はてなキーワード: スーツとは
私は確かに館林ルイの偽者でしたけれど、ご主人様は女性として生きていたころから好きでした。
だからたまにはご主人様が美空として生きていた頃の姿も見たいのです。
双子でも成長につれ微妙に顔つきが異なっていくように私の姿とご主人様のスーツの中の女としての姿は微妙に違うはずです。
その唯一無二のありのままのご主人様の女性としての姿も愛でたいのです。
私が他の女とレズセックスをするようになってしまってもいいのですか。
その肉体が着脱可能なスーツと考えてみるといろんなプレイが思い浮かぶのです。
たとえば背中が開くようになっているはずなのですが、そうしてぱっくり見えた背中とスーツとのコントラストを楽しんだり、あなたの女としての身体が放つ蒸れと体臭を今すぐ嗅いでみたりしたいのです。
今の私は美空そのものでその体臭とかもご主人様の女性としての肉体が発するものと同じはずなのでしょうが、やっぱりいくら好きな人の体臭でも一度それに成り代わってしまっては、自分で自分を嗅ぐということに興奮することには限界があるのです。
小難しい言い方になってしまいますが自己ではない客体というか、自分の身体とは異なるものとして「美空」の匂いを嗅いで見たいのです。それは当然赤の他人に美空のスーツを着てもらうとかではなく、あらゆる意味でご主人様の女としてのもともとの身体が相応しい。
妥協案もあります。せめて顔の部分だけでもスーツを脱いでみてくれませんか。男性の肉体に不釣合いな可愛らしいご主人様の顔というのもまた想像するだけで悶えて来るのです。男女としてのセックスではなくたまにはそんなプレイも楽しんでみたいのです。
せっかくもともとは可愛らしい女性の姿で生まれて来たのですから、たまにはその可憐な顔も見せてください。その愛のあるまなざしやサドな表情は女性としての顔であってもいささかも魅力を失うものではありません。それどころかその顔のみの魅力というものも私は見出しているのです。
私は女性だ。出会いが皆無な職場にいるのでマッチングアプリはこれまでにも何回も使ったことがある。
メッセージや通話を重ね仲良くなり実際に会って交際に至った出会いもあり、真剣に結婚を考えていた時期もあるが、昨年別れてしまった。
一応お友達から始めたい気持ちはありつつも、実はまあそこそこ真剣に交際相手を求めているというのが前提にある。
私はお世辞にももう若くない。ずっと独身だが父親が暴力を振るう家庭で育ったことも関係しているのか、ある時点から年上男性がものすごく苦手になってしまった。
なのでマッチングアプリでは年下の男性を選びマッチすることが多い。結婚を考える際に現実的なのは同い年や5歳年下くらいまでがまあ現実的だろう。
だがなんというか、そのあたりの年代とマッチングしてみてもなかなかうまくいくように思えない人が多いので、記憶が新しいうちに記録しておこうと思った。
かなりフェイクを入れてあるがもし自分のことだと思われる方がいたら申し訳ありません。なお記載しているのは実際に会ったことがない人ばかりです。
私の前職がデザイナーであること、年下希望であること、喫煙者を希望しないことなどのプロフを見て、マッチ後に先方からメッセージをくれたので好印象だった。
その後一週間程度でLINEをするようになった。最初のころはLINEが届くのがうれしかった。
その男性が地方出張へ行く際に、かつて私が住んでいた町を通るとのことでおいしいお店や懐かしく思う場所などをピックアップし教えたこともある。
実際にその中の一軒に行ったようでレビューをくれたが、男性の感想は「次はないな」とのことだった。
確かにチープなB級グルメだし地元でも賛否両論ある味だ。だがなんだかその言い方に少々の嫌味さを感じてしまった。
それでも当たり障りのないLINEを続けていたある日、中国のある地方の出身者が作る珍しい麺類のお店のことを話したところ、一緒に行きませんかとの誘いを受けた。
でも前回の「次はないな」の一言と上がり続けていた一月のコロナ感染者のグラフを見て「コロナ増えてるので今はちょっと怖いです」と断ってしまった。
男性は8割くらいがテレワークだが、通勤がある日はほぼ繁華街の安めな居酒屋に行っていると話していたのも断る材料になってしまった。
なんとなくLINEも途切れてしまったが最後に来た彼からのメッセージには「明日は友人たちと別荘を借り切ってスノボです」と書いてあった。
一方的な判断で非常に申し訳ないのだが、この人は私が病気で倒れても友人との予定を優先しそうな人だなと感じ返信しなかった…
そのしばらく後、男性のアプリ上プロフィールのメイン写真がおそらく地方出張のときに特急の車内で撮影したものに変更になった。
以前載せていた写真よりも前髪の量が大きく減少していた。
減少した前髪を伸ばし、後退した前額部を隠すようにしているヘアスタイル。あごにかけたマスク。片手にプレミアムモルツ。ブランドの時計。結構高そうな質感のシルバーのイヤホン。
もしこの人と一夜を共にすることがあったらこの前髪も前後運動と共にヒコヒコと頼りなく動くのかなとか、シャワー浴びたらスイカの皮の模様みたいになりそうだなとか想像し、
笑い上戸の私はブハァと吹き出すことが確実なので彼のLINEを削除した。
相手男性のプロフィールを確認すると結婚に真剣である旨が記載されていた。自分ももちろん願望がないわけではないのでマッチ後すぐ届いた先方からのメッセージに返信した。
やや上目遣いの自撮り写真の眉毛が20年くらい前のV系が好きなんだろうなと感じさせる形であったが、人間は一番モテていた頃のルックスをなかなか捨てられない生き物だ。
プロフィール上の他の写真にはギター、愛用と思われる香水、クロムハーツ的なアクセサリーが無造作に置かれたシルバーのトレイなど。20年前なら彼のこと好きになれたかもしれない。
メッセージを交わすうち、私の友人が他のマッチングアプリで出会った人と「友情婚」に近い感じで、交際半年で結婚したエピソードを披露した。
彼からの返信は「その友人は正しいでしょうね」とのことだった。
私が「友人」と書いたら、ふつうは「お友達」とか「ご友人」と書くのがまあ一応の決まりなんじゃないか?とモヤモヤしたのと
そこまでに交わしたメッセージに「親と仲いい人を希望している」という記述があり、私は返信をやめた。
私は親と仲悪いから彼の条件から外れるのと、一方的な情報のみで正しい・正しくないを判断する感じになんか独善的なにおいを感じてしまった。
とにかく彼は私のプロフィール写真のルックスが好みだったようで「めっちゃ可愛いと思ってる」を繰り返した。
私も彼の一重の涼しい目がわりと好みだったし、英語を勉強しなおしている最中だから彼からのいいねはうれしかった。
なのでわりと熱心にメッセージを返信していたのだが、彼は私の過去にやたら嫉妬する人だった。
最初は聞かれるがままに元彼となぜ別れたのかを説明していたが、そのうち元彼との性的な事柄にも質問が及んだので「なぜそんなことを聞くの?」と返信した。
自分は今年に入るまでは元彼との復縁を希望していたような人間なので、少し前の過去のことを思い出すのは心がチリッと音を立てて焦げるような気分になるのだ。
彼の答えは「ごめん」だった。こちらの質問内容に対して何も答えない不誠実な謝罪は大嫌いである。
なのでその旨を説明し、受け止めてくれるならともかく興味本位で聞かれるのは自分の傷を自分でえぐるようで嫌だと言った。
するとすぐ「受け止めて助けたかった」との返信が届いたが、このやりとりの少し前にアプリの通話機能を使用して話す約束をしていた日に「忙しい」だけ送ってきて、
その後に二日間音沙汰なしの上リスケジューリングをしようとしなかった奴に受け止められるわけないだろと思った。私は返信を止めた。
「僕が悪いのかもしれないけど、なんでこんなことになっちゃったんだろう」
彼も私とメッセージをしなくなってからプロフィールを大幅に書き換え、写真を色々載せていたが、自宅と思われる洗面所を利用して撮った写真の鏡がすごく汚れていた。
スーツ姿で居酒屋で飲んでいる写真や回転寿司でエビをほおばる写真など、誰かに撮ってもらったような写真も増えていたが、どちらもテーブルの上がすごく汚かった。
私は、もうすぐ専門学生ではなくなる。不景気でも、こんな私でも内定をくれる会社があって、春からは社会人になる。
その前に、どうしても増田で聞いておきたいことがある。
去年、私には気になる人がいた。私がレジに立っていると、ワイシャツの上に黒のベストを着た社会人の男性が来て、たまに話をしていた。いつも私のレジに並ぶ人だ。
「風が冷たいね」とか、「雨が多いね」とか、「今日は目の下がキラキラしてる」とか、「雰囲気かわったね」とか、他愛もない話ばかりだった。けど、その人は自信満々で、瞳の力が強くて、いつの間にか気になる人になっていた。
夕方~夜に働いている時、何十メートルか先のフロアにその人を見つけると、レジから身を乗り出して姿を追っていた。好きではないけど、少しは気になる、好きかもしれない、という感情だった。
半年が経った頃だ。
レジ数台が並んでいる手前で、その人を見た。立ち止まっている。こっちに来るんだと思って、一歩控えて待っていた。
すると、その人はさっと歩き出して、私がいるレジではなく、そのひとつ前に迷いなく入っていった。
初めてだった。私がいる時間帯で、私以外があの人を受けるのを見たことはない。
高校2年生には見えない見た目の子で、背が高くて、モデルみたいな感じがする。髪に特別なことはしていなくて、ただのポニーテールなんだけど、垢抜けた感じがする。不細工ではないと思う。
その男の人は、その子(高2ちゃんとする)と楽しげに話していた。確か、高2ちゃんが耳に開けているピアスの話をしていたと思う。マスク越しでも自信満々の笑顔だった。相変わらず目力が強い。
私はその時、同じレジの隣に立っていた新人の子にいったん任せる形で、忘れ物を取りに行く振りをしてサービスカウンターに向かった。
嫌な気持ちだった。こんなに嫌な気持ちになったことはない。胸の奥がむかむかする。心臓から流れ出た血がぶすぶすと煙になって、血管の中で燻っているみたいだった。嫌悪感だった。
次の時も、その次も、またさらに次の時も、あの人は高2ちゃんのレジに行った。それで、高2ちゃんと短い間お喋りをするのだ。あの子がいなくて、私とほかの人がレジ打ちをしている時だけ、私の方に来る。特に、話を振られることもなかった。前は、あんなに調子がよかったのに。
私の想いは裏切られてしまった。
去年のある日、インターネットを見ていたら、レジ打ちとお客さんでも恋愛が成立するみたいな記事がいくつかあって、期待していたこともある。もし名刺や手紙を渡されたら、何か理由を付けて連絡を取るといいらしい。
それがあの瞬間、あの人が高2ちゃんのレジに吸い込まれていった時、実家の古い急傾斜の階段を降りていたら1段飛ばしになって、つまずいて階段の角で尻もちをついた時の、あのやるせない、自分が情けない気持ちが込み上げてきた。
雑談の時でも、休憩室で一緒になった時でも、仕事の相談を受けた時でも、つい苦手な感情が込み上げてきて、ちょっと辛い対応をしてしまうことがあった。
その度にごめんね、と思っていたけど、そのうちほかのアルバイトの子も、高2ちゃんとのコミュニケーションが難しくなっていった。「背が高くて綺麗だね」「メイクは要らないよね」って本人に言っても、謙遜ばかりしていたから、多分みんな嫌味に思ったのだろう。
高2ちゃんは、去年のクリスマスの前に辞めた。あの人も、ちょうど同じ頃にスーパーに来なくなった。それで、私の感情もひとしきりついた。
同じレジ打ちの友達に相談してみたけど、みんな私と思いを共有してくれた。「そういう男ってマジでバカ」だと言ってくれる子や、美人とか美人じゃないとか気にしなくていいとか、ここでは書けないような悪口もあったけど、自分の考えは正しいのだとわかった。
増田の人に教えてほしい。
どうして、男の人は可愛い子の方に簡単にコロッと行ってしまうんだろう。私とあの社会人の人は、特にそういう関係ではなかったけど、もし仮に恋人同士でもそんなにコロッと相手を変えてしまうんだとしたら、ここまで不誠実なことはないと思う。男の人の感覚が信じられない。あの人は、私と何十回と話していたのに、高2ちゃんの方に行ってしまった。
理性的じゃないのはわかってる。自分の感情に腑に落ちないところがあるからこんなことを書いてるのもわかってる。でも、どうしても納得がいかない。
男の人は女の子の見た目ばかりに気を取られているし、何なら外見=中味と見なしている感すらあるんだけど、どうなんだろう。これから似たようなことがあった時、あのムカムカした思いをしなくていい方法はあるんだろうか。
3/15
私なんかのために時間を使っていただきありがとうございます。
読みにくい点があってすいません。高2ちゃんは大学生以上にしか見えない子で、たぶん社会人の人も気が付かなかったと思います。
あとは、社会人の人のベストですが、黒いセーターみたいなベストのことです。スーツの生地のやつではないです。
この日記を書いたのは、年明けにあのふたりが飲食店で一緒にいるのを見てからです。
忘れていた気持ちがよみがえってきて、耐えきれなくなりました。
重ねてすいません。ご意見本当にありがとうございました。
ごめんね。
みょんなことからタダ券を貰ったので、東京芸術劇場でやってる「冬のライオン」(舞台「冬のライオン」公式サイト|佐々木蔵之介主演)を見に行った。
舞台を見るのは10年ぶりくらいかも、増田は普段アニメしか見ないので俳優さんとかは全然わからない。「冬のライオン」は歴史ものらしいのでちょっと面白そうかなと思った。歴史は多少興味があるので。
東京の劇場ということは上野にあるアレに行けばいいんだろと思ったら、あっちは文化会館という名前の別の施設で、芸術劇場は池袋にあるらしい。事前に確認しておいて良かった。
主人公はウィリアム征服王の孫で後のリチャード獅子心王やジョン欠地王の親父であるヘンリ二世。彼がある年のクリスマスに家族を集めて、相続問題に片を付けて、ついでにあわよくば妻のエレノア(エレオノール)と離縁して愛人のアレー(アデル)と結婚しようとするところから話が始まり、結局まあほとんど話が進展しないまま話が終わる。余談だけどアレーの名前がアレーなので、あれと言ってるのかアレーと言ってるのか時々わからなくなった。
ヘンリ二世がなんていうか高田純次にドラマ版の露伴先生の演技を混ぜたような人物。狡猾ではあるのだけれど、高田純次だから、この人がいるだけでどんな深刻な話をしていても場がコメディになってしまう。
よく知らなかったけどこの人の相続権て母ちゃんのマチルダ経由で来ているんだな。アキテーヌは奥さんのエレオノールが持ってきたものだし、女性の持ってきた土地で成り立ってる国という感じだ。
元々舞台作品なんだけれど、映画化されたものが有名なようで、ヘンリ二世を扱うときには度々引き合いに出される(たとえば世界史の窓:ヘンリ2世)。
ところでお前らポスターと全然衣装も雰囲気も別物じゃねーか。表紙詐欺にもほどがある。息子2人とフランス王なんかスーツだし、ジョンに至ってはヤンキーみたいな格好してる。エレノアなんかグラサンつけて登場してくるし、中世どこ行った。こんなんやで(https://twitter.com/tliw_2022/status/1497195310422323206)いやでもメガネにスーツのリチャードはそれはそれで格好が良かった。
前半は妻と愛人と3人の息子(ジョンとリチャードの他に影の薄いジェフリーというのが居る)にフランス王がそれぞれに相続権やフランスの領土を獲得しようと互いに陰謀を巡らせては即座に破綻したりする。わりとドタバタコメディの趣が強い。日常会話のように互いに陰謀を企てるので真世界アンバーとかが好きな人は面白いかも。セリフがわりと早口なのと陰謀ゲームの局面がコロコロとめまぐるしく変わっていくので、今誰が何を企んでいるのかちょっと把握しきれなかった。まあ、後半になってみるとこれらの陰謀ゲームは一旦全部リセットされるので覚えきれなくてもあんまり問題は無かったのだけれど。
休憩を挟んで後半に入ると、これまでのドタバタコメディが段々とシリアスさを増してくる。2クールもののアニメの2クール目のよう。前半は登場人物が全員嘘の上に嘘を塗り重ねていたので誰が何を言っても本音ではないというのが明らかだったから、のんきに笑っていられたのだけれど。後半になると段々とその嘘が剥がれてきて、痛ましいまでの本音が見え隠れするようになる。後半の最初の方ではまだ結構笑ってる観客も多かったけど、いやこれはちょっと笑えなくないかと思ったりした。かなり露骨に親に対して愛してくれと叫ぶもほぼ完全に無視されるジェフリーの空気っぷりとか相当悲しかったと思う。まあそういう泣き笑いの境界みたいな展開が続く。
終盤、愛人のアレーがヘンリに対して、私と結婚して子供が欲しいなら、その子供の将来の安全保障のために今いる息子を全て殺せと持ちかけ、ヘンリ自身もだいぶ悩んだ結果せやなと応じ、子供たちの方もいろいろあった結果、親父をやっちまおうと考えるのだけれど…………この家族の愛の形というのは、わかりにくいけれどこういう形でずっと表現されていたのかもしれないなあという感じでおしまい。子供を殺そうとするヘンリを黙って見ているアレーはなかなか迫力があって良かった。
終わってみると、結局の所この劇は、ヘンリの家族がヘンリから愛を得ようともがく姿を描いた劇だったのかもなあと感じた。ヘンリのほうも根っこの所では家族みんなをそれなりにちゃんと愛しているのだけれど、まあ普段が陰謀一家なのでかなり土壇場にならないと家族の間に本当に愛があるのか誰にも解らないという。
最近の当店は、すっかりコロナとは関係なさそうな混み具合になってきた。ちゃんとピーク時に混む。世の中の人達はもはや誰も感染を怖れていないのか? と不思議に思う。
女性店員に構われたいがために来店するおじいさんなお客様の名前を最近になってやっと知った。そしてその人の日常生活についても薄々わかってきた。どうやらずいぶん前に奥さんと死別しているらしい。30代半ばの娘さんが一人いるが、同居しているのかどうかは不明だ。
奥さんが既に故人、というのは何気ない会話でわかった。ある日、お客様が私の手を見て、
「こういうのを白魚のような手っていうんだよな」
と言った。私は別に若くないので手も白魚といえるようなものではないシワシワぶりなのだが、確かに生白いので目の悪い人には白魚に見えなくもないのかもしれない。
「そうでしょうか」
と私が言ったら、お客様は。
「おーよ。昔な、ウチのがよくこんな手を『白魚のような手ねぇ』って言ってたもんよ」
と、寂しげな顔で言った。想像するに、奥様は幼い頃の娘さんの手を見て『白魚のよう』と褒めていたんだろうなぁ。
その、おじいさんなお客様が、ある時期50代くらいの女性を連れて来店していた。その女性はなんか奇妙な喋り方をする人だった。日本人の話す日本語ではあるが、誰か有名人の真似でもしているようだった。その頃は、同じ様な喋り方をするモード系(?)のアラフィフくらいの年代の女性達がやたら来店した時期なので、たぶんあの女性もそれと同類だったのだろう。
変な女を連れて来たくらいだったら、それも人生か……と思う程度だ。だが、おじいさんなお客様はある日急に、変な喋り方をする50代女性を連れて来なくなったので、記憶に残った。
それから数ヵ月経った頃、Aさんが一人で店番をしていたところへ例のおじいさんなお客様が来店。いつもとは全然違う超低姿勢で、
と話しかけてきた。なんでも、おじいさんなお客様は銀行のキャッシュカードを無くしたのかもしれなくて、もしかすると当店で買い物中に落としたのではないか? と思い、来店したという。それで、Aさんは落とし物保管庫と店内をくまなく探したが、キャッシュカードはなかった。そうAさんが言うと、おじいさんなお客様は一旦帰ったがまた来店。Aさんに、実はここの所、銀行口座から身に覚えのない引き落としがちょこちょこあったと打ち明けた。だから、気づかぬうちにキャッシュカードを何者かに盗まれて、預金を使い込まれているんじゃないかという。
……。まあ、そんなことをお年寄りが言い出したら、まず認知症を疑うけれども、おじいさんなお客様の場合……。
「それ犯人、あの女じゃね?」
Aさんから話を聞いて、私は言った。
「ですよねー。きっとあいつにキャッシュカード勝手に遣われてるんでしょうね」
とAさんも言った。まあなんだ。老いらくの恋もいいけど、詐欺に注意ですな。
当店の客層はスーツは着ない職業柄のサラリーマンと職人さんが大多数。なのでスーツを着たお客様自体が少数派なのだが、この間の木曜日は謎に仕立てのよいコートとスーツを着ているお客様がやたら多く来店した。一体、世の中に何があって素敵な三つ揃いスーツ祭りになってしまったのかわからない。上着は車の中において来たのか、夜なのにパリッとしたワイシャツとネクタイに皺ひとつないベストにスラックス姿のお客様も来店。ベストに包まれた姿勢のよい後ろ姿ってカッコいい。いいなあ。あと、アームバンド着けてる人を初めて見た。
コンビニバイトの癖に、今日の今日までセブンイレブンの無料Wi-Fiがもうじき終了することを知らずにいた。たまたま、家の近所のセブンに行ったら出入口付近の窓ガラスに告知のポスターが貼ってあるのを見かけて知った。
私のバイト先には無料Wi-Fiが目当てで来店するお客様が大勢来店する。もしも無料Wi-Fiがなくなったら不便なんじゃ? と思ったけれども、帰宅してググってみたら、案外無料Wi-Fiの終了は歓迎されているらしかった。なんでも、無料Wi-Fiの通信速度はとても遅いので、電子マネー決済をするお客様には邪魔なのだそうだ。へぇ……知らなかったぁ……。
その駅からほど近いところに舞鶴公園とか福岡城跡とか平和台陸上競技場とかが集まっている
正直、市外に住む僕としては一か所に機能がごちゃごちゃ集まっているので何と呼ぶべき場所なのかよくわかっていない
歴史を知らんが、福岡城跡地に公園やら陸上競技場やらを作った結果なのだろうと思う
地下鉄と上下で平行に走る明治通り沿いに堀が残っていて、明治通り側からは橋を渡って舞鶴公園に行く形となる
平日休みで行くところがなく、本屋に寄った帰りに舞鶴公園の近くの堀のベンチに座り、ぼおっとしていた
冬の堀はハチの巣みたいに乾いたハスの実があちこちに浮かび、濁った水面にしなびたハスの幹がガシガシと刺さってるくらいで、あんまり見ていてきれいなものではない
こんなところに平日に、人なんて来ないだろうから、飯屋が空くまで本でも読んでおこうと思ったんだ
何してるんだろうとみると、端の方で煙草を吸ってるんだ
明治通りから階段を下りて、堀の水面近くの小道に降りれるから上の歩道からはわざわざ下を覗かない限り、吸ってるのがばれないから都合がいいんだろう
50代くらいのおっちゃんが煙草の吸い終わりにかーっぺと堀に痰を吐いて去っていった
僕自身、歴史になんの思入れもないから、近くのオフィスビルで働く人にとってもそんなもんなのだろう
しばらくすると、20代くらいの兄ちゃんもスーツ姿でやってきて、たばこを吸っていた
さっきのおっちゃんと同じ会社の人か知らんが、ビルに喫煙所がないんだろう
教えられたのか、足元に落ちている吸い殻を見つけて、同じ場所に集まる習性なのかわからんが、舞鶴公園堀はたばこ吸いポイントらしい
けしからんとかじゃなくて、どうせ吸う人は吸うんだからオフィスビルもたくさんあるし、近くに喫煙所を作ればいいのにと思った
公園があるような場所って景観気にするし、赤坂って福岡法務局とかの最寄り駅でお堅いイメージのある地域だから色々難しいのだろうか
当時20後半になってもフリーターをしてた俺は、服飾の専門学校を出てニートになった友達と一緒にタイムスリッパーごっこをしていた。
友人が作った全身に緑色のボタンがついてる(ゾゾスーツの白い丸が全部ボタンになってるイメージ)灰色の奇抜なツナギと、片方のレンズにヒビが入った伊達メガネを身につけて、遠くのバス停に目掛けて走り、バスを待ってる人に「すみません、いまいつ頃ですか?」と聞いて去っていく遊びだ。
なるべく変な連中に絡まれないように、昼間の穏やかそうな学生や頭が柔軟そうな二人以上のグループを狙って犯行を行った。ある程度の年配者など融通の利かなくなそうな人にやると揉め事に発展したり通報されたりする恐れがあるからだ。
ターゲットのバス停へ先に片方が普段着で並び、もう片方がタイムスリッパーファッションを施しバス停にかけつける。(友人は恥ずかしがったのでタイムスリッパー役をやることが8:2で俺の方が多かった)バス停でバスを待ってる人に「いまいつ頃か」聞くといろんな答えが帰ってくる。大体は「今の時刻」か「今日の日付」だ。そういう時に「ちがいます!西暦です!」と答えると、今日の西暦が返ってくるので、今日の西暦と教えてもらった日付や時間を復唱し、深刻そうな表情で「このままだと間に合わない!助かりました!ありがとうございます!」と深々とお礼をし、全速力でその場から逃げだす。そうすると、バス停でスタンバイしてる人間が「え、何今の人」「やばい人?」「タイムスリッパーだったんじゃない?」「ただの頭おかしい人だよ」「でも西暦聞いてたよね?」と、タイムスリッパーに絡まれたグループのやりとりを聞けるのだ。
友人は、自分が作った服を着て、タイムスリッパーに間違われるのが凄い嬉しくて楽しかったらしい。久々に心から笑えたと言っていたのを今でも覚えている。
一年ほどそんなくだらない遊びをして、馬鹿みたいに笑って、バカ高卒で頭の悪い俺は三十路前に未経験でプログラマとして就職して、しょっちゅう彼氏が変わる友人はキャバ嬢になっておっぱぶ嬢になってピンサロ嬢になって金パブODを覚えて最後は大量の睡眠薬によるODで死んだ。
就職してから俺の毎日は変わることもなく、ただ仕事と家の往復で人生を摩耗していた。この間、野暮用で平日の昼間に仕事を早退した。野暮用を済ませた先にあったバス停があの頃友人とバカをやってたバス停の一つだった。思わず懐かしさに手を引かれて、誰もいないバス停のベンチに腰を掛けて、車道を走る車をぼんやり眺めながら、友人とやっていたタイムスリッパーごっこをぼんやりと思い出した。段々と当時の記憶が鮮明になってきておもわず思い出し笑いをしてしまった。
あの頃の友人がひび割れたメガネとクソダサい灰色のツナギをきて「すみません、いまいつ頃ですか」と俺に声をかけてきた。そんな午後だった。
プログラマーをしている
この業界では変化が早いからと「次の技術」を血眼で探している人たちを見つけることができる
もちろんそういうのが単に好きというのもあるだろうが
この何十年かで「インターネット(Webサイト)」とか「スマートフォン(アプリ)」とか「SNS」とか「クラウド」とか「ECサイト」とか「ガチャ」とか
粒度はおいといて、技術だったりサービスだったり仕組みだったりが大きく勢力図を塗り替えたことがあった
俺の周りだとスマホの影響が大きい
今の仕事がいつまで続くかわからないし、先行者利益があると信じているんだ
もう少し細かい粒度で「次に流行る言語」や「技術」を探している人もいる
ただ、彼らにはこれまで来ると言われて来なかったものの量を振り返って欲しいと思う
P2P、スマートウォッチ、オムニチャネル、スマートスピーカー
AR、VR、MR、iBeacon、ブロックチェーン、ビットコイン、量子コンピュータ
IoT、シェアリングエコノミー、ZOZOスーツ、3Dプリンター
何度騙されるんだ?
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20210824
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追記:
伸ばそうと思って伸びた日記は久しぶりだ
うれしい
もう少しちゃんと書くと
ある技術者において
3.明らかに来て、飯の種にもなりうるんだけど、その人とは関係なかった技術、あるいは専門転向するにはリスクが高すぎる技術
4.言うほど来なかった技術
があると思う
皆が欲してるのはたぶん1なんだろうけど、来たものの中で2,3が非常に多いと感じる
「次の技術」はそこそこあるんだけど、「自分の飯の種になる次の技術」というのは中々見つけることができない
スマートウォッチ内アプリの市場なんか見ると小さすぎるので、アプリ開発者に影響はないんだ
ドローンもそうだね、ドローンで新しいビジネスをするかとか、ドローン自体を売るなら良いけど、そこで仕事がポップするほどではないみたいな
XRあたりもその毛が強い
IoTはソフト屋的には来なかったカテゴリだけど、ハード屋的にはどうだったんだろう?スマホに挿して何かするっていうのは来なかったよね
ブロックチェーンあたりは、金は動いたけど仕事になったのかは疑問という特殊ケース
たぶんだけど、2010年あたりまで似たパターンで新技術が生まれて、旧技術が廃れていったために2010年代の技術者は諸々騙されたと思う
「これからも今の技術は消えて新しい技術に置き換わるに違いない」と
そして2020年代は2010年代同様、さほど大きな変化はないと思う
ガートナーのハイプ・サイクルに乗ってる技術ですら徐々に減ってるんだものw
次の飯の種は滅多に来ないとなると、そこに賭けるのはギャンブルだ
Web界隈も、先端を気取るのをやめてレガシー化していくのを受け入れるしかない
それでも十分来たなーと思うのは
機械学習:専門のエンジニアの募集サイトができたほど、ただ機械学習エンジニアに転向した人たちが上手くやってるのか疑問
サブスク:ちょっと粒度が違うくて、2や3に近いだろうけど、ECサイトと同じカテゴリでいいと思う。複数の新しいサービスを生み出したという意味では仕事を発生させている
動画サービス:これも毛色が違うけど、簡単に動画サービスやライブサービスができるインフラが整ったことで多くの仕事が生まれた、先行者利益もあったと思う
ゲーム:門外漢だけど、特にSteamあたりの変化はチャンスだったと思う
あとなんだろ?
一応インフラや大企業向けシステムやハードウェアは門外漢なので頓珍漢なこと言ってると思う
ちなみにメタバースは、十分うまくいったとしても2や3だと思う
NFTはどう応用できるか理解してないんだけど、今の時点で皆があまり理解できてないあたりで、ブロックチェーンと同じ空気を感じるね
ITの視点からすると、こんなマニュアル仕事な昭和な運用は馬鹿じゃねーのと思うけど、
まあ伝統ってそんなもんだよねと思うし、沙羅たんは人柱となって世界に貢献したのだと思う
高梨沙羅(25=クラレ)の〝悲劇〟を繰り返すな――。北京五輪のスキージャンプ混合団体でスーツ規定違反で5人の女子選手が失格した問題を受けて、仰天の改革計画が浮上している。
スポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」ドイツ版は、今回の問題に関する最新情報を特集。その中で、2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダルなどスキージャンプ界の大スターとして知られるマルティン・シュミット氏(44)による見解を報じた。
まず、検査のタイミングについて競技後の抜き打ちではなく競技前への変更を求める声が出ているが「ジャンプの直前に、2階にいるすべてのジャンパーをチェックすることは問題があり、実行できない」と断言。競技前のスーツ検査は選手たちに心身両面で支障が出る可能性があり、現実的ではないとした。
その上で「最も明確な解決方法は3Dスキャナーだ。導入すれば、明確な基準があり、人的な要素を除くこともできる」と提言。今回は女性検査官のアガ・ボンチフスカ氏による審査方法の変更や、男性検査官のミカ・ユッカラ氏による〝介入〟など人間の手による検査の限界が露呈しているだけに、最新テクノロジーを用いてミスや偏りのない検査を実現させようというわけだ。
小規模大会における導入には技術的な問題が残されているものの国際スキー連盟(FIS)ではすでに検査機械化の検討を始めており、世界的スターでドイツスキー協会(DSV)でも影響力のあるシュミット氏の提案を受けて一気に進展することになりそうだ。
さらにシュミット氏は、スーツの規制緩和もブチ上げる。「ジャンパーにとって何がいいのかを考える必要がある。制御するための明確な最低限の基準は必要だが、一方でチームにより多くの自由を与えることができる領域もある」と力説。競技に影響を与える規制は維持しつつも、より選手の力を発揮しやすい規定に変更するべきと主張し、具体的には「肩の部分にもう少し〝空気〟があればスキージャンプに適している。股の部分は非常に正確にチェックする必要がある」と提案した。
重要なのは、今回の騒動を教訓にしてこの先どのように生かすのか。高梨の失格問題が一石を投じ、ジャンプ界全体を動かすことになりそうだ。
高梨沙羅ら“大量失格”の背景か…ジャンプスーツの専門家が「不正行為の常態化」を指摘
https://news.yahoo.co.jp/articles/101fee700609078f4552761d82d54fcf85708f3f
元増田だけど、やっぱりこういう不正の常態化があったんじゃないかと思うんだよな。
関係者の歯切れもパッとしないし。
全数検査にすべきとか、引っかかったら着替えさせてもいいのでは、という意見も見られるけど、
そもそもみんなでルールを守ればいいじゃん、という話なんだよなぁ。
ルールを守るのが当たり前の世界なら、サンプリング検査や一発アウトで問題ない。
「コロナ禍以前の当たり前」や思い描いていた学生生活とは全く違った日々を送る今の大学生を取材。昔との共通点を探しながら日々模索している今の大学生たちを紹介する。
出会いの場が減ることで、「コロナ禍以前より友だちを作りづらくなった」と感じている。一方で「少しだけあった対面の機会に友達がめっちゃ増えた! コロナ禍ということもあり、懇親会などはなかったが、少人数講義での交流やディスカッションを通じて友人を増やすことができた」(Aさん・大学2年)という声も。「対面の場面だけじゃなく、同学年のLINEグループから友達を作った」(Bさん・1年)という人もいて、SNSを活用した友だち作りが行われていることもわかる。
コロナ禍で変わった大学生の友達作り「LINEグループから仲良くなった」「寮生同士絆が深く」(高校生新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cc27c7e974b95a5b86c8804ce2ffa07b27d8b40
若者は、彼らなりに世の中に合わせて対応しているのに、クソ人事とクソ研修会社が、「新人研修はぜひ対面で!」とかぬかすので、かわいそうにリスクの中スーツを着て満員電車で都心に出勤して、教室に横並びでマナー講師におじぎの角度を指導されたり、タッチタイピングの競争やらショートカットの暗記テストやらやらされて、「インターネットの仕組みを別のものに例えて説明しましょう」みたいなどうでもいいグループワークをさせられることになります。
そんなことに対面の価値なんてなくて、オンラインでしっかり学んだこと、できるようになった技術を、週1回、半日くらいのスクーリング (対面研修) で発揮するような研修のほうが、よっぽど新人教育と「友達作り」を両立できると思うんだけどなぁ。