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はてなキーワード: 芸術家とは

2023-02-14

ハーブ・アルパートってA&Mの創始者だったんだ…知らんかった。アルパートの「A」

自分的にはセルメン関係者(プロデューサー)ってイメージしか無く

カーペンターズジャネット・ジャクソンとかもプロデュースしてんのね

つーか、オールナイトニッポンのあの曲って!!!!マジか

はー…物知らず

プレイヤーとしてもプロデューサーとしても音楽教育支持者としても、物凄く有名な人なんだな

芸術家として勲章を得ながら、現在も精力的に活動している…と

しゅごーい

2023-01-30

高校体育祭練習ナシ、ぶっつけ本番のスポーツ大会だった」

「ほんと全部の競技が単なるレジャーだった。刑務所ソフトボール大会に近い」

伝統進学校出身なのにこう振り返る知り合いがいてかなり衝撃受けたんだけど、もしかして他にもそういう進学校って平気である

俺も全国的に有名な伝統進学校出身(OB学者次官大使大臣大企業社長芸術家だらけ)なんだけど、

「現役合格なんぞ捨ててガチガチ体育祭に打ち込むべき」という文化で、

それこそ体育祭消極的受験勉強やる奴は軽蔑を一身に浴びるくらいの勢いだった。

部活の定期戦とかで交流がある隣県のトップ高もどうやら同じような感だったので、伝統進学校というのはそういう所ばかりなんだと思ってたからびっくりした。

2023-01-18

編集者作家提案して、その通りに直しただけだとがっかりする」

https://twitter.com/tantoJ_margaret/status/1615309529566306304

 

ツイッターではボコボコにされてるけど、俺はすごくわかるわ。

言われたとおりに直しました、だけだと「おまえはサラリーマンか!!」って気分になる。

作家って表現者であり芸術家だろ?もっと覚悟決めてかかってこいよ!!

2023-01-16

anond:20230116082413

美術家は男の作家ばかりで

作品は女裸体ばかり

つまるところ、真の芸術家って女なのでは?

男の作家はそれを文化盗用してきたよね。

2023-01-12

「50代だからわかる。

この世代から「女が産まないという選択肢が選べた」のだ。

これより以前は、世間も周囲も結婚しないことや産まないことを許さなかったから。」

ってさすがに歴史修正主義すぎない?

60代を随分年寄りに思っているんだろうけれど、今の60代ってもっと自由だったと思う

うちの父親はいわゆる団塊世代の70代半ばだけど、

世代女性芸術家だの大学教授だのをやって独身子無しで優雅暮らしている人は結構いるよ?(例えば上野千鶴子先生も70代。)それより下の60代はもっとそうだと思う。

少なくとも上の世代は、「女が産まない選択肢」だけなら選べて、

結婚出産もしない代わりにバリバリ働いて稼ぐ」選択肢こそあれ「仕事も家庭もどっちも」は選べなかった、という方が現実に近いと思う

2023-01-04

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

わたしを離さないで」(2005)

臓器移植のために育てられた人間の子どもから大人になるまでの記憶を綴る。

かに美しい小説だ。子供から大人になるにつれて、見える世界は広がっていく。たとえそれがどれほど酷なものであろうとも、子供たちはそれを受け入れねばならない。語り手は振り返り、ひとつ出来事を大切に手の中で壊れやすい卵を計るように並べている。

読者も少しずつ、まるで語り手と一緒に育っていったかのように、事の真相を知らされていく。細やかな、性格を端的に示すエピソードミルフィーユのように繊細に重ね、誰もが持つ幼いころの記憶登場人物シンクロさせる手際は見事と言っていい。主役三人の性格の違いとそれによっておこる対立の見事さは、この小説SFというよりも性格劇に分類したくなるほどだ。夢中になってはまる本とは違うけれど、読む価値はとてもある。

しかしながら、感情描写文章リズムがうますぎるあまり、根幹のSF的設定が、ふと荒っぽい夾雑物にまで見えてきてしまう瞬間がないでもない。細密な建造物を支える、太すぎる柱にたとえればいいのだろうか。

そもそも臓器移植のためだったら、人間を育てるんじゃなくて臓器だけ培養すればいい。

どうも舞台となっている世界技術水準や、テクノロジー社会に与えるインパクトの細部の詰め方が幾分甘い。

日の名残り」(1989)

かつて仕えた主人が第二次世界大戦中に対独協力者で、それを理由戦後に没落したため、その屋敷を買った米国人に仕えることになった執事の話だ。カズオ・イシグロ本領である、決定的な本音事実意図的にあるいは無意識に隠したまま語り続ける居心地の悪さ、気持ちの悪さがいかんなく発揮されている。

熟読すると面白いが、何があったかは作中では基本的には明確に語られているのもいい。

かつてはほのかな思いを寄せていた同僚であった女中からも、今となっては過去の人とみなされており、最後自分人生って何だったんだという悔恨にさいなまれるシーンは最高だ。

かつての美しいイギリス風土と、失われた執事美徳悪徳について。感情に蓋をしがちで、行動原理自分の「したいこと」ではなく「なさなければならないこと」になっているひとにおすすめしたい。面白かったので英国メイド執事の本を何冊か読んだ。

遠い山なみの光」(1982)

長崎出身現在イギリスの片田舎に住む悦子(語り手)の所へ娘のニキがロンドンから訪ねてくるところから始まる。ニキが言及する悦子の生涯を、ニキからのまた聞きや、写真の印象だけから詩にしようとする詩人が出てくるのだけれども、なんだか作者自身創作する自分のことを批判的に見ている姿が透けてみえる。全体として、シングルマザーとしての苦しみが複数語られている。

これは褒め言葉としていうのだけれど、読んでいてずっと不穏な感覚をぬぐうことができず、いいようのない気持ちの悪さがある。たぶんその正体は登場人物の会話が互いの自己主張に終わっていて、基本的相手の話を全然聞いていないところにあるのだろう。会話の形をしているのに、対話になっていない。むしろ並行する独白だ。映画脚本のお手本的でもある。

最初のうちは、この違和感終戦直後日本人ならこんなあからさまな会話なんてしないだろうからにも思われた。しかし、明治文豪の名作だって、会話が人工的であることも少なくはない。ただ、この作品ほどのひどい噛み合わなさはまれな気がする。少なくともあちらでは噛み合わせようという努力はしている。

台詞説明したり議論したりする手法は、大抵は粗削りというか不器用な印象を与えるので好まないのだが、この場合コミュニケーション不全というか、相互理解の失敗の雰囲気をよく伝えていて、効果的だった。

浮世の画家」(1986)

情けないかつての画家の話。老い第一線を退いた後も、自分はまだ影響力があると思いこんではいたが、世間自分存在などすっかり忘れている。自分のしてきたことなど、大したことではなかったのではないか、それどころか完全な誤りだったのでは。歴史によってそう裁かれることに怯えている。老人にとって、今までのお前の人生は何だったのか、と問うことほど残酷なことはあるまい。

そのくせ、隠しようのない自己満足防衛がどこまでも続いており、かつては地位のあった老人はどこまでのその虚飾から自由になれない。計算したうえでのことかどうかわからないが、この翻訳日本経済新聞の「私の履歴書」の文体そっくりだと思ってしまうのは、私のやっかみであろうか。

やはりカズオ・イシグロ真骨頂は情けのない自己弁護にある。

充たされざる者」(1995)

よく、入り組んだ官僚機構カフカ的というけれども、どっちかといえばこの作品みたいなのがカフカ的な気がする。過去というか記憶曖昧で、自分そもそも何をしたいのかわからず、その場の判断だけで物語全体が動いており、映画なんかでは必須の究極の目的・ゴールも曖昧だ。「夜想曲集」所収の旅する芸術家あるある話がベースになった作品と同じにおいがする(この短篇集は切り口の優れた良き英国短編集といった趣だ)。

すべての事件が宙ぶらりんのままにされて進み、星新一ショートショートでその場限りの対応しかしない軽薄な男を主役としたこんな作品があった覚えがあったことを思い出したが、読んだときにはどうしてもタイトルが思い出せなかった。それは結局「未来そっぷ」に収録された「熱中」であるとわかるんだが、一番満たされていないのはきっと読者だ。

カズオ・イシグロテーマひとつコミュニケーション不全が前面に出ているだけでなく、筒井康隆虚人たち」を思わせるような、自分が何者であるかわかっていないのにさほど気にしていない空疎さがあり、何かを風刺しただけではないのだろうが、それはまだ読み取れず。

奇妙だ。自分他人記憶の壁が溶けて無くなってしまったみたいな語りであり、語り手は身内だと感じるとちょっとしたことですぐに激昂したりすすり泣いたりして、いったいどういう人物なのかとらえどころがない。すべてが宙づりで半端なまま物語が終わる。語り手はどの街を訪れても、延々と同じことを繰り返すのだろうか。

わたしたちが孤児だったころ」(2000)

両親に置いていかれたのはなぜか、そして母はどこに行ったのか。著者の中では一番残酷な話かもしれない。物理的な暴力よりもその結末が。地獄の寝取らせ小説であり、真理に近づこうとして全員が不幸になる。それでも、なお、愛そうと試みたし、愛されてはいたのだ。

息子が親父と同じ道ならぬ愛という過ちを犯しかけるのは残酷ユーモアがあふれているようでいて、ある種の試練であったのだろう。試練に打ち勝ったからと言って直接幸福になるわけではないのが皮肉でいい。

追記】目の前に日本軍軍艦が停泊してるのにのんきにパーティーしている租界の人々って嫌なリアリティがあった。

忘れられた巨人」(2015)

忘却テーマだが、P・K・ディックのようにアイデンティティ曖昧になっていく離人感よりも倫理的な面を問うているようだ。つまり戦争責任とか政治的意図的隠蔽とか。

国家組織的に目を背ける行為と、個人がつらい過去を忘れることによって救われることの両方が描かれている。ファンタジーもある程度は書けるのがすごい一方で、見たくないものを見ようとしない描写や、自分のことばかりで会話が成り立たない場面は健在。

ファンタジーにしては「危険度」とか「スタミナ」の訳文がちょっといかなとも思ったけれども(別に嫌だと感じるレベルではない)、これは現代日本語としては普通に受け入れられてるのかな。

あと、サクソン人の穴を掘った(ホビットみたいな)家の描写があるんだけれど、これって実際にそうだったのかな? サクソン人の家とググっても出てこなかった。

ちなみにル・グインはこの作品を好まないらしく、ウィキペディアには両者の対話引用されている。

のしようとしたことには敬意を払いますが、私には効き目がありませんでした。うまくいくはずがありません。どの作家文学ジャンルの表層だけをうまく使えません。その深みはなおさらです。そのジャンルと同一化することを恐れるほど軽蔑している限りは。読んでいて痛ましく感じられました。まるで、高いロープから落下しながら聴衆にこんな風に叫んでいるみたいでした。「私は綱渡り芸人と呼んでもらえるのかな?」と。

ル・グインには私の本が好きか嫌いかを決める資格がありますが、私に関する限りは誤ったほうの肩を持っているようです。私は(註:作中では不可解で不気味な存在として現れた)妖精や竜の側に立っています

シグロ氏のご意見をうかがえてうれしく思います。同氏の「私の作品ファンタジーだと人々は思うでしょうか?」という質問に対する、私の明らかな早急な返答に傷つけるような内容があったことをお詫びします。

クララとお日さま」(2021)

人工知能太陽光病気回復させる効果があると思い込むことで起きる珍妙な話だ。

どう考えても不合理で奇妙な信念に従い、偶然によって祈りが叶えられる話で、しか最後はただゴミ捨て場で朽ちていく。これは無神論者による宗教パロディではないか? と勘ぐってしまう。無神論者からすれば、いかなるかたちであれ神を信じる人々は、誤った信念にすがり、存在しない相手効果のない祈りをささげる哀れな人々だ。

カズオ・イシグロSFは、SF主食人間からすると、不合理か古い知識に基づくように感じられる設定が多く感動すべきシーンもそこが気になってしまう。

たとえば、明らかに危険能力向上処置子どもにするような社会は、現代から相当な価値観の変遷があったはずだし、かなりの時間を経ていないと起こりえないだろうが、長い時間経過に伴うテクノロジーの発達については述べられていない。スマホさえ出てこない。

カズオ・イシグロSF設定がときどきザルなのはリアリティレベル小説よりSF風の映画テレビドラマくらいにまで下げていて(下手をすれば寓話絵本レベルまで)、それは脚本家でもあったからなんじゃないかって考えたんだけど、そこまでたくさん脚本を書いていたかまではわからなかった。

かに技術的細部に立ち入らないので古くなりにくい一方で、そこが物足りなく感じられる。新しい技術だけをポンと現代に放り込んだ感じで、今と地続きな感じがして生活感があるのはいいけれど、技術によって完全に変容してしまった人類の心性がもっと欲しいと感じる。未来を描く意味はそこにあるんじゃないだろうか。

だいたい、フレーム問題解決というか一般常識インストールされてないスタンドアローン親友ロボットなんて危険すぎるだろう。誰もアップデートされないスマホなんて使っていない。SFはどこまでリアリティのある技術を出すべきかという問題もないではないが、短編ならともかく長編でこのネタをこれをやるのは、平均的理系知識を持つ読者にとってはかなりしんどい

結論

以上。読んだ順。

私が好きなのはカズオ・イシグロではなく「日の名残り」だった。

追記

わたしを離さないで」だけ既読、似た感想。この小説SFというより寓話に近いと思う(増田も書いてた)。ドナー人権周りの描写も臓器を貰う側の葛藤も削ぎ落とし、搾取される者の命の輝きのみに焦点を絞ってる感じ

こちらのブコメがとても素敵だったので引用させていただきました。不都合がありましたらお知らせください。

2023-01-02

うつ病が治って格付けチェックを外すようになった

弦楽器重奏ことなんだけど。

うつ病の時は、ストラディバリウスの音で泣くくらい聞き分けられたのに、2年前にうつ病が治ってから、分からなくなった

いい楽器は、音が「泣いている」んだよな

ちょっと鳴らすだけで分かる

でも治ってからは、安い楽器と同じように聞こえる

自分芸術家ではないけど、メンタル病気が治って良い作品が作れなくなったとか、そういう人は実際いるだろうなって思った

2023-01-01

今年の抱負

☆熱中できる生産的な趣味を見つける

ろくに働きもしないで社会性に乏しい生活を送っていると心象が悪い かといって元々ない社会性を補うのは大変なので、何か生産的な行為に没頭する事で「社会性に乏しく、ひたすら自分世界にこもって道を極める内向的人間」という典型的研究者芸術家としてのイメージ自身を当てはめ、「社会不適合者」から「そういう人もいるよね」に昇華させたい、というのが今年の抱負

2022-12-31

TRPGセッション面白かったもの備忘録的な

このTRPG好きだったなあ、という備忘録的なもの

もともとVtuberきっかけで見始めたので偏っている。

URLも張っていたが、数が多すぎたせいかスパム扱いされて登録ができなかった。

短(1~2時間程度)
・大悪党 地獄ケ原斬人 #大悪党周央ケ原ざンゴ 1:17:48

 地下アイドル根性の女vs世界的大悪党

舞台『カタシロRebuild』名越康文,ディズム,藍月なくる 1:49:16

 リアル精神科医TRPGを基にした即興劇をやる。

なんちゃってマダミス / #にじだいさんじ雪山 1:23:25

 マダミスでもTRPGでもないカオス



中(3~6時間程度)
・永劫捨象ペトリコール #なくペト 3:00:35
・永劫捨象ペトリコール #すこペト 2:40:27

 七日後に世界は滅ぶ、解決はできない、あなた破滅願望を抱えた芸術家だ。

ズズンゴが行くSHOTGUN KIXXING MARRIAGE#ズズンゴショキマリ 3:14:00

 相性が悪すぎるせいで、五周くらい回って相性がいい。



長(6時間~)
個性豊かなメンバー狂気山脈邪神の山嶺~ 6:44:51

 山を登るという狂気と、高速廻天田原五郎

・『新世界より』 #海賊船煩悩号 7:51:19

 ボードゲームのように航海をし、宴会のように騒ぐ。

・夕星シンフォニア #天ホムシンフォニア 10;28:50

 怪物になる、悪魔になる、ヒーローになる。

・カノヨ街 #街に待ったカノヨ街 6:13:14 4:57:56

 和風の箱庭世界観で、個別ハンドアウト制で、誰も知らない裏がある。

とある幸せ家族の話 #鈴鳴家 4:44:05 7:46:53

 とても綺麗で、優しくて、思いやりにあふれた容赦のない地獄

2022-12-29

複雑な関係の彼に別れを告げられた

12月29日の深夜1時。僕は彼と電話しながら家の前を流れる川沿いを歩いていた。低い声で大好きだって言われた。でも、もうバイバイだとも言われた。分かっちゃいるけど寂しくて、月並み表現だけど胸に巨大な空洞ができてしまったみたいだ。

あぁ、寒い


僕は20歳の春に彼と出会った。僕はあまりにも女性モテなかったから、ムカついて男同士の出会い系アプリ登録していた。姉の影響でBLを読み漁っていたし、なんなら夜は男同士のビデオを使ったりしていたから、きっと男も問題なく好きになれると思っていた。でもアプリ中の人たちは揃いも揃って性に奔放そうだったから、物凄く嫌だった。僕は半年ほど誰と会うことも無かったが、そんな中で初めて会ったのが彼だった。

彼は一個下で芸術系大学に通っていた。僕自身も絵を描いたり曲を作ったりするから芸術的能力が高い人はすごく好きだ。それに加えて、彼の外観は僕のどタイプだった。身長は僕より13cmも高くて、体格もぽっちゃり気味。まん丸な輪郭に穏やかな瞳。すごく可愛かった。たぶん彼以上にタイプな人は、後にも先にも男でも女でも現れないという確信があった。それほど好きな見た目だった。

最初デートではカラオケに行った。どんな曲を歌ったかはあまり覚えていないが、ユーミンひこうき雲ルージュの伝言を歌ったのは確かだ。

不安気持ちを抱えたまま 街はDingDong遠ざかっていくの」

彼はちょっと古い曲が好きだった。ちょうど僕の親世代が好むような曲だ。そういうセンスも、なんだか芸術家っぽくてかっこいいなと思った。

カラオケルームの小さな個室の中で、隣り合って座ったり立ったりしながら歌っていた。小さい個室といっても別にそんなに接近する必要もないのに、膝や腕が触れ合ったりしてドキドキした。僕は思わず彼の大きな膝に頭を載せてみた。柔らかいお肉が僕の頭部を包み込む。すごく、すごく幸福だった。

カラオケ屋の近くに公園があったから、しばらくそこで座って話していた。うっすら寒い春の夜、公園には僕たち二人だけ。膝枕だけじゃ物足りなくなってしまって、僕は手を繋ごうとした。でも断られてしまった。なんで。好きになっちゃうから。いいじゃん。だーめ。そんなやりとりをした記憶がある。ちょっと脚色してるかも。でも別にいかだって、思い出はきらきらしている方が良い。

初デートが終わっても僕の興奮は冷めなかった。全く冷めなくて、毎日彼のことを考えていた。ゲイ友達軍団に彼のことを自慢して、きゃーきゃー騒いだりもしてた。僕はいつの間にかモテない男子大学から初恋JKみたいになっていた。好き好き大好き、早く会いたい。脳みそは彼一色。

二回目のデートでは、僕の実家に彼を呼んだ。別に親に紹介するとかそういう話ではなく、ただお泊りがしたかっただけだ。大学の後輩です、とか適当に言っておけば女の子を呼ぶよりもずっと簡単だ。同じ布団に入ったら、「男二人なのに、そんな狭い布団で大丈夫?」と母親に言われた。大丈夫というよりもむしろ、なんて僕は胸の内でにやにやしていた。

ハグをして初めて、彼は僕よりずっと大きいことを身体理解した。肉厚な腕やお腹は熱を帯びていて、僕は食べられてしまうんじゃないかと思った。事実として、食べられそうになるくらいに責められた。あんなに熱い夜は初めてだった。


僕は、彼と恋人になったんだと思って、本当に幸せだった。


この日から彼の対応おかしくなった。明らかに僕に冷たくなったし、大事な話をしようとしてもあしらわれる。会いたくてたまらないのに予定を合わせてくれない。何故なのか全く理解できなかった。だってあんなに可愛いって言ってくれたじゃないか。付き合うんじゃなかったのか。

僕は泣いたりブチギレたり、とにかく感情不安定になった。それを全部彼にぶつけた。でも適当にあしらわれる。たまに僕の話に乗ってくれることもあって、その日は落ち着きこそすれど数日すればすぐに不安に苛まれた。この時期は辛くて苦しくてたまらなかったし、あらゆる友達に「そいつクズだ」「早く忘れろ」「許せない」と彼のことを非難された。でも、きっと彼は僕のことが好きなんだという謎の自信があったから、友達アドバイスには従わなかった。彼のことを信じたかったんだ。

彼が中高生の頃に付き合った彼女の話をされたことがある。彼女には「何を考えているかからない」と言われたことがあるらしい。僕も、彼が何を考えているのか全く分からなかった。彼は僕と違って男性しか愛せない人だったから、彼女のことを気持ち悪く思ってしまうこともあったようだ。僕は、僕だけはそんな彼を理解してみたかったんだ。僕にならできるって信じていた。

そして、三回目のデートをすることになった。場所ソラマチ。日付はどのメモにも残っていなかったから分からない。最高だ、めちゃくちゃデートっぽい。実際、デートは最高だった。ソラマチに立ち並ぶ店はどれもおしゃれで、彼の隣で眺めているだけで楽しいスカイツリーてっぺんから見る夜景はすごく綺麗で、心なしか彼もかっこよく見えた。


でもね。


会う前から彼に約束されてた。


これで会うのは最後だよって。


訳が分からなかった。何度も聞いた、なんで?って。でも彼が提示する理由は僕には理解できなかった。確か、今は付き合わない方が良いとか言ってた気がした。それって全く回答になってない。納得できないし、意味不明。それでも彼を引き留める方法なんて無かったから、僕は彼を見送りながら半蔵門線呆然としていた。最後ささやかプレゼントを渡そうと思って買ったハンカチは、ついぞ渡すことはできなかった。

僕の彼への愛情キレイに逆転して、深くどす黒い憎しみになった。

僕は彼のことを忘れようと必死努力した。ありとあらゆる友達相談し、恋愛映画を観て、新しい男と会ったりした。この頃に上映していた「愛がなんだ」という映画にはバリ共感MAX100%だった。

でもね、一年経っても二年経っても忘れられなかったし、ずっと好きだった。なぜかというと、彼はたびたび僕に連絡を寄越してきたからだ。元気?とか、やほ、とか、特に理由なく突如メッセ―ジが送られてくる。もう本当に意味からない。このせいで僕は彼を忘れることができなかった。この辺りで僕は、「きっと彼は寂しい人で、僕を使ってインスタント自分欲求を満たしているんだ」ということに気付き始めた。でも、別にそれでもいいから彼と話していたかったんだよ。

はいつの間にか男遊びが好きになっていた。だって特にデメリットなく人と会えるし、気持ちいい。たまに虚しい気持ちにもなるけれど、でも別にそんなの大した問題ではなかった。たまに変な人と出くわすこともあるけれど、でもそれは笑い話のネタに使えるからしろ一種の楽しみになっていた。ただ、好きだと思う人は一人もいなかった。上手い、とか可愛い、とかでもう一度会いたい人はいたけれど、好きになる人は一人もいなかった。


その後、ひょんなことから僕には彼女ができた。なかなか可愛くて絵が上手な子だった。この子とのストーリーも非常に濃厚なのだが、それは割愛するとして。僕に初めて恋人ができたおかげで、僕の中に巣食う恋愛コンプレックスは綺麗さっぱり消滅した。自分もびっくりするくらいには、今までの自己嫌悪がどうでもよくなった。それと一緒に彼への憎しみも浄化されて、後に残ったのは彼のことを好きだったというきらきらした思い出だけだった。自分の心変わりは自分でも衝撃的で、物凄い感動に包まれた。

彼女とはあまりうまくいかなくて、数か月で別れてしまった。でも、自分の考えが大きく変わる非常に大事経験だったと思う。一個目の大きな変化は、自分に自信が持てたこと。巨大なコンプレックスが無くなった影響は計り知れない。二個目は、過去自分への嫌悪だ。昔の僕は、自分の中の好きという気持ちに任せて相手ことなんてこれっぽっちも考えていなかった。だからモテなかったのだ。好きな相手がいたら、好いてもらうために相応の行動が必要に決まってる。それにやっと気付かせてくれたのは、最初彼女だった。

未だに彼からちょくちょく連絡が来ることがあったから、一連の出来事を彼に報告した。そして僕は、もう彼への憎しみは無くて前向きな気持ちで好きでいられるようになったことも伝えた。僕は彼のことを忘れることが不可能だと体で理解たから、好きだという気持ちを素直に自分で認めてあげて、それとうまく付き合って生きていくことに決めたのだ。

ちょっと補足すると、僕は彼女と付き合っている間だろうと、彼が好きだという気持ちは薄れなかった。でも、このことは彼女に報告した上で大丈夫だという判をもらっているし、人を好きな気持ちはどう努力しても理性で支配できることではないと思っている。大事なのはパートナー不安にさせないことだと思っていて、それ以外の人間に好きだ抱きたい抱かれたいと思ってしま気持ちを責めるのはお門違いではないだろうか。

まぁ、虫がいいことを言っている自覚はあります

さて本題に戻ると、彼は僕に彼女ができたことを祝福してくれた。彼の方にも彼氏ができたようだったが、あまり充実している様子ではなかった。恋人ができたら嬉しくてたまらないものだと僕は思うのだが、彼の方は何か裏がありそうな様子だった。僕は彼と久々に会っても依然として好きだなー、なんて思っていた。ただし、初めの1年間のような執着心は綺麗さっぱり消えていた。


もう、僕の心はすっかり平和だった。

から知ったことだが、彼の方は全くそんなこと無かったようだ。


僕に二人目の彼女ができた。中学時代からTwitterフォロワーで、実は同じ大学に通っていたことが判明してから仲良くなった子だ。この子のことは本当に大好きだ。早く同棲したいし結婚したいし死ぬまで一緒にいたい。でも、まだ付き合って数か月しか経っていないから、そういう話はゆるやかにしかしていない。とはいえ、僕と彼女ベストパートナーなのではないだろうか、と自惚れてしまうくらいには相性が良いし大好きだ。

しばらくしてから、僕の頭に彼の顔が浮かんだ。結婚したいほど大好きな彼女ができたこと、報告するべきかな。いやでも、別に連絡するほどでもないか。いやいや、きっと僕の話を聞きたがっているんじゃないか。いやでもでも…

そう思っていた、昨晩。

から連絡が来た。

文面はこうだ。

「やほ」

文字。二文字である。彼はこういうやつなのだ案の定彼は僕に会いたがっていて、六本木まで来いと言われた。このとき、深夜の22時半だ。彼はこういうヤツだし、僕は僕でこう言われても大喜びで会いに行くようなヤツだった。でも、今の僕には非常に大事なお嫁さん候補がいる。不倫ダメだ。だから僕は断った。

正直、気持ちは揺らいだ。だから彼女に報告をして、軽く𠮟ってもらった。こんなことをしている僕はダメなヤツだが、黙って不倫して後から騒動になる人々に比べたらよっぽどマシだと思う。僕に自分欲望を正しくセーブできる自信なんて無いから、情けないけど全てをあけっぴろげにすることでしか対策ができない。

この晩、僕は彼に未だかつてない態度を取った。先述したように、少し前の僕は深夜だろうと彼に呼び出されたら喜んで向かうような人だった。でも昨晩の僕は、彼の誘いを素直に飲まなかった。六本木までは行けないが、実家に来るのならいいという条件を出した。それくらいならただの男友達でもする範囲だろう。このレベルなら特に問題ない、という合意彼女と取れているつもりだ。

でも、彼は遠いからと言ってぐずりだした。確かに僕の家は六本木から遠い。そう思うなら今晩会うことはできないから、会いたいならまた別日に会おうという提案をした。でも、今晩じゃなきゃダメらしい。何が言いたいのかよく分からなかった。会いたいという気持ちは一致しているはずなのに、根本的な何かがすれ違っているみたいだった。僕に請い願う彼の姿は初めて見た。なんだかみっともないとすら思ってしまった。

結局彼は自分の家に帰っていった。そして、駅を降りてから電話をした。ただ、彼曰くこれは最後電話らしい。別に最後になんてしなくていいのに、なんて僕は思っていたけれど。彼は不器用から、そうでもしないとうまくできないのだろう。


最後電話が始まった。スマホ越しに何度か車が通過するブゥーンという音が聞こえてきた。僕も感傷に浸りたい気分だったから、いそいそとコートマフラーを着て外を歩きながら電話することにした。それはもう寒くてたまらなかったけど、これからする話にはこれくらいの寒さが丁度いいだろうという謎の予感があった。

その最後電話で、僕は気になっていたことのほとんどを聞くことができた。

やはり、彼は今の彼氏順風満帆とは言い難いらしい。彼の彼氏は将来女の子結婚したいようで、最近親戚から圧力が苦しいのだそうだ。子ども結婚といった話題で躓くのはゲイカップルあるあるだ。その話題で話し合いを進めるうちに、彼はどうして自分はこんな人に優しく接しなきゃいけないんだろう、と思ってしまったのだそうだ。そして人を愛することの意味理由について考えた挙句、ひたすら真っ直ぐに自分のことを愛してくれた唯一の男、つまり僕のことを思い出してしまったのだそうだ。

それを聞いて、僕は笑った。笑いながら嬉しいよと応えた。少し前の僕なら、照れていた。でも僕は笑っていた。僕が彼に向ける感情は、もはや彼の言うような真っ直ぐな愛情とは違う何かになっていたんだろう。

そういえば、この一か月くらい前に「愛がなんだ」をもう一度観た。あのころ共感できたはずの主人公には全く共感できなくなっていて、鬱陶しい敵だと思っていた女の方を魅力的に感じてしまった。僕の感情構造は、いつの間にか様変わりしていた。

僕のことが気になるなら、あと何か月か早く言ってくれればよかったのに。僕はもう売り切れちゃったんだから。なんて、ひどく調子に乗ったことも口にした。すると、彼も彼でびっくりするようなことを言った。


ずっと好きだった

最初に会ったときからすごく可愛いと思っていたし、大好きだった。

でも。

信じられなかった。

自分肯定されて愛されることが、自分の中ではあり得ないことだった。

から、大好きだったけどわざと酷い態度を取ったり、そっけなく接した。


僕は大爆笑した。

だっておかしいじゃない。好きなのにそれを伝えないなんて。両想いなことが分かってるんだから、それを隠す理由なんて一つも無いじゃん。付き合えば良かったじゃん。全部言えば良かったじゃん。そうしていれば、二人が苦しんでいた時間はずっと充実したものになってたのにさ。

馬鹿すぎて、大爆笑した。あいつは馬鹿野郎だと常々思っていたけど、予想よりずっとアホだった。バーカ。あと1年早く言えよ。臆病者。小心者。メンヘラ野郎ホモ野郎。ずっとカッコつけてた癖に気が小さい。図体ばっかりでかいバカバカバカ

僕は近所の川の前で大爆笑した。誰もいないあぜ道に僕の笑い声ひとつ。アーハハハハハッハッハ!冬の冷え切った空気が僕の吐息で温まる。今夜はなんて良い夜なんだろうと、僕はご機嫌だった。

彼は話し続けた。自分人生の中では人に愛されることなんて異常事態だったと。顔も中身も全部好きだと言われても、全く信じられなかったと。それに早く気付けば良かったと。何度も何度も傷つけて苦しい思いをさせて、申し訳なかったと。

こういう話をされたら、もっと僕も悲しんだり怒ったりするのが相場だと思うけど、僕はひたすら笑っていた。ずーっと意地っ張りだった彼がこんなに素直に喋っているのが、余りにもおかしくてたまらなかったのだ。または、僕が彼を好きな気持ちがすっかり整理されてしまったせいで、もう何を言われてもときめいたり苦しんだりすることが無くなってしまったのかもしれない。

かに僕は未だにずっと彼のことを好きなのだが、でもこれはたっぷりと諦めを含んだ"好き"なのだ。どうせ彼は僕のことなんて好きじゃない。どうせ僕は彼と付き合えない。どうせ彼は寂しがり屋で、それを埋めるためにしか僕と合わない。でもそんなことは全部了承した上で、好き。恋をしたときのドキドキとは程遠い何かなんだ。

この"好き"は一体何に例えるべきなんだろう。MOTHER2ネスポーキーに向けていそうな感情に近しいかもしれない。こんなヤツでも許してあげなきゃいけないよな、みたいな感じ。

さて、衝撃の真実。彼は結局のところ最初から最後までずっと僕のことが好きだったのだ。でも、今の僕には彼女がいる。なんなら彼は奪ってやりたいとすら思っているらしい。でも僕のことを傷付ける羽目になるのは本意ではないから、これで完全に別れてしまいたい、ということらしいのだ。

僕はなんだか納得いかなかった。仲が良い人と関係を切るなんて意味不明だ。僕は彼女を大好きでいながら、彼とも普通友達としてやっていけそうだった。でも、彼はそうではなかったんだ。僕と会ったらハグキスじゃ物足りない、絶対に抱いてしまうのだそうだ。僕としてはハグまでならまぁセーフかな、と思うがそれ以降は断固拒否だ。その気持ちの激しさの差が、最後電話理由だった。

結婚式をするときは呼んでね。いやでも、二人っきりになったら襲っちゃうかもしれない。なんて大馬鹿発言をされてから電話を切るときがやってきた。僕は最後までこの顛末に納得はできなかった。理屈は分かるが、素直に飲み込むことなんてできなかった。複雑な顔をする僕のことなんていざ知らず、彼は一言呟いて電話を切った。


大好きだったよ。バイバイ


おっせーよ。クソ。

2022-12-21

anond:20221221131927

何をやらせてもダメな人に適職診断で「芸術家作家おすすめ!」という結果が出るけど、芸術家作家ですらダメな奴はダメってことだね

他の仕事もこなせる人間芸術家作家になったほうが成功する

2022-12-18

親の仕事愚痴を聞かされていたからだろうな

生活のための仕事ではなくやりたい仕事をやるべきだ、みたいな呪いに今もかかっているのだと思う

そういう意味芸術家研究者、有名なサービスデバイスエンジニアなんかに憧れがある

しかしそういったものになれるような素養もなく漫然と生きてきた

もはやこれで生きて行くしかない今の仕事を、少しくらいは好きに・・・なりはしないだろうが

誠実に向き合いたい

それくらいだ

2022-12-14

anond:20221214190627

芸術家なんて20でも40でも目指して後悔してる奴らだらけなんやからおっさんがとりわけ惨めというわけでもないで

制作や発表の敷居は下ってるんだから食おうとしなければええ趣味

anond:20221214190421

40代芸術家になろうとして失敗して後悔してる人はもっとたくさんおるんやろうな。

anond:20221214190210

ジャン・デュビュッフェは四十代でワイン商やめて芸術家になって大成したんだから

別にいつ始めてもいいんやで

2022-12-13

NFTはその絵の実質的価値を表していない。いうなれば金持ち道楽感覚が生み出した価値にすぎない。

別にブロックチェーン技術が生み出した付属品が絵のデータについてるからといって、作品としての視覚情報は一切変化してないわけだ。

オタクとかが大好きな支援サイト支援金は絵に対して比較釣り合った、実質的価値を表してると思う。まあ人次第というのが基本的価値という概念に対して実質的という言葉を使うのはかなり危うげではあるけど、そこは増田責任逃れすればいいだけだからね。

まあ数百円あるいは数千円ですよ。俺は誰が描いてるかじゃなくてpixivサンプルギャラリーとかを参考に抜けそうな絵が見れるかどうかだけで金払ってリワード開放させるかきめてるからね。

同じような画風でnftだから一枚数百万なんて、馬鹿らしいよ。てかnft作品は絵自体無料で公開されてるからもう目的は達成されちゃってるってうw

なんでも鑑定団も本物なら一千万はくだらないがこれは偽物なので5万ですねみたいになってることあるけど、その偽物を区別した理由遠近法ちょっとずれてるとか、色が薄いとかそんな程度なのもあるんだよね。そんだけよくできてるなら俺は安物の方で十分だよ。てか5万でも俺には高いわ。しかし手間賃としてはアニメ絵と比べても手間がかかるので妥当だとも思う。

ようはそんな絵に百万千万金が飛び交うのが異常なんですわ。芸術世界ではパクリ先には価値がないみたいな話があるが、そもそも技量が乏しい人にはパクることすらできないわけだし、成果主義・結果主義という観点で見れば、先に作ったものだろうが後に作ったものだろうが、芸術家が自発的に作っているだけという意味納期のないものについては、納期切れというのがないんだから評価に差は生まれないともいえる。

ちょっとの違いで数桁値段が変わる場合、その高いほうにつけられた価値実質的価値じゃないと思っていい。

逆の例として誤解されがちなのわげとくと宝石ですわな。

まあカラットの差とかそれなりに非線形的に価値の高低をもたらすけど、nftとか名画の真贋ほどではない。

家なんかはもっとそう。金持ちじゃなくても家にはそれなりのお金を払う。

またnftのタグがついてるかついてないかレベルちょっとの備え付けや構造の違いが数桁の価値の差をもたらすようなものではない。

例外サイン署名か。サイン上記までのものと違ってサインそれ自体にはまじで価値がないんだから振る舞いが例外的になるのもうなずけるだろう。

誰が描いたという情報以外にお金を払ってる奴はいないわけだから例外なのだ

デジタルアートが出てきてその領域では既に完全な複製は容易なってるわけだが、アナログ世界で「アウラ」なんて言ってるのもいまのうちだと思う。

コピー機の登場がもうそ伏線みたいなものだと思うし、これからもどんどん複製の度合いがデジタルに限りなく近づいていくと思う。

そのときアウラ」なんてもんが中世あたりの宗教集会トランス状態を起こしたときに見える幻覚みたいなものと同じもんだという話になってくるんじゃないかなあ、と貧乏人ですが生意気言いました。

ま、投資家ならこれからも好きにその金持ち道楽が生み出してる価値を利用して稼いでいけばいいんじゃないですかね。俺は関わるのごめんだがな。

2022-12-07

anond:20221207110137

ただのサラリーマン職業なのに、唯一無二の芸術家であるかのような表現してる人いるよな。それは未経験エンジニアなれるかな〜、っていう人間の進む道では無い。

それを目指すならなんで情報工学系にいかんかったんや、向上心がないなって思われて終わり。

anond:20221207051743

まず採用の時点でプログラミングできるの当たり前。

プログラミングの結果見せて「よし採用!!」みたいなのは20年前の就活だといっている。

実際はもっとかい能力見られる。

 

仕事継続する能力がないプログラマ雇ったらすぐに辞められて損だから面接では継続性も見られる

 

からプログラミング経験あんまない高学歴新卒で雇って教えた方が早い。みたいな現象が起きるんよ。

プログラミングできるかは最重要マターではない。ある程度勉強できるやつなら数年で習得可。

高学歴が満たしている(もしくは不足していても満たせる)基本スペックが求められるのが実情。

 

もはやプログラマ就活芸術家スポンサーを探すようなものではなく

高性能のサラリーマン就活になってるってことを分かっていない人が多いと思う

2022-12-06

anond:20221206125645

まぁしょうみ今ってお前が認めるような上等タイプ芸術家で今でも「絵師」って呼びうるの伝統工芸系の人くらいで、日本画家とか洋画家とか現代芸術家画伯はありだけど絵師って呼ぶことはないと思う。普通に画家でいい。

そういう意味意味での絵師ってとっくに廃れてて、ニッチになったところにオタク系が押し寄せてきたってかんじやな。

2022-11-10

anond:20221110010057

一服

あー喫煙者か。失礼だけどあんたの親とか家族も言ったら悪いけど下流寄りじゃない?コメディアンとか芸術家別にして、努力適正ある成功者喫煙者は少ない。タバコ自体の害が悪いんじゃなくて疲れると嗜好品流れるってところがミソ。YouTubeとかタバコと酒とか嗜好品に流れやすいのは遺伝だと割り切って、上流を目指さず現状で幸福になれる方法を考えたほうがいいよ

2022-10-26

AI絵描き流行って、知らない単語データベースを漁るのが楽しい

美術教科書で出てくるような有名な芸術家だけでなく、中国韓国アーティスト名を漁るってことは、こんな機会でもなかったらやっていなかったと思う。

髪型衣装名前を探すこともなかった。

翻訳すると同じ物を指しているようでいて、英語日本語中国語で微妙に違っていたりするのも、文化的背景が透けて面白かった。

LION学習データについている説明文を漁って、海外ではなんか概念ないのかとか、そういうのを見つけるのも楽しい


膨大なリストから気になる単語検索かけては、世の中広いなってのを実感する。

知らないものは探せない、探さない。

目の前に知らないものが大量にあるというのを見せられるのは良いもんだ。

2022-10-20

anond:20221020054503

ほんとバカだよな

こういうこと言ってる自称絵師絵師側に立ってるつもりの増田

共通するのは生きづらいちゃんくんって点

芸術家が困窮するには身が立てづらいからではなく単純に生きづらいちゃんくんだからだな

2022-10-19

anond:20221017205449

専門学校生大学生、あるいはこれを卒業した者

このルールもったいない

野球選手将棋棋士活躍してる人がごっそり抜けるじゃん

他のルールユニークな尖った個性芸術家作家排除しそうなのがあるし

出産したい女性達や他人精子を欲しい男性が、見た目の学歴親族の疾患だけで精子を嫌ってるのならもったいない

本来その方達が欲しがっている優れた精子のかなりの部分が、変なルールによって削げ落ちてる

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