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はてなキーワード: TCP/IPとは

2022-12-14

無断リンク禁止からリンクフリーへの足跡

最近はてな内でインターネット老人会やおい腐女子部の方が過去を振り返っていたので、それに関連して無断リンク禁止からリンクフリーへ至った足跡記憶を振り返りながら記そうと思う。
ただし、当該エントリリアクションでも触れられている通り、まだまだ規模が小さかったとは言え個人視点で見れば広大なインターネットの全てを捕捉するのは難しく微妙個人間で差異があるものと思われる。
違いがあれば私はこうだったと教えてもらえると更におもしろくなるかも知れない。

さて、若者の皆さんはインターネットオンラインコミュニティではその当初「実名文化」であったことをご存知だろうか?
実名文化となった要因は様々あると考えられるけど、大きく影響を示した要因の1つは「JUNET」であると言われれば、まぁ納得はするのではないだろうか。少なくとも影響ゼロではないだろうなと。

JUNETは学術ネットワークで、その主要コンテンツ今日における電子掲示板群と非常に似通ったものがあり、つまり話題カテゴリごとに整理されたページが存在したのだ。
建前上、JUNETはごく真面目な学術ネットワークだったので書き込み責任は個々人にあり、書き込み責任持ってもらうため実名制が取られていたとされる。
電子掲示板群で「である」調の文体もJUNETで使われていた文体であり、由来は論文に使われていた文体なのだ

まぁ実名であっても責任?なにそれ?みたいな感じで至るところへ噛み付いたり、唐突にまったく脈絡なく関係のない話をはじめ、それを指摘され叱られたら逆ギレして大暴れする抜き身のナイフみたいな方が居たんだが・・・そのことについては別の機会に。
えっソイツどうなったかって?今でもTwitterで元気に至るところへ噛み付いてレスバしてるけど?
私の年甲斐もなく落ち着かない性分はなかなかだと自覚してるが彼女には負ける。私はそろそろ落ち着かないとと思ってるがキミはそのままで良いと思うよ。

まぁそんなこんなで日本インターネットはその当初実名文化であり、TCP/IPWWWデファクトスタンダードとなりWindows 95社会現象になるほど売れた時代ホームページ開設ブームなんてものがあった。
まぁブームと言っても現在に比べればまだまだ小規模のものではあったが、個人が自宅からウェブアクセスし、何ならウェブサイトを公開するというのは中々に特別感があったのだ。

そのホームページ開設ブーム期のホームページ実名文化の影響下にあり、住所から氏名、電話番号家族構成、勤め先などなどを載せているホームページが数多く存在した。現代個人情報保護の感覚からすると実におおらかと言える。
言ってみれば、その当時のホームページは後の時代に登場する「前略プロフィール」みたいなものだったのである
書いてある内容も個人日記帳しか実像へかなり近い個人日記帳のようなものであった。実名で交友関係がわかったし、ホームページ管理者学生であれば甘酸っぱい恋の悩みとかを隠すこともなく実名で書いていた。
この当時のホームページはあまりにもリアルすぎる個人情報の塊であり「ホームページ管理者が広く公開していないURLを無断で他所転載することはネチケットに反していた」という古の文言現代で記すこととなる。

現代感覚からしてみると「広く公開していないURLって何なんだよ」と言いたくなるし、情報技術から見れば「ローカルDNSサーバでも立てたのかな?プライベートIPアドレスならば個人利用だと事実上無限みたいなもんだ」と広く公開していないプライベートURL可能性を探り始めるが、当時の人の感覚からするとインターネットなんてドマイナーなのでインターネットを使ってる時点で隠しているつもりだったのだ。
実にバカバカしいと現代人は感じるかも知れないが当時の大半のインターネットユーザは至って真面目に本気でそう考えていた。

例えば過去時代NTTハローページという個人電話番号を膨大に載せていた冊子を発行していた。
この個人情報公開情報であるが、電話番号所有者に無断で何ら関係しない他所へ公開した場合倫理的問題いか?と言われれば現代人でも問題と感じるはずだ。現代では特殊詐欺とかあるしね。
じゃあ何でNTTはそんなもん発行していたのか?と言えば、当時の電話番号を取得するには加入権というもの必要であり、加入権は金融商品としての側面を持っていたこからハローページへ記載されているということはNTTがその個人の信用をある意味担保しているという判定が得られることがあったのだ。
まぁつまり電話番号すら持ってないヤツは信用ならんから取引しないという考え方がマジで存在したんだ。

現代の、それこそ若者感覚からするとNVNOで気軽に電話番号を入手できてしまう今では考えられない価値観だ。
ちなみに加入権の反動からか約20年前に契約書すら必要のないプリペイド携帯電話詐欺が横行するっていう失敗があったので約20年前が最も電話番号価値は低かった。

まぁそんなこんなで、URL公開情報であっても勝手に使うのはダメなんだ、URL無断転載禁止なんだ、無断リンク禁止なんだという価値観時代存在したが、それが急速に失われて「リンクフリー」が台頭する時代が来る。
リンクフリーが何故一気に広まったのか?と言えば「Yahoo!」が日本国内で営業開始したからであった。

当時のYahoo!ディレクトリ型と呼ばれるウェブ検索エンジン方式で、これはハローページなどと同様に人力でURL情報収集して掲載するという形のウェブ検索エンジンだった。
掲載されるには審査必要で、Yahoo!掲載されるということはウェブサイト一定価値と信用を与えてくれるものだった。まるで本当にハローページみたいだ。
この価値が失われるのは「Google」がロボット型と呼ばれるウェブ検索エンジンを開発したからであったが、リンクフリーGoogleが登場する前から使われ始めている。

リンクフリーYahoo!が登場したからだけでは実は説明しきれず、Yahoo!が人気サイトランキング形式掲載するようになったからというのが実際の答えである
人気ランキング存在するようになると競争が生まれる、当時のウェブサイトにおいてはアクセス数(≠ユニークユーザ数)こそが人気の指標であり、URL無断転載禁止無断リンク禁止スローガンはこの人気争いの中で邪魔になっていった。

そして同時にインターネット芸人みたいな人たちも続々と登場するようになり、個人の赤裸々な情報が詰まった日記帳のようなホームページは段々と廃れていき、匿名インターネット芸人が笑い話やお涙話で人気を集めるようになった。
うつまりテキストサイトブーム」の到来である

テキストサイトの思い出についてはこのエントリを読むインターネットユニークユーザ諸氏の方が詳しいしバラエイティに富んでいると思われるので任せた。

ディレクトリウェブ検索Yahoo!の登場は別にテキストサイトだけへ影響を及ぼしたわけでなく、2ちゃんねるの元になった電子掲示板群「あめぞう」の前身であるあめぞうリンク」は「リンクサイト」と呼ばれる種別ウェブサイトであった。
そのほか後年にはリンクサイトの発展型であるランキングサイト」も登場しており、ここまで来るともはや牧歌的インターネットなど想像も付かないような喧騒が起きるようになり、更に現代では当時を喧騒表現しても良いのか迷う程度に現代インターネット闘争本能が強すぎる人たちが多く生息している。
アーマードコアの新作発表されたしそっちでやれよ。

URL無断転載禁止無断リンク禁止派の最後抵抗はやはりGoogleによるクローリングだろう。
前述したロボット型と呼ばれるウェブ検索エンジンウェブページからウェブページへのページリンク自動的収集するというもので、人力で登録していたYahoo!よりも収集効率が物凄く高かった。
しか自動収集するからこそウェブサイト管理者からすると謎のアクセスが急激に増え、何なら当時「Google」という単語など知る由もなかったので特にリンクを多く持っていたウェブサイト管理者からするとDDoSアタックか?と疑念を抱かせる程度には迷惑千万だった。

もちろん静かに間内だけで楽しんでいるようなウェブサイト管理者としても急にアクセスが増えることは不快感しかなく、Googleの人気が増えていくに連れてリンクされない権利を求めるユーザもまた増えていったのだ。
この件であまりにも叩かれすぎたGoogleウェブ検索エンジン検索結果に記載されない「noindex」という施策を取ることとなり現代でも運用されている。
ただしこのnoindex、性善説運用されておりウェブクローリングする側がnoindexを無視すりゃ普通にクローリングできるので完璧解決手段ではない。

まぁこんな感じでテキストサイトあたりから日本インターネット匿名文化へ傾倒するようになりリンクフリー一般的になっていったのだ。何ならリンクフリーって言葉すら見なくなる程度にはリンクフリーが当たり前の価値観であるインターネットになった。

そう言えば、はてなブックマークでも無断リンク禁止勝手ウェブブックマークするなという意見が取り沙汰されたこともあったが、その辺の思い出話はブクマカのほうがよく記憶しているだろうし任せた。

いやはやインターネットというのはここ数十年で大きく変容したものだと懐かしんで私の昔話を終えよう。

2022-11-30

anond:20221129085814

正直気持ちはわかる。

個人の実感としては、コンピュータサイエンス定義と関わるシステム要件によるとしかいえないかな。

例えばコンピュータサイエンスを、

アルゴリズム計算

OSの仕組み

DBの仕組み

分散システム理論合意形成とかサービスディスカバリとかレプリケーションとか障害リカバリとか)

CPUの仕組み

・並行プログラミング

TCP/IP

みたいな知識定義したとする。

toC向けのスタートアップフェーズプロダクトとかだと正直なくても回る実感はあるし、実際テキトーに作られてるけどなんとか動いてるシステムはかなり見てきた。

でもある程度成熟してユーザ数もトラフィックもかなりあるみたいな状況だとこの辺の知識なしではお話にならない。

そういったプロダクトだとセキュリティ要件スケール要件がかなり厳しくなってきて、その観点なしに開発運用できないから。

正直ただ作るだけだったらライブラリフレームワークの使い方さえ覚えておけばなんとかなるけど、

大規模になればなるほど、効率的に作らないとコストがかかりすぎて大変だし、最悪動かない。

で、効率的に作るためにはこのあたりの知識はどうしても必要になるはず。

データ量的にO(n)とO(n^2)ではそれはそれは段違いになる。

2022-09-06

経験者がプログラマーになりたいと思った時に読む記事

若手から中堅、シニアに至るまでみんな「プログラマーになりたい」と言っているのだが

現実問題としてそんなに簡単になれるものではない、というのを知っておいて欲しい

体系的な教育法が確立されていない

算数国語は長い歴史の中で様々な試行錯誤が行われ、どのように教えれば大半の人が知識獲得できるかという方法論が確立されてきている

もちろんまだまだ改善余地はあるが「こういう教え方が良い」というのがちゃんとある

例えば国語音読大事、とかだ

ところがプログラミングに関してはまだまだ歴史が浅く、どのように教育すればプログラマーになれるかが分かっていない

幼少期からC言語を教えるのか、Scratchでいいのか、Pythonがいいのか、何も分かっていない

今のプログラマー達は生存者バイアスしかないので体験談全然アテにならない

何かしらそれっぽい理論が発表されてたりもするがエビデンスに欠けるモノが多くてまだまだ研究中という感じだ

そんな感じなので「実際に書いてみるのがいい」「業務で使いながら覚える」「写経するのが良い」などなどいろんな方法論が乱立している

あなたプログラミング勉強し始めると「教え方が良くない」「本が役に立たない」となることを覚悟してほしいし

勉強法をトライアンドエラーで繰り返していくことになるので技能獲得には相当な時間がかかる

前提知識無限必要

PythonでもJavaScriptでもメモリアロケーションのような計算機知識必要とされる

パフォーマンスチューニングときだけでしょ?」

みたいに言われることも多いが実際にはそんなことはなく、ちょっとしたバグを引いたときにでもその手の知識必要になる

もちろん昔に比べれば非常に楽になったが全くゼロでいい訳では無い

同様にクラウドリソースを使うときTCP/IPを全く知らなくて良いか、と言われるとそうでもない

GraphQL使うときHTTP知識が全くいらないわけではないように

プログラミングでは下手するとWiFiLTE/5Gの知識まで必要とされる

これは例えば建築関係においても同様で、家を建てる人にはコンクリートの基礎知識必要だったり木材に関する基礎知識必要だったりするのだが

歴史が古い分野では教育法が確立されているので建築学科なりに行けばキッチリ教えてくれる

同様に情報系の学部に行けば教えてくれるが、大学による差がかなり大きいし、体系化されているわけではない

Word, Excelの使い方を中心に教えるような大学もあれば情報理論から教えるような大学もあるし

それのどちらが良いかは誰も分かっていない

オンラインビデオで有名大学の授業を見ることもできるが、質問はできないので分からないところがあれば終わりだ

なので大学に行ったとしてもいろんな授業を受けてトライアンドエラーで長い時間をかけて技能獲得する必要がある

資格研修が役に立たない

Python検定1級」みたいなのが乱立しているがはっきり言って役に立たない

しかも「Python検定1級取得のための集中研修」みたいなのもあって地獄みがある

問題を解くための知識だけを得たところで前述した前提知識がないと実務で役に立たない

プログラマーを雇う側はその手のことをよく知っているので、こういった資格は全く考慮に入れていない

TOEIC英検のように「実務ではあんまり役に立たないんだけどな」と思われてる資格であっても社会的コンセンサスが取れていればそれなりに役に立つが

プログラミングに関してはそういった資格がない状態であるIPAはそれなりに信頼されているが、取って無いから落とすようなことはない)

この英語における「TOEICがない」状態で困るのは効果測定である

プログラミング勉強しても自分が成長しているのかどうかを客観的に知る方法が無いので独学で学んでも役に立つかどうか分からない

オープンソースに携わったり業務経験などを経て長い時間をかけて「プログラミングができるようになってきた」となるので1,2年でさっさとプログラマーになることはできない

時間がかかる

結論としてはプログラマーになるにはまだまだ時間がかかる

一番の近道は旧帝大の院に入学して2年間キッチリ勉強すればそれなりのプログラマーになれる

もちろんスタートラインなのでそこから業務経験を身につける必要がある

なので旧帝大の院に入れないような人はプログラマーとしての前提知識を得るための前提知識そもそも足りていない

独学でやるなら近道は一切無いので5年ぐらいは覚悟した方が良いと思う

2022-08-20

anond:20220820090821

子供産んだらわかるんだな~コレが!」みたいなの上メセで言ってんの見るたびに純粋殺意TCP/IPに乗せることができなくて歯痒い思いをしている

2022-07-27

anond:20220727110536

間違った内容&飛躍してる文章書籍に混ざりこんでることは多々あることなので、今回のことが特別なことだと感じなかった

今回のことを見ていてむしろ驚いたのは、自分解釈絶対的に正しいと断言する人が多数いたこ

文章って、批判的に読みかつ自分解釈に対しても批判的になるものだと思うけど、Twitterでは本の内容が誤りだと即断していた

TCP/IPGAFAに独占されている」と言われた場合、まっさきに思うことは「そうだっけ?」なのは確かだけど、もしこの文章が正しいとしたらどういう意味で言っているのだろうか、という問いを立てて解釈を試みるものだと思う

たとえば、トラフィック量で換算すると確かにGAFAが独占しているかもしれないからそのこと言っている?とか、

あるいは、グーグルのBGP設定ミス通信障害が発生したことあるけど、グーグルもつASインターネット依存してるってことを言ってる?とか、

あるいは、次のTCPと言われるQUICはグーグルが開発したものだし、そういうことを言ってる?とか

ブロックチェーンプロトコル」と言われた場合も、これは通信プロトロコルではなく、プロトコルの原義である外交儀礼条約のことを指してる?とか

イーサリアムOS」というのも、単一物理マシン上で動くOSことなのか、あるいは仮想マシン上で動くゲストOS的なものなのか、あるいはロボットOSでいうところのメタOS的なことなのか?と色々と解釈できる

技術書といえど言葉足らずな表現は多々あるので、それは自分で補って読むものだと思ってたから、今回の騒動は興味深かった

恐らく、Web3に対してヘイトが溜まっていて、それが表出したに過ぎないのだろう

anond:20220726191151

web3の仕掛け側が

httptcp/ip大企業に独占されたプロトコルから捨てて、ブロックチェーン上に独自世界をつくる」

という、事実とかけ離れた世界認識ベースで主張してるのを表現してるのに

そういう文脈知らずに突っ込んできて、恥かいて粘るアホじゃん

2022-07-24

話題書籍の1章を読んだメモ

話題書籍を買って読みました。ひととおり読んだのですが、話題の1章を読みつつ取ったメモを、本が回収される前に置いておこうと思います

ちなみに最初電子書籍で読んだのですが、回収かもって話を聞いて紙も買いました。

以下にメモをそのままのっけるので、たぶん書籍と照らさないと意味不明だと思います


Web1・2のプロトコル

・Web1は「1970年代から1980年代」というのが若干謎ではあるが、この本ではそういう定義だとおもって受け入れる余地はあるか。実際、列挙されているTCP/IPSMTPHTTP最初RFCは70~80年代

HTTPWebサイトの「構築」をするものではない(Webサイトデータを取ってくるためのプロトコルである

レイヤー構造

TCP/IPの4層モデルとかOSI参照モデルとかを意識しているんだろうけれど、いまひとつWeb2とWeb3の対比ができていない。また、後段で「ブロックチェーンプロトコル」と主張する割に、このLayersにも「Protocol Layer」が存在しており、いまいち言いたいことが伝わってこない

・Web2 Layersの雑さは見ての通り。「中間レイヤー」としてなにを想定しているのかが気になるところ。「プラットフォーマーの上に載っている」という結論ありきで作られた図のように思える

データ通信方法

・Web1の例としてHTML/CSSWebサイトのことを提示しており、それはそれで正しいのだが、冒頭のWeb1は1980年代プロトコル云々というところと整合しない。

JavaRubyはわかる C++もそりゃあたくさん使われてるわけだが、この並びで出てくるのはちょっと違和感PHPとかは?

あとP2PはべつにWeb3独自ではない SkypeとかWinnyとか、クライアントサーバではない仕組みは2000年代からいくらでもある

ログイン方法

・このへんはあんま詳しくないのでよくわかんなかった そういえばログインIDメールアドレスを使わせるようになったのってなんでなんでしょうね

・この書き方だとSNSログインすると情報収集できそうに読めるけど、SNSログインを介したからって即ログイン先の情報プラットフォーマーが集められるわけではない

具体的なサービス

ブラウザのとこはそうだね~っていう感じだったが、Firefoxハブられてるのがかなしかった オープン云々のはなしをしたいならMozilla財団の果たした役割は相当に大きいと思うのだが、(この本に限らず)無視されてることが多い

OSの部分は突っ込みどころがいっぱいあるしスクショがバズったのですでに突っ込まれている

ここもLinux無視されているのが悲しいところ

プロトコルがどうこうのところ

あくまで例示で出てきてるだけなので本質的なところではないし、よくあるまちがいではあるのだが、POPはどちらかというと「受信したメールを取ってくるため」のプロトコルと呼んだほうがいいと思う じぶんが使っているメールサーバ(というかMTA)までメールが届くのはあくまSMTPが使われている 「プロトコルが一緒じゃないと~」という文脈で考えると、いったん向こうのMTAに到達しさえすれば、読み手POP3で受信しようがIMAP4で受信しようがどうでもいいわけで、例示としてあんまりうまくない

唐突にICMPが出てきてびっくりした 重要であることはまちがいないのだが、あんまりプロトコルの例」として出てくるとこはみないので

・後段で「Web3ではいろんなプロトコルがあるんですよ~」という話をするんだったら、ここでWeb3のプロトコルとしてBitcoinとEthereumしかさないのはなんか話が通りにくいのではないか

2022-07-06

anond:20220706181101

レイヤによってブロードキャストが届く範囲が違うのはわかった

L2はL2全体に、L3は個別ブロードキャストができるって感じで

L3はルーティング機能内包している感じってことね

ルータは何のために必要なのかよくわからなかったけど、

ルータはいろんなプロトコルを柔軟につなげるためにソフトウェアメインで速度が出ない、

L3はTCP/IPメインでハードウェア的に処理できて高速だけど、他のプロトコルが通せない

 

って感じであってる?

2022-06-25

ネットワークスペシャリスト試験合格体験記@アラフィフ事務

https://anond.hatelabo.jp/20211226154323

の続き。春のネスペ受けました。落ちたと思ってたのに合格してました。専門学校の模範解答で自己採点したら、午後IIが半分できてなかったんですよ。だから合格者発表をすっ飛ばして、自己採点どおり午後Iが合格してたらいいなあ~と成績照会をかけたら合格だって職場(昼休みです。念のため)で見てたのに変な声出そうになりました。午前II88点、午後I66点、午後II73点(午前Iは免除)。

午後IIは大問1を選択したのだけど、大問2と差がついたので調整がかかったのでは、という5ちゃんの噂ぐらいしか合格できた理由が浮かばないっす。公式解答で自己採点やり直してみても、問題数で半分ちょいしか合ってなかったし、正解したのが配点の高い問題ばかりだったなんてこともないだろうし。

過去試験同様にまとめてみます

1 これまで

午前対策セキスペに同じくweb過去道場。載っている問題を何度か全部通して解き、間違いの数が一桁(掲載300問全体で)で安定してきたら50問ほどチェック問題を選び、それを何度か繰り返しました。既出問題はほぼ完璧になるので、新出問題が全滅しても午前IIは通ります

午後対策は、みやたひろし「図解入門TCP/IP」と渡邉結衣ほか「DNSがよくわかる教科書」を2回ずつ通読し、その後、左門至峰ほか「ネスペの基礎力」を3回通読しました。

午後IIの2時間は、人生で一番頭酷使したんじゃないかなあ。負荷の絶対水準は大学受験の方が高かったんだろうけど、なにせ30年以上経過して脳みそ劣化してるんで。問題文を何度も読み返しながら断片的な知識と照合し、筋道がとおるストーリーができたら制限字数の中に過不足なくまとめる、という作業をやり続けて集中力最後まで切れなかったのが、合格につながったんだと思いますリアルタイムスラダン連載にはまっていた世代としては、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。

2 これから

デスペを受けるぞおおお! 午後対策どうしよう。。。

2022-04-10

anond:20220408223103

いや、義務教育の全てを否定にはならない。

国語算数などの基礎は誰にとっても応用が利く知識

しかし「TCP/IP」を教えても99.9%の生徒にとっては、それを知っていたとて応用が利かない。

まり微分積分なんて人生で何の役に立つんだよ~」という学校教育への文句あるあるにおいても最上位にランクされる。

TCP/IPなんて人生で何の役に立つんだよ~」は、ぐうの音も出ない正論

一部の専門家しか必要がないもの義務教育で全員に教えるのは無駄の極み。

Web技術者ですら、実務的には別に全員がTCP/IPを知っている必要もないし。

2022-04-08

anond:20220408101015

そもそもTCP/IP知識必要になるような人間は、自然知識を得てる。

この構文便利すぎる

バカ発見器みたいなものかな

中1の技術教科書TCP/IPについて書いてる件

中1の技術教科書が「通信プロトコル」や「TCP/IP」、サイバーセキュリティについてなど学ぶ内容で隔世の感「これITパスポート取れるだろ」 - Togetter

https://togetter.com/li/1869660

上記まとめについてのブコメ欄が恐ろしいものばかり。

学校TCP/IPについて聞いておくだけでも将来役に立つ」みたいなコメ多し。

いやいやいやいやいやいや。

「あー、教科書TCP/IPについて習っておいてよかったな~」となる日なんて、絶対に、誰にも、永久に、来ないから。

そもそもTCP/IP知識必要になるような人間は、自然知識を得てる。

学校で習わずともネットやってれば自発的に調べて頭に入ってる。

その教科書で1年かけて学ぶことを、数日で頭に入れてるよ。

もちろん深くまで理解してるかどうかじゃないよ。

「その単語を見聞きしたことがある」というレベルで良ければ、わざわざ教科書で教えるようなものではない。

もっと言えばITパスポートなんて普通の知性ある人がネットを1~2年使ってれば誰でも合格できるレベルの内容でしかない。

わざわざ勉強しないと合格できないような難易度じゃないでしょ。

学校で教えるならせめて基本情報技術者試験合格を狙えるくらいのレベルにしないと意味がない。

2022-01-29

国立大大学共通テストに「情報1」が必須になることについて

国立大受験共通テストプログラミング…25年から情報」追加で6教科8科目に

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/daigakunyushi/20220128-OYT1T50158/

国立大受験、「情報」追加を正式決定 25年共通テストから

https://www.asahi.com/articles/ASQ1X7S36Q1SUTIL01M.html

国立大協会共通テストに「情報」追加 25年以降、6教科8科目に

https://mainichi.jp/articles/20220128/k00/00m/040/332000c

2022年4月高校入学した生徒を対象にした大学入学共通テストから教科情報試験が追加されることはもう決まっていたのだが「そんなのわざわざ受けるやついるの?」とならないように、文科省入試センター布石をうった結果としての国立大学の入試での必須化だと思う。

「なぜ国立大学だけなのか?」

これについては、私立大学には強制できるスキームがない(補助金をちらつかせればできるかもしれないが)のと、地方高校などにその衝撃波が届くように、だと個人的に思っている。

国立大学は文科省植民地だし。独法なのに独立してないし。

ぶっちゃけ首都圏などは、高校情報教員は余ってはいないが足りてはいるが、地方では情報教員採用をまだ実施していない県もあれば、ようやく始めてまだ数名しかいないという県もある。

そんな情報教員採用消極的地方での、高校KPIの一つに国公立大学への合格者人数というものがある。教育委員会によっては、特定進学校助成金みたいなのを出して、進学実績をさらに上げさせようとしている県もあると思う。そんななか情報をきちんと教えられる教員がいないと、国立大学に不利になるよ、というのは地方高校教員委員会への圧力になるのである

「急すぎるじゃないか」とお怒りの校長とかもいるだろうけど、受験には関係いからという言い訳で、教育委員会教員採用してこなかったり、未履修問題のように高校勝手情報をやらずに他教科に置き換えて授業を潰していたりしたことが、結果としてスマホしか使えない大学生大量生産してきたのではないだろうか?

教科「情報」の歴史

高校情報という授業は実は2003年高校入学した生徒から必修科目となっている(正確には必履修科目)。ということで教科が出来てからもう20年近くになる。

商業高校工業高校は別として、全ての普通科で必修の教科が「ドーン」と爆誕したのがその年だったのだが、文科省の失政を今の今まで引きずっていたのだった。

それまでにない教科(情報処理に類する科目は無かったわけじゃないが)が誕生するということは、教える人が新たに必要となるということである

教員免許区分も新たに誕生するということである

それが全国何千校の普通科高校で急に始まるのである。まあ、時代必要だったのでそれはしょうがないと思うが。

大学教員養成課程で、一気に何千人も情報教員を輩出できるわけではないので、現職の教員に講習を行って新たな免許を持たせることにした。

まずは意識高い教員に、現職講習の講師役となるための研修を行い、育成された講師たちが各都道府県で現職教員にたった15日間の講習で「教科情報をもう教えられるよ」ということにした。

すごい促成栽培である豆苗2世代収穫みたいな。

しか希望した受講者だけ目標ノルマ人数にとても足りず(講習を受けられる教科に縛りを付けた失策があり、そもそも希望しているのに受けられなかった教員もいる)、各学校肩たたきのように希望しなくても免許を取りに活かされた数学理科家庭科教員が多数いるというわけである

これを時限的な教員免許とすれば、大学情報教員免許をとった新しい教員がどんどん入ってきたのだが、いかんせん恒久的な免許だったのだ。

あと教員免許更新があるじゃないかと思われるかもしれないが、免許更新はどの教科で更新するとかはなくて、文科省が認めている免許更新の講座だったら何の教科の内容でもいいし、生徒指導でもレクリエーション論でも何でもアリなのだ。一気に全部の免許有効期限が延びる仕組みである

情報処理学会は、教科情報の内容で更新講習をやってはいるが、知名度は高くないようである

そんな石器時代のような人たちが令和の時代に、「情報とは」と教えている現状があるから、それを刷新したいという文科省意図もあったような気がする。

恒久免許をいまから取り上げるわけにもいかないし、全て定年退職するまで待っていたら日本沈没するのが加速するだけである

入試科目となるにあたって

学習指導要領という教科で教える内容が決められる教育界の法律みたいなものがあって、だいたい10年に1度のペースで改訂される。

最初情報は、情報A、B、Cという科目があり、いわゆる町のパソコン教室的な内容でも教科の内容をけっこう満たしてしまものであった。

とはいえTCP/IPWWWDNSの概略や、アルゴリズム知財などの法規は当時から教科書に載っていたのであるよ。

その次の世代学習指導要領で、「社会情報」「情報科学」の2つに再編され、今の高校1年生の代まではこれを勉強している。2年後に高3で始めて習う生徒もいるかもしれないが。

今度の4月から入学生では、情報1に一本化されて、全ての高校生が共通範囲勉強している(これが大事)はずなので入試に出しても良いよね、と出来たわけである

それまではどれかだけ勉強したら卒業OKという扱いで複数科目あったので。

今年の1年生が浪人して1個下の代と一緒に国立大学を受けると、他教科の試験は移行措置で現行科目の試験が用意されるのだが、情報は今の科目での出題がないからどうするの?という問いかけが国立大協会からあった。さっきの複数科目の問題があって浪人生に強要できるのかよーという問題だったのだが、文科省入試センター強気に「社会情報情報科学か、どっちかだけでもやっていれば100点分になる問題をその年だけ新たに設置するので、無問題」という回答により、国立大学の入試必須化が正式に決まった。

情報1

情報1にはプログラミングだけではなく、問題解決の考え方、情報デザインとコミュニケーションデータサイエンスの基礎などが入っている。

ちなみに、情報2という科目もできて、数学みたいに1をやったあとでなければ2を勉強できない、より高度な内容になっている。物理基礎に対する物理みたいな。

データサイエンスといえば聞こえがよいが、それよりちゃんとした統計を学ばせるのが先じゃね?と思う人も多いと思う。

実は数学1で統計の内容が必須化して10年経つのだが、10個や20個の整数を手計算計算して、分散標準偏差偏差値を出してたり、相関係数と散布図くらいしか届かない、「紙の上で鉛筆でやる意味があるのか?」という内容であるセンター試験共通テストでは奇をてらうことが難しい分野だったが、今年の共通テストやらかした。

次の学習指導要領では数学教育者と統計教育者のバトルなどがあって、それも興味深いのだが、それはまた別のお話

劇薬ではあるが、かわいい生徒たちの志望大学進学という、餌をつるされた教員たちの良心で今まできちんとした情報教育を受けることができなかったかもしれない地方高校生が報われるようになるといいと思っている。

民間企業陰謀論について

あ、あと入試改革すると、企業が儲けるために結託しているんじゃないかと思う方もいるかと思うが、情報1にからめてうちは底辺校と呼ばれる学校なのだが、プログラミング教材とかの売り込みはかなり来るし、ベネッセはすでに高校情報1のオンライン教材の売り込みをガンガンやっている。東進ハイスクール情報講師を確保しているようである

なので「教える教員がいない、地方を見捨てるのか!」となった場合は、ベネッセやら東進高校向け教材でもやらせお金解決してください。

国立大学目指す層ならば、それで到達点はいくと思うし。

国立大大学共通テストに「情報1」が必須になることについて

国立大受験共通テストプログラミング…25年から情報」追加で6教科8科目に

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/daigakunyushi/20220128-OYT1T50158/

国立大受験、「情報」追加を正式決定 25年共通テストから

https://www.asahi.com/articles/ASQ1X7S36Q1SUTIL01M.html

国立大協会共通テストに「情報」追加 25年以降、6教科8科目に

https://mainichi.jp/articles/20220128/k00/00m/040/332000c

2022年4月高校入学した生徒を対象にした大学入学共通テストから教科情報試験が追加されることはもう決まっていたのだが「そんなのわざわざ受けるやついるの?」とならないように、文科省入試センター布石をうった結果としての国立大学の入試での必須化だと思う。

「なぜ国立大学だけなのか?」

これについては、私立大学には強制できるスキームがない(補助金をちらつかせればできるかもしれないが)のと、地方高校などにその衝撃波が届くように、だと個人的に思っている。

国立大学は文科省植民地だし。独法なのに独立してないし。

ぶっちゃけ首都圏などは、高校情報教員は余ってはいないが足りてはいるが、地方では情報教員採用をまだ実施していない県もあれば、ようやく始めてまだ数名しかいないという県もある。

そんな情報教員採用消極的地方での、高校KPIの一つに国公立大学への合格者人数というものがある。教育委員会によっては、特定進学校助成金みたいなのを出して、進学実績をさらに上げさせようとしている県もあると思う。そんななか情報をきちんと教えられる教員がいないと、国立大学に不利になるよ、というのは地方高校教員委員会への圧力になるのである

「急すぎるじゃないか」とお怒りの校長とかもいるだろうけど、受験には関係いからという言い訳で、教育委員会教員採用してこなかったり、未履修問題のように高校勝手情報をやらずに他教科に置き換えて授業を潰していたりしたことが、結果としてスマホしか使えない大学生大量生産してきたのではないだろうか?

教科「情報」の歴史

高校情報という授業は実は2003年高校入学した生徒から必修科目となっている(正確には必履修科目)。ということで教科が出来てからもう20年近くになる。

商業高校工業高校は別として、全ての普通科で必修の教科が「ドーン」と爆誕したのがその年だったのだが、文科省の失政を今の今まで引きずっていたのだった。

それまでにない教科(情報処理に類する科目は無かったわけじゃないが)が誕生するということは、教える人が新たに必要となるということである

教員免許区分も新たに誕生するということである

それが全国何千校の普通科高校で急に始まるのである。まあ、時代必要だったのでそれはしょうがないと思うが。

大学教員養成課程で、一気に何千人も情報教員を輩出できるわけではないので、現職の教員に講習を行って新たな免許を持たせることにした。

まずは意識高い教員に、現職講習の講師役となるための研修を行い、育成された講師たちが各都道府県で現職教員にたった15日間の講習で「教科情報をもう教えられるよ」ということにした。

すごい促成栽培である豆苗2世代収穫みたいな。

しか希望した受講者だけ目標ノルマ人数にとても足りず(講習を受けられる教科に縛りを付けた失策があり、そもそも希望しているのに受けられなかった教員もいる)、各学校肩たたきのように希望しなくても免許を取りに活かされた数学理科家庭科教員が多数いるというわけである

これを時限的な教員免許とすれば、大学情報教員免許をとった新しい教員がどんどん入ってきたのだが、いかんせん恒久的な免許だったのだ。

あと教員免許更新があるじゃないかと思われるかもしれないが、免許更新はどの教科で更新するとかはなくて、文科省が認めている免許更新の講座だったら何の教科の内容でもいいし、生徒指導でもレクリエーション論でも何でもアリなのだ。一気に全部の免許有効期限が延びる仕組みである

情報処理学会は、教科情報の内容で更新講習をやってはいるが、知名度は高くないようである

そんな石器時代のような人たちが令和の時代に、「情報とは」と教えている現状があるから、それを刷新したいという文科省意図もあったような気がする。

恒久免許をいまから取り上げるわけにもいかないし、全て定年退職するまで待っていたら日本沈没するのが加速するだけである

入試科目となるにあたって

学習指導要領という教科で教える内容が決められる教育界の法律みたいなものがあって、だいたい10年に1度のペースで改訂される。

最初情報は、情報A、B、Cという科目があり、いわゆる町のパソコン教室的な内容でも教科の内容をけっこう満たしてしまものであった。

とはいえTCP/IPWWWDNSの概略や、アルゴリズム知財などの法規は当時から教科書に載っていたのであるよ。

その次の世代学習指導要領で、「社会情報」「情報科学」の2つに再編され、今の高校1年生の代まではこれを勉強している。2年後に高3で始めて習う生徒もいるかもしれないが。

今度の4月から入学生では、情報1に一本化されて、全ての高校生が共通範囲勉強している(これが大事)はずなので入試に出しても良いよね、と出来たわけである

それまではどれかだけ勉強したら卒業OKという扱いで複数科目あったので。

今年の1年生が浪人して1個下の代と一緒に国立大学を受けると、他教科の試験は移行措置で現行科目の試験が用意されるのだが、情報は今の科目での出題がないからどうするの?という問いかけが国立大協会からあった。さっきの複数科目の問題があって浪人生に強要できるのかよーという問題だったのだが、文科省入試センター強気に「社会情報情報科学か、どっちかだけでもやっていれば100点分になる問題をその年だけ新たに設置するので、無問題」という回答により、国立大学の入試必須化が正式に決まった。

情報1

情報1にはプログラミングだけではなく、問題解決の考え方、情報デザインとコミュニケーションデータサイエンスの基礎などが入っている。

ちなみに、情報2という科目もできて、数学みたいに1をやったあとでなければ2を勉強できない、より高度な内容になっている。物理基礎に対する物理みたいな。

データサイエンスといえば聞こえがよいが、それよりちゃんとした統計を学ばせるのが先じゃね?と思う人も多いと思う。

実は数学1で統計の内容が必須化して10年経つのだが、10個や20個の整数を手計算計算して、分散標準偏差偏差値を出してたり、相関係数と散布図くらいしか届かない、「紙の上で鉛筆でやる意味があるのか?」という内容であるセンター試験共通テストでは奇をてらうことが難しい分野だったが、今年の共通テストやらかした。

次の学習指導要領では数学教育者と統計教育者のバトルなどがあって、それも興味深いのだが、それはまた別のお話

劇薬ではあるが、かわいい生徒たちの志望大学進学という、餌をつるされた教員たちの良心で今まできちんとした情報教育を受けることができなかったかもしれない地方高校生が報われるようになるといいと思っている。

民間企業陰謀論について

あ、あと入試改革すると、企業が儲けるために結託しているんじゃないかと思う方もいるかと思うが、情報1にからめてうちは底辺校と呼ばれる学校なのだが、プログラミング教材とかの売り込みはかなり来るし、ベネッセはすでに高校情報1のオンライン教材の売り込みをガンガンやっている。東進ハイスクール情報講師を確保しているようである

なので「教える教員がいない、地方を見捨てるのか!」となった場合は、ベネッセやら東進高校向け教材でもやらせお金解決してください。

国立大学目指す層ならば、それで到達点はいくと思うし。

2021-12-26

情報処理安全確保支援試験合格体験記@アラフィフ事務

https://anond.hatelabo.jp/20210626112629

の続き。最後に書いたとおり秋のセキスペ受けました。合格できましたが、午前II80点はいいとして、午後I67点、午後II68点はあんまりよろしくありませんね(午前Iは免除)。これまで同様にまとめてみます

1 これまで

午前対策はこれまではアプリでやってきましたが、だんだんアプリもなくなってきたので、web過去問道場しました。試験対策としてはあまり古いモノをやる意味はないそうですが(傾向が変わって出ない問題が多く、だいたい過去5年ぐらいが相場のようです。純粋試験対策となると、直前回にでた問題は出ないので、それはやらない人もいるようです)、基礎知識を身に付けるとっかかりにもしているので、載っている問題を全部通して解き、間違えた問題だけをもう一巡し、その際にこれはやり直そうと思ったもの(例えば答えを覚えたから解けたけど、バックグラウンドのきちんとした理解には及んでいないな、と思う問題)をマークし、最後マークした問題を二巡して本番を迎えました。

午後対策は、まずは応用のときにしっくりきたiTECの「重点対策」(セキスペなら「三好本」)から入りましたが、なんだか今回はしっくりきません。思うに、セキスペ受験するひとのほとんどはエンジニアでしょうけれど、そうした方々にとっては午後IIの長文問題(非受験者に申し添えると、今回だと12ページ)がハードルで、如何に長文を短時間で過不足なく読み通すか、みたいなところに参考書結構フォーカスしているわけです。でも事務屋にとってはそこは本職なところなので、手が届いてほしい痒いところが違うんですよね。畑違いの試験を受けているこちらの問題であって、筆者にも出版社にも問題はないのですが。結局、三好本は一読しただけで、村山直紀「速効サプリ」を二読して本番に臨みました。

結果は冒頭に記したとおりですが、技術に関する知識は以上のように午前IIレベルしかないので、午後の得点が低いのも当たり前といいますか、知識レベル合格水準に達していないのを、国語力で強引に突破した感が否めません。エンジニアで落ちた人からすると、納得いかないだろうなあ。

2 これから

応用→セキスペとくると、次はネスペ視野に入ってくるのですが、このままじゃ不合格間違いなし。実務で経験が積めない以上、座学でなんとかするしかないのですが、午前II過去問だけでは足りない、という当たり前の現実にきちんと向き合う必要があります。とりあえず、みやたひろし「図解入門TCP/IP」を買いました。定番中の定番マスタリングTCP/IP入門編」より、わかりやすさではこちらがよい、という5ちゃん情報を見て、自分レベルではわかりやすさ重視一択だよなあと。

半年後にネスペ合格体験記を書きたい!

2021-12-15

訪問介護を試してみた話(後編)

前編

訪問介護を試してみた話(前編)

anond:20211215101921

本文

8月ワクチン接種から3ヶ月。身体に異常をきたし始めた。数分以上立つ事が出来ない。

そして、M事業者訪問介護を依頼。

お願いするのは生活援助。どんな事かというと掃除洗濯料理等。

訪問美容の件でいろいろと学んでいた私は、まず準備が大切であると考えた。

まずは食事

食事はたくさん作ってもらって、冷凍保存してもらえばいい。

材料はどうか。なにがダメで、なにが良いのか指定した方がよいだろう。

そこで、食材表計算ソフトでまとめることにした。良いとされる栄養素を調べ、それが含まれている食材抜粋する。そして、禁忌とされる食材も調べて並べる。

しかし、これだけ食材があると「何を作ればいいのか」と戸惑ってしまうに違いない。

さっそう、作りおき料理レシピが載っているサイトを探した。見つけた。素晴らしいぞインターネット、WWW、TCP/IP

もしも介護士さんの方でレシピを考えるのが難しいようであれば、このサイトから抜粋する事にしよう。食材の細かなカスタマイズは表を見て対応してもらう。

次に症状説明

主な症状を書いたペラ一枚の紙を用意した。数分しか立てない事、息切れで上手く話せない事、動悸がある時は寝込む事などなど。

ワクチン接種直後からこうなっている旨は伏せた。世間はいろんなことが言われている。どうしてか攻撃的になる人もいるだろうし、たくさん見てきた。というか、それが怖かった。

部屋はゴミが散乱しているが、そのままにした。重要書類も散らばってたりしているが、背に腹は代えられない。

準備だけでかなり疲労した。

ケースワーカーが介入してほしいと強く思う。

そして当日、M事業所職員複数人で来た。

まず手を洗う。そして用意した席に着いてもらう。

挨拶もそこそこに用意した資料を渡す。

準備がいいですねと誉められる。悪くないだろう。

そして職員一言漏らす「大変ですね」。社交辞令だとは思うが、胸が熱くなる。そして、気を取り直す。

そこから質問が始まる。

質問はすごい。質問を聞けば、どんな人なのかが大体わかるからだ。どんな医者なのか、どんな役人なのか、そしてどんなシステムエンジニアなのか。

M事業所職員質問は的確だった。

家族の状況、通院のこと、現在生活のこと。よどみなく聞き出す。うまい、これがプロか。

調理話題になって提案もくる。「増田さんの方でレシピを用意してもらうという手もありますが」。

いいぞ、ちゃんと予想通りに動いてくれる。馴染みの相手将棋をしているような感覚

ええ、難しいようなら私の方でサイトを参考にして用意しますが、と返事をする。

そうですか、そちらの方が作業時間も短くなっていいかもしれません。

その通りだと思う。

では、それでと返答した。

大体決まった。食事援助をメインに、隙間時間掃除洗濯をしてくれるという話にまとまる。なんと帰りには、ついでにゴミ捨てもしてくれる。

ありがたい。

話は少し横道に逸れて、私の外出の話になった。

タクシーが高額で困っていると話すと、介護タクシーの話になった。市役所社協から特に話はなかったが、私が使える低額の介護タクシーがあるようだ。

また、車いすを借りれる所を一か所しか知らず予約に困っていたのだが、他の場所も教えてもらった。

介護タクシーについては、後日メールURLを教えてもらった。

こうして、面談は終わる。ちなみに面談日は料金が発生してない。

そのあと何回か利用させてもらっているが、生活がめちゃくちゃ楽になった

福祉資源などで困りごとがあれば、メール相談もしている。

シルバー人材センター家事代行でも同じだったかもしれないが、福祉資源についての話には及ばなかっただろう。

結論を言うと、訪問介護はめちゃくちゃ役に立つ。それは生活援助のみならず、社会資源を見つけるための手がかりにもなるからだ。

なので、なるべく経験豊富事業所を選んだ方が良い。

だが、問題点もある。

コロナ後遺症ワクチン後遺症生活援助を必要とする人ほど、最初の動き出しが難しいという点だ。

ブレインフォグで会話をままならなかったり、倦怠感でベッドから動く事も難しいという人も少なくないはずだ。

行政からケースワーカー等の手が借りられない以上、手続きをするとしたら家族になるのだろうか。

だが、そもそも家族がいない人は? また、当事者がドアベルにすら出られないほどの日だったら?

そして、お金問題がある。

月2回程度だとしても、事業所によっては一万円前後はかかりそうだ。これは経済的に余裕のない若者にとってはとても難しい。

難点は多い。

しかし、療養生活の助けにはなる。

もし、緊急訪問介護事業などを展開している自治体があれば、それを重度のコロナ後遺症者、ワクチン後遺症者にも適用するというのはどうだろうか。

ほとんどの人が治るはずであり、財政の圧迫はし続けないはずだ。

そして、年齢制限はなぜあるのだろうか? 何か制度上の理由がありそうな気はしているのだが、それは何なのだろう。

などととりとめのない事を考えつつも、介護士さんが来た日のために作り置き料理レシピを考える。

この白く垂れ下がった長い糸をのぼり続けるために。

参考

つくおき(冷凍可能おかず)

https://cookien.com/tag/youcanfreeze/

2021-10-31

弊社のエンジニアは、インターネットの仕組みの基本に精通していることが期待されますブラウザがどのように高いレベル機能するかについて、DNSルックアップTCP/IPからソケット通信に至るまで知識に磨きをかけてください。世界的なウェブの仕組みの基本を確実に理解することが必要です。

https://www.amazon.jobs/jp/landing_pages/in-software-development-topics

2021-08-11

anond:20210811190524

やっぱり、より深く学ぶってことであれば王道マスタリングTCP/IP じゃないかな。

あと知識体系が少し異なるのでIPv6学ぶなら マスタリングTCP/IP IPv6編 なんてものがありますので、それがいいのかなと思います

IPv6の話で急に思いますって話にトーンダウンしたのは自分も読んだことがないから。

後出し情報だけど、自分サーバー屋兼プログラマーネットワーク屋じゃないのよね。ネットワークスペシャリストは一応持ってます

anond:20210811101559

いろんな分野とレイヤの人がNWを気にするから、これはこれでいいのでは?

このブログ書いた方は、数理最適化機械学習やってるそうなので、その環境インフラ構築での観点なんでしょ。

NWエンジニアCCNPネスぺ、セキュリティスペシャリスト持ち)だけど、エンタープライズNWやるのと、NW機器メーカーでのNWエンジニア観点違うぐらいだからね。

SIだと、基本情報CCNAやるぐらいで十分だし

NWアーキ設計構築とかなら、マスタリングTCP/IPを全巻キャッチアップしたり、ネス資格ベンダ中位上位資格あった方がよかったりするけど。

ネットワークちゃんと学びたいなら

最低限のNetwork知識 https://zenn.dev/hee/articles/ce9002ae525622 という記事ブックマーク400を超えていて、どうしてこのレベル記事に400もブックマークが集まるのかと問いたい。

覚えたことをまとめてアウトプットするのは素晴らしいことだと思うしそれは否定しないんだけど、勉強したての見習いが書いた薄い内容とベテランがまとめた記事だったら、学ぶのに適しているのはどちらかという話である

そんなわけでちゃん勉強するならITMedia系でプロに金払って書いて貰っている記事を勧めたい。

ちょろっと探してみて初心者向けに纏まってる内容だったので、以下の連載が良いと思う。

https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1503/13/news04.html

それでもっと知りたいと思ったらMaster of IP Network記事を読み漁るといいかな。

https://atmarkit.itmedia.co.jp/fnetwork/index_index.html

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追記

マスタリングTCP/IP が名著だしおすすめなのは間違いないけど、ネットワークを専門としないであろう人にまでおすすめするのは少しハードルが高い気がするよ。

上に挙げた連載記事を読んだ結果もう少しちゃんと学びたいと思ったならば、その時には手に取ってもらいたいかな。

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