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はてなキーワード: 11月7日とは

2017-05-19

1883年6月金玉均自身にとって3回目の日本訪問の途についた。前回の訪日で会見した日本政府の高官は、朝鮮国王委任状があれば借款に応ずることを示唆しており、朝鮮から留学生尹致昊の帰国に際しても大蔵大輔の吉田清成はかさねてそのことを金玉均伝言していた[5][注釈 2]。

しかし、高宗からあたえられた300万円の国債借り入れの委任状を持参して来日した金玉均に対する日本政府対応は冷たかった[5]。300万円は当時の朝鮮における国家財政1年分に相当しており、日本予算約5,000万円からしても巨額なものであった[5][7]。メレドルフの妨害工作もあったが、日本政府としても大蔵卿松方正義緊縮財政を進めているなか、財政力に乏しく政情も不安定朝鮮に対し、そのような巨額な投資をおこなうべき理由は乏しかった[5][10]。金玉均は、日本についで、フランスアメリカ合衆国からの借款工作にも失敗した[5]。

1884年5月金玉均は失意のうちに朝鮮帰国した。朝鮮では、以前にもまして大国清の勢力が猛威をふるい、朝鮮国の重臣たちはそれに追随し、開化派の活動はいっそうせばめられていた[5]。清とフランスの緊張関係の高まりから5月遼東半島に移駐することとなった呉長慶にかわって野心家の袁世凱が実権を掌握し、朝鮮王宮は彼の挙動に左右された[5]。これに危機感を覚えた金玉均らは国王高宗を動かそうと計画した[7][10]。高宗もまた閔氏の専横に心を痛め、朝鮮の将来に不安をいだいていたのである[7]。

清仏戦争の直接原因となった1884年6月23日バク伏兵事件英語版

1884年6月ベトナム領有を意図するフランスベトナムでの宗主権を護持しようとする清国との間で清仏戦争が勃発した[10]。清越国付近バクレでの両軍衝突が引き金となったが、この戦いで劣勢に立った清国朝鮮駐留軍の半数に相当する約1,500名を内地に移駐させた[5]。独立党は、これを好機ととらえた[10]。日本もまた、壬午軍乱以降、無為にすごした失地回復の好機とみて清国勢力の後退を歓迎した[5]。井上馨外務卿帰国中の弁理公使竹添進一郎に訓令し、10月漢城に帰任させた。竹添は軍乱賠償金残金の寄付国王に持ち掛ける一方、金玉均独立党に近づいた[5][11]。

竹添進一郎

金玉均らは11月4日、朴泳孝邸宅日本公使館島村書記官を招いて密談をおこなった。集まったのは、金玉均、朴泳孝、洪英植、徐光範、島村の5名であった[12]。そこで金玉均島村クーデタ計画を打ち明けているが、島村はそれに驚きもせず、むしろ速やかな決行を勧めるほどであったという[12]。かれら独立党は3つのクーデタ計画案を検討し、同年12月に開催が予定されていた「郵征局」の開庁祝賀パーティーに乗じて実行にうつす案が採用された[12][注釈 3]。金玉均11月7日日本公使館をおとずれ、竹添公使クーデタ計画を打ち明け、そのとき竹添から支援約束を得ている[12]。

金玉均漢城駐在イギリスアメリカ合衆国外交官にもクーデタ計画相談した[12]。かれらは、金玉均のえがく理想共感し、清国よりも日本を頼るべきことについても理解を示したが、しかし、決行については清国軍事的優位を認めて、これに反対した[12]。金玉均さらに、それとなく高宗にも計画の内容を伝えて伺いを立てた[12]。高宗もまた、清の軍事力を考えると不成功に終わるのではないかとの懸念を伝えたが、金玉均はこれに食い下がり、フランスと連動して動けば充分に勝機はあると訴えた[12]。高宗は、これを諒とした[12]。

しかし、クーデタに動員できる軍事力といえば、日本公使館警備の日本陸軍仙台鎮台歩兵第4連隊第1大隊第1中隊の150名と、陸軍戸山学校留学して帰国した10数名の朝鮮人士官学生および新式軍隊の一部にすぎなかった[5]。この人数では、半減したとはいえ、なお1,500名を有する清国兵および袁世凱指揮下の朝鮮政府軍に対抗するのは無謀といってよかった[5]。

2016-11-12

ハウステンボスの「変なホテル」 客に失礼な対応をした挙句実名

長崎県ハウステンボス公式ホテルである変なホテル2015年オープン)が、宿泊客に対して非常識対応を行い、それに対するネット上のクレーム個人名を出して回答するミスを犯してしまった。


問題旅行予約サイト楽天トラベル」に11月7日投稿された口コミ。この口コミ内で宿泊者は、ホテル内の自動販売機お金を入れても飲み物が出て来なかったこと、返金を依頼すると何故か部屋番号を尋ねられ気分を害したことを書いている。それに対するホテルからの返信には部屋番号を尋ねたことへのお詫びが述べられているのだが、なぜか「稲垣様」と宿泊者の実名記載しているのだ。

http://s3.gazo.cc/up/64573.jpg

http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/149305/review.html

2016-11-08

平成28(2016)年11月8日 東朝新聞コラム

電通強制捜査─喝采してほんとうに大丈夫

 広告代理店大手電通新入社員女性が過労のために自殺した問題などをめぐり違法長時間労働をさせていたとして11月7日

厚生労働省が、本社と3支社の強制捜査に乗り出した。

この報道に対し、『異常な長時間労働労働の末端ではなく上流取り締まるべきである』『ブラック企業には鉄槌を下すべき』

などとして拍手喝采する意見が多いが、私は不安で仕方がない。

 電通の首根っこを押さえたら事実上日本のほぼ全てのマスメディアを押さえたも同然になる。

労働問題を口実に電通の弱みを握り、自らに有利な報道をするように間接的な圧力行使したいという

アベ政権の隠れた意図を感じるのは私だけだろうか。

2016-04-12

俺は市川まれ市川育ち

10年前ぐらいには市川を離れた身ではあるけど。

なのでこんなニュースは気になります

私立保育園:「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川 - 毎日新聞

特に気になるのが市内のどの辺なんだろうかということですね。

ブコメには「(仮称)ししの子保育園」という情報あり。確かに市川市HPに整備中止のお知らせが載っている。

※下記の施設については、整備を中止しました。

  (仮称)ししの子保育園市川平成283月31日更新)。

http://www.city.ichikawa.lg.jp/chi04/1111000019.html

平成28年4月開園を予定しておりました「ししの子保育園市川」につきまして、諸般の事情により開園が中止となりました。

(PDF注意)

で、この保育園建設予定地はどこだったのか、というと、どうも菅野だったらしい。

仮称)ししの子保育園市川 市川市菅野4-1(以下未定)

市川市|広報いちかわ|暮らし・支え合い・コラム(平成27年11月7日号)

市川まれ市川育ちの俺はこれ見て「あーね」と思ったね。菅野ならしょうがねえわ。そりゃ反対されるわ。

菅野は市内で1、2を争う高級住宅街。道も細くてゴチャゴチャしてる。ちょっと行ったところにある幹線道路は恒常的に混んでバスも遅れまくる。

俺が住んでた頃だって外環菅野に通そうとして地下にするだのルート変更だのモメにモメてたもんな。(その後どうなっただろう?)

菅野ならしゃーないしゃーない。切り替えていこう。

まあ俺が言いたいのは「市川死ねと思っても、市川の梨は嫌いにならないでください!」ってことだけです。美味しいよ。



(追)

キャーーン俺の増田より前にもっとちゃんとした考察エントリ出てたーーー

はずかしいーーー

2015-08-28

朝まで生テレビ 11月7日激論女性が輝く社会とは?! を見た

日本は働き過ぎで労働時間が長い。だから女性社会進出しにくいし、男も大変だ。フランス労働時間日本より短いのに労働生産性は同じなので、フランスを見習って労働時間を減らした方がいい。そうしたほうが、男も女も時間ができて暮らしやすくなると女性論客らは言っていた。

しかし、それに対して、客席の学生質問者

しかし、労働時間を減らしたら、デメリットが有るのではないか?減らした分だけ、労働生産性も減るのではないか?」

というような質問をしていて、竹田恒泰

日本GDP世界第三位なのは日本人が働きものだっていうのが重要な要素として考えられるのでは」

といっていたが、それに対して、勝間和代が反対していて

いろいろ経済学言葉を使って、労働時間を減らしても大丈夫だと言っていた。

辻元清美も、

子育て生活が両立している国のほうが成長率が高い」

とも言っていた

しかし、勝間和代やその他の女性論客が言ってることにも納得できなかったな。

労働時間が減ったら、労働生産性GDPが減って、日本は貧しくなるのではないか?

女性に合わせて労働時間を減らしたら、他の国に競争に勝てなくなってしまったりするのではないか?

どうなのだろう

2015-01-22

イスラーム国(ISIL)の件に見るインターネットリテラシー

すべての物事には必ず難癖がつけられるというのがポリシーです。こんにちは

さて、人質事件無事解決すると良いですね。

特に腹案もないのでそれについては何も言えませんが、リテラシーを見るに良い題材なので、具体的に書いてみたいと思います

プロデバッガーになると、症状を聞いただけでバグってるところのアタリが付けられるそうですが、

なんか変だな?と思うポイントというのも、実はアタリが付けられます

まず所属で見る

身も蓋もないですが、素人がある一定の信頼を置くのはどこかというと、書き手所属だったりします。

はい。聞こえそうな非難は百も承知ですが、確率的に「自称専門家」と「大学教授」なら正しいのは教授です。

(ただし、専門領域に限る。工学部教授医学に口出す時は「自称専門家」扱いしましょう)

*今回の殺害予告身代金要求では、日本中東諸国への経済援助をもって十字軍の一部でありジハード対象であると明確に主張し、行動に移している。これは従来からも潜在的にはそのようにみなされていたと考えられるが、今回のように日本の対中東経済支援のみを特定して問題視した事例は少なかった。

(中略)

そうであれば、従来から行われてきた経済支援のものが、「イスラーム国」等のグローバルジハードイデオロギーを護持する集団からは、「欧米の支配に与する」ものとみられており、潜在的にはジハード対象となっていたのが、今回の首相歴訪というタイミング政治的に提起されたと考えらえれる。

イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ

http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html

という記述を観た時に、リテラシー的にまずおさえておくべきことは、

普通は、この程度で「ふーん、そんなもんか、他のニュースではどう言ってるのかな」と思えば良いわけです。

なんか変だな?というポイントを探す

が、自分の主義主張とは違うので難癖つけしたい時は、見るべきポイントが実は違います

(まあ、リテラシーとして「変な偏向がかかってないかな?」と確認したいとき、でも良いわけですが)

*「集団的自衛権」とは無関係である。そもそも集団的自衛権個別的自衛権区別議論されるのは日本だけである

現在日本が行っており、今回の安倍首相中東訪問再確認された経済援助は、従来から行われてきた中東諸国経済開発、安定化、テロ対策難民支援への資金供与となんら変わりなく、もちろん集団的個別的自衛権のいずれとも関係がなく、関係があると受け止められる報道は現地にも国際メディアにもない。今回の安倍首相中東訪問によって日本側には従来からの対中東政策に変更はないし、変更がなされたとも現地で受け止められていない。

イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ

http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html

さて、さっきまで言ったとおり専門領域外については、自称専門家扱いするのがリテラシー的には良いわけです。

  1. 『「集団的自衛権」とは無関係である。そもそも集団的自衛権個別的自衛権区別議論されるのは日本だけである。』
  2. 日本側には従来からの対中東政策に変更はないし、変更がなされたとも現地で受け止められていない。』

なので、2番の「従来の対中東政策に変更はないと現地で受け止められている」は正しそうでOKですが、

1番の「集団的自衛権個別的自衛権区別議論されるのは日本だけ」というのは、ナンカ変だな?と思った方が良いわけです。

ブログ筆者は、(自称)池内恵さんであって、イスラム政治思想が専門なので、国際法専門家では無いからです。

まり、「素人専門家予測ケチをつけるのは難しい」と言うのが大前提な上でケチをつけるには、

イスラム政治思想研究を専門にやってる人よりも精度良く予測できると思うだけのナニかがなければいけないわけです。

(たまにそういうこともある。自分の専門領域で、相手よりも情報を多く入手できる立場にいる等)

もしくは、「素人素人ケチを付ける」状態まで持って行くことが必要です。

同じ土俵でなら、技のかけようもある。

例えば「集団的自衛権は、個別的自衛権よりも適用範囲曖昧な為、国際司法裁判所沙汰になることもある。当然日本以外でも区別されて議論されている」等。

(逆に言えば、なんか礼儀知らずの記者にその辺煩く突っ込まれて専門外なのにキレてんだろうな、という予測をした上で、塩をすり込むワケです)

反論を見る

あーなんか気に入らない、なにか反論したいと思った時、大抵の場合他の人が先にやってくれています

これは「俺は素人だけど、なんとなく違う気がする」というレベルでOKです。自分感性は大切にしましょう。

taro terahara @srgmtaro 2015-01-21 07:39:09

池内恵のこの意見は強弁。安倍晋三イスラエルで、どうみても「従来から政策」とは言えない「イスラム国に対抗する国々への支援」を名言してる訳だし、イスラム国から声明にもそれははっきり示されている。従来通りの支援継続することが理由ではなく敵対する立場の表明が理由じゃないの。

https://twitter.com/srgmtaro/status/557668682193977344

この人はどういう人かというと、http://srgmtaro.jimdo.com/profile-1/ にあるようにバーンスリー(インド横笛)奏者で有名な人ですね。

なので、インド音楽とか、横笛演奏技法については信頼して良いけど、今回のは専門外だなあ、と思うのがまず一歩目。

反論したいときにはチト弱い。

直接的にISと対峙するトルコレバノンなどの国々にISと戦う兵力施設を整えるためのお金提供すると読むのが当然です。今までの政策を変更したというメッセージに受け取られても仕方ありません。

http://blogos.com/article/103927/

今回の言及で見つかった中では限界でこの人かなー。

衆議院議員三谷英弘さんです。(残念ながら専門は知的財産権個人情報等)

専門外だけど、流石に元議員さんなら変なことは言わない訓練を受けただろうと予測して、この発言を使いたい。

軽く裏を取る

裏取り、と言うか、証拠集めですね。

なんか難癖をつけたい。既に反論書いてくれてる人がいる。使いたい。

ここまで来たら、あと一歩、情報確認です。

今回は、元議員さんがヒントをくれてるので、外務省のページをググりましょう。

 イラクシリア難民避難支援トルコレバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援お約束します。

安倍総理大臣中東政策スピーチ 平成27年1月18日

http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/eg/page24_000392.html

はい。ちゃんとハッキリ言ってますね。

安倍総理大臣は「ISIL対抗の為に支援します、総額で2億ドル程度」と明確に言ってる。

次は、「従来の政策と違う」事を示したい。

が、探せども探せども出てこない。

4 ISILへの対応

 両者は,ISILの脅威に一致して対応する必要があるとの認識を共有した。 岸田大臣からは,ISILの脅威に対抗する国際社会連携が強化されている旨述べ,活発な広報活動への対抗,資金調達と人員流入の阻止,暴力的過激主義対策といった取組も重要である旨述べた。

日米外相会談 平成26年11月7日

http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page4_000792.html

米国と一致してって言っちゃってる。米国ISILには結構強気なのは承知の通り。

(過激なオバマさんの2014年9月10日スピーチはこちら→http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20140911c.html)

イラク政府を含む国際社会ISILに対する闘いを支持し、必要な協力は惜しまない考えであり、ISILが弱体化され壊滅されることにつながることを期待する旨述べました。

更に岸田大臣から、今般、イラク国内避難民への人道支援として、新たに約2,000万ドル支援国際機関を通じて行うことを決定し、他の周辺国支援と合わせ、総額約2,550万ドルISIL対策支援を決定した旨述べ、イラクの安定と国家統一に向け、支援継続していく旨伝達しました。

日・イラク外相会談概要平成26年9月26日

http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/iq/page3_000934.html

やはりイラク政府岸田文雄外務大臣が、ISILの壊滅を期待するし総額約2,550万ドルISIL対策支援をするよ、と言ってる。

ダメか。

ISILの脅威に対抗するため,日本は,軍事的な貢献はできませんが,人道支援テロ対策積極的に取り組んでいきます。今般,日本は,新規に約2550万ドル支援を行うことを決定しました。

薗浦外務大臣政務官イラク情勢に関するハイレベル安保理会合への出席(概要平成26年9月20日

http://www.mofa.go.jp/mofaj/page4_000694.html

事務方じゃなくて、政治屋側の補佐官も「軍事的な貢献はできませんが」とハッキリ口にしつつ、ISILの脅威に対抗するために金を出すと言ってる。

テロはいかなる理由によっても正当化できず,我が国は,このようなテロ行為を断固として非難し,イラク政府によるテロとの闘いを支持します。

((文中に『テロ組織であるイラクとレバントのイスラム国ISIL)」が』と言及有り))

イラク西部アンバール県の治安情勢(外務大臣談話平成26年1月9日

http://www.mofa.go.jp/mofaj/page4_000339.html

そもそもテロ組織から(自称)イスラーム国に転換したのが2014年6月下旬だもんなあ。

残念な結果

さて、そういうわけで、残念ながら難癖の付け所は「集団的自衛権」の部分のみになってしまいました。

こういう時には「イスラム文化に関連の深い人」が、「今までは2000万ドルなのに、今回は2億ドルと桁が違う」と一気に10倍にしたところが方針変更だ、と強弁してくれるのを待ちましょう。

閑話休題

さて、結論としてははてな村の皆さんに最も嫌われそうな「誰が発言しているか信頼性担保する」という結論に落ち着きました。

その道の専門家が、その道の話をしている件に対してケチを付けたい時は、慎重にしたほうが良いよ、

意外にググれば裏取りも出来なくはないよ、というお話でした。

まあ、本当は専門家複数見解があるはずで「この専門家って本当に専門家として大丈夫かなあ」と素人判断できないので

中田考さん(イスラム法学者。わりと池内さん嫌いっぽい)とか、塩尻和子さん(わりと親イスラム的なイスラム研究者)とか

専門家専門家をどう評するかの話を聞きたいところなんですけどね。

2014-11-07

Japan Patriots News とかいデマサイトに釣られたブックマーカーたち

2014年11月7日19時27分現在

※釣られてるのか判然としないコメント無言ブクマは除外しました。

はてなブックマーク - 逃亡したエボラ患者に射殺許可、米国 : Japan Patriots News

netcraft 人権って何だろうね。

nekoranekora 当のアフリカでもそこまでやらんのに、やっぱアメリカはこうでなくちゃいけねぇ。 アメリカ人 ヤンキー

kazuhiko11kazuhiko11 わざと逃がして射殺か、いい壊滅方法だ。

amd64x64amd64x64 隔離されて死ぬか逃げて殺されるか

xevraxevra 実質テロなんだから仕方ない。日本でも町田で逃げられてる場合じゃないだろ、何とかしろ

takeimtakeim 一方アメリカでは…

はてなブックマーク - わずか3ヶ月でエボラ収束、西アフリカ空爆案で試算 : Japan Patriots News

imo758 中学生のような思いつきを真面目に試算して公開するとか、いくらあらゆる手段を考えるべきと言っても大人のすることじゃない……

2014-02-05

佐村河内守っていつから現代ベートーヴェン」になってたの?

 

いったいいつ誰が佐村河内守氏を「現代ベートーヴェン」として「世界で評価」されていると言い出したのか、Google検索でわかる範囲で調べ始めてみた。

 

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2001年9月15日

Beethoven海外初出は米TIME誌。

http://goo.gl/QZoqAq

"Mamuro Samuragouchi: Songs of Silence -- Video-game music maestro Samuragoch can't hear his own work"

His condition has brought him a certain celebrity, which he fears may detract from an honest critique of his work. He understands the inspirational appeal of the story of a digital-age Beethoven, a deaf composer who overcomes the loss of the sense most vital to his work. "I used to be able to hide it, to do my work without people noticing it," he says.

米誌が彼をベートーヴェンと並び称してるわけじゃなく、単に「『現代ベートーヴェン』みたいな話が先行したら作品の評価が歪む」と(おそらく彼自身が)語っているだけである

 

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その後の海外の記事を探ったのだが、なんと! 何も出てこない!

 

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2007年11月1日

書籍交響曲第一番』発売

http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC%E4%B8%80%E7%95%AA-%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%AE%88/dp/4062139359

 

Amazonレビューに「現代ベートーヴェンさながら」などの表現はあるものの、既にどこかでそう呼ばれていることや書中にそう記載されていることを示唆する表現は見あたらない。

 

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2008年1月13日

ブログ記事

http://yoshim.cocolog-nifty.com/tapio/2008/01/post_ce52.html

まさに「現代におけるベートーヴェン」の状態なのだ

「~と呼ばれる」という表現にはなっていない。

 

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2008年9月1日

韓国系化粧品会社(?)ウェブサイト

国内外に高く評価され、米TIME誌に『現代ベートーヴェン』の見出しと共に紹介される等、その存在が一躍注目を集める

http://goo.gl/HFB9HV

 

日本語で確認される最古の、「現代ベートーヴェン(と誰かが呼んでいる旨)」の記載。

引用元としているTIME記事がそんな「見出し」ではないことは前出のとおり。

 

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2008年9月

広島で開かれたG8議長サミットの記念コンサート交響曲HIROSHIMA』が初演されているが、これも海外ではまったく報じられていない。

(少なくともGoogle検索には何も引っかからない。)

 

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2008年9月15日

佐村河内守氏、広島市民賞受賞。

同日夜、NEWS23TBS)の特集で取り上げられた模様。

 

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2008年9月16日以降、NEWS23特集を受けていくつかの個人ブログで取り上げられている。

しかし、本文に「現代ベートーヴェンと呼ばれる」などの記載は皆無。

2008年12月頃につくコメントから、少しずつ「現代ベートーヴェン(と称される)」という表現が現れ始める。

 

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2012年11月7日

NHKが「作曲現場」を取材し特集番組を放映した模様。

J-CASTティーザー記事の痕跡のみ残っている。

http://snsoku.net/news/809492

耳の聞こえない作曲家佐村河内守現代ベートーベン作曲現場

現代ベートーベン」と国内外音楽家から注目されている日本人作曲家がいる。佐村河内守(さむらごうちまもる)、47歳だ。

どうやら、言い出して権威付けたのはこのNHK番組らしい。

 

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そして2014年2月5日日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG05013_V00C14A2CR0000/

佐村河内守さんは、米誌で「現代ベートーベン」と紹介されるなど、世界で評価されていた。

ああ、カンタンに騙されるクオリティペーパー…

2013-11-08

楽天セール不当表示

11月6日の記事とそのブコメ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131106/k10015854491000.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20131106/k10015854491000.html

11月7日の記事

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131107/k10015884001000.html

今回の件については

「悪質な出店業者が不当表示優勝セール勝手に便乗して儲けようとした」のが真相であって

セールに参加するよう楽天から出店業者に圧力があった」という趣旨の批判は誤解だろう。

楽天管理責任があるのは間違いないが)

誤解してた人は今からでもブコメを修正するなりスターを取り消すなりすべきだと思う。

2012-07-09

http://anond.hatelabo.jp/20120709230204

戸塚ヨットスクールって知ってるかな

一般児童青少年向けのヨットスクール戸塚ヨットスクールにおいて訓練生の死亡・傷害致死行方不明といった事件が1980年代を通じてマスコミに取り上げられ、スクールの方針が教育的な体罰というより過酷暴行だったことが明らかになった。

1979年から1982年にかけて、訓練中に訓練生の死亡・行方不明事件が複数発生。

1982年に起きた少年の死亡に関し、警察は当初は過ぎた体罰による事故と見ていたが、遺体から無数の打撲・内出血痕跡・歯2本の損壊などが確認されたことから1983年傷害致死の疑いでスクール内を捜査。その後、指導員が舵棒と呼ばれるヨットの部材(舵取りのための道具。一部では「角材」と報道された)で少年の全身を殴打し、その後ヨットでの訓練を続けていたことがわかり、組織ぐるみの犯行として校長を含む関係者逮捕され、他の死亡事件についても起訴された。

1992年7月7日名古屋地裁戸塚宏コーチらに対して傷害致死罪を認定。戸塚宏懲役3年、執行猶予3年(検察側の求刑懲役10年)、コーチらに懲役1年6ヶ月から2年6ヶ月、執行猶予2年から3年を言い渡した。これに対して、検察側と戸塚コーチら6人が双方で控訴

1997年3月12日、名古屋高裁は「訓練は人権無視教育でも治療でもない」として一審判決を破棄し、戸塚宏懲役6年、コーチ3人も実刑判決を下した。戸塚らは即日上告。

2002年2月25日最高裁は二審判決を支持して戸塚宏の上告を棄却。これで戸塚宏懲役6年とコーチ陣ら起訴された15人全員の有罪が確定した。起訴から結審まで19年を要する長期裁判となった。

2006年4月29日 - 満期で戸塚が出所。今後もヨットスクールを続ける意向を語った。

訓練中に発生した死亡・行方不明事件 [編集]

1979年 少年(当時13歳)が死亡

戸塚側は「低体温症によるもの体罰との因果関係は無い」と主張。病死として不起訴扱いにされた。

1980年 入校4日目に暴行により青年(当時21歳)が死亡

コーチによって暴行を加えられた事によるものとして傷害致死起訴

1982年 少年2名(当時15歳)が船から海に飛び込んだとして行方不明

体罰から逃れるために飛び込んだとして監禁致死で起訴

1982年12月 少年(当時13歳)が死亡。入校一週間で暴行を受け、戸塚宏コーチらはヨットから何度も海に落とし、死亡。この間、一切治療は行われなかった。

傷害致死起訴された。

当時13歳だった少年母親週刊現代2006年11月18日号)の実名インタビューで「出所後も焼香や謝罪は無かった。再犯が懸念される」という旨のコメントをしている。また、1982年フェリーから海に飛び込んだとされて行方不明となっている少年の父親は同じく実名で「息子が本当に船から海に飛び込んだのかどうか未だにわかっていない。本当は突き落とされたのではないか」とコメントしている。

2006年10月 - スクールからいなくなった訓練生の25歳男性が、知多湾で水死体となって発見される。

警察自殺事故の両面で捜査を行っていると報道された。男性うつ病で通院中であり、父親もスクールで共に寝起きしていたが、目を離した隙にいなくなり、スクールから3キロ離れた地点で水死体になって発見されている。同男性遺体に目立った外傷はなかった(2006年11月7日現在新聞報道による)。

2009年10月19日戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の女性が寮の3階より飛び降りて死亡した。愛知県警半田署は自殺とみて捜査している。

2011年12月10日戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の男性が寮の3階より飛び降りて重傷を負った。愛知県警半田署は自殺未遂とみて捜査している。

2012年1月9日戸塚ヨットスクールの寮内にて、訓練生の男性が寮の3階より飛び降りて死亡した。愛知県警半田署は自殺とみて捜査している。

こういうやつらが石原慎太郎はじめ多くの国民に支持されている。

大津は単なるスケープゴート

日本のある部分には、こういう体質が染みついてるんだよ。

2012-06-03

はてなースカイマークに甘いとかw

http://anond.hatelabo.jp/20120602230408

はてな歴短いのか?まあ力抜けよ。

2010年3月9日

asahi.com朝日新聞社):体調不良スカイマークCA、社長一声「交代ならぬ」

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/national/update/0309/TKY201003090353.html

2011年11月7日

片道980円で話題のスカイマークSKY877便(成田札幌)が離陸寸前に欠航、他社便・他空港への振替一切不可の約款で現場修羅場

http://b.hatena.ne.jp/entry/kabumatome.doorblog.jp/archives/65626430.html

一昨年と去年、はてなで最も注目を集めたスカイマーク関係の出来事がこれとこれだ。

2012-01-03

訳してみた。

http://www.youtube.com/watch?v=Xxh-sS8Qoco&feature=player_embedded

1911年12月14日 ロアール・アムンセン、南極点に到着。

1912年4月14日 タイタニック号沈没

1913年 フォード、流れ作業方式を導入

1914年6月28日 サラエボ暗殺事件から第一次世界大戦勃発

1915年4月22日~1915年5月25日 初めて毒ガス使用

1916年2月16日1916年12月20日 ベルダンの戦い

1917年11月7日 ロシアで10月革命

1918年11月11日 第一次世界大戦終結

1918年11月9日 ヴァイマル共和制の樹立を宣言

1919年1月5日~10日 スペイン風邪の流行が頂点

1920年12月16日 寧夏、海原地震

1921年11月9日 アルベルト・アインシュタイン ノーベル物理学賞受賞

1922年10月27日~31日 ベニート・ムッソリーニローマ進軍

1923年 ドイツでハイパーインフレ

1924年1月21日 レーニン死去

1925年1月~2月 ノーム犬ぞりバルト)疾走

1926年 アル・カポネが権力の頂点に

1927年3月20~21日 チャールズ・リンドバーグがパリへ向け飛行

1928年11月18日 蒸気船ウィリー初演(ミッキーマウス初登場)

1929年10月29日 1929年のウォール街大暴落「暗黒の木曜日

1930年3月12日 ガンジー、「塩の行進」

1930年6月30日 第一回サッカーワールドカップウルグアイにて)

1931年5月1日 エンパイアーステートビル開業

1932年 ワイマール共和国崩壊

1933年1月30日 ヒトラー内閣発足

1934年10月27日 毛沢東の長征

1935年9月15日 ニュルンベルグ法制定

1936年6月~1936年4月 スペイン内戦

1937年5月6日 ヒンデンブルク号爆発事故

1938年3月12日 オーストリア併合

1939年9月1日 第二次世界大戦勃発

1940年6月14日 パリ占領

1940年 ヒトラー権力の頂点へ

1941年6月22日 ドイツ、ソ連へ侵攻

1941年12月7日 真珠湾攻撃

1942年9月13日1943年2月2日 スターリングラード(現ボルゴグラード)の戦い

1943年2月13日 「全面戦争するか?」演説

1944年6月6日 ノルマンディー上陸作戦オペレーションオーバーロード)決行

1945年5月8日 第二次大戦ヨーロッパでの戦い終結

1945年8月6日 広島に原爆投下 同9日 長崎に原爆投下

1945年11月20日~1946年10月1日 ニュルンベルク裁判

1947年8月15日 インド独立

1948年6月24日~1949年5月12日 ベルリン封鎖

1949年10月1日 毛沢東、中華人民共和国の樹立宣言

1950年6月25日1953年7月27日 朝鮮戦争

1951年 朝鮮の人口?

1952年10月31日 初めて水素爆弾が炸裂

1953年6月17日 東ベルリン暴動

1954年6月4日 西ドイツワールドカップ西ドイツが優勝「ベルンの奇跡」

1955年5月14日 ワルシャワ条約制定

1956年10月29日1957年3月 スエズ危機(第二次中東戦争

1957年10月4日 スプートニク・ショック

1958年10月19日 中国で大飢饉の始まり

1959年1月1日 キューバ革命の勝利

1960年 モハメド・アリ ローマ金メダル

1961年8月13日 ベルリンの壁構築

1961年10月27日 チェックポイントチャーリーでの対峙(ベルリン危機)

1962年10月14日~28日 キューバ危機

1963年6月26日 「私はベルリン市民である」演説

1963年11月22日 J・F・ケネディ暗殺

1964年8月2~4日 ベトナムアメリカ爆撃される(トンキン湾事件)

1965年 ベトナム戦争拡大 地上戦力投入

1967年6月5日~10日 六日戦争(第三次中東戦争

1968年1月30日9月23日 テト攻勢

1969年7月20日 初めて月に着陸

1970年4月 カンボジア侵攻

1970年4月29日 ワルシャワ礼拝?

1971年10月14日 グリーンピース設立

1972年9月5日 ミュンヘンオリンピック事件

1973年10月6日~26日 ヨム・キプル戦争(第四次中東戦争

1974年8月8日 ウォーターゲート事件

1975年4月30日 ベトナム戦争終結

1975年4月17日 クメール・ルージュ プノンペン制圧

1976年6月16日 ソヴェト蜂起

1977年3月27日 テネリフェの惨事(テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故

1978年10月16日 法王パウロ二世 パウロ一世を嗣ぐ

1979年9月8日 「暗黒の金曜日」 イスラム革命頂点

1980年5月18日 セント・ヘレンズ山噴火

1981年3月30日 ロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件勃発

1982年4月2日6月20日 フォークランド紛争

1983年4月18日 アメリカ大使館爆破事件(ベイルート

1984年12月3日 ボパール化学工場事故(インド

1985年3月11日 ミハエルゴルバチョフ氏、ソビエト共産党書記長に就任

1986年1月28日 チャレンジャー事故

1986年4月26日 チェルノブイリ事故

1987年6月12日 「この壁を壊せ!」演説

1988年12月21日 ロッカビー事件(パンナム機爆破事件)

1989年11月9日 ベルリンの壁崩壊

1990年10月3日 東西ドイツ統一

1990年8月2日1991年5月5日 「砂漠の嵐」作戦(第1次湾岸戦争

1992年4月1日~1995年12月14日 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争

1993年10月3~4日 モガディシュの戦闘

1994年4月6日7月15日 ルワンダ虐殺

1995年4月19日 オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件

1996年1月21日 フランス、最後の核実験

1997年7月4日 マーズ・ローバー(火星探査車) 火星に着陸

1998年8月 モニカ・ルインスキー 不倫スキャンダル

1999年5月3日~6日 オクラホマ州で竜巻被害

2000年1月1日 ミレニアム

2001年9月11日 911攻撃(アメリカ同時多発テロ事件

2002年1月1日 ヨーロッパユーロ発行

2003年3月20日 イラク戦争勃発

2004年12月26日 インド洋大地震と津波

2005年8月29日 ハリケーンカトリーナ ニューオリンズを破壊

2006年6月12日8月14日 レバノン侵攻

2007年6月 ヨーロッパ熱波

2008年10月 金融危機

2009年1月20日 バラク・オバマ大統領就任

2010年1月12日 ハイチ大地震

2010年4月20日 メキシコ湾原油流出事故 ディープウォーター・ホライズン炎上沈没事故

2011年 アラブの春

2011年3月11日 東日本大震災と津波

2011年3月 福島第一原発事故

2012 ?

10分どころか、6時間くらいかかったorz

それに、作ったの多分アメリカ人だから、日本にとっての重大事件(オウムとか)は入ってないんだよね。ハイチ地震があるのに、阪神・淡路大震災がないのも明らかに片手落ちでしょう。

(調べてみたら、どちらもM7クラス

2011-11-08

[]2011年11月7日

匿名ダイアリーが私を戦いに導く

・・・・・

階上と階下の人間にはさすがに頭にきたので、

罰を与えることにしたい。

しかし、腹が立つといっていきなり罰を与えるのは、

人間としてどうなのか。獣じゃねーか俺はよぉ。

ちきしょう。獣の俺は人間なのか。

葛藤した。そして警告を与える。

どうせここを見て俺の行動を監視しているんだろ。

分かってるんだよ。こっちはよ。


俺が、お前の行動が分かっている時、いらついている時は、

床にボールを1回落としてやる。

次は2回だ。

それが3回コツコツと音が天井から鳴った場合は、

俺様リミットからな。

2011-10-28

平成23年10月28日

匿名であってもこんな事を書くのは恥ずかしいが、自分にとってとても大きな事件だったし、

はてな匿名ダイアリーは恥ずかしい文章ばかりだし、何より思いを外に吐き出したいので書く。

■今年の4月頃、何の気は無しに昔の同級生名前

何人分かインターネット上で検索してみたら一人の元同級生ブログが見付かった。

12年振りに見た同級生の顔はえらい老けていて驚いたが、

それでも確かに中学生当時の可愛い顔を成長させた様な可愛いらしさが有った。

その人は家柄と経歴と育ちがまず凄い。祖父の代から家族全員が音楽好きで、女子出身音大大学院を出て、

普段はフルート奏者だが男子校でのフルート講師や絵のモデルをやっている。

しかも一日12時間フルートの練習をこなす事もあり、人柄もキャピキャピした派手さが無く

犬好きで犬を見かけるとつい撫でてしまう、というぶりっ子と言われかねない可愛らしさを自然体で有している。

家の写真フルートを有したり音大大学院に進む点から富裕層である事が伺える。

『何だよこの化物じみた完成度。誰が作者の漫画の登場人物なんだよ。男子生徒はこの先生に絶対惚れるだろ』

突っ込みを入れたくなる。

正に物語に出てくる様なお嬢様のもので、ブログを読み進めていく内に俺はうっかり惚れてしまった。

中学校時代可愛い女子生徒だな程度にしか思っていなかったのだが、

まさかこんなに漫画みたいな人だとは、俺が今になってこんな形で惚れる事になるとは思いも寄らなかった。

それからは、我乍らストーカーの様だと思いつつ、

ブログを読んで情報を得てはその人が自分彼女になった妄想をする様になった。

街に出ても、今擦れ違ったのはあの人かも、公園に行けばあの人に会えるかも、と想ったり、

今迄していた自分金持ち成る妄想にその人を嫁として組み込んで、

嫉妬したり相思相愛になったり盲目的に恋したり離婚したり死に別れたりと

様々な妄想毎日半年近く続けて日々を充実させていた。

危ない。このままじゃいずれ現実妄想の区別が付かなくなって本当にストーカーになりかねない、

自分でも怖気づく時が有る位空想上の彼女の虜になっていた。

■ところが今日、その人のブログを久し振りに見たら入籍の報告が書いてあった。

妄想の源泉が尽きてしまった。それも一番起きて欲しくなかった抗い様の無いはっきりした形で。

絵に描いた餅が破れた。砂絵が掻き消された気分だ。

まりに早過ぎる。せめて後半年位は僅かな希望を、夢に浸らせて欲しかった。

現実的に考えれば自分とその人が結婚に至る事はまず無いし、

可愛い子なんだから彼氏が居ても不思議ではないなと思っていたのだがそれでも悔しい。

まさかこんな事がという信じられない気持ちだ。残念だし間違いであって欲しいと思う。

なんでよりにもよって俺が好きになったこの人なんだと。

ブログに2~3度書かれた結婚への憧れも彼氏を前提にしたものだったのか。

300本近くの記事に彼氏を匂わせる文章は一つも無かったから、単なる遠い憧れとして捉えているのだと思っていた。

■これからはどうしよう。こんな事実を知ってしまっては妄想を楽しむ気も起きない。

お近付きに成る為にその子が使っているフェイスブック

俺も使い始めようかと考えていたがその必要も無くなってしまった。

何をどうしよう。心の宛て所を見失ってしまった。

平成23年10月30日

 その人の名前検索すると検索結果の一番に入籍の報告が出ていて心が痛い。「いいよ、もう知ってるから出さないでよ」と思ってしまう。

結婚相談所広告も見る度に入籍の話を思い出して憎い。地震後に彼氏との結婚を考える女性が増えた、という報道も今思い返せば憎い。

地震さえなければ入籍なんか無かったのか、一縷の望みが消えなかったのか、と考えてしまう。

 ただ、その結婚相手が自分以外の中学校同級生でなかったのは微かな救いだった。

若しそうだとしたら折角の機会を無駄にしたという理由で後悔はより強くなっていたから、そうでないのは良かった。

 よくよく考えれば、漫画に出て来る様なしっかりした人なんだから婚期を無為に伸ばしたりせずちゃんと人生設計を立てて

20代の内に結婚をするのは当然か。寧ろ賢いというべきだ。

職業柄いつもドレスを着ているし結婚式への参加も多いが、ウェディングドレスに新鮮味を感じたりするんだろうか。俺が着せてあげたかった。

 もうすぐ誕生日だが、実家で過ごす最後誕生日になるかも知れないか彼氏家族と何か特別なお祝いをするんだろうか。

 何故か一度書かれた同い年の従姉妹結婚式についての記事が消されている。

■この人はフルートを各地で演奏している。

ブログは個人的な日記ではなくファンの閲覧を前提しており、記事も仕事絡みが大半で私的な内容は少ない。

固定ファンが記事のほぼ全てにコメントを付けているしつまらないコメントであれ返信も細目に行い欠かしていない。

どう考えても一般人ではなく小さなアイドルとしてのブログだと言った方が正しい。

俺は『立派な元同級生』に惚れたつもりだったが、その実単に『アイドル』に惚れてしまっていたのだろうか。

いやしかし、ブログという文字情報仕事としての振る舞いを理由に惚れるのも含めて恋愛と呼ぶ気もする。

■俺の記憶に有るあの人の声と笑顔を独り占めさせて貰えるのも、

何か小さな冗談を言い合ったりふざけてじゃれあったり愛だ好きだを語ったり

二人の人生について悩み合ったり頼ったりする相手、『人生の伴侶』も決して俺ではなく彼氏なんだろう。

俺には何の相談も無しに大切な事を決定し、どんどん幸せになっていき、勝手自分人生を生きて満喫するんだろう。

俺はといえば、これからも何か有る度にこの人の事を思い出してブログを読んでみては、

旦那との日常妊娠出産子供の成長話やこの人自身の立身出世振りにやきもきして自分自分を苦しめるんだろうか。

俺の存在なんかは当然その人の人生に掠りもしないんだろうな。

そういえば、俺の誕生日に書かれたブログ記事には当たり前だが何も特別な事は書かれていなかった。こんな事がいちいち空しい。

嫌われたり疎まれても構わないからこの思いの一片でもあの人に伝わって欲しい。

平成23年11月2日

今日ブログを全部読み終わったらあの人の家の凡その位置が分かってしまった。

中学校同級生から同じ学区の範囲内に住んでいるのは当たり前だが、憧れの人がこんな近くに住んでいたとは思っていなかった。

グーグルストリートビューで自宅写真を探すが見付からなかった。

平成23年11月3日

久し振りに大きな地震が起きた。あの人もこの地震に揺られたのだろうか。

同じ体験が出来たと思うとこんな事でも嬉しいが、こういう共通体験を話し合う機会は一生無いのだと思うと虚ろな気分になる。

平成23年11月7日

あの人の自宅が在りそうだと目星をつけた所を周る。いよいよストーカーの様になってしまっているが、

この辺りには別の理由で一度来てみようと思っていたのでそれを自分への言い訳にする。

それにしても、あの人は果たしてこんな所に住んでいたのか。

あの人と同じ体験を僅かでも積み重ねられてより理解を深められた事は何となく嬉しいが、

市内にこんな所が在ったのか、という驚きの方があの人への興味を上回ってしまう。

平成23年11月9日

あの人の誕生日だ。今日も自宅の在りそうな周辺を周るが、全く見付けられない事もあって公園で遊んでいる方が楽しい

平成23年11月10日

あちこちに普段しない遠出をした事も働いてか、漸く最近になってあの人への思いが薄くなってきた。

恋人が居ないという事は妄想上の恋人であっても寂しいが、やっと恋人妄想をする以前の状態を思い出してきた。

もう『他人』なのだから普通に適当幸せになればいいんじゃないか、という他人事な投げ遣りな気持ちであの人の事を考えたりする。

平成23年11月13日

あの人のブログ更新分を読むと、入籍した前後に既に引っ越していたらしい。

自宅の近所をうろついて擦れ違う事が出来れば、一目見る事が出来れば、と思っていたがブログを読み終わるのが遅過ぎた。

もう完全に機を逃した。一生擦れ違いもしないだろう。

結婚式今日行われるらしい。何の問題すら無く順調に準備が進んでいる。

俺と彼女の無縁っぷりに改めて感心するばかり。俺の悩みは何の障害にもならずにスイスイ自分の道を進んで行っている。

俺の存在に気付いてもらうにはもう超自然的な何かに祈る他無いな。

 妄想の中のあの人は俺の子供を二人産んでいつまでも若々しいままでよく俺を叱ってくれた筈だが、

そんな昔の出来事を思い返して現実比較してどうのこうの考えると、馬鹿らしい上に自分が辛い。

 数年内には子供が産まれるのだろう。彼氏名字を冠した子供が。俺の知らないどこかの土地幸せ子育てをするんだろう。

その頃にはもう未練なんて無くなっているだろうが、自分が置いて行かれている気持ちを味わう様な気がする。

平成23年11月14日

もう結婚式を終えて初夜を迎えたんだろうか。二人で裸で抱き合ったまま寝たんだろうか。我乍ら気持ち悪いがつい考えてしまう。

もう名字も変わっている筈だ。妄想しようにもあの人の名前すら不明になってしまった。

次の22日は『いい夫婦の日』だ。実際いい夫婦になるんだろう。

次のクリスマスはやっぱり仕事なんだろうか。それとも新しい家族の為に休むのだろうか。

消し切れない雑多な思いを書き出す事で何とか解消したい。

平成23年11月16日

13時頃あの人の自宅が隣に在るらしい公園に行くと、真っ赤な晴れ着姿の女と袴姿の男がカメラマン撮影されていた。

まさかあの人なのか、と思って顔を確認するとあの人よりも若い20代前半の全然違う顔の女性だった。

あの人と擦れ違える可能性は無くなった訳だし、もうこの公園に来るのは暫く止めよう。

 あの人は大阪結婚式を挙げて今は海外新婚旅行中らしい。結婚式写真を見るととても様になっていて嫉妬も何も湧かない。

ブーケも投げたらしい。本当に出来の良い人だ。

平成245月27日

秋葉原で二人組の男女と擦れ違う。何の感想も抱く必要も無い筈だが、つい、ひょっとしたらあの人か、と考えてしまう。

2009-02-22

最終的には近所か…?という結論に至ると前置きして

少年サンデーで連載中の若木民喜先生の住所はブログの文章からある程度絞り込めるんじゃ?と思って確かめてみた。

まず、大雑把に読んでいくと都区内・あるいは周辺都市にあると想定できる。(都区内のケーキ屋に行ったという記述が圧倒的に多い為)

なおかつ、下記に挙げるケーキ店が複数回に渡って登場していること・引越し記述が無いことから、大きく移動する引越しを行った可能性は限りなく低いはずだと思う。

続いて、記事の中から住まいに近いのでは、と予想できる店名・単語を抜き出してみる。

以上の他に何点かの諸要素から、先生の住所は『西武池袋線 江古田駅~東長崎駅間周辺・線路の南側周辺』ではないかという予測に至った。

…まあ、仔細な住所まで分かるわけ無いし、とりあえず「てか、俺んちの近所じゃん。もしかしたら知らずに遭遇してたんじゃね?」と神のみの単行本を3冊抱えてちょっとドキドキしながら終わりにしときます。

次の休みにでもここのケーキ屋行ってくるか。ブログ見てたら滅茶苦茶食いたくなってきたわ。

2008-11-14

福岡伸一『できそこないの男たち』は、すべての男性がいま読むべき本

とうとう、福岡伸一新書『できそこないの男たち』が本になった。

この本は今、すべての男性が読むべき本だと思う。「すべての」と言えば言いすぎであれば、生殖活動を志す人、あるいは性的に発展段階にある中学生高校生大学生大学院生(つまり性交渉の経験を問う)、これから先、女性と交わりたいと考えている人、何にせよ生殖に関わる人、子供を持つ親、そんな人たちは絶対に読むべきだと思う。願わくばこの本がベストセラーになって、男性にとっての女性について、これから誰かが何かを語るときの「プラットフォーム」になってほしいと思う。この論考に賛成するかしないかは別として、福岡の明晰な論理による思考がぎゅっと一冊に詰まったこの本が「プラットフォーム」になれば、必ずやその議論は今よりも実りのあるものとなろう。

福岡伸一という人はトンデモ学者なので(つまり言語学における水村美苗のようなものである)、僕のブログの読者では知らない人(もしくは黙殺している人)もいるかもしれないが、ここ数年、とんでもなく素晴らしい作品を書く人だ。本書は『生物と無生物のあいだ』以来の、福岡作品を愛好する者たちにとっては待望の書き下ろし作品であるが、その期待を遥かに大きく超えた達成となっている。

内容について書きだせば、それこそ、どれだけでも言葉が出てくるのだが、あえて今日はそれはぐっとこらえておくことにする。多くの人がこの本を読み、ネット上に意見感想があふれるようになったら、再び僕自身の考えを書いてみたいと思う。

一言だけいえば、これから私たちは「女性の世紀」を生きる。女性社会進出が進んだからとかそういうレベルの話ではない。女性がかつての男性のように、「人類の中心」として人類の繁栄を主導していく「基本性」になる時代を私たちはこれから生きるのだ、と福岡は喝破する。そして、そういう時代の女性以外の性の未来(すなわち男性未来)、男性の繁栄という観点からの性の意味性教育の在り方について、本書で思考を続けていく。とにかく思考が明晰だ。しかも小説のように面白い。明晰な文章を読むと、その内容が厳しいものであっても快感が得られるものなのだ、と改めて思った。

少年時代から昆虫に熱中し『生物と無生物のあいだ』でメジャーになった福岡問題提起は、「たとえば今日2008年11月7日男性と同じくらいの能力を持った女性が生を受けたとして、その子が肉体的に成長した将来、果たして男性と交わるでしょうか。自然女性一人で生きていくのではないですか」ということである。放っておけば男性は、「女性使い走り」としては生存しても、人類の繁栄を担う「性」としてはその役割を失っていくのではないか。「女性の世紀」とはそういう暴力的な時代なのだと皆が認識し、いま私たちが何をすべきか考えなければならない。

最後に本書の一節を引用しよう。

私が知りたいのは、生殖行為が、なぜあの快感と結びついているのか、ということだ。あの快感は、人間経験できる他のいかなる快感とも異なる。

(中略)

人はなぜジェットコースターに熱狂するのだろう。それは似ているからだ、と私は思う。ジェットコースターが落下するとき、人間の身体が受け取る感覚蟻の門渡りあたりから始まり、そのまま尿道と輪精管を突き抜け、身体の中心部に沿ってまっすぐに急上昇してくる感覚

このとき人間は何を感じているのだろうか。加速度である。重力がぐんぐん私たちを引きずり込む加速度。それを私たちは私たちの身体の深部で受け止める。

(中略)

自然は、加速を感じる知覚加速度生物に与えた。進化とは、言葉のほんとうの意味において、生存の連鎖ということである。生殖行為と快感が結びついたのは進化必然である。そして、きわめてありていにいえば、できそこないの生き物である男たちの唯一の性の報償として、射精感が加速度と結合することが選ばれたのである。


*本書評については他の書評にも当たることで真偽を確認して下さい。

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