はてなキーワード: 女子校とは
私は20代後半女性。恩師であるE先生は今は50代になるだろうか、親より少し下の世代の女性。私立女子校の保健室の先生で、私の進路決定に大きく影響を与えた存在である。
私がその学校で生徒だったのは10年ほど前のこと。中学受験で入った学校に1時間かけて通学したものの他の生徒と馬が合わず、クラスや部活で馴染めないどころか「場面寡黙」のような状態になってしまった。気は強かったので、そんなことで不登校になってたまるか、と踏ん張っていたが遂に中学2年の初夏に心が折れてしまい、保健室に入り浸るようになった。
そのとき様々な声かけをし心理的ケアをしてくれたのがE先生で、私は彼女に憧れて看護学部を受験し、現在は看護師をしている。
看護師を数年したら養護教員(保健室の先生)になるだろうと高校時代は思っていたものだが、大学時代に就活をするときには一度そのことは消し去ってみた。だけど一度夢にまでみたこと、資格は“一応“持っているので、叶えてみるのが過去の自分のためだと思い転職活動を開始したのがここ1年のことである。そして新型コロナウイルスの流行があり、学校保健においては大変なことであろうと思い、E先生のことが思い浮かび、お元気だろうか、と様子伺いを兼ねて近況報告を送ることにした。
E先生はクールな方だけど、内面はとても豊かな人だったと思う。
ただ、さっぱりしすぎていてなのか、仕事上(教科・学級担任と異なり全校生徒を相手にする)致し方ないのか、年賀状を送りたいだとかEメールアドレスを教えてほしいだとかお願いしても、全く個人的な連絡先を教えてくださらなかった。
「学校に送ればいいわよ」とか「学校に来れば私はいつでもいるわよ」とか仰っていた。他の教師たちはというと、携帯やSNS禁止の古風な学校のくせに、数年前に訪問してみるとLINE交換を迫ってきた、なんてこともあった。
そういうわけで、E先生宛に手紙を書いた。もちろん個人的な連絡先を知らないので、宛先の住所は学校にした。私学だから転勤もないし、ほかの先生から消息は伺っている。
同じ県内に住んでいるので、1日もあれば届くだろう。
お返事は週明けには来るだろうか?
そんなことを考えた。
が、1週間経っても、2週間経っても、シルバーウィークを挟んでも、返事は来ない。
前述の通り、クールなお方だから、と思って、松任谷由実の「返事はいらない」さながら、返事は期待せずに手紙を書いたし、ポストに投函した。
だけども、どうしても、返事がこないとソワソワしてしまう。
私は平成1桁生まれ、とはいえ、ジャストなデジタルネイティブ世代で、物心がついたときにはダイヤル回線でポストペットがメールを運んでくれるような環境だった。
大学に入って最初の数ヶ月こそ「メーリス」を多用したが、だんだんLINEが普及しはじめ、LINEが主流の通信手段である。
仕事を始めれば職場ではメールを使うが、いま私の周囲で即時性のないやりとりはその程度。
別件で、他の恩師からコロナ禍で病院で働く私の身を案じるお手紙をいただいた時には、速攻でお返事を書いて出したくらいの即レス魔なのである。
E先生から返事が来ず悶々とし、私はインターネットの大海から「手紙」の返事を「待つ」という行為についての記事を探しまくった。スマホに穴が開くほど、といいたいところだが実際には私はかなりの睡眠時間を犠牲にした。
LINE、Twitter、4G通信、メールですら「センターに問い合わせ」をしなくても届く時代。
即時的な現代でわざわざ手紙を送るという行為は、待つ時間をも味わい、愉しむ必要があるようだ。
そして、手紙というものは、一方通行であることをある程度覚悟する必要があるらしい。
こういう話は、文化人類学にでもなるのだろうか?
毎日ポストを、封筒が入っているのを十分想像しながら開ける。そんなことをして早1ヶ月。
そういえば、E先生はお勧めの本でミヒャエルエンデの「モモ」を紹介していたっけ。時間の大切さを題材にした物語だったと思う。
E先生が返事を送ってこないのは、メッセージがあってかどうかは知らない。が、もう少し待ちながら、自分のことをまた一生懸命やってみようではないか。
お前らなら分かるだろ?
ラブライブってのは言ってしまえばベビプリの反省を生かしてシスプリとストパニを焼き直したものなわけだよな?
こんなの当たり前なのに、ラブライバーの癖に知らない奴らが大勢いるんだ。
シスプリは聞いたことあるけど、ストパニは知りませんって奴ばかりだ。
あのなあ……ベイビー・プリンセスで人数を増やしすぎたという反省が、9(+3)というシスプリ方式への回帰を産んだんだぞ。
キャラが立っていれば9人までなら覚えられる。
そこからあとで3人までなら追加で覚えられる。
女子校世界の設定だって、もしもストパニを経由してなければ、もっとマリみてもどきで終わっていたさ。
それを知らずにラブライバーをしてる連中が多すぎる。
新海誠だって、君の名の素晴らしさを散々語ってるやつがほしのこえも彼女の猫も知らねえし遠い昔に自主制作アニメブームが巻き起こっていたこともエロゲが一つの巨大なコミューンと化していた時代すら認識の外にあると来やがる。
そういう所だぞ。
うっすいんだよ!
それまでの私は、小学校で友達作りに悩み、習い事では虐められ、虐めていた本人が私から虐められていたと言われ習い事の偉い先生に怒られ、嘘をつく人が助けられる世界が憎かった。小学校の3階の窓から下を見て「ここから飛び降りたら」と考えた記憶は今でも鮮明に残っている。
中学の頃、何度か逃げた。電車に乗って終点まで行って、また電車に乗って知らない街を歩き、家に帰ると嘘をつく。そんな日を一年に何度か繰り返していた。私なりの、自分が壊れないための行動だったのかもしれない。
高校から女子校に入り、友達ができた。もう全然連絡を取っていないが、その当時の私は幸せだった。友達がいるってこんなにも楽しいのか、こんなにも幸せなんだと救われた気になった。
大学に入り、また友達が出来なかった。それでも、高校の友達とはまだ連絡を取り合っていたから寂しさとかもなかった。
でもその時から、漠然と自分は25歳ぐらいまでに死のうと思っていた。理由は今ではわからない。でもその時は、本気で思っていた。
どこで死のう、やっぱりふらっと何処かに行くのがいいのだろう、じゃあどこに行こう、やっぱり海かな。
冬の海に1人、下見に行ったこともあった。でもよく考えたら海にそのまま入って死ぬの難しくね?となり、やめた。
山がいいだろうかと何度か調べた。やっぱ富士山かなと思いながら、新幹線の車窓から見つめたこともあった。
絶対電車系はやめようとは思っていた。誰かに迷惑をかけてまで死にたくない。死ぬなら1人でひっそり。それが理想。
毎日毎日、あと一年だあと数ヶ月だと数えていた。どこに行くかプランは決めてなかったが、具体的な日付は決めていた。
その時、偶然実家の犬が虹を渡った。
最初に見つけたのが私で、悲しくて悲しくて泣いた。なんで私より先に死ぬんだと、少し恨んだ。
火葬した2週間後、ペットロスによって家族が消沈し、偶然知り合いにブリーダーがいたこともあり、新しい家族を迎える話になった。私が死のうと考えていた、1週間前のことだ。ブリーダーの元に行き、子犬を選ばせてもらった。私の掌の上で眠りながらしっかり呼吸をしている、今の愛犬の姿を見て、いつの間にか泣いていた。ブリーダーのおばさんがティシュで涙を拭ってくれた。
それでも、長年この日に死のうと思っていた決断が揺らいでいいものかと悩み出した、死ぬ3日前。
その日は大きな仕事の成果を発表する日。時間をかけて準備してきて、それが終わったら死のうとすら思っていた、大きなきっかけの日。この日、私は一度死んだ。
結果的には良くなかった。目標を達成出来たかと聞かれたら、首を捻るほど。しかし私の上司はその結果を踏まえた上で
「ちゃんとしてた、よかったよ」
と言ってくれた。他の人にも
「貴女の方がまともやった、何してるのって怒られちゃった」
と、私より結果が良かった人にも言われた。お世辞だったかもしれないが、それが嬉しかった。
そこで初めて、自分で何かを成し遂げたような気がした。
今まで友達作りに失敗し、何もかもから逃げて、いつ友達に嫌われるかビクビクしながら、自分の代わりなんていくらでもいると思い込み、私一人いなくなっても大丈夫だと思っていた。
でも、私が成し遂げたことを褒めてくれる人がいる、その人の期待にこれからも答えたいと思った。期待は時にプレッシャーだが、それでも乗り越えられるように強くなりたいと思った。
知らず知らずの内に私を生かしてくれた人たちのように、私も誰かを生かす人になろう。自分の為に生きながら、誰かの為に生きよう。そう思えるようになった。
新しく家族に迎えた愛犬を、最後まで絶対一緒に居ようと決めた。その瞬間まで愛してあげようと、誓った。
本当に苦しい人は、私なんかの悩みや考え方を温いと言うだろう。それもわかる、今の私もそう思うから。
でも、あの時諦めなかった命がここにある。それを噛み締めて踏み締めて、今を生きている。
先日、入籍した。旦那のことはとても好きだ。今まで生きてきた中で一番話が合う。
それとは別に、最近思うことがある。思い出す、と言ったらいいか。
主に女子校だったころのことだ。私には友人になるタイプの子とは別に、「好きなタイプの女の子」というのが必ずいた。顔はそれほど可愛くなくていい。声は高めだといいな、丸顔、少し太めだとなおいい。性格は控えめな子も明るい子もいた。
どちらにせよ私の一番の親友になるタイプでは絶対にないのだが、一人、二人、常に「好きなタイプの子」がいて、グループが一緒になると嬉しかった。頬っぺたを突いたり、腕を無暗に触ったりしていた。それは女子校時代だけではなかった。卒業してからも、大学に入ってからも、社会人になってからもときどき「好きなタイプの子」がいて、ふらふらと寄っていっては頭を撫でたりしてしまう。次第にもはや年齢も関係なくなってきた。40代だろうが50代だろうがツボに入る「女の子」はいる。そういう「女の子」は出会った瞬間に「好きなタイプの子」だとわかるのだが、つい連絡先を聞けなかったりということはよくある。
そして旦那と結婚してからよく思う。そもそも世の一般的な女性は「好きなタイプの女の子」というものがいるのだろうか。
ついでに言うと最近、会社に入ってきたアルバイトの主婦のお姉さんがめっちゃ好み。
私は今、好きな同性のクラスメイトがいる。
私より美人で運動神経も良くて頭もいい、誰にでも優しい女の子。
女子校での生活が6年目ともなると、最早男の子という生き物がどういうものなのかを忘れてしまっている気がする。
私が知っている今の私と同い年の男の子というのは、ブルーライトの向こう側の細くて可愛い子たちくらいで、実際の同い年の男の子がどんな感じなのかは正直想像もできない。
ブルーライトの向こう側にいる彼らでさえ、もしこちら側に来たらと考えると真っ先に浮かぶのは恐怖だ。自分よりも体が大きくて力が強い、そして何を考えているのか分からない未知の生き物。
この間私は誕生日を迎えて、18禁の暖簾をくぐれるようになった。その時にふと気づいたのは、今の自分がいる箱の特異さだった。
私の周りだとセッ○スという言葉は大抵の場合ネタにされるかタブーのような扱いを受ける、なぜなら殆どの人がその言葉に実感を持たないから。私もその1人なのだけれど。
性的欲求は汚らわしい悪いものだ、という言葉にされることの無い同調圧力。
なのに、二次創作やシチュCD文化に触れている人は多く、私たちはセッ○スという行為からは乖離した『セッ○ス』という概念の話は当たり前のようにする。
女子校、という括りにするのが正しいのか最早定かでないが、少なくとも私の学校はパーソナルスペースという概念が崩壊している。
勿論人を選んではいるが、仲の良い友達同士は当たり前のように手を繋いだり、ハグをしたりする。
それがふざけてとかではなく、日常的に当たり前のように行われる。
私も、好きな某クラスメイトへの感情が恋愛感情だと気づく前は、彼女に当たり前のように抱きついたりすることもあった。別にそこに対して特別な気持ちは無かったような気がする。
けれど今、私は毎日彼女を見る度に彼女に触れたいと思っているし、そんな自分が心底気持ち悪い。
触れたい、と言っても別に大層なことを望んでいるのではなく、私の学校の子達が当たり前に友達にするようなことがしたい。でもそれは、私にとっては抑え込んだ性的欲求の代替行為なのでは無いかと思うと、自分に触れるなんて汚らわしいと思ってしまう。
彼女は、それに対してなんのリアクションもしなかった。多分、無かったことにされた。彼女は、以前と変わらず誰に対しても優しく、その優しさを私に対しても向けてくれる。彼女は私のことを友達かそれ以下に留めておきたいのだろうし、そんな彼女に対して今の私が触れようとするって、これが仮に男女の恋愛だったら大問題だよな、と思ってしまう。
先日、その場のノリだけで、さよならをするついでになんとなく彼女と手を合わせたことがあった。柔らかさと体温と、なによりもっと触れたいと思った自分が忘れられなくて、そのことが心底気持ち悪かった。
もう消えてしまいたい。それか昔に戻りたい。
彼女への好意をまだ恋愛感情だと認識していなかった頃に。いや、あの頃は別に今の私みたいなことを考えて触れ合っていた訳ではないのだけれど。
彼女に気持ちを伝えた時、正直私は彼女に気持ちを否定されることを望んで伝えた節があった。まさか無かったことにされるなんて、これっぽっちも思っていなかった。
宙ぶらりんなまま今も私の気持ちは彼女に向き続けていて、最早隠しきれていないであろうその気持ちに彼女は何も言わない。
私は毎日のように彼女にどうやって話しかければいいのか考えているし、下らない話題を振っては弾まない会話に心底後悔して、でも彼女と話せるというそれだけの事に幸せを感じて。
毎日、楽しくて辛くて苦しくて、こんな生活早く終わってしまえばいいと思っている。
もうこんな恋愛は二度としたくない。
次に好きになる人がまたヘテロの同性だったらと思うと、心底怖い。
母校の女子校は若い男性教師も多く、他の男のサンプルが少ない生徒の中には彼らに恋心を抱く子も少なくなかった。その中でも特に可愛い子達は、本当に陰でその教師と付き合っていた。不倫だった子も、教師同士で付き合ってる陰で浮気相手になってた子もいる。なんなら人気のある若い男性教師は多分みんな生徒と付き合ってた。
で、大学生になって、「あの時は自分も乗り気だったから訴えたりはしないけど、今も思うとキモいよね。教師っていう自分の立場わかってんのかな」と苦々しい顔で言っている卒業生も一人や二人ではない。
男性教師のうち一人は某名門男子校出身だったが、「高校同期の医者に、女子校の健康診断担当したいから紹介してって言われた〜笑」と授業の笑い話にしてしまうような人もいた。
他に吐き出すところがないのでここに書く。
私は多分、肩書き的にはエリートに分類される女だと思う。都内の中高一貫女子校からストレートでいい大学を出て、いい企業で働く若い女だ(こういうこと書くと、この掲示板では「うんち」って言われるのもなんとなく知ってる)。
そして私は多分、ミサンドリストだと思う。女子校から半ば男子校みたいな大学に入って、すっかり男性が嫌いになってしまった。容姿やメイク、服装に口を出されるのが本当に嫌(お前らは襟ダルンダルンのクソダサ英字Tシャツ着てるのに、どうして同じ学歴でも女はコンサバ系のお洒落じゃなきゃいけないと思ってるの?)。勝手に「ヤレる/ヤレない」でランク付けられたのが嫌(こっちから願い下げ)。生理痛が重い人間なのだが、それを理由にサークルを休んだらセクハラと嫌味を言われたのも嫌(男子も男女別学出身者が多いからだと思うけど、とにかく女の体について無神経)。
サークルでも、渉外先のおじさんに散々体触られて家に帰ってからわんわん泣いた。やめて欲しいというメールを送ったら次から電話を無視されるようになった。
就活も地獄。うちの大学から行くのが現実的な企業は、管理職のほぼ100%が男性だ。ある大手広告代理店のインターンは、講師役のお偉いさんはみーんなおじさんだった。
女性にはキャリアの断絶があり、それは出産だけではない。同じような経歴の男性の多くは育児を手伝ってくれない。というかそれこそ学歴や職歴が下でも手伝ってくれない。そのせいで女性は男性より出世できない。結婚orキャリアの世界だ。女子校時代に教えて貰えなかったこ情報が一気に入ってきて、私は一時期躁鬱の薬を飲んでいた。
そんな私に救いの手を差し伸べてくれたのが、ヒプノシスマイクの中王区だった。
ヒプノシスマイクはガバガバ女尊男卑の世界線を描いた女性オタク向け音楽ジャンルだ。言の葉党というラディカルフェミニスト政党を中心に、女性が実権支配している中王区には壁が築かれ、男たちは重税をかけられながら壁の外で暮らす。中王区に住む女たちの娯楽として、メインキャラクターである選ばれし男たちがラップバトルをする、というストーリーだ。
現状の男尊女卑のミラーリングになっているかというと、全くそんなことはない。女オタクはなんやかんやで地位の高い男性キャラが大好きなので、メインキャラクターたちもかなりいい職に就いてる人間が多い。医師、弁護士、キャリア警官、教師、売れっ子漫才師……ドラマパートでも、彼らが女性に虐げられるシーンはない。モブ女性は柔らかい声で彼らを「先生」と呼ぶ。
恐らく、女尊男卑の制度が出来て日が浅い世界線なのだと思う。既に公式から出されている情報と合わせてみても、ベースは現代と一緒。現世に嫌気が指した言の葉党員たちが革命を起こし、戦争を経て、勝ち取った社会の潮流を無理矢理変えるべく「男性にだけ重税をかける」という方法に出たのだと思う。
いや、それが悪いことはわかる。私はミサンドリストだけど、実際に男性に重税に苦しんで欲しいわけじゃないし、どうせなら両方が楽になる道を模索したい。だからやっぱり言の葉党がやろうとしていることはラディカル過ぎる。彼女たちが完成させようとしているのはポリティカル・コレクトネスではなく男性への復讐だ。
でも、せめて、フィクションの中くらいは、不満を持った女性たちに好きにさせてはくれまいか。
物語の進行構造上、これから男性キャラクターたちが言の葉党を打倒することになるだろう。「平等を掲げた男たちが女たちを打倒する」ストーリーだ。でもそれで勝ち得た社会は、本当に平等な社会なのか?絶対に元の木阿弥、男尊女卑に逆戻りだと思う。
嫌だ、言の葉党が負けるのが怖い。このまま「女性しかいない国」を保って欲しい。フィクションの中だけでいいから私に逃げ場を残しておいて欲しい。
これが中王区のMVだ。最高。男に媚びない強い女最高。
彼女たちはここまでのし上がるのに、どんな努力をしてきたんだろう。一応血反吐を吐くような試験勉強や就活を経てきたキャリア女性である私は、勝手に共感して苦しくなる。
「男のためではなく、自分のために」露出度の高い格好をしているキャラクターに心の底から共感する。MVが出てから余計に中王区が好きになった。
助けてくれ。怖い。中王区が倒されるのが怖い。せめて彼女たちが国外逃亡して、その先で男尊女卑に怯えず幸せに暮らしてくれないかなと願う。
今日みたいな終わりかけの夏を感じる晴れた日はどこかしんみりとした気持ちになってしまう。
女子校あるあるなのだが、みんな「好きな先輩」がいて靴箱経由でお手紙交換したり、バレンタインには気合を入れてお菓子を渡したりしていた。
上下関係が厳しく、上級生の廊下、ましてや教室まで行くのはタブーとされており、階段や廊下で同じ部活の先輩に会ったら通り過ぎるまでお辞儀をし続ける、そんな「伝統」のある女子校だった。
私はハンドボール部の日焼けした肌と切れ長一重のショートカットの先輩が好きだった。
運動神経抜群な先輩の体育の授業をひと目見ようと休み時間ギリギリまで粘って校庭を眺めたり、先輩が生徒会に入るという噂を聞けば立候補したりした。(結局ただの噂で先輩は生徒会に入らなかった)
今では先輩のプロフィールなんてほとんど覚えていないが、長めの前髪から覗く目と視線が合ったときのドキドキは今思い返しただけでも心がキュルンとする。
2年ぐらい片思いを続けた私が中3、先輩が高2のときのバレンタインには張り切ってブラウニーを作り、かわいいラッピングをして先輩の移動教室のルートを把握した上で、待ち伏せして渡した。
すると1ヶ月後のホワイトデーにお返しとしてプーさんのマグカップをもらったのだ。
中学生の身分からすると千円以上するものを買うなんてすごい買い物だったし、先輩から形の残る、しっかりとしたプレゼントをもらった私はクラスのみんなから羨ましがられ、だいぶ誇らしい気持ちになった。
このマグカップは家宝にしようと強く心に誓い、大切にしすぎて実際に箱から出して使ったのは自分が大学生になってからだった。
その後、私は高校を卒業する前に転校してしまい、先輩とはそれっきりになってしまったのだが実家に帰ってプーさんのマグカップを見るたびにふわふわと心がくすぐられるような気持ちに浸っている。
いつかこのマグカップが割れてしまったら私の中のこの小さな思い出も消えてしまいそうで、考えただけで涙が出そうになる。
先輩への好きという気持ちは未だにあるけれど、思い出の中の先輩が好きだから今会ってもきっと何も話せず、もやっとした気持ちになるのがわかっているからFacebookも検索したことがない。
あのボーイッシュな先輩が髪を伸ばして母親などしてたらきっとそれはもう私の知っている先輩じゃないだろうなぁと思いつつ、元気にしているのかなぁと淡い気持ちを思い出している。
先輩が悲しい気持ちになっているときがあれば、どこかで私のような人がいつもあなたの幸せを願っていることが通じるといいなぁと思って晩夏の空を眺めてる。
昨日かその前くらいに、同級生だった女子が性転換したと聞いて、当時裸を見られてたと思うと気持ち悪い、みたいな記事を読んだ。もしこの人が、私みたいな男女どちらも恋愛対象な女に着替えとか見られてたらどう思うんだろうと興味深かった。まあおそらく気持ち悪がられる気がする。
メインの話はこちらで、着替えを見るのは楽しい。中高女子校だったので、週一で着替えを見られた。最近大学で健康診断があって新鮮な女子の着替えを拝めて眼福だった。かっこいいスポーツブラ、レースのついた正統派なワイヤーブラ、ユニクロのシンプルなやつ、一番好きなのは上に白いシャツを着てて中のブラが少し透けてるやつ。自分の通っていた学校は女子校だからといって全部脱いじゃえみたいな人はほとんどおらず、隠せるなら隠しながら着替える人が多かった。奥ゆかしい女かわいいなあ〜〜!!!全部脱ぐ女もかわいい。あとは制服の着る順番が違うのが面白かった。体操服から着替える場合、私はズボンを脱ぐ時に隠したいからスカートから履いてたが、汗拭きシートで拭きたいから、上から着替える人もいた。着替えながら疲れたね〜とか話してる同級生もかわいかったな。健康診断で着替えながら話してる女子を見て懐かしく思った。本当に女性ってかわいいな〜〜
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 116 | 19575 | 168.8 | 47 |
01 | 58 | 3389 | 58.4 | 31.5 |
02 | 47 | 8909 | 189.6 | 57 |
03 | 48 | 7803 | 162.6 | 43 |
04 | 40 | 3812 | 95.3 | 43.5 |
05 | 35 | 2781 | 79.5 | 57 |
06 | 46 | 1762 | 38.3 | 28.5 |
07 | 34 | 3480 | 102.4 | 64.5 |
08 | 60 | 18938 | 315.6 | 39.5 |
09 | 87 | 12768 | 146.8 | 44 |
10 | 112 | 14778 | 131.9 | 57.5 |
11 | 155 | 12735 | 82.2 | 44 |
12 | 182 | 19143 | 105.2 | 35 |
13 | 144 | 11289 | 78.4 | 32 |
14 | 188 | 15892 | 84.5 | 36 |
15 | 189 | 12519 | 66.2 | 43 |
16 | 145 | 19234 | 132.6 | 36 |
17 | 148 | 15848 | 107.1 | 35.5 |
18 | 246 | 27174 | 110.5 | 42.5 |
19 | 203 | 22408 | 110.4 | 30 |
20 | 223 | 16245 | 72.8 | 31 |
21 | 228 | 33914 | 148.7 | 48 |
22 | 289 | 27507 | 95.2 | 32 |
23 | 237 | 21963 | 92.7 | 40 |
1日 | 3260 | 353866 | 108.5 | 38 |
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女子校の同級生だった人は、こころにちんこが生えていたかもしれないけど、
胸のふくらみだって割れ目だって、全部持ってるその同級生が女体を眺める視線は、
それらを持ってない男の視線とはまるで違うはずだよ。
お風呂にも一緒に入った時、クリトリスはちんこ並みに勃起してたのをみたの?
ちんこ並みに勃起したクリトリスでレイプされそうになったことがあるの?
そもそも、寮で暮らしていた時、その同級生は自分の性をどう認識していたんだろう?
玉もちんこもないのに、同級生を犯したい、中だししたい、と本気で思っていたんだろうか?
ショックを受けるのは間違いなの?情報を教えてくれた人に強く窘められたんだけど。
性転換した人とは特に仲がいい訳ではなかったけど、寮で一緒に住んでいて、当然お風呂にも一緒に入った。
何も知らずに自分の裸を男に見られていたことがショックだったんだよ。
つまり自分は今、その人のことを女ではなく男として認識している。何が悪いの?
ショックを受けたことを露骨に表に出したのは窘められるべきかもしれないけど、ショックを受けること自体はむしろ正しくない?
「え~そうだったんだ~でも結局女なんでしょ?風呂でハダカとか見られたけど気にしないわw」と笑い飛ばす方が間違いじゃないの?
何で投稿後1日経ってからホッテントリ入りしてんの…?どういう仕組み?
(色々事情があって)相手だって嫌だったかもしれないとか、Tだからって女の裸体を性的な目で見ていたと決めつけるべきじゃないとか
ただ「男であることを隠していた男に色々見られてしまった」ことにショックを受けた自分にはなかった観点が色々知れて参考になる
単なるモヤモヤをぶつけただけの読みにくいエントリにありがとう
でも1つだけ、
・強く窘められたのはショックを受けたことじゃなくてそれを聞いてギャーギャー騒いだ反応に対してだろ
・ 「ショックを受けた」と一纏めにしてるけど、窘められるような事を言ったの?
それだったら自分でも何が悪いか明白だから増田に書かないよ。むしろ何も言えなかった。その場でフリーズしてしまったんだよ
情報をくれた人はFtMの事実をすんなり受け入れたみたいだから、自分の反応に余計差別的なものを感じたんだろうね
ただこちらが言葉を紡ぐ前に「何その反応?」「もうそんな時代じゃないよ」「○○ちゃんだって辛かっただろうに~」とまくしたてたり
(今気付いたけど、あいつしれっと「○○ちゃん」呼びしとるやんけ…当時呼び捨てだったはずなのに、FtMが分かった今なぜ敢えてちゃん付け?)
小学生の時、公園によく現れて女児と戯れてたおじさん、冷静に考えるとヤバいおじさんだった。
・虫かごに入れたハムスターを公園に連れてくるから「ハムスターおじさん」→ハムスター飼ってたからわかるけど、とにかく不自然。害が及ぶ可能性が高いからハムスターを飼うことが主目的ならしていいことじゃない。
・私の世代はハム太郎が流行った世代だった。要はハムスター持ってると女児がわらわら集まってくる。
・20〜30代のおじさんが平日休日問わず昼間に公園で女児と遊んでるのは違和感がある。
そんなおじさんと公園で2人きりになってしまったことがある。「2人じゃかけっこも出来ないし、お喋りしよう」と言われて隣に座ったら、膝に座るよう促された。言い方は柔らかいがちょっと切羽詰まった感じで、「ほらいいから!おいで!」と有無を言わせない感じで膝に座らされ、腕でガッチリホールド。話した内容はろくに覚えてないが、ホットドッグって単語が出てきたような気はする。
何が一番怖いって、その1年後くらいに同級生伝いに「ハムスターおじさん、逮捕されたって」と聞いたこと。小学生の噂話だからどこまで信じていいかわからないが、別の女の子に「いたずら」したらしい。
あの時はあまり意識していなかったが、10年以上経った今、思い出す度にゾッとする。児童(どころか中学生くらいまで)は性に対する意識が曖昧な子が多いから、私みたいに被害意識が生まれるまでにタイムラグがある人も多い気がする(映画「ジェニーの記憶」みたいに)。
私はそういう感覚の発達が遅かったから、当時はそこまで気にしてなかったんだけど、中高生の時、駅で通学中のうちの学校(女子校)の生徒をガン見しながらズボンの中弄ってたおじさんも、風が強い日の通学路に何故か大量発生する定点観察おじさん達も、下校中の同級生(セーラー服)に求婚してきたおじさんも、今思うと最高に不快だ。
児童や学生に対する性的被害、結構被害者の方が何されてるかわからなくて埋もれてる事件も多いと思う。大体の人は成長してから被害に気付いて泣き寝入りだ。外国のことはよく知らないが、これでもヘルジャパンって言っちゃダメなのかよ〜って思う。
ロリコンって生まれつきなのか?それとも後天的なものなのか?小学生を狙うロリコン(ぺド)は国際的に話を聞くが、やっぱり女子中高生(制服)を性的に崇め奉るのはうちの国独特のような気もする。頼むから制服を性的な目で見ないでくれ。
小学生の時、公園によく現れて女児と戯れてたおじさん、冷静に考えるとヤバいおじさんだった。
・虫かごに入れたハムスターを公園に連れてくるから「ハムスターおじさん」→ハムスター飼ってたからわかるけど、とにかく不自然。害が及ぶ可能性が高いからハムスターを飼うことが主目的ならしていいことじゃない。
・私の世代はハム太郎が流行った世代だった。要はハムスター持ってると女児がわらわら集まってくる。
・20〜30代のおじさんが平日休日問わず昼間に公園で女児と遊んでるのは違和感がある。
そんなおじさんと公園で2人きりになってしまったことがある。「2人じゃかけっこも出来ないし、お喋りしよう」と言われて隣に座ったら、膝に座るよう促された。言い方は柔らかいがちょっと切羽詰まった感じで、「ほらいいから!おいで!」と有無を言わせない感じで膝に座らされ、腕でガッチリホールド。話した内容はろくに覚えてないが、ホットドッグって単語が出てきたような気はする。
何が一番怖いって、その1年後くらいに同級生伝いに「ハムスターおじさん、逮捕されたって」と聞いたこと。小学生の噂話だからどこまで信じていいかわからないが、別の女の子に「いたずら」したらしい。
あの時はあまり意識していなかったが、10年以上経った今、思い出す度にゾッとする。児童(どころか中学生くらいまで)は性に対する意識が曖昧な子が多いから、私みたいに被害意識が生まれるまでにタイムラグがある人も多い気がする(映画「ジェニーの記憶」みたいに)。
私はそういう感覚の発達が遅かったから、当時はそこまで気にしてなかったんだけど、中高生の時、駅で通学中のうちの学校(女子校)の生徒をガン見しながらズボンの中弄ってたおじさんも、風が強い日の通学路に何故か大量発生する定点観察おじさん達も、下校中の同級生(セーラー服)に求婚してきたおじさんも、今思うと最高に不快だ。
児童や学生に対する性的被害、結構被害者の方が何されてるかわからなくて埋もれてる事件も多いと思う。大体の人は成長してから被害に気付いて泣き寝入りだ。外国のことはよく知らないが、これでもヘルジャパンって言っちゃダメなのかよ〜って思う。
ロリコンって生まれつきなのか?それとも後天的なものなのか?小学生を狙うロリコン(ぺド)は国際的に話を聞くが、やっぱり女子中高生(制服)を性的に崇め奉るのはうちの国独特のような気もする。頼むから制服を性的な目で見ないでくれ。
私が小学生時代を過ごした土地は、所謂ニュータウン。街がつくられる時にそのまま居着いたブルーカラーの家と、ベッドタウンとしていついたホワイトカラーの家が、住んでいる地域でわかるような土地柄だった。
とてもではないが治安がいいとは言えない街。小学生が放火をし、中学生が喫煙し、高校生がバイクで走り抜ける街だ。某児童売春斡旋組織事件発覚の発端となった小学生もうちの地元出身だった。
私の家は紛うことなきホワイトカラー一家だ。元ボンボン・サラリーマンの父と江戸っ子の母の間で、歳をとってから出来た一人娘として、それなりに大切に育てられた。世帯収入は高くも低くもなく、他に兄弟姉妹がいれば私立に行くのは許されなかっただろうレベルだ。しかし女子校に入れたいという父親たっての希望で、私の中学受験は私が園児の時に既に決められていたことだった。
そうは言っても、その受験計画は実にのんびりしたものだった。目的はあくまで「公立中学校に行かないこと」。小学校一年生から塾に行くような子もいる中で、私の中学受験は小学校四年生から始まった。それもSAPIXや日能研といった進学塾ではなく、まったりとした中堅の塾。10人に満たない同級生たちと、地元の中堅私立を目指す予定だった。
しかし、それでも学校の教員からの敵意からは逃れられなかった。
彼らは常にブルーカラーの子供たちの味方だった。ブルーカラーの子供たちはまさにギャングエイジといった風体で、私の学年は4年生になる頃にはすっかり学級崩壊に陥っていた。
そんな状況の中で、私のような「恵まれた家庭」の子供は、彼らを「根性論で更生させる」ための必要悪にするのに適していた。ホロコーストと一緒。共通の敵をつくることで、教員たちは彼らと連携をとろうとしていた。
まずは保護者会で、担任の教師が「私は中学受験と塾が嫌いです」と言い放つところからスタート。この言葉はあっという間に子供たちにも伝わった。小学生にとって、それがどんな不良小学生だったとしても、「先生の言葉は絶対」だ。「先生が悪いと言った」子は、いじめたっていいのだ。
休み時間に円周率の計算暗記表を見ていたら、担任にそれを取り上げられ、クラスメイトの前で激昂された。帰りの会で黒板の前に立たされ、「私は学校で塾の勉強をしました。本当にごめんなさい」と謝らせられた。それを皮切りに、ブルーカラーの子供たちからのいじめが始まった。
帰り道で待ち伏せされる。容姿についての罵倒や、時には両親への悪口もあった。ある時はマフラーで首を絞めあげられた。子供の力なので大事には至らなかったが、笑い声のなか、酸欠で頭がぼうっとしてきたことは覚えている。
「先生の言うことは絶対」。これは私にも有効だった。だから私は、自分は悪い小学生なのだと思い込んだ。
おうちが貧乏で、ちょっと不良みたいで、勉強は嫌いで、でも、中休みになったら一番最初に校庭に出てドッジボールを始める。そんな生徒が、「良い小学生」なのだ。クラスメイトたちが音楽室に立てこもって授業をボイコットしていた時、私は大人しく教室で待っていた。でも先生が好きなのは「仲間意識の強い」彼らなのだ。
悪い小学生なのだから、虐められて当然なのだ。そう思った私は、繰り返されるいじめを誰にも相談出来なかった。
また、これは本当は幸運と言えるのだが、殊にこの場合にのみ不運と言える、両親の誤算があった。私の成績だ。
私はどうやら「出来る子」に分類される子供だったらしい。入った中堅塾ではあっという間にトップに立ち、テストも満点以外とれなくなった。ここまで来ると両親にも欲が出てきたようで、私はバスで通える範囲に出来たS某超進学塾に通うようになった。そこでも女子ではトップの成績で、あれよあれよという間に御三家を目指すことになっていた。小学生にとっての成功体験は、その子の人格形成において重要だ。私は勉強するのが楽しかった。そもそも運動は嫌いで、中休みも図書館にいるような子供だった。かけっこしか見てくれない小学校の教員たちとは違って、塾の先生は私の「勉強の」成績を褒めてくれた。後は好循環だ。持って生まれたメンタルの弱さで、模試の前に嘔吐するようなこともあったが、私の中学受験は大方順調だった。
一方小学校生活は、ぼろぼろのメタメタだった。私の通塾先が変わったことがどこからか漏れ出て、「エリート意識を持った嫌な奴」の烙印を押された。低学年までは仲良くしていた子達も、私のことを大腸菌呼ばわりするようになった。
担任が、わかりやすく私に嫌がらせをするようになったせいだった。授業中に指されて答えても、「どうせ塾でやったんでしょうね」。覚えもないいじめ事件の首謀者にも仕立て上げられた。
だんだんと体調にも影響が出るようになっていた。学校に行く前に必ず吐いた。食道は焼けただれ、小学校5年生の冬には胃薬が手放せない体になっていた。
真面目な気質のせいで、私はそれでも学校に行くのをやめられなかった。親も流石に勘付き、担任に嘆願書を出した。しかしそれも虚しく、担任は私にその嘆願書を叩きつけ、「どうしてあたしがいじめなんて言われなきゃいけないんだよ!!」と私を怒鳴りつけた。
別の小学校に越境入学しようと思ったこともあった。別の中学受験をする同級生が、そそくさと学校を変えてしまったからだ。実際両親はその準備もしていた。しかし、自分の学校に問題があることが外部に晒されることを恐れてか、校長はそれに難色を示し、「○○ちゃんだって仲良しと離れたくないでしょ」と、結局その小学校から離れることは叶わなかった。
私の小学校時代は闇だ。小学生5年生の学芸会の劇で、悪役の親分のオーディションに受かったら、自分の母親と隣のクラスの教員が寝ていると噂されたこともある。最高学年になる頃には、私は両親と塾の教師以外の大人を信じられなくなっていた。
話は飛んで、中学受験の結果から言うと、私は第一志望には落ち、第二志望の女子校に通うことになった。そこは天国だった。私が休み時間に勉強していても、誰も怒らないし、誰も馬鹿にしなかった。正直それだけで救われたし、良き友人にも多く恵まれた。そして高校生活を経て、今私は東京大学に通っている。
もし父親に先見の明がなかったか、私が過度のストレスで受験全滅していたことを考えると、今でも寒気がする。
数年前の東大の入学式の祝辞は、ノブレス・オブリージュについての話だった。私も上野先生の意見に大方は同意する。しかし私は、もし「恵まれた人間」として支えなければいけないのが「あいつら」なのだとしたら、それは吐き気を催す話だと思う。
エリートが冷たいなんていうのは嘘だ。いや、もしかしたら真実な場合もあるかもしれない。でも、そんな言説よりずっと、「学のない連中は残酷で野卑だ」という言説が本当だと言うことを、私は知っている。