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はてなキーワード: 家族愛とは

2020-08-13

anond:20200813021204

ホモソーシャルからちょっと話題が逸れるけど

もし仮に好意性別や肉親関係など一切関係なく同じ物であるのなら

家族愛恋愛感情も等しい物であって仲が良い家族近親相姦一歩手前の状況って事になるんだろうか

2020-08-07

anond:20200807133758

家族愛が芽生えると今度はパートナーを異性として見れなくなりそれがセックスレスの原因となりやがて不倫へ…となる事も多いらしいのが本当やるせない現実

anond:20200807133758

家族愛家族になってからじゃないとうまれませんよ

そんでもってそれに必要なのは結婚生活がどうなのかであって、事前の恋愛感情あん関係ない。

2020-08-03

鬼滅キッズと進撃信者不毛な論争

鬼滅キッズと進撃信者は何故か争う。

売り上げが、完成度が、伏線が、人気が、等 何かと比較をしている。

漫画作品としてどちらが上なのか、そんな論争をしても無駄だ。

そもそも鬼滅と進撃では作品の形が違う。

鬼滅は初期から一貫したシンプルな内容で、無惨がラスボス主人公達は正義。仲間の闇落ちや実は敵側でしたというどんでん返しもない。キャラクターデザインや色彩センス個性的だが、けして真新しいものではない。物語も初期からぶれず、いわゆる衝撃的なものはない。

ひたすらにシンプルに、わかりやすく絆と家族愛友情を描いた作品だ。

一方 進撃はそれとは正反対作品である

敵かと思っていた巨人が実は同族で、初期に主人公が思っていた“世界”はただの島の一部にすぎなかった。

とにかくどんでん返し連続が進撃の特徴であり、魅力だ。

善悪の話ではなく、敵は人間巨人ではない。

主人公にとっては作品世界観そのものが敵という何とも衝撃的ものだ。

故にシンプルとは程遠い、複雑すぎる作品

この正反対な二つの作品比較しても、答などない。

比較は似たもの対象にすべきだからだ。

筆者が思うに、鬼滅はブーム作品で、進撃は定着作品だ。

流行と定着を比較しても意味などない。

ただ、売り上げ記録で“短期間に”膨大な数字を叩き出した鬼滅は“記録”としては後世にも残るかもしれない。

しかし、連載から月日が経った現在でもあれほどの衝撃展開を保ち漫画作品として第一線を走り続けている進撃は“記憶”に残るだろう。

どちらも違う形で漫画界の歴史には残る作品だと筆者は思う。

■記録の鬼滅

記憶の進撃

ファンなら論争などせず、どちらにも面白いねと認め合いたいものだ。

2020-07-29

できる人は違うのか

伯父はヘビースモーカーで重たい銘柄バカスカ吸っていたのだが、子どもができた途端にあっさり止めていた。

意志というか家族愛が強いのか、実は「できる人」だったのかよくわからないが、意外だった。

2020-07-17

今まで人を好きになったことがない

恋愛系の漫画とか小説は読むし、誰かに夢中になってる男女は可愛いと思う。

でも人を好きになる気持ちがわからなくて、いざ自分で作ろうと思うとこの子はこの子の何が好きなんだろう、どうして好きになってどうして続いていくんだろうと思うとドツボにハマる。

恋愛主題作品を作ろうとしているのではないし、俺も恋愛主題作品はそこまで見ないけど。どっちかというとストーリーの進行の脇で仲が進展していったりすでに成立してる仲が好き。

人は人のどこを見て好きになって結婚しようと思うんだろう。初恋くらい経験しておきたかったけど好きになる人が現れたことがないし今後もどんな人を好きになれるか全然わかんない。もしかして一生恋も知らないのかな。家族愛なら帰属意識もあるしわかるんだけど。

2020-07-16

anond:20200716230859

美しき家族愛なんてドラマアニメフィクションだろ、一見そう見える家庭も蓋を開けるとドロドロしてるもんだ

って長年思ってたんだけど、どうやら絵に描いたような理想の家庭は一定存在するらしいと知ったときの衝撃といったら

2020-07-15

今年は商業BLばかり読んでいるので、読んだ作品のことを淡々と書く。

何故商業BLなのか?

 久しぶりに時間的金銭的に若干余裕が出来たとき、ふと何か読みたいと思ったら文学サブカル世界が途方もなく広大で、何から手を着けていいかからない! と思った時、ちょうど商業BLレビューを載せてるサイトが目に留まったとかが切欠だったような気がする。もしもなろう小説分野とかでいいレビューサイトを見つけていたとしたら、今頃なろう小説ばかり読む日々だったんじゃないかなと思う。

 腐女子腐男子BL読みである前に本読みや漫画読みなわけで、やっぱり面白いもの面白がる。当たり前だけど。だから読む範囲商業BLだけに区切っても、レビューサイトで探せばそれなり面白い作品を見つけることができる。

 さて、以下はこれまで読んだ商業BLのざっくりとした紹介文とか感想とか。読んだものの全部じゃないし、オススメかどうかは別だけど。

カッコウの夢』(ためこう)

 主人公片想い相手セフレの魂が入れ替わってしまう、という話。身体の相性抜群の相手に想い人の心が搭載されるだなんて、主人公にしてみれば俺得しかない!! という浮わついた設定のわりに内容はどシリアスである主人公がかなりクズい。特に改心するわけでもなく話が進むとこがすごい。受けが健気で可愛いがかなり病んでいる。ハッピーエンドっぽく見えるが、こんなに互いに病みまくった二人が一緒になってもなぁ……なんて思ってしまった。エロシーンのエロ度高め。

ララ結婚』(ためこう)

 双子の妹ララの代わりに兄のラムダン女装して富豪御曹司ウルジのもとに嫁ぐ。のっけからラムダン媚薬を盛られて、ドロドロのどエロ展開に! ラムダン性格がこざっぱりしているため、古の昼ドラみたいなどす黒いストーリーさらっと読めてしまう。最初ラムダンの太眉可愛いと思って読んでいたが、徐々にウルジの狂気肉体美を見るために読んでる感じになっていった。とにかくウルジのスパダリ過ぎる表の顔と偏執狂の裏の顔(ラムダンにしてみれば表が裏で裏が表だが)のギャップ面白い。こんなに大真面目で真剣なド変態たことない!(と思ったら危ないド攻め様にも上には上がいるということを後に知る私であった↓)

『箱の中』(木原音瀬

 主人公はごく普通公務員だったが、ある日電車内で痴漢冤罪に遭い、懲役刑に処されて刑務所に入れられてしまう。そして収容された雑居房の中で一番ヤバそうな囚人になつかれてしまい、何か色々ある。

 カップリングの萌を楽しむというよりは、不遇な攻の人生を見守る感じの小説かな。BLレーベルだけではなく一般レーベルでも出版されている。ただし一般書の方には攻の後日談が載っていない。うっかり一般書を買ってしまい、損した気分。攻めにはとにかく幸せになって欲しい。

 作中での女性の扱いが大変酷く、出てくる女性キャラは極めつけのクズである。作者はミソジニーを拗らせているのだろうか……こわい……。

『美しい彼』シリーズ(凪良ゆう)

 『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』の三作が刊行されている。

 持病の吃音のせいで学校生活に馴染むことに失敗し、スクールカースト最下位として虐げられる主人公視点から物語スタートする。ちょっと風変わりだがいじめられっ子である主人公の内心は、なかなかわかりみが深い。主人公は、クラスカースト最上位のとても美しい受けに惹かれていき、虐げられるも従順下僕として仕えていき、やがて受けのストーカーになっていく。

 という文学っぽい序盤から、受け視点の章になるといきなり物語の印象がガラリと変わる。受け視点だとめちゃめちゃ少女漫画、そして攻めが理解し難い宇宙人に見える。攻めと受けの視界や内心の温度差のギャップが大変面白い文体コミカルテンポがよく、つい時間を忘れて読んでしまう。

 なお、本作は「ちるちるBLアワード2020」小説部門第一位になった。

オールドファッションカップケーキ』(佐岸左岸

 アラフォー突入した主人公は、仕事能力といい容姿といいハイスペックであるのに、人生を楽しむのを諦めて平坦な日々を送っていた。だが、ある時十歳年下の部下からそれじゃだめです! アンチエイジングしましょう! と、強制的アンチエイジングさせられることに。部下と男二人で若い女の子が行くようなカフェなどへ行き、スイーツを食べたり自撮りしてみたりするなかで、徐々に部下の自分への気持ちに気づくも、見てみないふりを続ける。

 数ページに一回くらいの頻度で攻めが受けにさらりと告白している。攻めの手を変え品を変えの告白セリフ面白い。画面の書き込みも細かく、心情描写が丁寧。ガッツリ恋愛ものといった感じだが、やっぱりBLなのでエロシーンは思いきっている。正直エロひとつもなくても面白いけどな。

 主人公のお勤め先が都内大企業風味なのに、主人公のお住まいはどっか広々とした感じの郊外の一軒家で、一体この人何時間かけて通勤してるんだ? と地味に謎だった。

『にいちゃん』(はらだ)

 幼い頃に「にいちゃんから性的虐待を受けそうになり、あわやという所で逃げた主人公だったが、大きくなっても「にいちゃん」への未練を捨てきれずにいた。暇を見ては子供時代に住んでいた街を徘徊し「にいちゃん」を探していた主人公は、ある日とうとう「にいちゃん」と再会する。

 児童虐待被害者から加害者への愛という、タブーに踏み込んだ怪作。何かもう、凄かった……色々と……。

 未成年への禍禍しい性的虐待シーンがある。全然萌えない、こわい。

ワンルームエンジェル』(はらだ)

 三十代フリーター貯金なし何も取り柄なしの主人公は、ある晩バイト中にチンピラに絡まれ刺されてしまう。血の海のなかに倒れ、死に際に見たものは、空から舞い降りてくる愛らしい天使の姿だった。ところが案外あっさり生き延びた主人公退院して自分アパートに帰ると、あの天使勝手に部屋に上がり込んでいた。

 とにかく泣いた! めちゃめちゃ泣いた! ギャグと切なさの落差がいい。何この作者天才なのかな……神なのかな……。登場人物それぞれが癖があって魅力的。BLには珍しく、エロ主人公のチン毛がチラリズムするのと天使可愛い顔で「チン毛が落ちてる!」と言うとこ留まり主人公天使関係性がただただ尊い恋愛というよりはなんだろう、家族愛的な何か? そういうところも普段BL読まない人でも読めるだろうと思うポイント

 「ちるちるBLアワード2020」コミック作品部門ぶっちぎりの第一位。ここまで紹介した作品の中で、これだけは強くオススメできる。

追記 番外編

魔道祖師』(墨香銅臭)

 厳密にいえば商業ではなく中国発のWeb小説東アジアで人気を博し、アニメドラマ化された。この秋、ついにアニメ日本上陸予定。

 主人公の魏無羨はかつて夷陵老祖と呼ばれた若き天才仙師だったが、邪道を極め、四大仙家に仇をなして討伐された。十三年後、魏無羨は莫玄羽によりこの世に呼び戻され復活する。そしてかつて共に学んだ仲間だった藍忘機と再会し、協力して数々の怪奇事件解決していくうちに、前世での己の死の真相に近づいていく。

 原作小説の序盤辺りが有志によって日本語訳されていて、私はそれを読んだ。アニメ版が先月辺りまでYouTube無料公開されていたのでそれも視聴。アニメめちゃめちゃクオリティ高くてやばい

 原作ガッツリBLとのことだが、私が読んだ範囲ではエロは「アッーーー(暗転)」くらいのもんで、直接的なシーンはなかった。主人公視点で軽快に進む、冒険小説ホラーサスペンスについでに学園もの要素も添加、みたいな感じのストーリーで、さして恋愛要素があるようには見えない。日本の九十年代アニメのような懐かしい香りがする。とにかくストーリーがとても面白い原作小説日本語版早く出て欲しい。

追記② 今後読みたいもの

『百と卍』『親愛なるジーンへ』『あなたを殺す旅』『エンドランド』『初恋カタルシス。』『やたもも』『さよならのない国で』

 漫画ばっかりになっちゃったな。小説分野ももっと開拓したいぞぉ。

 

2020-07-12

深田萌絵氏の『日本沈没2020』感想が酷すぎる

日本沈没2020』の感想を漁っていたら、深田氏の呟きがトレンドにあって、酷かったので紹介。

深田氏は、雑誌「Will」に連載を持っている、それなりに有名な保守系実業家

その感想こちら。

https://twitter.com/Fukadamoe/status/1281826930237435904?s=19

https://twitter.com/Fukadamoe/status/1281826931034345473?s=19

https://twitter.com/Fukadamoe/status/1281861564786634752?s=19

https://twitter.com/Fukadamoe/status/1281867726210777088?s=19

作品を見た人なら、深田氏がちゃんと見ていないのはすぐ分かるでしょうが、設定や展開におけるツッコミ自分も感じるところはあるものの、一部のクレジットから中国人(これも間違いで韓国人)が作った作品と断定し、チャイナマネーが入ってるとまで言う完全なネトウヨ仕草。まあ、そこのところはちゃんと分かった上でファンネトウヨウケるように敢えてこう言ってる可能性も無きにしもあらずですが…いずれにせよ、事実に基づかない〜感想の域を超えた会社貶めるデマなので、サイエンスSARUは訴えるべきですね。

また、旭日旗が出てくると書いてるけど、思い当たるシーンを確認しましたが出てきません。

作品にはちゃんと善良な人も出てくるし(カルト基本的には善良的な集団)、家族愛溢れるストーリーで、日本の良いところも描かれ、最終的には復興への希望が描かれる人間讃歌なのに、それに対してこういう感想しか出てこないのは人間性をちょっと疑ってしまい、作品の見たいところしか見ないどころか見えないものも見て、何も学べない人が本当にいるんだなとよく分かる。

あと、作品否定的感想に対していちいち同意のリプしてるのも何とも。

2020-07-07

オタク最高ハッピーという話です。


私はオタクで、ある男女コンビ推している(仮にXとする)。

家族愛に近く微笑ましい関係の二人だが、諸事情公式から供給が途絶えて今春で丸3年、X推し界隈は完全に干上がっていた。昨年暮れにデジタル環境を入手して以来人知れずほそぼそと絵の練習をしていた私は、コロナ禍で暇を持て余す4月半ば、急に思い立った。「Xを描いてTwitterにあげよう」。

その時点で、コンスタントにXの創作をしている人は多分ひとりもいなかった。誇張抜きで。どちらか片方を描いている人は割といたものの、Xセットでとなると、半年に一枚更新があればいい程度のものだった。そのぶん気楽に描けたというのもある。

その日のうちに、2時間ほどかけて描いた2ページの漫画を軽い気持ち投稿した。これは今見ると本当に拙くて恥ずかしい出来のものだが、当時の解釈すべてを込めた。投稿したあとしばらく落ち着かなくて立ったり座ったりしていたのを覚えている。

半日くらい経って初めて通知が来た。RTされていた。思わずホームに飛ぶとものすごく好意的な反応をもらっていて、いやもうめちゃくちゃにびっくりした。

私は3歳の時から毎日10枚ずつくらい絵を描いているが、ずば抜けてうまいというわけではない。才能がないんだと思う。美大に行くのも悩んだけれどやめた。それに重ねて言うが最初漫画は本当にひどい出来だった。

それを見て、顔も名前も知らない人が「これを求めていた」とまで言ってくれた。なんなんだこれはと思った。

軽くXの話をするけれど、Xはかなり可愛い系のコンビで、Xが所属するグループの中では癒し要員である。ほのぼのした会話が魅力のふたりだ。しかし実はふたりともかなり暗い過去を持っている。

私はこの過去を掘り下げる創作をした。ふたりの抱える鬱屈不安、後悔や嫌悪を、ひたすら表現した。漫画ほとんどすごく暗かったし、会話が多くて地味だったし、それでいて言いたいことが全然まとまらなかったりもした。ほのぼの系コンビとしてXを捉えていた人からすればハァ?というものだったと思う。でも私は奇をてらってそういう創作をしていたわけではなく、心の底から真剣に描いていた。

それが伝わったんだと思った。

2日後に4枚の漫画を描いて投稿し、その次の日に一枚絵を投稿した。そこでひとりフォローしてくれた方がいた。X推しの方で、それ以来投稿してから5分以内にいいねしてくれたりして、もうものすごく励みになった。最初RTしてくれた方にも事あるごとに話題にしていただいた。私を神絵師とか呼ばわるのは後にも先にもこの方だけだろうと思う。

7月頭までおおよそ3ヶ月間Xの創作をしていたことになる。大学オンライン授業になったこともあって時間があったので、その80日間で150枚ほど描き、そのうち80枚ほどをTwitterにあげた。もうずっと描いていた。本当に馬鹿だった。すごく楽しかったけれど。

ただ、6月に入って、ぱたりと筆が進まなくなった。まあ端的に言って燃え尽きたんだと思う。描いては投稿し、ごはんを食べて、描き、投稿し、寝て、起きて、描いていた。表現したいことがいくらでもあった。優しいけど仄暗い会話とか、過去とどう折り合いをつけて未来へ歩むのかとか、周りの人との関係とか。しかしそれも尽きてきた。3年間溜め込みつづけていたものを全部出しきって、もうカスしか残っていないと思った。

私はかなりネガティブな方で自分の絵をいいと思ったことは一度もない。私のアカウントを知っている友達が一人だけいたのだが、1ヶ月間その子と顔を合わせるたびに筆を折りたいと愚痴っていた。いかに私の絵が下手で、表現が拙く、ゴミであるかというのを、LINEでも長々と愚痴った。相当しつこく面倒臭かったであろうにも関わらず、その子が辛抱強く励ましてくれたので、私は創作を続けていた。

最終的に、梅雨が終わった頃、思いつきで描いた一枚絵を最後に、私はアカウントを消すことにした。


私は本当にXが好きだし一生好きだと思う。でももう描くことが何も無かった。ずっと表現たかったものをすべて出し切った。我ながら情熱的だったと思う。絵はほとんど1〜10いいねフォロワーだって10人もいなかったけれど、全然かまわなかった。とにかく追い立てられるように描いて、それが終わったので、消そうと思ったのだった。

私が求めていたのは、言葉は悪いがデトックスみたいなものだったのかなと思った。多感な高校生の時期にずっと大好きだったXを、それに費やした情熱を、あらかたアウトプットし終えて、その次にはそれを消さないといけなかった。そうでなくても私はSNSアカウント放置しない方だったけど、とにかくそういう儀式的な側面があった。

午前1時に「今日アカウントを消す」とツイートした。べつに前もって宣言するほどのことじゃないだろうとは思ったが、まあ自分へのけじめというのもあった。そしてなんなら寝る前に消してしまうつもりだったのだけど、なんとリプライがきた。二つも。

で、それが最初RTしてくれた方と最初フォローしてくれた方だった。私の創作のこんなところが好きだった、解釈が合ったのは初めてだ、おかげでXがもっと好きになれた、という内容がとても丁寧な言葉で綴られていた。

あの嬉しさをなんて言ったらいいのかまるでわからない。単純な自己顕示欲自己承認欲求ではなくて、なんだろう、わかりあえた感って言ったらいいのかな。それとも許された感かな。そしてものすごく申し訳なくなった。底が浅くてすみませんという感じだった。長いこと創作をやっている他の人みたいに無尽蔵に表現したいことが湧いてきていくらでも描き続けられる人だったらよかった。もちろんそれは私のせいじゃないんだけども、謝れるものなら謝ってもよかった。そのくらい申し訳なかった。

私はそれぞれにリプライを返して(かなり抑えた文面にした。よくがんばったと思う)、昼を待ってアカウントを消した。


なんかもう空っぽになってしまって今は何も描く気が起きない。来し方20年近く続けていた、絵を描くという行為を、ここまで遠く感じたのは初めてだ。一旦冷却期間を挟んで、また何か描きたいものが生まれたら少しずつ描いていこうとは思っている。

ただとても清々しい気分である。やりきった感があって、もうこれ以上何もないというところまで走り終えたような。そういうスカッとした気分の中でひとつ心残りなのが、私の底の浅さのせいで誰かを惜しませたという負い目であって、私はそれを放流するためにこの文章を書いた。

私はたぶん変わらないと思うし、今後Xと同じくらい好きなものができて何かを表現したいと強く感じ筆をとったとしても、全て出しきったらまたアカウントを消してしまうんだろうなと思う。更新しないアカウント放置するのはやっぱり嫌だし、かといって、長期的に描き続けられるほどアイデアがない。変なこと言ってるなあと自分でも思うのだけど、とにかくストレスのない方にいこうとするとこうなる。

まあそんな面倒くさいことはおいといて、今はただ満足感に浸っていたい。そんなわけで2週間ぶりに買い出しに行き1ヶ月ぶりに冷蔵庫をいっぱいにし、メロン半玉買ってきた。おつかれ私。本当に楽しかった。みなさんのおかげですありがとうございました。

2020-05-18

鬼滅を女性作者だと叩いてるのはむしろ腐女子らしいが

最終回発情期とかやったからだろうが)

鬼滅って女性作家の割にあん腐臭しないんだよなあ

恋愛より家族愛重視だし、それも兄弟ネタばかりじゃなくて母親姉妹とかじいちゃんとか腐がネタにしにくいネタも多いし

男同士の友情とか絆の描写もそんなにしつこくない

キメツ学園とかやってる割に、作者は腐の素養あんまないんだろうなと思う

何で腐にウケたんだろう

まあ普通に大ヒット漫画から腐「にも」ウケた、んだろうけど

2020-04-30

anond:20200430110716

ID: funifunix

そんなのに育てられるお子さん、一緒に暮らす旦那さん/お嫁さんが可哀想でならないね

意外と家族円満に時を過ごし「普通の日本人」として世に溶け込むもんです。むしろそれがパターンです。

家族仲良しで学校友達たくさんいるけど警察出てくるレベルイジメやってたり、周りから好かれて家庭も金もあるのに部下何人もパワハラ最後不能なほどぶっ壊してたり。

そういう親に育てられたせいで裏の顔がある人でも、311特集見て泣いたり、子供運動会で感動したり、家族愛語りながら涙を流したり、恩人愛をしみじみと語ったりしてるものなんです。

2020-02-18

anond:20200217164136

パラサイト日本映画の違い

日本映画は「みんないい人、悪人がいない物語が最高だ」と評価される。ネットでもよく「このドラマ悪人が一切でてこないんだよ!悪役と思いきやいいヤツなんだよ!すごい!」って感想をよく見かけるだろ? そういう作品評価されがちである

一方で、パラサイトは「みんなどうしようもないヤツ、『善人』がいない物語である。善良なキャラと思いきや裏があって他人を蔑んでいて、最初からどうしようもない家族であった主人公たちのほうに正直さや家族愛が見いだされる。

露悪とは違う、駄目な人間から不幸になったという話とも違う、人間なんてみんな駄目なヤツという前提で紡がれるストーリーである。どんなに成功した金持ちも失敗した貧乏人も人間的なダメさは変わらないということを描いた作品だ。

2020-02-14

anond:20200214002039

今まで見た格闘家の中だと「家族愛はいいと思った

あと「強力型戦闘隊」とかも好き

2020-02-12

パラサイト 半地下の家族感想メモ

アカデミー賞を取ったとのことで便乗して観に行ってきた。

映画を見慣れている人は面白いのかも(そういう人のコメントパンフに並んでいた)しれないが、あん日本じゃ受け入れられないかもとも思った。

テンポよく話が進み、最後最後までどうなるのか分からないストーリー金持ちと半地下の高さの差を描いたシーン、俳優陣の演技、セリフ回しなど確かに良い作品だなぁと思った。

1番お気に入りは溢れかえる便器の上でタバコをふかすシーン。

反対に次が気になった。

1. 韓国社会との構造の違い。「有名大卒の家庭教師」という設定に最初引っかかり、家庭教師=大学生アルバイト前提の自分には違和感があった

2. 貧乏レベル格差レベルがよく分からない。金持ちの家に行くにはそれなりの服で行くと思うが、その服はどこで手に入れたのか

3. 半地下の家族は内職をしているほどの貧乏だが、家族崩壊していない。家族愛が前提だとは思うが、欧米日本ドラマならばらは貧乏な家は大抵崩壊寸前だったりするのだが、彼らは助け合っている

4. 息子は大学に行きたいらしいが、その金はどこから出るのかわからない。つーか、勉強しろ

他にも全員の設定が都合良すぎるとかあるが、それはこの際置いておいて、ラストシーンの捉え方含めて"まだ""ギリ"格差の広くない日本の観客には解釈が難しいのではないか

面白いと思えるシーンもそんなになくて、次から次へと面白いシーンって書いてあったけど、そうは思えなかったなぁ。個人的にはジョーカーの方が面白かった

あと、チョン・ジソ超かわいい

2020-01-18

フォードvsフェラーリ観た

元ネタは知らなかった

レースシーンがいっぱいあってハラハラした

ケンマイルズがめちゃくちゃ良かった。クリスチャン・ベール

お手本のような王道友情妨害気持ちよくて、マイルズが最後決断したところで自然と涙が出てきた

家族にも恵まれてて最後にまた泣いた……やっぱり家族愛に弱いな

最初のシーンがシェルビーマイルズの初対面だとは気付かなかったけど、マジか

2020-01-17

兄弟に対する感情希薄

家族(親や兄弟)を大事にする気持ちとかが自分の中にないことに気づいた。

体面上、大事にするポーズはするし、

実際、家族のためにかなり動いている。

介護必要とき介護するだろうし、

金銭的に助けが必要ときは、助けたいと思う。

だが、大事にしたいとは思うけど、

感情的な親愛は感じていないんだと気づいた。

死んだところを想像しても、そこそこ悲しむんだろうけど

泣くようなこともないだろうし、

喪失感は感じないだろう。

そういえば墓参り意味も、葬式意味感情的にはわからなかったし、

テレビとかでやってる家族愛には気持ち悪いと思うし。

から悲しいことがあったときには心を無にすることで

精神を保っていたから、こんな風になってしまったんだろうか。

みんなはちゃん家族に親愛の情があるものなのだろうか。

少しこんな自分に悩む。

2020-01-06

劇場版シンカリオン観た

テレビシリーズ未見なんだけど

シンジくんがエヴァに乗ってたり初音ミクさんがいたりゴジラが出てきたりして

ゴジラゴジラとして皆が認識してるのにエヴァやミクには無反応なので

ゴジラシリーズは作られてるけどエヴァ放映前に分岐したパラレルワールドという認識でいいのかな

テレビ見てなくてもなんとなく敵のボスは倒して幹部は改心して仲間になったんだなって察することができる程度なんだけど

なんかしらんけどとにかくボロボロ泣いてしまった

ショーシャンクより泣いた

家族愛かに弱いのかな

2020-01-02

[]1月1日

ご飯

朝食:おせち適当。昼食:おせち適当。夕食:おせち適当

調子

むきゅーはややー。今日も家でむっきゅりしてた、親がおせちをくれたので堪能してた。

それから、ひたすらにソムニウムファイルプレイ

AIソムニウム ファイル

infinityシリーズや、極限脱出シリーズのメインライター打越鋼太郎さんがディレクターシナリオを書いてるゲーム

一気にグランドフィナーレまでプレイ。このゲームめっちゃ好きです、Ever17越えって言葉はあまり言いたくないし、極限脱出シリーズで既にそれは成し遂げてるとも思うけど、わかりやすく言っちゃえばEver17を超える打越鋼太郎最高傑作だったと思う。

猟奇殺人を追う刑事バディものという真面目な導入から、開始五分で面白選択肢めっちゃめっちゃあって往年のP&Cタイプアドベンチャー彷彿とさせるコメディ色がかなり強い内容、(EVEシリーズを書いたこともあるライターから、そりゃまあそうなんだけど)

まずこのコメディの部分が、かなり読みやすくて面白い。

良い意味でくだらないし、数クリックで読めるあっさりした内容なので、往年のこめっちょのくどくどしたしつこさがないのが好印象。(僕もう、こめっちょが嫌いすぎてことあるごとに「こめっちょはくどくて長い」と書いてるせいで、本当にこめちょが長かったのかどうか具体的にどれぐらいなのか、自分の中でどんどん肥大化している気がしなくもなもない)

量もかなり豊富で、最後まで楽しませてもらえた。しょうもないダジャレやド下ネタとパロネタが大半なのだけど、それだけに頭空っぽにして読めて楽しめた。

次に、真面目な部分は、とあるSF超常現象を巡る入り組んだ複雑な事件で、流石の打越鋼太郎だけあってグイグイ引き込まれた。

ただまあ、作中ある人物が映った段階で「あーあのネタかな? でも、そのネタだとしたらXXX、XXXXXXX、XXXXXXで通算3回ぐらいやってない? 好きすぎない?」と思ったのは正直な気持ちではあるけども。

けれど、別にそれが悪いと言ってるわけじゃなくて、何回も何回も挑戦しているネタだけあって洗礼されてて、今回はずいぶんシンプルでわかりやすくまとまっていた。

横筋がこのSF超常現象を巡る殺人事件だとすると、縦筋にあたる物語的なテーマである家族愛とのマッチ具合がとても良かったかのも大きい。

僕が、家族愛もの特に血の繋がってない疑似家族)大好き差っ引いても、物語として泣かせる良い話だった。

特に、みずきを巡る一連のストーリーは涙なしにも読めないし、最後選択肢自分で選ばせる構造ゲームらしさもあって大好きだ。素直になれない子供気持ち文章だけじゃなく声の演技からも伝わって来る、みずき役の黒沢ともよの熱演も見所。

この、ストーリー部分とSF部分がちゃんと密接な関係にあって、SF部分があるからこそストーリー部分が輝くし、ストリー部分があるからこそSF部分に深みが出るって構成は、さすがこのジャンル第一人者だけあって本当に綺麗で面白くて、最高だった。

いわゆる「悪いやつ」が少なく、ほとんどの登場人物が好感のもてる良いやつだったこともあって、グランドフィナーレで流れるムービーは笑いながら見ていたのに、妙な多幸感とお別れを惜しむ気持ちで笑いながら泣いてしまった。

正直、パンチラインでかなり打越さんのことをマイナス評価してしまっていたのだけど、これでぐーんと評価し直した。今年また新作が出るそうなので、これはちゃんと新作のうちに買おうと思う。

あと、ちょっと気になるところとして、打越作品恒例といえば恒例のもいっこの方のあのSFネタ

これだけ、作中で明確な説明がされていなくて、ボヤかした表現だけで終わっていたと思うけども、もしかしてグランドフィナーレの最後の一文であるあの作品彷彿とさせる意味深な英文だけで説明したつもりなのだろうか。

だとすると不親切だけども、続編への布石みたいなものかなあ。(続編出なさそうだけど)

R11で、もうあのネタとの決別を図ったと思ってたけど、わりとそうでもないみたいだなあ




○本格スマホRPG

ガチャピン。40連。じゃんけんグーで勝利。虹は、ゴムーン1個。新規加入は、SRセン、SRユーリSRティナ。

なんかSR加入がめっちゃ続いた。何気に恒常SRもずいぶん揃ってきた。未加入の恒常SRは、アンジェ、ヴェリトール、アステール、サビルバラの4人。

2019-12-27

独断偏見で選ぶ2010年代ベストアニメ10

2010年代が終わるわけだが、2010年代アニメベスト10独断偏見で決めてみたくなった。ので増田に放流。

見てない作品は語れないので見た作品だけ挙げる。見た作品の数が少なくラインナップが偏っている結果チョイスが偏った点については先に謝っておく。また、順番は順位ではなく放映順である

魔法少女まどか☆マギカ』(2011年

長いゼロ年代の終わりを飾るというか10年代の始まりを告げるというか、とにかくエポックメイキング作品だった。紛れもなく一時代を画すアニメであり、こんなに議論が盛り上がって人々の印象に残ったのってマジでエヴァ以来なのではという衝撃があった。

Fate/Zero』(2011/2012年

2010年代にはFate/stay night [Unlimited Blade Works](2014/2015年)とFate/stay night [Heaven's Feel]』(2017, 2019年)がアニメ化され、さらにはFGOや『Fate/Apocrypha』に『ロード・エルメロイII世の事件簿』もアニメになり、いずれも素晴らしい出来だっただけにどれを入れようかすごい迷ったのだけれど、Fateシリーズに新しい客層を開拓したという点でZero存在感がなんだかんだで大きいかなと。切嗣重要台詞微妙原作改変でそれはどうなのかと思わなくもなかったがラストの桜ちゃん原作ではなくボツになった原案通りに作ってくれて素晴らしかったですね。人間オルガンちゃん再現されなかったのは残念だけど仕方ない。Heaven's Feelも本当に素晴らしかった……。何も言うことはない。俺たちの見たかった最高の桜ルートだ……。2010年代Fateアニメ化で盛り上がった10年だったと回顧できるだろう。セイバールートも作り直して。

おおかみこどもの雨と雪』(2012年

一作くらいは細田守を入れておいてもいいんじゃないかと思って挙げてみた。細田守はてなでは評判が微妙だが普通に『おおかみこども』は良い作品だと思うんだ。純粋家族愛物語として見ると違和感とかも出るのかもしれないけど、歪められた関係性も理想化された田舎も、すべては花の回想をもとにして雪が語ったことであって、花というある意味信頼できない語り手を通して見た世界なんだよね。加えて言うなら、花が雪より雨を構っていることに批判的な意見も多々見られ、それは雪から見ればそうなのだろうし実際にきょうだいより構われなかった思い出を持つ人にとっては良い気持ちはしないのだろうけれど、でも完璧人間でないと母親になってはならないか、といったら違うわけでしょう。母親欠点を持つひとりの人間だし、それでも母親なのだ、という話だと思いますよあれは。それらの偏愛や歪んだ世界像を卓越した映像美でくるんで提示してくるところに、細田守が色んなひとの神経をざわつかせる理由みたいなものがあるんじゃないのかな。

サカサマのパテマ』(2013年

アニメ映画を1つだけ挙げろ、と言われたらこれを推す。名作名作アンド名作。何を語ってもネタバレになりそうなので最高のSFアニメ映画だという当たり障りのないことしか言えない。ボーイミーツガールSFの傑作。いいから何も言わずに見やがれください。

SHIROBAKO』(2014/2015年

単純なアニメ業界楽屋ネタに留まら人間ドラマとしてしっかり作り込んでいてくれて良い作品だった。23話はみゃーもりにつられて泣いちゃうでしょ……。5人の歩く道は凸凹していて、正解はわからずに手探りで進んでいくしかなく、それでもアニメに関わりたいという意志を持って進んでいけば夢に手が届く。そういう話の筋としてはありふれた成長譚を細やかな人物造形と堅実な脚本で良いアニメにしてくれていた。「万策尽きたー!」「どんどんドーナツどーんといこう!」などのフレーズも印象に残る。ただアニメというフィルターを通してもなおアニメ業界ブラックさが滲み出ており「これは美談にしてはいけないやつでは」みたいな感もあって、アニメの放映スケジュールが狂うことがあちこちで頻発しているのを放映予定の変更とかで視聴者目線でも感じ取れるだけに複雑な気分である

放課後のプレアデス』(2015年

紛れもないジュヴナイルSFアニメの傑作。可愛らしい格好をした魔法少女たちが土星の輪に突入するとか太陽系外縁部を探査するとかブラックホールを反転させるとかのハードSF冒険を繰り広げるギャップがすごいし、荒唐無稽ファンタジイとリアル宇宙描写を融合させた映像美はアニメからこそ実現できるものだろう。ちょっと宇宙が出てくる魔法少女ものだと思って見始めたわけだけど土星の輪に穴を開けてエンジンを探し始めた辺りでガチSFをやろうとしてるんだと理解したし実際かなりSFだった。降着円盤温度まで考察されてるのすごくない……? そして根底には傷つきやすい繊細な心と他者を思いやる優しさが流れていて、映像の美しさと相まってリリカルさに心が洗われるような気持ちになる。放映終了後の喪失感は半端なかった。『サカサマのパテマ』と並ぶ2010年代SFアニメ金字塔ですわ。これが星雲賞を獲るべきだったのでは。

プリンセス・プリンシパル』(2017年

アクションのキレの良さ、百合描写の濃密さ、黒星紅白キャラの可愛さ、音楽テンポの良さ、細部の丁寧さ、どこをとっても娯楽アニメとして超一級の出来だったと言うほかない。特に5話の剣戟シーンはここ十年で一番の殺陣だと思う。梶浦由記オサレ音楽BGM美少女たちが流れるような作画チャンバラするの控えめに言って最高としか言えない。また「神は細部に宿る」を地で行くような作品であり、アンジェプリンセス手紙の遣り取りとか、脱出用の荷物に書かれた文字とか、さり気ない描写ひとつひとつに込められた情報量が半端なく、それによって世界観と百合に奥行きを持たせることに成功していた。アンプリ、いいよね……。劇場版むっちゃ楽しみ。

宇宙よりも遠い場所』(2018年

素晴らしい作品だった。2018年TVアニメ豊作の年でありゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』などオリジナルの良作が次々と放映されたわけだが、なかでも別格だと思うのが『よりもい』。毎話毎話が最終回のごとき余韻を残し話ごとのメリハリも利いていて軽くシネマっすねという感じだったし、「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」「友達ってたぶんひらがな1文字だ!」などの印象に残る名台詞の数々は記憶に焼き付いて離れない。花田! 神回しか作れずに恥ずかしくないのか? 視聴者を泣かせて食うメシは美味いか? なかでも特筆すべきは12話で、まさか受信メールフォルダを映し出した画面に泣かされるなんて思ってもみなかったアニメ史に刻まれる名シーンですわ。

さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018年

岡田麿里が本気を出してファンタジイをやったらなんかすごいのが出力されてきた。失ったものいつまでも抱いてしま妄執とか、恋と愛の区別あやふやになって煮えたぎる思いとか、無理やり連れ出されて見せられた世界の美しさとか、そういったドロドロした感情を叩き込んだ闇鍋から人は互いに織り上げあう物語であるというテーマを掬い上げて観客の前にどーんと呈示してくる素晴らしい映画作品。ただただ名作と言うほかない。15歳しか離れていない不老の種族美少女なお母さんに育てられたいだけの人生だった……

『天気の子』(2019年

君の名は。2016年)で俺たちの新海が一気に一般人にも知られるアニメ監督にのし上がってしまい、遠くに行っちゃったんだな……とゼロ年代に魂を囚われたオタクたちが訳知り顔でホロリとしていたところに投げ込まれた傑作。いや~原作PC版のクライマックスを忠実に再現してくれてましたね! 私は原作だと夏美ルートが好きで、彼女が晴れ渡った青空を見て浮かべる笑顔の爽やかさと、その青空意味を後続のルートで種明かしされて味わうことになる切なさがめちゃくちゃ印象に残ってるんですよね。でもやっぱりあの長編エロゲから1ルートを取り出して劇場アニメにするとなったら陽菜ルートになるのも納得がいくわけで(甲高い早口

……という感想を諸人こぞりて口にしはじめる辺り、完全にゼロ年代エロゲだったテン年代最後の年にゼロ年代を煮詰めたような要素てんこ盛りの作品を公開してしかもそこにセカイ系を力強く肯定するオチをつけるわけですよ。ゼロ年代の亡霊が昇華された感があり、なんというか新海誠すげえわ、一生ついてくわ。

2019-12-09

鬼滅をやっと全部読んだんだが(コミックス分だけ)

意外と腐臭がしなかった

女性作家が描いた男ばっか出てくる作品、と言うと大体腐臭がするものなんだけどあまり感じ取れなかった

ジャンプだけど友情強調じゃなくて家族愛ばかりなのなあれ

兄弟間ってパターンもあったけどあんま臭くなかった

何で腐女子に人気あるんだろう

男が沢山出てくりゃどうとでもなるってだけなのか、単に自分腐臭アンテナが衰えたのか時代遅れになったのか

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