに、公共の場で公的、あるいは公的に準ずる機関が二次元キャラクターを用いるようになったのは最近のことである。漫画やアニメに馴染みのない人にとっては、自分が知っている世界が、なにか別のものに侵食されていると感じられるのかもしれない。とはいえ、表現の自由を前提にすると、そのような状況を拒絶することは難しいように思われる。「あの手の絵」に過度に性的な要素が含まれていない場合、二次元キャラクターであるというだけで拒絶することは難しいであろう。この部分は、なんとかして各自が折り合いをつける必要がありそうに思われる。
残酷ではあるが、あえて言うならば現時点で「声が集まっている」のはあなたの周囲だけなのかもしれない。実際に、私の妻に今回の件の感想を聞いてみたところ「別にこれぐらいいいのでは」というものであった。女性であっても、人によってはこのような反応である。他の人から見ると、あなた(達)の声は、まだ小さいのかもしれない。
しかし、どうか絶望しないで欲しい。私は、あなたの立場を完全に理解することはできないし、今時点であなたのために提示できるものもない。それでも私は、あなたにとって、今回の件が重大な問題であることは理解するし、それを馬鹿にしようとは思わない。私にはあなたを助けることはできないかもしれないが、あなたが声を上げ続けることは尊重するし、あなたの仲間がどんどん増えてあなたの声が多くの人に届くといいなと思っている。もちろん、声を上げ続けること自体が容易でないし、辛いこともあると思う。大変ですが、お互いがんばりましょう。
- id:viperbjpn 人それぞれっていうと、多分ほぼいろんな表現はできない
- id:chintaro3 そうなんだよな。溜まってる時は女性の手を見ただけで勃起するもんな。
- id:kloud 黒タイツでもドキドキする人がいるんだぞ!
一部はふざけているようにも見えるが、重要な指摘である。性癖というのは個々人でバラバラであり、実際に私からすると極端に感じる性癖を持つ人もいるであろう。では、個々人で性癖がバラバラであるから、手も黒タイツも、あれもこれも表現として認められない世界になるかというと、少なくとも現在の日本においては、そうはならないであろう。これは単純に、社会通念上の合意が簡単には得られないからである。これらのコメントは、「だれかの気持ちのために1つでも譲歩したら、結局はあれもこれも譲歩することになる」という危機感を述べているのだと考える。1ページ目で述べたとおり、このような危機感には一定の妥当性がある。一方で、現在の日本において、そのような自体が実際に発生するかというと、そのようなことも無さそうである。実際に、既に存在している様々な自主規制ルールは、多かれ少なかれ問題はあるにせよ、先鋭化することもなく、案外まともに運用されている。ルールを正常に保つためには、各陣営の不断の努力が求められるだろうが、極端に悲観する必要は無いと考えている。
補記が続くのかよ
北海道が「金は出さない」と言っていてもそれが通るかどうかが問題。都外のオリンピック会場は札幌以外は東京都が納得したうえで決めたものだから都が金出すんだけど、都知事を無視して決めておいて金だけ出せというのは無理だと思う。
道知事も夕張市長時代は色々東京都に助けてもらったかも知らんけど、都道府県レベルの首長になってしまったらいくら金持ち自治体と言われる東京都だからって簡単に金出してもらえると思わないでほしい。東京都は意思のない財布とか打出の小槌じゃないんだよ。
そもそもオリンピック自体がいくら規模が大きくて国際的な影響が強いとはいえ、たかがイベントであって生活必需品ではない。無限に都民の税金から支出していいもんではない。北海道民に限らず、経済効果だけあてにして必要経費を出さない他県の連中は、自分たちが図々しいという自覚を持ってほしい。