ざっとしか読んでないが、そもそも精密な議論をするにあたって喩えと例えを混同しているのが誤解を生んでいる。
喩えとは別カテゴリーからの類推だ。例えは同一カテゴリー内にあるものをサンプルとして取り上げることだ。
喩えは理解や発想の助けにはなるが議論の根拠には使えない。例えなら議論の根拠に使えるものもある。
あるリンゴの品種の味を説明するときに砂糖のように甘いと言うのは喩えだ。砂糖はリンゴとは別カテゴリーのものだが、相手が砂糖を知っていれば、あるリンゴの品種の甘さは砂糖の甘さから類推できる。ただし、砂糖が甘いことを根拠にして、砂糖が甘いのだからあるリンゴの品種も甘いのだと言うのは奇妙な論理だ。
一方で、あるリンゴの品種の味を説明するときに具体的に1つのリンゴを持ち出してきて糖度計で測るなりかじってもらうなりして、このくらい甘いと言うのは例えだ。これは同一品種のリンゴという同カテゴリーのなかの一つのサンプルを持ち出してきて甘さの根拠としている。もちろん同一品種のリンゴの中に甘くないサンプルもあるかもしれないが、いちおうサンプル1として議論の根拠に使える。もっと自説を補強したいなら大がかりに同一品種のリンゴのサンプルを集めてきて統計処理にでもかければいいのだ。
平社員はオリンピック選手の喩えにはなるが、例えとしてはおそらく適切ではない場面が多い。
タイトルは純粋な疑問なので結論はありません。誰か教えてくれ。 (まあ自分が例え話を理解できない人を馬鹿だなと思っているだけなので、因果が逆ではある。) 例え話について、...
ざっとしか読んでないが、そもそも精密な議論をするにあたって喩えと例えを混同しているのが誤解を生んでいる。 喩えとは別カテゴリーからの類推だ。例えは同一カテゴリー内にある...
もとのアスリート話に関しては、さすがに誰も例えだとは思っていないのではないだろうか(そう信じたい)。 自分はそうだが、「譬え話」を「例え話」と書いてしまうのは変換の問...