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2020-08-16

[] #87-9「保育園ドラキュラ

≪ 前

俺はまずドラキュラめがけて水鉄砲を撃ち出した。

「や、やめっ……」

察しの通り、放たれたのは聖水だ。

主成分は水と塩で、ここに聖職者祈りを込めることで完成するらしい。

駅前でいつも何かやってる教祖がいるんで、そいつに作ってもらおうとしたんだけど断られた。

あの教祖、「うちの宗教はそういう事やってません」とか言ってたが、じゃあ何ができるんだよ。

一張羅なんだよ、やめてくれっ」

そんなわけで、いま使っているコレは俺の手作りだった。

気休め程度にしか思っていなかったが意外にも効いているようだ。

今まで気づかなかっただけで、俺には魔を祓う力があるのかもしれない。

俺は気を良くして、今度は米袋を聖なるイメージで放り投げる。

「これでも喰らえ!」

「マスダ、その米はバラ撒かないと意味ないよ。吸血鬼は散らばったものを数える習性があって……」

そこからは皆ガムシャラに、持ってきた撃退グッズを手当たり次第に使っていく。

「何でよりによってスプーンなんだ。フォークとかナイフは?」

「私も探したんだけど、ウチにある銀製これしかなかったのよ!」

サンザシの枝は……とりあえずチクチクすればいいか

「いででで!」

形勢は一方的だったが、ドラキュラの行動次第では簡単にひっくり返るかもしれない。

何をしてくるか分からない相手からそもそも何もさせない必要があった。

「弱り始めたぞ」

気の抜けない攻防が続く中、いよいよドラキュラの動きが鈍った。

やるなら今だ。

「よし、木の杭だ! ハンマーを!」

「……え?」

「え?」

しかし、ここで痛恨のミス

木の杭を持ってきたはいいが、それを打ち付ける道具を忘れていたのである

「もういい! プランBの炎攻撃でいこう!」

はいチャッカマン

「……火種は?」

悉くドラキュラへの決定打が足りない状態だった。

「他に倒す方法ないのか?」

「えーと、確か首を切り落とすと再生できないらしい」

「そんな刃物、用意できねえよ」

「ま、待ってくれ! さすがに殺される謂れはないぞ!?

俺たちが止めを刺す方法で悩んでいると、ドラキュラが命乞いを始めた。

挙句に、今さら取り繕おうとしている。

「それにさっきからドラキュラ……って、何か勘違いしてないか?」

「往生際が悪いぞ」

「僕たちの攻撃にあれだけ苦しんでおいて人間だなんて無理があるよ」

あんなことされたら、誰だって嫌だよ!」

一理あるかもしれない。

まだ疑いは晴れないが、ちょっとかめ必要があるかもな。

「じゃあ、この植物自分で食べてみてよ。そしたら話くらいは聞いてやる」

「……これトリカブトじゃないか!? そもそも、これが効くのは狼男の方だろ」

え、そうなのか。

俺はミミセンの方へ顔を向けた。

「確かに元は狼男を退ける物だけど、ついでに吸血鬼にも効いたはず。銀の銃弾とかもそうだし」

「私、知らなかったけど、吸血鬼って結構キトー存在ね」

なんだか間の抜けたやりとりが続き、そのおかげで俺たちは冷静さを取り戻した。

改めて男の姿を見てみると、なんだかドラキュラって風貌じゃあない。

街中でちらほら見かける無個性おっさんって感じだ。

から覗かせる歯は並びこそ悪いものの、「牙」といえるほど鋭くはない。

何より、窓から差し込む日光に、彼は何の反応も示さない。

俺たちは攻撃の手を止めると、事情を尋ねてみることにした。

次 ≫

2020-08-15

[] #87-8「保育園ドラキュラ

≪ 前

地震とかで倒れてしまい、たまたま塞ぐような形になったとか?

いや、それだけでこうなるとは考えにくい。

まり意図的に塞がれていたってことだ。

そして、それが出来るのは“部屋の中”にいた者だけ。

凍りつくような冷気が背筋を吹き抜けていくのを感じた。

「じ、陣形クロスオーバー』だ!」

慌てて俺たちは一階と同じように隊列を組む。

「どういうことだ!? 棺桶はないはずなのに」

何度も周囲を見回した。

いや、焦りから視線が泳いでるだけ、といった方が正しいかもしれない。

ダメだ、どこにもいないよ!」

私、女だけど、ミミセンの方が血液サラサラしてて飲みやすいわよ!」

「おい、タオナケ! 仲間を売るんじゃない!」

いつ解かれるかも分からない緊張感に耐えられず、俺たちの陣形は乱れつつあった。

こちらの様子を窺っているかもしれない相手に、そのような隙を晒すのはマズい。

早く見つけないと。

けれど一瞥しただけで分かるほど狭い空間には、どう見ても潜める場所存在しない。

見落とすような場所なんて……。

なにか閃きが降りてこないかと、俺は天井を仰ぎ見る。

その時、ハッとした。

「そうか、屋根裏だ!」

仲間も一斉に天井へ顔を向けた。

「で、出てこい!」

天井に向かって、自信なさげに威喝してみる。

何の反応も返ってこないが、俺たちは警戒を解かない。

その状態が数十歩ほど続いたとき、シロクロが痺れを切らした。

「ほれっ!」

シロクロは近くにあったモップを拾いあげると、天井ドンドン突いた。

すると、バタッと大きな音がした。

ネズミ足音だとか、そんな可愛いものじゃない。

疑念確信へと変わり、全身が総毛立つのを感じる。

「いるのは分かっているんだ! 観念しろ!」

己を奮い立たせるように、二度目の威喝は全力でやった。

その後またも静寂が流れたが、今回は数秒と続かない。

天井から、開き直ったかのように足音バタバタと響く。

瞬間、天井の真ん中あたりにポッカリと穴が開いた。

「えっ!?

俺たちがその状況を理解する間もなく、その空間から何者かが勢いよく降りてくる。

虚を突かれた俺たちは不覚にも立ちすくんでしまう。

「出たなドラキュラ! 俺と勝負しろ!」

ただ一人、シロクロだけは怯まない。

何者かが降りてきた時には、既に前傾姿勢で走り出していた。

「は? ドラキュ……」

ドラキュラ催眠術を唱えようと言葉を紡ぐが、わずかだけシロクロのタックルが早かった。

「ぐえ! な、なにを……」

床に倒れこんだドラキュラに、すかさずシロクロはマウントポジションをとる。

そして、ポケットに入れていたニンニクをおもむろに取り出す。

一気に勝負を決めるつもりのようだ。

「行くぞ!」

そう言ってシロクロは、なぜかニンニク自分の口に放りこんだ。

突然ニンニクを食べだしたシロクロに、ドラキュラは戸惑いの表情を浮かべる。

俺たちも困惑していた。

「シロクロ……それは自分にじゃなくて、ドラキュラに使うんだ」

「それに、生のニンニクは食べ過ぎると危険だよ」

「え、そうなのか……ぶうぇっ!」

シロクロは咀嚼していたニンニクを吐き出した。

それがドラキュラの顔にぶっかかる。

「ぎゃああ!?

ドラキュラが情けない叫び声をあげながら、足をバタつかせている。

どうやらニンニクが効いているようだ。

この隙を見逃してはいけない。

「俺たちも続くぞ!」

次 ≫

2020-08-14

[] #87-7「保育園ドラキュラ

≪ 前

階段から、恐る恐る二階への通路を眺める。

踊り場はないようで、10段ほどの短い階段が扉へまっすぐと続いていた。

厄介なのは、横幅が狭くて一人ずつしか上がれないことだ。

仕方なく、俺たちは隊列を組みなおす。

「じゃあ俺が前で、ミミセン、タオナケの順で行こう。いちばん後ろは頼むぞ、シロクロ」

「えー、オレが切り込み隊長やりたい!」

シロクロが、これ見よがしに不服のポーズをとった。

俺も戦闘要員のシロクロを一番前にしたいのは山々だ。

けれど何らかのトラブル階段から転げ落ちたとき、シロクロの巨体を俺たちでは受け止めきれない。

不満げなシロクロをなだめて、俺たちは二階を目指した。

ここから先は完全に未知の領域だ。

今までは多少なりとも心に余裕があったが、さすがに体が強張っている。

震えで踏み外さないよう、階段ひとつひとつ慎重に上っていく。

そうして短い階段を一分ほどかけて、俺たちは二階の扉前へたどり着いた。

「……よし、開けるぞ」

自分の中で躊躇いが生まれないよう、俺は考える間もなく扉を開けようとする。

バンジージャンプとか絶叫系のアトラクションと同じで、こういうのは思い切りが大切なんだ。

決心に時間をかけるほど判断は鈍っていく。

「……あれ」

けれど、そんな俺の勇気嘲笑うかのように、扉は開こうとしなかった。

ドアノブを見る限り鍵はついていないのに。

念のため引いてもみたが、やはり開かない。

「建てつけが悪くなってるのかな」

ミミセンはそう分析したけれど、俺の感覚では違っていた。

この手ごたえは、どちらかというと“内側から何かが押さえつけている”ような……

「任せろ!」

俺がその予感を口にするよりも早く、後列にいたシロクロが声をあげた。

「ちょっ、シロクロ……」

シロクロは長い足を使って、前にいたタオナケとミミセンを強引に跨いでいく。

そして扉前にいた俺に覆いかぶさるような体勢でドアノブに手をかけた。

「俺はドラキュラを倒す男! こんな扉に負ける道理はない!」

シロクロはドアノブを勢いよく回すと、体重をかけてグイグイ押し込む。

それに呼応して、扉がミシミシと不吉な音をたてる。

止めようとした時には既に手遅れだった。

「ふんっ!」

シロクロが大きな鼻息をあげると同時に、バキっと鈍い音が響いた。

「よし、開いたぞ」

シロクロは満足げに開いた扉を誇示する。

少し呆れながら、俺たちは中に入っていく。

二階の物置部屋は、一階に比べると小ぢんまりとしていた。

埃をかぶった用具が部屋の隅っこにあるくらいで、棺桶だとか目を見張るようなものはない。

「なーんだ……これのせいだったのか」

扉近くに目をやると、木製の椅子が無残な姿で横たわっていた。

どうやらこれが引っかかっていたせいで開かなかったらしい。

塞いでいた犯人ドラキュラじゃなかったことに、俺は安堵の溜め息をついた。

けれど、それも束の間。

ちょっと待って。どうやってドアを塞いでいたんだ、これ?」

ミミセンの指摘に俺たちは息を呑んだ。

次 ≫

2020-08-13

[] #87-6「保育園ドラキュラ

≪ 前

扉を開くと、中からひんやりとした空気が溢れて俺の肌を掠めた。

「私、冷え性じゃないんだけど、何だか寒気がするわ」

どうやら、それを感じたのは自分だけじゃなかったらしい。

この冷気は俺たちの恐怖心が感じさせた錯覚なのだろうか。

それとも中にいる“何か”が発しているのか。

中へ突入する前に、改めて各自荷物確認する。

ミミセンの提案で、俺たちは様々な撃退グッズを持ち寄っていた。

木の杭、銀製の食器ニンニク

このあたりは俺もよく知っている吸血鬼の弱点だ。

チャッカマン、お米、トリカブト

水入りの水鉄砲サンザシの枝、兄貴修学旅行で買ったアクセサリ

まりのない物ばかりのように見えるけれど、どれか一つでも効いてくれることを祈るしかない。

「さあ、行こうか」

意を決し、俺たちは物置部屋へ足を踏み入れた。


中に入ると冷気はますます強まった。

室内の温度は、まるで真夏を感じさせない程ひんやりとしている。

こんな場所冷房なんてしないはず。

この寒気、やはり気のせいでは済ませられない。

「ここから厳戒態勢だ」

物置部屋は行事で使うオブジェで溢れており、10畳ほどの面積を半分は埋め尽くしている。

まだ日中から吸血鬼は寝ているだろうけど、これらオブジェの中に紛れ込んで隙を窺っているかもしれない。

俺たちは背中合わせに隊列を組むと、その状態ゆっくりと進行していく。

ミミセンは全ての音を拾おうと、ここに入ってからずっと耳当てを外したままだ。

タオナケはいつも以上に眼光が鋭く、いつでも超能力を発動できるよう神経を尖らせている。

シロクロだけはいつも通りだったが、この状況下ではそれが俺たちの精神的支柱にもなっていた。

「みんな、棺桶を探すんだ。ドラキュラがいるなら絶対にあるはず」

ドラキュラ自分棺桶でなければ寝ることができないという。

俺も小さい頃は同じ枕じゃなきゃ寝られなかったけど、ベットごと必要だなんて随分と繊細なんだな。

数々の弱点といい、何だかドラキュラが少し可哀相にも思えてきた。

「僕の見ている方には何もないね

「私も見る限り、それっぽいものはないわ」

「どれが棺桶だ? あの看板みたいなやつか?」

「“みたいな”じゃなくて、九分九厘それは看板だよシロクロ」

そうして、しばらくオブジェの山を見渡していたが、目ぼしいものは見つからなかった。

念入りに調べたい気持ちもあるが、人ひとり入っているような箱だ。

見逃してしまうようなものじゃないだろう。

「となると……やはり二階か」

当時の俺も、一階の物置部屋は何度も見たことがある。

その時も、それらしいものを見た覚えはなかった。

から可能性として高いのは、俺が見たことも行ったことすらない二階だろう。

心なしか、この冷気も二階の方から漂っている気がする。

次 ≫

2020-08-12

[] #87-5「保育園ドラキュラ

≪ 前

ちょっと待って」

事務室前に着くと、ミミセンはポケットから手鏡を取り出した。

それを使って、中の様子を間接的に覗き込むようだ。

「何でそんなもの持ってるんだ」

吸血鬼は鏡に映らないから、人間かどうか見分けるために持ってきたんだ。けれど、こんな形で役立つとはね」

そう言ってミミセンは自嘲気味に笑ったが、おかげで部屋の様子は分かった。

現在、中には年長の男性が一人、室内で最も奥にあるであろう場所で座っているらしい。

特徴的な髭を貯えていたから、たぶん俺の知っている園長と同一人物だろう。

しかし肝心の鍵が、どこにあるか見えない。

「ひょっとして、事務室にはないのかも……」

「いや、俺の記憶が正しければ鍵棚があったはず。ここからだと死角になってて見えないんだと思う」

うろ覚えだが、自分記憶を信じるしかない。

となると、後は園長の気をどう逸らすかだ。

「頼む、タオナケ」

「私、待ちわびてたんだけど、ここでやっと出番ってわけね」

タオナケは着けていたゴーグルを、おでこにまでたくし上げた。

そして園長の近くにあった表彰状へ向けて、鋭い視線を突き刺す。

そのまま凝視し続けること、5秒、6秒、7秒……

「……まだか?」

「私、急いでいるけど、あんたらが急かしても早くはならないわ」

タオナケは特定物体破壊することが出来る超能力を持っている。

けれど色々と制約が多く、しか成功率は5回に1回といったところ。

その上、この日は本調子じゃないようで、いつも以上に手間取っていた。

タオナケの焦燥感こちらにも伝わってくる。

「ああ、もう!」

だが、その感情の揺らぎが超能力作用したようだ。

タオナケが苛立ちの声を上げると同時に、周りの空間が一瞬だけ歪んだ。

超能力が発動した合図である

「わっ、なんだあ?」

突如、額縁の支えが音を立てて壊れ、表彰状がバタンと落ちた。

園長困惑しながら、おずおずと落ちた表彰状へ近づいていく。

「背を向けたぞ、今だ」

俺はゆっくりと扉を開くと、事務室の中へ入り込む。

近くにいる園長プレッシャーを感じながら、鍵棚があるであろう場所へ直進する。

記憶どおり、鍵棚はそこにあった。

自分記憶力を誉めてやりたいところだが、今はそんな暇はない。

俺はすぐさま物置部屋の鍵を拝借し、そそくさと事務室から出て行った。


とんだ回り道もしたが、俺たちはやっと物置部屋までたどり着いた。

「ここがマスダの言っていた、吸血鬼がいるとかいう……」

「私、まだ信じてないけど、確かに威圧感あるわね」

入り口の扉は何の変哲もなく、表札には「物置」と素っ気なく書かれているだけ。

だけど、そんな無機質な風貌が、むしろ俺たちを萎縮させた。

湧き上がる恐怖を振り払うかのように、俺は思い切って錠に鍵を差し込む。

そして勢いよく捻ると、扉はガチャリと開錠を告げる。

「……開いてしまった」

その言葉が口から漏れ出るのを、俺はギリギリ間一髪すんでの所で止めた。

まったく、ここまで来ておいて、何を弱気になっているんだ。

心の中で自分のケツを引っ叩きながら、俺はドアノブに手をかけた。

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2020-08-11

[] #87-4「保育園ドラキュラ

≪ 前

ミミセンの作戦は、こうだ。

まず俺が保育園の内部を調べつつ、侵入経路を確保。

それぞれ配置についたらトイレで合流。

そこでドッペルが俺と入れ替わり、同伴の先生を陽動する。

そう、さっきトイレから出てきたのは俺じゃなくて、俺に変装したドッペルだったんだ。

「私、不安なんだけど、あの子変装バレたりしないかしら?」

「久々に会った相手の顔なんて、正確に覚えているはずがない。それにドッペルの変装だ」

ドッペルは変装の達人で、特に俺に化けた場合は仲間でも見分けることができない。

あの先生兄貴並に勘が良かったとしても、しばらくの間は大丈夫だろう。

「二人が向かった広場は、物置部屋の反対方向にある。しばらくは戻ってこないはずだ」

そうは言っても悠長にはしていられない。

昼寝の時間が終われば、保育士園児が大量に解き放たれる。

そうなったら隠れようがない。

俺たちは足早に物置部屋を目指す。


廊下に並んだ各部屋の扉は窓突きであり、その面積は上半分にも及ぶ。

なので俺たちは屈みながら移動していたんだが、長身のシロクロは四つんばいで歩いていた。

その姿は、傍から見るとドラキュラより不気味かもしれない。

「みんな走るんじゃないぞ。常に足のどちらかは地面に接地して、素早く歩くんだ」

くねくね競歩スタイル! NA・KA・TA! NA・KA・TA!」

ミミセンの忠告に、シロクロは所在なさげである

こいつは普段からこんな調子だ。

「やめろシロクロ」

俺は咄嗟にシロクロの前身頃を引っ張って嗜めた。

「私、シロクロは仲間だと思っているけど、今回の作戦に連れて行くのは失敗だったんじゃないの?」

「そう言うなよタオナケ」

もしドラキュラと相対した場合、正面からマトモにやり合えるのはシロクロだけだ。

多少のリスク覚悟で連れて行く必要があった。

それに何だかんだいって物置部屋までもうすぐだ。

「よし、後はこの突き当りを曲がれば……」

ちょっと待って、マスダ」

その時、ミミセンの静止が入って俺はギクリとした。

「誰か来るのか!?

このタイミングで誰か出てくるのはマズいぞ。

俺たちが今いる場所は一本道な上、周りに遮蔽物が少なく隠れるのが難しい。

「そうじゃなくて、事務室に行かなくていいの?」

「……あっ」

わず声を漏らす。

そうだ、気が急いて大事なことを忘れていた。

物置部屋には鍵がかかっているはず。

俺たちは鍵を手に入れるため、少し進路を変えて事務室に向かった。

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2020-08-10

[] #87-3「保育園ドラキュラ

≪ 前

まずは内部の情報を調べるため、卒園者の俺一人で訪問する。

突然の訪問だったが、知り合いの保育士がいたためスンナリと入ることできた。

「おー、マスダくん。また会えて嬉しいよ」

「久しぶり、先生

お世話になった相手に、俺はよそよそしく挨拶をした。

気のいい先生だけれど、俺はこの人に苦手意識があったからだ。

先生プール時間、水に顔をつけることすら出来なかった俺を半ば強引に潜らせたことがあった。

この人と対面すると、あの時の息苦しさを思い出して言葉を詰まらせてしまう。

おかげで泳げるようになったわけだから感謝してはいるけれど、だからといって割り切れるものじゃあない。

「それにしても今日はどうしたの?」

「え、いやー、たまたま近くを通りかかったから懐かしくなっちゃって……」

物置部屋の件は伏せて、取りとめもない返事で誤魔化した。

吸血鬼は招待されなければ家の中に入ることが出来ない。

まり、もし本当にドラキュラが園内にいた場合、奴を匿っている人間がいることになる。

その疑いは園内の関係者全てに及ぶ。

特にドラキュラの件を知っていた先生は確実に協力者だろう。

もし俺の考えすぎだったとしても、現時点で“ドラキュラがいるのか確かめに来ました”なんて言うのは賢明じゃないだろう。


こうして先生の案内の下、一通り園内を見て回った。

どうやら俺が通っていた頃と内装ほとんど変わっていない。

園児たちは昼寝の時間で、保育士たちは各部屋にいる。

後は俺に同伴している先生だけどうにかすればいい。

やるなら今のうちだろう。

「すいません、ちょっとトイレ……」

俺はわざとらしく股間を押さえながら、近くのトイレルームに駆け込んだ。

「おっと、大丈夫? じゃー、終わったら言ってね」

先生は出入り口近くで待機し、さすがにここまではついてこない。

俺は出入り口から一番奥にある個室に入った。

そしてポケットから通信機を取り出し、仲間に連絡をする。

「予定変更なし。みんな配置につけ」

…………

数分後、静かなトイレルームに水の流れる音が響き渡った。

間もなく、俺の入っている個室の扉が開かれる。

「もういいの?」

入り口にいる先生が様子を窺ってくる。

はい、お待たせしました」

洗面所で手を洗いながら、そう答えた。

「じゃー次はどこ行く?」

「うーん……じゃ、広場を見てみたいかな~」

そうして二人はトイレルームを後にした。

水の流れる音が途切れ、辺りはまたも静寂に包まれる。

聴こえるのは“俺たち”の吐息だけだ。

「……どうだ、ミミセン。周りに誰かいるか?」

ミミセンはヘッドホンを外すと目を瞑り、全神経を耳元に集中させた。

「私、共用トイレ匂いは気にしない方なんだけど、この湿気っぽい感じは何か慣れないわ」

「水洗の音を聞いてたら催してきた……」

「しっ! みんな黙ってて。音の選別は苦手なんだから……」

ミミセンは参謀担当だが、真髄は聴力にこそある。

敏感なので普段封印しているが、いざ解放されれば精密な索敵機と化す。

「……音がしない、近くには誰もいないよ」

「よし、行こう!」

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2020-08-09

[] #87-2「保育園ドラキュラ

≪ 前

意味のない意地を張ったとは思う。

だが張ったからには、自分の思い出に決着をつけなければいけなかった。

あの物置部屋に行って、ドラキュラいるかどうか確かめなければ。

鬼が出るか蛇が出るか、いずれにしても怖気づいてはいられない。

たとえ不都合な真実が待っていたとしても、このまま家にノコノコ帰るわけにはいかなかった。

せめて何らかの土産話でもなければ兄貴に合わせる顔がない。


俺は保育園に忍び込むため、いつものメンバーたちを招集した。

「……というわけで、ちょっと協力してくれ」

経緯を説明すると、皆は怪訝そうに俺を見つめた。

にわかには信じがたいねそもそもドラキュラ”はキャラクター名であって、吸血鬼全般を指す言葉ではないし」

ミミセンがどうでもいい薀蓄を垂れる。

ドラキュラ固有名詞かどうかなんて今は問題にしていないんだけれど。

「ま、マスダの兄ちゃんが言ってることの方が……す、筋は通ってる、かな」

たどたどしく喋っているのはドッペルだ。

いつもは割と乗っかってくれるのだが、説明するのに兄貴名前を出したのが迂闊だった。

ドッペルは兄貴に懐いているから、意見割れたらあっちに味方する。

「私、予定あんだけど、そんなことのために呼びつけたの?」

タオナケが溜め息交じりにボヤいた。

連絡の際に二つ返事で応じていたから、どうせ大した予定じゃないだろう。

それでも期待はずれな用事だったせいか、かなり不機嫌になっている。

そんな感じで、皆あまり協力的ではなかった。

ドラキュラ存在を疑っていたと同時に、内心恐れてもいたからだろう。

そいつは強いのか?」

「まあ、人間よりは強いかな」

「つまりそいつを倒せば俺は名実ともに最強の男になるわけだ」

けれど、ただ一人、仲間のシロクロはやる気に満ち溢れていた。

破天荒性格の奴だが、こういう時は話が早くて助かる。

けれども、さすがに俺とシロクロだけじゃ不安だった。

万全を期すなら全員の力が必要だ。

「みんなは不安じゃないのか? この町にドラキュラいるかもしれないのに。その可能性を、大人たちは可能性とすら考えない。でも俺たちは違う!」

多少の無理を承知で、俺は勢いに任せて皆を説得する。

「夜になると、ヤツは目を覚まして血を追い求める。蚊にさされる方がマシだってくらい吸われるんだ。それは俺たちかもしれないし、俺たちの家族かもしれない」

不安煽りながら、これは必要なことで、自分たちにしかできないことだと熱弁した。

「……確かに、見逃した時のリスクが大きすぎる」

「私、ドラキュラなんて信じてないけど、まあ確認するだけならいいかもね」

その甲斐もあり、皆も腹も括ったようだ。

俺たちは阿吽の呼吸で頷くと、おもむろに保育園のある方角へ走り出した。

次 ≫

2020-08-08

[] #87-1「保育園ドラキュラ

俺の通っていた保育園にはドラキュラがいる。

そのことを知らされたのは俺が保育園に来て数ヵ月後のことで、その日は何もかもが不自然だった。

保育士先生紙芝居の続きを読み聞かせると言って、俺たち園児を物置部屋へと連れていったんだ。

そこは園内の裏口近くにあり、あまり馴染みのない場所だった。

廊下からして人けがなくて暗がりだったから、みんな怖がって通らないようにしていたんだ。

「入る前に言っておきたいことがあるんだけど……この部屋の二階にはね、とっても“こわーいヒト”が眠ってるの」

先生はおどろおどろしく言った。

「そのヒトはね……青白い顔で……牙があって……人間の血が大好物なの」

勿体つけて、重苦しく、先生は“そのヒト”の断片的な特徴を紡いでいく。

ドラキュラ! ドラキュラだ!」

園児の一人が声を荒げた。

ドラキュラ……その化け物の名前らしい。

「そう、ドラキュラ! 彼は太陽の光がダメから朝は寝ている。でも、あまり騒ぎすぎると……さすがに起きちゃうかもね」

聞き慣れない情報に正直ピンとこなかったけれど、それでも俺たちは震え上がった。

とにかく恐ろしい化け物が、この物置で眠っている。

現実的で、捉えどころのない存在が身近にいるかもしれないという感覚

俺たちが怖がるには、それで十分だったんだ。

「さあ! 紙芝居アリババと350gの野菜』の続き、読んでいきますよ~」

先生意気揚々と読み始めたが、俺は終始ドラキュラ存在が気になって紙芝居どころではなかった。

結局、モルジアナが熱々の油で野菜をどうするのかは今でも分からずじまいだ。

倉庫室へは、それから紙芝居の度に足を運んだけれど、俺は何とか卒園することができた。

あの保育園には今でもドラキュラがいるのだろうか。


…………

この話をすると、兄貴は肩を震わせて笑った。

「真顔で何を話すのかと思ったら……それはズルいぞ、お前……」

俺は戸惑った。

いつもの兄貴は、あまり感情を表に出したがらない。

せいぜい口元を歪ませるくらいで、それだって手で覆い隠して見えないようにする。

そんな兄貴が憚らずに笑うのだから、よっぽどだ。

「何がそんなにおかしいんだよ」

「いや、そのつもりで話したんだろ」

「そのつもりって何だよ」

「ん?」

「は?」

やりとりが噛み合わず、少しの間、沈黙流れる

まさか……マジで言っているのか、弟よ」

さっきまでニヤついていた兄貴怪訝そうな表情に変わった。

哀れなものを見るような目で、こちらを伺ってくる。

ドラキュラがいるってのは、ガキを怖がらせて静かにさせるための作り話だろう。あの頃のお前が真に受ける分には可愛いもんだが、今のお前が言うとさすがに……可哀想になってくるぞ」

そう言われてみると、確かに信じられない話だと自分でも思う。

けれども、兄貴の言い方には向かっ腹が立った。

ドラキュラを見たこともないのに、何でウソだって決め付けるんだよ」

「見たことないから、いないって言ってるんだよ。お前だってたことないくせに何を根拠に信じてるんだ」

俺は反射的に噛み付くが、マトモな反論は何一つできなかった。

「千歩譲ってドラキュラがいるとして、それが一介の保育園で眠ってる意味が分からない。そんな場所紙芝居読み聞かせ先生メンタルどうなってんだよ」

「ぐう」

ぐうの音を出すのでやっとだった。

兄貴に理詰めで返される度、自分の首はどんどん絞まっていく。

「そこまで言うなら証明してやる! 神妙に待ってろよ!」

まらず啖呵を切って、俺は家を飛び出した。

次 ≫

2020-07-15

かーいかいか

ふんがーふんがーフランケン

ますますドラキュラ

ウォーでがんすの狼男

おれたちゃ怪物三人組よー

2020-02-28

スマブラSPをやっていて

超化前「ドラキュラ伯爵を超化したら何になるやろ、まあ、変身後とかそんな感じやろな…」

超化後「えっ!?来須 蒼真になるの?」

ってさっきなった。

結構ネタバレ要素が多い。面白いから良いけど。

まあ、多分関連作はやらないだろうから良いけど。

あと、クイズ結構しかった。

2019-12-31

さよなら







推し、めちゃくちゃ好きで超会いたくて会いたくて気づいたら五年くらい経っていたんですが、ついに今年推し名前事務所から消えてテニパにもメッセージ無くてテニミュも全国立海後編始まったしこれ以上ないタイミングなのでさよならブログを書こうと思って書いています

かなりとっ散らかった文章ですが、読んで頂ければ幸いです。

大好きなので、大好きなのは辞めないと思うんですが、思い出にして前に進みたいのでさよならします。



さようなら岡崎寛くん



私が岡崎寛くんを知ったのは高校三年くらいの時でした。当時、テニミュを好きな友達がいて、テニプリ原作が好きだった私はものの見事に引き摺り込まれました。

高校三年生は受験遠征もできず(地方貧乏学生だったこともあり)、短大一年生になって初めてテニミュに行きました。最初に行ったのは公演ではなくて大運動会2014だったけれど。

そこで初めてテニミュを浴びて、目の前で動く推しを見て、岡崎寛くんが好きなフォロワーとも会いました。幸せだったな〜〜楽しかった!障害物競走でビリになってみんなに見守られながらゴールする岡崎寛くんの深司めちゃくちゃ可愛かった。本当に可愛かった。夜公演の前にブロマイドが売れ残っててフォロワーと落ち込んだのはいい思い出(よくないけど)(公演後は売り切れてた)

運動会神尾が欠席で、公演の後に神尾のスペースを空けて不動峰写真撮っててすごいほっこりしたなぁ。

その後、セカンド国立海が始まって、岡崎寛くんが好きなフォロワー友達と観に行きました。実はその全国立海の公演期間中に私を岡崎寛くん肯定される出来事が起きてしまいました。確実に身バレするから書けないけど。

私は親やクラスメイトにずっとずっとそれを否定され続けていて、それをすること自体はすごく好きなんだけど、時々ものすごく嫌気が差すことがありました。しかもその出来事の直前に、ショックな事があったので余計にきつい時でした。

うーん、ぼかして書こうとしているので訳の分からない文章になっていて申し訳ないです。でも、とにかく自信がなかったとだけ分かっていただければ大丈夫です。

 

そんな時に推しに"それ"を肯定されてしまったんですよね。今考えればそりゃやばいですよ。ずっと否定され続けていたことを推し肯定されたんだから




それからはなんかもうすごくて、超しんどかったけど何とか立ち直ってそれを続けられて、今でも続けられています。こんな幸せなことあるか〜〜?!ない!

そのきっかけで不動峰オタクフォロワーができたし(それまで岡崎寛くんが好きなフォロワーリアル友達くらいだった)なんなら今でも超仲良いフォロワーがいます

高校個人ホムペを見ていた頃、好きだった方と繋がれたりとかもありました。いや〜〜すごいな?!

岡崎寛くんのおかげで、好きなことを続けようと思えて、狭いインターネット世界がすこし広がって友達ができました。





国立海の公演期間中、ほんとうにほんとうに幸せハッピークソ野郎でした。

所詮行く公演も少ない在宅オタクだったのですが、日替わりレポをチェックしたり、かずくんとゆうきくんの差し入れ合戦を見てニコニコしたり、体調を崩してるらしいかずくんを心配したり、バルズのお揃いのキャップに湧いたり、全部新鮮だったので在宅でも楽しかった。



俳優オタク一年生だった私は何もわかっていなかったので、金を出すべきとか、公演沢山入るべきとか思いつきもしませんでした。周りにもそういう人がいる訳でもなかったし。本当に何も知らなかったしわかっていなかった。



今思えば沢山公演入っとけって思うけど。結局こうなってしまったんだから




いやでもかずくんの日替わり天才だったよな〜〜〜〜本当に大好きなんだよなぁ。日替わりで日吉や裕太と仲良くなっていく過程をやって最後には友達になれたりとか。『深司信じられない』もかずくんはゲーム元ネタって知らなくて、偶然思いついて使ったらファンレターゲームネタだと知った、みたいなのとか。日替わり毎日考えなきゃいけないのに、全国立海終わった後は楽しかったです!の一言で終わらせてるんだもんな。

やっぱ天才だよなぁ

国立海の大千秋楽をライビュで観て、最後の日替わりで泣いて(本当にあれはずるいけど天才だと思った)、映画祭があって(ドラキュラのかずくん会いたかったな〜〜行けばよかったな………)、ドリライがありました。



ドリライライバルズの出番が鎬だけで謀反……って気持ちだったな。ソロ聴きたかったな。でもはじめてのドリライしかった。

ゲイ術的なテニスのしんじくんバカみたいに可愛かったな………

ドリライでは初めて岡崎寛くんハイタッチして驚きすぎて腰抜かした。いやだってまさかできると思ってなかったし俳優オタク一年生だったし。同行者の方にちょっと心配された(それはそう)

あの時通っていった岡崎寛くんの深司、綺麗だったなぁ。

大好きだなぁ。



でもまさかドリライ2014が最後岡崎寛くんに会える機会だと思わなかったなぁ。



いや普通思わないよな?それで終わりだなんて。

かにドリライの後に仕事決まってなくて不安だった気はするけど、元々仕事が多い人ではなかったし(書いてて悲しくなってきた…)そのうち決まるだろうと思ってたな。能天気だなその時の私。決まらいか安心しな。


ドリライが終わって、かずくんの仕事が決まらなくて不安で、サードキャストが発表されて、そのなかに健人とまちゃがいて二人とも全国立海のアンダーやってて、サードのお披露目が近づいてて、かずくんの誕生日が近づいていった。

かずくんの誕生日アメスタ配信が決まって、喜んで見た。すごい酔っ払ってたな笑 でも楽しそうでかわいかったな。

仕事と言える仕事はそれが最後だったな。

多分アメスタの次の日か前の日のどっちかだったんだけど、サードのお披露目にかずくんが行って、サード不動峰キャストに囲まれててああもう先輩なんだなって思った。

健人とツーショット撮ってて嬉しかったけど複雑だった。多分まだいまいち健人を受け入れられてなかった。





それからサード不動峰公演が始まって、チムライがあって、やっと健人の深司が受け入れられて、ルドルフ公演があって、ドリライがあって、サード不動峰が一旦テニミュから離れた。

かずくんはたまにツイッター更新して、その度に私はひっくり返るような気持ちになったりフォロワーからリプ飛んできたり、インスタ始めたり、インスタのお陰で数年ぶりに動いてるかずくんを見れたりした。

Love's by keyパーカー買ったりもしたなぁ。まだ家にある。捨てられない。

なんか五年ってすごく長い時間のはずなのに、アメスタからかずくんのことで何があったかが数行で終わってしまうの、とても悲しい。数行ぶんくらいしか私は知らない。

当然といえば当然だ。その時から岡崎寛くん俳優仕事をしないつもりでいたのだろう。むしろ気まぐれでツイッター更新したり、インスタを更新していたことが奇跡だったのかもしれない。

インスタのタグ付け?で岡崎寛くんが何か他の仕事してるんだろうなっていうのを知ったもんな。





岡崎寛くんが今何の仕事をしているのか、結婚しているのか、してないのか、なにもわかんないけど、わかんなくていいけど、幸せ暮らしていてくれればいいなと思います





話がすっ飛びますが、12月19日からサード国立海後編が始まりました。ライバルズ、つまり健人の深司くんが出ています

健人にとってはセカンドでアンダーで出ていた公演にようやく出るってことなんだなと思うと本当にエモすぎて死んでしまう。

ここまで長いようで早かったなぁ。いや長いか

私の取れたチケット12月23日の公演でした。あれだけの倍率で取れたチケットがこの日ってもうめちゃくちゃ笑ってしまった。だってこの日岡崎和寛くん誕生日だよ、私早くこの日をなんでもない日にしたかったよと思った。軽い気持ちで申し込み出すもんじゃないなと学んだ日でもありました。(あとでにちかちゃん誕生日だってことも知った。おめでとう)

今年もまた12月23日特別な日になりました。きちんと岡崎寛くん誕生日ケーキも食べました。テニミュを観ました。凄かった。

もうね、私絶対これ岡崎寛くんに観て欲しい。絶対絶対観てほしい。健人の中に岡崎寛くんが生きているよ。本当だよ。でもそれを伝える手段が無いに等しいんだから笑っちゃうよなぁ。

から少しネタバレなのでまだ全国立海後編を観ていない方は数行飛ばしてください。

まさかスポットをねらえが聴けるなんて思ってなかった。メドレーがファーストのままだからだろうけど。

あとやっぱり一番は日替わり………かずくんがセカンド国立海で日替わりやってたシーンと同じシーンで健人も日替わりやると思わないじゃん。ビックリしすぎてひっくり返るかと思った。そんなのエモすぎて死ねるじゃん。それにまさかGMKKもやるなんて思ってなかったし。

健人が。セカンドでアンダーで出てた健人がサードの全国立海でGMKKやってるの、マジでマジでエモい以外の言葉でどうやって表せばいいんだ。こんなことってあるか。

とどめはGMKKのコールだった。深司だった。

都合のいい深読みしすぎなオタクから岡崎寛くん誕生日から深司がコールだったんだなと思ってしまった。

本当にこんなの死んでしまう。

チケットはその日の公演一枚しかなくて、まあ実際観たらもっと観たくなるだろうなと思ってたけど、とんでもなく満足してしまったので今のところその欲があんまりない(いや、チケットがあれば行きたいけど………)

最高の公演をありがとうテニミュ…………

あと、色々見てて気付いたことがあるんだけど、健人のなかに岡崎寛くんが生きている。どうとか具体的にはあまり書きたくない…………けど確実にそうだと思う。

健人にかずくんの深司がどう写ってたのかずっとわからなくて、正直かなり不安だったけれど、健人のなかに岡崎寛くんが生きてることが分かってすごく嬉しかった。本当にうれしい。

よかったな〜〜本当に良かった。





いや、いや〜〜!岡崎寛くん、会いたいな!

さよならします!思い出にします!って言ってここまで書いた癖に会いたくて仕方ないな。かずくん、本当にキモくてごめんなさい。

私はずっとずっと岡崎寛くんに直接会って、私を肯定してくれたことにお礼を言いたくて5年も引きずっていました。もうここまできたら呪いだよ。どうしてこの程度のことぐらいが叶わないんだろう。不思議だなあ。

つくづくオタク推しを繋げているものって脆いなものなんだなと思う。推し行方くらましたらもうオタク推しが何をしているのか、生きているのかすらわからないままなんだよ。

改めて考えるとめちゃくちゃしんどいな。当然のことだけれど。

推しにはオタクことなんて気にせずに生きていてほしいと思う反面、推しのことが知りたくて仕方ない生き物だから仕方ないのかな。矛盾しかなくて本当に面白い


岡崎寛くんサード国立海後編に行ってくれたらもう思い残すことがないので、安心して死ねるなぁ。人生短いけどできるだけ思い残すこと無い方がいいじゃないですか。自分ではどうにもできないけど。

どうにか行ってくれないかな〜〜そしてそれを教えてくれたらいいな………

だらだらと色々書いてみて、とんでもなく短い間だったけど私は岡崎寛くんにいろんなものを貰ったんだなと思いました。

テニミュがめちゃくちゃ楽しいと思えたこと、付き合いが長くなるフォロワーと知り合えたこと、自己肯定感幸せな思い出、沢山沢山貰いました。岡崎寛くんがいなければここまで沢山幸せなことがあったかどうかわかりません。本当にあの時は幸せでした。岡崎寛くんにはどんなに感謝してもしきれません。

岡崎寛くん、本当にありがとうあなたがいなければ私は今どうやって生きていたのかあまり想像ができません。多分今よりもっと死にたかったと思う。

直接会ってお礼を言うことはもう叶わないので、届きもしそうにないところからお礼を言わせてください。

本当に本当に、たくさん幸せをくれてありがとうございました。これからも大好きです。

2019-11-24

キメラって…

新しいポケモン化石ポケモン話題になっていて、ずばりギリシャ神話キマイラのことではなくて、普段からよく話題になる想像上の生き物で「複数動物の特徴を掛け合わせているやつがいたなぁ」って思ったりしてたんですよ。

そいつドラゴン」とか「龍」とかい呼び名でよばれているんですけど。

個人的な分類なのでそれが常識ということは全然ないので構えずに聞いていただければ幸いなんですが、ドラゴンって呼ぶ時は西洋伝承の竜、「龍」って呼ぶ時は東洋伝承リュウ意識しています西洋伝承との比較話題ときにはわざわざ東洋龍をドラゴンとかよんだりして自分からルールを破るので、本当にそこは私事ですよね。

ちょっと前にNHK特集ドラゴン伝説に関する番組があったりしたんです。

テロップに「人類学者」「歴史学者」「宗教学者」って表示される人の他には、古生物学者さんとか比較生物学者さん、気象学者さんなんかもコメントしていたのが印象に残ってます。あと世間話ドラゴンって話題に出すときには、地理学勉強している知人と話していることが個人的に多かったりもしますね。結構、色んな分野からドラゴン伝承というもの話題にすることができるってのは面白いなと思います

生物学的な知見から語るドラゴンとはずばり恐竜化石の話でした。僕たちの世代ともなると人間何人ぶんくらいの恐竜化石が見つかったとして、それは人類が成立する前の時代の、大昔の生き物の痕跡であって「こんな生き物がいまも生きて闊歩している」とは咄嗟にも思わない訳ですが、それは今日に至るまでの研究成果とそれを知識として普及できる教育の賜物であって、それがなかった時代の人たちはそうは思えなかったって話です。

番組ではルーマニアで有名な翼竜化石が見つかっていると言及されていましたが、ルーマニアドラキュラ伝承の元になったヴラド・ドラクル公の故郷ですよね。「ドラクル」という別名は彼の自称で「悪魔の子」って意味だとよく言われますが、本当は「竜の子」とかそういう自称だそうです。言語には明るくないのでもっと正確な意訳ができず恐縮でありますが、無知身上なので「音が似てますもんね」とか言います。どうしてそれが「悪魔の子」だなんて受け取られ方をしたかと言えば後述したいと思いますが「ドラゴンは当時の人々にとっておそろしい敵役で、悪魔に連なるキャラクター」だったからです。竜の子なんて自称するのはその宗教的事情考慮するならば自ら悪魔敵役を名乗る型破りなことだった訳ですね。かなり話が脱線しましたが、竜の子ヴラドの伝説的な話が根付ルーマニアで、空を飛ぶ恐竜化石が見つかっているという話がなんだか面白いなと僕は思う訳です。「無関係とは言えないだろう」とか僕なら思っちゃうし言いたいですし、当時の文献記録に化石の発掘らしき出来事記述とかあるならそれは想像捗るので素敵な話だと思います

比較生物学的な見地からはいまも生きている生き物、特に蛇が槍玉に挙がっていました。ずばりって感じがします。番組では「何故ドラゴンは火を吐く?」という疑問に対して、蛇がちろちろと舌を出す様子に触れつつ、この蛇の習性が「誤った情報伝達の仕方をして」ドラゴンに火を吐かせるようにしたのではないかという話をしていたのでこれが面白かったですね。

まずドラゴンという想像上の生き物が成立する。次に「ドラゴン想像上の生き物で、実物を人前に持ってきて伝えることができないから」人間想像を絵に描いて伝えようとします。この間に、ドラゴンというのは実在しない生物なので、かわりに実在する他の生き物の特徴を取り込んでイラストとして出力されてしまう訳です。無いものを描くことはできないので、かわりに実際に有るものの特徴を代用して想像を膨らませていく。会話で比喩表現を使うようなもんですよね、「奴は蛇のようにずる賢い性格なんだ」とか「鳩が鉄砲で撃たれたような顔してるぜ」とか。

それで番組に出てきた絵なんですけど、たぶん火を吐いてなかったんですよ。イラストの横に難しいラテン語でびっしり説明文書かれていましたが、「これは火を吐いている絵ではなく、蛇のように舌をちろちろさせているドラゴンイラストです」って言われたら僕はそれで納得してしまます。そんな絵でした。

ところで遠い土地に住んでいる人に自分の描いた絵はこういうものだと事細かく説明できますか? 僕はそういうのが得意ではないので、しばしば伝言ゲームみたいになっちゃうんですよ。これが誰もが当たり前にまだラテン語を読めなかった時代で、聖書記述すら読み書きの技術を持つ教会神父様に読み聞かせていただかなればならなかった時代となると、もっと大変だったと思います。もちろん、そういう誤解が広がらない為にバチカンの偉い司祭様たちは色んな対策を立てたと思いますが、果たして悪魔の姿形まで全員の意見を一致させようと手を回す余裕があったのか」はわかりません。イラストというのは文字言葉より強烈です、写真の無かった時代ならそれは写真の代わりすらつとまったほどに。それでもやはり限界はありますよね。実際にあるものを観察して正確に描いたものなら兎も角、空想風景自分が見たことのある風景に喩えながら暗中模索で描きあげたらしいドラゴンイラストですから尚更。もちろんそれを見せる相手が目の前にいたなら言葉にして説明できたでしょうが、その絵が本に載って遠い土地にいる人たちの手に渡った時、そして彼らが字を読み書きできないとかそもそも違う言葉を喋っている人たちだったりしたら、蛇の舌の絵が火を吐いているように受け取られたりしても即座に訂正したりできないのでそのまま広がってしまますよね。

ここでちょっと本旨に触れていますが、空想上の生き物は実際にはいないのでそれが絵や銅像といった形にされる際、実在する動物の特徴をつぎはぎにして成立する時がある、というのが比較生物学的な知見で言いたかたこであるように思います

恐竜化石にしたって、伝説に語られるファブニールヒドラのものしか見えない代物が発掘されている訳じゃありませんからそもそも恐竜化石から想定した想像図が最近すこしずつ変わっているらしくて、僕が映画で見たティラノサウルスコモドドラゴンじみた堅そうなウロコに覆われた姿でしたが、いまは鳥のように羽毛が生えていたのではないかと言われているそうです。ここはもう少し言及すると、恐竜末裔はいまも空を飛んでいる鳥、特に渡り鳥である、なんて話にも波及していきそうですが、僕はそのへん浅学なので触るだけで容赦していただきたく思います

最後歴史学人類学宗教学、あとすごく恐縮なんですが地理学から見たドラゴンの話をしたいな、と思います。ここがすごく自分が興味ある分野になるので話が長くなりそうなんですが、そのほとんどが他の人から受け売り知識・聞きかじりの知識であることを先に明言してから話したいと思います。この話を僕にしてくださった皆様に限りない御礼と尊敬を。

まず、先程までドラゴンが火を吐くのは、蛇の舌の特徴を取り込んで描いた想像図を見た別の人が、その絵の様子を「火を吐いている」と誤解して広がったからではないのか、と話題にしていました。さらにここを掘り下げて「何故火を吐いている姿に見えた(誤解した)んだろう?」という話をしようかと思います

ラクル公の話にも戻りますが、西洋ドラゴン悪魔に連なる存在であり、人々にとっておそろしい敵役だったと言います。これは特に難しい理由がある訳ではなくて、人間より大きく、翼を持っていたり、人間の頭を咥え込める大きな口にずらりと牙が並んでいたり、ずばり「人間に噛みついて攻撃してくる蛇という生き物が人間よりでかかったら食べられそうで怖い」という恐怖心が、当時の宗教的道徳観で形成されている独特の恐怖心とつよく結びついた結果だと思います恐竜人間を食べそうだから怖い、ドラゴン人間を食べるから怖い、悪魔地獄にいて人間に悪いことをするから怖い、というのが全部同じ話になってしまった時、「ドラゴン悪魔の手先である」という話になるんですね。そこにバチカン神父様まで話を合わせはじめるともう誰も待ったをかける人間がいなくなる。恐怖とは使い方があるのです。「食べ物を粗末にすると目が潰れるからしてはいけない」なんて言い回し日本にはありますが、本当にそうなのか?といえば絶対にそんなことないですよね。それが本当の話になってしまうと、目が見えない障がいと向き合って生きている人たちはみんな「食べ物を粗末にした」罰でそうなったという理屈が通じてしまうので大変失礼な話になりますぶっちゃけこの言い回し、嘘か本当かで言えば嘘の話ですよね。でもいま食卓に並んでいる食べ物を、少なくないお金を支払い、少なくない労力を駆使して調理し、なんとか苦労して食卓提供し続けている親からすれば、それを子供台無しにされるのはひどくつらいことであるしその悪癖を矯正しないまま大人になっても子供のためにはならないからなんとかやめさせたいと思うのは当然なわけです。しかし、突然の家不景気に陥れば金銭交換ままならず明日にでもご飯が食べられなくなるという話を、お金単位すら知らない無知の子供に納得してもらうまで言い聞かせるのは大変な交渉スキル言語センス必要とされます。これが「何故人が人を殺してはいけないのか?」「何故人が人から物を強奪してはいけないのか?」というレベルから説明しなければならないとなれば途方もない気分になってきますよね。なのでそれを説明する側は、悪いことをしてはならないという理由として「悪いことをすれば怖い目に遭う」と方便…つまり一種の嘘を用いるという苦肉の策を導入することにしました。これが日本で言えば「目が潰れる」とか「人攫いにあう」とかで、キリスト教国教である場所では「悪いことをすれば悪魔のいる地獄に落ちるぞ」とか言われるようになる訳です。ドラゴンに食べられるのは誰だって嫌ですよね、僕はジュラシックパークティラノサウルスに食べられるレベルから嫌ですしサメだって怖いですから、悪行に対する応報としての悪魔地獄で罪人を責め苛む悪魔ドラゴンを操るなら当時の人たちにとって2倍の怖さになる訳で、時の宗教家たちはおそろしいドラゴン悪魔に与えることでみんなが神の御言葉もっと信じて慎ましく穏やかに生活する世界(=悪人悪魔ドラゴンをおそれて悪行を思いとどまったり、間違えてからでもそれを悪いことだったと反省して償いをする世界)が形成されることを期待したわけです。なので実は違う種類の複数の恐怖が、宗教道徳という枠組みの中で融合するのは全然難しい話ではないってことですね。ドラゴン英雄に退治される話が多いのも似たような理由です。人間勇者が悪いドラゴンを退治して財宝と美しい伴侶を獲得して幸せに暮らす…というのは敵が強いぶん本当にそれを乗り越えられるならば素晴らしい成功であるように思える訳ですね。実際に、ドラゴン退治の伝説宗教に組み込まれた結果、聖ジョージドラゴン退治など、有名な宗教説話としてたくさんの人々に親しまれています。強いドラゴンが悪であったほうが都合がよかった時代場所があったということです。

この長い前提があって、ドラゴンが火を吐く話が続きます。まず多くの宗教において死者の国・地獄とは地下世界に想定されます。そして程度の差はあれど、地獄とは炎の世界で、罪をおかして死んだ者はその炎に焼かれてずっと苦しむと説かれます。これはキリスト教例外ではないというか、悪魔が住む地獄とはその典型であるように思いますね。何故地獄燃えいるかと言えば、人間が火に焼かれる痛みを強烈に忌避する話の他に、古い時代の街並みが火災に弱いというのが挙げられます日本でも江戸時代の平屋づくりなんか想像してくだされば分かりますが、木材を含む家屋が道の両脇にずらりと並んでいるのは火災脆弱なんですよ。火災の真の恐ろしさとは「燃え移る」「燃え広がる」ことです。デマゴーグが人々の間であっという間に拡散して個人名誉毀損の度合いがもう取り返しがつかなくなってしまう様子を「燎原の火」などと喩えますが、あれは草原に火を放つと一瞬で更地になるほどの規模の火災になることのようだと言っています。この草が家に置き換わったようなことが頻発しやす都市計画というのが密集した家屋群にあたります。隣の家同士の距離が近ければ近いほど深刻だという認識で間違いないと言えます対岸の火事なんて言い回しもあるんですが、実は一つの川を挟んだ対岸で火事が起こっているとしても、風向きと風速次第では火の粉が飛び火してきて火事になることも珍しくないらしいです。キリスト教地獄の話をしているのでその圏内にある国の歴史話題にするなら、ロンドンテムズ川を挟んだ両岸の街々が飛び火が原因の大火事被害に見舞われたことがあるそうです(これはNHKドラゴン特集受け売りです)。時代が昔に遡れば遡るほど消火技術というのが未熟なので、燃え盛る地獄イメージが成立したほどの大昔となると一度家に火がつけば街一つ灰になるのも特に珍しくなくて、それが冬越し前ともなれば家の壁と屋根なしで厳しいヨーロッパの冬を耐えなければなりません。みじめなんてものではなくて、死にます火事から助かったとしても家も財産食べ物燃えしまっていて、最悪の場合助けてくれる隣人の家まで飛び火で火事になってて誰も助ける余裕なんかないとなれば、そういうのを「地獄のような風景だ」と言うのでしょう。これを避ける為に毎晩高台に見張りを立てるなどの習慣が根づいたそうです。ファンタジーでやぐらに立つ見張りといえば敵国の侵略者瀬戸際発見するだとか怪物が村や街に侵入しないようにする為だとかいイメージで、もちろんそういう意味での見張りもありますが、一番怖かったのは火事だそうです。というか、敵国の兵士に火付けされることだってあります火攻めとか言われる戦法で、この場合侵略者火事が同時にやってきます侵略者は火で街の財産がすべて灰になる前に大急ぎで火事場泥棒をはたらくので容赦する時間的余裕はありませんし、火をつけられた街の住人だって火に焼かれるか人に殺されるかの極限状態ですから狂乱しています。ただの火事より、もっと大勢死ぬでしょう。侵略者はまさに地獄からやってきた悪魔や化け物に見えたでしょうね。そうやって実際にあった大火災惨事記憶が、架空風景である地獄イメージを補強して、いまの地獄絵図というものがあるそうです。だから悪魔の手先であるドラゴンが火を吐く(操る)のは当然だ。地獄からやってきたのだから」と言われれば、なんだかすごく話の筋が通っているように思いませんかね?

その上で更に別の解釈を交えます地獄は地下世界にあると先述しましたが、地下にあると言えば何を想像するでしょうか。道具や芸術品の材料や貴重品そのものとして今でも生活の身近にある鉱石宝石も地面の下から採掘される資源です。しばしばドラゴンは財宝と関連づけられることを思い出させられますね。化石も地下から現れることが多いです。ドラゴン地獄に住まう悪魔ペットであることと、ドラゴンイメージ形成するのにひと役買ったらしい恐竜化石とがつよく関連づけられるような気がしますね。それで、マグマも地下には流れていますね? マグマによる火災被害、つまり火山噴火というのはそれほど頻繁に起こる訳ではありません。少なくとも、毎日地球のどこでも火山噴火しているともなれば人間生存圏はもっと狭くて、地球人間には住みづらい星だったでしょう。将来的にそうなるかもしれませんけどね。それはそれとして、噴火は頻繁に起こらないので毎日人間マグマに殺されているというほどではないと思いますが、それ故に今でも予測して対策が立てづらく一度起こってしまえばおそろしい被害規模となる天災でもある。邦画にもなった漫画テルマエロマエ舞台くらい昔のローマにおいては、伝説的な火山噴火によって当時の大国が大打撃を受けたらしい…そしてそれはただの伝説という訳ではなく、地質学考古学的な研究からも実際に大災害が起こっているという史実的な話だそうです。ところでテルマエロマエという作品に触れましたが、これはお風呂テーマにした漫画です。日本でも観光地各地が抱える温泉施設というのは間欠泉という自然現象を利用したお風呂であることは周知ですね。この間欠泉温泉というのが、地下の水源がマグマによってあたためられて地表に噴き出す現象で、多くの温泉はそのまま人間が入浴するには適さないほど高熱だったりします、死ぬような大火傷を負うほど熱いこともあります(程度の差はあり、中には最適な Permalink | 記事への反応(1) | 14:56

2019-11-16

明日は何が起こるか分からない日なので

出来るだけ今までのことを思い出しておこうと思う。

グラスホッパー 

マイティフロッグ

ヴィダルサスーン

ティモテ

から火花が出るゴジラ型のチョロQ

グリーンドラえもん

マシンロボ

チョコとかの匂いがする消しゴム

スライム

紙粘土

学研のおばさん

生一丁

エキスパンダーの逆で押し縮めるパターントレーニング

軍人将棋

ドラキュラボードゲーム

お化け屋敷ボードゲーム

ランドセルの閉めるところをこっそり外されてて、靴を靴箱にしまときに屈んだらバサーって荷物部落ちるやつ

2019-11-07

anond:20191107141956

ドラキュラは鏡には映らない的なやつか

写真には映るのかな?

2019-10-18

ここ数日ずっと献血増田投稿されてる

ほんとどうでもいいネタ

フェミというよりオタク自分の島を荒らされる危機を感じたりしてキレてるんだろ

否定したら死活問題だもんな

事件を起こしたやつがアニメを見ていて

影響を受けたのでは?となるとムキになって

犯人は朝食にパンを食べていたか

パンを食べていたやつは全員犯人かと詭弁をいいやがる。それは自己防衛の末に考えついた必死詭弁なんだよ。

そのくせ、ポジティブなことの場合アニメで知った、

アニメの影響をうけて軽音楽部にはいったとかぬかしやがる

最近だとジムか。

こいつら自分で探す努力もせず映像洗脳されて趣味をはじめてすぐに辞めるから

から献血でも自衛隊でもなんでも使い勝手がいいし聖地巡礼だとかいって、

なんの関係もないパッケージ版権絵を載せただけで

買ういいかもなんだよな。

ひどい食べ物なんて意味不明イメージしたカレーライスとかあるよな

まあオタクコンテンツは一つの版権絵さえあれば

なんでもプリントアウトしてれば買いやがるから利用しやすいんだよ。

Tシャツプリントしたやつとか買って意味あるか?ポスターにあるのにさ笑

とりあえず献血でもドラキュラキャラ東方スカーレット姉妹とか)に血吸うような

萌え絵書いて血を吸われるのがご褒美だとか思わせるキャッチコピーいれて

献血者にはイラストキャラクターの絵がついた浣腸用の注射器でも渡せばいいんだよ

2019-09-25

anond:20190925235037

我ながらものすごくアホだと思うが、マントって実用性あったんだ…

ドラキュラとか怪盗キャラがつける二次元産物だと思っていた

防寒具?

2019-08-28

anond:20190828070524

生理の血でいいからゴクゴク飲みたい

っていうドラキュラさんって過去いなかったな

2019-02-24

私はドラキュラ伯爵(男)です

女の血を吸いたいって言ったらポリコレ棒で殴られました。

男の血も吸いたいって言ったらポリコレ棒で殴られました。

解せぬ。

2018-10-27

ハロウィン、見てるだけで面白かったよ

顔に血糊つけた人がそこら中にいて、

ドラキュラとかウイッチとかもいて

見てるだけで面白かった。

時々マリオルイージとかピカチュウとか全然関係ないヌイグルミ歩いてる人もいたけど、それはそれで面白かった。


やっぱ参加した方が面白いんだろうけど

陰キャの私は歩いてるだけで面白かったよ。

増田ニートのみんなも騙されたと思って出歩いてみたら?見物だけでも楽しいよ。

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