こんにちは、さいとーです。
突然ですがぼくは日々思うんです。
世の中では正直者が馬鹿を見て、嘘つきが得をしているなって。
どんな大人も指摘しませんけど、これっておかしなことじゃないんですか?
それともそう思うぼくがおかしいんでしょうか?
これを言うと大人に笑われるんですが、ぼくはプロポーズで彼女に「浮気をしてもいいですか?」と聞き続けました。
だってぼくは女体が大好きなんです。
夫婦になって子作りするとしても行きずりの浮気はやり続けたかった。
もちろん奥さんが第一なので浮気相手とのセックス頻度は下がるだろうけど、それでも浮気は続けたかったんです。
「このエクスタシーって多くの夫婦では許されていない、いわゆる浮気だからまずいことなのかな」
そう思ったぼくは今までプロポーズした40人のほぼ全てに「浮気はしていいですか?」と聞き続けました。
その質問をするたびに彼女は苦笑いをしながら「浮気は禁止なんです」の一言。
婚活を諦めた今になって、たくさんの大人に指摘されてぼくはハッとする。
ぼくはただ自分の浮気を続けたいという気持ちに真っ正面から向き合った。
それでいて誰も気分を悪くしないように真っ正面から彼女に「浮気を続けていいですか?」と聞きました。
けれど真っ正面から突っぱねられた。
どうして?どうして正直なことを言ったのにそれを悪と捉えるの?
大人は口を揃えて「時には黙ることや、嘘をつくことは必要なんだよ」と言う。
その人がそれを知らなければ生涯幸せに生きていけるのなら、そこに嘘が必要だということはわかります。
けれどこれはぼくの人生だし、ぼくは自分のために嘘をつくことも大嫌いだ。
せっかく結婚してくれる未来の奥さんに、裏で浮気をしてエクスタシーを得ているという嘘をつき続けることはできません。
だから結婚する前から「浮気しています」と本当のことを言っただけ。
それなのに彼女に振られるのはどうしてなんだろう。
確かにピロートークで浮気相手との情事を話すのは彼女にとってリスキーかもしれない。
余計なことを言っているかもしれない。
結婚をするなら見た目は当然、中身まで取り繕って彼女が欲する人物像になりきる必要があるそうです。
それに対してぼくはピロートークで浮気相手との情事を公表した。
ピロートークではぼくの性癖を、何も取り繕ったりせずに喋っています。
どんな人間だって完璧じゃないように、ぼくだって完璧じゃない。
ぼくの全てをさらけ出したピロートークを聞けば彼女には良いプレーだけでなく、悪いプレーだって伝わります。
ぼくはそれで振られたのか?
過去のことを思い返して恨んでいる訳じゃないけれど、婚活は自分のいい部分だけを見せ通した奴が勝つゲームなのか?
綺麗な面だけ見せた騙し合いがぼくには一番汚く見える。
そんな社会に媚びてまで婚活を続けるつもりは、ぼくにはありませんでした。
正直に嘘をつかずに生きるってそんなに駄目なことなんですか?
なにもぼくは今になって損をし始めた訳ではありません。
小さい頃からずっと、愚直なまでに正直に生きてきた。
ぼくの上でニヤリと笑っているのはいつも嘘をつくのが得意な奴だった。
その汚い笑顔を今まで何度見てきたことか。
そして何度理不尽さを感じたことか。
正直者が馬鹿を見て、嘘つきが得をするそんな世の中がぼくは大嫌いだ。
これからレールを外れて生きていくぼくは、もうこれ以上同じような被害者を生み出したくない。
正直者のまま、嘘をつくのが上手な大人にならなくたって生きていける道を作りたい。