はてなキーワード: フルカラーとは
フジファブリックと僕
フジファブリックが大好きだった。中学生、高校生の頃にCDを擦り切れるほど聴いた。2008年のRIJFでレイクステージのトリだったフジファブリックを観たことは数あるライブ経験の中でも、楽しくて忘れられない経験だ。B.O.I.P.のライブアレンジが、たまらなく楽しかった。ポリープを取った?直後だった志村の声はあんまり出てなかったけど、1000回聴いた銀河をライブで聴けて、ティーンの僕は幸せだった。
クロニクルというアルバムが出て、「このアルバム消化するのに時間がかかるな」と感じていた頃、志村正彦は居なくなってしまった。当時フジファブリックを好きだった人と同じように大いに悲しんで、志村以外の3人で続けて行くという事を応援しつつも、曲をチラリと聞いて、違う と思ってしまったから、追いかけなくなった。新譜は買わず、大学でフジファブリックが好きという人に出会っても、当時の大好きな気持ちは表に出さず、ヘラヘラしながらやり過ごした。
そうこうしながら社会人になって、フジファブリックを聴くことを忘れていたのに、Mステ出た映像をツイッターで見てしまった。お涙頂戴の演出だなぁと思いながらも、繰り返し見た。ふとした拍子に思い出す様になった。
今年のRIJFの最終日のチケットはもともと取っていたけれど、フジファブリックを観るつもりはなかった。お笑い第7世代のCreepy Nutsを頭から観るつもりだったし、2008年とは別物の彼らを観る必要はないなと思っていた。当日の朝までそう思っていた。
a flood of circleのフルカラープログラムをカバーを聞いて、The chef cooks meが目をウルウルさせながらライブしているのを見て、tricotの爆裂パニエさんを聞いて、初めてポルノグラフィティの変な踊りして、ティーンの頃の僕と音楽をこの日で総括しないといけないという気持ちになった。勝手にエモい気持ちになっていたのだ。
そうして自己中な気持ちをもって、パークステージのトリのフジファブリックを観た。二曲目のSugar!!から泣いた、号泣した。志村正彦が居なくなったこと、僕は何も消化してなくて、目を背けていただけだったと気付かされた。そうして泣いた次は、山内総一郎、金澤ダイスケ、加藤慎一の3人で演奏していることが、余計に志村がいないことを強調していることに気づいて泣いた。彼らの楽器の音とかプレイは2008のライブで見た時と地続きにあったから。そして、山内総一郎のMCで泣いた。きっと僕が抱いている様な身勝手な思いを一身に受け止めて、それでもバンドを続けていたのだという事実に。
これからきっと僕は追いかけなかったフジファブリックの曲をリリース順に聴いて行くのだと思う。あと、フジファブリックで泣きすぎてCreepy Nuts見に行く気力無いだろうとライブ中は思ってましたが、撤収の際にThe BeatlesのHere Comes The Sunがかかって、佐久間宣行のann0を思い出して、気力を回復して見に行けました。ありがとう佐久間宣行さん
前にここで、「異世界転生物はどうして人間そっくりの生物がいる惑星が舞台なのか?」 https://anond.hatelabo.jp/20190427182949 というのでカクヨムに書いた「宇宙転生」を宣伝したら一時的にPVは増えたのだけど、その後は鳴かず飛ばず。
それでも思いつくまま細々と書いてたのだけど、カクヨムの運営によるレビューが付いたことがきっかけで読まれるようになってきた。
なのでこっちでも再宣伝と、あきらめないで書き続けてるといいこともあったよという報告。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889288771
しかしカクヨムのレビューは褒めてくれているのだけど、こっちがはずかしいくらいの持ち上げ方で、これはダメな子を褒めて伸ばす方針なのかとうがった見方をしてしまうくらい。
前にここで書かれたこれなんかは批判的だけど読み込んでなければ書けない内容で、これはこれではげみになりました。今さらだけどありがとう。
https://anond.hatelabo.jp/20190503033017
そういう厳しい読み手がいるここで質問したいのだけど、最新話のオチはどのくらいわかるのか良かったら教えて欲しい。
最後まで読めばもちろんわかるのだけど、途中でネタがわかったよとか、タイトルでバレバレだ、みたいなのをお願いします。
「第19話 リバーシブルな犬」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889288771/episodes/1177354054890159670
先の話は決まってないけど、連載は続ける予定。ガリバー旅行記みたいに4部作にしようかなと最初は考えていたのだけど、構想だけなので。
あと連載以外に短編も書いてるのでよろしく。SFとミステリーで、どちらもちょっとした謎がラストで明かされるのだけど、これも勘のいい人なら半分くらいでわかるのを目指して書いたもの。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890019191
“仕事の話を終えた後に、ホシノは前から気になっていたことを同僚のサトーに聞いてみることにした。
「その写真、変わってるね。」
そういって指差した机の上にある写真には人が並んで写っている。そして色は付いているのだが、フルカラーではなくたった三つの色で構成されている。”
「正直な二人と異なる回答」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890115897
「正直村で二人の人に同じ質問をしたら違う答えが返ってきたの。」
こんなことを言われたので、思わず、
「一人は嘘つき村の人だったんだ。」
と返してしまった。”
原作を久しぶりに一気読みしたから、未見だったアニメのラストだけ見てみた
インタビュー記事もタイムリーにホッテントリにあったから読んだとこだったし
ミーティ消滅させるとことか、ラストの気球の演出とか、インタビューからかなり期待しすぎてたせいか、
原作読んだときにすでに感動しすぎてたせいか、ほぼまったく感動しなかった・・・
ただ背景はすげーなと思った
ハクメイとミコチもそうだけど、やっぱ背景がフルカラーになるだけでいっきに世界観が広がるなって思う
原作だとアクションシーン何やってんのかすげーわかりづらかったし
ただ正直プルシュカの展開はミーティの二番煎じ感強いのとアクションメインになるってとこで、正直そこまで面白い部分かって言われるとそうじゃない気もしてるんだよなあ
あと英語だとんなあ~がただのwellって言われてるらしくてワロタ
スーパーのお菓子売り場に行くとちょっとしたおもちゃにラムネが付いて300円とかで売っていて、4歳の娘が欲しがる。「高いからダメ」と言って大抵買ってあげない。もっと小さい頃たまに買ってあげたくらい。
アンパンマンやらプリキュアやらを見ていると合間のCM全てが幼児の物欲に火を付けようとしてくる。娘は見るもの全てに「あれ欲しい」と言っている。
今月号の「たのしい幼稚園」のCMを見て付録を欲しがる娘。付録はハンドルを回すとテグスにビーズが勝手に通りネックレス等が作れるおもちゃであった。
なんとなく私も心惹かれるものがあり、3回目に欲しがった時に買ってあげると約束した。
約束したもののあっさり忘れていたのだが、買い物に出かけた時に娘が例のビーズのおもちゃが欲しいと言い出したので本屋に行って買うことにした。
たのしい幼稚園のような雑誌を買うのは初めてである。値段を見て驚いた。税込920円。高過ぎると文句を言いつつレジに持って行く。
その時発せられた「ママはいつも高いと買ってくれないよね?なんでこれは買ってくれるの?」という純粋な質問。
勝手に650円くらいかと思っていたので買うと約束したというのはあるが、そもそも自分が買ってもいいかなと思ったから、という理由しかない。そしておそらく二度と買わない…。母親の好みでしか物を手に入れられない子供は可哀想であるが、仕方がない。
「たの幼」の付録はよくできたもので、しかも継続使用ができないものであった。付属の専用ビーズのみ使用可能で、ビーズはネックレス一本分しか入っていない。飽きっぽい子供には正直これくらいでちょうど良い。
本編は幼児の大好きなシール遊びに、切り貼り遊び、折り紙遊び、数字やひらがなのお勉強ができるものになっているのだけど、ほぼ全てのページがおもちゃの紹介、アニメ番組の紹介を兼ねている。
本当に女性誌と変わらない。派手な付録で釣って、フルカラーの広告を読ませる。そしてバカ高い。こんなに高いとは、知らなかった。
プログラミングができるわけでもない一般人だが書かれている内容はだいたい分かった。
なぜ「数字」にこだわるのかも分からないし唐突に現れたサンプルプログラムも意図が分からない。
ドレミファソラシは「261、293、329、349、391、440、493」
可視光の波長
コンピュータのディスプレイは波長ではなくRGBで表現されるので分かりづらい。
そんなよく分からないLEDを使わずともフルカラーLEDがある。
たとえにマイナーな電子部品(?)が登場すると逆に分かりづらい。
それから縦30x横30のLEDから縦70x横70のLEDまでに内接する円の内部(x^2+y^2≦40)がすべて色001であれば、赤い円ができる。
このあたりはよく分からない。
(「点と円の当たり判定」を各座標ごとに実行)
めちゃくちゃ強い電気
なんかすごそう(小並感)。
ハイレベルとローレベルでなくアナログ値になるということなのだろうか?
それはたぶん現代人ならみんな知ってると思う。
どの文字コードのことを言っているのか分からないので集中できない。
(ためしにASCIIコードを調べてみたがAは65だった。また小文字にするとき足す値は32)
かなりシンプルになることが多い。
一般的には適当なrandomモジュールのようなものを利用するのではないか?
(ついでに実用的かを考えるなら曲数が60以上あったときのことが気になる)
今の仕事でも、既存のマクロでエラー出たときに原因箇所を調べたりするのは出来るけど、そこから何を直したら直るのかわかんない。
フローチャートを作れるのなら元増田に必要なのは「ポケットリファレンス」とか「逆引き~」とかいう類の本ではないだろうか?
(普通に考えればさすがに知っているだろうが念のため)
https://anond.hatelabo.jp/20190306020912
アニメーション同好会出身者は、今の世の中では雇わないほうがいい。以下、その理由を述べる。
アニメーション同好会がオタクじゃなくて、何がオタクだというのか。
オタクを入れたくないと思う採用担当者は、アニメーション同好会出身者かどうか慎重に見極めるべきである。
また美術部、文芸部、パソコン部なども基本的にはオタクである。
他の学校のアニメーション同好会はどんな感じか分からないが、15年ほど前のうちの高校のアニメーション同好会は文化祭でセル画を売っていた。
透明なセルと呼ばれるシートに、好きなアニメ、マンガの絵をトレースし、着色する。そして文化祭で売るのだ。
電子書籍は紙の本と違ってかさばらないのと持ち運びが楽
確かに「かさばらない」というのは売り込み側からはよく聞く言葉ではある。
しかし「サービス終了で消滅する」点を考慮すると質量のない点は利点と同時に欠点でもある。
やはり「紙の本と比べる」という発想から抜け切れてないようだ。
「紙の本と同じ内容がかさばりません」と言われても「かさばってもいいので紙の本にします」となるだけ。
パソコンやスマホやタブレットで見るのだからライバルはWEBコンテンツやゲームアプリではないか?
それらと比べた場合の優位性は?
電子書籍の利点を活かすには執筆段階からフルカラーや動画、音楽を織り込んで考えるべきだろう。
電子書籍が紙の本に勝つには「紙の本の代替である」ことから離れなければならない。
音声対応はそれなりにされてると思うよ。
個人的には紙の本と電子書籍(デジタルデータ/静止画)に同じ価値はないと思っている。
そのため「紙の本を代替するもの」として電子書籍を売り出そうとしても受け入れられないのではないかと思う。
せっかくなので電子書籍の利点を考えてみる。
電子書籍は機能的にはフルカラーにしたり、動画をつけたり、BGMをつけたりができるはずではある。
特に読み上げ対応などは視覚障害者等に向けた需要があることは恐らくご存知のことだろう。
電子書籍に興味のない人間は読み上げ機能の存在自体知らないのではあるまいか。
いっそのこと「紙の本の書店」を「電子書籍」だけで完全再現してみてはいかがだろう?
本来なら、読み上げ機能があるのだから視覚障害者や高齢者が潜在顧客となるはずだ。
しかし現状ではITリテラシーの高い若者が主な客層のようである。
このチグハグ感。
「周囲が引く」とかのマナーの問題にしかできないなら論じるべきではない。いわゆる「お気持ち」批判を受けるだけ。
まず最初に問題にするべきは法律とローカルルール(具体的にいえば、それが「色紙禁止ルール」「一点物禁止ルール」のある即売会かどうか)だよね。
勉強会出てればこんなことより先に問題にすべきことが多々あるってわかる。
(デゼニとかなま物とかジャンルによりやっていいこと悪いことがあるのはわかってるだろう)
個人的オークション売買も(めだたないところでやる分には漫研女子ケースと同じだと思うが)、
虹絵ってわかる状態でやってるなら
そもそも「著作権法上の」違法性を問題にすべきものではないし実際とりしまってるケースでもその他の法律ですでにやられている。
そもそも、あなたは公式トレスと画風があきらかに違う二次創作とを一緒くたにしてるのでは。
本人作品と銘打ちまたはまぎらわしく出品したら、
ジ●ンプなんかも荒木先生画業●年おめでおめでとう色紙っつって徐々キャラを他人が書いた色紙を読者に配ったりしてるわけで。
(●ルトか●ンピだったかもやってたと思うよ)
これもカネ、人気トリ案件だよね。
「色紙がイヤだ」「カネがイヤだ」っていっしょくたに捉えるまえにもっと勉強しなよ。
もともとの事件をよくしらんからすでにやってそうだと思うんだけど
「※色紙の絵はのちに等倍でフルカラーイラスト集同人誌に収録します」
ならなぜか落札価格も安くなり、なぜか色紙だけ高いとの文句もなくなるんだろ。
待てばだれだって手に入るんだから待つわって人とその二次創作者は神だから指紋にお金積むわって人、両方すみわけりゃいい。
今どきはアニメDVDだって初回限定サイン色紙つきボックスと普通のバージョン、amazonだってどこだって両方取り扱って選べるようになってる。
色紙だけが高いことがなぜそんなに気に食わないのか。原本だからか?市場原理だからか?
そもそも高いってどんくらいなの、1兆円くらいなの?
元増田みたいに「同人誌は安いからいい、高い色紙のみが問題」っていってるのって、
自分が市場についてよく考えもせず感覚だけで「上の人」だの「みんな」に文句言いたいだけの怠慢じゃないかね。
市場の勉強も即売会からの指導だのツイッター経験談などの形ですぐ手に届くところにある。
無知で無茶なとびこみやらかしは2度めはないなーとおもって眺めてりゃ勝手に潰れるだけだし。
買いたい本人にとって金を出すのが合理的ならはたから何をどういってもネタミヒガミでしかない。
売る側にそれだけの作品の力や価値があって直接取り引きすること自体にはマナーなぞ愚痴にすぎず直接規制はかけられない。
あと、元増田はたぶん腐女子女性だと思うんだけど、男子オタクどもはもっと先鋭化してるだろ。
犯罪スレスレとかズバリ犯罪もいる状況でマナー云々いってもうけつけないわけで、
「これが男子オタク相手だとしてお気持ち、マナーをいって通じるかな。
セックス1回3万はまあ相場(高め)。時間拘束やサービス内容が増えればプラスになるし、相手が困ってると言われて融通することもあるだろう。ただし振込にする理由はない
2)絵かなんかを個人的に依頼している
フルカラーイラスト1枚3万もまあ相場。修正とかで金額がプラスになるのも普通。個人宛の振込になる理由もある。特殊な趣味のものだったりしたらいいづらいでしょう。イラストレーターさんに個人的に発注するのは海外では一般的です。その他、プログラミング、ボイス素材、文章、動画、写真などなどあらゆる可能性があります。
2に似た話だが。結構高かったりするし、振込が個人宛なのも辻褄合う。私はフラワーアレンジメントの方の毎月お花が届くサービスを利用していますが、振込先は個人の女性名です。
完全に評論というニッチなジャンルの話なので、同人業界全体のことはよくわからない。先に言っておく。
評論ジャンルっていうのはその中にさらにニッチなトピックを内包した大きなくくりなので、「評論ジャンルだけど違うよ!」って人がいたらそれもすまない。多分所属が違うんだと思ってほしい。
評論同人誌っていうのは、主に文字、そこに写真やイラストを添えた「記事」っぽい誌面を作る人が多い。つまり漫画や小説なんかの創作ジャンルより「デザイン」の見栄えがかなり影響する、と思う。あとはタイトルや見出しでの煽り力、SNSでの宣伝力とか。
画力や筆力と同じように、そういう力も才能だとは思うんだけど、デザインがそこそこまとまっていて、適当に煽ってキャッチーな内容の記事ものの同人誌を見るたびに思ってしまう。
それもう、商業誌でよくない?
特にグルメ系、「家二郎」ぐらい攻めた内容ならともかく、「簡単自炊」「家飲みつまみ」みたいな内容の本とか、オレンジページの別冊版とかクオリティ高いよ?って思ってしまうんだけど。。。
フルカラー印刷のコストが昔より安くなった分、見栄えがいい同人誌がどんどん増えていて、それ自体が悪いわけじゃないんだけど、なんだかモヤっとするものはある。勝手な思い込みだけど、一部のユーザーから「同人誌=俺らのメディア」「商業誌=搾取のメディア」みたいな圧を感じてしまう。その結果が同人誌のプチこぎれい化、って現状がうまく受け止められない。
同人活動を始めて10年が過ぎ、初めてサークル参加した時のことをふと1年ぶりくらいに思い出した。
同人イベントといっても、コミケのような大規模なものではなく、札幌つどーむで開催された小さなイベントだった。
生まれて初めて作った同人誌は、コンビニでいそいそと刷り上げたコピー本だった。
学生でお金も無くペンタブやイラスト制作ソフトは持っていなかったため、アナログで描き上げた拙い漫画本。
発行部数は10部、イベントで買ってくれた人は誰もいなかったが、1部だけ頒布できた。
隣の方は、私と同じ小さなジャンル内でも大手の方で、地方イベントにも関わらず多くの人がスペースに立ち寄っていた。
イベント当日まで、その方の隣だというプレッシャーでずっと腹が痛かった。
個人サイトが盛り上がっていた時代だったから、その方のサイトにも日参していたし、優しい人なのだろうとは思っていたけれど、とても年上の方だと知っていたし、学生としてはなんだか怖かった。
でも、その方は本当に優しい方だった。
おはようございます、と挨拶を交わした瞬間に、私の無駄な緊張はほどけていった。
よろしければどうぞ、とその方は新刊をくださった。表紙フルカラーのオフ本を。
なるほど、これが新刊交換の文化か、とサークル初参加の私は感慨深かったけれど、同時に、こちらが手渡せるコピー本がみすぼらしく見えて恥ずかしかった。
こんな本ですみませんが、と私はおずおずとそのコピー本をお渡しした。
その方は、ありがとうございます、と優しく笑って受け取ってくださった。
イベントも昼過ぎには閑散としており、隣の方はおもむろに私のコピー本を手に取って読み始めた。
私も、その方の御本を読んだ。素晴らしかった。手が震えたくらい、神本だった。
すぐに感想をお伝えしたいと思っても、自分コピー本のヘタレっぷりに恐れをなして、声を掛けても良いものか悩んだ。
すると、稚拙なコピー本を読み終えたその方が、明るく話しかけてくださった。
可愛らしくてほのぼのするお話でした、素敵な本を作ってくださってありがとう。その方は、そう言ってくださった。
涙が出そうだった。絵も話も線もへたくそなコピー本だけれど、一生懸命に描いたものだったから。その気持ちが報われた気がして、とても嬉しかった。
何度もお礼を言って、その方の御本の感想もお伝えした。幸せな時間だった。
私の本を買ってくれた人はいなかったけれど、1冊だけ受け取ってくれたその方の優しさに救われて、私のサークル初参加は良い思い出となった。
あれからその方は同人活動を引退され、私も活動ジャンルが数回変わった。
今はコミケや他の関東・関西のイベントにも参加し、毎回新刊を楽しみにしてくださっている読み手の方もついてくださっている。
バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんは、最近「バーチャルのじゃロリ狐娘”元”YouTuberおじさん」と名乗っている。
以下この文では彼のことを「ねこます氏」と書く。あと「最近」は主観。ちょくちょく私見はさみます。
○チャンネル名変更
7月26日投稿の動画(https://youtu.be/6IPh2ggvdZ4)でチャンネル名変更を発表した。理由はこの動画と、同日投稿ブロマガの記事(http://ch.nicovideo.jp/nekomimi/blomaga/ar1605158)で述べられている。また、これに先立って5月4日にもブロマガ記事を書いている(https://ch.nicovideo.jp/nekomimi/blomaga/ar1514125)。
簡単に書くとやりたいこと(技術の習得)と求められていること(バーチャルYouTuberとしてのパフォーマンス)が違うのでやりたいことを優先するためにこれまでのような活動(個人の動画作成)を縮小して、チャンネルはVR技術(番組作成ツールとしてのVRとバーチャルタレント)の可能性を模索していく場の提供に転換した。
このことは一部視聴者からファンに対する裏切りという意見も出た。ねこます氏も自覚はあるようで、これに対する謝罪を予めブロマガ記事に織り込んでいた。
私見だが、5月4日のブロマガよりも以前から案件等で多忙であるとよくこぼしており、案件も受け付けなくなっていたにもかかわらず、案件動画しか出さないと文句を言われたり、案件以外の動画を出すことを要望されたりしており、さらにチャンネル登録者数に関連した煽り(いわゆるバーチャルYouTuber四天王問題)も度々あり、対応に苦慮していた様子が伺えたことから、この決断は単純にもう注目を浴びたくない、表舞台から降りたいという気持ちも大きかったのではないかと思う。
ともあれ、かくして彼は「チャンネル登録者数ゼロ人」を自称するようになった。
自己紹介も他己紹介も一切ない謎の「Vaんぐみ」(後述)司会者ラリーがバーチャル番組チャンネルの公式Twitterを運営している。チャンネルアイコンもラリー。
自前の動画以外に番組コンテンツを募集しているが、今のところ9月19日に行われた「VTuberチャリティーライブ」の放送とアーカイブ公開が行われたのみ。
○Vaんぐみ
バーチャル番組チャンネルで作成している、男性バーチャルYouTuberトークバラエティ番組。1クール番組で、10月13日に最終回を迎えた。
2017年12月~2018年1月の早期にデビューした個人バーチャルYouTuberのモスコミュール、天野声太郎、あっくん大魔王、さはな、霊電チアキがバラエティ番組風スタジオセットでテーマトークを行う。また万楽えねが1コーナー持っている。ねこます氏は出演していない。
Wright Flyer Live Entertainment(グリー子会社)、CyberV(サイバーエージェント子会社のCyberZの子会社)、upd8(キズナアイ運営のActiv8が運営するバーチャルYouTuber支援プロジェクト)がスポンサーとして紹介されている。そのためか、ゲスト(VTR出演)はキズナアイ、ミライアカリ、電脳少女シロを初めとしたバーチャルYouTuber界での大物が多い。このゲストによるVTRは「女神チャレンジ」というコーナーで使用されるのだが、最終回はねこます氏が登場した。
VR体験のためのVR技術ではなく、番組コンテンツ作成の道具(リアル世界でいうスタジオやセットなど)として使うことを意識した番組と思われる。VRChatが使用されている。後述のV-TVとともにTVの真似事との批判もある。個人的には、真似をする事自体が問題とも、真似をしているからつまらないとも思わない。
この番組の制作にねこます氏はほとんど関わっていないと思われる。PRも第一回投稿告知ツイートをリツイートして以降行っていない。
○VRoadCaster(V-TV)(https://www.youtube.com/channel/UC4NiGZqQQvpvNvwcJsm_EAg/)
最近始まったわけではないが、個人チャンネルがなくなった今、ねこます氏の(不)定期出演が見込まれる場として重要なので書く。
VRoadCasterは放送局名。雨下カイトが主体となって設立。「現実とバーチャル世界を結ぶ」「クリエイターが主体となって作り上げる」放送局を目指している。V-TVが番組名。V-TVは情報番組で、今後VRoadCasterはそれ以外の番組も制作していく構えだが、今の所V-TVしかないので、以下V-TVについて書く。
V-TVは5月5日に第0回が放送され、以後毎週日曜午後9時から生放送で提供されている。VRで番組制作を行うというあり方と可能性を示すものとして作られている。第17回を持って1stシーズンを終了し、現在2ndシーズンの準備中。公式サイトが用意されている。
KiLA(ライブカートゥーン)、MyDearest、PANORA、MoguraVR、VRChatが支援している。
VRChat内のバーチャルスタジオから、VR技術やVR機器の紹介、VRChat等のVRプラットフォーム内の出来事の紹介等々を行っている。スタジオはいわゆる「近未来的」装いで、エレベーターやVTR用等のパネル展開等ギミックも多い。BGMも自前。エンディングテーマはタイアップ(八月二雪の「夢幻」)と、作りはなかなか本格的。毎回ゲストコメンテーターを迎えている。ゲストはVR技術者の近藤義仁(GOROman)氏、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの大前広樹氏、株式会社クラスター(輝夜月のライブ会場を提供した)の加藤直人氏等、非バーチャルYouTuberが多い。
ねこます氏はゲストとして出演するが、これは本来レギュラーメンバーのところ他のイベント等との兼ね合いで出演できないことがあり、不定期出演とならざるを得ないため。番組公式グッズにはねこます氏も入っている。他のメンバーは新川良、ミディ、Sig、phi16、ユニ、あかにん。バーチャルYouTuberと非バーチャルYouTuber混成。
ねこます氏は技術的には番組にそれほど寄与しておらず、本人が自虐的に語るように「客寄せ狐」(ただし視聴者を呼ぶだけでなく渉外担当として顔を使っていると思われる)の立場。
余談だが、第15回の放送は8月26日に行われた「バーチャルマーケット」(VRChat内で行われた3Dモデル展示即売会)の取材特集で、ねこます氏が現地でコメントする映像が流れた。同日の夜には「バーチャルカラオケ」というイベントも行われ、ねこます氏はそちらにも出演したのだが、この日バーチャルマーケットとバーチャルカラオケはどちらもTwitterトレンド国内1位を獲得した。バーチャルマーケットに関してはスタッフ参加でもサークル参加でもないとはいえ、これら両方に関わるというのが彼の立ち位置の特殊性を表している。もっとも、彼にとっては、バーチャルカラオケではなく、バーチャルマーケットにサークル参加もしくはスタッフ参加する(くらいの技術力を身につける)方が理想的であっただろう。このねじれが「シンデレラおじさん」の苦悩を端的に表している。
REALITYは前述のWright Flyer Live Entertainmentが提供しているVTuber専用ライブ配信プラットフォーム。
チャンネル名変更後、(不)定期放送をREALITYで行っている。配信タイトルは「ねこます雑談」。傾向から、おおよそ毎週火曜日が彼の担当と思われるが、例によって不定期。
スタジオ配信、自宅配信のテスト役を兼ねていた節がある。スタジオ配信のときにはREALITYのスタッフの手による改修が施されたモデルで登場し、トラッキングも自宅放送よりレベルアップしている。
現在ねこます氏に投げ銭できる唯一の場。ただし彼は投げ銭するならその金でVR機器を買ってVRChatやバーチャルキャスト等のVRプラットフォーム上で会いに来ることを推奨している。
REALITYはスマホアプリだけでなくPCのブラウザでも放送を見ることができる。ただしギフトは贈れない上、コメントもできずまたコメントを見ることすらできない。
○ねこますクロニクル(https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000080010000_68/)
ねこます氏原案、羊箱氏作の漫画。7月27日からコミックウォーカーとニコニコ静画で連載中。現在#12。
ねこます氏がクリエイター活動を始めてからバーチャルYouTuberになるまでをフィクションを交えて描く。
ねこます氏はみここアバター(バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんとして活動するときに使用している狐娘アバター)の姿で描かれている。絵がめっちゃかわいい。
○イベント出演(参加)
4月のニコニコ超会議(それに先立って公式生放送が2月と3月にあった)以降、5月頭の「VTuber人狼」と8月末の「バーチャルカラオケ」というニコニコ主催のバーチャルYouTuberイベントに出演したほか、RAGE 2018 Summerに出演した。
8月11日の「電脳少女シロ 生誕祭」には祝辞VTRを贈った。
9月16日には「狼と香辛料」のVRアニメ化記念番組でホロと共演した。このときホロにハリセンで尻をしばかれた。
その他、バーチャルキャストの広報番組・イベントにかなりの頻度で参加している。
8月5日の「ねこます×みゅみゅ×MIRO - 実験放送」ではバーチャルキャスト立ち上げのきっかけの一つがねこます氏の第一回ニコニコ公式生放送であったことが明かされた。
9月8日に行われたINTEL GAMERS WORLD 2018内でのバーチャルキャスト体験会では女性ファンとのやり取りがごく一部で話題になった。
10月7日の「Vカツkawaiiコンテスト 決勝」では審査員を務めた。
今後については合同会社AKIBA観光協議会主催の「秋フェス2018秋」で10月18日~11月18日に行われるバーチャルYouTuberコラボキャンペーン、11月3日のニコニコ超パーティへの参加が決まっている。
ねこます氏は株式会社カバーの配信するアプリ「ホロライブ」にみここアバターを提供している。その関係かニコニコ公式生放送の経験者としてか、8月4日に行われたカバー所属のバーチャルYouTuberときのそらのニコニコチャンネル開設記念生放送にゲストとして呼ばれた。また同じくカバー所属のロボ子が8月25日に行った12時間耐久VRC配信にも最初の企画のゲスト兼お手伝いさんとして参加した。
8月3日と10日に東京MX「VIRTUAL BUZZ TALK!」(https://s.mxtv.jp/variety/v_buzz_talk/)にゲストとして出演した。
8月16日・23日に杉田智和とマフィア梶田がパーソナリティを務めるネットラジオ「アニゲラ!ディドゥーン!!!」に出演。
9月19日から音ゲー「グルーヴコースター 4 スターライトロード」で持ち歌の「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんのうた」配信開始。
9月22日の東京ゲームショウ2018で今年中に配信予定のスマホゲー「禍つヴァールハイト」とのコラボが発表された。
その他バーチャルキャストを使用した放送に度々凸を行っている。VRChatにもこれまでどおり出没している。
○グッズ展開
多数。アニメイトで買える。
個人的おすすめはアンソロジーコミック。他のグッズと比べれば安価な上、この手のものとしては内容も面白いと思う(とはいえこの手のものの常で題材(ねこます氏)のファンであることは前提)。
○その他・今後の予想
動画は案件も含めニコニコ動画に上げるようになった。チャンネル名変更後4本の動画を投稿している。生放送も時々行っている。
未だイベント等の出演はあるが、動画作成を伴う仕事はおそらくほぼなくなり、Unityの勉強等に時間を割いている様子が伺える。露出は今後減っていくと思われる。REALITYでの配信は、契約次第だがいつなくなってもおかしくないくらいの覚悟をファンは持っておいたほうが良さそう。V-TVへの出演は番組が続く限り続くだろう。動画は技術成果発表の投稿に関しては今後も行われるだろう。