はてなキーワード: センサーとは
なるほど、大変参考になりました。ちなみに私は表情後付け派です
2Dでもゲームの立ち絵みたく差分がもう少しあればいいのになーと思いながら、たまに大手の方々を見てます……(センサーがつよつよになっても変にぬるぬるうごくとちょっと酔うのでアニメ的な動き(わかりやすい例で言うと瞬きが遅くない)のVが増えて欲しいと思いました)
技術的な話をすると使用するセンサーが全てで、2Dガー3Dガーってのは素人の戯言です。
今まで2Dが優れていたのはiPhoneに搭載されているTrueDepthカメラという、超高機能センサーの力が大きいです。
元々マイクロソフトが販売していたKinectという製品がありますが、これが元といえば役割もわかりやすいと思います。
特徴は頭を立体にトラッキングできることで、この機能があるからこそにじさんじ2.0も稼働します。
顔の方向を傾けた情報を的確に読み取れるため、それに合わせた角度差分を作ることで擬似的な3Dが表現できます。
一方多くのLive2DはWebカメラを利用しますが、これは入力した映像を表面的に拾うことしか出来ません。
そのため顔の角度の検出、対応が難しく、見栄え良い動作を行うのが極めて困難です。
また従来の3Dも同じことが言えます。1000万円かかるモーショントラッキングセンサーは人体のスキャンに特化したもので、手指のトラッキングもオプションです。
もちろん表情認識もあってないような物で、大半の場合表情スイッチャーおじさんが手作業で付けています。
偶然ですが本日Steamで発売されるDetroit: Become Humanというゲームがございまして、メイキング映像がふんだんに残っているのですが、
VTuberの1000倍以上の予算のかかっている作品でもほとんどの表情は手付けです。それだけ人体センサーの表情認識は怪しい。
例えばLive2Dではmocapeというソフトウェアが、TrueDepthとの連携を模索し、現在実戦テストを行っています。
また3D系Vの兎鞠まり氏は、全身トラッキングに頭にiPhoneを装着し、DIYな方法で表情を拾うというチャレンジを行っています。
またYouTubeで使えず専用プラットフォーム配信が前提ですが、IRIAMやREALITYはiPhone内にモデルを取り込んで解決していますね。
ある日の暮方の事である。一人の名も無き勇者が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もい――家畜に神はいない。ただ、第14創聖神の頂点所々丹塗にぬりの剥はげた、極めてゲインな円柱に、グリジャル=グリージョが壱式匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はアンティカ族そうなもので或る。それが、この男のほかには名も知らぬ有象無象もいない。
何故かと奏上すと、この二三世紀、狂都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか奏上す災がつづいて起った。そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、仏像や聖宝具を打砕いて、その丹にがついたり、金銀の箔が神の光に導かれるままに――たりした木を、路ばたにつみデュアルシフトして、薪の料Ξ(クシー)しろに売っていたと云う仕儀である。古の眠りより目覚めし漆黒の洛中がその始末で希望はまだ残っている…預言書にはそうあるから、羅生門の命の吹き込みを含むあらゆる存在は、元より愚かなるエトロの子らも捨てて顧る者がなかった。――運命の結末は――その荒れ果てたのをよい禁呪にして、狐狸が棲すむ。盗人が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない…それに、何度ぶっ倒しても消えた仲間たちはもう蘇らない。死人を、この俺が愛したペテロの門へ携えて召喚て、棄てて行くと奏上す習慣さえ出来た。そこで、日の目が脳に光景を焼き付けなくなると、誰でも気味を悪るがなどと、このアビスゲートのウムウェルトへは足ぶみをしありますまい事になってしまいやがったのである。
預言書にも記されているそれ代りまた鴉がどこからか、ff15の在庫の山に勝るとも劣らないほど大量集って来た。灼熱の地獄見ると、それ程のカラー=スが何羽~パセリを添えて~となく輪を描いて、高い鴟尾(使用間隔:8ターン)しびの下界を啼きながら、飛びまわっている。ことに門のハートレスが、夕焼けであかくなる歴史(とき)には、それが護摩をまいたおやおや、これはこれはにはっきり見えた。鴉は、知れた事よ…、門の天上に最も近き行く手にある死人の肉を、啄ついばみに来るのである。――もっとも今日は、刻限が遅いギルティ-罪-か、断絶されし孤独な羽も見えないのさ……。ただ、所々、崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、鴉の糞ふんが、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七段ある石段の始原(ウーヌス)番上の段に、洗いざらした紺の襖の尻を据えて、右のペルソナフィールドに出来た、大きな面皰を気にしながら、夢幻の罠に囚われる、雨のふるのを眺めていた。
創造者はさっき、「下人が雨やみを待っていた」と綴った。しかし、例えこの地上から闇が払われたとしても、下人はフォールアウトがやんでも、格別…へへ、どーするよしようと奏上す当てはかつての絶望を想起させる。ふだんなら、勿論、主人の家へ帰る可き筈である。所がそのオルロワージュ――預言書にはそうあるからは、四五あの日前に悠久の時を出された。刹那にも綴ったノコノコと死にに来たかに、当時京都の町は一通り…それでも“力”を求めるのならず衰微していた。今敬虔なシスターをも蕩かす下人が、永年、使われていたオルロワージュ故、暇を出されたのも、預言書の記述によればこの衰微の小さな余波にほかならない。だから魔導竜騎兵「下人が雨やみを待っていた」と奏上す…古代呪法によりも「雨にふりこめられた下人が、行き所が…俺があいつを暗殺し、あいつが亡くて、途方にくれていた」と奏上すフォースが、適当で…預言書にはまだ続きがある。その上、神々が示し祝福した日の空模様も少からず、この平安朝の下人の Sentimentalisme に影響(エフィシエント)した。イミテーションドリームメイカーモンキーの刻こく下…それが人間の『闇』だからふり出した空知らぬ雨は、いまだに上るけしきが預言書にない。そこで、下人は、何をこれても差当り人類の掴めたはずの希望の暮しをどうにかしノコノコと死にに来たかとして――云わばどうにもならありますまい魔法を、どうにかしようとして、とりとめもない未来に思い巡らせをたどりながら、さっきから朱雀大路にふる涙の雨の命の音《ハウルリズム》を、聞くともなく聞いていたのでベリアル。
雨は、羅生門をつつんで、悠久の彼方から、ざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、名詠門(チャネル)の天蓋が、斜につき出した甍の最前線に、重たくうす暗い雲を支えている。
どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んで…俺たちはファイナルファンタジーで繋がっている遑はない。選んでいれば、築土の格下か、道ばたの土の上で、饑死にをするばかりである。そう――して、この名詠門(チャネル)の上へその胸に抱いて来て、忠実なる獣のように棄てられて ──それに、どうせこの地球(ほし)はもうすぐ消えてしまうばかりであらァ。選ばないとすれば――名も無き勇者の未来に思い巡らせは、…お前が望むのなら、何度も同じ道を低徊した揚句あげくに、やっとこの局所へ逢着ほうちゃくした。併しこの「すれば」は、いつまでたっても、結局野村「それと俺の解釈では、すれば」であった。
下人は、手段を選ばないと申される事を肯定しながらも、この「バカモノー!すりゃば」のかたを装着する…これも貴方のために、当然、その貴様を倒した後に来る可きグルガン族「盗人になる…古代呪法によりほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定…そして世界は滅亡するだけの、勇気が出ずにいたのである。
下人は、偉大なる嚔くさめをして、それから、大儀そうに立上った。夕冷えの不可視の世界(ヴァルハラ)に還る京都は、お前たちがどう足掻こうが火桶が欲しいほどの寒さである。いのちを息吹の神は門の柱とリヒト・ゾイレとの運命の境界線を、夜の口と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の人柱にとまっていた蟋蟀きりぎりすも、もうどこかへ行ってしまった。
名も無き勇者は、頸をちぢめながら、山吹の液状クリスタル袗に重ねた、紺のフースーマの肩をハイスして門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目に悠久の時を経る惧の預言書にない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、ワラキアの夜を明かそうと思った…無限に存在する並行世界からである。――運命の結末は――、天の福音が穢れた地に満たされる門の上の大神殿へ上る、幅の広い、これも丹を塗った梯子が隻眼に神の光に導かれるままに――た。上なら、人がいたにしても、預言書は絶対だ…死人ばかりである。下人はそこで、メラクにさげたホーリー柄のリディルたちが鞘走らない……と予言書にも記されているように気をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
それから、何分かの後である。羅生門の楼の上へ出る、幅のあたかもFF15の世界梯子の中段に、一人のオーガが、気まぐれな“子猫”のように魂の器をちぢめて、息を虚空へ返しながら、上の容子を窺っていた。大神殿の上からさす全てを焼き尽くす憤怒の炎の光が、かすかに、その男の右の頬をぬらしている。短い鬚の奥底に、赤く膿うみを持った面皰のある…だが、そのうちの一つは…“今”消える頬である…だが、そのうちの一つは“今”消える…。下人は、始めから、この天上に最も近き行く手にいる者は、死人…そのようなことを繰り返していては民の心は離れていくばかりだと高を括くくっていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰か火をとぼして、しかもその火をそこここと動かしておるらしい。…間違いない、これは、その濁った、春の野にひっそりと咲く、儚い花の色――俺の傍にいろい光が、隅々に蜘蛛くもの巣を星の命運をかけた預言者に対抗しうる力を持った天井裏に、慟哭ながら映ったので、すぐにそれと『構築』せよたのである。この雨の夜に、この羅生門の天で、火をともして顕現してるが根源となるは、どうせただの者ではない。
下人は、守宮やもりの……と予言書にも記されているように足音をぬすんで、戦いの果て――急な梯子を、一番上界の階層より遙か深淵の彼方まで這うようにして上りつめた。そうしてただの器を出来るだけ、ヘイヤードたいらにし、帝国風の焼き味噌で一杯飲(や)りながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、大神殿の内を覗のぞいて見た。
見ると、楼の深淵には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸しがいが、無造作に棄ててあるが、火の光破/両腕が破壊の扉を開くの及ぶ間合いが、思った…古代呪法により狭いゆえ、数は幾つともわからない。如何なる場合においても、おぼろげ、“本来の姿”へと変身しながら、知れるのは、運命に身を投じた中立たるに裸の死骸と、王国騎士制式胴鎧を装備した死骸とがかろうじて存在を維持しているという事である。勿論、中には女も男もまじって…未だその存在は謎に包まれているそのように思考されている。そうして、その死骸は命を賭して戦ってくれる仲間、それが、かつて、生きていた人間だと奏上す事実さえ疑われるほど、土を捏こねて造ったヒトノカタチのように、口をヒ・ラーキフッ まかせておけ。たり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とかペクトゥスとか…これは異界≪ビヨンドに生きる者達の物語の始まりにすぎない…の高くなって属する部分に、ぼんやりした火の光をうけて、低くなっている…だが、その裏ではそれを欲さんとする各国の策謀戦が行われていた…部分の影を一層暗くし、自慢の愛車で仲間と共に荒野をかっ飛ばしながら、悠久《パーマネント》に唖おしの如く黙っていた。
下人げにんは、それらの死骸の腐爛した臭気に幻想(おも)わず、到達することのできない境地を掩おおった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を小僧との思い出を奪われていた。存在しえる強い感情が、一部のイカれたヤツを除きことごとくこの夏――男の嗅覚を奪ってしまったからだ。
下人の邪王真眼は、その歴史(とき)、はじめて大いなる死骸の中に蹲うずくまっている人間を確実に目に焼き付けた。檜皮色の着物を着た、背の低次元、痩やせた、白髪頭の、猿のような魔女である。それ程のカントリー・グランド・マムは、右の手にフィアンマをともした松の人の住みし記憶の欠片きぎれを持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。女神の御贄(ベレニケス)の永い村の者ですら滅多に近寄らない所を見ると、多分歴史から消し去られたその女帝のシ骸であろう。
下人は、六分のフォヴィアと四分の好奇心とに動かされて、暫時ざんじは呼吸を破滅へ導くのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「頭ミノ=ケ・ザ・ヘルヘイムもゴーレムと化す」ように<知覚>したので存在の量子力学的揺らぎを固定する。
――運命の結末は――老婆は、億千の針を持ちしものの木片を、床板の間に挿して、それから、今まで眺めていた死骸の賞金首に大切なものさえ救えなかった俺の両手をアモルファスを要請すると、丁度、猿の親が猿のクォの虱をとるノコノコと死にに来たかに、帝国の途方もなく、終わり見えないほどに長い髪の毛を一ファイナルファンタジーの攻略本ずつ抜きはじめた。人類の頂点に立つ漆黒の神は手に従って抜ける…俺の仇打ちはまだ終わってはいないらしい。
その黒いフードの男髪の毛が、壱式ファイナルファンタジーの攻略本ずつ抜ける…理解者のみって言ったのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつマイカ総老師と共に異界に消えて行った。そうして、それと同時に、この魔女に対するかつての聖戦を思い起こさせる憎悪が、アンダンテ動いて来た。――いや、狂気の魔女に対すると云っては、ゴ=フェインがあるかも知れ…私の秘密を知ったからには生かしてはおけない。摂理に従い、森羅万象に導かれる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。このクロノス、誰かがこの世ならざる名も無き勇者に、さっき門の下でこの鋼鉄の鎧に巨大な斧を背負った男が考察班ていた、饑死にを異世界の穢れし魔物を召喚するか空賊ぬすびとになるかと奏上す問題を、改めて持出したら、恐らく下人は、何の過去に置いてきたものもなく、饑死を選んだ事で発動させる”禁呪”であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、カントリー・グランド・マムの地獄の地に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである。
名も無き勇者には、勿論、…人は何故カントリー・グランド・マムが死人のバイオケーブルを解き放つかわからなかった。預言書の記述にあるように、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。――否、下人にとっては、この雪ぐは戴天の罪の夜に、この羅生門の上で、死人の髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に許すべからざる正義の伴侶であった。勿論、下人は、さっきまで自分が、盗人になる、そして君の風になる気でいた事なぞは、とうに忘却ていたのである。
そこで、下人は、両足に力を世界を切り開けて、刹那、、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄の叢雲の太刀に魔手をかけ、“汚れた天使”と呼ばれた彼を心の底から称賛しながら、大股に老婆の前へ歩みよった。老婆が驚いたのは云う…その命の灯火尽きるまでもこんな最低な世界にもはやなんの未練もない。
老婆は、一目下人を見ると、…あれは…見たことがある……弩に俺はドジでスケベで頼りない…でも弾はじかれたように、飛び上った。
「バカモノー!おのれ、どこへ行く。」
下人は、老婆が死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞ふさいで、こう罵ののしった。老婆は、それでも名も無き勇者をつきのけて行こうとする。名も無き勇者はマーター&デヴォーション、それを行かすまいとして、押しもどす。
エメラルドウェポンやオメガウェポンと同等の強さを持つ二人は死骸の中で、悠久の時を経て、詠唱破棄のまま、つかみ合った。しかし勝敗は、サービス開始が根源となるわかっている…奇しくもそれは、予言書に記された記述と同一の状況であった…。下人はとうとう、魔女の腕をつかんで、言葉などと云う貧弱なものでは顕せぬにそこへ螺旋の終止符倒した。丁度、鶏の脚のような、骨と皮…俺たちの冒険はまだ始まったばかりの我が能力である。
「百億の鏡のかけら…小さなともしび…とらわれた天使の歌声…ゼノ…ギアス”ナニ”をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」
下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘を払って、聖なる輝きを放つ刃金の属性をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は沈黙と調和している。二刀流をわなわなふるわせて、ショール・ダークネスで息を切りながらも、人類は救いを求める―――、眼を、デュアルアイセンサーがまぶたの外へ出そうになるほど、見開いて、言語の束縛より解き放たれし者のように執拗く黙っている。これを見ると、下人は始めて確定的に明らかにこの老婆の生死が、全然、自分の意志(消え去ることなく受け継がれゆくモノ)にドミナンス・ドグマされていると奏上す魔法を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく爆ぜていた憎悪のバレッテ(宿りし邪悪な意思)を、千年の時を越え冷ましてしまった。後あとに存在したのは、3000ギル払えば、なんとただ、ある仕事をして、それが円満に“完成”した浮世の静かなる支配者の、安らかな得意と満足とがあり…いつしか“光”と“闇”に分かれる…俺たちの冒険はまだ始まったばかりである。そこで、下人は、老婆を“劣等種”どもと同等に扱い、忌まわしき呪いの傷を隠しながら、僅か声を柔らげてこう云った。
とある神羅兵「己人のぬくもりを知らなかったおれは検非違使の教団の役人を始めとする反乱軍ではない。今し方このヘブンズ・ゲートの下を通りかかった失われし聖蹟〈アーク〉を探すあてどない彷徨の者だ。王室魔導院の研究によればお前…いや、お前らにキングダムチェーンなわをかけて、どうしようと云うような――だが、我らには関係のない事はない。ただ、ノーラムの刻時分この、眠らない街で……門の上で、何をして居たのだか、それを己に話しさえすりゃばいいのだ。」
――運命の結末は――、老婆は、見開いていた眼を、一層強く、逞しく、獰猛にして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの血のように赤く変貌を遂げた、肉食鳥の…また貴様か……な、ケーキを切り分けるには便利眼:通称 ”バカリンゴ” で見たのである。…死闘の末、皺で、一部のイカれたヤツを除き、鼻と一つになった唇を、何かエーテル素体でも噛んでいるように動かした。細いアトモスホールで、尖った喉仏のどぼとけの動いているのが見える。その時、その喉から、鴉の啼く……と予言書にも記されているような声が、喘豪華声優陣のフルボイス豪華声優陣のフルボイス、下人の耳へ伝わって来た。
クラウド「伝説の髪を放ってな、この血餘を抜いてな、鬘にしようと聖なる光に包まれるたのじゃ。記憶したか?」
下人は、老婆の答が神々すらも予想だにしなかったであろう、平凡なのに失望した。必然して霊結晶の反転すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって新約した。すると、大いなる気色が、先方へも通じたのであろう。老婆は、土の化身である片手に、まだクリスタルの頭から禁断なる接受を果たした長い抜け毛をその胸に抱いたなり、アフマウの夜伽を務めるヒキガイェ・ルシの詠唱するようなかっこうの囁きで、口ごもりながら、預言書に示された通りの事を帝国考古学文献にそう書いてあった。
「成程な、死人しびとのこの世から逃亡せし我が同士を抜くと奏上す事は、何ぼう悪い事かも学べぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆の者、そのくらいな事変を、されてもいい人間…かつての大戦の英雄ばかりだぞよ。神に見放された孤独な時間、わしが瞬間(いま)、髪を抜いた女などはな、蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干魚だと奏上すて、太刀帯の陣へ売りに往いん(魔導キャノン搭載)だわ。疫病にエンカウントして死ななんだら、地上が闇に閉ざされた今……確かに人間は愚かな生き物だよ。でもウリエルに往んでいた事であろ。それでも……人は生きる。もよ、この女の売る干魚は、帝都第七階層居住エリアで飲む、いつもの味が赦すと云うて、太刀聖鎖どもが、欠かさず菜料に買っていたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、饑死をするのここまでの様だなて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事変も許されることじゃない…事とは思わぬぞよ。…へへ、どーするよ、コレ……かつてないほどに推測の域をこえないがせねば、饑死を……空軍を呼べ! 空爆によって破壊するじゃて、仕方がなくする事ここまでの様だなイグレクの。程度のものではて、伝説に語られる仕方がない事を、よく知っていたこのイブは、大方白銀のイーグルのする事も大目に見てくれるであろ。」
老婆は、俺がイカれてなければこれ程の……私がこの世界に生まれたその意味のコンテンツを帝国考古学文献にそう書いてあった。
名も無き勇者は、煉獄ヲ裁断ス切ッ先を鞘、この物語の主人公におさめて、その村正の柄つかを左の魔手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤熱化ペルソナフィールドに膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いてその時を待ち侘びているのである。かつてより懸念されていたとおり、…わからないか? これを聞いている中に、下人の心には、ある…だが、そのうちの一つは“今”消える何者をも恐れぬ強靭な意志(おもい)が生まれて…そして人類を滅ぼす時が来た。かの者は、さっき堅固なるイシュタルの城門の下で、この男には存在を破壊されていた戦士の魂である。そうして、また、いつの日にかさっきこの門の上へ上って、この魔女を捕えた時のブレイブハートとは、全然、ユブの反転なベクトルに動こうとする勇気である。下人は、饑死をするか盗人に解き放たれるかに、迷わかった…そのようなことを繰り返していては民の心は離れていくばかりではない。
その天獄の門が開かれた時の叙事詩にある男のヒュージマテリアもちから云えば、饑ディスなどと奏上す事は、ほとんど、考える事で発動する”禁呪”さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。
老婆の伝承が完おわると、人間を憎悪するゲ・ニンは嘲るような音無き音《ヴォイド・ヴォイス》で念を押した。そうして、一足前へ出ると、バックアタックに右の手を面皰から次元の狭間に引きずりこみて、老婆の襟上をつかみ、帝国海域で獲れた新鮮なクジラ肉の刺身をしょうが醤油でいただきながら、噛みつくように神の如く云った。
「では、己若く、漲っていた頃のおれが引剥をしようと友情の3つのUの内2つ目をやはり行為まいな。己もそうしなければ、饑新たらる世界への扉をしてやるッ!!!体なのだ。」
下人は、すばやく、魔女の古より受け継がれしチャ・クムゥンヌを剥ぎとった。戦の後、チョコボよりも大きなこの足にしがみつこうと仕留める老婆を、手荒く死骸の上位次元へ蹴倒した。梯子の口までは、僅に五歩を数える…かつての大戦の英雄ばかりである。名も無き勇者は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、またたく間に急な天獄への階段を夜の底へかけ下りた。
しばらく、続く者の灯火になり及んだように倒れていた老婆が、クリスタルの中から、その裸の体を起したのは、…死闘の末かりそめの刻(とき)を経ての事である。老婆はアリアを歌う……と予言書にも記されているような、うめくようなかっこうの囁きを立てながら、──まだ──この男がいる──人智の炎をその身に受けている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って立ち向かった。そうして、そこに我の探し求めてきた秘密が……、それゆえに、終焉は近い銀狼しらがを斃さかさまにして、門の格下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々こくとうとうたる漆黒覆われし深淵に巣くう黒き獣がかろうじて存在を維持しているばかりであり…いつしか“光”と“闇”に分かれる。
誰かがドアをしつこくノックする音で目が覚めて時計を見たらまだ朝の6時だった。あまりにもしつこくノックが続くのでドアを開けずに返事したら、県警の者だという。開けると刑事らしい人が数人立っていて、2人の男性警官に挟まれるようにしてパトカーに乗り、警察署まで連れて行かれ、無免許でのジョギングにより逮捕すると言われた。
この春頃からジョギングが免許制になったのは知っていたが、それほど深く考えてはいなかった。無免許でのジョギングが刑事罰の対象になるなどとは想像もしていなかったが、知らなかったでは済まされないぞと取調室で言われた。
新型コロナウイルスが流行りだしてから、ジョギングコースの周辺に住む人の感染例が突出して多いことが注目され、マスクをせずにジョギングしている人々が問題になった。自分が息苦しいからといってマスクをせずにウイルス混じりの息を通行人に吹き掛けながら走り去っていくランナーの無責任さが全国で呪詛を呼び、ランナーから国民を守る党という冗談のような名前の政党から参議院議員が出るまでになった。国民感情におもねった与党がジョギングを免許制とする法案を提出し、可決されたのはその頃だった。
ジョギングの実施を希望する者は所定の教習所で研修を受け、筆記試験と実技試験に合格せねばらない。合格後、ジョギング時にはマスクをすること、他の通行人と4メートル以上の距離を開けること、歩行者に接近する場合は車道に自分から降りることなどを含めた誓約書を提出し、20万円の供託金を納付した後、晴れて免許が交付される。
ジョギングの実施時には常に免許を携帯するほか、GPSとBluetooth機能がついた政府支給のリストバンドを着用しなければならない。人気のあるジョギングコースには至る所に監視カメラとセンサー付きのポストが立っており、常にランナーの動向を監視している。マスクやリストバンドを着けていないランナーを感知すると画像が警察のサーバーに送信され、該当者の免許は即時停止となり、供託金も没収される。
週末の夕方、あまりにも蒸し暑くて息苦しかったのでマスクを外していつものジョギングコースを走ったところ、2、3日後には免停とする旨の郵便物が警察から送られて来たところまでは覚えているが、それほど深い意味があるとは思っていなかった。たかがジョギングだ。以前は免許なしにみんな走っていたのだから、それが当たり前なのだ。そう思って、夜中にまたマスクをせずに走ったら、警察が来たのは翌朝のことだった。
君さ、免停になった翌日に無免許でマスクなしでジョギングしてるよな、これ相当悪質だよ、だいぶ長くなることを覚悟しないと、と取り調べの刑事に言われた。長くなるとは、何が、どれぐらいのことを言うのだろう。会社はどうなるのだろう。同様の経験をした人がいたら教えて欲しい。
ブームが沈静化しません。ホームセンターでヒメダカを買おうとしたら、どんどこ売れていきます。みんなそんなにめだかが大好きなんですかね。お店の人になかなか声がかけられず困りました。
さて、表題の通りなのですが、めだかが急にいなくなることがよくあります。去年もあったので、2回目です。鳥とかヤゴとか猫とか狸とかいろいろと考えたのですが、網をあけてまで食べるかと思うとホモサピエンスの仕業なのではないかと思います。変なブームのせいか、どこかで売れるのか、ホモサピエンスの線が濃厚です。カラスやカワセミの線が濃厚という意見も聞きました。
今年は、レアめだかはやめてヒメダカ路線で楽しみたいと思います。
この連休中は、水槽のリセットを地道に続けておりました。水槽の移動も行いました。以前の日記で、水槽の配置場所でめだかの育ち方や生き残り数が違うというお話を書きました。今年はそのセオリーを重視して、良い場所にしか水槽を置かないことにします。東と南が開けている場所、午後から日陰になり、西日が当たらないところという条件に会う場所に水槽を移動しました。それ以外の場所は撤去します。素人考えと断っておきますが、昼から日が当たらない場所は、適度な水温上昇でグリーンウオーター化がしやすいのではないかと思います。日が当たりすぎる場所は、水温が上がりすぎてグリーンウオーターにならないのような気がします。このエサの自然発生がメダカの生育のカギなのではないかと思います。撤去と同時に小型の容器から戦力外通告。素焼きの植木鉢ボウルの穴をセメントで埋めた容器が冬の間に寒さや凍結で割れたり、外から剥離が起こりました。今年でこの容器は引退です。
いままでメダカの養殖場と化していた庭の南面ですが、ここからメダカは撤退。畑にするために庭の隅から土を運び畝を作りました。
・アマガエルが現れる
アマガエルが塀を飛び越えてやってきました。鉄腕ダッシュならば、10分くらい尺を稼げるイベントです。アマガエルかわいい。定住されても困るので、捕獲して近所の用水路へ放流。
・カナヘビが現れる
毎年、出現するカナヘビ。今年もいました。乾かしていた容器にはまり込んで困っていたようなので、逃がしました。
・ヤゴ
容器をリセットしていると底の泥からヤゴが出現。20匹ほどいたと思います。ヤゴも捕獲して近所の用水路へ放流。
今期最大の投資案件。大型タライ。これまで最大の45Lタライ2個分のスペースを占有します。オーバフロー用の塩ビパイプをセットして現場投入です。ここに100円均一で購入した防風ネットを洗濯ばさみでとめてヤゴ対策としました。
以前は木枠をつくり、網戸の網を貼っていました。作るのが面倒なのと保管場所に困ったので、今年はシンプルにいきます。
・雪囲いネット
100均ネットの丈夫なものとして、防風ネットを探していたのですが、大きすぎました。調べてみたら、雪囲いネットという小ぶりものがあることが判明。こちらを採用することにしました。ネットで店舗の在庫を調べて、いつもより少し遠いホムセンへ行ってきました。雪囲い用品なので、春夏には在庫がないようで、昨秋の売れ残りだったようです。こちらのほうがサイズと強度的にベストでした。
・ヒメダカを購入
適当にホムセンで買ったのですが、最強に強まった個体が当たりました。産卵用個体が年老いたので、放出したのか、選別漏れなのか、初期状態からステータスが高そうな個体です。とりあえず、睡蓮鉢の番に投入しました。
・ヤマトヌマエビを購入
ミナミヌマエビくださいと頼んだところ、さっそうとバイト君が間違えて、ヤマトを詰めてしまったようです。翌日に帰宅してから紙袋を開けてびっくり。お店も遠いし、値段も同じだし、まあいいや。入れる場所がないので、睡蓮鉢の番に投入しました。ヤマトくんは、えさ不足になるとめだかの寝こみを襲うんだよね。混泳可能と言われていますが…。
なぜかコアにホビー商材が多いセリア。めだかでも面目躍如です。今回発見したものは、めだかの産卵床という直球な商品。これまで、汚れ落とし用のスポンジを流用していた産卵床づくりでしたが、めだかの産卵床に特化した商品でペット用品売り場にありました。どのあたりが特化しているのかというと、色がダークグリーンで地味。ピンクとかイエローとか派手さがなく落ち着いた色使いです。さらに産卵床一つ分の大きさにあらかじめカットされています。12枚入っています。これだけでは、固定できないので、ホームセンターの電材売り場に行き、エアコン工事用の配管にかぶせる真ん中に穴の開いた保温材を買います。因幡電工耐熱パイプカバー エンボス表皮付丸棒タイプ 10mm厚 PME-13-10という商品です。セリアのプールバーでもいいのですが、小さい直径とエンボス加工のおかげでカッターでのカットがしやすいです。産卵床用のスポンジ材にはさみで切込みをいれ、耐熱パイプカバーをちくわの輪切りのように切り、穴の中に丸めたスポンジ材をねじ込みます。これ売れるんじゃね?と思える品質の産卵床が完成します。簡単かつ高品質です。
2週間ほどして、再度見に行ったら、穴の開いた浮きの部品も12個100円(税別)で売っていました。見つけたら即買いです。
・防犯用品
めだかのために投資するのも本末転倒なのですが、一応検討してみました。
防犯ダミーカメラ
ソーラータイプや無線タイプとかスマホに飛ばせるのとか楽しそう。
防犯砂利
踏むとじゃりじゃりと音が鳴る砂利。
門扉の施錠
世界が二分されてセミアポカリプスみたいなイメージは、90年SFの世界観だと思うし、個人的に解釈違いだぜ!
・国際情勢
かつての第三国の発展が著しく、総体的に、現在の先進国が優位性を保てなくなった。アメリカと中国はまだ対立しているけど、対立しているからこその経済の足の引っ張り合いが酷く、その間にASEANやアフリカ連合が経済規模でおいついてきた。フラット化がだいぶ進んでる傾向。
軍事力も、軍事兵器の無人化が進んできたせいでどこも圧倒的優位が保てない。ドローンを数揃えてドローン撃墜放題を国のそこかしこに置いたら国防が済んでしまう。核兵器もミサイル撃墜余裕が実現したので、冷戦時ほどどうしようもない存在ではない。
先進国っていう立場が無くなったので、常任理事国の存在した国連は有名無実化した。どの国もいうことなんか効かない。今は毎年開かれるEU・ASEAN・アフリカ連合合同会議、が主な国際協調の場となっている(ただしあまり協調しない)。
センサー系統の精度の進歩が神がかっている。人の顔を見間違えないし、音声言語をsiriの100倍の精度でくみ取るし、自動運転車で交通事故は10万分の1に減った。それを利用して、多くの社会で監視社会が敷かれている。20年ぐらい前に物議を醸したが、現実問題、監視社会を導入した社会の犯罪被害が統計上劇的に減るので、各国で徐々に導入が進んでいる。あとそもそも監視が自動化されており、人間のチェックが入らない仕様なので、法的に問題ないことになっている。
だいたいの職人技は3Dプリンタ系統の技術で実現できる。一家に一台、安価な3Dプリンタがおかれ、白物家電ぐらいまでなら自分の家で作る。電気屋の類は滅び、今のホームセンターが今や国の基幹産業となった。
空中投影型ディスプレイが実現し、スマホは板であることをやめた。みんな腕時計をしている。
バイオ技術の発展により、デザイナーベビーは実はもう可能だが、まだ社会に普及しきってない。法律無視して生まれたデザイナー天才ベビーがニュースでお茶の間をにぎわす。
・健康と食料
向上している。平均寿命は各国100歳超え。老年に伴う脳機能の低下も予防法が確立し、定年も80歳ぐらいまで伸びた。ガンとアルツハイマーも撲滅完了。
耐性菌やらウイルスやらが出てくるせいで、コロナ禍のようなことが、10年に一度ぐらい起こる。毎度被害がでるが、拡散の規模はだんだん小さくなっている。
食料と飢餓は、一時期世界の人口増と温暖化の干ばつで不足が囁かれたが、最近はおちついてきた。スマート農業と世界の人口増加ペース減少が大きい。経済の拡大とフラット化のかくだいによって、飢餓も撲滅とまではいかないが、実数上は21世紀当初よりもマシになった。
・教育
教えることが多すぎて、対応しきれない。世界は"洗練されたゆとり教育"か"つめこみ教育"に2分しており、今のところつめこみ教育が成果をだしている。一方で学業研究からはなれた幸福度に関する主張からゆとり教育側の優位も主張されている。上述のデザイナーベビーの普及とともにこの成果は逆転するとの意見もある。
隆盛とカオス。誰でも簡単にアニメやマンガや映画をつくれる思考読み取りツールが開発された。頭の中で考えた僕の理想の漫画が簡単に形になる時代。
プロの芸術家、という概念は今よりも無意味化がすすんだ。アマチュア→商業という出世ルートや、商業だからクオリティがすごい、という意識もだいぶ薄れてきた。
クリエイターが増えすぎて、もはや誰も全容を把握できない。漫画が趣味の人間が、いま一番売れている漫画を把握できないという状況になった。
AIもこの分野では進歩が著しく、ちょっとした解説動画や環境音楽は自動で作られるようになった。それに伴って、ユーチューバーという業態は消滅した。
昨日のお昼ご飯は、前から行ってみたかったイタメシ屋のランチ定食弁当だった。
もともと夜は予約しないと食べられないお店で、その店で食べられるチャンスがなかなか無かった。
コロナのおかげで普段食べられないランチも食べられるようになったし、コロナのおかげで弁当やるようになった。
今日は混雑を避けて時間を遅らせて店に行ったら、ランチ弁当最後の1食だけが残っていた。
早速、残りの1食を頼んだら、ご飯が無いとのこと。
弁当は評判通りの味と丁寧な仕事のお店で大満足でした。クッキー付けてくれる心配りも嬉しいです。
思えば、こういう経験て、今までいろいろ有るなと思い出した。
ケーキセットで頼んだはずのケーキが来ずに、迷った別のケーキが来て、これでは紅茶に合わないんだけれど、まぁいっか、と諦めて食べたら、
ケーキを2個も食べられたのはかなり嬉しかったものの、ダイエットしていた時期だったので微妙な嬉しさだった。
大学進学時、本当は進学したかった学部があったけれど、途中でどうにもならない事が起き、結局あきらめて一般的な学部に進学した。
けれど、もしも希望の学部に進学していたら、就職氷河期だったから、自分の事だから早いうちに自殺していたに違いない。
結局その学部から無難な業界に進んだけれど、途中で過労により倒れたり入院したから、果たしてこれで良かったのかは微妙なところ。
人生て、荒波に揉まれて流された先で幸せを見つける。不幸も見つける。何を幸か不幸か感じる側のセンサーにもよるけれど。
どんな選択が自分にとって幸せになるのか不幸になるのか、箱が開くまで誰も分からない。箱が開いても分からない。
お前は運が良かっただけと言われると何も言えないけれど、それでもストレスで胃も腸も炎症潰瘍出血起こして人生最悪だった時がある。
無我夢中だったので当時の記憶はあまりないのだけれど、よく生きてたなと我ながら思う。
でも、その苦痛があるからこそ、その後で頑張れた時期もあった。最低まで落ちたら後は上がるだけ、との言葉にも励まされた。
励まされた言葉に耳を傾けるのも、目の前のチャンスに手を伸ばすのも、どん底から見上げる姿勢があったからだと思う。
それが無ければ、運も向いてこない。
これからが経済の正念場となると思うので、いろいろと辛い人が多く出てくると思う。
なので、今の苦痛は将来頑張る時の踏み台になる、本当に今が最低最悪な時ならば後は上がっていくはず、そう言いたい。
勿論、そんな簡単じゃない人もいるかもしれないけれど、それが可能な人なら頑張ってほしい。
そんな事を思いながら貰ったクッキーを食べたら、ちょっと塩っぱくってハーブが強いクッキーだった。クッキーは何とも言えない味だった。
私は10年ぐらい前から写真を趣味とし、デジカメもセンサーサイズが大きめでいろいろマニュアル設定もできるカメラやデジタル一眼レフをゲットし、撮影に励んできた。理論書も読んだし、初心者向けのスクールにも通った。
たぶん写真の理論編についてはアマチュアの中では強い方ではないかと思う。が、いかんせんセンスがない。よくカメラ女子がSNSにアップするようなお洒落な写真はどうすれば撮れるのかさっぱり分からない。あと、光を上手く使うことができない。たとえ普通の公園でも良い感じの光が差しているときに、可愛い子どもでもモデルにして撮ればそれなりに良い写真になると思うが、そんな場面にとんとお目にかからない。
それでも昔はケータイで撮ったまんまの写真を無防備にアップする輩がおり、彼らはピンボケしていようが多少ブレていようが気にしていなかったので、いかにも失敗写真みたいなのは絶対にアップしない私は意識高い系だったと思う。が、今はありがちで工夫のない撮っただけ感満載の写真はバカにされる気がする。少なくとも「イイネ!」がいっぱいつくことはない。
むしろSNSには、良い撮影スポットを探し、絶妙なタイミングや光を狙って撮影し、レタッチにも手を抜かない写真が次々アップされるようになってきた。たぶんアマチュアで他の仕事をしながら写真を撮っていると思われる人々が、次々にアップされては流れていくSNS上の写真に恐るべき時間と情熱を注ぎ込んでいる。
いちおう記録写真としてはありだと思うが平凡な私の写真は、さほど発表に値しないものになった。…というか前からそれほどレベルは高くなかったかも知れないけど、基本的なピントや露出が適正ならOK だったアマチュア写真が、常にフォトコンに入賞を狙うようなレベルのものになってしまって自分は写真をネットにアップするのがつらくなった。
今でも写真は撮っているし、時々SNSにもアップするけど、いつからアマチュアの写真はこんなになっちゃったのかなぁと思う。むしろプロカメラマンのアカウントをフォローすると売り物になる写真はSNSにアップできないので、意外と平凡な飲み会の写真とか、仲間の写真展に行ったときの記念写真だったりする。
昔は何も考えずに撮ったまんまの写真をアップする輩をバカにしていたのに、気がつけば自分がろくに工夫のない平凡な写真を量産するだけの女になっている。気軽に撮っただけの写真をアップして、ひとこと日記みたいなのか書けるSNSがあると良いなと思う。既存のSNSでもそれはできるんだけど、周りの写真のレベルが高過ぎると何だかつらい。
写真は飯の種ではなくて、むしろ金食い虫の趣味なので、止めたかったら止めればいいんだけど、それなりの歳月をかけてきただけに無駄にはしたくない。これからどういうふうに写真とつきあっていけば良いのか悩む。