はてなキーワード: 青春とは
幼い頃に感じた純粋な疑問に対して誰も納得のゆく答えをくれないまま
早くこの街を出たい、好きなモノに埋もれたい、親元から離れたいという思いしかなかった。
都会でしか享受できない文化的資本の差に打ちひしがれた田舎での経験だった。
そんな中、都会で青春真っ盛りの最中にあの地震と津波が起きた。
私はその時、憧れていた東京にいて
あの瞬間は一つ目のバイトが終わり、二つ目のバイトへ向かう途中。
あの地震が起きた瞬間は覚えているのに
それ以降の時期のことはしばらくぼんやりとしていてまるで別世界のようで
私が生まれ育ち、そして憎んだあの土地については全く何も知らないのだと思い知らされた。
家族と連絡が取れないまま
ひたすら楽しみにしていたアニメや好きなバンドな新譜やまだ見ぬ映画を見漁る日々を続けていた。
それに対して何の感情も持てない自分はなんてクズなんだと自問自答した。
家族とも連絡がつかないような状況下において
好きも嫌いも関わらずボランティアで来てくれた縁も縁もない土地の人々もいるというのに
故郷に対してここまで遠い距離感で過ごす日々に対してこの10年間ずっと罪悪感を抱いている。
あの震災をリアルに体験した故郷の彼らと私はもはや別の人間なのだ。
あれだけ憎んでいた地元なのに
そもそもタイの音楽会社、グラミーの映画部門であるGTH,GDHの映画は100もない。54しかない。全部見たっていい。
GTH | 作品 | 邦題 | 監督 | 公開年 |
---|---|---|---|---|
1 | 15 ค่ำ เดือน 11 | メコン・フルムーン・パーティ | Jira Maligool | 2002 |
2 | แฟนฉัน | フェーン・チャン 僕の恋人 | Nithiwat Tharathorn他5名(共同監督) | 2003 |
3 | เพราะอากาศเปลี่ยนแปลงบ่อย | 早春譜 | Nithiwat Tharathorn | 2006 |
4 | ปิดเทอมใหญ่ หัวใจว้าวุ่น | 夏休み ハートはドキドキ! | Songyos Sugmakanan | 2008 |
5 | รถไฟฟ้า มาหานะเธอ | BTS - Bangkok Traffic (Love) Story | Adisorn Tresirikasem | 2009 |
6 | ATM เออรัก เออเร่อ | ATMエラー | Mez Tharatorn | 2012 |
7 | พี่มาก..พระโขนง | 愛しのゴースト | Banjong Pisanthanakun | 2013 |
8 | ไอฟาย..แต๊งกิ้ว..เลิฟยู้ | アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー | Mez Tharatorn | 2014 |
9 | คิดถึงวิทยา | すれ違いのダイアリーズ | Nithiwat Tharathorn | 2014 |
10 | เมย์ไหน..ไฟแรงเฟร่อ | May Who? | Chayanop Boonprakob | 2015 |
GDH | 作品 | (英題,もしくは邦題) | 監督 | 公開年 |
---|---|---|---|---|
1 | แฟนเดย์ แฟนกันแค่วันเดียว | 一日だけの恋人 | Banjong Pisanthanakun | 2016 |
2 | พรจากฟ้า | ギフト | Jira Maligool他3名(オムニバス) | 2016 |
3 | ฉลาดเกมส์โกง | バッド・ジーニアス危険な天才たち | Nattawut Poonpiriya | 2017 |
4 | เพื่อน..ที่ระลึก | The Promise | Sophon Sakdaphisit | 2017 |
5 | น้อง.พี่.ที่รัก | ブラザー・オブ・ザ・イヤー | Witthaya Thongyooyong | 2018 |
6 | โฮมสเตย์ | ホームステイ ボクと僕の100日間 | Parkpoom Wongpoom | 2018 |
7 | ระวัง..สิ้นสุดทางเพื่อน | フレンドゾーン | Chayanop Boonprakob | 2019 |
8 | ตุ๊ดซี่ส์ แอนด์ เดอะเฟค | トッツィーズ&フェイクスター | Kittiphak Thongauam | 2019 |
9 | ฮาวทูทิ้ง ทิ้งอย่างไรไม่ให้เหลือเธอ | ハッピー・オールド・イヤー | Nawapol Thamrongrattanarit | 2019 |
10 | อ้าย..คนหล่อลวง | The Con-Heartist | Mez Tharatorn | 2020 |
まだGTHという会社すらなかった頃の実質1本目作品。超常自然現象?として国境の川に実在するイベントを「対岸の寺がヤラセでやってました」というぶっちゃけた設定にしてしまったところに監督の非凡さが伺える。(Jira MalikulはこのあとほぼすべてのGTH,GDH映画にプロデューサーなどで関わっている)
日本中が「マッハ!!!!!!!!」でアクション映画のタイ映画だと思っていたところに「田舎に残した幼馴染の思い出」という振り返りあるある王道を突き進んだ作品。この映画でいじめっ子のガキ大将役をやったChaleumpol Tikumpornteerawongはこの後脇役で大ブレイクするので、その成長を見るのも楽しい。
音楽学校を舞台にした三角関係のラブコメ。ちょうど日本での「のだめカンタービレ」が流行った頃に上映されたこともあって「タイ版のだめカンタービレ」と言われることもあるがストーリーは全く似ていない。ドラムの先生役を日本人パントマイマー矢野かずきが演じていて、この人の活躍を愛でる映画。
中学生から大学生までの4つのグループのラブコメをかき混ぜた青春映画。幼馴染2人のナンパ競争の対象になったことをこっそり知って小悪魔ムーブをかます女子中学生のストーリーが一番手が込んでいてメインのストーリーだが、日本人的には大学生カップルのサプライズプレゼントをぶち壊す蒼井そらの活躍も見どころ。
30手前の奥手独身女性の恋人探し、というちょうどこの時タイでも問題になり始めた晩婚化現象を都市鉄道開通10周年記念に無理やり組み合わせた、完全なトレンディドラマ的プロットが良くも悪くも話題になった作品。当時のあるあるを突っ込んだ結果、期せずしてタイの現代文化紹介になってしまった部分も含めて興味深い。主演女優は決して美人でないのに時々とんでもなく可愛く見えるところもリアリティを増した。矢野かずきも出る。
ストーリーは最近のみずほ銀行とはあまり関係ないはずだが、「日系銀行のATMアップデート設定が日本語で書いてあったのでうまくアップデート出来なかった」という話の発端は何か今に通じるものを感じさせる。起きたエラー「出金すると口座から引かれた金額の倍が出てくる」の後始末をうまくやったほうが社内恋愛禁止の会社に残る、という設定は日本の女性コミックにもありがち。関係ないとはいえみずほ銀行のアレがあったから今ここに入った。入れ替えの可能性がGTHの今回の中では1番高いかもしれない。「フリーランス」とこっちのどっちを10本に入れるか今でも迷っている。
「長い旅から帰還したら、妊婦だった妻は胎児ともども死んだのに待っていた」という、タイで一番有名な実話怪談を、時代設定をぼかしつつ時代劇で演じた作品。「『アナと雪の女王』を抜いてタイNo.1ヒット」というのが日本での宣伝文句だったが、タイであの作品は記録的な不入りだったことは知っている人ならみんな知っている不都合な真実。とはいえ結局歴代No.1映画なので、リメイクの力は侮れない。
アジア屈指の英語の通じない国タイが、アジアで2番目に英語の通じない国になった(1番は日本)頃の作品。英語学校を経営するキャリア女性が、工場のメンテナンスエンジニアに英語を教えるというラブコメと聞けばそれだけで話のラストは想像可能だが、数々のタイ人英語あるあるに加え、「外人はタイ人を妊娠させると妻を置いて逃げる」「日本人は面接でどうでもいいことを聞き、それを合否判定に使う」という社会?問題を入れているのが意外と深い。この映画にも蒼井そらがちょい役の域を超えて出ているので要注目。
タイの奥地に実在する水上分校をモデルに、素行に問題があってそこに左遷されたベテラン教師と、教師のなり手がなくなってそこに送り込まれたやる気はあるものの教育方法に問題のある新米教師見習いの奮闘を描く作品。2人はベテラン教師の残した日記だけで交流するので、ラストシーンまで出会うことはない。日本語吹き替えの子役は東日本大震災被災者の子供がやった、というのが売りだったが、別にそこを気にする必要はない。タイ文字がわからないと若干面白さは減るのだが、それでも教育の大切さを教えてくれる良作品ではある。
超能力少女メイの学園での活躍をアニメパートも含めて描いた青春映画、と書けば響きはいいが、実のところその超能力は能力というより身体障害に近い扱いづらいものなので、観た直後の感想は「バリアフリーってなんだろう」になってしまうという作品。カトゥーンレンダリングした3Dアニメは一見の価値あり。
北海道全面ロケ協力作品。雪山に迷い込んで記憶喪失になった女性に片思いしていた男が「俺が君の恋人だ」と言い張って、記憶が戻るまでの1日間、北海道を縦横無尽にデートする。タイ人の北海道好きは他の都道府県と比べても群を抜いているのだけれど、その中でもタイ人が何に興味を持つのかとても参考になる。日帰り周遊旅行という点を除けば、日本人にも旅行先は参考になる。
生涯で五十数曲を作曲したプミポン国王(当時)の曲から3曲を使って、3つの短編に仕立て上げたオムニバス作品。主演俳優は近年GDHで活躍している人ばかりなのである意味親近感を感じる。各作品に他の主人公を入れ込むなど芸の細かいところと、会社内の移動がなぜかオートバイ集団走行になってしまうという画作り優先のところが交じる、まさにJira Malikul節の炸裂。3曲聞くと、なぜ国王がタイ国民にあそこまで愛されていたのかがわかってもくる。
タイ国内No.1ヒット作品は「愛しのゴースト」だが、世界No.1ヒットタイ作品はこちら、という、立ち位置的には「君の名は。」(当時)に近い名作。金銭的に腐敗した学校に憤った主人公がカンニング商売に手を出したものの露見して一度破滅するものの、今度は時差と暗記とLINEメッセージを使った世界的カンニングに乗り出す、というあらすじ。とりあえず明日金曜日19時からBS12チャンネルで放送されるので観ておけ。地味な主人公役の少女は、実はけっこうすごいモデルだったりするので映画の力はすごい。
バンコクに現存する建てかけ放置の高層ビルマンションを舞台にしたホラー映画。20年前のアジア経済危機に巻き込まれて百合心中を企てたが生き残ってしまった女性が主人公で、娘が先に死んだ親友と同年齢になったことをきっかけに起き出す奇行に悩まされるのだけど、ホラーと言いつつ目に見える悪霊はほとんど出てこないので逆に怖い。GTH,GDHにはホラー作品も多いのだが、ここまでほぼ1本も入っていないのでここで紹介。もっといい作品が出たら入れ替わる可能性あり。
日本のマンガを通じて育った兄妹の、妹が日本留学を経て日系企業に入ったことで始まる、兄弟愛に関するコメディ作品。よしもとタイ住みます芸人が接待漬けで陥落する上司役で好演している。日タイハーフの、妹の恋人役は、タイ語の話せる日本人を探したが見つからず韓国人が演じていて、彼が頑張って日本語を話すところは期せずして日本人には笑えるシーンになってしまっている。北九州ロケあり。
バッド・ジーニアスのおかげでGDH映画に陽が当たるようになり、こんな映画も日本で上映されるようになった。森絵都の「カラフル」を原作とした作品で、主人公である"ある魂"は自殺したミンの代わりにミンの体に入り、ミンが手がかりを全て捨てて自殺した理由を探っていく。BNK48の中心メンバーが相手役になっているだけでなく、その後注目されるようになったメンバーも1名その他大勢の中に写り込んでいるということで、BNK48フリークには有名な作品。確かにチャープランはかわいい。特に眼鏡。
日本では全く言葉として浸透していない「FRIEND ZONE」をそのままテーマにした作品。高校時代から10年間「いい友達」を演じている男性が、女性の同棲相手の浮気疑惑に一念発起する作品。潰れかけのタイ航空全面協力で、主演俳優は世界各国(ただしASEAN+香港)をまたにかけて活躍する。香港だけ地名表記の時に国名が出ないのは気がつくと意外と深い。両手にビールを持って飲みたい。
現在日本のNETFLIXで唯一観られるGTH,GDH作品(今回挙げた他の作品は全て他の国では配信されている)。イケメンオカマと、デブオカマと、派手オカマの3人オカマ友達が起こすドタバタ、というTVドラマのプロットはそのままに、映画化にあたって派手なシーケンスを増やした、という作品で、正直「日本でもNETFLIXで観られる」という点を除けばここで紹介するほどのものではないのだが、いじろうと思えば今でもこれくらいはオカマいじりできる、という基準点としては参考になるかもしれない。
まだ日本でも公開している映画館があるはず。北欧留学を経て、こんまりメソッドに目覚めた女性が、実家を事務所にするために派手な断捨離を始める、という話。断捨離は本人の借りパクがバレたことで方向修正を余儀なくされるのだけど、そこに元カレが絡んできて話はさらに複雑になる。たぶんこれも、バッド・ジーニアスがなければ日本公開はなかったはず。監督が若干アート寄りなので雰囲気は地味だが、やっぱり面白いものは面白い。NETFLIX(観られれば)には日本語字幕もある。
昨日NETFLIXで配信が始まった、昨年12月公開作品。アカサギにやられた女性の復讐を手伝う詐欺師、という「クロサギ」的作品。主演の詐欺師役をやっているナデット・クギミヤはかなり有名なのだが、おそらくGTH,GDH映画初主演のような気がする。2019年から2020年にかけて、という時系列が明らかにされているため、騙された主演女性はマッチングアプリで出会っていたり、借金を返す足しにYoutuberになったり、さらに脇役の動作などにCovid-19も話に絡んでくるのが時事好きなGDHらしい。
けっこう興味を持ってくれた人がいるので、現状見られる方法を紹介しとく。
そうそう、大阪アジアン映画祭でThe Con-Heartist観た人は途中女主人公が電話で啖呵を切る「ワイドショーで持ちきりでしょうね」みたいなセリフに誰が使われていたか教えて欲しい。さすがにみのもんたではないけれど志らくでも小倉智昭でもないだろうから。
現在30代中盤。
あと10年以上もこれに振り回されなきゃいけないのか?????
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セックスレスになってさ。配偶者には浮気されてさ。自分が女性としてもうダメなのかと思ってさ。
それが引っかかってるのかなと思ってたんだけどさ。
よく考えたらず~~~~~~~~~~~~~~っと性欲強かったんだよ、自分。
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性的な出来事で最も古い記憶は小学校低学年の時に近所の友達んちでオッパイ触られたこと。
なんか幼少期のそういう体験がトラウマになって…的な話もあるけど、悪感情なかったんだよ。イヤじゃなかった。むしろ楽しかった。
自慰も早かったと思う。といっても知識がないから自分でオッパイこっそり触るくらいだけど。
小学校高学年?くらいのとき、下の兄弟が寝ぼけて自分と母親を間違えてオッパイ吸われたことがあったんだけど、もうすごい体験だった。
人に触ってもらうのってこんな気持ちいいのか!みたいな感じで。
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そういう体験があると、性へアグレッシブになってビッチになると思うじゃない。
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喪女でもなんかいろいろ頑張って、30になる前にようやくセックスを体験するわけです。
遅れてきた青春だよ。めっちゃハマった。でも喪女って基本こじらせてるから。彼氏ができようが脱喪女しようが、魂が喪女だから、受け身しかできない。
つきあいたては会うたびセックスがあったのに、つきあいが長くなっていくほどに2週に1回、月に1回と減っていく。
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結婚したら子づくりもあるし、さすがにセックスするっしょ!と思ったけど、するわけないよね。
配偶者は性欲がもうないのか…でも無理強いしてもな…と我慢してたら浮気が発覚。
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くそーこうなったらワイも浮気したるー!!と思ったけど、喪女だからさ、浮気の仕方がわかんないよね。
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むしろ悪化しており、許したはずの配偶者のことが日に日に気持ち悪く感じている。
でもこっちから誘うなんてもうできないよ。癪だよ。癪って言葉じゃ足りないよ。
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な~~~んでこんな苦しいんだと思って、ひょっとして浮気ショック以外にも原因があるんじゃない?と思って考えたら性欲だったんだよな。
性欲が一切なくなったら、レスも気にならないし、こっちだって浮気してやるムキー!と思わなくていいし、自分をクソ性欲女と思わなくて済むんだよ。
そう思ってgoogleで「性欲をなくす 女性」で検索したら、バイアグラ的な情報ばっかり上がってきてね。
最近「コロナのせいで青春を失った」という記事をインターネット上でよく見る。わたしもコロナの影響で修学旅行に行けなくなったりオンラインで授業を受けたりと、一応高校生活の約1/3を非日常のなかで過ごした人間だから当たり前だった学校行事がなくなることに気持ち悪さがあるのはなんとなくわかる。
しかしわたし個人としてはコロナとか関係なく毎日つまらないしつらいけどなんだかんだで生きているしそれでいいや、という感じなため「青春を失う」という感覚がいまいちわからない。
友達との会話などに意義を見出せないとか学校にいるだけで動けなくなるくらい疲れるとか学校に行きたくない、というのもあるが、衣食住と学習環境を与えられているだけでとても贅沢なことな気がしてなにかを失ったとは思えない。砂を噛んでいるような毎日だけど十分すぎるくらい素晴らしい環境にいるし幸せなんだと思う。
しかしどうにも青春にとって衣食住と学習環境が与えられていることは必要条件らしい。自意識過剰かもしれないが、わたしがなんだかんだで満足していた日々が『かわいそう』なものだと言外に言われているみたいですこしかなしい。
コロナも2年目。
高校生活ここに当たってしまった世代は、文化祭、体育祭、修学旅行など思い出に残るイベントは何もなかったんだろうな。
自分の場合は、そういう環境を選んでしまったからなのだが、大したことない私立の進学コースで、イベント一切なし、部活動参加禁止、勉強だけしてろ!の環境だった。
高校時代は意外と、そんな環境でも気にならない。なぜなら周りがみんなそうだから、気が付かない。
なんなら同じクラスの人間の顔や名前も覚えていない。授業以外で接点がないとそんなものだ。
10年経って気がつく、人が持っている(ように見える)思い出や人間関係が何一つ自分には残っていないことに。
きっと30手前まで、失ったものに気がつかない。
でも、気がついた時にはもうどうしようもない、一生焦がれ続けて拗らせるんだろうな。
青春してるなー!お前ら―!
久々の休日、ふと思い立ってTSUTAYAで映画を借りることにした
作品は、リマスター前の『えんとつ町のプペル』。最近リメイク版が公開されたらしいが、そちらはまだ見ていない。
ただ、ネット上の口コミを見る限り、今後も見ることはないだろう。
私にとってのプペルは、1984年に地元の映画館で見た、あのプペルで完成されているからだ。
『えんとつ町のプペル』はその表題の通り、1960年代の公害・大気汚染をテーマに描いた風刺作品だ。
中学までは野球部のエースとして活躍していたが、練習試合中に激しい喘息症状を発症。
四日市ぜんそくの罹患者となり、甲子園への夢を絶たれることとなる。
無気力となり、私生活や授業でもぼんやりしがちな風太を心配し、同級生も励ましてくれるが、効果はなし。
立ち並ぶ煙突からたなびく煙、紫雲の空。その下で生活しているため、激しい痛みや発作は時折風太を襲う。
そういった現状が、風太の気持ちをさらに空虚にしていくのであった。
そんな彼に声をかけたのが、同級の久志山(くしやま)であった。
特に接点のない彼に乗せられるまま、流れで電話級アマチュア無線技士の講習に参加する。
「遠くに住む人と交流し、話せる。こんな楽しい趣味はない」と力説する久志山にお古の機材を押し付けられ、
家族や近隣の男性の(半ばおせっかいな)協力に巻き込まれる形で、
一度目にCQ発信をするも、返信はなし。二度目は混線か、ノイズが返ってくる。
まあどうせそんなもんだ、と畳に身体を投げ出し、諦めかける風太。
周波数の向こう側から声をかけたのは、富士市に住む照子(てるこ・通称『ペル』)だった。
通信がつながるのは週に1度あれば良い方だったが、これをきっかけに風太は無線にのめりこむことになる。
ひょんなことから、互いに公害による喘息持ちということが分かる風太と照子。
次第に性格も野球を辞める前に戻り、久志山をはじめ学校の級友たちとも明るく話す風太。
そう立ち直る彼のもとに一通の手紙が届く。
宛名は照子に教えた住所。しかし差出人は、照子の母・きみのものだった。
発作がひどく呼吸困難となり、照子が市の中央病院にしばらく入院すると知った風太。
焦燥感を胸に一人、風太はヘドロと大気汚染の街・富士へと向かう――
そんなストーリーが、1984年のプペルだった。公害をもとにしたボーイ・ミーツ・ガール。
『えんとつの煙の下で、僕らはつながっている』という捻りのないキャッチコピーが示す通り、
しかし、その背景舞台には工業至上主義への強い批判・風刺が隠されている、という意味では真新しかったのかもしれない。
平凡な作品ながら、私の胸に残り続けていた作品、それがプペルなのだ。
……散々探した末、邦画コーナーの隅にプペルはあった。いつの間にかDVD版になっていた。
ビデオのまま廃盤となっていた可能性もあるので、正直運が良かったと思う。
はてなーが言ってた通り一週間したら+で1話読めたわ。
[第1話]クーロンズ・ボール・パレード/本誌新連載試し読み - 鎌田幹康/福井あしび | 少年ジャンプ+
んでまあ俺の結論なんだが。
前にここで話題になってたように、主人公が志望してた野球部の選考基準について何も語らないのはどうかと思った。
「知らなかった」とも「知ってた上で無謀な挑戦をした」とも読めるって話題になってたけど、まさにそこが問題なんだよね。
漫画という媒体にしてる以上はそこに正解があるべきだし、それにそこから更に話を広げるチャンスでもあるわけよね。
「知らなかった」→「僕はなんでこんな大事なことを見落としてたんだ……」→「次は上手くやろうぜ」→成長演出
「無理だって本当は分かってたんだ」→「でも諦められなかったんだろ?」→「俺たちの甲子園はこれからだ」→青春演出
と美味しいパターンに持ち込めるチャンスをみすみす見逃してるのが漫画としての詰めが甘いな、と。
短くまとめると他のはてな―が言うように
になっちゃうのかなあ。
作者の描きたいものを表現するためのアドバイスをもうちょいしてあげなよ。
描きたいもの自体を編集が変えてくのはよくない干渉だけど、描きたいものを上手く表現するための手法、人に伝わるようにする表現については一緒に考えてあげていいんでないのかなと。
どうも、漫画おじさんだよ。
サンデーってことでトラバでは過去の名作が多く紹介されてるけど、現在連載中のものでも結構面白いのあるよ。
・「第九の波濤」 水産大の話
上記2タイトルは農大ものでウケた「銀の匙」の亜種みたいなもんだけど、
対象年齢がジャンプやマガジンより一回り上で、派手さには欠けるけどしみじみ面白い。
・「Swich」バスケ漫画、画力高い。割とリアル寄りのバスケで面白さ的には黒子と同じくらい
・「BeBlues」サッカー漫画、画力高い。「DAYS」や「アオアシ」と張るくらい面白い
サンデーはスポーツものもいい。本誌のタイトルは地力がしっかりしてる印象。
裏サンデーならマイナースポーツものの「灼熱カバディ」「送球ボーイズ」も荒削りだけど勢いがあっておすすめ。
完結済みなら、王道の名作は他のトラバでも触れられてるので最近完結したタイトルを2作紹介させてくれ。
・「BIRDMEN」 割とスケールの大きい本格SFなんだけど、しっかり青春してる
・「湯神くんは友達がいない」 実在感があって素朴なキャラの魅力がすごいリアル寄りの学園ラブコメ
どちらも説明が難しいけど、「サンデーらしさ」みたいな雰囲気もあって面白く、長すぎず短すぎずで読みやすいと思う。
高橋留美子、藤田和日郎、椎名高志あたりの大ベテランは新規より固定ファンで持ってる印象あるけど、
腰を据えて読んでみるとやっぱり面白いよ。
https://anond.hatelabo.jp/20210220173238
言われてみると、他の人が書いてる通りで優等生の人間の自尊心をくすぐられたから、なのかな?
関西トップクラスの進学校の中で中間くらいの順位というポジションでした。
私には有馬君やら雪乃のような青春は全くなくて灰色の学生生活を送ってました。
学校内ではパッとしないけれど、それでも進学校の生徒であるというプライドだけは中途半端に持っていて、
羽目を外して遊んだりみたいなことができなくて悶々としてたのね。
リアルは充実どころかプアだった。
色々と自分を押し殺しながら、未来の目標に対して頑張らないとって鬱屈した学生生活を送ってたの。
だから、雪乃が優等生であることのコンプレックスを他人と共有して、
そこからは自分を解放していく展開は、灰色の学生生活を送っていたものとしてはすごくキラキラしたものに見えたのよね。
ちなみに、たぶん作者さんは進学校に通った経験がないんだと思う。
本当に進学校の中でもトップの優等生だった人にとってはばかばかしいって思うような作品なんじゃないかな。
私みたいに進学校には通ってるけど中途半端なポジションにいたり、
自称進学校ではそこそこ頑張ってた優等生とかに刺さってたんじゃないかな。
うちの高校でトップの生徒はむしろ高校生活エンジョイしまくってたから。
自分を押し殺して高校生活勉強と文化部を行き来してただけの高校生活を完全に後悔してるわけじゃないのだけれど
あの時自分がその気になればこんな生活も送れたのかなって可能性を夢想するきっかけにはなったよね。
きっと私みたいな感覚の人多かったと思うよ。
もちろんだけれど、後半の方が好き。
まさか有馬君側が単なる雪乃にとって都合のいいだけの男じゃなくてむしろこっちがメインだなんて最初は想像してなかったなぁ。
ちなみに、エヴァみたいだって言ってる人が多いみたいだけれど、私はその意見は全くピンとこないです。
親戚一同、誰も大学進学してなくて進学校に進むのさえ苦労した家庭で育った(そもそも誰も進学校がどんなところか知らなかった)けど、自分で自分の興味を探す下地と好きなものに没頭する環境はあったよ。住む場所によるとは思うけど、私は街中や電車で面白そうな美術展があれば、車で連れて行ってもらってゆっくり見て回ってた。東京ほど混雑してないんだ地方は。ただ、親も友達もそんなことに興味はなかったからアンテナは一生懸命立てていた。好きな音楽もあった。アクセスのいいライブハウスにはだいたい同じ人ばっかり出ていて、駅前にはストリートミュージシャンがいて、まあみんなカバーばっかしてたけど、おかげで自分の好きなジャンルの音楽を探すことはできた。苦労して探した音楽は一生忘れない。通学はみんな自転車だったから好きな人との二人乗りの青春もあったし、学校帰りに友達と海に寄って飛び込んだりもしていた。青春の話は東京の子に聞くより地方出身の子に聞くほうが印象深い話が出てくるイメージがある(都会の青春もうらやましいけど。渋谷デートとかしてみたかった)。トレンドに左右されない、ずっと色褪せない思い出がたくさん残ったと思う。
正直大人になってからは東京以外に住む気が起きないし、地元には一生帰りたくないけど、子供の頃の思い出は田舎に住んでたからだな、と思う。
そうは言っても増田も絵で食ってるようなプロでもないんでしょ?(プロなら有象無象の素人絵描きのことが気になって仕方ない時点でSNSから離れた方がよいかと)
スポーツで言うなら週末草野球やフットサルやってるようなオッサンたちと同類なわけだ。社会的には。
オッサンたちが「いやぁ、この歳では中々上達しませんなぁ」「むしろ腹が出てきて動けなくなってきましたよワハハ」とあくまでコミュニケーションの媒介として趣味を楽しんでいる中に、
「リトルリーグからやってて、青春を白球に捧げて地方大会二回戦戦負けして引退したお前に言わせれば、お前らは全然野球と真剣に向き合っていない。お前らは自らの技術の低さを嘆く以前のレベル、承認欲求のために野球をやってるだけ!」と、いきなり切れてるのが増田。
「恋愛・結婚至上主義にどうにも馴染めない」みたいな内容の増田とか読んでると、途中ですげーサラッと「何度か交際してみたが…」みたいな一文がでてきてビックリする!!!
おかしいだろ!!!!!恋愛ってなに?わかんないや……みたいなナメた態度の人間が複数回いとも簡単に交際に漕ぎ着けてるのはおかしいだろ!!!!!!!
俺はじっさい中高時代、「みんな彼女欲しいとか言ってるけど、言うほど欲しいか?☆☆さんのことは好きだけど、付き合いたいっていうのとも違う気がするぞ……」みたいなナメた態度で、顔などがキモかったこともあっていっさい浮いた話はなかった
はじめてデートに誘うメールを送信したときには、あまりの緊張に手に血が回らなくなって、冷たい手が震えるのを半笑いで眺めていた
彼女の空いてる日程がちょうど俺の帰省予定と被っていたが、そこは両親に電話して「一世一代のデートだから帰省はキャンセルにしてくれ」と頼み込んだ
そういう、おおきな感情の発露の先にあるものなんじゃないのか 交際って
そんな、ナメた態度で、「よくわかんないけど付き合ってみるか」みたいな気持ちでやれるもんなのか 降って湧いてくるようなもんなのか 交際が
あいつらすげーじゃん、超長文ノート書いたりアンケートやってみたりしてさあ、何がオマエをそこまで突き動かすんだ?と思わされるじゃん
その熱量をなんかほかのことに当てなよ、人生ってモテるモテないだけじゃないぜ、なんて思っちゃうくらい延々やってんじゃん
で、実際ヤツらを突き動かしているのは何か?
学生時代、交際を求めていたけど、交際の女神はついぞ俺に微笑まなかった いざや青春を我が手に取り戻さん!そういう気持ちになってんだやつらは
学生時代に交際を手にいれられなかった人間はああいう狂い方をしかねない そんだけのパワーがあんだよ交際には!!!!!!
聖杯みたいなもんですよ
交際クエストで命を散らし、非モテ・アンデッドと化してインターネットを放浪するようになったやつらの姿を見て、交際に真摯に向き合おうと思わないのか???
実際やってしまったものは仕方ないよ 適当な気持ちでも交際が降って湧いたのは事実かもしれない
でもさあ!!!それを当たり前のように軽く流すなよ!!!!!!!!
恐れ多くも、私めに交際の機会が訪れなすった!と、そういう態度でいましょうよ
あーん、ひとと付き合ってみたけどあんまりホンキになれなかったアタシ(オレ)、かわいそー!じゃねえんだ 殺すぞ
常人が普通に生きてたら「付き合ってみる」なんて状況は発生しねえ
一生無交際で生きていくか、ものすごい感情を燃やして交際を掴み取るか、どっちかなワケ
キョーミないけど、なんか恋人できちゃいました!じゃあないんだよ
テメエ、ナメてんじゃねえぞ交際を
俺はそういう気持ちをもって生きているのだった