はてなキーワード: 電通とは
https://anond.hatelabo.jp/20161016113650
1年経っても状況は何も変わっていません。
電通の人は22時以降メールは送るのも送られるのも禁止(下請けの人間が22時以降働いていてはダメなので)になり、
でも現場の人間は、意識が変わったりなんか全然、全然、してないよ。
自分と同じ会社の人が死んでたって、その親が人生を賭けて労働改革を訴えたって「自分とは関係のない他人事」ですよ。
単純に22時以降、仕事できないからやりづらくて仕方がなさそうなだけ。
仕方ないと思いますよ、7000人いる社員の誰かが死んだところで自分のことのように思えるわけがない。
本気でこの国の、いや少なくとも自分の会社の労働環境を変えてやろうなんて思っていない。
目の前のことで精一杯ですから。
なにしろ、さるイベント用の映像編集中で23:30までやってましたが、
電通の人はもちろん、それに加えて、、、
クライアントもいましたし。
そりゃ自分の意識だけ変えて頑張ったってどうしようもないって諦めたくもなるでしょうね。
どうすりゃいいんでしょうね。
電通は今回謝罪して罰金50万円を払って鉄槌がくだされた! という記事があるんだが、そもそも本当にそうか?
たしかに評判のダウンというのはそれなりに痛いのかもしれないが、電通クライアントのなかで「あそこはブラックだから仕事を頼むのやめよう」なんて企業がいくつある? ないでしょう。社員5人で年商4000万円利益なんて数百万の会社にとって50万円はたしかに大金だが電通にとってもそうなのか?
断言してもいいけれど、電通規模の会社、つまり純利益700億円で社員5万人弱の会社において、社を上げて「残業撲滅キャンペーン」をやるのは、月に数百万円の予算がかかるよ。委員会を立ち上げて、その委員会メンバーは通常の業務と兼任だとしたところで、毎月何時間か拘束して会議をさせて、あるいは報告書を出させるだけでも(一般中小企業目線で見て)巨額の予算が必要とされる。おそらく社外メンバーも必要だろうし、適切なIR予算と、それ以上に不適切な社外アピール予算が必要だ。実際残業が減ってそれで売上が下がるとかは全く計算に入れず、「社を上げて取り組んでます」というポーズを示すだけでも罰金の十倍以上、下手したら百倍の予算が必要となる。
つまり、この罰金は犯罪抑止に対して何ら価値を持たないということだよ。純粋に金額的なリターンの話で言うならば、電通は毎月(毎年ですら無い!)50万の罰金を払ったほうが、残業撲滅キャンペーンをするよりも、遥かに経済的には得だ。ぶっちゃけ、裁判で重役の時間を取られたことのほうが重役の給与を時給換算すれば50万よりダメージは上のはずだ。
電通はオリンピックの仕事も受けているし、その意味では官営の仕事を受けている市注目度も高いので、それなりの対処はするだろうしそれを必死に示そうとする。そもそも事件後の雑誌記事で「残業が出来なくて厳しくなりました!」みたいな記事が出たことそのものが、電通の反省しましたキャンペーンなわけだし。
でも、事実としては「罰金を払い続けたほうが、ビジネスモデルを変えるよりも経済的には得だ」という事実は全く変わらない。もちろん別に、だから電通が悪いと言うつもりはないよ。でも、これって法としてはバグってない? 抑止力という目的は果たされていなくない?
今私にとれる行動として、文章の表現を修正しました。内容は変えていません。
https://anond.hatelabo.jp/20171002002200
の続き
まず前提として説明しておきたいのが、コンテンツ制作を生業にするこの業界には、
「クリエイターを、『大人の喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されていることです。
これは、クリエイターを制作作業に集中させる環境を整えるのが会社の役目であって、
権利トラブルを始めとする「大人の喧嘩」に巻き込んで余計な負担をかけるべきではない、という考え方からきています。
まともなエンタメ企業ほど、この前提が社員にしっかり浸透しています。
※そういう意味では、KADOKAWAのアニメ事業局・ライツ事業局は、まだまともな方です。
以上を踏まえて、これは私が外部の人間である以上、妄想の域をまったく出ませんが、
何の根拠もない妄想よりは幾分かは良い、というところで、私の思う経緯を書きます。
①KADOKAWA、2期制作にあたり、12.1話のようなことを節々でやらないよう、ヤオヨロズに念押し。
②ヤオヨロズ、「2期制作は請けるが、たつきが一番功労者でエラいんだから、たつきの好きにさせろ」と返答。
③KADOKAWA、たつきへのリスペクトはあるが、幹事会社として、その要求は飲めないことを通達。モメ始める。
④ヤオヨロズ、モメた末、「そんな条件を出してくるならオリる」脅しのカードを切る。
【たつきはここまで、以上のようなやりとりがあったことを一切関知しておらず、制作作業に集中していた】
⑤ヤオヨロズ、たつきに「KADOKAWA意向で制作ハズされちゃったんですよね」と報告。
(10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAはヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありませんでした)
また、何度でも書きますが、ヤオヨロズは「近々公式コメント出すから大人しくしててね」くらい発信すべきです。
たしかに、たつき氏はけもフレを盛り上げた一番の功労者であることは間違いありません。
しかしながら、仮にも「商業アニメの製作」に関わる人間として、
他者の権利を侵害しないよう、正当な手順を踏まなければならなかったのも事実です。
百歩譲って、たつき氏は「ものづくり以外のことは専門外」な職人だったにせよ、
ヤオヨロズの渉外役は、たつきが暴走しないよう適宜コントロールする役割の立ち位置を、
会社としては、とらなければならなかったはずです。
「事実上の権利者」としての立場の強さを使って、自分たちもリスクをとる形で、
KADOKAWAと、製作委員会と交渉をして、もっと他の道を探ることだってできたはずです。
今回のように、ファン巻き込んで、KADOKAWA炎上させるようなやり方ではなく、です。
あなたたちは、たつきのツイートを見て「なんで?」と困惑するに留まるべきだったと思います。
同時に、ヤオヨロズからの情報発信を待つべきでした(未だに何もありませんが。。。)
知識も情報も十分でない内から、KADOKAWAを叩くべきではありません。
本当に想像がつかないほど多くの企業と人間が熱意を持って関わって、チェックされて、
「確認結果OK」のお墨付きを受けて、ようやく世に出てきているんです。
そもそも、「カネ」や「利権」体質だとKADOKAWAを批判するあなたたちは、そこで働く人間に会ったことがあるんでしょうか?
彼らの作品づくりにかける思いを知っていますか?平均年収を知っていますか?
年間にいくつの作品を世に出して、新人作家をデビューさせ、喜ぶファンを生んでいるのか知っていますか?
私が出会ってきたKADOKAWAの人間は、本当にクリエイターのことを尊敬していたし、大事にしていたし、
ファンに作品を楽しんでもらうために、毎晩遅くまで、身を粉にして働いている人たちばかりでしたよ。
そもそも出版業を始めとしたコンテンツビジネスは、利権があって初めて成り立つものです。
「カネ」や「利権」、こうした概念を重視したビジネスを批判するなら、
KADOKAWA以外の作品も含め、マンガもアニメも映画も、見ることを一切やめるべきです。
そうすれば悪の根源たるエンタメ企業は続々潰れるだろうから、理想の世の中に一歩近づくのではないでしょうか?
それから、吉崎先生が原因うんぬんかんぬんのニュース記事はプレスリリースでもなんでもないので、
あれだけKADOKAWAに石を投げておいて「狼狽してバタついてる」って、どうなんでしょうか。
記事にも書きましたけど、確かに、「なんで?」で止まるなら私はあるべき姿だと思いますよ。
そうじゃなくて、こういう基本的な知識を持ってたら、脊髄反射でKADOKAWAを叩くような行動はとらないでしょ?
だから「ちょっと落ち着くべきだな」と思うオタクを増やすために、私はこの記事を書いたんです。
何度も私は書いています。「ヤオヨロズ社からのリリースを待ちたい」って。
けど現状、製作委員会からのコメントしか出てない以上、その事実をもとに妄想するしかないわけです。
でも、その妄想だって、知識のあるなしで結論も、その行動も、随分変わってくるとは思いませんか?
頂いたようなコメントに一番星が集まるところが、まさしく今回の騒動の難しさなのだと思います。
私が書いた記事が長文すぎて、読まれなさすぎ分かりにくすぎたのが原因ならすみません。
権利でビジネスやること自体の否定に繋がるので。商業アニメ映画マンガなどなどの全否定を意味していると思います。
製作委員会(権利者たち)が要求したのは「発信情報の事前確認」です。
また、ヤオヨロズがたつきに「言いにくかった」要素の方が大きいと思えるから、
「クリエイターに逐一情報共有しながら進める」といった解決策の方が現実的になってきますけど、
少なくとも、こうして考えた場合にも、「KADOKAWAを一方的に叩く」という行動にはつながらないと思います。
制作費半分、売上5倍の話が、権利の話にどう関係してくるんでしょうか?
安い値段で請けて納品してやったんだから、好き勝手やらせろ、というのは、
あくまでヤオヨロズからのリリースがあるまでは妄想ですけど、12.1話自体を問題にしているのではなく、
「自分に権利があるモノに関する情報発信を、自分の手綱のとれない誰かに委託するのが怖い」感覚、わかりませんか?
たしかに12.1話は、現状見えている情報からは、成功した企画になったと言っていいでしょうが、
「同じようなことが今後もあるのは嫌」というのをヤオヨロズへの窓口としてのKADOKAWAに強く言った可能性は高いし、
ヤオヨロズは、最初は全然自由だったし、ここまでけもフレを育てたのはたつきだという意識があるからこそ、
同じくヤオヨロズが何か言うべきというのは私も完全同意ですね。
文章力がなく長くなってしまってすみません。ありがとうございます。
ヤオヨロズがクソというか、前提のこういう基本的な知識があれば、
「KADOKAWAは必ずしも悪くない」結論にたどりつくはず、という趣旨です。
ただ、ヤオヨロズを制御するのは製作委員会側じゃなく、ヤオヨロズという会社自体の問題だし、
たつきを制御すべきなのはヤオヨロズという会社だったはずと思いますよ。
鋭い指摘ですね。
ただ、少なくとも現状出てる情報からは「KADOKAWA側のまともな判断力が失われていた」と判断できる記述はないですね。
私の態度は申し訳ありませんでした。
けど、この件に関するKADOKAWA側の態度の、どこが問題だったんでしょうか?
それを具体的に言えないのが、今回の炎上の難しい部分だと思いますよ。
そりゃ反発は予想していたでしょう。だから、たつき続投の方向性で調整方法を探っていたと思います。
まずファンはそこで一歩踏み込みすぎてますよね。「KADOKAWAが一方的に降板させた」って。
ヤオヨロズ側にとってみれば、自分らが権利を持っていないのは当然歯がゆいし、
「功労者であるたつきに好きなようにやらせてあげたい」という気持ち、たつきへの敬意もあるから、
「制作おりますよ??」という脅しは、彼らにとって交渉カードなわけですよ。
けれど、どういう意図であの情報がたつきから発信されたのかを知るすべが現状ないから、
私は再三「ヤオヨロズからのリリースを待ちたい」と書いてるし、
「KADOKAWAが必ずしも一方的に悪い話ではない」と言っています。
でもヤオヨロズからのリリースがあるまでは何とも言えない部分はあるけど、
私の感覚からすれば、たつき氏は本当に降板が寝耳に水だっただろうし、悪くないと思いますよ。
現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように見える、という話です。
電通問題含め、働き方に関する問題は、あまりにも門外漢なので触れません。
原作者の吉崎先生が自由に作っていいと言えば何やってもいいわけじゃないですよ。なぜなら作品を一人で作っている「同人」じゃないから。
「商業アニメ」だから、色んな会社が、分割された権利をたくさん持っているんです。製作委員会も「自由に作って良い」と言えば問題ないと思いますよ。
「事前通知が嫌な声明を鵜呑みにしていいのか」という指摘ですが、仰る通り、ヤオヨロズからのプレスリリースを待った方がいいのは確かです。
けど今出ている公式コメントは製作委員会のものだけですし、少なくとも、「KADOKAWAを一方的に叩く」風潮に一石を投じたい私の立場としては、
情報として十分なわけです。未だに「近々コメント出すから、誰かに迷惑かけないでね」すら言わないヤオヨロズを信頼できないというのもありますけどね。
それから、(2)の方にも書きましたけど、この業界には「クリエイターが一番エラい」とする文化があって、たとえ相手がお金をもらう立場だったとしても、
無理なことはやらせられない、けど権利など大人の事情が絡むときにはその無理を、神経使いながら通さなければいけない、というような考え方が浸透してます。
もちろん、何度も何度も書いてますが、ヤオヨロズからのプレスリリースを待ちたい一方で、業界文化的に考えれば、
ヤオヨロズは、「たつきの自由にやらせようとした」はずです。「たつきさん、思うようにやってください!」くらい言ってそうなのは想像つくわけです。
けど(製作委員会を代表しての)KADOKAWAから、「事前に内容をこちらで確認してからの情報発信にしてください」と言われ、
「最初は全然管理してこなかったくせに、お金になり始めたからって今さら管理しようとしてくるなよ」という反発心はあっただろうし、
何より「たつきが一番エラくて功労者なんだから、たつきの好きなようにさせろよ」と思ったとしても自然だと思います。
そういういざこざが(たつきの知らないところで)続いていて、こじれる所までこじれた結果、たつきの「突然ですが」ってツイートなのではと言ってるわけです。
「切り倒した」のは、本当にKADOKAWAなんでしょうか?
KADOKAWAは、たつき人気で盛り上がってきたコンテンツであることが、本当に分からない程度の会社なんでしょうか?
そもそも製作委員会からのリリースには、「ヤオヨロズから辞退の申し出があった」としか書かれていません。
それに対して、KADOKAWAはどう返したんでしょうか?まだ、情報が不足してはいないでしょうか?
私は現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように思えます。
未だになんの声明も出さない部分まで含めて、ちょっとどうなのかなと思っています。
たつき氏が悪いと言っていません。手綱をしっかりとる責任を果たさなかったヤオヨロズが悪いと言っています。
なぜなら、KADOKAWAとたつきが直接交渉してるとは考えられないからです。その理由は(2)にも書きましたが、
たつき氏には制作作業に集中してもらって、ヤオヨロズの窓口が(製作委員会窓口としての)KADOKAWAと交渉していたはずだからです。
たつき氏からの暴露ツイートが発信されないようコントロールするところまで含めてKADOKAWAの責任だったというのは、
少し無理筋すぎはしないでしょうか。
労働者の権利を叫ぶふりして大企業・経営者叩きはよくやってるよ。
ワタミがいい例。
あれは労働者を保護してるんじゃなくて叩きやすいのを叩いてるだけなので勘違いしないように。
→https://anond.hatelabo.jp/20171002015348
https://anond.hatelabo.jp/20170930045332
の続きです。
まず前提として説明しておきたいのが、コンテンツ制作を生業にするこの業界には、
「クリエイターを、『大人の喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されていることだ。
これは、クリエイターを制作作業に集中させる環境を整えるのが会社の役目であって、
権利トラブルを始めとする「大人の喧嘩」に巻き込んで余計な負担をかけるべきではない、という考え方からきている。
まともなエンタメ企業ほど、この前提が社員にしっかり浸透している。
※そういう意味では、KADOKAWAのアニメ事業局・ライツ事業局は、まだまともな方だ。
以上を踏まえて、これは私が外部の人間である以上、妄想の域をまったく出ないが、
知識がない人の妄想よりは幾分マシ、というところで私の思う経緯を書く。
①KADOKAWA、2期制作にあたり、12.1話のようなことを節々でやらないよう、ヤオヨロズに念押し。
②ヤオヨロズ、「2期制作は請けるが、たつきが一番功労者でエラいんだから、たつきの好きにさせろ」と返答。
③KADOKAWA、たつきへのリスペクトはあるが、幹事会社として、その要求は飲めないことを通達。モメ始める。
④ヤオヨロズ、モメた末、「そんな条件を出してくるならオリる」脅しのカードを切る。
【たつきはここまで、以上のようなやりとりがあったことを一切関知しておらず、制作作業に集中していた】
⑤ヤオヨロズ、たつきに「KADOKAWA意向で制作ハズされちゃったんですよね」と報告。
(10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAはヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありませんでした)
何度でも書くが、ヤオヨロズは「近々公式コメント出すから大人しくしててね」くらい言えないものなのか?
たしかに、たつき氏はけもフレを盛り上げた一番の功労者であることは間違いない。
しかしながら、仮にも「商業アニメの製作」に関わる人間として、
他者の権利を侵害しないよう、正当な手順を踏まなければならなかったのも事実だ。
百歩譲って、たつき氏は「ものづくり以外のことは専門外」な職人だったにせよ、
ヤオヨロズの渉外役は、たつきが暴走しないよう適宜コントロールする役割の立ち位置を、
会社としては、とらなければならなかったはずだ。
「事実上の権利者」としての立場の強さを使って、自分たちもリスクをとる形で、
KADOKAWAと、製作委員会と交渉をして、もっと他の道を探ることだってできたはずだ。
今回のように、ファン巻き込んで、KADOKAWA炎上させるようなやり方ではなくね。
あと責任を持って、早く何らかのプレスリリース出してください。
あなたたちは、たつきのツイートを見て「なんで?」と困惑するに留まるべきだった。
同時に、ヤオヨロズからの情報発信を待つべきである。(未だに何も無いのは本当にクソ)
知識も情報も十分でない内から、KADOKAWAを叩くべきではない。
本当に想像がつかないほど多くの企業と人間が熱意を持って関わって、チェックされて、
「確認結果OK」のお墨付きを受けて、ようやく世に出てきているのだ。
そもそも、「カネ」や「利権」体質だとKADOKAWAを批判するあなたたちは、そこで働く人間に会ったことがあるのか?
彼らの作品づくりにかける思いを知っているのか?平均年収を知っているのか?
年間にいくつの作品を世に出して、新人作家をデビューさせ、喜ぶファンを生んでいるのか知っているか?
私が出会ってきたKADOKAWAの人間は、本当にクリエイターのことを尊敬していたし、大事にしていたし、
ファンに作品を楽しんでもらうために、毎晩遅くまで、身を粉にして働いている人たちばかりだったよ。
そもそも出版業を始めとしたコンテンツビジネスは、利権があって初めて成り立つものだ。
「カネ」や「利権」、こうした概念を重視したビジネスを批判するなら、
KADOKAWA以外の作品も含め、マンガもアニメも映画も、見ることを一切やめるべきだ。
そうすればあなたたちにとっての悪の根源たるエンタメ企業は続々潰れるだろうから、
理想の世の中に近づくだろう。
吉崎先生が原因うんぬんかんぬんのニュース記事はプレスリリースでもなんでもないので、
情報が揃うまでは気をつけたほうがいいですよ。
狼狽してバタついてるってw あれだけKADOKAWAに石投げといて「狼狽してバタついてる」?w
記事にも書きましたけど、確かに、「なんで?」で止まるなら私はあるべき姿だと思いますよ。
そうじゃなくて、こういう基本的な知識を持ってたら、脊髄反射でKADOKAWAを叩くような行動はとらないでしょ?
だから「ちょっと落ち着くべきだな」と思うオタクを増やすために、私はこの記事を書いたんです。
何度も私は書いてますよ。「ヤオヨロズ社からのリリースを待ちたい」って。
けど現状、製作委員会からのコメントしか出てない以上、その事実をもとに妄想するしかないわけです。
その妄想だって、知識のあるなしで結論も、その行動も、随分変わってくるのはわかりますよね?
君みたいなコメントに一番星が集まるところが、まさしく今回の騒動の難しさなんでしょうけどね。
私が書いた記事が長文すぎて、読まれなさすぎ分かりにくすぎたのが原因ならすみません。
権利でビジネスやること自体の否定に繋がるので。商業アニメ映画マンガなどなどの全否定を意味してますね。
製作委員会(権利者たち)が要求したのは「発信情報の事前確認」です。
また、ヤオヨロズがたつきに「言いにくかった」要素の方が大きいと思えるから、
「クリエイターに逐一情報共有しながら進める」といった解決策の方が現実的になってきますけど、
こうして考えた場合にも、「KADOKAWAを一方的に叩く」という行動にはつながらないと思います。
意味がわからなくてすみません。制作費半分、売上5倍の話が、権利の話にどう関係してくるんでしょう。
安い値段で請けて納品してやったんだから、好き勝手やらせろって?w 自分で言ってて無茶だと思いませんか?
それがまかり通ったら、全ての商売が成り立たないと思うんですけど。
あくまでヤオヨロズからのリリースがあるまでは妄想ですけど、12.1話自体を問題にしているのではなく、
「自分に権利があるモノに関する情報発信を、自分の手綱のとれない誰かに委託するのが怖い」感覚、わかりませんか?
たしかに12.1話は、現状見えている情報からは、成功した企画になったと言っていいでしょうが、
「同じようなことが今後もあるのは嫌」というのをヤオヨロズへの窓口としてのKADOKAWAに強く言った可能性は高いし、
ヤオヨロズは、最初は全然自由だったし、ここまでけもフレを育てたのはたつきだという意識があるからこそ、
同じくヤオヨロズが何か言うべきというのは私も完全同意ですね。
文章力がなく長くなってしまってすみません。ありがとうございます。
ヤオヨロズがクソというか、前提のこういう基本的な知識があれば、
「KADOKAWAは必ずしも悪くない」結論にたどりつくはず、という趣旨です。
ただ、ヤオヨロズを制御するのは製作委員会側じゃなく、ヤオヨロズという会社自体の問題だし、
たつきを制御すべきなのはヤオヨロズという会社だったはずと思いますよ。
鋭い指摘ですね。
ただ、少なくとも現状出てる情報からは「KADOKAWA側のまともな判断力が失われていた」と判断できる記述はないですね。
私の態度はかなり悪いと思います。けもフレ問題でKADOKAWA叩いてるオタク大嫌いだし死ねばいいと思ってますからね。
けどこの件に関するKADOKAWA側の態度の、どこが問題だったんでしょうか?
それを具体的に言えないのが、オタクのだめな部分だと思いますよ。
そりゃ反発は予想していたでしょう。だから、たつき続投の方向性で調整方法を探ってたと思いますよ?
まずファンはそこで一歩踏み込みすぎてますよね。「KADOKAWAが一方的に降板させた」って。
ヤオヨロズ側にとってみれば、自分らが権利を持っていないのは当然歯がゆいし、
「功労者であるたつきに好きなようにやらせてあげたい」という気持ち、たつきへの敬意もあるから、
「制作おりますよ??」という脅しは、彼らにとって交渉カードなわけですよ。
どういう意図であの情報がたつきから発信されたのかを知るすべが現状ないから、
私は再三「ヤオヨロズからのリリースを待ちたい」と書いてるし、
「KADOKAWAが必ずしも一方的に悪い話ではない」と言ってるんですが。
でもヤオヨロズからのリリースがあるまでは何とも言えない部分はあるけど、
私の感覚からすれば、たつき氏は本当に降板が寝耳に水だっただろうし、悪くないと思いますよ。
現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように見える、という話です。
電通問題含め、働き方に関する問題は、あまりにも門外漢なので触れません。
原作者の吉崎先生が自由に作っていいと言えば何やってもいいわけじゃないですよ。なぜなら作品を一人で作っている「同人」じゃないから。
「商業アニメ」だから、色んな会社が、分割された権利をたくさん持っているんです。製作委員会も「自由に作って良い」と言えば問題ないと思いますよ。
「事前通知が嫌な声明を鵜呑みにしていいのか」という指摘ですが、仰る通り、ヤオヨロズからのプレスリリースを待った方がいいのは確かです。
けど今出ている公式コメントは製作委員会のものだけですし、少なくとも、「KADOKAWAを一方的に叩く」風潮に一石を投じたい私の立場としては、
情報として十分なわけです。未だに「近々コメント出すから、誰かに迷惑かけないでね」すら言わないヤオヨロズを信頼できないというのもありますけどね。
それから、(2)の方にも書きましたけど、この業界には「クリエイターが一番エラい」とする文化があって、たとえ相手がお金をもらう立場だったとしても、
無理なことはやらせられない、けど権利など大人の事情が絡むときにはその無理を、神経使いながら通さなければいけない、というような考え方が浸透してます。
もちろん、何度も何度も書いてますが、ヤオヨロズからのプレスリリースを待ちたい一方で、業界文化的に考えれば、
ヤオヨロズは、「たつきの自由にやらせようとした」はずです。「たつきさん、思うようにやってください!」くらい言ってそうなのは想像つくわけです。
けど(製作委員会を代表しての)KADOKAWAから、「事前に内容をこちらで確認してからの情報発信にしてください」と言われ、
「最初は全然管理してこなかったくせに、お金になり始めたからって今さら管理しようとしてくるなよ」という反発心はあっただろうし、
何より「たつきが一番エラくて功労者なんだから、たつきの好きなようにさせろよ」と思ったとしても自然だと思います。
そういういざこざが(たつきの知らないところで)続いていて、こじれる所までこじれた結果、たつきの「突然ですが」ってツイートなのではと言ってるわけです。
自民でも公明でも共産でも幸福の科学でも北ちょーでもISでも電通でもKADOKAWAでもヨッピーでもxevra(非表示中)でも不倫議員でもOracleでもYoutuberでも職場で不倫していた大嫌いな同僚でも首都直下型地震でもAIでも嘘松でも信号無視の黒ワゴンでも誰でもいいからもう全てリセットしてくれ
この地獄から救ってくれるなら、なんでもいい。俺さえ助けてくれるなら何でもいい。どうでもいい事を大変だ、けしからんと騒ぎ立て、それを扇動する俺様は凄いだろう、と言うのはもうたくさん。
巷にあふれかえる自称正義なんてクソ喰らえ。俺には全く関係ない。俺を救ってくれる人だけが俺の正義だ。
俺だけか?こんなに死にたいのは、俺だけなのか?
安倍首相が、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と憲法記念日のビデオメッセージで発言したことが、改憲論議を活発化させている。
安倍首相が改憲の焦点として挙げているのは第九条だ。また、第九十六条を改正して改正発議要件を緩和すべきという議論もある。しかし、第二条をめぐっては、天皇の退位の問題に関連して言及されることはあっても、改正すべきという議論は聞こえてこない。しかし、第二条ほど改正を必要とする条項は他にないのではないだろうか。
問題は、皇位を世襲のものとしている点だ。世襲制度の採用が合理的か否かはケースバイケースだが、現行の天皇制が世襲制度を維持することに、果たしてどんな利点があるのだろうか。むしろ弊害のほうが大きいのではないか。
本稿は、皇位の世襲制度は廃止すべきであるという立場から、この問題を論ずる。
日本国憲法第二条が定めている皇位の世襲制度には、次の二つの点で瑕疵がある。
以下、詳論する。
ワタミフードサービス、電通、ゼリア新薬、ベネッセコーポレーション、LDHのような、長時間労働の強要、洗脳、退職勧奨、暴力行為といった、社員に対する人権侵害が常態化している企業は、「ブラック企業」と称される。企業の社員とは言えないが、天皇が置かれている境遇もまた、あたかもブラック企業の社員のごとく、人権侵害が甚だしい。
天皇に対する最大の人権侵害は、職務の過酷さだ。天皇の職務が過酷だと思わない者は、所功『天皇の「まつりごと」』を読むとよい。そうすれば、天皇の仕事量がいかに膨大であるか理解できるだろう。
信教の自由を奪われていることも、天皇に対する人権侵害の一つだ。天皇が信仰を許される唯一の宗教は神道だ。明治維新までは仏教の信仰も許されていたが、それ以降、天皇が仏教に帰依することは暗黙のタブーとなっている。
天皇の職務の過酷さも、信教の自由の侵害も、その原因は世襲制度だ。天皇の職務が過酷であるのは、天皇という一人の人間に二人分の職務が課せられているからだ。すなわち、国家の機関としての天皇が果たすべき職務と、祭祀王としての天皇が果たすべき職務は、それぞれが一人分の仕事量に相当する。天皇が信教の自由を侵害されているのも、天皇が祭祀王を兼任しているからだ。
皇位の世襲制度を廃止するということは、国家の機関としての天皇と、祭祀王としての天皇との分離を意味する(後者の呼称は「天皇」以外のものに改称されることが望ましい)。天皇が二名に分離すれば、職務の過酷さの問題も、信教の自由の問題も解決する。新たな制度における国家の機関としての天皇は、宮中祭祀の重責から解放され、信教の自由も獲得するだろう。
余談だが、現行の天皇制において人権を侵害されるのは、皇嗣として生まれてきた者のみに留まらない。その者の配偶者もまた同様だ。
皇嗣の配偶者になることは自身の自由を放棄することだ。誰が喜んでそんなことをするだろう。雅子さまも、本人の意思によって浩宮さまと結婚されたわけではない。Newsweek誌は雅子さまをThe Reluctant Princess(不承不承のプリンセス)と呼んだが、この言葉は彼女の身の上に何が起こったかを的確に表現するものだ。来る悠仁さまのお后選びでは、このような悲劇が繰り返されないことを願いたい。
子供は親のクローンではない。ゆえに、鳶が鷹を生むこともあれば、逆に鷹が鳶を生むこともある。世襲制度を厳格に運用した場合、もしも生まれてきた者が鳶ならば、鳶が何らかの地位を継承することになるが、これは悲劇を生む蓋然性が高い。
次のような事例がある。
https://twitter.com/osakadenshi/status/863981952474300416
ウィキペディアによれば、この学校がこれまでに輩出した卒業生の数は3万人だそうだ。しかし、現状がこれだとすると、4万人に到達する日は永遠に来ないだろう。
この学校が急激に衰退した原因は、世襲制度だ。生まれてきた者が鷹ではなく鳶だった場合は、どこかから鷹を連れて来て禅譲すべきだった。世襲制度に拘泥した結果がこの悲劇だ。
現行の天皇制もまた、鳶が皇位に即く危険性と無縁ではない。皇位の世襲制度に固執し続けるならば、日本はいつか、鳶が天皇に即位する日を迎えるだろう。天皇が庶民の前に姿を見せる必要がなかった時代においては、鳶であろうと雀であろうと問題はなかったかもしれないが、象徴天皇制における天皇が鳶に務まるかどうかは心もとない。
皇位の世襲制度を廃止すべきという主張に対して、おそらく保守派の人々は、「万世一系の血統」乃至「皇室の伝統」というような議論を持ち出すだろう。しかし、国家の制度において血統や伝統を維持することにはいかなる合理的な必要性もない。さらに、皇室の伝統には宮中祭祀という宗教的活動が含まれているが、これは憲法第二十条に規定される政教分離に抵触しているおそれがある。
おそらく日本の国民の大多数は、皇室が保有している血統や伝統にはいかなる価値もないという主張には賛同しないだろう。ゆえに、それを維持すべきであるという主張にも一定の合理性がある。しかし、何らかの組織が血統や伝統を維持するために、それが国家の機関であることを必要とするだろうか。血統や伝統を維持している民間の組織は枚挙に遑がない。
「皇位の世襲制度を廃止するということは、国家の機関としての天皇と、祭祀王としての天皇との分離を意味する」と上で述べたが、それらが分離されたとき、それと同時に皇室は民営化されるべきだ。そうすれば、憲法第二十条に抵触することなく宮中祭祀を維持することができる。
本稿の目的は、皇位の世襲制度は廃止すべきだと主張することであり、それに代わる制度について述べることは本稿の目的ではない。しかし、世襲制度に代わる制度について、付論として筆者の見解を述べておきたい。
世襲制度に代わる制度としては、公選制度が望ましいとする意見が出されることが予想される。しかし筆者は、皇位の公選制度には反対だ。その理由は、天皇の人選には反知性主義的な見解が反映されるべきではないと考えるからだ。天皇は、今上陛下がそうであるごとく、正しい歴史認識を持つ者でなければならないが、公選制度によって選出された天皇がその条件を満たすとは考え難い。
世襲制度に代わる制度を設計する上で参考となるのは、元号の選定の制度だ。なぜなら、元号の選定もまた、反知性主義的な見解を避けなければならない制度の一つだからだ。元号は、漢文学や国文学関連の有識者が候補を考案することになっていて、決して一般公募ではない。しかし、これに対する異論は寡聞にして知らない。大多数の国民はDQN元号やキラキラ元号を望んでいないからだろう。
ジブリ作品「魔女の宅急便」に続いて名作劇場「アルプスの少女ハイジ」(高畑勲監督、宮崎駿レイアウト)ときたので狙いは明らか。
しかし日清のHPを見ると原作小説の紹介はあれども誰もが連想するアニメ作品への言及はされていない。
http://www.cupnoodle.jp/hungrydays/majyotaku/
もちろんジブリやアニメ版ハイジの権利を持つズイヨーのクレジットは無し。
https://www.trygroup.co.jp/cm/
日清さん、他人のふんどしで食べるカップヌードルは美味しいですか?
【一部訂正】
https://www.advertimes.com/20170914/article257844/
https://www.advertimes.com/20170620/article252903/
原作小説準拠の体を取っているけど、明らかにジブリ映画のパブリックイメージに寄り掛かって作られているよね?
今、個人的なきっかけから、芸能界の枕営業に興味を持っている。といっても自分は芸能関係者でも何でもなくて、一市民に過ぎないけど。
枕営業の話題は、定期的に週刊誌やゴシップ誌のネタになっては、当事者が無視を決め込んで、実態調査に踏み入れられることなく、多くの場合はなかったことにされている。枕営業なんてやりたい奴にやらせればいいじゃないかと思うかもしれないけど、どちらかといえば問題なのは、強要の方だ。
二年前にPASSPOというグループの槙田紗子という当時のメンバーが枕営業を示唆するようなツイートを残している(その後乗っ取り犯とやらが出頭、示談になったらしいが、こんだけの営業妨害を示談で済ませるなんて、プラチナムは優しい事務所なんですね)。
http://dailynewsonline.jp/article/966475/
同じく二年前にアイドルグループ仮面女子についても、枕強要の問題が持ち上がっている。
http://yaplog.jp/agjtagjt/archive/1715
もし槙田の発言を字義通り受け取るなら、彼女は十代の頃から継続的な性強要を受けていたことになる。十分に人権侵害だ。
これは他人事なんだろうか? もし、自分の友人、娘が強迫的に性接待の具にされていたとしたら、どうだろうか?
これはどちらかといえばAV強要の方だけど、少し前に内閣府が以下のような調査を行なっている。
アイドル契約の女性「性的撮影要求」被害27% 内閣府調査 :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08H7D_Y7A200C1CR8000/
また、地方のなんちゃって芸能プロデューサーが性的問題で複数逮捕されている。SMAP問題を機に、芸能契約についての公取委の介入も検討されている。芸能人向けの弁護士団体も発足している。
この手の話題の本丸は東京の大手モデル事務所、及び事務所集合体のAKBグループだろう。まだそちらにメスが入ったことは聞かないが、AKBのやり方に海外から批判が続いていることはよく知られている。この延長には、ジュニアアイドル問題もある。
ついこの前は電通に労基が入ったこともあり、今まで芸能、メディアだからとスルーされていたことに関心が向いている。
この問題に一市民ができることはないかと勝手に思っているけど、まだ何も思いついてない。
P.S. しばらく前に「どいつもこいつもセックスセックスってうるせーよ」って芸能関係者が呟いた記憶があるのだけど、どれだったのだろう? 槙田のツイートの記憶違いか。
※この情報はオープンにされていないため、あくまで個人の意見として情報を受け取ってください。
■はじめに
美大生が広告代理店へのAD職の内定を勝ち取るために必要なことは情報戦である。
これから来年の就活解禁である3月1日(一応来年度の解禁日も3月であると聞いた)に向けて作品制作をしている学生に向けて言いたい。
私自身はAD職ではない。同じ美大卒ではあるが、しがないWebディレクターをやっている。
ただ広告代理店や有名プロダクションのAD職の先輩、後輩を多数知っている、多くのポートフォリオを見てきたものとして美大生の就活に物申す。
100万かけて作品をつくる先輩もいる。
あっさり別業界へ行く人もいる。
これだけデザインという言葉が普及している中、学んだ発想法を活かして美大生は方々で活躍している。
広告を学んだ美大生が、広告代理店以外の企業へ行く人も多くなってきた。
逆に専門学校や一般大の人が代理店のAD職になっても良いのではと感じている。
それでも大手広告代理店の求人は特定の美大に集中する。それはAD職に必要な手法が特定の美大に集中しているからに他ならない。
しかし、その情報を知るもの同士の世界はごくごく狭いものを感じる。
「電通へ行ったタマビの○○先輩のポートフォリオ 」であったり「博報堂へ行った芸大の○○さんのポートフォリオ」であったりが彼らの間で代々流通している。
それが社会へ出たあとも代理店のAD職や有名広告制作プロダクションのデザイナー同志の交流は続いていて、定期的な飲み会が開催されている。
美大生は美大生の間で群れ、社会に出てもクリエイティブはクリエイティブ同士でつるむ。
(そうでない人もいる)
(オリンピックロゴ騒動が良い例である。身内同士でコンペをやっているようにしか見えないのは半ば必然であると感じた。)
参考:http://francepresent.com/hakuhodo/
■やるべきこと
美大生の就活は作品がすべてである。そのためにはポートフォリオが必要不可欠だ。
(各社審査方法は違うがポートフォリオベースの作品は必要)入社した先輩のポートフォリオを集め、自分なりの作品を作ってゆく必要がある。
私はこれまでに自身が就活した年の直近2~3年の電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーに内定をもらったポートフォリオを見たことがある。
年代によって求められてくるものが変わってくるため、直近入社した先輩のポートフォリオを見ないことには内定はまずありえないと感じた。
就職課に置いてあるポートフォリオは古いものも多くあまり参考にはならない。
優秀な先輩といかに情報のやり取りをしておくかが内定につながると言っても過言ではない。
“感性"とか"センス"ではなく"知っているか"、"知らないか"である。
その知識の一つに”広告を作ってはならない”というものがある。
アマチュアの広告作品を見せても粗ばかりが目立ってしまいマイナスポイントとなってしまう。
それ以上に、AD職になるためには”自分”という一貫性が大切である。
分かりやすく言うと自分のポートフォリオにテーマを付けていたのである。
確かに3年生の課題の展示で見かけたものではあるが、むしろ自分の作品のテーマを課題に合わせているというスタンスである。
外部のコンペで入賞した作品や自主制作など意識が高いスタンスがうかがえる。これらの作品も、ひとつのテーマに寄り添って制作をしている。
そしてもう一つの知識、”アイデア”を出すための方法を身につけることである。
制作に必要なアイデアを生み出すのは一人で考えていると思われがちであるがそうではない。
アイデア発想法自体は既存のもので、これはAD職だけでなくどの仕事へ就いても社会へ出てから便利だ。
・KJ法
この二点がおすすめ。詳しい説明はリンクを貼っておく。https://liginc.co.jp/life/useful-info/37016
そして彼らは日夜休み時間が来ると食堂に来てはポートフォリオに入れる作品制作の打合せをしている。
毎夜毎夜、いつものメンバーが集まってブレストをしている光景が食堂へ行くと垣間見える。
この協力体制こそ、アイデアを生み出すための秘訣であると言える。(そして身内化してしまう原因でもある。)
■まとめ
一人ひとりが数少ないパイを巡って争うよりも、協力体制をつくれば醜い争いをしなくて良い。しかもより高みを目指せる。
しかし変化と多様性は必要である。このまま特定の美大のみが代理店のAD職になることはクリエイティブ業界全体の不振や成長の遅れにもつながる。
広告代理店へ行ったから偉い、有名なプロダクションへ入ったから偉い。美大はADにならないと偉くない。という価値観が広がってゆく。
毎年行われている各校のオープンキャンパスはそういった先輩たちの栄光が嫌というほど聞ける。
結局入社しても過労で死んでしまう人もいるし、逃げ出してしまう人もいる。世間のさらし者にされてしまう人もいる。
私にとってこの数年の広告とクリエイティブ業界の不振は堪えた。