2017-12-26

発達障害と診断され社会不適合者と確定したので好きに生きようと思う

そりゃ上手くやれんわと

まれ物心が付き、過去を振り返れば人付き合いというものが非常に苦手だった。

現在31歳。ずっと人間関係をどうにかしようと、どうにかしようと努めてきたけれど、やっとその努力を辞める決心が付いた。

そのきっかけは、自身がいわゆる「発達障害」であり具体的に言えば枕詞に「非常に強い」と付く「ADHD(注意欠如多動性障害)」および「非常に強い」と付く「ASD(自閉症スペクトラムアスペルガー症候群)」であることが判明したからだ。

これら発達障害名称は話に聞いたことがあったし、ネット上で「俺はアスペからwww」とジョークを言ってみたり「コミュ障乙www」なんて軽く言われたことはあったけれど、まさか本当に自身がそれに該当するなんて思ってもみなかった。

ただ「非常に強い」と言われたとき驚きや悲しさ、怒りなどはなく、妙なしっくり感があった。やっぱりそうだったかと。

どうやら義務教育下の学生なら、そういった学級に入っっていなければならなかったレベルらしいが、学生とき普通学級だったし、こういうことを指摘されたこともない。

更に「無駄努力してきたな」と自嘲の念も浮かんだ。他人へ合わせようと努めてきたけれど、それは自分にはできないことだったわけだ。

歩み寄り

医者と話しているときポロッと自分から溢れた言葉がある。それが「歩み寄り」だ。

慣用句的な表現に「人と人は歩み寄り理解し合いましょう」というものがある。

様々な騒動を起こし、問題の中心へ居続けた俺は、実のところずっと他人へ歩み寄って合わせ理解しようと努めてきた。

他人共感できない価値観文化風習を飲み込み、あまつさえ合わせることが幸福であるかのような笑顔を作り、ずっとずっと俺は歩み寄り続けてきた。

結果として俺の価値観へ歩み寄ってくれる者はこの社会に極々少数しか居ないことを経験するに至った。

大半の者は「それは間違っている」「常識的おかしい」「その考えはつまらない」などと否定言葉をかけてきて、ただただ俺にだけ歩み寄ることを求めて来た。

俺がいくら譲歩して、歩み寄っても大半は歩み寄りをしないのが現実だった。

社会は常に「理解しろ」「理解しろ」「理解しろ」と、他人は常に「歩み寄れ」「歩み寄れ」「歩み寄れ」と俺に求めてくるだけだった。

からないでもない

ただ、今までの人生の中で溜めた経験に問い合わせ他人感性へ歩み寄れば、わからないでもない。

"普通に"考えれば「発達障害医学的に感性のズレを指摘するものであるから発達障害感性一般的感性の持ち主が歩み寄るのは困難、もしくは苦痛であると推測できる。だから俺はそういう感性へ対して「わからないでもない」と返答する。

俺が一般的感性の持ち主へ理解してもらいたいのは「その困難さ、苦痛さを俺はずっと感じてきた」ということ。俺はその困難さ、苦痛さをずっと感じてきたから「わからないでもない」んだ。

そして、一般的感性の持ち主の人々が俺に対してしてきたことに罪はないと思う。俺自身発達障害だと知らずに生きてきたわけだし、ましてや赤の他人配慮しろというのは無理がある。だからあなた達に罪はない。

単に自分自身で気付きも、他人に気付かれもしなかったことが不幸だっただけだ。

与えられた責任を投げ出す

俺にとって他者から教えられ、与えられた責任を投げ出すというのは非常に勇気のいることだ。

何故なら俺には責任を投げ出すことは無責任であり罪であるという常識が刷り込まれており、それらを投げ出すことは不安しかない。

しかし、その社会的責任を負い、社会的責任を果たすことは俺にとって困難であり苦痛であり、更には他者迷惑を掛けるトリガーになりうるものだと言うのは既に人生の中で経験済みだ。

から、真面目に社会的責任果たしている諸氏には大変申し訳ないが、俺は発達障害という診断を得たこタイミング勇気を持って力強く責任を投げ出そうと思う。

収入はどうするのか?

とりあえず今の仕事退職することに決めた。

まだ国から障害認定を受けてはいないが生活保護を受けさせて貰うという流れになりつつある。

ただ生活保護を受け、何もしないというのは個人的価値観から非常につまらないと感じるので何かしらの仕事をしたいなと考えている。

さなからパソコンが好きだったのでパソコンを使う在宅の仕事ランサーズクラウドワークスあたりに転がってないかなと日々見ているが、今まで業務としてパソコンバリバリ使う仕事をしたことがないので、要領をつかめず、更には労働対価が適正かどうかもわからないので見てるだけに留まっている。

パソコン趣味を続けていたら一応HTML/CSSなどのコーディング簡単なCプログラミングWordExcelPowerpointの基礎的なこと、画像加工や動画編集などがいつのまにか出来るようにはなったけれど、コレが業務利用可能レベルなのかどうかもわからないので、むしろ業務利用できるレベル学習をしてみたい。

こういった仕事プロを前にして趣味・独学の人間が大見栄切って「仕事で使えるレベルです!」と勝手自己評価で言っても事故になる未来しかかばないので、1番最初仕事をどうやって選定して良いものか本当に悩む。

単なる愚痴

ここまで読ませておいて難だけれど、このエントリは単なる愚痴に近い。

不幸なことに30年以上も発達障害だと気付くことなく・気付かれなかったわけだけれども、幸いなことに30年以上も「普通大人」であろうとした経験を俺は得た。

この経験は俺に「全く共感できないけれども他人はこう考えているだろう」という推測をたてられる能力を与えてくれた(外れることも多いけど)。

俺は普通には生きられないけれども、ひっそりと社会迷惑をかけないように好きに生きていこうと思う。

  • 前回 https://anond.hatelabo.jp/20171226112219 今までどうコミュニケーションしてきたのか 現在31歳の俺が非常に強いADHDと非常に強いASDを持つと判明した俺が、他人とどうコミュニケーション...

    • シリーズ化するなら、何か検索しやすいキーワード入れといてよ 発達障害Tipsでもいい 気が向いたときに読むからさ

      • 本気でシリーズ化してほしいなら外部のブログサービス紹介しろ 誰が書いたかわからない増田でシリーズ化されても信用ならん

      • キーワードじゃなくてカテゴリーを使うべきだろ

    • うわぁ。発達障害ってめんどくさいやつのこと言うのか? 誰だって失敗も問題も起こすし超人じゃない。それぞれのペースがあるんだし、常に言動の候補がそろうわけじゃない。 ただの...

      • 現在、障害認定の手続きに入っている段階であり、医者から「どんなに低く見積もっても障害2級相当、順当に進めば間違いなく障害1級」と言われてるから、専門家がそう言うならそうな...

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