はてなキーワード: 校長とは
大阪市立茨田北中学校の寺井寿男校長(61)が、2月29日の全校集会で生徒たちに語った発言要旨(原文ママ)。
◇
今から日本の将来にとって、とても大事な話をします。特に女子の人は、まず顔を上げて良く聴いてください。女性にとって最も大切なことは、こどもを2人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。
なぜなら、こどもが生まれなくなると、日本の国がなくなってしまうからです。しかも、女性しか、こどもを産むことができません。男性には不可能なことです。
「女性が、こどもを2人以上産み、育て上げると、無料で国立大学の望む学部を能力に応じて入学し、卒業できる権利を与えたら良い」と言った人がいますが、私も賛成です。子育てのあと、大学で学び医師や弁護士、学校の先生、看護師などの専門職に就けば良いのです。子育ては、それほど価値のあることなのです。
もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。
次に男子の人も特に良く聴いてください。子育ては、必ず夫婦で助け合いながらするものです。女性だけの仕事ではありません。
人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。
子育てをしたら、それで終わりではありません。その後、勉強をいつでも再開できるよう、中学生の間にしっかり勉強しておくことです。少子化を防ぐことは、日本の未来を左右します。
やっぱり結論は、「今しっかり勉強しなさい」ということになります。
以上です。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1874719.html
正論じゃん。
俺の会社で「男は結婚して家庭を持たないとダメだよね」的なことを話す女がいたのだが、結婚せず子供も産まず会社で働いてるお前がなにを言ってるんだ?って思った。
この痛ましい事件に対して、学校の対応がずさんだったとか、担任の仕事が雑だったということで、担任の氏名まで挙げて袋叩きにしているネット上の風潮が非常に残念だ。
もちろん、生徒が自殺に至ったことが悲劇であるのは疑う余地もないし、その原因が、担任の不適切と言われる対応やそれに至らしめた学校の体質にあったことも事実だろうと思う。
ただ、担任教師や学校を袋叩きにし、当該教師が教育現場を離れたり、校長以下管理職がひたすら謝罪した上その地位を追われたり、学校単位で何かを変えようとしたところで、そのことにはほとんど何の効果もなく、またどこかの学校で同じような悲劇が起きるだけだということを警告したい。
公立小中学校というのは、民間のブラック企業も真っ青のブラックな職場だ。
まず、授業とその準備や試験の採点、授業内外での生徒指導、学校行事の企画・運営など教師としての本来の仕事に所定の労働時間のほとんどが費やされる。
教師が担うべき本来の仕事に加えて以下のような多種多様な仕事をこなさなければならない。
など、企業ならそれぞれ専門の部署やスタッフを置くような仕事を教師が全てやっている。
おまけに、たまの休日に街を歩こうものなら子どもや保護者に出くわし呼び止められ、とても気が休まらない。
例えばあなたは食品メーカーに勤めているとする。あなたは営業部に配属される。
あなたは営業部に配属されていながら、製品開発、社員の教育・評価、消費者対応、広報、法務にいたるまで社内のほとんどすべての種類の仕事も割り当てられるのだ。
おまけに消費者はあなたの名前も顔も知っていて、街を歩けばあれこれと要望や文句を聞かされる。
教育現場の話に戻る。
このような状況で過度の長時間労働が常態化する一方で、自治体の予算次第では残業代も休日出勤手当も出ず、まるで多少謝礼の出るボランティアのようになっている。
組織の士気が下がり、仕事の質が下がって当たり前の日本の教育現場。
結局、教育に割く予算を増やし、教師以外にも必要な職員を適切に配置することで教師が本来の仕事に集中できるようにすること以外に根本的解決策はない。
人を殺した、ような気がしている。
正確に言えば、中学時代に自分の所属するグループでイジメていた子が少し前に自殺していたらしい。
中学2年の秋ごろから不登校になり、卒業式にも見かけなかった。
大学で地元を離れてからはすっかりその人の記憶はなくなっていたけど、成人式で地元へ戻ったとき話題に上がった。
地元の友達が教えてくれた情報によると、そのまま高校にも行かず、ずっと自宅でひきこもっていたとか。
中学の頃の印象からすると意外だけど、動画サイトで顔出ししていたこともあったらしい。垢はもう消されているけど。
自己弁護させてもらえば、自分はイジメの張本人ですらない。一緒に無視したり、周りで囃し立ててた側。
もちろん、法的にいえばイジメの張本人や自分が殺人罪や殺人幇助罪になったりはしないだろう。
当時の中学校の担任や校長もイジメと自殺の因果関係は分からないと主張するに違いない。
でも、なんでこんなにつらいんだろう。つらい。
最終的に「3人の強い申し出を受け入れた」としている。
そこで、ある保護者から、このクラスでトラブルが多くそれに伴って学習の進捗が遅いのではないかという質問があった。
担任の先生からは「いろいろな対策をしたけれど状況は悪くなっていくばかり。私の力不足もあると思う。塾に行っている子どもたちは授業内容がわかっているから、私の授業をきかない。私に反発している子どもたちも授業をきかないで好き勝手なことをしている。その結果、授業は教科書を読むだけになっているが、学習の進捗は遅いということはない」というお話があった。
さらに、補助の先生や校長先生、教頭先生がかなり頻繁にクラスに来てくれていること、その先生たちが来ている間だけは静かになることなどの報告があった。
また、子どもたちのせいで学級崩壊に陥っていると先生は感じているということ、先生は私たちの子どもたちのことがどうも好きではないようだということも伝わってきた。
私は、この場を通して保護者と先生が協力して、どうにかして前向きにこの問題に取り組んでいきましょうという話に落とし込んでいってほしいと願っていた。
でも、「今後どういう解決策を考えているんですか?」という質問に対して、解決策を一つも出すこともなくただ子どもたちの悪口を言い続ける担任の先生に対しては、この人には何をいってもダメなんだという諦めの気持ちしか持てなかった。
担任の先生は年配の女性の先生で、今年度他校から転校されてきた。転勤したばかりで高学年を担当するというのは非常に難しいことだともきく。小学生も高学年になれば自立心が芽生える。子どもの学習の理解レベルも、各家庭の事情もバラバラだ。クラスをまとめるということはかなり困難なことなんだろう。
この懇談会に出る前、私はかなり担任の先生に同情するような気持ちでいたんだ。
もう1月になって、このクラスはあと2ヶ月でクラス替えをする。もう今更何をしたところで変わらないのかもしれない。
それでも、子どもを人質に取られている保護者としては、先生に何かを期待するしかないと思う。
なんかなあ。正直なところ、先生が前向きに状況を変えようと取り組んでいるというだけでも保護者は少し安心するんじゃないかと思うんよなあ。
そういう人の気持ちがわからない先生だから、昨年度まではまとまっていた子どもたちをここまで荒れさせちゃうんだとは思うんだけど。子ども達もバカじゃないんだから、相手が時間をただやり過ごそうとしているのか真剣に向き合っているかはわかると思うんだ。
こういう人って芯のところでコミュニケーション能力が足りないんじゃないか。
こういう先生って、先生に向いてないんじゃないかと思うんだけど、でも、公務員だから本人がやめたいと言いださない限り先生で居続ける。
みなさんはあの「今のご時世日曜夜9時に流しちゃいけないだろ!」と言われまくったであろう去年の超面白いドラマを覚えているだろうか。
個人的に面白かったのもあるけれど、脚本家の新境地で、録画率が高く若い子が超見てたし出演者どんどん売れてる、という評価もあるドラマだ。
あんなに大事件が起きないのに、続きが気になりまくるドラマもなかなか無い。
初回の冒頭の「男子高校生の下ネタ」で切った人はもったいない。あのあと「男子高校生の下ネタは女子に害悪だ悔い改めろ」という話に展開していくのだ。
1話だけを最後まで見た人は「このまま女子と男子のバトルが始まるのか」と思うのかもしれない。
しかし3話にはそのバトルはほぼ終結し、仲良しこよしの楽園学園生活が始まるのだ。
甘酸っぱく切ない生徒の青春と、青春を失った大人たちの「ごめんね」と謝りたくなるようなストーリーが始まる。
視聴者としては大体笑い泣いていた。
その3話。
唐突に、女子高付近に不審者が現れる。この唐突具合こそ宮藤官九郎の脚本の面白さなのだが、まぁ唐突だ。
いきなりその不審者は自転車を押す錦戸亮(役柄では超弱い、ヘタレ、でも憎めないカッコいい)にタックル的なものを決め倒すも、
走ってきた満島ひかり(超怖い強い、キチガイ、でもなんかどんどん超可愛い)に追い払われる。
満島ひかりは言う。この辺で有名な女子高校生ばかりを狙う変質者「三島のザビエル」だと(舞台は静岡の三島なのだ)。
補足だが何故ザビエルかといえば、何故か聖職者の格好をしているからだ。
3話の最後、男女合併の方向がゆらぎそうなとき、これもまた唐突に三島のザビエルが試験的男女合併クラスに乗り込んでくる。
ザビエルは男女合併のことを知らず、女子高だと思って舐めて学校に潜入しにきたのだ。
またもや簡単に錦戸亮は倒されてしまうのだが、すぐに容易く男子たち全員の手によって捕まえられるのだ。
それを見た校長が「男子、悪くないかも…」と思うという3話である。
12/26、年の瀬。ああ、あのドラマ最終回が選挙で延期になって去年の今頃終わったなぁ。
なんて思い出してたころニュースが飛び込んだ。
「ん?だれだ?えーあの人?マジかぁ………………あれ、そういえばこの人の、相方って」
平成23年度の調査では、小学生の不登校児の割合は 0.33% なので、学年に数人居るか居ないかぐらいが普通で、
2位 無気力
3位 親子関係
この3つが7割を占めている。
だから、登校してきた子に誰もがやさしく接しても、その子の問題解決には至らない。
月1位で来ても校長室や保健室や特別支援教室にいて、ほとんど子供たちと会わない子が3人
普段来ないのに遠足とか運動会とかイベントの時だけくる子が1人
来たり来なかったりで、いるのかいないのか、もはやどーでもよく思われている子が1人
これ、たぶん親御さんが頑張って行かせようとした結果だと思う。
怒鳴って無理やり行かせたら、学校に行かずにどっかで時間潰して帰ってくるだけになって
仕方ないから、行けそうな時だけいってもらうようになるパターン。
でも、自分がずっと不参加だった場所に、たまに参加して、その場の人にわざとらしく優しくされても
打ち解けられないよね。苦笑。
月1位で来ても校長室や保健室や特別支援教室にいて、ほとんど子供たちと会わない子が3人
普段来ないのに遠足とか運動会とかイベントの時だけくる子が1人
来たり来なかったりで、いるのかいないのか、もはやどーでもよく思われている子が1人
どの子もいじめは受けてないから、我が子はなぜこないのか不思議がっている
担任から「もし来たら、温かく優しく接するように」と言われているので
登校してきた子には、誰もがやさしい
なのに、来たり来なかったりする子がいて、どうしてなんだろうと思う
親は何しているんだろう
このまま中学に進級しても、きっとこの子たちは変わらないと思うから
そう思うとなんだか、どうにかしてやれないものかと思う
親にもできないことを、おこがましいのだが
内部告発って難しい。頑張って文章書いてみたが、上は動いてくれるだろうか。
逆に、改善点があれば教えてほしい。
以下全文
いつもお疲れ様です。
○○中学校のK教諭(体育科・生徒指導担当)が、20代の女性教諭Aさんに対して、セクハラ・パワハラ行為を継続的に行っています。一度だけではありません。セクハラ・パワハラなどと言うと軽く感じるかもしれませんが、暴力行為や性的暴行は立派な犯罪です。悪質な事例なので懲戒免職、減給、異動、左遷等で処罰して頂きたく思います。
勤務終了後に行われる、他の教職員を含む飲み会や、二次会のカラオケで、酒に酔っ払い、胸などの体を触る行為。
Aさんは、皆の前では平静を装って、気丈なフリをしていますが、心は深く傷ついており、精神的苦痛を感じています。
しかしながら、冗談で拒否していると思われて、不快だということが加害者に伝わっていない可能性は有ります。
目撃者は多数います。K教諭は、第三者がいる前でもセクハラ行為に及んでいます。
被害者は私の見たところAさんだけですが、他にもいる可能性が有ります。
K教諭は弱い者いじめをする最低の人間で、明らかに相手を選んでいます。気の強そうな女性にはそのような行為はしません。
立場の弱い者に対して暴力を振るう人間なので、もしかすると生徒も殴られる、執拗に体を触られるなどの被害に遭っている可能性があります。そんなことは無いと願いたいですが、調べた方が良いでしょう。
今回、あまりにもAさんが可哀想なので内部告発するに至りましたが、Aさんを異動させるなど、被害者の不利益になるようなことはしないようにくれぐれもお願い申し上げます。
Aさんは上司であるB校長にも相談しましたが、「また何かあったら教えて」と言うだけで、パワハラ行為を知りつつ何も対応してくれませんでした。もしかすると対応してくれたのかもしれませんが、K教諭のパワハラ・セクハラは止んでいません。B校長の監督責任も問うべきです。
Aさんは、被害が無くなればそれでいいと思っており、事を荒立てるつもりはありません。「私さえ我慢すれば丸く収まる…」と思って耐えてきましたが、もう我慢の限界です。できれば穏便に済ませることを希望していますが、いつまでたっても状況が改善されない場合は刑事告訴、民事告訴、損害賠償請求も視野に入れています。
12月末までに改善されない場合は、私が校門前で生徒たちに向かってこの文章を印刷したビラを撒く予定です。多感な年頃の中学生ですから、噂話で持ちきりになるでしょう。
K教諭の行為は、人としての尊厳を踏みにじる行為です。絶対に許せません。
泣き寝入りはさせません。
すぐに異動させることは難しいかもしれませんが、現在、Aさんは職員室での机の位置が近くて不安だそうなので遠くに席替えするなど、なるべく業務で関わることのないように配慮をお願いします。
以前同じ中学で勤務していた、アメリカに帰ったALTの外国人英語教諭(男性)も、セクハラの現場を目撃してAさんのことを非常に心配していました。このような行為が当たり前だと思われたら、日本の恥です。△△市の恥です。
○○中学の「いじめ防止等のための基本方針」の文書がインターネット上にありますが、この学校では、生徒同士のいじめは問題視しても、教職員同士のパワハラ・セクハラはお咎め無しなのでしょうか?
http://www………
今回の件、目撃者はたくさんいるのに、問題にもなってないません。
生徒の人権は守るのに、教職員の人権は守らなくても良いものなのでしょうか?
教職員のいじめを見て見ぬふりをし、隠蔽するような人達に、子供達のいじめが解決できるなんて思えません。
きっと、生徒同士でいじめがあっても、被害者を泣き寝入りさせ、加害者には何の罰も与えず、隠蔽するような学校なのでしょうね。
こんなセクハラ教師の勤務する学校に自分の大切な子供を預けるのは、非常に心配です。
妻子ある身で、立派な大人が、どうしてこのような卑劣な行為ができるのでしょうか。
学校だより(あじさい7月号)では「マタハラ許せん!」と女性の味方のようなフリをして息巻いておきながら、裏ではセクハラ行為でしょうか?噴飯物です。
汗水垂らして働いた市民の血税をこんなセクハラ教師の給料にするなんて、善良な△△市民として絶対に許せません。
解決方法ですが、
まずは加害者以外を「絶対に個別で」呼び出して聞き取りをした上で、最後に加害者を「個別で」呼んで問い詰める方法が良いです。
http://d.hatena.ne.jp/moriguchiakira/20090520
上記より抜粋
「1 いじめの認知は、本人、親、友人の誰からの報告であっても、
※ いじめ加害者やその親は「誰がそんなこと言った」と言いがちなので、教員側の対応を統一しておくことは極めて有効と思われます。
※ チーム対応は教員の一番苦手とするところですが、是非克服してほしいところです。」
長くなりましたが、全文読んで下さって本当にありがとうございました。
>>改善点教えてくれた方
色々と多すぎるんですが、分かる範囲で。
尚、ソースは全て市のホームページから。(市HP及び市議会記録)
例えば http://www.city.komaki.aichi.jp/shogaigakushu/library/010859.html
あとは http://komaki.gijiroku.com/voices/g08v_search.asp
セクハラの相手は元友人。私の秘密を知り、それをタネに恐喝をされ半年間以上恐喝とセクハラを繰り返している。
具体的には、パソコンでの作業中机の下にもぐってスカートの中を見られる、太ももを触られる、服をめくられ写真を撮られる、等。抵抗はするものの、脅されたり敵に回すのが怖いため、少し強めに”やめて”という以上のことができない。私が我慢すれば何もかもうまく回るんだったら我慢したほうが楽だって思ってずっと我慢してきた。
”結婚しよう”と言われた時も、彼を敵に回さないため”うん”と言ってしまった。
また、その友人は私に味方を作らせないためか、他の学校関係者や友人との関係も制限され、必要以上に親しくする、楽しそうに雑談をする、笑顔を振りまく、お礼を言う等をすると秘密をバラすと脅してくる。我ながらうまいやり方だと思った。
そんな気持ち悪いことをされている事、それ自体が恥ずかしいのでしばらくは誰にも言えなかった。
それに、何より
”ブスの自意識過剰”
というふうに、思われることが本当に嫌だった。
もし私が美人だったら
って思ってもらえるかもしれないけれど。
というわけで、地元の友人には恵まれているのだけどやっぱり一部の人にしかこのことは言えていない。
っていうかこういう目に遭うまで、”セクハラや粘着をされるのは美人だけ”っていう偏見が私の中に少しばかりあったので尚更。
さすがに最近はエスカレートしてきて、もし勝手な行動をしたら撮った写真を学校の人達にばらまくということをほのめかされているので勇気を出して学校側に相談。これは立派なハラスメントだそうで、校長の判断によっては停学や退学などの処分が下るそうだ。
でも、処分が決まったあとも怖い。
私は例の制限のせいで、現在学校内に親しい友達は無し。その元友人は普通に友人関係を築いている。
そのことからきっと、もし停学・退学の処分が下っても、学校の皆からしたら私が彼を停学・退学に追い込んだ酷い加害者ということになるんだろうな。
彼は上手くやったなって思う。やり方もそうだけど、ターゲット選びも含めて。
そして当時中学生だった祖父は、6日から1週間の内に広島市へ入市した。
これは父から聞いた話であり、私が祖父から直接聞いたのは「広島の原爆で二次被曝したから手帳を持ってるよ」だけだった。
多分子供に話す内容ではないと思ったのだろうが、祖父の死後、やはりどうだったのか気になった私は父親に聞いた。
1945年8月6日、広島県にある祖父の通っていた中学校(中心部のでは無いらしいが調べてみても分からなかった)の校長・教職員・生徒は、
陸軍学校の掃除という事で集合し、広島の中心地へ向かった。だが、9人だけは違った。
そこには祖父も含まれていた。祖父はその時、何らかの事情で行く事が出来なかった。
他にもスイカを食べ過ぎてお腹を壊した生徒や、寝坊した生徒など祖父を含めて9人が行かなければいけない大切な仕事を休んでしまった。学校側もお怒りだったらしい。
だが結局、その9人を置いて広島市内に向かった全員が原爆によって亡くなった。生き残ったのは事情で行けなかった9人だけだった。
広島市に爆弾が投下され多数の負傷者が発生したという話を聞いたのは8月6日の夕方だったらしく、中心部から来た宅配屋(?)の話を聞いたそうだ。
祖父は学校の生徒の事が気になってか、ただ興味本位だったのか、とにかく原爆投下から一週間以内には、自転車で中心部へ向かった。
広島市中心部に入った時、目の前の水平線に敵戦闘機による掃射の様な光景が広がっていたのを見て祖父は危険を感じた。
だが、敵戦闘機のエンジン音や、近くに居る人達に緊迫感が無かったのを見て不思議に感じた祖父がよーく見てみると、
それがいつもは見えなかった広島湾だった事が分かった。陽光を受けてキラキラ光る海面が、
建物が消えた広島市内のずっと先に写り、それが敵戦闘機の掃射と似ていただけだった。
どこまでも続く荒野と、その先に見える広島湾に驚いた祖父は自転車を走らせた。
中心部に近づくにつれ、路肩にまとめられていた遺体が道の真中で放置されている状態を目撃した。
祖父はその遺体に近づくと、カエル達がその遺体に這っている所だった。(食べていたのかは分からない)
遺体に群がるカエルを取り除く事しか出来なかった祖父は、とにかくそのカエルを潰したり引っぺがしたりして少しでも供養になればと
遺体を見つける度にやっていたそうだ。が、自転車を走らせても走らせてもその光景が海の方まで続いていたそうだ。
祖父にとっては原爆はピカドンではなく、カエルだった。実際の原爆の炸裂の瞬間は見ていない祖父は、原爆はどうだったのかと聞かれても
このカエルの話しか出来なかった。更に原爆を目撃していないんだから被曝はしていないという感覚だったのか、40歳半ばまで被曝手帳をもらう事は無かったそうだ。
生き残った9人の同窓会の時に二次被曝してるんじゃないかという話になり、被曝手帳をもらえるのではないかという事で診断した所、
二次被曝している事が分かり、被曝手帳を正式にもらったそうだ。
そしてこの他8人はどうなっていたのかというと、特に強烈なのがその内の1人が暴力団系に進んでしまっていたという話だ。
というのも同窓会に現れたその1人は、黒い車のドアを部下に開けさせ降りてくる所を目撃し、言われなくても分かってしまったという。
祖父はその人にこう話しかけたそうだ。
祖父『せっかく原爆から生き残ったのになぜそんな道に進んでしまったのか』
その人『そうするしか無かった、俺にはこの道しか残ってない。』
祖父『まだやり直せる。亡くなった彼らの事を考えて道を歩もう。』
その人『いや無理だ。もうこれでしか生きていくことは出来ない。すまん。』
そのまま同窓会のこの会話を最後に何年も顔を見せる事が無かったそうだが、ある日の新聞で、その人が暴力団同士の抗争のさなか
殺されたという記事を見て、父が「これはその人なんじゃないか」と指摘した時、祖父は頷くも無言でやりきれない顔をしていたそうだ。
祖父の話はこれぐらいで、他に強烈だったのは祖父の親戚の乗っていた漁船が爆風の直撃を受けて船長の体にガラスが突き刺さりまくって亡くなったという話で、
その後漁船で広島まで帰ってくると突然真っ黒焦げた人達の中から名前を呼ばれ、気付くとそれが親戚だったり、また近所の人だったりと
祖父の親戚は広島に集中していたので親戚の間ではこんな話をいつもしていたそうだ。
孫の私にこういった話をされる事は無かったが、話を聞いてみて、同じ級友含め学校生徒のほとんどがが犠牲になった中で
生き抜くという事は非常に辛かった事だろうと思う。でもそれでもやりたかった職に付いていたそうだし、こういった話をする事もなく、
簡潔にまとめると
調書は時間がかかる。
自分は被害者。視線を感じて上を見たら隣の個室の上から覗いてた。
漫画みたいだと思った。
自分でも驚くほど冷静で、カバンを持ちトイレを出た。(排泄前でよかった!)
少年は無言で手を合わせ許しを乞うてきたが、
その行動が余計に腹がたって店に引き渡した。
人生初の調書。
パソコンのカタカタ打ち込む音を聞きながら
この少年の両親は気の毒だな…
この部屋マジックミラーか!とか。
上から排泄の様子を見るなんて許せないとも思った。
これで良いんだ。これで良いんだ。と自分に言い聞かせていたら
少年の供述だと被害者が複数人いるらしい。自分はたまたま発見しただけだった。
この少年の人生を奪ってしまったかも…という気持ちが一瞬で消え去る。
被害にあった怒りより興味の方が大きくなっている。
被害者だった立場で自家用車で来ていた場合、警察署までパトカーの後ろをついて行った方が良い。
パトカーに同乗すると、野次馬さん達に犯罪者を見る目で見られてしまうから。