はてなキーワード: C型肝炎とは
結果は陰性。せっかくなので体験談を書く。
日和見感染症である帯状疱疹と水イボ(伝染性軟属腫)になったから。帯状疱疹はまあ若い人でもなる人はいてそこまで珍しくないけど、水イボはマジで珍しいらしく、半年くらい治らなかったので皮膚科に行ったら、開口一番「HIV感染に心当たりは?」と聞かれた。
開発途上国に住んでたり入院したりした経験があって、ちょっと不安だったので受けることにした。
週に一回県内各地の保健所で、HIV、梅毒、B/C型肝炎、クラミジアの検査を無料でやってる。地元の保健所に電話して申し込む。名前は言う必要はなく、性別と年齢のみ伝えて、なんの検査を受けたいか、心当たりがあるかを聞かれた。前述の話をして2週間後に空きがあるということで予約する。無料なのでHIVだけでなくB/C型肝炎と梅毒の検査も受けることにした。クラミジアは尿検査で面倒なのでパス。
保健所に行くと、「→検査」と書かれた立て看板があり、それに沿って行くと検査室の前にベンチが並んでいて、検査ごとに必要な書類を書きながら順番を待つ。書類は心当たりについてと、検査結果の用紙(有料)が欲しいかどうか。他にも待ってる人がいて、帽子とマスクの完全防備だった。
順番が来て検査室に入り、書類に書いた心当たりの詳細のほかに、現状なにか症状があるのかを聞かれる。体重減少とか風邪をひきやすいかとか。で、普通に採血して終了。番号が書かれた紙をもらい、結果を聞きに来るときに必要になるとのこと。
検査する曜日と同じ曜日の午前中(検査は午後)に結果を受け取れる。2週間後には結果が出る。予約は必要なく、検査当日にもらった紙を持っていけば良い。検査室に行くと、結果が書かれた紙を見ながら説明を受け、性感染症についての冊子を渡されて終了。
完全に匿名で受けられて感心した。それだけ性感染症は今でも差別されてるのかと思った。別にやましいことしてなくてもかかる時はかかると思うんだけどね。保健所内ではそれほどプライバシーが守られるわけではないので(窓口の目の前を通って検査室に行くし、待合のベンチも特に隠されているわけではなく、検査室内の声は丸聞こえだった)気になる人は気になりそう。でも帽子とマスクしてれば多分誰にもバレないし、やってる自治体が多いみたいだから気になる人は受けに行こう。
子孫を残したいだけならレイプなんてしなくても精子バンクに登録すればいいだろ
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank#sec06
日本国籍を有する者
(2)生活
たばこを吸ったことがない、あるいは、喫煙歴が合計1年以下であり、過去3か月以内ではないこと
犯罪歴がないこと
(3)精子所見
(4)感染症
次の感染症が全て陰性で、既往もないこと。また、これを6ヶ月ごとに継続的に検査すること
HTLV1
50歳以下で亡くなった3親等以内の血族が2名以下であること
本人と3親等以内の血族の家族歴から、特定の遺伝性疾患、先天性疾患、難病指定の疾患における家族歴がないこと
(6)倫理観
生命倫理観を持ち、社会的配慮があること。精子提供における倫理観について自分の意見をもっていること
(7)精神面
精神疾患の既往がないこと、安定していること
(8)その他
他の精子バンクで精子凍結をしていないか、他の精子バンクで既に精子の凍結をしている場合はその凍結バイアル数が2バイアル以下であること
サリドマイド(1961)
厚労省「鎮痛・睡眠剤で奇形児が生まれる?んなわけねーじゃんw常識的に考えろ」 → 「わりいwやっぱ奇形児生まれちゃったわw当選者1000人だけど309人しか認めねーからwww」
スモン(1970)
厚労省「風邪薬や整腸剤で末梢神経障害?ないないwただの伝染病だからw」 → 「わりいwやっぱ下肢麻痺とか視覚障害あるわw当選者なんと1万2000人www」
筋短縮症(1973)
厚労省「子供に筋肉注射で手足が動かなくなる?んなわけあるかwデマ流すなw」 → 「わりいwやっぱ動かなくなるわw当選者9000人www」
厚労省「アメリカの売血非加熱製剤でエイズに感染?お前ら頭Qの陰謀論者かよw」 →
厚労省「ワクチンの副反応で髄膜炎や脳症?くだらん言いがかりやめーやw」 → 「わりいwやっぱ死ぬし生き残っても重い後遺症残るわw当選者2000人ww」
厚労省「手術に使用する乾燥硬膜でヤコブ病?頭おかしいんじゃねーのw」 → 「わりいwそれやっぱブリオンに汚染されてたわw当選者100人www」
厚労省「血液製剤でC型肝炎?おいおいw薬害エイズじゃねーんだからさあw」 → 「わりいwやっぱ肝炎になるわw当選者久しぶりの1万人www」
厚労省「抗ガン剤で死ぬ?妄想やめろwこれ副作用のない"夢の薬"だよ?w」 → 「わりいwやっぱ死ぬわw当選者600人www」
弱者男性だとバレずに子孫を残せるぞ?
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank#sec06
日本国籍を有する者
(2)生活
たばこを吸ったことがない、あるいは、喫煙歴が合計1年以下であり、過去3か月以内ではないこと
犯罪歴がないこと
(3)精子所見
(4)感染症
次の感染症が全て陰性で、既往もないこと。また、これを6ヶ月ごとに継続的に検査すること
HTLV1
50歳以下で亡くなった3親等以内の血族が2名以下であること
本人と3親等以内の血族の家族歴から、特定の遺伝性疾患、先天性疾患、難病指定の疾患における家族歴がないこと
(6)倫理観
生命倫理観を持ち、社会的配慮があること。精子提供における倫理観について自分の意見をもっていること
(7)精神面
精神疾患の既往がないこと、安定していること
(8)その他
他の精子バンクで精子凍結をしていないか、他の精子バンクで既に精子の凍結をしている場合はその凍結バイアル数が2バイアル以下であること
https://www.haramedical.or.jp/content/provision/bank#sec06
日本国籍を有する者
(2)生活
たばこを吸ったことがない、あるいは、喫煙歴が合計1年以下であり、過去3か月以内ではないこと
犯罪歴がないこと
(3)精子所見
(4)感染症
次の感染症が全て陰性で、既往もないこと。また、これを6ヶ月ごとに継続的に検査すること
HTLV1
50歳以下で亡くなった3親等以内の血族が2名以下であること
本人と3親等以内の血族の家族歴から、特定の遺伝性疾患、先天性疾患、難病指定の疾患における家族歴がないこと
(6)倫理観
生命倫理観を持ち、社会的配慮があること。精子提供における倫理観について自分の意見をもっていること
(7)精神面
精神疾患の既往がないこと、安定していること
(8)その他
他の精子バンクで精子凍結をしていないか、他の精子バンクで既に精子の凍結をしている場合はその凍結バイアル数が2バイアル以下であること
サリドマイド(1961)
厚労省「鎮痛・睡眠剤で奇形児が生まれる?んなわけねーじゃんw」 → 「わりいwやっぱ奇形児生まれるわw当選者1000人だけど309人しか認めねーからwww」
スモン(1970)
厚労省「風邪薬や整腸剤で末梢神経障害?ないないw伝染病だよそれ」 → 「わりいwやっぱ下肢麻痺とか視覚障害あるわw当選者なんと1万2000人www」
筋短縮症(1973)
厚労省「子供に筋肉注射で手足が動かなくなる?んなわけあるかw」 → 「わりいwやっぱ動かなくなるわw当選者9000人www」
薬害エイズ(1983)
厚労省「アメリカの売血非加熱製剤でエイズに感染?おまえ頭Qだろw」 → 「わりいwやっぱHIV感染するわw当選者2000人www」
厚労省「ワクチンの副反応で髄膜炎や脳症?言いがかりやめてよw」 → 「わりいwやっぱ死ぬし生き残っても重い後遺症残るわw当選者2000人ww」
厚労省「手術に使用する乾燥硬膜でヤコブ病?頭おかしいんじゃねーのw」 → 「わりいwそれやっぱブリオンに汚染されてたわw当選者100人www」
厚労省「血液製剤でC型肝炎?薬害エイズじゃねーんだからさあw」 → 「わりいwやっぱ肝炎になるわw当選者久しぶりの1万人www」
実際にあった薬害を紹介するのもアウトになりそうで怖いな
厚生労働省に置いてある誓いの碑を紹介しただけでもBAN?
営業やコンサルをやっていて性病になったり、ヤバ客に付き纏われたり、
繰り返すけどデジタルセックスワークなら消極的に有りだと思うよ
メンヘラだと思うので人の親にはならないで欲しいけど
性風俗のお仕事をされる場合、特に性感染症への注意が必要です。性感染症には、代表的なものでは下記のようなものが挙げられます。
梅毒、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、膣トリコモナス症、毛ジラミ症、B型肝炎、C型肝炎、HIV感染症、などがあります。
腹痛、外陰部のかゆみ、痛み、おりものの異常、おりものの匂いがきになる、外陰部のいぼ、おでき、水ぶくれ、潰瘍、なかなか治らない手や足の赤い湿疹、微熱が続く、などなど、気になる症状がある時は、婦人科の受診をおすすめします。また、症状が無くても感染している場合もあります。
性風俗のお仕事をされている場合、症状が無くても定期的な性感染症(性病)の検査が必要です。性感染症には潜伏期間があります。潜伏期間というのは、感染しても症状が出ない、または検査しても出ない期間のことを言います。性感染症の病気や潜伏期間、症状についてご説明します。
単純ヘルペスウイルスI型もしくはⅡ型によって起こる病気です。潜伏期間は2日から10日で、外陰部に痛みやかゆみ、水ぶくれができ、それが崩れて潰瘍になります。初めての感染では38度くらいの発熱、頭痛、痛みで排尿ができないなど、入院するような重症になることもあります。再発の場合は、症状は比較的軽く、前回と同じ場所に水ぶくれや潰瘍ができます。ヘルペスが出る前にかゆみや痛み、神経痛のような症状が出ることもあります。ヘルペスウイルスが一旦体に入ると、完治することがないため、症状が出ていない時も膣の分泌物内にウイルスが排菌されています。これを無症候性排泄といいます。セックスの相手の免疫力が低下している場合や、相手の性器に傷があるとそこからウイルスが感染します。直接膣内に、ペニスが挿入されていなくても、水ぶくれや潰瘍に触れると感染する可能性があります。また、家族間で濡れたバスタオルを使いまわしたりすると、感染することがあります。
2)淋菌感染症
淋菌による感染症であり、主に男性の尿道炎、女性の子宮頸管炎を引き起こします。(女性でも尿道炎になる事があります)男性では2日から7日の潜伏期間ののちに症状が出ますが、女性では無症状の例が多く、感染していてもまだ治療を受けていない事が多く見られます。腹膜炎を起こすこともあり注意が必要です。のどの淋菌感染症は治りにくいこともあり、治療後は必ず再検査を行います。クラミジアに続き、頻度の高い性感染症です。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
大変頻度の高い性感染症です。女性の場合は、感染後1−3週間で発症するといわれています。感染すると子宮から卵管を経て、お腹の中に侵入し、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎を起こすことがあります。卵管の癒着は子宮外妊娠の原因になり、不妊症の原因になります。女性のクラミジア感染症は、性交後の出血、おりものが多い、水っぽい、おりものが臭う、腹痛などの症状があることもありますが、全く無症状のことも多く、検査しないとわからないこともあります。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
4)梅毒
梅毒は2015年くらいから日本でも大変流行しています。梅毒の病原体であるTreponema pallidum subspecies pallidum(T.p.)による感染症で性行為またはそれに類する行為により感染します。一般に皮膚や粘膜の小さなきずからT.p.が入る事で感染します。梅毒はその感染時期によって第1期から第4期に分けられます。
5)B型肝炎
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が感染して起こります。HBV感染では性行為による感染ののち、2−6週でHBs抗原が陽性化します。感染者の血液や体液に触れると感染する可能性があります。 感染力が強いので、キス、オーラルセックス、性行為で感染します。同じ食器を使用しても感染することがあります。症状は倦怠感、微熱、悪心(ムカムカする)嘔吐、黄疸(白目の部分が黄色くなる)などの症状がありますが無症状のこともあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
6)C型肝炎
C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる病気です。B型肝炎に比べて感染力は強くありませんが、性交渉も感染経路の一つですがその頻度は低いとされています。症状は倦怠感などがあることもありますが、無症状で健康診断などの血液検査で肝機能障害を指摘されて発見されることもあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
HIV(Human Immunodeficiency Virus)感染症は、血液、体液などを介して感染する感染症で、現在日本では、異性間(男女間)または男性同性間(男性と男性)の性的接触が主な感染経路です。感染者の多くは感染していることを自覚していないため、他の人に移していることや、効果的な治療を受けることもなく、エイズ(Acquired Immunodeficiency Syndrome AIDS)を発症する患者さんもいます。他の性感染症にかかっていると、局所の傷害のためにHIVを伝搬しやすくなるとともに、感染を受けやすい状況になります。
潜伏期間は、数週間~十数年間です。感染初期に、発熱、のどの痛みや倦怠感などのインフルエンザに似た症状が出ることもありますが、数週間でおさまります。抵抗力が落ちてくると、発熱や下痢などの様々な症状があらわれ、さらに病気が進行すると、肺炎(ニューモシスチス肺炎)や脳炎(HIV脳症)になったり、腫れもの(カポジ肉腫)ができたりするなどの日和見感染症や悪性腫瘍を併発します。必ず、定期的に検査をしましょう。
当クリニックでも自費で検査ができます、またお住いの地方自治体で(区役所など)無料の検査が受けられます。匿名でも受ける事ができます。詳しくはお住まいになっている区役所や市役所のウェブサイトをご覧ください。
8)尖圭コンジローマ
潜伏期間は、約2.8ヶ月と言われています。HPVウイルス(6型11型)が原因で起こるウイルス性のイボです。コンドームを使用していても、コンドームで覆われていないところ、ペニスの根元、肛門周囲や、男性の陰嚢などにイボがあれば、それに触れたところに感染する可能性があります。相手の免疫力が低かったり、傷があったりするとそこからウイルスが侵入してイボを作り、どんどん増えます。一旦治ったように見えても潜伏感染している事があり、妊娠中に再発し、大きくなることがあります。出産の時に赤ちゃんののどに感染するとイボができて窒息することもあるため、子宮頸がんのワクチンにコンジローマのワクチンが組み込まれました。現在、日本で取り扱いのある4価のワクチン、ガーダシルに含まれています。詳しくはこちらをご覧ください。子宮頸がんワクチンの接種ご希望の際はクリニックまでお電話ください、予約制になります。
潜伏期間は4日から7日くらいで、黄色の悪臭のするおりものが出ます。外陰部のかゆみ、痛み、おりものが多い、変な臭いがする、性交時や性交後の出血などの症状があります。トリコモナスは性行為で感染することが多いですが、まれに公衆浴場などで感染することもあります。タオルやお風呂の椅子、シーツなどでも感染することがあります。男性は検査をしても出にくいことがあり、保菌者となっている可能性もあります。
10)毛ジラミ症
吸血性昆虫であるケジラミが寄生することによって発症し、主に性行為によって感染します。主な寄生部位は陰毛ですが、頭にも寄生することがあります。稀な性感染症ですが、かゆみを伴い、下着に小さな黒いしみ(吸血された後の皮膚からの出血による小さい点状のしみ)が認められることがあります。発症の多くは感染1−2ヶ月後が多い様です。あまりかゆみを訴えない患者様もいらっしゃいます。産卵後、卵は7日前後で孵化し、脱皮し3齢幼虫を経て約20日前後で成虫となり、1−2日後に卵を産み始めます。ライフサイクルは3−4週間です。主に陰毛や頭髪の根元に卵を産みますが、セメント様物質なので、なかなか洗っても取れません。陰毛に何か白い小さな粒がついていたら要注意です。すぐに毛を全部剃るか、スミスリンシャンプーかパウダー(薬局に売っています)を使うと治療できます。シーツなどでうつることもあるため、下着や枕カバー、ソファーカバー、シーツなどは洗濯して乾燥させ、アイロンをかけると毛ジラミの卵が付いていても死んでしまいます。
単純ヘルペスウイルスI型もしくはⅡ型によって起こる病気です。潜伏期間は2日から10日で、外陰部に痛みやかゆみ、水ぶくれができ、それが崩れて潰瘍になります。初めての感染では38度くらいの発熱、頭痛、痛みで排尿ができないなど、入院するような重症になることもあります。再発の場合は、症状は比較的軽く、前回と同じ場所に水ぶくれや潰瘍ができます。ヘルペスが出る前にかゆみや痛み、神経痛のような症状が出ることもあります。ヘルペスウイルスが一旦体に入ると、完治することがないため、症状が出ていない時も膣の分泌物内にウイルスが排菌されています。これを無症候性排泄といいます。セックスの相手の免疫力が低下している場合や、相手の性器に傷があるとそこからウイルスが感染します。直接膣内に、ペニスが挿入されていなくても、水ぶくれや潰瘍に触れると感染する可能性があります。また、家族間で濡れたバスタオルを使いまわしたりすると、感染することがあります。
2)淋菌感染症
淋菌による感染症であり、主に男性の尿道炎、女性の子宮頸管炎を引き起こします。(女性でも尿道炎になる事があります)男性では2日から7日の潜伏期間ののちに症状が出ますが、女性では無症状の例が多く、感染していてもまだ治療を受けていない事が多く見られます。腹膜炎を起こすこともあり注意が必要です。のどの淋菌感染症は治りにくいこともあり、治療後は必ず再検査を行います。クラミジアに続き、頻度の高い性感染症です。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
大変頻度の高い性感染症です。女性の場合は、感染後1−3週間で発症するといわれています。感染すると子宮から卵管を経て、お腹の中に侵入し、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎を起こすことがあります。卵管の癒着は子宮外妊娠の原因になり、不妊症の原因になります。女性のクラミジア感染症は、性交後の出血、おりものが多い、水っぽい、おりものが臭う、腹痛などの症状があることもありますが、全く無症状のことも多く、検査しないとわからないこともあります。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
4)梅毒
梅毒は2015年くらいから日本でも大変流行しています。梅毒の病原体であるTreponema pallidum subspecies pallidum(T.p.)による感染症で性行為またはそれに類する行為により感染します。一般に皮膚や粘膜の小さなきずからT.p.が入る事で感染します。梅毒はその感染時期によって第1期から第4期に分けられます。
5)B型肝炎
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が感染して起こります。HBV感染では性行為による感染ののち、2−6週でHBs抗原が陽性化します。感染者の血液や体液に触れると感染する可能性があります。 感染力が強いので、キス、オーラルセックス、性行為で感染します。同じ食器を使用しても感染することがあります。症状は倦怠感、微熱、悪心(ムカムカする)嘔吐、黄疸(白目の部分が黄色くなる)などの症状がありますが無症状のこともあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
6)C型肝炎
C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる病気です。B型肝炎に比べて感染力は強くありませんが、性交渉も感染経路の一つですがその頻度は低いとされています。症状は倦怠感などがあることもありますが、無症状で健康診断などの血液検査で肝機能障害を指摘されて発見されることもあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
HIV(Human Immunodeficiency Virus)感染症は、血液、体液などを介して感染する感染症で、現在日本では、異性間(男女間)または男性同性間(男性と男性)の性的接触が主な感染経路です。感染者の多くは感染していることを自覚していないため、他の人に移していることや、効果的な治療を受けることもなく、エイズ(Acquired Immunodeficiency Syndrome AIDS)を発症する患者さんもいます。他の性感染症にかかっていると、局所の傷害のためにHIVを伝搬しやすくなるとともに、感染を受けやすい状況になります。
潜伏期間は、数週間~十数年間です。感染初期に、発熱、のどの痛みや倦怠感などのインフルエンザに似た症状が出ることもありますが、数週間でおさまります。抵抗力が落ちてくると、発熱や下痢などの様々な症状があらわれ、さらに病気が進行すると、肺炎(ニューモシスチス肺炎)や脳炎(HIV脳症)になったり、腫れもの(カポジ肉腫)ができたりするなどの日和見感染症や悪性腫瘍を併発します。必ず、定期的に検査をしましょう。
当クリニックでも自費で検査ができます、またお住いの地方自治体で(区役所など)無料の検査が受けられます。匿名でも受ける事ができます。詳しくはお住まいになっている区役所や市役所のウェブサイトをご覧ください。
8)尖圭コンジローマ
潜伏期間は、約2.8ヶ月と言われています。HPVウイルス(6型11型)が原因で起こるウイルス性のイボです。コンドームを使用していても、コンドームで覆われていないところ、ペニスの根元、肛門周囲や、男性の陰嚢などにイボがあれば、それに触れたところに感染する可能性があります。相手の免疫力が低かったり、傷があったりするとそこからウイルスが侵入してイボを作り、どんどん増えます。一旦治ったように見えても潜伏感染している事があり、妊娠中に再発し、大きくなることがあります。出産の時に赤ちゃんののどに感染するとイボができて窒息することもあるため、子宮頸がんのワクチンにコンジローマのワクチンが組み込まれました。現在、日本で取り扱いのある4価のワクチン、ガーダシルに含まれています。詳しくはこちらをご覧ください。子宮頸がんワクチンの接種ご希望の際はクリニックまでお電話ください、予約制になります。
潜伏期間は4日から7日くらいで、黄色の悪臭のするおりものが出ます。外陰部のかゆみ、痛み、おりものが多い、変な臭いがする、性交時や性交後の出血などの症状があります。トリコモナスは性行為で感染することが多いですが、まれに公衆浴場などで感染することもあります。タオルやお風呂の椅子、シーツなどでも感染することがあります。男性は検査をしても出にくいことがあり、保菌者となっている可能性もあります。
10)毛ジラミ症
吸血性昆虫であるケジラミが寄生することによって発症し、主に性行為によって感染します。主な寄生部位は陰毛ですが、頭にも寄生することがあります。稀な性感染症ですが、かゆみを伴い、下着に小さな黒いしみ(吸血された後の皮膚からの出血による小さい点状のしみ)が認められることがあります。発症の多くは感染1−2ヶ月後が多い様です。あまりかゆみを訴えない患者様もいらっしゃいます。産卵後、卵は7日前後で孵化し、脱皮し3齢幼虫を経て約20日前後で成虫となり、1−2日後に卵を産み始めます。ライフサイクルは3−4週間です。主に陰毛や頭髪の根元に卵を産みますが、セメント様物質なので、なかなか洗っても取れません。陰毛に何か白い小さな粒がついていたら要注意です。すぐに毛を全部剃るか、スミスリンシャンプーかパウダー(薬局に売っています)を使うと治療できます。シーツなどでうつることもあるため、下着や枕カバー、ソファーカバー、シーツなどは洗濯して乾燥させ、アイロンをかけると毛ジラミの卵が付いていても死んでしまいます。
性風俗のお仕事をされる場合、特に性感染症への注意が必要です。性感染症には、代表的なものでは下記のようなものが挙げられます。
梅毒、淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、膣トリコモナス症、毛ジラミ症、B型肝炎、C型肝炎、HIV感染症、などがあります。
腹痛、外陰部のかゆみ、痛み、おりものの異常、おりものの匂いがきになる、外陰部のいぼ、おでき、水ぶくれ、潰瘍、なかなか治らない手や足の赤い湿疹、微熱が続く、などなど、気になる症状がある時は、婦人科の受診をおすすめします。また、症状が無くても感染している場合もあります。
性風俗のお仕事をされている場合、症状が無くても定期的な性感染症(性病)の検査が必要です。性感染症には潜伏期間があります。潜伏期間というのは、感染しても症状が出ない、または検査しても出ない期間のことを言います。性感染症の病気や潜伏期間、症状についてご説明します。
単純ヘルペスウイルスI型もしくはⅡ型によって起こる病気です。潜伏期間は2日から10日で、外陰部に痛みやかゆみ、水ぶくれができ、それが崩れて潰瘍になります。初めての感染では38度くらいの発熱、頭痛、痛みで排尿ができないなど、入院するような重症になることもあります。再発の場合は、症状は比較的軽く、前回と同じ場所に水ぶくれや潰瘍ができます。ヘルペスが出る前にかゆみや痛み、神経痛のような症状が出ることもあります。ヘルペスウイルスが一旦体に入ると、完治することがないため、症状が出ていない時も膣の分泌物内にウイルスが排菌されています。これを無症候性排泄といいます。セックスの相手の免疫力が低下している場合や、相手の性器に傷があるとそこからウイルスが感染します。直接膣内に、ペニスが挿入されていなくても、水ぶくれや潰瘍に触れると感染する可能性があります。また、家族間で濡れたバスタオルを使いまわしたりすると、感染することがあります。
2)淋菌感染症
淋菌による感染症であり、主に男性の尿道炎、女性の子宮頸管炎を引き起こします。(女性でも尿道炎になる事があります)男性では2日から7日の潜伏期間ののちに症状が出ますが、女性では無症状の例が多く、感染していてもまだ治療を受けていない事が多く見られます。腹膜炎を起こすこともあり注意が必要です。のどの淋菌感染症は治りにくいこともあり、治療後は必ず再検査を行います。クラミジアに続き、頻度の高い性感染症です。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
大変頻度の高い性感染症です。女性の場合は、感染後1−3週間で発症するといわれています。感染すると子宮から卵管を経て、お腹の中に侵入し、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎を起こすことがあります。卵管の癒着は子宮外妊娠の原因になり、不妊症の原因になります。女性のクラミジア感染症は、性交後の出血、おりものが多い、水っぽい、おりものが臭う、腹痛などの症状があることもありますが、全く無症状のことも多く、検査しないとわからないこともあります。膣内にペニスの挿入がなくても、相手の分泌物や精液が外陰部や膣の入り口にかかったり、指などを介して膣内に入れば感染する可能性があります。性交渉でのみ感染する性感染症です。
4)梅毒
梅毒は2015年くらいから日本でも大変流行しています。梅毒の病原体であるTreponema pallidum subspecies pallidum(T.p.)による感染症で性行為またはそれに類する行為により感染します。一般に皮膚や粘膜の小さなきずからT.p.が入る事で感染します。梅毒はその感染時期によって第1期から第4期に分けられます。
5)B型肝炎
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)が感染して起こります。HBV感染では性行為による感染ののち、2−6週でHBs抗原が陽性化します。感染者の血液や体液に触れると感染する可能性があります。 感染力が強いので、キス、オーラルセックス、性行為で感染します。同じ食器を使用しても感染することがあります。症状は倦怠感、微熱、悪心(ムカムカする)嘔吐、黄疸(白目の部分が黄色くなる)などの症状がありますが無症状のこともあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
6)C型肝炎
C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる病気です。B型肝炎に比べて感染力は強くありませんが、性交渉も感染経路の一つですがその頻度は低いとされています。症状は倦怠感などがあることもありますが、無症状で健康診断などの血液検査で肝機能障害を指摘されて発見されることもあります。検査で陽性となった場合は、内科受診をお願いしております。内科へのご紹介もできます。
HIV(Human Immunodeficiency Virus)感染症は、血液、体液などを介して感染する感染症で、現在日本では、異性間(男女間)または男性同性間(男性と男性)の性的接触が主な感染経路です。感染者の多くは感染していることを自覚していないため、他の人に移していることや、効果的な治療を受けることもなく、エイズ(Acquired Immunodeficiency Syndrome AIDS)を発症する患者さんもいます。他の性感染症にかかっていると、局所の傷害のためにHIVを伝搬しやすくなるとともに、感染を受けやすい状況になります。
潜伏期間は、数週間~十数年間です。感染初期に、発熱、のどの痛みや倦怠感などのインフルエンザに似た症状が出ることもありますが、数週間でおさまります。抵抗力が落ちてくると、発熱や下痢などの様々な症状があらわれ、さらに病気が進行すると、肺炎(ニューモシスチス肺炎)や脳炎(HIV脳症)になったり、腫れもの(カポジ肉腫)ができたりするなどの日和見感染症や悪性腫瘍を併発します。必ず、定期的に検査をしましょう。
当クリニックでも自費で検査ができます、またお住いの地方自治体で(区役所など)無料の検査が受けられます。匿名でも受ける事ができます。詳しくはお住まいになっている区役所や市役所のウェブサイトをご覧ください。
8)尖圭コンジローマ
潜伏期間は、約2.8ヶ月と言われています。HPVウイルス(6型11型)が原因で起こるウイルス性のイボです。コンドームを使用していても、コンドームで覆われていないところ、ペニスの根元、肛門周囲や、男性の陰嚢などにイボがあれば、それに触れたところに感染する可能性があります。相手の免疫力が低かったり、傷があったりするとそこからウイルスが侵入してイボを作り、どんどん増えます。一旦治ったように見えても潜伏感染している事があり、妊娠中に再発し、大きくなることがあります。出産の時に赤ちゃんののどに感染するとイボができて窒息することもあるため、子宮頸がんのワクチンにコンジローマのワクチンが組み込まれました。現在、日本で取り扱いのある4価のワクチン、ガーダシルに含まれています。詳しくはこちらをご覧ください。子宮頸がんワクチンの接種ご希望の際はクリニックまでお電話ください、予約制になります。
潜伏期間は4日から7日くらいで、黄色の悪臭のするおりものが出ます。外陰部のかゆみ、痛み、おりものが多い、変な臭いがする、性交時や性交後の出血などの症状があります。トリコモナスは性行為で感染することが多いですが、まれに公衆浴場などで感染することもあります。タオルやお風呂の椅子、シーツなどでも感染することがあります。男性は検査をしても出にくいことがあり、保菌者となっている可能性もあります。
10)毛ジラミ症
吸血性昆虫であるケジラミが寄生することによって発症し、主に性行為によって感染します。主な寄生部位は陰毛ですが、頭にも寄生することがあります。稀な性感染症ですが、かゆみを伴い、下着に小さな黒いしみ(吸血された後の皮膚からの出血による小さい点状のしみ)が認められることがあります。発症の多くは感染1−2ヶ月後が多い様です。あまりかゆみを訴えない患者様もいらっしゃいます。産卵後、卵は7日前後で孵化し、脱皮し3齢幼虫を経て約20日前後で成虫となり、1−2日後に卵を産み始めます。ライフサイクルは3−4週間です。主に陰毛や頭髪の根元に卵を産みますが、セメント様物質なので、なかなか洗っても取れません。陰毛に何か白い小さな粒がついていたら要注意です。すぐに毛を全部剃るか、スミスリンシャンプーかパウダー(薬局に売っています)を使うと治療できます。シーツなどでうつることもあるため、下着や枕カバー、ソファーカバー、シーツなどは洗濯して乾燥させ、アイロンをかけると毛ジラミの卵が付いていても死んでしまいます。
内容をまとめるならクソ長文の一言で終わる話。
https://togetter.com/li/1373336
その呟きは患者さんの視点で、登録者は増えた、でも受ける気がない偽善者は登録しないで欲しいというものだった。
これを私が目にしたのは、正に適合通知を受け取って、悩みながら書類を書いている最中だ。
この方の一連の呟きを何度も読んだ。気持ちは私にわかるものではないけれど、少しは推し量ることは出来る。
その上で私はやっぱり今回のことを断ろうと、書類を書くのをやめて、今現在横で放置されている。
何故私がそう思うに至ったのか、自分の為に整理したくてこれを書いている。
何故なら事情があり、私が書類を受け取った時点で回答期限が直近だったからだ。
ドナーとして髄液の提供は素晴らしいことである、自己犠牲、自分の為になる、するべきという宗教的なべき論。
私は別に崇高なことがしたい訳じゃない。そう思うのは自由だけれど他人に強いるのはやめて欲しい。もししたとしても、そんな目で見ないで欲しい。
あとは偽善者だの自分が良い格好をしたいだけだという、一体誰の為に、何の為になのかわからない言葉達。
善と偽善を一体誰が決めるんだろう。
けれど実際に提供した人のエントリーや体験談(骨髄バンクのものではなく、生の声が聞きたかった)、実際の患者さんの呟きやブログを見て、リスクを具体的に検討しながらもやる方向で決めかけていた。
休みの目処はなんとか立つ、その後のスケジュールは大分変更されるだろう。
カレンダーを眺め、腰の痛みで運動は一ヶ月は出来ないだろうから遊べなくなるが、仕事は出来る。それでも仕方無い。
調べる中で、途中で断ることが迷惑になると知り、昼間親に話して同意を先に得た。
この段階では決心を確実にする為に、情報を得ていた。
私的な動機は、全然違う病気だけれど病気で薬の手放せない友人がいるからだった。
リスクは確かにあっても、暫く通院したり、入院時に仕事を休まなくてはいけなくてもそれでもと思っていた。
同時に元々あまり身体が強くない私は、そもそも是の返事をしたところで選ばれるかはわからない。
受け取った書類上で条件を確認する限り、健康面は恐らくギリだ。
ちなみに骨髄バンクの冊子で確認する限り、後遺症の確率は結構ある。0.58%はSSRより全然当たると思うソシャゲ脳である。
因果関係が明らかではないが比較的重篤な中長期健康異常は2%以上である。これらはドナー承諾しなければガチャらなくて良いリスクだ。
また冊子を読む限りでは、もし重篤な状態になって働けなくなっても生活保障はない。
当たり前だが、それでも今普通に働いている人にとって躊躇うには充分な内容だ。
しかも別ページの後遺傷害保険の適用はゼロである。(因果関係が証明されないから保険の支払いは出来ないということで、当然だろうが辛い)
関連在りそうな短期の重篤障害は0.28%。肝機能異常が30日はそれ短期か?と思うし、頭痛4%、骨痛16%、倦怠感5%などはどれか当たるだろという気持ちにもなる。
これらを読みつつ過去の医療情報を調べ(古い病歴なんて調べないと出て来ない)、書類を記入してる中、一連の呟きを目にした。
あまりにもリアルタイムの話だったからホームまで行って何度も読んだ。
そして溢れる感情が良くわからなくて、一度書類を書く手を止めた。
数時間後の今分析してみると、私はミーハー気分の偽善という言葉がすごく引っかかったのだと思う。
でも「ミーハー気分の偽善で、本当の善意の方を大多数に埋もれさせないでほしい」とも言う。
患者さんが真実切羽詰まって、感情的になるのは人間だから仕方無い。
少なくとも私は、ミーハー気分の偽善と本当の善意を勝手に決められたくはない。
私がドナーになろうとしたのは別に善意じゃない。そんな立派なものではなかった。
ただ検討してみて、出来そうで、そうしたいと自分が思ったから。怖くもあるしリスクもあっても、自分がしたいと思ったからする。それだけのことだった。
第三者がワァワァと安全圏から騒ぐ時にうんざりする程見た、偽善者という言葉で私は萎えたのだ。
したいからするだったのが、別にしたくないからいいやになってしまった。ちゃんと善意があったり崇高な人なら、こんな気持ちにはならない。
決断に時間を要したり途中で断ることも、結果としてミーハー気分の偽善扱いになるなら、ドナー登録なんて出来ない。
気軽に登録しただけの人が、実際その立場になってから必死に真剣に検討することだってきっとある。
もちろん、絶対にごめんだって人もいるだろう。そいいう人を弾くシステムは必要だと思う。
しかしだ。
そもそもこの、唐突な書類のみで初期確認というのがクソシステムなのだ。
せめて電話かメールで書類送るから検討して返事くれと言って欲しい。
帰国後に受け取った時点で回答期限ギリだ。
もちろん待たせることは良くないわかっていたから、その時点から必死に調べ回った。
だからこそ「生きる邪魔を、未来を望む邪魔をしないでください」の言葉が刺さったんだと思う。
たまたま海外に行っていたことが邪魔になるなら、もういいやと思った。
断る時に、ドナー登録そのものも解除するつもりでいる。私は邪魔をしない。代わりに干渉もしない。
いつ来るかわからないドナー適合通知の為に、いつでも書類を受け取れるように生きるのは私には無理だ。
そしてそれを、断った、返事が遅いという結果だけで"偽善"と決められるのだろうか。
承諾したことで”善意”だと決めつけられるのもうんざりするが、そんな捻くれてる人間は、きっとそんなに多くない。
患者側からみて、断られるのがキツいしやめて欲しいのはその通りだ。
「健康な方の3週間と、命をかけて待つ人間の3週間は大きく違います」というのは真実だ。あまりにも重さが違う。
だからといって、健康な人の3週間が蔑ろにされて良いわけじゃない。
レアケースだからといって、急性C型肝炎になった例を無視して即断出来るわけじゃない。
私のように海外にいる人だっているだろう。外せない重要なプロジェクトの途中の人だっている。近親者に何かあったところかもしれない。
断る場合は簡単に断れるシステムがあって欲しいし、書面を送る前にせめて連絡が欲しい。
一週間以内の返答は、出張が多いなど家を空けがちな人は無茶が過ぎる。
せめて今断りたい人はwebから意思表示できるようにして欲しい。
断る電話が平日の9時から17時受付って、17時に帰れる人がどれだけいるのか。チャンスは昼休みだけである。
ちなみに土日は断る事が出来ないので、彼女が言うところの患者にとって貴重な二日間を浪費させることになる。罪悪感がすごい。
webか少なくとも24時間なんらかの方法でステータス表示をできれば、無理な場合直ぐに次をあたることが出来る。検討中なら検討中ステータス表示にも出来る。
家族の説得に私は時間がかからなかったが、ここで時間のかかる人だっているだろう。
「ミーハーで殺されたくありません。」
この言葉はきっと真実だ。彼女の感情からすれば、彼女を殺すのは無辜の"偽善"ドナーであり、病気ではない。
私は彼女を殺したくないし、誰も殺したくない。
そして10年以上来なかった適合通知がたまたま海外にいる時に来るなんて想像できなかったし、しなくて良いことだ。
それが殺意になるなら、私は登録しておくことが出来ないと思った。
私から見れば彼女を殺すのは不完全なシステムだし、救うのもまた、この不完全な骨髄移植システムだ。
その齟齬はいかんともしがたい。あまりに私は無神経で、彼女の感情とは隔たりがある。
当事者である彼女も自分の苦しみと比べて、あまりにちっぽけで簡単なリスクであるドナーを鑑みるのは酷な話だ。聖人じゃないんだから。
話は飛ぶか、本当に提供の意思がある人は善意。する気がないのに登録してるのが偽善。
他人の本心なんて、誰もわからない。自分の気持ちだって、人は正確に把握してない。
その気が本当にあるのかどうか、何をもって判断するのか。脳波?それだって思い込みがあれば欺けてしまう。
ある人は提供のつもりがあると思い込んで、毎回出来ない理由を探しているかもしれない。
する気はないけど登録だけしてみた人が、たまたまどうしても人助けがしてみたい気持ちの時かもしれない。
(情けは人の為ならず的な、人を救うことで救われたい感情のタイミングは存在する)
善か偽善かの二択を第三者に決められることが、私にはぞっとすることなのだ。
この二つに仕分けられることが、もう嫌だ。
別になんとなく登録して、なんとなく提供したって良い筈なのに。
あの呟きは、社会を動かす切っ掛けになるのかもしれない。
頭の良い人達が、もっと効率的なシステムを考えてくれるかもしれない。
出来れば、そうであって欲しい。
これを書いて少し寝て起きて感情の整理が出来たので、今、書類の記入に戻っている。土日でオーバーして間に合わないならもうそれはそれで良い。
しかしやっぱり、善意だの偽善だの、自分の行動が良いだの悪いだのを、他人から決められたくはないままだ。
書き終わった後に投函するかはわからない。けど書き終わらなければ投函は出来ない。
先ほど更に呟きがあったので追記。
>提供できないのであれば早めの返事or登録の解除・保留をお願いしたいのです。
現行システムだとこれが出来ない人も多いのに、返答が遅れるのは提供するドナー側の問題と捉えている。違うんだ。そうしたくても出来ない人がいる。
これを望むなら最低限電話を24時間対応にして欲しい。自動応答でプッシュボタン式でも断るだけなら出来る。
>意思がないのであれば、引いて道を開く優しさを持ってください。
返答が遅れたら優しさがないと判断されるのはプレッシャーだし、様々な事情があるのに遅れたら優しく無いと判断されるの、ドナー登録デメリットが大きすぎる。
本当に意思がない人と、事情があって判断が遅れる人を、第三者は区別出来ない。
また返答を急がせるとしたら、どうしたって断る率が高くなってしまう。だから「どっちでも決めたらすぐ連絡して」という方が良いんじゃないだろうか。
彼女はそう言いたかったのかもしれないが、私は一連の表現をそう受け止められなかった。
もっといえば、時間をかけて検討するのは優しさじゃない、さっさと断るのが優しさだと感じる人もいるんじゃないだろうか。
私は深刻な事情がなく最初から優しさはないが、返答まで時間のかかった人は優しさを持ってない(と受け止められる言い方)は違和感がある。
なによりも ”判断すること自体が他人(患者)から恨まれたり、優しく無いと後ろ指をさされるリスクがある" のを示すのは躊躇う人を増やさないだろうか。
提供すれば自己満足の偽善者(本当にこういう人がいる)、登録したら提供すべき(本当にこういう人がいる)、断ればその気のない偽善者、返答が遅ければ優しくないってドナー登録の障壁が高すぎる。
確かに適合者に断られることは減るかもしれない。ただ適合機会が減る。それのどちらが手術に至る確率が高いのか、私はわからない。
患者は彼女だけではないから、何度断られ続けてもともかく適合機会が欲しい人もいるだろう。貴重な一意見ではあるが、彼女の感覚だけが全てではない。
無責任に「人生のいつでも提供できないならドナー登録解除すべき!」みたいな意見を大量に見てうんざりしたから、これらを見るのも登録者数と手術数の相関データを漁るのも放棄してしまった。
論争するより、書類を埋める方が良い。
ちなみに、ドナーの負担が断りの原因であるならばなぜ登録するのか?というのは、大多数の人は具体的なリスクを把握せずに登録しているからだろう。
登録時に70ページを越える資料を読み込み、各種データを把握し、リスク事例を納得するまで調べ、金銭負担や休業補償、病院が遠い場合のことを考え、家族の同意をとりつけてから登録する人は、恐らくだが殆どいない。
具体的なリスクを把握した人でも、タイミングが合えば提供したいと思っている程度で登録する人も多いだろうと思う。
追記が終わらないので、ここで終わり。
まとまりのない長文を最後まで読んでくれた人、ありがとうございました。
願わくば、今追い詰められてる患者さんに直接酷い言葉を投げないで欲しいし(本当にいた)、感情論でなくデータとして手術数を増やす方向になって欲しい。
第五福竜丸以外にも危険区域内で多くの漁船が操業していたことが明らかとなった。この水爆実験で放射性降下物を浴びた漁船は数百隻、被曝者は2万人を越えるとみられている。
実際、同年9月に久保山無線長がC型肝炎で死亡[7]した際に、日本人医師団は死因を「放射能症」と発表したが、アメリカ政府は現在まで「放射線が直接の原因ではない」との見解を取り続けており[8]、またこの件に対する明確な謝罪も行っていない。
第五福竜丸は被曝後、救難信号 (SOS) を発することなくほかの数百隻の漁船同様に自力で焼津漁港に帰港した。これは、船員が実験海域での被爆の事実を隠蔽しようとする米軍に撃沈されることを恐れていたためであるともいわれている[10]。
今初めてウィキ読んだけどこれあんまやないか。日本史の教科書で漁船が被曝しました、で済まされたのクソすぎる。歴史ぐらい正しく教えろや。
「世界は『今がすべて』」とそういう風に感じているんだろうか?
俺は、困惑している。
テレビ電話すらカクカクで、そういう感じで戸惑っていた時代だったわけだ。
10年前には、まだ30年くらい前の価値観を持っていた。俺が生まれる前の時代から続いてきた世界が少しずつ変わっている、その速度で覚悟をしていた。
学問を志していたが、僕の志した学問は完全に情報化の波にのまれた。
具体的には医学だし、医者にもなったけど、まさかこんなに製薬会社の言いなりに統計を出すだけなんて。
科学が学問ではなく、統計結果に対して理屈付けする学問ではない何かになった。
将棋では、AIが出した答えを人間がどうにか解釈するというものになりかけているらしい。
昔は人間が考えて学問のようになっていたと思うんだけど、現代は答えが先に出て、理屈を後からつけるようだ。
俺は、この変化に正直乗れていない。
10年前に医学部に入ろうとしていた時は、「細胞生物でも研究して、なんかDNAとかいじる感じ」だった。
それは確かに正しいといえば正しいが。
現状はIPSの発展しだいだが。
この時点でかなり予定がずれた。
いや、しかし、どうなんだ。
確かに、世の中進んでいて、早送りで結末見てるみたいで、効率いいなーって思うけどさ。
医学なんて、統計が出るたびにドンドン学問自体が変わっていく感じで。
昔は10年で半分とかのペースで変わっていたんだけど、最近では、数年で半分変わる。10年後には、半年で半分変わるとかいうレベルらしい。
本当かよって思うんだけど、マジっぽいから困る。
統計で血圧140以下に下げた方がいいってのがでると、それに付随した薬がでまくって、それに付随した研究論文でまくって、それに付随した治療の結果報告ができて、って感じでガンガン出てくる。
もうなんというか、学問が血圧いくら以下にしましょーってのを予想していた時代とかもう懐かしいレベルなんだよね。
あと、ゲームね。
スーパーマリオから、バーチャファイターで超絶未来を感じていたんだが。
エロゲーも『KANON』で文学を感じていた。『クロスチャンネル』とか、もう哲学だねって。
やりすぎコージーかよ。
もうさ、わけわかんないんだよ。
エロゲーとオナホでいまだに未来を生きてると思ってるレベルなんだよ俺の脳みそは。
なんだよ、VRとかって。
頭おかしくなるわ。
あと、スマホね。
確かに便利。
しかし、メールですら、10年前になんとなく追いつけそうで追いつけなかったんだよ俺。中学の時は返信の仕方がわからないし、メールで怖い思いするのいやだった。
どれもこれも、10年前なら、「これは大事件ですよ!これどうやって扱ったらいいのか?」って数年は取りざたされるレベルだった。
いやいや、俺が小学校のころは、20年くらい前だけど、プログラミングなんてなんのためにしてるのかわからないレベルだったんだよ。
よくわからない亀が20歩歩きますみたいな授業でやって、「それがだからなんなんだよ_?」って時代。
実際俺は今日、まったくバンドやったことなかったが、行ったこともない町に行って、バンドマンに会って話をした。
話をしながら、なんだ?って思いながら。
家に帰って、よくわからないネット運動家とツイッターで議論した。
本屋でバンドの本を読んで、家でネットでピアノの人がキーボードを扱う方法を検索。
そしてすぐ、あったこともない、ネットの思想家のツイートをRTして、「なるほどこんな考えもあるんだな」と、
そして、ネットでバンドマンから聞いたバンドマンのピアノアレンジを見て楽譜を覚えだす。
ある程度引けそうになったら、ネットでおっさんがやってる実況プレイを見ながら、同人ゲームをやる。
どうなってんだ?
俺は、いまだに今の生活を受け入れられていない。
俺が10年前に予想していた生活は、「図書館で論文を読みながら、世界について思いを巡らし哲学(現在はネットである程度世界の実情が見れるため哲学に頼らなくて不安にならなくなった)」
俺が20年前に予想していた生活は、「教授の下で働きながら、結果がでるかどうかもわからない中で、研究。情報収集で資料とりよせにはがきだしたりする」そういう感じだ。
その変化に正直、ついていけていない。
今の時代に生まれた子供なら、変化するのが当たり前でなんか、俺とは違う感覚のような気がする。
変化することを前提として、生活できているんじゃないか?今の子たちは。
俺は、わからない。なぜこのような不安を漏らす意見が少ないのか。
いや、多いのか?みんな戸惑っているのか?
わからない。
この世界にサクッとなじんで行動している人たちの頭が知りたい。
俺と同じで、行動は未来人(過去からみた未来人って意味で)だけど、脳みそは過去のままで違和感感じながら生活しているのか???
<追記>
やっぱ、納得いかない。
怖えよ。俺はいまだにこれらが怖いんだよ。
なんか、一線どころじゃなくて、100線くらい超えちゃってない?
お前ら人間じゃねえって感じ。
おいおい、そんな大切なこと、どうしてそんなアッサリ受け入れてるの?
つーか、人間として受け入れられる話なのか?
いやいや、俺も時代についていけなくて、一生独身だろうなーって思うけどさ。
脳内では、「やべえよやべえよ」ってなってるんだよ正直。
皆、なんで動いてくれないんだ。俺も動けないけど、1人くらいいるだろうって待ちゲーしてんだけど。
いやー。
どうして。なぜ、そんなことに。
人間ってそんなアッサリ変わるもんなんだなあってその可塑性の良さにびっくりする。
正社員→派遣。未婚率上昇。職場に女性社員増えます。起業率下がりまくってます。個人事業主激減。
こんなのそんなアッサリ受け入れられるんか?って余裕でみんな変わっちゃったね。
本当に変わっちゃったらしい。昔の感覚はサンクコストに引っ張られた判断になっちゃってる。
しかし、サンクコストっていうが、みんな、その感覚を前提に生きてたんじゃないのかよ。
現在すら処理できないのに、こっから加速して、この手の不安がたぶん5年に1回、3年に1回とだんだん間隔狭めてやってくるんだろ?
どうなん??怖いよ。頭おかしくなりそう。
<追記追記>
つーか、増田でこんな不安を書くなんて未来に俺が、こんな風に不安を吐露するなんて。
<追記追記追記>
おいおい!マジかよ!
俺のほうがおかしいのか?
じゃあ、なんでみんな、バーチャファイターで驚いていたんだよ。
それが、1年に数回レベルで起きてるってるのに、「大して驚いてませーん」って人たちさ、じゃあバーチャファイターの時の驚きはなんだったんだよw
いや、マジで、えっとさ、嘘だよね?
バーチャファイター、xvideos、なんでもいいけどさ、その時の衝撃がすごかったのに、
それがバンバンバンと何度も出てくるようなこの世界に驚き桃ノ木じゃねえの?
俺がネイチャーとか読んで、「マジかよ!!!ジャイロ効果って嘘なん!!!??」って思ったり、やたらいろんな分野知りたがって、「将棋でAIだって?」とか、「居角左美濃で矢倉絶滅かも!!!???」とか、「嘘だろ、ハロウィンってこんな流行るとかマジなん???」とか、「ポーカーがネットで?しかもネットプロが速攻できまくる?」とか、そういういろんな分野での新しい進化みたいなの見まくって驚きすぎなのかもしれないか?
まあ、単に医学自体が、1年で基本的な抗菌薬の使い方すら変わる(サンフォードってやつが毎年改定になって、毎年それみて参照しなきゃいけない)とか、これまで治療できなかったものが治療できるとか(C型肝炎はインターフェロンで微妙な治療効果だったのが、今は95%行ける)とか。もう常識が毎年変わるんだよね。
だって、肝炎とかって、何千年前から(ウイルスの発見は最近だけど)あるんだよ?抗菌薬なんてほんの50年くらいだっけ、それでこんだけ毎年イタチごっこやってて医療の主役とかマジ?
耐性菌とか毎年毎年出てきて割合が報告されて。それに対する統計でてきて、覚えて。
皆、各分野でそれぞれビビってるんじゃないの?
ビビってない人たちって、じゃあ、バーチャファイターが出たときも、現代の10分の1くらいの驚きだったの。
嘘だろーそれはー。
親が障害を持つ子供の権利を(過剰なまでに)求めるといった類のニュースが語られた時、近年になって定番のように貼られるコピペに、以下のようなものがある。
普通学級に通学するのが、物理的に困難な障害児の入学をゴリ押しする親や人のニュースを見るたびに、 以前に見たドキュメンタリーを思い出す。
生まれついて重い障害を負って生まれた息子の為に、親は「サリドマイド児の親の会」を立ち上げて、休日は全て会の活動。
「障害者に理解のある社会=息子の為」との強い信念のもと、息子を連れて積極的にマスコミにも出たり、講演活動も行った。
さらに、息子を普通学級に進学させた。息子は重い障害を負いながらも大学に進学。一時は、マスコミにもてはやされた。
が、大学卒業後、障害を負った息子は何処にも就職できなかった。ここで、息子は生まれて初めて本音をぶっちゃける。
「子供の頃から、人前でさらし者にされて辛かった」「休みの日くらい、家族だけで過ごしたかった。家族だけで遊園地や旅行に行きたかったのに」
「普通学級になんて行きたくなかった。手の無い俺が、普通学級でどれだけ不自由で辛く、孤独だったか。
どれだけ、危険で屈辱的(同級生による排泄介護等)な思いをしたか!」と、延々と恨み言を言い出した。
で、親が「何で言ってくれなかったんだ!」と反論したら「言ったが、全て“お前のためだ”で済まされた。
一度だけ、同じ障害を持つ子供たちがいる養護学校に行きたいと言ったら“負けるな”と説教された」
「俺みたいな障害を持った子供が、親に見捨てられたら生きていけない。だから、言いなりになっていた」
「お前たちは“俺の為”と言っていたが、結局は自分たちが社会から注目されてチヤホヤされたかったダケだろう。
養護学校に進学した同じ障害を持った連中は、職業訓練を受けて就職して自立しているのに、親の見栄で、普通学級に進学させられた俺は、就職できなかった」
「俺の障害を受け入れてくれない、見栄っぱりな親のせいで、俺の人生はメチャクチャにさせられた!」
結局、息子さんは親に対する恨みつらみの遺書を残して自殺。最後に親御さんは「もっと息子の気持ちを考えてやれば良かった」
「健常児と同じようにする事が、息子の為だと思っていたが、間違いだった」と嘆いていたな。
【サリドマイド児】と冠してしまったことで、(主にサリドマイド禍にあわれた方々が、大卒の年齢に達するのが今から30年程度前であることから※)全体に無理が生じてしまったこと、にもかかわらずドキュメンタリーなどと真実味を付加してしまったことで、決して少なくない数の「嘘を嘘であると見抜けない」方々が、あたかも現実の出来事であるかのように喧伝してしまうことがもったいないほどである。
既に
http://ameblo.jp/rosexxxkasumi/entry-10613422332.html
といった記事で述べられているように、このコピペが真実であると誤解した方々が、出典として挙げる書籍に『青い鳥はいなかった―薬害をめぐる一人の親のモノローグ(飯田 進)』というものがある。
上記のサイトを見ていただければ、このコピペが=『青い鳥はいなかった』著者の息子、伸一氏ではなかったことや、コピペの状況自体に矛盾が生じることは容易に理解出来ると思う。
にもかかわらず、相変わらずコピペ=伸一氏であるとされる方々は一向に減らないし、さらには「俺はこの本を読んだけどこのコピペの内容が書いてあったよ」などとする者もいる。
ここではその誤解をはっきりと解くために、『青い鳥はいなかった』本文からの引用を交えてネット上に残しておきたい。
なお、本来『青い鳥はいなかった』という書籍は伸一氏との関係についてを主たる題材として扱っているわけではないため、これから取り上げる部分がこの本の限定的な一部分からの抜粋になることを付記しておく。
この本を紹介したアマゾンのページである。目次に注目していただきたい。
目次
わが内なる罪
父母の会創設
国際的な連帯を求めて
噴出する矛盾と内部対立
集団訴訟をめぐって
親の止まり木を目指して
裁判有利の展開のかげに
疑惑の根源
裁判の終結
和解の落とし穴
父母の会の解散
息子伸一の死
実際は「わが内なる罪」を序章とした一二章構成になっており、ここに前書きと終章が加わる。
『青い鳥はいなかった』を誤解している方の殆どは、この目次と、飯田進氏がサリドマイド児の親たちを中心にした「子どもたちの未来をひらく父母の会」発起人であり会長であったことのみをもって判断しているのではないかと想像するが、どうだろうか。
「わが内なる罪」で始まり「息子伸一の死」などと締めてあっては、いかにもコピペの親が飯田進氏であるかのように錯覚できるのは否定しない。
しかし実際「わが内なる罪」で語られている進氏の心情はこうだ。
まぎれもなく私は、重大な過ちを犯した。大倉医師の指摘したとおり、私は充分な統計的調査をすることなく、不用意にも息子伸一の誕生が、あたかも「被爆者に奇形児が生まれると、それをすぐに原爆の影響だと考える」思い込みを前提とした投書をしたのであった。(37頁38頁)
たしかに息子がうまれたときには、その障害の原因がサリドマイド系薬品にあったことを知っている者は、だれもいなかった。その罪意識は、それから私の心理と行動に支配的な影響をもたらすことになった。(41頁)
「息子伸一の死」ではより具体的にコピペとの差違を指摘できる。
知人が主催する公益法人に、伸一を就職させたことがある(268頁)
彼は結婚前もその後も、しばしばタイ、インド、ネパール、チベットなどへ旅行をしている。いわゆるバックパッカーである。いくら貧乏旅行とはいえ、それだけの経済的余裕があったのである。(269頁)
いわゆる不審死である(274頁)そして死因は急性肝不全(274頁)
さらに終章では
伸一は母子感染でC型肝肝炎になったのにちがいない。当時の輸血用血液は、アメリカなどからの輸入に頼っていた。その血液には、しばしばC型肝炎のウイルスが混入していたのである。(312頁)
もちろん伸一は、妻が入院中、連日のように病院を訪れている。見る影もなくやせ衰え、苦痛に耐えつつ死んでいった妻の姿を見ている。だから彼は、おのれが直面させられている運命を、知っていたのに違いない。(312頁)
事実上医療をこばみ、緩慢な自死にひとしい成り行きをたどった秘密もまた、そこに潜んでいたのか。なんたることか。(313頁)
『青い鳥はいなかった』で語られるのは父母の会の設立運営や、その後の訴訟に関して「こうするべきだった、こうあるべきだった、でも現実にはそうではなかった」という筆者の悔恨である。そして息子の死が「私が行ってきた行動を、全否定しているかのよう」に感じた筆者が死後の伸一氏へ当てた手紙のようでもある。
飯田氏の行ってきたことを少しでも知ったなら、あのようなコピペの元ネタとして扱うことがいかに礼を失する行為であるかは理解してしかるべきであると思う。
障害をもった親の権利を(過剰なまでに)求める親や、その親を反差別だネグレクトだと叩く行為の是非まで問うつもりはないが、それを叩く材料として上記のコピペを「真実」であるかのように貼り付けたり、『青い鳥はいなかった』と結びつけて語ったとき、その行為は誹謗中傷であり、いいかえればそれこそが”差別”である。
最後に、コピペにある「遺書」と似て非なる伸一氏が「遺した書簡」が、筆者にとって「お前は肝心なところはわかっていてくれたんだな」と言わせる、筆者と伸一氏の間に決定的な断絶があったわあけではないことの証左であるし、また筆者がこの本でいいたかったことの半分程度を言いあらわす例ともなりうるので、全文を引用してこの日記を閉じる。
「サリドマイドの裁判は、親である第三者が闘った裁判であるのが特徴であった。かなり特殊な裁判であると言える。当事者である被害者は、幼児であったからだ。障害者である本人は、自分の被害をほとんど知らぬままに保証金をもらって和解したのが、サリドマイド裁判の実態であると言って差し支えないであろう。その裁判においてサリドマイド以外の障害者については、何もしなかったのも事実だ」(中略)[注、本文ママ]
「つまりサリドマイド裁判は薬害と言いながら、サリドマイド障害者の救済しかしなかったし、一緒に闘ったはずのサリドマイドとは認定されなかった他の障害者の救済は何もしなかった。いまだにその認識は、サリドマイド障害者にはほとんどない。」(290頁)
※に関する追記
サリドマイド禍はその時期がそれほど広範ではなく、「サリドマイド禍にあわれた方々」が大学を卒業する時期もある程度類推が可能である。コピペの記述などから考えても、「30年前」という時期をそれほど外してはいないと思う。
30年前といえば、時はバブル前夜。「大卒」という肩書きが十二分に武器となった時代。今とは違い、大卒で「就職できない」という事態はそれなりにレアケースである。「親の活動そのもの」が反社会的とされ、企業に嫌われた可能性もないではないが、コピペの記述からはどうもそんな雰囲気ではない。少なくとも、職業訓練よりは大卒の肩書きのほうがはるかに就職に有利であった時代に「普通学級で大学にいかされたせいで」就職できない、という記述には矛盾が生じている。
コピペに「危険で屈辱的(同級生による排泄介護等)」という記述があることから、その障害が日常生活や就業に支障をもたらすものであった場合は上記の限りではないが、そうであった場合、時はバリアフリーのバの字もなかった時代である。そういう時代に重度障害者が大学に通い、卒業する、ということがどれだけ大きな事態であったことか。それこそ大学始まって以来というレベルの出来事である。本人の確固たる意志に、親をはじめ、周囲の身を削るような協力があっても難しいような行為。にもかかわらず、本人に大学に行きたい、卒業したいという意志はかけらもなく、親も見栄が先行しているのを子供に見透かされるような程度の熱の入れようなのだそうだ。ここにもやはり矛盾がある