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2024-01-05

anond:20240105153305

四ページ

客室稼働率

神奈川県50.4%

大阪府44.2%


外人に人気の、西成の激安宿があってもこんなものwwww

2020-01-09

20年に外国人観光客4000万人」政府目標 達成 間近

日本宿泊施設ビジネスホテルが順調に供給され、着実にインバウンドが増えている

 これまでイケイドンドンだったインバウンドは順調で、日本政府が掲げていた「2020年に外国人観光客4000万人」という目標も達成できそうな見込みだ。

 訪日外国人旅行者数が史上初めて1000万人を超えたのは平成25年12月20日(金)。それから7年、 今年1月11日閣議を終えた石井啓一国土交通相が明かした2019年の訪日外国人観光客数は3119万人(推計値)、約3倍に増えている。

 JTBが昨年12月公表した2020年の訪日外国人観光客数の試算は、政府目標を大きく下回る3430万人である。ただ、昨年のラグビーワールドカップ成功記憶も新しい。今年はオリパラ世界中から観客がやってきて、相乗効果で4000万人達成も十分達成可能だ。

 フランス(8940万人)やタイ(3800万人)に匹敵する観光大国になるのも夢ではない。

 いやいや、日韓関係悪化韓国人観光客が激減するのでは、という人も多いだろう。中国経済の失速で、中国人観光客もかつてのほどの勢いがなくなるのでは、と考える人いるかもしれない。

 いろいろな見方があるだろうが、個人的には引き続きインバウンドは増えるのではないかと思っている。

 それは「ビジネスホテル活躍している」という点だ。

日本宿泊イコールビジネスホテル泊」という現実

 観光観光産業課の「観光宿泊業を取り巻く現状及び課題等について」(平成31年1月28日)の「訪日外国人旅行者による宿泊割合宿泊施設タイプ別)」を見ると、日本にやって来る外国人観光客の36.6%がビジネスホテル宿泊している。シティホテル(34.5%)、リゾートホテル(13.2%)、旅館10.6%)を抑えてトップだ。

 この利用率は大都市圏になるともっとハネ上がる。東京都は46.1%、愛知県は51.1%、福岡県にいたっては59.6%となっている。

 つまり、多くの外国人観光客にとって「日本宿泊する」ということは、「ビジネスホテルに泊まる」ということとほぼ同じ意味になっているのだ。

 なぜこうなるのか。日本ビジネスホテルは安いのに設備キレイ交通の便もいいから、ということもあるが、何よりも圧倒的な勢い次から次へと供給されていることが大きい。

みずほ総合研究所」のレポート2020年東京五輪開催年のホテル需給の試算」(2019年11月29日)の中に、観光庁の「宿泊旅行統計調査」をもとに作成された「2018年タイプ別客室数(前年差)」という表がわかりやすい。

 ビジネスホテルが4万室にも届こうかという勢いでドカンと増えているのに対して、シティホテルは1万室弱でリゾートホテルも微増。旅館にいたっては減少しているのだ。

 日本インバウンドの勢いが落ちることがなく続いているのは、増え続ける宿泊需要に対して、いち早く客室数を増やして対応しているビジネスホテルのおかげだ、と個人的には思っている。

 大量の外国人観光客宿泊先をビジネスホテルが吸収してくれているおかげで、リゾートホテルや、日本の伝統的な宿泊施設である旅館温泉宿がぎゅうぎゅう詰めにならず、ゆっくりと休める施設になっている側面はあるのではないか。「臨機応変に増えているビジネスホテル」のおかげで、日本宿泊施設多様性が維持されているのだ。

 それを示すのが昨年12月25日の観光統計の「宿泊施設タイプ別客室稼働率推移表」だ。外国人観光客がはじめて1000万人を超えた2013年(平成25年)のビジネスホテル客室稼働率は69.5%。一方、リゾートホテルは52.3%、旅館33.4%となっている。

 ここから現在にいたるまで右肩上がり外国人観光客が増えていくので、理屈としてはすべての宿泊施設稼働率は上がっていくはずだが、明暗がくっきりと分かれていく。

 ビジネスホテルは70%代まで上がって昨年11月には80.2%(第1次速報値)となっているが、リゾートホテルは50%代をウロウロして昨年11月客室稼働率は56.4%。旅館も30%代が多くて昨年11月には40.6%(ともに第1次速報値)にようやく届くありさまだ。

 つまり、爆発的に増えている、右肩上がりだ、と景気のいい話ばかりが伝えられる外国人観光客にきちんと対応できているのはビジネスホテルで、「観光ホテル」の利用者は、それほどドカンと増えていないのだ。

 海外日本の魅力をPRするプロモーション動画などをご覧になっていただければわかるが、外国人観光客日本の伝統的な旅館や、温泉宿に宿泊して、日本人と触れ合うみたいなシーンがお約束となっている。

 しかし、現実はこれまで述べたように、ビジネスホテルに泊まるのが一般的となっている。

 ここにインバウンドがまだまだ伸びる余地がある。客室稼働率が低い旅館リゾートホテルがこのような観光客ニーズにあったサービス提供できれば、日本に憧れを抱いて訪日するような「親日外国人観光客」をより満足させることになるからだ。

 実際にそれをうかがわせるようなデータもある。前出「観光宿泊業を取り巻く現状及び課題等について」の中の「訪日外国人旅行者希望する宿泊施設及び実際の宿泊施設」によれば、外国人観光客の70%が「日本旅館」での宿泊希望しているが、実際に宿泊できるのは55%にとどまっている。

 この理想現実ギャップは、ビジネスホテルが増えていけばさらに広がっていくだろう。それはつまり旅館リゾートホテルには大きな潜在的市場があり、対応することで外国人観光客も増えていくということなのだ。

https://diamond.jp/articles/-/225366

https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics08_000111.html

 
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