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はてなキーワード: 結婚式とは

2021-07-26

増田婚活おじさんが婚活おばさんの話をするよ

結論から言うと、親戚のおばさんが詐欺にあった。

増田おじさんのスペック

30代前半 高身長 低年収 顔はイケメンではないが、困らない程度。恋愛経験は年相応。政令指定都市一人暮らし

マッチングアプリ婚活中。

おばさんのスペック

40代前半 パート勤務 デブ 母の従姉妹。(従姉妹叔母というらしい) ど田舎地元に住んでる。一応一人暮らしだが、アパート実家のすぐ近く。 ジジババしかいない限界集落なので、若者扱い。

こちらもアプリ婚活中。

今年の正月実家帰った時に、おばさんがアプリやってることを知った。

興味本位検索してプロフ見た。すげえ後悔した。いくらなんでも痛過ぎた。

売れ残り自覚がなくジャニーズ系が好みとか言ってる。お前が若者扱いされてる村に迎えに来てくれる王子様は居ねえよ!と。

けど、もう現代妖怪かなんかだと思ってスルーしてた。時代が生み出した悲しきモンスターなんだと思っておいた。今考えればこれが悪かった。

増田おじさんは帰省の前も後も、まあそこそこに出会えたりすっぽかされたり、付き合ったり別れたりしながらやっていた。自分結婚出来るかの瀬戸際にある以上、正直言って遠くに住んでる親戚の心配してる余裕はなかった。

んで5月におばさんが結婚する(ので式に来る気でいろ)って連絡が父からあった。6月ジューンブライド予定だと。この時点ではおじさんはまだ「へー、あんプロフでも見つかるのか。それとも自覚持ったんだろうか?」くらいにしか考えてなかった。

5月末に仕事用事実家近くに行ったからついでに帰省した。おばさんを祝福し、出来たら、妙齢(?)の女性目線アドバイスみたいなのがあったらいいと思ってた。今思うとこれも結構バカジャニーズ系がいいとか言ってたやつ(40過ぎ)から貰うアドバイスってロクなもんじゃねえだろ。

で、無事におばさん実家にて再会した。そんで、とりあえず祝福し、おじさんもマッチングアプリやってる話をしたりしつつおじさんのプロフを見てもらった。すごいダメ出しされた。

まぁおばさんの性格が捻くれてる拗らせ喪女なのはからなんで覚悟していたし、さして響くこともなかった。(言うなればおじさんはそこまでなりふり構っていられない年齢なのよ。)

けど、おじさんのプロフダメ出しするに当たって、比較としておばさんのお相手を持ち出してくる。

これがどう考えてもおかしかった、いくらなんでも超スペック過ぎた。27で起業家マッチョ趣味ボルダリングキャンプ。明らかにデブのおばさんを巻き込めない趣味だ。

ただ面と向かっておかしいとは言い出せず、とりあえず話を聞いてた。おじさんはどっちかといえば事なかれ主義だ。

しかし「彼は不労所得で月1億稼いでる」と言った時点で、さすがに「そうはならんやろ」と笑い飛ばししまった。

だが、おばさんはキレた。なんていうかもう「年収1億超イケメンの奥様」になり切っていた。

で、おじさんが少し冷静になってと言ったら冷静だと主張するおばさん。

おじさんは詐欺確信し、やりとり見せてくれたら信じられると持ちかけたら、「これを会った時にくれるの」とめっちゃデカティアラを見せてきた。そしてスクロールすればほぼ動画写真が送られている、露骨マッチョイケメンと金持ちアピールだった。

おじさんはこの時気づいてしまった。このおばさん、まだ一度もこの男と会っていない。

このおばさん、まだ一度もこの男と会っていない!!!

会ったことどころか通話をしたと思しき形跡も見られなかった。(LINEを全部見たわけではないか事実わからん)

魂で繋がってるらしい。頭沸きすぎだろ。

その場で色々言ったが、おばさんは発狂し始めたので外の空気を吸ってくると言い、いそいそ家を出るおじさん。おじさん、こういう時だけは行動力がある。

で、とりあえずおじさんの親に電話し、おばさんの旦那になる人にもう会ったのか聞いた。結論から言って会ってなかった(当たり前だが)。一度挨拶にと提案しても、おばさんは「今はもうそういう時代じゃないの」的な言葉で押し切ったらしい。ジジババにこれは強力なカードだと思った。ジジババというか俺の親戚がバカ揃いなだけかもしらんが。

とりあえず、それは詐欺からマジでやめさせるように伝えて、説得してくれと言い残し、おじさんは翌日の仕事もあるんで地元をあとにした

ちなみに、どうだっていいことだが旦那様()はジャニーズ系ではなくエグザイル系だった。

で、2週間後、結婚式をする予定の6月。週末にまた帰省した。こんなに頻繁に帰省したことはない。

自分実家に寄って手土産置いてそうそうにおばさんのところへ。このおばさん、また実家にいやがった。マジで一人暮らし意味ねえ。

で、おばさんと話したら式は来週だそうだ。まだ説得されてなかった。

それどころか、カード情報送ってた。

カード情報送ってたwwwwwwwwwwww

旦那様()「俺が伝手を使ってお前のカードで出た請求を俺の方に請求されるようにしてやる、ついでにブラックカードが送られるように手配もしとく」(要約) だそうで。

うん、もうヤバいよね。そもそもそんなことできねえだろおおおお!!だいたい本当に誰かにブラック持たせたいなら本人が作ったの渡すんじゃねえのか?

で、案の定すごい負債を抱えてる。当たり前だが結局、男は一度も姿を見せず。

と、普通ここで終わる。

だけどやはりおばさんは妖怪モンスターだった。(自分の)カードが使われてるってことは彼はまだ生きてる!きっと今は何か事情がある!だそうで。

だれかなんとか止めて❤️

2021-07-18

anond:20210717133234

彼女がいなかったころの自分母親にぼろくそ言われたのを思い出した。

家族でいとこの結婚式に出て、家に帰ってきたら、いとこに羨望したのかいとこがいかに素晴らしいか、息子がいかにふがいないかぼろくそ言われた。

いとこがローンを組んで車を買ったのが素晴らしいとか、ローンも組んでない俺らがいか子供なのかとか。

増田の状況を見て、なんかそれを思い出した。

...増田記事を見てふと気づいた。

あ、これって大した理由があるように見えないけれど夫のことをダニのように言い立てるご婦人方と一緒だなって。

かに羨望したりして何か不満なことがあれば、サンドバッグになる身内に理不尽なまでに当たる。ただそれだけなんだよ。

息子を自分イライラのはけ口にするんじゃなくてさ、増田のお母さんがまず幸せ人生を送りなよって思った。

2021-07-17

結婚式かまってちゃんやってた女友達

わたしー、もうつらいよぉ

みたいな文章あげてたの。

絶対死にそうにない。

よくまあ、結婚する気になるなと感心する。

anond:20210717103011

いじめてたクズ生意気にも女見つけて結婚式あげたか

お祝いDVDとしてクズが惨めにいじめられてる様を録画したやつを披露宴に送りつけてあげたよ

いやー、楽しかった

2021-07-15

結婚した

32歳、職歴なし、大学中退精神病もちの女だけど結婚した。

自分で言うのはなんだけど取り柄は顔とスタイルモデルをやってた時期もあるしGカップで体型は10年間変わってない。

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主人との出会いマッチングアプリ抗うつ剤が欠かせない私は子供もいらないか金持ちのおじさんを探していた。

年齢は20上までセーフ。バツイチ大丈夫。その代わりお金持ちであること、自由をくれること。セールスポイントは顔とスタイル家事が得意なところ。

来る日も来る日もおじさんとマッチングした。マッチングアプリは女ってだけで優位だから本当にもうすごかった。婚活となると若い女は年上のおじさんは相手にしない場合が多いから尚更だ。

少しでも気を引こうとおじさんは初回のおしゃべりからホテルの高いケーキを奢ってくれる、少し仲良くなればミシュラン店でもどこでも連れて行ってくれる。適当ブラブラしててショーウィンドウが素敵だと行ったらハイブランドでも買ってくれる。

あれ?これが噂のパパ活?私もおばさんなのに?と混乱し始める。

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そんなこんなで彼氏候補のおじさんを3人に絞った。

①50歳開業医

バツありでもう子供は大きいか養育費なし

代々の医者家系からお金持ち。医院は息子が継ぐけどほかは全部あげると言われる。

私が木嶋佳苗だったらどうするつもりだったのだろう。

二回目会った時はお近づきの印にとイブサンローランのバッグをくれた。外商若い女の子の好きそうなものをと言ってくれたらしい。固辞したが私が使わないなら捨てる他ないからどうぞと言われてもらう。

②47歳経営者

同じくバツあり、子供無し。自分不動産いじってる人。私の実家がそんな感じだから不動産あるあるで盛り上がる。

いつもミシュラン店に連れて行ってくれるしタクシー代をくれる。

③51歳経営者

なんとバツもない独身。めちゃくちゃ稼いでる人だった。忙しくてそこに理解ある若い子と知り合いたいと言っていた。

まず初回にポルシェに乗って現れたおじさん。一番可愛いと褒めてくれるし、デートセンスが良かった。

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結果的に付き合ったのは③の人。そのまま半年付き合って結婚した。

主人の口癖は俺が死んだ後、君が楽しく暮らせるように色々残してやりたいだ。

コロナ結婚式も旅行も行けないからってハリーウィンストンとショーメで婚約指輪をふたつ貰った。それでも給料三ヶ月分どころか1ヶ月以下らしい。結婚指輪を選ぶ時の主人はおじさんなのに私よりはしゃいでいて、私は店員の歯の浮くようなお世辞がただただ面映ゆかった。はしゃいだ結果が婚約指輪2つと結婚指輪である。ちなみにプロポーズウエディングフォト以来つけてない。婚約指輪っていつつけるんだろう。

若い妻がいると仕事にも身が入るとどんどん働いている。生活費は食費と小遣いだと50万渡されているのと私が彼の会社に入ったお給料とでどんどん個人貯金が溜まっていく。

私名義で株だのなんだのも色々やってるせいで私も小金持ちになりつつある。

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だが主人はとてつもなく忙しい。出張こそ今はないが沢山名刺があって、二人でデートをしていても常に電話はかかってくる。

そういえばデート映画を見ていたら、片方が50歳以上だと安くなるらしい。笑った。ありがたく使ってる。

忙しい主人のせいで料理は週一回、一人の時は適当に済ませてお休みの日はデートがてら外食、昼間は友人と遊んだ最近犬を飼いはじめたりジムに行ったりガーデニングしてたら医者が驚くほど病気改善した。

近況を伝えると金があると鬱も治るんだねと笑われた。主人は私を怒ったりはしない。歳が離れているとわがまま可愛いしか思えないらしいし、娘みたいなものと言われる。実際そこまで性行為もしていない。どうやらED気味らしい。でも私のスタイルが好きらしく風呂には一緒に入りたがる。大概何も無く出るけど。

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はっきりいって主人がすごく好きかと問われると怪しい。昔の彼の方が泣いたり笑ったりときめいたり大変だった。

でも浮気する気はないし、結婚ってこういうものかと思い始めた。暇だし犬と服と小型船舶免許を撮ったし海の動画配信でもしようかと思っている。医者に一日犬としかさないのは良くないと言われたし、人間との交流に繋がるかもしれないと思って。主人は無理はしないこと、病気差し障りそうならすぐ辞めるを条件に許してくれた。

これから主人が死ぬまでこんな感じなんだと思う。ときめきないけど悲しみもない穏やかな人生幸せかどうかはわからないけど少なくとも私は悪くないと思ってる。

コロナ結婚式キャンセル、式場が新郎新婦を訴える 解約料209万円を請求|弁護士ドットコムニュース https://www.bengo4.com/c_18/n_13287/

「延期の場合2020年9月末までなら、見積金額の全額を延期費用として支払う。この費用は、延期日程の挙式・披露宴にあてられるため、追加負担はない。」

後出しジャンケンだけど、式場側が「解約料金とらないのでキャンセルしてください」と言い出すまで延期しまくるのが、新婚側としては正しかった、と言う事か…

2021-07-14

毒親距離を置いて3年経つ。

以前は殺してやろうかと思うほど怒りを覚えていたが、どうでもよくなってきた。

子供のころから、父はとにかく情緒不安定だった。

ファミレスに車で行く道中で弟と少し小競り合いをしていると、突然ブチ切れて道をUターンして帰って部屋に閉じこもったり、

ハシの持ち方がおかしいと、突然怒鳴りだして、俺の顔を叩いたりしたこともあった。

両親と手をつないだことも抱きしめられたこともない。とにかく静かにしていろとだけ言われていた。

子供自体に身に着けるべきマナーは何一つ教えてもらえなかったから、小学生高学年になって息が臭い、体が臭い事に気づいて、ようやく自分風呂に入ったり、歯を磨く習慣を身に着けた。

中学生になってからは、服を洗ってもらえなくて、同級生にやっぱり臭いと言われて、母親洗濯をしてほしいと念を押して頼んだが、洗ってもらえず、自分洗濯機で洗おうとすると、

私の仕事を奪うんじゃないと母に怒鳴られたこともあった。

母は、だんだん臭いことを理由学校に行けなくなった自分の首を絞めて、学校に行かないなら殺すと言った。

無理やり学校に連れて行って、結局、登校できずに帰る道すがら、学校に行かないんだったらお前を殺すと言って、急ハンドルスピードブレーキ暴走運転をしたりもした。

高校に行かずにプラプラするようになった自分に対して、バイトしないなら家から追い出すと怒った両親は、以降、自分がどんな努力をしても全力で叩き潰す方針にしたらしく、

ファッションに気を遣えばダサイと言われ、中学校時代同級生が有名になれば(オリンピック選手になった学生がいた)、あの子はこんなに活躍しているのに、息子はこの程度だと笑い、

大学入学資格検定勉強し始めたら、「お前は一生底辺から学歴必要がない」と怒った。

俺はうつむきがちの自己肯定感の低い人間になったが「暗い人間だな、気持ち悪いな」と父はことあるごとに親族に言っていたらしい

親を殺すか、親に殺されて、自分人生は終わるんだろうなと、10から20代のころは漠然と考えていた。

正社員になることができた会社を3年でやめた時も「つらいなら辞めればいいんだよ」とか言って優しさを見せたと思ったら、退職したその日に、「退職したのは自己責任からな」と言って笑う。

幸い20代中盤で伴侶を見つけ、家を出た。

親と親の顔合わせで、妻の両親と口論になり、結婚式披露宴はしなかった。

妻と自分の両親の顔合わせをした時には「こいつは精神病から結婚には向かないと思うよ」と妻に父は諭した。

その時ばかりはいい加減にしてくれ。俺を不幸にするのが趣味なのか?と思ったが、幸い、妻は気にせず結婚してくれた。

結婚後も、俺の名前勝手に作ったクレジットカードを満額まで使い切り(しかリボ払い

請求だけ回ってきた時は心底驚いた。

結局、弁護士をいれて、返済させた時点で、親との縁はほぼ切れた。

絶縁状みたいなものを俺の住所に送ってきたので、こちらも戸籍を外して、閲覧制限をかけた。

弟と連絡は取りあっているが、モラハラ息子とか、帰ってこない親不孝息子などと母は吹いているらしい。

いまだに子供を作ることには抵抗がある。

俺みたいな男の子供が幸せになるとは思えないし、子供をまともな人間に育て上げたり、幸せにしてあげられる自信がない。

でも妻は子供を望んでいる。

毒親連鎖するだろうか?

毒親に育てられた俺は、毒親ではなく、ちゃんとした親になれるのだろうか。

何事に対しても自信がもてない

2021-07-13

饅頭氏のnoteを読んで感慨深くなり勢いでツイートしてしまったので深掘り

https://note.com/terrakei07/n/n0024690e307c

助けられなかった友達……。10年近く音信不通の後に帰って来たことがあった。「助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た」と

マビノギが出る前夜のMMO乱立期の話。

俺はヌルMMOが遊びたくなった。

ヌルMMOのほうが女性PLが多いという話しだったし、有名な「FFは遊びじゃない」発言の出る前だったと思うけどUOFF殺伐としすぎていてついていけないと思ったので。ぬるオンライン(仮)を始めた。

初めてしばらくはギルド渡り歩いたりでプラプラして、後にPSOから落ち延びてきた面子を中心としたギルドに入った。そこに、ぐだ男とするか、がいた。ぐだ男は高校生の頃からPSOをやっていたらしくみんなにかわいがられていた。

ウェイなギルドで最盛期には50人(女性約30%)くらいになったのかな。やたらオフ会が多く、飲み会カラオケしょっちゅうで、ギルド内でバンド始めた奴らのヘタクソなライブを見に行ったりもしたし、フットサルとかもした。俺も社会人になってからこういう集まりは貴重だと思って良く参加していた。アルファードを買ったアルファオス、アルファ氏に便乗して平日でも関西徹カラに出かけたりした。もちろん、全く出てこない人もいた。

今で言えば縦の旅になった。パーティーリーダー勢は、アルファ氏はもちろん、本職税理士ギルマス、俺もそうだけど金に余裕があって彼女がいる独身男性、もしくはガチゲーマー男性女性陣は絶対リーダーシップは取らないけど半分は中二病イラスト描けたり声優志望だったり。販売コールセンター勤務、あとはシンママも。ポスドク東大女子とかもいた。

やがて、ちゃん定職がある男性と、働いていたり無職だったりの女性ギルメンがくっついたりするようになった。俺らのモテ指導の成果だと楽しかった。

で、問題になったのがパッとしない男性であるバイト生活だったり、底辺大学を退学になりそうだったり、そもそも高卒無職だったり。資格試験を勧めたり、就職先を斡旋したりもした。ここで壁にぶつかったのである。パッとしない勢は能力が低いのである

ぐだ男もその一人で、そして強権的な父が進路を勝手に決める系の毒親家庭環境だった。バイトは家門の恥と言われて三流大は出たもの無職だった。そこまで息子の進路に介入するなら、仕事斡旋しろよとか、もう解放してやれとかギルマスとアルファが説得に出向いたこともある。

さて、正攻法就職させようと言うことで資格試験勉強をさせた。手始めに基本情報技術者試験資格、俺らはまがりなりにも全員パソコン大先生なわけで、教科書3冊買って3日で1冊、計9日集中して勉強すれば大丈夫だろうと踏んだ。

一日12時間 × 9日 = 108時間と言うことだ。長めのRPG一本分だ。

しかし、ぐだ男はどんなにつついても一日30分も勉強できなかった。それじゃ、216日かかる。忘れるしサボる日も入れると一年かけても基本情報取れないだろう。ゲームなら一日12時間できるのにだ。

が、よく考えたらパーティーリーダー勢は同じゲームを遊ぶにしても、ギルド運営に奔走し、攻略情報を集めたりしているのに、ぐだ男は指事に従ってついてくるだけの奴だったのだ。

どうにか俺らにできたのはぐだ男の親を説得して、ぐだ男に運転免許を取らせたことくらいだった。

そうこうしているうちに年月は経ち、ギルマスは当時ゲーム外で付き合っていた彼女結婚してギルドにはあまり顔を出さなくなった。

と同時に空前の結婚ブームが巻き起こり、5~6カップル爆誕して披露宴企画が忙しくてぐだ男にはあまり構ってられなくなった。俺もギルドメンバー結婚した。前の彼女と別れた顛末は俺を十分女嫌いにさせるものであったがそれは別の話しだ。

それはさておき、ぐだ男は誰の結婚式にも来なかった。

その頃には、ぬるオンラインも完全にマンネリ化していてゲームはしないで、SSイラストを交換しボイスドラマを作ったりと課外活動中心のギルドになった。マビノギアラドに乗り換えた奴もいれば、スパロボしか遊ばなくなった奴もいる。

ぐだ男は俺たちの前から消えていた。

ネトゲ人間関係は薄いと言うけどそれからもしばらくは関係は続いた。mixiログインしなくなってからはだいぶ消えたけど。ツイッターに乗り換えたときについてきた面子とはまだつながっているし、産まれ子供同士を遊ばせたりもしている。

から5年ほど前だったと思う。当時はそれなりにモテていたが今では低収入過ぎて婚期を逃した奴を交えてオフ会をしていたらぐだ男の話になった。

「あ、俺まだぐだ男とlineつながっているよ。あいつはもうお前らには会いたくないって、でも一応毎日働いているし家も出たみたい。『助けてくれようとしたのはわかったけど、惨めな姿をお前らに見せたくなかった。でも、あの励ましがあったからみんなから逃げた後に気持ちを入れ替えることが出来た』だってさ」

少し酒がうまく感じた。

おまけ

学生時代まで巻き戻すと、

助けようとしてみんなで世話を焼いたけど後足で砂をかけて愛想を尽かされた奴とか

普通に単位が足りなくて放校とか

いっぱいいるけど彼らはそれなりに居場所を見つけてそれなりにやっているようだ。

俺が代わりに卒論を書いてやったのに教授発表会の前に逃亡した先輩なんか今では医者だ。

おまけ2

ギルドダンナ彼氏について愚痴を通り越して悪し様に言っている女はヤバい。姫である自分を快適にさせてくれないダンナ彼氏をなぜか見下す存在ばかりだった。

2021-07-12

妻を選び間違えた

新婚だけど選び間違えた。

共働き家事はすべて私がやってる。なんならゴミや脱いだ服がだいたいリビングに転がってるから毎朝片付けるところからスタート

夜中に仕事が終わっていないからとアラームが15分おきに鳴って、結局俺より後まで起きない日がたまにある。

直らないし、定期的にこのイベントが起きるが、注意したら逆ギレ

単純に性格が悪いし、やはり友人が少ない。結婚式もだいたい断られてる。

別れるチャンスはあったし、実際に別れたこともあるんだけど復縁して籍を入れてしまった。

結婚式も近づいてる。

人生詰んだ

anond:20210712164616

結婚式なんてテンション上がって当たり前のものだと思うし、自分増田と同じ立場だとしたら同じことをしたと思う。

語られていないことを察するってほぼ無理だし、気にしないのは無理だろうけど、悔いて気にしすぎるのもきっと祖父母からしたら悲しいよ。

祖父母結婚式の出席を辞退しただけで、増田結婚を祝福してないわけじゃないだろうし。

このご時世いろいろ面倒臭いことも多いけど、増田結婚式が素敵な式になるといいな!

結婚おめでとうございます

メロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのであるメロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。「王様は、人を殺します。」「なぜ殺すのだ。」「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」「たくさんの人を殺したのか。」「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」「おどろいた。国王は乱心か。」「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 聞いて、メロス激怒した。「呆あきれた王だ。生かして置けぬ。」 メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏捕縛された。調べられて、メロスの懐中から短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。メロスは、王の前に引き出された。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。その王の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんの皺しわは、刻み込まれたように深かった。「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑って居られる。」「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって平和を望んでいるのだが。」「なんの為の平和だ。自分地位を守る為か。」こんどはメロス嘲笑した。「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」「だまれ、下賤げせんの者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔はりつけになってから、泣いて詫わびたって聞かぬぞ。」「ああ、王は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃん死ぬ覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘うそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」「そうです。帰って来るのです。」メロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかい奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」「なに、何をおっしゃる。」「はは。いのち大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」 メロスは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友セリヌンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」 妹は頬をあからめた。「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」 メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから結婚式明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺こらえ、陽気に歌をうたい、手を拍うった。メロスも、満面に喜色を湛たたえ、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。ままならぬ事であるメロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。メロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」 花嫁は、夢見心地で首肯うなずいた。メロスは、それから花婿の肩をたたいて、「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」 花婿は揉もみ手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるメロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。 私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。王の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若いから名誉を守れ。さらば、ふるさと若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじんに橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟けいしゅうは残らず浪に浚さらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」 濁流は、メロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。メロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊山賊が躍り出た。「待て。」「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」「その、いのちが欲しいのだ。」「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石さすがに疲労し、折から午後の灼熱しゃくねつの太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈めまいを感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天いだてん、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者メロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとうセリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉かな。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。 ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。 路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯さっとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。「ああ、メロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。「誰だ。」メロスは走りながら尋ねた。「フィロストラトスでございます貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」「いや、まだ陽は沈まぬ。」「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」 言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、メロスは走った。メロスの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。メロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑ほほえみ、「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸うなりをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。 群衆の中からも、歔欷きょきの声が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」 どっと群衆の間に、歓声が起った。「

anond:20210712125327

マリッジハイオカンとばあちゃんを泣かせてしまった

先日入籍した。家族婚をすることになった。

こんなご時世なので人数は最小限で、ということで自分たち兄弟、親、祖父母のみを呼ぶことになった。鬼籍に入っている祖父母もいるので総勢10人にも満たない招待客リストである

幸い全員近距離なのもあり、トントン拍子で参加の返事をもらうことが出来た。そして残すところは母方の祖父母のみとなった。

母方の祖父母からも当然のように参加の返事をもらえると思いながら自分の母と祖父母宅へ行き、招待したい旨を伝えた。

返事は「不参加」だった。

理由を聞いても「勘弁してくれ」「そんな気分じゃない」「無理なものは無理」とひたすら突っぱねるばかり。「コロナ心配なのか」と聞いてもそれは違う(祖父母ともワクチン2回接種済み)とのことで理由すらも分からなかった。

傲慢なのは百も承知だが、小さい頃から可愛がってくれていた祖父母には当然喜んでもらえると思っていたし、当然結婚式にも参加してもらえるとばかり思っていたので、お祝いムードもなく険しい顔で首を横に振る祖父母と話しているうちに悲しくなって泣いてしまった。私と同じくらい結婚式を楽しみにしている母の目も潤んで真っ赤になっていた。

しくしく泣く私と母を見て悲しくなったのか、祖母も「堪忍な、堪忍な」と言って泣き始めた。親子3代がすすり泣く異様な光景を作ってしまった。

結局その日はいい返事をもらえないまま祖父母宅を後にした。

数日して母から連絡があった。もう式に出たくないのは分かったから、せめて理由くらい言ってと祖父母に強めに聞いてみたとのことだった。すると祖父がようやく理由を話し始めたらしい。

母の弟の娘、つまり私の従兄弟最近流産たからだ、とのことだった。従兄弟は同い年だが私は陰キャで従兄弟DQN寄りという性格の不一致がありあまり仲が良くないため(というより私がキモ過ぎるから正月の集まりなどで話しかけてもほぼシカトされるくらいには一方的に嫌われていた)、妊娠していたことはもちろん結婚していたことも知らなかった。ちなみにどこに住んでてどんな仕事をしているのかも知らない。

その従兄弟がいつ、何ヶ月で流産したのか知らないがそういう悲しい出来事があったので、外孫の慶事を祝うより内孫の弔事を悼むことにしたらしい。

早めに理由を言ってくれていればごねることも無かったし母や祖母を困らせて泣かせてしまうこともなかったのに、とも思うが何にせよ重い口を開かせてしまった。祝ってもらって当たり前とグイグイ行った私が悪かったのだ。

その話を聞いた後、母経由で欠席を受け付けたから無理せずゆっくり過ごして欲しいと伝えた。存命のはずの祖父母人生で1回しかないイベントでどちらも欠席というのは本当に辛いが、内孫の方が大切だろうから仕方がない。でも、辛い。

2021-07-11

フォーマルな場のマスクの色は「黒」の理由について。

こんにちはマナー講師相模原和美です。

最近公共の場マスクをすることが常識となりました。一般常識社会の情勢に沿って変わっていくものです。新型コロナの猛威が衰えを見せない現状では、マスクにまつわる常識も変わってまいります

そこで皆さんに覚えておいて欲しいことは、冠・婚・葬・祭といった公共の正装が必要な場の、マスクマナーについて。

何色のマスクをつけるべきか、ご存知でしょうか? 「マスクは白色が当たり前。だから白」と無意識に考えていませんか?

残念ながら、それはバツです! 大間違いです! いわゆる礼装(れいそう)を求められる場でのマスクの色は「黒」です。特に男性と、女性であっても葬儀場合は、黒一択となります

からその理由について、ご説明します。

冒頭で「一般常識社会の情勢に沿って変わっていく」とお伝えしました。コロナ禍以前ならば、白いマスクしか世の中に流通していませんでしたから、公式な場であっても、風邪気味の時は白いマスクをつけるしかありませんでした。

いえ、それには語弊があります

皆さんの昔の記憶には、冠婚葬祭の場にマスクをしていた人はいないのではないでしょうか。

なぜなら、正装が求められる場では、たとえ多少咳が出ていても、「マスクをしないこと」が正解だったからです。

冠婚葬祭の場は、清浄であるべきなので、他人風邪感染させる可能性があるならば、出席を遠慮するのが「常識」でした。

欧米マスクをつけることを大勢の人々が拒絶し、嫌悪反応を見せたのも、人権意識の強い欧米では、(マスクをつけるような)病人は休むべきであって、外に出るべきではない、というのが常識だったからです。

ところが時代が変わりました。新型コロナ蔓延による影響で、今は健康な人が感染予防のために、マスクをするのが当たり前です。マスク病人証明ではなくなりました。

その結果、マスクあくまで、服装の一部となったのです。人々の嗜好に合わせて、様々な色や形のマスク市場に出回っています。白色以外の色を人々が自由に選べるようになったのです。

マスクが「病人証明から「誰でもするもの」「ファッションの一部」へと大きく意味を転換させた現代

冠婚葬祭の場やフォーマルな場では、マスクに別の意味を与えねばならなくなったのをお分かりでしょうか。

それは「病気ではないこと」「病気を持ち込まないこと」を逆に証明しなければならなくなったのです。

まり自分がつけているマスクは、「病人の呼気に含まれ病原菌感染させないため」に使用している本来的なマスクではありませんよ、私は病人ではないですよ、病原菌をこの神聖な場に持ち込むことはありませんよ、という意思表示をする必要がある、ということです。

病院や療養の場で、汚れを目立ちやすくして取り替えやすくするために白にしているマスクは、病人治療者の象徴でもあります

危険現場と切り離された安全な場でなければならない、フォーマルな場には、白いマスクを持ち込んではならなのです。

結婚式に友人として出席する女性ならば、カラフルドレスを着るでしょうからドレスに合わせれば良いのです。しか男性ならば、フォーマルな場では黒のスーツや黒の燕尾服で臨むのが当然。

となれば、その場での礼装としてのマスクは、スーツに合わせた黒一択となるのは、お分かりいただけたのではないでしょうか。

清浄で有るべき場に、ケガレ病気等)を連想させるものを持ち込まないこと。そう心がければ、当然の結論ではないでしょうか。

最近バイデン大統領が、よく、黒のマスクをつけていらっしゃいますよね。さすが世界一政治家マナーを心得ていらっしゃいます

みなさんも今のうちに、フォーマルな場に出るときのために、黒いマスクをご用意されていた方が、良いかもしれません。

2021-07-09

結婚と同時に大事友達に縁を切られた

私は見ての通り結婚願望が強くとっとと婚活して

結婚したただのキモオタです。

以下すべてコロナ前の、大昔の話です。

私にはキモ話をし合える大切な友人がいました。

出会って10年以上ですが、学生時代までは

本当にキモオタの話しかしていませんでした。

社会に出てから仕事のこともちょろちょろ、

でも基本はキモオタ話が大半を占めました。

恋バナなどコの字も出たことはありません。

そんな我々でしたが婚活を始めたことは

言っておこうと、あとついでに軽く友人も

誘ってみようかなと婚活の話を振ると

「そういうの今興味ないかな」と言われました。

しつこくするのも良くないので、2回話題

出したっきり、婚活の話は辞めました。

そのあとはいつも通りのキモヲタ話に戻り、

その日以降もキモオタ話を楽しみました。

そうこうしているうちに彼氏ができ、

婚約が決まり、とトントン拍子で話が進んで

行ったのですが興味のない話題を出すのは

良くないことだと逐一の報告はしませんでした。

ただ新居に住み始めると実家とは帰る方向が

全然違うところになってしまったので

さすがに話題に出さざるを得ませんでした。

なので一緒にオタクイベントに行った帰りに

サラッと「結婚して新居決まってあっちの

電車に乗ることになったんだ。結婚式もやるから

友人には来て欲しい」と言いました。

友人は「おめでと」と言って無言になりました。

そんな不穏な予兆に気が付かないまま

ある日友人とランチ約束しました。

時間通りにやってきた友人を見つけたので

いつものノリでやっほー!と声をかけたのですが

対する友人は恐ろしく険しい顔をしていました。

そして席に座るなりこう言いました。

「何考えてんの?」と。

私は良く分からずとりあえず笑顔を返しました。

すると「いやおかしいでしょ!?何考えんの

って聞いてんの!!」と友人は声を荒げました。

アホな私は当時本当に意味が分からず、

何も返すことができませんでした。

人に怒鳴られた経験があまり無かったので、

ビックリしてちょっぴり涙は出ました。

固まる私をよそに友人は続けます

普通言うでしょそういうライフイベントは」

「全部決まってから帰り際についでみたいに

 言われたのどれだけ傷付いたか分かってるの」

「平気でそんなことする人だとは思わなかった」

「人としてもう信用出来ない」

あなたと進んで会うことはもう無いだろう」

とのことでした。私は泣いていました。

ランチを食べた後は即解散でした。

いつもならカラオケ行って晩ご飯も一緒に

食べてから解散なのに。

こうして配偶者は得ましたが10年来の友人を

失いました。

婚活の話を振った時の友人の「興味ない」という

言葉を「人のくっついたり離れたりについて

まるごと興味がない」と解釈したアホな私と

その話とライブイベントの話は別だった友人の

すれ違いの話でした。

思春期学生時代もっと恋バナなるもの

しておけばその加減も分かったのでしょうか。

彼氏が出来たとかなんとかかんとかの話は

正直恥ずかしかったというのもありますが、

そういうことも思い切って言っておけば

良かったんでしょうね。後の祭りですが。

まだ友人が時々夢に出てきて夢の中の私と

何事もなかったかのように遊んでいるので、

増田での思い出供養でサッパリ吹っ切れたらと

思います。この時間なら誰も見ないでしょう。

以上、失礼いたしました。

2021-07-04

隊長義足つけてガンプの結婚式に来るシーン、描かれていない隊長のそれまでの人生走馬灯のように駆け抜けるよな

声あげて泣いてしま

anond:20210704164234

どうせお兄さん、結婚式もできないざこ♥なんでしょ?

かわいそーっ、お兄さんのタマタマ毎日一生懸命おせーし作ってるのに、

お兄さんってば毎日ティッシュにぴゅっぴゅ♥ってコキ捨てるしかできないんだぁ♥

くすくす♥ばぁ~か♥ばぁ~か♥

従兄の学生デキ婚を祝福できない

従兄は20歳専門学生男。父親はおらず、母親祖父母とともに暮らしている。

従兄とその彼女の間に子供ができたらしい。彼女のことはよく知らないが働いているらしい。

従兄は専門学校資格を取る勉強をしつつ、私の父の会社修行を兼ねてたまに手伝いをしている。

私の母のもとに連絡があったようで、母も父もはじめは戸惑っていたが、なんだかんだ「良かったね」と言っていた。

私はというとドン引きした。ええ?学生学費も何もかも祖父母に出してもらってて学生デキ婚することの何がめでたいの?と。

従兄は昔から勉強は苦手ではあったが、将来やりたいことのために努力していたし、資格のために深夜まで勉強を続けたりしていて、私も素直に応援していた。いっちゃ悪いが、こんな馬鹿なことをするとは思わなかった。

とは言ってもも20歳学校やめて働いて奥さんになる人と生まれてくる子供養います。というわけでもなく、学校には通い続けるらしい。

まったく祝福する気持ちになれない。だいたい、20歳にもなれば何をしたらどうなるかっていうのが分かるじゃないか

私も学生身分である青春や色恋とは無縁の人生を送ってきたので、誰が好きだから結婚したいとか、誰の子供が欲しいといった気持ちがまったく分からないが、それを差し置いても何かおかしな感じがするのは気のせいか

私の母は「まだ学生の従兄と右も左も分からない彼女さんのためにできることをしなくちゃね」とやる気満々で、下手したら子供を家で預かって見るなんてことが起きそうで憂鬱である

従兄の結婚に対する気持ちとか関係なく、私は子供が大嫌いである。

結婚式にも出たくない。祝福するつもりのない人間が式に出ても失礼だし、イトコなんて出席しなくても大して問題ないだろうから、向こうには課外授業があるとか言って欠席したい。

まあ、私は子供産む気も結婚する気もないし、私も従兄もひとりっ子なので、元気なうちにひ孫の顔を見られる祖父母に対しては「良かったね」と思う。

2021-07-03

以前いた会社で、上司おっさん不倫してた女の子がおりまし

た。

若いものの重度のファザコン気味の彼女が猛アタックしておっさ

んを落とし、夜中に呼び出したり、家族旅行中に電話かけたりと

散々振り回した挙句おっさん彼女との関係部長にバレて下

請けに出向させられました。

美人女の子らしく、仕事結構有能な彼女は、部長に気に入ら

れてたからか、何のお咎めなしでした。他人事ながら『なんだか

な?』とモニョりましたが、その頃今の会社転職したので、その

後の経緯は知らずじまいでした。

で、つい先日、元同期の飲み会に呼ばれたので近況を聞いてみま

した。

あの後、彼女は元不倫相手と同い年ながら、役職収入も数段上

の他部署管理職といつの間にか婚約退職が決まり結婚式

招待状も発送された直後、元不倫相手奥さん裁判を起こされ

たそうです。

2021-07-01

結婚式場探しのホムペラジオCM結婚式の平均予算が350万とか言ってるけどまじっすか

そのあと家買ったり子育てしたり老後の貯金とか医療費とか止めることな大金が流れ出てしまうわけだけどいったい世の中の既婚者ってどんだけ金持ってるんすか

ひょっとしてみんな犯罪者

普通に働いててそんな大金作り続けられないよね?

2021-06-30

高級な牛肉……無理かも

結婚式のお返しのカタログギフト霜降りのしゃぶしゃぶ肉があったので、意気揚々と注文。

妻と2人でテンション爆上げで食べたが、2枚食べたところでギブアップ。油が凄くて気持ち悪い…。

豚しゃぶが1番美味いという結論になり、その夜セックスをして、チンチンをしゃぶしゃぶしてもらった。

2021-06-27

コロナ禍だと結婚式上げなくていいからこの機会に結婚しとくかと思ったけどなんも出会いがなかったな

anond:20210627164927

同棲とかで気が合って結婚式しないってんならいいけど

親に金だして結婚相談所いかせてもらって式あげないというわけにもいかんだろうに

「1000円は自腹だからヤダ」とな

そりゃ結婚相談所にいってもみのりがないわな

子供デートごっこの額だ

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