はてなキーワード: 旅行者とは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%96%AB%E6%89%80
他にも農林水産省にも動物検疫所と植物防疫所があるが別組織とのこと。
https://www.forth.go.jp/keneki/yokohama/museum/pdf/05_Ayumi.pdf
内務省→税関→逓信→運輸逓信→厚生という流れのようだが、行政と軍でバラバラなのかもしれない
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%BC%E5%B3%B6%E6%A4%9C%E7%96%AB%E6%89%80
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55736490X10C20A2PP8000/
ただ、国際保健規則上、入境する旅行者や貨物等に対する衛生措置等の義務が参加国政府に定められており、日本では検疫法に基づき検疫所が実施する、ということらしい。
なので、船や飛行機の国籍に関係なく、日本政府の権限で検疫を行うことは可能なようだ。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kokusaigyomu/dl/kokusaihoken_honpen.pdf
これ自体も不平等条約時代は出来なかったことらしく、大変だった模様。
https://www.spf.org/opri/newsletter/172_2.html
https://twitter.com/ma43747507/status/1220669762633469953?s=21
災害派遣扱いらしい。
ちゃんと検疫はしたらしい。
それががっつり居なくなったので悲鳴を上げてる。
日本最初の感染者であるバスの運転手が接触した武漢からの旅行者が8日〜11日および12〜16日、このどちらかで日本に入ってきてるのは確定なので、遅くとも7日までに渡航禁止にしていなければいけなかったという話になるがさすがにそのころ渡航禁止にしろといった奴はほとんどいない(武漢での死者も二桁である)
シンガポールは1月20日に開かれたビジネスの国際会議でどかんと感染者が増えて国際的に拡散したのがわかっている
https://jp.reuters.com/article/china-health-singapore-meeting-idJPKBN2080IU
韓国は新興宗教団体(日本にも支部があるhttps://cult110.info/news/shintenchi/2019-11-12-0533/)が爆発的に拡散させている
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59456
アップデートしておくように
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愛知県庁
東京都内で16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5人確認されたことが関係者への取材でわかった。このうち2人は、1月18日に屋形船の新年会に出席し、感染が明らかになっている都内在住の70代のタクシー運転手男性と濃厚接触していたという。
70代のタクシー運転手男性の濃厚接触者をめぐっては、14日に男女2人、15日に7人の感染が確認されている。都によると、このうち70代の屋形船従業員男性は1月15日か16日、中国・武漢市からの旅行者を接客したと話していた。運転手男性の濃厚接触者は約190人に上り、ウイルス検査を進めていた。
愛知県は16日、尾張地方在住の60代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。米ハワイから帰国後に新型コロナウイルス感染が確認された名古屋市の60代女性の友人で、帰国後に接触した。発熱などの症状が出たが軽症という。県内での感染確認は5例目。
県によると、男性は15日に38度の発熱があり、県の保健所に相談した上で、県内の病院を受診。16日に県衛生研究所の遺伝子検査で陽性と判明し、入院した。軽症だという。男性は徒歩で病院へ行き、マスクを着用した上で、ほかの患者との接触を避けて受診したという。
世界中に広まるのはまぁ確実だと思うけれど、問題はその先にある。
今回のCOVID-19 が宿主に出来る動物がまだ分かっていない。
宿主というのは、感染しても発症せず共存共栄できる動物なんだけど、
これがもし、日本の野生動物の中にいた場合、COVID-19は日本に定着してしまう。
MARSが今だに終息しないのは、MARSの宿主がラクダだから。
ラクダを全部殺処分することができないから、中東では今だにMARSが繰り返される。
もちろん、COVID-19が定着してしまう可能性は欧米諸国でも同じくらいあるんだけども、
今回のランキングは、ドイツのWorldRiskReportが世界171カ国を対象に行なった調査データに基づき導き出された。「Which?」は、さらにそこから旅行者に人気の世界20カ国に絞り込み、それぞれ暴力的犯罪の危険性と自然災害のリスクが高い順にランキングを作成している。
まず、犯罪リスクのランキングを見ると、アイスランドが最も安全な国として第1位、UAE(アラブ首長国連邦)が第2位につけ、シンガポール、スペイン、オーストラリア、カナダと続き、日本は7位となっている。日本は「治安が良い国」と世界から称賛されていると信じていた読者も多いだろうが、現実には“入賞レベル”だということだ。ちなみに、このランキングでは、健康やテロのリスクも考慮されているようだ。
次に、自然災害リスクのランキングを見てみると、最もリスクが低い国の第1位はバルバドス(カリブ海の島国)で、第2位はアイスランド、さらにUAE、シンガポール、フランスと続く。そして20位は、日本である。最下位となった理由は、M6以上の地震発生数が全世界における総数の20%にも達する地震大国という点、さらに津波、台風、洪水、熱波、寒波など多種多様な災害リスクを総合的に考慮されたようだ。
これらの調査結果を総合すると日本は、治安に関しては“そこそこ良い”が、自然災害のリスクは“極めて高い”国ということになる。」
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201812_post_18952/
こちらの評価のほうが妥当で正確だと自分は思う。この増田を書いているやつは、理由は不明だが「ニッポンの警察の優秀さを否定するやつはケケケケけしからん! ニッポンにケチをつけるやつはみんな外国に出ていけ!」と言わんばかりの憤りに駆られているように見えて異様。なんでそんなに必死なんだ。権力を盲信しないのは、民主主義国家の国民として成熟している証拠ではないのか。みんなが同じ方を向いて「我が国はすばらしい」と合唱している北朝鮮のような国がお望み? 醜い。キモチワルイ。
武漢の新型ウイルスのニュースを見ていると、新種の病気なんだからある種どうしようもない部分がある。
だけれども、すぐに中国の対応や日本の対応、あるいは特定の為政者や風邪をひいてしまった特定の誰か、旅行者を悪者にして語りがちだ。
感染はただただ自然の営為だが、そこに過度に人間の責任があるように語られる。
もちろん対応の中でやっちまった人もいるかもだが、そんなものをネットで論ってもしかたがない。防疫に直接はなんらも寄与しない。
と頭で思っていても、ついつい「こいつ何やらかしてんだ」みたいに心では思ってしまうところがある。
ネットに書いたり煽ったりはもちろんしないんだけど。
定期さんの日常
パパ活の定義と範囲がよくわからんのでパパ活ではないかもしれないので界隈で定義されている定期さんとして活動報告です
およそ月に2~3回の関係をもって一回1.5万です
定期的に出会えるように連絡を取れるしているというだけで他の一見さんとかわりませんが
実家ぐらしであっても社会にでてお金が足りないのをキャッシングローンに行かず
いまの定期さんは二人で二十歳くらいと三十代です
定期さんになるのはこちらから定期さんはどうですかと持ち掛けたり
出会う人はアジア系外国人の方やほぼ障碍者の方ホームレスらしき高齢者もいらっしゃって
とりあえず一度相性を確認してからその後の関係を考えるようにしています
ごくたまにすごく美人でどうも経験がなさそうな方がはじめてをすませるためだけに
いらっしゃっている風なことがあります
学生がほとんどいらっしゃらない環境なので詳しくはわかりませんが
わりと数会っているとおもうのですが町ですれちがったりすることはありません
会いたいとおもうと会えるためこういう活動をされている方は少なくはないのではないかと思います
学生には学生の環境があるのかとおもいますが私がこういうのもなんですが
親からお小遣いをもらって学費を出してもらっている期間にそういうことをするのは何かの感覚が
狂っているとおもうのでもうだめかもしれんねと思います
今の定期さんは生活に余裕がほしいお小遣いのためのようですが定期さんにならなかった人に
いたのは年金がたりてない感じの奥様 働かされているお店の別経路でまわってきた方
メンヘラで仕事がない方 携帯電話はもっているが私物をみんなカバンにいれているホームレスらしき方
なぜそんなことをしているのかわからないきれいなお嬢様などいらっしゃいました
お値段的には2万が上限です
それ以上はなにか面倒なことがおきる可能性のあるところからの人である可能性もあります
通常はいちごとよばれる1.5万でホ別です
外国の方は基本一度きりの旅行者か地元の出張マッサージ店の待機要員的な方であることが多いようです
2万となるとこちらがだいぶ期待して会うというくらいになります
価格帯はそれぞれの地域などで変わるかと思いますし中でOKの二十歳くらいの方が業者でしたがホ別1.3だったこともあります
業者なのに1.3なのは意味わかりませんがわかるようになりたくもないので詳しくは聞いていません
よろしくない業者に派遣されている可能性も否定はできませんが私にできることはないためなんとも言えません
余談ですが私は25歳になるまで性的な思考はガチガチの大真面目で、カラオケに男女で言ってふざけておっぱいさわった友人を
一生ゆるさない最低で下劣な野郎だ性交渉とは一生の愛を誓うもので神聖であるべきという考えをもっていました
それに反して身体には性欲がつよくあり自慰行為も多く趣味も年を重ねて広くなってしまいました
25歳で初体験をすませた後その人と恋人同士になりましたが性的な思考が固すぎたことでストーカーのような思考に
なりつつもありそこまでのめりこめる性格でもあつくなれる性格でもなかったのですが一つ間違うと
そのままその後しばらくして結婚もしたのですがこれは第一に毎日おうちでセックスできるということが一番おおきな
実質性格の問題などは対応できる許容量があるとおもっていたので相手に対するこだわりはあまり大きくなく
こちらを好きになってもらえたらそれでいい程度でした
性格の不一致で離婚したのですがその後その人がちがうだれかと寝たり結婚したりする可能性があるということを
自分の性欲の強さがそうさせたのでしょうがこれは生体機能的なものでどうしようもありません
切り落とせというなら費用とその後のケアを全部保障してくれるなら切ってもいいと思うくらいには本人にも悩みでした
あまりにつらく自分も恋人を探そうと思ったのですがいまさら恋人を探すという時間的余裕も
環境的にも男女が言葉を交わし始める機会がそう多くなくなってしまった現在肉体的な関係を
肉体的にはいくつか経験しても潔癖症なところはさして変わらずでした
定期さんという形で恋人のような感覚になってくれる人が連絡先を交換しましょうといってくれたところから最初の定期さんが始まりました
はじめは一人だけだったのですがお相手にも都合がありやめてしまうことが恋の終わりのようなつらさもあり
おさえられない欲求の退避場所をもとめるようになってしまいました
そこで順次あっていった方から定期さんを提案していき二人目の方が関係をもってくれるようになったとき
非常に安心感をおぼえました
他人に嫉妬しなくてもよいしむしろNTRにもとより興味はありましたが自分の関係者はそんなことゆるせない
とおもっていましたが人の過ちなどゆるせるような気持ちの余裕ができたと思います
いまは二人以上は必要ないかなと思うのと二人いることで女性性に対する過度な期待と詮索をしなくて済むようになったともおもいます
どこの地域の方が5万とかいう金額で何をしているのかわかりませんが肉体関係者各位は
1万難ありまたは高齢者
1.5慣れている 相場
業者はどの価格帯にもいますが相場に沿わない素人も金額の多い業者も肉体関係者各位の
心づもりをもっていない可能性があるため一般に想像しうる問題に直面する可能性が多そうです
関係行為も特殊な欲望を満たすために特別そういうことをしているのではなく
つらく悩みの元である機能しつづける男性機能を沈めてもらうために
ボランティアをしていただいているような感覚でおねがいをしています
暴力的に吐き出すために男性はするというイメージも多いかと思いますが
非モテきもおっさんにはそういうお店で機能的に済ませるということが
簡単にできないためとてもありがたくできるだけ親切な対応をしたいとおもっています
本当に活発な男性機能は人間の脳に繋がって寄生している凶悪な生物かと
思うようなストレスを発生させることがあるためこれをエロなどで鎮静できないと
本当にいろいろな不便をきたすとおもわれます
5万とかどこのなにかわかりませんがそんなてのとどかない金額で
されているところもあるらしいということで自重を促すのが目的かもわかりませんが
大金の支払えないやっかいな性欲を抱えたいってみれば元気すぎる障害をもった人も
いるわけでそれに手を差し伸べるつもりがないのならそれを相手に
日本の宿泊施設はビジネスホテルが順調に供給され、着実にインバウンドが増えている
これまでイケイケドンドンだったインバウンドは順調で、日本政府が掲げていた「2020年に外国人観光客4000万人」という目標も達成できそうな見込みだ。
訪日外国人旅行者数が史上初めて1000万人を超えたのは平成25年12月20日(金)。それから7年、 今年1月11日、閣議を終えた石井啓一国土交通相が明かした2019年の訪日外国人観光客数は3119万人(推計値)、約3倍に増えている。
JTBが昨年12月に公表した2020年の訪日外国人観光客数の試算は、政府の目標を大きく下回る3430万人である。ただ、昨年のラグビーワールドカップの成功の記憶も新しい。今年はオリパラで世界中から観客がやってきて、相乗効果で4000万人達成も十分達成可能だ。
フランス(8940万人)やタイ(3800万人)に匹敵する観光大国になるのも夢ではない。
いやいや、日韓関係の悪化で韓国人観光客が激減するのでは、という人も多いだろう。中国経済の失速で、中国人観光客もかつてのほどの勢いがなくなるのでは、と考える人もいるかもしれない。
いろいろな見方があるだろうが、個人的には引き続きインバウンドは増えるのではないかと思っている。
観光庁観光産業課の「観光や宿泊業を取り巻く現状及び課題等について」(平成31年1月28日)の「訪日外国人旅行者による宿泊割合(宿泊施設タイプ別)」を見ると、日本にやって来る外国人観光客の36.6%がビジネスホテルに宿泊している。シティホテル(34.5%)、リゾートホテル(13.2%)、旅館(10.6%)を抑えてトップだ。
この利用率は大都市圏になるともっとハネ上がる。東京都は46.1%、愛知県は51.1%、福岡県にいたっては59.6%となっている。
つまり、多くの外国人観光客にとって「日本で宿泊する」ということは、「ビジネスホテルに泊まる」ということとほぼ同じ意味になっているのだ。
なぜこうなるのか。日本のビジネスホテルは安いのに設備もキレイで交通の便もいいから、ということもあるが、何よりも圧倒的な勢い次から次へと供給されていることが大きい。
「みずほ総合研究所」のレポート「2020年東京五輪開催年のホテル需給の試算」(2019年11月29日)の中に、観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに作成された「2018年タイプ別客室数(前年差)」という表がわかりやすい。
ビジネスホテルが4万室にも届こうかという勢いでドカンと増えているのに対して、シティホテルは1万室弱でリゾートホテルも微増。旅館にいたっては減少しているのだ。
日本のインバウンドの勢いが落ちることがなく続いているのは、増え続ける宿泊需要に対して、いち早く客室数を増やして対応しているビジネスホテルのおかげだ、と個人的には思っている。
大量の外国人観光客の宿泊先をビジネスホテルが吸収してくれているおかげで、リゾートホテルや、日本の伝統的な宿泊施設である旅館や温泉宿がぎゅうぎゅう詰めにならず、ゆっくりと休める施設になっている側面はあるのではないか。「臨機応変に増えているビジネスホテル」のおかげで、日本の宿泊施設の多様性が維持されているのだ。
それを示すのが昨年12月25日の観光統計の「宿泊施設タイプ別客室稼働率推移表」だ。外国人観光客がはじめて1000万人を超えた2013年(平成25年)のビジネスホテルの客室稼働率は69.5%。一方、リゾートホテルは52.3%、旅館は33.4%となっている。
ここから現在にいたるまで右肩上がりで外国人観光客が増えていくので、理屈としてはすべての宿泊施設で稼働率は上がっていくはずだが、明暗がくっきりと分かれていく。
ビジネスホテルは70%代まで上がって昨年11月には80.2%(第1次速報値)となっているが、リゾートホテルは50%代をウロウロして昨年11月の客室稼働率は56.4%。旅館も30%代が多くて昨年11月には40.6%(ともに第1次速報値)にようやく届くありさまだ。
つまり、爆発的に増えている、右肩上がりだ、と景気のいい話ばかりが伝えられる外国人観光客にきちんと対応できているのはビジネスホテルで、「観光ホテル」の利用者は、それほどドカンと増えていないのだ。
海外に日本の魅力をPRするプロモーション動画などをご覧になっていただければわかるが、外国人観光客が日本の伝統的な旅館や、温泉宿に宿泊して、日本人と触れ合うみたいなシーンがお約束となっている。
しかし、現実はこれまで述べたように、ビジネスホテルに泊まるのが一般的となっている。
ここにインバウンドがまだまだ伸びる余地がある。客室稼働率が低い旅館、リゾートホテルがこのような観光客のニーズにあったサービスが提供できれば、日本に憧れを抱いて訪日するような「親日外国人観光客」をより満足させることになるからだ。
実際にそれをうかがわせるようなデータもある。前出「観光や宿泊業を取り巻く現状及び課題等について」の中の「訪日外国人旅行者が希望する宿泊施設及び実際の宿泊施設」によれば、外国人観光客の70%が「日本旅館」での宿泊を希望しているが、実際に宿泊できるのは55%にとどまっている。
この理想と現実のギャップは、ビジネスホテルが増えていけばさらに広がっていくだろう。それはつまり、旅館、リゾートホテルには大きな潜在的な市場があり、対応することで外国人観光客も増えていくということなのだ。
バスが止まると、乗客たちは押し黙ったまま次々と降りて行く。車窓から見える煤けた家々の影に吸い込まれて行く彼らを眺めていると、いつの間にかバスの中には僕と運転手だけがとり残されていた。分かるはずもないポルトガル語でなにかを伝えようとする運転手の表情を見て、ようやくここが終点のモシンボアダプライアだということに気付いた。
モザンビーク共和国の最北部、タンザニアとの国境に最も近い街、モシンボアダプライア。ナンプーラからミニバスに揺られること10時間、日も傾き始めた午後4時頃、やっとのことで到着した。
21世紀になった今でもまだ未開の森が残っているというモザンビーク北部。小さな村と村を辛うじて繋ぐ細い道路は言うまでもなく未舗装で、その上を走るトヨタハイエースのミニバスは、重ねて言うまでもなくオフロード向きの車ではない。乗車定員をまるで無視したぎゅうぎゅう詰めの車内で、膝の上に拷問器具さながらの重たいバックパックを載せて、しかも悪路を走る振動に耐えながらの10時間は、気の遠くなるような長い時間だった。
あわてて荷物を引っ張って外に出ると、空になったバスはそそくさと何処かへ行ってしまった。降り立った場所はバスターミナルなんて大層なものではなく、石造りの家々が建ち並ぶ小さな村の一角にポツンと広がった、ただの砂地の広場だった。広場の端に植えられたヤシの木の陰には何人かの女性や老人が座っていて、サトウキビをバリボリ齧りながらこちらをじっと見ている。ああ、ここ数日と同じだ。
モザンビーク最大の都市、首都のマプトは、南北に長い国土の一番南の端にある。南アフリカから陸路で入国した時、最初に到着した街もマプトだった。首都は首都なりに近代的なガラス張りの高層ビルが建っていたりもするのだけど、そこから北へ向かって縦断を始めると、車窓から見える景色がどんどん田舎に、自然に近づいていくのがそれはもう如実に分かる。白人の観光客がいるのはせいぜいマプトの次の街のイニャンバネ辺りまで。国土のちょうど真ん中辺りを東西に流れるザンベジ川を超えると舗装道路がほとんど無くなる。北部の街キルマーニを超えるともう公共交通機関が当てにならないので、道端にはヒッチハイクの代行をして日銭を稼ぐ子供達が居たりする。モシンボアの手前のペンバ辺りまでは、自分以外の酔狂なバックパッカーを見かけることもあった。しかし、ここに来てついに異邦人は自分だけになってしまったらしい。
いわゆる発展途上国の場合、自分のような旅行者は、バスから降りるなり土産物の押し売りやホテルやタクシーの客引きにもみくちゃにされてうんざりするのが常だ。しかしアフリカのこんな僻地まで来てしまうと、そもそも旅行者が訪れることなどほとんどないはず。外国人慣れしていない土地の人達も、突然バスから降りてきた肌の色の違う人間に驚きつつもどう対処したらいいかわからないのだろう。一挙手一投足を全方位から遠巻きに観察されているような視線は、動物園のパンダにでもなったかのような気分にさせてくれる。
惚けていても始まらない。まずは今晩の宿を確保して、それから英語の分かる人間を探さないと。ここまでの街で集めた情報によれば、モシンボアからは毎朝早くに国境行きのバスが一台出ているらしい。できれば明日の朝そいつに乗り込みたい。ここ数日、ATMもなければクレジットカードも使えないような場所を通ってきたせいで、手持ちの現金はもうほとんど尽きかけていた。今はできるだけ早く駒を進める必要がある。とにかく、話のわかる奴を探して情報を聞き出さないといけない。僕は檻から抜け出すようにしてその広場を後にした。
重い荷物を背負って村の中へ入って行くと、ここでも同じように奇異の目を向けられる。それでも、こういう時は一度誰かに話しかけてしまえば後は簡単だ。それをきっかけに周りで見ていた人たちも次々話に入ってきて、いつの間にか自分の周りは人だかりになっている。その中には英語を喋る奴が大抵一人くらいはいるもので、今回もその中の一人、僕と同い年くらいの青年を見つけた。彼が言うには、自分の兄貴が毎朝国境行きの車を運転しているとのこと。この村に来る外国人は十中八九陸路でタンザニアへ向かおうとしている奴だから、客になりそうな外国人がいると聞いてすっ飛んで来たらしい。村の奥、青年の指差す方向には一台のピックアップトラックが止まっていた。手を引かれ、群衆をかき分けながら近づいていくと、荷台に腰掛けた白いタンクトップの男がサトウキビをバリボリ齧りながらこちらに視線を投げている。トラックの前まで来ると、男はサトウキビの食べかすを地面に吐き捨て、挨拶もそこそこに言った。
「あんた、国境に行くんだろ。300メティカルで明日の朝こいつの荷台に載せて連れてってやるよ。早朝三時にここに来な」
なんとなく予感はしていたが、国境へ行く手段というのはバスや乗り合いタクシーの事ではないらしい。このトラックの荷台に乗って、荷物のついでに運んでもらうということなのだ。トラックの荷台には、明日の同乗者になるのであろうコーラの空き瓶が入ったケースや何が詰まっているのかわからない大きな頭陀袋が山と積まれているだけで、当然ながら座席のようなものは見当たらない。今日の移動もなかなか骨だったが、明日も今日に劣らずタフな一日になりそうだ。
運賃として提示された300メティカルは日本円にしておよそ500円少々。交渉が前提になっているようなひどく高い金額でもないし、村を歩いて探し回っても他の交通手段があるとは思えない。500メティカルなら、あと一日くらいこのモシンボアに泊まってゆっくり骨を休める余裕ができる。聞く所によればこの男は毎日国境まで行っているようだし、出発を一日先延ばしにしてもさほど問題にはならないはずだが、でもこの時はそうしなかった。前へ前へと懸命に移動することに、ある種の快感のようなものを覚え始めていたのかも知れない。とにかく僕はこのトラックで明日の朝、国境まで行く事に決めたのだ。
握手を交わすと、男は表情を和らげて言った。
「寝る場所が必要だろう。弟に宿まで案内させるから今夜はそこで休め。寝坊しても起こしに行ってやるから安心しろ」
男が目配せをすると青年は頷き、ついて来いと言って歩き始めた。もう一つの懸案だった宿の方も、彼らが世話してくれるらしい。それもそのはず、人や荷物を国境まで運ぶ商売をしていれば、僕のような旅行者を載せる機会も幾度と無くあっただろう。そんな旅行者への宿の斡旋も、彼らの商売の一部なのだ。
青年の背中を追って歩いていくと、少しずつ村の中心に近づいていくのがわかった。舗装された道幅の広い道路があらわれ、ガソリンスタンドや錆びたコカコーラの看板、商店や食堂などが民家に混じって見え始める。顔を少し上げると、視界の端にわずかに入るヤシの木や、朽ちて傾いた丸太の電信柱の向こうに、どことなく湿った雨期の青空がいっぱいに広がるのが見える。
10分も歩かないうちに、僕らは一つの建物の前で立ち止まった。周りに見える民家や商店より少し大きい、ちょうど郊外のコンビニくらいの大きさのその建物は、宿泊施設としてはやや小さく思える。水色のペンキで塗り染められた石の外壁には大きなひびが入り、風雨や土埃に晒されてくすんだ色になっていた。やれやれ、想像通りのボロさである。
「ここが宿だ。少し汚いけどこの村には宿はここしかない。悪いけど我慢してくれよな」
青年はそれだけ言うと、あっけにとられる僕をその場に置いて来た道を逃げるように帰っていった。僕が宿にいちゃもんをつける前に立ち去りたかったのだろうか。
入り口にかかる簾をくぐり、薄暗い室内にに踏み込む。簾に付いた鈴が音を立てると、奥のカウンターの向こう側から一人の老人がゆらりと立ち上がった。部屋が欲しいんだと大袈裟なジェスチャーを交えながら伝えると、彼は黙ったまま横の壁の一点を指差した。目をやると、石の壁に赤のペンキで直接文字が書かれているのに気付いた。
"Single 1200. Twin 1600."
シングルの部屋が日本円にしておよそ2000円ほど。いままで泊まってきた宿の中では一番高い金額だが、さて、どうするべきか。村にある宿がここだけだと言う青年の言葉は、この宿の大きさから考えて恐らく嘘だろう。ここより安いという確証はないが、土地の人間が使うゲストハウス位はどこの村にも幾つかあるものだ。しかし、重い荷物を再び背負って表を歩き回るのはやはり億劫だった。壁に書かれた赤いペンキの文字は酸化してほとんど茶色くなっていた。いつからこの値段でやっているのかは知らないが、少なくとも僕を金持ち旅行者と見てふっかけているわけではないようだ。値段の交渉は望み薄だが、僕は試しに聞いてみた。
「もう少し安くはならないの?」
老人は困ったような、それでいて僕がそう言い出すのを知っていたかのような苦笑いを浮かべ、少しの間を置いて言った。
「窓のついてない部屋が一つあるが、そこなら600でいいよ」
なんと、意外なほどあっさり宿賃が半値になってしまった。一泊1000円なら上出来じゃないか。窓が無いというのは、まあ多少風通しと明るさに問題があるとは思うがこの際妥協してもいいだろう。どうせ明日は日が登る前にここを発つのだから。
「部屋を見せてくれる?」
僕が言うと、老人は鍵を引き出しから取り出し、カウンターを出て奥へ伸びる暗い廊下を歩き始めた。僕もその後を追った。
一つのドアの前で立ち止まると、老人はドアノブに鍵を突き刺して、ガチャガチャと乱暴に鍵穴をほじくり始めた。なかなか開かないようだ。このボロさでおまけに窓の一つも付いていないときたら、本当に地下牢のような荒んだ部屋なのだろう。そんなことを考えながら、鍵と格闘する老人の背中を眺めていた。しばらくして鍵が開く。額に汗した老人は僕の方を向いて意味深な笑みを浮かべ、ドアを開いて見せた。
開け放たれたドアの前から覗いた部屋は、想像通りとても簡素なものだった。だが、想像していたより酷くもなかった。六畳程度の部屋のど真ん中にはセミダブルくらいの大きなベッドが石の床に直接置かれ、部屋の隅にはちゃちな木製の小さな椅子と机が、客室の体裁を取り繕う申し訳のようにちょこんと置かれている。そして、奥の壁の大きな窓からレースのカーテン越しに差し込む夕陽が、数少ない部屋の調度品と埃っぽい室内を舞う無数の塵を照らしていた。しかしこの部屋、さっきと少し話が違うんじゃないか。
「いや…ご主人、僕が見たいのは半額の部屋の方なんだけど」
「ん? この部屋は600メティカルだが」
僕がそう言うと、老人は黙って部屋へ入って行き、カーテンをめくる。そこにはあったのは確かに窓だった。窓だったが…窓にはガラスが入っていなかった。僕は思わず笑ってしまった。窓が付いていないというのがまさかこういう意味だったとは。明るくて風通しの良いこの部屋は、僕が覚悟していた牢獄の様な部屋よりよっぽどマシに見えた。しかし、中と外の境界を作るのが鍵の掛けようのない無い薄いカーテン一枚というのは、やはり安全面に問題がありすぎる。こんな部屋でおちおち寝ていたら命が幾つあっても足りないだろう。強盗、マラリア、野犬、その他諸々の野生動物、危険は数え出したらキリがない。半笑いでそんな事を考えていると、いつの間にか隣に来ていた老人に小突かれた。
「で、どうするんだ」
「…窓が付いている部屋も見たいな」
「だろうな」
ニヤリと笑みを浮かべた老人は静かに扉を閉めると、一つ隣の部屋の扉を開けて僕に見せてくれた。さっき見たのと一見全く同じ部屋だが、こっちのほうが心なしか手入れがされているように見える。中に入ってカーテンをめくってみると、くすんだガラスがしっかりと嵌めこまれた窓と網戸が見えた。
「1200メティカルだけど、いいよな?」
振り返ると、勝ち誇ったような笑みを浮かべた老人と目が合った。やれやれ、こちらの完敗である。
「…いいよ。この部屋にする」
宿賃を渡し、僕は笑ってそう答えた。老人は僕の肩にポンと手を置いて、隣の部屋のとはまるで違う綺麗に磨かれた鍵を渡してくれた。やっぱり、あの部屋には最初から客を泊めるつもりなんてなかったのだろう。
「明日の昼まで停電だから電気はつかないよ。ロウソクが引き出しにあるから使うといい」
「一本いくらですか?」
「サービスだよ」
僕が皮肉半分に聞いたことを知ってか知らずか、老人はどうだ気前がいいだろうと言わんばかりの誇らしげな笑みを見せ、ドアの外へ消えて行った。やり返してやった気にはまるでならなかった。
靴や荷物についた砂を振り払い、ベッドに寝転んだ。疲れ切った身体を動かす体力はとうに尽きていたが、不思議と気分は高揚していた。蓄積した疲労の中に滲む自虐的とも言える旅の充足感に気付いたのだった。
ミュージカルに興味を持ったが、いきなり自分がやるとなると気が重いので、とりあえずボイトレに何ヶ月か前から通っている。
そして、そもそもミュージカルを観たことがない以上はよくわからないので、観に行くことにした。
チケットはとりあえず2枚取ったが、相手がおらず、おらずなまま当日を迎え。
身内と行こうと思ったら、体調不良で寝込んでいて、1人有楽町に立ち尽くしていた。
一応女の子にLINEで声をかけるも、やはり予定があるとのこと。
ナンパの法則として、こういう時のナンパは一発でうまくいきやすい、というものがある。
今回は正にそれで、一声掛け目でオープンし、連れ出せた。
友人と会うは嘘だという前提で進めるも、どうやら本当に会うようで、途方に暮れる。
しかし手応えが良いので、ミュージカルは諦めて、ナンパに徹することにした。
友達と会うまでの時間、ベストは尽くすも、なにせ1時間と少ししかなく、決め切ることはできなかった。
多分ブロックされている。今までもそうだったし、まあ、そういうものである。
これっきりかもしれないが、しかし可愛かった。旅先補正があるにせよ、このレベルの女の子と遊べたのは、大いに自信になる。
チケット代の諭吉をドブに捨ててしまったことで、また女の子が捕まらないことで、少し参っていたが、あのレベルの女の子と遊べる容姿を自分がしていると思えるのは、明日から生きていく希望になる。
がんばっていこう。
観光客の大半を占めるアジア系旅行者が日本にくるのは物価が安いからだよ。
まさにデフレの恩恵、安倍政治の失策そのものなんだけど、それが実績?
アジア人観光客が日本に来るのはバブル期に日本の小金持ちが物価が安い旅行先に韓国中国東南アジアを選んだ感覚だよ
軽食に日本円で数千円かかるのはザラ(パンケーキ3千円とか向こうじゃ普通)、
その点日本はデフレで物価下がって労働者の時給も低いまま、外食も買い物も安い、
逆に中国韓国は時給も物価も上昇し日本人が観光するには以前より割高になってる。
バブル期の買春ツアー日本人みたいに風俗目的の外国人も増えてるようだし、
アジアの小金持ちからは日本は自国より物価が安いって経済的に見下されてるってことなんだが
そうなった元凶は小泉から継承したデフレ政策で今や時給は韓国以下。
デフレと消費税で冷え切った国内消費の代わりに必死で呼び込んだ韓国人観光客もアホな輸出規制で逃してるし観光業大打撃。
このまま行くと安倍のせいで観光業に致命傷を与えそうなんだが、
それが実績?
別に友達と呼べるほどでもない、たった1日だけ話した、SNSで繋がってるだけの知り合いがクラウドファンディングで資金を募り世界一周しようとしてるらしい。
彼と出会ったのは2年前のバンコクのゲストハウス。たまたま同じ宿に泊まっていたらしくロビーで声かけられ、酒を飲みながら話した程度だ。
私も海外旅行が好きなので彼とは話が合うのかなーと期待していたが、話をして3分で馬が合わないことに気づいた。
とにかく自慢話だった。外人と仲良くなって朝まで路上で酒飲みまくった、酔っ払ってドミトリーぶっ壊した、野宿して警察に怒られた、日本でヒッチハイクして移動しまくったとかしょーもない自慢。彼は自称進学校を経て中堅大学に進学し、特に勉学に励むわけでもなく友人と毎晩遊び歩く典型的な文系大学生だった。
あまり長く話す時間はなかったが、またどこかで会うかもしれないからとSNSを交換しようと言われた。またどっかで会うかもしれないならSNS交換する必要ねえだろ、と思いつつも彼をフォローし、別れた後にこっそり投稿を見てみた。
彼のSNSには、変人しかいない高校の仲間、一生ダチのコンビニバイト仲間、終電を逃してでも共に飲み明かす大学の仲間との思い出たちがもれなく半々の男女比の写真と共に"感謝"の言葉を添えて投稿されていた。また、彼の周りにはたった2ヶ月くらいの大学生の長期休みにバックパッカーをしに行くだけで送別会を開いてくれたり空港まで見送りしてくれる恵まれた仲間がいることもわかった。
その時私は、彼が海外旅行に来てるのはなく「バックパッカー」をしに来ていたということに気が付いた。彼は、周辺環境にはいないバックパッカーというアブノーマルな人間になって注目を浴びたい、なるべく多くの逸話を引っさげて故郷に錦を飾りたい、という気持ちが原動力で東南アジア一人旅をしていたのだろう。それを表すように、彼の投稿にはほぼ全て「#バックパッカー」というハッシュタグがついていた。
そんな時代あったな、と懐かしくなった。かくいう私も彼と出会ったバンコクは1人で海外旅行している最中だったし、過去に何度か1人で海外旅行をしている。1人で海外に行くことにこれといった理由は特になく、写真でしか見たことないところに行ってみたい、1人だと誰にも気を使わなくて済むから、みたいなそんな感じだ。
そんな私ですら、初めて1人で海外に降り立った時はなんでもできるスーパーマンだと錯覚していた気がする。しかし、旅先で様々なアブノーマルな人間と出会い、自分がノーマルな人間だとすぐ気づいた。本当にアブノーマルな人間は関わりたくない、こうはなりたくないと思うほどアブノーマルだったし、こいつらがバックパッカーなら自分はただの旅行者でいいな。という気持ちになった。そういう点ではよく旅人が言いがちなセリフだが「価値観」が変わったのかもしれない。SNSでバックパッカーを名乗りアブノーマルを演じる彼も、帰国するまでに「価値観」が変わるだろうし、今は好きにやっとけと思った。
しかし彼は違った。帰国後に彼のSNSを覗くと、せっかく広い世界を覗いたのにも関わらず、元々いた狭い世界に戻り恵まれた仲間の前であぐらをかいていた。
彼は恵まれた仲間と「お前変わってるよwww」「まあなwww」みたいな会話をし(想像)、バックパッカーの経験を生かして相も変わらず目的のないヒッチハイクなどを続けていた。
2ヶ月の東南アジア一人旅では彼の生活や言動、行動は変わることなく、唯一変わったのは誰にでもできる経験をして自分は大きい人間だと勘違いする歪んだ「価値観」だと、SNS越しで悟った。
まあ関東圏に住む彼とは二度と会うこともないだろうし、SNSくらい好きにやらせてあげればいいな。と飯の写真しかSNS投稿しない私は思った。
そんな彼がクラウドファンディングを始めたらしいということを耳にした。この話を聞いた途端、2年前のむず痒い感覚が突如としてこみ上げてきた。
どうやら彼は大学を卒業するまでの間に世界一周をするため、クラウドファンディングで資金を募るらしい。ホームページを早速見てみると、クラウドファンディングで支援してくれた人々へのリターンは「”あなたらしく”生きるためのメッセージ動画」らしい。なるほどわからん。
ページの彼の自己紹介欄には、辛い過去を乗り越えて自分らしく生きている現在への経緯が書かれていた。彼の過去を否定しているつもりはないが、ありきたりの文脈すぎてどこかにテンプレートが販売してるのかとすら思った。そして「私が私らしくを生きることで、あなたがあなたらしく生きる」という崩壊したロジックで押し切ろうとする姿はむしろ清々しく思えた。
リターンの動画を撮影する機材もGoProらしく、おそらく映像編集もプロ並みの技術ではなくかじったことある程度だろう。なぜなら彼はリターンとして自分の経験を動画という形に残るもので他人に押し付けるのであって、それを支援する人も彼の行動力に対して支援を行い、メッセージ動画などもちろんどうでもいいのだろう。
なぜほぼ赤の他人とも言える人間を見てこんなにもむず痒くなるのか。おそらく、私も海外旅行が好きだからこそ、「同族として見られたくない」という意識がかなり強いからだろう。そして周囲の人間から私と彼は同族に見られているかもしれない、という被害妄想をしてしまい、反射的にむず痒くなってしまうのだ。
彼のクラウドファンディングは現在資金調達途中で、量は多くはないもののそこそこの資金を集めているように見えた。
もしかしたら私自身がノーマルな人間だと悟っているからこそ、アブノーマルに見える彼と、目的のない旅にすら支援してくれる恵まれた仲間がいる環境、そして歪んだ「価値観」でも前に進み続ける行動力を羨ましく思ってるのかもしれない。
あー、人の金で世界一周したいな。