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オレオレFCが最終戦を白星で締めくくった。残留争い真っ只中のガンバ大阪相手に、今季限りで退団するFWジュシエのゴールを守りきり、1ー0で勝利。広島、浦和が共に勝利したため、逆転でのACL出場は叶わなかったが、昇格以降、毎年残留争いを演じていたチームは過去最高の5位でシーズンを終えた。
野河田彰信監督は「苦しかったけど、先制点をみんなで守りきって、勝利で終えた事は嬉しく思いますね」と振り返った。ジュシエはインタビューで「3年間、何も貢献出来てなかったので、今日は最高の気分です。このチームでやれた事は一生忘れません。ありがとうございました」と涙を流しながら、話した。
この試合は出場停止や怪我人もいた影響で退団するDF石田やMFハン・ジョンフらがスタメンに入った。引退のDF小野寺もスタメンで躍動。後半15分に退いた小野寺は試合後、仲間から胴上げされた。「最高の気分。やり切りましたし、このチームで本当に良かったです」と目を真っ赤にして話した。
リーグ戦でのACL出場は叶わなかったが、9日の天皇杯決勝の川崎フロンターレに勝てば、プレーオフステージからのACL本大会出場の権利を得られる。主将のMF鈴木潤は「最後の試合ですし、自分達らしく戦い、みんなで笑って終わりたい」とクラブ初タイトルへ意気込みを口にした。
■G大阪の参入プレーオフ圏内となる19位が決まった。J1残留に向けて、G大阪は引き分け以上で、18位柏レイソルが引き分け以下に終わった場合、残留の可能性があったが、7連敗フィニッシュとなり、勝ち点を積み上げられず、柏が引き分けた事で19位が確定した。
サポーターの大ブーイングの中、ポヤトス監督は「今季を象徴する試合。このような試合ばかり繰り返して本当に申し訳なく思います」と謝罪した。
6日にパナスタ吹田で清水エスパルスとの参入プレーオフが行われる。引き分け以上なら残留が決まる一戦に、MF宇佐美は「最後の最後まで残留が決まらず、不甲斐なく思いますが、あと1試合必ず勝って終わりたい」と誓った。
来シーズンのJ1参入プレーオフが25、26日に行われ、25日のアイスタでは4位清水エスパルスが5位モンテディオ山形とスコアレスドローに終わり、年間上位の清水が進出。今日フクアリで行われた6位ジェフユナイテッド千葉VS7位ヴァンフォーレ甲府は千葉が前半に挙げた小森のゴールを守りきり、決勝にコマを進めた。
来季のJ1は24クラブとなり、既に町田ゼルビア、ジュビロ磐田、東京ヴェルディの昇格が決まっている。清水VS千葉は12月2日、国立競技場で行われ、勝者がストレートで来季のJ1昇格、敗者はJ1の19位クラブとの参入プレーオフへ回る。引き分けの場合は延長なしのPK戦で決着を着ける。
清水は山形とスコアレスドローに終わったが、年間上位のアドバンテージを生かし、決勝にコマを進めた。勝てば自動昇格の12日の水戸戦に引き分け、まさかのプレーオフに回った。「ショックもあったが、まずは一つ乗り越えた」とMF乾貴士は安堵の表情を浮かべながらも「払拭する為にも勝ちたかったので、満足はない」と話した。
立役者はGK大久保だ。リーグ戦フルタイム出場のGK権田が16日の練習で頭部に球を受け、状態不良により離脱。シーズンを通してサブの立場から味方を支え続けてきた守護神に出番が回ってきた。重圧のかかる大一番。それでも、「自分の良いところを出そう」とプロ16年目のベテランに気負いはなく、山形の猛攻を尽くセーブした。
秋葉忠宏監督は「今日は大久保様々」と殊勲の守護神を称えつつ「勝ちたかった。ゴールをこじ開けるところは来週の宿題」と満足せず。1週間の準備に全力を尽くし、昇格を懸けた集大成の90分に挑む。
千葉が15年ぶりのJ1へ王手をかけた。前半23分に裏に抜け出したFW小森が先制ゴール。この1点を守りきった。小林慶行監督は「追加点を獲れなかったのは課題だが、選手達が最後までハードワークした結果」と称えた。
決勝は清水。今季は1勝1分と負けなし。7月の国立競技場でゴールを決めるなど相性の良いスタジアムに小森は「緊張すると思うけど、このチームで上がりたいので、頑張りたい」と意気込みを口にした。
山形は15年以来、ACLと並行しながら戦う甲府は17年以来のJ1昇格はならなかった。
山形は再三のチャンスをモノに出来ず、清水とスコアレスドロー。過去3回のPOは必ず1勝していたが、4回目で初めての初戦敗退にベテランDF山田拓巳は「個人もチームも力不足ですが、負けではなく、引き分けで終わるのは気持ち的に難しい…」と言葉を詰まらせた。
シーズンは8連敗を喫し、監督交代もありながら、終盤の追い上げでPOにこぎつけた。渡邉晋監督は「成長速度は自分の想像を遥かに超えるものだった。だからこそ勝たせたかった」と悔やみ、「この敗戦から学んで次に生かし、新たに力強い一歩を踏み出していく」と来季こそは「J1昇格」というエンディングを迎えると誓った。
甲府は1点に泣いた。勝利以外、敗退の試合で前半に失点。後半、ウタカらを投入し、猛攻も及ばず。終了の瞬間、涙を流す選手もいた。篠田善之監督は「応援してくれたサポーターに申し訳ない」とガックリ肩を落とした。
ACLと並行しながらの一戦でターンオーバーを敷きながらの戦いがこの試合で終わったが、まだ”残り試合“がある。DF関口は「来季もJ2での戦いだけど、僕達にはやらなければならない事がある」と、29日のメルボルン戦に気持ちを切り替えた。
01 神戸 37試合 勝ち点70 +32 ○○△○○(C)(L)
02 横鞠 37試合 勝ち点66 +30 ●○○○△(L)
03 広島 37試合 勝ち点56 +12 ○△○△○
------------------ACL出場圏内
04 浦和 37試合 勝ち点55 +12 △○△●●
05 蒼紺 37試合 勝ち点54 +18 ●●○●○
06 福岡 37試合 勝ち点54 *-6 △●●○○
07 鹿島 37試合 勝ち点52 +14 △●△△●
08 名鯱 37試合 勝ち点51 *+7 ●○△●●
09 桜大 37試合 勝ち点50 *+6 ●△○●●
10 川崎 37試合 勝ち点50 *+5 ●○△△○
11 鳥栖 37試合 勝ち点41 *-3 ○△△●△
12 新潟 37試合 勝ち点41 *-8 ○△○△△
13 札幌 37試合 勝ち点40 *-4 ●●○△○
14 大分 37試合 勝ち点40 -25 ○○●○●
15 京都 37試合 勝ち点39 *-5 ●●●△○
16 瓦斯 37試合 勝ち点38 *-6 ○●●△●
17 湘南 37試合 勝ち点38 -17 ○○△○○
18 木白 37試合 勝ち点36 -14 ○●△△△
------------------J1入れ替え圏内
19 脚大 37試合 勝ち点36 -21 ●●●●●
------------------J2降格
20 横縞 37試合 勝ち点32 -25 △○●○●(Z)
オレオレFCがホーム最終戦で名古屋グランパスに3ー1で勝利し、勝ち点を54に伸ばした。前半12分にFW森永のゴールで先制すると、24分にもMF鈴木潤のゴールで追加点。直後に1点を返されたが、後半27分には再び鈴木潤がダメ押しの追加点を決めた。今季限りでの現役引退を発表しているDF小野寺は後半44分に出場し、有終の美を飾った。
ホーム最終戦を有終の美で飾った。過去のリーグ戦僅か1勝しか挙げられなかった天敵・名古屋相手に3発快勝。5月のアウェイ戦に敗れ、悔しさから珍しく感情を露わにした鈴木潤も2発とチームを牽引し、リベンジを果たした。最終戦セレモニーで鈴木潤は「今日はホーム最終戦。小野寺さんやロイブルファミリアの前で負けるわけにはいかなかった。皆様のおかげで勝つことが出来ました」と胸を張った。
現役引退を発表している小野寺も後半44分に出場した。ロスタイムを含め僅か7分だけだったが、笑顔を見せながらスピードを生かしたプレーを披露した。引退セレモニーで「埼玉からここに来て13年間、様々な方々に出会い、指導して頂き、ここまでやってきました。素晴らしいサッカー人生でした」と涙を浮かべながら、話した。
J1昇格以降、毎年残留争いの常連だったチームを上位に引き上げた野河田彰信監督は「今シーズン、声出し応援が解禁され、改めてサポーターの声援が選手のすごい力になったのは間違いありません。苦しい時も支えて頂き、感謝申し上げます」とあいさつ。最終戦と天皇杯決勝に向けて「あと2試合、全て勝って締めくくりたいと思います」と力強く誓った。
最終戦はアウェイでガンバ大阪と対戦する。勝てば、浦和、広島の結果次第で逆転でのACL進出が決まる。鈴木潤は「あと1試合、天皇杯含めると2試合あります。全て勝ち、最高のシーズンにしたいと思いますので、応援宜しくお願い致します」と誓った。
来季ホームユニフォームはロイヤルブルーとゴールドを、アウェイユニフォームはスノーホワイトとネイビーブルー、3rdユニフォームは青と白をイメージ。GKユニフォームは初めてオレンジを採用する。発売日は後日発表される。
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オレオレFCは25日のホーム最終戦で名古屋グランパスと対戦する。24日はロイスタで完全非公開の最終調整を行った。今季限りでの現役引退を発表しているDF小野寺はベンチ入りが濃厚。出場は不透明だが、ホーム最後の試合で有終の美を飾る。
1桁順位、逆転ACL進出でフィニッシュするためにも負けられない名古屋戦。過去僅か1勝の天敵相手にも、小野寺は笑顔を見せながら泰然としていた。「今までは残留争いばっかで、こういう争いをしてなかった。チームも僕もワクワクでいっぱいですし、雰囲気やモチベーションも凄いと思いますけど、その中でやれることは若い子たちにとっても良い経験になるし、成長できると思うので、しっかり自分たちが築き上げたサッカーをして、勝って終わりたいです」と前向きに捉えている。
埼玉県所沢市出身の小野寺はチーム創設3年目の11年から高卒でプロ入り。以来、左右のサイドバックとして、チームの酸いも甘いも噛み分けてきた。明るい性格でチームのムードメーカーとしても重宝。近年は若手の台頭と両膝の怪我もあり、出場機会は少なくなったが、今季も34試合にベンチ入り、6試合に先発した。そして、誰よりも声を張り上げてきた。
31歳という若さで引退する事については両膝の怪我が最大の理由と明かしたが、今季、若手が試合に出続け、成長していると感じ取って「みんな試合に出て、判断とかシンプルなことがよりシンプルにできるようになってきた。質も高まっているし、プレーの幅も広がってきて、自分の出番はもうないかなと。意固地で現役を続けるより、若い子たちに未来を託そう」という理由だった。
若手時代に才能を見出してくれた多良初徳元監督(現クラブ会長)、当時コーチとして厳しく指導された野河田彰信現監督に関しても「ずっと怒られまくったけど、愛情も感じていたし、彼らがいなかったら今の自分はない」と感謝を述べる。指揮官は「ベンチには入るよ」としつつ「出したらやらかすからなぁホンマに(苦笑)」。これも敬意の記しだ。
逆転ACL進出のためには残り2試合を連勝し、3位浦和レッズが勝ち点2以下に終わる事が最低条件。チケットは既に完売。小野寺の家族や友人も駆けつけると言い「サポーターが多く集まってくれるのはうれしいし、元気な姿を見せたい」。2試合ぶり、ACL進出に望みを繋ぐ白星に貢献する。
○…オレオレFCは25日に来季のユニフォームを発表する。背番号フォントが来季から固定ではなくなり、プーマ社のフォントになる。
オレオレFCは22日、オレフィールドでホーム最終戦となる25日の名古屋グランパス戦に向けて全体練習を行った。
前節・横浜FC戦に敗れたものの、翌日に3位浦和レッズがヴィッセル神戸に敗れ、勝ち点4差の6位と逆転ACLへ臨みは繋いだ。ただ、リーグ戦は残り2試合。今節、名古屋に敗れるか、勝利しても浦和が福岡に勝利すると、リーグ戦でのACL進出の夢は絶たれる。
過去のリーグ戦で僅か1勝(3分5敗)、ホームでは1度も白星のない天敵相手に野河田彰信監督は「勝つだけやん。ホーム最終戦やし、その意識はみんな持っとるはずやからな。少なくとも、前節みたいな試合したら勝てへん。勝ち点3を取るために何すればエエのか、そこに集中して準備していかな」と一戦必勝を誓った。
敵地で対戦した5月の前回対戦は、開始早々に失点し、追加点も献上。終了間際に1点返したが敗れて、リーグ戦11試合ぶりの黒星を喫した。鈴木潤は「開始早々に失点して、相手のペースにハマってしまった」と当時を振り返りながら、「あの時の悔しさから自分達も試合や練習を重ねながら成長してきた。ホーム最終戦はその総決算」と言葉に力を込める。
チケットは既に完売。試合後には今シーズン限りで現役を引退するDF小野寺の引退セレモニーなどが実施される。鈴木潤は「ホーム最終戦ですし、負けられない試合。(今シーズン限りで現役引退する)小野寺さんやロイブルファミリアの為にも勝ちたいですし、積み上げてきたものを出したい」と誓った。
オレオレFCは11日、アウェイで横浜FCに1ー3で敗れた。勝ち点51は変わらず、順位を5位から暫定6位へ落とした。前半5分に先制点を献上。18分に追いついたが、後半開始4分にPKを献上して失点すると、流れを掴めないまま、終了間際にも追加点を奪われた。ACL進出圏内の3位浦和レッズの明日の結果次第ではあるが、残り2試合での浮上は絶望的となる痛恨の敗戦となった。
先月28日の福岡戦でクラブ史上最多勝ち点を獲得したオレオレFCだったが、残留へ後がない横浜FCの気迫に押され、随所でパスミスが散見。流れを掴めないまま敗れたロイブル軍団は試合後、ガックリうなだれた。野河田彰信監督は、「負けは俺の責任。今日は気迫負けや」と言うのがやっとだった。
前後半とも立ち上がりに失点した。前半5分、ボールを奪われると、そのまま突進してきたMFユーリ・ララを止められずに先制点を献上。後半4分には右サイドを崩されるとたまらずMF藤崎が相手を倒し、PKを献上してしまった。GK中原は「(2失点とも)重心が後ろ向きになっていた。もう少し声掛けをしていれば防げた」と悔やんだ。
誤算も生じた。前半10分にFWトーマス・ノレジーが左太ももを痛め、途中交代。高さとフィジカルの強いDFンドカ・ボニフェイスを封じて、攻める戦術からの変更を強いられた。一旦は同点に追いついたが、ポストプレイヤーの不在は大きく、パスミスが散見した。ノレジーの交代後、ポストプレーなどで奮闘したFW森永は「相手のプレスも早かったけど、パスを受けるばかりじゃ、怖くない。そういう意味では僕も含め、飛び出すとかの工夫が足りなかった。気持ちで負けたと思います」と唇を噛み締めた。
ACL逆転進出に向け、痛恨の敗戦。オレオレFCは残り2戦を全勝した上で、3位の浦和が明日の試合を含め、1分2敗で終わるのが絶対条件で、リーグ戦でのACL進出は限りなく厳しい状況となった。
試合後、サポーターのブーイングを浴びた。MF鈴木潤は「サポーターに申し訳ない試合。こういう緊迫した試合でビビって、フラストレーションの溜まる戦いをして、自分達はまだまだ弱いチームなんだと実感した」と厳しい言葉を口にした。次節25日は名古屋グランパスとのホーム最終戦。「本拠地最後の試合。二度とこんな試合はしたくないし、もう一度、ひたむきに粘り強く、戦いたいです」と気持ちを切り替えた。
オレオレFCは11日、逆転でのACL進出に向け、最下位・横浜FC(三ツ沢)と対戦する。9日はオレフィールドで一部非公開練習を行った。
現在勝ち点51で5位に着けるオレオレFCがACLに進出するにはリーグ戦で3位以内に入るか、来月9日の天皇杯優勝が条件。今節は勝ち点4差の3位浦和が首位神戸と対戦するため、勝利すれば、浦和の結果次第で逆転進出を視界に捉える。野河田彰信監督は「ここまでずっと目の前の一戦、普通にやることだけを戦ってきたからな。勝てばその先があるけど、普通にやるだけやから。まずは100%の準備をしていくだけよ」とあくまで“いつも通り”の一戦として捉える。
1日にDF小野寺が今季限りでの引退を表明した。コーチ、監督として小野寺を指導した野河田監督は「入団した時から、おちゃらけててのう。ホンマに手のかかる、ええ加減な奴やったわ(笑)」。それでも「ああ見えて、小野寺なりに考えてやっていた」と振り返り「もう1ヶ月くらいしか出来へんし、みんな“小野寺のために”と思ってるんやないかな」と思いを語る。MF鈴木潤は「辛い時、苦しい時でも雰囲気をつくってくれて、僕達の手本になる選手でしたし、最後は小野寺さんに有終の美を飾らせたい気持ちはみんなが持っています」と意気込む。
5月7日の本拠地での試合は終始、ボールを支配して3―0と勝利したが、横浜FCは逆転残留へ向け、スタートから厳しい戦いが予想される。鈴木潤は「横浜FCにも意地があると思いますし、簡単な試合にはならない。先制点が大事になると思います」とイメージを描く。今季はクラブ史上最多勝ち点など、有意義なシーズンを過ごすロイブル軍団。残り3試合も普段通りのサッカーで、全員で勝利をもぎ取る。
○…オレオレFCは9日、伊興勤GKコーチが契約満了により今季限りで退任すると発表した。
福岡県出身の伊興コーチは現役引退後、オレオレFCの下部組織のコーチを経て、2017年からオレオレFCトップチームのGKコーチに就任。村上や望月らを育て上げた。後任は未定。
伊興コーチは「今季限りで退任する事になりました。13年間、コーチとして携わり、様々な選手と出会いながら、私自身も成長してきました。このクラブには感謝の気持ちでいっぱいです。来シーズン以降もロイブル軍団が飛躍出来るように、1人のサポーターとして、応援します。13年間ありがとうございました」とコメントしている。
はてな民の大半は興味がないであろうJリーグがあと1週間で開幕するので順位予想する
異論は認めるのでみんな書け
今年こそtoto当てたい
■全体傾向
ポジショナルプレー+強プレッシングが技術として一般化してそこでの優位性がなくなる一方で、それが全くできないチームはエネルギー効率が悪くてショートカウンターも決まらず厳しくなる。
前述がチームに落とし込められつつ、外国人の質で差をつけられるチームが上位に来るんじゃないかと。
下手に突き抜けた日本人が出てくると海外にお買い上げされて戦力ダウンすることもあり、上位8チームぐらいは団子状態になるんじゃないか。
Jリーグ的にはフロンターレ、マリノスをビッグクラブにしたいプロモーションの雰囲気だけど、思惑通りにいかないのがJリーグ。
上位はガンバ、浦和、マリノス、セレッソ、広島、フロンターレ、グランパス、FC東京が争い、残留争いは昇格組という予想。
■予想順位
1位 ガンバ大阪
9割贔屓、1割ギャンブラー精神。実際のところ内容が良くて残留争いに巻き込まれなければサポの大半は満足すると思う。
ツネ様末期、片野坂とポジショナルプレーの導入に失敗したというところでポヤトスという3度目のチャレンジ。
今まではやりたいサッカーに対して主力の入れ替えを行ってこなかったが、今期はプレースタイル的に不良債権化の主力を一掃してジェバリ、ネタラヴィ、半田などをお買い上げ。
ポヤトスの実力の不安視やフロントが我慢できるのかという意見もあるが、表現されてたサッカーを見る限りポヤトスはJ2よりもJ1の選手の方が相性が良いんじゃないかなと。
J2にいるレベルの選手はJ1や海外に行く選手と違って相手を見ながら選択を変えられないので、ポヤトスよりもミシャやリカロドみたいな自分たちのサッカーを貫くスタイルのほうが相性が良いというのが持論。
また、ガンバサポーターは我慢強くありませんが、フロントはサポーターと同じ方角を見ていないので、選手と揉めるか残留争いに巻き込まれなければクビを切られることはありません。
注目はなんやかんやでインサイドハーフにチャレンジする宇佐美。ボールを貰うのに浮遊しがちな弱点のある彼を輝かせたら、ポヤトスはマジ凄いとなると思う。
2位 浦和レッズ
ギアクマは取れなかったけど、ホイブラーテンはいい補強。ヨーロッパのステップアップリーグや主要リーグに引き抜かれなかったベストイレブンクラスの中堅所はまさに補強の狙い目として優秀。
ミシャほどではないけど、リカロドもロマン派傾向で相手をあまりみないでやるサッカーなので、新監督がスコルジャというのもいい選択だと思う。
リカロドよりも相手をみながらやるサッカーを変えられて、いいバランスが取れるんじゃないか。
注目はモーベルグとリンセン。ただここ2人が期待値程活躍できず、岩尾が絶対的なレギュラーのままシーズンを終えればもっと順位が下がる可能性もあると思います。
3位 横浜Fマリノス
岩田と高丘が抜けたけど、特定の個人に依存はしていないのでダメージは最小限。個人的には高丘よりオビの伸びしろを考えると、上積みすらあるんじゃないか。
余談だけどGKは近年足元足元というけど、セービング能力の高い方が勝ち点に直結するというのが持論。うまいにこしたことはないけど、パスコースに入るポジションが取れて、近くの選手にとりあえる渡せれば機能性としては十分。
飯倉チャレンジは論外。私的評価だとあのスタイルの割には足元が下手でパス選択の判断能力が足りなさすぎる。
練度が高くて素晴らしいチームだけれど、相手チームの対策が進むのと意外と個人で流れ関係なくなんとかしてしまう選手がいないこと、夏に引き抜かれる可能性のある主力がいること、ACLがあることからこの順位。
本当に抜けてる強いチームって流れがいいときに点を取るのではなく、流れが悪いときに点を取っていい流れに持っていくチームだというのが持論で、マリノスは前者で強いけど最強ではないなという印象。
4位 セレッソ大阪
バランスのいいサッカーに今冬的確な補強ができたチームだと思う。ただ香川の補強が吉と出るとは思えなくて、名前があるだけに中途半端に使ってしまって戦術バランスが崩れて、それが原因で勝点を落とすんじゃないかと予想。
5位 サンフレッチェ広島
去年躍進したチーム。去年よりは相手の対策が進むことと中心選手の満田が夏にお買い上げされ、夏から順位を下げていってこの順位に収まると予想。
6位 川崎フロンターレ
年々引き抜かれ過ぎたこととダミアン、家長の故障、何より谷口の抜けた穴でこの順位。マリノスよりも結構個人能力に依存するチームの印象があって、谷口の穴は埋まらないんじゃないか。
今年は何かしらモデルチェンジを図って種を蒔くシーズンになるんじゃないかと予想。
7位 名古屋グランパス
人々を労働者にさせるスキルの高い長谷川健太。ユンカーも健太に叩かれれば稼働率が上がり、得点王争いをするのではないだろうか。
とはいえ、受けることを前提とするサンドバッグ型の守備は10年前と違って強いチームにはきっちり崩されるので、優勝争いまでは上がってこないと予想。
8位 FC東京
仲川はいい補強だと思う。ただディエゴ・オリヴェイラはいい選手だけど去年5点しか取れてないんですよね。年齢的に経年劣化が始まっても可笑しくないし、相手の対策にそこまでアルベルの引き出しが多いとも思えないのでこのくらいの順位になるんじゃないか。
9位 柏レイソル
ブラジル以外の外国人に手をだすとは思ってなかったけれど、よく考えればオルンガはブラジル人じゃなかった。
ネルシーニョは正直時代遅れだと思うけど、外国人の破壊力で勝ち点を積み上げていくんじゃないか。
10位 湘南ベルマーレ
いい意味で印象に残らない整理されたサッカーの印象。町野が夏に海外で出ていって、そのまま中間ぐらいの順位で収まるんじゃないか。
谷の抜けた穴はきっちり補強できているので、残留争いには巻き込まれずに済むんじゃないかと予想。
11位 サガン鳥栖
ミシャ曰く去年一番いいサッカーをしたチーム。あれだけ毎年主力を引き抜かれてもJ1に留まっているのは本当に凄いと思う。
ただ綺麗なサッカーで相手の研究も進んで、去年よりは戦力の上積みを感じるけど、去年程の痛快感は出せないんじゃないか。
12位 ヴィッセル神戸
タレント的にはいい選手が揃っていて、上位争いしても可笑しくないと思うけど、フロントと選手とスタッフとファンとすべてが同じ方向に向いておらず、噛み合わないでシーズンが終わるんじゃないか。
補強ポイントのGKは東欧や北欧であればかなり高コストパフォーマンスの選手が連れてこれるのに、イニエスタがいるのにも関わらず永井のブラジルルートにこだわっているあたりが象徴的だと思う。
13位 鹿島アントラーズ
今年のびっくり枠。TMの結果以前に岩政のやりたいサッカーは現代的な立ち位置を重視したサッカーだと思うけど、そこと補強した目玉の選手がプレースタイル的に合っていない。
今のマリノスになる前もそうだったけど、やりたいサッカーをやるには血の入替を大胆にしないとチームスタイルを変えることは厳しいと思う。
個人的には選手時代から岩政は海外のチームと試合をしたときのコメントで、レベルの違いとスタイルの違いを区別できておらず愚将になると思っていたので、その答え合わせが合うのかどうか楽しみにしてます。
我の強いよく言えば鹿島な人を戻してきたけど、それってリーダーシップと違って勝っていたからまとまっていただけで、結果がついてこなかったら内紛になっていくんじゃないか。
しっかりブロック作って綺麗に崩そうとせずにカウンターを狙っていく一昔前のサッカーを目指したら、上位に入ってくるとは思います。
実際は監督途中解任してから現実的なサッカーに切り替えて、比較的余裕な順位で残留が決まるんじゃないか。
14位 京都サンガ
ウタカよりもパトリックのほうが強度の高いサッカーには合うんじゃないか。
J1復帰2年目でもう少し順位を上げてくる可能性もあるとは思います。
15位 コンサドーレ札幌
ミシャはポジショナルプレーの先駆けともいえるけど、可変システムだったりそういう部分での優位性が弱回って、厳しいシーズンになっていくんじゃないか。
中島あたりが鈴木武蔵くらい活躍できたらもっと順位を上げてくると思うけど、中島が未完の大器のままでそこまで花開かないという予想でこの順位。
16位 アビスパ福岡
井手口はチームに合う良い補強をしたと思う。ただ去年通用しなかったルキアンがまだ主力ということとクルークスが抜けた穴で時間が作れなくなってかなり苦しくなると思う。
17位 横浜FC
新潟と迷ったけど結局こちらで。選手が多すぎるんだけど、今のJ1とJ2の個人能力の壁の大きさだと上がったタイミングで選手の入れ替えをしないときつくなるので、その選択をした横浜FCに軍配があがるんじゃないかと。
18位 アルビレックス新潟
J1とJ2の一番の違いは相手が勝手にミスをしてくれないことです。なのでボールを奪うところ、守るところにエネルギーを使わされ、J2のときみたいな攻撃力は保てません。
また、J2ではなんてことなかったミスがJ1だと失点につながったり、流れが良かったりブロックは敷けているのに点を取られる機会も増えます。
去年からメンバーを継続をしているといえば聞こえはいいですが、J2のやり方に染まっているメンバーでJ1を戦うという意味もあるので、いいサッカーをしているけど勝ち点がついてこない厳しいシーズンになると思います。
なんで昇降制度があるかって、弱いチームを降格させて強いチームを昇格させることでリーグ内の戦力差を少なくすることにあるのよ。勝つか負けるかわからんから面白くて興行になるのであって、強いチームが弱いチームを一方的にボコボコにする試合ばっかりじゃ弱いチームのサポーター(とスポンサー)が居なくなってしまう。
で、NPBはリーグ内の戦力差を大きくしすぎないように、支配下選手数の制限とドラフト制がある(普通、昇降のないリーグの場合はサラリーキャップで戦力均衡を保つ。NPBも導入すべきだと思うがそれはさておく)。プロ野球は日本シリーズ以上の国際大会が無いので、チーム間の戦力均衡は国内だけで考えればよい。
Jリーグの場合、ACLやクラブワールドカップといった、J1上位のクラブが参加する更に上位の国際大会がある。だからJ1内で強いチームに足かせをつけるような戦力均衡は望ましくないので、J1下位のクラブを入れ替えて質を維持している。
通年ならJ1リーグは34試合、カップ戦6~12試合、天皇杯1~4試合。合計すると最大で50試合くらい。
実は日本のプロスポーツでは決して多くない。プロ野球は143試合あるし、大相撲は90試合、中央競馬は100強の開催。
この試合数の少なさは日本のプロスポーツ興行を考える上では明確な弱点だ。ホーム主催試合では年間最小で20試合しかなく、スタジアム整備の話が出るとすぐ「稼働率が~」と騒がれる理由でもあるし、試合結果が報道される機会もその分少なく、競技の存在が薄まってしまう。
18チームは明らかに多い。プロ野球の12球団固定に慣れた国民が新たに18チームも覚えるのは至難の業。J2の22チームやJ3の15チームも加えて覚えろと言われたら神業レベルである。
しかも昇降格制度があるので毎年トップリーグのメンツが入れ替わる。
「チーム数が多すぎる」と言う理由でJリーグを避けている層は少なからず存在する。
日本はプロスポーツ大国でもあり、サッカーに割ける脳内リソースの平均値はそう多くないのだ。
またこれでリーグ戦の試合数が54と20も増える。カップ戦で12試合、天皇杯で4試合合わせると合計70になる。
ホーム主催試合も年間30試合以上となるため、スタジアムの稼働率問題と認知度低下問題が緩和される。そしてスタジアム整備もしやすくなる。
選手層をその分厚くする必要があるが、それは登録枠を拡大すればよいだけの話。これでもブラジルの強豪チームよりは10試合以上少ないのだ。週2回開催を続ければこなせるだろう。
代償としてACLの枠が2にまで減ってしまうが、元々ACLは罰ゲーム色が強いし、韓国チームとかは他国チームを兵糧攻めしてくることがあるので(今年、日本の出場チームがいくつかこれを食らっている)、「仕方なく出る」程度でよいだろう。
あまり言われてないが、今の日本のスポーツで海外からコロナ変異株を持ち込む可能性が最も高いのは、サッカーJリーグだ。
・外国人選手が多く、特に上位クラブには各国の代表クラスも多い。神戸のフェルマーレンや札幌のチャナティップなど。代表クラスの選手は度々代表に選出されて自国に帰ったり対戦相手の国を転々とした後に日本に戻ってくる。
・Jリーグの上位クラブは、これからアジアチャンピオンズリーグが始まる。そのためにウズベキスタン等の国に行くし、中韓、東南アジア、中東のさまざまな国のクラブと試合を行う。彼等はいろんな変異株と出会うことになる。ACLは7月でいったん終わり、7月末にはみな帰国してくる
・8月くらいに移籍可能期間があるが、この時期にJリーグの上位クラブで出番がない選手が下位、下部のクラブにたくさん移籍する。つまり、コロナウイルスを有している可能性が高い上位クラブの選手が日本全国に出回ってしまうのだ。
在宅勤務、職場、その他の場所での作業などで個人で請け負う仕事や趣味のソース管理をするのに必須。無理。
同じくデータ管理共有に必須。無理。GoogleDrive を無料で?サイズが足りない。
あのね。論文読まないで仕事出来る訳ねぇだろ?無理ですよ。医者から医書を奪うようなもんです。
作業用BGMなしで作業しろと?それは無理です。Youtube?違法アップロードされたコンテンツを、仮にもコンテンツ業界の技術者が聴けるか。
これをやめろと?何を言ってるんですかね?お急ぎ便無料だけでおつりが出るわ。年間、何回注文してるか。。。月に6回くらいは何か買ってんぞ。何をそんなに?本とか水とか、レトルト食品とか必需品は一杯あんだろ。だいたい専門書買いにジュンク堂に行く交通費と時間だけでPrime代になりますー。
このご時世にさ、外にロードバイクに乗りに行くのも遠慮しちゃう様な時によ、在宅勤務でなまった体を動かせる最高の福利厚生じゃないですか?俺が運動止めてブクブク太っていいんですか?無理でしょ。これは君の為でもあります。
そもそも君と知り合ったのはJリーグあってこそでしょうが。俺からJリーグ観戦を奪ってどうするんですか?一生独身か、一生サッカー見れないかどっちか選べって言うなら、独身でいいからサッカー見ます。No FootBall No Life
ACL見れなくなるし、CL見れなくなるし、ツールドフランスみれないじゃん。年間、何かしらスポーツイベント見てるのに、うちのクラブがACL出た時にどうするんですか?このご時世にバーに行く?飲食代だけで視聴費用超えちゃうよ?だいたい君もACLみるよね?
サポーターなんですから、当たり前だのクラッカーです。あなたの彼氏はやめてもサポーターは断じてやめません!人は生まれた瞬間から応援するクラブがきまってるんです。No FootBall No Life
ほらないよ。削れるもの何もないよ。ネットフリックスとか見てないし、妥当なものじゃん。確かに、気付けば結構使ってるなって思うけど、どれもこれも要るもんね。削れないもんね。
こんな形でクラブの名前が出るのが悲しいが、今回のクラブの対応はとうてい理解できない。
債務超過の報道があった時には、戦力を手放すことになり、下のカテゴリーからやり直すことになっても、今度は地道に下部組織から育成して、戦力的に安定したチームを作って欲しいと思っていた。
時間をかけてでも1から再生すれば良いと応援する気持ちだったけど、今回の報道は本当に気持ちが冷める。
試合に負けた時、降格した時に悔しいと思う気持ちとは全く異なる感情だった。
契約解除された選手は前所属クラブでも問題を起こしていた。フロントはよく知っているはずだ。噂レベルだと、昨年末にもトラブルがあったと言われている。だから決して青天の霹靂ではない。
執行猶予という制度があるように、初回は寛大に処分し更生を期待するものだ。とはいえ、クラブは一度過ちを犯した選手を獲得する時点で、二度目を起こさないための手段、もし起きたらどう対処するか考えておかなかったのか。
すべてが後手後手でその場しのぎに見える。
報道までクラブが知らなかった事実があったかもしれないが、今回は二度目なのだからそれでは甘い。
プライベートなことでも突っ込んで事実関係を掘り出して、適切に対処して欲しかった。
戦力的に重要な選手ではあるけど、クラブは割り切って考えないといけなかった。
スポンサー、ファンあってのプロスポーツなんだから、プライベートにノータッチというわけにはいかない。
昨年末のトラブルでクラブは何もできなかったのか。何より、この事件を未然に防ぐ働きかけはできなかっただろうか……
手の施しようがなくお先真っ暗なんだけど、クラブと本人にはまずはここからでも誠実に対応してほしい。
クラブは被害者の方に最善を尽くせ。本人がどうにもならないなら、クラブが代わって最大限の謝罪をする。
最終的にクラブが消滅しようと、この問題には最後まで真摯に向き合ってほしい。
これでは親はサッカーをやっている子供を安心してベガルタの育成組織に預けられない。ユースに入っても人として成長できないのではないか、トップに昇格しても経歴にキズがつくだけではないか。
ベガルタのユースは決して強いとは言えないが、件の選手はこれまでユースが輩出してきた選手の中でも指折りの実力を持っていた。訳ありということを差し引いても、地元出身ということもあって期待されていた。
10月18日、日曜日の浦和戦を見たときも、弱すぎる今年のチームにあって、J1で戦える数少ない選手だと感じたばかりだった。
とはいえ、そのとき他クラブからオファーが来るレベルの選手を何人かリストアップしたが、「でも彼は訳ありだからオファー来ないし来年もベガルタにいるだろうな」と思ったことを覚えている。
そしてこれは戦術上の都合もあったのかもしれないが、実力からすると主力として試合に出すべき選手なのに、見る機会が少ないと思ったことはあった。
しかし今年はコロナの影響で過密日程で、怪我人も異常に多いシーズンなので毎試合メンバーが変わるのは当たり前だし、どうせ一人欠けても勝ち負けに影響がないので、また怪我かと思うくらいで深くは気にならなかった。
擁護するつもりはさらさらないが、ピッチ上ではプライベートでの素行の問題の悪さは感じたことがなかった。
特別に紳士的だと思ったこともなかったが、よく走り回る献身的な良い選手と捉えていた。
素行の悪い選手といえば、カッとなってファールしたり、ファールされたら報復したり、ミスしたときや途中交代のとき物に当たったりといった行動が見られるが、自分の見る限り、彼はピッチでそのような行動を取っているのを見たことがなかった。加入してしばらくしてから訳ありでベガルタに来たことを知ったが、プライベートでの一面を知ったときは驚きだった。
今年のベガルタはファンに愛想を尽かされるようなことしか起きてないけど、自分がサッカーを始めたきっかけでもある、子供の頃から大好きなクラブがどうしても気になってしまう。
こんなチームを未だに思っているのは理解できないと思われるだろう。だからダメなんだと。しかし何があっても親を嫌いになれないように、自分をサッカーの世界に引き込んだこのクラブが落ちぶれて消えて無くなるのを傍観するのはあまりに辛い。
今でもビデオを見返すことがある。この思い出を自分はどう消化すれば良いのか?
何が起きているんだと、信じたくない気持ちでいっぱいだ。でも冷静に考えると起こるべくして起きたことだと思う。
どういうスタンスでベガルタの報道を見ていけばよいのか、分からない。
J2にいたときだって応援し続けていたファンはたくさんいる。弱くたってよかった。そんなのは小さな悩みだ。
でも不義理なチームになってはいけない。下手だって良いから、情熱のある人に経営に参加してほしかった。
もはや試合に勝つことを望んでいるファンはいない。応援し続けてきたクラブが、とにかく健全な経営判断をすることだけを望んでいる。それは目先だけでも良い。クラブが存続するならば、中長期ビジョンはおそらく全く別の人達が考えるだろうから。
待ちに待った再開で、リーグの関係者、医療関係者、行政府関係者、選手、クラブ職員、全てに感謝したい思いでいっぱいです。
そんなJ1リーグの再開にあたって、ファン目線でJ1の順位予想と寸評をしてみたいと思います。
何日かに分けて、チマチマ更新したのでクラブによって書き方変わったりしてるかもですが、そこには他意はないです。
今年は超過密日程で、選手全員の力が必要な厳しい1年になります。普段より更に難しい1年ですが、1ファンの予想って事で。
癌で病床にあるワッキーという芸人さんが年間300試合見ることで有名ですけれど、私も年間で200試合くらい仕事の後に酒飲みつつDAZNで見ています。
贔屓クラブはもちろんあるのですが、全チームほぼ均等にみてるし、今年もACLに始まり開幕から中断中のTM配信まで見れるものはだいたい見ています。
フラットにリーグそのものを楽しみたいという種類のサポーターで、スタジアムでは監督の声が聞こえるベンチ裏の一番いい席でみてます。
10年以上足を運んでますが、ゴール裏には2回しか行った事ありません。
1~4位をA
5~9位をB
10~15位をC
16~18位をD
の4階層で評価したいと思います。なお、予想はACLがセントラル開催されることになるという前提で考えています。
今のところAFCはやる気でいるみたいなので、出来るとも思えないけど、やるという前提での予想です。ACL組は過密日程を極めますから、そこを考慮してます。
北から。
ACLがなく、能力・戦術的に安定したクラブってことで、真っ先に優勝候補にあがってくることに違和感を持つ人は少ないのではないでしょうか。
ボランチの大島選手はリーグでも屈指のボランチだと思いますが、怪我がちなため、他の選手でも戦ってきたことで過密日程に十分対応できるだろうと思います。
田中選手、守田選手と気付いてみればボランチの宝庫です。ボランチがいいクラブはなかなか崩れません。
昨年は今一つだったレアンドロダミアン選手もフィットして期待が高まってますし、攻守にコンパクトな距離感を保つ戦術は成熟期にあるのも強みですね。
素早い連動したプレスでボールを奪っていく守備も安定していて硬いですし、局面でのボール回しも上手くて素直に強いです。
主に大学生で、いい選手を獲ってくるので層の厚みも過密日程に対応できるだけのものはあります。
欠点をあげるならば攻め切れなさでしょうね。
ハイプレスからのポゼッションしつつのショートカウンターって理想の戦い方が出来るクラブですが、中央突破に拘るきらいがあり、小林選手の決定力いかんでは泥沼に陥ることもあります。
ACLなんかはそんな展開ばかりでしたし、開幕の鳥栖戦でも攻めきれませんでしたね。攻撃パターンの多様さでは、家長選手が今年はどうかって点で変わってきそうですが。
TMでは水戸などを相手に、ベンチ組が数字を出してるので、過密日程で巡ってくるチャンスに気合十分で充実を感じます。
攻めきれない事も多い川崎にあって、めっちゃシュートが上手い阿部選手が名古屋に移籍したので、勝ち点にして4くらいは損しそうで、後々響きそうです。
優勝はないだろう、でも4位には入るだろうという評価です。
ACLがあり過密日程ですが、エグマリノスと言われる位、補強が上手く、エグすぎて引くレベルなので、戦力的には十分に過密日程に対応できるだけの駒はいると思います。
FWの陣容は、そもそも圧巻で過密日程に全然対応できると思える所に、更にオナイウ選手がハマってくると手が付けられないと今年の公式戦からも感じているので、
ただ、絶対に替えが効かない駒がいて、その選手が過密日程でどうだろうってのが不安材料で優勝はないのかなと思っていますね。
横浜が安定するためのカギを握るのは、チアゴマルティンス選手でしょう。
ベストイレブンにも選ばれた選手ですが、カバー範囲の広さ=足の速さ+読みの的確さがリーグ随一だと思います。
エグマリノスの攻撃的な戦術を守備面で支えて、ともすれば狙われる裏のスペースに滑り込んでくるチアゴマルティンス選手の頼もしさと来たら、ですよ。
攻撃陣は昨年から引き続き素晴らしいですが、やはり守備面でパクイルギュ選手の負傷と、年間通じてのチアゴマルティンス選手の過労が心配なところです。
開幕戦では、ガンバ大阪のショートプレスにまんまとやられましたが、チアゴマルティンス選手次第ではそういう試合が増えるでしょう。
マルコスジュニオール選手のどこにでも顔を出してくるスタイルは脅威で、彼を誰が見るのかってところで守備を破壊されるクラブもありました。
攻撃陣を牽引するのは、今年も彼でしょう。またドラゴンボールパフォーマンスを見せてください。
開幕戦を見て、今年のガンバは違うぞ、と感じて高評価しています。ガンバは有望な若手が海外挑戦して、高齢化が激しく選手層の厚みと運動量に不安を感じるという認識がありました。
ですが、開幕戦で宮本監督が横浜専用のスペシャル戦術で他でやる気はない、と言った戦い方を実行した運動量は大したもんでした。
前線から追いまくり、前で奪ったボールをそのままカウンターでシュートまで持ち込むショートカウンターは、ポゼッション隆盛のJにあってトレンドとなる戦術だと思いますが
よっぽど体力的にも戦術的にも練り込んできてないと出来るもんではないですし、運動量がやべぇな・・・今年のガンバはちげぇぞと思った次第です。
相変わらず井手口選手は強く速いボランチで守備のかなめとして躍動していますし、倉田選手の上下動も凄かったし、連動して前から守れれば、いいサッカーをしそうです。
疲れたところで交代で福田選手が出てくると、タフでやらしいですよね。
とは言え、交代カードに不安を感じはしますし、ベテランが多く選手層がどうかなともやっぱり思います。
注目株としては、ユースから注目してる唐山選手には超期待してます。
チャンスがあればJ1でも普通に得点できる選手だと思いますし、早い所早く海外へ行って頂きたい。そして日本代表へ。
CS浦和戦で、丹羽選手だったかな?のバックパスミスで失点しかけた時にアクロバティックにかきだした運動能力、
ゴールポストにぶつかったり、相手選手とぶつかって骨折することを全く恐れないハートの強さ。敵に回したら最悪のGKです。
広島も開幕戦で見事なショートカウンターを見せたクラブです。今年はポゼッションを志向するクラブが多くなってきてるので、
それらのクラブに対する対策としても、361で5バックでまもり5トップで攻めかかるショートカウンターを駆使できる広島は、天敵になるだろうとなと見ています。
驚くのはボランチの川辺選手の成長ですね。鹿島戦やTM鳥取戦での3列目から飛び出して60m走ってゴールに絡む動きは、ちょっと捕まえようがないというか
川辺選手をケアすればするほど、術中にハマりそうな、そういうやらしい動きをしています。横浜のマルコスジュニオール選手がどこにでもいるかのように、3列目から出てくるので嫌な感じですね。
ボランチとしては大島選手には及ばないでしょうけども、彼とはまた違った魅力で、今年のリーグで話題になる選手なのは間違いないと見ています。
森島選手も注目している選手です。ドリブルが速く果敢に切り込んでいく動きと、冷静に周りを使う動きが際立ってて、ワッキーさんお気に入りらしいですけど、納得という感じです。
広島もベンチ組が絶好調でスタメンを脅かしたい、チャンスが欲しいという気迫と充実を感じますし、選手の力の差は小さそうなことが評価ポイントです。
スタメンだけでも、一気に若返ったスタメン陣なので一部の替えがきかない主力は、過密日程でも若さで押し切れるでしょう。
膝の負傷が完治しないらしい青山選手をいかに休ませてあげられるか、その辺りがカギを握りそうで監督のマネジメントが問われますね。
北から。
ミシャに監督が代わってからの攻撃的なサッカーは魅力的で、チャナティップ選手の小さくてもボールを奪わせない強さ、上手さなど見ていて飽きないサッカーをしてます。
ただ、点の出入りが凄く激しいのも問題で、福森選手のFKやキックの精度は日本代表クラスだと思うのですが、いかんせん守備時には足が遅くて
攻撃的な戦い方で前に出てくる福森選手の裏を狙われてズタズタにされるって試合が多いのも事実です。
札幌にもキムミンテ選手という、カバー能力が高いCBがいますし、ボランチもケアしてくれますが、
菅選手、福森選手が双方ともに上がってしまう場面になると、一瞬でやられる事は避けられないですね。
なんで、両方上がっちゃうんだ、どっちか最終ラインに入れよ・・・って何度思ったか。駒井選手が今年は調子よさそうなので、その辺り賢くケアしていけば
上位を脅かす存在になるかもしれないですが、J屈指のセーブ率を誇るGKだったクソンユン選手が韓国へ戻った影響も小さくはないのも不安材料でしょうか。
あとは、ミシャの怒りの5枚交替が・・・って、ミシャは名将ですが交替の上手い監督ではないんですよね。浦和時代も3枚替えて退場が出て・・・って試合がありました。
勝負に行くあまりバランスを欠くことが良くある。その辺りも、安定して勝ち続けることは難しく感じる理由です。強いときは驚くほど強いですが、その強さは安定感を欠く印象です。
個人的にとても注目してるのは白井選手。サイドアタッカーとしてはJリーグではベスト3には入ると思っています。
開幕戦を見た印象では出入りが激しい試合をしそうという印象です。特に最終ラインにミスがでるので、失点はそこそこしそうで上を狙うのはどうかと思います。
加えて中断期間中に感染の恐れからTMをやってないそうで、異なる理由から対外試合無しの方針でシーズンインした浦和がどうだったかを考えると
再開後に歯車がかみ合うかどうか不安があるとも思います。オルンガ選手は前評判高いし、開幕戦でも得点していますし、どこまでやれるのか楽しみですね。
昨年まではファストブレイクを合言葉に、カウンター攻撃で、永井選手、ディエゴ選手の二本の矢のどっちかが刺されば堅守で勝てるって試合をしていましたが
今年からは433に挑んでいます。その完成度はどうかなと思ってたんですが、レアンドロ選手、ディエゴ選手、アダイウトン選手の3人の絡みが以外とこなれてて
これは結構怖いぞと感じました。レアンドロ選手が下がり気味に受けて組み立ててるんですが、やっぱり上手いですね。なんで鹿島は手放しちゃうんでしょうか。
でも得点力って面ではちょっと不安もあります。アダイウトン選手は磐田時代から見てますが、例えるなら重戦車って持ち運びの迫力でチャンスメイクは抜群ですが、
シュートが枠に飛んでいかない事には定評がありますし、どうなるかなと。
開幕戦は清水のミスから得点した感じですし、清水は清水で守備に難があるので、433が機能するかどうかはこれからって感じでしょう。
東選手、森重選手など守備で安定をもたらしてくれる選手や、ボランチとして海外を経験して奪う力が格段に上がって帰ってきた高萩選手がいるので
攻撃がどうなっても昨年のベースとなった堅守はなくならないと思います。GKの林選手はリーグでも屈指の名手ですし、東京はベースが安定してます。
ACLがなければ上位におしてましたけど、日程がね。ACLと言えば、安部柊斗選手はいいですね。
今年は過密日程なので、東京のようなビッグクラブでも出番を貰えるでしょうし成長に期待しています。5輪も十分ありますよ。
ロティーナ監督になってからのセレッソを見ていて思うのは、ポジショニングがいいなぁって事ですね。いるべきところに選手がいる、だから守る際に絶対的移動量は少ないのに
囲んでボールを奪うということが出来てしまう。その堅守が際立った安定感を生んでいるなと感じます。昨年の失点数は圧巻でした。
一方で選手間の距離が良く、相手選手の動きをカバーできる位置にいるって事は、相手から見ても最短距離でプレスがかかるって事でもあります。
そのため攻撃の際には詰まる事が多くて、展開が遅く、得点力が上がってこなかったのが昨年のセレッソでした。
開幕戦でも硬い試合を展開して、CK時の相手のマークミスを突いた1点で逃げ切った試合をやりましたけど、奪ったところからの展開が遅いという印象は残りました。
ブルーノメンデス選手の単騎突破だけでは、相手はなかなか崩れないですからね。
監督の手腕が高くて誰が移籍したとかあまり関係なく、安定した組織を見せてくるクラブですが、ネックは攻撃展開力の厚みのなさでしょう。
攻撃で、雪崩を打つかのように2の矢、3の矢が飛んでくる、クリリンがどこにでもいるマリノスのような分厚さが出れば優勝もある。
そういうクラブだと思うので、シーズン中の成長に期待したいところです。
個人的なことを言えば、使った金の分だけ結果をだしてもらって三木谷さんの機嫌をMAXに高めてほしいですw
今シーズンに関して言うと、厳しい、の一言ですよね。水土が基本の超過密日程の中で、イニエスタ選手は40%も試合に出られないかもしれないですね。
加えてACLがあるので、更に厳しい日程になるんですが、
イニエスタ選手、山口蛍選手、三田選手、サンペール選手に続く選手は、安井選手、郷家選手辺りになるだと思いますが、差が大きいなぁというのが印象ですね。
(三田選手は移籍とのコメントいただきました。ごめんなさい。)
最終ラインは、フェルマーレン選手、大崎選手、ダンクレー選手に続く選手の印象がないですね。宮選手は結構安定していたかな?くらいでしょうか。
しかし、神戸は主力でも守備に不安があるクラブです。イニエスタ選手やサンペール選手はサボる訳ではないけど、守備面での負担はかなりを山口選手が負担してますから、
それとダンクレー選手と大崎選手のギャップも良く狙われていて、再開一発目の相手の広島には良い様に両選手の間を狙われて2試合で10失点しています。
6点奪われた試合で、ビジャ選手、イニエスタ選手が絶望の表情で力なくピッチを見ていたのが印象的でした。
攻撃面では開幕戦のイニエスタ選手からドウグラス選手がみせた、ほれぼれする様な攻撃を今シーズンも見せてくれると思うので守備次第かなと。
(2)
正確にはプレーオフに関する特定の意見について思うところを書く。
曰く「プレーオフを勝ち上がっても翌年ダントツ最下位で降格するから無駄」
曰く「J1の16位に苦戦するようじゃどうせ降格するから昇格しないほうがいい」
なんでJ1の16位に苦戦したら昇格する資格がないの?
いやそりゃ残留したいよ。
できるなら昇格翌年に優勝したいよ。
ついでに3冠達成して翌年ACL出場したいよ?
多くは頑張って準備して、できる限りの選手揃えて、全身全霊傾けて戦って、声の限り応援しても、
思ったように勝ち星は積めないし、連敗は重なるし、得失点差はマイナスに大きく振れる。
そしてJ1史上最速降格とか、最低勝ち点更新とかして、ボロボロになってJ2に降格する。
原因は経済的なものであったり、組織的な物であったり、外部的な要因であったりするけど、
やはりJ1での勝ち方やJ1での戦い方ができていなかったという事が多い。
でもね、でもね、チームとサポはできることは一生懸命やったと思う。
「J1に上げた意味が無かった」と言えるのか?
上がれるチャンスに、くらいついて上がろうとするのが悪いのか?
「まだJ1でやれる実力がないから」と昇格を辞退したらお前らは満足なのか?
「意味がない」と言っているやつらは、何に対して意味がないと言っているんだ?
人間がただ生きるだけでなく、何かを目指すように、
チームは常に上を目指して戦っていくことに意味がある。
どんなチームでも、昇格する事に、意味がある。
神戸の増益はイニエスタなどによるもので、一番大きいのは観戦チケットを大幅値上げしたことだろう。主収益はチケット収入である上にノエビアスタジアムはキャパが限られてるのでチケット収入には上限がある。
一方で、ちょっと負けが込むと監督をクビにして低空飛行、なんてサイクルを繰り返してたら、ロートルのスター選手が居なくなった後にはぺんぺん草しか生えないだろうな。チケット値下げしなおさなきゃいけなくなるかもしれない。
そもそもバルセロナのサッカースタイルは「バルセロナスタイルのサッカーが身に染みてる選手」が11人揃わないと上手くいかない。イニエスタを、ビジャを生で見りゃ一目瞭然だが、そもそもボールの持ち方が違うしボールを受ける体の向き、顔の向きも他の選手よりタイミング2つくらい早い。神戸が上手くいってないのはこのタイミングのずれが大きなところで、前後が分断したサッカーをしているように見える。ちょうど欲しいタイミングでボールが来ずにイライラするポドルスキを(そして鳥栖では諦め顔のトーレスを)、1試合のうち何度も見ることができるわけだ。
神戸が安井に変えたら上手くボールが動くようになったり、鳥栖が豊田を前線で使ったら得点できるようになったりという現象の原因は同じで、日本でサッカーを習った選手とスペインでサッカーを習った選手には決定的な差があるんだろうと思う。指導者経験が無いから分からんが、俯瞰で見てる限りだと選手間の小さなタイミングの問題が起きてることが分かる。あとボールの受け方が本当に、天と地ほどの差がある。
ハイラインサッカーをやるには増田が指摘する初手の奪取力、球際の強さもさることがら、奪取の仕方の差が大きい。タイミングひとつ相手より抜きんでるために、どうやって「より速いタイミング」を蓄えるかということだ。
この「より速いタイミング」を作り出すために、川崎や横浜は「向き」から入ってるのに対し、鹿島と東京は「強さ」で優越を取ろうとしてるのが少し違う。
向き、というのは、どういう体(顔)の向きでどちら側に向かってボールを奪うか、その方向の決定が周辺にいて前につなぐ役割の選手と共有できているか、ということだ。これには体の扱い方(ザックジャパンの頃はしきりに体幹体幹言われていた)や球扱いはもちろん、個々の選手がピッチで起きてる状況を把握でき、複数の改善方法(どこを埋めればいいか←どこで受ければいいか←どこに向かって蹴ればいいか←どこで奪取すればいいか←どこを埋めれば(以下ループ))の中からその瞬間に最善の策を選手間で共有して対応できるか、ということで、これには体幹、技術に加えて、フォーメーションの引き出しがいかにたくさんあるか、ということが大切になる。(これを具体戦術図に落とすと最近流行りの5レーン理論とか言われるようなものになったりする)
実は過去の歴代「お雇い代表監督」は全員、この3点について日本サッカーに苦言を呈し続けてる。つまり日本のサッカー指導はどこか根本的なところで圧倒的に足りないというか全く手を付けられてない教育分野があるのではということだと思う。(これについては今治で社長をやってる岡田さんが話し出すと止まらなくなるほどの問題意識を持ってて、とても興味深い)
川崎が強くなったのは風間八宏の力が大きかったが、川崎で、風間が代打教祖となり革命を始めたシーズンは散々な結果だった。横浜については今のポステコグルーが方向転換したようでいて実はその以前のシティフットボールが入ってきてから徐々に選手の教育スタイルを変えてる。それでも去年はあわや降格のラインに足を踏み入れてたが。
川崎、横浜、あとは大分や札幌もそうだが、こちらのスタイルは、選手のボールの取り扱い(というかボールに向かう向きやピッチのどこを見るかなど含めた取扱い)から矯正しているので時間がかかる。時間はかかるが一度そういうサッカーが身に染みてしまえば強い。多くの局面で先手が取れれば、簡単にワンサイドゲームになる。去年の横浜のお笑いサッカーは、まだスタイルが身に付いてない選手たちを連れてやらざるを得なかった分、GKが通常より数メートル前、更にCBがサイド領域までカバーするという色んな意味でオモシロサッカーだったが、降格圏に居るのになぜかたまに酷いワンサイドゲームで勝ったりしてた。
風間は今名古屋でも2シーズンちょっとやってるが明らかに名古屋のサッカーが変化したから、解説者時代は陰気くさいけど的確な好事家向けのニクイタイプだったが、指導者としては相当実力が高い。さすが教祖だと感服する。仙台の渡邊監督は意欲やヨシなのだが、イマイチ指導力というか指導ノウハウに追いついていない部分があるのではと思う、仙台はあと、まぁやりたいだろうなと思われるサッカーと選手の構成がちぐはぐなのもあるのだが、まぁこれはまた別の話か。
一方で鹿島や東京はハリルホジッチがイメージしてたような方向というか、日本サッカーの現在の実力を踏襲して強度による奪取力を高めたもので、川崎・横浜(大分広島)型と、似ているようでかなり違う。どちらも面白いサッカーだ。みんな違ってみんないい。プレミアのペップ・シティvsクロップ・リバプールみたいなバチバチのやつをJリーグでもぜひ見たい。
一方で、日本代表を見る目戦で言うのなら現状のリソース踏襲型の強度でギャップを作る方向性を進めていっても、W杯でベスト8を勝ち抜くのは無理だろうなという予感がある。ACL、アジアでNo.1は上手くすれば取れる、ただ対ヨーロッパだとあるレベル以上の国には全く歯が立たない。それは上記で述べた、選手が体現できる戦術の数や種類が圧倒的に違うからだ。
なので、神戸に関しては、スター選手を連れてくる以前に、三木谷を羽交い絞めして監督の首を切るのを止めさせるのが一番手っ取り早いと思う。ベンゲル連れてきても面白いとは思うが、ベンゲルおいさんもチーム作るのに時間がかかるし何より年だ。ポドルスキをはめるならリージョよりベンゲルのが上手いかもしれないが…、でもアーセナルですでにアウトオブデイト感が出まくってたわけで、金の使い方が分かってねえな…という感じである。