はてなキーワード: コンビニ人間とは
そもそもコンビニ人間が「見せ物小屋」として主に受容されてるっていうのが間違いなんだが
あれは、主人公に「普通」っていう同調圧力をかけてくる人たちを主人公の目から描くことで「普通」という感覚を押し付けることの不気味さや、普通という概念のあやふやさについて暴いていくのが主題だし、ウケたところでしょ
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1日 | 2403 | 278468 | 115.9 | 45 |
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https://anond.hatelabo.jp/20200608141818書いた増田だけど、
「コンビニ人間が売れた理由は、あれを見世物小屋に群がるような人間が消費したからだ」
どこで見たの?それ。
https://anond.hatelabo.jp/20200607142545
まず最初に、勘違いがあったから書くけど、私はコンビニ人間の著者に文句を言いたいわけではない。
見世物小屋を開く人間とそれに群がる人間では、需要する人間に問題がある。
次に、この問いについて多くの人が「努力することが大事」とか「少しずつでも減らすことが大切」と書いていった。
くだらない。
達成することも出来ない目標を掲げ、達成出来ないと理解しながら努力しろと声を上げる。
大日本帝国かな?
達成法を模索せず、今と同じ方法を続けることにこだわり、他人を罵倒する。
どれくらい減らす必要があるか考えもせずに、減らしたこと自体が手柄になると思いこむなんて、達成する気がないことがまるわかりだ。
戦わないと勝ち取れない事が殆どだ
次にこれ。何と戦うことを想定して書いているんだろうか。
「法の下の平等」が実現された現代において、戦う対象は不合理を押し付ける権力者ではなく、一般人だ。
『人に合わせて上手くやっていると思ったら変人扱いされていることに気付く瞬間。私が招かれない普通のイベント。私の異常性を許容してくれていると思っていた人から突然つきつけられる異常性への嫌悪。』
この瞬間を減らすことだ。
で?誰と戦えば良いんだ?私に対して悪意を向けてきた人々と戦えということか?
なら、それはコメントを書いた君たちだよ。
100年前と今では人権は変わっていないだろうか?そして100年後はどうなっているだろうかと考えれば無くせることに気がつくはず。
こういう事を書く人も多かったな。
100年後なんて死んでるわ。
なんで私が自分の人生を賭けて他人を幸せにしなきゃならないんだ?
人間が華やかに自分の道を自分で選択できる期間なんて50年もないだろ。
50過ぎてから、「よっしゃ差別なくなったからはしゃいだろ!」とか思わないだろ。
どういう人生設計だよ
結局、私に牙を剥けた人達がやったことは、罵倒のためにひねり出した理由付けでしかない。
後、「順番待ちなら前に行けるように努力しろよ」っていう人いたけどね、勘弁してくれよ。
なんで「私だけ助かれば良い」みたいな話になるんだよ。
コンビニ人間、俺も読んだことがある。
こういうのがちゃんと芥川賞を受賞するというのがこの世の中の健全なところっていうか、世の中捨てたもんじゃないな感がしたけどなー。
俺も、差別は交通事故と同じように絶対になくならないと思うが、なくすように最善を尽くさなければならないと思う。
って勘違いする人たまにいるけど。
日常的なコミュニケーションをマニュアルにそって行おうとすること自体がぎこちなさを生んでしまうんだよ。
中学一年生が意味もよくわからず「I'm fine. Thank You. And You?」と棒読みで復唱するような真似じゃ意味がない。
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00 | 238 | 28337 | 119.1 | 44.5 |
01 | 99 | 7303 | 73.8 | 46 |
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1日 | 2607 | 305275 | 117.1 | 44 |
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主人公は異常な言動を繰り返す女性だ。恐らくアスペ(ASD)をモデルにしているだろう主人公は、自分を受け入れない日常の中で、コンビニに生を見出す。そんな話だ。
ネット上での感想は、「普通が何かわからなくなる」とか「こんな人間怖い」などと言った、自分とは違う存在に対する存在に対する感想がメインだ。
だが、私は全く別の感想を持った。「ただの日記じゃないか」。どこにも不自然さや意外性を感じなかった。
いわゆる日常系の話は、理想の青春を体現したような、面白おかしい事が毎日起こる愉快な人生を描く。
しかし、「コンビニ人間」は本当に私の日常を書いていた。人に合わせて上手くやっていると思ったら変人扱いされていることに気付く瞬間。私が招かれない普通のイベント。私の異常性を許容してくれていると思っていた人から突然つきつけられる異常性への嫌悪。全て日常だ。私が日記を書いていたら同じ内容になっていただろう。
だから私はこの本の価値がわからなかった。芥川賞をとったし人気なのだから詰まらなくとも、何かあると思っていた。しかし、無かった。
いや、この本が評価された理由を理解したくなかった、という言い方のほうが正しいかもしれない。本能が拒否したと言ってもいい。
予想はついていた。これは、見世物小屋だ、と。異物の排除に伴う快感だ、と。
そして、私はネットで感想を探し、先のような感想に満ちていることを確認して、確信に至る。
今、人種差別が問題になっているようだが、私にはなぜ差別を無くせると思っている人々がこんなに多いのかわからない。
異物を排除したいと考えるのは自然だ。子供から大人まで私にしてきた。自分を守るためなんて高尚な話じゃない。本能的に異物を嫌っているとしか思えない。
日常に刺激を与えてくれる娯楽としては許せても、それが日常にあることは許せない。
差別する必要がないほど黒人が日常になったから、人種差別が問題になっているだけだろう。
異物を受け入れることなんて、出来やしない。
発達障害が多数派なら、発達障害じゃない奴らが見世物小屋に晒されるだけだ。
「差別はダメだ」なんて綺麗事を並べて高尚ぶるのはやめろ。人間は普通に差別しているんだ。
「差別されている人がかわいそう」なんていう優しい私アピールはやめろ。お前が可愛そうだと思える人間が虐げられているのが許せないだけだ。
このコメントを見て、差別されていない人間がどんなに気楽に考えているかわかった。
私が嫌なのは私に対する態度であって、別の人が快適になろうと影響がないのだ。
黒人差別がなくなろうと変化はないし、LGBTが平等に扱われようと影響がないし、男女差別も関係ない。
私の求めるモノへの対応はその後だ。そんな先まで「無くそう」と思われるまで待てというのか。
そんな遠い未来を期待して待つぐらいなら、無くならないことを前提とするほうがマシだ。
ちょっと聞ぃてくれよな。おらの店がある地域はこの1週間ぐらいに給付金申請書が届いたみてぇなんだがよ。おかげで、先週末から店の運営に支障が出かねない状況になってんだよ。
さて、ここで問題です。なぜ給付金申請がコンビニ運営に支障をきたすのでしょーか!
正解は、「ジジババが身分証と通帳のコピーをしにどしどしやってくるけど、コピーの使い方がわからないというジジババの相手に人件費とられるから」でした!
ジジババ(仮)はコピーの使い方がわからないと言うのだ。だが、あいつらはそもそもコピー機の前にも立っていないのだ。端からコピー機は難しいものだと決めつけていて、店員にやらせればいいと思っているのだ。いや、わかる。わかるぞ。歳をとると、そういう触れたことのないものにますます億劫になってしまうということを。でもな、まずはやってみなはれ。やる気をみせろ。
そう、あれは「セルフコピー」サービスなのである。たかだか20円だとかの売り上げのために人件費50円(対応に取られたロスが3分だとしても)も使えないのだ。いや、それが普段のように偶にあることなら、顧客獲得のコストやついで買いで利益が取れると考えられる。
だがしかし!世は空前の特別定額給付金申請本人確認書類等コピー利用時代である!!!ピークではコピー機の後ろに5組以上の列ができるのである!ソーシャルディスタンスなんのその!密です。密です。密ですりそんなわけで、コピーしてくれジジババの数は両手でおさまりません。作業の中断はそれ以上の時間を奪っていくものである。遅々として進まぬ作業。押し寄せるコピーしてくれジジババ。
さらに辛いことに、コピー機なんて使えるものかと決めつけてるそんなジジババは、必要な書類の要件すら理解してきていないのである。それの確認もコンビニ人間にやらせればいいと思っているのである。「カラーがいいのかしら?」(知ったことかよ)「裏もして?」(表だけでいいと書いてません?)だいたいそんなのこっちに聞かれても、責任とれるか。役所は我々に仕事を押し付けているのである。給付金の1%はコンサルタント料として頂いてもよろしいですか?
そんなわけで我々は、対応策としてコピー機の使い方シートをコピー機に貼り付けたわけだ。で、コピーしてくれジジババが来たら、「それ見てやってみて下さい。それでもわからなければまた声をかけてください」と言うわけである。これで我々の作業工程は守られたと思われた。ところがどっこい、やつらは言うのである。「いや、わかんないから」
はあ?まだそのコピー機の前にすら立ってないのに?もうね、しばらく「故障中」って貼っておこうかなと思ったよね。
だから、おらはカウンターから出てそいつらをコピー機の前に連れて行って、シートを指差してもう一度言うんです。「これの通りに進めたらできますので、やってみて下さい。それでもわからなければ声をかけて下さい」
「いや、わからないの」
はあ?見ようともしてないのに?
それはわかる。
散々同級生とか親戚に馬鹿にされながらも飽きもせずコンビニのバイトやってるのはそういうところがあるからだわ。
コンビニ人間には共感できるところが多かった。バイトなりのプライドってあるよねって。
でもそうやって盲目的に過ごして気が付いたら歳をとってて、
「あのときああしていればこうしてればもっと自分の希望に近い生活できてたんじゃないのか」っていう後悔に近いような気持ちになることが多くなった。
自分なりにやってきた結果が今だからifなんてないって常々考えてるのに、ふと気を抜くとそんなことを思ってしまう。
バイトリーダーを経て社員目指すってプロセス蹴ってるのもWeb制作のことを未練がましく引きずってるからだしさ。
もうあと2,3年もしたら軌道修正なんて今以上に困難になる。そのとき「こんなはずじゃなかった」と思うようなことはなるべく避けたい。
https://anond.hatelabo.jp/20191210171417
この増田を書いたものだが、予想外なほど伸びていて驚いた。それと同時に多くの人が様々なコメントを書いてくれたおかげで、問題をより深く整理し、自分自身について理解が深まった。本当にありがとうございます。
こちらの増田では、コメントに対する感想を書いた。まずコメントをカテゴリ別に分類し、似ているコメントは一つにまとめて意訳した。「」でくくったコメントは直接引用している。
全てのコメントを読んで整理したので膨大な量になってしまったし、あくまで俺自身の整理のためなのでちゃんとした感想ではないかもしれない。
正直、ここまで多くの人が共感してくれたことに驚いた。モテない人間が俺一人だと思っていたわけじゃないが、この苦しみを感じているのは俺だけなんじゃないかと心のどこかで感じていた。自分の悩みが特殊なものではなく普遍的なものだとわかっただけでも、前より気が楽になった。
こういう人もちらほらいた。彼女がいない友人の中にも「別に特別欲しくはない」という人が少なくなかった。そしてそういう人の多くは、没頭できる趣味や豊富な友人関係を持っていることに気づいた。考えてみると、俺も夢中になっている時や遊ぶ予定がたくさん入っている時はそれほど苦しんでなかったかもしれない。このあたりはまた後で考える。
これらの指摘はすごく納得感が強かった。とりわけ「全てが救われる宗教」という言葉を見て「確かにそうだ」と心から思った。彼女ができないことだけが悩みではないが「俺の悩みは全て彼女ができれば解決する」という確信を持っていた。②で「嫌なことがあるたび、彼女を求めるようになった」と書いたが、それを繰り返すうちにこうした確信(認知的な歪み)に繋がったのではないか。
こうした当たり前に見える指摘も、これまで見えてなかった点だった。彼女ができても浮気されるかもしれないし冷められてしまうかもしれない。彼女を持つことのメリットだけを見てデメリットを意図的に無視していたのだろう。なぜなら、俺は「恋愛教」とでもいうような宗教を信仰しており、その信仰を失うことを恐れていたからだ。自分が苦しむだけだとしても、「彼女ができれば救われる」と思っていたほうが気が楽だった。俺にはこの宗教に代わる新しい価値観が必要なのだと思う。だけど、それが一番難しいような気がしてならない。(本筋と関係ないが、「恋愛教」というのはいわゆる「恋愛至上主義」と言い換えられると気づいた。意外とこの宗教は世間に浸透しているし、それを内面化して俺のように苦しむ人も少なくないかもしれない)
確かにそうかもしれない。「仕事至上主義」「家族至上主義」など、みんな何かの宗教を信仰して生きているんだろうな。それでうまくいく人はそのままでいいけど、俺のようにうまくいかない人は、それに縋りすぎない生き方を探すべきなのかも。
この人は俺のことをすごくわかってくれているように思う。実際、「新しい価値観が必要」と書いておきながら、「恋愛教」から脱することはできてない。まだまだ彼女が欲しくて死にそうだし、ここまで書いて「何聞き分けのいい人間のふりをしてるんだ」という自己嫌悪もある。前の増田についていたコメントに対して「小学生の時に聞いた当時意味がわからなかったアドバイス」のようだと言っていた人がいたが、それに近い感覚は俺の心の隅にある。
それでも、心が納得していなくても頭で納得することはできた。これからまたコメントや自分の増田を読み直し、ゆっくりと咀嚼していけたらいいと思う。
これも頭ではわかっているものの、まだ心が納得できていない。いわゆる「世界公平仮説」というやつなのだろう。勉強を頑張るだけじゃ友達すらできないし、就活を頑張っても彼女は作れない。それでも、「おかしいだろ」と思わずにいられない。これは俺の人間的な幼稚さゆえのものだろう。
この指摘も鋭いと思う。実際に彼女ができるできないは別として「どうせ俺には彼女ができない」といったふてくされた気持ちはある。これも一種の信仰で、そのように思うことで自分の価値観を安定させ、これ以上傷つかないようにしているように思う。「悲劇のヒロインぶるな」とのコメントも見たがまさにそれで、不幸な自分に酔っているナルシシズムの一つだろう。
俺に彼女ができる、とは思えないが、彼女が「絶対に」できないとも思わない。現実を都合よく捻じ曲げず、客観的な事実の下で考えるべきだと思う。
これは「お前の女性に対する性的な欲求が言動からにじみ出ていて、そのせいで女性がお前から距離を置くんだ」という意見だ。俺は女性と関わる時に性欲を出しているつもりがないが、無意識的にはそういうこともあるのかもしれない。とはいえ、ではどうすればいいのか、と考えると難しい。性欲を薄めることはできないし、これ以上性欲を隠す方法もわからない。風俗に行けば少しはマシになるのだろうか。(風俗については後で詳しく書く)
確かにそうだと思う。自分で書いた増田を後から見直したら、すごく気持ち悪いしヤバいやつに思えた。俺が女でも引いてしまうだろう。それでも、アレが俺の一部であることに変わりはない。あそこに書いたことはすべて俺の偽らざる本心で、それを否定したところでキモい思想から逃れられるわけではない。見直している時はしんどかったが、自分の中のドロドロとした、周りに知られたくない部分を客観視できたことは収穫だった。
この視点は自分になかったもので、「なるほど、俺はメンヘラだったのか」と腑に落ちた。
正直認めたくないが、俺の中にインセル的な要素はあると思う。女性に対して「なんで俺を受け入れてくれないんだ」という怒りを全く覚えなかったと言えば嘘になる。これも上で書いたように、俺の中の人間的な幼稚さが非合理な不満を生み出していたように思える。この不満をこじらせ、ネットに女性差別的な発言を書き散らしたりする前に自覚できてよかった。
今この経験がカウンセリングの代わりになっていると思う。悩みを整理し、そのフィードバックを得られたことで、前より俺自身と向き合い、自分の気持ちを楽にすることができた。なので今は特に心療内科に行かなくても大丈夫だと思う。(個人の意見としては、カウンセリングはもっとカジュアルに受診されるべきだと思っているので、またつらくなったら迷わず行くつもりだ)
このコメントもすごくよかった。悩みを分割し、その中で自分が取りうる解決策を考えることで、「彼女」という自分のコントロール外のものによる苦しみを最小限にしたい。今すぐ思いつく解決策はあまりないが、前の増田で悩みの分割はできたと思うので、今後折に触れ考えていこうと思う。
これは解決策の一つになりうると思う。上で書いたが、あまり彼女を欲していない友人には何かしら没頭できるものを持つ人が多かった。翻って自分を見ると、趣味と言えるのはネットサーフィンと読書くらいしかないと気が付くし、サークルやバイトに没頭していた、とはとても言えない(努力はしてきたつもりだが)。打ち込めるものがなかったことで、「俺にはこれがある」という自信を確立できず、彼女という理想的な他者を求めすぎてしまったのかもしれない。とりあえず昔から憧れていたバイクの免許を取りに行こうかな。
すごく賛否両論だった。行け側の人は「行けばセックスに幻想を抱かなくなる」「俺は行ってから女性相手に余裕ができた」という意見が多く、行くな側の人は「この苦しみは風俗でなくなるものじゃない」「俺は行ったことでむしろ自信がなくなった」というような意見が多かった。
元々風俗へ行くつもりはなかったが、これらを読んで少し考え方が変わった。少なくとも風俗へ行けば、性的な苦しみを手放すことができるように思えた。先のコメントであった「彼女と代替可能なもの」の一つとして機能するかもしれないし、女性に対して性欲をにじませないコミュニケーションが取れるようになるかもしれない。一方で、「俺は風俗でしか女性と接せない」と孤独感をさらに強め、精神的な苦しみが一段と重たくなってしまうようにも思う。とはいえ、風俗に行くことで自分の悩みの質を今と違うものにできると知れたのはよかった。今も風俗に行くつもりはないが、苦しくなった時の選択肢の一つとして視野に入れておきたい。
これ系はトラバで随分議論されていた。個人的には昔恋愛工学の本を読み、書き手の女性軽視ぶりにすごく腹が立ってしまったので、手を出す気にはなれない。作者の態度と技法は切り分けて考えるべきかもしれないが、恋愛工学自体が「女性のモノ化」(フェミニズムに詳しくないのでこの用語が正しく使えてないかもしれない)をベースに技法を発展させているように思えた。まあ俺の過度に女性を理想化させる態度と、恋愛工学の女性を軽視する態度は「女性をきちんと見ていない」という点で同じ様にも感じたが。
これはすごくいい言葉だと感じた。彼女がいなくても人生を楽しくする方法はいくらでもあるはずで、自分の楽しみが他者依存のままなら彼女ができてもずっと悩むだけだ。俺の人生にとって一番大切な忠告だと思う。
これも腑に落ちた言葉だった。すでに書いたように、俺は恋愛を信仰しており「恋人ができれば人生は救われる」と考えている。この信仰を「恋愛至上主義」と書いたが、確かに「恋に恋している」とも言えるだろう。自分が縋っている宗教が、思春期の子どもと同じような浅い考えに基づいていると気づき、ちょっと恥ずかしくなった。
コメントでも痛烈に批判されていたが、結局のところ俺は「セックスのできるママ」が欲しいんだと思う。一人暮らししても親離れできず誰かに甘えたい気持ちと、長年満たされなかった「セックスしたい」という気持ち、この二つを受け止めてくれる理想の相手を妄想し、それに「彼女」という名前を付けていた。俺がもつ「彼女」のイメージは、現実の女性の延長線上にあるものではなく、脳内の妄想が発展したものだった。
「ある」と答えたいが、ここまで書いてきて、本当にあるのかわからなくなってしまった。彼女にしたいと思ってアプローチした人は何人かいたが、そういう人の特徴は「かわいい」ことと「自分を受け入れてくれそう」なことの二つだった。今考えると、前者は「セックスしたい」、後者は「母代わりに甘えたい」という自分の妄想をぶつけられる要素なのではないか。相手を見ているのではなく、自分の理想をぶつけられそうな要素を見ているだけなように思えた。そう思う一方で、では本当の意味で人を好きになるとはどういうことなのか、正直まだよくわからない。
今までアプローチをかけたのは三人いる。授業が被っている時は声をかけて隣に座ったり、サークルでは相手がいつも来ている時間に合わせて部室に行ったりして、そこそこ話せるようになったかな、と思ったら食事に誘っていた。毎回一度目の食事には来てくれるが、次回の約束を必ず断られてしまう。「アプローチする相手が少なすぎる、その程度じゃ努力していない」と言われてしまうかもしれないが、そもそも友人関係を作ることが苦手だから、必死に頑張ってできた友人の中で、必死に頑張って彼女を作ろうとしているんだ。俺なりにできる限りの努力はしているつもりだ。
正直そのサークルではそれなりに人間関係を築けてたと思っていたので、呼ばれなかったときは本当に一週間寝込んだし、何で呼ばれなかったのか未だにわからない。自閉スペクトラムを持っているので、無意識のうちに人に嫌悪感を与えてしまったのだと思う。発達診断をしてくれた先生からは「そこまで空気が読めてないわけじゃない」といわれたのだが。
先に「メンヘラ」いう指摘があったので、もしかするとサークルの中でメンヘラ的な部分を醸し出していたのかもしれない。
俺が一番するべきなのはこれかもしれない。だが、あまり女友達を作れる自信がない。理由の一つは上にあるように、対人関係に苦手を覚え、男の友人すらうまく作れないこと。もう一つは、「女友達」という距離感がわからないことだ。俺の中で同世代の異性は三種類しかなく、「他人」「知り合い」「(存在しないが)彼女」だけだ。だから、友人が「二人で飲んだ」と言っていると「付き合うのかな」と思ってしまうし、彼女持ちが「女友達と遊びに行った」と言っているのを聞いて「それは浮気じゃないのか」と思ってしまう。俺も同様に、異性と少し仲良くなると「付き合えるんじゃないか」と下心をもってしまう。
このあたりは俺の経験不足が影響していると思うが、友人もこれ以上作るのがむずかしいので、どうすればいいか思いつかない。
今大学四年生なので、新しいコミュニティに入ることは難しい。就職して仕事が落ち着いたら、社会人サークルなどに入ればいいのだろうか。
恥ずかしながらその勇気は出ない。社交恐怖症があってコミュニティ内の人と話すことすら勇気がいるのに、まして声をかけるなど考えただけで震えてしまう。こういうところは「努力していない」と言われてしまうかもしれない。
一応人前で恥ずかしくない格好をしているつもりではあるが、おしゃれは全く分からないので不十分かもしれない。最低限髭を剃る、寝癖を整える、服を買う、くらいはしているが、たぶん傍から見るともさっとしている。他に必要なことがあれば教えてほしい(ワックスだけはどうしても苦手でできなかった)。
アプリはやってなかった。コメントにもあったが「自然な出会い」を期待してしまっていたからだ。合コンは誘ってくれる友人がいなかった。結婚相談所は、結婚がしたいとはまた違う思いだったので入ってなかった。
ここまで書いてみて、俺は一生懸命彼女を作るために頑張ってきたつもりだったが、実際は言い訳ばかりでたいして頑張ってなくないか、と思った。少なくともマッチングアプリは始めようと思う。
こうしたコメントには希望を感じた。とりあえず社会に出たら仕事を頑張って結果を出し、「できる男」として魅力を高められたらいいと思う。(三つを四つと書き間違える人間なので、ちゃんと仕事ができる自信はあまりないが)
かなり多いアドバイスだったのだが、一番難しいアドバイスでもあった。与えることを考えるとはどういうことなのだろう。どうすれば考えられる人間になるのだろう。周りの人に親切できるように努めてはいるが、ここでいうのはそれとは違うように思う。上で書いた「小学校当時意味の分からなかったアドバイス」と同じものだった。年を取ればわかるようになるのだろうか。
「結婚物語。」、「モタク」、「非モテの品格」、「孤独とセックス」、カント、北方謙三、つづ井さん、「なぜ私だけが苦しむのか―現代のヨブ記」、「コンビニ人間」、「Bバージン」、「恋愛症候群」、「ザ・ゲーム フェニックスシリーズ」、「闘争領域の拡大」、「すべてはモテるためである」
ありがとうございます。全部読んでみます。
このコメントが一番多かったかもしれない。友人と自慰の回数を話したことがなかったので、みんながそんなにオナニーしているとは思わなかった。「増田は1回の自慰に4時間以上かけるタイプかね?」というコメントがあったが、三時間くらいかけるときが結構あったのでそれに近いタイプだと思う。
自慰が二日に一回である点と、一か所一人称が「私」になっていたところからそう思われてしまったようだ。自画自賛したいわけじゃないが(そもそも自画自賛にもならないが)、女性に書ける内容ではないんじゃないかと思う。
あくまで俺個人としては、ほとんどすべてのコメントがありがたかった。これだけ多くの人が様々な視点からコメントしてくれたおかげで、こうやって問題を整理して考察でき、自分自身についての理解が深まった。一方で、モテない事実を人格的な否定と結びつけ「お前は○○だからモテないんだ」と言うのがハラスメントになりうることも事実だ。
就職活動の時、自己分析をした。しかし、自己分析を通して発見したのは、「過去の自分が他人に思える」「自分の気持ちがわからない」ということだった。しかし、それらしいことを書いて出したらうまくいったので、「この感覚は私の生活上問題ではない」と判断した。
実家に帰省した時も同じような感覚に襲われた。昔自分が書いたものが他人のものに思える。高校に遊びに行っても、どこになにがあるかは覚えているのに、ここで3年過ごした自分を実感できない。
それは、私が自身の問題の根幹を成している過去をすべて否定し、目をそらしていたことのあらわれにほかならなかったのだと、今は思う。
浮気をして、恋人を傷つけた。私にとって、そばにいる人を何らかの形でどん底に突き落とすことは初めてじゃない。
何が恐ろしいかって、同じ過ちを繰り返すところだ。今度こそ大丈夫、私はまともになった、そう本気で思い込んでいた。それがすべて間違いだったと、こういう形しか気付けなかった。
このことを友人に話したところ、「同じ過ちを繰り返すってことはなにか必ず原因があるはずだ。なんでそうなったと思う?過去について考えたことある?」と聞かれた。
この質問は私にとって目から鱗だった。私は現状の問題を過去のせいにするのは、甘えで逃避だと思っていたからだ。だいたいのことは気合で乗り切る。つらくても明るく振る舞う。それが正しいと思っていたから、過去のことなんて、いつもいいことしか振り返らなかった。
「私は親に愛され、なにひとつ不自由なく育った。少し問題はあったけど、それを乗り越えていける家庭だったし、良いことを学んだ」
「私はパニック障害を発症したが、それを乗り越えることができた。そのため、パニック障害であったことは過去のことだ」
「私はかつて多くの人を身勝手に傷つけたが、今はもうしない」
「私は友人たちと楽しく生活することができる」
「私の人生は豊かで、今までの失敗はそのためにあった」
マントラを唱えるように私はこれらのことを刷り込んだ。後ろ向きになることは逃避・甘えであり、常に未来をよりよくするために過去は全て封印すべきだと思っていた。しかしそれが重大な過ちであり、結局は自身の抱える問題の根っこを放置して、腐らせていた。
私は過去の自分を強く否定して、現状の自分を肯定しようとした。その結果、過去と現在とのつながりが断ち切られ、自己の連続性を失った。
私は過去の自分に対して冷たい目線を浴びせ続けた。それが前に進むために必要な「自分に対する厳しさ」であると信じて疑わなかった。
カウンセラーさんはこう言った。「あなたは、過去の自分と同じ目に今遭っている人が目の前にいても、その人に対して自分の過去に向ける厳しさを同じように向けるの?しないでしょう?他人にしないことを自分にしてはいけない、自分の気持ちを抑えるから他人の気持ちにも鈍感になる。過去の自分を抱きしめてあげなさい」
抱きしめる?過去の自分を?抱きしめるに値しない、罪深い自分を?それがなんの解決になるの?
その瞬間、頭の中にはっきりとヴィジョンが見えた。高校生の自分。中学生の自分。小学生の自分。こんなことは初めてだった。
彼らの報われない思いが、私には耐え難かった。それは、私の根っこだったから。それを無視すれば、健常者としてやっていけるんだと思っていた。
小さい頃について、思い出すのは、お母さんが私のことを「かわいい」とたくさん言ってくれた記憶。でもそれは、珍しいことだったから心に残っていたのかもしれない。彼女は病に伏せっていて、感情の起伏が激しかった。私は、彼女は彼女なりに努力し、苦しんでいたから、あのとき優しくしてほしかった、と求めるのは彼女を否定するようで嫌だった。そんな感情を持つ自分は優しさにかけていると思っていた。
カウンセラーさんは「あなたの言う通り、お母さまは悪くないし、仕方がなかったことだけれど、あなたが寂しいと思った気持ちまでは否定してはいけない」と言った。まだ腑に落ちていないし、怖いからあまり考えたくない。
弟が生まれた。年の離れた、かわいい弟。私は弟の世話にのめり込んだ。自分の中で初めてわいた、血の繋がったまだ弱い存在へのとめどない愛情。それは劇的で、強烈だった。
そのとき子供なりに思った。「私は愛されるんじゃなく、愛す側なのだ」と。愛をもらう側じゃなく与える側の使命があって、こうなっているんだ、それはきっといいことだ、と納得した。弟は、ほんとうに、ほんとうに可愛くて、たまらなかった。
中学生の頃に、特発性過眠症になった。居眠りを繰り返してしまうが、成績は下げたくなかったので、勉強を頑張った。けれど、職員室で「そんな病気ほんとうにあるの?」と笑われた。意欲・関心・態度は最後までBだった。ジョーカー観た時、警察にそんな病気あるの?ってジョーカーが言われるシーン、その時のことを思いだして泣きそうになったな。
話は飛んで、あれは高校1年生の頃だった。突然私はパニック障害になった。ほんとうに、突然だった。過眠症は薬も処方されて改善に向かい、友達もできて、彼氏もいて、部活も楽しくて、とてもいい感じだったのに、急にすべてが壊れた。
母は私の発作を思春期特有の不安定さとみなし、「病院なんてとんでもない。寝て治しなさい」と言った。家にいてもずっと不安で逃げ場がなかった。
今なら、彼女がなぜそんなことを言ったのかわかる。自分と同じ運命をたどる娘を「異常」とみなしてしまえば、自分も異常者になってしまうから…だから彼女は悪くないんだ。彼女は精一杯やっていた。
でも私は、ほんとうは、とてもとても辛かった。誰も味方がいなかった。とうぜん高校生同士の恋愛なので彼氏もいなくなった。部活もやめなきゃいけなかった。友達とも接することができなくなった。なんで?とずっと思っていた。ようやくかかりつけの小児科でソラナックスを処方されたが、ずっと不安定だった。助けてほしい、助けがほしい。
私は、これらの気持ちを全て否定することになった。なぜなら、私はこの感情に振り回された挙句、過ちを犯したからだ。感情が暴走するから誤る。ならば、感情をなくせばいい。そう思った。それはある程度は上手くいったのだ。
パニックは昼夜関係なく何度も私を襲った。安心できる時間はひとつもなかった。私が助けを求めたのは、男性だった。性行為をしている間もずっと怖かったが、ひとりぼっちよりましだった。
「助けてあげる」と言われてついて行ってしまった。いけないことだとわかっているのに、やめられなかった。次第に、私はこの関係を肯定するようになった。生きるために必要なんだ、間違っていないんだ、と思い込むようになった。
そこから、私は人の感情を利用する癖ができた。「女」であることを供給すれば、愛されるんだ、と思った。小さい頃可愛がられたかった気持ちや、パニックで孤独だったこと、過眠症という理解されづらい病気も、すべて恋愛感情といフィルターを通してならどうでもよくしてくれるみたいに感じられた。私が弱ければ弱いほど、みんな心配してのめり込んでくれた。
私は当然まともな関係を築けなかった。急に嫌悪感を抱いたり、うっとうしくなったりして、相手を突き放した。悪いことだとわかっていた。私の行動は変わらなかった。
大学生になってうつ病になり、ますます生活が困難になって、当時の恋人にかなり依存して生きていた。生活能力は皆無だった。そのことで自分を責めた。やつあたりもした。彼に世話をされるたびに、「私が何もできないことを本当は馬鹿にしているくせに!」と泣きじゃくって困らせた。認知が歪んでいた。彼を突き放してまた複数の人間と関係を持ち、試し行為を繰り返し、失敗し、変わりたい、と何度も思い、変われなかった。
私は、これらのことに一番蓋をしている。不安定だった自分も全て蓋をしている。この経験をどうこう思う以前に、なかったことにしたがっていた。精神的に不安定な自分も、全て否定した。
だから私は変わらなかった。表面上はニコニコとしていても、ずっと影は付いて回っていた。「私は大丈夫、もうまともになった」何度も何度も思い込んで、実際それは、途中まではうまくいっていたように錯覚された。ほんとうはずっと、ゆがんでいたのだ。
うつ病が治って、しばらく安定していた。この間に、社会生活での困難はほとんど解決された。ようやくまともになってきた、と思った。やがて恋人ができた。弟に感じていた愛情に近いものがあった。なんでもしてあげたかった。でも、相手を大切にしていたつもりで、その根底にはやっぱり見捨てられたくないという気持ちがあった。
私は過去を笑い飛ばしながら話した。こうやってあったことを矮小化して、強い自分を示したかった。そんな自分に恋人が眉をひそめているのにも、私は気づかなかった。
浮気が発覚して、「化けの皮が剥がれた」と彼は私を表現した。その通りだった。私は元から人を愛せないのだ。無理をして軋んだ自分を埋めるように、酒を浴びるように飲み、過食し、そして再び不貞行為をした。私は何も変わらなかった。それどころか、より残酷な化け物に進化した。
人と親密になり、尽くしてやり、コミュニケーション能力を磨き、知識を貯め、あの手この手で、恋愛に限らず、すべての人間関係を求めた。たくさんの友達を作ってそばに置いた。とても満たされていた。
このことで、もっとも近しい人を最悪の形でどん底に突き落とす自分の加害性は、より際立つ結果となったと思う。
私はずっとずっと前から自分の加害性に気づいていたのに、愛されたくてそれを隠す努力ばかりしていて、加害性そのものをどうにかしようとは思わなかったのだ。勉強したり、化粧を覚えたり、流行りの歌を歌えるようになったり、接客でコミュニケーションを磨いたり、そういったことが正しい努力だと思っていた。違った。しかし、努力しているから大丈夫、私は治った。もうひどいことなんてしない。そう慢心した。
不安定な時は一瞬で滑り落ちるようで、気づけば元の木阿弥だった。
そういえば、「コンビニ人間」について彼と話した時に、意見が真っ二つに別れた。彼はあれをバッドエンド寄りの解釈をして、私はすばらしいハッピーエンドだと思ったのだ。あんなに素敵な話はないと思っていた。リトマス紙のように、私たちの住む世界がまるで違うことを、あの小説は示していた。
カウンセリングや友人との対話を通して、私にとても似た精神疾患があることを教えてもらった。17歳のカルテのスザンナと同じ病気。17歳のカルテを見た時は、スザンナと私は全然似ていないと思ったし、その時興味を持って調べてみた時も、こんな人もいるんだな、と思っただけだった。
真夜中のパーティのシーン、スザンナのカルテにはこう書いてあった。
「自己像 関係 気分の不安定。目標不明確 衝動的。自傷行為 カジュアル・セックス。反社会性と悲観的態度が顕著である」
どうしてこれをみてさえ、あの時の私は、これが自分と似てないと言えたんだろうか、何だか笑ってしまう。
それはやっぱり、自分とぜんぜん向き合ってなかったし、そもそも自分がなんなのかもわからなかったからだと思う。
実際のところにているだけで全然違うのかもしれないし、わかったところでなにかが解決することでもない。
ただ、私が住んでいる、この無限に先送りされる世界感は、どうしようもなく加害的で、ちゃんと生きるためにはそれなりの時間と、努力と、誰かの知恵が必要なタイプの問題だったということはわかった。それを矮小化して、根性論を自分に押し付けて、ひとりでやろうとしたから、私は自分の歩く道と、そこにたまたまいただけの罪のない人を焼き払ったのだ。
私は怖い。友達はいまでも私に寄り添ってくれるが、友達がわたしに「あなたの好き」と言ってくれる部分さえ、もしかしたら、こうした歪みや病理の表出でしかないのだとしたら?すべてがひっくり返ってしまう。私ってなんだろう。
私にチャンスはもうないかもしれない。チャンスがあったとして、それに縋る資格すらないのかもしれない。私はそれでも、まともに誰かを愛せる自分になりたい、と、まだ、こんなになってさえ思ってしまう。
くじけそうになったとき、自分がわからなくなった時に戻ってこれるように、増田にそっと流す。
対人関係、自己像、感情などの不安定性及び著しい衝動性の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。
以下のうち5つ(或いはそれ以上)によって示される。
1. 現実的に、又は、想像の中で見捨てられることを避けようとする 「なりふりかまわない努力」(見捨てられ不安)
2. 理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、不安定で激しい対人関係様式
4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも、2つの領域にわたるもの
(例:通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することは稀な、エピソード的に起こる強い不快気分、苛立たしさ、又は不安)
題名の通りなんだけど、実習に明け暮れた大学後半から就職して十数年、楽しむための読書習慣から遠ざかってた。仕事で必要な専門書は読んでたけど、それにプラスしてネットで文章読んでたら、それ以上いろいろ読みたい意欲が飽和して湧かなかったんだよね。
んで、先月退職してまとまった時間がある程度できて、ああそういえば、読書って仕事や生活のスキルを上げるためだけじゃなく、楽しんでするものだったよなあ、と思い出した。
せっかくなので、いろんな人に教えてもらいたい。
学生の頃は田中芳樹とか好きだった。某シリーズは途中から思う所はいろいろあったけど、とりあえず生きてるうちに最終巻を読むことができてよかった。自分の感性が変わったからかもしれない。
名前だけ聞いたことあった十角館の殺人を先週図書館で見つけたので手に取ったら、昭和版のそして誰もいなくなったなのかあ、と面白かった。あれ?平成初期か?読みやすいもんだね。
高校生の時、太宰とか漱石とか、意外に面白いじゃんと思って図書館で物色してた流れでドグラ・マグラに手を出しだら頭がおかしくなりそうで挫折したんだけど、またトライしたらいけるもんなのかなあ。読めない人には読めないもの?
さらっとしたのは忙しい間でも読めたんだけど。コンビニ人間とか、三匹のおっさんとか、factfullnessとかぼくはイエローでホワイトでとか。忙しかった時トルストイは挫折したけど、今なら時間あるからいけるのかな。
チーズを探す話、関西弁のゾウの神様の話も面白かった記憶はあるけど、より良い生き方みたいなのを探しながら読んでた時期だったな。退職してスッキリして、より良く生きる方法は探さなくても楽しく生きられればいいや、と今は思う。
今のところ積んであるのは以下。
息子がバトルロワイヤル面白かったと言ってたから読んでみる。小学校の卒業式の前の週に読んだからちょっと怖かったらしいけど自分がこの年で読んでも面白いのかな。息子のおかげでハリポタとダレンシャンと星新一を楽しめたから、きっと面白いんだろうな。息子にはお礼に火車を貸してやった。
娘の中学受験の教材にたびたび登場するから機関車先生とトットちゃん読んでみる。
あとは、銃・病原菌・鉄と、ショーペンハウアーの幸福論、アクロイド殺人事件、十二国記の新刊。ルドルフとイッハイアッテナの新刊がもし出たら、子供が成人してても自分が読むために絶対買う。あとはhomodeus。
まだ読んだことのない面白い本が世の中にはたくさんあるんだろうな。
他にもぜひ教えてください。
気づいたらオススメあげてくれてる人がたくさんいて、面白そうな本リストがズンドコ増えてうれしい。
一人一人に直接伝えられないので、ここでお礼を言わせてくださいな。
みなさん本当にありがとう。
自分は話をまとめるのが苦手で、話したい話題があると2時間~4時間ほど喋ってしまいます。
だから長く見積もっても30分ほどしかない精神科の診察では言いたいことも言えないし、聞きたいことも聞けない。
精神科を受診して発達障害のテストを受ける要因となった悩みの数々は、依然として解決していないです。
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悩みについて具体的に書くと、下記のような感じです。
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・物忘れが激しい
予定を忘れたり、ひきこもりだから生活範囲は自室だけなのに、物をよく無くします。
通院時に携帯すべきものを忘れがちです(保冷剤入りのバッグとか)。
部屋が荒れているので掃除しようとするけど、ゴミ捨てできる曜日や、仕分けの状況を把握できなくなり断念してしまいます。もはや断捨離でしか片付けられない感じ。
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・短い単語なら聞き取れるが、会話になると相手の言っていることを把握できなくなる。自分が話しているときも同様の症状に見舞われる。
スカイプを利用した通話なら、内容を録音して後日書き起こしすれば内容を把握できます。だけど、電話口や外ではそんなことはできません。
発達障害のテストの結果には「言われた内容の中から重要なところに注目することが難しく、結果として話の本筋がわからないことに繋がっている」と書いてあります。
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縦書きなら普通に読めます。現在も電子書籍で「コンビニ人間」を読んでいます。
高認試験を受ける予定があるので勉強中なんだけど、とても困っています。
精神科医からは「定規を使って視覚情報を制限しろ」と言われたんだけど、他に方法はないですか?
高認試験の本番で定規の持ち込みが可能なのか不安なので、別の方法があるのならそちらも試したいです。
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・聴覚過敏
物音がとても苦手です。以前住んでいた家では、一階のトイレの音や隣家の生活音が気になって辛かったです。
遮音効果を期待して、2階の床に畳を並べて床板を厚くしたこともあります。
現在は街宣車と、暴走族と、エーコープの訪問販売と、雷と、犬の遠吠と、ほぼ毎日発生している両親の口論が辛いです。
精神科で「ストラテラ」を処方されて一週間ほどになります。効果が出るまで4~6週間ほどかかると知り、頭を抱えています。
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悩みについて書き出すときりがないんですが、近々のうちになんとかしたい問題は以上です。
この日記を見たかたでアドバイスをできるかたがいましたら、ぜひとも書き込んでいただきたいです。よろしくおねがいします。
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【追記】
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>>https://anond.hatelabo.jp/20190926130547
>>でも横書きの文章が読めないのによく増田利用しようと思ったよな。縦書き表示に変換するChromeのアドオンとかあるの?
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「横書きが全く読めない」ということではなく、「横書きの長文が読めない」あるいは「横書き+記入欄の混在が読めない」と言った感じです。
例えばですが、スマホから閲覧する場合は「文字のサイズを大きくすることで、一行あたりの文字数を減らして」対処しています。
一方で、教科書や契約書の場合は一行あたりの文字数を調整できないので、苦戦することになります。
高認試験の申し込み用紙などは「文字が小さい+文字数が多い+記入欄が存在する」に加えて、「手引書が読みにくい」だったため、母親に代筆をお願いしました。
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アノニマスダイアリーに書き込んだのは、「以前にも書き込んだことがあったこと」「ASDの症状について、不特定多数に相談する場所として勧められたこと」が理由となります。
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本当に悩んでいたので、こうして返信(アドバイス)をいただけてほっとしています。
皆さんありがとう。