はてなキーワード: パーカッションとは
ゼミが一緒になってから初めて喋ったけど、3年生になるまで何度もこいつの話は聞いたことがあった
奇人だと
気を付けろと
講義室に深夜現れては歌っているだとか、こいつが使ったパソコンは何故か次使うときに電源がつかないだとか、挙げ句の果てにはユーレイの彼女がいるとか、なんかよくわからん噂に纏われている奴だった
「キミ、そんだけ背ぇあったら海まで見えそうやな」
ゼミの顔合わせの日だった
初対面の俺に名乗るでもなくいきなり
別に腹が立ったりはしないけど
「……海まではさすがに見えへんよ、見えるとしたら灯台やな」
「灯台まで見えたら海まで見えるやろ! 灯台まで見えるんはもう視力やん! どんなボケやねん!」
ボケたつもりはなかったが
それで少し興味を持たれてしまったのだった
「もしかしてホンマモンの天然さんなん? ちょっと珍しいくらいやな……ま、ええわ。今度ボクのこと肩車してや、たぶんそん時は中国まで見えるで!」
と、にやにやしながら部屋を出て行った
175センチはあるであろうこの男、どこまで本意かもわからなかったが、どうやら嘘でもなさそうだった
・
2度目の邂逅は図書室だった
「ボクも今終わらせてん、奇遇やね! あ、見せてはあげへんよ! 出来が良すぎて見せたのすぐバレるからな!」
本当にめちゃくちゃ口数の多い奴だ
いらんわあ、といなした
「俺、いったんプロット作りたい派やねん。使う時はほんまに書き始める時」
「天才肌みたいなこと言うやん!」
「ボク用事あるからこれ出したら帰るわ。会えて嬉しかったあ、ほなね」
いきなり肩に乗った体重が離れていったので、思わずあいつの方を向いてしまった
にこにこしながら手を振る姿は、昨日見たドラマのヒロインにそっくりだった
こんなに唇の赤い他人がいるのだなあと思った
姉の化粧を見慣れているから、それが地肌の色なんだとすぐにわかった
プロットが終わり図書室のパソコンを使おうとすると、電源がつかなかった
冷静に、冷静になってみたら、ご丁寧に電源コードが抜かれているだけだった
案外噂なんてそんなもんだと思った
・
喋り口調と真逆の単調な文調
時間は午前0時
「四角公園て……遠……」
断る理由もなかった
なんだか行かなければいけないような気がした
ファミリーマートで奴のお望みのものと、いかそうめんを買って、少し涼しくなった道を歩いた
アコースティックギターを持っていた
脇にはレモンサワーの缶を置いていた
「案外早かったな。及第点や!」
ありがとう、と、300円渡された
べつにいらなかったけれど、もらうもんやで、と言われたので、200円を頂戴した
と、ギターの弦を弾いて言われた
下瞼が直線なのだと言う
自分の顔などまじまじと観察したことはなかったので、なるほど、と思った
同時に、そんな自分でも見ないような自分の顔を見た他人がいたことが、むずがゆいような、こそばゆいような気持ちだった
大抵の人は俺の顔を見るために、少し首を痛くしなければならないからだった
「ボク協調性ないねん、やからたまに家の近くの……ここの公園来て、一人でバンドしてるんよ」
「でもボク忘れてたんよね、ギター弾いてたら両手塞がるから、パーカッションできひんやん! ってこと。楽器を足蹴にはできひんし、しゃーないからかかとでリズムとってる」
「根アカやろ、逆に」
逆にってなんやねん、とツッコミを入れようとしたが、それはギターの音色にかき消された
デタラメに聴こえたが、ビールがほどよく回ってきた俺にはとても心地よかった
歌はド下手だったから、すぐにやめさせたけれど
「替え歌するなら歌手の名前までいじれや。著作権どうなっとんねん」
「こんなええ空気なら許してくれるって!」
いかそうめんがなくなるちょうどそのとき、いきなり奴は立ち上がった
「さて、肩車してボクを送れ!」
「肩車?」
図書室での会話を覚えていたのだ
そんなことより、そのギターケースと、タンバリン(それ以外にもごちゃごちゃ入ってるようだが)が入ったトートバッグはどうするんだ
「それはボクがもっとく! キミの荷物も持ったるから、肩車してや!」
「それ結局全部俺が持ってることにならんか?」
が、あいつは乗ってこなかった
「ビールでほっぺた赤くなるなんて可愛いとこあるやん。やっと見下ろせたわキミのこと」
「……見下した、の間違いとちがうか」
「合うてるわ! 見下ろしてんの!」
俺のほっぺたよりお前の唇の方が赤いわ
つっこむ気分ではなかった
肩に乗った重みはそれはもう人1人分を容易に越えていた
「行き先は?」
「出てまず右! ボクんちでええやろ、泊まってき。あ、明日なんもない? デートとかやったらなんもないと見なすで」
「デートやったら嬉しいねんけどな……土曜夜の居酒屋は忙しいねん」
「ならボクんちやな」
192センチが170センチ越えを肩車する様子を見る者はなぜかいなかった
時間も遅いし、なおのこと
最初のMCが脈絡のまったくない政治主張から始まったあたりからおかしな雰囲気だったんだけど、
演奏途中にドラムセットが壊れた際に音響スタッフが駆け寄って来なかったことにキレたらしく、「笑い事じゃねえ!」と客席にむかって怒鳴り、途中で演奏を止め、音響スタッフたちに対してステージ上で恫喝に近い説教を始めた。
この時に完全に客席は冷めたと思う。
終盤、観客がパーカッションとしてステージの演奏に参加するコーナーがあったけど、冷めた観客の参加率が悪くて「来ないの?じゃあ今日はもう止めるわ」とステージを降りようとしたり、最後は「つまんなかったでしょ?、もうやめようぜ」で終わった。
怒声を浴び終始辛くて客席にいる事自体が耐えられなかったので、アンコールは見なかったけど、かなりの客がその時点で帰ってた。
パワーを貰う音楽は多々あるけど、スポイルされる音楽というのは初めてで衝撃的だった。
あの事件も当初は同情的に受け取っていたけれども、今回の様子を見て然るべくしておこったビンタ事件なんだろうなと痛切に感じた。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 76 | 8657 | 113.9 | 43 |
01 | 46 | 11258 | 244.7 | 34.5 |
02 | 38 | 4671 | 122.9 | 37.5 |
03 | 8 | 4160 | 520.0 | 44.5 |
04 | 11 | 1390 | 126.4 | 31 |
05 | 10 | 492 | 49.2 | 37.5 |
06 | 17 | 790 | 46.5 | 30 |
07 | 21 | 6397 | 304.6 | 39 |
08 | 34 | 3949 | 116.1 | 54.5 |
09 | 76 | 11036 | 145.2 | 60.5 |
10 | 166 | 14748 | 88.8 | 47 |
11 | 145 | 15399 | 106.2 | 56 |
12 | 150 | 14393 | 96.0 | 42.5 |
13 | 140 | 12388 | 88.5 | 38.5 |
14 | 186 | 16148 | 86.8 | 38.5 |
15 | 170 | 14944 | 87.9 | 36 |
16 | 124 | 10248 | 82.6 | 33.5 |
17 | 182 | 22289 | 122.5 | 46.5 |
18 | 127 | 9176 | 72.3 | 45 |
19 | 93 | 10202 | 109.7 | 39 |
20 | 91 | 8354 | 91.8 | 43 |
21 | 135 | 11591 | 85.9 | 40 |
22 | 124 | 15495 | 125.0 | 58 |
23 | 102 | 9489 | 93.0 | 67 |
1日 | 2272 | 237664 | 104.6 | 44 |
門番(14), しょこたん(7), ゴスロリ(9), 尾田栄一郎(3), 山田風太郎(3), ワンピ(18), らんま(6), ちょびっと(5), 斬ら(4), パーカッション(3), アジカン(4), ワンピース(67), 養育費(11), 家計(9), ドラゴンボール(12), VR(20), 弟(19), ドア(16), 上野千鶴子(6), 尿(6), ワーク(6), リソース(10), こだわる(8), 不倫(19), セブン(9), 相場(8), 家賃(14), 奥さん(14), 野党(11), つまらない(14), 売れ(23), 不要(11), 浮気(9), 悪かっ(12), オタク(86)
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6186630(4342)
俺はオフ会ゴスロリパーカッション女を街々市のラブホテルに連れ込もうとした。しかし、俺には街々市の土地勘はない上に、童貞なのでラブホテルの知識も所在もわからず、右往左往した。
瞬間、「そうだ、タクシーだ」と閃き、流しのタクシーを停めると、ラブホテル街をオーダーした。そして30秒後タクシーは停まった。
ここがラブホテルか。一瞬でつくんだなおい。
童貞の俺にはラブホテルの入りかたも分からなかったが、入れば殺されはしないだろいうパイオニア精神で突入。退出時に使う自動精算機に入室の刹那、金を突っ込んだのは笑い話。
女は、さすがに楽団のときはゴスロリではなく、白シャツに黒パンツだた。
紳士な俺は嫁を脱がしにかかるが、まずもってブラがはずせない。エロまんがの主役は、片手でホックを外しますよねオイ。
なわけで、嫁自らに全裸になって頂いたが、乳は、まあ分かる。貧乳は存じ上げていたが、散々アダルトビデオで見てきた。でもなんだ、下の構造が分からんよ。なんで、これに、我が息子が突入できんのよ。毛があるし、ヌラヌラ光っているし、もう理解不能。
とりあえず指を入れてみるも残念ながら処女ではなかった女、今後、女の2ちゃん過去レスをハケーンし、男性経験に悶絶することになるんだが、に導かれるも、童貞には展開が早すぎて、息子さんはお休みし続けるばかり。
童貞は、別冊マーガレットみたいなイチャイチャを経て、次巻をかけて朝チュンすることを想像してたのに、出会って三回目、半月で憧れのラブホに入ってるなんて。
その日は、結局、挿入未遂で、散会。このことは、ヘタレ旦那として春になると未だにいじられるのである。
その一週間後、今度は彼氏彼女として初めてのデート。俺はこの一週間、毎夜かかすことなくイメージトレーニングをしてきた。我が抱きまくらは、何度レ○プされたことであろう
そして、彼女となったゴスロリ女と食事をした後、俺は「ゆっくりしていかない?」と告げる。
もう面倒臭いなおい。
俺が嫁と出会って今年で15年目だ。
当時も現在と変わらず田舎県田舎市に住んでいるんだけど,家でネットを見ていて「田舎市 サクラ 花見会」で検索かけたら
スレを読み進めているとどうやら次の日曜日に田舎市の花見スポットでオフ会をするらしく,参加者を募集していた。
俺は,2ちゃんのオフ会とやらに,どんな奴らが来るのか興味を掻き立てられたので,参加宣言をすることはせず,集合場所とされた田舎公園の桜の木をウォチすることにした。きっとネルシャツ,ケミカルウォッシュのジーンズ,ダンロップのシューズにリュックを背負ったキモオタたちがこぞって集まるのではないかと。
俺が,定時の15分前から田舎公園の桜の木傍でウォチを続けていると,俺の想像通りの服装で男性が現れた。むしろ期待以上というか・・・。
その後しばらく経ったが,誰もやってこない。スレでは沢山の参加者が「ノシ」していたというのに,哀れである。
何も事件が起きない。つまらない。もう,帰ろうかと思ったが,幹事氏がレジャーシート,ジュース,お菓子,バレーボール,バドミントンを準備し来ているのに気付いた。
しょうがないので,俺が幹事氏に声をかけ,幹事氏が用意してくれたペットボトルで120円とやらをすることにした。
そうして20分くらい,現在の趣味とか,はまっているスレとかの会話をしていると,もう一人の参加者がやってきた。
まさかの女である。そしてそこそこ小柄でかわいい。ただ,胸はない。
そして,女も加わり,120円を続け,幹事氏の用意してくれたバレーボールやバトミントンをし,2時間くらいで散会となった。
当時,俺は,出会厨ということばも知らないし,出会厨でもない。
幹事氏はたまたま俺の勤務先の傍に住んでいることが分かったので連絡先を交換したが,女とは連絡先の交換などしない。そもそもこんな所に,のこのこやってくる女は面倒な奴に違いない。バレーボールやバトミントンで乳も揺れないのである。
そうして,それから数日経ったある日,俺は田舎市から街々市のできたてのショッピングモールへ行った。街々市にこの手のショッピングモールが出店したのは初めてで,物珍しさから客でいっぱいだ。
雑多な人ごみの中,黒と白のロリータファッション(ゴスロリというらしい)でキメ,それ系のお店から出てきた女が俺に声を掛けて来た。
おれにはゴスロリの女の知り合いはいない。「誰だお前,宗教の勧誘か?」と不審な目と警戒心でゴスロリ女を見ていると,「一緒に花見しませんでしたか?田舎市で。」というではないか。
あ,あのオフ会の女か。あの女がゴスロリだったとは意外性にもほどがありすぎる。
当時,お一人様で暇だった俺は,女に誘われて飯を食いに行くことにした。そもそも女嫌いな俺だが,ゴスロリ女と飯を食うなんて人生初めての経験だし,これまた何かのネタになる。
紳士な俺は,ファミレスへとゴスロリ女にいざなわれ,ひとしきり喋ったあと,散会となった。そして紳士は女の連絡先など聞かないものである。
それからまた数日後,街々市で開かれた路上音楽イベントに俺はやってきた。そして,いろんな楽団が音楽を奏でる中,あのゴスロリ女がクラッシック音楽団でパーカッションを担当しているではないか。オフ会女がゴスロリ女でパーカッションを奏でている。
こんな物珍しい女はいない。そして,音楽が終わると,楽団が去っていた方へ向かい,女が一人になったのを確認して今度は俺から,女に声をかけた。
そしてまた飯を食いに行った。紳士は,そこそこオサレなお店を選択した。そしてもう一軒,オサレなバーにも行った。
有耶無耶の内に,街々市の歓楽街にも行った。ゴスロリ女をいただきにかかったのである。
ちなみに紳士な俺,先のオフ会の幹事氏と同じく童貞である。20数年,大学卒業し,就職しても童貞を守り続けたのだ。
俺は,ゴスロリ女を連れ込んだまではいいが,ど緊張のあまり,砲台が下を向いたままである。
何しに来たのか分からない。
カホンが本当に欲しいと一瞬思ったけど、
さすがにドラムセットとかは買えないし、
ほないこかさんのドラムばりのあのリズム感は私には絶対無理だわ。
だからカホンだけでも買ってみることはできるわね!って思ったけど、
きっと届いて封を開けて、
ポンって叩いて一瞬で飽きそうな気がするわ。
あとあれも欲しいわウッドブロック!
すぐに私のパーカッショニストに憧れる欲を満たしてくれそうよ。
叩いたら簡単そうに見えるそれがパーカッションで陥りやすいところよね。
でもウッドブロックは買って飽きたら使い道ないけど、
って言ったらカホン作る人に怒られそうよね。
でもなんか出来そうな気がするんだなぁー、
でも壊れかけのレディオを
有名なクラリネットをこわしちゃったは
ドとレとミとファとソとラとシとドの音が出ないって言うんだから
本当に壊れてるのかもね。
これもこれでスゴかったわよ。
でもこれで溜まっていた私のパーカッションの話したい欲は収まったわ!
ドラマーのスティーブ・ムーアさんのドラムの叩きっぷりをみると元気になるわ。
うふふ。
朝に一気に1日分をコンビニで買ってみたという、
なんかチャレンジャー気分です。
久しぶりに缶詰使ってみたけどやっぱり便利ね、
直に使うパイナップルの方が
やっぱり圧倒的に風味がいいわね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ミント・コンディション(Mint Condition)はアメリカセントポール(ミネソタ州)出身のR&Bバンド。
1980年代中期、セントポール(ミネソタ州)にあるCentral High Schoolにて結成され、オリジナルメンバーはStokley Williams
(リードボーカル、ドラムス、パーカッション)、Homer O'Dell(ギター)、Larry Waddell(キーボード、ピアノ)、
ロジャー・トラウトマン(Roger Troutman)の息子であるRoger Lynch、そしてRay ColemanとKenny Youngだった。
1991年6月、1stアルバム“Meant to Be Mint”をリリース。
そこから同年11月に2ndシングルとしてリリースされた“Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)”は、全米シングルチャートで
6位を記録するヒットとなった。
https://en.wikipedia.org/wiki/Breakin%27_My_Heart_(Pretty_Brown_Eyes)
Mint Condition - Breakin' My Heart
聴いてるだけで、幻覚が見えそうなぐらいの酩酊感を覚える。それでいてどこか叙情的。
後半から入ってくるラップのねっとりしたグルーヴも、また良い。
ビヨンビヨンしたベースが印象的。対照的に、ボーカルは爽やかでエモい。
ドリーミーな中盤から再びビートに回帰する時、現実に引き戻される残酷さを感じる。
悪夢が見れそう。
気に入ったものを繰り返し見続けることがある。
一日に5回とか。それが数週間。
子供が気に入ったアニメや絵本をずっと見続けようとするのによく似てる。
まあ、そんな音楽です。
------------
JUNGLE FUNK
https://www.youtube.com/watch?v=0_JJqdWSJuA
リヴィングカラーのリズムセクションの 2 人と Vinx のユニット jungle funk の曲 "TORN"。
ひたすら美しく切ない。
ウィンビッシュのベースはデリカシーのある美しいコード進行を多彩なパターンでメロウこなしているが、
ガっと行くトコはきっちり行ってて、甘さだけにならないのが本当にうまい。
パーカッション(壺かな?)のオーガニックなリズムが、控えめだけど強いビートを一貫して曲に与え続けている。
そして、歌とコーラスワークの美しさにおれの涙腺は何度でも崩壊するわけです。
ちなみに、エリックゲイルズがギターを弾くインストバージョンが下記。
これも良い。
ウィンビッシュが弾いてるところが見れるのがうれしい(凄すぎて何やってるかさっぱりだけど)。
John Page Classic Presents “TORN,” featuring Eric Gales, Doug Wimbish & Will Calhoun
https://www.youtube.com/watch?v=WeefVD1668w
-------------
Chantae Cann All I do Cover Live HD
https://www.youtube.com/watch?v=i5liTAUdFHQ
最近はあんまり参加してないっぽいけど、スナーキーパピーの鍵盤の人として知られるコリーヘンリーのライブ。
見どころはシャンティーカンの歌!歌!。スナーキーのプロジェクトでもよく歌ってるけど、それほど
アピールする歌い手には見えなかったんだよね。けど、こっちは本当に良い。
ちょっとチャイルドボイスで、べったり歌い上げる感じにならない乾いた感触がステキ。
バックは結構いかつい演奏してるのに、そこからさらに2歩も3歩も前に出るパワーもさすが。
それこそ何度も聴いたけど、後半のロングトーンは何度聴いてもドキドキさせられる。
下のはたぶん同じライブの別な曲。これも上とセットでずっと聴いていた。
Cory Henry Plays Gnarles Barkley's "Crazy" feat. Chantae Cann
https://www.youtube.com/watch?v=xp8UCpHk-vk
-------------
North Mississipi Allstars - Turn Up Satan
https://www.youtube.com/watch?v=p1rLGrLAXQ0
NMA のブギ。
一見何のひねりもないミドルテンポのブギのようだけど、現代的な工夫が多く盛り込まれていて退屈させない。
逆かな?。今時のポップソングに典型的なブギのリフを再利用して見せたのかもね。
いずれにしてもそうした要素を中毒性高くパッケージした NMA の手腕はさすが。
ギターソロ開けにリフに戻ってくるとこなんか立ち上がって踊りだしたくなる。
使い古された何の変哲もないギターリフが強烈な輝きを取り戻す一瞬と言って良いと思う。
ルーザーディッキンソンは本当にうまい人で、ブラッククロウズのこの曲も執拗に聴き続けた一曲。
後半のソロは何度聴いても胸に刺さる。
The Black Crowes - Oh Sweet Nuthin'
僕はアニソンが好きだ。カッコいいのも好きだけど可愛いのが主に好きだ。シンセサイザーのピコピコ音、派手なギターソロ、かっこいいベース、正確無比なドラム。その他の管楽器が入る場合も、パーカッションが入る場合もある。
それらが生む音楽ににめっちゃ可愛い女の子の歌声が合わさったとき、有無を言わさずテンションがぶち上がる音楽が生み出される。最高だ。僕はテンションが下がりっぱなしになる就活中、アニソンに何度も何度も助けられてきた。
そんなアニソン好きだが、最近はアイドルにはまっている。でんぱ組.inc。
ノイタミナ枠のパンチラインというアニメのOPでしょこたんとコラボした「PUNCH LINE!」でこれは良いなと感じ、そこからズブズブとはまっていった。CDも買った。
僕と同じアニソン好きの方は、ぜひ聞いてみて欲しい。ベストアルバムも出たのでもしよければ買って欲しい。「でんでんぱっしょん」と「なんてったってシャングリラ」が最高だ。ぜひ。
かつて私自身も音楽をやっていたので、ああここは巧いなとか、パーカッションが不安定だとかそういう目線で見ていたのだが、ちょっと驚いたことがあった。
演奏中に楽器を振り回したり、踊ったりするパフォーマンスがやたら増えている。
昔はなかったのかといえばそんなことはないが、最近はどこもかしこもやっている。
もう、馬鹿じゃないのというくらい。
まあ、こういうのは演奏が上手く出来ていないところがよく頑張っていたりするんだが。
どこかの有名校だかオケだかマーチングバンドの真似をしているのだろうけれど、「演奏」という本質を見失ってはいけない。
楽器は正しいポジションで演奏してこそ適切な音が出るのであって、体勢が変われば当然無理が出てくるものだ
現にその演奏ではピッチが変わったりリズムが不安定になっていた。
若い頃から演奏において変な癖をつける可能性のある行為をさせるのは決して良いことではない。
ある程度演奏ができて、責任も取れる大人はまだいいが、中学生や高校生からこういうことをやらせるのはやめた方がいい。
もし大真面目に当人たちが考えてやっているのなら、止めさせるのも周りの指導者の役割だ。
演出の観点からみても、楽しさの押し売りみたいなところがあって、結構観客は醒めていたりするものだ。
当人たちは楽しんでいるのかと思ってYouTubeで幾つかの「有名校」と言われるところの演奏を見てみた。
演奏後も含めて「楽しんだ」という顔をしている子はほとんどいないようだ。
結局、誰も得をしていないんじゃないか。
もう一つ、ステージから客席に下りてきて演奏するのもやめたらよろしい。
一体感がなんだとか言うのだろうが、一体感はステージ上からでも作れる。なぜ引き込まないで観客に押し付けたり迎合しようとするのか。
静音系ファンクってなんだ?って話ですが、ファンクをあれこれ聴いていると、アッパーに持って行かない曲を耳にすることがあります。
数は多くないけど。
個人的にそうした曲を静音系とかダウナー系、あるいはイントロ曲って呼んでいます。
ヒタヒタとした感触の抑制されたリズム、デリカシーのあるホーンアレンジ、スペイシーなシンセ類、象徴的なフレーズを執拗に繰り返すメロディ楽器類。そうしたもので構成される静かでダウナーな雰囲気を持つ曲。
あるいは、今にもはじけ飛びそうなテンションをぐっと抑え込み、ひたすら熱をため込んでいく長い長いイントロのような曲。
それらは、ガツンとぶつかってくるのではなく、静かに体に注ぎ込まれ、内側からおれの体の中にある"動物/生物としての何か"を強烈に揺さぶるわけです。ファンクはもともとそうした部分を刺激する音楽ですが、これらはダイレクトに内面にリーチしてくるため、ファンクのコアを感覚として理解しやすいと思っています。
そんなわけで、しずかに、しかし熱く、おれにファンクを注ぎ込んだ曲たちを紹介しようかと。
https://www.youtube.com/watch?v=n6DAqMFe97E
ファンクのオリジネイターでありかつ到達点であるJB。70年代に彼の音楽的な足元を支えていたのはフレッドウェズリー率いるJB'sだったわけですが、JB's名義で何枚かアルバムが出ており、どれも良いです。その中で最もおれを揺さぶった曲です。
注意深く刻まれるハイハットから始まり、小刻みに揺れ、上に向かうフレーズを繰り返すサックス、抑制的なロングトーンでスムーズな流れを強固にするトロンボーン。ドラムとベースは1拍目を強調するスタイルで、ハネのエッジもきっちり立っていてこの曲がファンクであることを主張します。
何度聴いても、曲が終わりに近づくと「ああ。この満たされた時間はもう終わってしまうのか。」という喪失感を味わいます。
Kool & The Gang - Summer Madness
https://www.youtube.com/watch?v=2SFt7JHwJeg
一定以上の年齢の人にはディスコブームの中心的バンドの一つとして記憶されていることが多いであろう K&G ですが、この曲はファンク期の名曲中の名曲。
トレモロの効いたスペイシーなシンセが揺れ重なりあい、おれの体をひたひたと満たしていきます。やがてコンピーな音で物憂げなソロを取り始めるギター、後半それにとってかわるシンセソロ。曲はそのまま最後のシンセの上昇シフトで締めくくられます。そして曲が終わった後の一人ぼっち感。。
この曲が入っている Light of Worlds はアルバムタイトル曲をはじめとして名曲が多いので是非。Light of Worlds 以外でもファンク期のアルバムは良いものが多いです。一時期入手性が悪くなっていたアルバムもありましたが、最近はそんなこともないし。love&understanding を海外のショップから購入したらカセットテープだったのは良い思い出です。
roy ayers everybody loves the sunshine
https://www.youtube.com/watch?v=M36OGCfYp3A
純粋なファンクというよりはジャズファンクですね。後にレアグルーブなどと呼ばれたりもしましたが。ヴィブラフォンの人であるロイエアーズの代表曲。
印象的なボイスの繰り返しが極上のトリップ感を与えてくれる一曲。ボイスが印象的ですが、シンプルにコード進行を支え、間を多くとりつつもところどころで動きを見せるベースも良いです。
先に挙げた JB's の生き残りや K&G は最近は衰えを隠せないのに比べて、ロイはいまだに元気なステージを見せてくれるので、機会があればライブもおすすめ。ツアー毎にメンバーを入れ替えていてるようで、その辺もプラスに働いているのではないかと。
Parliament Chocolate City
https://www.youtube.com/watch?v=DZaVA3NS7zE
P-funk の名盤 Chocolate City のタイトル曲でありオープニング。「さあ、はじまるぜ!いくぞ!やるぞ!」とはじけそうな期待感をこれでもかとじらす長い長いイントロのような一曲。ドロドロのファンクをブーツィーがニヤけ顔でおれの腹に注ぎ込んで、そして「もっとだ!もっとくれ!」と言わせる。そんな光景を想像させます。
こうした半開の状態を長く続けるのはファンク勢が得意とする手法で、その中でも p-funk のそれは抜きんでているのではないかと。
ほぼハイハットだけのリズムの上に、ピアノやらボイスやらホーンやらが出入りするのだけれど、それらがいちいち気が利いています。そしてモゴモゴ動き回るエンベロープフィルタの効いたベースは、もう「これがファンクです。」としか。
そして2曲目 Ride On で心置きなくはじけ飛べるので、忘れずに下記を!
https://www.youtube.com/watch?v=8PbK48jMyxc
Bossa Nostra - Home is where the hatred is
https://www.youtube.com/watch?v=69GGjbITB6k
最初からこれも入れようと思っていたんだけど、改めて聴いてみたら静音系というにはちょっとうるさいですね。ただ、内側から来る感じはちゃんとあるし、良い曲なので入れておきます。
JB のバックダンサーだった ヴィッキー・アンダーソン(カーリーン・アンダーソンのカーチャン) が歌う ギル・スコットヘロン という面白い 1 曲。
アレンジは今日的で洗練されており、ファンクそのものというよりはファンク色の強いソウルといったところ。エレピののっぺりと抑制されたプレイがダウナーな雰囲気をかもしつつ、ヴィッキーのアッパーさが曲をピリっとさせます。
ドラム/パーカッションとベースは洗練されつつもマッチョに曲を下支えしてファンキーさを強く感じさせます。ワウを踏んだギターがさらにファンク感をあおっています。
日時:2014年6月28日(土) 18時30分開演(第2回公演)
入場無料だが、ハガキによる事前応募・抽選制である。つまり私の個人情報は防衛省に把握されたw
原題は「シェルタリング・スカイ」。
同名の映画があるが、特にそれとは関係ない模様。ちなみに映画の方の音楽は坂本龍一氏の担当で、ゴールデングローブ賞受賞らしいので、今度聞いてみようと思う。
曲は終始穏やかで、オーボエの澄んだ音色とトランペットの柔らかな音が印象的だった。
「オリエント急行」「ドラゴンの年」「ハーレクイン(ユーフォニアム独奏曲)」などで有名なスパークの曲ということで楽しみにしていた。期待通りのスパーク節を、厳選された編成の音楽隊が見事に演奏した。
これ以上吹くと崩れる、というギリギリのところで荒ぶるホルンの音が、吹奏楽サウンドのホルンで、とても気に入った。
トランペットは途中で舞台裏で演奏するのだが、舞台裏から聞こえるフレーズとしては相当難易度が高く、スパーク先生鬼だ……と思った。
パーカッションは、上手からひな壇にかけてかぎかっこの“「”字状に配置されていたが、上手手前に「パチン」と打ち合わせる楽器(名前が分からない……スラップスティック?)、上手奥にタンバリン、上手中央にスネアと、結構離れているのに終始揺るぎないリズムを刻んでいて安心して聴けた。
ロビーでも放送で流れたのは、カフェで休憩中の身にはありがたかった。
1部はウィンド・オーケストラ編成、2部は大編成のシンフォニック・バンド編成とのことだった。
これも期待していた曲。上手に吹くととてもカッコイイ。
曲目紹介で、1964年の東京オリンピック、そして先日の国立競技場での編隊飛行の話があった。「F-86F」「T-4」とちゃんと紹介するあたり、ニヤッとしてしまった。
演奏は文句なかったが、特にトリオのサックスが美しかった。そしてドラムセット!どこまで譜面に書いてあって、どこまでアドリブなんだろう。普通の曲ならアドリブだろうと思うのだが、なにしろ斎藤高順「航空中央音楽隊第4代隊長」の作である。一音一音忠実に……なんてことも???
服部克久氏の息子の服部隆之氏の曲。「機動戦艦ナデシコ」「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」など劇伴の分野を中心に活躍されている方が、航空自衛隊50周年(つまり10年前の2004年)に委嘱により作曲したもの。
トゥッティの音圧と、それに負けないツインスネアドラム。迫力のある曲だった。
この曲は、航空自衛隊60周年記念で募集した作品の中から選ばれた、コンサート・マーチ。
東京藝術大学トロンボーン専攻で首席で卒業、入隊1年3ヵ月の田中裕香さんの曲。
この曲も60周年記念。こちらは歩ける行進曲。
国立音楽大学卒のトランペット奏者で、北部航空音楽隊所属の和田信さんの曲。
トリオがEuphの旋律(対旋律ではなく)で始まるのが意外だった。
曲自体は弱起で始まり、装飾的な動きや音量差も多く、歩くのに向いているかどうか……
二人は曲目紹介でそれぞれマイクを握ったが、ちゃんと階級を名乗るのか、と思った。
一般の方で「○○会社課長の△△です」という機会はそんなにないと思う。
航空自衛官の16階級中、2等空曹は12番目、空士長は14番目である。ちなみに航空中央音楽隊長で指揮の水科克夫さんは2等空佐、4番目である。
「春になって、王達が戦いに出るに及んで」を知っていたので、期待していた。
複雑な拍子の曲で、非常に難易度が高い。「危険な空でぶつかり合う2つの対立した力を表現」とあるが、まさにそんな感じだった。
アメリカ軍のことは全く知らないのだが、第564戦略空軍司令部軍楽隊の委嘱による作曲と聞いて「564」という数に驚いた。
アンコール1曲目は「一旦地上に降りて(水科克夫さん)」ふるさと。
ここで、楽団のメンバー紹介が行われたが、北部、中部、西武、南西の各音楽隊からのメンバーが想像以上に多くて驚いた。
アンコール2曲目は空に戻って。
おそらく音楽会最後の曲として定番になっているのだろう、公式の行進曲。
やや大きなシンフォニック・バンド編成になった第2部だが、野暮ったく分厚くなることはなく、高いレベルの合奏による心地よいサウンドが維持されていた。木管の弱奏の際に一瞬、弦?と思うような、ふわりとした音が鳴った瞬間があった。
この日の空は荒れ模様だったが、ホールの中は澄んだ、濁りのない吹奏楽サウンドで満たされていた(すみだ、だけに)。