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はてなキーワード: 高等学校とは

2022-11-13

anond:20221113104351

たとえ話を一々気にするのも野暮かと思ったけど、一クラス50人の設定が気になったから調べた。

公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律

第四章 公立高等学校等の学級編制の標準

六条 公立高等学校中等教育学校の後期課程を含む。以下この条において同じ。)の全日制の課程又は定時制の課程における一学級の生徒の数は、四十人を標準とする。ただし、やむを得ない事情がある場合及び高等学校を設置する都道府県又は市町村教育委員会が当該都道府県又は市町村における生徒の実態考慮して特に必要があると認める場合については、この限りでない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000188_20200401_429AC0000000029

40人が標準だけど、50人も可能性としてはゼロではないみたいね

どんな事情かは分からんけど。

2022-08-29

ぼったくりバー店員だったことがある 其の一

かに話したくなってきた。

まだ二十歳ほどの頃、地元広島特に定職に就くこともなくアパート暮らしをしていた俺は、昔からの繋がりの先輩に誘われて、客から高い金を踏んだくる店で働いていた。

福山駅付近にある繁華街だった。福山といったら知名度ほとんどないが、桃太郎電鉄の青マスとして出てくる程度には良いまちのようだ。当時の俺は、そのへんのアパート暮らしながら、昼はコンビニアルバイトで、夜はそのバーで働いて、それで明け方に自宅に帰って昼過ぎまで寝る。そんな毎日だった。

地元が懐かしい。もう6年は帰っていない。来年には帰ってみようか。増田民で、もしお勧めスーパー銭湯とかラーメン屋とか焼肉屋とかあったら教えてくれよ。

すまないが推敲はほぼしていない。変な字があったらごめんよ。

ちょっと自分語りをさせてほしい。滅多にない機会なんだ。いいだろ?

正直、あまりいい門地の生まれじゃない。大きい河川沿いで生まれた。加茂、という地域だ。歴史のある地域に付けられる名前らしい。

幼稚園の頃は、今頃の時期になると数日に一度は木造の家が床下浸水していた思い出がある。江戸時代はいわゆる部落というやつだったらしい。小学校の頃から家の近くにある集会所に近所の子どもらと一緒に夜集まっていた。学校先生が来て普通に勉強を教えてもらうこともあれば、平和活動やら差別糾弾やら総括やら、物騒な単語が飛び交う学びを体験することもあった。

官公庁の前に100名くらいで出かけていって、平和活動(という名のデモ)をしたこともあったっけ。市役所や県の事業所の前で大きい横断幕を持って、大声でシュプレヒコールをやっていた。

それで、くだんの集会所には、たまに偉い雰囲気の人が来て「昔は食べる物にも遊ぶ場所にもトイレにも困る環境でしたが……君たちは我々を含んだ先人のおかげで……君たちも皆のために必要あらば社会と戦って、これからもいい時代を作りましょう」みたいな話をしていた。

なんでも、その先人が高校生の頃、県立府中高等学校先生が授業中に被差別部落のある辺りを指さして、「あそこにのう、四つが住んどる!」と大きい声で生徒に注意を促したことがあったらしい。それで、キレたその先人は、その先生に何度も何度も何度も挑んで、巧緻を尽くして作戦を練り、仕舞いには証拠を突き付けて皆で糾弾して転勤させてやった、というのがその偉い人(当時国会議員。故人だけど一応伏せる)の話だった。

当時の自分は目ヤニを擦って話を聞いていた。自分達が隣保館に通っていた最後世代だ。中学生になる頃には学習活動はすっかり無くなっていた。今ではただの地域集会所になっている。

親は、あんまりよくなかったかもしれない。言うことを聞かなかったら暴力暴言は当たり前だった。内容的には、農業の手伝いや畑の草刈り洗濯物を畳むなどのまっとうな義務もあれば、親の張りぼて見栄を張るためのアイテムになることも多かった。要するに、母親の親戚や友達の前では『優等生』でなくてはならなかった。

ちょっとでも問題発言をすると、家に帰ってからボコボコに殴られ蹴られする。あれは今でも覚えている。小学校5年の時、叔母にからかわれてキレてしまった時、母が木刀で俺の後頭部を強打したのだ。今でも頭を触ると分かる。あの時殴られた箇所が凹んでいる。あれは痛かった。



というわけで、そんな環境で育った人間がまともになるはずもなく。中学校に入る頃には、すっかりと暴力癖のあるキッズへと成長していた。

当時の地元中学校は、荒れに荒れていた。原動機付自転車で通学する者や、青い髪で授業を受ける者や、卒業式特攻服を着る者や……。学校トイレは○○の場になっていた。月一くらいの頻度で、女子中学生が体を売っているか、無理やり犯られているかのどっちかだ。オリジナル制服としてセーターを作って着用する女子生徒もいた。けっこう可愛かった記憶がある。

先日、母校のホームページを見てみたが、当時とはまったく違った様子で驚いた。無邪気に笑って学校活動をする中学生達が映っていた。平成10年代の当時は、あん中学生は少なかった。ヤクザみたいな見た目の男子だとか、娼婦みたいな目つきの女や、死んだ魚の目をしたような(≒いじめを受けている)雑魚どもや、無敵の人の予備軍みたいに無気力になってる奴とか、そんなのばっかりだった。

それで、ついにある時、新築に近い状態体育館タバコの不始末が原因で全焼してしまう。いやあ、あれには参ったね。体育館での授業や部活動、好きだったんだが。

グーグルマップ。クチコミを参照

中学生がごく普通に喫煙していた。あの日、俺が4時間目に体育の授業でバレーをしていた(※だらしない恰好をして髪も染めていたけど、授業はちゃんと受ける方だった)ところ、3年連中がステージ上の柔道場でタバコにしけ込んでいた。先生に止める様子はない。当時の中学校では、校内でタバコを吸うのは暗黙に認められていた。

休みチャイムが鳴った後、俺も先輩方にタバコに誘われた。生意気な1年坊主だったと思うが、可愛がってくれる先輩がいた。が、当時は鬼のように厳しい暴力教師しか部活顧問)がいて、そいつが苦手だったので、見つかるような嫌な直感がして断った。あの時の俺はツイていた。

荒れ放題の中学校だったけど、それでも何とかなっていたから、教師も生徒も油断してたんだろうな。その3年連中の吸ってたタバコのうち、柔道場の畳に押し付けて消し忘れたやつが段々と燃え広がって、昼休憩になると「ジリリリリ……」と自動火災報知器が反応した。

しかし、それでも誰も何もしなかった。なぜなら、週に一度は誰かが校内にある自火報をイタズラで鳴らしていたからだ。感覚がマヒしていた。

昼休憩の中頃、体育館ステージ後ろの屋根から煙が出始めてようやく、教師連中が消火器を持って体育館突入したが遅かった。昼休憩が終わる頃には生徒は全員校庭に避難していた。体育館を見ると、2階部分の廊下に何十枚と並んだガラスが熱で一斉に割れていく光景があった。なんかもう、凄かった。同じく窓ガラス沿いのカーテンも50m分は並んでいたと思うが、最初カーテン燃えたと思ったら、僅か3,4秒ほどで全てのカーテンに火が付いた。

担任先生が、「いつかは起こると思っとったわ。馬鹿じゃのう」なんて呟いていた。それで、消防車が到着したのを確認すると、校舎への延焼の危険がないとのことか、またみんな教室に戻って、何十分か待たされて、先生が来て、その日は非常階段を通って裏口から下校となった。マスコミが押しかけていたのを覚えている。下駄箱まで進入していた朝日新聞記者を、先生らが怒号とともに追い払っていた。

なんか、ここまで書いただけで精神力ほとんどを使ってしまった。拙い文章力で恥ずかしい。ほかの長文増田は、明らかにもっといい文を書いてる。

火事があった次の日には、あの3年連中は全員しょっぴかれていた。家庭裁判所審判を受けて、ほぼ全員が少年院にぶち込まれた。ほかに、彼らと交流があったり、間接要因になったと思われる生徒は裁判所に出向いて証人として発言することになった。俺もその一人だ。最低でも二回はいたか

その次の年度は確か、校長ほか数名が異動になって、最強に厳しい先生方が教委から強権を委任されて当中学校に赴任し、不良どもを善悪あらゆる手段で抑え込んで、俺が高校生になる頃には不良は全くいなくなっていた。

俺の下の代には、強面の奴とか異常体格の奴がいなかったという事情もある。教師暴力を働くような狂犬タイプもいなかった。東京リベンジャーズの1巻で喩えると、当時はキヨマサ君みたいな中学生が最低5,6人はいた。一方で、俺の下の代のヤンキー(予備軍を含む)は、タケミチみたいな標準体型の子が多かった。

当時の俺ですら、何となくわかってたんだ。背伸びしてタバコを吸ったり、チャンスがあったら酒とか飲んだり、女子モテたくて喧嘩をしたり、セブンイレブンの前で駄弁ってたりしたけど、本当はわかっていた。勉強するのが一番いいんだって。最善なんだって

俺の父親会社経営者だった。祖父地元市役所の偉い人で、曾祖父町長だった。親戚だって職業はそれぞれ違ったけど、みんな金持ちだった。親戚同士の集まりには、うちの家の駐車場に高そうな黒塗りや真っ白の乗用車が並んでいた。

彼らに共通していたのは、社会が認めるであろう分野で相当な努力を積み重ねていることだ。俺みたいに、学校先生にとりあえず反抗してるだけじゃなくて。信念があって、そのために動いてる。

法律も慣習も、常識非常識も、論理的思考人間関係の機微も、曲がったこともまっすぐなことも、とにかく何でもかんでも現実をまっすぐに見て、あの人達が何が正しいかをいつも考え抜いていたって、今ではちゃんとわかる。

あの当時の俺も、今の俺も、これらのことができていない。だからこんなに落ちぶれた。血筋はいいのに。俺はくずになってしまった。

そろそろ筆を休める。いい文が書ける気がしない。また明日投稿してリンクを貼っておく。

https://anond.hatelabo.jp/20220830220250

2022-07-31

進路相談パラレルワールド

現在大学生

中学校内地の県立中学出たんだけど、父親外地勤務が多く今は家族みんな朝鮮いるか内地高等学校には行かないで京城帝国大学予科を経て京城帝大に進んだ。モテたくて海軍兵学校とも迷ったんだけど、台湾有事とかで物騒だし文官の方がいいかなと(てか政府はもう台湾手放して中国に返せば良いのに)。

そんで高等文官試験を受けて内務省に入るのが第一希望なんだけど、東大派閥が強いらしいから高等文官司法科を受けて司法官補になろうか迷ってる。

どう思う?

2022-07-27

全国高等学校クンニ✋(👁👅👁)🤚選手権大会

全国92代表校が絶頂快楽を目指す

通称・夏のクンニ✋(👁👅👁)🤚園

2022-07-16

anond:20220716105001

順位職業平均年収
1.医師1237 🌟
2.航空機操縦士1192
3.大学教授1051 🌟
4.公認会計士税理士1042
5.弁護士1029
6.大学准教授861 🌟
7.記者822
8.不動産鑑定士777
9.歯科医師757
10.大学講師708 🌟
11.自然科学研究員674 🌟
12.高等学校教師662
13.電車運転士643
14.一般建築士642
15.電車車掌584
16.技術士572
17.堀削・発破571
18.システムエンジニア550
19.航空機客室乗務員544
20.薬剤師543

年収1000万くらいなら

アラフォーくらいで新卒からの勤め上げで大企業で順調に出世した人、

会社経営フリーランス年収ではなく年商なら

クリアできそうなライン。隣にいても別におかしかない

 

ただ、バカじゃなきゃわかる話だと思うんだけど

なんでわざわざ膨大な費用時間をかけて医師になったり弁護士になるか?という話

リーマンで順調に出世する(子会社出向ならずに本社平和に残れる)のも、

(士業ではない)自営業成功するのも

極々一部のひとだけだから

 

医師:平均年収1,169万円
弁護士:平均年収1,029万円

 

リーマン1200万余裕とか2000万余裕とか気の毒な妄想はしない方がいい

その2、

自分自身のために研究を行なっているのなら、そしてなおかつ給与が欲しいのなら、給与が貰えるところに行けばいいのでは?

べつに日本にしがみつく必要ないでしょう。国士様かな?たとえ国士様でも海外キャリア積んでから日本に帰って来れば良いのでは?

他人のために、ましてや国(日本)のために、自分自身人生があるわけじゃないでしょう

まずはなにより、自分自身人生の充実では?

 

もっと海外なら、必ずしも日本より貰えるとかないですし、たとえ貰えたとしても物価差分日本と変わらない・以下とかありそうですけど
明日未来を掴み取ろうという野心あふれる移民で溢れている国々は、日本と違って競争苛烈なので、
日本よりは謎の力学年功序列がなく、日本よりは実力が給与に反映されやすいのでは?

 

 

 

あと彼・彼女らは外資コンサルシンクタンク自分は余裕で入れるしやっていけるって思っている節がありますよね

多少は現実が見えている人でも財閥(メーカー)ならのらりくらり高給が貰えると思っている節がある

いやほんと、だと良いですね😊

だれも何も教えてくれないんでしょうか?それもアーアー聞こえないってやってるんでしょうか?

そうですね、知財に入ればそっから現場移動とか子会社永久出向とかはないと思いますよ。知財なんで研究してないですけど

 

そういう非常識能天気さは意味不明な夢を見て不満を作り出す方向ではなく、

日々の生活で『好きなことできてるし良いや👍』って方向に持っていけると良いですね

 

2022-06-27

anond:20220627170829

出生から学生時代まで

北海道旭川市生まれる。父と祖父歯科医、曾祖父弁護士[1]で、三兄弟長男である[1]。

小学校4年生の時から親の影響でテニスを始め[2]、北海道札幌藻岩高等学校在学時の1997年平成9年)に、なみはや国体テニス少年男子ダブルスで優勝した[3]。筑波大学体育専門学群スポーツ推薦で入学し、曾祖父弁護士であることから在学中は弁護士を目指した[1]。体育専門の学群から法学専攻の第一学群社会学法学主専攻へ転部を試みるも認められず、司法試験に向けて習練するも6年目で中退した[1]。

2022-06-16

anond:20220616183238

それはおかしい。

現実高等学校では、女性に対してAEDが使われない傾向があることが統計的に明らかになってるじゃん。

AEDを使う人は使い、使わない人は使わないなら、男女差は生じないはずでしょ。

2022-05-15

小学校買いたい

欲を言えば廃高等学校がいい

anond:20220427224625

ズレてる論点透けてる怨念

はじめに冤罪ふっかけとんねん

騙されてるって証拠をshow me

真面目に読んでて肩透かし

大抵増田逆恨み 気に入らないならいじめていいほど現実世界は甘くないyou know?

相手は有能 右往左往して大変そうだねご愁傷

決め台詞ですか「そういうとこだよ」?陰湿さまるで高等学校 いや小学校だろ増田が戻るの

迂闊に漏らした本垢のヒント

来ないといいね突然のピンポン

2022-04-27

🤔

日本研究者数は主要国中第3位だぞ???それにも関わらず論文全体に日本が占める割合は2.9%(米国:26.1、中国:19.3%、 英国:5.9%、独逸:5.2%)、

この時点で日本アカデミアって・・・なのに

Nature や Science に正を名指しされるレベ だぞ


裕福な国の二代目三代目は、働かずぼんやり平和に生きれるので、教育には社会選別以上の意味はないと無関心になった結果だ


なお日本研究者数は主要国中第3位

平成282016)年の日本研究者数は84万7100人

企業研究者数全体に占める割合57.4%、大学等が38.0%、非営利団体公的機関が4.6%と、企業が約6割

人口当たりの研究者数は、日本が52.2人(2016年)で、韓国が70.5人、ドイツが48.7人、英国が44.4人、米国が43.0人(2015年)、フランスが41.7人(2015年)、中国12.2人である


大学等の研究者数 を人口比で算出した場合は、英国を下回り、ドイツフランスと大差のない状況


https://www.stat.go.jp/info/today/119.html

https://www.nistep.go.jp/sti_indicator/2018/RM274_22.html



なおそれなりの給与は貰っているように見えます

順位職業平均年収
1.医師1237 🌟
2.航空機操縦士1192
3.大学教授1051 🌟
4.公認会計士税理士1042
5.弁護士1029
6.大学准教授861 🌟
7.記者822
8.不動産鑑定士777
9.歯科医師757
10.大学講師708 🌟
11.自然科学研究員674 🌟
12.高等学校教師662
13.電車運転士643
14.一般建築士642
15.電車車掌584
16.技術士572
17.堀削・発破571
18.システムエンジニア550
19.航空機客室乗務員544
20.薬剤師543

anond:20220427165520

2022-04-01

実家太くて慶應出てるけど

実家裕福で慶應高等学校経済学部)出てる。金融機関で働いてるけど将来は家業を継がなきゃいけない。

家業

パチンコ

ラブホテル

屠殺精肉工場

産業廃棄物処理工場

彼女には自営業とだけ言ってある。

2022-03-04

指定校推薦は優れた入試制度である

指定校推薦使う人って小さい頃にDSポケモンチート使って心の底から楽しめてたタイプ人種

https://twitter.com/anokoronomirai/status/1492714346535092225

イフオ@anokoronomirai



先日、このツイートを読む機会があった。せっかく学生課の職員という仕事をしているので、ちょっと解説してみようと思う。

結論タイトルのとおりだ。大学にとって、指定校推薦は優れた制度である一般入試で入ってくる学生よりも、指定校推薦で入ってくる方が優れている。

指定校推薦というのは、大学高校と生徒にとって三方好しである高校生が指定校推薦による利を得たい場合は、在学中にたくさん勉強して、学校行事に多く参加し、部活動社会教育活動ボランティアに精を出さねばならない。

大学としては、新入生としてはできれば安牌が欲しいと考えているし、高校側も特に推薦したい生徒がいる場合ほとんどである。重ねて申しあげるが、一般的な高校生が指定校推薦活用するためには、その学校にとっての模範的な生徒である必要がある。

私が勤めている大学は、世間的には上流とされている。私立大学総合力を図るランキングがあったとすると、国内上位3校に必ず入る。

これまで十数年に渡り、百人以上の高校生・大学生の面談面接又は評価活動を行ってきた。その経験に照らして、一般入試と比べた場合指定校推薦の優位性を説明する。

公募推薦スポーツ推薦や帰国子女入試はそれに準ずる扱いとしている。いずれも一般入試学生よりも優れていると幣学では結論している。



指定校推薦の優位性① 優れた人格や行動傾向のある学生入学してもらえる

これが最大のメリットだ。幣学から「〇人の推薦枠があるので出願をお願いします」という通知を受け取った各高等学校が、それぞれ選りすぐりの生徒を受験させる。受験者は概ね、以下の性質を一つ以上は有している。

・評定平均が概ね4.5以上

 (推薦要綱に4.5以上とあっても、双方の合意で4.4以下の子が受けることは可能

学校行事リーダーとしての役割をこなせる

・人的交流の意欲や能力に優れ、多くの人と繋がることができる

特殊な才能に恵まれ、若くして成果を挙げている(スポーツ文化芸術学会芸能界その他での活躍

幣学は毎年、上記性質の3つ以上を有した学生を手に入れることができている。ほぼ必ず、将来大器と思われる人材を得ることができている。募集要綱での評定平均が足りていない子はけっこういるが、それらは裁量でどうにかなる。

いい子に入学してもらい、学生生活では多くの人と交わることで自分を磨いてもらい、卒業後は社会活躍できる人材に育つことが学校としての至上目的だ。

具体例をひとつ挙げる。

4年ほど前のことだ。府中の辺りにあった私の日常通いのマクドナルドで、ある女子高生が働いていた。私と彼女は、レジでたまに世間話をする関係だった。その子新人だった時の話をする。

夕方だったろうか、外国人サラリーマン2人組(大柄な白人と中肉中背のアジア系だったと思う)がその子レジに並んだ。私はそのひとつ後ろに並んでいた。

そのうち1人が、店員に対して英語で話し始めた。併せてジェスチャーを行い、干飯ハンバーガーを注文しようとしていた。

さて、彼が欲しかったものは、「チキンフィレオのセット×1+チキンフィレオの単品」だった。その子も身振り手振りで話を聞き終え、「千何百円になります~」と言ったところ、「No」と白人リーマンは言うのだった。「チキンフィレオのセット×2」としてしまったのだろう。

その高校生は、もう一度メニューを見ながら、手指や視線を動かして、彼の顔も見て――今度は正解を当てることができた。白人リーマンは、「glad」と言って隣のアジア風の男性に注文を譲った。

の子は、アジア風の男性から英語で注文を聞き取っていたが、今度はミスなく注文に応えることができた。身振り手振りだけの、上手なコミュニケーションだった。サイドメニューサラダ単品と、ナゲット×2とジンジャーエールだった気がする。

この間、彼女は一切英語を話していない。労働経験も少ないだろうに、外国人に即応したのだ。言葉を交わすことなく注文に応えてしまった。緊張した様子もなく、終始ニコニコだった。

才覚を感じた。私が学生の頃は、あの子のような接客絶対にできない。せいぜい、しどろもどろになって社員を呼んでいたことだろう。彼女については後述する。

指定校推薦の話に戻る。

幣学では、彼女のようなレベルに達している人間がぜひ欲しいと思っている。幣学だけではない。ほかの大学だってから手が出るほど欲しいだろう。残念ながら、その子が通っている高校には幣学の指定校推薦枠がなかった。が、その他の推薦入試であれば可能性がある。私が入試事務局彼女の願書を審査するメンバーだったら、一次選考は確実に通しただろう。

ここまでお読みいただいた増田民への情報提供を兼ねて、推薦入試の際に最も重視される評価基準説明する。

人格素養

人間社会関係構築能力

自助努力

以上だ。

評定平均が4.0以上など、指定校推薦では成績優秀な学生を求めている印象があるが、この際だから正直に言ってしまう。合格順位の点数付けの過程で、評定平均はほぼ見られない。あれは受験者を少なくするために振るいにかけているだけであって、本当に見られるのは上記3要素だ。

例えば、推薦入試募集要綱には、「全体の評定平均が4.0以上であること」などと書いてあるだろう。実務上の対応としては、それ未満の評定平均でも出願すること自体はできる。むしろ出願して欲しいほどの人財がいる場合は、当高校に対して個別に依頼と訪問を行い、その生徒を推薦してもらう。これは幣学でもそうだし、他の名門大学でも変わりはない。それくらい、上記3要素を有した高校生はこの世界に少ない。喉から手が出るほどほしい。

なお、自己推薦制度採用する大学場合は、評定平均が足りないと学校からの推薦書がもらえないので注意しよう。すなわち出願ができない。学校を通した推薦入試場合は、評定平均が少し足りないくらいであれば双方が話をする。やり取りの例はこんなところだ。

パターン

高「評定平均は3.8である。貴学の示す4.0には少し足りないが、在学中に難関試験である〇〇に合格している。性格は朗らかであり、リーダーシップもある。貴学の学風に相応しい生徒かと思われる。出願は可能か」

大「出願は可能である合格保証するものでは当然ない」

パターン

高「評定平均は3.0未満である。この子は1年生からインターハイに出場している。推薦入試の受付開始時点でインターハイに上位入賞しているなどの場合は、出願することは可能か」

大「協議して回答するので、出せる範囲資料いただきたい。出願できる可能性はある」



指定校推薦の優位性② 人間的に低劣な学生割合一般入試>推薦入試

どんな大学にも救いようのない学生はいものだ。箇条書きにしてみよう。

人間としての良識生きる力に乏しい者

‐①

講義中に先生に当てられても、何も答えない。ずっとだんまりだ。人として生きる力に欠けているというか。私が幣学で学んでいた頃もいたし、ずっと前から一定数いるのだろう。わかっていようといまいと、とにかく答えない。黙っている。こういう人間大学生になってはいけない。行動が大人レベルに達していない。社会進歩と同時に、こういった人罪が増えるのは致し方ない面がある。大昔であれば、こういった人間は厳しい修行の中で開眼するか、できなければ間引きされていたに違いない。

‐②

学生一般貸出している施設の鍵を個人がずっと持っていて、サークル部活動団体使用できなかったにもかかわらず、詫びの一言もなく鍵を返却して済まそうとした女子学生。口頭での注意及び一定期間の施設使用禁止を命じた。後日、ほかの利用者が鍵を開けて使用するタイミングでこっそり利用していたことが判明し、正式処分を行うこととなった。

‐③

ある警備員が、大学が閉まる時間になっても遊んでいる学生を出て行かせようとしたところ、逆切れして「警備員ときが偉そうに!」と文句を言った男子学生譴責処分とした)。彼のような場合、親が地元有力者や代議士経験者といった名士であることが多い。肉親や親類縁者が多くの人から崇められているため、それが自分の力である勘違いしているのだ。大学としても、譴責以上の処分を与えるのは難しい案件であるため、厳しい対処はできない。

・明確な不法行為をする者

‐①

学外私生活トラブルを起こし、警察沙汰になる者。アルバイト先など関係からクレーム電話が年に10件以上はある。あの学生家族侮辱された、彼は替玉入試から調査しろあいつはコンビニ万引きをしていたなど。明らかな証拠がある場合に限って調査をする。証拠がなければ何もしない。当人を呼び出すこともしない。杞憂なく学生生活を過ごしてほしい思いがある。

‐②

不埒行為目的とするサークル活動ゴシップ雑誌ニュースサイトで、泥酔した学生十数人が路面で倒れて~といった報道が稀になされる。本当ならば、路面に倒れるよりも前に個室に連れて行きたかったのだろう。誠に遺憾だが、そういった行為目的とするサークルはある。ネット検索でもヒットする。近年だとミスコン運営委員会事件記憶に新しい。

現代社会では到底許される余地のない連中だが、昭和時代から存在している伝統的なサークルが多い。既得権というか、潰すに潰せない事情がある。

事件後に行動を改めない場合は、解散処分の例がある。

ここでいったん、関連するトピックに逸れる。

京都教育大学集団強姦容疑事件に関しての京都地裁判決に対する緊急声明

https://wan.or.jp/article/show/2038

覚えている人もおられるだろう。

2009年2月京都教育大学体育会追い出しコンパがあった。その居酒屋の空き個室で、当時19才の泥酔した女子学生に対し、6人+見張り3人が代わる代わる性行為を行ったという。数か月後、女子学生の親が大学対応を信用できなくなり、刑事告訴に踏み切った。

この事件当時、文部科学省から事件関係の通知(指導)文が何件も送られていたのを思い出す。掻い摘んで述べると、「大学活動の一環として行われる行事大学側にも責任が生じるおそれがあるため、このような事案が決して起こらないよう、学内団体監視及び指導、事前対策を徹底すべし」といった文面だった。

幣学でも、遠く離れた京都であったこ事件対岸の火事と見ず、リスクマネジメント観点から積極的議論を行い、事前事後の対応策を決めた。

当時、若手職員だった私には疑問だった。なぜ偏差値的に優れている、勉強を頑張ることができる人間がこんな事件を起こすのか? と考えていた。今ではわかる。偏差値人格は何の関係もないのだ。こんな当たり前のことを理解するまでに相当の年月をかけてしまった。恥ずかしい限りだ。

それから十数年。幣学でも、そういった事案が年に数件は上がる。どれもこれも、いい大人がこの程度のことがなぜわからないのかというほどレベルの低い案件だ。その度に、慎重に慎重に慎重に、最大限の注意をもって被害学生の心に寄り添い、謝意フォローを示さねばならない。

こういった事案の多くは、一般入試で入ってきた人間が起こしている。ほぼ同率2位がスポーツ推薦だ。公募推薦指定校推薦帰国子女入試学生は、こういったレベルの低い問題事案を起こす確率は少ない。明らかにそういう傾向がある。

‐③

幣学には、はるか以前から、警護が付くレベル皇族の子女が何人も通っている。数年前、とある男子学生が、講義から出てきたばかりの女子学生にいきなり近づき、「一緒に写真を撮ってもいいですか」と尋ねたという。女子学生の反応は想像に難くない。警戒心で強張っていたと推察する。

男子学生は、その子の肩を抱くようにして一緒に携帯写真を取ろうとした。すぐに警護の人が物理的にシャットアウトしたのだが、その様子を男子学生の仲間が遠巻きに笑って眺めていたという。学生課に抗議にきたのは、その女子学生ではなく友人だった。女子学生は、どちらかというと穏便に済ませたいとの意見だった。こういった案件がある度に、偏差値人格関係がないことを思い知らされる。この顛末は【後述】する。



推薦入試学生一般入試学生よりも優れている根拠

さて、どうして私がこのような考えに至ったのか? 統計を取ったからだ。

大学職員になって十年ほどが経った頃、問題を起こす学生の傾向について、上の人間から指示を受けてデータ化を進めていた時、ある傾向に気が付いた。

過去問題行為のあった学生約200人を無作為抽出し、データベース化した。そして、その入試制度別の発生割合を調べたところ、

指定校推薦<その他入試制度帰国子女含)<一般入試スポーツ(一芸)推薦(※1)

という関係が成り立った。

この時、私は――社会で実績を挙げる人間には反対の傾向が当てはまるのではないかと考えた。実際、正しかった。学生卒業追跡調査の結果を独自分析し、卒業後の進路ごとに1点~5点(※2)を付けて入試制度別に平均点を並べたところ、

指定校推薦>その他入試制度帰国子女含)>スポーツ(一芸)推薦>一般入試

と、おおよそ対称的な結果を得た。これにより、私の考えが確信に変わった。

知能テストで図ることができる要素よりも――それ以外での、高校在学中の部活動その他の社会交流や、自らを高めるための活動にどれだけ勤しんだかに重点を置いて入試制度運営する方がよりよい結果を得ることができるということだ。

※1…一芸とは、AO入試スポーツ以外の特殊技能により入学した者を示す

※2…国際公共機関やそれに準ずるNPO世界企業を5点、一般企業一般公務員は3点、フリーターや無業者所在不明者は1点とした。4点と2点はその間を基準として点数を付けた。

ここからは【後述】の内容になる。女子学生写真撮影を求めた学生は、一般入試だった。それまでに何度も事件を起こし、3回の学内処分を受けていた。

ゼミ担当教授にも参考意見を伺ったところ、やはり人格素養を欠く言動を繰り返しているようだった。犯罪に達している行為もあった。

事務局側の責任者に彼の処分内容を協議したところ、「遺憾だが、処分内容は考える必要がある。考えたうえであれば~~そちら側に委任する」という答えがあった。これは、その人なりのサインだ。自らの手を汚すことをしたくないから、処罰される人間に明白な忌避行為がない限りは、こうした答え方をする。意図を汲み取る必要があった。

数日後、彼との面談で、私達は「自主退学」を求めた。はっきりと「あなたは本学にふさわしくない」旨を告げたうえで、自ら退学願いを出すのであれば、こちから退学処分を行うことはないと宣言した。これは半分以上がブラフだ。実際、この程度で退学処分を行うことは難しい。ただ、学校としては、品位を落とす学生には退学してもらいたい。それだけだ。

そのうえで、あの時、彼の周りで笑っていた連中にも釘を刺している。個別に呼び出しをした。「学生からといって、社会で許されないことをしたら、彼のようにキッチリ落とし前をつけさせるぞ」と。はっきり宣言した。

苦しいが、仕方がないのだ。危険の芽は摘み取っておく必要がある。こうした学生を放っておくことで、上の京都教育大学のような重大事案に繋がってしまう。問題事案が起こる可能性は、費用をかけたとしてもゼロに近づける。リスクマネジメントの基本だ。これは、どんな学校でも同じことだと思う。

私は本学を愛している。高校生の時もそうだったし、大学生の時もそうだったし、大学職員になった今でもそうだ。事案が生じることで、本学を世間の目に晒したくない。

お目汚しを失礼した。

基本はロム専だが、どうしても一度、増田投稿してみたかった。

そんな時、冒頭のツイートが流れてきた次第だ。暇な時間を費やすだけの価値があったなら幸いだ。

イフオ@anokoronomirai様、この度は拙作を投稿する機会をお与えくださりありがとうございます。重ねて感謝申しあげます

2022-02-22

https://anond.hatelabo.jp/20220222153929

     中学校水泳の授業を受けたくない人で単位認定するには、見学という範型を強制するとか、実際にはプールの端から端まで泳げなくても

    プールの三分の一までを泳ぐような練習をして泳げるようになったと認められた場合には評定が1でも単位認定していたと思われます

     しかしこれは所詮存在しない範型、タテマエであり、現実とは違うので、どうでもいいのではないか

     高等学校水泳の授業に関しては完全にやっていないし見学すらしていたのかどうか分からない。わたくしは座学授業の方で成績が高かったので

  水泳の方は誤魔化してくれたのではないかと思う。

    範型というものがこういうものであるとするならば、特に裁判所警察場合インターネット利用者に対して、どのように動いているのかを知らせていない上に

    

     午後4時に一般人のふりをして警察官を惨殺だ、という範型の記載2ちゃんねるにしても、そもそも2ちゃんねるは、偽計業務妨害をするところではないし

  2ちゃんねらーは範型上の偽計業務妨害の仕方など知らないで遊んでいる人ばかりだから2ちゃんねるを用いて偽計業務妨害をする人などいないし、

    本件の記載2ちゃんねらー2ちゃんねるスレッドを伸ばすことにあったのであるから、本件記載により警察業務妨害するおそれがあることを知らなかった

   と言われればそこでおしまいである

2022-01-28

[]andとorをセットで考えるのは危険太陽と月くらい差があるぞ

「及び」と「又は」で悩んだことはありませんか?

もちろん、高等学校で我々は数学の授業で集合を学びました。我々はそれを知っています

「及び」とはand のことであり、P∩Qであり、共通部分です。「又は」とはorのことであり、P∪Q であり、和集合です。

我々はよくそれを知っています。なのに、現実文章の前に立つと、途端に何が何やら分からなくなってしまます

(以降未記載

例文をあげて「及び」なのに「又は」の意味である場合提示する

andの意味本質的に「並べること」「新たに1つ追加すること」であることを述べ、かなり原始的言葉であることを示す

対照的に、orが論理を前提にした言葉であることを示す

論理文脈でのandは「条件(命題)が並んでいる」という意味であり、orとセットで考えることができるが、

原始的意味でのandと混在してはいけないことを示す。)

2022-01-20

anond:20220118155416

ブコメで例の問題知ってれば解けるとかいうけどもしかしてオイラー関数とかそこらへんのことじゃないよな

共通テストやらセンター試験って、高等学校指導要領に基づいて作られていなかったっけ。去年の共通テストとか試行調査を解いて、高度な定理だの知識だの身につけなきゃ!ってなった受験生は少数だと思うけど…。

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