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はてなキーワード: 袋小路とは

2019-11-19

anond:20191119124841

山中さんは完全に袋小路にハマってるから、iPSの期待値は低いよ

桜を見る会に呼ばれて気分が良くなって健康になる人の数の方が多いくらいかもしれん

2019-11-16

社会復帰したら死にたくなった

 ニートしてた間はなんだかんだ、社会復帰したら良いことが待っているんだろうなという幻想を抱いていた。

 ハロワで楽な仕事を見つけて、なんだこれなら生きていけるじゃんという気持ちになったけど、

 働いているうちに同じことが反復して繰り返されることの苦痛じわじわと味わうことになった。

 真綿で首を締めるってこういうことなんだなと。

 結局すぐやめちゃったけど、こんなに楽な仕事って他にあるんだろうかって仕事だったし、

 職場の人もいい人ばっかりだったから余計辛くなった。これが無理なら他のも絶対無理だなと漠然と思う気持ち

 心療内科に行こうかと思ったこともあったけど、その屈辱に耐えられないからやめた。心療内科に行くくらいなら死にたい

 だから死のうと思ってドアノブ首吊りしようとしたけど失敗したとき後遺症が怖くなって調べているうちに、

 どこにも行けない袋小路に陥った気持ちになって今これを書いている。

 死にたいけど死ぬのが怖い。死ぬ理由だって、上に書いたような表層的なものではなくて、

 本当はもっと根源的なものだってことを自覚している。

 人に愛されたいけれど、人は私を愛してくれない。なぜって、人は目に映る私の「像」を愛するだけだから

 イメージ。それは私自身ではない。それは空想的で、社会的な、拵え物にすぎない。

 目の前にいる哀れな人は、結局その像を通じて私と関わるしかいから、仕方ないんだけど、

 無力なその人は結局私が本当にほしい人ではありえない。私が本当に欲しいものは手に入らないものだ。

 そのことに気がついて、働くのが嫌になってしまったんだ。希望去勢されてしまったとき、どんな人がそれ以上活動的に生きていけるんだろう。

 だから社会に住まうみんなは真実から目を逸しているというより、真実に気が付かないことで平和暮らしている。それが羨ましい。

 私はもう死ぬしかないのに死ぬのが怖くて生きている。

 恐怖。苦痛。どこにも行き場がない。自殺。難しい。

2019-11-09

オタクさんたち、いい加減フェミニスト意見は耳を貸すに値するけど、オタクさん達は身内受けばかりでただのノイジーマイノリティだと気づこうね。

から、毎度の様にフェミニスト側が勝って、オタクさんたちは何も学ばず、何も分かろうとせず連敗を重ねてるの。

そもそもフェミニストオタクさんたち、同じマイノリティなのになんで、そんなに喧嘩したがるかな?

まあ、オタクさんたちは自分達がマジョリティになって差別する側に回りたいだけなんだろうけど、たぶんその先には袋小路落とし穴しかないよ。

2019-10-29

anond:20191029100251

俺のところも技術系の職場だが、

女性上司で部下が男性というのは、それだけで難しい面はあるとして、

増田のみている部下のタイプがありがちだなと思ったので

あくまで俺の経験している範囲コメントさせてくれ。

まず、

彼が能力のわりにやたらと自信過剰

かなり年上のばばあから指導相手にとっても嫌だろうと配慮して、

最初は遠回しに「ここはちょっと…」とお察しください的なことを

言っていたのだが、まったくお察ししてくれない。

それどころか明らかな技術的な過ちなのに「問題ないです」と強情を張る。

そういうことを言われるとこちらもやむを得ず、証拠を示して

過ちを証明することになる(感情的にならず、事実だけを淡々説明している)

そしていつも最後はお互い気まずい雰囲気になる。

気まずくなるどころか、パワハラウツになる寸前まで徹底的に添削するのが俺がいる職場のやり方だ。

事務系も同じ。事実の積み重ねで淡々と説得を目指すが、わからないようであれば怒号が飛ぶ。

こういうことが数回あって、彼なりに仕事に対する別な美学があるのかも

しれないと思うようになったので、その次の機会から「これをこのようにしたのは

どのような思いがあるのか」と聞いてから、「わたしあなたと違うアプローチ

このように考えてみたが、それについてどう思うか」と、彼の意見尊重するように

心がけた。

増田は、暗に「正解はこれだ」と指示しているのに、部下からすれば「正解は上司の考え方です」と言わされているから嫌な雰囲気になるんだろうと思うぞ。

俺の経験からいえば、技術的な指導をするときは、

上司の持論を出すと失敗することが多い。「俺だったらこうする」とかね。

正直、上司意見はほぼ不要なのかもしれない。たとえ正しい答えを知っていても部下にはみせない。

徹底的に、部下の論理だけをなぞって点検する。袋小路に入っても、自分でよく考えてみろという。

そして、すべて、おかしいところがないかその部下に気が付かせて、答えを言わせる。

なぜそうするか?というと、自分で答えを発見しないかぎり、それは身につかないからだ。

ひなが自分で卵の殻を割って出てくるまで待つ。親が割ってやるのは簡単なんだけど、それでは成長しないんだよ。

2019-10-21

anond:20191021000032

思考袋小路にはまりかけてるから餅突け。

焦らず冷静に白馬王子を探しにいけ。

2019-08-16

2019夏アニメをほぼ見たので感想 中盤戦

見てないのもそこそこ

一覧はアニメイトサイトが便利(https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5806

萌え豚なので感想には偏りが強み、そして面白さの基準が緩い


1話段階のレビューhttps://anond.hatelabo.jp/20190717174713

何件か指摘があったけど前任者様じゃない

より詳しいレビューこちらをどうぞ

https://earofrice.hatenablog.com/entry/20190811/1565450856




荒ぶる季節の乙女どもよ。

酷評しておきながらまだ見てる、結構面白

マンガ袋小路感が消えてるというかまだそこに至ってないだけ?

作画も安定してるしまだ間に合うからオススメできる



うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

やっぱ原作の方が面白く思えてしま

絵に古臭さを感じるからか?ロリに強い動画工房だったら…

すでに離脱



炎炎ノ消防隊

王道オブ王道のまま、目新しさはない

キャラ消防士なのに下着水着)で意味不明離脱



かつて神だった獣たちへ

作画不安定さが怖い

ある種王道か?でも話の流れが見やすくて楽



からかい上手の高木さん2

1期のあのまま



可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

圧倒的ハーレム萌えアニメ

冴えカノに変態性をプラスしただけっていうには勿体無い

萌え豚には相変わらずオススメ



ギヴン

まさかホモ

バンドパートとても好み

ホモ展開でもいいけどめんどくさい話にはならないで



グランベル

とても良い、こんなに良いとは思ってなかった

作画キャラもほぼ安定、曲も良し

ロボットものになってることで殺し合い(要約)の生々しさが大幅にカット出来てるのは素晴らしい



コップクラフト

なんか最近作画危なくない?

戦闘シーンが紙芝居になるくらいならやめたほうがいいのでは

ストーリー力はありそうなのに不安定さがすごい



女子高生無駄かい

ギャグものとして完璧

こればっかりは好みだから好き嫌いあるけどハマったら毎週笑える



ソウナンですか?

徹底してサバイバル、そこがいい

キャラの可愛さで押してくるわけじゃなくサバイバルベースにして展開

15分は勿体無いけど30分だとダレそうで難しいところ



ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ロリおっぱい



ダンベル何キロ持てる?

ずば抜けて面白

op中毒性も好きだしファイルーズあい本当に新人

萌えアニメの皮を被った筋肉ダルマ



通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

母親コスプレを見る…ってかなんて説明すりゃいいんだこれ

もうジャンルわからん



手品先輩

Twitterでいい表現を見つけた

エロ漫画の導入をひたすら繰り返す」

気になったら見るしかない



とある科学の一方通行

いつもの



Dr.STONE

科学進化してくのかと思ったらメインがバトルになっちゃった

とはいえ科学ありきなのでそこがなんとかブレなければ最後まで面白く見れるはず



BEM

まら

墓場調査に来たら両腕ボウリング球のボウリング野郎と殺し合いして

決め技は空からピンが降ってくるとかもうついていけないよ…

現代リメイクしちゃダメでしょこれ



まちカドまぞく

素晴らしい癒し存在

悪者が出てこないストレスフリーアニメ

話の流れも細かいセリフやら展開も見てて楽しい



Re:ステージドリームデイズ♪

散々見た奴なのになんで面白いんだろう

ギャグ要素高めで良き



ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-

わずとも好きな人はもう見てるであろうやつ

時々何言ってんのかわからんけど流れで突破



魔王様、リトライ

ありふれた職業世界最強

異世界チート魔術師

どこを楽しんで見てるのか参考までに教えて欲しい




書いてないのは見てないか既に離脱して覚えてないやつ

2019-08-14

[]8月13日

○朝食:なし

○昼食:サンドイッチ

○夕食:ご飯牛肉ピーマン炒め、ブリの煮たの、ナスピーマンの煮浸し、サツマイモ焼いたの、ポテトサラダプチトマト

調子

むきゅーはややー。

祖母一時帰宅の日だったので、家族で集まってご飯を食べた。

家族の話は、まあ家族の話なので置いといて、遊びの話を書きます

ミュウツーの逆襲(映画

今日は、朝からミュウツーの逆襲リメイクを見に行った。

ポケモン映画は毎年見に行ってるので習慣なのだけど、今年はちょっとうーんだったかな。

(いやまあ、退屈すぎて寝た年と比較したらアレなのだけど)

なんていうか、本当にそのまんまリメイクで、あんまり見所がなかったというかなんというか、そりゃまあミュウツーの逆襲は名作だから面白いんだけど、面白いだけど…

いや、そもそも面白かったんだっけ? みたいな思考袋小路に迷い込んでしまうぐらいには、悩ましい作品だった。

AGの頃のジラーチとかマナフィみたいな「ロードムービー感」にポケモン映画らしさを感じるたちなので、今こうやって改めて見るとどう考えてもミュウツーの逆襲の方がポケモン映画に決まってるのに、なぜからしさを感じなかったりと、ちぐはぐな感じ。

最近だと、ディアンシーとキミきめが好き。(あっメッチャ今更だけど、イベルタルが石化能力だったの逆襲の最後のアレを意識してたのか)

とかなんとか不満を書いたけど、なんだかんだで、ミュウツーが改心して新天地を求め出すところとか、風といっしょにを聞いたら、そりゃまあ感動するわけで。

けどそれって、ただの「あの20年前を思い出して感動しようぜ」っていうそれだけといえばそれだけかもしれなくて。

SwShで枠組みが大きく変化していくことを考えると、ポケモンというコンテンツが少し不安になっているのも事実です。

(好きだった、コマスターわっちゃうしね)

グラブル

サプチケSRヴィーラを交換して、これでヴィーラ全種類コンプリートです。

これで目標の一つが完了して、残る目標は「メインストリーで仲間にはいるリミキャラを集める(残りはオイゲン」「統べる(9月古戦場待ち」「マグナ石四凸(光と闇」の三つ。

自分的な一区切りがつきそうなので、日課もアーカルムパス消化と共闘デイリーカジノ交換ぐらいの薄い内容にしていきます

碧空の結晶266/380。

2019-07-10

弱者に優しい社会が善」という前提に立つと話が進まない

と思う

 

自己責任論ってもはや思想なんだよ

自分解決するべきっていう

この方が旨味があるとかい理屈の話ではない

何故そうなっているかといえば、資本主義競争社会思想教育された結果だろう

解決するには強硬的に弱者救済をするか、競争社会を壊すかのどちらかだろうけど

今は政治現場競争社会から、そういったこともできない

これは脱出できない袋小路

どこまでも行くし、まだ過程しかない

2019-07-03

人生袋小路に迷い込んでいる感が否めない

どうすれば現状を打破出来るんだろう

生きていてて楽しいことが無い

来年来年が楽しくなっていると想像出来ない

右肩下がりの人生になることが目に見える

本当に生きていて楽しいんだろうか

何も進まないどころか退化するようなら生きている価値はないんじゃないか

2019-05-23

[]

久々にこっちで雑感。

ツイッターとかの明示されたアカウントで語るには取り扱いに困る、そんな話をしたかったのが理由。「お前は敵がつくりてぇの?」って聞かれたら、作りたくもないし、作る意義もないからね。とはいえ、やっぱり語りたくなる。今回の『青のフラッグ』の44話には、そういったパワーがある。

各々に考えがあり、理由がある。そこに普遍的な是非を求めることの危うさ。

いやあ、ほんと。本作は漫画という媒体で、どこまで多元的な考え、人格描写するつもりなんだっていう。面白いかっていわれると、愉快ではないんだけれども。安楽椅子状態での会話がメインって絵的には面白みが薄い。どうしてもセリフばっかりになるし、読者側にエネルギーを要する。しかも本作はスッキリしない。わかりやすく間違っている人間に対して、正しいことを言って溜飲を下げるだとか、そういった明瞭な快活さを与えてくれないのでストレスたまる。それでも評価せざるを得ない話ってこと。

本作は各々が自分なりの考えを持っていて、そこに明確な是非を要求すべきじゃないってのを逐一訴える。今回の女子高生二人の言い分も間違ってはないんだよね。むしろ現代社会の通念上は、正しい寄りの考えと言ってもいい。じゃああの丸刈り君は偏狭性差別者で、“普通じゃない、間違っている人間”なのかっていうと「ちょっと待った」ってなるわけ。私も同性に痴漢されたことはあるからからなくもない。そういった経験から来る嫌悪感普遍的な通念では拭い去れない。読者の中には今回の話を読んでなお、あの丸刈り君をただのクソ野朗で終わらせる人もいるだろうけれども、作中ではそれこそ狭量ではないかと指摘しているようだった。

安易善悪二元論の懐疑。ああいった問題で、正しいだとか間違っているだとかの線引きで考えたり、分かりやす悪者を作り出すことの危うさを作者は知っているんだと思う。作劇として見た場合言語化しすぎてて読み味も良くないんだけれども、本作はそういうのを妥協したくないんだろうなあ。『鈴木先生』を思い出す。大衆が受け入れがたい、スッと入ってこないであろう考え方を大げさに、だけど真っ向から長々と語る。

「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ」は名言でも正論でもない。

「好きって感情はいいけど、嫌いって感情ダメ」みたいなセリフが劇中に出てきて、私は「うげえ、また“ツギハギ論”かよ」って思った。「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ」。『ツギハギ漂流作家』という漫画打ち切り間際に描いたあのセリフ。あの漫画顛末を踏まえた場合逆ギレじみた言い分に近い。けれども、なんだかセリフだけ一人歩きしてしまって名言になった。なってしまった。だから私は“ツギハギ論”って呼んでいる。実際このセリフ安易引用する人間の主張にはツギハギ感があるので、その点でも“ツギハギ論”って呼び方は適格だと個人的に思ってる。

で、ちょっとウンザリしたところで、「好きって感情は良い感情、嫌いって感情は悪い感情って考えは雑すぎる」といった指摘が入る。ああ、そこも言語化ちゃうだっていう。もう完全に私はこの作品に踊らされている。「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ」の歪さを分かってる。あのセリフが憚って10年以上も経っているのに、まだあれを正論だと思っている人がたくさんいる。あれが大した理屈じゃないことは、好き嫌いについて向き合っているのなら自ずと分かるはず。けれども、好きなもの他人に嫌いだって言って欲しくないという自己保身のために、あのセリフを都合よく使う人は後を絶たない。

好きという感情肯定する以上、嫌いという感情肯定しなきゃ辻褄が合わない。まあ、肯定否定個人感情によるところも大きいので、各々がどういうスタンスをとるかまでは是非を問えないけれども。そのせいで、意見の不一致による衝突は出てくるし、それを避けたいのも人間本能だしね。だからだって、こういう話は後腐れのないところで書く。とはいえ感想書きは、結局この“好き嫌い”を様々な言葉で紡ぐ表現手法の一つなわけで。好き嫌いのものを、片方だけ是としたり、有耶無耶にしたりすると評論としてはむしろ信頼できない。

とはいえ、これを完全に理解するには面倒くさすぎる。

そんなわけで評価はしているけれども、本作はかったるい。言語化しすぎというか、野暮ったいセリフ選びも多い。セリフの少ない場面とかはすごくエモいだけに尚更そう感じる。エンタメという枠組みで見たとき、あれは愉快な描き方ではないし、上手い描き方でもない。「悪役が何かエグいことをやっている」だとか、そういう“エンタメ的には良い不愉快さ”みたいな意味ですらなく。飲み物なしでビスケット食っているみたいな感覚

例えば、同サイトで読めるのだと、『さよならミニスカート』は分かりやすい。あれは良くも悪くも複雑じゃない。いや、人によってはあれでも余剰過ぎるくらい複雑かもしれないけれども、訴えていること自体はすごくシンプルなんだよ、あれは。基礎的なジェンダー規範を取り扱って、それをテーマにしている作品。様々なマンガで、以前から脈々と語られてきたジェンダー論をメインに、現代の人たちに刺さるようドラマティックにリブートしている。だから陳腐とまではいわないけれども、やや表層的ではあると思う。ああいったテーマを多側面的に考えたことのない、一般大衆向け。それ故に刺さりやすいし、読み味も良い。『青のフラッグ』もウケてはいるけれども、作者が想定しているであろう理解力の読者はそこまで多くないと思う。

その点で『さよならミニスカート』は多くの読者に色んな意味で優しい。まあ、テーマ的に何かすごいことをやってる~みたいに持てはやしだしたら危ないと思うけれども。『サウスパーク』とかで登場する、ソーシャルアジェンダに踊らされた大人たちみたいになってしまう。「私たちはそういうのに理解があるよ」といったスタンスゴリ押すことに一切疑問を持たない、実際のところ無理解人間。「社会正義から」、「一般の善良な考えだから」といった、誰かがあらかじめ作っておいた前提で理屈を紡ぎ出す。だから一見すると尤もらしいんだけれども、ちょっと小突かれただけで論理破綻してしまう。

とはいえ、そういった指摘をフィクション世界でわざわざ言語化しても、ほとんどの人はそこまで様々な視点から物事を考えないので伝わりにくい。一般社会の善良そうな考えで生きれば支障はまずないから、考える必要がない。むしろ考えすぎて自我袋小路に入ってしまうこともあるからちょっと無思慮なくらいが丁度良いまである。色々考えていたとしても、個々人の規範一般社会規範をすり合わせる他ないから。『青のフラッグ』のセリフからとるなら「お前は敵がつくりてぇの?」となる。私は御免こうむるし、多くの人も「そんなつもりはない」と言うはず。自覚しているか、実際の行動と矛盾しているってパターンは多いけれども。敵味方っていう構図の作り方が、そもそも履き違えているのを大体の人は分かっている。前提を共有をしていなければ主張の押し付け合いにしかならないし、かといって論理ゲーム本質から遠ざかっている。

そんな感じで、私の中でもまとまっていないので、ここで雑感は終了。ここまで語っておいてなんだけど、こういう特定作品を基に社会論をアレコレ語るのは、どこぞのサブカルくそ野朗みたいで我ながらアレだと思ってる。自分ツイッターじゃあ、絶対こんなこと呟けない。あれこれ考えてしまうから吐き出して解消したいだけで、漫画もっと気楽に楽しみたい派。ぶっちゃけ私は『むとうさとう』レベルの軽いノリでジェンダー取り扱ってる漫画の方が好きだ。

2019-05-18

子供の頃の残虐性が抜けてないと感じた話

※この文章には少しグロテスク表現が含まれます。虫表現あり。





突然だが、これを読んでいる人は子供の頃、アリの後を追ったことはないだろうか。

アリを追って巣穴まで辿り着き、巣穴に水を入れたり、砂をかけて穴を塞いでみたり。アリでなくともダンゴムシを無理やり開いてみようとしたり、ミミズスコップで叩いてみたり。

自分はアリの巣穴を砂で埋めたことはあるが、水を入れたりしたことは無い。そういうことをやる人もいると聞いただけの話だ。ダンゴムシを開いたのは小学生の頃の友人だし(そのダンゴムシは無理矢理開かされて逆に反り返って死んだ)ミミズスコップで叩いていたのは小学生の頃の男子同級生だ。

ここで少し自分の話をしようと思う。

自分はどういう人間かと言うと、飲食店で「ごちそうさまでした」を店員さんに言うタイプ人間であるコンビニ店員さんにもタメで話しかたこともないし、レジのあとは「ありがとうございました」を言う人間である。むしろこれが普通で当たり前の世の中であって欲しいと思っている。

動物は好きだ。猫も犬も兎もハムスター可愛いと思う。動物虐待のニュースを見ると心が痛む。虫だって出来れば殺さずに逃がたいので部屋の電気を消して窓の外に懐中電灯誘導することだってあった。

自分ミミズスコップで叩いていた同級生を「やめろ」と止めた側だし、反り返されたダンゴムシをみて怯えた側である。花の蜜を吸ったこともあるし、たまに野生の桑の実を食べていたこともあるので普通と言うよりは野生寄りだったかもしれないが、「他者の痛み」に関しては普通感覚を持つ、普通人間である。と、思っていた。(アリの巣を砂で埋めた件はあったが、水を入れた話を聞いて自分はむしろそんな残虐なことはしないと思った)

話を戻す。

何故自分の残虐性が抜けてないと感じたのかについて話そう。 数日前に外掃除をしていたら職場駐車場隅に不自然な土の盛り上がりを発見した。ホウキで軽く散らしてみるとアリがわんさか出てきた。どうやらアリの巣があるようだった。

アリくらいいるだろうと思って気にせず雑草を抜いていると次はムカデが出てきた。さすがにビックリして自分の方に来ないように気をつけつつ外掃除を終えた。

子供も多く来る職場なのでさすがにムカデはマズいと感じ、上司に報告したところ殺虫剤を渡された。バリア機能がどうとかで即殺す力はないが家の周りに撒けば寄り付きにくくなるという粉末殺虫剤だった。

アリの巣があった所に粉を出すと目に見えてアリがそこを避けていく。なんなら気づいていなかったムカデまでうじゃりと出てきて飛び退いたほどだ。

そこで薬剤だけ撒いて帰るのが普通大人だったのだと思う。しか自分は出てきたムカデ殺虫剤をかけた。嫌がって逃げて動き回るムカデの後を追った。即効性のない殺虫剤からその場では死ななかった。

ムカデは隙間に逃げ込んだ。なのでそこが巣かと思って粉をかけてみた。(あとから調べて知ったのだがムカデは巣を作ることはないらしい。卵から孵る場所はあるらしいのでおそらくこの隙間がそうだったのだろう)

すると外に出ていた別のムカデが帰れなくなった。薬剤の周りをウロウロしている。そのムカデにも私は薬剤をかけた。同じようににげまわるムカデさらに追って周りに薬剤をかけて袋小路にしてみた。

ムカデも移動するので完全には囲い込めずムカデは別の隙間の中に逃げていった。

自分も別の業務に移らなければ行けなかった時間なのでそこで殺虫剤を撒くのをやめた。

終えてから、ただ、「おもしろかった」と感じた。

そう感じた自分を振り返って愕然とした。自分はもういい歳をした大人である。その大人が虫を追い回して逃げ惑う姿を「おもしろい」と感じたのである

よくよく思い返すと近い事例がほかにもあった。これを読んでいる人は「Godus」というゲームを知っているだろうか。簡単に言うと自分が神となり人間を発展させるゲームである。地形を変えて人間を導き、発展させるシュミレーションゲームである

このゲームの中で自分は神であるので、その指先ひとつ文字通り指先ひとつタップ1回だ)で人を殺すことも、家を燃やすことも、隕石を降らすことだって出来る。

ゲーム的には自分信者を増やすことが目的なので、用意された道に従い自分土地を広げ、人に家を建てさせ発展させて遊んでいた。

このゲームには自分を信奉する信者とは別の民が存在する。その民とこちらの民の幸福度によっては、こちらの信者は向こうへ逃亡して人口が減ってしまう。その幸福度簡単確認できるので逃げられてしまわないように自分信者幸福度を上げてゆき発展させていくという遊び方なのだと思う。

だが自分自分信者幸福度をあげるのではなく、相手幸福度を下げる方に傾いた。なぜならゲーム的にはそっちの方が楽だったかである

手始めに、ワンタップで殺してみた。それからギミックである底なし沼を発動させて溺れさせて殺してみた。最後集落隕石を降らして殺してみた。隕石の火で火事が起きて集落燃えている木を慌てて消す動作、木ではなく民自体燃えて逃げ惑う様を見ていた。

しかった。多分笑っていた。

ゲームとしては「文化的決着」というのがあって、手順を踏めばその民もこちらの信者に出来る。それを知ったのはその民が全滅してからだ。

そこで自分が思ったのは「あーあ」であった。別に信者を増やせてゲームがやりやすくなる機会を逃したからではない。

1人か2人この民を生かしておけばまた増えて、プチプチ出来たのにな。と思ったからだ。実際山火事を起こして全滅しそうになった時は雨をふらせて全滅しないようにしていた。隕石を降らしてちょっと余所事をしているうちにこの民は死んでしまった。失敗したなぁ。とそれだけ思った。

記憶力が残念なので最近出来事だとこの2つしか思い出せない。思い出せないだけで他にも自分の残虐性を認識する事柄はあったのかもしれない。

こういう残虐性って子供の頃の上手く命を理解してない頃特有だと思っていたのでいい歳した自分がこんなことを楽しんでいる事にかなりビックリしたのでこの文を書いてみた。

でも多分反省してる訳では無い。またムカデが出てきたら殺虫剤をかけて逃げ惑う様を見るだろう。

どうしたらいいんだろう。ちょっとよく分からないのだ。このまま他人に気づかれない残虐性を抱えて自分普通人間であるように生きていくんだろうな。

2019-05-10

仕事において「責任」と言う言葉を使いたくない

言及責任に及んだ時点で袋小路なんだよ

責任」を口にしてる人にも近づきたくないし

自分がそれを口にするときはもう全部どうでも良くなった時だ

 

担当権限などは責任と違い重要

2019-05-06

ありふれた新社会人GW明け

 どんな人間でも不快になるような文章を書いてしまいました。

河原の大きな石をひっくり返したような、汚泥にまみれた実話です。

 GWも明けるタイミング、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は丁度死にたいと思っていて、だからこそ筆を取っています

私は学生の頃「仕事しかない」人間になる事を恐れていました。

から見て“面白くない”社会人になる事を避けたいと。

だというのに今の私は、まさにその"面白くない"社会人になってしまいました。

20にして人生に失敗してしまった人間備忘録です。

私のゴミみたいな半生が少しでも皆さんの娯楽になれば、ちょっとは報われるかもしれません。

 私はこの4月から晴れて新卒一般企業就職する事になりました。

しかし、訪れた新社会人としての生活は、想像を遥かに凌駕する程過酷ものでした。

 人間の悩みというのは、将来、人間関係、金、の3つに集約されるそうです。

例に漏れず私にぶち当たったのは人間関係、でした。

経済的問題否が応でもから近い公立高校に進学しようと本気で勉強した、その程度の事が一番辛かったと語れる程ぬるま湯に浸かったようなこれまでの人生の中で、人間関係に悩まされた事など一度も無かったのです。

私は人と話す事が好きな部類の人間でした。

希薄人間関係を築くのは割と得意な方で、逆に関係を持続されるのが極端に苦手。

進学や就職環境が変わればまた新たな人間関係を構築すれば良いという発想の私にとって、離れた環境の友人と無理に関係継続するというのは、意味の無い事に思えました。

薄く広い淡白人間関係典型的な連絡先だけ沢山持っていて本当の友人が1人もいないタイプ人間です。

 私が入社した企業は、業種も考慮すると今時珍しいくらいに体育会系人間ばかりで構成されていました。

自分に甘く、ストレス源となるようなものから逃れ続け自分の生きやす環境だけを構築してきてここまでやってきた私のような人間にとって、呑みの席というのは甚大なストレスになります

 私も流石に1年目の社会人のはしくれですから、毎朝入浴して身だしなみを整え清潔感を心掛けて毎朝出勤していますし、幸い人前で喋る事も然程苦ではないタチなので明るく爽やかな印象を持ってもらえるように自分を偽っています

スーツを着ている時の自分は完全にスイッチが切り替わっているので、会社にも上司にも従順人間でいるのですが、流石に「呑み会の出席率」のお話を訊いた時は笑顔が曇ってしまいました。

入社1年目はどんなに仕事ができなくても、呑み会の出席率で社内の心証大分変わってくるから、呑み会には絶対来ておいた方がいいよ、という旨のお話

 ふざけるな、と思いました。

ただでさえ業務時間外の中、自由参加という体の惰性みたいな呑み会に無理矢理連れてこられている身分なのに、まだ私を拘束したいのか、と思いました。

入社歓迎会だとか、社内の行事であれば流石に意図を汲んで参加しようと思うぐらいの社会性は持ち合わせているつもりでした。

しかし、あの呑み会は断じて違う。

 先輩方が何の気もなしにする発言一つ一つが、刺さってしょうがない呑み会であった事をよく覚えています

私がスーツを着ている時に演じている人格が私の素であれば、先輩方の言葉は全てありがたいアドバイスです。

しかし私の根はどうしようもない程の"陰"。

 実際、全て私が悪いのは分かっているのです。

社会的にどちらの方が正しいのかは明白であり、会社行事でも呑み会でも優しくもてなしてかわいがって頂けるこの環境をありがたく思えない私が悪いのです。

ただ私は上昇志向だとかそういった意識の高い言葉とは無縁な人生を歩んできたので、ギラギラした先輩方と同じ卓で美味しいお酒は呑めない。

 その日の晩、ギラギラした先輩と沿線で分かれるまで電車でご一緒し、最寄り駅に着いてから私はずっと死ぬ事を考えていました。

自分でも驚くぐらい簡単に生への執着を手放してしまいました。

Bluetoothイヤホンから流れるMOROHAが、かつてない程遠く感じていました。四文銭の最後の熱いメッセージでさえ、もう二度と私に向けて歌ってくれないのだと理解しました。

 そこから抜け殻みたいに出社してなんとかGWを勝ち取り、山形まで先祖墓参りに向かったり、気を許せる数少ない親友に誘ってもらって遊びに出掛けたり、引きこもってゲームしたり、好きに過ごして今に至ります

 「皆辛いけど、乗り越えてきたんだから

 なんて、色んな人に言われてきました。

こういう言葉を聞く度に、"平均信仰"の恐ろしさを感じます

他の皆が乗り越えられるから、私も乗り越えられる保証なんてどこにもないのに。

"辛い"なんてのは平均でしかなくて、研修から既に優秀で何の苦労もせず頭角をメキメキ表している友人だって、まして辛すぎるあまり誰にも相談できず電車に飛び込んだ同志だっている筈なのに。

 そうそう、人間は本当に精神的に参ると、孤独になります

自分の抱えている悩みや葛藤なんていうのは後ろ向きなもので、聞く人が多かれ少なかれ不快気持ちになってしまうのを理解しているので、仲の良い友人であればある程話せないものです。

私を心配して送ってきてくれるLineだって煩わしくて、でも折角気を遣って送ってきてくれた文章だしな、と返信を考えているうちに休憩時間が終わって、また仕事が舞い込んできます

その内全てがどうでもよくなって、携帯に入っている全ての連絡先を削除しようと思って、そうしてしまえば私が生きてきた意味が一緒に全部消えてしまうみたいで消せなくて。

そんな自分が情けなくて、使いもしない117の人脈を眺めて、それに縋るしかなくて。

 私は4月社会人になってから、死に対して真摯に向き合っています

でもあと一歩が踏み出せなくて、こんなどうしようもない袋小路でも無職になって親に縋るよりはマシだと考えると環境を変えるのすら怖くて、退職届1つ提出できずに、自分死ぬ事もできず、多分明日ミイラみたいになりながら朝6時に家を出ます

 Twitterで「幸せになりたかっ太」様が 

死にたがってるのに行動に移さない人たちの「死にたい」は、「生きていて幸せになりたい」と同じ意味だと思っている。

と言っていて、腑に落ちてしまいました。

 死にたいです。

死にたくないです。

幸せになりたいです、

私は一体何のために筆を取ったんでしょうか。

こんな惨めな人生を笑ってやってください。

誰か私を救ってください。

2019-04-19

anond:20190419184844

もちろん100%言えないわけじゃない。あなたのケースで別に後悔する必要はないよね。おめでとう。

 

けど中学生高校生だって相手を見る。

ヤバい(たとえばナチュラル生理ネタをイジってセクハラしてくる)先生もまじってる。

そういう先生との「相談」は2人きりでも多対一でも無理で袋小路かと。

 

  

https://togetter.com/li/1238652 現役高校教諭らしき人物産婦人科に入るJKに恥じろとSNSで書いて炎上

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43654670S9A410C1CN0000/ 

https://www.sankei.com/smp/affairs/news/170406/afr1704060024-s1.html  買春教諭記事多数

 

親としてはこういうの知ってる分不安だよね。

不正出血不安になって診断もらいに医者にいくことでさえ、

いいがかりつけられるかもしれないんだし。

2019-03-12

最適化って進化袋小路じゃない?

揺らぎも余裕も遊びも無くしてカリカリチューン。

俺たちはワンレースもてばいい競技車じゃないのにね。

2019-03-02

anond:20190301121019

その昔、「ファン代表P」とかい概念があったのじゃが、それがどのような反応を呼び起こしたかを考えると、このコンテンツ最初から袋小路だったということかも知れんのう

2019-02-09

高速通信20GB/月まで定額とかが普通になってきたな

テザリングかいうのが流行りだした頃はそんなんおそすぎて誰も使わんやろーと思ってたんやが、いつの間にか現実的な代物になってきてやがる。

PC事務創作活動以外の目的では使わないって時代がいよいよ来てるんだとも思う。

時代は変わる。

問題スマホの次がまだ出てきてないことだな。

スマートグラスやスマートウォッチは惜しいけど違う気がするんだよな。

アレは携帯が出たばかりの頃に京セラとかが作ってたメカニカルキーボード付き携帯電話(電子辞書携帯電話とパソコンを足して2で割ろうと試みるだけ試みただけのへんちくりんな何か)と同じたぐいの代物、いわば今ある進化マイナーチェンジであって次の進化にはたどり着かない袋小路のように見える。

それがまだ生まれてきてないことが不安だ。

次の進化がまだ始まってないけどもしかしてここから先20年ぐらいスマホやタブをちょこちょこアップデートさせるだけのプチ暗黒時代になるのか。

それとも次の進化は突然やってきて一瞬で大爆発するのか……

2019-01-24

anond:20190124005426

特定環境・状況に適応しすぎて、環境変化にてんで対応できない、進化袋小路にはまり込んでいるような生物存在する。

せっかく多様に進化したのに、そのまま滅んでいったアンモナイトみたいのもいる。

その神様って設計者は、大層な力の割には、ずいぶんと視野が狭くて、目先のことしか考えられない愚か者なんだねえって。

プログラマかにも、実装技術には秀でていて難しいコーディングをやってのける割には、メンテナンス考慮しない気の利かない設計しか出来ないのがいるけれど、そういうタイプなのかもしれないね神様

2019-01-22

友人(存命)の部屋に行ったら遺書があった

先日、一人の友人の部屋に遊びに行った。便宜上、彼のことは〝彼〟と表記する。

〝彼〟とは中学生の頃からからもう8年来の付き合いになる。

初めて会った時から変なやつだとは思っていた。ろくに授業も聞かず、学校部活もサボってばかりいる割にテストの点だけは良くて、ラノベ主人公みたいだという印象があった。

帰り道が同じ方向なので、僕はしょっちゅう〝彼〟と一緒に帰っていた。話してみれば面白いやつだった。僕も根は真面目ではなかったので、〝彼〟とは仲良くやることができた。

進んだ高校は別々だったが、もう一人別の友人を交え、僕たちは三人でことあるごとに集まった。

いつも遊ぶ場所は僕の家だったが、ある時〝彼〟の家に遊びにいく機会があった。

〝彼〟の家はすごく辺鄙な立地で、信じられないくらい細い路地を進んだ袋小路の先にあった。

外観はゴミ屋敷だった。銭湯下駄箱とか、シーサーみたいな動物の置物とか、そんなもんどこで拾ってくるんだよと尋ねたくなるようなゴミで溢れかえっていた。

内装バカの家だった。玄関のドアを開けるとまず真っ先にバカみたいなサイズ水槽の中に入った故の知れぬナマズみたいな魚と、明らかに飼い主の手に余っている気性の荒い大型犬が三頭出迎えてくれた。当然床はゴミであふれていて足の踏み場もない。大量の段ボール箱とか、いつ食ったのかもわからないコンビニ弁当のガラとか、とにかく生活感のあふれるゴミがわんさか転がっていた。あと窓ガラス割れていて、ビニールテープで雑に補修してあった。

多分〝彼〟のご両親は頭がおかしいんだろうなと思った。先生の話を聞かないのも、一番身近な大人ちゃらんぽらんから敬うことを知らないせいだろうと思った。

のちに聞くと、彼の父はDV常習犯躁鬱病患者、母はそんな夫を見限ってまだ幼い息子二人と娘(〝彼〟には二歳下の妹と六つ上の兄がいた)を放って家を出て行ったのだとか。本当に両親揃ってダメ人間だった。

現在、〝彼〟のTwitterアカウントFF比が3くらいあって、2000人くらいフォロワーがいた。投稿内容はアルファツイッタラーもどき気持ち悪いツイートであふれていた。マッシュ頭に丸メガネというテンプレート通りの外見の自撮り投稿して囲いのメンヘラ女を喜ばせたり、学問の話をして身内と盛り上がったりしていた。

あと〝彼〟は常に病んでいた。メンヘラというより厭世主義者で、誰かにかまってほしいから病んだふりをしているというより、本質的に狂っているような感じがあった。なにが面白いのかさっぱりわからない上に、なにか僕の感性根本的な部分が拒否反応を起こすので普段ミュートしている。

〝彼〟の感性普通ではない。太宰や芥川作品のような雰囲気を纏う芸術の類ばかりを愛で、普通恋愛とか、人間関係にはほとんど関心を示さなかった。恋人はいたし、その相手とは僕も交友があったが、やはりどこか壊れている女ばかりだった。援交でお金稼いでるとか、エロい自撮りを鍵もかけていないアカウントで上げているとか。

〝彼〟の感性普通ではないから、部屋で遺書を見つけた時もただの悪ふざけかと思った。だって遺書(これは常備のものなので私が死んでいない時には読まなくてよい)」とか書いてあるんだもの。けれど、悪ふざけにしては度が過ぎている。自殺する気があるのかどうかは知らないが(決してないとは言い切れない)、少なくとも常人よりは死を身近に感じているような雰囲気があった。

少し迷ったが〝彼〟は階下で僕と飲むためのお茶を用意してくれていたので、その隙に僕は勝手に内容を検めた。好奇心に負けた。

遺書封筒にすら入っておらず、B5のコピー用紙の片面に印刷されているだけで、その乱雑さも〝彼〟らしいと感じた。

中には男女1人ずつのフルネームと連絡先が記されていた。男は大学で同じゼミ所属している人間で、女は元恋人だった。男には〝彼〟のスマートフォンの完全な破壊を、女には引き出しに入っているという手書きメッセージを引き取るよう指示してあった。流石に女に宛てた手紙勝手に読むことは良心の呵責が許さなかったが、いったいどんな手紙を残したのだろうか。(すでに良心が〜とかどの口が言うんだ、くらいのことをしているとは自分でも思うが)

遺書は、ただの作業指示書だった。

〝彼〟は無駄なことをわざわざする人間ではない。誰にも発見されないかもしれないのに手の込んだネタを仕込むようなお茶目なやつでもない。

からあの遺書は多分、本気で書いたものなのだろう。本気で彼はスマホ破壊と、童貞を捨てた相手メッセージを伝えるくらいしか自分が死んだ後に望むことがないのだ。

言葉にし得ない虚しさがあった。育ちや環境に同情するには遠過ぎた。ただ、哀れに思った。

こんなことを考えるのは不遜にもほどがあるとは思う。人の遺書勝手に暴いてこんなところに晒しておいてケチをつけるとは何事だと、これを読んでいるあなたはきっと思っていることだろう。

けれど、僕は悲しいのだ。仮にも数少ない友人である〝彼〟の人生が、こんな詰んだものであることが。

遺書には男の名を指して「君くらいしか頼める相手がいない」と書いてあった。

僕を頼れよ、とは思わない。だって僕は彼を救いたくないから。本当に気色悪いと思っている。

ただ、彼の人生が詰んでいるのが、ひたすらに悲しい。

〝彼〟はまだ生きている。3年前と同じことをツイートしている。

どうか、せめて長生きしてくれ、友よ

そして、僕の知らないところで人知れず死んでくれ。

2019-01-02

下痢レース

コース

まず勝利のためにはコースを把握しておくことが大事。敵を知り己を知れば百戦危うからず。

第1コーナー

小腸回腸)と大腸結腸)は通常右下腹部でつながっている。

ここに盲腸虫垂)という袋小路もあるので注意が必要

第2コーナー

第1コーナーから上行結腸があり右腹部を上ったところに第2コーナーがあり横行結腸に入る。

第3コーナー

横行結腸で左腹部まで移動し第3コーナーを経て下行結腸に入る。

第4コーナー

下行結腸からS字結腸になりすぐに直腸バックストレート)となりゴールとなる。

レース展開

第1コーナー

通常は痛みが生じることは無い。

下腹部に痛みがある場合(そうでない場合もあるが)虫垂炎の可能性があるのですぐに病院へ。

第2コーナー

ここもあまり痛みはないことが多い。

慣れてくると、腹や腰の凝りや冷えなど違和感を感知することができる。

第3コーナー

通常、痛みとしては一番強い。自分が下してしまったという否応もない現実に直面する。

ただ、自分の部屋にいる場合は、まだ慌てる時間ではない。この時トイレに駆け込んでも

無駄に痛みを我慢することになる。布団の中で脚力を蓄える時間である

このときあんかや枕を腰の下に入れ仰向けに寝ると少し楽になることがある。

なお、外出時はすぐにトイレを探さなければならない。トイレを見つけても個室が開いているとは限らないのだから

コーナーを回って下行結腸に入り痛みが和らいだのを治ったと錯覚すると増田行きとなる。

第4コーナー

痛みよりもスタンドからの大声援が突き刺さる。

バックストレートに入ると押しとどめるもの肛門括約筋だけだが、もはやレースを止めるだけの力はない。

結語

よいおとしを

2018-12-31

anond:20181231213558

手に職しかない、というのは同意。ただ、「今更手に職ってどうすりゃいいの?」みたいな当事者結構多いと思うぞ。

IT職はなぁ・・・そういうのが好きで、「過集中で気付いたらプログラム覚えちゃいました!」・・・みたいな奴ならともかく、「向いてるかも?」みたいなノリで就くのは無理だぞ。

なんせ、技術身に着けようにも、飽き性で集中力が続かん。他の仕事についても一緒だな。3日坊主で終わって自己嫌悪に陥るのがオチ

結果合わない仕事に無理矢理合わせに行くしかなくて袋小路にハマってる奴が多いか問題なんでないの。

2018-12-12

anond:20181212191416

IMAKITA

https://www.qhapaq.org/imakita/

評価軸が他人だと、他人の顔色ばかりを窺って生きるようになる 。

から他人けが評価軸の人は、物分かりが言いように見えて、フラストレーションだけは人一倍蓄積する 。

結局、加藤自分自分袋小路に追い込んでる 。

それが尚更周囲の反感を買うのである

自分の憎む社会に、敵に借りを作るなよ。

2018-11-14

今の日本の何を壊せばいい?(創造のための破壊)

なんか今は行き止まり感がね

停滞ではなく、袋小路にいる感じ

2018-11-04

やっぱり腐女子フェミってわけわからん

リベはともかく、ラディフェミって男が憎くて、男の欲望も憎くて、ついでにそれを満たすもの全ても憎くてしょうがないわけでしょ

でもそれだったら腐男子なるもの存在する時点で、お前の大好きなBLも燃やさなきゃいけないはずなんだけど

まさかBLだけは男が愛好しても性欲じゃないとか言い訳するつもりなんだろうか?

単純に男が嫌いで、男女愛も嫌いで、それにまつわる規範も嫌いで、だからマイノリティとしてのBL百合に走るフェミがツイフェミ界隈に多いというのはわかるんだけど

なんか理論武装すればするほど袋小路にはまってる気がする

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