はてなキーワード: 苦笑いとは
バンドのリハ前に一人で食べてた
混む前で、店内ガラガラ
そこへ家族連れが入ってきた
両親は推定30代前半
立ち振る舞いからも、なんとなく育ちの良さが表れている感じ
買い物帰りらしく、荷物で手がふさがっていた
注文前にテーブル席へ
「ここにしよっか」穏やかな口調のお父さん
「ボク、ここイヤだ」
すかさずお母さんが「じゃあこっちにしようか」と隣りのテーブル席へ
お父さんもすぐに荷物を移動し始める
「ボク、ここで食べるのイヤだ」
お父さん、お母さん「‥‥‥」
このときの沈黙、たぶん3秒間くらいだったと思うけど、妙に長く感じた
自分だったらどうするだろう?
なんて言いくるめるだろう?
とか、
とか
で、お父さん
「じゃあ、おウチ帰ろっか」
お母さん
「‥うん、おウチで食べよっか」
絶句した
いや、もちろん心の中で
推定3歳男児と推定生後6ヶ月の赤子を連れて買い物してまわるのが、どれだけ骨の折れることか
疲れているであろう
子どもが騒いでもわりと平気なはなまるうどんで、ササっと食べて帰る
帰って、オムツを替え、ミルクをやり、お風呂の準備、買い物の荷物の整理、その間も騒ぐ推定3歳男児の相手をし、自分たちも着替えたり、なんやかんや
しながらうどんを作って‥
いや、ないない
それをあっさり捨て去った
理由も聞かずに
帰り際のお父さんの一言
「なんだよぉ〜、ゆっくり食べれると思ったのに〜」
この口調が大事
怒りでもなく、悲しみでもなく、嘆きでもなく、嫌味でもない
こんな感じだった
衝撃だった
何を食べて、何を見て、どんな親の元で育ったら、こんな親に成れるのか
推定3歳男児の冷静な意思表示を思い返し、正に、この親にしてこの子ありなんだなと
次の日、娘を初めて動物園に連れていく日
行きの車内で娘が寝た
最近は、離乳食を食べない問題、保育園に落ち続ける問題などで、心穏やかに過ごせる日が少なくなっていた
頼れる親もなく、初めての子育てに戸惑うことが多かった
子の成長を願い、余裕のない中、時間をかけて栄養のバランスを考え、愛情たっぷりに作ったものを吐き出され、
握り潰され、床に撒き散らされ、泣き喚かれる
それが連日続く
さすがに見かねて、朝だけは自分が食べさせることにしていた
朝だけでも、相当堪えていた
出勤前、時間が迫る中、なんとかひと口でも食べてもらおうと焦る
そんな日が続いて、自分も余裕を失っていた
つい大きな声で叱ってしまったりすることが増えていた
互いを責めた
そしてお互いが自己嫌悪していた
このうどん屋の一件を、妻に話した
話し終えてバックミラーを見ると、妻が泣いていた
そこから、穏やかに過ごすにはどうすればいいかを冷静に、建設的に話し合えた
お互い至らなさを恥じ、反省した
子どもを連れてどこかに出かけてケンカせずに帰ってくるなんて、今までなかったかもしれない
その話、増田に書きなよ?と言われたので、書いた次第です
あの親子さん、ありがとうございました
彼女と知り合ったのは、私が結婚で大阪に転居した先の近所にある病院だった。
彼女はDV男と同棲中で、目に青痰つけて出勤してきたり、首に締められた痕としか見えない内出血をつけてきたりしていた。
しかし元来彼女の看護師としてのスキルは高かったこともあり、「アレは男が悪い」と皆彼女に対して同情的だった。
私は生まれてこの方父親も含め男性に手を上げられたことが無かったので殴られても首を絞められても別れようとしない彼女の事が理解出来なかったが、まだ特別親しくもなかったので「色々な人がおるもんやな」くらいの感想しかなかった。
数ヶ月して私は彼女と同じ病棟へ移動となり彼女と一緒に働くこととなった。
「DV男と同棲する女」という色眼鏡で見ていたのに、一緒に働いてみると看護師としての彼女は本当に優秀で頼りになるしっかりした女性だった。
そして、それ以外の彼女はとても可愛らしく、ほっておけないような、同い年なのに妹のような、美人では無いが人懐っこい笑顔が印象的な魅力ある人だった。
私達はあっという間仲良くなった。
三十路を前にしてオトナになって初めて出来た親友と呼べる友達だった。
曰く、DV男の両親は所謂地元の名士だったが、悪い人に騙されて土地山を奪われた上多大な借金を抱えており、世間体至上主義な両親が自己破産するわけもないので、DV男が一生かけて借金を返すのだ、と。
その為に結婚式等は出来無いが、私も一緒に働いてDV男を助けていこうと思う、と。
色々言いたいことはあったが、彼女はバツイチでこども2人の親権を元夫に取られた過去があることや、今のDV男との出会いのきっかけは◯ムウェイだったことやらを考えると、行くとろこまで行かないとわからないのが彼女の人生なんだろう、と思い祝福した。
泣くばかりで何も喋れない彼女に、
「今どこにおるん?今すぐ迎えに行くからうちにおいで」
いう言葉が口をついて出た。
夫にも了解を得て彼女を迎えに行くと、彼女は家中の衣類を全て詰め込んだような大きなカバンを2つ抱えて泣いていた。
結婚したものの義父母義妹との同居生活は最悪で、DV男はかばうどころか一緒になってモラハラ発言を繰り返すばかりで、もうどこにも居場所が無い。
妊娠発覚した途端に洗脳が解けるが如くこれまでの色々な「オカシナ理屈がまかり通っている」事に疑問が湧き上がってきた。
彼女の実家は南の方にある離島で、離婚して独りになった母親がいるだけだが、他に頼る所も無いし一旦実家に帰ろうと思う。
そして、お腹の子は堕ろしたい、その時は付き添って欲しい、と。
彼女と母親との確執について何度か聞いた事があったので、実家に帰るという選択肢はちょっと現実的では無いかなとは思った。
それに首を絞められても顔にグーパン喰らっても別れられなかったDV男と、そんな簡単に別れられるだろうか?とも思った。
しかし、その時の彼女はヘトヘトに疲れきっており、ぼーっとしてるかと思えばシクシクと泣き出したりと情緒不安定の極み状態で、何はともあれ産婦人科で妊娠の確定をせねば、と病院に付き添った。
DV男は私の存在を知っているにも関わらず、私に電話もして来ず、職場に問い合わせもせず、ただただ彼女の携帯にロミオメールを送り続けていた。
現実的な対処は一切せずに、ひたすら彼女の心に毒を染み込ませていた。
「お前がいなくなってずっとあちこち探して歩きまわっているけど何処にもお前の姿が見えなくて途方に暮れている」
「僕をこんな辛い目に合わせられるのはお前だけだ」
「お前と一緒に行った桜並木は今も満開で美しいけれど、お前が居ないと桜はただの物体で何の意味も無い」
もっと他にやるべきことはたくさんあるだろうに、親には「あいつは友達の所に泊まっているから心配ない」と言い、自分の友達には嫁に家出された事は隠し通し、阿呆みたいなロミオメールを一日に何通も送信していた。
初めのうちは着信には出ていなかったが、家出三日目を過ぎたあたりで彼女は通話に出るようになった。
DV男が会って話がしたいと言うので、私は母に助言を受けて昼間のファミレスで私も同席し話し合う事にした。
同伴の男友達は昔ヤンチャしてました系で無駄に態度のでかい男だった。
DV男はどこだか忘れたが四大を出た後NYで一年留学した経験があり、たった1人でアメリカのディズニーランドに行った事が自慢話のひとつだった。
しかし今にして思えばFラン大からの親のカネでNYで一年語学留学だとしたら、NYで一年遊んでたけど友達出来なかったから本場でぼっちディズニーしただけの話だよな・・・。
取り敢えず四人でファミレスのボックステーブルにつき、さぁ話し合いを始めようかといった所でDV男が最初にした事は煙草に火つける事だった。
私がすかさず制止したら、DV男は慌てて火を消したが何故か苦笑いしながら、
「でも副流煙を吸ってるのは非喫煙者だけじゃないんですよ?喫煙者も副流煙吸ってますからね?」
と、のたまった。
はぁっ!?んなもんは喫煙者の自業自得やんけ!そんなしょーもない言い訳が妊婦に副流煙吸わせる免罪符になるとでもおもとんかこのドアホが!
と言いたいのをぐっと堪えて、「いやー、それと妊婦の前で煙草吸う事はちょっと話の次元が違いますよね(笑)」とやんわりたしなめたら、DV男は私を見て一瞬ハッとした顔をしたものの何やらモゴモゴ言いながら話題を変えてきた。
当初の彼女の言い分は「離婚も堕胎も一旦棚上げして実家に帰って少し独りでじっくり今後の事を考えたい」だった。
DV男の言い分は「実家に帰るならもう自分たちの関係が修復される事は無い。だから今すぐ帰ってきて欲しいしこどもも産んで欲しい。これからは両親・妹からお前をちゃんと守る。」だった。
私は本当に彼女の事が大事ならば今は実家で心身共に休ませてあげて、別居等準備が整えてから彼女を迎えに行けばいいのではないか?と提案してみた。
だがしかし、彼女の口から出てきた言葉に私は耳を疑うことになる。
話 が 違 う や な い か ー い !
彼女の荷物が少し残っていたので、私は彼女に「DV男と一緒に私の旦那に挨拶がてら荷物取りにきて。人として最低限のけじめやと思うからそれだけはお願い。」とメールを送ったが返信は無かった。
数週間後、忘れ物を持って彼女の家の近くまで行ってから電話をかけると、こけつまろびつ彼女が出てきた。
DV男に私達と会っている所を見られたくなかったのだろう。
上下だるだるになったスウェットにクロックスを履いてノーメイクにぼさぼさの頭で。
目には涙を湛えて「ごめんな、ほんまにごめんな」と私や旦那に何度も深く頭を下げ続けていた。
そんな彼女の姿を見ながら、
「あぁ、もうこの子と会う事はなくなるんだろうなぁ。」
と頭の中で考えていた。
私も積極的に彼女を助けようとしてくれた旦那に申し訳なくて、「なんだかんだ言ってあのDV男の事が好きなんだ」と裏切られたような気持ちにもなっていた。
番号は変えなかったから彼女から電話がかかってくればその時関係復活すればいいと思った。
そして、電話は鳴ることなく私は夫の地元へと転居し、私達の縁は切れた。
あれから14年経つ。
無理矢理別れさせることも堕胎させることも実家に帰らせることも、どれひとつ出来無いしするべきでは無かったからしなかった。
ただネットの世界に漂うDVの記事を目にする度に彼女にした事出来たかもしれない事をついぐるぐると考えてしまう。
14年も経ったのに、未だに。
西原理恵子さんはアルコール依存症の旦那さん(故人)に酷いDVを受けていた時のことを著書の中でよく書かれている。
その中で「DV被害者は洗濯機の中でぐるぐると回り続けているようなもの。まずは洗濯機の中からつまみ出す事が先決。シェルターなりに一旦避難させてDV男との生活が異常な状態であることを認識させる。DVの洗脳を解く。そうじゃないと簡単にまた洗濯機の中に
戻っていっちゃう」と言うような事を書かれていた(私の記憶によるものなので細部やニュアンスは違うかもしれません)。
私は洗濯機の中へ帰っていく彼女を引き止めるべきじゃなかったのか。
駄文最後まで読んで頂いてありがとうございます。
「京都に行きませんか?」
突然の上司の発言に驚きを隠せなかった。狭い個室で何を言ってるんだこいつは。貴様と不倫旅行する気なんざ更々ないぞ。なにせ私には心に決めた最愛の恋人がいる。薄い画面を隔ててはいるが。
それまで、ついに私の不真面目さが露呈しクビを切られるか、はたまた肩書きのない私の職務に部長や課長なんかの箔をつけていただくのか、赤坂に新しくオープンした焼肉屋に連れてこられ、何を切り出されるか妄想しながらフルコースに舌鼓を打っているところだった。
京都。学生時代からずっと住みたいと思っていた平安の都。とはいえ修学旅行以来十年は訪れていないし、何より今は東京が好きすぎる。
一瞬にして様々な妄想がふっとんだところで、焼肉屋のイケメン若オーナーが次の肉を持って個室にやってきた。
「こちらが当店自慢の松田焼きです。」
薄切りの高級サーロインをご丁寧に焼いてくれ、おすすめのとろろと一緒に流し込む。とろけるように柔らかい肉と牛脂の甘み、意外にマッチする山芋…なんて、今は分かる訳がない。味がせんぞ。
その後も若オーナーのおもしろデート話を苦笑いで聞きながら肉を焼いてもらい、食べた。トンデモ発言から一転、私は味覚を失った。
正直京都なら住んでみたさもあったので悪くはなかったのだが、ここで二つ返事をしてしまっては、一生この会社の犬として働くことになると思い、考えさせてくださいと、その日は保留にした。
それから悩んだ結果、翌日には風邪を引き、熱を出した。最後のコミケ前だというのに、こんな時に体調を崩してたまるか!と気合いで直そうと思ったが無理だった。…ん?最後とはどういうことだ?
お盆ということで病院は殆ど閉まっていたが、幸い近所に新設された小さなクリニックが開いていて風邪薬を処方してもらった。保険医のような安心感のある女医さんで、一人暮らし?ならゆっくりしていきなよ、と軽いノリで点滴まで打ってくれた。コミケ前日。
両親にも相談した。母はあっけらかんとしていた。どこに住むのも経験。お店を任されるのは偉いこと。私なんて国境を越えて日本に来たんだから、あなたが東京にいようが京都にいようが大して変わらない。そうだ、母はこういう人だった。わん泣きした。
一方、父は東京行きも反対だったし、また引っ越すとなると反対されるだろう。と思ったのだが…え?…好きにしろ?いいの?娘、この身ひとつで京都行っちゃうんだけど???
私、京都行きます!とその日のうちに上司にメールをすると、悩みでいっぱいだった頭が少し晴れやかな気分になった。熱は38.5度。よし、コミケに行ってきます。
始発で会場に着き涼しげな早朝から一転、灼熱の太陽が雲間から顔を出し地獄のような暑さで二日目は幕を開けた。初日には風の神がご光臨なさっていたというのに。
待機時間は、京都行きを唯一反対していた親友にとにかく平謝りだった。本当にごめん。
開場後ややあって、お目当ての品を購入し最後のコミケを堪能したのであった。
見切り発進の決断だったから東京でやり残したことなんていっぱいある。とりあえず、君の名は。を観たが、一層東京を離れるのが惜しくなった。バルト9から一望する新宿の町並みが綺麗で、猥雑で、愛しかった。
◯◯行こうね、今度◯◯があるんだって、◯◯っていうお店の〜。結局殆ど行くことができなかった。
でも、逢っておきたかった人には逢えた。どこにでもあるファミレスで、居酒屋でそれでよかった。また逢うまでの挨拶をした。
三年前ここに引っ越してきた際、引越業者が先に着いてしまったからできなかったが、何もない部屋で寝そべってみた。三年も住んだから埃っぽいが愛着はある。
ギチギチに荷物を詰め込まれていた部屋もこうしてみると広い。天井も高いし、東から差し込む日光も程よく明るい。よし、そろそろ出発するか。
寂しさと緊張はスーツケースに押し込んで手持ちで持っていく。
蒸し暑かったファーストアクションのあの時から、風がひんやりとし肌を撫ぜる季節になった。季節外れの半袖Tシャツの上からジャケットに袖を通して、最後に鍵を掛けた。
全体的な感想
あ、そうそう、そんなシーンあったな、なんて思いながら楽しく見た。
映画の時間制限でカットされたシーンもあったけど、だいたい原作通りの気がする。
登場人物の苦悩をまあ一通り浅く触ってた。脳内で補完しながら見れただけかもしれない。
音楽かっこよかった。
ペコの演技
良かった。もともと素っ頓狂なキャラクターで滑らずにペコができてて、すごいなあと思った。
短い時間ながら、挫折した姿を好演。そこから、強くなるところは尺が短かったためか違和感。
ドラゴンとの試合の最後、また連れてきてくれるか?に対してもっと苦笑いをして欲しかった。
スマイルの演技
だいたい良かった。ヒーローを待ってる感じが良く出てた。
もっと暗いイメージだったけど。あと、ルービックキューブ下手すぎない?笑
あくまの演技
良かった。トイレのシーンアドリブ入ってた?気持ちが入り込んでたように見えてグッド。
チャイナの演技
普通。もっと筋肉欲しい。もっとストイックな迫力、ストイックすぎて狂気な感じが欲しかった。
バーベルに重さが感じられなかった。
オババ
だめ。まず見た目こんな若くない。髪の毛だけ老けててすごい違和感。しゃべり方ももう少し枯れていて欲しい。もっと無愛想にして欲しい。アニメが最高すぎた。
だめ。もっと気持ち悪くしゃべってほしい。アニメが最高すぎた。
ここまで書いて
・卓球が下手
・もちろん完全リアルな映画じゃないけど、オババと小泉の年齢からくる深みや哀しみの描き方が思ったよりポップだったのが残念。
最後に
アニメが最高すぎた
ワイ遅漏。
泡姫に
「今日ので早めなら本当に遅いんだね~」
と評される。その話の流れで聞いたちょっと変わった射精客を報告するで。
1.回復クッソ早い客
2.抜かずゴム換えず3発客
「出るぅ~出たぁ~このまま続けるね♪」
と自己申告しつつ腰を振り続けるとか。
泡姫的には好きにしてくれればええけどゴム破れそうで嫌だなあって感じだったそうや。
なおやはり早漏な模様。
3.マットで3発出して本番に至らなかった客
ごく普通にマットしたらそうなったとか。
「勃たたないねえ~」
と悲しそうに帰って行ったそうや。3発も出したんならええやんけ。
ワイの行く店のマニュアルでは本番で3分以内に射精しないのは遅漏カテゴリになるそうや。
まとわりつく湿度はまるで全身が呼吸するかのように心の外と中とを行き来している。
曲がり角の手前に立ち、呼吸を整えようとする。
これから断崖絶壁を覗きこむような覚悟と緊張感で足元がおぼつかない。
すこしでも落ち着こうとケータイを取り出すとメッセージの新着を知らせるランプが光っていた。
読み切ると同時に声が掛かる。
「あ!ちょうどよかった!早かったですね!」
意表を突かれて取り繕った笑顔を返すのが精一杯だった僕の心に、底抜けに明るい声が鈍く刺ささる。
お互いが人の親になり、忙しさを理由に連絡を取らなくなって3年が過ぎた頃だ。
こちらの気持ちなど構う様子もなく、一方的に熱量に溢返った言葉たちが並べられていた。
逢いたい。声が聞きたい。話を聞いて欲しい。
その言葉どれをとっても、今の疲れ果てた自分には麻薬のように魅惑的だった。
結婚を条件に上京してきた彼女にとって、都会での生活は何もかもが苦痛だったそうだ。
しかし、仕事と接待に明け暮れる夫は彼女を癒やそうとはしなかった。
そんな彼女が僕に対して癒やしを求めてきたことが、二人の関係の始まりだった。
働き盛りだった僕も疲れていたが、僕に癒やされる存在がいるということが、僕にしてみれば最大の癒やしになった。
そもそも独り身が長い僕にしてみれば彼女の重荷にならないように付き合うことは簡単だったし、今までの生活やしがらみに疲れた彼女にしてみればそこから離れて素直になれることだけで十分に癒やされていたのだろう。
夫の仕事の帰りが遅いことをいいことに、一緒に食事をしたりカラオケで歌を歌ったりする毎日を過ごしていた。
その一度もあったといっていいかは難しい。お互いが裸になって抱き合っただけで終わってしまったのだ。
なぜだか分からないが、いざそういう関係になろうとしたときにお互いが急に冷静になったのだ。
求めていたことはこれだったのだろうか。それをしてしまうことでこれからの付き合いが慣れ合いになってしまうのではないだろうか。
もはや戻れない所まで来ているつもりだったが、高いと思っていたハードルを不意に超えてしまったことで拍子抜けしてしまったというのが正直なところかもしれない。
ただ、彼女に対する愛が本物なのだという確信に変わったのはむしろこのことがきっかけだった。
略奪愛は何度も考えた。慰謝料がどれほどになるかわからないけど離婚させたいと真剣に考えていた。
しかし彼女は何度も結論をはぐらかし、それを理由に会うことを拒んでもいつの間にか現れては、気付いたらまた一緒の時間を過ごしていた。
そんなふうに憎めないところが彼女の一番やっかいなところだった。
自分に素直だといえば聞こえがいいが、自分がそうだと思ったら相手の考えなどお構いなしに真正面から突っ込んでくるのだ。
いつまでたっても彼女が結論を出す様子はなく、つかず離れずの日々ばかりが過ぎていった。
それもこれも自分がしっかりしないのが悪いのかもしれない。そう思って、別の女性との結婚を真剣に考えるようになった。
程なくして、知人の紹介で知り合った女性とまさにトントン拍子で縁談がまとまることになった。
まさに奇跡的な出会いで、実に出会いから結婚まで半年もかからないほどだった。
その事実を彼女に伝えると、僕の期待とは裏腹に彼女は無邪気に喜んだ。
そして、彼女から妊娠を聞かされたのはそれからすぐのことだった。
彼女とは忘れた頃に送られてくるメールでほそぼそとつながっていたが、ある日生まれた子供を見たいと言い出した。
妻とも会いたがっているようで、いわゆるママ友が欲しいというのだ。
冗談ではないと思いつつも、いつも通りの押しの強さに僕はあっけなく折れてしまった。
はたして当日はいつ地雷が爆発しないかと生きた心地がしなかったのだが、母親になったことで責任感が目覚めたのか、そもそも僕に興味をなくしたのか全ては杞憂のまま時間は過ぎ去っていった。
結局ママ友になったわけでもなく、それっきり連絡もよこさなくなりこのまま自然と離れて忘れていくのだと思っていた。
CMで人の良さそうに振る舞う無名の女優が彼女にそっくりだったのだ。
大げさに目を見開いて驚く様子や、目尻のシワを構う様子を感じさせないような満面の笑顔、肉厚な唇を表情豊かに動かす大きめの口。
忘れていたはずの感情に血液が注ぎ込まれて鼓動を始めるかのように、彼女を求める気持ちが目覚めていくのが分かった。
妻は子育てに疲弊しながら結婚生活に慣れ、僕をないがしろにし始めた。
僕は妻から愛され続けられるように家事や子育てに積極的に参加したし、妻の疲れを少しでも癒せるように外に連れ出したり話に耳を傾けたり妻が楽しめそうなものは何でも用意した。
同時に、僕は妻のことを好きで居続けようと毎日努力をし続けた。妻の何が魅力なのかを考え、思い出し、再確認する毎日だった。
でも、妻が僕のことを好きでいてくれる努力をしてくれているかは疑問だった。
結婚して7年。二人目の子供を授かってから4年になるが、それ以来身体を交わすことはなかった。
何度か誘ってみたものの、願いが受け入れられることはなかった。
こんな状況だからこそ彼女からの誘いははっきりと断ったのだが、熱量と無邪気さに押し切られてこの日に至ってしまった。
今足を踏み外せば僕は全てを失って奈落に落ちるだろう。
こんな憔悴した状態で崖の上を歩くのが危険なことだというのは子供でもわかることだというのに。
僕のそんな気持ちもつゆ知らぬ様子で、彼女は無邪気に自分のことを話し続けた。
僕の話す言葉一つ一つを本当に嬉しそうに聞いては、無邪気な笑顔を見せていた。
僕の精神は何度も僕の身体を離れ、彼女の手を握ろうとしていた。
その度に僕の手は空を切り、彼女の手は蝶のように気ままに舞い遊んだ。
お互いには家庭があり待っている人間がいるのだ。
この日彼女に会うことは当然妻にも伝えてある。むしろそうしたほうが自分が足を踏み外さない保険になると思ったのだ。
それに、隠れてコソコソ会えるような器用なことは自分にはできない。
楽しくなかったといえば嘘だ。でも、それを楽しんでいいのかどうかはずっと疑問だった。
大げさな話をすれば自分の人生は何のためにあるのかという話になる。
でも、そんなことをいちいち考えたい気分ではなかった。
彼女は満足できたのだろうか。彼女が望んでいたのはほんとうにこうして気軽に話すことのできる状況だけだったのだろうか。
僕がどんな気持ちでここに来たのか、彼女はわかっているのだろうか。
そんなことを考えていると、いつの間にか僕の手は無意識に彼女の方へと伸びていた。
僕の手は、彼女の胸の高さまで来ると平を上にして開いた。
そのまま数秒の時が過ぎ、僕は苦笑いとともにその手を引っ込めた。
彼女もつられて笑い、別れの挨拶とともに改札へと消えていった。
僕が今いるこの世界は、彼女がその手を握り返さなかった世界だ。
今朝はまたリビングで眠り込んでしまったことに対する小言を妻に言われ、問題が起きるまで大してやることのない職場でこうして文章を書いている。
今あなたの広角は
上がっていますか?
下がっていますか?
ハナマルですね。
ワタシはめざましテレビ派なので
ありますか?
そして、本当の質問はコレ
ワタシの先輩のほとんどが
なんて言われた先輩もしました。
ワタシは、笑顔が超が付くほど
ヘタクソでした。
友達には、
「ぱちぇこの笑顔なんか変」
写真を取れば
「んー。なんか微妙」と
苦笑いされてきました。
持てなかったんです。
人前で笑うことも
写真に写ることもずっと避けていました。
元気づけられる人もいるでしょう。
もしかするとそれは
面接官かもしれません
作り変えてしまいましょう。
顔を上げたアナタは満面の笑みです。
面接官「お掛けください」
面接官は、ここで少し
ムムムッとくるわけです。
お願いします。」
○○と申します。★
普段は〇〇を学んでいて
こんなことをしています。★」
と笑顔の嵐。
楽しいな!!と
聞いてくれるようになるんです。
そういう簡単なことで
心を開いてくれるんです。
逆に、心を開かせなければ
面接中にもかかわらず
覚えられず
何度も、資料に目を通し
ありきたりな質問を
投げかけてくるんです。
もはや、
え?さっき聞いたばかりで
3人しかいないのにですよ!!
もう、そうなったら
アナタがどれだけ熱く語っても
良いものを持っていても
聞いてはもらえないんです。
それくらい、閉じた面接官とは
流すようにアナタの話を
聞いてしまうんです。
だからこそ!
笑顔を身に付けましょう!!
けど、どうやって?
大丈夫!
ちょうど下手だった私でも
褒められるようになったんですから!
簡単です!!
『数で作る笑顔』
です。
要は、笑顔を作り続けることです。
身を置きましょう!
万々歳ですね。
そして月120時間以上
入っているならもうなおよしです(笑)
笑顔をつくるチャンスがあれば
笑顔で挑むことですね!!
すれ違いざまの挨拶
声をかけられ振り返る瞬間
磨き上げたお皿に向かって
話を聞いてほしい相手や
話を聞きたい相手に
脳内で活発に分泌されて
良い結果を運んでくるのです。
作り上げてしまいましょう。
では、善は急げです!
”今すぐ”
『イー』っと笑顔をつくってみましょう。
そして毎朝、鏡の前で
出かけてみてくださいね。
とてもステキですよ!
楽しそうですね。でも、そういう人達は信用できない。いつ自分も悪口をいわれているか分からないから。
生きていれば苦手な人もいるだろうし、合わない人もいるだろうけれど、それでいいのかなって思う事が最近多くあり少し疲れた。
いってやったよ的な事を誇らしげに話す人をみて・・・・ってなったり。
楽しい話しの種はいない人の欠席裁判。着地点は何時もそこにいない人の悪口。
そして礼儀作法が全く無い言葉遣いと会話。笑いのセンスが違うのかちょっと悩んだこともあったけれど、周りはそれで笑っている。まあしょうが無いないと思いつつ、苦笑いで誤魔化す感じの自分がちょっと情けない。
そしてそれをココに書いて、精神の安寧を得ているのが情けない。まあ、嫌なことがあった書けば落ち着くと聞いたことがあるので、これはその類いのことなのかもしれません。
自分もここで書いた人達と同じ事をしていることに変わりないかもしれない。
一度嫌いになってしまうと、それを取り戻すのはとっても大変なことですよね。それは感じます。逆に好きだったの嫌いになるのはとっても簡単なことなんですよね。
人生で一度はやってみたかったリストの上位にあることを今日やった。
生まれて初めて女性から告白された。友人の人脈で知り合った同い年の女性だ。
ちょっとドジっ子で真面目そうで、少なくとも遊んでいるようなタイプではなさそうだった。
だから何度かデートした。最初はこちらから誘っていたのだけど、
この前は相手の方からお誘いがあったので、「もしかして好意持たれてる?」という期待もあった。
今日、生まれて初めて花火デートをした。小さな花火大会に二人で出掛けたんだ。
9時になり、花火大会が終わる。その帰り際、彼女は無口になり、表情には妙な緊張感があった。
「これはもしや」と思ったら、案の定、彼女の方から告白してきた。途中に寄ったコンビニの駐車場で。
気持ちは嬉しい。けど、申し訳ないけど、○○さんにそういう気持ちは全然ないんだ。
だからゴメン、付き合うのは考えられないよ。
そんな風に思われているとは思わなかったから、正直困ってる。
もう今までのように友達付き合いするのもやめにしよう。
もう誘うのはやめてほしい。僕も誘わないし、今日で最後にしよう。
相手は明らかに傷ついた顔をしていた。泣きそうになりながら苦笑いする不思議な顔つきだった。
ああ、本当の気持ちを完全に拒絶された人間ってこういう表情をするんだな、と勉強になった。
残りの帰り道、僕らは無言だった。彼女の家の近くまで送って行く。
「さようなら」と僕が言うと、彼女は「うん、今日は色々ごめんね」と視線も合わさずに答え、
早足で自宅へと戻っていった。その後、今のところ連絡はない。
僕はようやく自分が一人前の男になった気がした。
逆の立場では今まで何度も経験してきたけど、この経験を他人に与えることができたのは初めてだった。
やっと心のバランスが取れた気がした。ささやかながら、世の女性に復讐が出来た気がする。
たぶん彼女は泣いているんだろうし、僕がかつてそうだったように、
うん、それでいい。そうしてほしい。
真面目に生きているつもりである。
ゴミのポイ捨てもしないし、食事は残さないし、老人に席を譲るし、短い横断歩道でも赤信号では絶対渡らない。
だけど時々、とんでもないクズが顔を覗かせる。
7歳の時、お母さんを亡くしたばかりのクラスメイトに
「そんなことしたら○○ちゃんのお母さんに言っちゃうよ!」と言って泣かせた。
ウケると思った。「んもー、うちのお母さんもう死んじゃってるよ☆」って。
中2の時、教室に掲示されているクラス目標?のポスターに落書きして遊んでいたら
落書きを褒められて調子に乗った私は「■■ちゃん笑い死に」と書いた。
最初の落書き自体は苦笑いで見ていた担任も、これは許さなかった。
全然違う適当な紙で問題の落書きが覆い隠されたクラス目標のポスターは3月末まで掲示された。
「まだ妊娠したかどうか分からない、筋腫か何かできて生理が遅れている可能性に賭ける」と言った。
親友は子宮筋腫を始めとする様々な婦人病に悩んでいたし、病院に通うレベルで不妊に焦っていた。
そのこともよく知っていたけど、頭からスッポ抜けていた。
さすがに芽生えた命をこちらの勝手で殺すのは忍びなかったので、
生まれた子供は養子に出したいと里親斡旋団体から資料を取り寄せたりした。
泣いて夫に頭を下げた。「一生のお願い」と言った。
夫は「…そんなに嫌なの…?」と言ったきりだった。
幸いながら?見目麗しい男児が生まれたので、辛うじてなんとか育てている。
発育に合った食事を3食きちんと与え、清潔な衣類を着せている。
子供の排泄物に触れられるか不安だったけど、実家で犬猫を飼っている経験が役立った。
貧乏だけどちゃんとこどもちゃれんじも受講してるし。
私の子供の割には息子は快活でよく笑い、よく走り回る。
産んだ義務感から優しいお母さんを演じている部分がないとは言い切れないが、
子供のことは基本的に「かわいい」と思うし、大変だけど子育ても意外と楽しい。
糸目で豚鼻の女児を連れている親御さんを見ると哀れんでしまう。
しかし、少し辛いとすぐに「こいつのせいで私の人生めちゃめちゃ」とか
せめて息子本人には言わないようにだけギリギリ踏みとどまっている。
ここまで詳細ではないけれど、ポロッと漏らしてしまったおかげで
市の保健師さんから定期的に連絡がある。虐待のおそれがないかの監視だと思う。
ちなみに私の両親は教育に熱心だった。膨大な量の絵本に囲まれて育った。
けど、「教育を受けさせる」ことに熱心で子供と向き合うタイプではなかったように思う。
私が抱えているこういう部分についてもおそらく知らない。
10歳頃に「何を考えているのかわからない」と母に言われたことはある。
両親の育て方のせいでこうなったとか言うつもりはないけど。
なんで私はこんなクズなんだろう?4歳の時点で弩クズってなんだよ。
アスペルガーなのかな。「それをされた場合の相手の気持ちがわからない」みたいな。
本も映画も好きだし、婉曲的な表現が理解できないということはないんだけど。
(ADDっぽいところが多々あるが、診断がおりると病名にあぐらをかきそうで
自分の中で「面白い」と思ったことをすぐ言ってしまうのがいけないのかな。
読んでくださりありがとうございました。
まだ1章でよーやう死人が出たところ
あと最初のほんわか修学旅行でちょっとうんざりしつつあったところでモノクマがぶっこんできてくれたからよかった
あと1の焼き直しにならないようにってことで1のネタを最初からぶっこんできて、ちょっと苦笑いしてしまった
まあ2をやってから1をやる人はまずいないだろうけど、もしいたとしたら1をやったときにめちゃくちゃ興ざめになる演出だなあと
まあそんくらい思い切ったほうがおもしろいと思うけどね
万人なんか考慮しなくていい
つーか先の見えない展開がおもしろい、と言うべきか
1をプレイしたときは黒幕を知っちゃってたから、途中でダレがしんでも結局ラストの大一番はあの黒幕のネタバレなんだろって思うとちょっと冷めた目でプレイしちゃってたところがあったし
緊張で息が詰まって泣いてるような間の取り方になってしまった
相手への印象を考えたくないほどにボロボロの発表をしてしまったと思う.
中学生の時は学級委員をやってて、人前での発表も全然平気だった.先生から1人だけ発表の内容ではなく仕方について工夫を褒められたこともあるし、むしろ発表は得意だった.
高校生の時は演劇をやった.知らない人の前で演技することも最終的には慣れっこになった.うちは他校と合同発表会みたいなのをしてて、会場での運営は生徒自身がやるような形だった.だから受付や司会も自分らでやらなくてはいけなくて、俺は司会も何回かやった.その場で即興で話を組み立てて喋ることだって慣れた.
大学生になった.俺は引きこもった.理由は書くと長くなるけど簡単に言うと精神的に鬱っぽくなって身体に影響出ちゃって大学に行くに行けなくなった.それが2年ほど続いた.つらかったけど少ない友達や、引きこもる前に行ってたサークルの仲間とたまに会っていたから死ぬほどつらくはなかった.
徐々に外に出る練習もして、この春からやっと授業に出られるようになった.何とか通えていた.
期末試験のシーズン、俺は取ってる少人数の授業で発表をやることになった.この授業は半期かけて各自が調べたことを最後に発表するってやつだ.
俺は引きこもっていたとはいえ、その間もたまに友人と会った時は全く問題がなかった.身体的にも、精神的にも高校の快活な時と変わりがなかった.
だから発表も嫌じゃなかったし、むしろ楽しみだった.俺が見事な発表をかましてやるぜって意気込んでたくらいだ.
なのに昨日の発表当日.俺は全然喋れなかった.
30分前から緊張が襲ってきて、授業5分前ぐらいから呼吸も荒くなってきた.
おかしい.落ち着け..俺は発表得意じゃないか.こんなの錯覚だ.落ち着いて発表しよう...
そう思っていたけど、出来なかった.
「あっ...すみません緊張しちゃって..」必死に苦笑いを浮かべるけど一向に落ち着けない.
喋ろうとしても言葉に詰まる.全然息が吸えないから喋りが続かない.
泣きたくなってきた.これじゃ小学生の発表苦手な子みたいだ.
発表は散々だった.俺は授業が終わってみんながいなくなった教室で座り込んで立ち上がれなかった.
人前なんてへっちゃらだった.得意だった.なのにたった2年、人前に出なくなっただけでここまで喋れなくなるのか.
俺は絶望した.これまでの人生で大事に育ててきたスキルがものの見事に溶けて消えていたんだ.他にこれほど得意な能力なんて俺にはない 俺のこれまでの人生なんだったんだ.二十数年生きてきた努力が全部消えちまったよ...
死にたい.もう人前に出たくない.
一生引きこもっていたい.でも引きこもっていたくない.
昔のように明るい俺に戻りたい.
人前で緊張せずに喋れる俺に戻りたい.
もう全てが暗くなった.
友人と食事に行った。
トイレ行くために席を立って、戻ってきたら話題が『大学教授になるのはどのくらい難しいか』という話だった。
噂で聞いたことがあったので、席に座るなり自分の知っていることを一通り話した。
Aちゃん「さすが増田ちゃん詳しいね。Bちゃんのところはどんな感じ?」
Bちゃん「そうだね~」
そこでBちゃんとBちゃんのご主人が大学の助教であることを思い出した。
Bちゃんの話は私が話したものとまったく違った。
周りの状況を見ないで、自分の知識ばかり話す癖を直したい。
ひとしきり話した後で、その道のプロがいるパターンがよくある。
料理の話になる→ネットで見たレシピについて語る。「料理はレシピを見ればわかる。わざわざ習いに行く人はただの道楽」→その場に料理教室を主宰している人がいた
スーパーの話になる→小売(スーパー)業界について語る「現在はA社が一位なんだよ。さすが品揃えがいいよね」→B社の社員がいた「それは○年前で、今はB社が一位なんだよ~」
お見合いをして知り合った男性と家電量販店に行った。何かのはずみで二人とも電化製品が好きだということがわかったからだった。
私は、近づいてきた店員とひとしきり話をして
と言った。たいていの店員は『費用対効果』というワードを出すと黙る。
それを見ていた男性は微笑んでた。私の交渉に感心しているのだと思った。
翌日、男性からお断りの連絡が入った。何がいけなかったのか散々考えて男性が家電メーカーに勤めていることを思い出した。
昨日のは微笑みではなく、苦笑いだったらしい。
こんにちは、さいとーです。
突然ですがぼくは日々思うんです。
世の中では正直者が馬鹿を見て、嘘つきが得をしているなって。
どんな大人も指摘しませんけど、これっておかしなことじゃないんですか?
それともそう思うぼくがおかしいんでしょうか?
これを言うと大人に笑われるんですが、ぼくはプロポーズで彼女に「浮気をしてもいいですか?」と聞き続けました。
だってぼくは女体が大好きなんです。
夫婦になって子作りするとしても行きずりの浮気はやり続けたかった。
もちろん奥さんが第一なので浮気相手とのセックス頻度は下がるだろうけど、それでも浮気は続けたかったんです。
「このエクスタシーって多くの夫婦では許されていない、いわゆる浮気だからまずいことなのかな」
そう思ったぼくは今までプロポーズした40人のほぼ全てに「浮気はしていいですか?」と聞き続けました。
その質問をするたびに彼女は苦笑いをしながら「浮気は禁止なんです」の一言。
婚活を諦めた今になって、たくさんの大人に指摘されてぼくはハッとする。
ぼくはただ自分の浮気を続けたいという気持ちに真っ正面から向き合った。
それでいて誰も気分を悪くしないように真っ正面から彼女に「浮気を続けていいですか?」と聞きました。
けれど真っ正面から突っぱねられた。
どうして?どうして正直なことを言ったのにそれを悪と捉えるの?
大人は口を揃えて「時には黙ることや、嘘をつくことは必要なんだよ」と言う。
その人がそれを知らなければ生涯幸せに生きていけるのなら、そこに嘘が必要だということはわかります。
けれどこれはぼくの人生だし、ぼくは自分のために嘘をつくことも大嫌いだ。
せっかく結婚してくれる未来の奥さんに、裏で浮気をしてエクスタシーを得ているという嘘をつき続けることはできません。
だから結婚する前から「浮気しています」と本当のことを言っただけ。
それなのに彼女に振られるのはどうしてなんだろう。
確かにピロートークで浮気相手との情事を話すのは彼女にとってリスキーかもしれない。
余計なことを言っているかもしれない。
結婚をするなら見た目は当然、中身まで取り繕って彼女が欲する人物像になりきる必要があるそうです。
それに対してぼくはピロートークで浮気相手との情事を公表した。
ピロートークではぼくの性癖を、何も取り繕ったりせずに喋っています。
どんな人間だって完璧じゃないように、ぼくだって完璧じゃない。
ぼくの全てをさらけ出したピロートークを聞けば彼女には良いプレーだけでなく、悪いプレーだって伝わります。
ぼくはそれで振られたのか?
過去のことを思い返して恨んでいる訳じゃないけれど、婚活は自分のいい部分だけを見せ通した奴が勝つゲームなのか?
綺麗な面だけ見せた騙し合いがぼくには一番汚く見える。
そんな社会に媚びてまで婚活を続けるつもりは、ぼくにはありませんでした。
正直に嘘をつかずに生きるってそんなに駄目なことなんですか?
なにもぼくは今になって損をし始めた訳ではありません。
小さい頃からずっと、愚直なまでに正直に生きてきた。
ぼくの上でニヤリと笑っているのはいつも嘘をつくのが得意な奴だった。
その汚い笑顔を今まで何度見てきたことか。
そして何度理不尽さを感じたことか。
正直者が馬鹿を見て、嘘つきが得をするそんな世の中がぼくは大嫌いだ。
これからレールを外れて生きていくぼくは、もうこれ以上同じような被害者を生み出したくない。
正直者のまま、嘘をつくのが上手な大人にならなくたって生きていける道を作りたい。
前に、大好きな同人作家さんに長文感想メールを送ろうと何時間もかけて文章を書いた。
何回も何回も読み返して失礼がないか確認して、いざ送ろうと思ったら勇気が出なかった。
すっごい熱を上げて、のめり込んでる感じの文章になった。
いや作家側は感想貰ったら嬉しいというのは分かってるんだけど、本当にこんなメール貰って喜ぶのか?
すっごい迷って、一旦時間をおいてから考えようと思って、結局そのまま送らなかった。
今、送らなきゃ良かったかな、気を使わせたかな、返信不要と書けばよかった、キモいと思われてるかも、苦笑いかも、匿名にすればよかった、熱狂的な文章すぎたかも、擦り寄りと思われたらどうしよう、そもそも言ってることが的外れかもしれない、など後悔の念が頭の中をぐるんぐるんしている。
とても優しい方だからそのうち「ありがとうございました、嬉しいです」的な返信が来ると思うけど、
キモい長文に対してどう返すか、など手を煩わせてしまっていたらものすごく申し訳ないな・・・・・
そして相手からのボールを上手く受け取れず、後悔して、ボールを投げるのをやめる、諦める
こういうタイプのコミュ障だから1人で盛り上がって感想送りつけてしまって後悔してるんだなうん
その作家は感想お待ちしています!と本に書いていたけどあんなに長文のメールは待ってなかったかもしれない
あーぐるぐるするーーー
よく”褒められて嬉しくない人なんていない”って発言を見かけるけど、いやいやいや。
褒められると『うわぁ……』ってなってドン引いてしまう。素直に喜んでる人見るとびっくりする。
だってそれお世辞だろ。誰もそんなこと思ってないじゃん。
褒められた数日後に、褒めてくれた人に苦笑いで「それで胸張れるお前幸せだねぇ」とか言われない?
褒められたこと繰り返した三回目に「頑張らなくていいから」って迷惑そうに笑われない?
「前に褒めていただいた○○ですが」とか言って、覚えてるの自分だけで恥かいたことない?
っていうか褒める時に「思ってないけどw」みたいな顔されてない?
そもそも嘘付いてでも無理やりにでも褒めなきゃいけないんだよな。こっちのスペック低いから。
育児とか新卒教育とか、その辺の記事で溢れるほどよく見かけるよ、嘘つけって。
褒める事が成長への第一歩!とにかく褒めろ、嘘でもいいから褒めろ!こじつけてでも褒めろ!嘘がバレた時?褒めてくれた人に感謝しろ!って。
無法地帯だよね。嘘でも詐欺でもやり放題。ぱっと見喜ばせてるだけだから良心も痛まないんだろうな。私は満面の笑みで喜ばれると罪悪感湧くんだけど。
言葉は軽くて、思ってなかろうがなんだろうがいっくらでも言い放題なので、やたら褒める人とか本当『うわぁ……』って思う。
でも行動で感謝示されたら疑いようがなくて嬉しくて死にそうにはなるんだよ。