「非常識」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 非常識とは

2020-04-10

anond:20200410110236

「この時期に出産するのが非常識」などと叩いているドアホウも見た事あるのではてなはまだマシだよ

2020-04-09

なぜ同人系女オタク村社会になってしまうのか

化粧の仕方わかんねーってなって化粧・美容系垢作ったら、界隈の風通し良くて草なんだけど。

かに非常識な人はいるんだけど、いわゆる学級会というものが発生しないし、村社会じゃない。

よくあるSNSにおける犯罪行為批判バイトテロ批判などと同じ感じで燃えて、終わる。

なんで同人オタク村社会になってるんだろうな

2020-04-07

anond:20200406133916

テレワークにできる人たちの通勤・出社をやめさせない会社非常識と言っていい。

スーツでできるデスクワークの人たちは外出させないでほしい。

2020-04-06

大した理由もなく未だに東京に出社させてる大手企業

もれなく開示する方法ないのかね

非常識会社として

2020-04-04

友人の新婚旅行先が私がずっと行きたかった国だというので

本人たちの承諾を得た上で同じツアーに申し込んだ。

友人旦那は現地の言葉ペラペラ帰国子女だし(非英語圏)

フリータイムとかも色々一緒に回れたらいいなーと期待していた。

だが友人たちは私の知らないうちにグレードアップしていた。

飛行機は私→エコノミー、友人たち→ビジネス

ホテルも私は→普通、友人たち→デラックスホテル

元々ツアーについてる国内の移動もバス電車も席が決まってて

友人は夫婦で座り、私はひとりぼっち

レストランだって申込み単位テーブルが別れていた。

しかも友人たちはフルでオプショナルツアーを申し込んでたので

フリータイムは全くの別行動。

言葉もわから土地勘もなく、

友人たちに期待してあまり下調べしていかなかったので本当に困り果てた。

添乗員も聞けば色々教えてくれたが、別についてきてくれるわけじゃなかったし…。

何泊もあったのだから

一泊位は友人旦那が代わってくれればいいのにとか

せめて移動のバスの中位、友人と私/友人旦那 にしてくれればいいのいとか

ずっとイライラして全然旅行が楽しめなかった。惨めだった。

高いお金だして行ったのに、本当に苦痛しかなかった。

ツアーに組み込まれてる現地での散策の時だけ

べったりふたりにくっついてたが

なんか写真係としていいように使われた気しかしない。

(頼まれふたり記念写真を撮ってばかりいた気がする…)

別の友人たちからは「新婚旅行についていく方が非常識」と批判されるが

だったら最初から断ってくれればよかったのにとすごく不満。

anond:20200404210126

現代日本では「非常識」がきわめて優先度の高い被差別対象なので、

外国並のレイシズムとかセクシズムはそもそも発生しないし仮に発生してもすぐ潰される

2020-03-26

anond:20200326155132

子供4人も作って自力で育て切れなくて友人の家に丸投げ、って物凄い非常識一家だな…

2020-03-19

ソープランド童貞卒業してセックスコミュニケーションだと悟った

「そんなことも知らなかったのか」と言われそうだが、つまりはただの感想文だ。


ソープランドに行くまでは童貞だったと胸を張って自称するにはいささか躊躇いがある。彼女いたことは何度かあるし、その中で性交渉を持つ機会もあった。ただ、相手結婚するまでは処女でいたいと言われたり、いざセックスをしようとしても入れられなかったりして、未だ挿入には至っていない。釣りと思う人もいるかもしれない。


福岡に住む高校時代の友人に会いに行った。盆や年末年始帰省したら会うような仲だったが、相手の家に行ったことはなかったので観光を兼ねて訪れることにしたのだ。

家に泊めてもらって夜に酒を飲む程度の心づもりでいたら、ソープランドへ行かないかと誘われた。いわく、風俗に興味があるが1人で行くのは不安だ、でも同行者が見つからないとのことだった。偶然自分も長らく独り身で彼女ができる見通しもなく、風俗で性行為するしかないが一人だと勇気が出ないと考えていたので、二つ返事でOKした。詳しくないが福岡ソープランドが有名らしく、せっかくだからということでソープランドに行くことにした。


2人のスケジュール関係で平日午前に行くことにした。店は先に調べて決めていたが、予約をする勇気はなかった。そうしたら、性欲をかきたてられない顔の嬢(好みの話であって決して不細工というわけではない)と初勤務の嬢の二択を迫られ、悩んだ末に経験妥協した。

とはいえ、初勤務というのはこの店舗でという話であり、十分な経験を積んでいるようだった。おまけに写真より顔が良く、結果的に良い選択だったと思う。


さすがプロだけあって、手コキもフェラも本番も上手く、気持ちよくさせてもらった。しかし、ただ奉仕してもらうだけというわけにはいかない。前戯もなしに挿入が非常識なことはさすがに知っているから、性感帯をいじる。挿入して動く。これが体力的にも技術的にも存外大変だった。AVでいとも簡単ピストン運動する男優がただ者でないことを思い知らされた。

話が脇道にそれたが、そうすると、嬢はいかにも感じているように喘ぐのだ。素人が当てずっぽうに動くだけでそんなに気持ちよくなれるのか。そもそも初対面の顔も良くない男と性行為をしてそう簡単気持ちよくなるのか。好きでもない男に言い寄られて大層迷惑する女の話がインターネットに氾濫するこの世界で。そういう思いがむくむく湧き上がってきて、心が萎えしまったのだ。

嬢の接客が悪かったと言いたいわけではない。もしかしたら客観的に見て演技が下手だったのかもしれないが、自分は他の例を知らないので何とも言えない。感じていること自体が本当に思えなかったので、どうやっても心が萎えていたような気がする。でもマグロの方がいいなんて客はおそらく滅多に遭遇しない異常者だと思う。そんな存在念頭に置いて仕事をしていたら、その嬢は人気が落ちて偉い人に怒られ、収入は減ってしまうだろう。


萎え萎えたと言ってもちんこの方は萎えずに済んで(これでちんこ萎えていたら嬢に申し訳が立たなかった)、挿入した状態射精もできた。だから必要なだけ気持ちよくはあったが、同時に虚しさも感じてしまった。

自分行為相手気持ちよくさせられるのだと全く信じられないのだ。だから嬢の反応が嘘に思えてしまう。そうすると自分気持ち萎えしまう。これが例えばピンサロだったら、嬢が気持ちよくなりうる要素がないから、後ろめたさを感じずに気持ちよくなれるのかもしれない。もしくは恋人セックスするなら、恋愛感情補正相手気持ちよくなっていると信じ込めるのかもしれない。


そんなわけで、セックスを楽しむには自分気持ちよくしてもらっているという感覚と、自分気持ちよくしているという確信の両方が必要なのだと感じたのでした。

結構拗らせている自覚はあるので狂人だなあと読み流してもらえれば。

2020-03-16

コメ欄きっつ〜

あるチャンネル動画面白くてコメ欄見たら、

動画とは全然関係ない「メンバーともし恋愛したら」「(メンバー)の外見が云々」みたいなコメントで溢れてて、

しかもそれに数kのいいねがついてる。それに対する批判コメントもなければ動画に対するコメントもめちゃくちゃ少ない

アイドルとして活動してるわけでもないのに

自分感覚では本人の目の届くところで(というか動画コメント欄だから本人の目の前みたいなもの褒め言葉でも外見に色々言及したり

あまつさえ恋愛妄想したりするのって褒め言葉でもめちゃくちゃ非常識だし失礼だと思うんだが

恋愛脳と外見至上主義がここまでマジョリティ占めるのかと、思わずきっっっつ!と声に出して呟いてしまった一件だった

2020-03-14

anond:20200313202224

女叩きはもう精神的に歪むほど見てきて前ほどショック受けなくなってきたけど、それとセットで行われる男の自分ageはいつみても感心する

よくまあそんな自信が持てるなあ…と

こっちは劣ってる劣ってる劣ってるって何度も何度も何度も何度も何度も形や手段を変えて聞かされ続けてきたから自信なんてこれっぽっちも残ってないし、根っからの卑屈さが身に付いて普通に笑えなくなったよ

いつも怯えてるんだよ

想像できるのかなあ?

ドラマ小説活躍する女性が出てきたら、そんなことしたら男達にまた滅茶苦茶言われるよ…って反射的に不安になって素直に楽しんだりできないんだよ

現実世界非常識女性を見たり自分自分が失敗すると、また女叩きの材料にされる…って鬱々とするんだよ

女はたった一度きりの失敗も許されないか

性格が悪い個人がいたとしても、全体の属性トレースされるから

男が被害者で、女に常日頃から叩かれてるって主張が本当なら、男達が自分自身の属性にあそこまで自信が持てている理由が分からない

自分達のことを冷静沈着で、頭脳明晰で、肉体的に優れてて、マナーをよく守り、人に優しくサバサバしてて、世間の為に貢献してるなんて口が裂けても言えない

あなた達のその自信が、女尊男卑社会なんて幻想だという何よりの証拠じゃないの?

anond:20151224070503

2020-03-13

コミケを開催しようとしてるオタクは冷静になった方が良い

コミックマーケットを開いた場合に想定される参加人数は50~70万人

うち外国人客は数%を占める。

その外人の内の1/3はヨーロッパ諸国人間

まり例年通りであれば1万人そこそこヨーロッパ人間コミケに来る。

もしそこで感染が広がった場合確実に「日本ポルノの祭典でコロナが大流行」と報じられるし、非常識で無計画だとバッシング対象になる。

しかしたら世間様の批判で二度と開催できなくなるかもしれないぞ。

2020-03-10

推薦入試韓国人全員面接0点は事実とのこと

大学は「日本人にも0点がいるし適切」と答えたとのこと

面接が0点ってどういうこっちゃ

採点基準非常識パターンもあるか

ノック3回だったら即アウト

勧められる前に座ったら即アウト

理事長名前答えられなかったら即アウト

とかな

精神疾患の父に友だちができた(追記あり

精神疾患もつ父親に友だちができ、家族一同毎日小躍りしている。うれしくてたまらない。

還暦を過ぎたいい大人人間友達が一人できたぐらいで何を大げさな、と思う御仁もあるかもしれないが、

今回ばかりは許してほしい。何せ父に友だちができたのだ。それもまともな友だちが!

父は30年以上前統合失調症と診断され、以来入退院を繰り返している。精神疾患を抱えながらも、私達子供を食わすために

無理に働きに出てはクビになり、体調を崩して入院するという生活10年近く続いた。そのたびに父は激しい劣等感自尊感情の低下に

まれ、ことあるごとに私たち家族に「ごめんなあ、ごめんなあ」と言っていた。

私の記憶の中の父は、いつも縁側でタバコを吸いながら力なくうなだれていた。

父はとても優しく、人のことを悪く言わないという美点がいくつもある反面、口下手で気が弱かった。

そのため、精神病院の少々ガラ悪めの人々にしょっちゅう金銭タバコをせびられていたらしい。

今思い出しても腹が立つのだが、父の退院初日の夜中にヤ〇ザみたいなおっさんから電話がかかってきて

「〇〇(父)はいるかぁ?代われ」と言ってきたので、「いません」と答えると舌打ちののちにガチャ切りしやがった。

おそらく患者仲間から退院の一報を聞いてこれ幸いとばかりに金をせびろうと考えたのだろう。

深夜に電話をかけてくる非常識さより退院日に唯一かかってきた父の知り合いからの電話がそれか、

と情けなく悔しい気持ちになったのを覚えている。

そんなわけで、家族としても心配なので何度も転院を薦めたのだが、父は「慣れている場所がいい」といってこれを固辞した。

主治医からも不慣れな場所に移ると却って精神的に不安定になるので、本人の希望に添ったほうがいいと言われたため、

仕方なくそ言葉に従った。

そんな中、私の兄が自死した。

突然だった。兄は父の病に一番理解を示し、毎日父に電話したり父を外に連れ出してくれていた。

私も大好きだった。兄がいたか家族が維持できていたといっても過言ではなかった。

その時の家族の、とくに父の憔悴ぶりといったらひどいもんで、ほぼ一日中どこかの部屋から誰かしらのすすり泣きが聞こえてくるような有様だった。

そんな一家ゾンビ状態我が家はド田舎集落で一躍有名になり、近所のスーパーに行くとレジのオバちゃん連中から好奇と憐憫眼差し

一身に浴びさせられて精神的にだいぶ消耗したりした。

てなわけで私は「こんなクソみたいな場所にいられるか!俺は出ていくぜ!」とばかりにサスペンス映画だったら最初に殺されそうなセリフを吐いて

家族を残し、早々に都会に越したわけである。薄情かもしれないが、こうでもしないと家族相倒れは免れないと思ったからだ。

当然といえば当然だが、息子と娘が一気に巣立ってしまった(?)父は荒れに荒れたらしい。

勝手に怠薬する、作業所(さまざまな疾病を抱える人が社会復帰名目でやる時給100円とかのバイト)を無断欠勤する、親戚に電話をかけまくる、

からパチスロに行って小遣いを全額スッてくる、母の財布から金を抜く…などなど。それはひどいもんだったらしい。

そんな調子からすぐに体調を崩してまた精神病院入院と相成ってしまった。

私は遠方に住んでいたため見舞いにはなかなか行けず、退院時に久々に父と対面したのだが、

半年以上入院していた父は髪もボサボサだわ歯もかけてるわで、一気に20歳くらい老けたような印象を受けた。

そんな浦島太郎ばりの体験をした父が、最近なんだかとてもうれしそうなのである。そしてたのしそうなのである

いわゆる躁的な状態ではなく、声と態度に落ち着きがみられるのだ。以前は相手の機嫌をうかがうようなトーンで他者と話していたのだが、

最近あきらかに雰囲気が異なる。よく笑うし、おどけるし、何より相手調子に合わせる「余裕」があるのだ。

その原因がこの間ついに判明した。なんと父に友だちが出来たのである!!!!!!

ついでに言うと、父が自分から他者を「友だち」と呼ぶのはこの人が初めてなんである!!!!!!

今までのヤ〇ザみたいなおっさんだったりとか、父につけ込むガラの悪い連中は全員「知り合い」と言っていただけに衝撃だった。

しかし、油断はできないのである。何せ今まで父の周囲にいた連中がロクな連中じゃなかっただけに、家族は警戒していた。

何よりこんな田舎町で「のけ者」によくしてくれる善良な人間なんかいないだろう、いたとしてもなんか道徳とか宗教とか倫理とかやってる人、

あるいは福祉関係の人で、ボランティア精神で父によくしてくれるんだろうと思っていた。ありがたいがなんだか申し訳ない気持ちが勝った。

しかし、その友だち(仮にYさんとする)はそのいずれでもないらしいのだ。日中は畑をやり、夕方に犬の散歩がてら父の家に酔って縁側で茶をすすってひとしきり世間話をしてから

家に帰っていくらしい。たまにとれたての野菜なんかをもってきては美味い食べ方をアレコレ指導していくらしい。所謂マジで普通のおじさん」である

マジで普通だが、思えば父の周囲にはその「マジで普通のおじさん」がぜんぜんいなかった。二言目には金かしてくれ、タバコくれと言ってくるような人ばかりであった。

父に近づく人間に警戒するクセがついてしまっている私は、失礼にあたるのでは、と思いつつも金銭のやりとりはあるのかとうかがったところ、

「全くない。逆に向こうの家に呼ばれてごちそうになる」という答えが返ってきたので仰天した。

さらにどういう話をするの、と聞いたら「コロナとか…飼い犬(老犬)の足が弱ってきたとか…」といったマジで普通の答えが返ってきた。

その普通さに、思わず私は胸が震えた。と同時に、私が父や周囲の人に無意識に抱いていたスティグマを痛感させられた。

私は「どうして誰も父のいいところに目を向けてくれないんだろう、病気という色眼鏡しか見てくれないんだろう」と言いつつも、

心の中では「どうせ父に近寄って来る人間は下心があるに違いない」という思い込みにとらわれていたのである。猛省しなくてはならない。

田舎にはプライバシーという概念がないも同然なので、Yさんは当然父の疾患や家族の不幸なんかの情報も耳に入っているだろう。

知ったうえで父と付き合ってくれているのだ。父の様子からすると、同情などではないのだろう。深くかかわった人ならわかるが、何しろ父は性根がすごく優しいのだ。

家族以外に父のよさに気づいてくれる人がいてくれてうれしい!!!!!!からしあわせ!!!!!

今度帰省したら縁側でおしゃべりする父とYさんにお茶を出そうと思う。そして少しばかり世間話に混ぜてもらおうと思う。

うそ場所で一人寂しくうなだれる父はいない。







追伸

看護学校社会人入試合格したので、春から看護学生になります!!!精神科の看護師目指してがんばるぞ!

ちょいとコメ返

①どうやって暮らしてたの?→母が医療系の専門職だったおかげで家族が食っていけました。やったね!

②苦しい気持ちで読んだ。ガラの悪い人は"おそらく"精神科の知り合いで"まともな友達"ではないと言う増田が、精神看護師を目指すのか→配慮を欠いた書き方をしてしまたことをお詫びします。父の入院先の病院では、少々暴力的な方々が医療者の見えないところで他の患者恐喝するといった小さな事件が相次いでいたのでナーバスになっていました。

ご指摘の通り、その方々も治療対象者であることに変わりはありません。そういった問題行動をとる方々ばかりが入院されているわけでは決してないことを強調しておくべきでした。

また、退院後の父に連絡してくる方々が高圧的な印象が強すぎたためそこだけフォーカスしてしまいました。申し訳ありません。猛省・精進します!

2020-03-08

鼻くそはどこでほじるべきか

これから社会人になる人達に、一つ講師が教えてくれないマナーの話をしておこうと思う。

最終面接突破して油断している人もいるかもしれないが、社会人にとってマナー日常だ。

配属されたあと、非常識ムーブをしてしまって上司に目を付けられようものなら、

せっかくの新社会人生活評価マイナスからスタートになってしまうだろう。

鼻くそほじりもその一つだ。

社会人はみんな「わたし鼻なんてほじりません」という顔をしているが、そんなわけがない。

鼻をかむだけでは、入り口はともかく、ちょっと入った所にある鼻くそは取れない。

から見たら鼻くそがチラチラ見えてるクソチ野郎になるのが関の山だ。

そうなっていないのは、皆こっそり鼻くそをほじって綺麗にしているかティッシュを鼻に詰める勢いで鼻をかんでいるかの二択しかない。

しかし奥の鼻くそまで取れるほどガッツリ鼻をかむとなったら、それはもうティッシュ越しに鼻をほじってるのと同じで、はっきり言って人前でやるのは憚られるほど見苦しい有様になる。

しかもこのやり方は、ティッシュを取り出すムーブと一度鼻をかむ音によって注目を集めた後に鼻の穴にティッシュを食い込ませるので、二重に見苦しい。

そんな事をするくらいなら、こっそり鼻くそをほじった方がましだ。

とはいえ、そのシーンを見られるのは身の破滅だ。

「一皮剥けば美人も髑髏」というが、これは「一皮」がいか重要かを示している。

「一皮を死守すれば髑髏も美人なのだ

社会人は、絶対に一皮を剥かない。一皮を剥かない事によって社会人である資格を保持しているのだ。

うちの社長は酒の席で一皮剥いてしまったせいで即日辞任に追い込まれた。

マンガのようなパワハラが許されるのは、ブラックかせいぜい「濃い網掛け」レベルのグレー企業までの話であって、

「薄い網掛け」程度に白に近づいてくると、管理職といえども人前で鼻くそをほじるのはゆるされない。

ではどこでほじるのか?

候補としては3か所だ。

洗面所

トイレの個室

エレベーター

この中で極力避けたいのはエレベーターだ。

エレベーターは扉が閉まってしまえば「一人である事が保証された空間」なので、

中で鼻をほじろうスクワットしようが絶対に人目に付くことは無い。

安心して鼻をほじれる。

が、ここでほじった場合鼻くそを処理するには食うしかない。これは少々衛生的にどうかという所だ。

洗面所であれば目の前に蛇口ハンドソープがあるし、トイレの個室であればトイレットペーパーで拭うという選択肢がある。

洗面所理想的に思えるかもしれないが、エレベータートイレの個室ほど「一人である事」が保証されていない。

急に入ってくる人がいた場合に備えて、聞き耳を立てながらほじらなければならない。これはいささか落ち着きにかける。

焦ってほじろうとすると、思わぬ怪我をする可能性もある。

従って、理想的にはトイレの個室だ。ここならば落ち着いてほじれる上に、トイレットペーパーで処理もできる。

下のクソのついでに、上のクソも処理する。スマート対応だ。

※なお、トイレットペーパーはティッシュほど柔らかくないので、トイレットペーパー越しに鼻をほじるのはお勧めしない。ゴワゴワした紙によって思わぬ怪我をする可能性がある。

しかし、職場によってはトイレの大に入るのをサボりと見做して厳しくチェックしている場所もあると聞くので、特に鼻汁が止まらない状態の人にとっては、実行頻度に難が出る可能性もある。

そうなったら仕方ないので、机の下に落とした物を拾うふりでもして頭を隠してほじろう

大学生常識社会人非常識だったりするので、マナーは万全にして清潔感のある新人というイメージを死守していこう。

ではまた。

2020-03-04

酒飲んで、死のうとしたのをとめたら、暴れて、手を挙げてきた彼氏と離れて4日たつけど…

その時間になるとフラッシュバックする。

なのに隣にいないことが寂しいって言う矛盾した感情に疲れて、あの日のことは忘れて、何も無かったことにしたい。一緒にいたい。って思ってしまう。

当たり前だけど、友達には絶対復縁するな。って言われてる。したら友達の縁を切るとまで言われた。

それでも、はじめての事だし、彼だって後悔してるみたいだし…、と、彼を擁護したくなる。

追記

コメがつくとは思ってなくてびっくりしてる。

即日に連絡手段等を切れば良かったかもしれない。

DVを許して、復縁して、ボロボロになった頃には全てを失っている未来が見えてきているのにも関わらず… 3月終わりを待たずに元サヤしそうだと思ってる今日この頃

メンヘラをヤリ捨てる時はストーカー化しないように身分証等は持たずに会うことをすすめる。

酔って暴れる男、それでもその男には私しかいないのと付き合い続ける女。ってわりとテンプレ感あるように思うけど、時代は変わったらしい。

人は誰でも過ちを犯すものだと思う。

それをどのタイミングで正すかで、“常識”“非常識”が変わってくるだけではないのかと思う。

彼の親はいわゆる毒親部類みたいだ。

人に手を挙げてはいけないなんて事は、10代になる前に教えなければいけない事だと私は思うが、何を教育していたのか。と疑問に思う。

から、彼は、気に入らないことがあって暴れる幼児なんだと思ったら許してしまいそうになってる。

仮に、精神幼児だったとして、内外を傷つけられた私が「人のことは叩いちゃ駄目なんだよー。」と教えてあげる必要があるのかと言えば、まったくないのだが…

なんだか、親の教育が行き届いていないが故に、こんなことになっている彼が不憫で哀れに思う。

そんな気持ちが生まれて、毎日謝罪されていると、「もう十分に過ちを理解しただろう。」と思って、もういいよ。と言ってあげたくなってしまう。

私は甘いな。私はこのまま助けたい症候群で今よりもストレスを感じて傷ついて、彼は何も成長しないまま人生を終えるんだろうな。

新型コロナウイルスでのイベントの中止を賞賛するな


「中止は英断です!!よく決断しましたね!!!!」

ってお前誰だよ!!!!!!! 元からそのイベント行く予定ねーだろ


何ヶ月も前から休み申請してイベントチケットのために何万分も円盤積んだり友人頼ったり

時間かけて宿と交通手段調べて予約して数万~数十万支払ってさあ

いやこっちが勝手にやってることよ??天災やらなにやらで最悪中止になる可能性があることくらいこっちだってわかった上でやってるよ??

でも何も知らねー奴が


中止は英断です!!!!!!じゃねーよ 何の用意もする必要ねー責任もとらねー金も出さねーくせにお前に何がわかるんだよ


中止も開催も運営が懸命に考えて出した結果だろ

中止は善!開催は悪!になってる人はなんなの?あたまがわるいの?

だいたいイベントの規模と運営の内情何も知らねーのに口出しすんな 開催を叩くとか言語道断

数十人規模でも対策ができない・万が一の時に潰れるから中止せざるを得ない運営もあれば

一回イベントが中止されたら延期もできず、延期できるような予算もなく

対策して開催しないとコンテンツアーティスト活動が丸ごと飛ぶようなとこだって一杯あんだよ

今までファンが払ってきたお金が一発で全部消えてコンテンツ活動継続できなくなる可能だってあるし

最悪それで関係者が自○してもおかしくない

なんで何の関係もない大した犠牲も払ってないような奴が自粛賞賛してんだよ

中止したところでお前責任も取らないし金も払わないだろ

かかりたくねーならお前が家から出るな

お前の安心のために皆生きてるんじゃねーんだよ

自分と周囲の健康くらい自分らで面倒見ろ

「みんなの健康!」を盾にしてイベンター参加者を叩くな

お前が外出しないことを決める自由があるようにこっちにだって開催と参加の自由あんだよ

こっちだって余計な病気は貰いたくないし移したくもないから出来ること全部やってその上で参加決めてんだよ

何度も言うけど不安不安騒ぐ人のために生活してるんじゃねーから

世間人間お前のために存在してねーから

そもそも集まるのだって駅前マスクも抑えもせずくしゃみ飛ばしてる意識底辺おじさんみたいな集団じゃねーんだよ

こっちはイベントのために何週間も前から体調整えて正しい情報集めて推しにもファンにも移さないように張り詰めて対策してんだよ

バカ衛生観念と一緒にすんな

だいたいなんで自分はかかってない前提なの?どこから来る自信なの?

去年の秋以後家から一歩も出てないの?

から荷物も一切受け取らずに引きこもってんの?

なんでお前は感染させられる被害者のつもりでいんの?

電車ものらないし買い物も行かない人なの?

イベント全部みんな中止すれば自分はかかる確率減るから安心!私行かないか関係ないもーん!

みたいな奴たまに見るわ

自分勝手はどっちだよ

ていうか他人を叩く人ってさ、自分正義だと思ってやってんだよね

みんなが病気にかからないようにするのは当然!!みんなの命と健康がかかっている時にイベントなんかやるなんて他人の命と健康を軽視してる!!

そんなひどい人たち許せない!!正しいのは私たち!!!

とか思ってんじゃないの~??

「みんなのけんこうといのち」という大義名分がある私たちが正しいと思い込んでんだよね

から開催を決める奴・参加する奴を叩いたり止めるのは正しい行い!!ってね

命が大切なこと自体には異論ないけどこっちは生活と日々の楽しみも同じくらい大事っていう価値観なんで

自分価値観押し付けやめてね

中止は善!開催は悪!はお前個人価値観であって正解じゃないんで

あとさあ2月末にどこもイベントやる雰囲気だった時は「こんな時期にやるなんて非常識!!」「中止してください!!」

とかさんざん言ってたくせに、いざイベント関係者が困窮を口にするとそいつら皆だんまり

ちょっと考えたら仕事なくなることくらいわかるだろ想像力ねーなら喋るな

いやさあ高齢者病院関係とかハイリスク群に関連するイベントが延期とか中止になるのはわかるよ?

病院施設関係者が今回は参加見送るっていう判断をするのもわかるよ?

いつも頑張ってくれてる人たちが、自分の娯楽にそういう判断をせざるを得ないのは心苦しいと思うわ

でも若年層や基礎疾患がなければほぼ無事ってさんざん言ってるのにイベント自粛だの若者のせいだの挙句の果てには休校だの、バカなの?(上の人含め)

バカ

正しい情報を読み取れない情弱から不安自粛!って言ってるんだもんな

お前の不安の尻拭いくら自分しろ

他人にお前のクソを押し付けるな

店員八つ当たりとかマジで言語道断

みんなガマンしてるんだから!!みんな自粛してるんだから!!みんな中止してるんだから!!!からお前も当然中止しろ!!

中止しないなんて敵だ!!!他人がどうなってもいいのか!!!

こういうみんなガマンしてるんだからお前もガマンしろ根性論大嫌い

つの時代だよ

ホントバカじゃないの?

クソ英断マンマジで滅びろ


イベンターさん、アーティストさん、運営さんはファンの声と内部事情と金銭面諸々板ばさみで厳しいだろうけど

雑音に惑わされずに判断してくれることを願います

コンテンツアーティスト活動が無理なく進められる選択をして欲しいです。

どんな選択をしても支持します。

2020-02-27

[] 増田を振り返ってみる

3日後の2/21に政府方針で『風邪』が【使用者の責に帰すべき事由による休業扱い】になったのは良かったが(非正規賃金有りで休めるよ)

風邪で休んでる/休ませているところ少なそう🤔

https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000598680.pdf

あと良い子は「はてな」じゃなくて厚生省などのページを見ようね

2020-02-18


ここ三日くらい36.7℃くらいの微微熱があるんだよね

熱の自覚がある以外はいたって健康なんだけどどうですか?ここで休まないのは害悪ですかね?

 ↓

その熱なら平熱低くても肺炎じゃなさそうだけど

万が一コロナだったとき周りはそうは思わないぞ

なんで病院いかなかったんだって言うぞ医者の診断という免罪符必要

 ↓

今行っても医者100%風邪ですね」としか言えないし病院行くこと自体リスクだし、それなら政府基準エビデンスにしてもよくない?

 ↓

風邪ですねって診断を貰うことが重要なんや

この時点で責任増田から増田を診断した医者に移った

 ↓

会社有給とらすごとき診断書要求してはいけないんだからなんなら39度出たっていったってTDLが俺を呼んでるっていったっていいんやで

 ↓

有給を取る要件の話はしてへんのやが?

万が一(も無いと思うけど。平熱低くても熱なさ過ぎなので)

肺炎だった場合、なにが1番困るかというと、周りに移す/移したと思われることや

その時に『医者の診断で風邪でした』なら

責任には増田ではなく診断した医者にある

 ↓

上に張ったurlとか読んでほしいんだけど、

その医者が「軽症っぽいが責任をもちたくない神経症の人」に検査しろとおしかけられてパンク気味なんだよ

そこに最後の一石をのせることになるのならそっちの責任のほうがでかい

気にせず自宅療養してくれ頼むから

 ↓

そこは個人自己判断になると思うので

現実医師の診断を受けたか重要から

医師レベルがどんなでもな

 ↓

アダルトチルドレンだな

いかなる意味でも「責任」がもちたくないからあらゆる自己判断放棄してる

(意味不明なので略)

 ↓

責任を持っているんだぞ

周りに対して『ぼくは出来ることをしました』ってな

体調不調だったので病院へ行きました

医師から風邪診断を受けました

十分やな

 ↓

まあ好きにしろ

おれの住んでる地方にはおまえみたいな馬鹿いないか勝手関東圏だけ滅びろw

 ↓

そうだぞ個人判断に任せるべきだ

ちなみに万が一、肺炎にかかっていた+医師の診断を受けていなかった場合

家族会社学校友達にはなんて説明するつもりなん?

表立って責める非常識なヤツはいないだろうが『医師の診断ナシ』ってクリティカルだぞ

調子が悪かったなら医者行けよな…としか誰も思わない

 ↓

たぶんその場合は、

家族~とかもお前と同じように知らないうちに新型コロナにかかって熱もあまり出ないうちに自然に治ってる人がいっぱいいるよ

身の回りで老人に接する機会が多いか心配だというのならそういって医者いけばいいんじゃない

 ↓

肺炎ってわかる事態になったらほぼ確実に入院からこっそり治るとか無いぞ?

「いつから体調悪かったの?医者に診せなかったの?」は会社の人、学校友達家族に言われるぞ

なんなら病院医師の診断受けて『風邪』だと診断を貰っていたとしても、

「体調が悪かったなら休んでいて欲しかったな」って遠まわしに言われるぞ


ただし医師の診断で風邪と貰っている場合は堂々と

「XX病院風邪だと診断を受けた。私の自覚症状も風邪だった」と伝えれば良い

 ↓

わかったわかった、おまえの住んでる国ではそうなんだな おまえが王様だし勝手ルール決めていいぞ

 ↓

ほいじゃ増田はどう説明するんや?

 ↓

https://q.hatena.ne.jp/ まともにしらべたい情報があるなら少なくともこっちで尋ねろ

2020-02-22

anond:20200222140635

そもそもネット常識非常識も含めてさまざまな文脈の坩堝なので基本的には「字面だけを読む」のが無難なんだよな。

レスバでも「いつ俺がそんなことを書いた?」というのは基本技のカウンター

そんなところに「半径100mの常識しか知らん奴がやってきて「文脈を読め」と言ったって半年ROMれという話にしかならない。

2020-02-20

コロナ怖さで結婚式参加キャンセルしたら人非人みたいな扱いされた

同僚の結婚式が数週間後だったんだけど、それ時点までに日本がどれだけヤバくなってるのかわからんから

本当に心苦しかったけど考えた末に参加をキャンセルすることにした。

本人はいいよいいよって言ってくれたけど、

常識じゃ考えられない」「自分の都合ばかり考える」「他にそんなこと言ってる人いないよ?」「そういうのは一生遺恨が残るよ」「ニュースじゃそこまで危なくないって言ってたのにバカじゃない?」

とか周りからはいろいろ言われた、なんか人間じゃないみたいな扱いをされたようだった。


これ俺がおかしいのかなぁ。

結婚式参加をキャンセルするような名目なんて身内の不幸くらいだって常識だって知ってるよ。

ただその間に超危険ウイルスが街中に蔓延するなんて状況、招待状を笑顔で受け取った俺は全く想定してなかったよ。

311だってちょっと過ぎたら放射能濃度が測定されて、「この場所だったらそこまで極端にビビらなくてもいい」とかある程度の根拠が示されてるけど、

今回マジでリスクが未知数じゃん、治療を受けられるのは極一部の人間として、そんな条件で死亡率が1%なのか10%なのか30%なのか本当のところは誰にもわからないじゃん

直接的に苦しんで生きるか死ぬかだぞ、なんなら自分のせいで大切な人まで死ぬ可能だってある。

申し訳ないけど、数週間後日本で死者が数百名、式場周辺は相当に蔓延していますっていう情報ニュースで流れていたとして、

そんな中命と天秤にかけて足を運べる自信はなかった、だったら、本当にドタキャンになる段階よりは今のうちにキャンセルしようかなって。

薄情だとは思うけど、でもやっぱり自分選択が間違ってるとは思えない。


自分の悲観と周りの楽観の温度差を最近凄く感じる。

楽観視してる人は、どこの情報を追ってるんだろうか。。

あ、仕事は今在宅勤務中ね。


コロナが大したことなければ俺は今後自己中心的非常識人非人扱いされて、コロナ大勢死ぬような事態になればそのとき初めて俺が先見の明がある賢い情報通となる。

どっちも嫌だなぁ。

2020-02-19

ダイヤモンドプリンセス号で起こっていること

この動画文字起こし

https://youtu.be/W3X3RSmf7ds

岩田健太郎です。

神戸大学病院感染症内科教授をしていますけれども、今からお話しする内容は神戸大学など所属する機関と一切関係なく私個人見解です。あらかじめ申し上げておきます

今日2月の18日にプリンセスダイヤモンドに入ったんですけど、1日で追い出されてしまいました。なぜそういうことが起きたのかについて簡単お話ししようと思います

もともとプリンセスダイヤモンドはすごくCOVID19の感染症がどんどん増えていくということで、感染対策はすごくうまくいってないんじゃないかという懸念がありました。

環境感染学会が入り、FETPが入り、行ったんですけど、まああっという間に出て行ってしまって、中がどうなっているかよくわからないという状態でしたね。

中の方からいくつかメッセージをいただいてすごく怖いと、感染が広がっていくんじゃないかという事で、私に助けを求めてきたので、いろんな筋を通じて、何とか入れないかというふうに打診してたんですね。

そしたら昨日、2月17日に厚労省で働いている某氏から電話が来て、入ってもいいよと、やり方を考えましょうということでした。

最初環境感染学会の人として入るという話だったんですけれども、環境感染学会はもう中に人を入れないという決まりを作ったので、岩田一人を例外にできないということでお断りをされて、

結局DMATですね、あの災害対策DMATメンバーとして入ってはどうかというご提案厚労省の方からいただいたので、わかりましたということで、18日の朝に新神戸から新横浜に向かったのです。

そしたら途中で電話がかかってきて、誰とは言えないけど非常に反対している人がいるとで入ってもらっては困るということで、DMATメンバーで入るという話は立ち消えになりそうになりました。

すごく困ったんですけど、なんとか方法を考えるということでしばらく新横浜で待っていたらまたもう1回電話がかかってきて、

DMAT職員の下で、感染対策専門家ではなくてDMATの一員として、DMAT仕事をただやるだけだったら入れてあげるという、非常に奇妙な電話いただきました。

なぜそういう結論に出たのかわからないですけど、とにかくいうことを聞いてDMATの中で仕事をしていて、だんだんその顔が割れてきたら感染のこともできるかもしれないからそれでやってもらえないかという依頼を、

奇妙な依頼を受けたんですけど、他に入る方法はないものですから、分かりましたと言って現場に行きました。そしてダイヤモンドプリンセスに入ったわけです。

入ってご挨拶をして、最初はこの人の下につけって言われた方にずっと従っているのかなーと思ったら、DMATチーフドクターお話をして、

そうするとをお前にDMAT仕事は何も期待してないと、どうせ専門じゃないしということで、

お前感染仕事だろうと、だったら感染仕事やるべきだというふうに助言をいただきました。

これ、DMATトップの方ですね、現場トップの方。

あそうなんですかと、でまあ、私はとにかく言うことを聞くというふうに約束していましたので、感染のことをやれと言われた以上はやりましょうということで、

現場の案内をしていただきながら、いろんな問題点っていうもの確認していったわけです。

それはもうひどいものでした。

あの、もうこの仕事20年以上やってですねー、アフリカエボラとか中国SARSかいろんな感染症と立ち向かってきましたので、

もちろん身の危険を感じることは多々あったんですけど、ええ、自分感染症にかかる恐怖っていうのはそんなに感じたことはないです。

どうしてかっていうと、僕はプロなので、自分エボラにかからない、自分SARSにかからない方法っていうのを知っているわけです。

あるいはは他の人をエボラにしない、他の人をSARSにしない方法とか、その施設の中でどういうふうにすれば感染さらに広がらないかということも熟知しているからです。

それがわかっているから、ど真ん中にいても怖くない。アフリカにいても中国にいても怖くなかったわけですが、ダイヤモンドプリンセスの中はものすごい悲惨状態で、心の底から怖いと思いました

これはもう、COVID19感染してもしょうがないんじゃないかと本気で思いました。

レッドゾーングリーンゾーンというんですけど、ウイルスが全くない安全ゾーンウイルスいるかもしれない危ないゾーンというのをきちっと分けて、

そしてレッドゾーンでは完全にPPEという防護服をつけグリーンゾーンでは何もしなくていいと、こういうふうにきちっと区別することによって、ウイルスから身を守るというのは、我々の世界の鉄則なんです。

ところがダイヤモンドプリンセスの中はですね、グリーンレッドもぐちゃぐちゃになってて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない。

どこにウイルスが、ウイルスって目に見えないですから感染のそういう区分けをすることで初めて自分の身を守るんですけど、もうどこの手摺、どこの絨毯、どこにウイルスがいるのかさっぱり分からない状態で、

いろんな人がこうアドホックにPPEをつけてみたり、手袋はめてみたり、マスクを付けてみたりつけなかったりするわけです。

で、クルーの方もN95をつけてみたりつけなかったり、あるいは熱のある方がですね、自分の部屋から出て歩いて行って医務室に行ったりするっていうのが、通常で行われているということです。

私が聞いた限りではDMAT職員それから厚労省の方、県日かの方が PCR陽性になったという話は聞いてたんですけど、それはもうむべなるかなと思いました。

中の方に聞いたら、いやー我々もこれ自分たちも感染するなと思ってますよという風に言われてびっくりしたわけです。

どうしてかというと、我々がこういう感染症ミッションにでいるときは必ず自分たち医療従事者の身を守るというのが大前提で、

自分たちの感染リスクをほったらかしにして、患者さんとかですね、一般の方々に立ち向かうってのは御法度、これはもうルール違反なわけです。

環境感染学会やFETPが入って、数日で出て行ったっていう話を聞いたときにどうしてだろうと思ったんですけど、

中の方は自分たちに感染するの強かったんじゃないというふうにおっしゃってた人もいたんですが、それは気持ちはよく分かります

なぜならは感染症プロだったら、あん環境に行ったらものすごく怖くてしょうがいからです。

んでを僕も怖かったです。

もうこれは感染、今これ某、ちょっと言えない部屋にいますけど、自分自身も隔離して診療も休んで家族とも会わずにいないとやばいんじゃないか個人的にはすごく思っています

今私がCOVIDウイルス感染を起こしても全く不思議はない。

どんなにPPEとかですね、手袋とかあってもですね、安全安全じゃないところっていうのをちゃん区別できてないと、そんなものは何の役にも立たないんですね。

レッドゾーンでだけPPEをきちっとつけて、それを安全に脱ぐっていうことを遵守して、初めて自らの安全が守れる。

自らの安全保障できないときに、他の方の安全て守れない。

今日藤田医科大学に人を送ったり搬送したりするっていうんで皆さんすごく忙しくしてたんですけど、研究者の方と一緒に歩いてて、ヒュッと患者さんとすれ違ったりするわけです。

患者さんとすれ違っちゃうって、笑顔研究所職員が言ってるわけです。

我々的には超非常識なことを平気で皆さんやってる。で、みんなそれについて何も思っていないと。

聞いたらそのそもそも常駐しているプロ感染対策専門家が一人もいない。

時々いらっしゃる方がいるんですけど、彼らも結局やばいなと思ってるんだけど、何も進言できないし、進言しても聞いてもらえない。

やってるのは厚労省官僚たちで、私も厚労省トップ相談しまして話ししましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。

で、なんでお前こんなとこにいるんだ何でお前がそんなこと言うんだみたいな感じで知らん顔するということです。

で非常に冷たい態度取られました。

DMAT方にも、そのようなことで、夕方カンファレンスで何か提言申し上げてもよろしいですかと聞いて、まあいいですよという話をしてたんですけど、

突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、お前は出ていきなさいと、検疫の許可は与えない、臨時の検疫官として入ってたんですけどその許可を取り消すということで、資格を取られて研究所の方につれられて、

当初電話をくれた厚労省にいる人に会って、なんでDMATの下でDMAT仕事しなかったんだと、感染管理仕事をするなと言ったじゃないかと言われました。

でも、DMATの方に、そもそも感染管理してくれって言われたんですよって話したんですけど、

とにかく岩田に対してすごいムカついた人がいると、誰とは言えないけどムカついたと、だからもうお前はもう出ていくしかないんだって話をしました。

でも僕がいなかったら、いなくなったら今度は感染対策するプロが一人もいなくなっちゃうって話をしたんですけど、構わないんですかって聞いたんですけど、

それからこのままだともっと何百人という感染者が起きて、DMATの方も、

DMATの方を責める気はさらさらなくて、あの方々は全くそ感染プロではないですから

どうも環境感染学会の方が入った時にいろいろ言われて、DMATの方は感染プロたちにすごく嫌な思いしてたらしいんですね。

それはまあ申し訳ないなと思うんですけれども、別に彼らが悪いって全然思わない。専門領域が違いますから

しかしながら、彼らが実は、恐ろしいリスク状態にいるわけです。自分たちが感染するという。それを防ぐこともできるわけです、方法ちゃんとありますから

ところがその方法が知らされずに自分たちをリスク下においていると。そしてそのチャンスを奪い取ってしまうという状態ですね。

彼ら医療従事者ですから、帰ると自分達の病院仕事するわけで、今度はそこからまた院内感染が広がってしまいかねない。

で、もうこれはあの、大変なことで、アフリカ中国なんかに比べても全然ひどい感染対策をしている。

シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

日本CDCがないといえ、まさかここまでひどいとは思ってなくて、もうちょっとちゃん専門家が入って、専門家責任をとって、リーダーシップをとって、

ちゃん感染対策についてのルールを決めてやってるんだろうと思ったんですけど、全くそんなことはないわけです。とんでもないことなわけです。

これ英語でも収録、拙い英語で収録させていただきましたけど、とにかく多くの方にこのダイヤモンドプリンセスで起きている事っていうのをちゃんと知っていただきたいと思います

できるならば学術界とかですね、あるいは国際的団体はですね、日本に変わるように促していただきたいと思う。彼らはまあ残念ながら・・・

編集が下手でちょっと変なつながりになったと思いますけれども、考えてみるとその03年のSARSの時に僕も北京に行ってすごい大変だったんですけど、

特に大変だったのは、やっぱり中国情報公開を十分してくれなかったっていうのがすごく辛くて、まぁ何が起きてるのかよくわからない。北京にいて本当に怖かったです。

でも、その時ですらもうちょっときちっと情報は入ってきたし、少なくとも対策の仕方は明確で自分自身が感染するリスク、まあSARS死亡率10%で怖かったですけれども、

しかしながら今回のCOVID、まあ少なくともダイヤモンドプリンセスの中のそのカオス状態よりは遥かに楽でした。

で、思い出していただきたいのはそのCOVID19が武漢流行り出した時に、警鐘を鳴らしたしたドクターが、ソーシャルネットワークを使って、これはやばいということを勇気を持って言ったわけです。

昔の中国だったらああいメッセージが外に出るのは絶対さなかったはずですけど、中国は今、BBCニュースなんかを聞くと、やっぱりopennessとtransparency を大事にしているというふうにアピールしてます

それがどこまで正しいのかどうか僕は知りませんけど、少なくとも透明性があること、情報公開ががちゃんとしていることが、国際的な信用を勝ち得る上で大事なんだってことは理解しているらしい。

中国世界大国になろうとしてますからそこをしっかりやろうとしている。

ところが日本ダイヤモンドプリンセスの中で起きていることは全然情報を出していない。

それから院内感染が起きているかどうかは発熱オンセットをちゃんと記録して、それからカーブを作っていくという統計手法

エピカーブってのがあるんですけど、そのデータ全然取ってないということを今日教えてもらいました。

検査をした、PCR検査をした日をカウントしても感染状態は分からないです。

このことも実は厚労省の方にすでに申し上げてたんですけど、何日も前に、全然されていないということで、要は院内感染がどんどん聞いてもそれに全く気付かなければ、気づいてもいないわけで対応すらできてない。

で、専門家もいないというぐちゃぐちゃな状態になったままでいるわけです。

で、このことを日本の皆さん、あるいは世界の皆さんが知らぬままになっていて、特に外国の皆さんなんかそうやって、

かえって悪いマネジメントでずっとクルーズ中で感染リスクに耐えなきゃいけなかったということですね。

やはりさこれ日本の失敗な訳ですけどそれを隠すともっと失敗なわけです。

そしてにあのまずい対応であるということがバレるっていうのは、それは恥ずかしいことかもしれないですけど、これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけです。

やはり情報公開大事なんですね。

誰も情報公開しない以上はまあここでやるしかないわけです。

ぜひこの悲惨現実を知っていただきたいということと、ダイヤモンドプリンセスの中の方々、それからDMATキーパッドやー厚労省の方々がですね、あるいは検疫所の方が、

もっとちゃんプロフェッショナルなプロテクションを受けて、安全仕事ができるように、彼ら本当にお気の毒でした。

ということで、全く役に立てなくて非常に申し訳ないなという思いと、この大きな問題意識を皆さんと共有したくて、この動画を上げさせていただきました。

岩田健太郎でした。

【書き起こし】岩田健太郎さんのYouTube動画ダイヤモンドプリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」の書き起こし

 岩田健太郎さんのYouTube動画ダイヤモンドプリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」(https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds)の書き起こしです。「ダイヤモンドプリンセス」を「プリンセスダイヤモンド」と言い間違えたりするなど、単純なミス修正しています。間違いなどがあれば、ご指摘ください。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 岩田健太郎です。神戸大学病院感染内科教授をしておりますが、今からお話しする内容は神戸大学ないし所属する機関と一切関係なく、私個人見解です。あらかじめ申し上げておきます

 今日2月18日ダイヤモンドプリンセスに入ったのですが、1日で追い出されてしまいました。「なぜそういうことが起きたのか」について簡単お話ししようと思います

 もともとダイヤモンドプリンセスはすごくCOVID-19の感染症(新型コロナウイルス感染症)がどんどん増えていくということで、「感染対策がすごくうまくいってないんじゃないか」という懸念がありました。(日本環境感染学会が入り、FETP(国立感染症研究所の実地疫学専門家)が入り、行ったんですけど、あっという間に出て行ってしまって、中がどうなってるかよく分からないという状態でした。

 中の方からいくつかメッセージをいただいて、「すごく怖い」と。「感染が広がっていくんじゃないか」ということで、私に助けを求めてきたので、いろんな筋を通じて「何とか入れないか」という風に打診してたんですね。

 そしたら昨日2月17日厚労省で働いている某氏から電話が来て、「入ってもいいよ」と。「やり方を考えましょう」ということでした。

 最初環境感染学会の人として入るという話だったのですが、環境感染学会は「もう中に人を入れない」という決まりを作ったので、「岩田1人を例外にできない」とお断りをされて、結局、「災害対策DMAT災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)のメンバーとして入ったらどうか」ということで、厚労省の方からいただいたので、「分かりました」ということで、18日の朝に新神戸から新横浜に向かったんです。

 そしたら途中で電話がかかってきて、「誰とは言えないが非常に反対している人がいる」と。「入ってもらっては困る」ということで、DMATメンバーで入るという話が立ち消えになりそうになりました。

 すごく困ったのですが、「何とか方法を考える」ということで、しばらく、新横浜で待っていたら、またもう一回電話がかかってきて、「DMAT職員の下で感染対策専門家ではなくて、DMATの一員として、DMAT仕事をただやるだけだったら入れてあげる」という非常に奇妙な電話いただきました。

 なぜそういう結論が出たのか分からないですが、「とにかく言うことを聞いて、DMATの中で仕事をしていて、だんだん顔が割れてきたら感染のこともできるかもしれないから、それでやってもらえないか」という非常に奇妙な依頼を受けたのですが、他に入る方法がないものですから「分かりました」と言って、現場に行きました。そして、ダイヤモンドプリンセスに入ったわけです。

 入って、ご挨拶をして、最初は「この人の下につけと言われた方にずっと従っているのかな」と思ったら、DMATチーフドクターお話をして、そうすると、「お前にDMAT仕事は何も期待していない」と。「どうせ専門じゃないし」ということで、「お前、感染仕事だろう」と。「だったら感染仕事をやるべきだ」という風に助言をいただきました。これDMATトップの方ですね。現場トップ

 「そうなんですか」と。私はとにかく言うことを聞くという風に約束してましたので、「感染のことをやれと言われた以上はやりましょう」ということで、現場の案内をしていただきながら、いろんな問題点というもの確認していったわけです。

 それはもうひどいものでした。もうこの仕事20年以上やっていてですね、アフリカエボラ出血熱)とか中国SARSとか、いろんな感染症と立ち向かってきました。もちろん身の危険も感じることも多々あったのですが、自分感染症にかかる恐怖っていうのはそんなに感じたことはないです。

 どうしてかというと、僕はプロなので自分エボラにかからない方法自分SARSにかからない方法というのは知ってるわけです。あるいは他の人をエボラにしない、他の人をSARSにしない方法とか、施設の中でどういう風にすれば感染さらに広がらないかということも熟知しているからです。それが分かっているから、ど真ん中にいても怖くない。アフリカにいても中国にいても怖くなかったわけですが、ダイヤモンドプリンセスの中はものすごい悲惨状態で、心の底から「怖い」と思いました。「これはもうCOVID-19に感染してもしょうがないんじゃないか」と本気で思いました。

 レッドゾーングリーンゾーンと言うのですが、ウイルスが全くない安全ゾーンと、ウイルスいるかもしれない危ないゾーンというのをきちっと分けて、そしてレッドゾーンでは完全にPPEという防護服をつけ、グリーンゾーンでは何もしなくていいと。こういう風にきちっと区別することによって、ウイルスから身を守るっていうのは我々の世界の鉄則なんです。

 ところがダイヤモンドプリンセスの中はですね、グリーンレッドもぐちゃぐちゃになっていて、どこが危なくて、どこが危なくないのか全く区別がつかない。どこにウイルスが……ウイルスって目に見えないですから、完全なそういう区分けをすることで初めて自分の身を守れるのですが、もうどこの手すりとどこのじゅうたん、どこにウイルスがいるのかさっぱり分からない状態で、いろんな人がアドホック限定的)にPPEをつけてみたり、手袋をはめてみたり、マスクをつけてみたり、つけなかったりするわけです。で、クルーの方もN95マスク)をつけてみたり、つけなかったり。あるいは熱のある方がですね。自分の部屋から歩いていって、医務室に行ったりするというのが、通常で行われているということです。

 私が聞いた限りでは、DMAT職員それから厚労省の方、検疫機関の方がPCR陽性になったという話を聞いていたのですが、「それはもうむべなるかな」と思いました。

※参照記事:「クルーズ船 検疫官1人も感染 4人が重症日テレNEWS24)」(http://www.news24.jp/articles/2020/02/12/07593980.html

 中の方に聞いたら、「いやー、我々もう自分たちが感染するものと思ってますよ」という風に言われて、びっくりしたわけです。

 どうしてかというと、我々がこういう感染症のミッションに出るときは必ず自分たち、医療従事者の身を守るというのが大前提で、自分たちの感染リスクをほったらかしにして、患者さんとか一般の方々に立ち向かうのはご法度ルール違反なわけです。

 環境感染学会やFETPが入って数日で出ていったという話を聞いた時に、「どうしてだろう」と思ったのですが、中の方は「自分たちが感染するのが怖かったんじゃない」という風におっしゃっていた人もいたのですが、それは気持ちはよく分かります

 なぜなら感染症のプロだったら、あん環境にいたら、ものすごく怖くてしょうがいからです。で、僕も怖かったです。もうこれは感染……今、某ちょっと言えない部屋にいますけど、自分自身隔離して、診療も休んで、家族とも会わずに、やばいんじゃないか個人的にもすごく思っています

 今、私がCOVID-19、ウイルス感染を起こしていても全く不思議はない。どんなにPPEとかですね、手袋とかあってもですね、安全安全じゃないところというのをちゃん区別できていないと、そんなもの何の役にも立たないんですね。レッドゾーンでだけPPEをきちっとつけて、それを安全に脱ぐということを順守して初めて、自らの安全を守れる。自らの安全保障できない時、他の人の安全なんか守れない。

 もう今日藤田医科大学の人を送ったり、搬送したりというのを、みなさんすごく忙しくしていたのですが、そうすると研究所の方と一緒に歩いていて、ふっと患者さんとすれ違ったりするんです。「今、患者さんとすれ違っちゃう」と、笑顔で検疫所の職員の方が言ってるんですね。この我々的には超非常識なことを平気でみなさんやっていて、みんなそれについて何も思っていないと。

 聞いたら、そもそも常駐しているプロ感染対策専門家が一人もいない。時々いらっしゃる方がいるのですが、彼らも結局「ヤバいな」と思っているのですが、誰も進言できない。進言しても聞いてもらえない。やっているのは厚労省官僚たちで、私も厚労省トップの方に相談しました、話をしましたけど、ものすごく嫌な顔をされました。聞く耳持つ気ないと。「何でお前こんなとこにいるんだ」「何でお前がそんなこと言うんだ」みたいな感じで、知らん顔するということです。非常に冷たい態度をとられました。

 DMATの方にも「そのようなことで夕方カンファレンスで何か提言申し上げてもよろしいですか」と聞いて、「いいですよ」という話をしていたのですが、突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、「お前は出ていきなさい」と。「検疫の許可は与えない」と。

 臨時の検疫官として入っていたのですが、その許可を取り消すということで、資格をとられて、研究所の方に連れられて、当初電話をくれた厚労省にいる人に会って、「何でDMATの下でDMAT仕事をしなかったんだ」と。「感染管理仕事をするなと言ったじゃないか」と言われました。「DMATの方にそもそも感染管理してくれと言われたんですよ」と話をしたのですが、「とにかく岩田に対してすごくムカついた人がいる」と。「誰とは言えないけどムカついた」と。「だから、もうお前は出ていくしかないんだ」という話をしました。

 「でも、僕がいなくなったら、今度感染対策をするプロが一人もいなくなっちゃますよ」という話をしたのですが、「それは構わないんですか」と聞いたんです。それからこのままだともっと何百人という感染者が起きて、DMATの方を責める気はさらさらなくて、あの方々はまったく感染プロではないですから、どうも環境感染学会の方が入った時にいろいろ言われて、DMATの方が感染プロたちにすごく嫌な思いをしていたらしいんですね。それは「申しわけないな」と思うのですが、別に「彼らが悪い」と全然思わない。専門領域が違いますから

 しかしながら、彼ら(DMAT)が実はリスク状態にいるわけです。自分たちが感染するという。それを防ぐこともできるわけです。方法ちゃんとありますから。ところがその方法すら知らされずに、自分たちをリスク下に置いている、と。そして、そのチャンスを奪い取ってしまうという状態です。

 彼らは医療従事者ですから、帰ると自分たちの病院仕事するわけで、今度はそこからまた院内感染が広がってしまいかねない。で、もうこれは大変なことで、アフリカ中国なんかに比べると全然ひどい感染対策をしている。シエラレオネなんかの方がよっぽどましでした。

 日本CDC(疾病予防管理センター)がないとはいえまさかここまでひどいとは思ってなくて、もうちょっと専門家が入って、専門家責任を取って、リーダーシップをとって、ちゃん感染対策についてのルールを決めて、やってるんだろうと思ったのですが、まったくそんなことはないわけです。とんでもないことなわけです。

 これつたない英語でも収録させていただきましたが(https://www.youtube.com/watch?v=vtHYZkLuKcI)、とにかく多くの方にダイヤモンドプリンセスで起きていることというのを、ちゃんと知っていただきたいと思います。で、できるならば学術界とかあるいは国際的団体たちに日本に変わるようにうながしていただきたいと思います。彼らは残念ながら……

携帯の呼び出し音でいったん中断)

 編集が下手で、ちょっと変なつながりになったと思いますが、考えてみると、2003年のSARSの時に僕も北京にいて、すごく大変だったのですが、特に大変だったのは中国情報公開を十分してくれなかったというのがすごくつらくて、何が起きてるのかよく分からないというので、北京にいて本当に怖かったんです。

 でも、その時ですらもうちょっときちっと情報は入ってきたし、少なくとも対策の仕方は明確で、自分自身感染するリスクSARSは死亡率10%で怖かったですけども、しかしながら今回のCOVID-19、少なくともダイヤモンドプリンセスの中のカオス状態よりははるかに楽でした。

 で、思い出していただきたいのは、COVID-19が中国武漢流行りだしたときに、警鐘を鳴らしたドクターソーシャルネットワークを使って、「これはやばい」ということを勇気を持って言ったわけです。昔の中国だったら、ああいメッセージが外に出るのは絶対さなかったはずですが、中国は今、BBCニュースなんかを聞くと、オープンネストランスペアレンスを大事にしているとアピールしています

※参照記事:「新型ウイルス、早期警鐘中国医師が死亡 自身感染BBCニュース)」(https://www.bbc.com/japanese/51409970

 それがどこまで正しいのか、僕は知りませんけど、少なくとも「透明性があること、情報公開ちゃんとやることが国際的な信用を勝ち得る上で大事なんだ」ということは理解しているらしい。中国世界大国になろうとしていますから、そこをしっかりやろうとしている。

 ところが日本は、ダイヤモンドプリンセンスの中で起きていることは全然情報を出していない。それから院内感染が起きているかどうかは、発熱オンセット(発症日時)をちゃんと記録して、それからカーブを作っていくという統計手法、エピカーブというのがあるのですが、そのデータ全然とっていないということを今日、教えてもらいました。PCR検査をした日をカウントしても感染状態は分からないわけです。

 このことも実は厚労省の方にすでに申し上げていたのですが、何日も前に。全然されていないということで、要は院内感染がどんどん起きていても、それにまったく気づかなければ、気付いてもいないわけで対応すらできない。で、専門家もいないと。ぐちゃぐちゃな状態になったままでいるわけです。

 このことを日本のみなさん、あるいは世界のみなさんが知らぬままになっていて、特に外国のみなさんなんかはそうやって、悪いマネージメントでずっとクルーズ船なんかで感染リスクに耐えなきゃいけなかったということですね。

 やはりそれは日本の失敗なわけですが、それを隠すともっと失敗なわけです。確かにまずい対応であるとバレるということは恥ずかしいことかもしれないですけど、これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけです。やはり情報公開大事なんですね。誰も情報公開しない以上はここでやるしかないわけです。

 ぜひこの悲惨現実を知っていただきたいということと、ダイヤモンドプリンセンスの中の方々、それからDMATDPAT災害派遣精神医療チーム)や厚労省の方々がですね。あるいは検疫所の方がもっとちゃんプロフェッショナルのプロテクションを受けて、安全仕事ができるように、「彼ら本当にお気の毒でした」ということで、「まったく役に立てなくて非常に申しわけないな」という思いと、僕の大きな問題意識をみなさんと共有したくて、この動画をあげさせていただきました。岩田健太郎でした。

※エピカーブについてはこちらの資料も参考にしていただければ→国立感染症研究所危機管理研修会「感染アウトブレイク調査の基本ステップhttps://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/kikikanri/H26/20141016-08.pdf)」

※※岩田健太郎さんは読売新聞コラム「Dr.イワケンの「感染症のリアル」」を連載しています

岩田健太郎先生書き起こし_COVID-19

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&t=2s

岩田健太郎です。神戸大学病院感染症内科教授をしていますけれども、今からお話する内容は神戸大学など所属する機関とは関係なく、私個人見解です。予め申し上げておきます

今日2月18日に、プリンセスダイヤモンドに入ったのですが、1日で追い出されてしまいました。「なぜ、そういうことが起きたのか」について簡単お話しようと思います

もともと、プリンセスダイヤモンドは、すごくCOVID-19の感染者がどんどん増えていくということで、感染対策が上手くいっていないんじゃないかという懸念がありました。

プリンセスダイヤモンド号には)環境感染学会が入り、FETPが入ったのですが、あっという間に出て行ってしまって。中がどうなっているかよくわからない、そういう状態でした。

中の方からいくつかメッセージをいただいて、「すごく怖い」と、「感染が広がっていくんじゃないか」と、私に助けを求めてきたので、色んな筋を通じて、なんとか入れないかと打診していたんですね。そしたら昨日、2月17日に、厚労省で働いている某氏から電話がきて、「入っても良いよ、やりかたを考えましょう」ということでした。

最初環境感染学会の人として入るという話だったのですけど、環境感染学会はもう中に人を入れないという決まりを作ったので、岩田ひとりを例外にできないとお断りをされて。結局DMATですね。災害対策DMATとして入ったらどうかという提案厚労省の方からいただいたので、わかりましたと。

ということで、18日の朝に、新神戸から新横浜に向かったわけです。

そしたら、途中電話がかかってきて、誰とは言えないけれど非常に反対している人がいると。入ってもらったら困ると。ということで、DMATメンバーで入るっていう話は立ち消えになりそうになりました。

困ったんですけど、なんとか考えるということで、しばらく新横浜で待っていたら、またもう一回電話がかかってきて。DMAT職員の下で、感染対策専門家ではなくて、DMATの一員として、DMAT仕事をただやるだけだったら入れてあげるという、非常に奇妙な電話いただきました。

なぜそういう結論が出たのかわからないですが、「とにかく言うことを聞いて、DMATの中で仕事をしていって、だんだんその顔が割れてきたら感染のこともできるかもしれないから、それでやってもらえないか」という依頼を、非常に奇妙な依頼を受けたんですけど。他に入る方法はないものですから、わかりましたと言って、現場に行きました。

そして、ダイヤモンドプリンセスに入ったわけです。

入って、ご挨拶をして、最初はこの人の下に就くと言われた方にずっと従っているのかなと思ったら、DMATチーフドクターお話をして。

そうすると、「お前にDMAT仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし。お前は感染仕事だろう。だったら感染仕事をやるべきだ」と助言をいただきました。これはDMATトップの方ですね。現場トップの方。

あ、そうなんですかと。私はとにかく言うことを聞くと約束をしていましたので、感染のことをやれと言われた以上やりましょうということで、現場の案内をしていただきながら、色んな問題点っていうもの確認していったわけです。

それはもう、酷いものでした。もうこの仕事20年以上やってですね、アフリカエボラとか、中国SARSとか、いろんな感染症と立ち向かってきました。

もちろん身の危険を感じることも多々あったわけですけど、自分感染症にかかる恐怖っていうのはそんなに感じたことはないです。どうしてかって言うと、僕はプロなので、自分エボラにかからない、自分SARSにかからない方法っていうのは知っているわけです。あるいは、他の人をエボラにしない、他の人をSARSにしない方法とか、施設の中でどういうふうにすれば感染さらに広がらないかということを熟知しているからです。

それがわかっているから、ど真ん中にいても怖くない。アフリカにいても中国にいても怖くなかったのですが、ダイヤモンドプリンセスの中はものすごい悲惨状態で、心の底から怖いと思いました。

これはもうCOVID-19に感染してもしょうがないんじゃないかと、本気で思いました。

レッドゾーン」と「グリーンゾーン」って言うんですけど。ウイルスが全くない安全ゾーンと、ウイルスいるかもしれない危ないゾーンというのをキチッと分けて、そしてレッドゾーンではPPEという防護服を着け、グリーンゾーンでは何もしなくていいと。こういう風にキチッと区別することで、ウイルスから身を守るっていうのは、我々の世界の鉄則なんです。

ところが、ダイヤモンドプリンセスの中はですね。グリーンレッドもぐちゃぐちゃになってて、どこか危なくてどこが危なくないのかが全く区別がつかない。ウイルスって目に見えないですから、完全な区分けをすることで初めて自分の身を守るんですけど。もうどこの手すりとどこの絨毯と、どこにウイルスがいるのかさっぱりわからない状態で。アドホックに、PPEを着けてみたり、手袋をはめてみたり、マスクを着けてみたり着けなかったりするわけです。

クルーの方もN95を着けてみたり着けなかったり。あるいは熱のある方も、自分の部屋から出て歩いていって、医務室に行ったりするっていうのが、通常でおこなわれているということです。

私が聞いた限りでは、DMAT職員それから厚労省の方、検疫官の方が陽性になったという話は聞いていたんですけど、それはむべなるかなと思いました。

中の方に聞いたら、「もう自分たちも感染すると思ってますよ」と言われて、びっくりしたわけです。

どうしてかって言うと、我々がこういう感染症ミッションに出るときは、必ず自分たち、医療従事者の身を守るっていうことが大前提で、自分たちの感染リスクをほったらかしにして患者さんとか、一般の方に立ち向かうって言うのは、御法度ルール違反なわけです。

環境感染学会やFETPが入って、数日で出て行ったって言う話を聞いたとき、どうしてだろうって思ったんですけど。中の方は「自分たちが感染するのが怖かったんじゃない」とおっしゃっていた人もいたんですが、それは気持ちはよくわかります。なぜなら、感染症プロだったら、あん環境にいたらものすごく怖くてしょうがいからです。

僕も怖かったです。今は某所にいますが、自分自身も隔離して、診療も休んで、家族とも会わずにいないとやばいんじゃないかと、個人的には思っています。いま私がCOVID、ウイルス感染を起こしていても全く不思議はない。

どんなにPPEとか手袋とかあってもですね、安全安全じゃない所っていうのをちゃん区別できていないと、そんなものは何の役にも立たないんですね。レッドゾーンでだけPPEをキチッと着けて、それを安全に脱ぐっていうことを遵守して初めて、自らの安全を守れる。

で、自らの安全保証できない時に、他の方の安全なんて守れない。

もう今日藤田医科大学に人を送ったり搬送したりするっていうんで、みなさんすごく忙しくしていたんですけど。研究者の方と一緒に歩いていて、ヒュッと患者さんとすれ違ったりするわけです。「ああいま、患者さんとすれ違った」と笑顔職員の方が言っているわけですね。我々的には超非常識なことを平気でみなさんやってて。みなさんそれについて何も思っていない。

聞いたら、そもそも常駐しているプロ感染対策専門家が一人もいない。時々いらっしゃる方もいるんですけど、彼らも結局「やばいな」と思っているんだけど、何も進言できない。進言しても聞いてもらえない。やっているのは厚労省官僚たち。

私も厚労省トップの人に相談しましたけど、ものすごく嫌な顔をされて、聞く耳を持つ気がない。

何でお前がこんなところにいるんだ。何でお前がそんなこと言うんだみたいな感じで、知らん顔するということです。

非常に冷たい態度を取られました。DMATの方にもそのようなことで、夕方カンファレンスで何か提言申し上げてもよろしいですかと聞いて、まあいいですよという話はしていたんですけど。突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、お前は出て行きなさいと。検疫の許可は与えない。

臨時の検疫官として入ったんですけど、その許可を取り消すと言うことで、資格を取られて研究所の方に連れられて、当初電話をくれた厚労省にいる人に会って、「なんでDMATの下でDMAT仕事をしなかったのだ」と。「感染管理仕事はするなと言ったじゃないか」と言われました。

そのDMATの方にそもそも感染管理してくれって言われたんですよ、って話したんですけど、とにかく岩田に対してすごいむかついた人がいると。誰とは言えないけどむかついたと。だから、もうお前はもう出ていくしかないんだって話をしました。

でも、僕がいなかったらいなくなっちゃう。今度感染対策をするプロがひとりもいなくなっちゃますよって話をしたんですけど、それは構わないんですかとも聞いたんですけど、それからこのままだともっと何百人という感染者が起きてDMATの方も……。

DMATの方を責める気はさらさらなくて、あの方々は全く感染プロではないですから、どうも環境感染学会の方が入った時に色々言われて、DMATの方は感染プロたちに嫌な思いをしていたらしいんですね。それはまあ申し訳ないなあと思うんですけど。(だから別に彼らが悪いとは全然思わない。専門領域が違いますから

しかしながら、彼らが実はリスク状態にいるわけです。自分たちが感染するという。

それを防ぐこともできるわけです。方法ちゃんとありますから

ところが、その方法すら知らされずに、自分たちをリスク下に置いていると。

そして、そのチャンスを奪い取ってしまうと言う状態です。

彼らは医療従事者ですから、帰ると自分たちの病院仕事するわけで、今度はまたそこから院内感染が広がってしまいかねない。

これは大変なことで、アフリカ中国なんかに比べても全然酷い感染対策をしてて、シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

日本CDCがないとは言え、まさかここまでひどいとは思ってなくて、もうちょっとちゃん専門家が入って専門家責任をとって、リーダーシップをとって、ちゃん感染対策についてルールを決めてやってるんだろうと思ったんですけど、全くそんなことはないわけです。とんでもないことなわけです。

これ英語でも収録させていただきましたけど。とにかく多くの方にダイヤモンドプリンセスで起こっていることっていうのはちゃんと知っていただきたいと思います。できるならば、学術界とかですね、国際的団体がですね、日本に変わるように促していただきたいと思います

考えてみると、03年のSARSときに、僕も北京にいてすごい大変だったんですけど。特に大変だったのはやっぱり、中国情報公開を十分してくれなかったていうのはすごくつらくて、やはり何が起きているのかわからないと。北京にいて本当に怖かったです。

でもそのときですら、キチッと情報は入ってきたし、少なくとも対策の仕方は明確で、自分自身が感染するリスクーーまあSARSは死亡率10%で怖かったですけど。しかしながら今回のCOVID、少なくともダイヤモンドプリンセスの中のカオス状態よりははるかに楽でした。

思い出していただきたいのは、COVIDが中国武漢流行り出したときに、警鐘を鳴らしたドクターソーシャル・ネットワークを使って、「これはやばい」ってことを勇気を持って言ったわけです。昔の中国だったらああいメッセージが外に出るのは絶対に許さなかったはずです。中国はいま、BBCニュースなんかを聞くと、やっぱりOPENNESS(開放性)とTRANSPARENCY(透明性)を大事にしているっていう風にアピールしています。それがどこまで正しいのかは僕は知りませんけど、少なくとも透明性があること、情報公開ちゃんとやることが、国際的な信用を勝ち取る上で大事なんだってことは理解してるらしい。

中国世界大国になろうとしてますから、そこをしっかりやろうとしている。ところが、日本ダイヤモンドプリンセスの中で起こっていることは全然情報を出していない。

それから院内感染が起きているかどうかは、発熱オンセットをちゃんと記録して、それからカーブを作っていくっていう統計手法、XX Curve(聞き取れず)っていうんですけど、そんなデータ全然取っていないっていうことを今日教えてもらいました。

PCR法検査をした日をカウントしても感染状態はわからないわけです。このことも実は厚労省の方に常に申し上げていたんですけど、何日も前に。全然されていないと。

要は、院内感染がどんどん起きていても、それに全く気づかなければ、気付いてもいないわけで、対応すらできない。で、専門家もいないと。ぐちゃぐちゃの状態になったままでいるわけです。

このことを日本のみなさん、あるいは世界の皆さんが知らないままになっていて。特に外国のみなさん(に対して)なんかは、かえってまずいマネージメントで、ずっとクルーズの中で感染リスクに耐えなきゃいけなかったというわけですね。

やはりですね、これは日本の失敗なわけですけど、それを隠すともっと失敗なわけです。確かに、まずい対応であるっていうことがバレるってことは恥ずかしいことかもしれないですけど、これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけです。

やはり、情報公開大事なんですね。誰も情報公開をしない以上は、ここでやるしかないわけです。

是非この悲惨現実を知っていただきたいと言うことと、ダイヤモンドプリンセスの中の方々、それからDMATやXX(聞き取れず)や厚労省の方々がですね、それから検疫所の方々が、ちゃんプロフェッショナルなプロテクションを受けて、ちゃん仕事ができるように。彼ら、本当にお気の毒でした。

ということで、全く役に立てなくて非常に申し訳ないなという思いと、この大きな問題意識をみなさんと共有したくてこの動画をアップさせていただきました。岩田健太郎でした。

【書き起こし】ダイヤモンドプリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。

ダイヤモンドプリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds

岩田健太郎です。えー、神戸大学病院感染症内科教授をしていますけれども、今からお話する内容は神戸大学など所属する機関とは一切、あのー、関係なく私個人見解です。

予め申し上げておきます。えー今日2月の18日にプリンセスダイヤモンドに入ったんですけれども、一日で追い出されてしまいました。なぜそういう事が起きたのかについて

簡単お話しようと思います。もともとそのプリンセスダイヤモンドはすごく、そのー、COVID-19の感染症がどんどん増えていくということで、感染対策がすごく上手くいって

ないんじゃないかという、あのー、懸念がありました。で、環境感染学会が入り、FETPが入り、行ったんですけどまぁ、あっという間に出ていってしまって、で、中がどうなって

いるかよく分からないという状態でした、で中の方からいくつかメッセージを頂いて、すごく怖いと。感染が広がっていくんじゃないかということで、私に助けを求めてきたので

いろんな筋を通じて、あのー、なんとか入れないかという風に打診をしてたんですね、そしたら昨日、2月17日に、えー、厚労省で働いている某氏から電話がきて、入っても

いいよと。で、やり方を考えましょうということでした。最初環境感染学会の人として入るっていう話だったんですけども、あのー環境感染学会もう中に人を入れないという

まりを作ったので、岩田一人を例外にはできないとお断りをされて、結局、ま、DMATですね、あのー、災害対策DMATメンバーとして入ったらどうかということであのー、

厚労省の方から頂いたので、分かりましたと。ということで18日の朝に新神戸から新横浜に向かったんです。そしたら途中で電話がかかってきて、えー誰とは言えないけど

非常に反対している人がいると。入ってもらっては困ると。いうことで、えー、DMATメンバーで入るっていう話は立ち消えになりそうになりました。すごく待ったんですけど

えー、なんとか方法を考えるということで、しばらく新横浜で待っていたら、またもう一回電話がかかってきて、えー、DMAT職員の下で、感染対策専門家ではなくて、DMAT

一員として、DMAT仕事をただやるだけだったら入れてあげるという、非常に奇妙な、ま、電話いただきました。なぜそういう結論に出たのか分からないですけど、とにかく

言うことを聞いてDMATの中で仕事をしていて、えー、だんだん顔が割れてきたら感染のこともできるかもしれないからその、それでやってもらえないかという依頼を、非常に奇妙な

依頼を受けたんですけど、他に入る方法がないものですから分かりましたと言って、現場に行きました。そして、えー、ダイヤモンドプリンセスに入ったわけです。入って

挨拶をして、でー最初はこの人の下につけと言われた方にずっと従っているのかなーと思ったら、えー、DMATチーフドクターお話をして、そうするとお前にDMAT仕事

何も期待してないと。専門じゃないしということで、感染仕事だろうと、だったら感染仕事をやるべきだっていう風に助言をいただきました。これDMATトップの方ですね。

現場トップの方。あ、そうなんですかと、でまぁ私は逆に言うことを聞くという約束してましたので感染のことをやれと言われた以上はやりましょうということで、現場の、そのー

案内をしていただきながら、えー、いろんな問題点というもの確認していったわけです。それはもうひどい、ものでした。あのー、もうこの仕事20年以上やっていてですね、アフリカ

エボラとか、中国SARSかいろんな感染症と立ち向かってきました。で、もちろん身の危険感じること多々あった訳ですけど、えー、自分感染症にかかる恐怖っていうのはそんなに

感じたことはないんです。どうしてかって言うと、僕はプロなので、自分エボラにかからない、自分SARSにかからない方法ってのを知ってるわけです。あるいは他の人をエボラにしない

他の人をSARSにしない方法とかその施設の中でどういう風にすれば感染さらに広がらないかっていうことも熟知してるからです。それが分かっているから、えー、ど真ん中に

いても怖くない、アフリカにいても中国にいても怖くなかったわけですが、ダイヤモンドプリンセスの中はものすごい悲惨状態で、心の底から怖いと思いました。これはもう

COVID-19感染してもしょうがないんじゃないかと、本気で、えー、思いました。えー、レッドゾーングリーンゾーンていうんですけれども、ウイルスがまったくない安全

ゾーンと、ウイルスいるかもしれない危ないゾーンていうのをきちっと分けて、そしてレッドゾーンでは完全にPPという、まぁ防護服をつけ、グリーンゾーンではまぁ何も

しなくていいと。こういう風にきちっと区別することによって、ウイルスから身を守るっていうのが我々の世界の鉄則なんです。ところがプリンセスあ、ダイヤモンドプリンセス

中はですね、グリーンレッドもぐちゃぐちゃになってて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない、どこにウイルスが、ウイルスって目に見えないんですから

あの、必ずそういう区分けをすることで、初めて自分の身を守るんですけど、もうどこの手すりに、どこの絨毯、どこにウイルスがいるのかさっぱり分からない状態でいろんな

人がこう、アドホックPPつけてみたり、手袋はめてみたり、マスクを付けてみたりつけなかったりするわけです、でクルーの方もN-95つけてみたりつけなかったり、あるいはその

熱のある方がですね、自分の部屋から出て歩いていって、えー、医務室に行ったりするていうのが通常で行われていると、いうことです。私が聞いた限りでは、あのー、DMAT職員

それから厚労省の方、検疫管の方があのー、PCR陽性になったっていう話は聞いていたんですけども、それはもうむべなるかなと思いました。中の方に聞いたら、いや我々も自分たちが

感染すると思ってますよという風に言われてびっくりしたわけです。どうしてどうしてかというと、我々がこういう感染症ミッションに出る時は必ず自分たち、医療従事者の身を守る

大前提で、自分たちの感染リスクをほったらかしにして患者さんとかですね、一般の方々に立ち向かうってこれ、ご法度ルール違反なわけです。環境感染学会やFETPが入って

数日で出ていったって話を聞いたときに、どうしてだろうと思ったんですけど、まぁ中の方は自分たちが感染するのが怖かったんじゃないとおっしゃってた人もいたんですが、それは

気持ちは良く分かります。なぜなら感染症プロだったらあん環境にいたらものすごく怖くてしょうがいからです。で、僕も怖かったです。もう、これはあの感染、今これ某

ちょっと言えない部屋にいますけど、自分自身も隔離して、診療も休んで、家族とも会わずにいないとやばいんじゃないかと、個人的にすごく思っています。今私がCOVIDウイルス

感染を起こしていても全く不思議ではない。どんなにPPとかですね、手袋とかあってもですね、その安全安全じゃないところっていうのをちゃん区別できてないとそんなもの

なんの役にも立たないんですね。レッドゾーンでだけPPをきちっとつけてそれを安全に脱ぐっていうことを遵守して初めて、そのー、自らの安全を守る。自らの安全保証できないとき

他の方の安全なんて守れない。もう、あのー、今日あのー藤田医科大学に人を送ったり、搬送したりするって言ってみなさんすごく忙しそうにしてたんですけど、そすとこう、研究所

方と一緒に歩いてて、ひゅっと患者さんとすれ違ったりするんです。あ、今患者さんとすれ違っちゃうとかって、笑顔研究所職員が言ってるわけです。この、我々的には超非常識なことを

皆平気で皆さん言ってて、で皆それについて何も思っていないと。で聞いたらその、そもそも常駐してるプロ感染対策専門家が一人もいない。あの、時々いらっしゃるはいるんですけど

彼らも結局やばいなと思ってるんだけど、何も進言できない、進言しても聞いてもらえない。やってんのは厚労省官僚たちで、で私も厚労省トップの人に相談しました、話ししましたけど

ものすごく嫌な顔されて、聞く耳持つ気無いと。で、あのー、なんでお前がこんなとこいるんだ、なんでお前がそんな事言うんだみたいな感じで知らん顔すると。いうことです。

で非常に冷たい態度を取られました。でDMATの方もそのようなことで、夕方カンファレンスでなにか提案を申し上げてもよろしいですかと聞いて、まぁいいですよと言う話は

してたんですけど、突如として夕方5時ぐらいに電話がかかってきて、お前は出ていきなさいと、検疫の許可は与えない、ま、臨時の検疫官として入ってたんですけど、えー、その許可

取り消すということで、資格を取られて研究所まで連れられて、当初電話をくれた厚労省にいる人に会って、えー、なんでDMATの下でDMAT仕事しなかったのと、感染管理

仕事するなと言ったじゃないかって言われました。でもその、そもそもDMATの方に感染管理仕事をしてくれと言われたんですよと話したんですけれども、とにかく、あのー、岩田

対してすごいムカついた人がいると、まぁ誰とは言えないけどムカついたと。だからもうお前は出ていくしかないんだという話をしました。でも、僕がいなくなったら今度

感染対策するプロ一人もいなくなっちゃますよって話をしたんですけど、それは構わないんですかってもう聞いたんですけど、それからこのままだともっと何百人という感染者が

起きてDMATの方も、DMATの方を責める気はサラサラなくて、あの方々は全くそ感染プロではないですから、そのー、どうも環境感染学会の方が入ったときに色々言われてDMATの方は

感染プロたちにすごく嫌な思いをしていたらしいんですけど、それはまぁ申し訳ないなと思うんですけれども、別に彼らが悪いって全然思わない。あのー、専門領域が違いますから

しかしながら、彼らがその恐ろ、リスク状態にいるわけです。自分たちが感染するという。でそれを防ぐこともできるわけです。方法ちゃんとありますから。ところがその

方法すら知らされずに、自分たちをリスク下に置いていると。そしてそのーあの、チャンスを奪い取ってしまうという状態です。で彼らは医療従事者ですから帰ると自分たちの病院仕事する

わけで、今度はそこからまた院内感染が広がってしまいかねない。でもう、これはあのー、大変なことで、アフリカ中国なんかに比べても全然酷い感染対策をしてる、シエラレオなんかの

ほうがよっぽどマシでした。まぁ日本CDCが無いとはいえまさかここまで酷いとは思ってなくて、もうちょっとちゃん専門家はいって専門家責任をとって、リーダーシップをとって

感染対策についてのルールを決めて、やってるんだろうと思ったんですけど、全くそんなことはないわけです。もうとんでもない、えー、ことなわけです。これ英語でも、まぁつたない英語

収録させていただきましたけど、とにかくあのー、多くの方にこのダイヤモンドプリンセスで起きていることをちゃんと知っていただきたいと思い、できれば学術界とかですね

国際的団体がですね日本に変わるように促していただきたいと思います。彼らはま、あのー、残念ながら(電話が入り録画がカット)

あのー編集が下手でちょっと変なつながりになったと思いますけども、えー、考えてみるとその、えー、03年のSARSの時に僕も北京にいて大変だったんですけど、特に大変だったのは

中国情報公開を充分にしてくれなかったっていうのがすごく辛くて、まぁ何が起きているのかよく分からないと、北京にいてほんとに怖かったんです。でも、その時ですらもうちょっと

きちっと情報は入ってきたし、少なくとも対策の仕方は明確で、自分自身が感染するリスク、まぁSARS死亡率10%で怖かったですけれども、しかしながら今回のCOVID、まぁ少なくとも今回の

ダイヤモンドプリンセスカオス状態よりは遥かに楽でした。で、思い出していただきたいのはそのCOVID中国武漢流行りだした時に警鐘を鳴らしたドクターがいて、SNを使って

これはやばいと、勇気を持って言ったわけです。昔の中国だったらああいメッセージが外に出るのは絶対さなかったはずですけど、中国は今BBCニュースなんかを聞くとやっぱり

オープンネストランスペアレンスを大事にしているとアピールしてます。ま、それがそれがどこまで正しいのか僕は知りませんけど、えー、透明性があること情報公開ちゃんとやることが

国際的な信用を勝ち得る上で大事なんだっていうことは理解している、らしい。中国世界大国になろうとしていますから、そこをしっかりやろうとしている。ところが日本

ダイヤモンドプリンセスで起きていることが全然情報を出していない。それから、えとー、院内感染が起きているかどうかは、発熱オンセットをちゃんと記録して、それから

カーブを作っていくという統計手法、エピカーブ(?)っていうのがあるんですけど、そのデータ全然取ってないっていうことを今日教えてもらいました。えー、検査をした、PCR検査をした

日をカウントしても感染状態はわからないんです。このことも実は厚労省の方に既に申し上げていたんですけど、何日も前に。全然されていないと、いうことで要は院内感染

どんどん大きいと、それに全く気づかなければ気づいてもいないわけで対応すらできない。で専門家もいないと。もぐちゃぐちゃの状態になったままでいるわけです。でこのことを

日本の皆さん、あるいは世界の皆さんが知らないままになってて、特に外国のみなさんなんか、そうやってこう、あのー、かえって悪いマネジメントでずーとクルーズの中で感染リスク

耐えなきゃいけなかったと、いうことですね。やはりこの、これは日本の失敗なわけですけど、それを隠すともっと失敗なわけです。たしかにあのー、まずい対応であるっていうのが

バレるっていうのは、恥ずかしい事かもしれないですけど、これを隠蔽するともっと恥ずかしいわけです。やはり情報公開大事なんですね。で誰も情報公開しない以上は

ま、ここでやるしかないわけです。ぜひこの悲惨現実を知っていただきたいということと、ダイヤモンドプリンセスの中の方々それからDMAT、ギンパット(?)や、それから

厚労省の方々がですね、あるいは検疫所の方がもっとちゃんプロフェッショナルなプロテクションを受けて、安全仕事ができるように。彼らはほんとにお気の毒でした。ということで、あのー

全く役に立たなくて申し訳ないなという思いと、この大きな問題意識を皆さんと共有したくてこの動画をあげさせていただきました。岩田健太郎でした。(了)

Diamond Princess is COVID-19 mill. How I got in the ship and was removed from it within one day.

https://www.youtube.com/watch?v=vtHYZkLuKcI

誤字脱字指摘歓迎

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん