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はてなキーワード: 類推とは

2021-08-25

anond:20210824174907

コンプラ白雪姫の内容はともかく注の法的説明について、いくつか誤りが見受けられます

>(※注10:王のパートナーの方との契約違反する行為ですが、契約内容自体嘱託殺人罪に繋がる恐れのある行為が含まれるため法律行為の要素に錯誤があるもの判断され、契約行為のもの無効であると考えられます

嘱託殺人とは、殺される人の依頼を受けてその人物殺害する行為をいいます自殺関与罪一種です。

また、猟師さんに殺人の依頼を受けることについて錯誤があったとは思えません。暗殺という犯罪行為を内容とする契約は、公序良俗違反するため無効になると解されます

>(※注22:「ひつぎの中の白雪姫キスしました」との表現については、見ず知らずの女性に対して昏睡状態にあることを理由性的行為を迫る大変卑劣犯行であり、準強姦罪に問われる可能性があります。あまり不適切であるため、一部表現修正しています

キスをする行為準強姦罪(現行日本刑法では準強制性行等罪)には該当しません。強制性行にいう「性行等」は、「性行、口腔性行、肛門性行」をいい、キスは該当しません。刑法類推解釈は禁じられているというのが一般的解釈です。

眠っている白雪姫キスをする行為は準強制わいせつ罪に該当し得ます

2021-08-16

DaiGoという人の一連の騒動を眺めていて思うこと――「本心」がどうかなんてどうでもいい

DaiGoという人の一連の騒動を眺めていて思うこと。

:

この人の「2度目の」謝罪会見動画についての、SNSにずらりと並んだ反応は、見た限り大きく3種類に分けられる。

1つは

「これも計算なんでしょ?」

的なもので、

2つめが

「ここまで追い込んでるやつらも同類

的な「どっちもどっち」を掲げるもの

3つ目はいわゆる擁護論で、

「みんな内心ではホームレスを汚いと思ってるはずだ」

みたいな、つまり本心」「本音」に即していないはずだから駄目だ、というもの

加えるなら、

「そういう綺麗事あなたたちは、一体ホームレスのためにいくら寄付をしたんですかw」

みたいなのが、この2と3の間に入るのかもしれない。

:

数としてみたとき最初に思うのは、

1つ目の、つまり、この謝罪を、心からのものとして信じない、という表明、これが驚くほど多い。

人間他人の内心というものを知ることはできない。

なので、このDaiGoという人のこの(とくに二度目の)謝罪は、多くの人が指摘するように計算なのかもしれないし、

あるいは意外と、真実の、心から反省に基づいて、あの涙だって流しているのかもしれない。

でも、もしあれが心から涙だったとしても、大勢の人が、それを信じようとしていない。

それは過去のこんな投稿

( https://twitter.com/umiuminemui/status/1426891746487586817 )

を含め、彼が繰り返しあちこち動画とかサロンとかで示してきた、態度や言動の積み重ねによるものが原因であるらしく、

「今回だってきっとそうさ」と受け取られてしまっている。

まるで寓話の狼少年そのままに、自分がしてきた行動や言葉負債が、いまそのまま自分に跳ね返ってきている。

計算なのか本心なのかわからないが、筆者は、むしろ、この謝罪は「計算」であってほしいと思っている。

そうであれば、彼の内面は、「ちくしょう、うまくいかないなあ」といった悔しさで済むが、もし、彼が真実反省からあの動画投稿したのだとしたら……。

これがフィクションであれば、一種の痛快さとともに、一人の悪役の凋落物語として消化できるのかもしれないけれど、

現実出来事としては、教訓劇としたってあまりに陰惨すぎる。目も当てられない。

:

そもそもの発端になった、ホームレス生活保護受給者に対する発言の時点から

このDaiGoという人の「本心」なり「真意」なりは、なぜこれが問題になったのかとは、何も関係がない。

……少なくとも筆者はそう思っている。

本心」や「真意」を気にする人は、例えば最初問題発言についても「DaiGoさんはそんな意図で言ったんじゃない」的な擁護をする。

しかし、繰り返すが、彼の「本心」も「真意」も、これが大きな問題となって「炎上」した理由とは関係がない。

■こういう言葉を(個人の感想であろうとなかろうと)、

■こういう場において(拡散され大勢に届きうる、つまり"公"につながる場所で)、

■こういう態度で(僕はこんな"辛口"な本音を言い放てるほど自分に正直でいられるんですよ、というアピールを"エンタメ"とする認識。なおこれは彼の「1度目の」謝罪発言されているので、もはや「内面」の類推ではない)、

世に向けて放つこと。

それが、ホームレス生活保護受給者の人たちに対する社会視線を、どんなふうに「操作」(メンタリスト肩書とする人のようだから、そのことに無自覚だったとも思えないのだけれど)することになるか。

……問題はそこに集約される。

「この発言の底にある、叩いている人間によって捻じ曲げられたせいで語られることのない真意」のようなものは、

どこにも入り込む余地はない。

:

「彼の放った言動、彼の内側ではなく外側で記録されている言動という事実、それについて彼は責任をとるべきだ。」

これが、DaiGoという人に向けられた糾弾の内実である。……少なくとも筆者にとってはそうである

もちろん、炎上してるとみて一緒になって石を投げてるような手合いだっているんだろう。

しかし、そういうイナゴめいた連中を、「糾弾している人たち」の「代表」に一方的に仕立てて、

「ここまで追い込んでるやつらも同類

批判して事足れりとするのは、不当に問題矮小化している。

また、

「みんな本心ではホームレスを汚いと思ってるはずだ」

的な、「本心」を問題にするような反論も、まるで意味がない。

これを書いてる筆者だって、家の前で不当に浮浪者に居座られたら迷惑なのでどいてもらいたいと思う。

そういうことと、

■「こういう言動を公にすることがどんなふうに社会視線を歪ませるか、セーフティネットというもの存在意義をどんなふうに誤ったイメージすり替えるか」

ということを問題視して批判することは、何一つ矛盾しない。

批判している人が「本心」でホームレスをどう思っていようが、また寄付したことがあろうがなかろうが、何一つ関係がない。

:

----------------------------------------

もうちょっとだけ。

本当のところ、

特にDaiGoが好きなわけじゃないが、この綺麗事を主張しているやつを"どっちもどっち"で相対化してやろう。そんなことができる自分はなんて冴えてるんだろう」

という満足を得たいがための投稿、というのについては、

炎上しているところに行って一緒に石を投げてやろう」

の手合いと同様、この件に限らず常にどこにでも発生するものなので、言及してもあまり意味はないような気がする。

そういう「冴えてる私アピール」は、確かにお手軽な娯楽であるが、しかし、何一つ、

それこそ"お花畑理想論綺麗事"を言い募るよりもはるかに、世の中の役に立っていない。

もちろん、当人たちだってそれはよく認識しているはずだ。

要は「言葉で言い負かして痛いところを突いてしまえる私はなんてすごいんだ」という満足感は、

それこそ当人の「内側」から外へ出て、何かのエネルギーになったりすることのないものから

そして言うまでもなく、

事実としての言動」「それがもたらす可能性」「それを批判することの意味」を問うにあたって、

どっちもどっち」が意味もつような余地は、どこにもない。

2021-08-10

anond:20210810082208

ガソリン風呂釜1杯ちょいで法規制を受ける。灯油は5杯。でもサラダ油は50杯!全然したことない危険だってこと。単純計算ガソリンの50倍も危険性が低いってお墨付き消防庁から出てるわけ。

サラダ油(動植物油)ってガチ危険性が低いんだな」「第4石油類よりナメられてるって相当だな」って思って、そのイメージ今日まで覚えてるわけ。

だったら何なんだよw そんなフワフワしたイメージサラダ油が燃焼するかどうかが判断できるわけがないだろ。そもそも危険性が低いかどうかなんてお前以外誰も気にしてない。

なんて書いてあったかもう一度よく読んでみろ。「想像はつくが、即答はできん。」って言ってるだろ。論点最初からサラダ油を当てたライターで着火できるか否か、だった。ブコメにも専門家に殴られてるなどと誤解してる奴がいるが、専門家どころか、お前は大学でまともに議論したことさえないだろ。何について議論してるか理解できないアホは、邪魔以外の何者でもないからだ。真面目に勉強するってのはペーパーテストに受かるために知識を詰め込むことに収まらない。なんで今までそんなことも知らなかったんだ? お前こそが、真剣勉強しましたなどと自分ウソをついている。

指定数量からどれほど危険性が低いか類推するにしたって、それは妄想に過ぎない。指定数量はサラダ油ライターで着火しないことを保証する値ではない。確かに現実ライターでは火がつかなかった。だがそれは「たまたま現実に当てはまった」だけに過ぎない。お前は類推空想を広げて自分理解しているなどと思い込んでいるだけだ。わかるか? 山を張って当たっただけなのはお前の方なんだよ。それに気づかないでブーメラン晒しネットに残してしまったのは、アンラッキーなアホ、としか言いようがない。知らないことを知らないと言いきるには勇気がいる。学問素養のない奴はそれをみて「不勉強への開き直りだ」などと言うだろうが、無知を隠そうとするのは子どもの態度であって、そういうやつは自分領分への責任を持てない。あるいは本人は無責任でも、まわりがいつも尻を拭くために苦労してるような状況になる。よりタチの悪いのは、迷惑かけてるのに気づかないどころか自分責任感に溢れる人間だと思い込んでるケースだ。専門家ぶってるお前は、どっちだ?

あと、普通言うまでもないことだが今は必要から言っておく。消防庁からナメられてるから安全だなどと考えるのは権威主義であって、科学ではない。

それに化学博士なら、サラダ油分子量が大きくて蒸気圧が低いから引火しにくいこともなんとなくわかるだろ?わからないのか?

化学博士サラダ油分子だってよく知っている。」子どもの考える博士イデア

てか「てか、蒸気に引火はせずとも油本体に火をつければ燃えるのでは?」って何?

液体の火災は、液体そのもの燃えてるのではなく、液体から出る蒸気が燃えてる...ってのは、それこそ化学やってたら常識だろ。

そりゃそうだろ。ライターの火を油本体に当てたとき接触点での気化が進んでその場で発火するかも、って想定だろ。バカが得意げに語ってる引火点は液体全体を徐々に加熱していって蒸気に着火するギリギリ温度だ。条件がまったく異なる2つの温度は当然同じになるとは限らない。「お前は危険物甲種名乗んな」? 笑うわ。お前はエアプを名乗れ。まずは学位返上してから。いや、博士号の返上要求しない。元々ないもの返上できないだろ。危険物の免許もそのまま空想の中で抱えておけ。迷惑をかけるのさえやめてくれれば好きに幸せでいてくれて構わない。

みんな真面目に勉強してるんだよ。本当の意味で。成績の上下に関わらず。その上で議論して知を向上させようとしてるの。お願いだから部外者が足を引っ張るのはやめて。

2021-08-06

ホロコーストデマシンドラーのリスト』編

オリンピック関連のホロコーストネタで盛り上がったが、個人的にはあまり興味はなかった。何せ、私はホロコーストそれ自体のことは実際詳しく知らないのだ。興味が偏っていて、関心があるのはいわゆる「ホロコースト否認論」だからである否認論に詳しいのに、ホロコーストそれ自体のことをあまり知らないって変に思うかもしれないが、そりゃまぁ全然知らない人よりは遥かに詳しいけど、例えばワルシャワゲットー蜂起なんて言う有名な事件についてなどほとんど全然知らなかったりする。だもんで、話題になったホロコーストネタについては「へー」程度にしか思わなかった。興味が湧かないんだから仕方ない。

 

でも、ホロコーストへの興味が向く契機にはなる。最近は、ホロコースト否認に対する活動も停滞していたのだけど、Netflix暇つぶしでもしようと思っていたら、たまたま目についた『シンドラーのリスト』。そう言えば、まだ二回しかたことがない。その二回とも、ホロコースト否認ホロコーストそれ自体にすらほとんど知識がなかった頃の鑑賞だったので、ある程度知識のある今ならどんな感想を持つだろうと思って、鑑賞したのである史実原作通りではないこと程度は当然知ってる。例えば、映画の中の本当の主役であるアーモン・ゲート所長は、あのバルコニーから狙撃するのは実際には不可能だった、なんて話も知っている。プワシュフ収容所跡地はユダヤ人団体の反対により、当時使うことは出来ず、近所の採石場を使ったので、それに伴って原作記述から変更したのである

 

ともかく、映画原作通りではなく、史実に基づき考証も経ているとはいえ、全体としてはフィクションである。そんなことは細かい話を知らなくとも映画を見てりゃ誰でも分かるはずなのだが、呆れたことにこのシンドラーのリストですら、ホロコースト否認論者たちは「事実ではない」と否認論に利用するのである。例えば以下のように。

 

シンドラーのリスト』を用いた否認

 この映画は、全く持って史実ではありません。その事を、私は、ニューヨーク・タイムズの2004年11月24日の記事で知りました。同紙が2004年11月24日に掲載した、エロ大学歴史家であるイヴィッド・M・クロウDavid M. Crowe)教授へのインタビューの内容は衝撃的な物です。クロウ教授に依ると、この映画が描く出来事が有ったとされる時期に、シンドラーは、収容所所長であったアモン・ゲートへの贈賄によって刑務所に入れられており、この映画が描く様な活動を出来た訳が無いのです。その他、多くの矛盾を同教授は指摘しており、この映画を「実話」と錯覚する事は全くの間違いなのです。(詳しくは、ニューヨーク・タイムズ2004年11月24日に掲載されたクロウ教授へのインタビューをお読み下さい。)

 この映画が、イスラエル墓地の場面で終はる事が、イスラエル建国の美化である事は余りにも明らかです。プロパガンダは感動的である事の一例です。皆さん、もっと冷徹物事を見てはいかがでしょうか。この映画が、オスロ協定に基ずく中東和平交渉とそれによって起こったイスラエルブームの時期に公開された事は、はたして偶然だったのでしょうか?私は、スピルバーグ監督が好きですが、同監督が、フィクション史実錯覚させるこの作品を作った事を本当に残念に思ひます

http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/7074177.html

西岡は、マルコポーロ事件で一気にその界隈の知名度トップ上り詰める以前は、英字新聞常連投稿者であったらしい。だからニューヨークタイムズ定期購読でもしていたのであろうか、そうした記事を見つけたのだろう。

 

さて、西岡文章、後半のイスラエル云々は、ネット一般否認者でも使う論理なので無視して良いと思うが、問題は前段である西岡の書き方では、『シンドラーのリスト』全体が全くの嘘であるかのようにすら読めてしまう。もちろん、映画フィクション性が強いと言っても全くのウソではない。オスカー・シンドラーは実際に約1000人のユダヤ人の命を救ったのであるトマスキニーリー原作史実と見做されているし、映画は概ね原作に沿っている。では一体どう言うことなのであろうか?

 

調べるとやっぱりデマだった。

西岡は、私自身とTwitterでやり合った時もそうであったが、参照文献の示し方が杜撰なことが多い。その時は、西岡は「国会図書館で読める!」と豪語しながら文献名すら示さないという呆れた態度すら取っていた(その後その文献をめぐってややこしいやり取りになったがここでは触れない)。今回もまた「ニューヨーク・タイムズ2004年11月24日に掲載されたクロウ教授へのインタビューである。あのね、そりゃそのニューヨークタイムズは探せばどっかにあると思うけど、常識的に考えて一般日本人が、ある特定の日のニューヨークタイムズなんてすぐに探せると思う? 「普通は」とはあんまり言いたくないけど、普通他者の参照のし辛さを考えて、一部その記事引用とかすると思う。それを「お読み下さい」って、いちいち図書館にでも行って調べろとでも言いたいのか?

 

というわけで、普通ならニューヨークタイムズなんか参照できないと諦め、西岡の言っていることを鵜呑みにするか、あるいは真偽不明として信じないか、だけだろう。ところが、今時の時代、ある程度ならなんでもググれば見つかる便利な時代であった。その記事とはこれのことである

Book Adds Layers of Complexityto the Schindler Legend - The New York Times

 

ニューヨークタイムズ記事って、有料だとほとんど全部ネットで読めるそうだけど、まさかこれが無料で読めるとは意外だった。当該部分のみを翻訳して引用しよう。このニューヨークタイムズ記事自体ちょっと書き方が悪い。

 

そもそも、「シンドラーのリスト」はなかった。

 

シンドラーリストとはほとんど無関係だった」と語るのは、ホロコースト史家でノースカロライナ州イーロン大学教授デビッド・M・クロウである。『The Untold Account of His Life, Wartime Activities and the True Story Behind the List(オスカー・シンドラー人生戦時中活動、そしてリストの背後にある真実物語)』を今秋、Westview Pressから出版した。

 

映画では、リーアム・ニーソン演じるシンドラーが、1944年ポーランドクラクフにあるエナメルウェアと武器工場ユダヤ人経営者に、比較安全現在チェコ共和国に連れて行くべきユダヤ人労働者名前を教える場面が描かれている。しかし、クロウ氏が電話インタビューで語ったところによると、当時シンドラーは、映画の中でラルフファインズが演じた残忍な親衛隊司令官アーモン・ゲートに賄賂を贈った罪で刑務所に入っていた。また、経営者のイツァーク・シュターン(ベン・キングズレー)は、当時シンドラーの下で働いているわけでもなかった。

 

ロウ氏によると、リストは9つあったという。最初の4つのリストは、主にマルセルゴールドバーグ作成したもので、彼は腐敗したユダヤ人保安警察官で、ユダヤ人輸送担当するSS将校の補佐役だった。(ゴールドバーグは後に、賄賂を受け取ったことや、好意的な態度をとったことで非難された。)シンドラーは何人かの名前提案したが、リストほとんどの人を知らなかったとクロウ氏は言う。他の5つのリスト作成者は不明である

 

そもそも、「シンドラーのリスト」はなかった」だなんて、ほとんどの人が「えっ?」と驚くに違いない。タイムズ紙も妙な書き方をするものである。だが読み進めれば分かるとおり、映画で描かれたようなシュターンとシンドラーが二人してリストを作ったというようなことはなかった、とクロウ教授は言っているだけなのである。そして、記事に書いていない内容を記事から類推するに、シンドラー刑務所から釈放後、ゴールドバーグらが作成したリストに何人かの名前を加えるよう提案した、としてリストに関わっており、何れにしてもリスト存在していたのである。実際、原作者のトマスキニーリーが使ったとされるリストオーストラリア発見されている。

'Schindler's list' found in Sydney

 

ともかく、西岡記事だけを読めば、シンドラーのリストの話自体が全部嘘のように読めてしまうが、事実は、単に映画には細かい相違があるというだけの話なのだ。こんなの余程うるさい人でもなければ「映画事実ではなくウソである!」だなんて言わないレベルの話でしかない。ホロコースト否認論者ってどいつもこいつも常にこの調子読み手を騙しにかかるので注意されたい。西岡場合などは特にイスラエルがどうたらこうたらと余計な印象操作まで含めているので、より悪質度は高い。ただし否認論者としては必須のはずの「スピルバーグユダヤ人」を入れなかったのは否認論者としての自覚が足りないとは言える(笑)

 

シンドラーのリスト』について

最初に書いた通り、ホロコーストそれ自体知識はあまりないので、どこが史実でどこが違うのかなどの細かい話は、Wikipediaレベル知識しかない。その上で言えば、オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン演じたような人物ではなかったと思うけど、概ね的なレベルでは史実通りと見なして良いと思う。「所詮フィクションから」と言う人も多いけど、現代基準から言えば、信じがたいレベル惨劇が起きていたことは事実だし、映画ではそれを描き切れてなどいないとさえ言える。そもそも描き切るなど無理だろう。今年もホロコースト映画が何本も公開されていて、食傷気味だという意見も多いし私もそれら映画を見る気もないけど、『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』程度の代表作はぜひ見ておいて欲しいという気はする。

 

そういえば、アンネの日記すら読んだことないんだよね。これじゃ偉そうなこと言えないね

2021-07-23

・"歴史は韻を踏む"、"類似している"と表現し、共通点も具体的に述べ、その上で今後起こるであろうことを類推したまで。安易な"同一視"ではないことが分かるよう、こうして慎重に言葉を選んで筋道立てて書いたつもりだが、伝わらなくて残念だ。

面白がっているのではなく、今の政権言動危機感を抱きつつも、長い目で見た時の社会良識や自浄作用のようなものをある程度は信じているんだよ。

とはいえ日本ほどの高齢化社会人類史上初の事態だ。ピラミッドどころか肩の張りだした壺のような形になった人口構成は、日本社会危機対応する力、危機から立ち直る力を急速に奪っていく。中国覇権主義日本にとって脅威となる。内憂外患は当分晴れそうもない。四半世紀単位で見れば、最悪の場合日本では財政危機が起きたり、民主制消滅したり、戦争内乱国家が分裂したり消滅したりする事態もあり得ると自分は思っている。もっとマイルド未来が実現してほしいと願っているが、高度経済成長期のような右肩上がりではなく、最善でもどちらかといえば右肩下がりの時期が続くことはまず間違いない。

日本人が一個人として出来ることは限られていると自覚した上で、個々人は身の振り方をよく考えるべきだろう。ミクロ現象マクロ現象に対して正面からぶつかったら勝てないのだから政府馬鹿げた言動には可能な限り掣肘を入れていく一方で、いざという時にどこでも暮らしていけるような備えと強かさが欲しい。

【同一視】

《名・ス他》差があると考えず、おなじと見なして取り扱うこと。

Oxford Languagesの定義

類推

《名・ス他》一方が他方と似る(幾つかの)点に基づいて、(既知の一方から)他方の有様を全体的に推し測ること。類比⑵。アナロジー

 「―解釈

Oxford Languagesの定義

なんか事あるごとに旧日本軍の失敗事例持ち出すのってどうなんですかね。右も左も日本あのころから何も変わってないみたいなことばっかり言って、政府批判して面白がってる。インパールがどうのとか言うのって聞き飽きてきたな。安易にあの時代現在と同一視していいのかな。

anond:20210723163320

京アニ事件の青葉容疑者

ルックバック」で出てくる殺人鬼統合失調症への偏見助長する描かれ方になってる、みたいな話があって、あれは悪意の塊の擬人化みたいなものであって全然関係ないだろうと思った。

京アニ事件の青葉容疑者は、統合失調症ではないし。

青葉容疑者については、ずっと考えていたことがある。

まったく擁護できる点はないけど、同じように社会的に敗北を続けている中年男性として、自身投影してしまうところがある。

感動ポルノ批判された主治医インタビューを読むと、負け組である自分小説家としての才能があれば、一発逆転できるのではないかと考えていたフシがある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c23df430ad639ed9d2b7a9b7d220f3a9f4652226?page=5

その気持ちが痛いほどわかる。

私も同じように自分に才能があると信じて、人生無駄にしたので。

アニメも見ていないうえ、原作を読んでないから大変失礼な発言だけど、『ツルネ』って、おそらく不朽の名作などではなく、他愛もない青春小説なんだろう。

ユーフォは見ているので、そこから類推するに。

京アニは、自分たちがアニメ化することで、いい作品にできると考えたのだろう。

そのアニメを見て青葉容疑者は、たぶん嫉妬したし、絶望したんだろう。

自分と似たようなことを書いているのに、大したこともないアニメに。

2021-07-21

人種差別精神疾患

人種差別の枠組みで捉えると、勝手精神疾患である類推するのは差別になる。

これが衝突してる理由

2021-07-20

ルックバックの犯人精神疾患だと決めつけている人

まずいんじゃないの?

ルックバックの作品中では、凶行に及んだ犯人精神疾患だとは一切書かれていない。

また、作品中の文脈からそれを読み取ることはできない。

更にコンテキストを作中外に広げ、京都アニメーション事件犯人などとの類似性に目を向けても精神疾患だと結びつけることはできない。

京都アニメーション事件犯人責任能力ありと見なされていて精神疾患じゃない。

更に京都アニメーション事件犯人が当時精神疾患だと誤解されていたから、それを助長しているというのも意味不明

最初に言ったように作中の犯人精神疾患だと読み取れない。

まり逆に凶行に及ぶ人は精神疾患だと=にすることを拒否している。

被害妄想することは精神疾患と=じゃない。


じゃあ誰が精神疾患と結び付けているのかって「精神疾患と結び付けるのはまずい」と言ってる人じゃん。

しろあなたこそがデマ発祥もとであり「凶行に及んだ人=精神疾患」と結び付けるのを助長してる。

自分の罪を他人に擦り付けるのはやめてほしい。

普通差別問題を考えるときに、ある特徴があるからと言って勝手類推して差別するのは完全にアウトな行為

鼻がでかいからユダヤ人だとか、目が細いかアジア人だとか、唇が厚いか黒人だなんて言うのはアウト。

被害妄想があるからと言って、統合失調症だと簡単認定したり、幻聴が聞こえてたか精神疾患だと勝手認定する。

そういう自分自身の差別的な精神問題にしてほしいしそうじゃなきゃ差別問題解決しない。

自分の醜い心をまず直視してほしい。

2021-07-15

anond:20210715063023

ひろゆき論について思うところを1つ。

若者おっさんも含めて、なにか自分の専門領域を持っているといい。

専門って言っても、「ネットで調べればわかる知識を持った上で、更に実践して得られるような知見」だ。

その自分の詳しい専門領域について彼の話を聞くと、「上辺だけで分かってないな」って思うことがあるから

「他の話も同じようなことがあるのかも」と類推できて、そういうコンテンツとして楽しめる。

単純明快な答えを提供してくれる人には、ちょっとだけ「ほんとかな?」って思って接した方が、より豊かな価値観が持てると思うよ。

世の中はそんなに簡単にできていない。

2021-07-08

anond:20210708052337

そういうとこだとおもう

イヤなら見なくていいし見たいふりもしなくていいんや

女性はやわらかいやり取りが好きだから女性になりたい人の話を読んだり書いたりできる

男性でそういうの嫌がるタイプの人もおおいだろうけど別にやりたくもないのに女性になりたい男性の心を類推して書く必要も読む必要もない

結局やりたいか女性が書く

winwinやん

2021-07-07

anond:20210707213629

大島薫とかもちぎの著作読めばいいのでは

観察範囲が狭い、というかグーグル広告類推につかまってるだけだろなぁ

2021-07-05

松竹梅が松>竹>梅なのは理解できない

松ってそんなに良いものかね。たしか植木なり盆栽なり手間をかけたならば他の木にはない魅力が生まれる。でも、枝ぶりを矯正し続けてはじめて得られるゆがんだ美は、そんな称えられるようなものだろうか?

普通に植わっている松を見て、ああこれは松の木だな、なんてまず思わない。下に落ちている松ぼっくりから類推して松の木であろうと思うだけ。食べられる部位も松の実くらい。身近にある松は安価パイン材。松はせいぜいこんなものだろう。

それならば、手間をかけずとも真っ直ぐ天を目指して伸びる竹のほうがよろしいと俺は思う。繁殖性の高さは玉に傷だが、手頃な刃物があれば誰でも加工できるし、青竹の香りの清々しさときたらこたえられない。筍もうまい

というか、松竹梅で梅が一番下なのはあり得なくないか。花の可憐な美しさは誰もが理解できるし、漬け物として特別地位もつ実がある。普通に考えてこれが一番上ではないのか。皆も本心ではそう思ってはいいか。「松竹梅」がランクをあらわすと知ったとき、梅が一番上だろうと皆思ったのではないか? 松が一番上なのはおかしいと最初は思ったのではないか? 世間に慣れていくうちに松が最上だなんて刷り込み完了してしまっただけではないのか。

松が一番上の世界はもうやめにしよう。松竹梅は松<竹<梅の順にしようじゃないか

anond:20210705092914

不明もクソも、お前自身ちゃんと言ったぞ。

キミ評判を悪いのを教えてあげてるんだよ。

 

それは脅しの意味も、そりゃある。

あるが、脅しであることは、評判悪いのがウソであることを意味しないぞ。

友達がどうこうとかは、妄想ではなく類推というか、確率問題だな。大多数の大衆にはお前の友達も含まれるわけ当然。

 

お前が「メディア医者陰謀悪者にされてる」みたいな能天気なこと考えてるようだから

もっとヤバイって教えてあげたの。

お前は誰が煽らなくても評判悪いことをしている。

2021-07-03

anond:20210703150956

まりにも苦手なんだったら単語自体を覚えるのやめて、接頭辞接尾辞の種類を覚えてわからない単語見るたびに意味類推すればいいと思う

2021-06-28

VTuber三面図や四面図を描く方への愚痴

VTuber三面図や四面図で、キャラクターの上に線が重ねてあるのは目障りだと思いませんか?

例えば、ピアスや髪飾り、ワッペンタトゥーとかのアクセサリーなどをキャラクターとは別に描いて、それの位置を示す際にキャラクターの上に線が重ねてあると非常に目障りに思います

別にそれをすること自体否定しませんが、線を重ねていない(最低でも全身の)画像もそれとは別に用意すべきだと思います。それか、三面図の文字・線なし差分を用意するとか。そうでないと、ファンアートを描く側にとって不親切きわまりないと思いますよね。

線の下の箇所をどのように描けばよいかが分からなくなるのと、またはあえて線が重なったデザインなのではないかと誤認してしまいそうです。それゆえに当のVTuberの方やキャラデザの方の意図しない描き方になるのではないか不安でたまりません。

三面図や四面図だけでなく、スクショや他のファンアート資料にすればいいという意見もあるかと思いますが、特に当のVTuberの方は動画で全身や後ろ姿を映すことは少ないかまりないのと、画像検索で他の方のファンアートも、類推によって描かれているところがあってキャラデザの方の意図していない描き方になっている可能性があるのではないかと見ているので、信憑性に欠けるし、なおさら混乱してしまます。神経質な私にとっては深刻な問題です。

VTuberキャラデザを手掛けた方でファンアートをたくさん描いてほしいと思っているのであれば、もう少し描き手に対して配慮をしたほうがよいかと思っています

2021-06-15

anond:20210615092437

新しい算出方法ブクマカ類推できるような単純なルールではなくて、機械学習ユーザーごとにスターの重み付けを変えたりしてるんだと思う。

ただそれにしても、このコメントスターがこんなについてランキング上位にあるのは相応しくない、といったイデオロギーに対する恣意的操作があるのは明らかで、これまでの単純なルールよりも運営会社としての思想信条が表出しているという点で責任が重くなったのは確か。

2021-06-12

anond:20210612230201

非夢垢を用意するのは?

「非夢BLを夢的に楽しんだ」ことを表明しなければ(その作者に伝わらなければ)、たとえ真実だとしても増田が「非夢BLを夢的に楽しんだ」事実は残らないと思う。

そして、プラットフォームがわからないので何とも言えないが、現在公開情報ブックマークや閲覧の履歴など)から楽しみ方を類推されることもはばかられるなら、先に言ったように非夢垢を用意するなり、垢なしで読むなり。

書き手に回るときこそ、非夢垢を用意して、あたかも非夢者であるかのようにふるまえばよい。

非夢者としての交流が難しければ、交流を排す。更新情報を告知するだけのツイッターにするとか、そもそも交流系のアカウントを持たないとか。

「夢」にまつわる情報を公開しないまま腐女子としてふるまえば、それは表向きは非夢腐女子ではないだろうか。

読み手しろ書き手しろ、表明していない事柄について(「キャラくんになりきっているのでは」などの)憶測をぶつけてくる人物には一定の悪意があるので、気にする必要はない。

的はずれなコメントなら申し訳ない。

2021-06-02

anond:20210602071506

勇者様、勇者様ってあの勇者を讃える世界観

どの作品のどのシーンについて言ってるのかがわからない。

1~9までをプレイ、8以外はエンディングまで見たが、主人公がちやほやされるのって中ボスなどを倒してその地域危機を救った直後(いわゆる「そして夜が明けた」のすぐ後。1と2にはなかったはず)かラスボスを倒した後のエンディングくらいしかなかったはずなんだが。

ドラクエ主人公基本的最初旅人もしくは「自称勇者レベルうさんくさい奴扱いされて、実際に功績をあげることでようやく評価される(7なんて功績自体が気づかれない仕組みになってるし、中でもレブレサックなんて最善を尽くしてもろくでもない結末が待っていたりするけれど)。6や7じゃ「勇者」はパーティメンバー全員が転職できる職業だったはずだし、9じゃ勇者という言葉自体が出てこなかったような……。

そしてエンディングでも、讃えられたのは4までじゃなかったか? 5以降、最終決戦なんて一般人がろくに気づかない形でひっそり済まされていたように記憶している。しかも3は元の世界には帰れなくなる結末でもあるから素直には喜べないし、ファミコン版4のラスト幻想みたいに見えてせつない終わりだったし……。

ドラクエプレイしたことがなくて、パロディ作品から類推して発言してない?

2021-05-24

anond:20210524185046

以前、手塚治虫の開かずの引き出しからどエロい絵が大量出土したと報道があった。そこから類推するに…

2021-05-23

オリンピックは繰り返す

2020年東京オリンピックは、大盛況で幕を閉じた。

開催国日本メダルラッシュに沸き、経済も上向いて最高の一年となった。

そんな明るい未来を予感させる年が終わり、翌年の2021年初頭、冷や水を浴びせるがごとく、凶悪ウイルス人類を襲った。

それは新型インフルエンザウイルス

突然変異を起こしたこ病原体は、例年の流行とは一線を画し、高い感染力と致死性を備えた最悪のウイルスだった。

この年、新型インフルエンザによる死者は世界人口の3割に達し、各国は大混乱に陥った。

しかウイルスは毎年変異を繰り返し、有効打と期待されたワクチンさえも効果限定的だった。

翌年以降も猛威を振るい続け、どの国も例外なくインフラ経済基盤に大きな打撃を受けた。

人類は衰退の一途を辿った。

そんな中で、皮肉にも発達したのがAI機械学習だった。

労働人口が激減する穴を埋めるべく、積極的投資が行われ、技術革新が起きた。

AIのおかげで高い精度の未来予測可能となり、遺伝子操作の分野でも大きな成果があった。

何よりもタイムマシン理論の構築は、人類の知性のみでは到達不可能だったと言われている。

2030年にはタイムマシンの試作機が完成した。

一部では目覚ましい科学の発達を見せながらも、人類滅亡は目前に控えていた。

新型インフルエンザウイルス蔓延により生産性は激減し、深刻な食料不足になっていた。

それを引き金に各地で紛争が勃発。

AI予測でも明るい未来を導き出すことはできなかった。

しかしそのAIから意外な提案がされる。

もしも新型インフルエンザが発生した2021年の前の年、2020年に毒性の低いウイルス流行していたら?

感染対策が十分に行われた翌年、新型インフルエンザ感染を拡大することができずに消滅する、というシミュレーションをはじき出した。

過去修正することで、人類を救うことができるかもしれない。

作品タイムマシンは、人間のような大きな質量を運ぶことができなかったが、微小な病原体であれば、過去へ送り込むことが可能であった。

遺伝子操作新型インフルエンザウイルスRNAを組み込むことにより、感染力だけが強く毒性の弱いウイルス作成された。

遺伝子を組み込む毒性の弱いウイルスには、風邪の原因としても有名なコロナウイルス選択された。

タイムマシンは、2020年へ、遺伝子操作したコロナウイルスを送りだした。

人類袋小路に迷い込むことなく、より良い未来をつかみ取ることを願って。

◇◇◇◇

2020年初頭、突如発生した新型コロナウイルスはいくつかの国でパンデミック引き起こした。

大きな犠牲を払いつつも、各国は隔離政策を打ち出し、少しずつではあるが封じ込めることに成功した。

翌年の2021年新型インフルエンザが爆発的に広がるはずであったが、高熱を出した患者はすぐに隔離他者感染することなく、人知れず消滅した。

こうして、新型インフルエンザ人類を追い詰める未来は消え、新型コロナで混乱する世界線へと改変された。

新型コロナは、新型インフルエンザを知らない人類にとっては大きな痛手となったもの、数年のうちに克服された。

人類は、より良い未来へ舵を切ったはずだった。

この新型コロナ騒動で、一人負けの様相を呈した国が日本だった。

新型インフルエンザよりも一年早く発生した新型コロナのせいで、東京オリンピックは中止となった。

しかも、延期中止をめぐる中で数々の不祥事が発覚。

日本は諸外国からの信頼を失い、国民は自信を失った。

期待していた五輪特需も無くなり経済が衰退。日本はみるみるうちに失速していった。

そんな日本が打開策として打ち出したのが、かつての栄光科学技術立国日本の復活であった。

とは言え、一度失われた物を手に入れるのは容易なことではない。

場当たり的な政策を繰り返し、国内外失笑を買うことが多かった。

それでも、数を打ったことで奇跡的に成果が出た。

それは空間不思議な亀裂があるという、今までに発見されていない現象だった。

実のところ、この亀裂はタイムマシン新型コロナウイルスを送り出した際に生じたものだった。

タイムマシン過去物質を送るのはピッチャーキャッチャーへ向けてボールを投げるのに似ている。

時空とはピッチャーキャッチャーの間にある障子のようなもので、途中を通る時、空間に亀裂が入る。

2030年から2020年の間には新型コロナウイルスが通過した亀裂が発生しており、日本研究チームが偶然にもそれを発見したのであった。

本来タイムマシン理論人類には到達し得ない領域である

新型インフルエンザ世界線ではAIの発達によりパラダイムシフトが発生したが、AIが未発達な新型コロナ世界線ではあり得ない。

しかし、何もないところから考えを飛躍させるのは無理であっても、観測できる事象があれば、類推可能だった。

落ちぶれた日本には他にできることもないので、この研究に力を注いだ。

ピッチャーが投げたボールの途中の軌道観測すれば、それがどこから発生し、どこへ向けたものなのか推測できる。

時間的連続した亀裂を観測することで、これが2030年から2020年へと微小な何かを送りつけた結果であると仮説が立てられた。

この仮説には様々な飛躍があり、突っ込みどころも多かったが、偶然にも正鵠を射ていた。

そして2020年という終着点は、日本にとって忌々しい年だった。

新型コロナ未来から「悪意によって」送りつけられたウイルスである

そう結論づけた日本はこの過去へ向けたボールを撃ち落とすことにした。

ピッチャー2030年から2020年へ投げたボール軌道上にいる今、そこへ大きなエネルギーをぶつけ、ウイルスのような小さな物体消滅させることは、それほど難しいことではなかった。

これが他の国の発見であれば、もう少し慎重な対応をしたかもしれない。

しかし、余裕を失った日本は、すぐに行動へ移した。

2030年から2020年へめがけて送られた新型コロナウイルスは、こうして途中で破壊された。

2020年に新型コロナ感染爆発を起こさなくなったことで、2021年新型インフルエンザが大流行した。

新型コロナ世界線は消滅し、再び新型インフルエンザ世界線へと戻った。

こうして世界2020年から2030年の間で、新型インフルエンザ世界線と新型コロナ世界線を繰り返すこととなった。

人類は2つのウイルスに繰り返しパンデミックされる監獄へ囚われた。

◇◇◇◇

この様子を興味深く観察する、高次の存在があった。

人間が考えるところの神と言える存在である

彼は驚きと興奮を持ってこの事態を観察していた。

文明が未発達で精神的にも未成熟地球生命体が、まさか時間を操る術を身につけるとは想像していなかったのだ。

さらには無限ループを発生させ、宇宙全体を停滞させるとは。

ただ、感心はしたものの、地獄絵図をループするだけの人類にはすぐに飽きた。

宇宙全体を見渡せば、地球よりも優れた生命体は数多く存在した。

そちらを停滞させてまで宇宙ループさせる意味はなかった。

そう判断した後の彼の行動は速かった。

地球恒星である太陽に力を注ぐ。

太陽には、コロナと呼ばれる100万度を超える大気層がある。

彼は地球大気コロナ大気を入れ替えた。

奇しくもその日、日本では何度目かの東京オリンピック開会式が開かれていた。

その世界線では、新型コロナウイルス存在しなかった。

オリンピック開会式の段階では、新型インフルエンザウイルスも発生していなかった。

まだ人々は、明るい未来漠然と信じていた。

聖火台に火を灯す、オリンピック象徴する儀式の始まる瞬間。その時はやってきた。

地球太陽からの「聖火」が届く。

100万度を超える高温のプラズマ電子レンジよろしく地球をチンした。

こうして人類は終わりを迎えた。

この時、ループを繰り返した東京オリンピック10回目の開催だった。

オリンピック10回。

五輪10

ごりんじゅう。

ご臨終。

お後がよろしいようで。

2021-05-16

予測を口にした時それが必ず当たる人が周りにいるんだけど

2007年M-1決勝前→「サンドイッチマンが敗者復活で決勝行って優勝をかっさらう」

2009年総選挙前→「民主党政権奪取する」

原発事故直後→「首都圏から避難する必要は無い。東電は存続するし、日経平均は1年そこらで戻るし、世の中平気で回る」

日本シリーズDeNA細川高卒新人野手初の初打席安打を見て→「この選手レギュラーに定着することはない」(今のところ二軍暮らしが続いているとはいえまだ現役続けてるので予測が当たったとは言えないが……)


どの予測ときも、俺が根拠を尋ねても答えようとせず、「とにかくそうなる!」と断言するだけ。だから知識論理ベース類推しているのか、完全にオカルト的に未来予測しているのかすらわからない。

サンドイッチマン優勝をまんまと当ててるのを見るに、後者なのではないか個人的には思ってる(自分は相当なお笑い好きだけど、あの年のサンドイッチマン優勝を理屈予測するのは絶対不可能)。


そんな彼が五輪コロナの今後についてこの前予測を口にした。

これまで俺がことあるごとに予測を尋ねても「そんなのわからん」としか言ってなかったのに、見えた?知った?分かった?のか、とうとう俺に対して断言予測を自ら進んで聞かせてくれた。

「あと半年で世の中は建前上は元通りになるよ。

相変わらずコロナで人は死に続けるけど、ワイドショー感染者速報なんか全く出さなくなるし、飲食業イベント業もコロナ前の感じで営業するようになる。

逆に『コロナの危難はまだ去ってない!』って警戒する人が陰謀論者くらいに扱われるようになる。

出張も出社も旅行も元通りになる。テレワークは完全に廃れる。

五輪強行開催されて国民からめちゃくちゃ叩かれるけど、しばらくして世の中が元通りになるから免罪される。

あと株価コロナ前の水準に戻っちゃう


というわけで、もう今俺はコロナ渦が年内で終わるものと思い込んでる。

ただ、個人的な話になるが、彼が最後に俺に対して「あとお前マジでうそろそろ仕事見つけないと本当にヤバくなるよ」と言ったのが一連の予測としてなのか、そうではなく常識的アドバイスとしてなのか気になってソワソワしてる。

2021-05-09

anond:20210509054852

もとのアスリート話に関しては、さすがに誰も例えだとは思っていないのではないだろうか(そう信じたい)。

自分はそうだが、「譬え話」を「例え話」と書いてしまうのは変換の問題である可能性がある(喩え話や譬え話は一発で変換できない)。

「譬」や「喩」は常用外であるため、「稀少」を「希少」と書くように「例」が代用字として使われているのだと思う。

まさしく、この代用字が誤解を招いているという主張に繋がりそうだが。

言わんとしていることもわかる。「類推」とか「アナロジー」とか使ったほうが誤解はないんだろう。

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