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はてなキーワード: nedoとは

2024-08-18

anond:20240818115745

もし補助金関連で叩くとしてもベンチャー企業発表会に参加した河野より企業元の徳島大学補助金を出してる色んな機構国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)や生物系特定産業技術研究支援センター(NARO)を叩くべきなのでは…ていうか金を出すのが適切かどうかはともかくどうみても徳島大学教授が真面目に研究していたもの評価されているだけでは…

2023-10-23

社会学系とその他の研究補助金って会計基準が違ったりする?

さえぼーがColaboの会計不祥事とか言ってる研究者は大馬鹿者だ、

お前の補助金への締め付けとして返ってくるぞってポストしてたけど、

自分工学系の泡沫研究職やってた15年前の時点ですらColaboレベル会計が許された記憶ないんだよな

やったことある科研費NEDOと県の補助金くらいだけど、

少なくとも数字合わない費目あいまい按分ガバガバなシートでOKでる空気はなかった

さすがに文系全体がそうだとは思わないけど、社会学系に関しては伝統的に甘々になってるのかね?

2022-11-07

anond:20221104170944

経産省・鉄鋼連盟NEDO資料も目を通して書いてるけど、どこかに三菱総研予測とは違う、「2050年も高炉は元気です!」みたいな楽観的予測があるなら、それ出してみればいいじゃん。

ちなみにこれ経産省資料な。

https://gyazo.com/5daf650d4c74a4cea3d8c0b2fbb06eca

https://gyazo.com/0e8e6fcff69c0b00a0efae2987870581

現状ですら巨額の赤字JFE日本製鉄も高炉の閉鎖計画や電炉への転換計画を次々出してる。「コストが合わなくて売れないもの設備投資してもしょうがいから辞めます」という状況に、さらカーボンニュートラル問題が降りかかってくる。明るい将来がどこにあんだろうね。

MIDREXについてもコメントしてやったぞ。心して読めや。

2022-06-23

anond:20220623162303

LIB全固体電池は、NEDO海外勢も、2025年ぐらいか市場投入されると見てるよ。あと3年後。個人的にはそんなに魅力感じないけどね。

それと並行してLFPが低コストセグメント(資源制約がないが、LIBより低エネルギー密度)を担い、さらナトリウム系がそれを補完し…とやってるうちに、ポストLIB本命系(資源制約がなく、LIBより高エネルギー密度)が出てくるのが、内外どちらでも大方の技術ロードマップ2030年前後。あと8年後。いま日本ユーザーの買い換えスパンは7〜8年だから、次買うクルマに乗ってる間にそういうバッテリを搭載したEVが登場してくるってことだ。

日本研究界・産業界はかなりアグレッシブEV向け電池技術での捲土重来に取り組んでるので、むしろ日本オワタ」系じゃない人達こそEV応援しがいがあると思うよ。

anond:20220623111223

おれは日本こそがEV技術の最先進国だったと思ってるし、今後もそうなれる余地は十分あると思ってるよ。

増田の「航続距離500km以上を求めるBEV無駄多すぎるからいらない」説も、結局のところは、技術革新によって「安価で、エネルギー密度が高くて、急速充電できるバッテリ」が登場すれば、一気に解決ちゃう話だろ? んで、日本メーカーだってそこを目指してあれやこれやトライしてるわけじゃん。

かにCATLはすごいけど、彼らだって将来性ある技術すべてにbetできてるわけじゃなくて、その隙間部分はいっぱいある。EV用や定置蓄電用の二次電池技術はそれこそ全世界で「マルチリソースで」研究開発が進められてて、しかもどれがブレイクするかはまだ全然からない。日本が一発逆転できちゃう可能性はまだまだあるんだよ。

NEDO二次電池開発ロードマップとか見たことある? 今は第3次かな、の策定やってて、他国の優位性がある全固体LiBはすっと飛ばして「資源制約・調達リスクが無く安価材料(銅、鉄、亜鉛炭素等)を使用し、高エネルギー密度化と安全性の両立が可能電池」としてフッ化物電池亜鉛負極電池の開発研究betすることになった。このうち、フッ化物電池実用化は最近かなり現実味を帯びてきてる。 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01511/00003/ 実現したら最低500Wh/kgと、現時点での最高性能クラスLiBの約2倍の容量だ。これでLiB全固体電池やってる連中をごぼう抜きできたらどうよ? 痛快だろ。

2022-06-20

anond:20220620201004

LFPリサイクル可能性について

リサイクルに関しては、三元系だろうがLFPだろうが、「やればできる」技術ですよ。人間自然から取り出せるものを、高濃度な人工物のコンパウンドから取り出せないわけがない。湿式製錬でも乾式製錬でも、どうとでもできる。今「やれてない」のは、そこに何か未解決技術課題があるわけじゃなくて、新規採掘マテリアルより再利用マテリアルのほうが高くつく間は、リサイクルはペイしないから。それでもコバルトニッケルは回収が採算化するメドがついてきたから、レアメタル大手のUmicoreとかはLiBリサイクル事業積極的に拡大してる。

一方でLFPリサイクルに関しては、現時点ではエネルギー業界ではあまりポジティブ意見がないのは確かだけど、これも何か高い技術的なハードルがあるわけじゃない。鉄とリンの塊という、現在は低価値マテリアルリサイクルしても、業者は儲からいから、やってない。リサイクルをする経済合理性がないということです。こういう「中長期的には枯渇していくかもしれないけど、現時点では比較的入手が容易な資源」でリサイクルを廻すには、もっと価格が上がるか、新規採掘量を法的に規制するステップ必要になる。

以下の動画バッテリ持続性サミット質疑応答。「LFP電池リサイクルにも経済合理性は見込める」と言ってるけど、それは今ではない、LFPEV市場に増え、そのEV製品寿命が1ターン回り、リサイクルするLFPの量が増え、リサイクルの採算規模が確保できる頃に意味が出てくる、また(一度マテリアル化しての資源市場での再販ではなく)廃LFPの正極を直接リサイクルして再利用できるようになれば有望だ、というようなことを言っている。

https://www.youtube.com/watch?v=4MvSABcJ70k

それにね、増田は「リンが高騰してて大変だ」というけど、今の「高騰した」リン酸塩の取引価格が250円/kgぐらいでしょ。対するコバルト10000円/kg超え。やっぱりこの2つを「希少な資源」として同列に語るのはかなり無理がある。元増田は「「肥料じゃなくて電池にするから安くしてくれ」なんてできないんだよ」と言うけど、期待付加価値から考えれば、産業用途リン絶対農業用途リンに買い負けたりしない。もし農業リンコバルトに競るぐらいの希少資源になったら、その頃は世界慣行農業の仕組みは崩壊してるよ。

もうすでにリン鉱石の値段が上がり始めている現状で10年後のリサイクルの話をされても、、、って思うね。それこそ次世代電池が普及し始めてるかもしれなくない?



そうだよ。もし今後LFPがずっとEVバッテリ本命級のままで、リン電池への採用が困難になるほどの希少資源になれば、その時にはLFPリサイクルが実現する(そして、その時に走行しているLFPベースEVの台数を維持できる程度のLFP電池を、リサイクルから再製できる)。一方、リンが今のように肥料としてバンバン蕩尽できるぐらいの価格供給されるなら、LFPリサイクルは実現しない。さらに、もし将来、LFPよりも製造コストが低くて十分な性能を持つ次世代電池が普及し始めたら、やっぱりLFPリサイクルは実現しない。つまり、将来LFPリサイクルが実現しないとしたら、それは「LFPリサイクルしなくてもEV業界には問題いから」なんだよ。

これから電池技術

なお、自分LFPあくまで脱レアメタル化のためのひとつの通過点だと思っている(二次電池進化の「現時点での経由地」という書き方をした通り)。さらに高密度安価で持続性のある電池必要とされる限りは、新たな技術開拓され続ける。

電池技術の発展速度が、たとえば電子技術なんかに比べると比較的遅いというのは正しい指摘だけど(自分もこのエントリ https://anond.hatelabo.jp/20150504101626 の中でそれに言及したことがある)、その後6年間で電池業界が達成してきたことは、正直自分の予想を超えていた。やっぱり将来の基幹産業としてR&Dが廻り出すと、これまでとは技術進歩のペースが桁2つぐらい違ってくる。CATL、BYD、テスラみたいなとこは言わずもがなだし、NEDOだって日本研究機関だって企業だって色々やってる。

次世代EV電池上市が一番速そうなのはナトリウムイオン電池かな。CATLは2021年ラボレベル製品発表していて、2023年に量産化を予定している。ご承知の通り、CATLは狼少年みたいなことはしない会社なので、ある程度の目算はついているはず。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01992/00001/

https://www.chemicaldaily.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%80%80%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%AE%9F%E8%A3%85%E8%BF%AB%E3%82%8B%E3%80%81%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%8C/

元増田ならこの他にもカリウム系、カルシウム系、Li-S、Al-S2などを始め、電池分野では多種多彩なトライアルがなされていること、そのうちいくつかは近年ブレイクスルーが起きて実用化までのロードマップが大幅に短縮されたことも知ってると思う。リン枯渇が全地球的な課題になるよりずっと前に、電池技術は大幅に進歩して、普及価格帯のEVでもICEを超える走行距離と必要充分な充電速度を達成できるよ。社会がそれを求めていれば、研究産業絶対にそのニーズに応える。自分はそのステップ日本研究者や企業が貢献してくれることを期待したいし、楽しみにしてる。

トヨタ戦略について

最後の、「でもちょっとでも日本自動車産業応援してくれると嬉しいな」については、自分はめちゃめちゃ日本自動車産業電池研究応援してるし、そう書いたつもりだよ。

ただ、トヨタのBEV戦略2030年に車種の1/3を、販売台数の1/3をBEVにする)は、今の地域別売上からするとかなり奇妙な方針で、額面通りに受け取るなら間違った戦略だと思う。あのトヨタの発表が出たときは、ネットでは「EVでもトヨタが勝つる!」「30車種すげえ」「EU勢ざまあw」みたいな反応が多かったけど、個人的には「えっ、そんだけ?」としか思えなかった。系列企業への配慮などで、あえて低めの発表をしてる可能性があるとすら思ってる。

なにが奇妙かといえば、トヨタというグローバル企業の売上構成から考えると、2030年に1/3をBEV化する程度じゃ全然売るタマが足りないはずなんだよね。トヨタ自動車販売台数は、2021年実績で、日本国内が140万台、海外が810万台。海外地域別に見ると、北米が270万台、欧州100万台、中国が200万台。よく「欧米以外の地域には、今後もICEHVニーズが根強くあるから…」と言う人がいるけど、トヨタの国別販売台数は、この北米欧州中国の3地域で輸出市場の70%、全生産量の60%を占めている。つまり発展途上国日本を足した「2030年頃にICEHVを売り続けられる地域」の市場規模は、今の販売先の40%しかない。

「4割の残余市場に向けて、全車種の2/3でICEHVを維持する」というのは、ポートフォリオ戦略としておかしいでしょ?

ちなみにホンダは「2030年に2/3をEV化」、GMは「2030年までに北米生産50%EV化」、フォードは「2030年までに40%をEV化」という構想。つまりトヨタは、ICE規制までまだだいぶ間があるアメリカGMフォードに比べてもEV化に対して慎重な(鈍重な?)動きになっている。

規制が始まるまではICEHVを売ればいい」という人もいるけど、一旦ICE規制禁止法制アナウンスされれば、その実施時期に5〜10年先行してICEHVの売れ行きは落ち始める。消費者は、一定期間乗った車を手放す時点(規制後)で、ICE中古車価格がガタ落ちしていることを予期するから。今の先進国での自動車買い換えサイクルは、日本で平均8.5年、米国も7.3年、欧州もっと長い。最近日本でも「これが最後に買う内燃車かな、次はEVだろうな」なんつって自動車を買う人が増えてるでしょ。海外もそう。

最近欧州ディーラーでは一種のdisclaimerも兼ねて「EVのほうが下取り価格は有利です」と言われることが増えたけど、今後は先進国のどこでもこの傾向が加速し、おそらく2026年あたりからEVか死か」の秒読みが始まる。そんな状況で、「2030年には、なんと全車種の1/3をBEVしまぁす!」みたいな悠長なことを言ってて、まともに戦えるのかな、何らかの思惑含みのフェイクであってほしいな、というのが今の自分トヨタに思ってることです。

追記

id:sgo2 さんのブコメにお返事。

id:sgo2 2030年時点でBEVが1.6〜26%という予測(https://s.response.jp/article/2017/10/11/300895.html )なので、1/3という数字でも十分前のめり。因みに現時点で欧州17%中国16%米国4.5% https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/05/613a9a4551b47453.html (本当に数字見んのな)

2022/06/21

この上の記事2017年時点のデロイトーマツ予測で、ドッグイヤーのこの業界では既に典拠にしないほうが良い内容です。なお2017年EVバッテリ平均価格が急低下した年で、これ以後コンサル各社はBEV普及ペースを大幅に上方修正しました。たとえばボスコンがつい最近(6/13)に出した予測はこんな感じです。

https://www.bcg.com/ja-jp/press/13june2022-electric-cars-are-finding-their-next-gear

図表では、2030年世界新車販売台数のうちBEVが40%、2035年には59%になってますね。米国欧州中国個別に見ると、さらに多い。上で書いた通り、トヨタ海外売上は北米欧州中国の3エリアで70%を占めてるんですけど、そのマーケットは今からわずか8年後にはこういう顔つきになっているということです。これ見てると、トヨタの「BEVラインナップは3割」戦略は相当ヤバいな〜って思いませんか。

自動車産業に特化した情報サイトマークラインズは、LMC Automotiveの調査引用して世界乗用車販売に占める各パワートレイン構成比推移予想を出していますこちらは2022年1月予測ですが、ボスコンよりやや保守的で、2030年のBEV比率は25%前後。ただしその3年後の2033年には40%を超えるシナリオです。

https://www.marklines.com/ja/forecast/index

2番目の記事引用されているIEAも、2030年に①現状政策シナリオでは世界販売台数の26%程度が、②持続的発展シナリオでは47%程度が、EV(BEV+PHEV)になると予測してます。なおBEVPHEV販売比率は現状7:3で、IEA予測では、2030年もだいたいこの比率が維持されるようです。

https://www.iea.org/data-and-statistics/charts/global-ev-sales-by-scenario-2020-2030

まり2017年時点では「最大でも26%」と推定されていたBEV販売比率が、今では「最低でも26%」(ただしPHEVも含む)になっているんです。この5年間のBEV販売台数の伸び方は、多くの業界関係者の予想をも大きく上回ってたということですね。我々消費者も、EVについて何か考えたり議論したりするのであれば、とにかく最新の情報をチェックして、細かく自分常識に当て舵をしないと、あっという間に現実に置いて行かれます。そういうスピード感のある業界から自分面白ウォッチしてるんですけどね。

2022-03-14

NEDOなどの研究所大学研究を、産業に結びつけられてないの、なんとかならないものなのか

検索かけると省庁の資料はあって、なんとかしたいのはわかるのだけど、上手くいってなさそう。

研究して終わり、なんだよね。


能力の高い研究者目指しても、産業に結びついてないから、研究費をどこから引っ張ってくるかって話が多くなる。

2021-11-24

半導体って戦略考えられる人って日本にいるの?

日本人って窮地に陥ってから逆転する戦略を立てるのが下手だと思っている。

ニュースでは、日本半導体はどうやって衰退したのかを説明する人や、昔はどうだったとか、そういう話ばかりだ。

日米半導体貿易摩擦だとか、かなり古い話をしている。

投資金額が違うといったわかりやすい数値に飛びついていたりもする。(金は大事だがそれだけでなんとかなるレベルではない)


日米半導体貿易摩擦を原因とするのであれば、なぜ韓国台湾米国に見逃されたのか、明確な説明を見たことがない。

中国半導体話題になるが、どういう企業があるのか名前すら報道されないし、どういう製品があるのかも報道されない。

中国半導体の追いつきがヤバいと言っているが、詳細について報道されないので、有名所を上げることができる人もいないだろう。


EDA半導体設計CADソフト群)について、まともに説明しているのを見ない。

CPUGPUに関してはニュースバリューがあるのか興味関心があり、TSMC話題になるが、プロセス研究の先端というとimec、CEA-Leti、IBMだ。

日本にはNEDOがあり、そこに期待しているだろうが、産業への移行が失敗してるのは多い。

先のimecなどと何が違っているのか明確に分析するのは必要だろう。(imec側に合わせろと言ってるわけではない)


技術者給料を上げればなんとかなる、という段階も超えてしまっている。

大学との産学連携というのも、既に大学研究しておらず、その段階も超えている。

1人,2人のコンサルカバーできる規模を超えているし、5,6ページのニュースでわかるようなものでもない。

2021-10-17

純度高い水素取り出す大規模実験成功光触媒」の働き活用

(゚∀゚)キタコレ!!

これってつまり動力源を完全に石油フリーカーボンフリーで作れるってことよな

化石生物をいっさい殺さな太陽光だけで動く、

水素エンジンMT車を買えるようになるのは10年以内の公算が高くなってきた

クワク感がヤバい

2021年10月17日 7時11

太陽の光を当てることで水を水素酸素に分解する「光触媒」の働きを活用し、100平方メートルの規模で純度の高い水素安全に取り出す実験に、東京大学などの研究チームが成功しました。広範囲での実験過去に例がないということで、次世代エネルギーとして注目される水素を大量かつ低コストで作る技術につながる成果として期待されます

実験成功したのは、NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構東京大学信州大学などの研究チームで、ことし8月国際的科学雑誌ネイチャー」で発表しました。

研究チームは、太陽の光を吸収して物質化学反応を促進させる「光触媒」の働きを活用して水を水素酸素に分解する物質を使った技術開発に取り組んでいます

今回試したのは、この物質を付着させたパネルを屋外に設けて水を注ぎ、太陽の光を受けて発生した水素酸素が混ざった気体から穴の空いた膜を通すことで水素だけを抽出する実験で、おととしから2年ほど実施してきました。

水素は、酸素と結びついて火に触れると燃焼したり爆発したりするため、取り扱いが難しい気体ですが、実験の結果、発生した水素の7割以上をおよそ94%という高い純度で安全に取り出せたということです。

研究チームによりますと、100平方メートルの規模で水素の取り出しに成功したのは世界で初めてだとしていて、水素を大量かつ低コストで作る技術につながると期待できる一方、さら効率よく取り出すための新たな物質の開発が実用化への課題だとしています

研究チームのメンバーで、東京大学の堂免一成特別教授は「こうした大規模な実験は爆発の危険性があるため世界でも例がなかったが、安全に取り扱える方法を考え、装置を開発した。早く実用化して、安い水素を大量に世の中に提供したい」と話しています

光触媒とは

光触媒」とは、光を当てると周りの物質化学反応を促進させる物質です。

代表的物質としては、白い塗料化粧品などに使われる「酸化チタン」がよく知られています

紫外線が当たると、水を水素酸素に分解するメカニズム発見されて以降、「酸化チタン」は有機物の分解にも応用され、汚れや臭いの除去のほか、抗菌作用などを得られることから光触媒」の技術日常生活にも幅広く活用されています

水素の特徴は

水素化石燃料と異なり、燃やしても二酸化炭素排出しません。

また、水を「電気分解」することで水素を取り出すことができます

こうした特徴から「脱炭素化」につながるほか、余剰の電力が生じた場合にも、「電気分解」によって水から水素を取り出す技術確立されれば、余った電力を水素に変換して蓄えることも可能になります

一方で、水素天然ガスなどと比べて生産コストが高いのが課題で、経済産業省では「脱炭素社会」の実現を目指す2050年までに水素価格技術革新などによって現在の5分の1以下にする目標を掲げています

水素製造」の現状は

世界供給される水素の大半は天然ガスなどの化石燃料から取り出す方法製造されています

ただ、この方法では製造過程二酸化炭素も発生するため、「脱炭素化」に向けては、回収して地中に埋める技術などと組み合わせる必要があります

このため、将来的には、再生可能エネルギーを使って二酸化炭素を出さずに水素製造する技術重要です。

現在、有力視されているのが水を「電気分解」して水素を取り出す「水電解装置」の開発で、国内外技術開発が進められています

2020-09-14

NEDO@Work”

約 404 件 (0.31 秒)

記号無視されてしま

2020-06-26

anond:20200626100627

政府負担の開発費って具体的にどれ?

JSPSもAMEDもNEDOもどこも研究委託費・助成金の総額は増え続けてるけど

2020-03-30

PEZYが成し遂げた技術開発を守る冴えたやり方

スパコン開発会社PEZY Computingの前社長齊藤元章氏の助成金詐欺脱税に対する地裁判決3月25日に言い渡された。これに関して、PEZYはこれまで誰もやらなかった方法技術開発の未来を守ることに成功した。

助成金詐欺

社員 そもそもの話最悪でもメモリという名目でもらった金でプロセッサーも作ってた、にしかならんのに、そもそもそれが不正受給かどうかはNEDOが判断することじゃないか。NEDOの要請なしに特捜が出る幕じゃないよ。ホンマいきなり出張ってくるならそれなりの説得力のある説明をしてみろよという。だからNEDOがはっきりと、よくみたらこの使い道はおかしいわとか言ってくれたらもうそれで結構なんだけど。

社員 立憲民主党にいつのまにか偽物のチップでだまして予算獲得してたことにされていて、僕は本当に悲しいよ(´・_・`)まともな政治家はおらんのか?

  • 実際

東京地裁判決 被告助成金の一部を本人個人株式運用資金負債クレジットカード代金に充てたり、相当部分を流用している

NEDO(PEZY社は)実績報告書において、前述の虚偽の取引実績を記載するとともに、チップの開発が完了して試作品製造した旨の虚偽の記載をして、NEDOに提出した。

脱税

被告詐欺罪を認める一方、)法人税法違反罪などの大部分で無罪を主張した。

弁護士研究多忙だった被告には脱税計画性や認識はなく、財務担当者らを信用しすぎていた」と述べ、脱税の一部は無罪だと主張し、執行猶予の付いた判決を求めました。

  • 実際

判決 被告が「架空の経費計上と認識しながら、確定申告手続きをした」と退けた。

裁判での認められない主張は本質ではない

裁判ではPEZY社の主張が完全に退けられましたが、それは問題ではありません。この件に対する興味をほとんどの人が失うまで、認められる可能性の低い主張で裁判時間をかけ、判決までPEZY社が徹底的に批判否定したこと重要です。

かつて(政権批判の一環として)正しいかどうかわからない内容で激しくPEZY社を批判していた人は、時間とともに飽きて消えていきました。彼らが消える前にその政権批判あおりを受けて、技術開発の重要性まで一緒に批判されては、技術が停滞した暗い未来しかありません。

後に消えてしまう人のまっとうでない批判に対抗するのに、正直な返答は有害であることをPEZY社は教えてくれました。正直に返答すれば、相手批判正当性を与えてしまますしかし、当事者性と専門性を盾にして批判を虚偽であっても否定すれば、多くの人が未来を守るためにその否定を支持してくれるのです。例えば「偽の半導体」に関する初期の報道を、PEZY社関係者否定し、多くの人がその否定賛同しました(はてブTogetter(削除)のアーカイブ)。例えば、第三者id:KoshianX さんは、「これ悪質なデマでは。」と強い表現でPEZY社の反論賛同してくれました。

その結果、批判する人は(事実である)偽の半導体について言及をためらい、やがて触れなくなりました。

後にNEDO報告書で偽の半導体をPEZY社が本当に提出していたことがわかっても、そのことを批判する人は(興味を失っているので)もういません。そのおかげでPEZY社は現在も存続し、技術開発を続けています

正直であることを止めれ技術開発は進められる

小学生のように正直は素晴らしいと、勘違いしている大人いるかもしれませんが、そのせいで技術開発が停滞した未来になっては取り返しがつきません。科学技術理解していない人が技術開発を批判し、未来をつぶされてはたまりません。新型コロナウイルス対策でスパコンが必要とされているように、スパコン未来のために今必要技術開発なのです。

政権批判の道具として、技術開発を攻撃する人に対しては、彼らが黙るまでとにかく、虚偽であることをためらわず否定し続けるという冴えた方法で、技術開発が守られることをPEZY社は示してくれました。

2020-01-04

anond:20191223183625

増田マジレスすんのもアレだけど、山口という人物がどういう影響を及ぼしていたのかは謎だし、観測された事実自分妄想をごっちゃにして語るのは迷惑からやめろと本気で言いたい

https://twitter.com/telmin_orca/status/1212927225890144256

山口かいうクソがなんのコントリビューションしたんだコラと憤慨したい気持ちはあるし、あいつのせいで俺らの仕事がどれだけ邪魔されたと思ってんだと真剣にキレてるからやいところ消えてくれと願っている

https://twitter.com/telmin_orca/status/1207303862899527681

てか損害賠償請求したいわ。具体的には52億ぐらい

https://twitter.com/telmin_orca/status/1207303964732952576

俺らの成果だとか業績を疑い始めたら助走つけて殴るからな。伊藤某の判決で騒ぎたい連中はそこら辺考えて発言しろ

https://twitter.com/telmin_orca/status/1207304400600887296

事実確認

山口敬之がPEZYに関連付けられるのは齊藤社長責任

詐欺脱税齊藤社長犯行裁判中。脱税会社設立当初から毎年で確定。 山口敬之は詐欺にも脱税にも無関係

結論

山口敬之と政党財団を立ち上げた齊藤元章元社長が悪い。山口敬之のコントリビューションがなければ元社長の見る目がなかった。山口敬之に損害賠償とか、事実妄想区別できない人間しか言わない。

自分の願望が世界真実だと思い込むのは病気だぞ。病院行け

https://twitter.com/telmin_orca/status/1208624350120665089

医者でない人間が診断するのは、病院迷惑だぞ。

2019-09-08

anond:20190908062433

そう。ほとんどの事業者にとっては余計な手続きが増えるだけで、そういう人的余裕があるところじゃないと使い勝手がすごく悪い。

だいたい書類たくさん作らされるのは官の仕事を代行してるだけで、事後的な成果評価不正調査NEDOくらいしかまともにやらんしな。

官民・官学で官と共闘感のある支援事業なんてほとんどなくて、最初から責任回避的な姿勢税金やるんだからちゃんとやれ的なものほとんど。

2018-08-11

[]政府ドメインはてブランキング

政府ドメインリスト https://cio.go.jp/domains にあるドメイン対象に、その下のページが何回はてなブックマークされたかランキング

データ2018年8月11日9時頃取得

このランキング効用 - 政府サイトのどこを見れば面白いのかがわかるかも

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1厚生労働省ホームページ, 厚生労働省ttp://www.mhlw.go.jp/70,082
2独立行政法人情報処理推進機構Webサイト, 独立行政法人情報処理推進機構ttp://www.ipa.go.jp/44,783
3総務省webサイト, 総務省ttp://www.soumu.go.jp/39,565
4文部科学省Webサイト, 文部科学省ttp://www.mext.go.jp/37,580
5経済産業省webサイト, 経済産業省ttp://www.meti.go.jp/37,223
6首相官邸ホームページ, 内閣官房ttp://www.kantei.go.jp/17,160
7国土交通省webサイト, 国土交通省ttp://www.mlit.go.jp/16,325
8外務省webサイト, 外務省ttp://www.mofa.go.jp/15,625
9国税庁Webサイト, 国税庁ttp://www.nta.go.jp15,181
10防衛省自衛隊webサイト, 防衛省ttp://www.mod.go.jp/14,383
11財務省ホームページ, 財務省ttp://www.mof.go.jp/12,937
12国立国会図書館webサイト, 国立国会図書館ttp://www.ndl.go.jp/12,778
13経済産業研究所Webサイト, 独立行政法人経済産業研究所ttp://www.rieti.go.jp/10,993
14農林水産省webサイト, 農林水産省ttp://www.maff.go.jp/10,551
15科学技術振興機構Webサイト, 国立研究開発法人科学技術振興機構ttp://www.jst.go.jp/9,385
16特許庁webサイト, 経済産業省ttp://www.jpo.go.jp/8,663
17法務省webサイト, 法務省ttp://www.moj.go.jp/8,649
18産業技術総合研究所webサイト, 国立研究開発法人産業技術総合研究所ttp://www.aist.go.jp/8,554
19環境省webサイト, 環境省ttp://www.env.go.jp/7,891
20総務省統計局ホームページ, 総務省ttp://www.stat.go.jp/7,731
21文化庁Webサイト, 文化庁ttp://www.bunka.go.jp/6,924
22金融庁ウェブサイト, 金融庁ttp://www.fsa.go.jp/6,551
23裁判所ホームぺージ, 最高裁判所ttp://www.courts.go.jp/6,352
24日本貿易振興機構WEBサイト, 独立行政法人日本貿易振興機構ttp://www.jetro.go.jp6,102
25政府広報オンライン, 内閣府ttp://www.gov-online.go.jp/6,092
26労働政策研究・研修機構ホームページ, (独)労働政策研究・研修機構ttp://www.jil.go.jp/5,353
27気象庁webサイト, 国土交通省気象庁ttp://www.jma.go.jp/jma/5,306
28警察庁webサイト, 警察庁ttp://www.npa.go.jp/5,156
29国民生活センターホームページ, 独立行政法人国民生活センターttp://www.kokusen.go.jp/5,023
30衆議院webサイト, 衆議院事務局ttp://www.shugiin.go.jp/4,325
31消費者庁ホームページ, 消費者庁ttp://www.caa.go.jp/4,323
32国土地理院webサイト, 国土交通省国土地理院ttp://www.gsi.go.jp/4,308
33内閣官房ホームページ, 内閣官房ttp://www.cas.go.jp/3,357
34海洋研究開発機構Webサイト, 国立研究開発法人海洋研究開発機構ttp://www.jamstec.go.jp/3,261
35国立研究開発法人情報通信研究機構Webサイト, 国立研究開発法人情報通信研究機構ttp://www.nict.go.jp/3,142
36宮内庁ホームページ, 宮内庁ttp://www.kunaicho.go.jp/3,073
37JRAホームページ, (特殊法人日本中央競馬会ttp://www.jra.go.jp/3,042
38参議院webサイト, 参議院ttp://www.sangiin.go.jp/2,968
39公正取引委員会Webサイト, 公正取引委員会ttp://www.jftc.go.jp/2,848
40内閣府ホームページ, 内閣府ttp://www.cao.go.jp/2,811
41日本年金機構ホームページ, 日本年金機構ttp://www.nenkin.go.jp/2,706
42国立研究開発法人国立がん研究センターwebサイト, 国立研究開発法人国立がん研究センターttp://www.ncc.go.jp/jp/2,579
43日本学術振興会Webサイト, 日本学術振興会ttp://www.jsps.go.jp/2,558
44NEDOホームページ, 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構ttp://www.nedo.go.jp/2,545
45レベル放射性廃棄物バーチャル処分場, 経済産業省ttp://www.enecho.meti.go.jp/2,491
46理化学研究所Webサイト, 国立研究開発法人理化学研究所ttp://www.riken.go.jp/2,478
47UR都市機構ホームページ, 独立行政法人都市再生機構ttp://www.ur-net.go.jp/2,417
48政府統計の総合窓口(e-Stat), 総務省ttp://www.e-stat.go.jp/2,355
49防災情報のページ, 内閣府ttp://www.bousai.go.jp/2,114
50科学技術学術政策研究所Webサイト, 科学技術学術政策研究所ttp://www.nistep.go.jp2,025
51NISCホームページ, 内閣官房ttp://www.nisc.go.jp/1,950
52国立科学博物館Webサイト, 独立行政法人国立科学博物館ttps://www.kahaku.go.jp/1,919
53日本学生支援機構Webサイト, 独立行政法人日本学生支援機構ttp://www.jasso.go.jp/1,862
54国立社会保障・人口問題研究所, 厚生労働省ttp://www.ipss.go.jp/1,857
55内閣府男女共同参画局webサイト, 内閣府ttp://www.gender.go.jp/1,856
56東京国立近代美術館Webサイト, 独立行政法人国立美術館ttp://www.momat.go.jp/1,854
57中小機構WEBサイト, 独立行政法人中小企業基盤整備機構ttp://www.smrj.go.jp/1,795
58JICAウェブサイト, 国際協力機構ttp://www.jica.go.jp/1,753
59物質・材料研究機構Webサイト, 国立研究開発法人物質・材料研究機構ttp://www.nims.go.jp/1,714
60日本原子力研究開発機構Webサイト, 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構ttp://www.jaea.go.jp/1,703
61日本学術会議webサイト, 内閣府ttp://www.scj.go.jp/1,596
62内閣府経済社会総合研究所webサイト, 内閣府ttp://www.esri.go.jp/1,581
63国環研webサイト, 国立研究開発法人国立環境研究所ttp://www.nies.go.jp/1,315
64人事院ホームページ, 人事院ttp://www.jinji.go.jp1,312
65国土交通省 川の防災情報, 国土交通省ttp://www.river.go.jp/1,271
66日本貿易振興機構アジア経済研究所WEBサイト, 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所ttp://www.ide.go.jp/1,255
67国際交流基金webサイト, 国際交流基金ttp://www.jpf.go.jp/1,243
68内閣府原子力委員会webサイト, 内閣府ttp://www.aec.go.jp/1,180
69日本政策金融公庫Webサイト, 日本政策金融公庫ttps://www.jfc.go.jp/1,104
70地震調査研究推進本部Webサイト, 文部科学省ttp://www.jishin.go.jp/1,091
71国立教育政策研究所Webサイト, 国立教育政策研究所ttp://www.nier.go.jp/1,073
72電子政府の総合窓口e-Gov), 総務省ttp://www.e-gov.go.jp/1,012
73税関ホームページ, 財務省ttp://www.customs.go.jp/1,004
74食品安全委員会webサイト, 内閣府ttps://www.fsc.go.jp/994
75WAM NET, (独)福祉医療機構ttp://www.wam.go.jp/907
76国立国会図書館国際子ども図書館webサイト, 国立国会図書館ttp://www.kodomo.go.jp/904
77消防庁webサイト, 消防庁ttp://www.fdma.go.jp/897
78日本工業標準調査会WEBサイト, 経済産業省ttp://www.jisc.go.jp/890
79国立公文書館ホームページ, 独立行政法人 国立公文書館ttp://www.archives.go.jp/866
80衆議院インターネット審議中継, 衆議院事務局ttp://www.shugiintv.go.jp/866
81データカタログサイト, 総務省ttp://www.data.go.jp/809
82独立行政法人農畜産業振興機構Webサイト, 独立行政法人農畜産業振興機構ttp://www.alic.go.jp/809
83国立公文書館 アジア歴史資料センターホームページ, 独立行政法人 国立公文書館ttp://www.jacar.go.jp/796
84国立感染症研究所, 厚生労働省ttp://www.nih.go.jp/niid/782
85国立精神・神経医療研究センターwebサイト, 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターttp://www.ncnp.go.jp/738
86復興庁Webサイト, 復興庁ttp://www.reconstruction.go.jp/734
87船舶交通安全情報WEBサイト, 国土交通省 海上保安庁ttp://www1.kaiho.mlit.go.jp/703
88政府観光局webサイト, 独立行政法人国際観光振興機構ttps://www.jnto.go.jp693
89海上技術安全研究所webサイト, 国立研究開発法人海上港湾・航空技術研究所ttp://www.nmri.go.jp/686
90国立循環器病研究センターWebサイト, 国立研究開発法人国立循環器病研究センターttp://www.ncvc.go.jp/672

2018-02-19

Pezy と NEDO と 夢の欠片(ドリームチップ

捜査終了記念に書いとく。なぜNEDOはPezyに補助金を出す判断をしたのか。

いまだにいる陰謀論者はとりあえずこの記事↓見てね。

東京地検特捜部のイメージと実態の乖離についてのメモ

で、なぜNEDOがPezyに補助金出す判断をしたかを書くまえに、

ドリームチップについて書かないといけない。

ドリームチップとは何か

Pezyが補助金を受ける前にNEDOはある大規模なプロジェクトを行っていた。

それが、「立体構造機能集積回路(ドリームチップ)技術開発」プロジェクトだ。

平成20年から平成24年度に至る5年間行われた。

開発予算は下記。5年間で 総額7,553百万円(75.5億円)

会計勘定補正予算分含む)

H20fy H21fy H22fy H23fy 総計
一般会計 1,700 2,452 1,740 1,661 7,553

このプロジェクト研究されたのは下記である。(最終報告書から抜粋

要するに半導体積層技術を用いてメモリ計算部を積層することを最終目標にしたプロジェクトである

設計技術

・高速電気回路、電磁界シミュレーション技術

・大パワーPISIシミュレーション技術

・熱応力シミュレーション設計技術

TSV形成技術

・狭ピッチ配置 ・μ径TSV形成

・低コストTSV形成技術シリカ材焼結技術

チップ積層技術

C2C技術 ・W2W技術 ・薄ウェハ化

バンプ技術 ・接着技術 ・放熱技術

評価技術

・非接触プロービング技術

非破壊TSV欠陥計測技術

材料技術

・積層接着材 ・TSV絶縁膜材

そして、最終報告書にあるとおり、実用案件の開発はしていない。

「次のステップとしての実用化、事業化に関しては、各社の経営判断問題で、全社が諸手を挙げて実用化に邁進しているわけではないでしょうが、」

「TSVを用いた三次元集積化技術実用化されておらず、研究開発項目①「多機能密度三次元集積化技術」において早急にこの技術開発を行う必要がある。」

などなど、実用化についての議論があるが、具体的な実用案件がないことを気にしている。

Pezyへの補助金

Pezyへの補助金は下記である

(1)平成22年度イノベーション推進事業3次元積層TSVメモリ技術活用したメニーコアプロセッサの開発

 助成期間:2010年度~2011年度 約1億100万円

(2)戦略的省エネルギー技術革新プログラムバンプレ3次元積層技術を用いた省電力メニーコアプロセッサの開発

 助成期間:2012年度~2013年度 約6億3300万円

(3)イノベーション実用ベンチャー支援事業/超広帯域Ultra WIDE-IO3次元積層メモリデバイス実用化開発

 助成期間:2013年度 約5億円

(4)平成27年戦略的省エネルギー技術革新プログラム/非接触型磁界結合通信を用いた高密度実装プロセッサデバイスの開発

 助成期間:2015年度~2017年度 約10億3000万円

(5)IoT技術開発加速のためのオープンイノベーション推進事業ビッグデータ解析のための低消費電力演算チップの開発

 助成期間:2016年度~2017年度 約12億6000万円

下2つは上3つの実績(Green500のTOP3独占など)から誰もが妥当と思うので、

上3つについてなぜPezyへ補助金を出したか説明する。

はいっても、ドリームチップ説明でほぼ済んでいるが、理由は下記である

・当時のNEDOドリームチップで要素技術の開発に成功していたが、実用化できないでいた

・Pezyの補助金題名を見てわかるとおり、「3次元積層TSVメモリ」「バンプレ3次元積層」

「超広帯域Ultra WIDE-IO3次元積層メモリデバイス」など全てドリームチップで開発していた技術実用化する案件である

・当時のNEDO中の人がTwwiterで言ったようにエルピーダから出資があるとの情報があった

ドリームチップと比べものにならない少ない補助金の額である

というわけで、Pezyに補助金が出たのは当時のNEDOドリームチップ実用化を希望していた。

Pezyはその実用案件提案し、NEDOの思惑を考慮していた。そして、それにNEDOが乗ったということである

まあ、上記NEDOが認めるまでは個人妄想に過ぎないが。

2018-01-29

anond:20180129103049

NEDO不正は、NEDOでキチキチの枠組みを作らないといけなくて、それに外れたか不正という代物だから、柔軟であればそもそも不正ではなかったと思うね。

ipsの不正も、もっと落ち着いた長期の研究予算であれば、焦っての不正も発生しない可能性が高い。

どちらも、これができなかったら本当に「殺される」という状態で、ギリギリでなんとか逃げようとしたがやっぱり殺されたというものに見える。

はじめから殺されるような戦場に行かない(研究者になろうとしたり科学技術ベンチャーを起こそうとしない)のが正解なんだろうなと思ったりもするよ。

前向きな方向で行けば、そもそも、長期の案件を認める。あるいは、減額しても継続できるようにするということだろうね。

近年とにかく、こんな短期間でできるか!?って予算ばかりになっているからな。

pezyは、別の助成金でもらっていたが、それが完了しなかったのを、別の助成金で開発継続しようとしたというもののように見えるし。

anond:20180129082020

pezyはもりかけ絡みで巻き込まれ懸念が疑いからな。

スパコンとしての実績は出ていた。NEDOは使途外の判断が非常に厳しくてそこに引っかかっただけ。そもそも、それだけ厳しい使途外の判断必要なのか?ということもある。

ipsについては、もともとイノベーション(笑)というくせに、いざそれをなすやつには石をぶつけまくる日本風土に対する判官びいきだ。

いずれも、日本がどんどん科学技術で負けていって、数少ない日本が次を担える強い分野なのにボコボコにされてるからかばってるんでしょ。

2018-01-27

anond:20180127210926

今回の件について騙されて補助金を出したNEDOと所管の経産省を叩くのはきわめてまっとうな対応なのでどんどんやるといい。

anond:20180126090857

https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00383027.html

立憲民主・初鹿衆院議員融資をする条件になっている性能が、きちんとあるのかの確認がされているのか」

経産省職員架空外注については、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の職員検査に行った。報道にあるように、偽物を突きつけられ、それが本物と見抜くことはできなかった」、「半導体ウエハーというのは、外観では性能や構造を見ることができない」

初鹿衆院議員「動かせばいいじゃない」、「性能が優れているかお金を出しているわけで。テレビを見たときに素晴らしい性能だなんてわからいから、普通はつけてみて、いろいろいじってみて、性能はこうですねと確認をして、申請通りのものがここにありますねというのが、普通だと思う」

なので、ウェハーを見せられたっぽいよ。

2018-01-26

anond:20180126090857

朝日記事でもフジテレビ記事でも、立憲民主党ヒアリング経産省が話したことをそのままベタ記事にしてるだけで、今までの捜査経過の流れやその内容の意味解説されてないから「朝日と立民がデマを~」って馬鹿な流れになるんだろうね。

 

今回の記事の肝は、「ペジーが開発を外注したウルトラメモリ社に新メモリを開発した実態があったか」に関する経産省NEDO)の証言が出たということなんだな。メモリ開発実態があればモノがなくても、助成金返還だけで済むが、実態がないのであれば完全に犯罪になる。でも「開発できてる」と言って偽物を見せて助成金を受け取っていた場合はどうなんだろう、と。そういう証言が出ているぞ、と。

それに対して「メモリ偽物なら今のペジーのスパコンの性能も偽物なのかw」と怒ってる人がいるが、別に今のペジーのスパコンには従来のメモリ使っていて新開発のメモリは使ってないんでしょ? そもそもスパコン現在の性能を否定した記事じゃないじゃない。

anond:20180126090857

朝日記事の反応でヤバイのは、「偽の半導体」はNEDO経産省)の人の発言なのに「朝日立憲民主党デマ記事流してる~」って拡散していることだな

 

経産省職員「偽の半導体見せられた。電顕で確認しなかった。」

朝日経産省説明。偽の半導体を見せられたケースがあった。電顕で確認しなかったという。」

「偽の半導体作っただと!朝日がーミンスがーミスリード誘っていてー」

 

ペジー社員技術力うんぬんとは関係がない事件ではあったが、逆にこの程度の文章も読めないのでは本当に技術力を疑ってしま

2018-01-06

"NEDOじゃねーど"

"NEDOじゃねーど"との一致はありません。

2018-01-04

特捜さん、Pezy社長の再逮捕無理筋すぎるでしょ

いやいや、なんか再逮捕してるけど、時間稼ぎのために逮捕するのいい加減やめろよ。

今回のって↓これだろ?

戦略的省エネルギー技術革新プログラム実用化開発 「バンプレ3次元積層技術を用いた省電力メニーコアプロセッサの開発」(2012年度~2013年度)

Pezy-SC1は28nmで400㎠超だぞ。

補助金は3億円程度/件・年(NEDO負担率:2/3)で2年で6億、これだけでこんなCPU作れんのかよ。

マスク代だけでも少ないだろが。約2億円が詐欺って、たった6億円(補助金4億円)で作れんのか?どれだけ開発者天才なんだよ。

これでまた素人たちが騒ぐだろが。

↓これにもあるけど特捜見せしめ逮捕はいい加減やめるべき。リニアの件もだけど。

東京地検特捜部のイメージと実態の乖離についてのメモ

参考リンク

スパコン開発の社長ら 別の助成金詐欺容疑で再逮捕 | NHKニュース

NEDO:戦略的省エネルギー技術革新プログラム

NEDO:NEDO事業の成果を搭載したスパコンが省エネ性能ランキングの世界2位に

いや、俺も素人なんで上記はただの妄想だけど。

2017-12-25

成果物が素晴らしかろうが不正経理はアウト

少なくとも学術界のルールでは.

PEZYがNEDOから助成金不正に取得したと報道され,社長逮捕された.

作っていたスパコンが実は汎用性に乏しいものであったとか,ベンチマークに特化していて実用性がないとか,ちょっと無理のある批判も聞く(開発中のスパコンなんてだいたいそうだろう).

一方で,成果物は素晴らしいのだから不正経理くらい許容するべき,流用した金もスパコンに使っているのだから実質無罪,といった無理のある擁護も聞く.少なくともこの擁護ダメだ.

私は大学教員として長らく文科省科学研究助成事業(いわゆる科研費)やその他省庁の助成金公益財団法人民間企業による助成金を受けたり,あるいはその審査員を務めたりしてきた.

恥ずかしい話だが,私の身の回りでも,今まで不正経理で何人かの教員逮捕解雇されている.その殆ど私的使用ではなく,今年度分と次年度分を合算して高価な器具を買うとか,一つの予算で購入できない高価な器具を購入するために領収書業者側に書き換えてもらうとか,少なくとも当人にとっては研究効率的に進めるための不正経理だった.だが,そんな言い訳が通じた試しはない.

90年代までこの手の不正は横行しており,一度文科省が「今までの不正経理自白しろ自白した分は目をつぶる,今後一切するな」という通達まで出した.それでも続けた教員見せしめとして逮捕された.結果的にここ十年ほどで大学教員コンプライアンス意識は急速に改革されたと思う.だからPEZYの報道を見ても「逮捕されない訳がない」としか思えないし,「研究のためなら目的使用は許される」という主張は時代に取り残された老害教授しか見えない.少なくとも研究している大学教員なら同じ感想を持つのではないか

かに国の助成金は使いにくい.昔は完全な単年度決済で最後一円まで使い切る必要があったため,年度末はみんなでクリップ大量購入していたものだ.しかし今では多くの場合で繰越が認められるなど,少しずつ改革が進んでいる.

もちろん,より使いやす助成制度を改めるべきだと国に訴えることは大事だ.しか助成を受けるにあたって省庁が出した使用ルール同意した以上,ルールに反した不正経理は許されないし,逮捕されるのも当然である.それが嫌なら研究助成など受けるべきではない.

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