過去に何冊か技術書を出版したことのある著者です。いま随所で話題になっているWeb3書籍の騒動を見て思うことを書いてみたいと思います。
「編集者はチェックしてなかったのか」というような指摘が見受けられますが、正直、誤字脱字以外の技術的な内容について指摘してくれたのは1人だけでした。まして「外部の有識者」によるチェックなど、コスト面からしてもありえない雰囲気でした。まあ、私がお付き合いしていた出版社が弱小だったせいもあるかも知れませんが。インプレスはこの業界では大手でしょうし、人脈も豊富だから「外部の有識者」によるチェックも可能化も知れません(でも、それなら初めからその有識者に頼めばいい気もしますが)。
今回騒動となった書籍の著者は、調べてみた限りでは、初めての出版のようです。今までに、本1冊分の原稿を破綻なくまとめ上げた経験がおありなのかは不明ですが(そもそも、ご本人がすべて書いているかどうかも不明ですが)、自分の持っている(Web3とやらの)「ストーリー」に当てはめるために、かなり無理をしているように見えます。「自分の伝えたいことはコレなんだ、それ以外のところの(技術的な)誤りなの些細なことなのに、なんでそんなところばかり指摘するんだ」と思っている人もいます(この著者がそうかは不明ですが)。自分も他人の原稿を読む機会やチェックする機会がありますが、「本質を見てくれよ、そこは些細なことだ」と怒る人もいます。でも、本筋と関係の浅い部分こそ気を使わないといけないと思って自分は書いています。
幸いなことに、自分が著者の技術書で技術的な誤りを指摘されたことは(おそらく)ありません。些末なことであっても間違いの無いように調べるのは骨の折れる作業です。アシスタントがいたり、編集部でチェックしてくれたりすれば著者としてはラクなのですが、大して売れもしない技術書にそんなコストはかけられません。すべて自分でやっています。すると、執筆に際限なく時間がかかってしまいます。そこまで時間の取れない著者は、ファクトチェックをおろそかにするか、それも面倒になるとパクリに走る著者もいたりするでしょう(本書の著者のことを言っているわけではありません、念のため)。
なんか、書き散らしてしまいました。誤字脱字があるかも知れません。誤字脱字は著者であってもよくやってしまいます。書籍の場合は、何度も校正して減らすように努力してますが、ここではそこまでやってませんので「誤字があるけど、おまえ本当に著者なのか?」という指摘は……甘んじて受けます。
ストーリーとか、注目してほしいとかの部分は、無料で見れた部分を見た感じはまさにそうじゃないかと思いました。 ブロックチェーンの有用さとか、規格がどんどん決まっていくのを...
技術者は用語の使い方に厳しいけど、アナロジーでいろんなことを表現しようとする文系から見るとかわいそうな感じがした。
間違った内容&飛躍してる文章が書籍に混ざりこんでることは多々あることなので、今回のことが特別なことだと感じなかった 今回のことを見ていてむしろ驚いたのは、自分の解釈が絶...
言ってることはわからんでもないが(というか俺も最初は理解しようと頑張った) そういう予備知識や考察が必要なもんを“いちばんやさしい”って銘打って初心者に読ませちゃダメだ...
本書く人は立派だと思うけど、技術書に親切な本なんて存在しない。 「サルでもわかる~」→わからん。 「マンガで分かる~」→わからん。 「中学生でもわかる~」→わからん。 「...
「クンニ✋(👁👅👁)🤚でもわかる~」→わかる