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はてなキーワード: 物言いとは

2021-12-16

anond:20211215231003

こいつのTwitterみたけど絶対賛同を得られない物言いだったわ

仮に言っている頃が正しかったとしてもダメ

2021-12-14

なぜ校則は変わらないのか。その一考察

https://anond.hatelabo.jp/20211213182433

上の記事を読んだので、書いてみることにした。

身バレしても困るし(しないだろうけど)、当方アメリカ日本それぞれの教育機関でそれなりの経験ありとする。

現在日本とある高校先生

こういうことを書くと出羽守みたいになるから普段はできるだけしないようにしているけど、はてな村の皆様の意見をもう少し聞いてみたいと純粋に思ったので書くことにしました。

以下前提として、アメリカ学校の様子しか知らないので、全てアメリカとだけの比較で語っています

日本学校校則も含めて、アメリカと比べると軍隊みたいだし、北朝鮮であると私も思います。もちろんアメリカ学校も様々ですが。

じゃあ私が今日本の学校先生側にいて、校則をどんどんなくそうと声を上げているかというと、上げていません。

なぜかというと、アメリカ学校のことを思い出すからです。

私がいた、あるいは見聞きしたアメリカ学校には校則はだいたいありませんでした。私学だと制服があるところもありますが、ごく少数派ではないでしょうか。

高校などでは、ドラッグや銃、刃物といった犯罪のものはもちろん禁止で、あとはギャングにまつわるものギャング連想させるようなファッション等は禁止といった程度でした。

服はもちろん自由だし、髪をそめてもよく、ピアスも舌ピや鼻ピも全然オッケーで、タトゥー全然ありました。というか、例えばオセアニア地域ルーツを持つ生徒だと、タトゥーを入れるのが文化であるので、普通に入れていますディズニーモアナ登場人物を思い浮かべてもらえればだいたいあの感じです。

多様さを尊重するのがポリティカリーコレクトですから、そのような生徒のタトゥー指導するなんて言語道断です。文化尊重するのが当然です。

髪をレインボーに染めている生徒もいます。これはLGBTQ+を背景とした場合も多いので、当然尊重します。

これらの生徒の容姿指導するなんてことは、許されるでしょうか?

許されないでしょう。

日本にこうした生徒がいても、尊重されるべきだと思います

しかし、ここからです。

こうした生徒は、日本社会において果たしてどれくらい許容されるでしょうか。

駅や、公園や、ファミレスや、分かりませんがそのへんのいろんなところに、タトゥーを入れた生徒や髪をいろんな色に染めた生徒や、ピアスをした生徒やいろんなファッションをした生徒が中高生として歩いているときに、どれくらい日本の今の社会はそれに耐えられるでしょうか。

私はかなり疑問です。

もちろん、上記のような生徒のバックグラウンドがわかる場合には、ちゃんと許容できる人も多いと思います。たとえば、ああ、この生徒はオセアニアバックグラウンドがあるからあのタトゥーをいれているんだな、ちゃんとしたルーツに基づいたものなんだな、とか、この子はおそらく性的マイノリティからこういうスタイルなんだ、とちゃんとわかれば、許容できる人も多いでしょう。

しかし、生徒は本当に多様です。そのように、「ちゃんと」わかるような子だけではありません。また、ぱっとみで「ちゃんと」しているように見える子だけではありません。どこまでが、たとえば「ちゃんと」オセアニアバックグラウンドを持っていると判断できるのか、どこまでが、たとえば「ちゃんと」性的マイノリティ当事者であるといえるのか、そんなクリアな線引きは存在しません。

君のバックグラウンドは「ちゃんと」したものから、君にはそのスタイルを認めよう、しかし君のバックグラウンドはそれ「ちゃんと」したものじゃないよそれ、自称だろそれ、そんな物言いが許されるでしょうか? 許されるわけがありません。

いや、そんな0か100かの子供じみた極論ではなくて、ケースバイケースで丁寧にやっていけばいいんだという意見もあるかもしれません。しかしそれこそが理想論です。

なぜなら、こっちの生徒は「正統な」理由を持っているのでかくかくしかじかの身なりを認めて、こっちの生徒の理由は「正統」ではないのでその身なりは認めない、こんなことを1から100まで全部やっていられるはずがないのです。そんなことは理路をきちんと通そうと思えば無理です。

いや、実際校則がなくうまくいっている学校日本にあるじゃないか、という意見もあるかもしれません。しかしよく見てください。全てとは言いません。しかしその多くは、本当に多くは、いわゆる賢い学校なのです。地域でも、あの学校進学校で難しくてすごい子が集まっている、と認識されている学校ほとんどです。だからほとんどの場合、そうした学校の生徒は一線を踏み外すことはありません。地域の人たちから眉をひそめられて、学校を十把一絡げにあの高校は厄介でひどいやつらだと後ろ指さされるほど集団で間違ったことはしません。たとえびっくりするようなファッションをしていても、でもあの子は賢いんだよねと地域の人も思うし、実際その期待を大きくは裏切らない行動の範囲にとどまるものなのです。

校則がなくてうまくいっている学校というのは、校則がなくても「ちゃんと」した行動ができる生徒たちがいる学校なのです。

私も日本先生をしていますから、なぜこれがだめなんですかと生徒から聞かれることがあります。あるいは直接そういうふうに聞かれなくても、なぜなのかとお互い思いながら生徒指導をしているなと感じる場面はあります。はっきりとブラック校則とまではいえなくても、これはまあ理詰めで生徒から聞かれたら最終的にはなぜダメなのか答えるのは苦しいよなぁと思うことは多々あります

しかし、じゃあこれをやめましょう、これをやめましょう、というふうに話をもっていくかというと、私はしないです。

なぜか。

そんなことを言い出したら、学校が「このスタイルはだめ」などと言える理由は、理詰めでいけば無いからです。実際、アメリカ上記のような学校ではそんなルールはありません。無理が出るからです。

日本学校に今ある校則を一つずつ撤廃していった場合、どこかで、ここまでは撤廃だけどここからは残すわ、となります。じゃあ、なぜここまでは撤廃してここから撤廃しないんですか、ここの線引きには根拠があるんですかと聞かれたら、最終的にはそんな絶対的根拠はないでしょう。法律違反でもしていない限り。しかもその、ここまではオッケーでここからはだめでしょという線引きは、人によって違うのです。先生によっても違う、保護者によっても違う、地域大人によっても十人十色です。万人が合意できる、ここ、というライン存在しないのです。

ですから校則撤廃していくというのは、非常に難しく、また不毛作業なのです。不毛というのは、議論したところで簡単結論が出ないのです。

職員会議で話し合うとしても、先生によっても全員そのライン感覚は違うし、地域大人日本社会に生きる大人たちの感覚想像しそれを折り込みながら議論すれば、それこそ千差万別すぎてラインはそう簡単に設定できないのです。結論がでません。そういう意味でその議論不毛なのです。

結果、どうなるか。

校則を変えようという議論は、非常に保守的で、非常に遅々としたものになります

まり、これはもう誰がどう見ても、誰がどう考えても時代遅れおかしくて、撤廃するのが当然だという結論が明らかだろう、地域社会の誰がみてもまあ撤廃で納得できるだろう、という、一番おかしものから、やっと撤廃されていくのです。それより先は、上記のような不毛結論のないところにのみこまれていくことが目に見えているので、先生たちも誰も積極的にどんどん変えていこうとならないのです。そんなことに日常の限られた時間を際限なく費やしていくわけにはいかないのです。

ですからブラック校則ということが声高に世間で言われ始めたのはとてもよいことだと思います

それでなければ、校則にまつわる物事は進まないのです。

しかし、私はいつもブラック校則という言葉を聞くたびにおもうのです。

それをいうなら、なぜタトゥーはだめなんでしょうか? もちろん、日本には刺青という西洋とは異なる文脈を持った文化があることは承知していますしかしでは、オセアニアバックグラウンドにもってルーツに誇りをもって文化としてタトゥーを入れている生徒がでてきたとしたら、それも禁止したり指導したりするんでしょうか?私は当然認めたいと思います。じゃあ、オセアニアにバックグランドがあるんだと主張してタトゥーを入れた生徒がいたとして、それが疑わしい場合ルーツ証明するようなことを迫るのでしょうか。そんなことは人権的に許されない。オセアニア以外にも様々な理由で、おそらく私たちが思ってもみなかった理由タトゥーをいれたり、タトゥー以外にもいろんなスタイルを求める人が現れるでしょう。そのどれを認めて、どれをおかしいとするのか。そんなことを最終的に誰が決められるのか。

そんなことを考え出すと、旧態依然とした、すでにある校則でそのままいきつつ、絶対おかしいとなったことについて対応していく、ということしか、なかなかできなくなってしまうのです。

現場からは以上です。

追記

書き忘れましたが、日本でも定時制高校では制服などはありません。校則基本的にないところも多いです。これは、働いている生徒も多いし、そもそも制服だのなんだの校則を作ったところで運用が難しいという背景もあります

しかし、これは非常に問題のある発言になることを承知でいいますが、そうした学校の多くは、地域のある一定の人たちからは、後ろ指さされていたり白眼視されていたりすることが少なくないでしょう。私もそうした高校で勤務していたことがあります日常的に苦情の電話が入って、現場にいって謝ったり対応したりしていました。一生懸命やっている生徒たちに対して、心無い言葉を投げられたことも何度もありました。生徒たちの容姿のことを言われたこともあります。確かに例えば女生徒ものすごいミニスカートを履いていたりもします。しかし、それが何だというのでしょうか? でもそれは、そのこのことをよく知っている教員から思うことであって、見知らぬ人からすれば違う見方をしてしまうのも無理のないことだと思います

そうしたトラブルは、多少しんどい学校であっても校則制服も含めきっちりおさえてかためているところでは、少ないのも事実なのです。

2021-12-11

anond:20211211185520

それは実際に運動を起こさないと動かなかった(そして今も動かない)世界が悪いのであって

社会運動を起こし規模を大きくして勝ち取らない限りお前が傷つく可能性あってもやめなくても仕方ない」ってなったらもう色々とひっくり返ってしまっているのでは。

そして運動しろというなら今まさに増田はそこそこまともな文章を書きそこそこの人に届く規模のことをやった訳で、今まさにごく一部のフェミニスト含む「全て」的な物言いをしてる人は問われているのでは。もうやっているのでは。

そして、増田文章が誰かを傷つけるのならばまたそれも修正されればいいのでは。

anond:20211211185141

全て的な物言いしんどいのはわかるが、全ての人は自分想像の射程内にいない人に気遣いができない

増田も今の話で他の誰かを傷つけてるのに

それをフェミニスト要求するのは違うと思う

知られてないことで傷つけられたフェミニストたちは、努力した結果、周知されるようになってきた

絶対に誰のことも差別しない言説は不可能から、傷つけられて嫌なら次は増田が知ってもらえるよう努力するしかない

と言っている

anond:20211211183640

よく分からんのだけど、元増田の言いたい「全て」的な物言いが目に入るのがしんどいねって話自体には理解があるの?

あなたの言う「他人努力タダ乗りしようとしてるか他人努力を踏み躙ってる」とかってのは別の人(あるいは人達?)のこと?

2021-12-10

増田がややバズった

数日前に書いた増田にやや多めのトラバブクマブコメがついていることに気づいた

いちおう全部目を通したけど頓珍漢なコメントばかり

断片的な情報しか書かれていないのに、空白を自分偏見妄想で埋めてウエメセで断定的な物言いをする人の多いこと

対面なら会話をするうちに前提のズレや共有していない情報存在やお互いの考えのギャップに気づけたりするけど、ネットだと絶対無理

しかもこの連中は自分が書いたコメントどころかこのエントリ存在すら覚えてないだろう

ネットで数日前に読んだものなんか誰も覚えてない

気持ち逆撫でするものを読んでカッとなって刺々しい文章感情的に書き殴って、次の話題が流れてきたらさっきまで自分が何に怒っていたか即座に忘れてそっちに飛びついてまたギャーギャー騒いで…

2021-12-09

anond:20211208175131

(媚びる学生(女)が悪いわけではないが)媚びる女+変人教員、までは、まだギリギリセーフにも見えるけど、その先に、そもそも大学教員から目線で、「自衛」できなければ「悲劇」が生じる、という言い方と結びついちゃうところは、かなりマズいと思う。だって批判してる人からしたら、その語り口はあくま加害者目線しか見えないのだから

たとえば、あなたに姉や妹、あるいは娘がいたとして、その人が痴漢被害にあったときに、ある評論家が「男目線」で語り始めて、(儚げな女が悪いわけではないが)儚げな女+支配欲を満たしたい男がいるとき、男の側が「自制心」を働かせないと「悲劇」が生まれちゃうんだよね、とか言い出したら、ちょっと「ハァ?」ってならないか。コレ犯罪なんですけど? お前どっちの味方しとんねん、みたいな。そこまでいかなくても、この評論家痴漢加害者の側に同情的に語ってるなあ、とは感じるんじゃないかだって悲劇」なんて言葉は、ここでは明らかに加害者の側が職を失うなりする「悲劇」であって、被害者の側は「悲劇」とかじゃなく単に「被害」なんだから。(ここで、「悲劇」とは、人間必死抵抗しようとしても神の定めた運命に逆らえないというストーリーのことを指す、というギリシャ悲劇における定義まで出そうとは思わんけど、痴漢セクハラ被害に遭うことを「悲劇」とは言わんでしょ。日常的にも。)

まあ、件の文章そもそも万人向けではないと思うんだよね。たとえば大学教員同士が自省的に取り交わす文言としてはアリかもしれない。ただ、その物言いを全くの第三者がみたときどう見えるかについては、誰が見るか分からないネットに書く以上は、想像めぐらしてもいいと思うんだよ。

あ、あと一箇だけ追記するね。タイトルの「衝撃を受ける」というのは、単に驚いたという意味じゃないよね。「お前ら(ネトフェミもどきの連中って)馬鹿じゃねーの?」って意味じゃね? もしそういう意図でなく、単に「驚いた」という意味で使ったんだと言うなら、増田ちょっと自分言語感覚を疑った方がいいと思う。たぶん無自覚でいろんな人に顰蹙を買ってると思う。

2021-12-08

店員さんとか全然知らない人とかに失礼な態度したりわけわからんことで因縁つけて怒ってたりする人を見ると、きっと家庭では他人の目もないし遠慮もないし妻や子どもにはもっとキツい物言いしたりよく理不尽に怒鳴ったり怒ったりしてるんだろうなと思って、「この人の家族はみんなかわいそうだなあ。」と思っている。

2021-12-06

anond:20211206210525

例えば仕事がめちゃくちゃできる人にはそういった物言いしないので、まぁそういうことということで受け入れるしかない

2021-12-04

ネイルとか着飾ったりとか男は求めてないよ→男のためにやってるのではない!自分のため!

デートで男が奢るのっておかしいよね→女は身だしなみに金がかかる!お前のためにやってるんだから飯は奢れ!

男とか女とかじゃなく、こういう都合の良い物言いする奴は本当に消えろ。

2021-12-03

小説家SNS宣伝程度にするべきではないか

正直、そう思わないだろうか。

デマかも分からない情報拡散することになるかも。もしくはデマだと分かっていて拡散する。そんな奴がとりわけ多い。

これは一般人でも問題だが、有名人となると話はかなり違う。特に小説家SNSは酷い。

他の作品に対して嫌味な物言いをしてマウントを取る。自分人格者であり、常に正しいと信じてデマ拡散政治家断罪して急進左派的な立場マウントを取る。特定人物に対して見た目などを揶揄して自らを上に立たせようとする奴。

こんな奴が山ほどいる。

いつから小説家はこんなネジくれた奴しかいないのか。昔から文豪にはクズが多い」とは言ったものの、今の小説家は極端な政治的発言差別的言動は見ていて不快どころではない。もちろん、そう言った発言についてある程度許容するのは当然だが、それにしてはあまり過激だ。奴らは言論の自由という伝家の宝刀を常に振り回し、異端だと思えば惨殺することも厭わない。

そして、このような悪逆非道な行いをしていても、週刊誌はこれらを取り上げようとしない。よく考えたら当然なのだが。

間違いを認めるだけでも大きく変わる。それが出来ないのは致命的だ。自分が正しいと思っているか問題だろうが、一度見直してみてほしいと願っている。

2021-12-02

業務エレベーターの女

私はとても急いでいた。この書類今日中に取引先に届けなければならない。そのため、業務エレベーターに乗って1階の集配室に向かわねばならなかった。そこでバイク便に引き渡す手配をしている。

普段は使わない業者用のエレベーターホールエレベーターを待っていると、作業着女性が並んだ。時々顔を合わせる配送業者の人だった。

下手に顔を知っているだけあって、気まずくなる。しかし、バイク便を待たせているのだ。エレベーター1本見送る時間も惜しかった。しかし、相手は私の心情など知らないのだろう、会釈をしてきた。私もぎこちなく会釈を返す。

そしてエレベーターがやってくる。私とその配送業者の女性は一緒にエレベーターに乗った。

1階のボタンを押すと、あることに気がついた。この業者用のエレベーターは各階に止まるように出来ている。つまり、遅い。

それなら表のオフィスエレベーターに乗って1階まで行ってからバックの集配室に入らせてもらえばよかった。悔やんだがもう遅い。

この配送業者の女性とここで顔を突き合わせるのも少しの間だ。気まずさはあるが、それだけだ。

そう思っていたが、意外にも向こうから声をかけてきた。

「私、こんなビルで働くのが子どもの頃からの夢だったんですよ」

「はぁ」

突然始まった要領を得ない自分語りに、生返事を返す。なぜこんな話を聞かなければならないのか。しかし私の返事を意に介した様子もなく、相手の語りは続く。

高校卒業たらこういうビルで働けるものだと思ってました。でも、そんなの高卒には無理だったんですよねぇ」

その物言いになにかネバっとしたものを感じた。なので、思わず相手を跳ね除けるような言葉を選んでいた。

「それはちょっと世間知らずでしたね。ここに入ってるような会社大卒が最低限ですよ」

「そう、私は知らなかった。でもあなたは知っていた。なんででしょうね?」

環境の違いじゃないんですか?」

相手は私のキツめの言葉すら気にかけた様子を見せず、質問してきた。それに対して私は適当に返事をした。

でも、その適当な返答にも相手は食いついてきた。

「そうですね、生まれ環境が違うだけ。だからあなたが私で私があなたであってもよかったはずなんです」

相手が何を言っているのかは分からないが、酷い羨望を向けられているのを感じた。居心地が悪いどころではない、針のむしろみたいだ。

そうこうしているうちにエレベーターは1階に着いた。

「それじゃあ、急ぎますんで」

そう言って、私はエレベーターホールを離れ、集配室に向かった。

バイク便の人は女性で、珍しく感じた。彼女書類を預けて、どうしても今日中だからと念押しをした。

それから弊社のオフィスへの帰り道は、もちろん表に出てエントランスホールを通った。業者向けのエレベーターは使う気にはならなかった。

あの配送業者の女性は何を言いたかったのだろう?

あの人と私には本当に生まれ環境しか差がないと思っているのだったらお門違いだ。勉強価値も知らずに勉強しなかった人が今さら何を…とここまで考えて気がついた。その知る知らないを分けるのが環境か、と。私は勉強が好きでやっていた質ではない。それにメリットがあると信じただけだ。逆に言えば、そのメリットを知らなければ絶対勉強はしなかった。

あなたが私で私があなたであってもよかった』

その言葉意味理解して、私は戦慄した。

そしてあの人を想った。

このことを理解しながら作業着で働く人。恨みなど湧かないのだろうか。いや、恨むからこそ私に気づかせたくてあんなことを言ってみたのか。

私は理解してしまった。頬を流れるひと筋の涙がそれを物語っていた。

他人の痛みならいくらでも我慢できる」

って文意のツィートを見かけて、ネットが普及してweb掲示板あたりが盛んになったあたりから、そういう物言いを目にする機会が増えたよなあって思う。

これは冷血漢が増えたということではなくて、匿名カミングアウト?が増えたということだろうなと思う。

パソ通時代コテハンで「一応匿名」くらいのアカウントが多かったので、言えなかったことが2ちゃんねるその他の普及で言いやすくなったということだろう。

ネット下劣人間を増やしたのではなく、下劣人間匿名下劣なことが出来る場を与えたのだ。

2021-11-30

察して野郎めんどい

多分何かの仕事をやってもらいたいんだろうけど

絶対自分からは頼まずに仕事存在必死で匂わせ

気付いた人に自主的に(←ここ重要)引き受けさせようという手口を取る奴が職場にいて

非常にウザすぎる

人の席の周りをぐるぐる回りながら「あーあの仕事どうしたら良いんかなーどうしたら良いんかなー」とチラッチラッする

無視してたり全く通じないと分かると別の人の席の周りを同じようにぐるぐるする

鬱陶しくなって「すみません、さっきから何が言いたいんですか?」と聞いたりすると

回りくどいマンの頭の中では何故か「断られた!」ということになってるらしく

「アッごめん嫌だよな……なんでもないから…」と引き下がるのだが

この傷付いた被害者のような素振りさらカンに触る

嫌だよな…って言われてもYESかNOか以前の問題なんだよ

「何が言いたいんですか?」の質問に答えろと

お前の用件を寄越せと

あとウロウロしてないでさっさと仕事しろ

コイツ自分の行動が人をイライラさせている自覚は無いようで

誰かが少しでもイラついたような物言いをするとびびってより一層ひどくなるので頭が痛い

2021-11-26

anond:20211126132508

から可能性が少しでもあるのなら控えておく。それが「気遣い」であり、「マナー」ということだと思います

いろんな話題で出てくる思想だけど、こういう物言いって単純に嘘だよね。

例えば「ピンクラメ入りハイレグレオタードを着ていくべき」って考えの人が一人いたら全員が配慮すべきか?

例えば「半袖服はNG」って考えの人が一人いたら全員が配慮すべきか?

絶対違うじゃん

絶対可能性が少しでもあるのなら控えておく」ではないルールで判定してるじゃん。

嘘つくのはやめなよ

2021-11-25

最近読んだBL

 今月は某BLレビューサイトマンスリーくじが当たらなかったので、若干乏しいBLライフ。『ボーイズラブアンソロジー Canna』の十周年本(分冊版)が欲しいんだけど、百円ほどお小遣いが足りない……。ラッキーなことに、欲しい分冊の中に私の推し作家朝田ねむい先生と座裏屋蘭丸とハジ先生と文善やよひ先生作品が収録されているのだ。すごい、なんてお得……! 丸ごと買ったら2700円以上、分冊だと700円強。推し作家さんがバラけていたら分冊買うのは損だったのでよかった。

 それにしても、BLお小遣いが月2000円なのと3000円(←運良くくじが当たって千円加算された場合)なのとでは、BL満足度がかなり違うな。

『寄越す犬、めくる夜』1巻(のばらあいこ




あらすじ

 主人公新谷は、高校生の妹の面倒を見つつ、ヤクザ経営しているカジノバーテンダーとして働いている。ある夜、新谷ディーラー菊池ウエイトレスと組んで客からの上がりをガメている現場を見てしまい、菊池に盗みをやめる様に注意する。菊池ウエイトレスの様子から、二人が誰かの指示で盗みをしていたことを悟る新谷。首謀者で菊池の先輩である竹田新谷は話をつけるが、竹田菊池を売り、盗みがカジノ店長須藤の知る所となる。報復として須藤要求してきたことは……。


増田感想

 まるで映画の冒頭の様に、状況説明必要最小限。BL作品にしてはちょっと解りづらいスタートに驚き。

 菊池馬鹿っぽさがとてもリアル社会の最底辺層を生きるチンピラの、無駄にイキリ散らしている感、その割には暴力に弱すぎるところ、根の純朴さ……というか、端的に言ってIQ常人3分の2くらいしか無いんだろうなという。そして新谷のお人好しさ加減も、慈愛や博愛というよりは、発達障害的な何かで自制心が低いだけなんだろうなという感じ。すごい、はっきり言って馬鹿しか出てこない。でも嫌いになれないし無視できない。そんな感じの類の馬鹿さ。愛のある描写とも言うかもしれない。

 同作者の別作品秋山くん』もそうだけど、日本社会底辺層の人々とその暮らしぶりを描くのが異様に上手い。なしてそんなに上手いのか。作者自身がけっこう修羅場を潜っている人なのか。それとも単に、裏社会を描いた映画ばかり観てるとか、『ウシジマくん』や『カイジ』をやたら読み込んでいるのか。ともかく、何でこの人こういうのを描くんだろう? と、作品の魅力もさることながら作者本人の来歴がつい気になってしまう。

 本作、前から存在は知っていたんだけど、タイトルが『寄越す犬、めくる夜』なのか『めくる夜、寄越す犬』なのか最近までわからず……。今頃になってやっと、『寄越す犬、めくる夜』だと知り、おぼえた。略称が『よこいぬ』だから『寄越す犬』が先。もうわすれない、たぶん。物凄く「痛い」(アイタタタという意味ではなく)BL漫画として有名だけど、本当に痛いな。救いがあるとは思えんストーリーキャラ設定。何話目かの表紙絵の須藤が異様に可愛いのだが、物語1話から読んでいってそんな可愛い須藤を見せられると逆に気味が悪いというか、グロテスクというか。救いの無さが一層際立つ。


 ところで、『寄越す犬、めくる夜』は少し前に完結していて、来月に最終巻が発売される。その関係で、今、シーモアで1巻が期間限定無料で読める。そんな訳で、今月はお小遣い関係で乏しいBLライフを送る私にも読めたのだった。ちなみに、何故か知らんけど修正が白スラッシュが入るのみ。普段BLKindle電子を買って読むだけなので、こんなに修正の薄いBLを読むのは私は初めてだったのだけど、こんな可愛い絵柄でちんちんだけリアルに描かんでも……という感想。まあ、秋山くんの脇毛で、作者が変なところでリアル志向なのは知ってたけれども。

作者の人となり気になりすぎ問題

 気になりすぎてググってみた。のばらあいこ先生はすごく漫画が上手なのに、商業BL作品がこの『寄越す犬、めくる夜』と『ぬるくなるまで待って』と『秋山くん』しかないっぽい。あとは女性向けで『にえるち』かな。興味深い作家さんなのに作家買いに手間取らなさそうなのは、良いのかなんなのか。

 『ONE PIECE』のサンゾロ描きの人気同人作家でもあるらしい。感想を読むぶんには、同人誌のほうもエロ&エモに定評のある作家さんなのかな。ぐーぐる検索結果にずらりと並んだ、サンゾロ本の感想たち……それがまさかの「読書メーター」に投稿されているので、何事かと思った。のばら先生サンゾロ本が東京漫画社から出版されている? この業界に私は全然詳しくないのだが、こういうのって原作著作権者版権元に許可取ってやってるものなのだろうか。許可取ってやってるものなんだよね? 出版社がやってる以上はガチ営利目的なんだし。なんかすごい。あ、でも思い出したが私、榎本ナリコ先生幽白エヴァ同人誌再録本(これは双葉社)なら持ってるわ。二次創作同人誌商業目的でも出版されているというのは、今更な話か。

きのう何食べた?』1巻&2巻(よしながふみ

 再読。


増田感想

 前々から思ってたけどシロさんの物言いが物凄くキツい。泣かされつつものほほんと付き合い続けるケンジの人徳がすごい。私はもしもあんなに口の悪いのが自分パートナーだったら、かなり嫌だな。2巻でシロさんの元彼鬼畜エピソードちょっと出て来るけど、鬼畜彼氏にはおおらかで暴言を吐かなかったらしいシロさん。惚れた弱みだろうか。好みのタイプではないケンジにはワガママが言えるって面白いけど、にんげんそんなもんかもなーって気がした。同作者の『1限めはやる気の民法』の主人公田宮もシロさん的なキツい性格キャラで、攻めの藤堂がマイペース鷹揚キャラだった。そういうのが作者の性癖カップリングなのだろうか。

 物語よりも料理が中心で、起こった事件解決しないでほっぽり出したまま料理シーン書いて食べるとこ書いて「おわり」ってなるのすごい。特に双極性障害っぽい女性が元夫に息子の親権を取られた上に息子との面会を拒否られる話なんか、そこで終わるのかー!? と驚愕した。現実円満解決なんかしなさそうな話だけどね。

2021-11-21

AI使ったら官能小説になった

今日は何もなかった。

夕方まで寝てしまった。昨夜は結局、ほとんど眠れなかったから仕方ないのだけれど……。

「もう起きようかな」

まだ時間は早いけど、このままベッドにいても仕方ないしなあ。

「よっと」

身体を起こすと、部屋の隅で丸まっていたピグシード辺境伯家の家精霊であるアイシアが目に入った。あたりまえだけど、何もしなかったので精霊も動きを止めて待機状態だ。だからといって何かする気が起きるというわけでもないのだが。さぁて、どうしよう? そういえば今朝はまだ【畑】を見に行っていなかったっけ。時間もあることだし見に行くことにしようか。

着替えを済ませ部屋を出る前に、いつものように軽く伸びをする。するとその気配に気付いたのか、アイシアが俺の方に近づいてきた。

「お出かけされるのですか?」

いつもどおり執事的な物言いなやつだ。まぁ借りてるんだから文句は言えない。

「うん、ちょっと畑に行ってくるよ」

「私もお供いたします」

「え、うん…別にいいけど」

なんでついてくるんだろう?家精霊なんだから家にいればいいものを。まぁ今日は家でほぼ何もしてなかったからやることがないのかな。というか普通先に許可求めないか?まぁいいけどさ。玄関で靴を履き替え扉を開ける。目の前には

庭が広がっているはずなのだが、何故かそこに『空』が広がっていた。

「へ!?

わず変な声が出てしまう。だっておかしいだろう、普通地面が下で空が上のはずだぞ。なのにどうして青空が見えるんだよ!まさか夢遊病とかじゃないよね?自分の頬をつねってみる。痛い。

困ったな、このままでは空に落ちてしまう。我ながら陳腐表現だなと思いつつも、アイシアに何が起きているのか訊いてみる。

アイシア、これどういうことだと思う?」

アイシアはまるで何もなかったかのようなトーンで答えてくれた。

「ご主人様のお出かけに合わせて、私がお屋敷周りの重力場を調整しました」

「あーそういうことね……」

まり、俺は宙に浮かんでいるということらしい。でもそうなるとひとつ疑問が残る。

「じゃあさっきは何でわざわざ確認したの?」

「申しあげます。私はご主人様をお慕いしておりますので、家から出したくないのです」

ヤンデレだ。付き合うと逃がさない系の人じゃないですか…。

「いや、畑見に行きたいんだけど…

アイシアは目を閉じて考え込んだ後、こう言った。

「わかりました。それでは空中浮遊モードに移行します」

「ん?何を言ってるのかわかんないけど、とりあえずわかったよ」

どうせ聞き返してもわからないことが聞けることなんてないだろうし、ここは素直に従っておくことにした。

「従うと思ったか?」

不意にもう一人の僕がしゃべりだした。体が動かない―いや、正確には僕の意志では、だ。

ゆっくり右手アイシアの胸元に伸ばし果実を包む薄布を解いていく。

「朝からはち切れそうでな。まずは処理をしろ

するとアイシアは両手で僕のズボンおろし始めた。

「ごしゅじんさまぁ…♡」

は?おい、こら待て。お前誰だよ。どうしてそんな甘えた声で名前を呼ぶんだよ。何でそんな蕩けた顔で俺を見るんだよ。

「これが現実です。受け入れてください」

くそっ、いつの間にか僕の口が勝手に動いてるじゃないか。どうしようもない…。

アイシアは屹立した僕のイチモツを優しくなで始めた。正直、気持ちがいい。目の前にはアイシアの大きすぎず小さすぎないちょうどよい乳房が露わになった。色白で薄桃色の乳首がよく映える。アイシアは腰を落とししゃがみこんでいく。そして口を開け舌を出し、先端部分を舐めまわし始めた。

「うぅ……はぁ……♡」

我慢できず声が出る。ヤバいなこれ、癖になりそうだ。

「そのまま全てを受け入れなさい」

アイシア吐息がかかる。全身が熱くなる。もう限界だった。

「く、口に出すぞ…!」

言うか言わないかで僕は果てた。ドクンドクンと脈打つ度に精液が勢いよく吐き出され、それをアイシアは全て受け止めている。やがて射精が終わると、彼女は立ち上がりスカートを脱いだ。

「ご主人様のお情けを賜りたく存じます……♡」

完全にスイッチが入っているようだ。もはや抗うことなどできなかった。

「挿れるよ」

返事を聞く前に一気に貫いた。ああ、凄い締め付けてくる……。

「あっ……すごい……奥まで届いて……いい……」

アイシア身体から汗を流しながら快感に浸っている。その姿はとても綺麗で官能的だ。だが、その目はどこか虚ろで焦点があっていないように感じる。

「ふぁ……また出ちゃいましたぁ……いっぱい……あつい……しあわせ……もっと……くださいぃ……♡」

再び律動を始める。今度は先ほどより激しく、本能のままに。

「あッ、あン、あァ!すご、いィ、ごしゅ、じんさ、まぁ♡」

次第に喘ぎ声が大きくなっていく。何かにとり憑かれたかのようにひたすらにお互いを求めあう。

「も、だめぇ、イっちゃいます!ごしゅじんさまぁ、いっしょに!あぁあ~!!」

一際大きく痙攣すると同時に膣内が激しく収縮し僕を締め付ける。

「ぐっ……あぁ……!」

耐え切れずに僕もまた達してしまった。

「あぁん、出てますぅ、ごしゅじんさまの子種、たくさん、きてますゥ!うれしい、しあわせ、きもちい、い、もっとぉ……」

その後、何度も体位を変え快楽を貪った。

「ごしゅじんさまぁ、すき、だいすきですぅ……あいしてますぅ、ずっとここにいてください、はなれたくないんですぅ」

アイシア意識を失う寸前まで愛の言葉を口にし続けた。

結局畑には行けなかった。

------

あれから日経った。僕はアイシアの部屋にいた。もちろんあの日以来毎日のように体を重ね合わせていた。今日アイシアは部屋にいるだろうか。そう思い扉を開けるとベッドの上で彼女が待っていた。

「お待ちしておりました。ご主人様」

「どうしたんだ?」

「実はお願いしたいことがありまして」

「何?」

「私を

オタクわきまえて活動しろ系の物言い左翼系の人とかフェミニズム系の人は絶対言っちゃだめなやつだと思うんだけどなぜかガンガン言うんだよね。

貧乏人はわきまえて活動しろって絶対ダメな奴じゃん。政治などというもの公家や侍やその末裔にまかせておけ、って奴じゃん。

女はわきまえて活動しろ、なんて絶対ダメじゃん。オタクに対する罵倒オタクとかキモオタという単語職業婦人に変えるだけで明治大正婦人活動激怒みたいな表現たくさんあるっすよフェミ系の人の発言で。

よく自殺的なダメ発言ブーメランというけど、ブーメラン投げて自分に刺さるどころか自分軸足を刈り取ってるの多くないっすか?

大丈夫問題起こす前に名誉切腹しとく?

2021-11-20

スガナミユウ氏のnote「誰が踏みつけられているか」に対する批判

LIVE HAUS店長のスガナミユウ氏が「誰が踏みつけられているか」と題するnoteを公開した。

https://note.com/yusuganami/n/n78c9b96cb4be

https://medium.com/@sos.yu.lh?p=8926b83122e

私は彼の所属するインディミュージシャンコミュニティとでもいうべき界隈に属しているが、周囲の反応は絶賛の嵐といって良い状況だ。noteリンクを張ったツイートには大量のいいねリツイートがあり、批判らしき反応はほとんど見受けられない。これはかなりマズイよなーと感じてこの文章を書いている。

まず、前置きとして、このnoteに対する私のスタンスを書く。ちょっと長いので興味がない方は適宜とばしていただけるとありがたい。なお、文中の”リベラル”とか”アンチリベラル”といった記載一般的リベラルっぽい仕草アンチリベラルっぽい仕草と受け取られがちなものとでも思ってほしい。

  • 前置き--------------------------------

 「誰が踏みつけられているか」はスガナミユウ氏が選挙中の市民運動を通して感じたことを書いている。その内容の主題は、日本にはまだまだ差別や不平等特に男女差別に着目している)が残置していること、そして特権的立場にいるスガナミユウ氏をはじめとした「おじさん(大人シスジェンダー男性)」への自省を求める内容である。スガナミユウ氏はこのnoteを「知り合いのすべての男性に読んで頂きたい」という文章を添えて公開した。もっと言えば、(男女間等において)日本差別や不平等がないと主張する男性、あるいは女性LGBTなどの差別のみがピックアップされることに不満を感じている男性を説得しようとする文章であるだろう。 何がマズいと感じたかって、このnoteはスガナミユウ氏の周囲に多い所謂リベラル思想親和的な層には受けても、本来ターゲットであろう”アンチリベラル”な層からは反発しか生まないような内容になっていたからだ。スガナミさんとは親しくこそないものの何度か会話したことはあり、政治思想差異こそあれど、頭が良く一定バランス感覚がある人物だと思っている。彼は社会を良くしようと考え、実際に行動に移してきた尊敬すべき人物だ。そんな彼がこんな内側にしか向かないバランス感覚に欠けたnoteを書き、それが大絶賛されている状況は本当に良くない。近年勢力を増した過激なラディカルフミニズムは強烈なバックラッシュを生み、ミソジニストを増やす原因となったと考えているが、このnoteはそんな流れの延長線上にあると感じる。

 わたし男女平等の実現を望む一人として、このnoteの内容を批判したいと思う。私たち完璧でないがゆえに、時に差別的であったり配慮に欠ける言動をしてしまうが、個別のそれに対して苛烈批判を浴びせるのは適切でない。なにより問題なのは、その問題がある発言を周囲が容認してしまうことだ。スガナミユウ氏個人非難することにあまり意味はないが、このnoteを無批判に受容してしまコミュニティは大変問題があると感じたのがこの文章を書くにあたった経緯である

  • 前置きここまで--------------------------------




 まず、なにより批判したいポイントは、氏の主語の広さである。冒頭で過去ツイートで『おじさん』や『女性』と太字でまとめたことを指して、配慮に欠けたと反省しながら、結局のところこのnoteは「おじさん(大人シスジェンダー男性)」を特権的存在として雑にくくってしまっている。

大前提として現代日本社会男性が有利な傾向にあることは私も同意する(特に経済的な側面において)。しかしそれはあくまで傾向の話である割合適当だが、例えば7割の大人シスジェンダー男性は平均的なその他のジェンダーよりも恵まれいるかもしれない。しかし残りの3割はより不遇な立場にあるだろう。傾向の話だけでも、シスジェンダー男性の平均が不利な傾向にある場面も多々存在する。死亡率の高い労働男性比率が圧倒的に高いし、自殺率ホームレスの数も男性が上だ。職業的な話でも、例えば保育士になるハードル男性のほうが圧倒的に高いだろう。当たり前ではあるが、切り口はジェンダーだけだはない。年齢・健康容姿性格能力人種、なんでも良いが差別や不平等を生む原因は無数にある。これらの意見典型的な”アンチリベラル”の物言いだと感じるかもしれない。しかし彼らを説得したいのであれば当然このような主張に対する応答は必要なはずだ。なにより”アンチリベラル”が怒っているのは、”リベラル”が特定差別や不平等だけに着目し、それ以外を矮小化無効化しようとする態度だろう。ここを無視して「おじさん」は特権的立場にあるとだけ言っても当然反発を生む。典型的に”リベラル”には受けるが”アンチリベラル”には説得的でない主張となってしまっている。ある側面における男性優遇批判するにしても、それは慎重に対象を選ぶ必要があるはずだ。

 次に批判したいポイントバズワードになりがちな「平等」という語句をどのような意味で使っているかが何ら書かれていない点である性差別に関する論争でよくあるのが、”リベラル”は(結果平等を指して)「日本社会において男女は不平等である」と言っているのに対し”アンチリベラル”が(機会平等を指して)「日本社会において男女は既に平等である」と言い合い、すり合わせもないまま不毛罵倒合戦をやるパターンだ。氏は文中において、差別・不平等が残置されている例として選択夫婦別姓同性婚LGBT平等法が実現されていないことを挙げているあたり、結果平等念頭に置いてこの文章を書いているのだろうが、”アンチリベラル”の多くの反応は「法律的にはどれも男女間で差異が無いのに何を言っているんだ?」というものになるだろう。細かいことをあげつらっているように感じるかもしれないが、やはり対抗論者の考えを想定していない内向きの文章になってしまっている。そもそも例として挙げられている選択夫婦別姓同性婚LGBT平等法をジャンダー感の不平等という文脈で扱うことに個人的にかなり違和感があるが・・・・・(ジェンダー間の問題もあるだろうが、それ以外のイデオロギーの違いによるものがよほど大きいのではないか)。

 最後批判として、氏が「おじさん」に対する差別に無批判な点である。私が気になったのは『みんなの未来を選ぶためのチェックリスト』の記者会見において町田彩夏氏が受けたマンスプレイニングに関して言及している箇所だ。記者マンスプレイニングに対して町田彩夏氏が返した「あらためてこの場において、特定の、所謂、ある年代以上のおじさんたちが司っている”国会”というのは日本社会に重なるものなんだなということを実感いたしました。ありがとうございました」という発言マンスプレイニングを行った記者個人言動を広げて「ある年代以上のおじさんたち」一般に拡大した差別的な発言である大前提として、私は町田彩夏氏を非難する気は毛頭ない。記者マンスプレイニングは本当に酷いものであるし、その反論皮肉交じりになって問題のある表現が含まれしまうのは理解できる。氏の毅然とした対応にむしろ好感を持っている。前置きでも書いたが、私たち完璧でなく、時に差別的であったり配慮に欠ける言動をしてしまう。個別のそれを非難しても建設的ではないし、重要なのは周囲でありコミュニティがそれを容認しないことだと私は考えている。このnoteジェンダーの不平等を訴える内容である以上、この町田彩夏氏の発言に対しスガナミユウ氏が言及しないのは不誠実ではないだろうか。少なくともその非対称な振る舞いは”アンチリベラル”が反発する最もたるものだと感じる。

 ここまで読んでいただけるとわかると思うが、「誰が踏みつけられているか」はとにかく説得対象であるアンチリベラル”的な考えを持った対抗論者の思考トレースできていないと感じる。そして自分と同じ”リベラル”的な思想だけを考慮たこnoteは”リベラル”内でだけ盛り上がり、”アンチリベラル”には反発され、結局のところ分断だけを生むものとなってしまっているのではないか。誰かを説得したい時には、賛否はともあれまず相手の主張を理解するところから始めるべきだろう。この「対抗論者の考えをトレースするのが絶望的にできていない」点は近年のリベラル勢力に多い典型的欠点だ。上記の私の批判にも多々問題はあるだろうが、少なくともこのnote「誰が踏みつけられているか」が無邪気に賛同一色となるコミュニティ絶対健全でないと思うのだ。なんだかんだと書いたが、私自身はどちらかと言えば”リベラル”に親和的な考えを持っている。スガナミさんの主張に賛同するところは非常に多いし、全体的に見て日本社会男性優遇の傾向にあると考えている。しか社会多面的で、一概に男性女性LGBTとくくってしまえるような問題ほとんど無いはずだ。いまいちど”リベラル”は自分自身の思想俯瞰して考えられるようにならないと、本当にマズイ。

anond:20211120125758

からさ、元増田自身がそういう物言いをしてるわけだからさ(「昨今のインターネット事情を思うにつけ」とか)、それが揶揄されているわけでしょ。こういう風にね。

2021-11-18

あいう考え方や物言いがすごい嫌い

学校行事ちょっと残念な対応があって、まあいいかと思ってたけど、

学校から連絡きて改善されてたよ(よかったねという意味)と伝えたら

「当たり前でしょ」とか吐き捨てるように言いやがった。

なんでそんな上から目線ディスるのかね。

森羅万象うまくやれるわきゃないし、みんな大変な状況でいろいろやってるのに、

そういう考えが死ぬほど嫌い

anond:20211117193837

それで「世間的に許されないライン」とまで言うのは厳しい事や

普通に身の回りの女とそういう話したりする機会ないのかな…」という物言い差別的な考えが含まれてるという事も分からない人なんだな

残念だ

2021-11-17

温泉に行きたくなった

だが有名どころではダメ

ちょっと寂れているようなところがいい

九州でいうと別府湯布院黒川、このあたりは観光地然としすぎている

温泉に入った後「温泉以外なんにもないな、ここは」と思わずぼやいてしまうようなところがいい

例えば、小浜とか……


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福岡から小浜に行こう

スタート博多駅、いつもならまだ寝ている時間に出発する

ここから南下して大牟田へ向かう、およそ一時間電車に揺られることとなる

ホークスの二軍球場ってこっちに移転したんだっけ、だとかちょっと南下するだけで田んぼだらけになるな、だとか思いながら車窓をぼんやり眺める

福岡県の南端である大牟田駅に到着、ここからバスに乗りフェリー港へ向かう

フェリー乗客自分の他に片手で数えられる程度の人数しかいない

博多通りもん手土産を抱えて座る年配の夫婦カメラを手に雲仙岳の遠景を撮影する青年、などなど……

少し海が荒れただけで運休となるこのフェリー路線を頼りにする人は少ないのかもしれない

フェリーも一時間かけて長崎側の港に到着する、なんとのんびりした旅路だろうか

さあ、島原

雲仙岳威圧感が凄まじい、静岡山梨の人々も同じように富士山の圧に曝されながら過ごしているのだろうかなどと思いを馳せる

島原温泉街ではあるが今日目的地はここではない

ここから雲仙岳を登っていく経路のバスに乗る

雲仙岳バスで登れば雲仙地獄温泉もある……だがそこは観光地だ!今は違う

そこで降りずにバスでこれまた1時間雲仙岳の逆側(つまり西側)のふもとまでたどり着けばそこが小浜

時刻はお昼前頃、ちゃんぽんを食べた後はしばらく足湯を楽しむ

そののちビジネスホテル荷物を預け入浴に向かう

しか地元の方に失礼な物言いかもしれないが、観光するような場所ほとんどない

もう温泉に入るほかないのだ!

明日のチェックアウトまで、温泉に入る以外なにもすることがない

それこそがいいのだ


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例のアレ感染者数も少なくなってきたし、チャンスがあればまた温泉へ行きたい

小浜もいいが次はどこにするか

宮崎はえびのあたりに温泉があるらしいからそこにしようか

きっと温泉に入るほかないような場所だろう

技術的には可能です、って物言い反省しないといけないなって思う。

切手のアレとかみて思ったわけだけど、深刻にはxIDとかさ。

お金をたくさん入手する、っていうミッションを与えられてしまったとき銀行強盗で入手するのは技術的には可能な話と見積もれて、綿密に検討したらどのぐらい現実的に実現可能なのかは検討できる

でもそれ技術的には可能だけど法的にはダメじゃんか

法律専門家じゃないからそこで確実確定なNGを出すことはできないけど技術的には可能だけど法的には問題あると思うのでおすすめしませんみたいなことをソフト屋は言いがち

だけどそれでよくわかんねーけど責任は持つ(実はもたない)みたいなことでイケイケどんどんされて作っちゃって大変なことになっちゃってるわけじゃん

反省しないとなあ

anond:20211116222449

長いけど全部読んだけど温泉むすめの企画賛否含めて複雑な思いがあるのは分かるが

twitterはてブとかは短文でやり取りするコミュニティからね…

みんなが一面的意見をぶつけ合って裏でしんどい思いをする人達がガマンしていく現実は中々覆らない。

丁寧に一つ一つ話し合えるコミュニティ温泉むすめが語られていけばあの企画理想的な変遷を辿っていくのかもしれないが

現状はまた一つ対立が加速していくだけだと思うね。

一方でyoutubeとかで温泉むすめの騒動について丁寧に語ってる人達散見された。

そのような人達もっとクローズアップされるようなネットだったら良かったかもしれんね。

まぁつまりネット言論の中心が一面的物言いのぶつけ合いより丁寧に一つ一つ語れるコミュニティに移っていって貰うしか

裏でガマンしている人達の苦しみが解消されていく道は無いような気がする。

いやそんな良い未来があったとしても温泉むすめで今現在対立が進む状況には何の救いにもならんか…

どうすりゃいいんだろうな

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