はてなキーワード: クラウドワークスとは
生まれて物心が付き、過去を振り返れば人付き合いというものが非常に苦手だった。
現在31歳。ずっと人間関係をどうにかしようと、どうにかしようと努めてきたけれど、やっとその努力を辞める決心が付いた。
そのきっかけは、自身がいわゆる「発達障害」であり具体的に言えば枕詞に「非常に強い」と付く「ADHD(注意欠如多動性障害)」および「非常に強い」と付く「ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)」であることが判明したからだ。
これら発達障害の名称は話に聞いたことがあったし、ネット上で「俺はアスペだからwww」とジョークを言ってみたり「コミュ障乙www」なんて軽く言われたことはあったけれど、まさか本当に自身がそれに該当するなんて思ってもみなかった。
ただ「非常に強い」と言われたとき驚きや悲しさ、怒りなどはなく、妙なしっくり感があった。やっぱりそうだったかと。
どうやら義務教育下の学生なら、そういった学級に入っっていなければならなかったレベルらしいが、学生のときは普通学級だったし、こういうことを指摘されたこともない。
更に「無駄な努力してきたな」と自嘲の念も浮かんだ。他人へ合わせようと努めてきたけれど、それは自分にはできないことだったわけだ。
医者と話しているときにポロッと自分から溢れた言葉がある。それが「歩み寄り」だ。
慣用句的な表現に「人と人は歩み寄り理解し合いましょう」というものがある。
様々な騒動を起こし、問題の中心へ居続けた俺は、実のところずっと他人へ歩み寄って合わせ理解しようと努めてきた。
他人の共感できない価値観や文化風習を飲み込み、あまつさえ合わせることが幸福であるかのような笑顔を作り、ずっとずっと俺は歩み寄り続けてきた。
結果として俺の価値観へ歩み寄ってくれる者はこの社会に極々少数しか居ないことを経験するに至った。
大半の者は「それは間違っている」「常識的におかしい」「その考えはつまらない」などと否定の言葉をかけてきて、ただただ俺にだけ歩み寄ることを求めて来た。
俺がいくら譲歩して、歩み寄っても大半は歩み寄りをしないのが現実だった。
社会は常に「理解しろ」「理解しろ」「理解しろ」と、他人は常に「歩み寄れ」「歩み寄れ」「歩み寄れ」と俺に求めてくるだけだった。
ただ、今までの人生の中で溜めた経験に問い合わせ他人の感性へ歩み寄れば、わからないでもない。
"普通に"考えれば「発達障害は医学的に感性のズレを指摘するもの」であるから、発達障害の感性へ一般的な感性の持ち主が歩み寄るのは困難、もしくは苦痛であると推測できる。だから俺はそういう感性へ対して「わからないでもない」と返答する。
俺が一般的な感性の持ち主へ理解してもらいたいのは「その困難さ、苦痛さを俺はずっと感じてきた」ということ。俺はその困難さ、苦痛さをずっと感じてきたから「わからないでもない」んだ。
そして、一般的な感性の持ち主の人々が俺に対してしてきたことに罪はないと思う。俺自身が発達障害だと知らずに生きてきたわけだし、ましてや赤の他人に配慮しろというのは無理がある。だからあなた達に罪はない。
単に自分自身で気付きも、他人に気付かれもしなかったことが不幸だっただけだ。
俺にとって他者から教えられ、与えられた責任を投げ出すというのは非常に勇気のいることだ。
何故なら俺には責任を投げ出すことは無責任であり罪であるという常識が刷り込まれており、それらを投げ出すことは不安でしかない。
しかし、その社会的責任を負い、社会的責任を果たすことは俺にとって困難であり苦痛であり、更には他者へ迷惑を掛けるトリガーになりうるものだと言うのは既に人生の中で経験済みだ。
だから、真面目に社会的責任を果たしている諸氏には大変申し訳ないが、俺は発達障害という診断を得たこのタイミングで勇気を持って力強く責任を投げ出そうと思う。
まだ国から障害認定を受けてはいないが生活保護を受けさせて貰うという流れになりつつある。
ただ生活保護を受け、何もしないというのは個人的な価値観から非常につまらないと感じるので何かしらの仕事をしたいなと考えている。
小さな頃からパソコンが好きだったのでパソコンを使う在宅の仕事がランサーズやクラウドワークスあたりに転がってないかなと日々見ているが、今まで業務としてパソコンをバリバリ使う仕事をしたことがないので、要領をつかめず、更には労働対価が適正かどうかもわからないので見てるだけに留まっている。
パソコン趣味を続けていたら一応HTML/CSSなどのコーディング、簡単なCプログラミング、WordやExcelやPowerpointの基礎的なこと、画像加工や動画編集などがいつのまにか出来るようにはなったけれど、コレが業務利用可能なレベルなのかどうかもわからないので、むしろ業務利用できるレベルの学習をしてみたい。
こういった仕事のプロを前にして趣味・独学の人間が大見栄切って「仕事で使えるレベルです!」と勝手な自己評価で言っても事故になる未来しか浮かばないので、1番最初の仕事をどうやって選定して良いものか本当に悩む。
ここまで読ませておいて難だけれど、このエントリは単なる愚痴に近い。
不幸なことに30年以上も発達障害だと気付くことなく・気付かれなかったわけだけれども、幸いなことに30年以上も「普通の大人」であろうとした経験を俺は得た。
この経験は俺に「全く共感できないけれども他人はこう考えているだろう」という推測をたてられる能力を与えてくれた(外れることも多いけど)。
なんでいつも「戦争か亡国か」の二択になるの?
単純論でこの究極の二択にされたらやはり若者ほど保守に傾くしかないというのも分かるよ。
今は戦争なんかより経済政策の方がよほど差し迫った問題だし、そこが焦点になるべきだろう。
安倍はその点で成果出してないにも関わらず、
生粋のネトウヨなのかクラウドワークスで仕事を受けた工作員なのか知らんけど、
まるでマニュアルがあるみたいに口を揃えて「それでも民主政権よりマシ」などと言って火消し、
この問題に触れられるのを避けたいみたいだ。
改憲なんてどうでもいい。するならするで、さっさとしたらいいと思ってる。
相手方をウヨだサヨだと罵り合うイデオロギーの対立の形に落とし込まれてしまう。
まあ、これはネット上に限った話じゃなくて、
最近よくみかけるはてぶスパム業者から直接ではないんだけど、仕事の依頼きたw
1日1ブクマしかできないけど、こういうのが毎日のようにあるからおいしい。
仕事をもらった経緯としては、大学の友人がこういう仕事の斡旋していてそいつからきた。
そいつは俺の他にも50人くらいに声かけていて、仕事の内容ははてなアカウント作って
で、その友人は情報商材を扱っている詐欺師みたいな奴から仕事が下りてきているみたい。
そいつのところには1ブクマ1000円で降りてきていて、その詐欺師はサイト運営者から1500円で降りてきてるみたい。
こういうのって、ランサーズとかクラウドワークス通して依頼されてるのかと思ったけど違うんだね。
http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=https%3A%2F%2Fninbai-saisei.com%2F
http://xn--ickomx5qwcsc5cx348b.biz/
http://xn--icko4a2a6rpbzdy668atmcxt2bo02a9i9g.com/
http://b.hatena.ne.jp/entrylist?url=https%3A%2F%2Fhanoblog.com%2F
『サクラクエスト』(SAKURA QUEST)は、P.A.WORKS制作の日本のテレビアニメ。田舎町の観光大使に就任したヒロイン達を中心に、廃れた“ミニ独立国”を再興するために奮闘する物語(wikipedia)
主人公の「ゆきのちゃん」こと、木春由乃は、派遣会社から給料をもらっています。一体のどぐらいの年収か相場から計算してみました。
家賃 | 30,000円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 15,000円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 6,800円 | |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 146,630円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②小計 | 165,060円 |
残高 | 4,940円 |
---|
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 175,060円 | (△5,060円) |
---|
家賃 | 0円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 0円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 0円 | Wifi使い放題 |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 94,500円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②合計 | 110,960円 | |
残高 | 50,040円 |
更に冬に暖房費追加
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 120,960円 | (39,040円)黒字 |
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アニメの中では、由乃はほとんどお金に困った話は出てきていないので、順調に行けば1年後には50万円近く貯金できているはず(帰省込みで)
もしも、木春由乃が格安スマホ(Freetelあたり)を使っていれば、携帯料金は月2500円程度だとして、114,000円節約。60万円近く貯金できる(帰省込みで)
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よしのちゃん、だんないよ〜
アニメーターの人や、まちおこしで、タダ働きさせられている人に比べれば だんないよ
実際に、地方創生のコンサルやNPO組織、地域おこし協力隊では、学生、社会人問わず無給の労働や、低賃金労働が問題になっています
1. 初期費用49,800円+月額4,900円みたいなパッケージにしてリスティング広告を出して集客して仕事を取る
2. Jimdo、Goope、WIX、BiNDのようなホームページ制作サービス(無料から月1,000円程度の低負担)を開発し、集客して仕事を取る
3. 静的なホームページをCMS化(WordPress)して更新料を0円に!などと喧伝し仕事を取る
4. 広告代理店・大手印刷会社経由でコンペ案件に参加して仕事を取る
5. 創業者・営業担当者らの人脈、紹介で仕事を取る(既存顧客の紹介も含む)
6. SEO対策やリスティング広告出稿をとっかかりに集客(営業電話・テレアポ・無料セミナー)して仕事を取る
7. Lancers、クラウドワークス、楽天ビジネスなどを利用して仕事を取る
8. 自社サイトの問合せフォーム、資料請求フォームから仕事を取る
このぐらいしか思いつかないんだけど、みんなどうやってんだろう。
この記事に出てくる株式会社scovilleという会社名に聞き覚えがあったのでLINEグループで聞いてみたところ、エンカレッジという就活団体を運営している企業だった。
うちの大学でもイベントをやったりしているらしい。そう言えば勧誘してくる人がいたな。
更に色々聞いていくと、小学館のサイトだけでなく自社でも学生を使ったキュレーションサイトを運営しているという話が出てきた。
ところが、今回の件で察したのか既にメンテナンス中。Googleのキャッシュを見ると...なんだろうこの既視感のあるサイト...
サイトの運営者情報が一切書かれていないので、どこが運営しているのか分からないようにしている。"Reineについて"という部分もリンクされていない。
キュレーションサイトと言えばクラウドワークスだと思い見てみると、こちらも慌てて取り下げたようだが同じようにGoogleのキャッシュが残っていた。
キャッシュでは名前がhoosooiとなっているのに、今はyamadahanakoに変更されている。最終アクセスが4日前という事は例の記事が出た日だ。対応が早い。
https://coubic.com/intern_scoville/185191
https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:j86n_BcRO_QJ:https://coubic.com/intern_scoville/185191+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp (念のためGoogleのキャッシュ)
こういったサイトが見つかった。安直な名前の付け方だったようだ。
情報科の友人が言うには上記のキュレーションサイトの特徴から他にもscoville社が運営しているのではないかと思われるサイトがいくつか見つかったそうだ。
ただ、reineというサイト以外は言質が取れていないので掲載は控えておく。
就活する中で、IT系の大手やスタートアップの人と話す機会は何度かあったが、社会的責任という観点があまり無い方が多い印象だった。
キュレーションサイトやメディアサイトを何のために作成するのかと言えば、ページビューを集めて広告やアフィリエイトで儲けるみたいな話ばかりで、
そのサイトに掲載する情報が誰の何に役立つのかという観点で熱く語る人は誰も居なかった。
クラウドワークスで集めた有象無象の人達や学生インターンに1文字1円以下で書かせた記事に何かを求めるのは酷なのかもしれないが。
IT系スタートアップで事業創造する!みたいな事を言う人が周りにもちらほらいるが、入る会社を間違えると貴重な20代前半を失う事を知ったほうが良いと思う。
少なくとも上記のようなキュレーションサイトを事業創造というのであれば、それが何の課題を解決していて、誰の役にたっていて、人に誇れる仕事なのかを聞いてみたい。
その時採用担当したボードメンバーや人事は、プラットフォームとしてやっていてユーザに使いやすいサービスを提供しているから記事を沢山投稿してもらっていると、自信ありげに言っていたわけですよ。
入社後思っていた以上にクラウドワークス依存だったのはすぐ気づいた。
聞いたとき契約で握っているので法律的に問題ないという解釈をしてましたね。
これはいつかとんでもないことになるなという直感はあったけど、あっというまだったかな。
南場さんも村田氏や中川氏の自覚して法律的に問題ある状態を放置していた連中の心配ではなく、
騙されて採用された大勢の社員にはなんとも思ってないのですかね。
コストにしかならないから異動してくださいと言われたので異動したけど
https://pbs.twimg.com/media/C6zxi7nVAAUNcoX.jpg:large
騙された私が悪いんですかね。
ダテコーの事をよく知らない人や見下したい人ばかり寄ってたかってると感じる。
ダテコーは、ネトゲでいう、「ちょっとLVも装備も足りてないけど変わった攻略法を試したいから付き合ってくれる人募集!」ってシャウトしてるPTリーダーみたいな人だと思う。ネットで叩いてる人は、その「ゆるい募集」を見ずに入ってきて、自分では絶対にPTを立てないけれど、入ったらリーダーの指揮とかメンバーの振る舞いの至らなさに悪態をつく、他人への要求が高すぎる人と被って見える。ダテコーがやっていることは、メジャーで洗練されたビジネスライクな効率PTとは違う性質のもの。仮にてさぐれ部活もの以上の大ヒットを当てたとしても、ひねくれ者のダテコーは大手制作会社のような作品は作らない気がする。自分の信じる「ゆるさ」や「面白さ」を表現するために、永遠にチープでマイナーなもの、悪く言うとキャスト・スタッフや視聴者の好意に甘えた、アットホーム感のある作風にこだわりそうだと私は感じる。そして、そういうスケールアップをあえてしない道は、茨の道だけれどもアリだと思っている。
ダテコーはバウンスィという制作会社を経営してるけど、アニメ業界の人はほぼいない。カネがなく(資本金350万だよ)、テレビ業界とコネがあり、メンバーは構成作家や演出家、音響技術者くらいの10人少々。アマチュアレベルのMMDに手を加えた3Dモデルを動かす人形劇アニメにもかかわらず、大手アニメと肩をならべて放送枠をとっている零細ベンチャーみたいなもの。だから大手制作会社と同様の条件でやろうというのは無理ながらも、キャストを含め作風に共感してくれるスタッフの好意と熱意に支えられて、もがいているチャレンジャーという立ち位置。しかも彼はツイートしてるように、キャストに約束した給料は不払いせずきちんと払ってるし(あくまで大手制作会社とくらべて安いから申し訳なく思ってるって事だろう)、自身は会社設立以来1年間無報酬でやっていて、貯金もほぼないそうだ。局で作家をしていたころは一般サラリーマンの3倍ほど貰っていたらしいが、テレビ局の構成作家は3000万稼いで一人前という世界から身を引いた方なので、ベンツを乗り回してみたいなネットの噂で僻んでも仕方がない。ともかく、稼いでいるのに金払いをケチる悪い人間、という風評は悪意的だと思う。
彼を追ってきた人なら分かると思うけれど、実際はクソ真面目で、言われてるような声優アドリブ芸や内輪ネタに頼りすぎた作風を良しとせず、脚本や音響などスタッフ達がきちんと仕上げて編集する作品作りにこだわっている人。だからこそ、現場がそういうディレクションを軽視して「やっぱ声優さんすげーわ任せるわ」ってなるたびに怒って監督をやめている。職分を超えて、声優の負担を増えさせる不健全な状況には敏感な人だ。実際BDのノーカット版などをみた人ならば、編集はじめクリエーターたちのすごさが伝わっていると思うし、最終回の作り方などには、彼の美学を感じさせられる。
あのツイッター発言についても、本意と違う悪意的な捉え方ばかりされていると思う。本意としては、自虐的ながらも、「ウチは普通のとこと違うし当然売れないもんだから、普通のビジネス感覚でやってくる人とはお互い良くない、俺たちはファミリーが欲しかったんだけど残念だ」くらいのことだと思う。私は別に条件が合わなかった相手をdisる意図はないと感じたし、その条件が合わなかった人のことを指して「技量がない」と言っているようには思えなかった。このへんはネットで西野さんが炎上してた時にも私は思ったんだけど、みんな悪意的に捉えすぎている。「ダセー」だとか「お金の奴隷」は西野さん自身に向けられた言葉だし、自分がお金にこだわって可能性を閉ざすやり方を一部改めたからといって、お金(対価)を大切にする普通の人たちを貶す意図は感じなかった。むしろ、西野さんにも石舘さんにも、普通の人達に対して理解を示す言葉があった。それすらも乗り越えて、それを用意周到な言い訳とみなし、煽られたように捉えてしまいカチンとくる自意識過剰な人が多すぎるように思う。自分の労働ぶりを自虐的に捉えている人がそれだけ多いのかもしれない。
ともかく叩いてる人らは彼を典型的なアニメ業界の監督だと思って、「こういう奴がいるから業界は…」と感じているようだけれど、ここまで語ってきた文脈を捉えてもらえれば、ピントがずれていることが分かると思う。業界の薄給問題でほんとに叩くべきなのは大手制作会社で、彼のようにテレビ業界とのコネとアイデアで飛び込んだベンチャー社長みたいな人を叩いてたら、余計に業界は健全化しないと思う。カネはないけどツテとキャストやスタッフの好意に上手に甘えつつ、アニメ業界に切り込んで新しいカタチを提案していく、そういう立ち振舞は資本力のある大手には許されないけど、ベンチャーとしては参入が許容されてしかるべきだ。そういう遊びを許容しないと、市場に新しい風は生まれない。もちろん、労働法の範囲内でだけど。そこは実際にはおそらく問題ないのに、彼が自虐的な言い方をしすぎるせいで、問題のある労働が行われていると勘違いさせている。新しい風と言ったけど、低予算のMMDアニメだとか、リアルタイム3D人形劇の先鞭をつけたのはダテコーだし、実際人を選ぶけどファンはついてるわけだよ。キャストだって、弱小ゆえの至らなさやダサさをネタにして監督をイジる事は多々あれど、ツンデレというか作品も監督も基本愛しているように思う。そういう文脈を捉えてない人や、一般企業で安くこき使われてる人たちの怒りが、ダテコーというアニメ業界を代弁できないイレギュラーな存在に矛先を向けてしまった。本来アニメ業界の大企業のおエライさん方に向けるべき正論を、辺境の霧の中にぶちこんで無駄にしている感じがする。ダテコーの言うことは、クリエイティブの、しかも不安定なベンチャー分野で通用する、熱意の方向性に関する局所的な話なのに、クリエイティブ業に携わることも、ベンチャーにジョインする人脈や熱量とも無縁な性質の勤め人たちから、「一般常識」で殴られている感じが、見ていて本当につらい。
堀江貴文さんなどもそうだけれど、内面がクソ真面目すぎるせいで強い思想をもち、世間から見ると変わったことをやっていて、世の「普通」に一切媚びない人種の方々は、無頓着だからすぐに炎上してしまう。何に無頓着かって、自身のやってきた文脈を一切とらえずに一般論に基づく感情で殴りかかってくる人たちに「誤解」されないための言葉選びや長ったらしい自己説明をまったくしない辺り。そういう異能たちが、出る杭だと叩かれてノーマライズされる方向に圧力が掛かるのは悲しいことだ。
それはさておき、私はダテコーのような新興の弱い買い手が、背伸びをせず等身大の報酬しか出せないけども、その弱さを隠蔽せず、詐称せず、そして契約を強要せずにいる姿勢はとても誠実だし、ホワイトだと思う。「ウチは小さいから相場ほど報酬あげられないけど本当にいいの?考え方に賛同してくれるとかじゃないとやってけないよ?」と正直に言った結果、断られ続ける。それは愚痴りたくもなるけど、むしろ倫理的には賞賛されるものだと思う。取引は双方の合意があって成立する。そのことを売り手(被雇用者)に常に自覚させ、選択権を与え、冷静に賢い判断をしてもらうことは重要なこと。売り手側が考えるまでもなく、お利口な買い条件しか提示しない、良い所しか見せない企業ばかりだと、判断能力が育たなくて恐ろしいし、画一的でいびつ、非現実的だと思う。経済的に未熟な企業から、成熟した企業まで、さまざまあっていい。経済的に未熟な企業はどうしても無い袖は振れない、これを理解せずに「相場を払えないなら経営するな」という人ばかりだと、誰もPTリーダーをやらなくなる、もとい起業しなくなる。もう少し、柔軟性があってもいいはずなんだ。「ボッタクリでも時と場合によっては買うぜ」って人が稀にいるのと同様、「多少安売りしてでもこの会社この人とならコラボレートしたい」という希少な人の存在を、「賃金」のポリコレ棒で生まれる前に消滅させてしまってはいけないと思う。最低賃金だとかダンピング防止みたいな例外はあるものの、基本的には、どんな値段をつけるのも自由であるべきで、そっちの基本部分の方を甘く見ている人が多いように感じる。ボッタクリにも理由があり、存在価値がある。だから絶対悪ではない。自分が買い手の場合にそういう考え方ができるのなら、自分が売り手(被雇用)側になったときに同じ考え方ができていいはずだ。自由状態でこそ市場は成長するし、人間としても取引に多くを学び、成長していくんだと思う。市場の失敗が起こるとしたら、大体は倫理にもとる行い、ズルをしている場合。産地を偽ってボッタクリ価格を正当化している、とかね。そういう訳でもなければ、一方的にすべての企業に「十分な(平均並の)支払い」を求めるのは、経済理解に暗いがゆえに計画経済的な発想になっている人なのかなと思わせる。イラストレーターの買い叩きとかクラウドワークス的なのが批判される時、企業にもっと払えと言う人がその無理筋ぶりに無自覚なのと同じで。
話を戻すと、彼を叩いている人たちは、経済的に未熟な企業を許さないんではなくて、ダテコー側が倫理的に未熟な企業だと思いこんで叩いているようだ。もちろん倫理的に未熟な企業ということなら、市場の失敗をもたらすから零細でも大企業でも許容されるものではない。ただ、その判断をするのはネットの野次馬ではなく、労基署とか公的機関だけれどね。今回のダテコーの件の場合、ダテコーの側は経済的には未熟な企業だけども、倫理的には叩かれるほどの問題はないと思う。若い零細クリエリティブ企業としてはむしろ身分相応で卑屈すぎるくらいで。これがワタミのような余裕のある大企業で、そのくせ相手に判断させる余裕も与えず洗脳に近いことをして雇用するのだったら大問題となって然りだけれど。
あと、叩いている人たちに感じた疑問がもう一つあって。そもそも、一企業が、従業員を養う責任を負うのが当たり前のように思われているけど、重すぎると思う。そういう考え方をしていると、日本の労働環境はいつまでたっても全体的にブラックなままだと思う。企業はおのおのの身の丈にあった、妥当な配分を労働者に与えればいい。それで足りない場合、国が負担する。それはナントカ手当だったり、ベーシックインカムだったりしてもいいけど。そういう考えが前提になってほしい。経営者だって人間だし、完璧ではないし不安定な存在だ。会社が小さいうちは、自分の人生ですら支えられるか分からない。経営者も若い事が多いし。だからもっと柔軟に、雇用区分だとか時間を変えてワークシェアを進め、流動性を高めて、一企業に人生を預けるようなとんでもない常識を変えていかないといけないと思う。労働をフォールトトレランスな分散型に。
他人に求めすぎる悪態ネトゲプレイヤーがPTにありつけなくなる問題の解決策は、PTリーダーに対する期待値を下げること、あるいは気楽にPTを立てれる空気をつくることだ。そういう考え方が出来る人が少しでも増えて欲しいと思う。人生はしょせん、すべてがごっこ遊びで、全ての人がなんらかのロールを演じているにすぎない。お仕事も、特に日本人のお仕事は、お仕事ごっこだ。そんなに崇高に考えて、他人に崇高さを求めてもどだい無理なんだ。もちろん、実際に崇高度が高くて「強い」企業の横暴には敏感になって良いけれど、相手の顔が見えないネットだからこそ、相手ももしかしたら弱い人間なのかも、と想像することはとても大事なことだと思う。慈しみを。神のご加護を。
もし、これが増田だから本人乙とか関係者乙と穿った見方をする人がいたとしたら不本意なので、一応自己紹介すると、私は中部地方に住む32歳職歴なしのニート(家事手伝い)です。