2020-08-03

鬼滅キッズと進撃信者不毛な論争

鬼滅キッズと進撃信者は何故か争う。

売り上げが、完成度が、伏線が、人気が、等 何かと比較をしている。

漫画作品としてどちらが上なのか、そんな論争をしても無駄だ。

そもそも鬼滅と進撃では作品の形が違う。

鬼滅は初期から一貫したシンプルな内容で、無惨がラスボス主人公達は正義。仲間の闇落ちや実は敵側でしたというどんでん返しもない。キャラクターデザインや色彩センス個性的だが、けして真新しいものではない。物語も初期からぶれず、いわゆる衝撃的なものはない。

ひたすらにシンプルに、わかりやすく絆と家族愛友情を描いた作品だ。

一方 進撃はそれとは正反対作品である

敵かと思っていた巨人が実は同族で、初期に主人公が思っていた“世界”はただの島の一部にすぎなかった。

とにかくどんでん返し連続が進撃の特徴であり、魅力だ。

善悪の話ではなく、敵は人間巨人ではない。

主人公にとっては作品世界観そのものが敵という何とも衝撃的ものだ。

故にシンプルとは程遠い、複雑すぎる作品

この正反対な二つの作品比較しても、答などない。

比較は似たもの対象にすべきだからだ。

筆者が思うに、鬼滅はブーム作品で、進撃は定着作品だ。

流行と定着を比較しても意味などない。

ただ、売り上げ記録で“短期間に”膨大な数字を叩き出した鬼滅は“記録”としては後世にも残るかもしれない。

しかし、連載から月日が経った現在でもあれほどの衝撃展開を保ち漫画作品として第一線を走り続けている進撃は“記憶”に残るだろう。

どちらも違う形で漫画界の歴史には残る作品だと筆者は思う。

■記録の鬼滅

記憶の進撃

ファンなら論争などせず、どちらにも面白いねと認め合いたいものだ。

  • 単純に連載期間が倍近く違うのもありそう 鬼滅は既存の作品だとるろ剣が色々近いんじゃないかと思う ファンの男女比とかもそうだし

  • 争ってるの見たことないやで

記事への反応(ブックマークコメント)

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