はてなキーワード: スニーカーとは
本日17時台の半蔵門線の中で、中年男性が発声障害のある男性に難癖をつけて、絡んで罵声を浴びせ、つけまわしていました。
中年男性:茶色のコート(アウトドアに使うような、化学繊維のような素材)、黒いパンツ、黒いスニーカー、黒いボディバッグ、白髪交じりの無精ひげ、眼鏡なし、目の大きさに左右差がある、白目が異様に充血しており、両目とも黒目が白濁している、モンベルの袋を持っている
発声障害のある男性:30歳くらい、やせ形、眼鏡、薄着、発声障害があるようだった
わたし:30過ぎ、ショートカット、眼鏡、カーキのウールのコート、グリーンのスカート、バックパック、ハイヒール
ほかに、男性が「嫁」と呼ぶ女性、5歳くらいの男の子、途中から介入してくださった男性がいました。特徴も覚えていますが、差し控えます。
わたしは発声障害のある男性の隣の座席に座っていたところ、中年男性が殴りかかってきたため、巻き添えを食らう形になり、顔を殴られました。
赤坂警察署からは「故意がみとめられない」と言われ、事件化できないため、民事での解決をはかるよう薦められました。
わたし自身は障害者でヘルプマークをつけているのですが、絡まれていた方は知能に何の問題もないようにみえました。
言葉が少し聞き取りにくい程度ですが、まったく分からないという感じでもなく、
わたしが「あのご家族の言うことの方がおかしいと思いました」とお伝えした時には「ありがとうございます」と答えてくれました。
比較的細身だったので殴り返さないと思ったのでしょう、また会話がスムーズでないことから口でやり込められることもないと思ったのではないでしょうか。
わたしにはそのせいで攻撃性の標的になってしまったようにみえました。
わたしは発声障害のある男性が絡まれる前から、家族の様子を見ていたのですが、4人分の座席を使っていて、空いているように見えた席に
「3人家族で(けっして空いていない)地下鉄の座席4席分を占有したい」という中年男性の言い分は、理にかなっていないように思いました。
くやしいです。あの中年男性はご家族が降車したあとも、「嫁や子供が怖がっている。謝れ」と執拗に追いかけて脅していました。
発声障害のある男性は「これはストーカーではないんですか」とおびえた様子でした。
わたしは女性ですから、男性に暴力を振るわれたら、気兼ねなく訴え出ることができます。
でも、男性が同性である男性に暴力を振るわれたとして、同じように告発できるものだろうかと疑問に思いました。
わたしが大人になって、痴漢に遭ったことを言い出しにくくなったように、沈黙することを選んでしまうのではないでしょうか…。
男性が名乗り出なかったとしても、お伝えしたいことがあるんです。
本日17時台の半蔵門線の中で、中年男性が発声障害のある男性に難癖をつけて、絡んで罵声を浴びせ、つけまわしていました。
中年男性:茶色のコート(アウトドアに使うような、化学繊維のような素材)、黒いパンツ、黒いスニーカー、黒いボディバッグ、白髪交じりの無精ひげ、眼鏡なし、目の大きさに左右差がある、白目が異様に充血しており、両目とも黒目が白濁している、モンベルの袋を持っている
眼鏡の男性:30歳くらい、眼鏡、薄着、発声障害があるようだった
わたし:30過ぎ、ショートカット、眼鏡、カーキのウールのコート、グリーンのスカート、バックパック、ハイヒール
ほかに、男性が「嫁」と呼ぶ女性、5歳くらいの男の子、途中から介入してくださった男性がいました。特徴も覚えていますが、差し控えます。
わたしは発声障害のある男性の隣の座席に座っていたところ、中年男性が殴りかかってきたため、巻き添えを食らう形になり、顔を殴られました。
赤坂警察署からは「故意がみとめられない」と言われ、事件化できないため、民事での解決をはかるよう薦められました。
わたし自身は障害者でヘルプマークをつけているのですが、絡まれていた方は知能に何の問題もないようにみえました。
言葉が少し聞き取りにくい程度ですが、まったく分からないという感じでもなく、
わたしが「あのご家族の言うことの方がおかしいと思いました」とお伝えした時には「ありがとうございます」と答えてくれました。
比較的細身だったので殴り返さないと思ったのでしょう、また会話がスムーズでないことから口でやり込められることもないと思ったのではないでしょうか。
わたしにはそのせいで攻撃性の標的になってしまったようにみえました。
わたしは発生障害のある男性が絡まれる前から、家族の様子を見ていたのですが、4人分の座席を使っていて、空いているように見えた席に
「3人家族で(けっして空いていない)地下鉄の座席4席分を占有したい」という中年男性の言い分は、理にかなっていないように思いました。
くやしいです。あの中年男性はご家族が降車したあとも、「嫁や子供が怖がっている。謝れ」と執拗に追いかけて脅していました。
総じて良い半期だったと思う。
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・オレが私になるまで 2 佐藤 はつき
相変わらず構成力が高い。進行に無駄がないのもそうだけど、進行しつつ回収/再利用するの上手い。
今更だけどやっぱり表現しようとするメンタリティの選び方が群を抜いて上手いと思う。見せられるまで気づかないんだけど、見せられると「ああ。。」ってなる。「子供ってね」という感覚ではない。
それぞれのイベントはそれぞれの年頃の世界観をハイレベルに反映していて、一括りに語るのが難しい。
適切な言葉を探したけど見つからないので、ぜひ読んで感じてほしい。
このあたりの共感度の高低で本作への評価が大きく分かれるとは思う。
画についてはずいぶん明るくシュっとしたと思う。あとは枠線でこんなに印象変わるんだっていう。母さんに「ありがと」と応えるアキラの横顔が綺麗。
白セーラーのアキラかわいい。ブレザー派のおれがセーラー派に寝返りそうになった。危ないところだった。
印象的なイベントが沢山だけど、やっぱり最後のアキラと瑠海かな。言ってしまえば10代の女性同士にありがちな痴情のもつれなんだけど、瑠海がそう思ってしまうのも無理も無い背景があり。しかし場当たり的な対応で袋小路に向かうアキラを救うのはやっぱり瑠海で。
2 巻は電子書籍サイトのランキングなんかでは結構良い位置にいるのも見かけたけど、もっと売れて良い作品なのでみんな読んで読んで。
出版社は電書サイトの良いとこに広告出して!書店は天井に届く勢いで平積みにして!
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・スペクトラルウィザード 最強の魔法をめぐる冒険 模造クリスタル
前作も面白かったけど、本作はさらに面白かった。ストーリー物では多かれ少なかれ都合よく話が進むと思うんだけど、本作はぜんぜん都合良くないんだよね。登場人物がそれぞれのイデオロギーに従って行動していて、なかなか収束する感じがしない。そこに生まれる摩擦や軋み、人間臭さにずっしりと覆われる感じ。
そう書くと重そうだけど、エンタテイメント感が増しているので読みやすくなってる。ファンタジーのクラシカルさとアメリカンなアクション物感を混ぜたかんじ。
人間臭くて、静謐さ荒々しさユルさが混在する世界観がユニークでカッコいい。模造クリスタルらしい大仰なやり取りも映える。
画はパッとしたなあという印象。前作と比べると疎密とか引き寄りのバランスが良い気が。読みやすくなってるけど、ダークさや静謐さも前作以上に上手く出てると思う。フェニーとスペクトラは最高にカワイくてカッコいい。
おおむねスペクトラの内面にフォーカスしつづけていた前作と異なって、ドラマの中にスペクトラの内面を埋め込んでいるように見えた。(前作もリレントレス~はそうだけど。)
良く消化されていて、このへんもエンタテイメント感に貢献していると思う。だけどやっぱり重要な局面ではスペクトラの内面に回帰していて、「板挟みにはうんざり」「日常に戻ろう」と言ったスペクトラを襲う展開の悲しさに言葉を失う。
模造クリスタルをフォローしていない人はこの機会に是非トライ。高いと思った人はページ数を見れば納得!
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個人的にはそのくらいインパクトがあった。ここまでやるんだっていう。どこにもスキがないってゆーか。
画は見どころしかなかった。背景まで演出に動員しててスゲーし、ヒトはもちろん良い。
一花の表情がいちいち良い。「げぼく・・」の表情とか特に好き。
話としては一つ屋根の下でデッドロックした関係にあるカップルとその周辺キャラが繰り広げるドタバタってことで良いのかな。
この構図はなんとなく全盛期の高橋留美子っぽいなあと思った。
百合オタやマンガオタなら読まない理由はない。もちろんそれ以外の人も楽しめる。基本的には面白おかしく楽しく読める百合モノなのでオタからライトまでわりと広い層にアピールすると思う。
同時に凡庸なマンガ表現をバキバキに踏み砕いて進む戦車のような作品。強い。
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京太郎カワイイなあ。おねえと山田は京太郎カワイくてしゃーないな!おれも京太郎カワイイ!
最初のころは山田殺すとか言ってたのに、最近では女子コミュニティの平和維持活動とか山田の護衛がんばってるもんね。
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・うちの息子はたぶんゲイ 1巻 おくら
ある状況を受け入れ可能にするのは(親子の間柄とはいえ)愛ではなくて聡明さなんだな。という感想。もちろん愛を否定するつもりは無いけど聡明さが無ければ愛は意味を持たない領域があるんだなあと。愛による理解を試みてハマったのがシロさんのカーチャンなわけで。
こうした構図を作品世界の中でさらっと表現してみせたのはインパクトあった。理解を求めるのではなく、気付きを提示したという点が新しさなのかな。理解と気付きは似ているようで違う気がする。
おれの感想で小難しい作品ぽく見えたらゴメン。作品のテイストとしては重たい演出はなく、構えずに楽しめる良作だと思う。楽しい作品。
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引き続き面白い。安定感。
ロケーションや釣りスキルの面でスケールさせていて飽きさせない。釣りのワクワク感が失われないのが凄い。
ところで夏海はマンガ界で一番ハイカットのスニーカーが似合うと思う。上手い。
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作品のバリエーションが増えてて面白かった。SF百合的なのもフォローされてたりして。いろんな方向性の作品があると保守的な百合作品も輝きを取り戻すなあと思った。個別の作品ではあらた伊里が良かった。「許してくれるまで」はニヤニヤせざるを得ない。
まあでも、最終的に百合界のモヒカン平尾アウリが全部持ってったけどね。種籾まで奪う勢いで持って行ったよ。最高。もちろん「推しが武道館いってくれたら死ぬ」もね。6 巻は全方位にレベル高かった。
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・球詠 6巻 マウンテンプクイチ
まだ 3 回戦なのにこんなに盛り上がって大丈夫なのか心配になるアゲっぷり。
梁幽館にもドラマがあって、ゲームの残酷さと美しさが存分に表現されていたと思う。高代出塁のシーンはもう先が読めるだけに泣いた。
もちろん希のホームランシーンはエモエモで最高。画的にも一番の見どころ。
それはそうとスタンドのお姉さま方ガラ悪すぎw。らしくて好きだけど。
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・さめない街の喫茶店 2 はしゃ
想像以上に動きがあって驚いた。固定的なフォーマットで最後まで行くタイプの作品と予想してたんだよね。
でも 2 巻はゆっくりと、しっかり盛り上げてて。本作の"らしさ"が感じられる良い演出だったと思う。
画が良いだけのマンガだと思ってる人はぜひ手に取ってほしい。
とはいえ、やっぱり画は最高で。
画が良いと調理工程も楽しく読める。自分は食べ物マンガ好きだけど調理工程はほぼ読まないので(シロさんが酢豚に入れたのがラー油なのかデスソースなのかわからない)、本作が唯一調理工程まで読む食べ物マンガだったりする。
2 巻はトルココーヒ淹れてるとことか、穴ドーナツ揚げ中のシーンとか印象に残った。
他にはスズメの表情も面白かった。笑顔でイラッとしてるとことかブツブツ言ってるとことか。
スズメとヒナのキャトルに舞台を移した続編とか出ないのかな。スズメとヒナのキャトルもっと見たい。見たい。
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・廃墟のメシ2 ムジハ
2巻はさらに面白くなってた。相変わらず端々ににじみ出るコメディ感が可笑しい
突っ込むべきなのか突っ込んだら負けなのか。
ストーリーも先が気になる要素が色々で期待させる。
画も相変わらず良い。動きのある画も楽しいし、座ってるだけ、立ってるだけ、歩いているだけの画もいちいち良い。
上段見開きにハルカの後姿のシーンが2つあったけど、どちらも良かった。奥側も良いし、ハルカが少し膝を折ってる姿勢がぽくて良い。髪の流され方も。
エレベーターの前に立ったシーンみたいな背中に重心がある立ち姿が好き。
サンダルで塔から出てくるシーンがイイね。塔がカッコいい。家に帰ってきたシーンとかも良い。
俯瞰で寄った時のハルカもイイ。まあだからだいたい全部良いんだよ。
ストーリー物であっても、毎話毎ページいろいろな方向から楽しませてくれるのがうれしい。
(先が気になる以外に見どころの無いストーリー物も多いからね。もちろんひたすら丁寧にストーリーを追っていく良作もあるけど。)
かなり広い層が楽しめると思う。もっともっと話題になって良いと思うんだけどなあ。潜在読者かなりいるはず。
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ひたすら丁寧にストーリーを追った良作だった。完結。
ブレない世界観、タイトな展開、ストイックな表現。ここまで絞り込まれた作品は近年珍しいのでは。(おれがストーリー物あんま読まないのでそう思うだけかもだけど。)
完結したし読んでない人はまとめて読むと良いんじゃないかな。最初は一気に読まないと追いにくい。
ガワは SF ではあるものの、テーマとしてはヒューマンってことで良いのかな。とは言え LIMBO という仕掛けは作品の重要な土台ではある。
パンデミック物としてみた場合でも新しいアイデアじゃないかな。こういう攻めはマンガや小説みたいに読者に時間が与えらているメディアが向いてるなあと思った。
作画は狭い画角に人の表情を中心とした密度の高い画が続く独特な感じ。作品の内容にマッチしている。というかそういう狙いでそうなってるんだろうけど。大きな流れの中にあって、全体像をつかみかねる登場人物たちが何が起きているのか模索するという構図がすごくそれらしく表現されてる。
人の表情や人体はさすがに上手い。作画のバリエーションに乏しくてカオばっか描いてるマンガとは違う。イケメンたちのイイ表情をたっぷり楽しめる。
個人的にはセスが好きかな。表情に乏しいんだけど、そのせいで余計に思ってる事が出てる感じとか上手い。
ヒューマニズムとしての構図や展開はよくあると言えばよくあるんだけど、そんな批判を「だから何?」と軽く払いのけるタフさがあり、このタフさこそが王道と呼ばれる何かなんだろうと思う。
ルネの記憶の中で、アダムに希望を与えたものが、アンジェラから受け取った自身の言葉が、ルネに希望を与える。アダムの望みがルネの心を捉える。このシーンは何度でも胸をつかまれる。
最近では珍しいドストレートで良質なヒューマンなのでみんな読むといいよ。マンガにこだわらず良いコンテンツを探している人なんか特に。
http://www.burikko.net/people/otaku01.html
コミケット(略してコミケ)って知ってる?いやぁ僕も昨年、二十三
才にして初めて行ったんだけど、驚いたねー。これはまぁ、つまりマ
ンガマニアのためのお祭りみたいなもんで、早い話しマンガ同人誌や
ファンジンの即売会なのね。それで何に驚いたっていうと、とにかく
東京中から一万人以上もの少年少女が集まってくるんだけど、その彼
らの異様さね。なんて言うんだろうねぇ、ほら、どこのクラスにもい
るでしょ、運動が全くだめで、休み時間なんかも教室の中に閉じ込も
って、日陰でウジウジと将棋なんかに打ち興じてたりする奴らが。モ
ロあれなんだよね。髪型は七三の長髪でボサボサか、キョーフの刈り
上げ坊っちゃん刈り。イトーヨーカドーや西友でママに買ってきて貰
った980円1980円均一のシャツやスラックスを小粋に着こなし、数年
前はやったRのマークのリーガルのニセ物スニーカーはいて、ショル
なかなかアレですなw
恒例の「別に出なくてもいいんだよ? 飲み会」にて、いつも大人しくて可愛がられていた経理が遂に爆発した。
「経理ちゃんは美人で得してるねえ」そうですね「経理ちゃんは肩凝りひどそうだねえ」そうですね「妹さんもそうなのお」
バチコーンの音が三回続いた果てにチーフと副社長の「まあまあ」が飛び交い、さらに小一時間たった後、経理はこっちにやってきた。
いつになく顔が真っ赤で、酒臭い。これはアルコール限定解除したっぽいな。
これから話すのはこの経理に関する顛末だ。長くなるが大丈夫な人は聞いていってほしい。主に俺のために。
翌日マグカップに不審なポストイットが貼ってあった。「実はカタチから入るタイプなんで一緒についてきてもらってもいいですか」
謎の距離感に戸惑いつつも俺は、週末に”しまうら”に連行されることになった。
「RPGでも町についたらまず装備を揃えるタイプなんで」誰だってそうだが。
というか経理ってこんなやつだっけ。職場では昼休みとかに話す仲だが、基本無口でイワユルおっとりさんの印象があった。例の宣言が効いてきているのだろうか。
いままでは、タイトなジーンズ・カカトがあまり高くないパンプス。上半身フワリを下半身で締める。フェミニンな見た目だったが窮屈だ。まずはここらを改善していく。
”しまうら”は近年ではラインナップがかなり充実してきているみたいだった。petit price でも大人の全身が問題なく揃うのだ。
昔のユニクロのようにシャツだけはヤメトケみたいなのは無いし、縫製も下手な若者向けブランドよりはよほどシッカリしていて、何より値段が安い。
安すぎて不安が頭をもたげてくるくらいだ。
ねえ、いい大人がスリッポン・アンダー二千円で通勤は流石にどうかと思うし、せいぜい紐靴にしようよ、スニーカーはニューバランスが大正義だよ、革との混合もあるよ。などと申し上げた。
「徹頭徹尾ラクでいいじゃん。ベジータの戦闘服みたいでさ」旧型の肩のないアレか。
やがて試着室から出てきた経理を見て唸らざるを得なかった。なるほど。これはパーフェクトに過ごしやすそうな格好だ。カジュアルコーデに擬態したジャージみたいだ。
実際あまりにも楽チンだったらしく、経理は服のタグを切ってもらい、礼をくれたあと、そのまま着て帰った。
面白いので次の日は早めに出社して、経理の出社を観察することにした。
しまうら装備で全身を固めた経理はさらにサングラスを重ねてやってきた。頭部の強化もバッチリだね。
はたして、モーセが海を割るように、様子をうかがっていた有象無象は散っていった。先週の三連撃が効いているのか、マネージャー界隈も文句は言えないようだった。
ギョッとしたので忘れられないのだが、この朝の経理は仕事の手始めに机の上を、散らかし始めたのだ。書類の束をひっくり返していた。
後にこれについて、経理はまず原則論を説く。「片付いた机は美的見地からみると、良い」環境が美しく整っていれば、それは周りの人間の生産性を向上させる。へえ。
俺などは誰かに片付けろと言ったことも言われたこともないけれど、なんとなく散らかすのが気が引けて、備品の山からくすねてきたブックシェルフやらトレイやらで書類を整頓し、ティッシュボックスを磁石バーで机の天板の裏に貼り付けていた。部署内では割と褒められた。増田クンのとこもキレイだね。となりで仕事してて気持ちいいよ。エヘヘ。
しかし経理は原則を完全に無視した。「個人の効率性の観点からは結論は、全く異なる」いま必要な書類を最も手近な場所に文字通りぶち撒ける。好き放題スペースの許す限り広げる。物理的に距離が近いんだから、アクセス速度は最速になる。
俺の部署にはデジタル管理派も多いのだが、経理は紙の書類を愛した。いわく「紙は縦引きができないが、代わりに解像度が最高で、レスポンスも最速のデバイス」らしい。
不要になったらそのタイミングでガッとまとめる。付けやすく取り出しやすいクリップで留めて雑にボックスにブチ込む。経理はクリップの役目をプラスチックの洗濯バサミに負わせていた。
「もう手段は選ばないことにしましたから」全体が下がったぶんを突出した誰かが補えば、まあ帳尻は合う。
経理は化粧もそこそこに、ときには髪を振り乱して仕事と格闘していた。明確に差が出てきたのは三ヶ月後だった。
チーフを通して噂話として聞いたのだが、解き放たれた経理は旧版の実に二倍の速度で稼働しているだけでなく、こっちの部署からも進んで雑務を引き受けているということだ。俺はこれは咎める必要があると思った。
なあ、華を拒絶だの女を捨てるだの言ってたけどさ、もともとそんな役割みたいなのを経理が背負う理由はないんだし、だから捨てた分を仕事でカバーしなきゃ舐められるみたいなことは考えなくていいんだよ。
無理しなくていいんだよ。
このようなことを赤坂のバーにて弥勒菩薩の表情で述べショットグラスをあおったところ、直ちに喉にチョップを食らった。
ゴッ ゴホッゴホッ な、なにすんねん
「増田のそういうとこ、言うなれば気の抜けたコーラだと思われます。ワンペナね」ペナルティを食らってしまった。
フォローしてくれる気持ちは嬉しいけれども、と断った上で、いまの自分は仕事が純粋に楽しいからやっているのだと打ち明けてくれた。
もはや制限はない。邪魔は入らない。前よりはるかにペースが速い。成果が目に見えて現れる。能力の向上を実感する。成長している感覚が身に染みてわかる。
化粧の省略やら洗濯バサミの工夫やらハードディスクをSSDに変えた話やら完全栄養食の検討やら、エンボディチェア導入の話やら。エンボディチェア?
話には聞いたことのある椅子だ。経理いわく発売日はちょっと古いが、めちゃめちゃ背中にフィットして、時折ぶり返す腰痛のために良いだろうとのこと。
しかしその椅子、とにもかくにも値段が張るはず。ひょっとして十万超えるんじゃないの?
「近所の人同士で直接売り買いできるサイトがあるんですよ。そこで中古を買えば送料込みでもっと安くなる」
うーん、それって経費で落ちるの。っていうかそもそもそこまでやる?
真剣な目だった。
経理はただただ自分の為だけを考えてる。考えればそれは仕事人として当然のあり方である。そんな経理を上から目線で慰めんとした俺は、なるほど気の抜けたコーラである。しつこく粘り気のある苦さが残る(いや無理やりの解釈だこれ。真意不明ナリ)。
酔いでボンヤリとした脳が、まれな顧客との会合のために十万円のセミオーダースーツを注文していたのを思い出していた。もちろん言えなかった。
「増田もわたしも、一日の時間の大半を会社の椅子で過ごすじゃないですか。だったらそこにカネ掛けるのが最もコスパがいい」
気の抜けたコーラを脇目に、拘束具を脱ぎ捨てた経理はすでに周回差をつけつつあるようだ。
夜がふけて、経理は俺の背中にしがみついていた。類人猿ゲーム「Ancestors」で子供のお猿が親のお猿にしがみついてたみたいに。飲みすぎですよ経理さん。
タクシーまで担いでって運ちゃんにドン引きされたあと、マンションに辿り着いた。エレベーターまでが意外に長くて、経理の意識はすでに朦朧としていた。
経理いわく「アルコールが眠気に変換される体質・眠り上戸」らしい。そういうのがあるんだ。
「すみませんねえ…」
キミ体重重いよ。
「一理あるっすねえ… もってくれよぉ! お前のカラダぁ!!」
不意打ちを食らい、よろけてしまった。急に笑かすなや。
経理の部屋の内装は、むしろ男っぽかった。木製の棚板のアイアンのシェルフ。自然色をベースにしたモノトーンに寄せた家具。経理はもともとはこういう奴なのだ。
無印良品と思しき匿名的なベッドに経理を押し込んで、覚悟を決めた。終電は既に消え失せていた。
ある程度以上酔っていると、体質次第では急性アルコール中毒になりかねない。寝ているうちに吐瀉物が喉に詰まって呼吸ができなくなるケースを聞いたことがある。
今夜、この部屋を離れる訳にはいかない。
「ごめんなさいねえ… 増田、男性なのに」そっちにワンペナ、これでチャラな。
応答を聞かず寝入ってしまった経理を尻目に、タバコをくゆらせて一服し、冷蔵庫から引っこ抜いたコーラ缶(150ml増量)をカラにして灰皿とした。これくらいはいいだろうと思ったんだが、これが完全に裏目に出て翌朝こっぴどく叱られてしまう。息つく暇もない、情け容赦なきフルボッコだった。
長くなったが、以上が経理に関するレポートである。俺は考え直さなければならなかった。会社には経理以外も女性がいる。そして俺たち男性についてはどうだろう。
ここに断っておかなければならない。俺は、経理の女性を捨てる観念が必ずしも妥当なものだとは考えていない。相互作用的に周りを巻き込むのは良いが、そもそも捨てずに済むなら越したことはない。
経理なりのリミッター解除の方法が、ただそこにあったんだと思う。
先に述べた顛末のあと俺は海外に飛ばされた。連日ケチャップとマスタードの濃い味ファストフードを食みながら、自らを振り返った。結果、男性であることはむしろ自分自身をブーストする効果があるという結論に至った。
カフェインのような働き。
ギリギリに追い詰められた状況で「おれは男だ!」の考えが、必要なエネルギーを強制的に絞り出す。たちの悪いことには、深いレベルに刷り込まれた思考の習慣は常時起動型の特性なので、都合の良いときにだけ発揮させるのは、たぶん、難しい。
ならば捨てるか。あの人のように。
迷いを残したまま、つい先日、俺は再び日本に舞い戻ってきた。さてじゃあもう一度、元の職場で頑張りますかという矢先に、懐かしの経理から久々のラインが来たんだ。
皮を被り直したみたいに、経理ははじめ、煮え切らないスタンプでごにょごにょ言っていた。
そういうのいいから、さっさと用件を言ってくれと頼むと、
結婚が決まった、とのこと。
おめでとう。間髪をいれずにクラッカーを打ち鳴らすスタンプを出すことができた。職場の外では女性である。解っていたことだ。もちろん。
ここ三年で知り合いの女性の八割(八人)もが結婚した。良いことだろう。人生を前に進めた、という言い方はペナルティを食らうかもしれないが。
でも正直にぶちまけるとこのとき瞳は高速でサッカード運動を繰り広げていた。お・お・お・め・め・め・ででで
これからどうしよう。
何もかも押し殺して「割と仲の良い社員ふたり」の関係に落ち着く?
この世界で誰も彼もがやってきたように。自分の気持ちに蓋をして「男女の友情はあるんだ」学派に転向したフリをする。
生活を、やっていく。
みんながやっているように。それが男… いや人間の強さである。これこそが真の勇気である。
そんな振る舞いができるだろうか。
「できる」んだなあ。
どうしようもなく「可能」なんだよなあ。そういうのはさあ。
おしっこを漏らした。
右足に温かい液体が流れてインディゴブルーのジーンズをブラックに染める。
それはアンクルソックスにたどりつくとスニーカーの内外に溢れ出て道路に広がっていく。
困惑と怒りが混ざりあった母の声が聞こえる。
「お兄ちゃんしっこでちゃったのー?」
我慢できなかったのは事実だし、30メートルも戻ればすぐそこにあるセブンイレブンでトイレを借りればよかったのは事実だ。
でも俺は間違いなくおしっこを漏らしたんだ。今ここで。
「たかくんちょっと待ってな、おじさんがしまむらでパンツ買ってきてやるから。駐車場に戻って待ってなよ」
一緒にいた叔父が少し離れたしまむらまでパンツを買いに走ってくれた。
それから俺と母と弟は立体駐車場の母の車まで戻り叔父が帰るのを待った。
母は俺が車に座るのを許さなかった。
後部座席のドアを開けると、そのドアで隠しながらズボンとパンツを脱ぐように指示する。
弟のはしゃぐ声が聞こえるが母は呆れたように無視してスマホをいじっていた。
立体駐車場はすごく静かだった。
たまに車も通るがドアで隠された下半身裸の俺は見えないようだ。
投げつけるように母から渡されたウェットティッシュで体を拭う。
アルコール成分が少しピリピリとしみて、秋風を感じる空気がひんやりと感じられ気持ち良かった。
今考えるとそのあと叔父が来るまでにかかった時間は20分もないのだが、俺にとっては何倍にも感じるものであった。
俺はただぼーっとそこで自分のことを考えていた。
地球はすごく広くて1人では歩き尽くせ無いくらい広いのに、現代人がおしっこをする場所は極々僅かな決められた場所でしかない。
そしてその掟に背いた者は俺のような運命をたどる。
虚しいような、悔しいような、でも何故か少しだけ清々しい気分が入り混じった変な感情。
俺は何なのだろう。
「たかくーんお待たせ!」
優しい叔父はパンツだけではなく靴下とフリーサイズのカーゴパンツのようなものまで買ってきてくれた。
俺のお漏らしは終わった。
帰宅後、寝る前に母に今日のことを謝ると「なにか辛いことがあったら言いなさいよ」とだけ言われた。
翌朝、手洗いして部屋干ししたジーンズが徐々に元のインディゴブルーに戻っていくのを確認して学校に向かった。
恐らくもう俺は高齢者となるまでおしっこを漏らすことはないだろう。
でもこの前の経験はきっと一生忘れない。
「女性はハイヒールを履かなきゃいけない」とか「女性は化粧をしなければならない」とかって女性の自縄自縛じゃないの?
いや何十年も前のオッサンがそういう圧力をかけたのが慣習として残ってるとかかもしれんけど今の男性には無いでしょ。
だって男性が女性と会ったとき「ハイヒールじゃないなんて失礼だ」とか思う?
たぶんハイヒールかどうかすら見てないよね。
靴の種類だって「ハイヒールかスニーカーかそれ以外」くらいの認識だろうし。
化粧だってよく「ナチュラルメイクをスッピンだと思ってる男」みたいな話もあるくらいだし。
ひと目見て「化粧してんな」って感じだとむしろ「厚化粧」って思うのが男じゃないの?
化粧してない女性に「スッピンは失礼」って言ってる男って誰なの?
まーじで別の世界線を生きてる感じがしてくるよな。
ヒールが履けない人がいること、世間でどれくらいの人が知ってるのかな。
私は卵巣癌になって卵巣を取った。その時転移を防ぐために脚のリンパ節を取ったの。
リンパ節を取っても細いリンパ線が周りに残ってるから普通に暮らす事は出来るんだけど、リンパ浮腫になる可能性が出てくる。
リンパ浮腫と言うのはすっごくむくんじゃうこと。脚のリンパ節を取った場合は脚ね。
普通に足がむくんだ人はその内もどるけど、リンパ浮腫は治らない。一度膨らんだ風船が萎んでも元には戻らないのと同じだって。
リンパ浮腫になったひとはお婆ちゃんが履くような分厚い医療用のストッキングを夏でも履いてる。手術を受けてまだなってない人は、いつか自分も発症するんじゃないかとビクビクしている。
リンパ浮腫になるからヒールもダメ、ジャンプもダメ、足組むのもダメ、コタツもダメ、正座もダメ。
テレビのファッションチェックなんかでタレントが「あー、靴がダメですね。この服にペタンコ靴とかありえなーい」とか言ってるのを見ると、この人達は色々な事情があってヒールが履けない人もいるって考えたことないんだろうと思う。
女性に人気のシューズブランドがヒールしか出してないと、おいおいデザイナー真面目にやれよと思う。
靴づくりの教室に通って自分で作ろうかと思ったこともあるけど結局やめた。そうやって頑張って作ったって、それは私が本当に履きたい靴じゃないもの。
退院したばかりの頃は、道でサンダルやヒールの人とすれ違うだけでも辛かった。
友達は「私は最近スニーカーばかりだよ」と言ってくれたけど、選択肢の一つとしてスニーカーを選ぶのと、スニーカーしか履けないことは全然違うんだよ。
巨乳女性の意見が聞きたいみたいなブコメをいくつか見たような気がするから、一巨乳女性として気持ちを書くよ。ちなみに巨乳という言葉は嫌い。美しくないから。
あ、アンダーが70もあったら巨乳じゃないというなら、すみません。無視してくださいね。
・初めて男性からの露骨な視線を感じたのは大学一年のころ、駅のホームですれ違ったサラリーマン。その頃すでにDカップくらいあって、でも胸が大きいと思っていなかった(ぼんやりした子だったので、セルフイメージが曖昧だった)ので、そんな視線を向けられることに恐怖した。
・新卒で入った会社、女性が多くておおよそみんな仲良かった。ある時、会社の懇親会でお酒が入った女性たちに「胸おっきいよね、いいね、触らせて」と言われ、うまく断れずにまごまごしている内に、3〜4人の女性に一度に手を伸ばされ触られた。心底嫌だった。
・可愛いと思ったブラジャー、Dカップまでしかなかったりする。男性なら足が大きすぎ(小さすぎ)て欲しいスニーカーのサイズが存在しない感じか。仕方ないけど、つまんないよね。
・恋人が喜んでくれるのはうれしいが、喜ばれすぎるとこいつは私の人格より胸が好きなのかと思う。そんなことを思う自分がめんどくさい。適切なサイズだったら思わなかっただろうか。
②例のポスターについて
・若いころは胸を強調させられた女性のイラストを心底嫌だと思っていた。
・私からは男性向けの巨乳イラストはひどく下品に見えて、私も同じように下品なものとして見られているのだろうかと思っていた。
・若く未熟であった私の中では、イラストの巨乳への視線と生身の自分の胸への視線が混同されていたように思う。
・年齢を重ねて、変に胸を強調せずに、それでいて変に隠しすぎることもない服装をうまく身につけられるようになってからは、他者の視線も気にならなくなった。
・見られていないのか、見られていても気にならなくなったのかは分からない。
・そして今の私から例のポスターについては、若い頃の嫌だった記憶に引きずられて多少の嫌悪感はあるものの、他人事であり、あまり感想はない。
・でもやっぱり公共の場所で女性の身体の一部が強調された絵を見るのは、あまり気持ちの良いものではない。
・巨乳なんて言って多くの人は特別視するけど、私にとっては24時間365日身体にくっついていて、まったくもってただの身体の一部でしかない。手の甲のホクロや、左右が少し非対称な頭蓋骨と何も変わらない。
・ただ、取り外し不可能で、隠し倒すことも困難なものではあるので、みんなあんまり特別視しないでよ、とは思う。
【追記】
あまり周りに胸の大きな女性がいないので、そのくらい大きく構えてもいいのかなと思ったよ。
ひみつだよ。
というか、増田以外は使ってないよ。
ひとつだけ、これは私が書いたよ。おっさん呼ばわりされてちょっと悲しかったな。
他のみなさんも、反応してくれてありがとう。
へいふく【平服】
とはいえレストランウェディングや社長の通夜にユ●クロのデニム履いて行ったらたぶんぶっ飛ばされますが、いわゆる「平服マナー」というものは常に無条件に適用されるものでありましょうか。
ファンが自由に参列できるような著名人の「お別れの会」の類は、「平服でお越しください」という案内が通例のようです。
(この場で直接お名前を出すのは控えますが)ある偉大な漫画家さんの「お別れの会」でも、「平服でお越しください」とのアナウンスが行われていました。会には、ダウンジャケットにニット帽のお爺さんも、抱っこ紐をつけた子連れのお母さんもいらっしゃいました。リュックサックを背負った若い男性も、スニーカーの若い女性もいらっしゃいました。長年まんがを描き続け、老若男女に愛された氏らしいすばらしい会になったことと思います。
4年ほど前のことですが、当時は特に服装について問題視されることも、疑問を呈されることもなかったと記憶しています。
インターネット上には、色々な方の「お別れの会」の様子をとらえた写真が数多くあります。
(お偲びの場の写真を無神経に撮るのも、それをインターネットに上げるのもいかがなものかという議論はひとまず置いておくことにしましょう)
多くの場合、一般参列者は文字通りの「平服」、普段着で参加していらっしゃいます。学生さんなどのお若い方だけではなく、お子さん連れや、ご年配の方も含めてです。
平服=略礼服は、特定のシチュエーションにおいては確かに正解であるが、常に無条件に適用されるルールではない−−というのが、私の見解です。
とはいえ私は「だから服装なんてやりたい放題でいいじゃん!」と言いたいわけでもありません。
どういう方がなぜ亡くなられたのか、関係者は今どういう心境でいるのか。それによって、参列者が取るべき態度はまた変わってくるのかもしれません。
「主催側がどういう意図で言っているのかはっきりしない以上、失礼のない服装で行けば間違いない」というのも、一つの正解だと思います。
「普段着で来る大多数の人がちょっと非常識なだけで、良識ある大人ならきちんと略礼服を着るべきだ」というのも、また一つの考え方だと思います。
花森さんは女性の気持ちを理解するためにおばさん型女装を最後まで貫いてた左派っぽい婦人雑誌の編集長なのね
家電の実験で企業のタイアップをシャットアウトして公平をつらぬいてたりして惜しまれたんだけど
みんなファッションすてて実利を取ろう、靴ならもちろんぺたんこ靴にしたほうがいいよっていう人
で、「運動」はたぶん女子大生のジーンズとかと間違えてると思う
どちらにせよ2016年ごろ宮川大輔がいってQでヒール履いて走る競争のお祭りにでたときにもいってたけど
そもそもファッションに準じる意味ではボディピアスとかとおなじでけっこう過激な履物
人道的な見地を捨てている
もともと自分で歩かなくていいルイ3世時代の貴族の履物がルーツ
ただ営業用、芸能用は非人道的なくらいが丁度いいんだろうし一般化してるだけ
NYのキャリアウーマンも通勤はスニーカー、職場についてヒールに履き替えてる
ヒールを履きたいという運動があるとしたら、女性が「事務職(補助職)」から「一般職」になりたいという流れの一部だろうね
自分自身の名刺を持ちたいとかいう意味合いとおなじ、あるいは男性でいうホワイトカラーにならせてくれという意味で「ネクタイを締める仕事がしたい」というのと似ているかな 男だってネクタイの締め心地が好きでいってるわけじゃないだろう
被保護者として扱うのではなく交渉できる程度の責任をもたせろ、威圧的ファッションを身に着けてよい仕事につけろということ
未だに一般職女性公務員は人にあわないときも常にヒールってのも本末転倒
よってKOOTOOは意味がある